「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」が2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。
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バイヤー向けにトピックスを拾います。
「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」が2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。
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「ゲラン(GUERLAIN)」は7月15日、魅惑的な鳥に着想を得た“マジェスティック フェザー”コレクションを発売する。公式オンラインブティックでは7月10日から先行発売を行う。ラインアップはリップケース(限定3種、各4730円)、リップ(新3色&限定2色、各5170円)、4色パレット(新2色、1万780円)、チークシェードパウダー(限定1色、9130円)、ハイライトパウダー(限定1色、1万340円)で、刺しゅうスタジオとコラボレーションしたジュエルケースとリップの限定セット(9万4490円)も用意した。
カスタマイズが可能な「ゲラン」を代表する“ルージュ ジェ ケース”は、流線的にデザインされたゴールドのケースとともに、鳥の優雅な羽に着想を得た3種のデザイン“ソングバード”、“フェニックス”、“ピーコック”を発売する。
とろけるようなテクスチャーと長時間持続する高発色の“ヴェルヴェットルージュ”は、かすかに彩度を落とした奥行きのある色合いの新色“234オランジェ シエンヌ”、“555ブリック アンブル”、“819ブルン カジュ”と、限定色“139ヌード ドラジェ”、“207ベージュ ブラッシュ”をそろえる。
4色アイシャドウパレットの“オンブル ジェ”からは、新色の “870エメラルド フェザー”と“131バーティーベージュ”が登場。秋らしいこっくりとした深みを実現した。
天然由来成分を配合したアイコニックな“テラコッタ ブロンジングパウダー”は、立体感をもたらすブロンジングシェードを基調とし、ソフトピンクとコーラルの2色のチークを混ぜた限定エディションだ。コンパクトにはクジャクの羽をモチーフにしたオリジナルのグラフィックを採用した。
肌を整え、パールが輝きを放つ“メテリオット ビーユ”からは、 “ルージュ ジェ ケース”と調和するゴールドのケースと、フェニックスの羽をイメージしたプリントを採用した今シーズン限定のパッケージが登場する。
テキスタイルアーティストのレティシア・バケとヴィクター・モリネのよるパリの刺しゅうスタジオ“バケ モリネ“とコラボしたマットブラックのケースには、ゴールドのチェーンとレッドのビーズが刺しゅうされ、エレガントなジュエルケースに仕上げる。同ケースと“ルージュ ジェ“の3色(03ヌード アントンス、214ルージュ キス、510ルージュ ヴィブラン)を限定セットとして用意する。
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良品計画は26日、「無印良品」で6月に発売した薬用コンシーラー2品と薬用リキッドコンシーラー2品の計4製品について、自主回収すると発表した。化粧箱に内容量の記載がないことが判明したため。製品の品質には問題ないとしている。
回収対象は、トキワが製造した“薬用コンシーラー ナチュラル”と“同 オークル”、東色ピグメントが製造した東色ピグメントが製造した“薬用リキッドコンシーラー ナチュラル”、“同 オークル”の4品。
回収は、全国の無印良品店舗の持ち込みか、専用ウェブフォームを通じて実施する。フリーダイヤルでの問い合わせにも対応する。
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「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は6月25日、フランス・パリで「ルイ・ヴィトン」2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。
同コレクションは、現代インドの服飾美学が世界のワードローブに与える影響に着目し、ダンディズムを通して表現。ランウエイは、ポンピドゥー・センターを背景に開催し、舞台セットは、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)と、スタジオ・ムンバイ(STUDIO MUMBAI)の建築家、ビジョイ・ジェイン(Bijoy Jain)がデザインを手掛けた。
会場には、同ブランドのアンバサダーを務める平野紫耀が、「ルイ・ヴィトン」2025年秋冬メンズ・コレクションと、“LV バターソフト スニーカー”、“ル ダミエ ドゥ ルイ・ヴィトン”のリング、ウォッチ“タンブール コンバージェンス”を身にまとい出席した。同氏が「ルイ・ヴィトン」のショーに出席するのは、4回目となる。
平野は、「『ルイ・ヴィトン』のショーは、毎回驚きと感動があるが、今回も本当に素晴らしかった。特に今回の楽曲や、会場の世界観、コンセプトやモチーフまで、すべてが印象的で心を動かされた。その空間に立ち会えたことを改めてとても光栄に思う」とコメントしている。
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2026年春夏のメンズ・ファッション・ウイークがスタート。久々にメンズコレサーキットに舞い戻った編集長・村上と、初参戦のヘッドリポーター・本橋が、ヨーロッパを覆う熱波に負けないアツいリポートをお届けします!今回はミラノ・コレクションの2日目、前編。
本橋涼介「WWDJAPAN」ヘッドリポーター(以下、本橋):最初に見たのは「イレブンティ(ELEVENTY)」でした。すでに村上さんもメルマガに書かれてますが、僕も正直、あまりピンとこないというか、「そんなブランドあったっけ?」という感じでした。
ただ実際に見てみると、素材も作りもかなり上質。それでいてラグジュアリーと比べれば価格はだいぶこなれています。モデルプレゼンは、村上さんの言うように“いわゆるイタリアブランド”な感じ。男の色気全開なモデルプレゼンを見ると、急に自分に重ねられなくなりました。
村上要「WWDJAPAN」編集長(以下、村上):正直ノーマークの方も多いのではないでしょうか?私もコロナ前まではスルーでしたが(苦笑)、久しぶりに拝見したら、なんか良かったですね(笑)。以前はごくごくありふれたフツーのイタリア服という印象でしたが、「ロロ・ピアーナ(LORO PIANA)」や「ゼニア(ZEGNA)」の生地を使って、ほんのり黄色いコリアンダーカラーなどをまとわせるなどして、野暮ったさを一蹴。ジャケットの上からのスエードのベストや、ブレザーとベースボールブルゾンのコーディネートなど、実際なかなか披露するチャンスはないけれど、若々しいスタイリングも好印象でした。ディストリビューターの三喜商事は、「百貨店の外商のお客さまに向けて」って話していたけれど、セレクトショップも興味を持ってくれるんじゃないかな?
本橋:CPOジャケットや軽やかなスエードブルゾンは、個人的にはジャストで着こなすというより、ちょいユルくらいで着るのがいいかなと。イメージは「スタジオ ニコルソン(STUDIO NICHOLSON)」。東京のセレクトショップの審美眼でスタイリングすれば、日本でも可能性があるブランドだと思います。
本橋:プラダグループの「チャーチ(CHURCH’S)」は、一枚革のオックスフォードシューズやローファーがすごかったです。スニーカー顔負けの軽さなのに、安っぽく見えず、上品な佇まいはそのまま。まさに職人芸のなせるワザなんでしょうね。
これならサンダルのように――は言い過ぎかもしれませんが、気兼ねなく履けると思います。スーツだけじゃなく、セットアップやショーツなど、カジュアルの格上げにも使えそう。一度、実際に足を入れてみたいです。
ハイエンドの紳士靴ブランドの中では伝統的で、正直これまでは「地味で代わり映えしない」という印象が否めませんでした。でも、そういう存在ってクラスにひとりいますよね。決して目立たないのに、実はすごい特技を持ってて、気づいたら地味にモテてる……そんなタイプ。
村上:何の話してるの(笑)?“シャンハイ”というモンクストラップの初代、1929年に誕生し、2008年に寄贈していただいたことでブランドの手元に戻ってきたシューズのムードを再現した新作、良かったですね。アッパーにダメージ加工を施したり、水に浸して革を柔らかくした後に成形したり、中には一度土に埋めたりなんて商品もあるそう。マニアックな男心をくすぐりつつ、今っぽいビンテージや古着屋で見つけた逸品のムードを醸し出しました。
装飾は、アッパーに直接レーザー加工で。装飾を施したレザーをさらに縫い付けることをせず、軽量化を図っています。伝統的なムードを、新しい発想や技術で形にしているお手本ですね。本橋さんのわかりにくい例えをあえて引用すれば、「地味で代わり映えしない」子が、いきなりデビューしてイケてるグループの仲間入りをしたカンジでした。
本橋:ロンドン拠点の中国系デザイナーデュオが手掛ける「プロナウンス(PRONOUNCE)」。そら豆のような緑やサーモンピンク、土っぽいブラウンといった淡く濁った色調は、中国ブランド特有の色彩感覚を感じさせます。
同じ中国系でも、未来的なテック素材の融合が巧みな「フェン チェン ワン(FENG CHEN WANG)」、アルチザンなクリエイションが際立つ「ジギー チェン(ZIGGY CHEN)」などと比べると、「プロナウンス」はフォルムも穏やかで、クラシカルな慎ましさを感じさせます。シャツのパッチワーク使いやセットアップのやわらかい曲線のシルエット、ハイウエストのパンツ、ツヤのあるレザー使い。“壊さない美学“が漂い、西洋的な構造の上に東洋的な要素を静かに添えている印象でした。
それゆえ“アジア枠”にとどまりがちな側面もあるかもしれません。前日の「セッチュウ(SETCHU)」のように、東洋と西洋の文化を横断しつつ、より自由で躍動感を帯びた表現があってもいいのでは?もう少し遊びが必要だと感じました。
村上:私がコロナ前に見ていた頃の中華系ブランドは、総じて「バレンシアガ(BALENCIAGA)」の“三番煎じ”みたいな印象だったけれど(ごめん!でもほんとにそんなカンジだったの!)、そろそろスタイルで勝負できるカンジになったかな。ただ、まだちょっと「頑張ってます」ってカンジですよねぇ。
極端なシルエットとか、極薄のナイロン生地で作った切り返し多数のパラシュートシルエットのシャツとか、やたらとデカいネックレスやスカーフ使いとか、だいぶ落ち着いてはきたけれど、まだまだ味の濃いおかずが多くて、「白米とか、お漬け物はありませんか?」というカンジ。いや、それでもだいぶコース料理とか、幕の内弁当にはなってきたんだけれど。
「プロナウンス」と言えば、今話題の「ラブブ(LABUBU)」とコラボレーションしたことがあるんですよね。ミもフタもないけれど、世界に羽ばたくには、もう一回「ラブブ」とコラボするのが最短じゃね?なんて思ったりもしました。
本橋:「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE & GABBANA)」、個人的にはすごく好みでした。ギラギラしたジャケットスタイル連発かなと思いきや、パジャマを主役に、ジャケットやレザー、ファーを合わせるバランスが、新鮮な裏切りでした。そのまま“パジャマコア”、はたまた“スリープコア”とか“ベッドルームコア”とか呼んだら流行りますかね?手には大きめのボストンを提げていて、こんなリゾートスタイルもいいなと思いました。
村上:シワを寄せたり、シャツブルーやパステルピンクに染めたり、いろんなタイプが登場するけれど、オーバーサイズのパジャマのセットアップで酷暑時代のフォーマルを提案ですね。足元は、当然スリッパかビーチサンダルね(笑)。ホント、ホテルとかに備え付けてありそうなパイル地のヤツ。
そこに「ドルチェ&ガッバーナ」らしいアイテムを合わせているのも良かったですね。起毛してビンテージ感が漂うスキッパータイプのポロニットとか、ゴージャスでボリューミーなファーコートとか、レオパード柄のハラコとカラフルなレザーを切り返した巨大トートバッグとか。そしてフィナーレは、スズランなどの繊細な手刺繍で飾り立てたパジャマの大行進。大行進といえば、今シーズンもモデルたちはそのまま会場の外に飛び出て、セレブリティー見たさに駆けつけた若い世代にもスタイルを見せつけました。セレブの来場だけに終始してしまいがちなSNSの世界を少しでも拡張するチャレンジのように思えて、私は嬉しくなりました。
ブリオーニ(BRIONI)
本橋:「ブリオーニ(BRIONI)」は、スーパー220の繊維から作った生地のスーツが圧巻でした。160や180クラスの生地は見たことがあったけれど、200超えは私は初めて。糸が細すぎて、椅子に座るだけでもダメージを受けそうなほどの繊細さです。
村上:私だったら、新幹線で東京から新大阪まで行く時でも着替えたい(笑)。そのくらい極細の糸で作った柔らかい生地です。ゆえにドレープや光沢がとんでもなかったよね。シューズの上にできる生地のクッションが、普通のスーツでは考えられないくらい優雅に波打っていて......。
本橋:クロコのレザージャケットにも息を巻きました。裾のリブ部分は、通常ならエラスティックな別素材で作るところを、あえて同素材のクロコで仕立てていて。さらにシルクのジャケットは、畝のような立体的な表情。職人による手まつり仕上げの賜物です。想像するだけで気が遠くなるような手間は、驚きを超えて、もはや畏敬の念を覚えました。これがラグジュアリー......。
村上:足を蹴り上げた時の生地の“たまり方”が見たことないカンジでしたね。もはや吸い付いているかのように、足を優しく撫でるカンジ。一方で風が吹くと、シャツはおろかジャケットの裾さえヒラヒラと優しく揺れて、見る者も涼しい気分にさせてくれます。さすが、最高峰だわ。
そんなプレシャスな素材を、卓越した技術力で洋服に仕上げているから、ノンシャラン、気取らず気分が赴くままに洋服を組み合わせたようなスタイルが実にカッコ良い。この辺りは、街で暮らす男性のスタイルを見ながら、彼らの日々の生活や独自の価値観などにも思いを馳せるノルベルト・スタンフル(Norbert Stumpfl)=デザイン・ディレクターならではなんですよね。
「ランバン(LANIVIN)」のかつての黄金期を支えたルカ・オッセンドライバー(Lucas Ossendrijver)の門下生は、「リアリティ」や「アティチュード」「ライフスタイル」なんて言葉に価値を見出し、彼らが求める洋服を提供します。なんてカッコいいんだろう。いつか一着手に入れたいな。
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「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」(以下、YSL)は、リキッドファンデーションの“オールアワーズ リキッド グロウ”(全10色、各8360円)を全国発売する。また同日、“オールアワーズ ハイパールミナイザー”(9350円)と“ラディアント タッチ”(6600円)の新色も発売する。公式オンラインストアおよび表参道フラッググシップストアでは8月13日から先行販売する。
“オールアワーズ リキッド グロウ”は、ブランド創設者のイブ・サンローランが、女性のありのままの美しさを讃えて1968年に発表した“シースルー”ルックに着想を得た。
素肌とシンクロするように密着するピグメントが肌のキメを再現し、カバー力がありながら厚塗り感のない仕上がりをかなえる。表情の動きにも柔軟にフィットし、メイク仕立ての艶とカラーが長時間持続する。
スキンケアベースを約78%配合し、高輝度のマカダミアナッツオイルを含むグロウベースが発光するベールのような輝きをもたらす。カラーは、ピンク系とオークル系それぞれ5色、全10色をそろえる。
ハイライターの“オールアワーズ ハイパールミナイザー”は、超微細かつ高輝度の“マイクロパールコンプレックス”を配合し、奥行きのある輝きを実現する。テクスチャーはなめらかで伸びが良く重ね付けしても自然にフィットし、長時間輝きを持続する。新色のラベンダー ラストは、透明感を引き出し、肌の輝きを際立たせるラベンダーカラーだ。
“ラディアント タッチ”は、小じわやシミなど気になる肌悩みを光でカバーして目立ちにくくする。ハイライトにプラスして光を強調し、顔の立体感も際立たせることもできる。新色のルミナスミルクは、同製品の中で最も明るい、透明感あふれる色合いだ。
The post 「YSL」から光のベールをまとうリキッドファンデが誕生 ハイライターにラベンダーの新色も appeared first on WWDJAPAN.
「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」(以下、YSL)は、リキッドファンデーションの“オールアワーズ リキッド グロウ”(全10色、各8360円)を全国発売する。また同日、“オールアワーズ ハイパールミナイザー”(9350円)と“ラディアント タッチ”(6600円)の新色も発売する。公式オンラインストアおよび表参道フラッググシップストアでは8月13日から先行販売する。
“オールアワーズ リキッド グロウ”は、ブランド創設者のイブ・サンローランが、女性のありのままの美しさを讃えて1968年に発表した“シースルー”ルックに着想を得た。
素肌とシンクロするように密着するピグメントが肌のキメを再現し、カバー力がありながら厚塗り感のない仕上がりをかなえる。表情の動きにも柔軟にフィットし、メイク仕立ての艶とカラーが長時間持続する。
スキンケアベースを約78%配合し、高輝度のマカダミアナッツオイルを含むグロウベースが発光するベールのような輝きをもたらす。カラーは、ピンク系とオークル系それぞれ5色、全10色をそろえる。
ハイライターの“オールアワーズ ハイパールミナイザー”は、超微細かつ高輝度の“マイクロパールコンプレックス”を配合し、奥行きのある輝きを実現する。テクスチャーはなめらかで伸びが良く重ね付けしても自然にフィットし、長時間輝きを持続する。新色のラベンダー ラストは、透明感を引き出し、肌の輝きを際立たせるラベンダーカラーだ。
“ラディアント タッチ”は、小じわやシミなど気になる肌悩みを光でカバーして目立ちにくくする。ハイライトにプラスして光を強調し、顔の立体感も際立たせることもできる。新色のルミナスミルクは、同製品の中で最も明るい、透明感あふれる色合いだ。
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ザボディショップジャパンは7月24日から、東海道新幹線で使われていたヘッドレスカバーをアップサイクルしたオリジナルティッシュポーチを全国の「ザボディショップ(THE BODY SHOP)」店舗および公式ECサイトで数量限定配布する。店舗では6600円以上、ECサイトでは8800円以上の購入者が対象で、なくなり次第終了となる。
同ティッシュポーチに使われている素材は、東海道新幹線の座席で使用され、2025年3月に合皮素材のグレーカバーへ変更された際に取り替えとなった麻100%の白色カバーだ。ブランドロゴとリーフ柄をあしらい、麻の風合いが生きるデザインに仕上げた。
ザボディショップジャパンとJR東海の協業はこれまでにも行われており、新宿店や名古屋のタカシマヤ ゲートタワーモール店で使用しているレジカウンターやウィンドーフレームなどの店舗内装や、クリープタイム製品をすくうスパチュラに東海道新幹線車両の再生アルミを活用している。
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「プラダ(PRADA)」は、2026年春夏メンズ・コレクションをミラノで現地時間6月22日に発表した。
最高気温34度、湿度70%のうだるような暑さのこの日、プラダ財団のショースペースは自然な安らぎを感じさせるオアシスへとゲストを没入させた。むき出しの梁とコンクリートの床、その上にデイジーを模した毛足の長いラグが何枚も並べられ、窓からは柔らかな自然光が差し込む。鳥のさえずりやカウベルの音が静かに響く会場内には、ユートピア的な幻想とインダストリアルな無骨さが交差し、まるで絵本の中の避暑地に辿り着いたかのような錯覚を与えた。
会場のムード同様に、今季はコレクションもとき解され、穏やかささえ帯びていた。ファーストルックを飾ったのは、ボウリングシャツにショーツ、ローファーのスタイリング。典型的な「プラダ」のコードをなぞりながらも、ショーツの股下は極端に短く、ローファーのトゥはカットアウトされ、シャツには子どもが描いたような朝焼けのイラストがプリントされている。首元から覗くのは原色ではなく、ベビーブルーのタートルネック。野原を駆け回る子どもの装いにしてはスタイリッシュすぎるが、従来の「プラダ」よりもフレッシュで肩の力が抜けている。今季多出した、水着か下着にも見えるブルマー風のショーツは、ラフ・シモンズ(Raf Simons)によると“子どもの無邪気さ”を象徴するアイテムだという。
彼とミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)はショー後に、「穏やかさ(calmess)」と「自由(freedom)」という言葉を連呼した。「今の時代において、少し立ち止まり、静かに振り返るひとときが必要だと考えた。ポジティブな気持ちになれたり、穏やかさや自由を感じられる、調和の取れた瞬間」と説明するラフの後に、ミウッチャが鳥のさえずりに掻き消されそうな小さな声で呟いた。「それは、この世界に蔓延しているように見える攻撃性、悪意、権力主義の精神とは対極的な場所で得られる感覚」。“A CHANGE OF TONE(トーンの変化)”と題されたコレクションは、これまでのパワードレッシングから、より静かで内省的なムードへの移行である。とはいえ、柔和な空気の中にも「プラダ」らしい知的な緊張感は隠されている。
クラシックなテーラードジャケットは今季も健在で、シングル、ダブルの両方が登場したが、合わせたのはシャツではなくスポーティなストライプ入りのトラックスーツ。無秩序に異なるスタイルを掛け合わせるのは近年の「プラダ」らしい手法だが、今回は、オリーブグリーンのミリタリーセーターにウールのタッセルを添えたり、エポーレット付きのフラップポケットシャツをチュニック丈に伸ばしたりと、ヒッピーや女性服の要素も忍ばせている。
毎シーズン定番のレザージャケットやコートも、今季は海辺のリゾートで海風に備えるような軽やかさ。柔らかなラフィアで編まれた花型のハット、デッキシューズに合わせたハイソックス、鮮やかな色合いのナイロンバッグのアクセサリーは、実用性よりも開放的な気分を優先して軽快なムードが漂う。過去数シーズンの主役だったコバルトブルーやレッド、イエローは控えめに使われ、代わりにバターイエローやミントグリーン、ピンクといった、癒し効果さえありそうなパステルカラーがコレクション全体のムードを優しく支配していた。
緊張が解かれているはいえ、解読するのが容易なわけではない。眉間に皺を寄せるゲストを尻目に、二人は「これまでで最も簡単なコレクションだった」と微笑んだ。「シルエットや肩、ウエストを、時には非常に構築的に作ることもある。しかし今季は、最初からそれはやめようと決めていた。もっと人間的で、軽快で、フレッシュで、カラフルに。だから制作がとてもスムーズだった」と話すラフ。最後にミウッチャが、「本能に身を委ねた」と付け加えた。ビジネスウエアにスポーツ、セーラー、ミリタリー、ヒッピー、そして自然を想起させる多様な要素が溶け合い、一見矛盾するようでいて不思議と調和を保つコレクション。掻い摘んでメッセージを解釈すると、そこに込めたのは、世界平和への祈りだろう。
攻撃性の時代にあって、その反動のように浮かび上がる穏やかさと自由――それこそが、今季「プラダ」が描いた“新たなトーン”である。
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東京ガールズコレクション(TGC)を一大イベントに育てた立役者であり、現在は文化庁・観光庁の政策現場に身を置く永谷亜矢子氏がこのほど、著書『観光 立国〜ニッポンの現状〜』(扶桑社)を上梓した。
ガールズトレンドの最前線から、日本の観光施策の設計者へ。雑誌編集やTGCの運営で培ったコンテンツメーカーとしての感覚値と編集力を武器に、地方と国の未来に向き合っている。「日本には優れた観光資源があるが、マーケティングが決定的に欠けている」と語る彼女の視点は、ファッションと地方創生が交差する新たな文脈を浮かび上がらせる。
WWD:まず、これまでのキャリアについて聞きたい。
永谷:新卒でリクルートに入社し、営業と企画・編集を8年ほど担当した。当時のリクルートは営業至上主義的な情報誌の会社で、私が担当していたのは「ABロード」(現在は刊行終了)という海外旅行雑誌だった。
印象に残っているのは、ブータン取材。営業をしていたときに、編集長が急遽行けなくなり、私が代わりに行くことになった。取材なんて初めての経験だったのに、編集・ライティング・撮影ディレクションまで全部自分でやれと言われた。普通の出版社なら営業マンにそんなことはやらせないと思うが、リクルートでは「お前、書けそうだからやってみろ」と。当時は雑誌がバカ売れしていた時代。「ABロード」は広告情報が詰まった情報誌で、編集記事には、広告ページの申し込みの誘引が強く求められていた。
たとえば「4ページでタイのリゾート特集をつくる」となったら、「この限られた情報量でどう“行きたい”と思わせるか」「予約申し込みにどう誘導するか」を徹底的に考えなければならなかった。そうした訓練が、のちのTGCのコンテンツメイキングにすべて生きたと感じている。
WWD:TGCに関わるようになった経緯とは?
永谷:2003年にリクルートを退社後、携帯向けのファッションコンテンツ事業に携わり、05年に東京ガールズコレクション(TGC)を立ち上げ時にチーフプロデューサーに就任してイベント全体を統括することに。
当時のTGC運営事業社であったゼイヴェル社はTGCに加え「ガールズウォーカー」という女性向けケータイメディアと、「ファッションウォーカー」というECサイトも運営していた。通常、こうしたメディアやEC、イベントは別会社が担うため、競合関係になりやすい。しかし、私たちはそれらをひとつのグループ内で横断的に連携できた。それが大きな強みだった。
WWD:当時はガラケー全盛期。
永谷:「iモード」に代表される日本のモバイルコンテンツは世界でもトップレベルと称されていた。携帯で商品を買えるという仕組みは非常に注目されていた。だからこそTGCもPR設計を逆算し、会場で見たリアルクローズをその場で購入できる仕掛けに徹した。
それまでのファッションショーは、半年先のシーズンを関係者だけに見せる閉じた世界だったが、TGCは一般客に開かれたイベントであり、リアルタイムで「見て、買う」ことを可能にした。当時としては革新的な取り組みだったと思う。
WWD:ファッショントレンドは一般に「上から下へ」降りていくピラミッド構造。だがTGCはその“裾野”の部分でリアルクローズを再編集し、新しいトレンドを発信してきた。
永谷:まさにその通り。TGCでは、女性誌全盛期の勢いもあり、女の子たちのリアルに寄り添ったスタイル提案が刺さった。当時は「CanCam」が60万部、「ViVi」が50万部、「SWEET」は100万部というように、女性ファッション誌全体で1000万部時代だった。「JELLY」や「S Cawaii!」などのギャル系も絶好調で、「モテ系」「ギャル系」「青文字系」など、さまざまな女子カルチャーが日本のファッションビジネスを活気づけていた。
その勢いは中国やアジア各国にも波及し、「Ray」や「ViVi」などの日本のライセンス誌が現地で大量に売れていた。「コレクションからトレンドを落とす」というよりも、日本発の“カワイイ”が明確にカテゴリ化され、新たなクリエイティブが生まれていた。
WWD:当時は人気モデルに会えるリアルイベントの価値は非常に高かった。
永谷:TGCにエビちゃん(蛯原友里)が着用すれば、売り上げも爆発的に跳ね上がった。彼女が着用した服は即完売。経済効果は8000億円とも言われていた。専属モデル制度があったため、『CanCam』と『ViVi』のモデルが同じイベントに出るなど通常では考えられなかったが、TGCではそれが可能だった。
当然、事務所や出版社から抗議されることもあった。しかし「観客が本当に見たいものは何か」を突き詰めて考えた上で、あえて“裏切り”を演出することで、ファンの満足度はむしろ高まったと感じている。
WWD:今ではTGCも地方開催が定着しているが、当時から地方展開を行っていたのか?
永谷:名古屋、沖縄、宮崎など、さまざまな地域で開催していた。名古屋では母娘でショッピングする文化に合わせて、会場を半分ショッピングエリア化したり、百貨店と連動してその場で買い物ができるようにした。TGCとコラボしたクーポンを配布したり、会場限定メニューを開発したりもした。
東京発のコンテンツをそのまま持ち込むだけでなく、あえて“その土地の観光資源”に寄せた仕掛けを行うことに意味があった。たとえば「世界の山ちゃん」との手羽先天ぷらは、TGCとのコラボから生まれた。美味しかったため、現在では通常メニューとして定着している。沖縄ではビーチに近い会場で水着ショーを開催するなど、各地域ごとにカスタマイズしてイベントを構成していた。
WWD:そういった地方の魅力を発掘・編集する手腕が買われ、現在の仕事にも繋がっていく。行政に関わるきっかけは何だったのか。
永谷:観光庁・文化庁に関わるようになったのは19年ごろ。オリンピック前年の「日本の夜はつまらない」をどうにかせねばから始まった。観光消費額を増やすためには、夜間や早朝に過ごせるコンテンツが必要になる。宿泊を促すには「夜に何をするか」が重要で、ナイトタイムエコノミーが観光政策の柱として浮上してきた。
その中で観光庁のナイトタイムエコノミー推進協議会の理事として声がかかり、実際に現場の事業者支援や、自治体への伴走支援などを担うようになった。文化庁の取り組みでも、有形文化財の活用や夜間・早朝の文化プログラム開発に携わっている。
WWD:永谷さんが考える観光ビジネスのあり方とは。
永谷:まず観光とは、移住・定住・産業振興の「最初の接点」である。「一度訪れた土地が忘れられなくて、移住を考えるようになった」「地域の素材や文化に惹かれて商品開発したくなった」。そんな流れは珍しくない。
だからこそ、観光は“ただの誘客”ではなく、“関係人口を育てる設計”であるべきだ。“映え”だけを求めて写真を撮って帰る観光では、何も残らない。大事なのは、訪れた人が「この土地の文化や価値観が好きだ」と思い、何度も戻ってきたくなる関係をつくること。そういうファンをつくるのが、観光の本質であり、継続する地域経済の土台になる。
WWD:“質”が重要であると。
永谷:きちんとした「体験」を作らなくてはならない。きれいな景色がある「だけ」ではダメ。その背景にある歴史や文化、職人の技や食の哲学など、「知ったらもっと面白くなる情報」をしっかり伝える必要がある。観光客がその場で深く関われる導線も設計しておくべきだ。
加えて、訪れた人に「自分もこの地域の一部になれた」と思ってもらえるような関係性を作ること。たとえば伝統工芸の体験を通じて職人の話を聞く。郷土料理をつくるワークショップに参加する。それをSNSで発信してくれる。そうして関係性ができれば、再訪率も自然と上がっていく。
WWD:まず手をつけるべき課題は。
永谷:多くの自治体や官公庁の施策は「コンテンツをつくる」ことは頑張っているけれど、それを「どう届けるか」「どう買わせるか」の視点がまったく抜けている。つまりは、「マーケティングが存在していない」ということが一番の問題だと思う。
たとえば、どこにでもあるようなSUP(パドルボード)をアピールしても差別化は難しい。「漁師の船に乗って、自分で釣った魚をその場で調理して食べられる」という体験なら、それだけで十分に旅の目的になる。
そうした体験が「どこでできるのか」「どう予約するのか」「いつ空いているのか」が、ユーザーの目に見える形で提示されていることも大事。そこが整っていなければ、誰も知らず、来ない。Googleマップに載っていない、載っていても営業時間や定休日、アクセス情報が間違っている、有名観光地の公式サイトが機能していない。そんなケースも珍しくない。
WWD:新たなコンテンツをつくるよりも、既存資源を“見せる”ことが先決と。
永谷:そして、観光というのは、ただ一度人を呼んで終わりではない。どう継続させるか、どう熱量を維持していくかが重要で、それには「愛」と「必然性」が不可欠。
今、観光の現場や事業者の多くが、「来てくれたらラッキー」くらいの温度でしか動いていない。でも、実際はそんな簡単な話ではない。来た人がもう一度来たいと思うかどうか、そこに何を感じて、何を持ち帰るかが、次につながる鍵になる。
WWD:著書においても、「継続」の大切さを説いていた。そのエンジンになるのは。
永谷:私は、地域の若い事業承継者だと考えている。たとえば、100年続く酒蔵の5代目が、「このままじゃ無理だ」と感じて動き出す瞬間がある。古いラベルでは売れない。販路がない。ブランド価値も伝わっていない。そんなとき、彼らは一念発起して、海外向けの限定ラベルを開発したり、酒粕を入浴剤にしてコスメ展開したりする。
でも、それを実現するには、ものすごいエネルギーがいる。銀行に頭を下げて資金を確保し、デザイナーを探し、社内の30歳年上の職人たちを説得して動かす。誰もやり方を教えてくれない中で、自分で調べて、一歩一歩かたちにしていく。そこにはマーケティング、営業、マネジメント、すべてのスキルが必要とされる。
WWD:ファッション業界のノウハウやリソースが、そこに役立つことはあるか。
永谷:間違いなくある。今は、工芸品でも「売れない理由」が山ほどある。たとえば「肩掛けできないバッグ」「開口部が狭すぎて物が入らないポーチ」など。職人にとっては“伝統”でも、今の生活者には使いにくい。
そこにファッションの知見が入れば、「使える形に直す」「見せ方を変える」「価格を再設定する」ことができる。たとえば「地元の素材を使ったバッグ」を作るとしても、職人任せでは肩掛けひとつ設計できないことが多い。そこに、アパレル出身者が入って「このストラップの長さで、こういう使い勝手で」と具体的に詰めていけば、全然違う商品が生まれる。それをちゃんと売る、流通に乗せることもできる。
その“直した”事例がひとつでも売れれば、他の職人たちにも説得力が生まれるだろう。事例化と可視化がカギだ。
WWD:モノに付加価値をつけることも、ファッションの得意分野だ。
永谷:その通り。見る人によっては「ただの布」であっても、それに価値をつけ、数万円、数十万円で売るロジックとマジックを持っている。ブランドの文脈や物語性、デザインの力を使って価値を生む。その手法は地方の伝統工芸や観光資源にも応用できるはずだ。
たとえば藍染の反物。38cm幅で着物にしか使えない、家財や小物に使うにしても限界がある。ならば、糸から染めてはどうか?インテリアやアートに転用すればいい。藍染のカーテン、藍染のタペストリー、藍染のアートパネル。すべて再構築によって新しい市場が生まれる。
WWD:体験やストーリーが伴えば、さらに心に響く。
永谷:たとえば錫の器を、自分で叩いてつくるワークショップにするだけでいい。「見て」「買う」だけなら数千円の商品が、体験を伴うことで1万〜2万円に化ける。自分が手をかけた、一点ものという実感が価値になる時代だ。
ファッション業界の人間は、マーチャンダイジング、シーズン設計、サイズ感の最適化、販路戦略、ストーリーテリングまで、商品を“売る”ための全方位的な知見を備えている。しかもそれを、年に何度も高速でPDCAを回しながら実践し、知見を蓄えている。
伝統や技術に裏打ちされたモノ作りと、ファッション業界が得意とする“売れる仕組み”のノウハウ。それが掛け合わされば、地域産業に新たな価値が生まれるはずだ。
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ブルーベル・ジャパンは6月25日、米ニューヨーク発のサステナブルフレグランスブランドフレグランスブランド「クリーン(CLEAN)」の新作フレグランス“クリーン クラシック ストロベリーフィールド オードパルファム”(30mL、6050円/60mL、1万450円)を発売した。摘みたてのイチゴの豊かでみずみずしい甘さを表現したフルーティフローラル調の香りが特徴だ。
同ブランドのクラシック コレクションは2003年に誕生。石けんの香りからインスピレーションを受け、清潔感をさまざまな香りで表現することをコンセプトにしている。また、トップノートからラストノートまで香りの印象が変わらないシンプルな構成で、ほかの香りと重ねるレイヤリングもしやすくなっている。
新作はトップノートにワイルドストロベリーとリネンアコードを配合し、ミドルノートでジャスミンペタルとオーキッドブロッサムが広がる。ラストノートには肌に触れるようなホワイトムスクと官能的なアンバーを採用し、魅力的な余韻を演出した。同コレクションの“アップルブロッサム オードパルファム”と重ねることでフルーティでジューシーな香りのハーモニーを、“レイン オードパルファム”と組み合わせることでみずみずしさが際立つ香りを楽しめる。
ボトルには100%リサイクル可能なガラスを使用し、外箱にはFSC認証を受けた素材を採用し、水ベースのインクのみでデザインしている。
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「キディル(KIDILL)」が2026年春夏コレクションを発表した。
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河北裕介ヘアメイクアップアーティストがプロデュースするヘアケアブランド「アンドビーヘア(&BE HAIR)」は7月4日、テレビアニメ「おそ松さん」とコラボレーションしたシャンプー&トリートメントを数量限定で発売する。ロフト(LOFT)、東急ハンズ、アットコスメ(@COSME)、ショップイン(SHOP IN)、アインズ&トルペ、R.O.U、アートマン、イオン、マツモトキヨシなどで取り扱う。アイテムは“ベーシックリペアシリーズ”のパッケージを限定デザインにしたもので、6つ子の描き下ろしイラストをポップにあしらった。
パッケージに描いた6つ子たちは「アンドビーヘア」のロゴパーカーを着用したオリジナルカットで、線画や柔らかなカラーを添えたものなど洗練されたデザインに仕上げている。
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「WWDJAPAN」ポッドキャストの「サステナブルファッション・トーク」は、ファッション業界のサステナビリティに関する最新ニュースやトレンドをざっくばらんにお話しする番組です。本番組では、サステナビリティ担当記者木村和花がホストを務め、「WWDJAPAN」サステナビリティ・ディレクター向千鶴とともにお届けします。
本日のゲストは先週に引き続き、再エネを中心とした脱炭素支援事業「みんな電力」などを手掛けるUPDATER(アップデーター)から山浦誉史さんをお迎えしました。ファッション業界におけるサステナビリティの「透明性」とは何か――。情報開示の重要性と日本的価値観とのギャップについて掘り下げます。ファッション領域のSXサービス「シフトシー(Shift C)」などのサービスを通じて企業と消費者をつなぐ現在の取り組み、そしてデジタル製品パスポート(DPP)など国際規制への対応を語る中で見えてきたのは、「言わないことが美徳」とされがちな日本の文化や業界慣習に一石を投じる姿勢。山浦さんの言葉から、これからの“伝える責任”のあり方を考えます。
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「WWDJAPAN」ポッドキャストの「サステナブルファッション・トーク」は、ファッション業界のサステナビリティに関する最新ニュースやトレンドをざっくばらんにお話しする番組です。本番組では、サステナビリティ担当記者木村和花がホストを務め、「WWDJAPAN」サステナビリティ・ディレクター向千鶴とともにお届けします。
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「フェラガモ(FERRAGAMO)」が2026年プレ・スプリング・コレクションを発表した。
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メガネブランド「ゾフ(ZOFF)」は、アイドルグループのSnow Man(スノーマン)のメンバーで、俳優としても活躍する目黒蓮をグローバルブランドアンバサダーに迎え、新TVCM「Zoff meets 目黒蓮 SUNCUT GLASSES」編を、6月25日から公式サイトにて公開した。7月4日より全国で順次放送を開始する。
TVCMでは「めのため、未来のため」をキーメッセージに、紫外線を100%カットするサングラスを“サンカットグラス”と名づけ、目黒が軽やかにかけこなす姿を通じて「目を守り夏を楽しむ」というメッセージを発信する。なおTVCMや広告で目黒が着用したサングラスは、7日4日に全国の店舗および公式オンラインストアで発売。本発売に先立ち、6月25日から公式オンラインストアで予約受付がスタートした。
「ゾフ」が25日に開催した「メガネブランド『ゾフ』グローバルアンバサダー就任発表会」で同ブランドを運営するインターメスティックの上野博史社長は「WHOによれば、私たちが生涯浴びる紫外線量の半分以上は、18歳までに浴びたもの」と語る。「だからこそ、若年層における早期の紫外線対策が重要。肌へのケアは一般的になっていく一方で、目に関しては無防備な人が多い。紫外線カット率100%をほこる“サンカットグラス”を通じて、目への紫外線対策の重要性を訴え、サングラス文化が成熟していない日本で新たな習慣や常識を作りたい」と意気込んだ。
性別や世代を問わず多くの支持を集める目黒蓮のグローバルアンバサダーへの起用も、サングラスを使ったアイケア習慣の幅広い普及を目指してのこと。「『目を守りながら夏を楽しむ』というメッセージに共感した」という目黒は、今後、上述のTVCMに出演するほか、「ゾフ」店舗内外の広告ビジュアルなどに登場する。
就任発表会に登場した目黒は、インターメスティックの上垣勝人レンズ・サングラス・パッケージ事業部部門長のアドバイスのもと“通勤”や“ドライブ”といったシチュエーションに応じて「ゾフ」のアイウエアを選び着用。「今回のCM出演をきっかけに、自分も目のケアをしないと、と思うようになった。”サンカットグラス”を通して、みなさんと目の健康について考えていけたら」と語った。
「Zoff meets 目黒蓮 SUNCUTGlasses」篇
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キム・カーダシアン(Kim Kardashian)がプロデュースする「スキムス(SKIMS)」は、イタリアのラグジュアリーブランド「ロベルト カヴァリ(ROBERTO CAVALLI)」とコラボレーションした水着コレクションを発売する。同コレクションは、レトロなイタリア風のグラマラスでセクシーなシルエットの水着をそろえ、キャンペーンビジュアルには、カーダシアンと母親のクリス・ジェンナー(Kris Jenner)が登場する。6月27日9時(EST)から「スキムス」公式オンラインストアで販売する。
コラボアイテムは、「ロベルト カヴァリ」のエキゾチックで大胆なプリントと「スキムス」のスイムウエアデザインを融合した。トラの顔やキジ、しまうまや、フローラル柄をデザインしたワンピース、ビキニ、シフォンのカバーアップ、シルクのヘッドスカーフなどをラインアップする。サイズはXXSから4Xまで用意する。
カーダシアンとジェンナーが出演するビジュアルは、1970〜80年代のビンテージスタイルにインスパイアされた。トラの顔をプリントしたワンピースに赤のヘッドバンドを合わせたカーダシアンのルックは、80年代に流行したエキササイズビデオを彷ふつとさせる。
カーダシアンは、「『ロベルト カヴァリ』とラグジュアリーなコレクションを発表することができて本当にワクワクしている。私はずっと『ロベルト カヴァリ』のエキゾチックなプリントと大胆なエネルギーが大好きだった。『スキムス』の水着を通じて、そのビジョンに命を吹き込むことで、予想もしていなかった洗練されたものを作ることができた。私たちは、『ロベルト カヴァリ』の最もアイコニックなプリントと、『スキムス』のスイムウエアのシルエットを合わせ、どこにいても、どんな人のボディーもエンパワメントするセクシーなコレクションをお届けする」とコメントした。
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美容系動画クリエイターのかわにしみきがプロデュースするコスメブランド「ミュアイス(MUICE)」は7月16日、人気のマルチパウダー“スポットメンテパウダー”(各1045円)から、ミルキーホワイトとマットベージュの限定2色を発売する。
“スポットメンテパウダー”はさまざまな使い方ができるマルチパウダーで、赤みやくすみ補正、クマ隠しなどに活躍する。ほどよくきらめくパール配合で、自然な立体感を演出。既存色は、ニュートラルなベージュや自然なほんのり血色感を演出するピンク、色むらを整えるイエローの3色を用意している。
“ドダイホワイト”は、パール配合でハイライト効果のあるミルキーホワイトで、かわにしが特に苦戦して開発に時間がかかったカラーだそう。真っ白になりすぎない発色が特徴で、チークのベースに仕込んだり、小鼻のハイライターとして使用すると、メイクの完成度がアップデートする。
肌悩みをカバーするマットベージュ“オタスケマットベージュ”は、「パールなしのマットタイプが欲しい」といったユーザーの声に応えて誕生したカラーだ。既存色の“01 ソコアゲベージュ”をマットにしたタイプで、メイク直しとしても使用できる。
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美容系動画クリエイターのかわにしみきがプロデュースするコスメブランド「ミュアイス(MUICE)」は7月16日、人気のマルチパウダー“スポットメンテパウダー”(各1045円)から、ミルキーホワイトとマットベージュの限定2色を発売する。
“スポットメンテパウダー”はさまざまな使い方ができるマルチパウダーで、赤みやくすみ補正、クマ隠しなどに活躍する。ほどよくきらめくパール配合で、自然な立体感を演出。既存色は、ニュートラルなベージュや自然なほんのり血色感を演出するピンク、色むらを整えるイエローの3色を用意している。
“ドダイホワイト”は、パール配合でハイライト効果のあるミルキーホワイトで、かわにしが特に苦戦して開発に時間がかかったカラーだそう。真っ白になりすぎない発色が特徴で、チークのベースに仕込んだり、小鼻のハイライターとして使用すると、メイクの完成度がアップデートする。
肌悩みをカバーするマットベージュ“オタスケマットベージュ”は、「パールなしのマットタイプが欲しい」といったユーザーの声に応えて誕生したカラーだ。既存色の“01 ソコアゲベージュ”をマットにしたタイプで、メイク直しとしても使用できる。
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7月25〜27日に新潟県湯沢町の苗場スキー場で開催される日本最大級の音楽フェス「フジロックフェスティバル’25(FUJI ROCK FESTIVAL'25)」(以下、「フジロック」)。今年のヘッドライナーは、7月25日がフレッド・アゲイン(FRED AGAIN..)、26日がヴルフペック(VULFPECK)、27日がヴァンパイア・ウィークエンド(VAMPIRE WEEKEND)が務めるほか、Suchmos(サチモス)やフォー・テット(Four Tet)、ジェイムス・ブレイク(James Blake)、山下達郎、ハイム(HAIM)、リトル・シムズ(Little Simz)、Vaundy、Creepy Nuts、RADWIMPSなど注目アーティストが多く出演する。
今回、音楽ライターのZ11&WWDJAPAN編集部がファッション&音楽好きにおすすめするアーティスト24組をピックアップ。ぜひ現地で見る際の参考にしてほしい。
Green Stage
ロンドン出身のプロデューサー/DJ/シンガーソングライター、フレッド・アゲイン(Fred again..)は、エド・シーランやストームジーらの楽曲制作にも関わり、英国の音楽賞でも評価された実力派である。「Actual Life」シリーズでは日常の断片をサンプリングし、感情の起伏をダンスミュージックとして昇華。スクリレックスやブライアン・イーノとの共演など、ジャンルや世代を超えたコラボレーションも特徴だ。ライブでは即興性に富んだセットと観客との一体感が魅力であり、ロンドンの「Boiler Room」での圧巻のプレイは世界中で話題となった。日本初上陸となる今回の「フジロック」では、クラブとフェスの境界を軽々と越えるパフォーマンスが期待される。
韓国のバンドHYUKOH(ヒョゴ)と台湾のSunset Rollercoaster(サンセット・ローラーコースター、落日飛車)によるコラボステージは、アジア・インディーの現在地を象徴する一夜限りの共演である。HYUKOHは、センチメンタルな歌と鋭敏なバンドサウンドで韓国の若者の心を捉えた存在。Sunset Rollercoasterは、甘美なシティポップ風サウンドとビンテージな音像で台湾を代表する人気バンドとなった。それぞれの持つ文化的背景と音楽性が混じり合い、即興性を帯びたセッションが展開されるステージは、まさにフジロックならではの風景である。アジアからの新しい風が、苗場の空気をしなやかに揺らすに違いない。
White Stage
サチモス(Suchmos)は、ジャズ、ソウル、R&Bのエッセンスをロックに溶け込ませた音楽性で2010年代の日本音楽シーンを席巻したバンドである。13年に結成され、16年の「STAY TUNE」がCMソングに起用されたことで一躍脚光を浴びた。都会的なグルーヴと洒脱なサウンド、YONCEのしなやかなボーカルが絶妙に溶け合い、聴く者を日常から切り離すような没入感を生む。NHKサッカーテーマ「VOLT-AGE」などでも存在感を示しつつ、21年に活動を一時休止。その後24年に再始動を果たし、変化と深化を経たサウンドで再びシーンに帰還した。円熟味を増したライブパフォーマンスは、苗場の大自然とも呼応するに違いない。
ニジェール共和国出身のエムドゥ・モクター(Mdou Moctar)は、伝統的なトゥアレグ音楽とロックギターを融合させたスタイルで、グローバルな注目を集めるギタリストである。砂漠のジミ・ヘンドリックスとも評される超絶技巧とスピリチュアルなサウンドは、まさに唯一無二。主演映画や欧米フェス出演を経て、2021年に発表されたアルバム「Afrique Victime」では、ポリリズムと情熱が交錯する圧巻のサウンドで絶賛を浴びた。爆発力あるライブでは、電撃のようなギタープレイとエネルギッシュなリズムが荒野を駆けるような高揚感をもたらす。現在のエムドゥ・モクターはバンドとして活動しており、モクターに加えて、リズム・ギタリストのアフムードゥ・マダサネ、ドラマーのスレイマン・イブラヒム、そしてアメリカ人ベーシスト兼プロデューサーのマイキー・コルタンの4人組だ。アフリカ音楽の未来を切り開く存在として、「フジロック」でもその熱量をぶつけてくるだろう。
Red Marquee
ティコ(Tycho)は、米国サンフランシスコを拠点に活動するスコット・ハンセンによる音楽プロジェクトである。アンビエントとポストロックを基調とし、美しいシンセ・パッドと繊細なギターによって構成される浮遊感のあるサウンドが特徴。グラフィック・デザイナーとしても活動し、自身のライブでは映像と音を融合させた没入型パフォーマンスを展開する。グラミー賞にもノミネートされた「Weather」など、アルバムごとに進化を続ける表現力は、ジャンルを超えてファンを獲得してきた。夕暮れ時の自然と溶け合うようなサウンドスケープは、「フジロック」という環境と完璧にマッチするだろう。
パフューム・ジーニアス(Perfume Genius)は、アメリカ・シアトル出身のマイク・ハドレアスによるプロジェクトである。繊細なピアノバラードから始まり、アートロックやエレクトロニカ、グラムロックまで多様な音楽性を展開してきた。とりわけジェンダーやアイデンティティーへの鋭い眼差しと、詩的で劇的な表現がLGBTQコミュニティーにも支持されている。幻想的かつドラマチックなステージは、音楽だけでなく身体表現や演出も含めた表現の場であり、魂を揺さぶるようなライブ体験を提供する。静謐と高揚が交錯するそのパフォーマンスは、フジロックの初日に深い余韻を残すはずだ。
青葉市子は、クラシックギターと声のみで紡ぎ出す静謐な音楽世界で知られるシンガーソングライターである。2010年に10代でデビューして以来、詩的な言葉と独創的な旋律で、聴く者を幻想的な空間へと誘ってきた。代表作「0(ゼロ)」「アダンの風」などでは、自然や夢の中にいるような音響風景を構築。近年は舞台音楽や海外ツアーも手がけるなど、その活動は国内外を問わず広がっている。音と音の間に漂う静けさまでが音楽となるライブは、苗場の森と風とも呼応し、観客に深い没入体験をもたらすだろう。時に言葉より雄弁に語るそのステージは、フェスの中でも異質な輝きを放つ。
Green Stage
ヴルフペック(VULFPECK)は、米・ミシガン大学で出会った音楽学部の学生たちによって結成されたファンク・コレクティブである。ミニマルなファンクやR&B、モータウン、ニューソウルから強い影響を受けつつ、インストゥルメンタルとボーカル曲を自在に行き来し、過剰な装飾を排したタイトなグルーヴとユーモアを武器に独自の音楽世界を築いてきた。代表曲「Dean Town」や「Back Pocket」などに象徴されるように、ベースラインやリズムセクションが主役となる構成も多く、プレイヤーシップの高さが際立っている。ライブでは、即興性と遊び心に満ちた構成、そして観客との一体感を生む巧みなステージ運びが魅力である。音楽を純粋に楽しむという古き良き精神と現代的なDIY感覚が共存するヴルフペックのライブは、ファンク本来の喜びをあらためて体感させてくれるだろう。
山下達郎は、日本のポップス界を代表するシンガーソングライターであり、シティポップの象徴的存在として国内外に多大な影響を与えてきた。1975年にシュガー・ベイブでデビュー後、ソロとして「RIDE ON TIME」「クリスマス・イブ」など数々のヒットを放ち、卓越した作曲・編曲センスと演奏技術で高く評価されている。ライブでは自身の音楽に対する完璧主義が貫かれ、緻密なバンドアンサンブルと圧倒的な歌唱力で観客を魅了する。「フジロック」初出演となる今回は、野外で聴く達郎サウンドの豊潤さが、新たな魅力として響き渡ることだろう。時代を超えて愛され続けるその音楽が、苗場に美しく降り注ぐ瞬間が訪れる。
ジェイムス・ブレイク(James Blake)は、UKポストダブステップの潮流から現れたシンガーソングライター/プロデューサーであり、そのソウルフルな歌声と先鋭的なエレクトロニクスを融合させた音楽性で、現代音楽の境界を拡張し続けている。デビュー当初は無機質なビートと空白を活かしたサウンドで注目を浴び、アルバムを重ねるごとに内省的なリリックと感情表現の振れ幅を深めてきた。「Assume Form」や「Friends That Break Your Heart」などでは、ポップと実験の絶妙なバランス感覚が際立ち、リスナーの心を揺さぶっている。ライブでは静寂と轟音の対比を自在に操り、繊細なピアノとサブベースが空間を震わせる。苗場の空に響く彼の声は、特別な時間を生むに違いない。
君島大空は、ギタリスト、作曲家、シンガーとして唯一無二の音楽世界を築いてきた日本のアーティストである。合奏形態では、弦楽器や管楽器を取り入れたアンサンブルによって、即興性と構築性がせめぎ合う深遠な音楽が展開される。楽曲はしばしば内面の揺らぎや情景を抽象的に描き出し、その繊細な詩世界と音の起伏は観客の深層へと届く力を持つ。ライブでは沈黙すら一部として取り込む張り詰めた緊張感と、予測不能な音の運動が共存し、強烈な没入体験をもたらす。「フジロック」という開放的な環境において、彼の音楽がどのように響き渡るのか注目である。
カトリエル&パコ・アモロソ(CA7RIEL & PACO AMOROSO)は、アルゼンチンの新世代シーンをけん引する音楽デュオである。ヒップホップ、エレクトロ、ファンク、R&B、ロックなどを自在に横断しながら、ラテンアメリカの感性とストリートの熱量を詰め込んだサウンドで注目を集めてきた。2010年代後半に発表された「OUKE」や「JALA JALA」などのシングル群でブレイクを果たし、24年には待望のフルアルバム「Baño María」をリリース。さらに25年にはEP「Papota」も発表し、その音楽的進化を加速させている。ライブでは、祝祭的なエネルギーと破格の身体性を持つステージングが魅力であり、観客を一気に熱狂へと引き込む。南米から届く色彩豊かなグルーヴが、苗場の空気を鮮やかに染めることだろう。
White Stage
フォー・テット(Four Tet)は、ロンドン出身のキエラン・ヘブデンによるソロプロジェクトで、エレクトロニック・ミュージックにフォークやジャズ、民族音楽の要素を融合させた先鋭的な作品群で知られている。90年代後半から活動を始め、アルバム「Rounds」で世界的評価を獲得。以降もリリースを重ねながら、クラブと実験音楽の境界を巧みに往還する独自の表現を貫いてきた。2020年代にはフレッド・アゲインやスクリレックス(Skrillex)との共演でさらに注目を集め、同世代の枠を超えた活動が評価されている。DJセットでは細やかなミックスと有機的な展開で観客の身体と心を揺さぶり、野外フェスではその音像が一層の広がりを持つ。苗場の自然との共振にも期待したい。
バリー・キャント・スウィム(Barry Can't Swim)は、エディンバラ出身のプロデューサー/DJで、ハウスを基軸としながらもジャズやアフロビート、ラテンなどを取り入れたオーガニックかつ洗練されたサウンドで注目を集める存在である。2023年のデビューアルバム「When Will We Land?」では、エモーショナルなコード進行とグルービーなリズムが交錯するトラック群で高評価を得た。メロディーの美しさとリズムの快楽が共存する彼の楽曲は、ダンスフロアにもフェスの草原にも溶け込む柔軟性を持つ。ライブでは感情を揺さぶる構成力と高揚感を生む展開が魅力であり、苗場の自然と一体になったパフォーマンスは観客の記憶に刻まれるであろう。
フェイ・ウェブスター(Faye Webster)は、アトランタ出身のシンガーソングライターであり、カントリー、R&B、インディーポップを独自の感性で融合させた音楽性が特徴である。飾り気のない淡々としたボーカルと、湿度を帯びたギターサウンドが静かな情感を生む。アルバム「Atlanta Millionaires Club」や「I Know I’m Funny haha」では、日常のささやかな感情や違和感を鋭くすくい取ったリリックが多くの共感を集めた。ライブではゆるやかな空気感と内省的な美しさが調和し、フェスの喧騒の中でも特異な存在感を放つ。静けさの中にある強さが、大自然の風景に寄り添うように響くに違いない。
Green Stage
ヴァンパイア・ウィークエンド(Vampire Weekend)は、ニューヨークのコロンビア大学出身のメンバーにより結成されたインディーロックバンドである。2008年のデビュー以来、アフロポップやクラシック、レゲエなど多様な音楽性を軽やかに取り入れたセンスと、知的なリリックで高い評価を受けてきた。代表作「Contra」「Modern Vampires of the City」はシーンの金字塔とされ、19年の「Father of the Bride」ではグラミー賞を受賞するなど進化を続けている。ライブでは独特の軽快さと緻密なアンサンブルが際立ち、会場を心地よい熱気で包み込む。今年の「フジロック」では、夜のステージに映える洗練された音像と美しいハーモニーが幻想的なフェスの雰囲気を一層豊かに彩るだろう。
リトル・シムズ(Little Simz)は、UK出身のラッパー/俳優/作家として多彩な才能を発揮するアーティストである。鋭く緻密なリリック、壮麗なオーケストレーション、ストーリーテリングを融合させた音楽は、ヒップホップの枠を超えて高く評価されている。アルバム「Sometimes I Might Be Introvert」では、自らの内面と社会的テーマを並列に描き出し、2022年にはマーキュリー賞を受賞。ステージでは巧みなフロウとパフォーマンス力により、メッセージ性とエンタメ性を両立させた圧倒的な存在感を放つ。言葉の力が野外の空気を震わせ、観客の意識に深く刻まれる時間となるだろう。
White Stage
ハイム(HAIM)は、エスティ、ダニエル、アラナのハイム三姉妹によるカリフォルニア出身のポップロックバンドである。AOR、R&B、90年代ロックなどを咀嚼(そしゃく)した懐かしくも現代的なサウンドと、全員がマルチプレイヤーである演奏力の高さ、緻密なコーラスワークが大きな魅力である。2013年のデビュー作「Days Are Gone」で脚光を浴び、20年のアルバム「Women in Music Pt. III」ではよりパーソナルで内省的な表現へと進化。ライブでは姉妹ならではの抜群の呼吸と、観客との親密な関係性が際立つ。エネルギッシュでありながら包容力あるそのステージは、真夏の火照った身体に心地よい高揚感を生み出すに違いない。
羊文学(ひつじぶんがく)は、現代日本のオルタナティブ・ポップを代表するバンドとして注目されており、透明感あるボーカルと繊細なサウンドメイクで支持を集めている。シューゲイザー、ポストロック、J-POPの要素を内包しつつ、どの楽曲にも普遍的な感情と静かな衝動が宿っているのが特徴である。「光るとき」「our hope」といった作品では、日常の光と陰を柔らかにすくい取る表現力が際立ち、幅広いリスナーの共感を得ている。ライブでは余白や静寂を活かした演奏が空間に染み渡り、観客を優しく包み込む。3人のメンバーが紡ぎ出す有機的なアンサンブルは、苗場の自然と呼応しながら、深く心に響く時間をもたらすだろう。
シリカ・ゲル(Silica Gel)は、韓国のインディーシーンから登場したサイケデリック・ロックバンドである。シューゲイザーやアンビエント、ノイズの要素を取り入れた音像は、夢と現実の狭間を彷徨(さまよ)うような浮遊感と深度を併せ持っている。2023年のアルバム「POWER ANDREW」では、さらに音響的実験性を深め、国内外のメディアからも高い評価を得た。視覚的演出にも定評があり、ライブでは映像と光が交錯する没入型の空間演出が施される。「フジロック」の森や霧とも共鳴するであろう彼らの音楽は、幻想的な体験を求める観客の感性に静かに火を灯す。
Red Marquee
kanekoayanoは、シンガーソングライター・カネコアヤノが率いるバンドであり、内省的で鋭い言葉と、時に優しく、時に荒々しく鳴らされる音像が魅力である。2024年には5人編成による新体制で制作されたアルバム「石の糸」を発表し、フォーキーな質感に加え、クラウトロックやダブの影響を感じさせる自由度の高いサウンドを展開。ライブでは、観客の感情に寄り添うような歌と、緊張感と熱量をはらんだバンドのアンサンブルが交錯し、濃密な空気を生み出す。小さな感情を丁寧にすくい取ったその音楽が、自然に囲まれた苗場の空間にどのように響くのか。開放的でありながら深くパーソナルな音楽体験が期待されるステージとなるだろう。
イングリッシュ・ティーチャー(English Teacher)は、イギリス・リーズを拠点とするオルタナティブロックバンドであり、鋭利なギターサウンドとポストパンク由来の緊張感を持つ新世代バンドとして注目を集めている。2024年に発表されたデビューアルバムでは、風刺的かつ文学的なリリックと、スピーク・シンギング調の独特なボーカルが話題となった。ステージでは、切迫感のあるパフォーマンスとアート性の高い演出が融合し、リスナーの身体と精神を刺激する。英インディーの現在地を象徴する存在として、「フジロック」での初ステージは極めて鮮度の高い一幕となるだろう。
米ミシガン州アンアーバー出身、現在ブルックリンを拠点に活動するメイ・シモネス(Mei Semones)。日本人の母とアメリカ人の父のもとで育ち、ジャズ/ボサノヴァ/インディロックを自在に横断し、日本語と英語のバイリンガル歌詞を用いる才能溢れるシンガーソングライターである。バークリー音楽院でギターを学び、2022年にEP「Tsukino」を発表しデビュー。Red Hot Chili PeppersのベーシストFleaが絶賛し、アメリカの音楽メディアPaste誌からも「The Best of What’s Next」に選出された注目株である。25年5月リリースのデビューアルバム「Animaru」では、日英バイリンガルで歌詞を紡ぎ、ジャズ的な和声と軽やかなタッチのギターが印象的な楽曲「Dumb Feeling」などを通じて独自の音像を築いた。緊張と解放が交錯する構成と心を掴むような柔らかい歌声で高い評価をうけているメイ・シモネスのライブ。繊細さと豊かな色彩感を兼ね備えたサウンドが大自然の伊吹を感じさせる「フジロック」を彩る。
DYGL(デイグロー)は、日本のロックバンドながら全編英語詞で活動し、UK/USインディーロックを血肉化したサウンドで国内外から評価を受けてきた。ストレートなギターロックを軸にしながら、作品ごとに洗練と冒険を繰り返しており、2023年のアルバム「Thirst」では内面的な深化とメロディーの強度を両立させた。ライブでは一切の無駄を削ぎ落とした演奏とエモーショナルなボーカルが真っ直ぐに観客の胸に響く。海外のフェスでも実績を重ねてきた彼らが、「フジロック」という舞台でどれほどの熱量を放つのか、その瞬間を目撃したい。
詳しいラインアップはこちらから
https://www.fujirockfestival.com/artist/index
■FUJI ROCK FESTIVAL'25
チケット発売中
日程:2025年7月25〜27日
会場:新潟県 湯沢町 苗場スキー場
https://www.fujirockfestival.com
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「トム ブラウン(THOM BROWNE)」が2026年スプリング・コレクションを発表した。
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mshのアイメイクブランド「ラブ・ライナー(LOVE LINER)」とミネラルコスメブランド「タイムシークレット(TIME SECRET)」は、人気ゲームアプリ“ブレイクマイケース”とコラボレーションする。7月1日〜27日、msh公式オンラインストア限定で受注販売を行う。「ラブ・ライナー」はペンシルアイライナーとマスカラを、「タイムシークレット」は薬用プレストパウダーを描き下ろしでデザインした。
「ラブ・ライナー」のコラボアイテム “ラブ・ライナー クリームフィットペンシルR 極細楕円芯” (1320円)は超極細ラインが描けるアイライナーで、ブラックとミディアムブラウンの2色をそろえた。繊維フリーで自まつげ1.5倍の長さを実現するマスカラ“ラブ・ライナー オールラッシュ マスク ロング&セパレート<マスカラ>”(1760円)はディープブラックとブラウンブラックを、スーパーウォータープルーフで長時間カールをキープする “ラブ・ライナー オールラッシュ マスク カール&ロング<マスカラ>”(1760円)は、ディープブラックとブラウンブラックをラインアップする。
「タイムシークレット」の“タイムシークレット プレストパウダー 専用コンパクト ブレイクマイケースデザイン&リフィルセット”(各2640円)は、メイク中のスキンケアとUVカットを備えた薬用フェイスパウダー。購入時には全6種類のコラボデザインコンパクトと、全4色のリフィルから1つずつ選択する。
コラボレーションを記念し、さまざまな企画も行う。単品製品を1個購入すると「ラブ・ライナー」製品にはオリジナルカード(全7種)を、「タイムシークレット」製品はオリジナルステッカー(全7種)をランダムで付属する。
また、皇坂逢、樋宮明星、在間樹帆、新名有、御門尊、壱川春日ら各スタッフをデザインした「ラブ・ライナー」「タイムシークレット」の両製品、各種ノベルティー、描き下ろしビジュアルのアクリルスタンドをセットにした“ペンシルアイライナー&プレストパウダーセット“(全6種、各5445円)も数量限定で販売する。
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mshのアイメイクブランド「ラブ・ライナー(LOVE LINER)」とミネラルコスメブランド「タイムシークレット(TIME SECRET)」は、人気ゲームアプリ“ブレイクマイケース”とコラボレーションする。7月1日〜27日、msh公式オンラインストア限定で受注販売を行う。「ラブ・ライナー」はペンシルアイライナーとマスカラを、「タイムシークレット」は薬用プレストパウダーを描き下ろしでデザインした。
「ラブ・ライナー」のコラボアイテム “ラブ・ライナー クリームフィットペンシルR 極細楕円芯” (1320円)は超極細ラインが描けるアイライナーで、ブラックとミディアムブラウンの2色をそろえた。繊維フリーで自まつげ1.5倍の長さを実現するマスカラ“ラブ・ライナー オールラッシュ マスク ロング&セパレート<マスカラ>”(1760円)はディープブラックとブラウンブラックを、スーパーウォータープルーフで長時間カールをキープする “ラブ・ライナー オールラッシュ マスク カール&ロング<マスカラ>”(1760円)は、ディープブラックとブラウンブラックをラインアップする。
「タイムシークレット」の“タイムシークレット プレストパウダー 専用コンパクト ブレイクマイケースデザイン&リフィルセット”(各2640円)は、メイク中のスキンケアとUVカットを備えた薬用フェイスパウダー。購入時には全6種類のコラボデザインコンパクトと、全4色のリフィルから1つずつ選択する。
コラボレーションを記念し、さまざまな企画も行う。単品製品を1個購入すると「ラブ・ライナー」製品にはオリジナルカード(全7種)を、「タイムシークレット」製品はオリジナルステッカー(全7種)をランダムで付属する。
また、皇坂逢、樋宮明星、在間樹帆、新名有、御門尊、壱川春日ら各スタッフをデザインした「ラブ・ライナー」「タイムシークレット」の両製品、各種ノベルティー、描き下ろしビジュアルのアクリルスタンドをセットにした“ペンシルアイライナー&プレストパウダーセット“(全6種、各5445円)も数量限定で販売する。
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「カシミ(QUASIMI)」が2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。
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「カシミ(QUASIMI)」が2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。
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ジュンは6月26日、福助と、藤原ヒロシが主宰する「フラグメント(FRAGMENT)」がコラボしたソックス“FRGMT FUKUSKE SOCKS”を数量限定で発売する。価格は2200円。ジュンが運営し、全体のディレクションを藤原ヒロシが手掛けた東京・原宿のコンセプトストア、ヴイエー(V.A.)および同公式オンラインで取り扱う。
コラボソックスは、レッグ部分に「フラグメント」ロゴをデザイン。ホワイトを土台とし、ブラックとネイビー、サックスブルー、ピンクのカラーリングをそれぞれ配した。同ソックスは、2025年に香港で開催した、福助初となる海外でのポップアップイベントで限定販売した。
福助は、足袋装束商として1882年に創業、ソックスやストッキング、タイツ、インナーウエアなど幅広く手掛け、福助人形をデザインしたマークでも知られる。
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キャラクター古着を専門に取り扱う「サンキュロット(SANS-CULOTTE)」は、7回目となるポップアップイベント“みんなのファンタジーTシャツ展”を、6月28、29日の2日間にわたり、東京・新木場の「ベイアパートメント(BAY Apt.)」で開催する。
今回は、ブランド史上最大規模となる約500枚のTシャツを準備。ディズニーキャラクターをはじめ、企業ものやイベントものなどユニークな古着Tシャツを豊富に取りそろえ、来場者が“宝探し”のような感覚で楽しめるイベントとなっている。需要の高いXLなどの大きめサイズを中心に、Sサイズやキッズ向けの小さなサイズまで幅広く展開する。
「サンキュロット」は、これまで原宿のセレクトショップ「グレイト(GR8)」にて常時数十枚、「サンキュロット」オンラインでは常時100枚近くを販売しつつ、定期的なポップアップを開催してきたが、今後オンラインは縮小し、ポップアップの開催もTシャツシーズンに絞って展開する予定。今回は貴重なポップアップの機会となりそうだ。「サンキュロット」は、“バンドや映画に詳しくなくても着られる古着”をコンセプトに、コレクターの視点でキャラクターTシャツを選定・販売するブランド。約2000枚以上を収集してきた代表が手がけるコレクションは、ディズニーやアニメを中心に、ノスタルジックかつポップな世界観が支持を集めている。
◾️“みんなのファンタジーTシャツ展”
日程:6月28、29日
時間:12:00〜18:00
会場:ベイアパートメント(BAY Apt.)
住所:東京都江東区新木場2-15-14 3F
※会場前の並びは禁止。先着順入場。
※詳細は「サンキュロット」の公式インスタグラムで要確認
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日本発のスキンケアブランド「タカミ(TAKAMI)」は10月1日、2種の化粧水(100mL、4070円/150mL、5940円)を発売する。老化サイクルにアプローチし、心地良い肌なじみと浸透性をかなえる。9月24日に伊勢丹新宿店で先行発売する。
化粧水の開発にあたり「タカミ」は、“角質硬化”に着目。角質は水分やアミノ酸などの天然保湿因子(NMF)を失うと柔軟性が低下し、硬化するという。角質硬化は、コラーゲンの分解促進や肌代謝の乱れなど、表皮・真皮の構造や機能に悪影響を及ぼし、老化サイクルを引き起こす。「タカミ」は2種の化粧水で、潤いに満ちた健やかな角質にアプローチし、肌本来の健やかな状態を目指す。
化粧水には、NMFの半分以上を構成するアミノ酸にヒアルロン酸やトレハロースなどの潤い成分を配合。角層のすみずみまで潤いを与え、強くしなやかな角層に導く。またコラーゲンの生成もサポーし、肌全体のコンディションにアプローチする。摩擦を抑えてすっとなじむ心地良さと、潤いの持続力にもこだわった。界面活性剤や油分を使用せず、肌に寄り添う低刺激設計を採用した。
“ローションI”は、さらっとしたみずみずしいテクスチャーが特徴。肌に素早くなじみ、ベタつかない後肌感で、透明感溢れる滑らかでしなやかな肌へ導く。“ローションII”はとろりとしたテクスチャーで、肌に滑らかになじむ。マイクロヒアルロン酸を配合し、ハリと弾力のあるもっちりとした肌を目指す。
「タカミ」は1999年、東京・表参道の美容皮膚科クリニックから誕生したスキンケアブランド。2021年に日本ロレアル傘下となった。主力製品の角質美容水“タカミスキンピール”(30mL、5500円)は、今年で誕生20周年を迎えた。化粧水と併用することで、“タカミスキンピール”の浸透をさらにサポートする。
天谷美乃里・ロレアル リュクス事業本部 タカミ事業部 事業部長は、「生まれたての肌を取り戻すような体験を、あらゆる肌タイプの人にしていただきたい。全ての製品をどのような肌の人にも使っていただけるような、必要十分なミニマルな処方にこだわって開発している。新作の化粧水を含め、今後も新たなチャレンジとしてさまざまな提案をしていきたい」と話した。
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「オーラリー(AURALEE)」が2026年春夏コレクションを発表した。
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「オーラリー(AURALEE)」が2026年春夏コレクションを発表した。
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韓国コスメブランド「ロムアンド(ROM&ND)」は7月19日、リッププライマーにカラーを加えた新感覚マットリップ“カラーリップマット”(全6色、各1320円)を、全国のドン・キホーテ、バラエティーショップ、アインズ&トルぺなどで数量限定発売する。
チューブタイプの同製品は、プライマーのように唇の縦ジワをカバー。ムラなく密着し、色落ちしにくい点が特徴だ。1本でナチュラルに仕上げ別のリップとのレイヤリングを楽しむことができるほか、チークとしても使用できる。
カラーは、透明リッププライマーのリップマット、柔らかく血色感をプラスするソフトピーチ、くすんだニュアンスミュートカラーのハッシュグレープ、ブラウンで唇に深みを与えるトープダーン、青みを足したクールなオールドチェリー、唇の印象を整えるウォームなテディーベージュの全6色を用意している。
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イタリア大使館貿易促進部は、7月9日から11日までベルサール渋谷ガーデンで「モーダ・イタリア展 2026 春夏コレクション」を開催する。
本イベントは、25-26年秋冬コレクションから「モーダ・イタリア展 & シューズ・フロム・イタリー展」から「モーダ・イタリア展」に名称を統一。イタリアのトータルファッションの魅力を発信する場として、会期中のイベント内容もアップデートした。前回に引き続き、会場内のブースは、アパレルやレザー製品、シューズなどのカテゴリーに縛られず、「クラシック・フォーマル・エレガント」「トレンディ・イノベーション・サスティナブル」「カジュアル・スポーティー」という3つのテーマ別に配置する。
世界の主要国際見本市に先駆けて開催する本展示会には、イタリアから113社が参加し、最新のイタリアンファッションを紹介。各社のブースやさまざまなイベントを通して、同国の職人技術やモードを体感できる展示会となっている。なお出展企業は、イタリア大使館貿易促進部の公式サイトで確認できる。
会期中の目玉の一つは、7月10日にイタリアバッグ見本市ミペル(MIPEL)と靴見本市ミカム(MICAM)と共催するトレンドプレゼンテーション。ファッションエキスパートのオリエッタ・ペリツァーリ(Orietta Pelizzari)が登壇するほか、イタリアからミペルとミカムのディレクターが来日する。
展示会初日の7月9日には、ファッションエディター・スタイリストの大草直子や「フォルツァスタイル」の干場義雅編集長、ファッションモデルの五明祐子らが来場し、それぞれの視点で展示会を盛り上げる。国内の地方都市や、アジア、オセアニア地域を拠点とするバイヤーを招聘する海外・国内バイヤーズミッションや、日本のトップスタイリストが会場内のアイテムで提案したコーディネートをモデルが着用し、発信するフォトシューティングなどのイベントも継続する。
また「モーダ・イタリア展」のさらなる発展のため、会場ではアンケートを実施。場内のQRコードにアクセスしてアンケートに回答した来場者には数量限定のイタリアンジェラートの引き換えチケットをプレゼントする。さらに初日の9日には、18時から会場地下一階でアフターパーティーも開催予定だ。
入場には、展示会特設ホームページから事前に来場者登録を済ませる必要がある。当日は、取得したQRコードを受付に提示し、入場バッジと引き換える。
※展示商談会のため、デザイン情報を目的とした来場は固くお断りします
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「シーエフシーエル(CFCL)」が2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。
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アートディレクターの永戸鉄也は、缶に入ったミネラルウオーターのブランド「ノーサービス(NO SERVICE)」をローンチする。また7月4日、原宿でレセプションパーティーを開催する。
同ブランドは、永戸のほか現役の慶應SFC生2人がメンバーとして参加し、 “水はサービスじゃない”をメッセージに、水問題を通じて資本主義の格差や環境問題などにアプローチすることを目指す。
ミネラルウオーターの缶は、“水を飲む”という行為を魅力的にすることをコンセプトに、スタイリッシュでユニークなデザインを採用した。
7月4日15〜20時には、原宿のザ・プラグでレセプションパーティーを行う。会場では、「ノーサービス」のブランドストーリーをインスタレーション形式で表現する。
日程:7月4日
時間:15:00〜20:00
場所:ザ・プラグ
住所:東京都渋谷区神宮前6-12-9
入場料:無料
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「ウォンジョンヨ(WONJUNGYO)」は7月18日、人気のトーンアップベースをナチュラルな艶肌仕上げにリニューアルした“ウォンジョンヨ トーンアップベース N”(全4色、各1430円)とブランド初のメイクツールアイテムとなる“ウォンジョンヨ アーティストタッチブラシ”(#01/1100円、#02/990円)を発売する。「ウォンジョンヨ」公式オンラインストア、アマゾン、キューテン(QOO10)、楽天、ロフトやハンズ、アットコスメストアなどのバラエティーショップで取り扱う。また7月4〜13日には、新商品発売を記念し東京・日本橋で期間限定ポップアップストアをオープンし、先行発売を実施する。
“ウォンジョンヨ トーンアップベース N”は、これまでカバータイプとして展開していた“ピーチピンク”と“ライムイエロー”を人気の“スカイブルー”のベースに合わせて処方を変更し、ナチュラルな艶感とワントーン明るい肌を演出する下地にリニューアルした。また、新たに美容液成分も配合することで、潤いのあるみずみずしい肌へ導く。さらに、新色として、肌の黄みを補正し透明感のある華やかな肌を演出する“スノーラベンダー”も仲間入りし、全4色のラインナップに。
また、同日発売するブランド初のメイクツールアイテム“ウォンジョンヨ アーティストタッチブラシ”は、ウォン・ジョンヨがメイクブラシに求めるものを詰め込み、プロ仕上げの技術を再現できるように毛先に長さや厚みをミリ単位まで追求した。サイズは用途に合わせて選べる2種類で、“#01”は目の下などの広い部分に、“#02”はニキビ跡などの細かい部分やコンシーラーを使った涙袋メイクに使用することでワンランク上の仕上がりに導く。
新商品発売に先駆けて、東京・日本橋にオープンする期間限定のポップアップストア“ウォンジョンヨ フラワー ショップ”は、新商品の先行販売やポップアップでしか手に入らない限定ノベルティーなど、多数のコンテンツを用意する。
日程:7月4〜13日
場所:0th ハブ ニホンバシ
住所:東京都中央区日本橋2-9-10
時間:11:00〜20:00(初日は14:00〜)
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アーティストのジャクソン・ワン(Jackson Wang)が手掛ける「チームワン デザイン(TEAM WANG DESIGN)」とファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)が設立した「ビリオネア・ボーイズ・クラブ(BILLIONAIRE BOYS CLUB)」は、レースをテーマにしたカプセルコレクションのローンチを発表した。また、ウィリアムスによるオークションプラットホーム、ジュピター(Joopiter)で限定オークションも行う。
同コレクションは、ロングスリーブTシャツとモト(Moto)にインスパイアされたフーディー、バイクジャケットの3アイテムをそろえる。ワンとウィリアムスのサイン入りTシャツとジャケットは、ジュピターで行うオークションに出品され、収益はウィリアムスの非営利団体ブラック・アンビション(Black Ambition)に寄付される。
また、“ザ・ジャクソン・ワン・エクスペリエンス”と題し、ワンと過ごすことができる権利を全3ロット出品するオークションもジュピターで行う。アクティビティーは未定だが、スタジオセッションやミュージックビデオの撮影を計画しているという。7月2日まで落札可能だ。
6月22日(現地時間)には、パリ・メンズ・ファッション・ウイークに先駆け、同コラボコレクションを記念したガーデンパーティーが行われた。 BLACKPINKやNewJeansなどのKPOP曲が流れた会場には、俳優のロウン(Rowoon)やラッパーのエイサップ・ナスト(Asapnast)らが来場し、ワンのアルバム、「MAGIC MAN」をテーマにしたカクテルを楽しんだ。
コレクションの意味について、ワンは米「WWD」に対して「全てのアイテムに僕からのメッセージを込めている。人生はレースだが、自分自身とのレースだ。他人と競争する必要はない。どんな時でも挑むのは自分自身だ。僕は自分自身と戦っている」と明かした。
2023年に1年間の活動休止期間をとったワンだが、これは彼にとって大きな意味を持ったという。ボーイズグループGOT7のメンバーとしてスポットライトを浴びていた期間を思い起こしながら、「僕はたくさんのことを見逃していたような気がする。自分は、皆が思うような“ジャクソン”なのか、あるいは、自分が思うような“ジャクソン”なのかと、考える時間さえなかった」と述べた。
およそ2年に一度という早いペースで新アルバムのリリースが期待されるKPOPの世界で活動を休止することは、キャリアを失うことになると警告されたという。ワンは、「“活動しないのであれば、人気を失うよ”と言われるかもしれないが、僕には自分が何者なのか、そして自分が生み出すものが自分そのものであることを確かめる時間が必要だった」と休止期間を振り返った。
しかし、彼のことを一目見ようとパーティー会場の入り口付近に集まった数百人のファンを見るからに、活動休止により人気が衰えることはなかったと言っていいだろう。
休止期間は、受容と自己向上という新しいマインドセットを形成することに役立ったという。そして、「ビリオネア・ボーイズ・クラブ」と「チーム ワン デザイン」は、このワンのフィロソフィーを、コラボコレクションに反映させることにした。
「チーム ワン デザイン」については、「基本的にジャクソンのクローゼットだ。そしてコラボは全部、単に“ジャクソンと友達”のものなんだ」とジョークを飛ばした。
最新コレクションは、去年の夏以来2回目となるワンとウィリアムスのコラボだ。ワンにとってウィリアムスは、ただのクリエイティブパートナーではなく、メンターのような存在だといい、「僕は、ますます生徒のようになってきていて、彼は先生のようだ。心臓を撃ち抜かれるようにストレートに伝えてくれるし、彼はありのままを受け入れることの大切さを教えてくれる」と話した。
またウィリアムスは、「今回は『ビリオネア・ボーイズ・クラブ』とコラボすることで、ジャクソン・ワンを再びジュピターの世界に招くことができて嬉しい」とコメントした。
ワンにとって、今回のリリースはたくさんある“準備中”のうちの1つだと言う。7月18日にリリースされるアルバム「MAGIC MAN 2」は、彼の生々しく、深い個人的なプロジェクトで、音楽業界や人間関係、大人になっていく現実といった、彼を取り巻く環境から来る感情的な負荷を解きほぐす。ワンはアルバムについて、「全ての歌詞は僕の日記から書いたものだ。成長すること、感情をコントロールすること、人生のあらゆる現実に向き合うことのプロセスなんだ」と語った。
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「ベルルッティ(BERLUTI)」が2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。
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「ベルルッティ(BERLUTI)」が2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。
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「フェイラー(FEILER)」は8月12日の“ハイジの日2025 ”に向けて全国のフェイラーショップ、フェイラー公式オンラインショップで“フェイラー モーメント ハイジ デイ8.12ハイジの日”を開催する。8月12日はフェイラーの人気デザイン、HEIDI(ハイジ)が“812(ハイジ)”と読めることから「フェイラー」ファンが作った記念日だ。
“ハイジの日 2025”に向けて7月4日と11日に“ハイジ”の新作と“和”をテーマにしたコラボアイテムを発売する。全国のフェイラーショップおよび公式オンラインストアで取り扱う。
“ハイジ”のモチーフにペイズリー柄を組み合わせた華やかな“ハイジペイズリー”と“チャム チャム ハイジデイ”だ。てんとう虫や蝶、小鳥、花などのドイツの野にいる小さな生き物たちを集めたデザインの“ハイジ”をペイズリー柄と組み合わせ、定番のシュニール織アイテムかメッシュポーチまで多彩なアイテムをそろえる。“チャム チャム ハイジデイ”からは、たくさんの花が咲く野原に集まって“ハイジ”の森の仲間たちがみんなでお祝いしているデザインのハンカチが登場する。
7月11日には、“ハイジ”と一緒に「涼」を楽しんでほしいという思いから“和”をテーマに、“ハイジ”の世界観を楽しめるコラボレーションアイテムなどを販売する。ラインアップは、伝統工芸品である大館曲げわっぱの製造・販売を行う1966年創業の柴田慶信商店、石川県能美市にある九谷焼の代表的な窯元である九谷青郊窯、奈良の白雪ふきん、東京・日本橋に本店を構える江戸・菓子舗、榮太樓總本鋪、総合商社丸紅の祖業である呉服事業を、1977年に丸紅京都支店から受け継いで設立された呉服の製造販売会社の京都丸紅、京扇子の老舗である宮脇賣扇庵とのコラボレーションアイテムに加え、夏の食卓を涼しげに演出するアイテムも用意する。
柴田慶信商店とのコラボアイテムでは、蓋の右下に“ハイジ”の人気キャラクターであるアヒルをあしらい、底面には「フェイラー」のロゴがアクセントとして入っているオリジナルデザインの曲げわっぱを展開する。窯元である九谷青郊窯とのコラボでは、九谷焼の伝統的な文様から、亀甲紋、庄三風、そして青郊窯で特に人気の梅菊の3デザインに“ハイジ”のモチーフを組み合わせたフリーカップ、姫皿、豆皿の3点をセットにした。白雪ふきんコラボは、古来より受け継がれる奈良の蚊帳生地に、京友禅で“ハイジ”のデザインを染め上げたオリジナルのふきんと手ぬぐいを展開する。
榮太樓總本鋪とのコラボアイテムでは、九谷焼の伝統的な文様に“ハイジ”のモチーフを組み合わせたオリジナル缶に代表商品の梅ぼ志飴、黒飴、抹茶飴を詰め込んだ。呉服の製造を行う京都丸紅とのコラボアイテムからは、浴衣と帯のセットがアイボリーとネイビーの2色で登場。“ハイジ”のデザインを紅型風に表現し、カラフルでありながら上品な雰囲気に仕上げた。また、帯には麻の葉をアレンジした地模様に「フェイラー」のロゴを織り込んだ。宮脇賣扇庵とのコラボでは、扇面に“ハイジ”をデザインし、さまざまなシーンで使いやすいブラックとベージュの2色を展開する。
コラボアイテム以外に登場する“和”をテーマにしたアイテムでは、夏の食卓を涼しげに演出するガラス食器として、お皿やカップ、耐熱ティーポット、耐熱マグカップをラインアップ。さらに、天然木のお箸やランチクロス、ランチベルトも登場する。また、ファッションアイテムからは、“ハイジ”のデザインを繊細なレースで織り上げた巾着バッグ、ティッシュポーチ、ポーチを展開。同じく“ハイジ”のレースデザインをプリントしたビニール傘もラインアップする。
さらに、8月12日限定で抽選で20人に好みの“ハイジ“商品が当たるハッシュタグキャンペーンも開催する。「フェイラー」公式インスタグラムまたはXをフォローの上、“ハイジ”デザインの商品写真に#フェイラー、#ハイジの日の2つのハッシュタグをつけて投稿することで応募完了となる。当選結果は8月29日に発表する。
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京都といえば抹茶を思い浮かべる人が多いと思いますが、この夏は紅茶の面白さを体験してみるのはいかがでしょう。京都駅からバスで10分ほどの距離、鴨川のすぐそばにある「フォションホテル京都」は、フランスの美食ブランド「フォション(FAUCHON)」のスピリットと、和のエッセンスを融合したグルメホテル。姉妹都市であるパリと京都の架け橋として、心地よい接客と食、そして唯一無二の紅茶体験を提供してくれます。
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観光客で溢れる京都ですが、このホテルの利用者の多くは日本人女性。やはり「フォション」ならではのフレンチシックなムードは、女性心をくすぐるのでしょう。エントランスから客室、レストラン、ブティックーーどこを切り取っても高揚感を与えてくれるようなインテリアをよく見ると、桜や竹のモチーフが用いられていたり、レストランのソファーの西陣織が使用されていたりなど、日本の職人技を感じさせる工夫が随所に凝らされています。
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“フォションピンク“を上品にあしらった客室には、オリジナルの傘やバスローブが用意されているほか、「フォションホテル京都」ならではのおもてなし“グルメバー“を設置。“フォションピンク“のクローゼットを開くと、マドレーヌ、八ツ橋などのスイーツやペストリーがお目見え。紅茶やコーヒーと一緒に、客室でティータイムを楽しむことができるんです。
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客室だけでもじゅうぶんにグルメホテルらしさを感じますが、「紅茶と言えば」というほどの「フォション」ですから、より“濃い“ティー体験を楽しみたいもの。この夏、ティーサロン“サロン ド テ フォション”では“リフレッシングサマーアフターヌーンティー”(7000円〜、要予約)がラインアップ。7月下旬〜9月下旬にかけて、前半はピーチ、後半はマスカットとメニューを変えて提供します。素材の彩りがあふれ、アートピースのように仕上げられたスイーツやセイボリーは満足度満点。
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そして「フォションホテル京都」を代表する紅茶のスペシャリスト、吉川和孝グランティーマスターによる特製ウェルカムティーは、紅茶なのに“みずみずしさ“を感じるおどろきの味わい。「フォションホテル京都」の井戸から汲み上げたミネラルウォーター“千年水”で、吉川さんの特別技法により20時間かけて抽出しているのだそう。ドリンクは紅茶のほかにフルーツジュースやコーヒーも楽しめるのですが、すべてにグルメホテルならではのこだわりを追求。ワインや日本酒、コーヒーなど、さまざまな業界を経てお茶の世界にたどり着いた吉川さんによる軽快なトークで、それぞれのドリンクにまつわる豆知識も教えてくれます。
そしてこの“千年水”は、アフターヌーンティーで提供する“雫のパルフェ”、7月1日から発売する“レインドロップケーキ”(水餅)にも使用されています。またシグネチャーケーキ“ビズビズ”の夏季限定フレーバーとして“ビズビズ 千年水”も登場。ぷるっぷるの唇型の水餅は、“水を食べる”という不思議な感覚。黒蜜きなこや濃厚な桃のシロップをかけていただきます。
ぜいたくな客室での滞在やアフターヌーンティーのほか、ジムやスパなども充実している「フォションホテル京都」。このほど、メンバーシッププログラム「HAZUKI」をリニューアルし、更なる体験価値を提供していくそうです。会員価格は10万円と一見お高めですが、優待特典がかなりお得でユニーク。スイートルームに泊まれる宿泊チケットやアフターヌーンティーペア利用券のほか、何度も使える宿泊やスパ、レストランの会員割引が付帯します。そしてメンバーのみが購入できるエクスペリエンスチケットもあり、他では体験できないような唯一無二の体験ができるとのこと。今回はエクスペリエンスチケットで体験できるメニューの1つ、“ホテルオリジナルティーブレンド体験“をお試しさせていただきました。
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ティーサロン“サロン ド テ フォション”でのティーブレンド体験で用意されたのは、モーニング、ダージリン、セイロン、アッサム4種の茶葉。それぞれの茶葉を自分好みにブレンドする体験なのですが、約140年もの歴史を持つ「フォション」がこのような体験を提供するのはおそらく世界初とのこと。それぞれの茶葉の特徴やルーツ、4000年以上とも言われるお茶の歴史や文化についてなども教えてくれるので、紅茶好きにはたまらない唯一無二の体験になることでしょう。利用者によって内容も調整してくれるようなので、私のように知識が浅い人からツウの方まで、ぜひ体験してみてほしいです。
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客室での“グルメバー”、アフターヌーンティーやバーでのカクテル、朝食、そしてティーブレンド体験と、たっぷり“食”を楽しんだ2日間。ホテルから出なくてもさまざまな体験が楽しめる「フォションホテル京都」は、まさに“旅の目的地になるホテル”。少しリッチに過ごす夏の旅の選択肢に入れてみてはいかがでしょう。
◼︎フォションホテル京都
住所:京都府京都市下京区難波町406
公式サイトはこちら
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「バーバリー(BURBERRY)」は、アーティストのリアム・ギャラガー(Liam Gallagher)がステージで着用した、「バーバリー」2018年春夏コレクションのパーカを復刻し、数量限定で発売する。7月2日から「バーバリー」公式オンラインで先行予約を受け付け開始し、7月中旬から「バーバリー」一部店舗および公式オンラインで順次発売する。
同パーカは、カーキグリーンのキルティングナイロンを採用、裏地にはサンドベージュの“バーバリーチェック”柄のコットンツイルを合わせた。ブラックレザーのトリムを施し、フードやウエスト部分にはドローコードを、またボタンをダブルブレスト仕様にまとめている。リアム・ギャラガーは、1990年代から2000年代初頭にかけ、“バーバリーチェック”を身にまとっていたことで知られ、6月に開始した「バーバリー」のキャンペーン動画にも、自身のパーカを着用し出演している。
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PROFILE:イタリア人の父親とイギリス人の母親のもとローマで育ち、高校卒業前に渡英し、ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校に入学。ロンドンのストリートおよびレイブシーンを目の当たりにし、卒業後もロンドンに残ることを決め、人気スケートショップ「スラム シティ スケーツ」で働きながらオリジナルスケートブランド「ホームズ」のデザイナーに就任。そして、1998年に「ホームズ」にも携わっていたラッセル・ウォーターマンと共に「サイラス」を立ち上げたのち、2009年にグラフィックデザイナーのファーガス・パーセルと共に「アリーズ」をスタートした。“正直であること”を心情に掲げており、1980年代から化粧はしていないとのこと PHOTO:SABI RYUSEI
「シュプリーム(SUPREME)」を着こなす男性がニューヨークでプロップスを得るなら、「アリーズ(ARIES)」を取り入れた女性がロンドンの象徴だ。
「アリーズ」は、1990年代後半~2000年代前半のUKストリートシーンを賑わせていた「サイラス(SILAS)」の仕掛け人であるソフィア・プランテラ(Sofia Prantera)が、「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS)」のトライアングルロゴも生み出した英国を代表するグラフィックデザイナーのファーガス・パーセル(Fergus Purcell)と共に、2009年に立ち上げたストリートブランドだ。プランテラのサブカルチャーへの深い造詣とエスプリを背景に、ジェンダーレスなアプローチとユニークなグラフィックを落とし込んだ唯一無二の世界観で、パトリアーキーなストリートシーンにおいて女性からの支持を集め、瞬く間にUK内のビッグネームに成長。また、ブランドのアイコンシリーズ「ノー プロブレム(NO PROBLEM)」は、その人気の高さから24年にブランドとして独立し、ロンドンの街中で「アリーズ」もしくは「ノー プロブレム」を見かけない日はないほどだ。
先日、そんな「アリーズ」の軌跡を辿る初のアーカイブブック「アリーズ アーカイブ(Aries Archive)」が、アメリカの名門出版社「リッゾーリ(Rizzoli)」(1万円)から発売された。これを祝した発売記念パーティーが世界各地で開催された中、東京・原宿のセレクトショップ「グレイト(GR8)」でのリリースイベントには、プランテラ本人が登場。そこで、イベント前の短い時間ではあったが、UKストリートシーンの変革者である彼女に、上梓の理由から「アリーズ」のイロハ、昨年話題を呼んだアーセナルFC(注:ロンドン北部を本拠地とする世界的フットボールクラブ)とのコラボまで話を聞いた。
ーーまずは、アーカイブックの上梓を決めた理由を教えてください。というのも、今はアーカイブの管理も情報収集もインターネットで完結してしまう時代です。
ソフィア・プランテラ(以下、ソフィア):「アリーズ」は2009年に誕生したブランドで、当時はインスタグラムが普及するずっと前の時代だったこともあり、最近ファンになってくださった方々は、私たちのグラフィックの歴史や過去に手掛けてきた山のようなプロジェクトに気付かず、オリジンを知らないと思っていました。何より、「アリーズ」は単なるストリートブランドではなく、異なる側面や実験的な意味合いを持ち合わせていることが多いので、時が経つにつれて変化してきた歴史と深いアーカイブを一つのカタチとして見せたかったんです。それに、今の時代は逆にグーグルで「アリーズ」を検索しても、コマーシャルな情報ばかりしか出てこないので(笑)。ただ、実をいうと私自身は過去を振り返ることが好きではないんですよ。
ーーということは、今回のアーカイブブックはリッツォーリ社から話が来たと。
ソフィア:そういうことになります。いつだって「次は何をしよう?」と考えていますが、まさかアーカイブブックを出版するとは思ってもいませんでした。
ーー話が来る前からアーカイブブックを作りたい気持ちはあったのでしょうか?
ソフィア:......なかったですね(笑)。一般的にアーカイブを見ることは興味深く、多くの方々にとってコンテクスト踏まえながら作品を振り返る行為は、リファレンスとしても重要なことだと思います。でも、私のように過去を振り返る行為に気持ちが進まない作り手側も一定数いるのが現実です。これがリタイア直前だったら話は別ですけどね。
ーーアーカイブブックとは別に、イメージブックやフォトブックは制作されていましたよね?
ソフィア:そうですね。デイヴィッド・シムズ(David Sims、英国出身の大御所ファッションフォトグラファー)と2冊、ジェレミー・デラー(Jeremy Deller、英国出身のアーティスト)と1冊、他にもジョシュア・ゴードン(Joshua Gordon、アイルランド出身の写真家)やミア・ハリファ(Mia Khalifa、元ポルノ女優の世界的インフルエンサー)らさまざまなアーティストと協業しながら、いろいろなカタチのブックを出版してきました。これらは新たに生み出した結果のモノで、今回はアーキビストが旅するようにアーカイブを遡り再発見してもらうコンペディアムのようなイメージで、特別何か手を加えたわけではありません。
ーーでは、新たなインタビューの収録などもないのでしょうか?
ソフィア:唯一の新しいコンテンツというと、アンジェロ・フラッカヴェント(Angelo Flaccavento、イタリアで最も影響力のあるファッションジャーナリストの1人)が書いてくれたイントロくらいです。あとは、ブツ撮りをいくつか撮り下ろしましたが、最も時間がかかって大変でしたね。
ーーブツ撮りは、シンプルの中で見せ方を模索する必要がありますよね。
ソフィア:まさに!洋服って、実際のところフォトジェニックではないですから。
ーーアートディレクターには雑誌「i-D」の元エディターであるジョニー・ルー(Jonny Lu)を起用されていますが、この理由は?
ソフィア:彼は素敵な友人であり、過去に何度かブックを制作したこともあったんです。アートディレクターにはさまざまなタイプがいて、その中には印刷物にこだわらずコンテンツ重視の方々もいますが、ジョニーは印刷物に長けていてプリントに対する美意識が強いからお願いしました。また、ブランドのCEOで私のビジネスパートナーであるニッキー・ビダー(Nicki Bidder)は雑誌「デイズド(DAZED)」の元エディターなので、彼女の存在も心強かったですね。
ーーちなみに、表紙には「ナイキ(NIKE)」の“エア マックス 90(AIR MAX 90)”が写っていますが、これは新作コラボのティザーなのでしょうか?
ソフィア:期待させて申し訳ないのですが、モデルが履いてきた私物をそのままスタイリングに使っただけなんです(笑)。
ーーここからは、「アリーズ」全体の話を伺いたいと思います。初歩的な質問になるのですが、なぜラテン語で牡羊座を意味するブランド名にしたのでしょうか?
ソフィア:設立を手伝ってくれたファーガス・パーセルの星座が牡羊座(3月21日~4月19日)で、私の星座は牡牛座(4月20日~5月20日)なのですが、あと4時間早く産まれれば私も牡羊座だったんですよ。それで、星座の名前のブランドなんてダサくてキッチュだからこそ、“狂ったクオリティー”を目指していたわれわれにはピッタリだな、と。後になって調べた星座占いでは、牡羊座の人間はリーダーシップが強く行動的でクリエイティブな人が多いらしいのですが、そういった部分は気にしていませんね。
ーーファーガスといえば、「アリーズ」のアイディンティティーのひとつであるグラフィックを数多く手掛けてきた人物です。今でも彼はグラフィック面などで関わっているのでしょうか?
ソフィア:おっしゃる通り、ブランド設立当初はファーガスと仕事をすることが多く、テンプルロゴやカラムロゴなど“共通言語”となるアイコニックなグラフィックを作ってもらっていましたが、2012年からは一緒に行動していませんね。といっても、彼と仲が悪くなったわけではなく、より多くのグラフィックデザイナーと仕事をするようになったんです。私が「サイラス」を手掛けていた頃にグラフィックをお願いしていたマーティン・ウェダーバーン(Martin Wedderburn)には、相変わらず手広くお願いしていますが、今では日本人を含む20人ほどのフリーランスと常に仕事をしていて、多くのインプットの機会が得られるようになりましたね。
ーーそのような人々は、どのように見つけ出しているのでしょうか?やはりSNSですか?
ソフィア:SNSもありますが、昔からの友人や自ら売り込んできた人もいます。少し前までは、専門学校で見つけた若いアーティストたちによくお願いしていたのですが、今では「シュプリーム」と仕事をしているようで、彼らのような若い才能が成功する過程のプラットフォームになれているのはうれしいですね。アーティストとは、持ちつ持たれつの関係で向き合うことが大切です。
ーー大半のストリートブランドは、その成り立ちからメンズアイテムが中心ですが、「アリーズ」はウィメンズもユニセックスのアイテムも数多くラインアップしています。これは設立当初から想定していたのか、それとも時代の流れを意識したからでしょうか?
ソフィア:初期はユニセックスのことは気にしていませんでしたが、“幅広いサイズを用意することで、誰もが好きなように着ることができる”という考えを持っていたので、大きいサイズは男性用、小さいサイズは女性用という感覚でしたね。当時は、コマーシャル的にもユニセックスのアイテムを売ることは簡単ではなかったのですが、私が女性ということもあってか自然とラインアップが拡充していった感じです。
ーー公式オンラインストアのメニューでは、“men”と“women”に加えて、“dont care”のセクションが設けられているのが印象的です。
ソフィア:先ほどお伝えした考えから、もともとは性別にとらわれず全てミックスした状態で見せていました。“men”と“women”のセクションは、多くの方々の判断基準の観点から設けましたが、「今日は男性的な気分だな」のようにジェンダーで分けたというよりもムードのイメージです。当然、“dont care”は気にしない方々のためですね。ロンドン・ソーホーの直営店でも、“men”と“women”にラックを分けて陳列することはしていません。
ーー「アリーズ」の飛躍を語るうえで欠かせないのが、その幅広く多層的なコラボレーションの遍歴です。「プーマ(PUMA)」や「ニューバランス(NEW BALANCE)」から、イタリアのフットウエアブランド「ロア(ROA)」、モロッコを拠点とする女性の織物協同組合「アルチザン プロジェクト(ARTISAN PROJECT)」、キューバのラム酒ブランド「ハバナクラブ(HAVANA CLUB)」まで、どこに比重を置きコラボレーターを選り分けているのでしょうか?
ソフィア:「アリーズ」のコラボのほとんどは、相手側からのコンタクトから始まります。例えば、ビッグブランドはビジネス的な観点からコラボを画策しますが、それはあくまで一面に過ぎません。われわれは、単なる“ロゴブランド”ではない多面的な顔を持っているからこそ、他ブランドからコネクトできると考えてもらえることが多いんだと思います。コラボは生まれる結果がひとつではなく、予期せぬ効果ももたらしてくれる一種の爆発と考えるのがいいかもしれませんね。
ーーコラボレーターの規模感は配慮しますか?
ソフィア:ある程度は気にしますが、相手が求めていることと自分たちのやりたいことが合致していれば、規模が小さくても構わず積極的に進めます。とはいえ、相手の規模が大きいと知名度もバジェットもあるので魅力的だし、何か面白いことを実現するには無理にでも推し進める必要もありますが、“少しでもつまらないと思ったらコラボしないこと”と、“自分たちのプロジェクトであること”は常に意識しています。
ーーブランドの歴史の中でも、アーセナルFCとのコラボは最大規模のプロジェクトであると同時に、世界規模でセンセーショナルを巻き起こしたと感じましたが、実際はいかがでしたか?
ソフィア:とても有意義で素晴らしい経験でしたが、あまりにも大きなプロジェクトがゆえにコントロールが効かない部分もあり、正直なところ個人としては少し怖かったですね。
ーーやはり、あなたがグーナー(注:アーセナルサポーターの愛称)だからコラボを引き受けたのでしょうか?
ソフィア:……違うんです(笑)。
ーーええ!?てっきりグーナーだと思っていました……。
ソフィア:オフィスでは多くのグーナーが働き、アーセナルのホームスタジアムの近くに住んでいるので近所の人もグーナーばかりですが、私はイタリア人なのでASローマ(注:イタリア・ローマを本拠地とするフットボールクラブ)のサポーターで、夫と子どもはウェストハム・ユナイテッドFC(注:ロンドン東部を本拠地とするフットボールクラブ)の熱狂的なサポーターなんですよ。コラボが発売された頃、夫と2人でアーセナルとウェストハムの試合中継を車のラジオで聞いていた時、ウェストハムが3点差で勝って煽られましたが、「あっそ、別に気にしてないけど?」と、あしらいましたね(笑)。でも、夫はアーセナルとのコラボは「君の最大の誇りのひとつだ」と言ってくれますね。
ーー最後に、今後の「アリーズ」の展望を教えてください。
ソフィア:明確なビジョンがあるわけではないのですが、とにかく何か新しいことにチャレンジしたいですし、歳を重ねると“新しいことにチャレンジする必要”が出てくるんです。人によっては理解できないかもしれませんが、私にとっては大事なことなんです。おそらく、85歳の今も引退せずに現役の医者を続けている父親譲りの感覚ですね(笑)。
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PROFILE:イタリア人の父親とイギリス人の母親のもとローマで育ち、高校卒業前に渡英し、ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校に入学。ロンドンのストリートおよびレイブシーンを目の当たりにし、卒業後もロンドンに残ることを決め、人気スケートショップ「スラム シティ スケーツ」で働きながらオリジナルスケートブランド「ホームズ」のデザイナーに就任。そして、1998年に「ホームズ」にも携わっていたラッセル・ウォーターマンと共に「サイラス」を立ち上げたのち、2009年にグラフィックデザイナーのファーガス・パーセルと共に「アリーズ」をスタートした。“正直であること”を心情に掲げており、1980年代から化粧はしていないとのこと PHOTO:SABI RYUSEI
「シュプリーム(SUPREME)」を着こなす男性がニューヨークでプロップスを得るなら、「アリーズ(ARIES)」を取り入れた女性がロンドンの象徴だ。
「アリーズ」は、1990年代後半~2000年代前半のUKストリートシーンを賑わせていた「サイラス(SILAS)」の仕掛け人であるソフィア・プランテラ(Sofia Prantera)が、「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS)」のトライアングルロゴも生み出した英国を代表するグラフィックデザイナーのファーガス・パーセル(Fergus Purcell)と共に、2009年に立ち上げたストリートブランドだ。プランテラのサブカルチャーへの深い造詣とエスプリを背景に、ジェンダーレスなアプローチとユニークなグラフィックを落とし込んだ唯一無二の世界観で、パトリアーキーなストリートシーンにおいて女性からの支持を集め、瞬く間にUK内のビッグネームに成長。また、ブランドのアイコンシリーズ「ノー プロブレム(NO PROBLEM)」は、その人気の高さから24年にブランドとして独立し、ロンドンの街中で「アリーズ」もしくは「ノー プロブレム」を見かけない日はないほどだ。
先日、そんな「アリーズ」の軌跡を辿る初のアーカイブブック「アリーズ アーカイブ(Aries Archive)」が、アメリカの名門出版社「リッゾーリ(Rizzoli)」(1万円)から発売された。これを祝した発売記念パーティーが世界各地で開催された中、東京・原宿のセレクトショップ「グレイト(GR8)」でのリリースイベントには、プランテラ本人が登場。そこで、イベント前の短い時間ではあったが、UKストリートシーンの変革者である彼女に、上梓の理由から「アリーズ」のイロハ、昨年話題を呼んだアーセナルFC(注:ロンドン北部を本拠地とする世界的フットボールクラブ)とのコラボまで話を聞いた。
ーーまずは、アーカイブックの上梓を決めた理由を教えてください。というのも、今はアーカイブの管理も情報収集もインターネットで完結してしまう時代です。
ソフィア・プランテラ(以下、ソフィア):「アリーズ」は2009年に誕生したブランドで、当時はインスタグラムが普及するずっと前の時代だったこともあり、最近ファンになってくださった方々は、私たちのグラフィックの歴史や過去に手掛けてきた山のようなプロジェクトに気付かず、オリジンを知らないと思っていました。何より、「アリーズ」は単なるストリートブランドではなく、異なる側面や実験的な意味合いを持ち合わせていることが多いので、時が経つにつれて変化してきた歴史と深いアーカイブを一つのカタチとして見せたかったんです。それに、今の時代は逆にグーグルで「アリーズ」を検索しても、コマーシャルな情報ばかりしか出てこないので(笑)。ただ、実をいうと私自身は過去を振り返ることが好きではないんですよ。
ーーということは、今回のアーカイブブックはリッツォーリ社から話が来たと。
ソフィア:そういうことになります。いつだって「次は何をしよう?」と考えていますが、まさかアーカイブブックを出版するとは思ってもいませんでした。
ーー話が来る前からアーカイブブックを作りたい気持ちはあったのでしょうか?
ソフィア:......なかったですね(笑)。一般的にアーカイブを見ることは興味深く、多くの方々にとってコンテクスト踏まえながら作品を振り返る行為は、リファレンスとしても重要なことだと思います。でも、私のように過去を振り返る行為に気持ちが進まない作り手側も一定数いるのが現実です。これがリタイア直前だったら話は別ですけどね。
ーーアーカイブブックとは別に、イメージブックやフォトブックは制作されていましたよね?
ソフィア:そうですね。デイヴィッド・シムズ(David Sims、英国出身の大御所ファッションフォトグラファー)と2冊、ジェレミー・デラー(Jeremy Deller、英国出身のアーティスト)と1冊、他にもジョシュア・ゴードン(Joshua Gordon、アイルランド出身の写真家)やミア・ハリファ(Mia Khalifa、元ポルノ女優の世界的インフルエンサー)らさまざまなアーティストと協業しながら、いろいろなカタチのブックを出版してきました。これらは新たに生み出した結果のモノで、今回はアーキビストが旅するようにアーカイブを遡り再発見してもらうコンペディアムのようなイメージで、特別何か手を加えたわけではありません。
ーーでは、新たなインタビューの収録などもないのでしょうか?
ソフィア:唯一の新しいコンテンツというと、アンジェロ・フラッカヴェント(Angelo Flaccavento、イタリアで最も影響力のあるファッションジャーナリストの1人)が書いてくれたイントロくらいです。あとは、ブツ撮りをいくつか撮り下ろしましたが、最も時間がかかって大変でしたね。
ーーブツ撮りは、シンプルの中で見せ方を模索する必要がありますよね。
ソフィア:まさに!洋服って、実際のところフォトジェニックではないですから。
ーーアートディレクターには雑誌「i-D」の元エディターであるジョニー・ルー(Jonny Lu)を起用されていますが、この理由は?
ソフィア:彼は素敵な友人であり、過去に何度かブックを制作したこともあったんです。アートディレクターにはさまざまなタイプがいて、その中には印刷物にこだわらずコンテンツ重視の方々もいますが、ジョニーは印刷物に長けていてプリントに対する美意識が強いからお願いしました。また、ブランドのCEOで私のビジネスパートナーであるニッキー・ビダー(Nicki Bidder)は雑誌「デイズド(DAZED)」の元エディターなので、彼女の存在も心強かったですね。
ーーちなみに、表紙には「ナイキ(NIKE)」の“エア マックス 90(AIR MAX 90)”が写っていますが、これは新作コラボのティザーなのでしょうか?
ソフィア:期待させて申し訳ないのですが、モデルが履いてきた私物をそのままスタイリングに使っただけなんです(笑)。
ーーここからは、「アリーズ」全体の話を伺いたいと思います。初歩的な質問になるのですが、なぜラテン語で牡羊座を意味するブランド名にしたのでしょうか?
ソフィア:設立を手伝ってくれたファーガス・パーセルの星座が牡羊座(3月21日~4月19日)で、私の星座は牡牛座(4月20日~5月20日)なのですが、あと4時間早く産まれれば私も牡羊座だったんですよ。それで、星座の名前のブランドなんてダサくてキッチュだからこそ、“狂ったクオリティー”を目指していたわれわれにはピッタリだな、と。後になって調べた星座占いでは、牡羊座の人間はリーダーシップが強く行動的でクリエイティブな人が多いらしいのですが、そういった部分は気にしていませんね。
ーーファーガスといえば、「アリーズ」のアイディンティティーのひとつであるグラフィックを数多く手掛けてきた人物です。今でも彼はグラフィック面などで関わっているのでしょうか?
ソフィア:おっしゃる通り、ブランド設立当初はファーガスと仕事をすることが多く、テンプルロゴやカラムロゴなど“共通言語”となるアイコニックなグラフィックを作ってもらっていましたが、2012年からは一緒に行動していませんね。といっても、彼と仲が悪くなったわけではなく、より多くのグラフィックデザイナーと仕事をするようになったんです。私が「サイラス」を手掛けていた頃にグラフィックをお願いしていたマーティン・ウェダーバーン(Martin Wedderburn)には、相変わらず手広くお願いしていますが、今では日本人を含む20人ほどのフリーランスと常に仕事をしていて、多くのインプットの機会が得られるようになりましたね。
ーーそのような人々は、どのように見つけ出しているのでしょうか?やはりSNSですか?
ソフィア:SNSもありますが、昔からの友人や自ら売り込んできた人もいます。少し前までは、専門学校で見つけた若いアーティストたちによくお願いしていたのですが、今では「シュプリーム」と仕事をしているようで、彼らのような若い才能が成功する過程のプラットフォームになれているのはうれしいですね。アーティストとは、持ちつ持たれつの関係で向き合うことが大切です。
ーー大半のストリートブランドは、その成り立ちからメンズアイテムが中心ですが、「アリーズ」はウィメンズもユニセックスのアイテムも数多くラインアップしています。これは設立当初から想定していたのか、それとも時代の流れを意識したからでしょうか?
ソフィア:初期はユニセックスのことは気にしていませんでしたが、“幅広いサイズを用意することで、誰もが好きなように着ることができる”という考えを持っていたので、大きいサイズは男性用、小さいサイズは女性用という感覚でしたね。当時は、コマーシャル的にもユニセックスのアイテムを売ることは簡単ではなかったのですが、私が女性ということもあってか自然とラインアップが拡充していった感じです。
ーー公式オンラインストアのメニューでは、“men”と“women”に加えて、“dont care”のセクションが設けられているのが印象的です。
ソフィア:先ほどお伝えした考えから、もともとは性別にとらわれず全てミックスした状態で見せていました。“men”と“women”のセクションは、多くの方々の判断基準の観点から設けましたが、「今日は男性的な気分だな」のようにジェンダーで分けたというよりもムードのイメージです。当然、“dont care”は気にしない方々のためですね。ロンドン・ソーホーの直営店でも、“men”と“women”にラックを分けて陳列することはしていません。
ーー「アリーズ」の飛躍を語るうえで欠かせないのが、その幅広く多層的なコラボレーションの遍歴です。「プーマ(PUMA)」や「ニューバランス(NEW BALANCE)」から、イタリアのフットウエアブランド「ロア(ROA)」、モロッコを拠点とする女性の織物協同組合「アルチザン プロジェクト(ARTISAN PROJECT)」、キューバのラム酒ブランド「ハバナクラブ(HAVANA CLUB)」まで、どこに比重を置きコラボレーターを選り分けているのでしょうか?
ソフィア:「アリーズ」のコラボのほとんどは、相手側からのコンタクトから始まります。例えば、ビッグブランドはビジネス的な観点からコラボを画策しますが、それはあくまで一面に過ぎません。われわれは、単なる“ロゴブランド”ではない多面的な顔を持っているからこそ、他ブランドからコネクトできると考えてもらえることが多いんだと思います。コラボは生まれる結果がひとつではなく、予期せぬ効果ももたらしてくれる一種の爆発と考えるのがいいかもしれませんね。
ーーコラボレーターの規模感は配慮しますか?
ソフィア:ある程度は気にしますが、相手が求めていることと自分たちのやりたいことが合致していれば、規模が小さくても構わず積極的に進めます。とはいえ、相手の規模が大きいと知名度もバジェットもあるので魅力的だし、何か面白いことを実現するには無理にでも推し進める必要もありますが、“少しでもつまらないと思ったらコラボしないこと”と、“自分たちのプロジェクトであること”は常に意識しています。
ーーブランドの歴史の中でも、アーセナルFCとのコラボは最大規模のプロジェクトであると同時に、世界規模でセンセーショナルを巻き起こしたと感じましたが、実際はいかがでしたか?
ソフィア:とても有意義で素晴らしい経験でしたが、あまりにも大きなプロジェクトがゆえにコントロールが効かない部分もあり、正直なところ個人としては少し怖かったですね。
ーーやはり、あなたがグーナー(注:アーセナルサポーターの愛称)だからコラボを引き受けたのでしょうか?
ソフィア:……違うんです(笑)。
ーーええ!?てっきりグーナーだと思っていました……。
ソフィア:オフィスでは多くのグーナーが働き、アーセナルのホームスタジアムの近くに住んでいるので近所の人もグーナーばかりですが、私はイタリア人なのでASローマ(注:イタリア・ローマを本拠地とするフットボールクラブ)のサポーターで、夫と子どもはウェストハム・ユナイテッドFC(注:ロンドン東部を本拠地とするフットボールクラブ)の熱狂的なサポーターなんですよ。コラボが発売された頃、夫と2人でアーセナルとウェストハムの試合中継を車のラジオで聞いていた時、ウェストハムが3点差で勝って煽られましたが、「あっそ、別に気にしてないけど?」と、あしらいましたね(笑)。でも、夫はアーセナルとのコラボは「君の最大の誇りのひとつだ」と言ってくれますね。
ーー最後に、今後の「アリーズ」の展望を教えてください。
ソフィア:明確なビジョンがあるわけではないのですが、とにかく何か新しいことにチャレンジしたいですし、歳を重ねると“新しいことにチャレンジする必要”が出てくるんです。人によっては理解できないかもしれませんが、私にとっては大事なことなんです。おそらく、85歳の今も引退せずに現役の医者を続けている父親譲りの感覚ですね(笑)。
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「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」が2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。
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「サンローラン(SAINT LAURENT)」が2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。
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「タサキ(TASAKI)」から、デザイナーのニッコロ・パスカレッティ(Niccolò Pasqualetti)とコラボレーションしたジュエリーが登場した。パスカレッティは、イタリア・トスカーナ出身。2021年に自身のブランドを設立し、パリとトスカーナを拠点に活躍している。24年度 「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE)」でファイナリストに選出されるなど、注目のデザイナーだ。「タサキ」がデザイナーとコラボレーションするのは久しぶり。彼がデザインしたジュエリーは、25日から伊勢丹新宿本店で開催される「タサキ」のポップアップで先行販売される。
「タサキ」の展示会で来日したパスカレッティに、今回のコラボレーションについて聞いた。コラボのきっかけについて彼は、「『タサキ』の世界と私のデザインには共通点が多く、コラボしたのは自然な成り行きだ」と話す。元々ファインジュエリーに興味があったというパスカレッティ。自身のファーストコレクションでは、半貴石やマーブルなどを使用したネックレスやイヤリング、カフなどのジュエリーをデザインしたという。今回「タサキ」とのコラボでは、“フルイド”“アンビバレン”“アンドロジナス”“パッセル”の4つのシリーズをデザインした。これら全て、有機的なフォームが印象的なパールジュエリーの既成概念を超えるデザインだ。
彼は、「タサキ」の長崎にある真珠の養殖場から多くのインスピレーションを得たという。「養殖場の景色、真珠のテクスチャー、海が持つ両義性といったものをデザインに落とし込んだ。海の波をジオメトリックにパールの動きで表現したり、それぞれのアイデアを元に捻りを効かせたり、入念なデザインで仕上げている」。彼がパールを用いてデザインするのは初めてのこと。「パールは置く場所によって輝き方が変化する。パールが持つ発光性は素晴らしい。ダイヤモンドとは違うニュアンスで、パールの輝きを表現したかった」と話す。大ぶりの作品は、イメージ通りに仕上がるか心配だったが、意図した通り、軽やかに仕上がった。「私のアイデアを技術的に可能にする『タサキ』のクラフツマンシップに感動した」と話す。
カテゴライズするのが好きではないという彼のデザイン哲学は、全ての人に向けたジュエリー。今回のコラボでも、年齢、性別問わず、誰もが着用できるようなジュエリーをデザインしたという。「ジュエリーを見て共感する人に着けてもらえれば。ジュエリーは、着ける人にとってエモーショナルなものであり、長く愛用してもらうべきものだ」。ファッションとジュエリーのデザインの違いは、「ジュエリーにはより文化的で、長く着けられるものでなくてはならないので、技術的な面が重要だ」と言う。今後については、「ジュエリーは着用できるアートのようなもの。彫刻のようなジュエリーをデザインしたい」と語った。
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ナチュラルケアブランド「トラック(TRACK)」は7月9日、ナチュラルケアオイル“トラックオイル”からジャスミンの香りを発売する。
“トラックオイル ジャスミン”(30mL、3190円/90mL、4620円)は、髪や顔、体に使用可能な天然由来成分配合のマルチ美容オイル。“トラックオイル”の中で最も軽い質感が特徴だ。ヒートケア成分配合で、ドライヤーやヘアアイロンの熱から髪を守りながら艶やかでさらりとした髪に整える。グレープフルーツやホワイトローズ、ムスク、ウッディを組み合わせた甘すぎず爽やかで芳醇なジャスミンの香り。
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今年は6月だというのに真夏のように暑い日が多く、雨は比較的少なかった。気候変動による長い夏はアパレルビジネスに多大な影響を与えているが、雨が降ってこその傘ビジネスはどうなっているのか。大手傘メーカー、ウォーターフロント(東京)の吉野哲社長に聞いた。
WWD:6月中盤まで梅雨がどこかに行ってしまったかのような晴天と猛暑続きでした。傘ビジネスにとっては逆風ですか?
吉野哲ウォーターフロント社長(以下、吉野):いいえ、むしろ傘マーケットは好調です。傘は雨の日に使うものと考えがちですが、特にコロナが明け以降は晴雨兼用の折傘(折り畳み傘)が急速に市民権を得ました。当社も晴雨兼用の折傘がけん引する形で、今期(25年12月期)は過去最高の売り上げペースが続いています。
WWD:傘ビジネスはもはや雨頼みではない?
吉野:財務省の貿易統計をベースに、コロナ前の19年とコロナ後の24年で傘の市場がどう変化したか説明しましょう。傘は約99%が輸入品のため、貿易統計をみれば市場の概要をつかめます。
傘の輸入金額は19年が299億円でしたが、24年は405億円と約35%拡大しています。でも本数ベースでは19年に約1億本あったのが、24年には約14%減少している。つまり1本あたりの単価が1.5倍に上昇しているのです。
WWD:円安だからですか?
吉野:もちろん為替の影響は大きいのですが、それ以外の理由もあります。
一つは、ビニール傘の縮小。エコ意識の高まりもあって、使い捨てを前提にしたような安価なビニール傘から消費者が離れています。作る側もビニール傘の素材や強度を見直して、長く使用できる比較的高い商品を増やしたため、販売本数自体は減る傾向にあります。
二つめは、晴雨兼用の折傘を持つ人が急増している。夏の期間が長くなり、30度、35度を超えるような猛暑がずっと続きます。強い日差しから身を守るために日傘を使うのが当たり前になりました。突然のゲリラ豪雨もいまや日常です。紫外線のカットや遮熱効果のある日傘としての機能性。雨風に負けない雨傘としての機能性。この2つの機能性を兼ね備えた付加価値の高い晴雨兼用の折傘が売れ続けています。貿易統計でも金額ベースでみれば24年に初めて折傘が長傘を逆転しました(長傘が約196億円、折傘が約209億円)。
WWD:エコ意識と気候変動で傘に新しい需要が生まれていると?
吉野:かつて傘屋は雨が降らないと商売が干上がると言われていました。日傘のニーズ拡大でビジネスモデルがだいぶ変わったのです。晴雨兼用の折傘は、当社でもこの数年は倍増で成長しており、売り上げに占めるシェアも10数%まで上昇しました。傘業界でも毎年1.5倍くらいの速度で拡大しています。将来は晴雨兼用がスタンダードになる可能性もあります。
WWD:日傘は女性だけでなく男性の利用も増えていると聞きます。
吉野:日傘男子ですね。若い男性に限った話ではなく、最近は40代以上の男性も珍しくありません。週末に河川敷で子供のサッカーの練習を見守る父さんが日傘を差す姿をよく見かけます。夏のゴルフでも日傘は必需品です。日傘は男女に関係なく、熱中症から身を守るための備え。水筒やペットボトルと同じようにバッグに携帯するのが当たり前になるでしょう。
実は当社は男性向けの日傘では先駆者です。20年以上のロングセラー商品“銀行員の日傘“は、創業者の林秀信氏が当社担当の銀行員のために開発した傘です。大雨の日も炎天下の日も足繁く取引先を回る彼を喜ばせるために、男性が持っても違和感がないユニセックスデザインの晴雨兼用の折傘を作りました。ただ少し早すぎたようで、“銀行員の日傘“がヒットするのはだいぶ後のことでした。美白を意識した女優さんやモデルさんが愛用してくれて認知が広がったのです。
WWD:どんな商品が売れ筋なのですか?
吉野:“COKAGE +(コカゲプラス)“は、木陰のようなやさしさのある日傘をうたった高機能シリーズで、EC(ネット通販)で再入荷のたびに即日完売しています。UVカット率、遮光性、遮熱性に優れた東レの生地「サマーシールドⅡ」を使った機能性と洗練されたデザインが支持を集めています。弊社は卸売りが中心で平均的な価格は2000〜3000円台。一方“コカゲプラス“は7000円台。遮熱による涼しさを体感したという口コミがSNSで拡散され、この価格でも引っ張りだこです。
もう一つが“ZENTENKOU(ゼンテンコウ)“。UVカットに遮光性、そして風に強いのが特徴です。傘の骨にポリカーポネートというしなやかな素材を用いることで、強い雨風に耐えて壊れにくい。価格も2200円とお求めやすい。昨年は10万本以上を売りましたが、今年は30万本以上の受注を受けています。男女を選ばないユニセックスなデザインも好評です。“ゼンテンコウ“はファッションブランドとの協業も増えています。
WWD:とはいえ、晴雨兼用の折傘も競争が激化しています。どう差別化しますか。
吉野:大切なのは実用性とデザイン性です。私たちは傘をファッションアイテムとして売ろうとは考えていません。合理的な価格と機能美を追求します。傘は脇役でいい。服の邪魔をしてはいけない。でもデザインにはこだわる。クリエイティブディレクターを起用して、「ウォーターフロント」のブランディングに本腰を入れ始めたところです。ペールトーンの色の出し一つとっても独自の基準に従っています。
「ウォーターフロント」の躍進の一つのきっかけになった“ポケットフラット“は、畳むと厚さ2.5cmになる超薄型の折傘です。2004年の発売以来、累計2400万本を売っています。バッグに入れてもかさ張ることなく、しっかり雨傘として機能する。傘に新しい価値を与えたわけです。何を解決し、何を提供するか。傘専業メーカーとして地道に取り組んでいくつもりです。
WWD:2025年12月期は、売上高目標を40%増に設定しています。
吉野:晴雨兼用を中心に傘マーケット自体が成長軌道に乗っています。私たちも商品ラインナップの充実によってヒット商品がたくさん生まれているので、十分に可能と考えています。まだ当社のビジネス規模は小さいものの、中国や東南アジア市場も有望です。海外では雨が降っても日本ほど傘をささないと言われてきましたが、温暖化と猛暑化によって紫外線を避けたいと考える人が増えています。伸び代は大きいと思います。
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常盤薬品工業の豆乳スキンケアブランド「なめらか本舗」は8月5日、大人の肌悩みに着目した新製品“薬用WR泡洗顔 ホワイト”(200mL、990円/つめかえ用180mL、880円※編集部調べ、以下同)と“薬用リンクルジェルクリーム ホワイト”(100g、1760円/つめかえ用100g、1320円)を発売する。泡洗顔はくすみオフと毛穴ケアに着目し、ジェルクリームはしわ改善&シミ対策のWケアと、オールインワンケアの手軽さを実現した。
同ブランドの人気アイテムである泡洗顔製品を大人の肌向けに作り上げた“薬用WR泡洗顔 ホワイト”は、肌荒れ防止の有効成分としてグリチルリチン酸ジカリウムを配合。年齢とともに肌くすみに悩む人が増えていること、肌負担が少なく感想しにくい洗顔を求めるニーズが高いことなどを受けて製品を開発した。エイジングケアラインにふさわしい大豆「たまほまれ」使用の豆乳発酵液に加え、ニコチン酸アミドとピュアレチノールを配合したほか、肌当たりの優しいアミノ酸系洗浄成分をベースに、うるおいキープ成分とセラミドを取り入れた。手を逆さにしても落ちない濃密でリッチな弾力泡で、洗顔後もつっぱらずにもっちりする使い心地をかなえる。
“薬用リンクルジェルクリーム ホワイト”は、化粧水、美容液、乳液、クリーム、パック、ネッククリーム、マッサージの7つの機能を集約した。洗顔料と同じく「たまほまれ」使用の豆乳発酵液とピュアレチノールを配合し、シワ改善の有効成分としてナイアシンアミドを採用。うるおいを抱え込む2種類のオイルがパックのように密着し、ハリと弾力感を与える。
“薬用WR泡洗顔 ホワイト”
価格:200mL、990円/つめかえ用180mL、880円(※編集部調べ)
“薬用リンクルジェルクリーム ホワイト”
価格:100g、1760円/つめかえ用100g、1320円(※編集部調べ)
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「コンバース(CONVERSE)」は6月27日、アメリカ・ニューヨークを拠点に国内外で活動するアーティスト、トウヤ・ホリウチ(Toya Horiuchi)とコラボレーションした“オールスター スクエアトウ OX/トウヤ ホリウチ”(1万8700円)と“オールスター LGCY GP HI/トウヤ ホリウチ”(1万4850円)のスニーカー2型を発売する。サイズはどちらも22〜28.0、29.0、30.0cmを展開。
スクエアトウの“オールスター”をヌバックレザーで再構築した“オールスター スクエアトウ OX/トウヤ ホリウチ”は、全体を黒で統一し、ダルブラックのハトメや1つ目のハトメに施された星型のスタッズがさりげなく個性を主張する。シュータンの裏には、ホリウチが再解釈した“自由の女神×アンクルパッチ”のオリジナルアートワークをプリントした。
“オールスター LGCY GP HI/トウヤ ホリウチ”は、LGCYの名を冠した“オールスター”のフラッグシップモデルをベースにホリウチのアートワークを大胆に展開したモデル。ぶどうは新たなフロンティアを開拓しようとする希望と反骨のエネルギーのイメージ化であるというホリウチの思いからテーマは“グレープ”に。アッパー、シューレース、インソールにグレープのグラフィックをあしらい、キャンパス素材で凹凸まで再現した。ライニングには、“オールスター スクエアトウ OX/トウヤ ホリウチ”同様、 “自由の女神×アンクルパッチ”のホリウチ描き下ろしのアートワークをプリント。
トウヤ・ホリウチは、数々の日米ブランドやアーティストにグラフィックやデザインを提供するアメリカ・ニューヨーク在住のアーティストだ。グラフィックデザイン、シルクスクリーン、プリンター、スプレー、チャコール、オイルペインティングなど使うメディアは多岐にわたり、作るモノによって制作の方法はさまざま。カナダ NY ギャラリーをはじめとするニューヨークのギャラリーの展示にも参加し、日本ではコモン ギャラリーや旧ブックマークでも展示を行った。
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オンワードパーソナルスタイルが運営するスーツを主力としたオーダーメード業態「カシヤマ(KASHIYAMA)」が実店舗ビジネスで急成長を遂げている。2024年度(25年2月期)の実店舗の売上高は前年比52%増と好調で、今期はさらに出店拡大を図っている。5月2日には京都初となる四条店を、24日には横浜駅西口から徒歩2分の場所に路面店をオープンし、66店舗に達した。
横浜西口店の売り場面積は約160平方メートル。オーダーメード店にありがちな“入りにくさ”を解消するため、ガラス張りの開放的なエントランスを採用し、店内は白を基調にした明るく洗練された空間に設計した。通路には明るい木材のハイチェアを設置し、「若者が自由に行き交うアップルストアのようなストアデザインを目指した」(関口猛社長)という。
試着室は大きな鏡を設置した6つを完備。目的や好みなどをヒアリングし、ウールベースの定番「クラシック」に加え、人気の高い“自宅で洗える”「コンフォート」などのカテゴリーを提案した後、3〜29号のサイズ、常時1000種類以上そろえる生地から選びながら、店頭のプロトタイプを試着し、専門スタッフが細かく採寸する。オーダーの内容は全てタブレットに記録され、決済が完了すれば、そのまま中国・大連にある工場にデータが送られる。完成したスーツは圧縮パックにていねいに梱包され、そのまま自宅に届く仕組みだ。その期間、わずか1週間ほど。このスピード感こそ、「カシヤマ」が2017年の設立から業界初の試みとして「カシヤマ」が強みとしてきたF2C(ファクトリー・トゥ・カスタマー)だ。
「カシヤマ」はSNSを中心としたデジタルプロモーションや学割制度を通して、若年層の取り込みを強化してきた。1着2万円からオーダーできる学割の使用者は年々増え、24年度の10〜20代の顧客数は1.5倍に伸長。学割使用の売上高は同92%増を達成した。調査によると、既製品のサイズが合わない若者も多く、大半が「オーダースーツを買いたい」と回答しているという。またTikTokの公式アカウントでは、専門的なハウツー動画が特に好評で、600万回以上再生されているものも。若者の間でスーツへの関心が高まっていることがうかがえる。
横浜西口店の売り上げ目標は3億円。東口に構えるそごう横浜店との相乗効果と差別化を図る狙いだ。関口社長は、「横浜エリアだけでもまだまだ成長の余地があると期待している。今後さらに、世代別のプロモーション施策にも注力し、エントリー層のさらなる開拓やウィメンズの強化に取り組む。特にウィメンズは、若年層よりもオーダースーツに対する課題が多く、ファッション性のある商品力に加え、体験価値やコストパフォーマンスといった『カシヤマ』ならではの強みを活かして、新たな市場を切り拓きたい」と意気込む。今秋には新業態をローンチし、さらに出店を加速させる。
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「ディオール(DIOR)」のジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)新アーティスティック・ディレクターは、3日後に控える2026年春夏メンズ・コレクションでのデビューに先駆け、サッカー選手のキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)を起用した2本の短編映像を通して同メゾンのために手掛けたデザインを初公開した。
シューベルトの「未完成交響曲」が流れる映像の中で、エムバペは水色と白のストライプシャツに、赤と紺のストライプネクタイを締め、グレーのヘリンボーンウールジャケットを着用。もう1本の映像では、クラシックなブラックタキシードに白のウィングカラーシャツをまとい、黒のボウタイを結ぶ様子が捉えられている。
21年から「ディオール」のグローバルアンパサダーも務める彼について、アンダーソンは「キリアン・エムバペはその世代の声を代弁する存在で、スポーツ界のみならず多くの人々にインスピレーションを与えている。これらの映像は、彼がメゾンのアンバサダーにふさわしい魅力とカリスマ性を表現している」とコメントした。
27日の現地時間14時30分(日本時間同日21時30分)からパリで開かれる「ディオール」の 26 年春夏メンズショーは、今季のメンズ・コレクションで最も注目されているショーの一つ。今回公開されたファーストルックは、フリルのついたブルマショーツやカラフルなパッチワークセーターを男性向けに提案することでも知られるアンダーソンが、より保守的な方向に向かうことを示唆しているようでもある。
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「ニューエラ(NEW ERA)」は6月26日、アーティストの落合翔平との2度目となるコラボレーションアイテムを発売する。ラインアップは、キャップやTシャツを含む全7型で、新宿、銀座、渋谷、心斎橋、梅田、仙台、栄、神戸、天神の「ニューエラ ストア」とキオスク名古屋駅および、「ニューエラ」公式オンラインストアで販売する。
本コラボでは、落合独自のタッチで表現された「ニューエラ」ロゴのアートワークを、消しゴムで消した痕や特徴的な紙の重なりまで、精緻な刺しゅうで表現した。全5型のキャップは、「ニューエラ」を代表するベースボールキャップ“59FIFTY“(全2型、各6600円)、カジュアルタイプの“9THIRTY”(4620円)をはじめ、”Retro Crown 9FIFTY”(6380円)、“9FORTY A-Frame Trucker”(4400円)を用意。また、同コレクション内のキャップをイラストに起こした特別デザインのTシャツ(全2型、各5500円)もそろえる。
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「スープストック トーキョー(SOUP STOCK TOKYO)」(以下、スープストック)は6月26、27日の2日間、カレーを楽しむ夏のお祭り「カレーストック トーキョー(以下、カレーストック)」を開催する(白馬店を除く外食全店舗と、家で食べるスープストック一部店舗)。同イベントは今年10回目を迎え、2日限りのカレー専門店としてスープ専門店の“本気のカレー”8種類を提供する。開催に先がけて行われたメディア向け試食会で、2種類の新作カレーや復刻メニューを体験してきた。
今年の目玉は、“東京ボルシチカレー”。スープストック創業時からの看板スープ“東京ボルシチ”を、スパイス香るカレーとしてアレンジした新作だ。ベースには、飴色になるまでじっくり炒めた玉ねぎと、旨味の強い国産和牛の牛すじを使用。隠し味にはデーツやワインを使用し、ただ甘いだけのカレーにならにように奥行きと深みにある味に仕上げた。ひと口目はボルシチのようにやさしい甘さが口の中に広がり、食べ進めるごとにスパイスの香りと辛さをじわじわと感じる。トッピングにはスライスレモンが添えられており、爽やかでキリッと締まった味に変わる。ぜひ“東京ボルシチ”のファンの人は食べてみて、スープとカレーの味の違いを感じてほしい。
もう一つの新作は、“チキンコルマカレー”。“コルマ”とは、インド北部を中心に親しまれている伝統的なカレーで、やわらかく蒸し煮にした肉とナッツやヨーグルト、クリームなどを使った濃厚でコクのある味わいが特徴だ。スープストックはこのレシピをベースに、ヨーグルトやトマトの酸味を前面に出しつつ、日本人の口に合うようにバランスよい味に仕上げている。トッピングには甘く香るスパイス“カスリメティ”が添えられており、本場の香りを楽しむことができる。ごろっと大きな鶏肉はご飯との相性もよく、食べごたえのある一皿だ。スパイシーかつヨーグルトの酸味の効いたカレーが好きな人におすすめしたい。
このほかに、2006年に初登場した“海老のフレンチカレー”が復刻するほか、南インドのスパイスと塩で仕上げた“チキンウプカレー”、グリルしたナスの旨味とスパイスが溶け合う濃厚なベジタリアンカレー“ベイガンバルタ”、7種の野菜が入った“ラタトゥイユカレー”酸味と大葉の風味が爽やかな“豚トロのビンダルーカレー”、ハラペーニョと香辛料をふんだんに使ったメニューの中では1番スパイシーな“茄子と鶏肉のスパイシーカレー”を用意する。
開催期間限定で、一度に2種類のカレーを味わえる2種がけのメニューが登場する。さらに、3種類のカレーを楽しめる“カレーとカレーとカレーのセット”も用意。スープストックの広報担当者によると「テイクアウトで全種類のカレーを購入し、大人数でシェアして食べる方もいる」そうで、おすすめの楽しみ方だという。
「カレーストック」のテーマカラーは黄色。イベント期間中は、店内も黄色を基調とした装飾に彩られる。また、この2日間に限り、黄色いアイテムを持参し注文時にスタッフに見せると、“何かいいこと”があるという。
The post 「スープストック」が2日間限定でカレー専門店に “東京ボルシチカレー”など新作カレーを試食レポート appeared first on WWDJAPAN.
「スープストック トーキョー(SOUP STOCK TOKYO)」(以下、スープストック)は6月26、27日の2日間、カレーを楽しむ夏のお祭り「カレーストック トーキョー(以下、カレーストック)」を開催する(白馬店を除く外食全店舗と、家で食べるスープストック一部店舗)。同イベントは今年10回目を迎え、2日限りのカレー専門店としてスープ専門店の“本気のカレー”8種類を提供する。開催に先がけて行われたメディア向け試食会で、2種類の新作カレーや復刻メニューを体験してきた。
今年の目玉は、“東京ボルシチカレー”。スープストック創業時からの看板スープ“東京ボルシチ”を、スパイス香るカレーとしてアレンジした新作だ。ベースには、飴色になるまでじっくり炒めた玉ねぎと、旨味の強い国産和牛の牛すじを使用。隠し味にはデーツやワインを使用し、ただ甘いだけのカレーにならにように奥行きと深みにある味に仕上げた。ひと口目はボルシチのようにやさしい甘さが口の中に広がり、食べ進めるごとにスパイスの香りと辛さをじわじわと感じる。トッピングにはスライスレモンが添えられており、爽やかでキリッと締まった味に変わる。ぜひ“東京ボルシチ”のファンの人は食べてみて、スープとカレーの味の違いを感じてほしい。
もう一つの新作は、“チキンコルマカレー”。“コルマ”とは、インド北部を中心に親しまれている伝統的なカレーで、やわらかく蒸し煮にした肉とナッツやヨーグルト、クリームなどを使った濃厚でコクのある味わいが特徴だ。スープストックはこのレシピをベースに、ヨーグルトやトマトの酸味を前面に出しつつ、日本人の口に合うようにバランスよい味に仕上げている。トッピングには甘く香るスパイス“カスリメティ”が添えられており、本場の香りを楽しむことができる。ごろっと大きな鶏肉はご飯との相性もよく、食べごたえのある一皿だ。スパイシーかつヨーグルトの酸味の効いたカレーが好きな人におすすめしたい。
このほかに、2006年に初登場した“海老のフレンチカレー”が復刻するほか、南インドのスパイスと塩で仕上げた“チキンウプカレー”、グリルしたナスの旨味とスパイスが溶け合う濃厚なベジタリアンカレー“ベイガンバルタ”、7種の野菜が入った“ラタトゥイユカレー”酸味と大葉の風味が爽やかな“豚トロのビンダルーカレー”、ハラペーニョと香辛料をふんだんに使ったメニューの中では1番スパイシーな“茄子と鶏肉のスパイシーカレー”を用意する。
開催期間限定で、一度に2種類のカレーを味わえる2種がけのメニューが登場する。さらに、3種類のカレーを楽しめる“カレーとカレーとカレーのセット”も用意。スープストックの広報担当者によると「テイクアウトで全種類のカレーを購入し、大人数でシェアして食べる方もいる」そうで、おすすめの楽しみ方だという。
「カレーストック」のテーマカラーは黄色。イベント期間中は、店内も黄色を基調とした装飾に彩られる。また、この2日間に限り、黄色いアイテムを持参し注文時にスタッフに見せると、“何かいいこと”があるという。
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プラダ(PRADA)のジャンフランコ・ダティス(Gianfranco D’Attis)最高経営責任者(CEO)が、6月30日付で退任する。22日に開催した「プラダ」2026年春夏メンズ・コレクションのショーに同氏が来場していなかったため、海外メディアが同社に問い合わせたところ、「彼は互いの同意の上で退任することになった」とコメントしたことから明らかになった。
なお、情報筋の話によれば、事業戦略上の意見の相違などにより、グループのオーナーや経営陣との関係が硬化したことが退任の原因だという。
後任は現時点では未定。当面は、親会社であるプラダ グループ(PRADA GROUP以下、プラダ)のアンドレア・グエラ(Andrea Guerra)CEOが暫定的にブランドのCEOも兼任する。
ダティスCEOは、23年1月2日付で現職に就任。それ以前には、コンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)が擁するジャガー・ルクルト(JAEGER LECOULTRE)のインターナショナル・マネージング・ディレクターや、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が擁するクリスチャン ディオール クチュール(CHRISTIAN DIOR COUTURE)アメリカ事業の社長を務めていた。
プラダは22年12月、当時LVMHで戦略開発シニア・アドバイザーを務めていたグエラを新たなCEOに任命。これに伴い、創業一族の出身でクリエイティブ面を率いるミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)共同CEO(当時)は同職から退き、パトリツィオ・ベルテッリ(Patrizio Bertelli)共同CEO(当時)は会長兼エグゼクティブ・ディレクターに就任した。これはグループのさらなる進化を促進しつつ、ミウッチャとベルテッリ会長兼エグゼクティブ・ディレクターの息子であるロレンツォ・ベルテッリ(Lorenzo Bertelli)最高マーケティング責任者兼CSR部門ヘッドが、将来的にスムーズに後継者となるための第一歩だとしている。
また、同社の最近の主な動きとしては、カプリ ホールディングス(CAPRI HOLDINGS)から「ヴェルサーチェ(VERSACE)」を12億5000万ユーロ(約2100億円)で買収したことが挙げられる。
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「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」のバッグブランド「バオ バオ イッセイ ミヤケ(BAO BAO ISSEY MIYAKE)」は7月1日、猫に着想を得た新作バッグ“ミャオ(MEOW)”を発売する。ハンドバッグ(6万3800円)とミニ ハンドバッグ(4万7300円)の2サイズ展開で、カラーはそれぞれブラック×オフホワイト、ダークグレー×イエロー、ブルー×レッド、ブラックの4色展開だ。
同商品は、2025-26年秋冬シーズンテーマである“プレイフル(PLAYFUL)”に沿っており、三角形のピースを組み合わせてバッグを折りたたむことで猫のようなフォルムに変身する。レンチキュラー素材を使った動く左右の目としっぽの形を模したハンドルを採用し、バッグとしてもチャームとしても使用可能だ。
また、バッグを折りたたむことで、ネコのようなフォームに立体的に変身し、プレイフルな音楽に合わせて“ミャオ”と鳴くようなサウンドがアクセントを加えた映像も公開した。
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1919年に創業したスポーツウエアの草分け的存在であり、アメリカンカジュアルを象徴するブランドである「チャンピオン(CHAMPION)」。同ブランドは近年、古着市場でのビンテージアイテムの高騰や「アンダーカバー(UNDERCOVER)」や「シュプリーム(SUPREME)」「リック・オウエンス(RICK OWENS)」をはじめとする数々のブランドとのコラボレーションなどによって、今まで以上に存在感を高めている。それを裏付けるように「チャンピオン」は日本において、2024年度、前年から2ケタ成長を記録した。同ブランドが好調な理由はどこにあるのか。また昨年「チャンピオン」を買収したオーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP)(以下、オーセンティック)との関係性はどのようなものなのか。日本で「チャンピオン」ブランドの事業を展開するヘインズブランズ ジャパン(HANES BRANDS JAPAN)の及川洋一社長に、ブランドの現在地と、これからの展望を聞いた。
「チャンピオン」は、24年、1989年から同ブランドを管理していたヘインズブランズ(HANES BRANDS)からオーセンティック社への譲渡を経て、新たな体制に生まれ変わった。同社は、「リーボック(REEBOK)」「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」など50以上のブランドを傘下に持ち、グループ全体の売上高は320億ドル(4兆6150億円)に及ぶ世界有数の知的財産管理企業だ。
「オーセンティック社は、単にブランドを保有するだけではなく、ブランド同士、ブランドとエンタメ、カルチャーとの“接続力”に長けている。我々『チャンピオン』にとっても、新しいパートナーシップの可能性を広げうる存在」と及川社長は語る。前述の通り、日本国内においては引き続き、16年から「チャンピオン」を管理するヘインズブランズジャパンが、同社とのライセンス契約に基づいてブランドを運営する。オーセンティック社が23年に設立し、ジェフリー・ダゲット(Jeffery Daggett)=日本地区シニアバイスプレジデントおよびケビン・サルター(Kevin Salter)=アジア太平洋地区シニアバイスプレジデントらが常駐する日本法人とは日常的に協議を行い、スピード感をもってグローバルと連携できる環境が整っている。
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アスレチックウエアとしてのアイデンティティーが根幹にある「チャンピオン」だが、近年は、さまざまな施策を通じてライフスタイルウエアとしての側面もより強化している。ここ数シーズン、パリ・ファッション・ウイーク中にヨーロッパの「チャンピオン」チームと共同で実施している展示会もその一つ。国内外で実現してきた印象的なコラボレーションは、そんな中で自然に生まれてきたものも多い。
昨年、発表と同時に大きな話題となった「アンダーカバー」とのカプセルコレクションは、上述の展示会がきっかけとなり形になった。「『アンダーカバー』の高橋盾さんは、元々『チャンピオン』のビンテージアイテムに深い愛着を持たれていた。このような自然な関心の積み重ねが、パリでの展示会での対話となり、コラボレーションという形に育った」。この「オーガニックな繋がり」こそ、他社との協業において「チャンピオン」が大事にする哲学。単なる話題づくりや近視眼的な企画ではなく、互いの思想やこだわりが交差し、“1+1が2を超える”化学反応を目指す。
またブランドとの協業とは別に、アーティストや若手クリエイターとの「クリエイターズ・コラボレーション」も多数進行中だ。「チャンピオン」は創業当初から、多くのアーティストやデザイナーに無地のスエットやTシャツを“キャンバス”として提供してきた。このDNAは今も色濃く受け継がれており「鋭い感性を持つクリエイターの方々と、新しい何かを作っていく。そういった自由で柔軟な姿勢も、我々の強み」と及川社長は語る。
ブランドの価値を語る上で及川社長が強調したキーワードは「オーセンティシティー=本物志向」だ。例えば"MADE IN USA" というコレクションは、その名の通りアメリカ国内で作られている日本企画のもの。米国企画のプロダクトは、既に製造拠点を他国に移しているため、これは米国内で作られている唯一の「チャンピオン」製品ということになる。「“キング・オブ・スエットシャツ”と称されるブランドが築いてきた信頼を守る」という信念のもと、製造コストや流通効率の面から見れば非効率とも言えるこのような選択をあえて続け、「本物」にこだわる。また100年以上の歴史の中でリリースしてきたアーカイブアイテムを研究し、素材やデザインを忠実に再現したスペシャルライン「トゥルー・トゥー・アーカイブス」も、その信念を表現したもの。1930年代に特許を取得した「リバースウィーブ」のファーストモデルの復刻をはじめ、ビンテージの「チャンピオン」ファンもうならせるクオリティーを誇るアイテムの数々は、即完品も出るなど高い評価と人気を集めた。
その思いはプロモーション面にも反映されており、様々な分野で活躍する18名を起用し、それぞれが「チャンピオン」のスエット商品への愛を語る「I Love Sweats」というキャンペーンや、ラップグループ、スチャダラパーがブランドの歴史や背景をラップで表現した楽曲「キング・オブ・スエット」は、業界内外からも大きな反響があった。今後も、このような特色あるキャンペーンを通して、ブランドの資産である「オーセンティシティー」やブランド価値をアピールしていく。
最後に、今後のビジネスの展望について聞くと「単年で2ケタ成長を達成した昨年度に比べて曲線はゆるやかになるかもしれないが、今後数年で再び2ケタ成長を目指す。そのためには、お客さまとつながり、意見に耳を傾けることが第一。各地のパートナーとの協力で、私たちだけではリーチできないお客様にもアピールできる卸売りはもちろん、さらなる成長のドライバーとして直営店舗とデジタルチャネルを改めて強化していく」と語った。
現在、全国に53店舗ある直営店は、顧客がブランドの世界観をリアルに体感できる場所。各地の直営店では顧客のエンゲージメントを高めるために、販売だけでなく体験型のイベントを実施する。また「デジタルファースト」の戦略を掲げ、自社サイトでの販売だけでなく、オンライン上でのキャンペーンやプロモーション、商品情報の発信にも注力していく。
誰もが知るブランドであり、今再び「本物」としての価値が注目される「チャンピオン」。遊び心と柔軟性のあるプロダクトやキャンペーン、そして革新性のあるコラボレーションを通じてブランドの「歴史」や「ストーリー」を消費者に丁寧に伝え、今後も成長を目指す。
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1919年に創業したスポーツウエアの草分け的存在であり、アメリカンカジュアルを象徴するブランドである「チャンピオン(CHAMPION)」。同ブランドは近年、古着市場でのビンテージアイテムの高騰や「アンダーカバー(UNDERCOVER)」や「シュプリーム(SUPREME)」「リック・オウエンス(RICK OWENS)」をはじめとする数々のブランドとのコラボレーションなどによって、今まで以上に存在感を高めている。それを裏付けるように「チャンピオン」は日本において、2024年度、前年から2ケタ成長を記録した。同ブランドが好調な理由はどこにあるのか。また昨年「チャンピオン」を買収したオーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP)(以下、オーセンティック)との関係性はどのようなものなのか。日本で「チャンピオン」ブランドの事業を展開するヘインズブランズ ジャパン(HANES BRANDS JAPAN)の及川洋一社長に、ブランドの現在地と、これからの展望を聞いた。
「チャンピオン」は、24年、1989年から同ブランドを管理していたヘインズブランズ(HANES BRANDS)からオーセンティック社への譲渡を経て、新たな体制に生まれ変わった。同社は、「リーボック(REEBOK)」「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」など50以上のブランドを傘下に持ち、グループ全体の売上高は320億ドル(4兆6150億円)に及ぶ世界有数の知的財産管理企業だ。
「オーセンティック社は、単にブランドを保有するだけではなく、ブランド同士、ブランドとエンタメ、カルチャーとの“接続力”に長けている。我々『チャンピオン』にとっても、新しいパートナーシップの可能性を広げうる存在」と及川社長は語る。前述の通り、日本国内においては引き続き、16年から「チャンピオン」を管理するヘインズブランズジャパンが、同社とのライセンス契約に基づいてブランドを運営する。オーセンティック社が23年に設立し、ジェフリー・ダゲット(Jeffery Daggett)=日本地区シニアバイスプレジデントおよびケビン・サルター(Kevin Salter)=アジア太平洋地区シニアバイスプレジデントらが常駐する日本法人とは日常的に協議を行い、スピード感をもってグローバルと連携できる環境が整っている。
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アスレチックウエアとしてのアイデンティティーが根幹にある「チャンピオン」だが、近年は、さまざまな施策を通じてライフスタイルウエアとしての側面もより強化している。ここ数シーズン、パリ・ファッション・ウイーク中にヨーロッパの「チャンピオン」チームと共同で実施している展示会もその一つ。国内外で実現してきた印象的なコラボレーションは、そんな中で自然に生まれてきたものも多い。
昨年、発表と同時に大きな話題となった「アンダーカバー」とのカプセルコレクションは、上述の展示会がきっかけとなり形になった。「『アンダーカバー』の高橋盾さんは、元々『チャンピオン』のビンテージアイテムに深い愛着を持たれていた。このような自然な関心の積み重ねが、パリでの展示会での対話となり、コラボレーションという形に育った」。この「オーガニックな繋がり」こそ、他社との協業において「チャンピオン」が大事にする哲学。単なる話題づくりや近視眼的な企画ではなく、互いの思想やこだわりが交差し、“1+1が2を超える”化学反応を目指す。
またブランドとの協業とは別に、アーティストや若手クリエイターとの「クリエイターズ・コラボレーション」も多数進行中だ。「チャンピオン」は創業当初から、多くのアーティストやデザイナーに無地のスエットやTシャツを“キャンバス”として提供してきた。このDNAは今も色濃く受け継がれており「鋭い感性を持つクリエイターの方々と、新しい何かを作っていく。そういった自由で柔軟な姿勢も、我々の強み」と及川社長は語る。
ブランドの価値を語る上で及川社長が強調したキーワードは「オーセンティシティー=本物志向」だ。例えば"MADE IN USA" というコレクションは、その名の通りアメリカ国内で作られている日本企画のもの。米国企画のプロダクトは、既に製造拠点を他国に移しているため、これは米国内で作られている唯一の「チャンピオン」製品ということになる。「“キング・オブ・スエットシャツ”と称されるブランドが築いてきた信頼を守る」という信念のもと、製造コストや流通効率の面から見れば非効率とも言えるこのような選択をあえて続け、「本物」にこだわる。また100年以上の歴史の中でリリースしてきたアーカイブアイテムを研究し、素材やデザインを忠実に再現したスペシャルライン「トゥルー・トゥー・アーカイブス」も、その信念を表現したもの。1930年代に特許を取得した「リバースウィーブ」のファーストモデルの復刻をはじめ、ビンテージの「チャンピオン」ファンもうならせるクオリティーを誇るアイテムの数々は、即完品も出るなど高い評価と人気を集めた。
その思いはプロモーション面にも反映されており、様々な分野で活躍する18名を起用し、それぞれが「チャンピオン」のスエット商品への愛を語る「I Love Sweats」というキャンペーンや、ラップグループ、スチャダラパーがブランドの歴史や背景をラップで表現した楽曲「キング・オブ・スエット」は、業界内外からも大きな反響があった。今後も、このような特色あるキャンペーンを通して、ブランドの資産である「オーセンティシティー」やブランド価値をアピールしていく。
最後に、今後のビジネスの展望について聞くと「単年で2ケタ成長を達成した昨年度に比べて曲線はゆるやかになるかもしれないが、今後数年で再び2ケタ成長を目指す。そのためには、お客さまとつながり、意見に耳を傾けることが第一。各地のパートナーとの協力で、私たちだけではリーチできないお客様にもアピールできる卸売りはもちろん、さらなる成長のドライバーとして直営店舗とデジタルチャネルを改めて強化していく」と語った。
現在、全国に53店舗ある直営店は、顧客がブランドの世界観をリアルに体感できる場所。各地の直営店では顧客のエンゲージメントを高めるために、販売だけでなく体験型のイベントを実施する。また「デジタルファースト」の戦略を掲げ、自社サイトでの販売だけでなく、オンライン上でのキャンペーンやプロモーション、商品情報の発信にも注力していく。
誰もが知るブランドであり、今再び「本物」としての価値が注目される「チャンピオン」。遊び心と柔軟性のあるプロダクトやキャンペーン、そして革新性のあるコラボレーションを通じてブランドの「歴史」や「ストーリー」を消費者に丁寧に伝え、今後も成長を目指す。
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「トッズ(TOD'S)」が2025-26年秋冬メンズ・コレクションを発表した。
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「トッズ(TOD'S)」が2025-26年秋冬メンズ・コレクションを発表した。
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「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」が2026年春夏メンズ・コレクションを発表した。
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「セリーヌ(CELINE)」羽田空港が、7月5日にオープンする。バッグ、スモールレザーグッズ、アクセサリー、オート パフューマリー、“セリーヌ ボーテ”のほか、ヘアコーム、パフュームケース、コスメポーチなど、“メゾン セリーヌ”(ホームコレクション)のトラベルアイテムも豊富に取り扱う。
また、オープンを記念してチェーンウオレット“マーゴ”の新色を発売する。同窓品は、内側にカードスロット、取り外し可能なチェーンストラップを備える。価格は29万1500円だ。
◼️セリーヌ 羽田空港
オープン日:7月5日
時間:11:00〜20:00
場所:羽田空港 第3ターミナル
住所:東京都大田区羽田空港2-6-5 第3ターミナル3階
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ユニリーバ(UNILEVER)は23日、米投資会社のサミット パートナーズ(SUMMIT PARTNERS)から英国発のパーソナルケアブランド「ドクター スクワッチ(DR. SQUATCH)」を買収することで合意したと発表した。取引の詳細は非公開だが、同ブランドの売上高は4億ドル(約576円)を超えると推定されている。
同ブランドは、2013年に米カリフォルニア州でジャック・ハルドルプ(Jack Haldrup)創業者によるハンドメイドソープから始まり、デオドラント、ヘアケア、コロンなど製品カテゴリーを広げた。19年にシードラウンドで資金を調達し、22年にはサミット パートナーズが過半数株式を取得した。複数の報道によると、同社は約1年にわたり売却先を模索しており、20億ドル(約2880億円)の評価額を目標にしていた。「ドクター スクワッチ」は北米と欧州を中心に展開し、昨年は俳優のシドニー・スウィーニー(Sydney Sweeney)やニック・キャノン(Nick Cannon)などを起用した広告を米最大のスポーツイベント「スーパーボウル」で公開した。
ユニリーバのファビアン・ガルシア(Fabian Garcia)=パーソナルケア部門社長は「『ドクター スクワッチ』は、魅力的な製品と卓越したデジタルエンゲージメント戦略で強固な基盤とロイヤルティーの高い顧客層を築いてきた。米国での成功を基盤に、国際的に拡大し、急成長する男性向けパーソナルケアカテゴリーにおける当社の製品ラインアップを強化できることを楽しみにしている」と述べた。
「ドクター スクワッチ」のジョシュ・フリードマン(Josh Friedman)最高経営責任者(CEO)は、「『ドクター スクワッチ』のミッションは、男性がより幸せで健康になるようインスパイアすることだ。ユニリーバと共に次の章でミッションに取り組めることを嬉しく思う。『ドクター スクワッチ』は始まったばかりだが、新たな高みを目指してブランドの規模を拡大し、高品質で自然な製品を求める世界中の消費者と出会う機会を得られることを嬉しく思う」と語った。
ユニリーバは、パーソナルケアブランドのポートフォリオを拡大する買収攻勢を強めている。同社は4月、英国のプレミアムパーソナルケアブランド「ワイルド(WILD)」を買収した。報道によると、取引額は2億3000万ポンド(約453億円)とみられている。同ブランドは20年に設立。再利用可能なアルミニウムケース入りと生分解性リフィルを特徴とするデオドラントを発売した後、ボディーソープやハンドソープ、リップバームなど、リフィル可能なパッケージを採用した製品ラインを拡大している。
新たなブランドを取得する一方、ユニリーバは既存ブランドの終了や売却も続いている。昨夏に、米投資会社のイエロー・ウッド・パートナーズ(YELLOW WOOD PARTNERS)に「Qティップ(Q-TIPS)」「カレス(CARESS)」「ポンズ(POND’S)」「セントアイブス(ST.IVES)」などを含むエリダ・ビューティ(ELIDA BEAUTY)部門の売却を完了。5月には、内部要因と市場環境の悪化が重なったとして、自然派スキンケアブランド「レン(REN)」を終了した。フェルナンド・フェルナンデス(Fernando Fernandez)CEOは、業績不振の食品ブランドを売却する計画も明らかにしている。
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ユニリーバ(UNILEVER)は23日、米投資会社のサミット パートナーズ(SUMMIT PARTNERS)から英国発のパーソナルケアブランド「ドクター スクワッチ(DR. SQUATCH)」を買収することで合意したと発表した。取引の詳細は非公開だが、同ブランドの売上高は4億ドル(約576円)を超えると推定されている。
同ブランドは、2013年に米カリフォルニア州でジャック・ハルドルプ(Jack Haldrup)創業者によるハンドメイドソープから始まり、デオドラント、ヘアケア、コロンなど製品カテゴリーを広げた。19年にシードラウンドで資金を調達し、22年にはサミット パートナーズが過半数株式を取得した。複数の報道によると、同社は約1年にわたり売却先を模索しており、20億ドル(約2880億円)の評価額を目標にしていた。「ドクター スクワッチ」は北米と欧州を中心に展開し、昨年は俳優のシドニー・スウィーニー(Sydney Sweeney)やニック・キャノン(Nick Cannon)などを起用した広告を米最大のスポーツイベント「スーパーボウル」で公開した。
ユニリーバのファビアン・ガルシア(Fabian Garcia)=パーソナルケア部門社長は「『ドクター スクワッチ』は、魅力的な製品と卓越したデジタルエンゲージメント戦略で強固な基盤とロイヤルティーの高い顧客層を築いてきた。米国での成功を基盤に、国際的に拡大し、急成長する男性向けパーソナルケアカテゴリーにおける当社の製品ラインアップを強化できることを楽しみにしている」と述べた。
「ドクター スクワッチ」のジョシュ・フリードマン(Josh Friedman)最高経営責任者(CEO)は、「『ドクター スクワッチ』のミッションは、男性がより幸せで健康になるようインスパイアすることだ。ユニリーバと共に次の章でミッションに取り組めることを嬉しく思う。『ドクター スクワッチ』は始まったばかりだが、新たな高みを目指してブランドの規模を拡大し、高品質で自然な製品を求める世界中の消費者と出会う機会を得られることを嬉しく思う」と語った。
ユニリーバは、パーソナルケアブランドのポートフォリオを拡大する買収攻勢を強めている。同社は4月、英国のプレミアムパーソナルケアブランド「ワイルド(WILD)」を買収した。報道によると、取引額は2億3000万ポンド(約453億円)とみられている。同ブランドは20年に設立。再利用可能なアルミニウムケース入りと生分解性リフィルを特徴とするデオドラントを発売した後、ボディーソープやハンドソープ、リップバームなど、リフィル可能なパッケージを採用した製品ラインを拡大している。
新たなブランドを取得する一方、ユニリーバは既存ブランドの終了や売却も続いている。昨夏に、米投資会社のイエロー・ウッド・パートナーズ(YELLOW WOOD PARTNERS)に「Qティップ(Q-TIPS)」「カレス(CARESS)」「ポンズ(POND’S)」「セントアイブス(ST.IVES)」などを含むエリダ・ビューティ(ELIDA BEAUTY)部門の売却を完了。5月には、内部要因と市場環境の悪化が重なったとして、自然派スキンケアブランド「レン(REN)」を終了した。フェルナンド・フェルナンデス(Fernando Fernandez)CEOは、業績不振の食品ブランドを売却する計画も明らかにしている。
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「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS)」は6月28日、フランス人デザイナーでアーティストのジャン・シャルル・ド・カステルバジャック(JEAN CHARLES DE CASTELBAJAC)と3度目のコラボコレクションを発売する。11時から「パレス スケートボード」東京、同大阪、ドーバー ストリート マーケット ギンザ、公式オンラインストアで取り扱う。なお、アイテムの価格は発売まで非公開。
同コレクションは、カステルバジャックの特徴である大胆な色使いやシュールレアリスム(超現実主義)をベースにコラージュ手法を採用し、切り抜き文字、色々なかたち、グラフィックが、パレスのストリートウエアと融合した。
さまざまな色で切り抜かれたフェルト地のアップリケをデザインしたバーシティージャケット、コラージュデザインをプリントしたロンTやフーディー、新たにデザインした“トライファーグ(Tri-Ferg)ロゴ”が特徴のTシャツ、カステルバジャックらしい色使いとチェッカーボード柄をミックスしたニット、ワークウエアのイメージをベースにした白と黒の2色展開のデニムジャケットとデニムパンツなどを展開する。
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「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は、「プーマ(PUMA)」とコラボレーションしたウエアとフットウエアを発売した。国内では、「バレンシアガ」青山店と銀座店で先行販売中で、他店舗でも順次発売予定だ。公式オンラインストアでも取り扱っている。同コラボは、「バレンシアガ」2025-26年秋冬コレクションの一部として発表され、テクニカルスポーツウエアとファッションの交差を体現している。
ウエアは、サッカーのウォームアップスーツを彷ふつとさせる「バレンシアガ」のライオンの紋章をあしらったエクストラドライモルトンのスエットスーツ(ジャケット全2色、各27万3900円/パンツ全2色、各17万1600円)や、1990年代の「プーマ」のアーカイブのディテールを取り入れた色あせたナイロンのトラックスーツ(ジャケット37万9500円、パンツ25万3000円)などをラインアップする。
レザージャケット(126万5000円)や起毛したリバースモルトンの裏地がついたトロンプルイユのスエードのバスローブコート(163万9000円)のほか、共同ブランドグラフィックを施したオーバーサイズTシャツ(全3色、各10万7800円)やミディアムサイズのフーディー(16万1700円)、ショートパンツ(11万8800円)、キャップ(全2種、各8万1400円)も用意する。
フットウエアは、1999年発売の“スピードキャット(Speedcat)”スニーカーをもとに製作した。スエードの“スピードキャット”(全7色、各10万4500円)は、アッパーの構造的な要素を削ぎ落としてソックスのような履き心地を実現し、カットオフしたフォームストリップ(FORMSTRIP)で仕上げ、1958年に初めて登場したモチーフを再解釈した。また、しなやかなレザーで仕上げたスリッポンシューズ(全2色、各10万4500円)に加え、“スピードキャット”とバレエシューズのシルエットを融合した、サテン素材のスリッポンシューズ(全3色、各8万3600円)も登場する。
キャンペーンビジュアルは、フォトグラファーのアリ・ヴァースルイス(Ari Versluis)が撮影した。ヴァースルイスは、エリー・イッテンブローク(Ellie Uyttenbroek)と共同制作した写真シリーズ「Exactitudes」で知られ、デムナ(Demna)が「バレンシアガ」で最後に手掛けたプレタポルテコレクションのルックブックも撮影していた。
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吉田カバンの「ポーター(PORTER)」は6月27日、新作“モノクローム(MONOCHROME)”を発売する。本作は、バックパック(14万3000円)、デイパック(12万1000円)、大小のメッセンジャーバッグ(Lサイズ、11万円/Sサイズ、9万9000円)、2ウエイトートバッグ(9万9000円)の全5型、各2色(カーキ、ブラック)を用意する。公式オンラインストアでの取り扱いはなく、表参道、大阪のフラッグジップストア、「ポーター」新宿、ドーバー ストリート マーケット ギンザ、パリのポップアップストアのみで限定発売する。
実用主義における最高峰のバッグを目指した本作は、ミリタリーバッグに着想を得たモールシステムを採用。生活防水性のある3層構造のナイロンタフタ、通気性や速乾性に優れた独自の背面構造、ワンハンドアクションで調整可能なストラップ、肩への負担を軽減するショルダーパッドなど、機能性や利便性に特化したディテールを取り入れた。
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LIBERTY(リバティー)は、かつて雑誌やアンダーグラウンドカルチャーを賑わせた“あの時代”の熱狂を、現代の視点で再構築する新たなプラットフォーム「ビハインド・ザ・シーンズ(Behind the Scenes)」をスタート。6月23日には公式ウェブサイト「BEHIND web」を公開した。
第1弾企画として、根強い人気を誇る映画「ベイビーわるきゅーれ」とコラボレーションしたTシャツコレクションを発表。全3型で、かつて映画ファンを中心に支持を集めた“ムービーTシャツ”の文化を、現代的なグラフィックアプローチと高品質なボディーで再解釈した。価格は各1万4850円。公式ウェブサイト「BEHIND web」では、同アイテムの抽選販売も予定しており、詳細は今後発表される。
さらに、舞台裏やカルチャーの文脈を掘り下げるウェブマガジン「BEHIND mag(ビハインド・マグ)」を創刊。第1号は、エグゼクティブプロデューサー・鈴木祐介氏の単独インタビューをはじめ、作品制作にまつわる秘話、Tシャツに込められたメッセージなど、ここでしか読めない裏側が詰まった特集となっている。
コラボレーションを記念し、東京・六本木と大阪でポップアップストアを開催。Tシャツの販売に加え、購入者には「ベイビーわるきゅーれ」のロゴステッカーが配布される。東京はバーニーズ ニューヨーク 六本木店で、7月12〜20日。大阪は7月7日に詳細を発表予定。
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「ウイスキー界の異端児」として注目を集めるロンドン発の独立系ブレンデッドウイスキーブランド「コンパス ボックス(COMPASS BOX)」はブランド誕生25周年を記念し、アイコニックな限定シリーズ“フレーミング ハート(Flaming Heart)”(2万6950円※編集部調べ)の第8弾を8月上旬から順次発売する。
ウイスキーは、単一の蒸留所で作られた「シングルモルト」と、複数の蒸留所のウイスキーをブレンドした「ブレンデッド」に大きく分けられる。これまでは、「シングルモルト=高級で純粋、丁寧に時間をかけて作られたもの」、「ブレンデッド=安いウイスキーを混ぜて、大量生産を目的に作られたもの」というイメージが根強かった。一方、「コンパス ボックス」は、「ブレンデッドは安価で粗雑なものではなく、シングルモルトの良い部分を組み合わせてブレンディングすることで、より豊かで立体的な味わいが生まれる」と主張してきた。2000年には、業界で安物のイメージが強いグレーンウイスキーを使用した高級ボトルを発売。その味わいとステートメントを通して、「グレーンウイスキー=安物」という固定観念を覆したとされている。このほど来日したニシャット・グプテ(Nishat Gupte)最高経営責任者(CEO)サミュエル・トラヴァース(Samuel Travers)=ウイスキーメーカーに、ブランドのスタンスや展望について聞いた。
WWD:「コンパス ボックス」の強みは?
ニシャット・グプテ最高経営責任者(以下、グプテ):クラフツマンシップと透明性、ストーリーテリングを重視している。ウイスキーはとても汎用的な酒で、ストレートやロック、ハイボール、カクテルなど、人それぞれ好きな飲み方は異なる。世界中のウイスキー愛好家に自由に楽しんでもらえる、おいしいウイスキーを届けている。
WWD:時には伝統や業界の慣習、法規制にも立ち向かうブランドのスタンスについて教えてほしい。
グプテ:伝統も尊重する一方で、ウイスキー本来の素晴らしい価値を邪魔するような慣習に挑戦することを恐れていない。われわれは「熟成=おいしい」では必ずしもないと考えており、一つ一つの構成要素にこだわり、ウイスキー作りを追求している。求めるフレーバーを作るために必要な熟成はもちろん行っているが、消費者には熟成の年数ではなく、どのようなフレーバーなのかを伝えている。
サミュエル・トラヴァース=ウイスキーメーカー(以下、トラヴァース):スコッチウイスキー業界では、これまではレシピを公開しないブランドが大多数で、スコッチウイスキー協会(Scotch Whisky Association以下、SWA)にも開示を制限されていた。「コンパス ボックス」は15年に「情報は飲む人の権利」との考えから、使用した蒸留所の名前や各原酒の比率、熟成年数、樽の種類などを公開したところ、同協会から開示停止を求められた。それを受けて、われわれは16年に「透明性運動」を実施。欧州連合(EU)と英国の規制に対し、レシピを開示する選択肢を生産者に与えるよう働きかけた。最終的には、現行の規制を変えることなく回避策を手に入れた。スコッチウイスキーメーカーは、消費者からの問い合わせに対してレシピの詳細を明らかにすることができるようになったのだ。
WWD:ブレンディングのプロセスや、そこにかける思いを教えてほしい。
トラヴァース:「コンパス ボックス」のウイスキー作りは、表現したいアイデアやコンセプト、感情から始まる。インスピレーション源は、音楽やアート、文化、ウイスキー業界で起こっていることなどさまざまだ。コンセプトが決定したら構成要素を検討し、ブレンドするウイスキーを慎重に選択する。プロトタイプを試飲し、コンセプトの再現に至ったら樽で数カ月なじませ、瓶詰めする。1カ月半で完成した製品もあれば、2年ほどかかった製品もある。
WWD:独自の世界観を持ったパッケージデザインも特徴だ。
グプテ:ウイスキーという製品において、最終的な体験はもちろん「飲む」ことだが、飲む前に消費者が何らかのストーリーを思い浮かべられるようなデザインを意識している。ラベルを見ただけで、味わいが口の中に広がるようなデザインを追求してきた。感情を喚起することから体験は始まると考えているからだ。
WWD:製品名やコンセプトに、風刺や問題提起を反映させた製品もある。
トラヴァース:今年初め、一部のイングランドの蒸留所が「自分たちのウイスキーを“シングルモルト”とは呼べない」という指摘を受けていたため、「スコッチウイスキーを含まないイングランド産のヴァテッドモルト(複数の蒸留所のモルトウイスキー原酒のみをブレンドしたもの)」を製造した。“スコットフリー(Scot-Free)”という製品名は、「スコットランドの要素がない」と「処罰を免れる」という2つの意味を持つ言葉を掛け合わせた。現在イギリスでウイスキーを製造する61の蒸留所を象徴し、61本の限定ボトルを作りプレゼントした。
WWD:日本市場の位置付けと、今後の戦略は?
グプテ:数量は限られていたものの、長きにわたり日本でも販売していた。日本人はクラフツマンシップや品質、透明性を重視しており、「コンパス ボックス」のフィロソフィーにフィットしている。今年から直接販売するようになったのでコミュニケーションを強化し、まずは代表作“オーチャード ハウス”の存在感を高めていく。ブランド誕生25周年を記念した“フレーミング ハート”にも期待する。かつては限定品に注力していたが、今後は“オーチャード ハウス”を含む“コアコレクション”を広くアピールする。また、異業種・分野でクラフツマンシップを発揮しているほかのブランドやアーティストとのコラボレーションも検討している。
“フレーミング ハート”は06年、米アーティストのM. ウォード(M. Ward)の楽曲「Flaming Heart」にインスパイアされて誕生した。誕生以来、スモーキーでスパイシーなブレンデッドモルトの可能性を追求し続けてきた。第8弾となる今作は、シリーズ史上最も構成を絞り込んだ4種のモルトウイスキーをブレンド。濃厚なピートとオークの風味が際立つ1本に仕上げた。
ラベルアートは、「炎を育むオークの構造体」に焦点を当てた。10年の10周年記念版以来、“フレーミング ハート”のラベルには木版画調のデザインを採用しているが、今作は従来の天使が「樽職人(クーパー)」へと進化し、炎を宿すオーク構造を点検する姿を描いた。「コンパス ボックス」のウイスキー作りへの情熱を象徴し、それが今なお燃え続けていることを示している。
「コンパス ボックス」は、ブレンデッドウイスキーのパイオニアとして知られるジョン・グレイザー(John Glaser)が00年に創業したウイスキーブランド。“LONG LIVE INTERESTING”を主張し、ラグジュアリーを追求するオーセンティックなシングルモルトウイスキーと対角に位置するブランドとして、欧米を中心にストリートのバーシーンなどでカジュアルに楽しまれている。
24年、グレイザー創業者は一線を退き、ともにブレンディングを担当していたジェームス・サクソン(James Saxon)がディレクターに就任。これを機に、新たに定番シリーズ“コアコレクション”を設けた。これまでにブランドをけん引してきた代表作“オーチャード ハウス”と“ザ ピート モンスター”に、2種の新作“ネクタロシティ”と“クリムゾン カスク”を加え、“コアコレクション”として展開している。
また自らを「ウイスキーメーカー(創造者)」と呼び、ブランドの創造性を最大限に発揮する場として、毎年3つの限定品を発表。数百本限定の希少なリリースから、数千本規模で展開するやや入手しやすいものまで、ブレンデッドスコッチウイスキーの多様な表現を提案し続けている。
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「ウイスキー界の異端児」として注目を集めるロンドン発の独立系ブレンデッドウイスキーブランド「コンパス ボックス(COMPASS BOX)」はブランド誕生25周年を記念し、アイコニックな限定シリーズ“フレーミング ハート(Flaming Heart)”(2万6950円※編集部調べ)の第8弾を8月上旬から順次発売する。
ウイスキーは、単一の蒸留所で作られた「シングルモルト」と、複数の蒸留所のウイスキーをブレンドした「ブレンデッド」に大きく分けられる。これまでは、「シングルモルト=高級で純粋、丁寧に時間をかけて作られたもの」、「ブレンデッド=安いウイスキーを混ぜて、大量生産を目的に作られたもの」というイメージが根強かった。一方、「コンパス ボックス」は、「ブレンデッドは安価で粗雑なものではなく、シングルモルトの良い部分を組み合わせてブレンディングすることで、より豊かで立体的な味わいが生まれる」と主張してきた。2000年には、業界で安物のイメージが強いグレーンウイスキーを使用した高級ボトルを発売。その味わいとステートメントを通して、「グレーンウイスキー=安物」という固定観念を覆したとされている。このほど来日したニシャット・グプテ(Nishat Gupte)最高経営責任者(CEO)サミュエル・トラヴァース(Samuel Travers)=ウイスキーメーカーに、ブランドのスタンスや展望について聞いた。
WWD:「コンパス ボックス」の強みは?
ニシャット・グプテ最高経営責任者(以下、グプテ):クラフツマンシップと透明性、ストーリーテリングを重視している。ウイスキーはとても汎用的な酒で、ストレートやロック、ハイボール、カクテルなど、人それぞれ好きな飲み方は異なる。世界中のウイスキー愛好家に自由に楽しんでもらえる、おいしいウイスキーを届けている。
WWD:時には伝統や業界の慣習、法規制にも立ち向かうブランドのスタンスについて教えてほしい。
グプテ:伝統も尊重する一方で、ウイスキー本来の素晴らしい価値を邪魔するような慣習に挑戦することを恐れていない。われわれは「熟成=おいしい」では必ずしもないと考えており、一つ一つの構成要素にこだわり、ウイスキー作りを追求している。求めるフレーバーを作るために必要な熟成はもちろん行っているが、消費者には熟成の年数ではなく、どのようなフレーバーなのかを伝えている。
サミュエル・トラヴァース=ウイスキーメーカー(以下、トラヴァース):スコッチウイスキー業界では、これまではレシピを公開しないブランドが大多数で、スコッチウイスキー協会(Scotch Whisky Association以下、SWA)にも開示を制限されていた。「コンパス ボックス」は15年に「情報は飲む人の権利」との考えから、使用した蒸留所の名前や各原酒の比率、熟成年数、樽の種類などを公開したところ、同協会から開示停止を求められた。それを受けて、われわれは16年に「透明性運動」を実施。欧州連合(EU)と英国の規制に対し、レシピを開示する選択肢を生産者に与えるよう働きかけた。最終的には、現行の規制を変えることなく回避策を手に入れた。スコッチウイスキーメーカーは、消費者からの問い合わせに対してレシピの詳細を明らかにすることができるようになったのだ。
WWD:ブレンディングのプロセスや、そこにかける思いを教えてほしい。
トラヴァース:「コンパス ボックス」のウイスキー作りは、表現したいアイデアやコンセプト、感情から始まる。インスピレーション源は、音楽やアート、文化、ウイスキー業界で起こっていることなどさまざまだ。コンセプトが決定したら構成要素を検討し、ブレンドするウイスキーを慎重に選択する。プロトタイプを試飲し、コンセプトの再現に至ったら樽で数カ月なじませ、瓶詰めする。1カ月半で完成した製品もあれば、2年ほどかかった製品もある。
WWD:独自の世界観を持ったパッケージデザインも特徴だ。
グプテ:ウイスキーという製品において、最終的な体験はもちろん「飲む」ことだが、飲む前に消費者が何らかのストーリーを思い浮かべられるようなデザインを意識している。ラベルを見ただけで、味わいが口の中に広がるようなデザインを追求してきた。感情を喚起することから体験は始まると考えているからだ。
WWD:製品名やコンセプトに、風刺や問題提起を反映させた製品もある。
トラヴァース:今年初め、一部のイングランドの蒸留所が「自分たちのウイスキーを“シングルモルト”とは呼べない」という指摘を受けていたため、「スコッチウイスキーを含まないイングランド産のヴァテッドモルト(複数の蒸留所のモルトウイスキー原酒のみをブレンドしたもの)」を製造した。“スコットフリー(Scot-Free)”という製品名は、「スコットランドの要素がない」と「処罰を免れる」という2つの意味を持つ言葉を掛け合わせた。現在イギリスでウイスキーを製造する61の蒸留所を象徴し、61本の限定ボトルを作りプレゼントした。
WWD:日本市場の位置付けと、今後の戦略は?
グプテ:数量は限られていたものの、長きにわたり日本でも販売していた。日本人はクラフツマンシップや品質、透明性を重視しており、「コンパス ボックス」のフィロソフィーにフィットしている。今年から直接販売するようになったのでコミュニケーションを強化し、まずは代表作“オーチャード ハウス”の存在感を高めていく。ブランド誕生25周年を記念した“フレーミング ハート”にも期待する。かつては限定品に注力していたが、今後は“オーチャード ハウス”を含む“コアコレクション”を広くアピールする。また、異業種・分野でクラフツマンシップを発揮しているほかのブランドやアーティストとのコラボレーションも検討している。
“フレーミング ハート”は06年、米アーティストのM. ウォード(M. Ward)の楽曲「Flaming Heart」にインスパイアされて誕生した。誕生以来、スモーキーでスパイシーなブレンデッドモルトの可能性を追求し続けてきた。第8弾となる今作は、シリーズ史上最も構成を絞り込んだ4種のモルトウイスキーをブレンド。濃厚なピートとオークの風味が際立つ1本に仕上げた。
ラベルアートは、「炎を育むオークの構造体」に焦点を当てた。10年の10周年記念版以来、“フレーミング ハート”のラベルには木版画調のデザインを採用しているが、今作は従来の天使が「樽職人(クーパー)」へと進化し、炎を宿すオーク構造を点検する姿を描いた。「コンパス ボックス」のウイスキー作りへの情熱を象徴し、それが今なお燃え続けていることを示している。
「コンパス ボックス」は、ブレンデッドウイスキーのパイオニアとして知られるジョン・グレイザー(John Glaser)が00年に創業したウイスキーブランド。“LONG LIVE INTERESTING”を主張し、ラグジュアリーを追求するオーセンティックなシングルモルトウイスキーと対角に位置するブランドとして、欧米を中心にストリートのバーシーンなどでカジュアルに楽しまれている。
24年、グレイザー創業者は一線を退き、ともにブレンディングを担当していたジェームス・サクソン(James Saxon)がディレクターに就任。これを機に、新たに定番シリーズ“コアコレクション”を設けた。これまでにブランドをけん引してきた代表作“オーチャード ハウス”と“ザ ピート モンスター”に、2種の新作“ネクタロシティ”と“クリムゾン カスク”を加え、“コアコレクション”として展開している。
また自らを「ウイスキーメーカー(創造者)」と呼び、ブランドの創造性を最大限に発揮する場として、毎年3つの限定品を発表。数百本限定の希少なリリースから、数千本規模で展開するやや入手しやすいものまで、ブレンデッドスコッチウイスキーの多様な表現を提案し続けている。
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ヘラルボニーは、世界最大級のクリエイティビティーの祭典「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル(以下、カンヌライオンズ)」で「Glass: The Lion for Change(グラス: ザ ライオン フォー チェンジ)」ゴールドを受賞した。これを記念し、6月30日23時59分まで、ヘラルボニーの実店舗および公式オンラインストアで購入の全商品の作家報酬を通常の2倍にする。
同キャンペーンは、今回の受賞が150人以上の契約作家たちの力によるものだとして、“作家ファースト”の原点に立ち返る姿勢を示すものとして行う。
期間中、税込3000円以上の購入で、「カンヌライオンズ」の舞台でライブペイントを披露した契約作家・小林覚による描き下ろしアート「MERCI & ESPOIR(感謝と希望)」のステッカーをプレゼントする。同作品には、創業から7年間の“ありがとう(MERCI)”と“これからも共に希望を描いていきたい(ESPOIR)”という思いを込めた。
小林覚は、養護学校中等部在学中から独特の形にアレンジした文字を書くようになり、後に魅力的な造形表現として評価されるようになった作家だ。
6月24日19時からは、「カンヌライオンズ」での受賞を記念した報告会をオンラインで開催する。代表取締役の松田崇弥をはじめ、今回のプロジェクトに携わったクリエイティブメンバーが登壇し、現地での様子や制作の裏側、障害のある作家による“異彩”の表現がなぜ世界で評価されたのかを解説する。
報告会では現地レポートとともに受賞作品のプレゼンテーション、国際的なクリエイティブシーンの潮流と今後の展望についてのトークセッションも予定している。参加費は無料で、文字通訳も提供する。申し込みは特設サイトから受け付ける。
日時:6月24日19時〜20時30分(18時50分開場)
会場:オンライン(Zoom)
参加費:無料
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「フィオルッチ(FIORUCCI)」が2026年春夏コレクションを発表した。
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「タサキ(TASAKI)」は6月25日〜7月1日、伊勢丹新宿本店でポップアップストアを開催する。同ポップアップでは、「タサキ」のアイコンジュエリーの1つである“チャンツ”の新作をはじめ、デザイナーのニッコロ・パスカレッティ(Niccolo Pasqualett)とのコラボレーション“タサキ ニッコロ・パスカレッティ(TASAKI NICCOLO PASQUALETT)”を先行発売する。
“チャンツ(chants)”は、花の輪郭をグラフィカルに描いたデザインが特徴のジュエリーシリーズだ。今回の新作は、ラグジュアリーなハイジュエリーや、日常に寄り添うデザイン、人生の節目にふさわしいエレガントなアイテムなど、多彩なコレクションを展開する。さらに、シリーズ初の腕時計(TIMEPIECES)も登場する。
また、パリとイタリア・トスカーナを拠点に活躍するデザイナー ニッコロ・パスカレッティ(Niccolo Pasqualett)とのコラボレーションアイテムを先行発売する。本コラボレーションでは、真珠が育つ情景に着想を得て誕生した、彫刻のような造形美を湛える全11型を4つのシリーズで用意。同ポップアップでの先行発売後は、「タサキ」銀座本店で8月6日から展開する。本コラボの全ラインアップやアイテムの詳細は、公式サイトに記載する。
日程:6月25日〜7月1日
場所:伊勢丹新宿店 本館1階 ザ・ステージ
住所:東京都新宿区新宿3-14-1
”チャンツ”スペシャルサイト
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「タサキ(TASAKI)」は6月25日〜7月1日、伊勢丹新宿本店でポップアップストアを開催する。同ポップアップでは、「タサキ」のアイコンジュエリーの1つである“チャンツ”の新作をはじめ、デザイナーのニッコロ・パスカレッティ(Niccolo Pasqualett)とのコラボレーション“タサキ ニッコロ・パスカレッティ(TASAKI NICCOLO PASQUALETT)”を先行発売する。
“チャンツ(chants)”は、花の輪郭をグラフィカルに描いたデザインが特徴のジュエリーシリーズだ。今回の新作は、ラグジュアリーなハイジュエリーや、日常に寄り添うデザイン、人生の節目にふさわしいエレガントなアイテムなど、多彩なコレクションを展開する。さらに、シリーズ初の腕時計(TIMEPIECES)も登場する。
また、パリとイタリア・トスカーナを拠点に活躍するデザイナー ニッコロ・パスカレッティ(Niccolo Pasqualett)とのコラボレーションアイテムを先行発売する。本コラボレーションでは、真珠が育つ情景に着想を得て誕生した、彫刻のような造形美を湛える全11型を4つのシリーズで用意。同ポップアップでの先行発売後は、「タサキ」銀座本店で8月6日から展開する。本コラボの全ラインアップやアイテムの詳細は、公式サイトに記載する。
日程:6月25日〜7月1日
場所:伊勢丹新宿店 本館1階 ザ・ステージ
住所:東京都新宿区新宿3-14-1
”チャンツ”スペシャルサイト
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コーセーのメイクブランド「エスプリーク(ESPRIQUE)」は8月21日、パウダーファンデーション“メルティセラム グロウパウダー”[SPF26・PA+++](4180円 ※編集部調べ、以下同)を発売する。カラーは全7色を用意した。
同アイテムは、リキッドファンデーションとフェイスパウダーで仕上げたような上品な艶肌へ導く“ツヤどけ”パウダーファンデだ。粉体一粒一粒を美容液で均一にコーティングすることで、しっとり滑らかな肌あたりと上品な艶感を実現した。さらに、美容液で包み込んだ粉体を再度乾燥させることで、かつてないきめの細かさをかなえた。高い透明性と弾力をもつ球状粉体“セラムタッチパウダー”も配合。肌の微細な起伏にフィットし、厚塗り感なく毛穴を自然にカバーする。
カラーはピンクオークルPO-205、ベージュオークルBO-305・BO-310、オークルOC-400・OC-405・OC-410・OC-415の7色を用意。詰め替え可能で、リフィル(各3080円)、スポンジ付のケースC(1100円)も販売する。
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コーセーのメイクブランド「エスプリーク(ESPRIQUE)」は8月21日、パウダーファンデーション“メルティセラム グロウパウダー”[SPF26・PA+++](4180円 ※編集部調べ、以下同)を発売する。カラーは全7色を用意した。
同アイテムは、リキッドファンデーションとフェイスパウダーで仕上げたような上品な艶肌へ導く“ツヤどけ”パウダーファンデだ。粉体一粒一粒を美容液で均一にコーティングすることで、しっとり滑らかな肌あたりと上品な艶感を実現した。さらに、美容液で包み込んだ粉体を再度乾燥させることで、かつてないきめの細かさをかなえた。高い透明性と弾力をもつ球状粉体“セラムタッチパウダー”も配合。肌の微細な起伏にフィットし、厚塗り感なく毛穴を自然にカバーする。
カラーはピンクオークルPO-205、ベージュオークルBO-305・BO-310、オークルOC-400・OC-405・OC-410・OC-415の7色を用意。詰め替え可能で、リフィル(各3080円)、スポンジ付のケースC(1100円)も販売する。
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「ワンバイコーセー(ONE BY KOSE)」は8月21日、高保湿化粧水“セラムヴェール ローション”(180mL、3300円 ※編集部調べ、以下同)と、高保湿乳液“セラムヴェール エマルジョン”(135mL、3850円)を発売する。
今回登場する2品は、日々変化する外部環境から肌を守るバリア機能に着目し、肌の持久力にアプローチする高保湿化粧水&乳液だ。肌にもともと存在する天然保湿因子(NMF)を再現した成分を配合し、水分をつなぎとめることで肌本来の潤いバリアをサポートする。さらに、発酵した米から抽出している保湿成分“ライスパワーNo.7”を配合。角層細胞一つひとつに潤いを届け、乾燥や肌荒れ、毛穴目立ちなどの肌悩みをケアする。
“セラムヴェール ローション”はとろみ成分やオイルを使用せず、水系の保湿成分のみで構成した軽やかなテクスチャーが特徴で、すばやく肌になじみ浸透する。“セラムヴェール エマルジョン”は、こっくりとした濃密な使用感でありながらも、乳化技術によって軽やかに肌にのび広がり、肌をふんわりと包み込む。
同日、限定キット“セラムヴェール うるおい体感キット”(1320円)も発売する。セット内容は、薬用導入美容液“セラムヴェールディープリペア”【医薬部外品】(9mL)と“セラムヴェールローション”(30mL)、“セラムヴェールエマルジョン”(24mL)の3品。“潤密肌”に導く3ステップの保湿ケアを試せる。
薬用導入美容液“セラムヴェールディープリペア”は、“肌が潤いを蓄える力”に着目したアイテムで、肌の水分保持能改善をもつ成分“ライスパワーNo.11”を配合。肌の潤い力を向上しながら乾燥や肌あれ、くすみ、肌の弾力感をトータルケアする。
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「ワンバイコーセー(ONE BY KOSE)」は8月21日、高保湿化粧水“セラムヴェール ローション”(180mL、3300円 ※編集部調べ、以下同)と、高保湿乳液“セラムヴェール エマルジョン”(135mL、3850円)を発売する。
今回登場する2品は、日々変化する外部環境から肌を守るバリア機能に着目し、肌の持久力にアプローチする高保湿化粧水&乳液だ。肌にもともと存在する天然保湿因子(NMF)を再現した成分を配合し、水分をつなぎとめることで肌本来の潤いバリアをサポートする。さらに、発酵した米から抽出している保湿成分“ライスパワーNo.7”を配合。角層細胞一つひとつに潤いを届け、乾燥や肌荒れ、毛穴目立ちなどの肌悩みをケアする。
“セラムヴェール ローション”はとろみ成分やオイルを使用せず、水系の保湿成分のみで構成した軽やかなテクスチャーが特徴で、すばやく肌になじみ浸透する。“セラムヴェール エマルジョン”は、こっくりとした濃密な使用感でありながらも、乳化技術によって軽やかに肌にのび広がり、肌をふんわりと包み込む。
同日、限定キット“セラムヴェール うるおい体感キット”(1320円)も発売する。セット内容は、薬用導入美容液“セラムヴェールディープリペア”【医薬部外品】(9mL)と“セラムヴェールローション”(30mL)、“セラムヴェールエマルジョン”(24mL)の3品。“潤密肌”に導く3ステップの保湿ケアを試せる。
薬用導入美容液“セラムヴェールディープリペア”は、“肌が潤いを蓄える力”に着目したアイテムで、肌の水分保持能改善をもつ成分“ライスパワーNo.11”を配合。肌の潤い力を向上しながら乾燥や肌あれ、くすみ、肌の弾力感をトータルケアする。
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2026年春夏のメンズ・ファッション・ウイークがスタート。久々にメンズコレサーキットに舞い戻った編集長・村上と、初参戦のヘッドリポーター・本橋が、ヨーロッパを覆う熱波に負けないアツいリポートをお届けします!今回はミラノ1日目。
村上要「WWDJAPAN」編集長(以下、村上): いやー、初日から暑かったね。なかなかの灼熱地獄でした。
本橋涼介「WWDJAPAN」ヘッドリポーター(以下、本橋): 日差しすごすぎですね。熱中症対策で水分は摂りたいけど、今度はトイレ問題が……。街中に、本当に全然トイレがなくて驚いています。
村上:スケジュールと睨めっこしながら、「どこでトイレに行くか?」を」考えなくちゃね。「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」や「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE &GABBANA)」のトイレは安心なんだけど、今日は訪れたことのない会場ばかりで、トイレ事情がわからない(笑)。
本橋: 水分の摂取と排出のバランス感覚(?)に四苦八苦する中、ミラノ一発目のショー「セッチュウ(SETCHU)」がスタート。我々の悩みよりはるかの高尚な、服づくりにおけるバランス感覚という意味では、桑田悟史デザイナーが新機軸を見せてくれたと思います。
村上:ちゃんとコレクションを見るのは初めてだったんですが、ストイックなほどに静謐なカンジは一切なく、むしろプレイフル。勝手に懸念していた“気難しさ”は皆無で、直感的に楽しめました。
本橋: “巻く”“運ぶ”“結ぶ”といった動作を誘発する構造が多くて、和装やスポーツ、ミリタリーが溶け合っていた印象です。
村上:直感的なスタイリングや、それが成立する緻密なパターンワークは、「海外に出ると、必ず現地の人たちと手を動かす」と言っていた桑田デザイナーの感覚ならではなのかも。モノ作りの楽しさで既成概念を超越しつつ、その経験が緻密な洋服作りに生きている、そんな印象でした。
淡い虹色のストライプは、アフリカのジンバブエを訪れた時のビクトリア・フォールズの風景が着想源。瀑布ならではの水飛沫で淡く霞んだ虹の表現だそう。レインボーのストライプにチュール素材を重ねて表現しました。日本とイタリアのみならず、これからは世界を「セッチュウ」するんだね。ピッティ・イマージネ・ウオモでは「最初で最後のショー」って言ってたけれど、しれっとミラノでやってくれたね。観れてよかった。
本橋: また見たいと思わせるショーでした。削ぎ落としと構築の両方に向き合っていて、「服としてどう届くか」を真剣に考えてるのが伝わってきました。
「セッチュウ」が“静”と“動”の折衷で見せた進化 26年春夏ミラノメンズ開幕
村上:ちなみに、その前は「ジェントルモンスター(GENTLE MONSTER)」のプレゼンテーションに行きましたね。会場は、ミラノの名物セレクトの「ディエチ コルソ コモ(10 CORSO COMO)」。今年店内に本格オープンしたインショップで、「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」とのコラボラインなどを展示・販売しています。東京・青山の店舗にもある巨大な顔型のロボット“ジャイアントヘッド”は、ミラノにも3体設置しています。私、いつも行列している青山店には入ったことがないので、ミラノで先に“ジャイアントヘッド”と相対してしまいました(笑)。
本橋:新作は、テンプルを折り曲げるとコンパクトサイズになる“フォールド”というライン。チャームとしても使えるレザーケースに収納できます。こういう見せ方、やっぱり上手いですよね。
本橋:「MSGM」のプレゼンテーション会場にはBMXが置かれ、グラフィックT、風景柄シャツ、ナンバリングニット、ショートパンツなど、“サイクルファッション”を軸にした構成でした。
村上: カルチャーと繋がるブランドは今シーズン、自転車なんだね。アクティブで「MSGM」っぽいとは思うけれど、サイクルファッション以外のコレクションは、少し物足りなかったかな。
本橋: 確かに今っぽいし、タイダイ調のシャツやクロップドのパーカなどは「MSGM」らしいけれど、“今も欲しいと思えるアプデ感”は見えづらかったですね。
村上:私は大好きだけど、もっと若い世代におけるメンズトレンドって、「MSGM」とはちょっと違う印象があります。別にそちらに寄せる必要はないけれど、一方で長らくのファンは「もう持っているもの」で代用できちゃうし、台頭する上質素材で作った普遍性の高いブランドの間で埋もれていってしまいそうな危機感を覚えます。
本橋:そういう意味では、 「フィオルッチ(FIORUCCI)」も少し似た印象でした。
村上:フェイクレザーのチュールスカート、超コンパクトトップスにトリプルヘムのワイドジーンズ、スケスケ素材のベスト。ショーは見られなかったけど、Y2Kに寄せている感じだね。
本橋:そうなんです。ただ「フィオルッチ」って“かわいい”だけじゃなく、“毒っぽさ”とか“反骨のポップ”が持ち味だったはず。そこをもっと攻めてもよかったと思います。途中からスマホをいじり始める観客もいて、ショーとしての没入感も足りていなかったかもしれません。
村上:SNSを見て、「モデルの体に洋服を描いているヒマがあったら、作ろうよ!」って思っちゃいました(笑)。
村上:そのあとは、「ラルフ ローレン パープル レーベル(RALPH LAUREN PURPLE LABEL)」のプレゼンへ。良い意味で「割り切った」ってカンジのコレクションでした。以前は「ラルフ ローレン ブラック レーベル(RALPH LAUREN BLACK LABEL)」とか「RLX」を思わせるモードなパートもありましたが、マリンとサファリのテイストが漂うデイウエアとイブニングにフォーカス。シルエットを少しコンテンポラリーなリラックスシルエットに改めつつ、リネンなどの素材を交えながら上品にまとめました。サファリなら生成り、マリンならネイビーやピュアホワイトとリネンは多彩な表情を見せ、いずれも清潔感たっぷり。結局「ラルフ ローレン」に求めるものは、こういうコトですよねぇ。
本橋: 「PDF」は、色んな意味で別次元でした。
村上: それ、褒めてる?
本橋: はい。“らしさ”を貫くという点においては、圧倒的でした。ローライズのチェックパンツ、ゴリゴリのレザーアウター、ロザリオのベルトに重たいレザーブーツ。そんなギャングモデルたちが冒頭、フェンスの中から発煙筒を焚いて脱走。モデルたちはランウエイウオークを終えるとその辺にたむろし、タバコをふかし、カメラを睨みつけてくる。前方にいたんですが、身の危険を感じました(笑)。
村上: 前回は会場がシンナーまみれだったらしいけど、今年もぶっ飛んでるね。
本橋: 金チェーン、ネックレスの重ね付け、ローライズのボトムス。すべてが過剰。でもそれを真正面からやりきることで、中性的でおとなしい今の男性像に対する強烈なカウンターになっていたようにも思いました。特に日本では、昨今の社会的な空気もあって、“大人の男性像”がどんどんおとなしく、中性的になってきています。発言や表現に慎重さが求められる場面も増えている中で、あそこまでテストステロン全開で“男らしさ”をぶつけてくるスタイルは、逆に今っぽく見えてきたりもします。
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大阪文化服装学院のスーパーデザイナー学科3、4年の学生5人が、大阪・関西万博のポルトガルパビリオン内で開催されたライブ・インスタレーション企画“持続可能な素材によるドレーピング”に参加した。本企画は、ポルトガル繊維・服飾協会が主催する国際共同プロジェクトだ。協会メンバー5社のサステナブル素材を用い、学生がドレーピング(立体裁断)により即興で衣服を作る様子をライブ形式で来場者に披露した。
環境負荷の低減とイノベーションの両立で国際的な評価を集めるポルトガルの繊維業界と、サステナビリティを軸とした産官学連携を進める大阪文化服装学院の理念が合致し実現した本プロジェクトは、同学院にとって4月の“TGC in 大阪・関西万博”での作品出展に続く、2度目の万博連携となった。また9月には、大阪ヘルスケアパビリオンで行われる“サステナブルに基づく繊維ファッション産業の未来共創プロジェクト”の展示企画への参加も予定している。
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ビューティブランド「アーレス(AHRES)」が、右肩上がりの成長を続けている。2022年12月の立ち上げ以降、百貨店を中心に販路を広げ、現在は国内で7店舗を展開。25年4月には、約1年半にわたりポップアップ展開していた阪急うめだ本店に常設店を開設した。同店3階の「ビヨンドワールド」内に位置し、ブランドの認知向上と売上増につながっている。
アジア市場への本格展開も進める。24年には、台湾の10/10グループが展開するセレクトショップ「10/10 HOPE」と「10X」の計7店舗で取り扱いを開始し、ECも展開。25年6月からは香港の「10/10 HOPE」4店舗およびECでも販売を開始した。今後もアジア圏を中心に海外展開を拡大する方針だ。
国内においては、訪日観光客による売り上げが堅調だ。旗艦店の表参道店では、来店客の6〜7割がインバウンド客で、特に中国、台湾に加え、アメリカ、ロシア、アラブ諸国の訪日客も増加している。大阪高島屋店も訪日客による売上構成比が高く、「“尖った”ジャパンビューティブランドとして高評価を得ている」(小野地貴志ゼネラルマネージャー)と、自信を見せる。
顧客は男女問わず広がっており、購入比率は女性7割、男性3割。女性はスキンケア製品、男性はフレグランスからのエントリーが多いという。売れ筋はクレンジングや、フレグランスの“サユ”が人気を集めており、3月に発売した“ザ リップ”(3種、 各5500円)も順調な滑り出しとなっている。
「アーレス」が掲げるのは、“ニュージャパンラグジュアリー”という価値観だ。日本古来の素材や文化を現代的に昇華させた製品開発を進めており、9月には新たな象徴となる化粧水“PÅWN/ポーン”(300mL、9900円)を発売する。
同製品は、神奈川・茅ヶ崎の老舗酒蔵・熊澤酒造の酒粕を使用し、3年以上熟成させた後に再度酵母で発酵させた独自の“二段仕立て熟成発酵液”を配合。「アーレス」が提唱する「土壌美容」理論に基づき、肌の常在菌が快適に過ごせる潤い環境を素早く整えるという。
今後も「アーレス」は、スキンケア、フレグランス、メイクアップの3カテゴリーで独自性を追求しながら、国内外でのブランド価値向上を図る。ジャパンビューティの新たな形として、アジアを起点に世界市場でのプレゼンス拡大を狙う。
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「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、記者たちが分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
今回のテーマは「佳子さまファッションを考察してみた」です。秋篠宮家の次女・佳子さまのファッションが話題です。6月のブラジル訪問では、視察先でお召しになる服がメディアで連日紹介され、その服装に込められたメッセージを考察する記事もたくさん出ていました。皇室あるいは政治家などが着る服の意味を話し合ってみました。
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