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BLACKPINKジェニーはホットなウエスタンスタイルで登場 「コーチェラ2025」

アメリカ最大級の音楽フェス「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル 2025(Coachella Valley Music and Arts Festival 2025)」(以下、「コーチェラ」)が4月11日(現地時間、以下同)、米カリフォルニア州インディオで開幕した。14日には、BLACKPINKのジェニー(Jennie)が、初めて「コーチェラ」でのソロパフォーマンスを披露。ウエスタンスタイルの衣装でアウトドアシアターのステージに登場した。

 

ジェニーは、「ジョルジュオベイカ(GEORGES HOBEIKA)」2025-26年秋冬コレクションから、クロコダイルのエンボス加工が施されたジャケットに、同色のブラトップ、カスタムのミニショーツを合わせた。

 

また、「ディドゥ(DIDU)」2025年春夏コレクションから、ゆるっとしたロングブーツ、「ケイト・ケイト(KATE CATE)」のクロコダイルのエンボス加工で仕立てたバーガンディーのベルト3本、「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」のサングラスを合わせてコーディネートした。

ジェニーは、「マントラ」「F.T.S.」「Zen」を含む全12曲をパフォーマンスし、サプライズでカリ・ウチス(Kali Uchis)とコラボレーションした「Damn Right」も披露。ウチスは、ジェニーに合わせ、レザーコルセットのミニドレスに同色のブーツというディープレッドのコーデで登場した。

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BLACKPINKジェニーはホットなウエスタンスタイルで登場 「コーチェラ2025」

アメリカ最大級の音楽フェス「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル 2025(Coachella Valley Music and Arts Festival 2025)」(以下、「コーチェラ」)が4月11日(現地時間、以下同)、米カリフォルニア州インディオで開幕した。14日には、BLACKPINKのジェニー(Jennie)が、初めて「コーチェラ」でのソロパフォーマンスを披露。ウエスタンスタイルの衣装でアウトドアシアターのステージに登場した。

 

ジェニーは、「ジョルジュオベイカ(GEORGES HOBEIKA)」2025-26年秋冬コレクションから、クロコダイルのエンボス加工が施されたジャケットに、同色のブラトップ、カスタムのミニショーツを合わせた。

 

また、「ディドゥ(DIDU)」2025年春夏コレクションから、ゆるっとしたロングブーツ、「ケイト・ケイト(KATE CATE)」のクロコダイルのエンボス加工で仕立てたバーガンディーのベルト3本、「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」のサングラスを合わせてコーディネートした。

ジェニーは、「マントラ」「F.T.S.」「Zen」を含む全12曲をパフォーマンスし、サプライズでカリ・ウチス(Kali Uchis)とコラボレーションした「Damn Right」も披露。ウチスは、ジェニーに合わせ、レザーコルセットのミニドレスに同色のブーツというディープレッドのコーデで登場した。

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JR代々木駅付近にロッカクアヤコの巨大壁画が出現 渋谷区の一時避難場所周知のため

シブヤ・アートプロジェクトは、渋谷区の定めた一時避難場所の位置をアートを通じて発信するため、JR代々木駅付近の青山街道架道橋にロッカクアヤコの幅合計50メートルに及ぶ大型壁画を設置した。

シブヤ・アートプロジェクトは、災害時の一時退避場所と避難経路を来街者に周知する目的で、2017年に渋谷区が発足させた。2024年には、リブランディングに伴い、米サンフランシスコのアーティスト、バリー・マギー(Barry McGee)による壁画、写真家の森山大道の写真作品に続き、日本の壁画アーティスト、ヒトツキ(HITOTZUKI)の壁画作品を完成させた。

今回ロッカク氏は、同氏の代表的なイメージであるカラフルな色がひしめき合う世界の中に、少女や動物的なモチーフが登場する軽やかな作品を制作。レンガ造りの少し薄暗い印象のガード下に、街行く人の気持ちを明るくするような、春を彩る色があふれる作品が登場する。

PROFILE: ロッカクアヤコ/アーティスト

ロッカクアヤコ/アーティスト
PROFILE: 千葉県出身、ポルト、ベルリン、東京の3都市を拠点に活動するアーティスト。村上隆主宰のアート・イベント、“GEISAI”に参加し、2006年にスカウト賞を受賞。2011年にオランダのクンストハレ美術館、2012年にスロバキアのメレンスティーン・ダヌビアーナ美術館、そして2020年に千葉県立美術館で個展を開催した。2025年5月にはスペインの国立ティッセン=ボルネミッサ美術館で個展を開催予定。

プロジェクト概要

◾️ロッカクアヤコによる壁画

展示場所:青山街道架道橋
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷4-31

壁画に最寄りの一時退避場所:明治神宮・代々木公園一帯
住所:東京都渋谷区代々木神園町2-1

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JR代々木駅付近にロッカクアヤコの巨大壁画が出現 渋谷区の一時避難場所周知のため

シブヤ・アートプロジェクトは、渋谷区の定めた一時避難場所の位置をアートを通じて発信するため、JR代々木駅付近の青山街道架道橋にロッカクアヤコの幅合計50メートルに及ぶ大型壁画を設置した。

シブヤ・アートプロジェクトは、災害時の一時退避場所と避難経路を来街者に周知する目的で、2017年に渋谷区が発足させた。2024年には、リブランディングに伴い、米サンフランシスコのアーティスト、バリー・マギー(Barry McGee)による壁画、写真家の森山大道の写真作品に続き、日本の壁画アーティスト、ヒトツキ(HITOTZUKI)の壁画作品を完成させた。

今回ロッカク氏は、同氏の代表的なイメージであるカラフルな色がひしめき合う世界の中に、少女や動物的なモチーフが登場する軽やかな作品を制作。レンガ造りの少し薄暗い印象のガード下に、街行く人の気持ちを明るくするような、春を彩る色があふれる作品が登場する。

PROFILE: ロッカクアヤコ/アーティスト

ロッカクアヤコ/アーティスト
PROFILE: 千葉県出身、ポルト、ベルリン、東京の3都市を拠点に活動するアーティスト。村上隆主宰のアート・イベント、“GEISAI”に参加し、2006年にスカウト賞を受賞。2011年にオランダのクンストハレ美術館、2012年にスロバキアのメレンスティーン・ダヌビアーナ美術館、そして2020年に千葉県立美術館で個展を開催した。2025年5月にはスペインの国立ティッセン=ボルネミッサ美術館で個展を開催予定。

プロジェクト概要

◾️ロッカクアヤコによる壁画

展示場所:青山街道架道橋
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷4-31

壁画に最寄りの一時退避場所:明治神宮・代々木公園一帯
住所:東京都渋谷区代々木神園町2-1

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大阪万博で26年ミラノ・コルティナ冬季五輪の聖火トーチを披露 イタリア館で展示中

大阪・関西万博の開幕翌日となる4月14日、イタリア館で、2026年2月に開幕するミラノ・コルティナ冬季オリンピック・パラリンピックの聖火リレー用トーチがお披露目された。発表イベントには、イタリアの元フィギュアスケート選手で、14年のソチ冬季五輪銅メダリストであるカロリーナ・コストナーさんらも特別ゲストとして登壇。イタリア館では万博期間中、トーチを一般展示している。

ミラノ・コルティナ冬季オリンピック・パラリンピックの大会組織委員会は、万博での発表と同日に、ミラノで開催中のトリエンナーレでもトーチを公開。“エッセンシャル”と名付けられたトーチは、オリンピック用が青緑、パラリンピック用がブロンズの玉虫色で、デザインの国、イタリアらしいミニマルでモダンなデザインとなっている。主に再生アルミニウムと真鍮合金を使用し、バーナーには使用済み食用油や農業廃棄物などからの再生燃料を使用予定という。

大会組織委員会はトーチの公開に合わせて、聖火リレーのルートも発表した。オリンピックの聖火リレーは、11月26日にギリシャ・オリンピアで採火し、12月6日からイタリア国内でリレーを行う。パラリンピックの聖火は、パラリンピックの起源とされる英ストーク・マンデビルで2月24日に採火し、リレーを行う。

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「メゾン マルジェラ」“レプリカ”から夏の新作 爽やかなオレンジの香り

 

「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は6月5日、フレグランス“レプリカ”から新作“オードトワレ ネバーエンディング サマー”(10mL、5280円/30mL、1万1880円/100mL、2万3540円※編集部調べ)を発売する。「メゾン マルジェラ」店舗および公式オンラインストアなどで取り扱う。

“ネバーエンディング サマー”は、 イタリア語で“甘い生活”を意味する“ラ・ドルチェ・ヴィータ”をオマージュ。輝くアマルフィ海岸をイメージした爽やかさと明るさを併せ持つ香りで、夏の自由で開放的な精神を表現した。

太陽が照らすアマルフィオレンジの香り

トップには、爽やかなスプリッツアコード、フレッシュなビターオレンジエッセンス、ペッパーデュエットを調合し、ミドルには、アールグレイアコード、カルダモンハート、マスカードエッセンス、ジンジャーエッセンスを加えスパイシーに。ベースには、ハートベチバー、ハートシダー、パチュリエッセンスで太陽の光を浴びた大地と、青々とした柑橘類の木立を彷ふつとさせる香りに仕上げた。

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「メゾン マルジェラ」“レプリカ”から夏の新作 爽やかなオレンジの香り

 

「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は6月5日、フレグランス“レプリカ”から新作“オードトワレ ネバーエンディング サマー”(10mL、5280円/30mL、1万1880円/100mL、2万3540円※編集部調べ)を発売する。「メゾン マルジェラ」店舗および公式オンラインストアなどで取り扱う。

“ネバーエンディング サマー”は、 イタリア語で“甘い生活”を意味する“ラ・ドルチェ・ヴィータ”をオマージュ。輝くアマルフィ海岸をイメージした爽やかさと明るさを併せ持つ香りで、夏の自由で開放的な精神を表現した。

太陽が照らすアマルフィオレンジの香り

トップには、爽やかなスプリッツアコード、フレッシュなビターオレンジエッセンス、ペッパーデュエットを調合し、ミドルには、アールグレイアコード、カルダモンハート、マスカードエッセンス、ジンジャーエッセンスを加えスパイシーに。ベースには、ハートベチバー、ハートシダー、パチュリエッセンスで太陽の光を浴びた大地と、青々とした柑橘類の木立を彷ふつとさせる香りに仕上げた。

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キャラクターTシャツ“マルシー”第2弾 ミッキー、ドナルドなど5種を各100枚限定で「GR8」で先行販売

キャラクターTシャツに特化したプロジェクト“マルシー(MALCI)”は第2弾となるTシャツ4月19日に「グレイト(GR8)」で先行発売する。今回は現行デザインのミッキーマウス、ミニーマウスに加え、ドナルドダック、デイジーダック、ヒューイ・デューイ・ルーイの5種を展開。サイズはS〜XXLをそろえ、各100枚限定で、価格は9900円で販売する。「グレイト」で販売後、後日、オンラインサイト「NEVER ON SALE」での販売も予定している。

今回は、デイジーダックやヒューイ・デューイ・ルーイといった、デザインの中心になる機会の少ないキャラクターも登場しているのが特徴だ。“マルシー”は、“キャラクターが主役”というプロジェクトテーマを掲げ、表面上のデザインは至ってシンプルにキャラクターの定番ポーズをプリント。しかしながらシンプルなだけではなく、採用するキャラクター種類の豊富さから、お気に入りのキャラクターとの出会い、豊富なTシャツのボディサイズ展開から、好みのシルエットでの着用が可能に。さらにはタグにキャラクターネームを刺しゅうすることでキャラクターを主役に引き立てる。

シルクスクリーンプリントを採用することで、着用や洗濯を繰り返す中でプリントが割れたり褪せたりする経年変化も楽しめる仕様となっている。

ミッキーマウス

ミニーマウス

ドナルドダック

デイジーダック

ヒューイ・デューイ・ルーイ

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キャラクターTシャツ“マルシー”第2弾 ミッキー、ドナルドなど5種を各100枚限定で「GR8」で先行販売

キャラクターTシャツに特化したプロジェクト“マルシー(MALCI)”は第2弾となるTシャツ4月19日に「グレイト(GR8)」で先行発売する。今回は現行デザインのミッキーマウス、ミニーマウスに加え、ドナルドダック、デイジーダック、ヒューイ・デューイ・ルーイの5種を展開。サイズはS〜XXLをそろえ、各100枚限定で、価格は9900円で販売する。「グレイト」で販売後、後日、オンラインサイト「NEVER ON SALE」での販売も予定している。

今回は、デイジーダックやヒューイ・デューイ・ルーイといった、デザインの中心になる機会の少ないキャラクターも登場しているのが特徴だ。“マルシー”は、“キャラクターが主役”というプロジェクトテーマを掲げ、表面上のデザインは至ってシンプルにキャラクターの定番ポーズをプリント。しかしながらシンプルなだけではなく、採用するキャラクター種類の豊富さから、お気に入りのキャラクターとの出会い、豊富なTシャツのボディサイズ展開から、好みのシルエットでの着用が可能に。さらにはタグにキャラクターネームを刺しゅうすることでキャラクターを主役に引き立てる。

シルクスクリーンプリントを採用することで、着用や洗濯を繰り返す中でプリントが割れたり褪せたりする経年変化も楽しめる仕様となっている。

ミッキーマウス

ミニーマウス

ドナルドダック

デイジーダック

ヒューイ・デューイ・ルーイ

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「エムエム6 メゾン マルジェラ」×「サロモン」 ランニングウエアや新作シューズ“スペクター 2”を発売

「エムエム6 メゾン マルジェラ(MM6 MAISON MARGIELA)」は、「サロモン(SALOMON)」とのコラボレーションによる新作を発売する。第1弾は4月17日から、第2弾は5月8日から全国の「エムエム6 メゾン マルジェラ」ストアと公式オンラインストア、一部のセレクトショップで取り扱う。

コラボの新作は「エムエム6 メゾン マルジェラ」の2025年春夏“アヴァン・プルミエール(Avant-Premiere)”コレクションで発表。「サロモン」の技術と「エムエム6 メゾン マルジェラ」の美的感覚を融合したアイテムを、オールジェンダーに向けて展開する。

新たに開発したロードランニングシューズ“スペクター 2”

第1弾では、スポーツウェアのシルエットをカジュアルにアップデートしたランニングウエアを中心にラインアップ。素材には薄手のウィンドブレーカーナイロンやアセテートランニングファブリック、軽量のシームレスファブリックを採用し、ディープブラックとジェダイトグリーンの2色で展開する。胸にコラボのロゴを配した“MA-1ボンバージャケット”(11万円)、ロゴ入りのTシャツ(4万7000円)、ボディマッピング技術を採用したランニングショーツ(5万4000円)などをそろえる。このほかに、今回のコラボのために新たに開発した「サロモン」のロードランニングシューズ“スペクター 2(Spectur 2)”(6万円)のブラックを用意するほか、“エックス・ティ・フォー ミュール(XT-4 Mule)”(6万7000円)の新色ウルトラマリンを用意する。

第2弾では、“スペクター 2(Spectur 2)”のシーフォームグリーンと“エックス・ティ・フォー ミュール(XT-4 Mule)”のホワイトとベージュヘイズの新色をそろえるほか、“XT-15バックパック”が登場する。

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「ジル サンダー」から新たなアイコンバッグ“エルドラルド”が登場 

 

「ジル サンダー(JIL SANDER)」は新しいアイコンバッグ“エルドラルド(Eldorado)”(全4色)を発売する。「ジル サンダー」公式オンラインストア及び直営店舗で4月中旬から取り扱う。

同アイテムは、多用途性を念頭にデザインされ、丸みを帯びた底部とバランスの取れたフォームで、“対比の中にある均衡”という美を表現した。また、波のように有機的なフォームの金具はファインジュエリーに着想を得ており、宝箱を開けるかのような開閉の感触をもたらす。

カラーは、クラシックなブラック、深みのあるマホガニー、柔らかなリンデン、そして大胆なパイソンプリントの4色を用意。価格は、ミディアムサイズのブラックが48万1800円、スモールサイズはパイソンプリントが31万6800円、マホガニーとリンデンが32万7800円だ。

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17年続いた「メイド オブ オーガニクス」を「だいじょうぶなもの」に集約 人気のオーラル、デオドラント製品など継承

たかくら新産業はオーガニックライフスタイルブランド「メイド オブ オーガニクス(MADE OF ORGANICS)」を “オーガニックプリベンションフード(有機予防食品)”という考えで製品をそろえる「だいじょうぶなもの」に集約する。これを機に、日本だけでなく海外展開も視野に入れる。

「メイド オブ オーガニクス」は2008年に誕生。たかくら新産業の高倉健社長の家族が大病し、「安心して使用できる製品を手掛けたい」と感じたことから開発した。主力製品の歯磨き粉やロールオンのデオドラントをはじめとする全てのパッケージにはオーガニック原料比率をパーセンテージで表記するなど、安心・安全な製品を手掛けてきた。「コロナ禍を経て、消費者のモノを選ぶ基準が変わった。従来は“最高品質”を求めてオーガニック製品を選んでいた人が、今は“安心できるもの”を重視するようになっている。さらに、オーガニックよりビーガンを優先する人も増えている」ことから、天然原料にこだわる「だいじょうぶなもの」に一本化することを決めた。

“怒り”発祥のブランドから“ありがとう”が原点のブランドへ

高倉社長は、「『メイド オブ オーガニクス』はオーガニック製品とうたいながら実際には一部の成分しかオーガニックではない製品が多いという状況に対する“怒り”が出発点だった。一方『だいじょうぶなもの』は“ありがとう”のエネルギーを原点としている。これからは、感謝の思いを込めてモノ作りに取り組んでいきたい」と語る。そうした“ありがとう”の気持ちを軸に、誰もが日常で安心して使えるケアアイテムを展開していく。ブランドの核となるのは、「大切な人に“だいじょうぶ”と言えるものかどうか」という視点。全ての製品で植物由来原料を使用し、アレルギーリスクや肌への刺激にも配慮する。

「メイド オブ オーガニクス」で展開していた好調アイテムの一つである、オーラルケア“マグネシウム オーラルケア”シリーズを4月から販売。オーストラリアの塩湖由来のミネラルを配合した100%自然由来成分の歯磨き粉(全3種、880〜1760円)とマウスウォッシュ(200mL、1980円)をそろえる。そのほか、植物由来の消臭成分ノニエキス配合した自然由来成分100%のワキ用美容液“だいじょうぶなもの DE ロールオン”(全3種、各50mL、各1760円)や、入浴剤、ファブリックスプレーなども扱う。

高倉社長は「“だいじょうぶ”という言葉に込めたのは、プロダクトとしての機能性と情緒価値の両立。従来のオーガニックやナチュラルといった枠組みを超え、生活者に寄り添う“新しいスタンダード”を目指す。今後は日本だけではなくグローバル展開も加速する」と語る。市場の価値基準が多様化する中で、“安心・安全”を起点としたブランドの再定義に挑む。

「だいじょうぶなもの」とは

「大切な人に心から“だいじょうぶ”と手渡せる製品」をコンセプトに、2019年にスタート。自然栽培、野生、オーガニックの原料を使うこと、化学的な保存料・着色料・香料・白砂糖・人工甘味料などを一切使用しないこと、自然の力を活かした作物や製品作りをしている生産者を応援すること、第三者機関(医療機関・大学・研究所等)のエビデンスをとり、過酷な現代社会に生きる心身の健康を取り戻す手伝いをすること、などをミッションに掲げ製品を展開する。23年4月に発売した“百年はちみつのど飴”は月5万個を売り上げるほどヒット製品となっている。

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「ウィンダンシー」が映画「E.T.」とのコラボアイテムを発売 80年代ムードを再現

 

「ウィンダンシー(WIND AND SEA)」は4月20日まで、映画「E.T.」とコラボレーションしたカプセルコレクションを同ブランド公式オンラインストアで限定予約販売している。また同期間、クラシックバイク型電動アシスト自転車“アーバンドライブスタイル(URBAN DRIVE STYLE)”とのコラボ限定デザインでマットブラックカラーの機体(59万4000円)の受注も行う。

同コレクションは、1982年公開の「E.T.」に登場する赤いパーカーをキーアイテムに採用。また、コレクション全体の象徴としても再解釈し、同映画が公開された80年代当時のグラフィックや色使い、素材感を現代のストリートウエアに落とし込んだ。

アパレルアイテムは、映画の印象的なシーンをモチーフに、ビンテージ風Tシャツ(1万1000円)、ラグランTシャツ(1万4300円)、BMXシーンフーディー(2万3100円)、フレアデニム(3万3000円)、缶バッジ付きキャップ(1万1000円)をラインアップ。また、ステッカー(2200円)やキーホルダー(3300円)、缶バッジ(1650円)など、当時の映画グッズを彷ふつとさせるアクセサリーも用意する。

さらに、スティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)監督が当時着用していたキャップをモチーフにした復刻デザインのキャップ(9900円)も登場する。

アイテム一覧

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三陽商会、10年後に「売上高1000億円」 大江社長が描くリアリスティックな成長シナリオ


三陽商会の2025年2月期連結業績は、売上高が前期比1.3%減の605億円、営業利益は同10.9%減の27億円、純利益は43.7%増の40億円だった。大幅な最終増益には、投資有価証券の売却など営業外収益が寄与した。

コロナ禍明けのリベンジ消費の反動減、冬物販売の最盛期である10月の高気温などが減収要因となったが、正価販売による粗利率の改善、販管費コントロールなどが奏功し、営業利益は計画値をクリアした。

新中期経営計画を始動

25年2月期決算発表に合わせ、新中期経営計画を発表した。3年後の28年2月期に売上高700億円、営業利益50億円を目標に掲げ、10年後となる35年には売上高1000億円、営業利益率10%の達成を目指す長期ビジョンを掲げた。

ブランド事業においては、「マッキントッシュ フィロソフィー(MACKINTOSH PHILOSOPHY)」「ブルーレーベル/ブラックレーベル・クレストブリッジ(BLUE LABEL/BLACK LABEL CRESTBRIDGE)」などの基幹7ブランドでそれぞれ売上高100億円規模の体制を構築。アッパーミドル市場での競争優位性を高めるべく、全社横断の「商品開発委員会」を核として、三陽商会の強みである「高品位・高品質・高付加価値」をキーワードとした商品開発を押し進める。

販路戦略では直営店・ECの拡大を進める。特にECはプロパー販売強化とOMO施策による実店舗との連動を強化する。この3月には自社EC専用ブランド「ビアンカ(BIANCA)」をローンチするなど、若年層や新規客の取り込みを目指す。EC売上高は3年後に100億円超を計画する。

さらに成長投資として、M&Aに最大100億円を投入。雑貨・子供服・ペット用品などの新規カテゴリーへの進出や、越境EC・卸売・戦略パートナーとの協業を通じた海外展開にも注力する。

粗利率改善と在庫コントロール
基本を磨いた先にある“1000億円”

とはいえ成長戦略の根幹にあるのは、大江社長が2021年の就任以後一貫して実践し、黒字化への道筋をつけた「正価販売による粗利率改善」「インベントリー(在庫)コントロール」といった施策だ。派手さはない。だが大江社長は、「売上高1000億円」という目標が、これらアパレルビジネスの基本を磨き続けた先にある現実的な目標であると強調する。

「単なる“背伸び”ではない。これまでの構造改革で築いた収益基盤をベースに、ブランド価値の最大化と事業領域の拡張で、地に足のついた飛躍を目指す。オーガニックグロースのためには、単に在庫を積めばいいわけではない。徹底した在庫管理と販売力強化が両輪でなければ、持続的成長はあり得ない」。仕入れと繰越在庫の抑制や、MDサイクルの短縮による柔軟な商品投入を継続しつつ、プロパー販売比率は2028年2月期に70%(現状64%)まで高める方針だ。

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J.フロント中計2年前倒しで達成 小野社長「外的要因が大きいのも事実」

J.フロント リテイリング(JFR)の2025年2月期連結業績は、売上高に相当する総額売上高が前期比10.1%増の1兆2683億円、営業利益が同35.2%増の581億円、純利益が同38.5%増の414億円だった。全項目で過去最高を更新した。同社が重点項目とする事業利益は534億円で、中期経営計画の最終年度27年2月期の目標520億円を前倒しで達成した。

大丸と松坂屋の百貨店事業は、インバウンド(訪日客)の購買が貢献した。免税売上高は24年2月期の721億円に対し、当期は1304億円に伸びた。また国内の富裕層による外商売上高は24年2月期が2016億円で、当期が2114億円と堅調だった。

大丸松坂屋百貨店の主要店舗の売上高は、松坂屋名古屋店が同3.8%増の1316億円、大丸心斎橋店が同20.4%増の1152億円、大丸神戸店が同7.1%増の984億円だった。松坂屋名古屋店は改装工事の期間が長かったものの、手堅い外商需要に支えられた。大丸心斎橋店は売上高に占める訪日客のシェアが43.3%に高まった。

14日の決算説明会に登壇した小野圭一社長は「大丸松坂屋やパルコでのラグジュアリーブランドなどへの投資が実を結んだ」と手応えを感じながらも、「経営努力以上に外的要因(円安や株高)が大きいのも事実」と話した。トランプ関税など不透明な先行きを見越し、「変革のスピードを緩めない」と強調した。

今期(26年2月期)は免税売上高を前期に比べて34億円少ない1270億円と予想する。連結業績予想は、総額売上高が前期比3.8%増の1兆3160億円、営業利益が同14.1%減の500億円、純利益が同27.6%減の300億円とした。減益は主に前期に計上した資産売却益の反動によるもの。

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J.フロント中計2年前倒しで達成 小野社長「外的要因が大きいのも事実」

J.フロント リテイリング(JFR)の2025年2月期連結業績は、売上高に相当する総額売上高が前期比10.1%増の1兆2683億円、営業利益が同35.2%増の581億円、純利益が同38.5%増の414億円だった。全項目で過去最高を更新した。同社が重点項目とする事業利益は534億円で、中期経営計画の最終年度27年2月期の目標520億円を前倒しで達成した。

大丸と松坂屋の百貨店事業は、インバウンド(訪日客)の購買が貢献した。免税売上高は24年2月期の721億円に対し、当期は1304億円に伸びた。また国内の富裕層による外商売上高は24年2月期が2016億円で、当期が2114億円と堅調だった。

大丸松坂屋百貨店の主要店舗の売上高は、松坂屋名古屋店が同3.8%増の1316億円、大丸心斎橋店が同20.4%増の1152億円、大丸神戸店が同7.1%増の984億円だった。松坂屋名古屋店は改装工事の期間が長かったものの、手堅い外商需要に支えられた。大丸心斎橋店は売上高に占める訪日客のシェアが43.3%に高まった。

14日の決算説明会に登壇した小野圭一社長は「大丸松坂屋やパルコでのラグジュアリーブランドなどへの投資が実を結んだ」と手応えを感じながらも、「経営努力以上に外的要因(円安や株高)が大きいのも事実」と話した。トランプ関税など不透明な先行きを見越し、「変革のスピードを緩めない」と強調した。

今期(26年2月期)は免税売上高を前期に比べて34億円少ない1270億円と予想する。連結業績予想は、総額売上高が前期比3.8%増の1兆3160億円、営業利益が同14.1%減の500億円、純利益が同27.6%減の300億円とした。減益は主に前期に計上した資産売却益の反動によるもの。

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「ジャンポール・ゴルチエ」、新クリエイティブ・ディレクターに新進のデュラン・ランティンクを任命 9月に初コレクションを披露

「ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」は4月15日、新たなクリエイティブ・ディレクターとして、新進デザイナーのデュラン・ランティンク(Duran Lantink)を任命した。パリ・ファッション・ウイーク中の9月25日にプレタポルテのデビューコレクションを、2026年1月にオートクチュール・コレクションを披露する。なお、2月には、同ブランドがランティンクとの話し合いを行ったのではないかという情報筋の話が報じられていた。

ブランドの創業デザイナーであるジャンポール・ゴルチエは、「彼のファッションを通じて感じるエネルギー、大胆さ、そして遊び心は、私自身が旅路の最初に持っていたものと同じだ。新たなファッションの“アンファン・テリブル(恐るべき子ども)”へ。ようこそ、デュラン」と語った。

ランティンク新クリエイティブ・ディレクターは、「ジャンポール・ゴルチエは天才であり、私のような人々が堂々と歩めるよう扉を蹴り開けてくれた世代の一人。彼のブランドのクリエイティブ・ディレクターに任命されたことを、心から光栄に思っている。私にとって『ジャンポール・ゴルチエ』は、クリエイティブなスピリットとサヴォアフェール(職人技術)を持つ究極のブランド。挑発的で常に境界線を押し広げ、ファッションのさまざまな規律を統合して新たなムーブメントを作り出し、衣服の言語やストリートのスタイルを変えてきたブランドだ」とコメントした。

ランティンク新クリエイティブ・ディレクターについて

ランティンク新クリエイティブ・ディレクターは、は、1987年オランダ生まれ。2016年に自身のブランド「デュラン ランティンク(DURAN LANTINK)」を立ち上げた。19年には、若手デザイナーの登竜門、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)による「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE)」のセミファイナリストとなり、24年には同賞の準グランプリにあたるカール・ラガーフェルド審査員特別賞を受賞。また、23年にはフランス国立モード芸術開発協会が主催する「ANDAMファッション・アワード(ANDAM Fashion Award、ANDAM賞)」で特別賞を受賞した。同ブランドはアップサイクルをコンセプトにしており、風船のようにボリューム感のあるシェイプが特徴的だ。

「ジャンポール・ゴルチエ」について

「ジャンポール・ゴルチエ」は、1976年の創業。アンドロジナスでアバンギャルドなクリエイションで知られたが、2014年にプレタポルテの発表を休止した。20年1月、ゴルチエ創業デザイナーは20年春夏オートクチュール・コレクションのショーが「私の最後のものとなる」と発表。同年3月、今後はゲストデザイナーを招いてオートクチュールを披露することを明らかにし、その第1弾として「サカイ(SACAI)」の阿部千登勢デザイナーを抜擢した。以降、さまざまなデザイナーをゲストとして迎え、直近ではルドヴィック・デ・サン・サーナン(Ludovic de Saint Sernin)を招へいし、25年春夏オートクチュール・コレクションを発表した。なお、「ジャンポール・ゴルチエ」は、20年9月にグラフィック・デザイナーのフローレンス・テティエ(Florence Tetier)をクリエイティブ・ディレクターに起用しているが、同氏は24年9月に退任している。

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「いい香りに包まれると、そこが居場所になる」 創業450年の日本香道が世界に届ける香りの文化

線香やお香、ホームフレグランスなどを手掛ける日本香道グループは今年、創業450年を迎えた。同社は、室町時代に京都で創業以来、天皇や将軍、茶道の家元に香を提供。鳩居堂や松栄堂といった香りの老舗と共に、日本における香りの文化をつくってきた。香道は、茶道や華道と同じ香りを嗜む日本特有の文化。日本香道では、お香の「香十(KOJU)」を始め、ヒノキなどの和木天然オイルを使用したフレグランス「キトワ(KITOWA)」、仏ホームフレグランスの「エステバン(ESTEBAN)」「ジェオデジス(GEODESIS)」などを手掛けるほか、米国やベトナムなどでもホームフレグランスや不動産事業を展開している。

マインドに働きかける日本の香文化を世界に

同社は創業450年を迎え、ブランドロゴを刷新。新ロゴは、アートディレクターの葛西薫とタイプディレクター小林章が手掛けた。新たなスローガンは、「香りと旅する日本香道グループ」。世界のホームフレグランスをリードするグループとして、事業の効率化やシナジーの向上を図る。17日、都内で開催されたイベントで日本香道ホールディングスの小仲正克社長は、「日本の香文化は、マインドに働きかけるスピリチュアルな面がある。クリエイションに広がりがあり、革新的な開発ができるホームフレグランスのトップランナーとして歩んでいきたい」と語った。

同社は「450プロジェクト“聞く アウェイク ユア スピリット”」を掲げ、日本の香文化を国内外に発信していく。日本の香文化を多彩な視点で捉えた書籍「日本の香」の出版を始め、平安時代の香を再現した“六種の薫物”や新作お香「高井十右衛門 2025No.4」を発売。また、福島県の銘酒蔵「宮泉銘醸」と協業したお香と日本酒「羅國暁霞」も登場する。また、香りの老舗「鳩居堂」「松栄堂」と共に「お香の日」である4月18日から1カ月、東京・銀座と京都で回遊型イベント「香り博 2025」を開催。香りのスタンプラリーや香道体験などのワーククショップを行う。また、「香十」銀座本店やオンラインで行ってきた日本の香文化を学ぶプログラム「座香十」のメニューを充実させ、寺院などでも開催していく。

目に見えるデザインと見えない香りの共通点

イベントでは、デザイナーの篠原ともえとアートディレクターの葛西、日本香道の調香師である堀田龍志がトークショーを行った。篠原は、「香りは感情を導いてくれるもの。日々香りを取り入れている。デザインするときは、白檀の香りをまとってスイッチを入れる」と話した。ロゴを担当した葛西は、「デザインは視覚的なものだが、見えないものも感じてほしい。造形から醸すものを感じるのがデザインで香りに近いものがある」とコメント。堀田は、「調香は、画家がテーマを決め、構図を考え、色を選びのせていくプロセスと同じ。香りは目に見えないから、より感動するものを作らなければ」と語った。

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「いい香りに包まれると、そこが居場所になる」 創業450年の日本香道が世界に届ける香りの文化

線香やお香、ホームフレグランスなどを手掛ける日本香道グループは今年、創業450年を迎えた。同社は、室町時代に京都で創業以来、天皇や将軍、茶道の家元に香を提供。鳩居堂や松栄堂といった香りの老舗と共に、日本における香りの文化をつくってきた。香道は、茶道や華道と同じ香りを嗜む日本特有の文化。日本香道では、お香の「香十(KOJU)」を始め、ヒノキなどの和木天然オイルを使用したフレグランス「キトワ(KITOWA)」、仏ホームフレグランスの「エステバン(ESTEBAN)」「ジェオデジス(GEODESIS)」などを手掛けるほか、米国やベトナムなどでもホームフレグランスや不動産事業を展開している。

マインドに働きかける日本の香文化を世界に

同社は創業450年を迎え、ブランドロゴを刷新。新ロゴは、アートディレクターの葛西薫とタイプディレクター小林章が手掛けた。新たなスローガンは、「香りと旅する日本香道グループ」。世界のホームフレグランスをリードするグループとして、事業の効率化やシナジーの向上を図る。17日、都内で開催されたイベントで日本香道ホールディングスの小仲正克社長は、「日本の香文化は、マインドに働きかけるスピリチュアルな面がある。クリエイションに広がりがあり、革新的な開発ができるホームフレグランスのトップランナーとして歩んでいきたい」と語った。

同社は「450プロジェクト“聞く アウェイク ユア スピリット”」を掲げ、日本の香文化を国内外に発信していく。日本の香文化を多彩な視点で捉えた書籍「日本の香」の出版を始め、平安時代の香を再現した“六種の薫物”や新作お香「高井十右衛門 2025No.4」を発売。また、福島県の銘酒蔵「宮泉銘醸」と協業したお香と日本酒「羅國暁霞」も登場する。また、香りの老舗「鳩居堂」「松栄堂」と共に「お香の日」である4月18日から1カ月、東京・銀座と京都で回遊型イベント「香り博 2025」を開催。香りのスタンプラリーや香道体験などのワーククショップを行う。また、「香十」銀座本店やオンラインで行ってきた日本の香文化を学ぶプログラム「座香十」のメニューを充実させ、寺院などでも開催していく。

目に見えるデザインと見えない香りの共通点

イベントでは、デザイナーの篠原ともえとアートディレクターの葛西、日本香道の調香師である堀田龍志がトークショーを行った。篠原は、「香りは感情を導いてくれるもの。日々香りを取り入れている。デザインするときは、白檀の香りをまとってスイッチを入れる」と話した。ロゴを担当した葛西は、「デザインは視覚的なものだが、見えないものも感じてほしい。造形から醸すものを感じるのがデザインで香りに近いものがある」とコメント。堀田は、「調香は、画家がテーマを決め、構図を考え、色を選びのせていくプロセスと同じ。香りは目に見えないから、より感動するものを作らなければ」と語った。

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成長著しい“プレミアムスポーツ”市場 「WWDJAPAN」セミナーで知る「アシックス スポーツスタイル」「アークテリクス」の戦略

「WWDJAPAN」は3月25日、成長著しい“プレミアムスポーツ”市場にフォーカスしたセミナーを開催した。五十君花実「WWDJAPAN」編集委員の進行のもと、「アシックス スポーツスタイル(ASICS SPORTS SYLE)」を運営するアシックスの鈴木豪執行役員スポーツスタイル統括部統括部長と、アウトドアブランド「アークテリクス(ARC’TERYX)」を展開するアメアスポーツジャパンの高木賢アークテリクス ブランドヘッド2人をゲストスピーカーに迎え、ブランド哲学や戦略について語ってもらった。質問も活発に飛び交い、多くの受講者から高評価をいただいたセミナーについてリポートする。


購入には事前にOneStreamの会員登録が必要です。
視聴期限:2026年4月6日(月)23:59 まで
「アカウント作成はこちら」から作成してください。
※10分間のお試し視聴ののち、「購入する」ボタンが表示されます。

オープニングセッションでは、五十君編集委員が現在のスポーツ・アウトドア市場のグローバルな消費動向を前提として説明。「ナイキ(NIKE)」「アディダス(ADIDAS)」「ニューバランス(NEW BALANCE)」などの老舗から新興の「オン(ON)」、中国の「Xtep」など世界16社を網羅したスポーツメーカー売上高ランキングも共有した。大多数のスポーツメーカーはコロナ禍以降好調で、2ケタ増というケースも珍しくない。コロナ禍のソーシャル・ディスタンスによるアウトドアアクティビティーへの関心の高まりが背景として大きいが、こうした市場環境が今後どのように変化していくのか、展望や分析も行った。

「アシックス スポーツスタイル」、
ファッションでも支持獲得のワケ

セッション第2部では、「アシックス スポーツスタイル」の鈴木執行役員が登壇。従来は部活や体育のイメージが強かった「アシックス」が、いかにしてファッションシューズとしても支持されるようになったのかを、組織体制やブランディング、マーケティングなど、さまざまな側面から語った。

2019年よりも前は、企画、生産、販売のように機能ごとに細切れになっていた組織を、「アシックス スポーツスタイル」としてグローバルで一気通貫体制に変更。鈴木執行役員は、「ビジョン、コアバリューを整理して誰に届けるか明確化した。また、戦略、MD共にグローバル一元体制で考え方を共有できるようになった」と近年の変化を話す。ファッション感度の高い層から「アシックス スポーツスタイル」が注目を得たのは、コラボレーションによる効果も大きい。デザイナーのキコ・コスタディノフ(Kiko Kostadinov)をはじめ、建築家やミュージシャン、お菓子メーカーなどと組んだ多様なコラボレーションに込める狙いや、どんな相手と組むのかといった基準も語った。会場からは、「Y2Kの次のトレンドは?」や「トレンドをリサーチする場所は?」といった質問が続々と出た。

“唯一無二”目指す、
「アークテリクス」のブランディング

セッション第3部のゲストスピーカーは、カナダ発アウトドアブランド「アークテリクス(ARC'TERYX)」を運営するアメアスポーツジャパンの高木賢「アークテリクス」ブランドヘッド。ブランドムービーからスタートした同セッションでは、クライミングギアとして創業した同ブランドのアイデンティティーや戦略について、高木ブランドヘッドが公開取材形式で語った。

「『アークテリクス』にとって、“プレミアムアウトドアブランド”とは何を意味するか?」という問いに対し、「誰もが知る最高品質のアウトドアブランドであること」と、高木ブランドヘッドは回答。それを目指す一環として、「アークテリクス」は24年11月、新宿に予約制接客やコミュニティーイベントなどにも注力する大型店をオープンしたが、開業から4カ月をへての手応えを共有。ほかにも、今後の出店計画や卸先とのコミュニケーションなど、唯一無二な存在となるための考え方を、さまざまな切り口から語った。会場からは、コミュニティーマーケティングの手法やスタッフ教育などについて次々と質問が飛んだ。

セミナー後には、登壇者や聴講者による“ミートアップ”を開催。スポーツ・アウトドア業界だけでなく、ホテルやコンサル、素材メーカー等、多様な業界から集まった参加者たちが活発に情報交換を行った。

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成長著しい“プレミアムスポーツ”市場 「WWDJAPAN」セミナーで知る「アシックス スポーツスタイル」「アークテリクス」の戦略

「WWDJAPAN」は3月25日、成長著しい“プレミアムスポーツ”市場にフォーカスしたセミナーを開催した。五十君花実「WWDJAPAN」編集委員の進行のもと、「アシックス スポーツスタイル(ASICS SPORTS SYLE)」を運営するアシックスの鈴木豪執行役員スポーツスタイル統括部統括部長と、アウトドアブランド「アークテリクス(ARC’TERYX)」を展開するアメアスポーツジャパンの高木賢アークテリクス ブランドヘッド2人をゲストスピーカーに迎え、ブランド哲学や戦略について語ってもらった。質問も活発に飛び交い、多くの受講者から高評価をいただいたセミナーについてリポートする。


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「アシックス スポーツスタイル」、
ファッションでも支持獲得のワケ

セッション第2部では、「アシックス スポーツスタイル」の鈴木執行役員が登壇。従来は部活や体育のイメージが強かった「アシックス」が、いかにしてファッションシューズとしても支持されるようになったのかを、組織体制やブランディング、マーケティングなど、さまざまな側面から語った。

2019年よりも前は、企画、生産、販売のように機能ごとに細切れになっていた組織を、「アシックス スポーツスタイル」としてグローバルで一気通貫体制に変更。鈴木執行役員は、「ビジョン、コアバリューを整理して誰に届けるか明確化した。また、戦略、MD共にグローバル一元体制で考え方を共有できるようになった」と近年の変化を話す。ファッション感度の高い層から「アシックス スポーツスタイル」が注目を得たのは、コラボレーションによる効果も大きい。デザイナーのキコ・コスタディノフ(Kiko Kostadinov)をはじめ、建築家やミュージシャン、お菓子メーカーなどと組んだ多様なコラボレーションに込める狙いや、どんな相手と組むのかといった基準も語った。会場からは、「Y2Kの次のトレンドは?」や「トレンドをリサーチする場所は?」といった質問が続々と出た。

“唯一無二”目指す、
「アークテリクス」のブランディング

セッション第3部のゲストスピーカーは、カナダ発アウトドアブランド「アークテリクス(ARC'TERYX)」を運営するアメアスポーツジャパンの高木賢「アークテリクス」ブランドヘッド。ブランドムービーからスタートした同セッションでは、クライミングギアとして創業した同ブランドのアイデンティティーや戦略について、高木ブランドヘッドが公開取材形式で語った。

「『アークテリクス』にとって、“プレミアムアウトドアブランド”とは何を意味するか?」という問いに対し、「誰もが知る最高品質のアウトドアブランドであること」と、高木ブランドヘッドは回答。それを目指す一環として、「アークテリクス」は24年11月、新宿に予約制接客やコミュニティーイベントなどにも注力する大型店をオープンしたが、開業から4カ月をへての手応えを共有。ほかにも、今後の出店計画や卸先とのコミュニケーションなど、唯一無二な存在となるための考え方を、さまざまな切り口から語った。会場からは、コミュニティーマーケティングの手法やスタッフ教育などについて次々と質問が飛んだ。

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「ケイト」“ポッピングシルエットシャドウ”に新色のグレイッシュロゼ2種が仲間入り

「ケイト(KATE)」は4月19日、異なる2つの質感で“クリッと丸い目元”に仕上げる4色アイシャドウパレット“ポッピングシルエットシャドウ”(各1540円※編集部調べ)から、新色のグレイッシュロゼカラー2種を発売する。

“ポッピングシルエットシャドウ”は、ナチュラルながらも目元を強調するミュートマットな質感の2色と、立体感を引き立たせるグリッターの2色をセットにしたアイシャドウパレットだ。新色は抜け感のあるグレイッシュトーンに暖色系のロゼカラーを組み合わせた“グレイッシュロゼ”をテーマに、コーラルロゼポップとラズベリーロゼポップを用意した。春らしい温かみのある目元に仕上げる。

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「ケイト」“ポッピングシルエットシャドウ”に新色のグレイッシュロゼ2種が仲間入り

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“ポッピングシルエットシャドウ”は、ナチュラルながらも目元を強調するミュートマットな質感の2色と、立体感を引き立たせるグリッターの2色をセットにしたアイシャドウパレットだ。新色は抜け感のあるグレイッシュトーンに暖色系のロゼカラーを組み合わせた“グレイッシュロゼ”をテーマに、コーラルロゼポップとラズベリーロゼポップを用意した。春らしい温かみのある目元に仕上げる。

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「H&M」を着用した“お文具さん”のLINEスタンプが登場 癒しの全16種を配信

「H&M」は5月12日まで、文房具のキャラクター“お文具さん”とコラボレーションしたLINEスタンプ“お文具さん with H&M”を配信している。「H&M」のLINE公式アカウントを友だち追加することで、無料でダウンロードできる。

同コラボでは、「H&M」のアイテムを着用した“お文具さん”全16種のアニメーションスタンプが登場。

またスタンプ配信期間中、新規で「H&M」のLINE公式アカウントを友だち追加すると、同ブランド公式オンラインストアで5月18日まで使用できる15%OFFクーポンを進呈する。

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「H&M」を着用した“お文具さん”のLINEスタンプが登場 癒しの全16種を配信

「H&M」は5月12日まで、文房具のキャラクター“お文具さん”とコラボレーションしたLINEスタンプ“お文具さん with H&M”を配信している。「H&M」のLINE公式アカウントを友だち追加することで、無料でダウンロードできる。

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またスタンプ配信期間中、新規で「H&M」のLINE公式アカウントを友だち追加すると、同ブランド公式オンラインストアで5月18日まで使用できる15%OFFクーポンを進呈する。

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【30組60名様ご招待】映画「We Live in Time この時を生きて」 フローレンス・ピュー主演最新作は真正面から愛を描いた物語

映画「We Live in Time この時を生きて」が6月6日、TOHOシネマズ日比谷ほかで全国公開する。監督を務めたのは、アカデミー賞で作品賞を含む3部門にノミネートされた映画「ブルックリン」を手掛けたジョン・クローリー(John Crowley)。本作は、エッジの効いた実験的な作品を手掛けるスタジオA24が配給権を獲得したことでも話題を集めている。

真正面から“愛”を描いた物語

物語の主人公は、フローレンス・ピュー(Florence Pugh)演じる新進気鋭の一流シェフ、アルムートとアンドリュー・ガーフィールド(Andrew Garfield)演じるトビアス。2人は運命的に出会い、恋に落ち、幾度も試練を迎えながらもやがて共に暮らし始め、娘が生まれ、家族としての絆を深めていく。そんな中、アルムートの余命がわずかであることが判明。アルムートは共に生きるトビアスに驚きの決意を告げる。

心ときめく素晴らしい日、思わず笑ってしまうほど最悪な日、喜びのひと時、悲しみの瞬間、2人が過ごした全ての時間軸をシャッフルしながら描くユニークな構成で、未体験の没入感と余韻を楽しむことができる。限られているからこそ、美しくかけがえのないこの一瞬一瞬を今すぐ大切な人と分かち合いたくなる。そんな宝物のような物語となっている。

「WWDJAPAN」会員限定試写会に30組60名様をご招待

■キャンペーン詳細

募集期間:〜5月7日(水)10:00
試写日時:5月20日(火)18:30開場、19:00上映開始(上映時間:108分)
当選者数:30組60名様

会場:「キノフィルムズ試写室」東京都港区六本木7-8-6 AXALL六本木 3階
※東京ミッドタウンを背にして外苑東通り沿い「kinofilms」ロゴの白い自動扉よりお入りください。
※試写室の構造上、途中入場はほかのお客様のご迷惑になるためご遠慮いただいています。

・アクセス
東京メトロ日比谷線「六本木駅」より徒歩約5分
都営大江戸線「六本木駅」より徒歩約1分
東京メトロ千代田線「乃木坂駅」より徒歩約5分

特典: “「We Live in Time この時を生きて」特製アクリルキーホルダー”を進呈します

【応募要項】

・「WWDJAPAN.com」の会員登録が必要です。(無料)
・メルマガ会員の方も「WWDJAPAN.com」の新規会員登録が必要です。
・読者プレゼントの情報をメルマガで定期的に配信しています。ぜひ、「メールマガジン配信を希望する」にチェックを入れて登録してください。
・会員登録のうえ、応募フォームよりご応募ください。
・アンケートにお答えいただいた方から抽選で、「WWDJAPAN.com」メンバー会員限定特別試写会に30組60名様をご招待します。
なお、当選発表は当選メールの送信をもって代えさせていただきます。

【注意事項】

・応募はお一人様1回のみ有効となります。
・応募者多数の場合は抽選により当選者を決定いたします。当選者の方のみにご登録のメールアドレスへお知らせいたします。
・抽選結果に関するお問い合わせはお受けできません、また、当選メールは再送しませんので予めご了承ください。
・当選者様ご本人と同行者様(1名)での参加が条件となります。また、参加に際し、ご本人確認をさせていただくことがございますこと、あらかじめご了承ください。
・上映開始時間を過ぎますとご入室できません。
・現地までの交通費は含まれません。
・当選発表は当選メールの送信をもって代えさせていただきます。
・当選権利の交換・換金、また第三者への譲渡・転売はできません。代理の方への譲渡は無効となります。
・試写室内では水分補給(水筒・ペットボトルのみ可)以外の飲食はご遠慮ください。
・同業者の方のご応募はご遠慮ください。
・20歳未満及び小さなお子様の同伴はお断りいたします。
・当社の判断で応募条件を満たさないと考えられる場合や、応募に関して不正な行為があった場合、当選を取り消させていただく場合がございます。
・本キャンペーンのご応募時に発生するインターネット接続料、パケット通信料などの諸経費は応募者のご負担となります。
・本キャンペーンへの参加は、応募者自らの判断と責任において行うものとし、応募に際して応募者に何らかの損害が生じた場合、当社の故意または重過失に起因するものを除きその責任を一切負いません。
・複数のアカウントによる同一人物の応募は無効とさせていただきます。
・個人の属性等、アンケート項目への回答は、統計処理した集計値としてのみ使用いたします。
・当選者の個人情報は、当キャンペーンに関するご連絡および賞品発送にのみ使用いたします。法令により開示を求められた場合を除き、応募者の同意なしに第三者に対して開示・提供することはありません。この点については、下記プライバシーポリシーをご参照ください。

> プライバシーポリシーはこちら

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戸田恵梨香が「グッチ」ブランドアンバサダーに就任 

 

「グッチ(GUCCI)」は、俳優の戸田恵梨香をブランドアンバサダーに任命した。

戸田はアンバサダー就任について、「『グッチ』のブランドアンバサダーに就任したことを大変光栄に思います。『グッチ』は、優れたクラフツマンシップに裏打ちされた伝統と、常にその時代をリードする現代的な魅力を併せ持つ唯一無二のブランドです。今後のコラボレーションを通じて、『グッチ』の美学とそのビジョンを発信していくことを心から楽しみにしています」とコメントした。

 

戸田恵梨香は1988年生まれ、兵庫県出身。2006年に映画初出演した「デスノート」で注目を集め、「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」や「SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿」、「大恋愛~僕を忘れる君と」、NHK連続テレビ小説「スカーレット」など、多数のドラマや映画に出演。 20年には、映画「最初の晩餐」で第29回日本映画批評家大賞 主演女優賞を受賞した。また、22年の東京国際映画祭では、「グッチ」のドレスを着用していた。

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戸田恵梨香が「グッチ」ブランドアンバサダーに就任 

 

「グッチ(GUCCI)」は、俳優の戸田恵梨香をブランドアンバサダーに任命した。

戸田はアンバサダー就任について、「『グッチ』のブランドアンバサダーに就任したことを大変光栄に思います。『グッチ』は、優れたクラフツマンシップに裏打ちされた伝統と、常にその時代をリードする現代的な魅力を併せ持つ唯一無二のブランドです。今後のコラボレーションを通じて、『グッチ』の美学とそのビジョンを発信していくことを心から楽しみにしています」とコメントした。

 

戸田恵梨香は1988年生まれ、兵庫県出身。2006年に映画初出演した「デスノート」で注目を集め、「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」や「SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿」、「大恋愛~僕を忘れる君と」、NHK連続テレビ小説「スカーレット」など、多数のドラマや映画に出演。 20年には、映画「最初の晩餐」で第29回日本映画批評家大賞 主演女優賞を受賞した。また、22年の東京国際映画祭では、「グッチ」のドレスを着用していた。

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「N.ハリウッド」が「ループウィラー」とコラボ Tシャツ2種を発売

「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」は4月19日、「ループウィラー(LOOPWHEELER)」とコラボレーションしたTシャツ2種を発売する。「N.ハリウッド」店舗及び公式オンラインストアと「ループウィラー」千駄ヶ谷店、大阪店、福岡店で取り扱う。

今回は、「N.ハリウッド」の必要最低限のアウターとして着られるアンダーウエアがコンセプトのライン「N.ハリウッド アンダー サミット ウエア(N.HOOLYWOOD UNDER SUMMIT WEAR)」と初めてコラボし、「ループウィラー」の生地と縫製を用いて特別なアイテムに仕上げた。

アイテムは、ロングスリーブTシャツ(2万6400円)とTシャツ(2万4200円)をラインアップ。どちらも「N.ハリウッド アンダー サミット ウエア」の“20RC”をベースに、ボックスシルエットとドロップショルダーを組み合わせたリラックスしたサイズで用意。左袖の「ループウィラー」タグは、同コラボ専用のスペシャルカラーを採用し、生地には、「ループウィラー」のオリジナル20/2吊り天竺(てんじく)を使用した。カラーはそれぞれブラック、ホワイト、チャコールの3色をそろえる。

また、両アイテムともA4サイズを収納可能な「フェローズ(FELLOWS)」製のオリジナル“バンカーズボックス(BANKERS BOX)”が付属する。パッケージには、「N.ハリウッド」専用のナンバー“879”をプリントした。

アイテム一覧

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「N.ハリウッド」が「ループウィラー」とコラボ Tシャツ2種を発売

「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」は4月19日、「ループウィラー(LOOPWHEELER)」とコラボレーションしたTシャツ2種を発売する。「N.ハリウッド」店舗及び公式オンラインストアと「ループウィラー」千駄ヶ谷店、大阪店、福岡店で取り扱う。

今回は、「N.ハリウッド」の必要最低限のアウターとして着られるアンダーウエアがコンセプトのライン「N.ハリウッド アンダー サミット ウエア(N.HOOLYWOOD UNDER SUMMIT WEAR)」と初めてコラボし、「ループウィラー」の生地と縫製を用いて特別なアイテムに仕上げた。

アイテムは、ロングスリーブTシャツ(2万6400円)とTシャツ(2万4200円)をラインアップ。どちらも「N.ハリウッド アンダー サミット ウエア」の“20RC”をベースに、ボックスシルエットとドロップショルダーを組み合わせたリラックスしたサイズで用意。左袖の「ループウィラー」タグは、同コラボ専用のスペシャルカラーを採用し、生地には、「ループウィラー」のオリジナル20/2吊り天竺(てんじく)を使用した。カラーはそれぞれブラック、ホワイト、チャコールの3色をそろえる。

また、両アイテムともA4サイズを収納可能な「フェローズ(FELLOWS)」製のオリジナル“バンカーズボックス(BANKERS BOX)”が付属する。パッケージには、「N.ハリウッド」専用のナンバー“879”をプリントした。

アイテム一覧

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「群言堂」が目指す「地域一体型経営」、衣料品と観光事業から過疎地域を活性化

「石見銀山 群言堂」――島根県大田市大森町を拠点に“根のある暮らし”をコンセプトに衣料品や生活雑貨を手掛ける企業が、過疎地域の再生に一役買っている。「群言堂」は生き方や暮らし方を提案するライフスタイル産業の先駆け的存在でもある。大森町の人口は380人(令和7年3月31日現在)。そのうち小学校児童は24人、保育園児は28人と子どもの数が多く過疎地域としては極めて珍しい。群言堂グループ本社で働く社員は6人がUターン、25人が14の地域からのIターンと若い世代が移住している。同グループは衣料品の製造販売だけではなく、保育園留学や滞在型シェアオフィスを運営しており、中長期滞在者が増えて町の関係人口が増えている。

創業者から子どもへ引き継がれたバトン、「地域一体型経営」を目指して

「群言堂」を手掛ける株式会社石見銀山生活文化研究所は2019年、アパレル・飲食・観光事業を統合した石見銀山群言堂グループを設立し、創業者夫妻が経営を娘婿や娘に引き継いだ。そのときに創業者の一人松場大吉は次の世代に伝えたいこと12ケ条を示した。

一、 里山を離れることなく事業を進める覚悟を持て
二、 業種、業態にしばられるな
三、 改革、チャレンジを恐れるな 勇気こそ力である
四、 常に日常の暮らしに着目せよ
五、 類あって非のない価値を創れ
六、 対峙する人が憧れるスタイルを創れ
七、 常に若者に投票せよ
八、 儲けることは大事だが使い方がもっと大事である
九、 「経済49%、文化50%、崇高な理想1%」のバランスを持て
十、 どんな判断も里山でおこなえ
十一、紡いできた風景と生活文化を相続せよ
十二、根のある暮らしをとことん深く耕せ

同年、「生活観光」をコンセプトにした石見銀山生活観光研究所を設立し、観光業に本格的に乗り出す。町屋や古い建造物を改装し、中長期滞在者向けの宿泊施設や滞在型シェアオフィスをつくり、大成建設や中小企業のDXを支援するスタートアップのスタブロなどの企業を誘致した。

群言堂グループが掲げるのは「地域一体型経営」だ。松場忠社長は「地域を一つの会社のように捉えて地域内の事業者が連携して収益を最大化し、地域全体の発展に繋げる経営モデルだ。観光資源を有効活用し、地域全体の魅力を高めて町の存続を目指す」と意気込む。行政や異業種、町民たちと地域の在り方を探っている。本社のある島根県大田市大森町で「群言堂」の歩みと現在地、描く未来について、松場忠群言堂グループ社長と峰山由紀子石見銀山生活文化研究所所長、創業者の松場登美・群言堂グループ取締役に話を聞いた。

世界遺産でも土地の「暮らし」が残る場所

石見銀山はかつて世界の1/3量の銀を採掘していたとも言われる日本最大の銀山で、お膝元の大森町周辺はピーク時には約20万人が住んでいたという。しかし1923年の閉山後は“取り残された町”となり過疎化が進んだ。他方、開発が入らなかったことで街並みが残り1987年に伝統的建造物群保存地区に指定された。2007年には自然環境に配慮した「自然環境と共存した産業遺跡」であることが評価され世界遺産に登録された。

世界遺産登録後に観光地化が加速して地域の暮らしや生活文化が失われる場所は少なくない。大森町も世界遺産登録時にオーバーツーリズムを経験するが、その時町民たちは住民憲章を制定する。石見銀山遺跡を守り、活かし、未来に引き継ぎたいという願いを示すと同時に自らの暮らしを守るためだ。

住民憲章には「暮らし」という言葉が3回繰り返され、歴史と自然を守りながら大森町での「暮らし」を大事にしたいという住民の総意が示された。経済優先の観光ではなく、大森町ならではの地域づくりを重視した。

大森町に残る「暮らし」は世界に誇る遺産

群言堂グループがこれまで改修した町屋は16軒。「誰かのために景観を作るのではなく、まっとうな生業が行われていればおのずと美しくなる」とは創業者の松場登美取締役の言葉だ。本社やカフェを併設する本店、社員寮、そして武家屋敷を21年かけて修繕した宿泊施設「他郷阿部家」、中長期滞在者向けの宿泊施設など、町屋や建物の状態によって中の構造を残したり、現代風に改修したりと一軒一軒の個性を最大限に生かしている。同グループのシンボルで現在は社員食堂として活用している大きなかやぶき屋根が印象的な建物は1997年に広島県から移築したもの。「引き取り手が見つからないという新聞記事を偶然見つけたのがきっかけだった。今思えば、よくあそこまで多額の借金をして引き取ったなあ」と登美取締役は振り返る。

大森町を拠点に「石見銀山 群言堂」を創業したのは大森町出身の松場大吉と三重県出身の登美夫妻。仕事をつくるためにパッチワークの布小物の販売から始まり、89年に大森町に庄屋屋敷を改修して本店を開いた。

「大森町に戻ったのはバブル全盛期。その価値観の中では取り残された地域だったが、夫の大吉と私はここを選び事業を興した。ビジネスの舵は夫が切り、危機はしょっちゅうだった(笑)」と登美取締役は振り返る。「群言堂」の前進「ブラハウス(BURA HOUSE)」はカントリー調パッチワークの布小物ブランドで、「私たちは石見銀山を愛し、この地に根を下ろしてモノ作りをしたいと考えています」と商品ラベルに書き、広島など近隣地域の百貨店などへ赴き行商した。その「ブラハウス」が徐々に人気を集め、コピー商品が生まれるほどに成長した94年、「町を深く知れば知るほど、カントリー調のものを作る事業がふさわしいのかと考えるようになった。検討を重ねて日本人による日本人のためのものづくりをしようと『石見銀山 群言堂』を立ち上げた。「群言堂は中国人留学生が教えてくれた言葉。仲間が集まっておいしいものを食べお酒を飲みながら語り合う様子を見て『中国ではみんなが目線を一緒にして意見を出し合いながらいい流れをつくっていくことを“群言堂”という』と教えてくれた」。企業理念に造語“復古創新”を掲げた。「ただ古いものを蘇えらせるのではなく過去・現在・未来をつなぎ、未来のために今何をすべきかと暮らしの在り方を考えることを大切にしている」と登美取締役。98年に石見銀山生活文化研究所を設立した。

石見銀山の暮らしを伝える店として百貨店を中心に31店舗出店

群言堂グループの2025年6月期の売上高は25億5000万円を見込む。現在の従業員数は235人。古民家を再生した路面店や百貨店を中心に31店舗を展開し、顧客層のコアは60代後半だ。「石見銀山」を大々的にうたい、地域の暮らしを前面に打ち出し全国各地に31店舗を展開するのは稀有かもしれない。

衣料品は日本の繊維産地の技術力を生かした生地作りから産地と取り組む。近年存続の危機が叫ばれる産地を支えるためにコロナ禍の21年、厚みのある発注に切り替えるために1シーズンの型数を約200型から100~110型に絞った。そのうち20型が定番品だ。

創業者夫妻の娘で石見銀山生活文化研究所の峰山由紀子代表取締役所長は「私たちの強味は大森町という実態があること。大森町の暮らしの中で着たい服を大森町でデザインし、日々目にする景色からこの色が美しいといった感覚を大事にしている。山間にある町ならではの吹き下ろす風や湿度を感じながら正直に服づくりをしている」と語る。大森町の色を取り入れたいと考え、周辺で採取した草花や枝木などから染めた「里山パレット」は人気を集める製品の一つだ。ファッションブランドの多くはブランドとは直接関係のないところにインスピレーションを求め、ある種の夢やフィクションと製品を重ねて提案するところがあるが、「群言堂」は常に大森町の暮らしが中心にある。どちらがいいではなく、町に根差したものづくりが「群言堂」の独自性といえる。

大森町の工房を拡大、中長期滞在者を誘致

「群言堂」は20年からお直し・リメイクサービス「お気に入り相談室」に取り組む。この春、事業を拡大する。「中長期滞在と工房は相性がいい。お直しから仕立てまで相談のために町を訪れることができるよう工房を拡大する」と由紀子所長。現在、「お気に入り相談室」は舞台衣装を手掛けた経験を持つスタッフが全国の顧客の要望に応えているが、専門スタッフを増やして需要の広がりとともに体制を整える予定だ。「ものづくりの現場を大森町に持ちたい。創業期は内職さんを集めて大森で生産しており、本店の半分は工場だった。サプライチェーン構築や人を抱える難しさから大森での生産を断念したが、社会が変わってきているので、大森に工房を再び整えることはブランドとしてあるべき姿なのではないか」と由紀子所長。

ポイントを貯めると登美さんが手掛けた「他郷阿部家」で登美取締役と食事

21年かけて改装した築230年の武家屋敷「暮らす宿 他郷阿部家」は登美取締役の「捨てない暮らし」のアイデアが詰まった場所だ。飾りガラスをパッチワークした戸や和紙を張り合わせた障子、古材を活用した柱や廃校になった小学校のパイプ椅子など。「昔の日本の暮らしは廃材すら捨てず再利用していた。それはとても美しいこと。できるだけごみを出さないことを難しく考えるのではなくて楽しむことを伝えたい」と登美取締役。

「群言堂」には画期的なポイント制度がある。ポイントを貯めると登美取締役が10年間住みながら理想の暮らしの場をつくった「他郷阿部家」に宿泊できる。1日2組限定で、宿泊者は夕食を登美取締役とともにして会話を楽しむ。全国各地から顧客を大森町に招き、「群言堂」が大切にする暮らしを体験できる仕組みが秀逸で、08年にはじまりこれまでのべ1万1900人が宿泊した(一般客の宿泊は1組2人からで1人あたり4万4000円~)。登美取締役は「阿部家」とは「群言堂」にとって暮らしの豊かさや日本の美意識を伝える場だという。「ビジネスを通じて世の中にメッセージを伝えたいと思いながら活動してきた。この暮らしはどうですか?と提案したのが『阿部家』で、実際に感じてもらう場所をつくることが重要だった」。

「阿部家」は訪れた人にとって生活や暮らしを見つめ直すための機会になるだけでなく、群言堂グループが大森町で積み上げてきたことを顧客に見てもらう機会になり、コミュニティーづくりの場になっている。その結果、大森町の関係人口増加に一役買っている。

暮らしを体感する「生活観光」を事業に

石見銀山群言堂グループは「地域一体型経営」を掲げて町にも投資する。娘婿の松場忠社長は「投資額の売上高に対する割合などを決めているわけではないが、地域への投資は大事だと考えている。国や県、市からの補助金を活用しながら持続可能な地域づくりのためにいろいろなことに取り組んでいる」と語る。現在、観光業に力を入れるが経済合理性を優先しない。「観光産業は文化を守るためにあるはずなのに産業モデルによって文化を壊していることも多い。私たちはこの町の暮らしや生き方を感じていただきたいと思っている。町人と他愛のない会話を楽しむような、かつての日本に当たり前にあった豊かな交流がここにはある」と話す。

「地域にとって重要なのはその土地に思いを持つ企業や個人が増えること。大森町の今があるのは当社だけでなく、大森町をなんとかしたいという同じ想いを持った(義肢・装具・人工乳房などの医療器具を扱う)中村グレイスもあったから。人口減少社会が進めば進むほど支えなければいけない割合は増える。そうなったときに町を支える企業は多い方がいいし、対応できる枠組みを作っておく必要がある」。今後は中長期滞在者を増やすための取り組みを強化する。引き続き保育園留学や地域おこし協力隊インターンプログラムを活用した二地域居住推進事業「遊ぶ広報」、大企業との連携を進めていく予定だ。「全ては町の共感者を増やすため。応援者が増え、この地域で新事業を始める企業が増えることを期待している」。

大田市のサポートを受けて24年に開業した滞在型シェアオフィスは、専用個室が3室とフリーアドレスの大部屋を用意していて、運営は順調だ。「私たちの考え方に共感してくれる人たちとのマッチングを重視して誘致している」と忠社長。現在、中小企業のDXを支援する企業や抹茶などを輸出する商社を誘致しており、大成建設とはメタバース事業を協働している。「地域を守っていくためには特定の強い存在だけではなく、多様な企業や団体、個人との連携が重要だ。滞在型シェアオフィスもそのための拠点として活用していく」。

これからの地域づくりは民間主導、ガバナンスが重要に

「地域づくり=行政だったのが、民間の役割が大きくなり民間主導でやらなければいけない時代になっている。大切なのは民間が暴走し過ぎないようにカバナンスを効かせることと、外部資本と組むときは経済的利益だけを目的にしている企業ではなく、地域を一緒に作っていくという意識を共有できるところを選ぶことが大切だ」と忠社長。群言堂グループは文化庁や観光庁、大田市や島根県からの助成金を元に新たな活動を興すことも多い。例えば、キッテ大阪の店舗は島根県、滞在型シェアオフィスは大田市、二地域居住の推進は日本郵政や国土交通省とともに取り組む。「国の政策を理解し、自分たちの強味を生かして地域を盛り上げることが大切だ。事業化するときに大切にしているのは地域に足りないものを補完できるか、そして地域にとってプラスになるかだ。『阿部家』のように補完的な役割を担う事業もある」。オーバーツーリズムの経験が丁寧なまちづくりに生かされている。

群言堂グループの事業と直接関係ないが、創業者の娘で忠社長の妻である奈緒子さんは、地域の子育て支援の必要性を感じ、保育園と学童を運営する社会福祉法人の理事を務める。もともとあった保育園の運営団体がNPO法人から社会福祉法人に変わるタイミングで奈緒子さんが関わるようになった。「町の福祉を考えた時に子どもたちの居場所を優先して作ることが大切だと考えた。その結果子育てがしやすい環境を求めて移住してきた人も増えている。他方、住宅の供給が追い付いていない。現在の課題はすぐに居住できる住宅がないことだ」と忠社長。

構造自体を変える必要がある事柄は行政と連携

群言堂グループは行政とも積極的に連携する。「構造を変えないとうまくいかないことも多い。まず思いや考えを伝えて計画書にする。短期的、中長期的な構想を描き、構造を変えるための実証事業を行いながら改善を進めていく。行政の力による構造変化は丁寧に進めることが大切だ」。例えば、大森町の観光施設の運営を集約し、共通券を発行することで両方の施設に足を運んでもらえるようにするなどだ。運営団体が市であれば条例の改訂も必要になる。

持続可能な町づくりに一役買っているのが創業者の大吉さんだ。大吉さんは群言堂の経営から退いた後に、若い世代とまちの防災・教育・福祉・観光に取り組む地域運営組織「一般社団法人石見銀山みらいコンソーシアム」と地域限定の協同組合型人材派遣業「石見銀山大田ひと・まちづくり事業協同組合」を創設し、地域の在り方を日々検討しているという。

当面の人口目標は500人だ。「大森町には五百羅漢というお地蔵様があって、その中に必ず自分に似た顔があると言われている。500は一つのコミュニティーの目安になると思っている。急速な増加ではなく緩やかに増えていくことが理想」と忠社長。町の将来像については「これまでの500年は銀という資源による発展の歴史だった。これからの500年は小さくても幸せに生きていける社会を作ることが目標で、生き方やライフスタイルを世界に広める町にしたいと考えている」。

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「群言堂」が目指す「地域一体型経営」、衣料品と観光事業から過疎地域を活性化

「石見銀山 群言堂」――島根県大田市大森町を拠点に“根のある暮らし”をコンセプトに衣料品や生活雑貨を手掛ける企業が、過疎地域の再生に一役買っている。「群言堂」は生き方や暮らし方を提案するライフスタイル産業の先駆け的存在でもある。大森町の人口は380人(令和7年3月31日現在)。そのうち小学校児童は24人、保育園児は28人と子どもの数が多く過疎地域としては極めて珍しい。群言堂グループ本社で働く社員は6人がUターン、25人が14の地域からのIターンと若い世代が移住している。同グループは衣料品の製造販売だけではなく、保育園留学や滞在型シェアオフィスを運営しており、中長期滞在者が増えて町の関係人口が増えている。

創業者から子どもへ引き継がれたバトン、「地域一体型経営」を目指して

「群言堂」を手掛ける株式会社石見銀山生活文化研究所は2019年、アパレル・飲食・観光事業を統合した石見銀山群言堂グループを設立し、創業者夫妻が経営を娘婿や娘に引き継いだ。そのときに創業者の一人松場大吉は次の世代に伝えたいこと12ケ条を示した。

一、 里山を離れることなく事業を進める覚悟を持て
二、 業種、業態にしばられるな
三、 改革、チャレンジを恐れるな 勇気こそ力である
四、 常に日常の暮らしに着目せよ
五、 類あって非のない価値を創れ
六、 対峙する人が憧れるスタイルを創れ
七、 常に若者に投票せよ
八、 儲けることは大事だが使い方がもっと大事である
九、 「経済49%、文化50%、崇高な理想1%」のバランスを持て
十、 どんな判断も里山でおこなえ
十一、紡いできた風景と生活文化を相続せよ
十二、根のある暮らしをとことん深く耕せ

同年、「生活観光」をコンセプトにした石見銀山生活観光研究所を設立し、観光業に本格的に乗り出す。町屋や古い建造物を改装し、中長期滞在者向けの宿泊施設や滞在型シェアオフィスをつくり、大成建設や中小企業のDXを支援するスタートアップのスタブロなどの企業を誘致した。

群言堂グループが掲げるのは「地域一体型経営」だ。松場忠社長は「地域を一つの会社のように捉えて地域内の事業者が連携して収益を最大化し、地域全体の発展に繋げる経営モデルだ。観光資源を有効活用し、地域全体の魅力を高めて町の存続を目指す」と意気込む。行政や異業種、町民たちと地域の在り方を探っている。本社のある島根県大田市大森町で「群言堂」の歩みと現在地、描く未来について、松場忠群言堂グループ社長と峰山由紀子石見銀山生活文化研究所所長、創業者の松場登美・群言堂グループ取締役に話を聞いた。

世界遺産でも土地の「暮らし」が残る場所

石見銀山はかつて世界の1/3量の銀を採掘していたとも言われる日本最大の銀山で、お膝元の大森町周辺はピーク時には約20万人が住んでいたという。しかし1923年の閉山後は“取り残された町”となり過疎化が進んだ。他方、開発が入らなかったことで街並みが残り1987年に伝統的建造物群保存地区に指定された。2007年には自然環境に配慮した「自然環境と共存した産業遺跡」であることが評価され世界遺産に登録された。

世界遺産登録後に観光地化が加速して地域の暮らしや生活文化が失われる場所は少なくない。大森町も世界遺産登録時にオーバーツーリズムを経験するが、その時町民たちは住民憲章を制定する。石見銀山遺跡を守り、活かし、未来に引き継ぎたいという願いを示すと同時に自らの暮らしを守るためだ。

住民憲章には「暮らし」という言葉が3回繰り返され、歴史と自然を守りながら大森町での「暮らし」を大事にしたいという住民の総意が示された。経済優先の観光ではなく、大森町ならではの地域づくりを重視した。

大森町に残る「暮らし」は世界に誇る遺産

群言堂グループがこれまで改修した町屋は16軒。「誰かのために景観を作るのではなく、まっとうな生業が行われていればおのずと美しくなる」とは創業者の松場登美取締役の言葉だ。本社やカフェを併設する本店、社員寮、そして武家屋敷を21年かけて修繕した宿泊施設「他郷阿部家」、中長期滞在者向けの宿泊施設など、町屋や建物の状態によって中の構造を残したり、現代風に改修したりと一軒一軒の個性を最大限に生かしている。同グループのシンボルで現在は社員食堂として活用している大きなかやぶき屋根が印象的な建物は1997年に広島県から移築したもの。「引き取り手が見つからないという新聞記事を偶然見つけたのがきっかけだった。今思えば、よくあそこまで多額の借金をして引き取ったなあ」と登美取締役は振り返る。

大森町を拠点に「石見銀山 群言堂」を創業したのは大森町出身の松場大吉と三重県出身の登美夫妻。仕事をつくるためにパッチワークの布小物の販売から始まり、89年に大森町に庄屋屋敷を改修して本店を開いた。

「大森町に戻ったのはバブル全盛期。その価値観の中では取り残された地域だったが、夫の大吉と私はここを選び事業を興した。ビジネスの舵は夫が切り、危機はしょっちゅうだった(笑)」と登美取締役は振り返る。「群言堂」の前進「ブラハウス(BURA HOUSE)」はカントリー調パッチワークの布小物ブランドで、「私たちは石見銀山を愛し、この地に根を下ろしてモノ作りをしたいと考えています」と商品ラベルに書き、広島など近隣地域の百貨店などへ赴き行商した。その「ブラハウス」が徐々に人気を集め、コピー商品が生まれるほどに成長した94年、「町を深く知れば知るほど、カントリー調のものを作る事業がふさわしいのかと考えるようになった。検討を重ねて日本人による日本人のためのものづくりをしようと『石見銀山 群言堂』を立ち上げた。「群言堂は中国人留学生が教えてくれた言葉。仲間が集まっておいしいものを食べお酒を飲みながら語り合う様子を見て『中国ではみんなが目線を一緒にして意見を出し合いながらいい流れをつくっていくことを“群言堂”という』と教えてくれた」。企業理念に造語“復古創新”を掲げた。「ただ古いものを蘇えらせるのではなく過去・現在・未来をつなぎ、未来のために今何をすべきかと暮らしの在り方を考えることを大切にしている」と登美取締役。98年に石見銀山生活文化研究所を設立した。

石見銀山の暮らしを伝える店として百貨店を中心に31店舗出店

群言堂グループの2025年6月期の売上高は25億5000万円を見込む。現在の従業員数は235人。古民家を再生した路面店や百貨店を中心に31店舗を展開し、顧客層のコアは60代後半だ。「石見銀山」を大々的にうたい、地域の暮らしを前面に打ち出し全国各地に31店舗を展開するのは稀有かもしれない。

衣料品は日本の繊維産地の技術力を生かした生地作りから産地と取り組む。近年存続の危機が叫ばれる産地を支えるためにコロナ禍の21年、厚みのある発注に切り替えるために1シーズンの型数を約200型から100~110型に絞った。そのうち20型が定番品だ。

創業者夫妻の娘で石見銀山生活文化研究所の峰山由紀子代表取締役所長は「私たちの強味は大森町という実態があること。大森町の暮らしの中で着たい服を大森町でデザインし、日々目にする景色からこの色が美しいといった感覚を大事にしている。山間にある町ならではの吹き下ろす風や湿度を感じながら正直に服づくりをしている」と語る。大森町の色を取り入れたいと考え、周辺で採取した草花や枝木などから染めた「里山パレット」は人気を集める製品の一つだ。ファッションブランドの多くはブランドとは直接関係のないところにインスピレーションを求め、ある種の夢やフィクションと製品を重ねて提案するところがあるが、「群言堂」は常に大森町の暮らしが中心にある。どちらがいいではなく、町に根差したものづくりが「群言堂」の独自性といえる。

大森町の工房を拡大、中長期滞在者を誘致

「群言堂」は20年からお直し・リメイクサービス「お気に入り相談室」に取り組む。この春、事業を拡大する。「中長期滞在と工房は相性がいい。お直しから仕立てまで相談のために町を訪れることができるよう工房を拡大する」と由紀子所長。現在、「お気に入り相談室」は舞台衣装を手掛けた経験を持つスタッフが全国の顧客の要望に応えているが、専門スタッフを増やして需要の広がりとともに体制を整える予定だ。「ものづくりの現場を大森町に持ちたい。創業期は内職さんを集めて大森で生産しており、本店の半分は工場だった。サプライチェーン構築や人を抱える難しさから大森での生産を断念したが、社会が変わってきているので、大森に工房を再び整えることはブランドとしてあるべき姿なのではないか」と由紀子所長。

ポイントを貯めると登美さんが手掛けた「他郷阿部家」で登美取締役と食事

21年かけて改装した築230年の武家屋敷「暮らす宿 他郷阿部家」は登美取締役の「捨てない暮らし」のアイデアが詰まった場所だ。飾りガラスをパッチワークした戸や和紙を張り合わせた障子、古材を活用した柱や廃校になった小学校のパイプ椅子など。「昔の日本の暮らしは廃材すら捨てず再利用していた。それはとても美しいこと。できるだけごみを出さないことを難しく考えるのではなくて楽しむことを伝えたい」と登美取締役。

「群言堂」には画期的なポイント制度がある。ポイントを貯めると登美取締役が10年間住みながら理想の暮らしの場をつくった「他郷阿部家」に宿泊できる。1日2組限定で、宿泊者は夕食を登美取締役とともにして会話を楽しむ。全国各地から顧客を大森町に招き、「群言堂」が大切にする暮らしを体験できる仕組みが秀逸で、08年にはじまりこれまでのべ1万1900人が宿泊した(一般客の宿泊は1組2人からで1人あたり4万4000円~)。登美取締役は「阿部家」とは「群言堂」にとって暮らしの豊かさや日本の美意識を伝える場だという。「ビジネスを通じて世の中にメッセージを伝えたいと思いながら活動してきた。この暮らしはどうですか?と提案したのが『阿部家』で、実際に感じてもらう場所をつくることが重要だった」。

「阿部家」は訪れた人にとって生活や暮らしを見つめ直すための機会になるだけでなく、群言堂グループが大森町で積み上げてきたことを顧客に見てもらう機会になり、コミュニティーづくりの場になっている。その結果、大森町の関係人口増加に一役買っている。

暮らしを体感する「生活観光」を事業に

石見銀山群言堂グループは「地域一体型経営」を掲げて町にも投資する。娘婿の松場忠社長は「投資額の売上高に対する割合などを決めているわけではないが、地域への投資は大事だと考えている。国や県、市からの補助金を活用しながら持続可能な地域づくりのためにいろいろなことに取り組んでいる」と語る。現在、観光業に力を入れるが経済合理性を優先しない。「観光産業は文化を守るためにあるはずなのに産業モデルによって文化を壊していることも多い。私たちはこの町の暮らしや生き方を感じていただきたいと思っている。町人と他愛のない会話を楽しむような、かつての日本に当たり前にあった豊かな交流がここにはある」と話す。

「地域にとって重要なのはその土地に思いを持つ企業や個人が増えること。大森町の今があるのは当社だけでなく、大森町をなんとかしたいという同じ想いを持った(義肢・装具・人工乳房などの医療器具を扱う)中村グレイスもあったから。人口減少社会が進めば進むほど支えなければいけない割合は増える。そうなったときに町を支える企業は多い方がいいし、対応できる枠組みを作っておく必要がある」。今後は中長期滞在者を増やすための取り組みを強化する。引き続き保育園留学や地域おこし協力隊インターンプログラムを活用した二地域居住推進事業「遊ぶ広報」、大企業との連携を進めていく予定だ。「全ては町の共感者を増やすため。応援者が増え、この地域で新事業を始める企業が増えることを期待している」。

大田市のサポートを受けて24年に開業した滞在型シェアオフィスは、専用個室が3室とフリーアドレスの大部屋を用意していて、運営は順調だ。「私たちの考え方に共感してくれる人たちとのマッチングを重視して誘致している」と忠社長。現在、中小企業のDXを支援する企業や抹茶などを輸出する商社を誘致しており、大成建設とはメタバース事業を協働している。「地域を守っていくためには特定の強い存在だけではなく、多様な企業や団体、個人との連携が重要だ。滞在型シェアオフィスもそのための拠点として活用していく」。

これからの地域づくりは民間主導、ガバナンスが重要に

「地域づくり=行政だったのが、民間の役割が大きくなり民間主導でやらなければいけない時代になっている。大切なのは民間が暴走し過ぎないようにカバナンスを効かせることと、外部資本と組むときは経済的利益だけを目的にしている企業ではなく、地域を一緒に作っていくという意識を共有できるところを選ぶことが大切だ」と忠社長。群言堂グループは文化庁や観光庁、大田市や島根県からの助成金を元に新たな活動を興すことも多い。例えば、キッテ大阪の店舗は島根県、滞在型シェアオフィスは大田市、二地域居住の推進は日本郵政や国土交通省とともに取り組む。「国の政策を理解し、自分たちの強味を生かして地域を盛り上げることが大切だ。事業化するときに大切にしているのは地域に足りないものを補完できるか、そして地域にとってプラスになるかだ。『阿部家』のように補完的な役割を担う事業もある」。オーバーツーリズムの経験が丁寧なまちづくりに生かされている。

群言堂グループの事業と直接関係ないが、創業者の娘で忠社長の妻である奈緒子さんは、地域の子育て支援の必要性を感じ、保育園と学童を運営する社会福祉法人の理事を務める。もともとあった保育園の運営団体がNPO法人から社会福祉法人に変わるタイミングで奈緒子さんが関わるようになった。「町の福祉を考えた時に子どもたちの居場所を優先して作ることが大切だと考えた。その結果子育てがしやすい環境を求めて移住してきた人も増えている。他方、住宅の供給が追い付いていない。現在の課題はすぐに居住できる住宅がないことだ」と忠社長。

構造自体を変える必要がある事柄は行政と連携

群言堂グループは行政とも積極的に連携する。「構造を変えないとうまくいかないことも多い。まず思いや考えを伝えて計画書にする。短期的、中長期的な構想を描き、構造を変えるための実証事業を行いながら改善を進めていく。行政の力による構造変化は丁寧に進めることが大切だ」。例えば、大森町の観光施設の運営を集約し、共通券を発行することで両方の施設に足を運んでもらえるようにするなどだ。運営団体が市であれば条例の改訂も必要になる。

持続可能な町づくりに一役買っているのが創業者の大吉さんだ。大吉さんは群言堂の経営から退いた後に、若い世代とまちの防災・教育・福祉・観光に取り組む地域運営組織「一般社団法人石見銀山みらいコンソーシアム」と地域限定の協同組合型人材派遣業「石見銀山大田ひと・まちづくり事業協同組合」を創設し、地域の在り方を日々検討しているという。

当面の人口目標は500人だ。「大森町には五百羅漢というお地蔵様があって、その中に必ず自分に似た顔があると言われている。500は一つのコミュニティーの目安になると思っている。急速な増加ではなく緩やかに増えていくことが理想」と忠社長。町の将来像については「これまでの500年は銀という資源による発展の歴史だった。これからの500年は小さくても幸せに生きていける社会を作ることが目標で、生き方やライフスタイルを世界に広める町にしたいと考えている」。

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エストネーション、新業態「アッセンブル」の1号店をギンザシックスに出店 デベロッパーの“課題解決型店舗”

エストネーションは4月10日、ハウスブランドを集積させた新業態「アッセンブル エストネーション(ASSEMBLE ESTNATION、以下アッセンブル)」の1号店を、ギンザシックス(GINZA SIX)4階にオープンした。店舗面積は約99平方メートルと従来の「エストネーション」よりもコンパクトながら、銀座という立地特性を踏まえた緻密な商品構成で、自社の強みを凝縮した。

「アッセンブル」は2024年6月にスタートした新業態で、百貨店や商業施設などのデベロッパーが抱える要望に柔軟に応える“課題解決型店舗”をコンセプトに掲げる。ギンザシックス店では、“モダンガール”をテーマに社会で活躍する女性たちに響く商品ラインアップを意識した。高級感あるビジネスウエアをそろえる「エストネーション ザ ファースト(ESTNATION THE FIRST)」や、タイムレスでクリーンなスタイルの「エッセンス オブ ラグジュアリー(ESSENCE OF LUXURY)」が中心となる。セレクトブランドは全体の3割ほどで、アパレルでは「ヴィクトリア・ベッカム(VICTORIA BECKHAM)」をメインに仕入れた。同店の客層に合わせた働く女性に標準を定めることで、館自体の体験価値向上に貢献したい考え。

内装は木目を基調に、随所につばきの花を飾ってシックな空間に仕上げた。コンパクトな店舗ながら、試着室兼VIPルームは広めに設け、エストネーションらしいラグジュアリーな購買体験も提供する。

事業責任者の畠中智哉新規事業開発部部長は、「アッセンブルに課されているのは、『エストネーション』の世界観をより明確に発信しながら、収益性を高めること。ハウスブランドの開発に力を入れてきた自分たちには、提案の幅がある。それを武器に、コンパクトな空間であっても施設ごとに特化した強みを色濃く打ち出すことで面白い店ができると思う」と話す。ギンザシックス店の売上高は2年以内に3億円を目指すという。

6月にはアトレ恵比寿への出店も予定する。今後はメンズ商品を揃えた店舗の出店も視野に入れている。

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エストネーション、新業態「アッセンブル」の1号店をギンザシックスに出店 デベロッパーの“課題解決型店舗”

エストネーションは4月10日、ハウスブランドを集積させた新業態「アッセンブル エストネーション(ASSEMBLE ESTNATION、以下アッセンブル)」の1号店を、ギンザシックス(GINZA SIX)4階にオープンした。店舗面積は約99平方メートルと従来の「エストネーション」よりもコンパクトながら、銀座という立地特性を踏まえた緻密な商品構成で、自社の強みを凝縮した。

「アッセンブル」は2024年6月にスタートした新業態で、百貨店や商業施設などのデベロッパーが抱える要望に柔軟に応える“課題解決型店舗”をコンセプトに掲げる。ギンザシックス店では、“モダンガール”をテーマに社会で活躍する女性たちに響く商品ラインアップを意識した。高級感あるビジネスウエアをそろえる「エストネーション ザ ファースト(ESTNATION THE FIRST)」や、タイムレスでクリーンなスタイルの「エッセンス オブ ラグジュアリー(ESSENCE OF LUXURY)」が中心となる。セレクトブランドは全体の3割ほどで、アパレルでは「ヴィクトリア・ベッカム(VICTORIA BECKHAM)」をメインに仕入れた。同店の客層に合わせた働く女性に標準を定めることで、館自体の体験価値向上に貢献したい考え。

内装は木目を基調に、随所につばきの花を飾ってシックな空間に仕上げた。コンパクトな店舗ながら、試着室兼VIPルームは広めに設け、エストネーションらしいラグジュアリーな購買体験も提供する。

事業責任者の畠中智哉新規事業開発部部長は、「アッセンブルに課されているのは、『エストネーション』の世界観をより明確に発信しながら、収益性を高めること。ハウスブランドの開発に力を入れてきた自分たちには、提案の幅がある。それを武器に、コンパクトな空間であっても施設ごとに特化した強みを色濃く打ち出すことで面白い店ができると思う」と話す。ギンザシックス店の売上高は2年以内に3億円を目指すという。

6月にはアトレ恵比寿への出店も予定する。今後はメンズ商品を揃えた店舗の出店も視野に入れている。

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「アネッサ」×ポケモン ピカチュウ・ポッチャマ・ニャオハデザインのUVミルクが登場

資生堂の日焼け止めブランド「アネッサ(ANESSA)」は4月21日、ポケモンとコラボレーションした限定パッケージの“パーフェクト UV スキンケアミルク NA”[SPF50+ PA++++](全3種、各60mL、各3058円※編集部調べ)を数量限定で発売する。

同製品は、汗、水、熱、こすれ、表情のヨレに対応するUVブロック膜技術を搭載し、軽い付け心地ながら肌を紫外線から隙なく守る日焼け止め用乳液。また、長時間の保湿効果を発揮するほか、“ビューティアップ粉末”を新配合しており、化粧下地としても使用できる。

今回のコラボでは、ポケモンから、ピカチュウ、ポッチャマ、ニャオハをデザインした3種のパッケージを用意した。

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「グラウンド ワイ」心斎橋パルコ店が中華花を刺しゅうしたシャツを限定発売

ヨウジヤマモトの「グラウンド ワイ(GROUND Y)」は4月18日、各店舗限定で展開する“中華花刺しゅうシャツ”シリーズの第2弾を「グラウンド ワイ」心斎橋パルコ店で発売する。ブラック、ホワイトの2色展開で、価格は5万5000円。

花の刺しゅうが色気を醸し出す限定シャツ

今回は、「グラウンド ワイ」2025年春夏コレクションで発表した中華花をモチーフに、同店限定のオリジナルカラーとデザインで刺しゅうを施した。スリムなシルエットと長めに設計した後ろ身頃がブランドならではのレイヤードスタイルを引き立てるよう設計した。

なお、同シリーズの第1弾は、今月5日に札幌パルコでオープンした「グラウンド ワイ」と「サイト(S'YTE)」の複合店で限定発売した。

発売日同日には「グラウンド ワイ」
各店でノベルティーを用意

さらに同日から「グラウンド ワイ」ギンザシックス店、ラフォーレ原宿店、渋谷パルコ店、名古屋パルコ店、心斎橋パルコ店の5店舗で数量限定のノベルティーを用意。税込5万5000円以上の商品購入者には、オリジナルのコインケースをプレゼントする。

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オランダのインテリアブランド「モーイ」がミラノサローネでも注目の新製品を日本販売開始

この春もミラノサローネ国際家具見本市(以下、ミラノサローネ)がロー・フィエラミラノで4月8〜13日まで開催され、37カ国から2000以上の企業が出展する。アーティスティックな球形の照明、レイモンドなどで知られるオランダのインテリアブランド「モーイ(MOOOI)」は今回初めてサローネ内にショップをオープンする。

「モーイ」のブランドアイコン的な照明の日本発売開始も今回のミラノサローネのニュースだ。欧米と日本では電流の規制などが異なるため、日本仕様にしたものではないと販売ができず、数年のタイムラグが生じる場合が多い。今回は満を持しての日本での流通となる。トーヨーキッチンスタイルのオンラインショップとショールームで発売する。

光そのものをデザインできる「チューブライト」

1つめは光のチューブが有機的なラインを描く「チューブライト(Tubelight)」。直線的な蛍光灯の概念を覆し、まるで蛍光灯が溶けたような曲線やねじれとなり、光そのものをデザインできるのが革新的だ。5m仕様の“チューブライト500”は長くしなやかなチューブを丸めたり結んだり、たらしたりと自在にフォームを変え、光そのものをデザインし遊ぶ。クランプホルダーを使って天井や壁に固定することも可能で、そのままテーブルの上に垂らして、テーブルの上のオブジェや料理をライトアップするというアイデアも。調光・調温機能もあり、青くシャープな蛍光灯の色味から、暖かみのある赤みのある白まで、イメージに合わせて調整できる。ボアズ・コヘン氏と山口沙弥加氏が2007年に設立したアムステルダムを拠点とするデザインユニット、ビクシー(BCXSY)によるデザインだ。

5つのソケットが連結したような「クラスターランプ」

5つのソケットが連結したような「クラスターランプ(Cluster Lamp)」もまたコンセプチュアルで、クリエイティビティーが試される照明だ。固定された形はなく、自由に光源を選んで、使用者自身がデザインを完成させる。組み合わせる電球の大きさ、デザイン、色や光の強さにより、自分だけのシャンデリアをカスタマイズできるのだ。この照明はスウェーデン出身のデザイナー、ジュエル・テガーマークにより、2004年にリリースされた「モーイ」のアイコン的なライト。日本ではさまざまな規制から販売はしていなかったのだが、この春に日本仕様が実現し販売開始になった。あのライトを自邸でも・・・!と喜ぶデザインファンも多いだろう。

つぼみが花開く様子をイメージした「ハナチェア」

そしてつぼみが花開く様子にインスピレーションを得たハナチェアもリリース。モダン、クラシック、ミニマルとさまざまなスタイルの空間になじむ汎用性があり、ダイニングだけでなく、書斎やオフィス、ホテルのラウンジなど幅広いシーンで活躍しそうだ。「ハナコレクションにはキッチンカウンターにフィットするシート高さ65cm、バーカウンター向けの75mのハナバースツールもあり、いずれも2脚セットで販売。柔らかさを感じるガラス繊維複合樹脂、ファブリック、レザーなどさまざまな素材や色で展開し、スタイルに合わせたカスタマイズができる。実際に座ると、お尻を包み込むような座面で背もたれも大きく、アームレストがなくても上半身がブレない安定感がある。こんな座り心地のいいバースツールがあったら、何杯もすすんでしまいそうだ。ミラノで建築を学び、アムステルダムでプロダクトデザイナーとしての実績を積んだシモーネ・ボナー二によるデザインは人間工学にもかなっている。

「モーイ」の日本総代理店は端正で機能的なキッチンで知られるトーヨーキッチンスタイル。実際の暮らしの中で、キッチンのある風景の中で映えるデザイン、実用的な機能を備えたラインアップだ。これらの新モデルは住み手のイマジネーションをわかせる。この新たな定番となりそうなモデルはさまざまな空間を彩るだろう。

■モーイ」東京

住所:東京都港区南青山6丁目11-1 スリーエフ南青山ビル
営業時間:11:00~19:00
休館日:水曜日(祝日の場合は木曜日) / 夏期 / 年末年始

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オランダのインテリアブランド「モーイ」がミラノサローネでも注目の新製品を日本販売開始

この春もミラノサローネ国際家具見本市(以下、ミラノサローネ)がロー・フィエラミラノで4月8〜13日まで開催され、37カ国から2000以上の企業が出展する。アーティスティックな球形の照明、レイモンドなどで知られるオランダのインテリアブランド「モーイ(MOOOI)」は今回初めてサローネ内にショップをオープンする。

「モーイ」のブランドアイコン的な照明の日本発売開始も今回のミラノサローネのニュースだ。欧米と日本では電流の規制などが異なるため、日本仕様にしたものではないと販売ができず、数年のタイムラグが生じる場合が多い。今回は満を持しての日本での流通となる。トーヨーキッチンスタイルのオンラインショップとショールームで発売する。

光そのものをデザインできる「チューブライト」

1つめは光のチューブが有機的なラインを描く「チューブライト(Tubelight)」。直線的な蛍光灯の概念を覆し、まるで蛍光灯が溶けたような曲線やねじれとなり、光そのものをデザインできるのが革新的だ。5m仕様の“チューブライト500”は長くしなやかなチューブを丸めたり結んだり、たらしたりと自在にフォームを変え、光そのものをデザインし遊ぶ。クランプホルダーを使って天井や壁に固定することも可能で、そのままテーブルの上に垂らして、テーブルの上のオブジェや料理をライトアップするというアイデアも。調光・調温機能もあり、青くシャープな蛍光灯の色味から、暖かみのある赤みのある白まで、イメージに合わせて調整できる。ボアズ・コヘン氏と山口沙弥加氏が2007年に設立したアムステルダムを拠点とするデザインユニット、ビクシー(BCXSY)によるデザインだ。

5つのソケットが連結したような「クラスターランプ」

5つのソケットが連結したような「クラスターランプ(Cluster Lamp)」もまたコンセプチュアルで、クリエイティビティーが試される照明だ。固定された形はなく、自由に光源を選んで、使用者自身がデザインを完成させる。組み合わせる電球の大きさ、デザイン、色や光の強さにより、自分だけのシャンデリアをカスタマイズできるのだ。この照明はスウェーデン出身のデザイナー、ジュエル・テガーマークにより、2004年にリリースされた「モーイ」のアイコン的なライト。日本ではさまざまな規制から販売はしていなかったのだが、この春に日本仕様が実現し販売開始になった。あのライトを自邸でも・・・!と喜ぶデザインファンも多いだろう。

つぼみが花開く様子をイメージした「ハナチェア」

そしてつぼみが花開く様子にインスピレーションを得たハナチェアもリリース。モダン、クラシック、ミニマルとさまざまなスタイルの空間になじむ汎用性があり、ダイニングだけでなく、書斎やオフィス、ホテルのラウンジなど幅広いシーンで活躍しそうだ。「ハナコレクションにはキッチンカウンターにフィットするシート高さ65cm、バーカウンター向けの75mのハナバースツールもあり、いずれも2脚セットで販売。柔らかさを感じるガラス繊維複合樹脂、ファブリック、レザーなどさまざまな素材や色で展開し、スタイルに合わせたカスタマイズができる。実際に座ると、お尻を包み込むような座面で背もたれも大きく、アームレストがなくても上半身がブレない安定感がある。こんな座り心地のいいバースツールがあったら、何杯もすすんでしまいそうだ。ミラノで建築を学び、アムステルダムでプロダクトデザイナーとしての実績を積んだシモーネ・ボナー二によるデザインは人間工学にもかなっている。

「モーイ」の日本総代理店は端正で機能的なキッチンで知られるトーヨーキッチンスタイル。実際の暮らしの中で、キッチンのある風景の中で映えるデザイン、実用的な機能を備えたラインアップだ。これらの新モデルは住み手のイマジネーションをわかせる。この新たな定番となりそうなモデルはさまざまな空間を彩るだろう。

■モーイ」東京

住所:東京都港区南青山6丁目11-1 スリーエフ南青山ビル
営業時間:11:00~19:00
休館日:水曜日(祝日の場合は木曜日) / 夏期 / 年末年始

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「マリメッコ」ストアが京阪百貨店守口店に 豊富な商品展開のほかノベルティーも

「マリメッコ(MARIMEKKO)」は4月24日、大阪の京阪百貨店 守口店に新店舗「マリメッコ 京阪守口」をオープンする。同店では、ウエアやバッグ、アクセサリーに加えて、ホームコレクション、ファブリックなど、豊富なカテゴリーをラインアップするほか、新作のホームアイテムも先行して取り扱う。なお、同店で先行販売するアイテムは、5月中旬から全国の「マリメッコ」ストアでも取り扱う。

さらにオープン記念として、特別なノベルティーも用意。税込2万2000円以上の商品購入者には、オリジナルのファブリックバッグを贈呈する。

店舗情報

◼️マリメッコ 京阪守口

オープン日:4月24日
時間:10:00〜19:30
場所:京阪百貨店守口店 2階
住所:大阪府守口市河原町8-3

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バロック、中国事業の経営から撤退 ベルグループに子会社を譲渡

バロックジャパンリミテッドは14日、中国事業を手がける連結子会社2社の全株式を、現地パートナーであるベル・インターナショナル・ホールディングス傘下のSPC(特別目的会社)であるエイブル・コンコードに譲渡すると発表した。株式譲渡は4月30日を予定する。

譲渡の対象となるのは、中国卸事業を管轄するバロックチャイナと、中国小売事業を担うバロックチャイナアパレルズ。これにより、同社は2010年から継続してきた中国事業の経営からは手を引くことになる。

中国市場では近年、景気減速や個人消費の低迷、ローカルブランドの台頭による競争激化、ECシフトが加速。バロックもこれに対応する形で、地方店を中心とした不採算店舗のスクラップや直営からフランチャイズ展開へのシフトなどを進めてきた。だが2025年2月期においても、中国事業は売上高が前期比10.8%減の46億円、ロイヤリティ収入が同41.7%減の1億5800万円と低迷が続いた。中国経済の先行き不透明感が払拭できないことから、抜本的なビジネススキームの転換を決断した。

バロックの今後の中国事業は合弁パートナーのベルグループに経営を委ねるものの、中国市場から完全に撤退するわけではない。今後もベルグループとのブランドライセンス契約を継続し、「マウジー(MOUSSY)」や「スライ(SLY)」のロイヤリティービジネスや卸売ビジネスに集中。リスクが少なく効率的な収益モデルへの転換を図る。

2子会社の譲渡価額は非公開。株式譲渡後は、ベルグループが事業の立て直しを担い、EC強化などを進める。一方のバロックは、国内収益基盤強化や新規事業への投資に経営資源を集中させる。

なお、今回の株式譲渡により、中国における不採算店舗のスクラップと商品評価損の影響を含み、25年2月期に投資損失24億3000万円を計上。同社の25年2月期連結業績は、最終損益が25億7000万円の赤字(前期は9億4500万円の黒字)となった。売上高は前期比3.5%減の581億円、営業利益は同58.4%減の8億1200万円だった。

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バロック、中国事業の経営から撤退 ベルグループに子会社を譲渡

バロックジャパンリミテッドは14日、中国事業を手がける連結子会社2社の全株式を、現地パートナーであるベル・インターナショナル・ホールディングス傘下のSPC(特別目的会社)であるエイブル・コンコードに譲渡すると発表した。株式譲渡は4月30日を予定する。

譲渡の対象となるのは、中国卸事業を管轄するバロックチャイナと、中国小売事業を担うバロックチャイナアパレルズ。これにより、同社は2010年から継続してきた中国事業の経営からは手を引くことになる。

中国市場では近年、景気減速や個人消費の低迷、ローカルブランドの台頭による競争激化、ECシフトが加速。バロックもこれに対応する形で、地方店を中心とした不採算店舗のスクラップや直営からフランチャイズ展開へのシフトなどを進めてきた。だが2025年2月期においても、中国事業は売上高が前期比10.8%減の46億円、ロイヤリティ収入が同41.7%減の1億5800万円と低迷が続いた。中国経済の先行き不透明感が払拭できないことから、抜本的なビジネススキームの転換を決断した。

バロックの今後の中国事業は合弁パートナーのベルグループに経営を委ねるものの、中国市場から完全に撤退するわけではない。今後もベルグループとのブランドライセンス契約を継続し、「マウジー(MOUSSY)」や「スライ(SLY)」のロイヤリティービジネスや卸売ビジネスに集中。リスクが少なく効率的な収益モデルへの転換を図る。

2子会社の譲渡価額は非公開。株式譲渡後は、ベルグループが事業の立て直しを担い、EC強化などを進める。一方のバロックは、国内収益基盤強化や新規事業への投資に経営資源を集中させる。

なお、今回の株式譲渡により、中国における不採算店舗のスクラップと商品評価損の影響を含み、25年2月期に投資損失24億3000万円を計上。同社の25年2月期連結業績は、最終損益が25億7000万円の赤字(前期は9億4500万円の黒字)となった。売上高は前期比3.5%減の581億円、営業利益は同58.4%減の8億1200万円だった。

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「ソウシオオツキ」、2度目の「LVMHプライズ」最終選考入り 2025年度8組の実績をチェック

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は、12回目となる2025年度「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE以下、LVMHプライズ)」のファイナリスト8組を発表した。そのうち、16年度ファイナリストにも選出された大月壮士による「ソウシオオツキ(SOSHIOTSUKI)」が再び名を連ねた。ほかには、ロンドンを拠点とする3ブランド、パリで活動する3ブランド、ミラノから1ブランドが選出されている。

なお、セミファイナリスト20組に入っていた村上亮太による「ピリングス(PILLINGS)」は推しくも外れた。最終選考会は9月3日にパリで開催し、当日にグランプリほか各賞が発表される予定だ。審査員には3月にデビューコレクションを発表したばかりの「ジバンシィ(GIVENCHY)」のサラ・バートン(Sarah Burton)=クリエイティブ・ディレクターの参加も決定している。

25年度「LVMHプライズ」のファイナリストのブランド名とデザイナー名、国籍は以下の通り。

「アランポール(ALAINPAUL)」/アラン・ポール、フランス
「オールイン(ALL-IN)」/ベンジャミン・バロン(Benjamin Barron)、アメリカ&ブロール・オーガスト・ヴェスタボ(Bror August Vestbo)、ノルウェー
「フランチェスコ ムラノ(FRANCESCO MURANO)」/フランチェスコ・ムラノ、イタリア
「ソウシオオツキ」/大月壮士、日本
「スティーブ オー スミス(STEVE O SMITH)」/スティーブ・オー・スミス、イギリス
「トル コーカー(TOLU COKER)」/トル・コーカー、イギリス
「トリシジュ(TORISHEJU)」/トリシジュ・ドゥミ(Torisheju Dumi)、イギリス
「ゾマー(ZOMER)」/ダニアル・アイトゥガノフ(Danial Aitouganov)、オランダ

デジタル社会における独自のクラフツマンシップを評価

「LVMHプライズ」設立者であるデルフィーヌ・アルノー(Delphine Arnault)=クリスチャン ディオール クチュール会長兼最高経営責任者は、今年度のファイナリストについて「テーラリングとクラフツマンシップにおける専門知識が際立っている」と評価。「ファッションやラグジュアリーの分野に限らず、テクノロジーやAIがさまざまな業界を再構築していく中で、クリエイターは人間の手と心による熟練の技を称えようと、彼らなりのクラフツマンシップを積極的に取り入れている。安価な方法で再現することは難しいクラフトの希少性やつながり、自己表現といった価値こそが今の時代に響くものであり、彼らはそれを具現化している」。ファイナリストの多くは、ドローイングやダンス、映画、雑誌など、ファッションデザインの領域を超えたさまざまな分野を着想源としている。同氏は、「ソーシャルメディアにより、あらゆるものに手軽にアクセスできるようになったほか、影響をいかに受けたかが可視化されるようになった。また、ブランドは単に服を作るだけでなく、一つの文化を作り出すことが求められている。そうした世界観の構築こそが、今のファッションを刺激的で魅力的なものにしている」とコメントした。

「アランポール」、幼少時代のバレエ経験がデザインの核に

デザイナーのアラン・ポールは、「ヴェトモン(VETEMENTS)」や「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」などで10年間キャリアを積んだ後、2023年に夫のルイス・フィリップ(Luis Philippe)と「アランポール」を共同設立した。フィリップは、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」や「ジャックムス(JACQUEMUS)」「アライア(ALAIA)」などでホールセールスを担当していた。

ラグジュアリーブランドなどで実力を培ってきたポールだが、彼のクリエイションの根底には、幼少期に始めたバレエダンサーとしての経験がある。8歳でマルセイユ国立バレエ団に入団し、18歳まで在籍。「この10年間が、今の自分の土台となった」とポールは話す。その後ファッションの道に進み、ケッジ・ビジネススクールでブランドマネジメントを学び、マランゴーニ学院(Istituto Marangoni)でファッションデザインの学位を取得した。「アランポール」は現在世界30の小売店で取り扱いされている。

「オールイン」はファッション誌から始まり、ブランド化

「オールイン」はベンジャミン・バロンがニューヨーク州北部のバード大学で写真を専攻していた学生時代に、ファッション雑誌として立ち上げた。その後、デザイナーのブロール・オーガスト・ヴェスタボと出会い、彼のカスタムピースを使い、ファッションシューティングを始める。これを機に「オールイン」をブランドとしてスタートし、2019年にニューヨークで初のコレクションを発表。その後2人はノルウェーに移住し、ヴェスタボはオスロ国立芸術アカデミー修士号を取得。パリに拠点を移した。

彼らのコレクションは、既存の服を新しい文脈で再解釈することをコンセプトとしている。そのミューズは、ビューティコンテストの元女王や社交界デビューする上流階級の女性、年を重ねたポップスターなど。「コレクションは、1日の中で見せる多様な表情や進化していく存在という女性像を表現している」とバロンは説明する。フットウエアは、リアーナ(Rihanna)やクロエ・セヴィニー(Chloe Sevigny)、カイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)といったセレブリティが着用したことで話題を呼んだ。

「フランチェスコ ムラノ」はビヨンセの衣装制作で話題に

フランチェスコ・ムラノは、ヨーロッパ・デザイン学院 (Istituto Europeo di Design)の卒業を控えていた2019年、歌手のビヨンセ(Beyonce)から「スピリット(Spirit)」のミュージックビデオでの衣装制作を依頼され、一躍注目を集めた。2年後には、ラッパーのカーディ・B(Cardi B)も衣装をオファー。「ムラノ」は当初、オーダーメードでの販売を中心としていたが、セレブリティの衣装制作を機に、ビジネスモデルを開拓した。

洗練されたテーラリングとドレープを生かしたイブニングウエアの融合をベースにする「ムラノ」。印象深いシルエットは、理想的なプロポーションとする古代ギリシャの彫刻にインスパイアしている。20年、「フー・イズ・オン・ネクスト?(Who is on Next?)」のウィメンズ部門で最優秀賞を獲得。24年には、イタリア・ファッション協会が若手デザイナーを支援・育成する助成金プログラム「カメラ・モーダ・ファッション・トラスト(Camera Moda Fashion Trust)」の1人に選ばれた。今年2月に開催された25-26年秋冬ミラノ・ファッション・ウイークでは、初のランウエイショーを披露した。

「ソウシオオツキ」、和洋折衷のスーツで存在感示す

15年にスタートした大月壮士による「ソウシオオツキ」は、80年代の「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」に刺激を受けたオーバーサイズのスーツがカルト的人気になっている。和と洋の紳士服のコードを融合し、シグネチャーであるスーツの裏地には着物の袖を思わせるスリット、ジャケットには道着のような前合わせのディテールを施すなど、独自のメンズウエアを確立している。

大月は1990年千葉県生まれ。文化服装学院メンズウェア科や「ここのがっこう」で学び、15年に自身のメンズウエアブランドを立ち上げた。翌年には「LVMHプライズ」のファイナリストに選出された。昨年のヨーロッパの旅行雑誌「ザ・トラベル・アルマナック(The Travel Almanac)」の表紙には、ラッパーのエイサップ・ロッキー(A$AP ROCKY)が「ソウシオオツキ」のスーツを着用。ブランドのEC売り上げが急上昇するほど、ブランドにとって大きく躍進した。

「スティーブ オー スミス」は「メットガラ」ドレスも経験済み

多くのファッションデザイナーはスケッチを元に服を具現化していくが、スティーブ・オー・スミスが、スケッチからそのまま飛び出してきたような独創的な服作りを特徴としている。アナ・ウインター(Anna Wintor)米「ヴォーグ(VOGUE)」編集長主催の24年「メットガラ(MET GALA)」では、俳優のエディ・レッドメイン(Eddie Redmayne)と妻に、スペシャルピースを提供。白いチュールにアートのような黒いシルエットを重ねたモノトーンのルックは、レッドカーペットで視線を集めた。

スミスは、ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校(CENTRAL SAINT MARTINS MA)」を卒業。ロイヤル・ドローイング・スクールでライフ・ドローイングのクラスを受講しながら、受注生産をベースにブランドを運営している。

「トル コーカー」は多国籍なアイデンティティーを再構築

ロンドンを拠点に活動するトール・コーカーは、ファッションを通して自身のルーツと向き合い、その物語を発信している。カラフルなパターンや、伝統宗教にインスパイアされたシルエット、環境に配慮した素材使いを通じて、ブラック・ディアスポラ(アフリカ系移民の歴史や文化)を再解釈。イギリスとナイジェリア、ヨルバのバックグラウンドを持つ彼女のアイデンティティーこそクリエイションの中枢となっている。

「服はただの衣類ではない。記憶の記録であり、カルチャーの担い手であり、アイデンティティーを表すものである。そして服を身にまとうことは、過去に敬意を払い、現在を受け入れ、未来を形作ることだ」とコーカーは語る。彼女はファッションデザインだけでなく、イラストレーションやドキュメンタリー、ファッション映画の制作にも携わり、「アディダス(ADIDAS)」や「スウォッチ(SWATCH)」「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」「イリー カフェ(ILLY CAFFE)」などのブランドのビジュアル作成も手掛けてきた。

「トリシジュ」はデビューショーにナオミ・キャンベルを起用

24年春夏パリ・ファッション・ウイークでショーデビューを果たしたトリシジュ・ドゥミによる「トリシジュ」。ショーでは、モデルにナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)、スタイリングに元「ヴォーグ(VOGUE)」ファッションエディターのガブリエラ・カレファ=ジョンソン(Gabriella Karefa-Johnson)、ヘアにファッションデザイナーでもあるチャーリー・ル・ミンドゥ(Charlie Le Mindu)といった知名度のあるメンバーを起用し、話題になった。

ドゥミはロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校メンズウエア科で、「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN、当時)」の奨学金プログラム「サラバンド財団(Alexander McQueen-Sarabande Foundation)」の奨学生として在学。その後、フィービー・ファイロ(Phoebe Philo)率いる「セリーヌ(CELINE)」をはじめ、「アン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)」「ジャイルズ・ディーコン(GILES DEACON)」「シブリング(SIBLING)」などで経験を積んだ。

「トリシジュ」は、自身のルーツに根ざしたストーリーやフォークロアをデザインに取り入れ、ブラックカルチャーの表現を広げていくことを目指す。「黒人女性として、自分にしかできない視点をファッションで発信したい」とドゥミ。

「ゾマー」、ファレルによる「ルイ・ヴィトン」を経て独立

ダニアル・アイトゥガノフは、地元オランダのアムステルダム ファッション インスティチュート(AMSTERDAM FASHION INSTITUTE)卒業後、「ルイ・ヴィトン」や「クロエ(CHLOE)」「バーバリー(BURBERRY)」で8年間のキャリアを積んだ。独立前には、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)率いる「ルイ・ヴィトン」のメンズチームに半年ほど在籍していた。その後、スタイリストのイムル・アシャ(Imruh Asha)と「ゾマー」を立ち上げた。

「ゾマー」はシュルレアリスムの要素を取り入れたカラフルで構築的なデザインが特徴。25-26年秋冬パリ・コレクションでは「オポジット・デイ(逆さまの日)」をテーマに、ショーの構成からウエアのデザインまで全てを逆転した構成で展開。モデルが一斉に登場するフィナーレから始まり、ウエアも前後または上下を反転させ、ファッションとアートの概念を面白く巧みに表現した。中でも、ボマージャケット風のコートはバイヤーから高評価を得た。

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高島屋、17年ぶり売上高1兆円超え 新宿店は初の1000億円台

高島屋の2025年2月期連結業績は、売上高に相当する総額営業収益が前期比8.5%増の1兆327億円だった。売上高が1兆円台に乗ったのは07年以来17年ぶり。引き続きインバウンド(訪日客)と富裕層の旺盛な消費がけん引した。営業利益は同25.2%増の575億円、純利益は同25.0%増の395億円で、いずれも過去最高を更新した。

国内百貨店事業の訪日客による免税売上高は、24年2月期の687億円に対して当期は1160億円へと大幅に伸びた。

主力5店舗(日本橋店、新宿店、横浜店、京都店、大阪店)の売上高は、インバウンドと富裕層の追い風を受けて同12.3%増だった。それ以外の地方郊外店は横ばいだった。主力5店舗の売上高は、大きい順に大阪店1809億円(同13.7%増)、日本橋店1605億円(同7.5%増)、横浜店1424億円(同5.8%増)、京都店1115億円(14.6%増)、新宿店1000億円(同13.5%増)。京都店と新宿店が1000億円台の大台に乗った。訪日客の増加だけでなく、京都店は23年10月に隣接地に開業した専門店ゾーン「T8」との相乗効果、新宿店は近隣の百貨店の閉店や規模縮小による受け皿効果が寄与した。

店舗の売上高に占める顧客別シェアは一般客60%、外商客25%、訪日客15%。これが一番店である大阪店では一般客45%、外商客26%、訪日客29%と免税売上高比率が高くなる。日本橋店は一般客52%、外商客37%、訪日客11%と外商に強く、横浜店は一般客73%、外商客23%、訪日客4%でフリーの客に支持される。

ただ、26年2月期については訪日客による消費は鈍化すると見る。足元の3月度も訪日客の客単価が下がり、免税売上高がひさびさに減収に転じた。14日の決算説明会に登壇した村田善郎社長は「昨年はインバンドの日商が3億円を超えていたが、(今年に入り)若干円高に振れていることもあり、足元は日商3億円を切っている」と話す。免税売上高は1100億円と予想する。連結業績予想は総額営業収益が前期比3.6%増の1兆700億円、営業利益が同0.9%増の580億円、純利益は同1.2%増の400億円とした。

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英「ハンター」売上倍増のナゼ 現クリエイティブ・ディレクターに聞く

PROFILE: サンドラ・ロンボリ/「ハンター」クリエイティブ・ディレクター

サンドラ・ロンボリ/「ハンター」クリエイティブ・ディレクター
PROFILE: 1974年生まれ、フランス出身。「アディダス」「リーボック」「アンタ」などで、主にフットウエアのデザインの経験を積む。2022年末に「ハンター」にジョインした PHOTO:KAZUO YOSHIDA

英国の「ハンター(HUNTER)」といえば、レインブーツ。そんなイメージを持つ人が多いだろう。しかし同ブランドは近年、ウエアからバッグまで幅広いラインアップをそろえるライフスタイルブランドに進化している。

この流れを加速させているのが、現「ハンター」クリエイティブ・ディレクターのサンドラ・ロンボリ(Sandra Romboli)だ。彼女の手で生まれた新商品は、25年の現時点で売り上げの75%以上を占めるまでになった。“スノー ブーツ”や“365 デイズ シューズ”といった、レインブーツ以外のシューズやバッグがブランドに新たな魅力を吹き込んでいる。

ロンボリ=クリエイティブ・ディレクターは、商品バラエティーを増やしただけでない。昨年度の売り上げは、彼女がチームに加わった2022年度比で2倍と、業績拡大にも大きく貢献している。直営店と卸先、公式ECがそれぞれ同じ比率で売り上げを上げており、特定の販路に偏ることなく成長を続けている点も特徴の1つだ。彼女は「ハンター」の何を受け継ぎ、何を変えたのか?

WWD:「ハンター」での役割は?

サンドラ・ロンボリ「ハンター」クリエイティブ・ディレクター(以下、ロンボリ):「ハンター」が持つイメージに新たなストーリーを加えることだ。「英国発のブランド」「ロゴ入りのレインブーツ」など、「ハンター」にまつわるイメージは、誰もが似通ったものを持っていると思う。ブランドイメージが確立していることは「ハンター」の強みの1つ。私はそれらを生かしつつ、フレッシュさを加えている。

WWD:具体例を挙げると?

ロンボリ:「ケイト・モス(Kate Moss)が、音楽フェス『グラストンベリー・フェスティバル(Glastonbury Festival)』で着用したレインブーツ」というイメージは今後も守っていきたい。野外という会場の特性上、機能性は大切だが、特別なイベントだからファッションにも気合を入れたい。そんなとき、頭に浮かぶのが「ハンター」のレインブーツでありたい。

私たちは今、このレインブーツの特性を旅行用のシューズに応用している。コロナ禍以降、旅行ニーズは拡大の一途を辿っている。そして、軽さや防水性など、野外フェスと旅行シーンで求められる機能性は同じ。今後は、フェスと同様、旅行というイメージも付けられるよう注力していきたい。

WWD:「ハンター」と言えば、ブラックやミリタリーレッド、ネイビーという印象だったが、パステルカラーのシューズが多い。

ロンボリ:今日もブラックのコーデに身を包んでいるように、私はもともとカラフルな色使いが得意なタイプではない。しかし、これまでの経験から、カラーリングがブランドの売り上げに大きな影響をもたらすことは理解している。

現職に就いてからはまず、コレクションで使用する色をあえて減少させた。ブランドイメージが鮮明になり、世界観を分かりやすく伝えられるようになったように思う。また、市場に合ったトーンを選ぶことも意識した。ここに用意したのは、7色の虹から取ったような単純なカラーではない。ベビーブルーやグリーン、ピンクなど、これまでの「ハンター」にはないパステルなカラーだ。これらは特に日本市場と相性が良い。22年度比で2倍という売り上げがそれを裏付けている。

ロンボリのもう一つの側面

WWD:パリのデザイン学校で教師としても活躍しているとか。

ロンボリ:主に、スポーツやフットウエアを教えている。教鞭を取るということは、今を見つめるだけでなく、「次は何が流行るのか」「未来はどうなるのか」「イノベーションとは何か」など、思考を未来につなげること。ここ1年ほど続けているが、良い刺激をもらっている。

WWD:生徒は若年層が中心だ。彼らに何を伝えているのか?

ロンボリ:若い世代は日々膨大な情報と接している。私が今、10代、20代を送っていたら、インスピレーションにあふれた環境に歓喜していたことだろう。このような環境下で大切なのは、得たインスピレーションから独自のストーリーを作り出すこと。私はいつも「情報リテラシーを最大に、好奇心も最大に」と生徒に伝えている。学校という形式上、専攻を設けているが、興味をそれだけに絞る必要はない。

ときどき、生徒より私の好奇心の方が強いと思うときさえある。私はこれまで、ドイツのアディダス(ADIDAS)から中国のアンタ(ANTA=安踏体育用品有限公司)まで、さまざまな国の企業で働いてきた。その度に新たな人と出会い、新たな学びを得て、モノ作りへ生かしてきたように思う。

WWD:デザインをする上で大切にしていることは?

ロンボリ:大きな企業で働くときは、自己流のデザインを押し付けるのではなく、ブランドストーリーを生かしたモノ作りに励むことが何より大切だ。これをやり続けていると、自分自身のデザインもブラッシュアップされる。これは、前述した通り、現職に就いてからも意識していることだ。

WWD:「ハンター」は、サステナビリティの分野でも存在感を示している。昨年5月に始動した、“リバイタリゼーション(Revitalization)”について教えてほしい。

ロンボリ:“リバイタリゼーション(Revitalization)”は、その名が示す通り、亀裂が入ったラバーブーツにオリジナルパッチを貼り付け“生き返らせる”取り組みだ。「お気に入りのブーツを長く履きたい」という顧客の思いと、「サステナビリティは楽しいもの」という私たちの思いが合わさり実現した。さまざまな組み合わせが可能なパッチは、単にブーツを補強するだけでなく、ブーツに対する愛着すら強めることだろう。

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英「ハンター」売上倍増のナゼ 現クリエイティブ・ディレクターに聞く

PROFILE: サンドラ・ロンボリ/「ハンター」クリエイティブ・ディレクター

サンドラ・ロンボリ/「ハンター」クリエイティブ・ディレクター
PROFILE: 1974年生まれ、フランス出身。「アディダス」「リーボック」「アンタ」などで、主にフットウエアのデザインの経験を積む。2022年末に「ハンター」にジョインした PHOTO:KAZUO YOSHIDA

英国の「ハンター(HUNTER)」といえば、レインブーツ。そんなイメージを持つ人が多いだろう。しかし同ブランドは近年、ウエアからバッグまで幅広いラインアップをそろえるライフスタイルブランドに進化している。

この流れを加速させているのが、現「ハンター」クリエイティブ・ディレクターのサンドラ・ロンボリ(Sandra Romboli)だ。彼女の手で生まれた新商品は、25年の現時点で売り上げの75%以上を占めるまでになった。“スノー ブーツ”や“365 デイズ シューズ”といった、レインブーツ以外のシューズやバッグがブランドに新たな魅力を吹き込んでいる。

ロンボリ=クリエイティブ・ディレクターは、商品バラエティーを増やしただけでない。昨年度の売り上げは、彼女がチームに加わった2022年度比で2倍と、業績拡大にも大きく貢献している。直営店と卸先、公式ECがそれぞれ同じ比率で売り上げを上げており、特定の販路に偏ることなく成長を続けている点も特徴の1つだ。彼女は「ハンター」の何を受け継ぎ、何を変えたのか?

WWD:「ハンター」での役割は?

サンドラ・ロンボリ「ハンター」クリエイティブ・ディレクター(以下、ロンボリ):「ハンター」が持つイメージに新たなストーリーを加えることだ。「英国発のブランド」「ロゴ入りのレインブーツ」など、「ハンター」にまつわるイメージは、誰もが似通ったものを持っていると思う。ブランドイメージが確立していることは「ハンター」の強みの1つ。私はそれらを生かしつつ、フレッシュさを加えている。

WWD:具体例を挙げると?

ロンボリ:「ケイト・モス(Kate Moss)が、音楽フェス『グラストンベリー・フェスティバル(Glastonbury Festival)』で着用したレインブーツ」というイメージは今後も守っていきたい。野外という会場の特性上、機能性は大切だが、特別なイベントだからファッションにも気合を入れたい。そんなとき、頭に浮かぶのが「ハンター」のレインブーツでありたい。

私たちは今、このレインブーツの特性を旅行用のシューズに応用している。コロナ禍以降、旅行ニーズは拡大の一途を辿っている。そして、軽さや防水性など、野外フェスと旅行シーンで求められる機能性は同じ。今後は、フェスと同様、旅行というイメージも付けられるよう注力していきたい。

WWD:「ハンター」と言えば、ブラックやミリタリーレッド、ネイビーという印象だったが、パステルカラーのシューズが多い。

ロンボリ:今日もブラックのコーデに身を包んでいるように、私はもともとカラフルな色使いが得意なタイプではない。しかし、これまでの経験から、カラーリングがブランドの売り上げに大きな影響をもたらすことは理解している。

現職に就いてからはまず、コレクションで使用する色をあえて減少させた。ブランドイメージが鮮明になり、世界観を分かりやすく伝えられるようになったように思う。また、市場に合ったトーンを選ぶことも意識した。ここに用意したのは、7色の虹から取ったような単純なカラーではない。ベビーブルーやグリーン、ピンクなど、これまでの「ハンター」にはないパステルなカラーだ。これらは特に日本市場と相性が良い。22年度比で2倍という売り上げがそれを裏付けている。

ロンボリのもう一つの側面

WWD:パリのデザイン学校で教師としても活躍しているとか。

ロンボリ:主に、スポーツやフットウエアを教えている。教鞭を取るということは、今を見つめるだけでなく、「次は何が流行るのか」「未来はどうなるのか」「イノベーションとは何か」など、思考を未来につなげること。ここ1年ほど続けているが、良い刺激をもらっている。

WWD:生徒は若年層が中心だ。彼らに何を伝えているのか?

ロンボリ:若い世代は日々膨大な情報と接している。私が今、10代、20代を送っていたら、インスピレーションにあふれた環境に歓喜していたことだろう。このような環境下で大切なのは、得たインスピレーションから独自のストーリーを作り出すこと。私はいつも「情報リテラシーを最大に、好奇心も最大に」と生徒に伝えている。学校という形式上、専攻を設けているが、興味をそれだけに絞る必要はない。

ときどき、生徒より私の好奇心の方が強いと思うときさえある。私はこれまで、ドイツのアディダス(ADIDAS)から中国のアンタ(ANTA=安踏体育用品有限公司)まで、さまざまな国の企業で働いてきた。その度に新たな人と出会い、新たな学びを得て、モノ作りへ生かしてきたように思う。

WWD:デザインをする上で大切にしていることは?

ロンボリ:大きな企業で働くときは、自己流のデザインを押し付けるのではなく、ブランドストーリーを生かしたモノ作りに励むことが何より大切だ。これをやり続けていると、自分自身のデザインもブラッシュアップされる。これは、前述した通り、現職に就いてからも意識していることだ。

WWD:「ハンター」は、サステナビリティの分野でも存在感を示している。昨年5月に始動した、“リバイタリゼーション(Revitalization)”について教えてほしい。

ロンボリ:“リバイタリゼーション(Revitalization)”は、その名が示す通り、亀裂が入ったラバーブーツにオリジナルパッチを貼り付け“生き返らせる”取り組みだ。「お気に入りのブーツを長く履きたい」という顧客の思いと、「サステナビリティは楽しいもの」という私たちの思いが合わさり実現した。さまざまな組み合わせが可能なパッチは、単にブーツを補強するだけでなく、ブーツに対する愛着すら強めることだろう。

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トランプ関税とファッション産業:記者談話室vol.173

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。

173回目のテーマは「トランプ関税とファッション産業」です。突如として米国のトランプ大統領が発表した全世界対象の「相互関税」、いわゆるトランプ関税。発効後すぐに延期を発表するなど、二転三転し世界を揺らしています。ファッション産業に一体どのような影響を与えるのか。

「記者談話室」ではみなさまからのお便りをお待ちしております。ご感想ご意見を聞かせてください。メールアドレスは、danwashitu@infaspub.co.jp です。


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173回目のテーマは「トランプ関税とファッション産業」です。突如として米国のトランプ大統領が発表した全世界対象の「相互関税」、いわゆるトランプ関税。発効後すぐに延期を発表するなど、二転三転し世界を揺らしています。ファッション産業に一体どのような影響を与えるのか。

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173回目のテーマは「トランプ関税とファッション産業」です。突如として米国のトランプ大統領が発表した全世界対象の「相互関税」、いわゆるトランプ関税。発効後すぐに延期を発表するなど、二転三転し世界を揺らしています。ファッション産業に一体どのような影響を与えるのか。

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「ディオール」のマルチクリーム“ル ボーム”から限定デザイン アクセサリーになるホルダー付きも登場

「ディオール(DIOR)」は5月30日、クチュールから着想したファッショナブルなケースのマルチクリーム“ル ボーム”の限定デザイン(50mL、7480円)と、展開店舗限定のホルダー付き(1万230円)を発売する。

“ル ボーム”はハンドやボディー、フェイス、ネイルなどマルチに使えるアイテムで、乾燥などにさらされる肌のバリア機能をサポートし、潤いを与えて保護する。鮮やかなピンクの限定デザインは、歴代のクリエイティブ・ディレクターが再解釈し、数々の「ディオール」の作品を飾ってきた柄“トワル ドゥ ジュイ”を描いた。

さらに、今回は限定ホルダー付きの“ル ボーム”も登場する。限定デザインとマッチするホルダーで、服やバッグに取り付けてファッションアクセサリーとして使用できる。

洗顔料も進化 ナイアシンアミドを新配合

5月21日、定番の洗顔料“ラ ムース ピュリフィアン オフ オン”をリニューアルした“ラ ムース オフ オン”(150mL、7700円)も発売する。ナイアシンアミドを新配合した処方に生まれ変わり、クリーミーかつ軽やかできめ細かい泡が清らかで透明感のある肌に導く。「オフ」のときに使用すれば肌を洗い上げつつpHバランスを整え、メイク前などの「オン」のときに使用すれば肌の潤いをキープする役割を果たす。

パッケージもラグジュアリーな装いに進化し、キャップに「ディオール」のロゴモチーフをあしらった。

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「ディオール」のマルチクリーム“ル ボーム”から限定デザイン アクセサリーになるホルダー付きも登場

「ディオール(DIOR)」は5月30日、クチュールから着想したファッショナブルなケースのマルチクリーム“ル ボーム”の限定デザイン(50mL、7480円)と、展開店舗限定のホルダー付き(1万230円)を発売する。

“ル ボーム”はハンドやボディー、フェイス、ネイルなどマルチに使えるアイテムで、乾燥などにさらされる肌のバリア機能をサポートし、潤いを与えて保護する。鮮やかなピンクの限定デザインは、歴代のクリエイティブ・ディレクターが再解釈し、数々の「ディオール」の作品を飾ってきた柄“トワル ドゥ ジュイ”を描いた。

さらに、今回は限定ホルダー付きの“ル ボーム”も登場する。限定デザインとマッチするホルダーで、服やバッグに取り付けてファッションアクセサリーとして使用できる。

洗顔料も進化 ナイアシンアミドを新配合

5月21日、定番の洗顔料“ラ ムース ピュリフィアン オフ オン”をリニューアルした“ラ ムース オフ オン”(150mL、7700円)も発売する。ナイアシンアミドを新配合した処方に生まれ変わり、クリーミーかつ軽やかできめ細かい泡が清らかで透明感のある肌に導く。「オフ」のときに使用すれば肌を洗い上げつつpHバランスを整え、メイク前などの「オン」のときに使用すれば肌の潤いをキープする役割を果たす。

パッケージもラグジュアリーな装いに進化し、キャップに「ディオール」のロゴモチーフをあしらった。

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“ミス ディオール”のヘアミストに新しい香り3種&ヘアオイルが登場 花々のベールを髪にまとう

「ディオール(DIOR)」は5月30日、メゾンを代表するフレグランス“ミスディオール”のヘアミストをリニューアルし、新しい香り3種(各30mL、各7700円)と、新商品のヘアオイル(30mL、8250円)を発売する。21日には、「ディオール」公式オンライン ブティックおよび一部店舗で先行販売を行う。

繊細な香りを楽しめる“ミス ディオール ヘア ミスト”は、新たにローズウォーターを配合したほか、アルコールフリーへと進化した。香りは、可憐な花々がきらめくフレッシュなフローラルブーケ“ブルーミング ブーケ”、センシュアルな印象を与える鮮やかなフローラルブーケ“オードゥ パルファン”、甘く美しいジャスミンが際立つフルーティーな“パルファン”の3種展開に。柔らかな花々のベールを手軽にまとえる。

新しいボトルは手のひらサイズで、持ち運びに便利だ。ソフトな印象のフロスト加工を施したピンクのボトルで、サイドには“ミス ディオール”を象徴する千鳥格子をデザインした。

新商品の“ミス ディオール ヘア オイル”

“ミス ディオール ヘア オイル”は、花々が優しく香りしなやかで美しい魅力を引き出す新商品で、塗布した瞬間に“ブルーミング ブーケ”のフローラルノートがほのかに漂う。エアリーなテクスチャーで、重さを感じることなくふんわりとしたヘアスタイルに仕上げる。

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“ミス ディオール”のヘアミストに新しい香り3種&ヘアオイルが登場 花々のベールを髪にまとう

「ディオール(DIOR)」は5月30日、メゾンを代表するフレグランス“ミスディオール”のヘアミストをリニューアルし、新しい香り3種(各30mL、各7700円)と、新商品のヘアオイル(30mL、8250円)を発売する。21日には、「ディオール」公式オンライン ブティックおよび一部店舗で先行販売を行う。

繊細な香りを楽しめる“ミス ディオール ヘア ミスト”は、新たにローズウォーターを配合したほか、アルコールフリーへと進化した。香りは、可憐な花々がきらめくフレッシュなフローラルブーケ“ブルーミング ブーケ”、センシュアルな印象を与える鮮やかなフローラルブーケ“オードゥ パルファン”、甘く美しいジャスミンが際立つフルーティーな“パルファン”の3種展開に。柔らかな花々のベールを手軽にまとえる。

新しいボトルは手のひらサイズで、持ち運びに便利だ。ソフトな印象のフロスト加工を施したピンクのボトルで、サイドには“ミス ディオール”を象徴する千鳥格子をデザインした。

新商品の“ミス ディオール ヘア オイル”

“ミス ディオール ヘア オイル”は、花々が優しく香りしなやかで美しい魅力を引き出す新商品で、塗布した瞬間に“ブルーミング ブーケ”のフローラルノートがほのかに漂う。エアリーなテクスチャーで、重さを感じることなくふんわりとしたヘアスタイルに仕上げる。

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「ミシャ」からピンク色の美容液が登場 ビタミンB12配合でぷるんと多幸感肌へ導く

韓国コスメブランド「ミシャ(MISSHA)」は、ピンク色のビタミン美容液“ビタビープラス美容液”(30mL、2475円)を発売する。5月7日に全国のプラザ、ミニプラ、アットコスメ、アットコスメショッピングで先行販売を開始し、6月6日に全国のバラエティーショップ、「ミシャ」公式オンラインストアで一般発売する。

同製品には、原料本来がピンク色であることから“ピンクビタミン”とも呼ばれるビタミンB12を配合。光や大気、紫外線など、日々の外的ストレスから肌を保護し、肌本来のコンディションの整ったなめらかで健やかな肌を目指す。また、サーモン由来のPDRNも配合し、ハリ・弾力のある肌をかなえる。

サブ成分でも美肌をサポート

さらに、ビタミンB群から3種を加えたほか、肌環境の土台を整える乳酸菌発酵エキス2種と美肌菌の1種であるバチルス菌による発酵エキス1種、日常の外的要因からのダメージを蓄積しない肌づくりをサポートするβ-グルカンもプラスした。

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「ミシャ」からピンク色の美容液が登場 ビタミンB12配合でぷるんと多幸感肌へ導く

韓国コスメブランド「ミシャ(MISSHA)」は、ピンク色のビタミン美容液“ビタビープラス美容液”(30mL、2475円)を発売する。5月7日に全国のプラザ、ミニプラ、アットコスメ、アットコスメショッピングで先行販売を開始し、6月6日に全国のバラエティーショップ、「ミシャ」公式オンラインストアで一般発売する。

同製品には、原料本来がピンク色であることから“ピンクビタミン”とも呼ばれるビタミンB12を配合。光や大気、紫外線など、日々の外的ストレスから肌を保護し、肌本来のコンディションの整ったなめらかで健やかな肌を目指す。また、サーモン由来のPDRNも配合し、ハリ・弾力のある肌をかなえる。

サブ成分でも美肌をサポート

さらに、ビタミンB群から3種を加えたほか、肌環境の土台を整える乳酸菌発酵エキス2種と美肌菌の1種であるバチルス菌による発酵エキス1種、日常の外的要因からのダメージを蓄積しない肌づくりをサポートするβ-グルカンもプラスした。

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tokyovitaminが初の自主コレクションを発売 アパレルやアクセサリーなど22点

音楽、ファッション、アートを発信する、東京を拠点とするブランド兼レーベル・トーキョービタミン(tokyovitammin)はこのほど、初となる自主コレクションを発売した。商品はフーディー(2万2000円〜)やTシャツ(6000円〜)、パンツ(2万7000円〜)などのウエアのほか、キャップ(9000円)やビーニー(7500円)、ブランケット(1万8000円)、キーチェーン(3000円)など計22点。現在トーキョービタミン公式サイトで販売中だ。

国内外から集まるアーティストやデザイナー、プロデューサー、DJたちのプラットフォームとして機能しているトーキョービタミンは、ヒップホップやエレクトロニック、R&Bなどジャンルを超えた音楽を発信してきた。ファッションにおいては、これまでに「ヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)」「ユニオン(UNION)」「ブラックアイパッチ(BLACKEYEPATCH)」「ゲス オリジナルス(GUESS ORIGINALS)」などのブランドとコラボレーションを行い、ポップアップイベントや商品の限定ドロップを行っている。

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tokyovitaminが初の自主コレクションを発売 アパレルやアクセサリーなど22点

音楽、ファッション、アートを発信する、東京を拠点とするブランド兼レーベル・トーキョービタミン(tokyovitammin)はこのほど、初となる自主コレクションを発売した。商品はフーディー(2万2000円〜)やTシャツ(6000円〜)、パンツ(2万7000円〜)などのウエアのほか、キャップ(9000円)やビーニー(7500円)、ブランケット(1万8000円)、キーチェーン(3000円)など計22点。現在トーキョービタミン公式サイトで販売中だ。

国内外から集まるアーティストやデザイナー、プロデューサー、DJたちのプラットフォームとして機能しているトーキョービタミンは、ヒップホップやエレクトロニック、R&Bなどジャンルを超えた音楽を発信してきた。ファッションにおいては、これまでに「ヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)」「ユニオン(UNION)」「ブラックアイパッチ(BLACKEYEPATCH)」「ゲス オリジナルス(GUESS ORIGINALS)」などのブランドとコラボレーションを行い、ポップアップイベントや商品の限定ドロップを行っている。

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コンビニコスメ「ミティア オーガニック」から植物の発酵成分を閉じ込めた高保湿乳液 限定冷感アイテムも

マッシュビューティーラボとファミリーマートの協業スキンケアブランド「ミティア オーガニック(MITEA ORGANIC)」は4月15日、肌荒れをケアしながらふっくらみずみずしい肌に導く高保湿乳液“リペアミルク”(100mL、1991円)を発売する。全国のファミリーマートのほか、「コスメキッチン(COSME KITCHEN)」と「ビープル(BIOPLE)」の各店舗および各公式ECで取り扱う。

独自開発「発酵ソームカプセル」配合の乳液

同製品は、リポソーム技術を用いた独自開発の「発酵ソームカプセル」を配合。コメやハトムギなどの植物発酵エキス4種をナノサイズ化し、多層構造のカプセルの中に閉じ込めた。肌の内側から潤いで満たし、厚みのあるふっくらとした肌に仕上げる。ほか、シカやビタミンC誘導体などの植物成分20種を配合。肌表面のキメを整えながら肌荒れを予防し、透明感とハリにアプローチする。肌の負担になりにくい植物由来の界面活性剤を使用し、伸び良く広がる滑らかなテクスチャーに仕上げた。ラベンダーやローズマリー、ティーツリー、サイプレス、フランキンセンスの精油5種をブレンドしたウッディラベンダーの香り。

同日発売の限定冷感アイテム

なお同日、オーガニックアロマが香る冷感アイテム2品を限定発売する。“アクアボディミスト クール”(30mL、1320円)はボディー用の冷感アロマミスト。メントール配合で汗によるべたつきやにおいのもとをケアしながら、ひんやり感と天然精油の香りでリフレッシュをかなえる。“アクアセラムシート”(10枚入り、539円)は体と顔の両方に使用できる冷感ふきとり化粧水シート。ビタミンCやオーガニックブナエキスが乾燥を防ぎ、ミントラベンダーの香りとともに透明感と潤いのある肌に導く。

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「ヘレナ ルビンスタイン」から大気中の汚れに着目した“落として満たす”限定スペシャルマスク

ラグジュアリースキンケアブランド「ヘレナ ルビンスタイン(HELENA RUBINSTEIN)」は4月22日、植物始原細胞の再生能力に着目した“P.C. スキンミュニティ”ラインから、大気中の汚れを優しく洗い流すスペシャルマスク“P.C. スキンミュニティ クラリファイング マスク”(100mL、1万9800円)を数量限定で発売する。

同製品は、潤いあふれる滑らかな肌に導くクラリファイングマスク。肌の酸化を1.6倍促進し早期エイジングを引き起こす大気汚染物質「オゾン汚染」に着目し、肌を守りながら“落として満たす”スペシャルケアをかなえる。細胞の働きをサポートするオセアニッククリスタ始原細胞を配合し、角質バリア機能をサポート。整肌成分のモリンガエキスとLHAが古い角質をオフしながら大気中の微粒子の付着を防ぐ。ほか、保湿成分のシアバターとグリセリンが高い水分保持力で乾燥を防ぎ、洗い流した後の肌まで潤いで満たす。

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世界で活躍するトップハンドモデルがハンドケアブランド「テイクマイハンド」始動 第1弾はハンドクリーム

世界で活躍するハンドモデルの永瀬まりが、プロ仕様のハンドケアブランド「テイクマイハンド(TAKE MY HAND)」を立ち上げた。第1弾製品は潤い、透明感、エイジングケアをかなえる“TMH ハンドクリーム”(40g、3490円)で、2024年末から日本とアメリカのアマゾン限定で先行販売を開始。5月1日から本格発売し、ボタニカルガーデン「グリューン」やネイルサロン「サロンN」、「ハドソンスタジオ NY式ツメスパ」などで展開する。

永瀬は19歳でハンドモデルのキャリアをスタート。日本人として初のハンドモデルのキャリアで米国就労ビザを取得。現在はNY拠点に日米で200本以上のテレビCMやラグジュアリージュエリーメーカーのワールドキャンペーンに起用されるなど注目を集める。ハンドモデルの仕事を続ける中で周囲の人から「『私の手は見せられません』と手に自信のない声を多く聞いた」(永瀬)ことが開発のきっかけとなった。「手も顔と同じようにケアして欲しい」との思いから、シワにアプローチするバクチオール、肌のシミやくすみをケアするビタミンC誘導体、肌の赤みを抑えて弾力を向上するロドデンドロンフェルギネウムエキスなどを配合。99%ナチュラル処方で、石油系界面活性剤や鉱物油、合成香料、シリコーン、エタノールなどを使用しない。

容器はバイオマスプラスチックを使用し、量を調整しやすい細いノズルを採用。化粧箱もサトウキビ由来のFSC認証を取得したバガス紙を使っている。生産は北海道で行い、パッケージデザインや撮影はNYで実施する。“TMH ハンドクリーム”のビジュアルは自身と黒人のトップハンドモデルが登場し、国際的に活躍するフォトグラファー・石井完治氏が手がけた。

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BLACKPINKリサやレディー・ガガ、 ENHYPENの衣装をチェック! 「コーチェラ2025」1週目

アメリカ最大級の音楽フェス「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル 2025(Coachella Valley Music and Arts Festival 2025)」(以下、「コーチェラ」)が4月11日(現地時間、以下同)、米カリフォルニア州インディオで開幕した。

初日の11日には、ヘッドライナーを務めたレディー・ガガ(Lady Gaga)やBLACKPINKのリサ(Lisa)、タイラ(Tyla)らが出演。12日にはチャーリー・XCX(Charlie XCX)やENHYPEN(エンハイプン)らがパフォーマンスを披露した。

リサ

リサは、「コーチェラ」で初めてのソロパフォーマンスをサハラステージで披露。スタイリストのブレット・アラン・ネルソン(Brett Alan Nelson)とデザイナーのアッシャー・レヴィン(Asher Levine)とともに制作した近未来的で異世界のような衣装で登場した。

培養レザーでとハイテクな衣装で知られるレヴィンは、リサとネルソンに、アニメのヴィランを思わせるオープニングアクト用の衣装と、発光する生物と半透明の昆虫を思わせる衣装の制作を依頼された。

 

レヴィンは米「WWD」に対し、「1つ目のヴィランの衣装は、アニメのサイボーグを参考にした。フルマッスルスーツとオーバーサイズジャケットに、爬虫類的で解剖学的な美学をミックスして私らしいアレンジを加えた。我々は、リサのために、彫刻のような爬虫類の皮のスーツと胸当てをカスタムした。リサが私がディレクションしたものを体現してくれたのは素晴らしかった。この衣装のキャラクターを進化した、パワフルで異質なものに押し上げてくれた」と話した。

2つ目のルックには、ガラスのような花びらと、カラフルで血管のようなラインが体に沿ってスーツの下に張り巡らされた光り輝くスーツが登場。「どちらのルックもトランスフォーメーションを探求している。1つは、冷酷さと威圧感を、もう1つは、優美さと軽やかさだ。そのバランスにはワクワクする」とコメントした。

 

2つの衣装を作るために、レヴィンは、ロサンゼルスにある彼のアトリエで、ファッション、彫刻、技術のチームと共同して“光の速さ”で作業を行なったという。レヴィンは、「だからこそ、複雑でハイテクなアイテムを素早く仕上げることができるんだ。そう、ワイヤレスのイルミネーションも埋め込んで。これは私の長年の言語なんだ。光やテクスチャー、フォームを生きたものにする、これは、着ることのできる錬金術だと思っている」と語った。

 

レヴィンの作品は、ビオモーフィズム、解剖学、そしてパワーに基づいている。「私は、次の自分、つまり異質なもの、別のものへと進化する人たちのためにデザインしている」と話すレヴィンは、リサとのコラボレーションにあたり、ステージの照明と熱気、振り付けに負けない衣装を作ることに注力した。

レヴィンはまた、衣装制作の思いを次のように明かした。「私の作品は、クチュールと技術、動きが交差するところにある。新しい時代の奇抜なものを、視覚だけでなく、着用できるようにするということだ。全てが魔法のようでありながらも、第2の皮膚のように動くものでなければならない。リサにはこの異質な姿で力強く、流動的で、そして完璧に彼女自身であることを感じてもらう必要があった。そして、それはまさしく我々がリサに与えたものだった」

リサは、4月18日7時45分から同じくサハラステージでパフォーマンス予定だ。

レディー・ガガ

レディー・ガガのパフォーマンスは、ドラマチックなファッションを含め、ファンの期待するもの全てに応えた。ガガは、メーンステージで最新アルバム「メイヘム」にインスパイアされた、卓越したシアトリカルなパフォーマンスを披露。「マックイーン(MCQUEEN)」をオマージュしながら、“光と闇という相反する力の二面性”というショーのストーリーを体現するルックを着用した。

「ポーカー・フェイス」披露時には、「マックイーン」2005年春夏コレクションのショー、“たかがゲームじゃないか(It’s Only a Game)”に合わせ、3Dのチェスが舞台に登場。

シアトリカルな演出で知られる「マックイーン」は、05年春夏コレクションで同様のセットを用意し、モデルをチェスの駒に見立てて配置していた。

「パパラッチ」披露時にも、「マックイーン」を参考に、流麗で優美なホワイトの生地が腕から伸び、羽のようなエフェクトを作り出す衣装を着用。このルックは、同ブランド23-24年秋冬コレクション、“スキャナーズ(Sccaners)ショーのルックを思わせた。ガガは、メタリックな胸当ても身につけていた。

5幕で構成された110分に及ぶパフォーマンスの間、ガガは、「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」03年春夏コレクションから、ボンテージにインスパイアされたブラックレザーのジャケットも着用。また、サミュエル・ルイス(Samuel Lewis)とセス・プラット(Seth Pratt)がデザインした、ランジェリーが着想源のブラックミニドレスとルビーレッドのサテンドレス、砂場でのパフォーマンス時には、「ディラーラ フィンディコグルー(DILARA FINDIKOGLU)」のカスタムルックを披露した。

ほか、「シャイセ」披露時には、キャバレーを思わせるドラマチックなレッドドレスで観客の上に高く上がった。

ガガが「コーチェラ」のヘッドライナーを務めたのは、2017年以来2度目。最新アルバム「メイヘム」から、「アブラカダブラ」「パーフェクト・セレブリティー」「ディジーズ」「ザ・ビースト」「キラー」「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」のほか、人気曲の「ポーカー・フェイス」「ジューダス」「パパラッチ」「アレハンドロ」「ボーン・ディス・ウェイ」「シャロー」を披露した。18日23時10分から再びメーンステージに登場する予定だ。

タイラ

タイラは、ロン・ハルトレーベン(Ron Hartleben)によるスタイリングで「コーチェラ」デビューを飾った。「ドルチェ&ガッバーナ」00年春夏コレクションから、「スワロフスキー(SWAROVSKI)」クリスタル製のブラと、ガラスのフリンジがついたシルクのシャガードベルトスカートを着用。ホワイトのクロップド丈のトップスを胸の上で結び、大胆な丸いカットアウトを施したメッシュのタイツを合わせた。

またタイラは、「パンドラ(PANDORA)」のゴールドとシルバーのジュエリーを身にまといコーデを完成させた。同ブランドは8日、タイラをアンバサダーに任命したことを発表したばかりだ。

ENHYPEN

ENHYPENも12日、「コーチェラ」初出演を果たした。アンバサダーを務める「プラダ(PRADA)」を着用し、13曲を披露した。

「コーチェラ 2025」ステージスナップ

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BLACKPINKリサやレディー・ガガ、 ENHYPENの衣装をチェック! 「コーチェラ2025」1週目

アメリカ最大級の音楽フェス「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル 2025(Coachella Valley Music and Arts Festival 2025)」(以下、「コーチェラ」)が4月11日(現地時間、以下同)、米カリフォルニア州インディオで開幕した。

初日の11日には、ヘッドライナーを務めたレディー・ガガ(Lady Gaga)やBLACKPINKのリサ(Lisa)、タイラ(Tyla)らが出演。12日にはチャーリー・XCX(Charlie XCX)やENHYPEN(エンハイプン)らがパフォーマンスを披露した。

リサ

リサは、「コーチェラ」で初めてのソロパフォーマンスをサハラステージで披露。スタイリストのブレット・アラン・ネルソン(Brett Alan Nelson)とデザイナーのアッシャー・レヴィン(Asher Levine)とともに制作した近未来的で異世界のような衣装で登場した。

培養レザーでとハイテクな衣装で知られるレヴィンは、リサとネルソンに、アニメのヴィランを思わせるオープニングアクト用の衣装と、発光する生物と半透明の昆虫を思わせる衣装の制作を依頼された。

 

レヴィンは米「WWD」に対し、「1つ目のヴィランの衣装は、アニメのサイボーグを参考にした。フルマッスルスーツとオーバーサイズジャケットに、爬虫類的で解剖学的な美学をミックスして私らしいアレンジを加えた。我々は、リサのために、彫刻のような爬虫類の皮のスーツと胸当てをカスタムした。リサが私がディレクションしたものを体現してくれたのは素晴らしかった。この衣装のキャラクターを進化した、パワフルで異質なものに押し上げてくれた」と話した。

2つ目のルックには、ガラスのような花びらと、カラフルで血管のようなラインが体に沿ってスーツの下に張り巡らされた光り輝くスーツが登場。「どちらのルックもトランスフォーメーションを探求している。1つは、冷酷さと威圧感を、もう1つは、優美さと軽やかさだ。そのバランスにはワクワクする」とコメントした。

 

2つの衣装を作るために、レヴィンは、ロサンゼルスにある彼のアトリエで、ファッション、彫刻、技術のチームと共同して“光の速さ”で作業を行なったという。レヴィンは、「だからこそ、複雑でハイテクなアイテムを素早く仕上げることができるんだ。そう、ワイヤレスのイルミネーションも埋め込んで。これは私の長年の言語なんだ。光やテクスチャー、フォームを生きたものにする、これは、着ることのできる錬金術だと思っている」と語った。

 

レヴィンの作品は、ビオモーフィズム、解剖学、そしてパワーに基づいている。「私は、次の自分、つまり異質なもの、別のものへと進化する人たちのためにデザインしている」と話すレヴィンは、リサとのコラボレーションにあたり、ステージの照明と熱気、振り付けに負けない衣装を作ることに注力した。

レヴィンはまた、衣装制作の思いを次のように明かした。「私の作品は、クチュールと技術、動きが交差するところにある。新しい時代の奇抜なものを、視覚だけでなく、着用できるようにするということだ。全てが魔法のようでありながらも、第2の皮膚のように動くものでなければならない。リサにはこの異質な姿で力強く、流動的で、そして完璧に彼女自身であることを感じてもらう必要があった。そして、それはまさしく我々がリサに与えたものだった」

リサは、4月18日7時45分から同じくサハラステージでパフォーマンス予定だ。

レディー・ガガ

レディー・ガガのパフォーマンスは、ドラマチックなファッションを含め、ファンの期待するもの全てに応えた。ガガは、メーンステージで最新アルバム「メイヘム」にインスパイアされた、卓越したシアトリカルなパフォーマンスを披露。「マックイーン(MCQUEEN)」をオマージュしながら、“光と闇という相反する力の二面性”というショーのストーリーを体現するルックを着用した。

「ポーカー・フェイス」披露時には、「マックイーン」2005年春夏コレクションのショー、“たかがゲームじゃないか(It’s Only a Game)”に合わせ、3Dのチェスが舞台に登場。

シアトリカルな演出で知られる「マックイーン」は、05年春夏コレクションで同様のセットを用意し、モデルをチェスの駒に見立てて配置していた。

「パパラッチ」披露時にも、「マックイーン」を参考に、流麗で優美なホワイトの生地が腕から伸び、羽のようなエフェクトを作り出す衣装を着用。このルックは、同ブランド23-24年秋冬コレクション、“スキャナーズ(Sccaners)ショーのルックを思わせた。ガガは、メタリックな胸当ても身につけていた。

5幕で構成された110分に及ぶパフォーマンスの間、ガガは、「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」03年春夏コレクションから、ボンテージにインスパイアされたブラックレザーのジャケットも着用。また、サミュエル・ルイス(Samuel Lewis)とセス・プラット(Seth Pratt)がデザインした、ランジェリーが着想源のブラックミニドレスとルビーレッドのサテンドレス、砂場でのパフォーマンス時には、「ディラーラ フィンディコグルー(DILARA FINDIKOGLU)」のカスタムルックを披露した。

ほか、「シャイセ」披露時には、キャバレーを思わせるドラマチックなレッドドレスで観客の上に高く上がった。

ガガが「コーチェラ」のヘッドライナーを務めたのは、2017年以来2度目。最新アルバム「メイヘム」から、「アブラカダブラ」「パーフェクト・セレブリティー」「ディジーズ」「ザ・ビースト」「キラー」「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」のほか、人気曲の「ポーカー・フェイス」「ジューダス」「パパラッチ」「アレハンドロ」「ボーン・ディス・ウェイ」「シャロー」を披露した。18日23時10分から再びメーンステージに登場する予定だ。

タイラ

タイラは、ロン・ハルトレーベン(Ron Hartleben)によるスタイリングで「コーチェラ」デビューを飾った。「ドルチェ&ガッバーナ」00年春夏コレクションから、「スワロフスキー(SWAROVSKI)」クリスタル製のブラと、ガラスのフリンジがついたシルクのシャガードベルトスカートを着用。ホワイトのクロップド丈のトップスを胸の上で結び、大胆な丸いカットアウトを施したメッシュのタイツを合わせた。

またタイラは、「パンドラ(PANDORA)」のゴールドとシルバーのジュエリーを身にまといコーデを完成させた。同ブランドは8日、タイラをアンバサダーに任命したことを発表したばかりだ。

ENHYPEN

ENHYPENも12日、「コーチェラ」初出演を果たした。アンバサダーを務める「プラダ(PRADA)」を着用し、13曲を披露した。

「コーチェラ 2025」ステージスナップ

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BLACKPINKリサやレディー・ガガ、 ENHYPENの衣装をチェック! 「コーチェラ2025」1週目

アメリカ最大級の音楽フェス「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル 2025(Coachella Valley Music and Arts Festival 2025)」(以下、「コーチェラ」)が4月11日(現地時間、以下同)、米カリフォルニア州インディオで開幕した。

初日の11日には、ヘッドライナーを務めたレディー・ガガ(Lady Gaga)やBLACKPINKのリサ(Lisa)、タイラ(Tyla)らが出演。12日にはチャーリー・XCX(Charlie XCX)やENHYPEN(エンハイプン)らがパフォーマンスを披露した。

リサ

リサは、「コーチェラ」で初めてのソロパフォーマンスをサハラステージで披露。スタイリストのブレット・アラン・ネルソン(Brett Alan Nelson)とデザイナーのアッシャー・レヴィン(Asher Levine)とともに制作した近未来的で異世界のような衣装で登場した。

培養レザーでとハイテクな衣装で知られるレヴィンは、リサとネルソンに、アニメのヴィランを思わせるオープニングアクト用の衣装と、発光する生物と半透明の昆虫を思わせる衣装の制作を依頼された。

 

レヴィンは米「WWD」に対し、「1つ目のヴィランの衣装は、アニメのサイボーグを参考にした。フルマッスルスーツとオーバーサイズジャケットに、爬虫類的で解剖学的な美学をミックスして私らしいアレンジを加えた。我々は、リサのために、彫刻のような爬虫類の皮のスーツと胸当てをカスタムした。リサが私がディレクションしたものを体現してくれたのは素晴らしかった。この衣装のキャラクターを進化した、パワフルで異質なものに押し上げてくれた」と話した。

2つ目のルックには、ガラスのような花びらと、カラフルで血管のようなラインが体に沿ってスーツの下に張り巡らされた光り輝くスーツが登場。「どちらのルックもトランスフォーメーションを探求している。1つは、冷酷さと威圧感を、もう1つは、優美さと軽やかさだ。そのバランスにはワクワクする」とコメントした。

 

2つの衣装を作るために、レヴィンは、ロサンゼルスにある彼のアトリエで、ファッション、彫刻、技術のチームと共同して“光の速さ”で作業を行なったという。レヴィンは、「だからこそ、複雑でハイテクなアイテムを素早く仕上げることができるんだ。そう、ワイヤレスのイルミネーションも埋め込んで。これは私の長年の言語なんだ。光やテクスチャー、フォームを生きたものにする、これは、着ることのできる錬金術だと思っている」と語った。

 

レヴィンの作品は、ビオモーフィズム、解剖学、そしてパワーに基づいている。「私は、次の自分、つまり異質なもの、別のものへと進化する人たちのためにデザインしている」と話すレヴィンは、リサとのコラボレーションにあたり、ステージの照明と熱気、振り付けに負けない衣装を作ることに注力した。

レヴィンはまた、衣装制作の思いを次のように明かした。「私の作品は、クチュールと技術、動きが交差するところにある。新しい時代の奇抜なものを、視覚だけでなく、着用できるようにするということだ。全てが魔法のようでありながらも、第2の皮膚のように動くものでなければならない。リサにはこの異質な姿で力強く、流動的で、そして完璧に彼女自身であることを感じてもらう必要があった。そして、それはまさしく我々がリサに与えたものだった」

リサは、4月18日7時45分から同じくサハラステージでパフォーマンス予定だ。

レディー・ガガ

レディー・ガガのパフォーマンスは、ドラマチックなファッションを含め、ファンの期待するもの全てに応えた。ガガは、メーンステージで最新アルバム「メイヘム」にインスパイアされた、卓越したシアトリカルなパフォーマンスを披露。「マックイーン(MCQUEEN)」をオマージュしながら、“光と闇という相反する力の二面性”というショーのストーリーを体現するルックを着用した。

「ポーカー・フェイス」披露時には、「マックイーン」2005年春夏コレクションのショー、“たかがゲームじゃないか(It’s Only a Game)”に合わせ、3Dのチェスが舞台に登場。

シアトリカルな演出で知られる「マックイーン」は、05年春夏コレクションで同様のセットを用意し、モデルをチェスの駒に見立てて配置していた。

「パパラッチ」披露時にも、「マックイーン」を参考に、流麗で優美なホワイトの生地が腕から伸び、羽のようなエフェクトを作り出す衣装を着用。このルックは、同ブランド23-24年秋冬コレクション、“スキャナーズ(Sccaners)ショーのルックを思わせた。ガガは、メタリックな胸当ても身につけていた。

5幕で構成された110分に及ぶパフォーマンスの間、ガガは、「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」03年春夏コレクションから、ボンテージにインスパイアされたブラックレザーのジャケットも着用。また、サミュエル・ルイス(Samuel Lewis)とセス・プラット(Seth Pratt)がデザインした、ランジェリーが着想源のブラックミニドレスとルビーレッドのサテンドレス、砂場でのパフォーマンス時には、「ディラーラ フィンディコグルー(DILARA FINDIKOGLU)」のカスタムルックを披露した。

ほか、「シャイセ」披露時には、キャバレーを思わせるドラマチックなレッドドレスで観客の上に高く上がった。

ガガが「コーチェラ」のヘッドライナーを務めたのは、2017年以来2度目。最新アルバム「メイヘム」から、「アブラカダブラ」「パーフェクト・セレブリティー」「ディジーズ」「ザ・ビースト」「キラー」「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」のほか、人気曲の「ポーカー・フェイス」「ジューダス」「パパラッチ」「アレハンドロ」「ボーン・ディス・ウェイ」「シャロー」を披露した。18日23時10分から再びメーンステージに登場する予定だ。

タイラ

タイラは、ロン・ハルトレーベン(Ron Hartleben)によるスタイリングで「コーチェラ」デビューを飾った。「ドルチェ&ガッバーナ」00年春夏コレクションから、「スワロフスキー(SWAROVSKI)」クリスタル製のブラと、ガラスのフリンジがついたシルクのシャガードベルトスカートを着用。ホワイトのクロップド丈のトップスを胸の上で結び、大胆な丸いカットアウトを施したメッシュのタイツを合わせた。

またタイラは、「パンドラ(PANDORA)」のゴールドとシルバーのジュエリーを身にまといコーデを完成させた。同ブランドは8日、タイラをアンバサダーに任命したことを発表したばかりだ。

ENHYPEN

ENHYPENも12日、「コーチェラ」初出演を果たした。アンバサダーを務める「プラダ(PRADA)」を着用し、13曲を披露した。

「コーチェラ 2025」ステージスナップ

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「リステア」柴田麻衣子のワードローブを再現 自社ブランド「ルシェルブルー」を刷新

ラグジュアリーセレクトショップのリステア(RESTIR)は2025年春夏シーズン、オリジナルブランドの「ルシェルブルー(LE CIEL BLEU)」のリブランディングに着手した。これまで社内チームが中心となり企画・生産を進めてきたが、2025年春夏シーズンから柴田麻衣子クリエイティブ・ディレクターが全面的に監修する。

1987年の創業とともに始動した「ルシェルブルー」は、これまで「トレンド感を取り入れたモードとリアルクローズの融合」をコンセプトに展開してきたが、「リステアとのつながりや、ブランドの独自性が曖昧になっていたことが課題だった」と柴田ディレクター。リステアにしかできない服作りを再考したうえで、「何十年も服と真剣に向き合ってきた私の経験こそが強みになると考えた。飽和状態のアパレル市場で戦えるよう、より明確な差別化を図っていきたい」と話す。ターゲットは、従来のブランドファンに加え、「リステア」の顧客層や20代〜50代の新規も狙う。

企画の軸となるのは、柴田ディレクター自身のワードローブだ。「私も毎日勝負服ではいられない。仕事や休日など、日常的に着られておしゃれに決まるアイテムを形にした」という。ラグジュアリーブランドが多く並ぶリステアを補完するイージーケアなどの機能性や手に取りやすい価格帯を意識。リステアの買い付けブランドとも着回せるようにした。

2025年春夏シーズンは、バイカラーの襟が特徴的な透け感のあるボイルシャツ(2万5300円)やリボンの装飾を施したアシンメトリーなジャージートップス(1万7600円)、ボリューミーなフリルをあしらったカットソー(1万9800円)などをそろえる。「コーディネートを考えなくても、1枚で完結するデザイン性の高さがポイントだ」と柴田ディレクター。

また、国内外のデザイナーとのコラボレーション企画も積極的に仕掛けていく。第1弾は「ヴィヴィアーノ(VIVIANO)」と協業。5月には日本のスイムウエアブランド「ミズアソビ(MIZUASOBI.)」とコラボしたボディースーツを発売する。

現在は、伊勢丹新宿店、阪急うめだ本店、大丸京都店、ジェイアール名古屋タカシマヤ、大丸神戸店などに出店する。

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「リステア」柴田麻衣子のワードローブを再現 自社ブランド「ルシェルブルー」を刷新

ラグジュアリーセレクトショップのリステア(RESTIR)は2025年春夏シーズン、オリジナルブランドの「ルシェルブルー(LE CIEL BLEU)」のリブランディングに着手した。これまで社内チームが中心となり企画・生産を進めてきたが、2025年春夏シーズンから柴田麻衣子クリエイティブ・ディレクターが全面的に監修する。

1987年の創業とともに始動した「ルシェルブルー」は、これまで「トレンド感を取り入れたモードとリアルクローズの融合」をコンセプトに展開してきたが、「リステアとのつながりや、ブランドの独自性が曖昧になっていたことが課題だった」と柴田ディレクター。リステアにしかできない服作りを再考したうえで、「何十年も服と真剣に向き合ってきた私の経験こそが強みになると考えた。飽和状態のアパレル市場で戦えるよう、より明確な差別化を図っていきたい」と話す。ターゲットは、従来のブランドファンに加え、「リステア」の顧客層や20代〜50代の新規も狙う。

企画の軸となるのは、柴田ディレクター自身のワードローブだ。「私も毎日勝負服ではいられない。仕事や休日など、日常的に着られておしゃれに決まるアイテムを形にした」という。ラグジュアリーブランドが多く並ぶリステアを補完するイージーケアなどの機能性や手に取りやすい価格帯を意識。リステアの買い付けブランドとも着回せるようにした。

2025年春夏シーズンは、バイカラーの襟が特徴的な透け感のあるボイルシャツ(2万5300円)やリボンの装飾を施したアシンメトリーなジャージートップス(1万7600円)、ボリューミーなフリルをあしらったカットソー(1万9800円)などをそろえる。「コーディネートを考えなくても、1枚で完結するデザイン性の高さがポイントだ」と柴田ディレクター。

また、国内外のデザイナーとのコラボレーション企画も積極的に仕掛けていく。第1弾は「ヴィヴィアーノ(VIVIANO)」と協業。5月には日本のスイムウエアブランド「ミズアソビ(MIZUASOBI.)」とコラボしたボディースーツを発売する。

現在は、伊勢丹新宿店、阪急うめだ本店、大丸京都店、ジェイアール名古屋タカシマヤ、大丸神戸店などに出店する。

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杉野遥亮、烏野高校バレー部員に!? 「ハイキュー!!」への愛とコラボ服を語る

PROFILE: 杉野遥亮/俳優

杉野遥亮/俳優
PROFILE: (すぎの・ようすけ)1995年生まれ、千葉県出身。2015年、第12回ファインボーイズ専属モデルオーディションでグランプリを獲得。17年、映画「キセキ -あの日のソビト-」で映画初出演を果たし、劇中の4人組グループ「グリーンボーイズ」のメンバーとしてCDデビューも果たす。「ばらかもん」(22年)、「マウンテンドクター」(24年)、「磯部磯兵衞物語」(24年)では主演も務めた。パーソナリティーを務めていたラジオ番組「杉野遥亮の今夜もオフトーク」(TOKYO FM)では、「ハイキュー!!」への愛を20分間熱弁している

WWDJAPAN4月14日号は、アニメコラボを特集している。表紙を飾ったのは、俳優・杉野遥亮。アニメ「ハイキュー!!」のファンである彼に、「ハイキュー!!」と「レイジブルー(RAGEBLUE)」のコラボ商品を着用してもらった。シャツを腰に巻いたり、襟をクルーネックからのぞかせたり、パンツを重ねばきしたりと、今っぽい小技使いが光る。彼にとって、“アニメをまとう”ことは何を意味するのか?

アニメも演技も世界観に入り込んでこそ

WWD:「ハイキュー!!」の好きなところを教えてください。

杉野遥亮(以下、杉野):青春を体感できる作風が好きです。僕はもともと、青春もののストーリーにハマりがちで。「ハイキュー!!」以外だったら、「あひるの空」(テレビ東京系列)や「黒子のバスケ」(毎日放送ほか)、「スケットダンス」(テレビ東京系列)もお気に入り。「こんな青春を過ごしたかった」「熱い気持ちで何かと向き合えていたら」って、つい感情移入してしまうんですよね。

WWD:憧れの気持ちですか。

杉野:幼いころ読んだ漫画に、キラキラした高校生活が描かれていて、すごく影響を受けました。でも、いざ入学したら全くそんなことなくて(笑)。その理想と現実のギャップを埋めるために青春アニメを見るようになって、今に至るって感じですね。

WWD:好きなキャラクターは?

杉野:烏野高校の日向翔陽と影山飛雄が好きです。2人とも自分と似ているところがあるから。日向は無鉄砲なところ、影山は無骨なところが自分と重なります。チームだったら、星海光来率いる鴎台高校に引かれます。青と白を組み合わせたユニホームカラーがいいですよね。

WWD:表紙でも、烏野高校に着想したスエットの上下を着ていただきました。

杉野:実際に着て、ある意味“危険”だと感じてしまいました。僕自身、「ハイキュー!!」には、家でスパイクの素振りをしてしまうくらい熱中してしまっていて。だから、こんな風にコラボ商品を着たら、ますます現実との境目が分からなくなりそう(笑)。

WWD:俳優も“世界観に入り込む”仕事ですよね。

杉野:そうですね。台本を読んだ瞬間から、作品の世界観に入り込みます。僕の場合、現実の世界に戻るのも少し大変なくらいです。その点、“アニメをまとう”ことと役を演じることは似ているのかもしれません。

WWD:コラボ商品をどのようなシーンで着用したい?

杉野:撮影現場に着ていきたいです。服が自分の「好き」を物語るから、会話のきっかけにもなるだろうし。好きなものを見つけるって、実は結構難しいことだと思っています。だから、好きなものは「好き」と言いたい。「ハイキュー!!」、大好きです!

PHOTO : SAKI OMI(io) HAIR&MAKE : AZUMA(M-rep by MONDO artist-group)
STYLING : MASASHI SHO
MODEL : YOSUKE SUGINO
ART DIRECTION & DESIGN : RYO TOMIZUKA

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「コスメキッチン」が生誕70周年のミッフィーとコラボ オーガニックアイテムが多数登場

「コスメキッチン(COSME KITCHEN)」は6月20日、ミッフィー(miffy)誕生70周年を祝したコラボレーショアイテムの第2弾を全国の「コスメキッチン」、「ビープル(BIOPLE)」の店舗および公式オンラインストアで発売する。なお先行予約受付は、6月9日10時に「コスメキッチン」「ビープル」公式オンラインストアで開始する。同コラボは、“ミッフィーが出合うオーガニック”をテーマに、「コスメキッチン」のこだわりやミッフィーの愛らしさを詰め込んだアイテムをそろえた。

オーガニックの魅力を届けるアイテム

シルキーヘアに導く“フリッズビーゴーン スムージング ヘアセラム”(81mL、3190円)は、オーガニック植物成分配合の洗い流さないヘア美容液。乾燥や広がりが気になる髪の1本1本を、とろみのあるセラムでコーティングする。“ブラシ&セラムキット(6490円)は、スリーキーブラシと、洗い流さないヘアセラムをセットにした。

“シュガー ボディースクラブ ゴールデンハニー”(340g、3960円)は、オーガニックハニーとシュガーで、角質ケアと保湿を同時にかなえる。また、オーガニックハニーとビタミンEが肌に潤いをとどめ、ベニバナ、かぼちゃ、にんじんのオーガニックオイルがハリを与えて柔らかな肌に導く。“シュガー ボディースクラブ スイートラズベリー”(340g、3960円)は、オーガニックシュガーで不要な角質をオフしながら、肌をしっとりなめらかに磨き上げる。スイーツを楽しんでいるかのようなベリーの甘い香りで仕立てた。

“ハーブオイル33+7 ロールオン”(10mL、3080円)は、40種のハーブをブレンドしたロールオンタイプのアロマで、ユーカリ、ラベンダー、ローズマリーなどの精油を使用。“センシュアル ロールオン”(10mL、3080円)は、ローズ、イランイラン、パチョリ、ラベンダーなど女性に寄り添う7種類のハーブをブレンドした。

限定グッズも

さらに、同コラボ限定のミッフィーデザインのグッズも登場する。ラインアップは、ロールオンアロマを取り付けるケース(1650円)やヘアクリップセット(1980円)、バンスクリップ(1980円)、ハンカチ(全2種、各1650円)、蓋つきマグカップ(2970円)、アールグレイティー(864円)、エコバッグ(1980円)。

ほか、限定デザインのエコバッグにボディースクラブ、オーガニックアールグレイティーなどを詰めた限定キット(8000円)も販売する。

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ベイクルーズが展開するリユースショップ「サーキュラブルサプライ」が初の旗艦店を下北沢にオープン

ベイクルーズ(BAYCREWS)が運営するリユースショップ「サーキュラブルサプライ(CIRCULABLE SUPPLY)」は4月18日、ブランド初となる旗艦店を下北沢にオープンする。

サーキュラブルサプライは、ファッションを通じて持続可能な循環型社会の実現を目指すリユースショップ。2019年に開催した「ベイクルーズ フェスティバル」で人気を博した従業員の私物を販売したフリーマーケットをルーツに、20年には下北沢に初の期間限定ショップをオープンした。

新店舗では、ベイクルーズのブランドを中心に幅広いジャンルの商品を販売。これまで従業員を対象に行っていた買い取りに加え、新たに顧客からの買い取りサービスを本格的に開始する。また、サステナビリティの推進に向けた新たな取り組みとして、資源の循環サービスなどを運営する鹿児島のエコミット(ECOMMIT)が提供する資源循環サービス「パスト(PASSTO)」を導入。衣類の“回収”、最適な使い道の“選別”、再活用による“リユース・リサイクル”の循環を創出し、ファッションの価値をつなぐ新しい仕組みの構築を進めてていくという。

■サーキュラブルサプライ 下北沢店
オープン日:4月18日
住所:東京都世田谷区代沢5-30-2 1階

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ベイクルーズが展開するリユースショップ「サーキュラブルサプライ」が初の旗艦店を下北沢にオープン

ベイクルーズ(BAYCREWS)が運営するリユースショップ「サーキュラブルサプライ(CIRCULABLE SUPPLY)」は4月18日、ブランド初となる旗艦店を下北沢にオープンする。

サーキュラブルサプライは、ファッションを通じて持続可能な循環型社会の実現を目指すリユースショップ。2019年に開催した「ベイクルーズ フェスティバル」で人気を博した従業員の私物を販売したフリーマーケットをルーツに、20年には下北沢に初の期間限定ショップをオープンした。

新店舗では、ベイクルーズのブランドを中心に幅広いジャンルの商品を販売。これまで従業員を対象に行っていた買い取りに加え、新たに顧客からの買い取りサービスを本格的に開始する。また、サステナビリティの推進に向けた新たな取り組みとして、資源の循環サービスなどを運営する鹿児島のエコミット(ECOMMIT)が提供する資源循環サービス「パスト(PASSTO)」を導入。衣類の“回収”、最適な使い道の“選別”、再活用による“リユース・リサイクル”の循環を創出し、ファッションの価値をつなぐ新しい仕組みの構築を進めてていくという。

■サーキュラブルサプライ 下北沢店
オープン日:4月18日
住所:東京都世田谷区代沢5-30-2 1階

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LVMHのアルノー会長兼CEO、85歳まで続投? 年齢制限の延長を株主総会で提案へ

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の取締役会は、最高経営責任者(CEO)の年齢制限を現在の80歳から85歳に延長する議案を、4月17日開催の年次株主総会に提出する。

同社のベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼最高経営責任者(CEO)は、1949年3月5日生まれの76歳。2022年5月の株主総会では、75歳と定められていたCEOの年齢制限を80歳まで延長する議案が、81.6%の賛成多数で承認されている。

後継者として有望な5人の子どもたち

アルノー会長兼CEOには5人の子どもがいる。長女のデルフィーヌ・アルノー(Delphine Arnault)=クリスチャン ディオール クチュール会長兼CEO、長男のアントワン・アルノー(Antoine Arnault)LVMH ヘッド・オブ・コミュニケーション&イメージ、次男のアレクサンドル・アルノー(Alexandre Arnault)LVMH ワイン&スピリッツ部門副CEO、三男のフレデリック・アルノー(Frederic Arnault)=ロロ・ピアーナCEO、四男で末っ子のジャン・アルノー(Jean Arnault)=ルイ・ヴィトン ウォッチ部門 マーケティングおよびプロダクト・ディベロップメント・ディレクターといずれもグループ内の要職に就いており、有望な後継者候補だ。しかし、今回の議案を踏まえると、まだしばらくはアルノー会長兼CEOがグループを率いるものと推測される。

アルノー家による支配体制も盤石

近年、LVMHは一族支配を強化しており、ジャン以外の4人はLVMHの取締役会に所属しているほか、アントワンは一族による持株会社クリスチャン ディオールSE(CHRISTIAN DIOR SE)のCEO兼副会長を、フレデリックはやはり一族の主要な持株会社フィナンシエール・アガシュ(FINANCIERE AGACHE)のマネージング・ディレクターを兼任。クリスチャン ディオールSEはフィナンシエール・アガシュの傘下で、フィナンシエール・アガシュは22年12月の時点でクリスチャン ディオールSEの株式資本の97.5%を保有している。これらを通じ、アルノー家は25年3月の時点で、LVMHの株式資本の49.0%と議決権の64.8%を保有している。

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LVMHのアルノー会長兼CEO、85歳まで続投? 年齢制限の延長を株主総会で提案へ

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の取締役会は、最高経営責任者(CEO)の年齢制限を現在の80歳から85歳に延長する議案を、4月17日開催の年次株主総会に提出する。

同社のベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼最高経営責任者(CEO)は、1949年3月5日生まれの76歳。2022年5月の株主総会では、75歳と定められていたCEOの年齢制限を80歳まで延長する議案が、81.6%の賛成多数で承認されている。

後継者として有望な5人の子どもたち

アルノー会長兼CEOには5人の子どもがいる。長女のデルフィーヌ・アルノー(Delphine Arnault)=クリスチャン ディオール クチュール会長兼CEO、長男のアントワン・アルノー(Antoine Arnault)LVMH ヘッド・オブ・コミュニケーション&イメージ、次男のアレクサンドル・アルノー(Alexandre Arnault)LVMH ワイン&スピリッツ部門副CEO、三男のフレデリック・アルノー(Frederic Arnault)=ロロ・ピアーナCEO、四男で末っ子のジャン・アルノー(Jean Arnault)=ルイ・ヴィトン ウォッチ部門 マーケティングおよびプロダクト・ディベロップメント・ディレクターといずれもグループ内の要職に就いており、有望な後継者候補だ。しかし、今回の議案を踏まえると、まだしばらくはアルノー会長兼CEOがグループを率いるものと推測される。

アルノー家による支配体制も盤石

近年、LVMHは一族支配を強化しており、ジャン以外の4人はLVMHの取締役会に所属しているほか、アントワンは一族による持株会社クリスチャン ディオールSE(CHRISTIAN DIOR SE)のCEO兼副会長を、フレデリックはやはり一族の主要な持株会社フィナンシエール・アガシュ(FINANCIERE AGACHE)のマネージング・ディレクターを兼任。クリスチャン ディオールSEはフィナンシエール・アガシュの傘下で、フィナンシエール・アガシュは22年12月の時点でクリスチャン ディオールSEの株式資本の97.5%を保有している。これらを通じ、アルノー家は25年3月の時点で、LVMHの株式資本の49.0%と議決権の64.8%を保有している。

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「カルティエ」の大阪万博ウーマンズ パビリオンは女性の変革&未来形成の力を讃える

「カルティエ(CARTIER)」が大阪万博に出展した「ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier」は、は、万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に寄り添い、「ともに生き、ともに輝く未来へ」コンセプトに変革する力とより良い未来を形作る上での女性のポテンシャルを讃える。永山祐子の建築による約1700平方メートルのパビリオンは、2フロア構成。2020年ドバイ万博の日本館で採用した、伝統的な木工技術の組子に着想を得たファサードを再利用した。

パビリオンをキュレートしたエズ・デヴリン(Es Devlin)は、万博を「ユニークな楽器のコレクション。各パビリオンがさまざまな楽器として、世界という舞台で6カ月にわたりメッセージを発信する場」と捉え、ウーマンズ パビリオンではジェンダー平等に関する視点の転換を追求。最初の「スリー ウィメン」では、小説家の吉本ばななら国籍も年齢も異なる3人の女性が、映画監督の河瀬直美によるショートフィルムを通して語りかける。続く「スリー パスウェイズ」では、3人のうち1人の女性が歩んできた人生を追体験することで、幅広い普遍的な世界の問題への思考を促す。

その先では、女性のリーダーシップや持続的社会を学ぶ「パズル ボックス」や、黒柳徹子をはじめ多様なロールモデルのさまざまなメッセージを受け取る「ユア ハンド」などの部屋が続く。

また2Fのホールでは期間中、150以上のイベントを開催予定。「大いなる地球」「ビジネスとテクノロジー」「教育と政策」「芸術と文化」「フィランソロピー」「役割とアイデンティティ」という6つのテーマについて講演会やパネルディスカッション、展示を通じて意見を交わす。このフロアには、永山祐子のビジョン「自然、人、資源が相互(そうご)に関連し合うサイクル」を象徴する、四季を描写した庭園を構えた。

同パビリオンの制服は、「サカイ」の阿部千登勢デザイナー兼クリエイティブディレクターが手掛けている。

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「カルティエ」の大阪万博ウーマンズ パビリオンは女性の変革&未来形成の力を讃える

「カルティエ(CARTIER)」が大阪万博に出展した「ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier」は、は、万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に寄り添い、「ともに生き、ともに輝く未来へ」コンセプトに変革する力とより良い未来を形作る上での女性のポテンシャルを讃える。永山祐子の建築による約1700平方メートルのパビリオンは、2フロア構成。2020年ドバイ万博の日本館で採用した、伝統的な木工技術の組子に着想を得たファサードを再利用した。

パビリオンをキュレートしたエズ・デヴリン(Es Devlin)は、万博を「ユニークな楽器のコレクション。各パビリオンがさまざまな楽器として、世界という舞台で6カ月にわたりメッセージを発信する場」と捉え、ウーマンズ パビリオンではジェンダー平等に関する視点の転換を追求。最初の「スリー ウィメン」では、小説家の吉本ばななら国籍も年齢も異なる3人の女性が、映画監督の河瀬直美によるショートフィルムを通して語りかける。続く「スリー パスウェイズ」では、3人のうち1人の女性が歩んできた人生を追体験することで、幅広い普遍的な世界の問題への思考を促す。

その先では、女性のリーダーシップや持続的社会を学ぶ「パズル ボックス」や、黒柳徹子をはじめ多様なロールモデルのさまざまなメッセージを受け取る「ユア ハンド」などの部屋が続く。

また2Fのホールでは期間中、150以上のイベントを開催予定。「大いなる地球」「ビジネスとテクノロジー」「教育と政策」「芸術と文化」「フィランソロピー」「役割とアイデンティティ」という6つのテーマについて講演会やパネルディスカッション、展示を通じて意見を交わす。このフロアには、永山祐子のビジョン「自然、人、資源が相互(そうご)に関連し合うサイクル」を象徴する、四季を描写した庭園を構えた。

同パビリオンの制服は、「サカイ」の阿部千登勢デザイナー兼クリエイティブディレクターが手掛けている。

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「エトロ」がKing & Prince髙橋海人起用のスペシャルコンテンツを公開 ブランドの世界を紐解く旅

「エトロ(ETRO)」は、King & Princeの髙橋海人がブランドの伝統とクラフツマンシップに触れるスペシャルコンテンツを公開した。

高橋海人がファブリックルームでブランドの魅力に触れる

先日、同ブランドの日本人初グローバルアンバサダーに就任した髙橋が、2025年秋冬コレクションのファッションショーに参加するため2月にミラノへ訪れた際に、ブランドが誇る膨大なアーカイブの一部が収められたファブリックルームでブランドの魅力に触れた。

「エトロ」は、世界各地の文化や風土からインスピレーションを受けたファブリックデザインが特徴で、テーマごとに厳選された生地が並ぶファブリックルームは、ブランドの源泉ともいえる。厳選されたファブリックを高度な技術で融合させ、デザインやパターンの美しさを最大限に引き出す。同コンテンツでは、ブランドの魅力や暗仏マンシップ、プリントが生み出す芸術性を楽しめる。

スペシャルコンテンツ

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「MSGM」が高島屋新宿店に出店 新作コレクションやアーティストとのコラボアイテムを展開

「MSGM(MSGM)」は、新宿高島屋 4階に新店舗をオープンした。同店では、マッシモ・ジョルジェッティ(Massimo Giorgetti)クリエイティブ・ディレクターがブランドの15周年を讃えて手掛けた、25年春夏シーズンのメンズ・コレクション、ウィメンズ・コレクションやイギリスのアーティスト、ルーク・エドワード・ホール(Luke Edward Hall)とコラボしたアイテムなどを展開する。

また、オープン記念のノベルティーも数量限定で用意。税込3万3000円以上の購入者には、オリジナルのトートバッグをプレゼントする。

取り扱いアイテム例

店舗情報

◼️「MSGM」新宿高島屋店

時間:10:30〜19:30
場所:新宿髙島屋 4階
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2

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「ラコステ」×シップス 人気の別注アイテムが新色を加えて今年も登場

シップス(SHIPS)は、「ラコステ(LACOSTE)」と制作した別注のポロシャツを発売した。「シップス」各店舗および公式オンラインショップで取り扱っている。

「ラコステ」の定番モデルを今年も別注

今回登場するのは、「ラコステ」のアーカイブから、1970年代に北米向けに輸出した“メイド・イン・フランス”のポロをベースとして復刻した別注アイテム“ドロップ テイル ポロ シャツ”(全5色、各1万9800円)だ。前立て部分の2つボタンは4穴仕様に落とし込み、着心地よくタイトすぎないフィットかん、後ろの裾が長いドロップテイル、リラックス感のあるディテールでアメリカ西海岸の雰囲気を感じさせる。

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シップス(SHIPS)は、「ラコステ(LACOSTE)」と制作した別注のポロシャツを発売した。「シップス」各店舗および公式オンラインショップで取り扱っている。

「ラコステ」の定番モデルを今年も別注

今回登場するのは、「ラコステ」のアーカイブから、1970年代に北米向けに輸出した“メイド・イン・フランス”のポロをベースとして復刻した別注アイテム“ドロップ テイル ポロ シャツ”(全5色、各1万9800円)だ。前立て部分の2つボタンは4穴仕様に落とし込み、着心地よくタイトすぎないフィットかん、後ろの裾が長いドロップテイル、リラックス感のあるディテールでアメリカ西海岸の雰囲気を感じさせる。

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セルフで楽しむ2025年春夏トレンドヘアカラー&メイク ヘアコスメブランド「ゴットゥービー」が提案

ヘア&メイクアップアーティストのKanakoさんと、美容師の上野恵麻さんが、ダメージレスを追求したヘアコスメブランド「ゴットゥービー(GOT2B)」のアイテムを使って、2025年春夏に注目のヘアカラー3スタイルを紹介する。あわせて、セルフでトライするときのコツや、メイクのポイントも聞いた。

透けシルバーピンクベージュ×レイヤーカット

スタイル1は、春気分にアップデートできる、日差しに映えるシルバーピンクベージュ。「透明感たっぷりのピンクが肌色を明るく見せ、一気にあか抜けた印象に。ヴェールのようなシルバーの艶がおしゃれ感を高め、甘めにもカジュアルにも転ばせやすいのが魅力。トレンドのレイヤーカットとの相性もバッチリ」(上野さん)。

メイクは、「淡めの髪色に合わせて、メイクもふんわり感を意識。目元はあえてラメを使わず、マットなブラウンシャドーでグラデーションを作り、束感まつ毛と目尻の平行ラインで引きしめる。トレンド継続中の青みチークを横長にぼかし、ちゅるんとしたリップで抜け感を。肌は艶が出過ぎないようセミマットな質感にするのが今っぽく仕上げるポイント」(Kanakoさん)。

アッシュシルバー×韓国風シースルーマッシュ

スタイル2は、エフォートレス感が今っぽいアッシュシルバー。「くすみ感のあるアッシュ系シルバーは、クールになり過ぎずシルバーカラーに挑戦したい方におすすめ。黄ばみを抑えているのでハイトーンでも落ち着きがあり、韓国アイドルっぽくイメチェンできそう。意外とファッションを選ばず肌なじみもいいので、ハイトーン初心者でも似合いやすいカラー」(上野さん)。

メイクは、「目元とチークをベージュ系で統一することで シルバーヘアでも派手になり過ぎず大人っぽくまとまる。色味を抑える分、パーツがぼやけないようメリハリを強調。涙袋の影を描き、ノーズや輪郭にしっかりシェーディングを。マットのオレンジリップで血色を出し、アイブロウマスカラで眉の存在感を引き算すると今っぽさがアップ」(Kanakoさん)。

スモーキーベージュなポイントカラー×姫カット

スタイル3は、黒髪とハイトーンを同時に楽しめるフェイスフレーミングスタイル。「全体カラーが難しい人もトライしやすいのが魅力。2色をミックスすることで、ベージュに光沢が入った絶妙なおしゃれカラーがかなう。フェイスラインをぼかしてくれるから輪郭カバーにも効果的」(上野さん)。

メイクは、「ヘアカラーが個性的なので、メイクはピンクを使って優しげに見せると好バランス。目元はピンクシャドーで囲み、ラベンダーのラメを目頭下に塗ってきらめきをプラス。チークも青みピンクで統一し、小鼻の高さにふわっと横長に広げる。リップだけは赤みブラウンのグロスで意外性を持たせて、大人っぽさとおしゃれ感を後押し」(Kanakoさん)。

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セルフで楽しむ2025年春夏トレンドヘアカラー&メイク ヘアコスメブランド「ゴットゥービー」が提案

ヘア&メイクアップアーティストのKanakoさんと、美容師の上野恵麻さんが、ダメージレスを追求したヘアコスメブランド「ゴットゥービー(GOT2B)」のアイテムを使って、2025年春夏に注目のヘアカラー3スタイルを紹介する。あわせて、セルフでトライするときのコツや、メイクのポイントも聞いた。

透けシルバーピンクベージュ×レイヤーカット

スタイル1は、春気分にアップデートできる、日差しに映えるシルバーピンクベージュ。「透明感たっぷりのピンクが肌色を明るく見せ、一気にあか抜けた印象に。ヴェールのようなシルバーの艶がおしゃれ感を高め、甘めにもカジュアルにも転ばせやすいのが魅力。トレンドのレイヤーカットとの相性もバッチリ」(上野さん)。

メイクは、「淡めの髪色に合わせて、メイクもふんわり感を意識。目元はあえてラメを使わず、マットなブラウンシャドーでグラデーションを作り、束感まつ毛と目尻の平行ラインで引きしめる。トレンド継続中の青みチークを横長にぼかし、ちゅるんとしたリップで抜け感を。肌は艶が出過ぎないようセミマットな質感にするのが今っぽく仕上げるポイント」(Kanakoさん)。

アッシュシルバー×韓国風シースルーマッシュ

スタイル2は、エフォートレス感が今っぽいアッシュシルバー。「くすみ感のあるアッシュ系シルバーは、クールになり過ぎずシルバーカラーに挑戦したい方におすすめ。黄ばみを抑えているのでハイトーンでも落ち着きがあり、韓国アイドルっぽくイメチェンできそう。意外とファッションを選ばず肌なじみもいいので、ハイトーン初心者でも似合いやすいカラー」(上野さん)。

メイクは、「目元とチークをベージュ系で統一することで シルバーヘアでも派手になり過ぎず大人っぽくまとまる。色味を抑える分、パーツがぼやけないようメリハリを強調。涙袋の影を描き、ノーズや輪郭にしっかりシェーディングを。マットのオレンジリップで血色を出し、アイブロウマスカラで眉の存在感を引き算すると今っぽさがアップ」(Kanakoさん)。

スモーキーベージュなポイントカラー×姫カット

スタイル3は、黒髪とハイトーンを同時に楽しめるフェイスフレーミングスタイル。「全体カラーが難しい人もトライしやすいのが魅力。2色をミックスすることで、ベージュに光沢が入った絶妙なおしゃれカラーがかなう。フェイスラインをぼかしてくれるから輪郭カバーにも効果的」(上野さん)。

メイクは、「ヘアカラーが個性的なので、メイクはピンクを使って優しげに見せると好バランス。目元はピンクシャドーで囲み、ラベンダーのラメを目頭下に塗ってきらめきをプラス。チークも青みピンクで統一し、小鼻の高さにふわっと横長に広げる。リップだけは赤みブラウンのグロスで意外性を持たせて、大人っぽさとおしゃれ感を後押し」(Kanakoさん)。

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「マーク ジェイコブス」が愛しのペットをバッグに描くイベントを表参道店で実施

「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」は4月18〜27日の期間、表参道店で対象のレザーバッグにペットのポートレートをペイントするイベント“バーク ジェイコブス(BARK JACOBS)”を開催する。

犬たちへのオマージュから生まれたサービス
大切な家族をバッグに描く

同イベントは、対象のバッグを店頭で購入した人に対して、ペットのポートレートと名前をバッグに描くというもの。イラストレーションにかかる時間は、約30分を予定する。ペットと一緒に来店するのはもちろん、写真での対応も受け付け、イベント初日の18日にはイラストレーターのRICCO.が来店し、ペイントを行う(枠が埋まり次第終了)。

対象となるのは、アイコンバッグ“ザ レザー トート バッグ(THE LEATHER TOTE BAG)”“ザ レザー サック バッグ(THE LEATHER SACK BAG)”と新たなシグネチャーバッグ“ザ レザー デュアル バッグ(THE LEATHER DUAL BAG)”の計3型。ラージからミニまで、さまざまなサイズをそろえる。

イベント詳細

◼️“バーク ジェイコブス”

日程:4月18〜27日
時間:12:00〜21:00
場所:「マーク ジェイコブス」表参道店
住所:東京都渋谷区神宮前4-30-4 表参道430ビル
対象アイテム:“ザ レザー トート バッグ”(ラージ/ミディアム/スモール)、“ザ レザー サック バッグ(ミディアム/ミニ)、“ザ レザー デュアル バッグ(ラージ/ミニ)”
料金:無料
注意:洋服を着ていない全身が写っているペットの写真1枚を持参、ペット同伴での来店はペット用キャリーケースに入れて入店、ペイントはバッグ1つにつきペット1匹まで

イベントサイト

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オンワード社員の“副業アップサイクル”第2弾はシャツ 「予想外の発見が業務に生きる」

オンワードホールディングスは、着なくなった衣料品から制作したアップサイクル製品の第2弾を発売した。同社社員15人が制作した95点はすべて1点物で、オンラインで4月7日から、「オンワード・リユースパーク 吉祥寺」で4月25日から販売する。

オンワードグループは、2009年から自社の衣料品を引き取る「オンワード・グリーン・キャンペーン」を行っており、19年間で累計約170万人から約884万点の衣料品を引き取った。それらは毛布や軍手、固形燃料に活用してきたが、新たな活用方法として昨年から「アップサイクル・アクション」をスタート。社員が副業として参加し、制作した作品は、自らで価格設定を行い、収益の90%を制作者に還元。残りの10%は、日本赤十字社への寄付している。

アウトレット部門や管理部門など日頃モノづくりに関わっていない社員も参加し、素材の選定からデザイン、縫製までを担当した。前回はデニムを使用したが、特殊ミシンが必要だったため難易度が高かったこともあり、今回は扱いやすいシャツを素材に選び、自宅や会社のミシンで自由に制作できるよう配慮された。制作は業務時間外に行う。期間は参加者の声を反映し、7月から翌年2月末までの7ヶ月間に延長された。

同プロジェクトは単体で収益につながる規模になっていないが、社内におけるサステナビリティへの関心の高まりや、日ごろの仕事の発想の転換など、目に見えない成果が出ているようだ。参加者のひとり、森本朱理さん(写真)はオンワード樫山のプロダクトグループ生産技術Div.レディス技術第二Sec.でパタンナーとして服作りに携わっている。「自由にものづくりができる機会は普段なかなかないが、このプロジェクトでは自分の好きなようにデザインし、制作できたのが楽しかった」と語る森本さん。最終的な販売においては、制作者名を明示することはないが、自身が制作したアイテムが実際に売り上げにつながることで、達成感を得たという。作品制作では日ごろ行っている「パターンを引く」工程を省き、布を自由に組み合わせる手法が多く用いた。例えば、シャツ3枚を解体し、それぞれの袖やカフスを使ってスカートを制作するなど、素材の新たな可能性を引き出している。「パターンに縛られないことで、新しい形が生まれたり、予想外の発見があったり。これらの経験は通常のパターン業務にも生かせる」と言う。

すべての工程を自分で行い、その上で販売価格を決定する。2回目の参加である森本さんの今回のもうひとつの目標は「もっと売れること」。「前回は自身の好みに偏ったデザインで売り上げに結びつかなかった反省を踏まえ、多くの人に届くよう意識した。たとえば誰でも着られるようにウエストをゴム仕様にするなど工夫を凝らした」と語る。「参加を通して、環境問題やサステナブルな取り組みに自然と関心が向くようになった。もっと多くの人にアップサイクルの魅力が伝わるようになれば古着のマーケットがすでに成立し、人気であるように、アップサイクルもひとつのマーケットとして広がるのでは?そうあってほしい」と熱く語る姿が印象的だった。

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パルグループ、SNS投稿が40代女性の購買に直結 4期連続で売上高過去最高

パルグループホールディングスの2025年2月期連結決算は、売上高が前期比7.9%増の2078億円、営業利益が同27.1%増の236億円だった。売上高は4期連続、営業利益は3期連続で過去最高を塗り替えた。創業者の役員退任に伴う特別功労金31億円を特別損失として計上したため、純利益は同7.8%減の118億円だった。

事業別に見ると、売上高の約6割を占める衣料事業は1277億円(同6.7%増)。中でも百貨店や駅ビルで展開するタウン系のブランドが売上高をけん引した。「ビアズリー」「ウィム ガゼット」「コラージュ ガリャルダガランテ」「リヴドロワ」など40〜50代女性に支持されるブランドが好調だった。「いまSNSの影響をもろに受けているのが40代以上の女性。等身大のスタッフがインフルエンサーとしてSNSで情報発信することで、フォロワー数が急激に伸びている」と、中核会社パルの小路順一社長は話す。

雑貨事業の売上高は796億円(同9.8%増)で、「スリーコインズ」を中心に大きく伸長した。「スリーコインズ」は前年より78億円増えて709億円だった。5年前に比べて2.8倍の規模に拡大した。

EC売上高は531億9900万円(同9.9%増)。衣料事業のEC化率は41.6%に達し、堅調な拡大が続いている。ただ期初目標であった600億円には届かなかった。6月のサーバートラブルが影響し、在庫システムの停止で販売機会ロスが発生した。8~9月にかけて影響が残ったものの、第4四半期には回復に転じた。SNSフォロワー数は2月末時点で2000万人を突破。アプリ会員数も1145万人まで増加し、インフルエンサー活用やリアル店舗との連携施策が成果を上げている。40代以上のSNSが拡散される一方、ヤング層のSNSが以前ほど響かなくなり、主戦場が変化している点も注目される。

利益面では、雑貨事業の営業利益が前年比2.8倍の55億円超へと跳ね上がった。「スリーコインズ」では300円超の商品開発の強化と価値に見合った価格への改定が成果を上げ、粗利率の改善と営業利益率の向上につながった。店舗人員のシフト適正化による販管費の抑制も奏功した。

既存店売上高は、衣料事業で客数が減少したものの、客単価が大きく伸びた。気候変動の影響も顕著だった。「カレンダーのタームの見直しに取り組んでいるが、とくに11月の暖冬傾向、2月の異例の寒さが影響した」(同)。

期末店舗数は1078店舗で初めて1000店舗の大台を超えた。M&Aにより「ノーリーズ」「ダブルクローゼット」などのブランドが加わり、衣料事業で95店舗、雑貨事業で34店舗の純増となった。

2026年2月期は売上高2310億円、営業利益264億円を予想する。ECとM&Aによる売上高の押し上げに加え、販管費率の抑制によって営業利益、経常利益ともに2ケタ増を維持する計画だ。前期に計上した特別損失がなくなるため、純利益は前期比42.2%増の169億円を見込む。

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パルグループ、SNS投稿が40代女性の購買に直結 4期連続で売上高過去最高

パルグループホールディングスの2025年2月期連結決算は、売上高が前期比7.9%増の2078億円、営業利益が同27.1%増の236億円だった。売上高は4期連続、営業利益は3期連続で過去最高を塗り替えた。創業者の役員退任に伴う特別功労金31億円を特別損失として計上したため、純利益は同7.8%減の118億円だった。

事業別に見ると、売上高の約6割を占める衣料事業は1277億円(同6.7%増)。中でも百貨店や駅ビルで展開するタウン系のブランドが売上高をけん引した。「ビアズリー」「ウィム ガゼット」「コラージュ ガリャルダガランテ」「リヴドロワ」など40〜50代女性に支持されるブランドが好調だった。「いまSNSの影響をもろに受けているのが40代以上の女性。等身大のスタッフがインフルエンサーとしてSNSで情報発信することで、フォロワー数が急激に伸びている」と、中核会社パルの小路順一社長は話す。

雑貨事業の売上高は796億円(同9.8%増)で、「スリーコインズ」を中心に大きく伸長した。「スリーコインズ」は前年より78億円増えて709億円だった。5年前に比べて2.8倍の規模に拡大した。

EC売上高は531億9900万円(同9.9%増)。衣料事業のEC化率は41.6%に達し、堅調な拡大が続いている。ただ期初目標であった600億円には届かなかった。6月のサーバートラブルが影響し、在庫システムの停止で販売機会ロスが発生した。8~9月にかけて影響が残ったものの、第4四半期には回復に転じた。SNSフォロワー数は2月末時点で2000万人を突破。アプリ会員数も1145万人まで増加し、インフルエンサー活用やリアル店舗との連携施策が成果を上げている。40代以上のSNSが拡散される一方、ヤング層のSNSが以前ほど響かなくなり、主戦場が変化している点も注目される。

利益面では、雑貨事業の営業利益が前年比2.8倍の55億円超へと跳ね上がった。「スリーコインズ」では300円超の商品開発の強化と価値に見合った価格への改定が成果を上げ、粗利率の改善と営業利益率の向上につながった。店舗人員のシフト適正化による販管費の抑制も奏功した。

既存店売上高は、衣料事業で客数が減少したものの、客単価が大きく伸びた。気候変動の影響も顕著だった。「カレンダーのタームの見直しに取り組んでいるが、とくに11月の暖冬傾向、2月の異例の寒さが影響した」(同)。

期末店舗数は1078店舗で初めて1000店舗の大台を超えた。M&Aにより「ノーリーズ」「ダブルクローゼット」などのブランドが加わり、衣料事業で95店舗、雑貨事業で34店舗の純増となった。

2026年2月期は売上高2310億円、営業利益264億円を予想する。ECとM&Aによる売上高の押し上げに加え、販管費率の抑制によって営業利益、経常利益ともに2ケタ増を維持する計画だ。前期に計上した特別損失がなくなるため、純利益は前期比42.2%増の169億円を見込む。

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ネトフリ「ブラック・ミラー」新シーズン配信中 エマ・コリンら豪華キャストの衣装は?

ネットフリックス(Netflix)のドラマシリーズ「ブラック・ミラー(Black Mirror)」のシーズン7の配信がスタートした。本作品は、英国を舞台とした一話完結型のダークSFドラマ。物語内の主人公の選択を視聴者が選ぶことでその後の展開が変わる、視聴者参加型のインタラクティブ作品だ。

今シーズンは、クリスティン・ミリオティ(Cristin Milioti)やラシダ・ジョーンズ(Rashida Jones)、オークワフィナ(Awkwafina)、エマ・コリン(Emma Corrin)、ポール・ジアマッティ(Paul Giamatti)、ビリー・マグヌッセン(Billy Magnussen)、トレイシー・エリス・ロス(Tracee Ellis Ross)、イッサ・レイ(Issa Rae)、ハリエット・ウォルター(Harriet Walter)ら豪華顔ぶれがキャストとして集結。1970年代に着想した“Bete Noire”や没入型ビンテージフィルム“Hotel Reverie”など、幅広いストーリー設定の全6エピソードで構成されている。

ロンドン上映会

4月9日(現地時間)にロンドンで行われた特別上映会には、エピソード“Hotel Reverie”から俳優のエマ・コリンらキャストとクリエイティブチームが参加。コリンは、「モスキーノ(MOSCHINO)」2025-26年秋冬コレクションから、襟元にあしらわれたボウタイのデザインが印象的な白シャツに黒のセーター、ルーズフィットのスラックスをスタイリングしたクラシカルなルックで登場。アクセサリーはピアスのみで最小限に抑え、マニッシュな雰囲気にまとめた。

米「WWD」が選ぶ注目衣装

各エピソードの世界観を形作る上で重要な役割を担っている劇中衣装は、前シーズンから引き続きコスチュームデザイナーのマシュー・プライス(Matthew Price)が手掛けた。最新シーズンの各エピソードから、米「WWD」がピックアップしたアイコニックな衣装を一挙に紹介。

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時短&ダメージ軽減でブリーチワークを高める ヘアサロン向け「トイロクション」が高機能性2剤“AC+”を発売

美容室向けヘアケアメーカーのデミ コスメティクスは4月14日、ヘアカラーブランド「トイロクション(TOIROCTION)」から、髪への負担を軽減しながらブリーチワークができる高機能性2剤“AC+(プラス)”の2種類を発売する。

同社は現役美容師243人を対象に、ヘアに関するアンケート調査※1を実施。「ブリーチをともなうヘアカラーを希望するお客さまが増加しているか」という質問に対し、64%の美容師が「そう思う」と回答。今やブリーチを取り入れたヘアスタイルは定番となっているが、一方でブリーチ剤は強い薬剤のため扱いが難しく、繊細な技術が必要だ。

そこで「トイロクション」は、美容師のブリーチワークをさらに高める“AC+”シリーズを開発した。また、トナーはカラー剤を揉みこみながら短時間で色味をプラスするカラー技術で、シリーズを導入することで時短とダメージ軽減の両方をかなえる。

“OX-6.0AC+”【医薬部外品】は、太さや弾力などの「髪の体力」を残しながら繊細なブリーチ施術をサポートする製品。リタッチ部分に塗りやすい硬めの粘性が特徴で、時間が経っても膨らみが少なく液だれしにくい。中村太輔「ステア ケース(stair:case)」代表は、同製品を「ブリーチのパワーは落とさず、安定した抜け方をするので安心して施術できる。AC(アルカリキャンセル)効果でダメージにも考慮しているため、エイジング毛などの傷みやすい髪へのブリーチも可能だ」とアピール。さらに、残留している染料も取ることができるという。

“OX-1.5AC+”【医薬部外品】は、トーンアップしすぎずほどよい明るさに仕上げる設計とスピード発色をかなえるアイテムで、ダメージ毛でもしっかりなじむ柔らかなテクスチャーに仕上げた。齋藤剛「プネル/ソル(punel/SOL)」代表は、同製品について「粘性がゆるく髪に浸透しやすいため、髪全体になじませやすく、色もきれいに入ってくれる。さらにダメージも少なく、すごく使いやすい」とコメントしている。

公開した技術解説動画では、中村氏と齋藤氏が実際に“AC+”シリーズを使用し、2剤のメリットやトナーの最新テクニックなどを分かりやすく紹介している。

※2023年の「HAIRCAMP」アンケート

問い合わせ先
デミ コスメティクス
デミ サロン相談室
0120-68-7968

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「アニエスべー」×「アリーナ」 新作はパリの夜景や青空の写真をプリントしたスイムウエアなど

「アニエスベー(AGNES B.)」は、フランス生まれのスポーツブランド「アリーナ(ARENA)」とのコラボコレクションを発売した。「アニエスべー」の直営店一部店舗、「アリーナ」直営店4店舗および両ブランドの公式オンラインストアで取扱中だ。

水着からTシャツ、小物まで幅広いラインアップを展開

今回は、デザイナーのアニエス・トゥルブレ(Agnes Trouble)が自ら撮影したパリの夜景や青空の写真をプリントした水着が登場する。また、日常的にスイミングを楽しむアニエスの手書きによる“ジャドール ナジェ(j‘adore nager!)”のメッセージをあしらったTシャツもラインアップする。

耐久性に優れたトレーニング水着から動きやすさにフォーカスしたフィットネス水着をはじめ、普段使いにも便利なTシャツやジャケット、ビーチバッグやサンダルなどの小物まで幅広いアイテムを展開する。また、レインボーカラーのコラボレーションロゴがポイントのキッズスイムウエアもそろえる。

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「アニエスべー」×「アリーナ」 新作はパリの夜景や青空の写真をプリントしたスイムウエアなど

「アニエスベー(AGNES B.)」は、フランス生まれのスポーツブランド「アリーナ(ARENA)」とのコラボコレクションを発売した。「アニエスべー」の直営店一部店舗、「アリーナ」直営店4店舗および両ブランドの公式オンラインストアで取扱中だ。

水着からTシャツ、小物まで幅広いラインアップを展開

今回は、デザイナーのアニエス・トゥルブレ(Agnes Trouble)が自ら撮影したパリの夜景や青空の写真をプリントした水着が登場する。また、日常的にスイミングを楽しむアニエスの手書きによる“ジャドール ナジェ(j‘adore nager!)”のメッセージをあしらったTシャツもラインアップする。

耐久性に優れたトレーニング水着から動きやすさにフォーカスしたフィットネス水着をはじめ、普段使いにも便利なTシャツやジャケット、ビーチバッグやサンダルなどの小物まで幅広いアイテムを展開する。また、レインボーカラーのコラボレーションロゴがポイントのキッズスイムウエアもそろえる。

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「プラダ」から再生ナイロンを使用した日本限定トートバッグが登場

「プラダ(PRADA)」は4月26日、サステナブルな再生ナイロン“リ・ナイロン”を使用した日本限定のトートバッグ(34万6500円)を発売する。日本国内の「プラダ」各店おおよび公式オンラインストアで取り扱う。大阪・関西エリアの一部店舗では先行販売中だ。

実用性とデザイン性を融合

同アイテムは、サステナブルな再生ナイロンを使用し、機能性と洗練されたデザインを融合したトートバッグ。サイズは高さ32.5cm、横幅25cm、底まち19cmで、ゆったりとした実用的なスタイルにレザーのディテールをあしらった。中央にはアイコニックなエナメルメタルのトライアングルロゴを施している。

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「プラダ」から再生ナイロンを使用した日本限定トートバッグが登場

「プラダ(PRADA)」は4月26日、サステナブルな再生ナイロン“リ・ナイロン”を使用した日本限定のトートバッグ(34万6500円)を発売する。日本国内の「プラダ」各店おおよび公式オンラインストアで取り扱う。大阪・関西エリアの一部店舗では先行販売中だ。

実用性とデザイン性を融合

同アイテムは、サステナブルな再生ナイロンを使用し、機能性と洗練されたデザインを融合したトートバッグ。サイズは高さ32.5cm、横幅25cm、底まち19cmで、ゆったりとした実用的なスタイルにレザーのディテールをあしらった。中央にはアイコニックなエナメルメタルのトライアングルロゴを施している。

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広瀬すず × 杉咲花 × 清原果耶 3人だからこそ表現できた映画「片思い世界」の親密な関係

PROFILE: 左から、杉咲花/俳優、広瀬すず/俳優、清原果耶/俳優

PROFILE: (ひろせ・すず)1998年生まれ、静岡県出身。2013年、ドラマ「幽かな彼女」(KTV)で女優としての活動を開始。映画「海街diary」(15/是枝裕和監督)で第39回日本アカデミー賞新人俳優賞ほか、数多くの新人賞を総なめにする。16年、「ちはやふる」シリーズで映画単独初主演を務める。第40回日本アカデミー賞において、「ちはやふる-上の句-」(16/小泉徳宏監督)で優秀主演女優賞、「怒り」(16/李相日監督)で優秀助演女優賞をダブル受賞した。19年には100作目となるNHK連続テレビ小説「なつぞら」でヒロインを熱演。近年の主な映画出演作に「キリエのうた」(23/岩井俊二監督)、「ゆきてかへらぬ」(25/根岸吉太郎監督)など。待機作に「遠い山なみの光」(25/石川慶監督)、「宝島」(25/大友啓史監督)がある。 (すぎさき・はな)1997年生まれ、東京都出身。映画「湯を沸かすほどの熱い愛」(16/中野量太監督)で第40回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞・新人俳優賞はじめ、多くの映画賞を受賞。2018年、「花のち晴れ~花男 Next Season~」(TBS)で連続ドラマ初主演を果たす。その後、主役を務めたNHK連続テレビ小説「おちょやん」(20~21)と「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」(21/NTV)で橋田賞新人賞を受賞。近年の主な出演作に「市子」(23/戸田彬弘監督)、「52ヘルツのクジラたち」(24/成島出監督)、「朽ちないサクラ」(24/原廣利監督)、連続ドラマ「アンメットある脳外科医の日記」(24/KTV)などがある。 (きよはら・かや)2002年生まれ、大阪府出身。15年、NHK連続テレビ小説「あさが来た」で俳優デビュー。映画「護られなかった者たちへ」(21/瀬々敬久監督)で第45回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞。21年には、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」で主演を務めた。23年、「ジャンヌ・ダルク」(演出・白井晃)で舞台初出演にして初主演を務め、第31回読売演劇大賞・杉村春子賞を受賞した。近年の主な映画出演作に「1秒先の彼」(23/山下敦弘監督)、「青春18×2 君へと続く道」(24/藤井道人監督)、「碁盤斬り」(24/白石和彌監督)などがある。

公開中の映画「片思い世界」は、「花束みたいな恋をした」の脚本家・坂元裕二と監督・土井裕泰のタッグによる最新作だ。坂元の「広瀬すずさん、杉咲花さん、清原果耶さんの3人でお話を作れないかな」という思いから生まれた本作は、彼がこれまでの作品に込めた想いや願いが散りばめられた集大成となった。そしてタイプの違う天才女優3人が寄り添い合い、お互いを守り、輝かせながら、“ここではないどこかにある世界”の物語をスクリーンに存在させた。どのようにこの特別な力学が生まれたのかを主演を務めた広瀬、杉咲、清原の3人に聞いた。質問に答える人物を他の2人が愛おしそうに見つめ、その言葉に「うんうん」とうなずく。その光景を見て、彼女たちの関係性が劇中の3人に重なった。

※記事内には映画のストーリーに関する重大な記述が含まれます。

3人の共演

——最初、脚本がない状態でオファーを受けたそうですが、引き受けた理由をお聞かせください。

清原果耶(以下、清原):坂元さんがすずちゃんと花ちゃんと私に脚本を書いてくれるというお話を伺って、「そんなにありがたくぜいたくなことはこの先なかなかないだろうな」と思ったのが、大きな理由の一つです。すずちゃんとは今回3作目の共演で、花ちゃんとは朝ドラのバトンタッチ式のときに一度お会いしていたこともあって、お2人と一緒に作品を作れることが素直にうれしいなと思いました。また、土井監督とは「花束みたいな恋をした」でご一緒させていただいたときに「いつかまた作品でご一緒できたらいいね」と言っていただけたこともあって、「やらない他ないな」と思いました。

広瀬すず(以下、広瀬):もともと坂元さんのファンというのもあり、どういうものであれ絶対やりたいという前向きな気持ちがあるところに、(2人の)お名前を聞いて。これが実現することはもうなかなかないだろうなというか、「本当かな?」と思えるほどうれしいお話でした。清原ちゃんとは共演回数が多く、お互いに高校生ぐらいのときからいろいろなことを一緒にやってきた距離感があるから、「あ! また共演できる! うれしい!」という気持ちです。花ちゃんとは「もう(共演は)ないだろうな」となんとなく思っていたので、10年ぶりに会えて本当にうれしかったです。同世代の2人と切磋琢磨できる現場をお断りする理由は、台本がなかったとしてもなくて。 私も「すごくぜいたくなお話だな」と思いました。

杉咲花(以下、杉咲):私は坂元さん、土井監督とご一緒するのは初めてで、この座組やメンバーを聞いて、「なんてぜいたくな現場なんだろう」と。早く飛び込みたいなという気持ちでお受けしました。

※以下、ネタバレが含まれます。








親密さの演出

——設定のネタバレをすると、周りからは3人が見えていません。ダンスやアクションのように遵守すべき立ち位置や動きがありつつ、段取りっぽくなってはいけないという非常に難易度の高いことを、お三方が軽々とやっているように見えました。特殊なお芝居でしたか?

3人:(顔を見合わせて)特に……?

杉咲:初めて本読みで集まった日、倒れる練習したね。

——雑踏などで、人にぶつかられたときの。

清原:エキストラのみなさんのご協力のおかげだと思います。例えば3人はドアを自分で開けることができないので、他の人が開けたドアの隙間をすり抜けていきます。人と人の間を縫ってコンサートホールに行くシーンでは、前後にいてくださったエキストラの方にちょっと隙間を空けてもらって、「一拍間を置いてもらったらそこに私たちが入ります」といった調整を綿密にしました。簡単にやっているように見えて、みなさんのチームワークがなければ成立しなかったシーンだと思います。

——オーケストラが奏でる交響曲のようでした。

清原:不思議なことをしている3人なので、みんなの力が合わさらないとリアリティーが保たれない。映画作りって面白いなと思いましたし、みなさんへの感謝でいっぱいです。

——3人だけ違う世界線に存在しているというところで、寄り添って生きる3人の親密さみたいなものをどのように出しましたか? 分かりやすいところでいうとスキンシップが多いお芝居でしたが、意識していましたか?

広瀬:肌と肌が触れるとちゃんと温度を感じて距離感が近くなるので、私はとても意識していたかもしれないです。“触れる”ことがすごく大切だなと思っていました。それこそ他の人や物に触れられないからこそ、触れ合うことで自分の存在の仕方を認識できたり、2人の存在を確認できたり。(存在しないものを)“本当(リアル)”にしていく、みたいな。確かに距離は近かったと思います。

——監督から「もうちょっとくっついて」といった演出はありましたか?

広瀬:(2人を見て)なかったよね? みんな自然にやっていました。

杉咲:作品によっては(脚本の)ト書きに“触れる”と書いてあったり、演出によってそうなることもありますが、今回は自分が生理的に反応していたことの方が多かったように思います。それは12年間を共に過ごしてきたこの3人の関係性をどう演じていったらいいのかというところで、それぞれの指針や重要視している部分がきっと離れていなかったからこそ、そういった距離感になっていったのではないかなと。クランクインする前に果耶ちゃんが3人でご飯に行きませんかと声をかけてくれて、そこでいろいろな話ができたことで、お互いに心を許していくことができたのではないかなと思います。

——清原さんが、ご飯の言い出しっぺなんですね。

清原:はい、私が言い出しっぺです(笑)。役を通して深まる距離感もあれば、その人自身の魅力にはまって役と一緒に関係性が見えてくる場合もあるんですけど、私自身は今回の作品においては「2人のことを知りたい」「現場でどんな佇まいをされるんだろう?」と、お2人への興味がすごく大きかったんです。私の場合はその興味がさくらという役を通して、2人への愛情や末っ子らしさにつながったと思います。

——本番中以外もスキンシップは多かったんですか?

清原:普通です(笑)。

杉咲:でも、わりと近い距離にはずっといたかもね。

広瀬:待ち時間やちょっとした合間の時間とか、椅子が3つ、すでにぎゅっと置かれているんです(笑)。そばにいるのが当たり前だったことが、良かったなと思います。

杉咲:私は普段あまり多くスキンシップを取る方ではないのですが、リスペクトしている2人と共演できるうれしさと同じぐらい「足を引っ張ってしまったらどうしよう」と緊張する気持ちが当初は特にあって。もう二歩、三歩、精神的にも踏み込んだところに行きたい気持ちがあったんです。ですが撮影を通して2人とゆっくり関わり合っていく中で、気づいたら触れ合うということに対しても無理がない状態になっていました。それは大きな変化だったのではないかと思います。

広瀬:(しみじみとうなずきながら)分かる。

それぞれの好きな芝居は?

——お互いに好きなお芝居をあげていただきたいです。まずは清原さん(さくら)のシーンからお願いします。

清原:お願いしまーす!(笑)。

杉咲:私はペンギンのシーン!(※さくらが水族館の飼育員として、ペンギンゾーンで働くシーン)

広瀬:分かる!

杉咲:(清原に)あれ、クランクインの日? インしてわりと間もないと思うんですけど。

清原:(インして)すぐだった。

杉咲:撮影が始まったころに、確かそのシーンの映像を見せてもらった気がする。さくらの日常が何気なく切り取られたシーンですが、ただ1人で凛と立っている姿に圧倒されたんです。

広瀬:アルバイトのあのシーンは私もすごく好き。よくしゃべってるよね(笑)。それがすごくかわいいし、「さくらってこういう人なんだろうな」という存在の仕方を見て「お〜! すごい!」と気持ちが高まりました。

——広瀬さん(美咲)のシーンでは?

清原:外の階段で、泣いている優花を抱きしめるお芝居です。

杉咲:分かる。すてきだったよね。

清原:だから彼女は美咲であり、お姉ちゃんであり、大黒柱だということがすごくよく分かるシーンで。私はあの日、出番がなかったけど現場に行って見学しました。現場でもすごく良かったです。

杉咲:眼差しがとても雄弁で。私としても内容的に張り詰めていたシーンだったので、とても緊張していたんです。そんなときにただ目の前に、愛のある眼差しで見つめていてくれる美咲がいて。「この人のことをただ見ていたらいいんだ」と力が緩むような時間でもありました。

——杉咲さん(優花)のシーンでお願いします。

清原:お母さん(西田尚美)と女の子がクッキーを焼いているシーンで、「お母さんはこれだよー」って三日月形のクッキーを指して言うところ。そこの最後の方の花ちゃんの顔は、鳥肌もんです。

杉咲:うれしい。

広瀬:「三日月」の言い方、発音が好きです。3人いたら次女のような、姉でもあり妹にもなる器用さと自由さを持っている優花が、またぜんぜん違う“娘”という色に変わっていて。美咲として「優花のそばにいないとダメだ」と思えるシーンでした。

——では最後に、これからご覧になる方へのメッセージをお願いします。

広瀬:彼女たちなりに生きながら、それぞれが片思いを抱えていて。そこには恋しさや怒りなど、いろいろな色の感情があって。それを(映画を見た人に)知ってもらうだけですごく救われる気がします。きっと「(こことは違うレイヤーの)世界が本当にあったら?」と想像が働く、とても温もりのある、愛のある、優しい映画だと思います。

PHOTOS:MICHI NAKANO
STYLING:[SUZU HIROSE]AKIRA MARUYAMA、[HANA SUGISAKI]SAKI NAKAZAWA、[KAYA KIYOHARA]MEGUMI ISAKA(dynamic)
HAIR&MAKEUP:[SUZU HIROSE]MASAYOSHI OKUDAIRA、[HANA SUGISAKI]ASASHI(ota office)、[KAYA KIYOHARA]YUDAI MAKINO(vierge)

[SUZU HIROSE]パールジャケット 6万6000円/JOSE MOON(JOSE MOON 080-1908-2401)、ワンピース 1万9000円/エステ(バウ インク 070-9199-0913)、フープピアス 44万円、モザイクエクラリング 22万円、シャンデリアレイヤードリング 25万3000円/AHKAH(AHKAH GINZA SIX店 03-6274-6098)、フープピアス(リングとして使用) 5万8000円/LORO(LORO TOKYO info@loro.tokyo)、その他スタイリスト私物、[KAYA KIYOHARA]ジャッケット、パンツ/ジョゼフ(ジョゼフジャパン info@joseph-jp.com)、アクセサリー/ジュエッテ(ジュエッテ 0120-10-6616)

「片思い世界」

TOHO シネマズ 日比谷ほか全国公開中
出演:広瀬すず 杉咲花 清原果耶
横浜流星
小野花梨 伊島空 moonriders 田口トモロヲ 西田尚美
脚本:坂元裕二
監督:土井裕泰
配給:東京テアトル、リトルモア
(C)2025「片思い世界」製作委員会
https://kataomoisekai.jp

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広瀬すず × 杉咲花 × 清原果耶 3人だからこそ表現できた映画「片思い世界」の親密な関係

PROFILE: 左から、杉咲花/俳優、広瀬すず/俳優、清原果耶/俳優

PROFILE: (ひろせ・すず)1998年生まれ、静岡県出身。2013年、ドラマ「幽かな彼女」(KTV)で女優としての活動を開始。映画「海街diary」(15/是枝裕和監督)で第39回日本アカデミー賞新人俳優賞ほか、数多くの新人賞を総なめにする。16年、「ちはやふる」シリーズで映画単独初主演を務める。第40回日本アカデミー賞において、「ちはやふる-上の句-」(16/小泉徳宏監督)で優秀主演女優賞、「怒り」(16/李相日監督)で優秀助演女優賞をダブル受賞した。19年には100作目となるNHK連続テレビ小説「なつぞら」でヒロインを熱演。近年の主な映画出演作に「キリエのうた」(23/岩井俊二監督)、「ゆきてかへらぬ」(25/根岸吉太郎監督)など。待機作に「遠い山なみの光」(25/石川慶監督)、「宝島」(25/大友啓史監督)がある。 (すぎさき・はな)1997年生まれ、東京都出身。映画「湯を沸かすほどの熱い愛」(16/中野量太監督)で第40回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞・新人俳優賞はじめ、多くの映画賞を受賞。2018年、「花のち晴れ~花男 Next Season~」(TBS)で連続ドラマ初主演を果たす。その後、主役を務めたNHK連続テレビ小説「おちょやん」(20~21)と「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」(21/NTV)で橋田賞新人賞を受賞。近年の主な出演作に「市子」(23/戸田彬弘監督)、「52ヘルツのクジラたち」(24/成島出監督)、「朽ちないサクラ」(24/原廣利監督)、連続ドラマ「アンメットある脳外科医の日記」(24/KTV)などがある。 (きよはら・かや)2002年生まれ、大阪府出身。15年、NHK連続テレビ小説「あさが来た」で俳優デビュー。映画「護られなかった者たちへ」(21/瀬々敬久監督)で第45回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞。21年には、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」で主演を務めた。23年、「ジャンヌ・ダルク」(演出・白井晃)で舞台初出演にして初主演を務め、第31回読売演劇大賞・杉村春子賞を受賞した。近年の主な映画出演作に「1秒先の彼」(23/山下敦弘監督)、「青春18×2 君へと続く道」(24/藤井道人監督)、「碁盤斬り」(24/白石和彌監督)などがある。

公開中の映画「片思い世界」は、「花束みたいな恋をした」の脚本家・坂元裕二と監督・土井裕泰のタッグによる最新作だ。坂元の「広瀬すずさん、杉咲花さん、清原果耶さんの3人でお話を作れないかな」という思いから生まれた本作は、彼がこれまでの作品に込めた想いや願いが散りばめられた集大成となった。そしてタイプの違う天才女優3人が寄り添い合い、お互いを守り、輝かせながら、“ここではないどこかにある世界”の物語をスクリーンに存在させた。どのようにこの特別な力学が生まれたのかを主演を務めた広瀬、杉咲、清原の3人に聞いた。質問に答える人物を他の2人が愛おしそうに見つめ、その言葉に「うんうん」とうなずく。その光景を見て、彼女たちの関係性が劇中の3人に重なった。

※記事内には映画のストーリーに関する重大な記述が含まれます。

3人の共演

——最初、脚本がない状態でオファーを受けたそうですが、引き受けた理由をお聞かせください。

清原果耶(以下、清原):坂元さんがすずちゃんと花ちゃんと私に脚本を書いてくれるというお話を伺って、「そんなにありがたくぜいたくなことはこの先なかなかないだろうな」と思ったのが、大きな理由の一つです。すずちゃんとは今回3作目の共演で、花ちゃんとは朝ドラのバトンタッチ式のときに一度お会いしていたこともあって、お2人と一緒に作品を作れることが素直にうれしいなと思いました。また、土井監督とは「花束みたいな恋をした」でご一緒させていただいたときに「いつかまた作品でご一緒できたらいいね」と言っていただけたこともあって、「やらない他ないな」と思いました。

広瀬すず(以下、広瀬):もともと坂元さんのファンというのもあり、どういうものであれ絶対やりたいという前向きな気持ちがあるところに、(2人の)お名前を聞いて。これが実現することはもうなかなかないだろうなというか、「本当かな?」と思えるほどうれしいお話でした。清原ちゃんとは共演回数が多く、お互いに高校生ぐらいのときからいろいろなことを一緒にやってきた距離感があるから、「あ! また共演できる! うれしい!」という気持ちです。花ちゃんとは「もう(共演は)ないだろうな」となんとなく思っていたので、10年ぶりに会えて本当にうれしかったです。同世代の2人と切磋琢磨できる現場をお断りする理由は、台本がなかったとしてもなくて。 私も「すごくぜいたくなお話だな」と思いました。

杉咲花(以下、杉咲):私は坂元さん、土井監督とご一緒するのは初めてで、この座組やメンバーを聞いて、「なんてぜいたくな現場なんだろう」と。早く飛び込みたいなという気持ちでお受けしました。

※以下、ネタバレが含まれます。








親密さの演出

——設定のネタバレをすると、周りからは3人が見えていません。ダンスやアクションのように遵守すべき立ち位置や動きがありつつ、段取りっぽくなってはいけないという非常に難易度の高いことを、お三方が軽々とやっているように見えました。特殊なお芝居でしたか?

3人:(顔を見合わせて)特に……?

杉咲:初めて本読みで集まった日、倒れる練習したね。

——雑踏などで、人にぶつかられたときの。

清原:エキストラのみなさんのご協力のおかげだと思います。例えば3人はドアを自分で開けることができないので、他の人が開けたドアの隙間をすり抜けていきます。人と人の間を縫ってコンサートホールに行くシーンでは、前後にいてくださったエキストラの方にちょっと隙間を空けてもらって、「一拍間を置いてもらったらそこに私たちが入ります」といった調整を綿密にしました。簡単にやっているように見えて、みなさんのチームワークがなければ成立しなかったシーンだと思います。

——オーケストラが奏でる交響曲のようでした。

清原:不思議なことをしている3人なので、みんなの力が合わさらないとリアリティーが保たれない。映画作りって面白いなと思いましたし、みなさんへの感謝でいっぱいです。

——3人だけ違う世界線に存在しているというところで、寄り添って生きる3人の親密さみたいなものをどのように出しましたか? 分かりやすいところでいうとスキンシップが多いお芝居でしたが、意識していましたか?

広瀬:肌と肌が触れるとちゃんと温度を感じて距離感が近くなるので、私はとても意識していたかもしれないです。“触れる”ことがすごく大切だなと思っていました。それこそ他の人や物に触れられないからこそ、触れ合うことで自分の存在の仕方を認識できたり、2人の存在を確認できたり。(存在しないものを)“本当(リアル)”にしていく、みたいな。確かに距離は近かったと思います。

——監督から「もうちょっとくっついて」といった演出はありましたか?

広瀬:(2人を見て)なかったよね? みんな自然にやっていました。

杉咲:作品によっては(脚本の)ト書きに“触れる”と書いてあったり、演出によってそうなることもありますが、今回は自分が生理的に反応していたことの方が多かったように思います。それは12年間を共に過ごしてきたこの3人の関係性をどう演じていったらいいのかというところで、それぞれの指針や重要視している部分がきっと離れていなかったからこそ、そういった距離感になっていったのではないかなと。クランクインする前に果耶ちゃんが3人でご飯に行きませんかと声をかけてくれて、そこでいろいろな話ができたことで、お互いに心を許していくことができたのではないかなと思います。

——清原さんが、ご飯の言い出しっぺなんですね。

清原:はい、私が言い出しっぺです(笑)。役を通して深まる距離感もあれば、その人自身の魅力にはまって役と一緒に関係性が見えてくる場合もあるんですけど、私自身は今回の作品においては「2人のことを知りたい」「現場でどんな佇まいをされるんだろう?」と、お2人への興味がすごく大きかったんです。私の場合はその興味がさくらという役を通して、2人への愛情や末っ子らしさにつながったと思います。

——本番中以外もスキンシップは多かったんですか?

清原:普通です(笑)。

杉咲:でも、わりと近い距離にはずっといたかもね。

広瀬:待ち時間やちょっとした合間の時間とか、椅子が3つ、すでにぎゅっと置かれているんです(笑)。そばにいるのが当たり前だったことが、良かったなと思います。

杉咲:私は普段あまり多くスキンシップを取る方ではないのですが、リスペクトしている2人と共演できるうれしさと同じぐらい「足を引っ張ってしまったらどうしよう」と緊張する気持ちが当初は特にあって。もう二歩、三歩、精神的にも踏み込んだところに行きたい気持ちがあったんです。ですが撮影を通して2人とゆっくり関わり合っていく中で、気づいたら触れ合うということに対しても無理がない状態になっていました。それは大きな変化だったのではないかと思います。

広瀬:(しみじみとうなずきながら)分かる。

それぞれの好きな芝居は?

——お互いに好きなお芝居をあげていただきたいです。まずは清原さん(さくら)のシーンからお願いします。

清原:お願いしまーす!(笑)。

杉咲:私はペンギンのシーン!(※さくらが水族館の飼育員として、ペンギンゾーンで働くシーン)

広瀬:分かる!

杉咲:(清原に)あれ、クランクインの日? インしてわりと間もないと思うんですけど。

清原:(インして)すぐだった。

杉咲:撮影が始まったころに、確かそのシーンの映像を見せてもらった気がする。さくらの日常が何気なく切り取られたシーンですが、ただ1人で凛と立っている姿に圧倒されたんです。

広瀬:アルバイトのあのシーンは私もすごく好き。よくしゃべってるよね(笑)。それがすごくかわいいし、「さくらってこういう人なんだろうな」という存在の仕方を見て「お〜! すごい!」と気持ちが高まりました。

——広瀬さん(美咲)のシーンでは?

清原:外の階段で、泣いている優花を抱きしめるお芝居です。

杉咲:分かる。すてきだったよね。

清原:だから彼女は美咲であり、お姉ちゃんであり、大黒柱だということがすごくよく分かるシーンで。私はあの日、出番がなかったけど現場に行って見学しました。現場でもすごく良かったです。

杉咲:眼差しがとても雄弁で。私としても内容的に張り詰めていたシーンだったので、とても緊張していたんです。そんなときにただ目の前に、愛のある眼差しで見つめていてくれる美咲がいて。「この人のことをただ見ていたらいいんだ」と力が緩むような時間でもありました。

——杉咲さん(優花)のシーンでお願いします。

清原:お母さん(西田尚美)と女の子がクッキーを焼いているシーンで、「お母さんはこれだよー」って三日月形のクッキーを指して言うところ。そこの最後の方の花ちゃんの顔は、鳥肌もんです。

杉咲:うれしい。

広瀬:「三日月」の言い方、発音が好きです。3人いたら次女のような、姉でもあり妹にもなる器用さと自由さを持っている優花が、またぜんぜん違う“娘”という色に変わっていて。美咲として「優花のそばにいないとダメだ」と思えるシーンでした。

——では最後に、これからご覧になる方へのメッセージをお願いします。

広瀬:彼女たちなりに生きながら、それぞれが片思いを抱えていて。そこには恋しさや怒りなど、いろいろな色の感情があって。それを(映画を見た人に)知ってもらうだけですごく救われる気がします。きっと「(こことは違うレイヤーの)世界が本当にあったら?」と想像が働く、とても温もりのある、愛のある、優しい映画だと思います。

PHOTOS:MICHI NAKANO
STYLING:[SUZU HIROSE]AKIRA MARUYAMA、[HANA SUGISAKI]SAKI NAKAZAWA、[KAYA KIYOHARA]MEGUMI ISAKA(dynamic)
HAIR&MAKEUP:[SUZU HIROSE]MASAYOSHI OKUDAIRA、[HANA SUGISAKI]ASASHI(ota office)、[KAYA KIYOHARA]YUDAI MAKINO(vierge)

[SUZU HIROSE]パールジャケット 6万6000円/JOSE MOON(JOSE MOON 080-1908-2401)、ワンピース 1万9000円/エステ(バウ インク 070-9199-0913)、フープピアス 44万円、モザイクエクラリング 22万円、シャンデリアレイヤードリング 25万3000円/AHKAH(AHKAH GINZA SIX店 03-6274-6098)、フープピアス(リングとして使用) 5万8000円/LORO(LORO TOKYO info@loro.tokyo)、その他スタイリスト私物、[KAYA KIYOHARA]ジャッケット、パンツ/ジョゼフ(ジョゼフジャパン info@joseph-jp.com)、アクセサリー/ジュエッテ(ジュエッテ 0120-10-6616)

「片思い世界」

TOHO シネマズ 日比谷ほか全国公開中
出演:広瀬すず 杉咲花 清原果耶
横浜流星
小野花梨 伊島空 moonriders 田口トモロヲ 西田尚美
脚本:坂元裕二
監督:土井裕泰
配給:東京テアトル、リトルモア
(C)2025「片思い世界」製作委員会
https://kataomoisekai.jp

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「サボリーノ」にミャクミャクデザインのフェイスマスク 大阪万博とコラボし数量限定で発売

スタイリングライフ・ホールディングス BCLカンパニーの時短コスメシリーズ「サボリーノ(SABORINO)」は、大阪・関西万博の公式キャラクター“ミャクミャク”とのコラボデザイン“サボリーノ 目ざまシート N エキスポ”(32枚入り、1540円)を数量限定で販売中だ。大阪・関西万博会場内オフィシャルストアおよび大丸松坂屋百貨店で取り扱っている。

同コラボは、大阪・関西万博に来場する世界中の人々に、災害時や水がない場所でも洗顔やスキンケア、保湿下地まで完了する朝1分のオールインワンマスクを届けたいという想いから実現した。水密ヴェール処方で、潤いを浸透させながら肌の表面をしっとりとキープし、エイジングケアや角質ケアまでかなえる。

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「サボリーノ」にミャクミャクデザインのフェイスマスク 大阪万博とコラボし数量限定で発売

スタイリングライフ・ホールディングス BCLカンパニーの時短コスメシリーズ「サボリーノ(SABORINO)」は、大阪・関西万博の公式キャラクター“ミャクミャク”とのコラボデザイン“サボリーノ 目ざまシート N エキスポ”(32枚入り、1540円)を数量限定で販売中だ。大阪・関西万博会場内オフィシャルストアおよび大丸松坂屋百貨店で取り扱っている。

同コラボは、大阪・関西万博に来場する世界中の人々に、災害時や水がない場所でも洗顔やスキンケア、保湿下地まで完了する朝1分のオールインワンマスクを届けたいという想いから実現した。水密ヴェール処方で、潤いを浸透させながら肌の表面をしっとりとキープし、エイジングケアや角質ケアまでかなえる。

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ウィゴーがY2K古着ポップアップを渋谷109で開催 当時のリアルアイテム2000点が集結

ウィゴー(WEGO)は、2000年代初頭のY2Kファッションに特化した古着のポップアップショップ「ウィゴー ヴィンテージ 超ギャルズ」を、4月22日まで渋谷109の8階で開催中だ。

今回のポップアップでは、リプロダクト(復刻品)ではなく、当時リアルに着用されていたオリジナルのY2Kファッションアイテムを約2000点以上集めて展開。世代を超えてY2Kスタイルを楽しめる空間を作り上げた。

ラインアップは、現在のギャル文化を代表するテイストである“平成ギャル”“ゴスパンク”“フォークロア”“サーフ”の4カテゴリーに編集。リアルな古着ならではの風合い生かしながら、今の時代に合ったスタイリング提案を行う。

バイイングを担当したサスティナブル事業部営業チームの飯田千華さんは、「日本では“平成ギャル”がはやっているし、ロサンゼルスに買い付けに行くと、海外のY2K人気を実感する。古着好きにも、古着初心者にも2000年代の本物のY2Kファッションに触れてほしいとポップアップを企画した。訪日客も多く、ギャル文化のメッカ・渋谷での開催に意味があると考えた」と語る。

ウィゴーはウィゴー ヴィンテージや一部のウィゴーで古着を扱っているが、今回はこの企画のためにアメリカと日本で買い付けた。「ココルル」や「セシルマクビー」など当時渋谷109で人気を集めたブランドも多くそろう。「エドハーディー」や、常に人気の「ハーレー ダヴィッドソン」も2000年代のものを中心に充実のラインアップ。テレビやMDコンポのほか、デコったガラケーやたまごっちなど、飯田さんやスタッフの私物もディスプレーして、当時のカルチャーを偲ばせた。「店内での撮影を楽しんでもらえるように、空間演出にもこだわった」。ショップスタッフもギャル5人を厳選し、アップデートしたスタイリングを提案する。

10日のオープン初日は、予算を倍以上上回るほど好調な滑り出しとなった。「オープン前日の準備の段階からカーテン越しでも多くのお客さまからの関心の高さがうかがえた。カーテンを開けて『いつから買えるのか?』と聞いてきた外国人のお客さまは、翌日来店して買い物をしていった。20代が中心だが、30〜40代のリアルタイム世代が『懐かしい』と立ち寄ったり、親子連れだったり、予想以上の反響だった」。

来店者によるSNS投稿が、さらに来店を促進しているという。「想定以上に売れているので、期間中に商品が足りなくなりそう。買い付けに行かなければ」とうれしい悲鳴を上げた。

◾️WEGO VINTAGE 超GALS POP UP SHOP
期間:2025年4月10〜22日
時間:10:00〜21:00
会場:渋谷109 8階
住所:東京都渋谷区道玄坂2丁目29-1

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ウィゴーがY2K古着ポップアップを渋谷109で開催 当時のリアルアイテム2000点が集結

ウィゴー(WEGO)は、2000年代初頭のY2Kファッションに特化した古着のポップアップショップ「ウィゴー ヴィンテージ 超ギャルズ」を、4月22日まで渋谷109の8階で開催中だ。

今回のポップアップでは、リプロダクト(復刻品)ではなく、当時リアルに着用されていたオリジナルのY2Kファッションアイテムを約2000点以上集めて展開。世代を超えてY2Kスタイルを楽しめる空間を作り上げた。

ラインアップは、現在のギャル文化を代表するテイストである“平成ギャル”“ゴスパンク”“フォークロア”“サーフ”の4カテゴリーに編集。リアルな古着ならではの風合い生かしながら、今の時代に合ったスタイリング提案を行う。

バイイングを担当したサスティナブル事業部営業チームの飯田千華さんは、「日本では“平成ギャル”がはやっているし、ロサンゼルスに買い付けに行くと、海外のY2K人気を実感する。古着好きにも、古着初心者にも2000年代の本物のY2Kファッションに触れてほしいとポップアップを企画した。訪日客も多く、ギャル文化のメッカ・渋谷での開催に意味があると考えた」と語る。

ウィゴーはウィゴー ヴィンテージや一部のウィゴーで古着を扱っているが、今回はこの企画のためにアメリカと日本で買い付けた。「ココルル」や「セシルマクビー」など当時渋谷109で人気を集めたブランドも多くそろう。「エドハーディー」や、常に人気の「ハーレー ダヴィッドソン」も2000年代のものを中心に充実のラインアップ。テレビやMDコンポのほか、デコったガラケーやたまごっちなど、飯田さんやスタッフの私物もディスプレーして、当時のカルチャーを偲ばせた。「店内での撮影を楽しんでもらえるように、空間演出にもこだわった」。ショップスタッフもギャル5人を厳選し、アップデートしたスタイリングを提案する。

10日のオープン初日は、予算を倍以上上回るほど好調な滑り出しとなった。「オープン前日の準備の段階からカーテン越しでも多くのお客さまからの関心の高さがうかがえた。カーテンを開けて『いつから買えるのか?』と聞いてきた外国人のお客さまは、翌日来店して買い物をしていった。20代が中心だが、30〜40代のリアルタイム世代が『懐かしい』と立ち寄ったり、親子連れだったり、予想以上の反響だった」。

来店者によるSNS投稿が、さらに来店を促進しているという。「想定以上に売れているので、期間中に商品が足りなくなりそう。買い付けに行かなければ」とうれしい悲鳴を上げた。

◾️WEGO VINTAGE 超GALS POP UP SHOP
期間:2025年4月10〜22日
時間:10:00〜21:00
会場:渋谷109 8階
住所:東京都渋谷区道玄坂2丁目29-1

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「ローレン マヌーギアン」2025-26年秋冬コレクション

「ローレン マヌーギアン(LAUREN MANOOGIAN)」が2025-26年秋冬コレクションを発表した。

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