幻の墨と呼ばれた藍墨が復活!純粋な藍の色素を墨職人が丁寧に手仕事で作り上げた混ぜ物なしの藍の墨です。

価格:10,800円(税込) ~
◆ 徳島の藍農園と鈴鹿の墨職人の技と心意気で蘇った 幻の藍の墨
藍色工房の自社藍農園(徳島県吉野川市)で栽培している藍の葉から、可能な限り純粋な色素を抽出し、腕の確かなベテラン墨職人(三重県鈴鹿市)である伊藤亀堂さんに託し、膠と水だけで練り上げて完成した、正直な藍の墨です。
江戸時代には藍染めの副産物として作られ、書画や浮世絵などの彩色に使われていたものでしたが、明治時代以降に藍染め産業が衰退すると同時に姿を消し、「幻の墨」と言われていました。
たくさんの人の手と想いと心意気を経て現代によみがえった「藍色の結晶」という意味を込めて、「藍晶(らんしょう)」と名づけました。
◆ スタンダードな画材だったこともある藍墨
江戸時代に親しまれていた浮世絵には、藍墨がよく使われていました。
材料となったのは、藍染めの瓶に浮かぶ「藍の華(醗酵して瓶の表面に浮き上がってきた泡の事)」や、瓶の縁に付着した色素を採集して精製したものや、藍染めのぼろ布を洗濯して沈殿させた色素でした。
藍染めの需要が少ない現代では、材料となる藍の色素の確保が困難となっており、知る人ぞ知る存在として「幻の墨」と呼ばれていた藍墨。
純粋な藍の色素をふんだんに精製できる藍農家だからこそ、精度の高い藍墨を復活させることができました。
◆ 鈴鹿墨の技を伝える最後の工房の主 伊藤亀堂さん
藍墨の作成を快く引き受けてくださったのは、三重県鈴鹿市にて鈴鹿墨の技を伝える最後の一軒となった工房「進誠堂」の主を務められている、墨師 伊藤亀堂さんです。
昔ながらの確かな技を伝承される傍らで、様々な素材での墨作りにも挑戦し続け、趣のある色彩の表現を可能にした8色の色墨を開発されています。
その技と素材と心意気は、どこまでも「正直」。
藍墨の製作も「とても楽しい!!」とおっしゃってくださっています。
◆ 様々な色が楽しめる藍の色

……… 藍墨「藍晶」できれいな色を出すコツ ………
始めに硯の墨池(くぼんだ部分)にごく少量の水を入れ、軽く粘りを感じる程度の濃さに、しっかりと藍墨を擦ります。
その後、墨堂(少し高くなっている部分)で、水を足しながら好みの色になるまで濃淡を調整すると、淡いきれいな色が作れます。
◆ 想像の翼を広げて あなただけの作品を仕上げてください

書画はもちろん、カリグラフィーのインクとして。
イラストやぬり絵の彩色に。
※画像右上・右下共に『動物たちのぬり絵ブック』ミリー・マロッタ:著 (株)パイ インターナショナル:発行 掲載モチーフを彩色。
画像左は、オリジナルイラストを彩色したものです。
サイズ:一丁型 8.2cm × 2.2cm × 0.9cm
三丁型 11.5cm × 2.9cm × 1cm 手作りのため、多少サイズが異なる場合がございます
素材:藍顔料(徳島県産タデアイ由来100%)、膠、水
Made in Japan
※価格について
墨師の伊藤さんと協議し、現在流通している数少ない藍墨と、できるだけ価格を合わせるようにいたしました。
通常の墨より高額ですが、諸事情ご推察の上、どうぞご了承くださいますようにお願い申し上げます。
※この情報は実際のページと異なる場合がございますので、最新の情報は実際のページにてご確認ください。