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ドイツでは、「ハーレンフースバル」と呼ばれる壁付のインドアサッカーが、ブンデスリーガの冬の中断期に行われている。この試合には、現役のブンデスリーガの選手やかつてのスター選手が参加している。 #フットサル #サッカー #ユニフォーム

後醍醐天皇が賞賛した逸話から名づけられたという、稀代の一本桜。[醍醐桜/岡山県真庭市]

桜の開花時期には日没から21時までライトアップを実施。暗闇の中に浮かび上がる巨大な桜は、思わず息を呑むほどのスケールです。

岡山県真庭市豪快な枝ぶりとは対照的な、小ぶりで可憐な花。樹齢1000年ともいわれる巨木。

岡山県北部、山々に囲まれた里山にただ1本、空に向かってそびえ立ち、その堂々とした姿が見る者を圧倒する『醍醐桜』。鎌倉時代後期の1332年、「元弘の乱(笠置山・赤坂城の戦い)」にて隠岐(おき)へと島流しになった後醍醐天皇が、この一本桜を賞賛したという逸話から名づけられたとされており、樹高は約18m、枝張りは東西南北約20m、根元の周囲は約9.2mと、県下一の大きさを誇ります。樹齢は700年とも1000年ともいわれ、種類は「ヒガンザクラ」の一種「アズマヒガン」で、立派な幹や枝とは対照的に、小ぶりで可憐な花を咲かせます。

「新日本名木100選」と岡山県の天然記念物にも指定されており、見頃は毎年4月10日前後。桜の周りを囲む遊歩道からじっくりと観賞するのも良いですが、周囲は開けた地形のため、少し離れた場所から眺めるのもまた、情緒があってお勧めです。悠久の時間がつくり上げた稀代の桜から溢れる生命力と美しさを、ぜひ間近でご体感ください。(文中には諸説ある中の一節もございます)

Data

住所 : 岡山県真庭市落合垂水1901-5 MAP
アクセス : 中国自動車道落合ICより車で約3分/JR西日本姫新線美作落合駅より車で約40分

地元に根差したものづくりで、ブランドと地域の未来を切り拓く。[OLDMAN’S TAILOR/山梨県富士吉田市]

織物の街、富士吉田市で生まれ育ったしむら夫妻。

山梨県富士吉田市

富士山の麓に位置し、織物の産地として名高い山梨県富士吉田市。この地に拠点を置くのが、リネン製品を中心としたブランド『R&D.M.Co-』を展開する会社『オールドマンズテーラー』です。2014年にはアトリエ近くにコンセプトストア『THE DEARGROUND』もオープン。後編では代表兼デザイナーのしむら祐次・とく夫妻に、富士吉田市と織物業の関係性や、『オールドマンズテーラー』の歴史、地域との関わりについてうかがいました。

街のどこからでも富士山が望める富士吉田市。

山梨県富士吉田市1000年の歴史ある織物産地、富士吉田市の栄枯盛衰の果てに。

富士山を間近に望む山梨県富士吉田市は、1000年以上前から織物産地として栄えてきた地。富士吉田市や西桂町をひとくくりにした地域『郡内』で作られた織物は、『郡内織物』や『甲斐絹』として人々に親しまれてきました。

戦時中は一時衰退したものの、終戦後は再び息を吹き返し、生地を織れば飛ぶように売れる『ガチャマン』時代が到来。当時は「ガチャッとひと織りすれば1万円儲かる」と言われるほど景気が良く、全国から織物が集まってくるため、人口に見合わないほど大規模な、全国屈指の繁華街も生まれたといいます。

しかし、そんな時代も長くは続きませんでした。昭和の終盤に差しかかると、安い外国産の織物に押され、国産の織物は徐々に衰退。それでも現在、機織業を継いだ2代目、3代目の職人たちが危機感を覚え、伝統を守りつつ更に発展させようと奮闘しています。

富士山へと向かう道には、立派な大鳥居も。

自然の恵み、富士山の天然水が色鮮やかな染色を実現。

コンセプトストアに展示されている、歴史を伝える古い織機。

山梨県富士吉田市『オールドマンズテーラー』の始まりは、オリジナルのネクタイ作り。

『オールドマンズテーラー』を率いるとく氏の実家は、祖父の時代から続くネクタイ生地を中心とした絹織物店。祖父から父へと代替わりし、その仕事をとく氏も手伝っていたところに祐次氏も加わり、しばらくはふたりでネクタイ生地を作っていました。しかし、近年の織物業の衰退、ネクタイ市場の縮小に伴い、ネクタイ生地の製造だけでは限界があると感じたふたり。そこで、自らの手で企画・デザインから行う、オリジナルのネクタイ作りに乗り出しました。営業活動も精力的に行うことで、1~2年の内に百貨店にも卸すように。そして2001年、自分たちの会社『オールドマンズテーラー』を設立したのです。

「でも、ネクタイって結局はひとつの決まった形しかない。やれることが限られていて、そこで勝負をするには厳しかったです」と祐次氏。百貨店との付き合いが増えていく中でネクタイに似合うスタイルの提案も求められましたが、シャツやスーツまで手がける気にはなれなかったそうです。それでも、このままネクタイひと筋でやっていくのは難しいという状況で、改めて自分たちのやりたいことを見直します。「よく考えると、普段自分は動きやすい服装で仕事をしているわけで、ネクタイを締める格好なんてほとんどしてないなと思って。作ってはいるけれど、決して身近なものではなかったんですよね。そこに違和感を持って、もっと自分のライフスタイルに合った、等身大でできるものづくりをしたいなと思いました」と祐次氏は話します。

そんな時に目に留まったのが、かねてからとく氏が集めていたリネンの生地。「私はヨーロッパの古いものが大好きで、よく現地に行っては食器や雑貨を買い集めていました。その中に、アンティークのリネンクロスもあって。独特の風合いを彼も気に入って、こんなクロスを作れたら良いねという話になったんです」ととく氏。こうして、お互いの身近なもの、好きなものを作ることを最優先に考え、新たな『オールドマンズテーラー』のものづくりが動き出したのです。

祖父が創業した絹織物店で生まれ育ったとく氏。

とく氏と知り合い、織物業の世界へと導かれた祐次氏。

山梨県富士吉田市ふたりが好きなことを追い求め走り出した、リネン中心の新ブランド。

シルクのネクタイからリネンクロスの製造へと徐々にシフトしていったしむら夫妻。これまでとは全く違うものづくりゆえに、しばらくは試行錯誤の日々が続いたといいます。「アイデアはどんどん出てくるけれど、実際にやってみると全然上手くいかないんですよね。でも、やっぱり一番好きなこと=一番得意なことであるのは間違いないし、自信を持ってやっていけるはず。そう信じて挑戦し続けました。その裏には、もう好きなことをやってダメならしょうがない!という諦めもあって(笑)。これが最後の手段ぐらいに思って、崖っぷちに立ってやったような感じもありました」と祐次氏は笑います。

そうして2年かけてなんとか出来上がったリネン100%のキッチンクロスは、どこへ持って行っても評判が良かったといいます。「それまで、よく皆さんが想像する、ちょっとベージュがかった無地のリネンならどこにでもありました。でも、私たちが作ったのは、ブランドマークが入っていたり、イニシャルが刺繍してあったりする、リネンのキッチンクロスだったんです。新品だけど、ヨーロッパのアンティークっぽい匂いがするようなもの。それで、『これどこの? ヨーロッパで買いつけてきたの?』と聞かれて、『いや、自分たちで作ったんです』と。それがとても新鮮に映って、印象にも残ったのだと思います」ととく氏。

こうして『オールドマンズテーラー』設立から3年後の2004年、新たにリネン製品を中心とするブランド『R&D.M.Co-』を立ち上げたのです。キッチンクロスから始まり、今やインテリアからファッションまで、多彩なアイテムを展開しています。

オリジナルのリネンタオルは今も定番人気。

刺繍や色柄にこのブランドのセンスが光る。

シャツやワンピース、バッグなど幅広く展開。

2014年には再びテーラリングを取り入れたメンズラインも始動。

山梨県富士吉田市ものづくりの姿勢や世界観を伝え、地域を盛り上げるコンセプトストア。

2014年、しむら夫妻が新たな試みとしてオープンしたのが、アトリエ近くにある『オールドマンズテーラー』のコンセプトストア『THE DEARGROUND』。オリジナルブランドの立ち上げから10年の節目に、今後やりたいことを考えて浮かんだのが、この店づくりだったといいます。

「私たちが若い頃に比べて、街にどんどん活気がなくなっているなと思って。昔から田舎なのは変わりませんが、遊ぶ場所やお店も減って、若い人はどんどん都会へ出て行く。そんな中で、何か楽しい場所、活気を感じてもらえる場所を作りたいなという思いが芽生えました」と祐次氏。「それと、ブランドが有名になっていくことで、メディアに取り上げられる機会も増えました。そうなると、自分たちの想いとはちょっと違うような紹介をされることも多くなって。これ以上発展すると、自分たちは世間からいったいどういう風に思われるんだろう(笑)?と思い、きちんと自分たちで発信する場所を設けることが大切なのではないかと考えました。それは、ホームページやSNSなどではなくて、自分たちのものづくりのスタイルを感じてもらえる場所を作るという意味で」と祐次氏は当時を振り返りながら話してくれました。

ちょうどその頃、知人の紹介で、サンフランシスコ・バークレーの紅茶『Far Leaves』の輸入代理店も務めることになったしむら夫妻。そして、カフェとギャラリー兼ショップができるスペースを探し、現在のビルを見つけました。昭和40年代に建てられたという古いビルですが、3年かけて自分たちの手でリノベーション。街の中でもひときわお洒落なスポットとして生まれ変わったのです。

『Far Leaves』の紅茶やスイーツが楽しめるカフェ。

70~80種類の紅茶の中から日本人に合うものをセレクト。

窓の外に富士山を望む最高のロケーション。

地元に根差し、自分たちの想いを発信するしむら夫妻。

山梨県富士吉田市ものづくりの拠点であり地元である、富士吉田市の未来に向けて。

地元である富士吉田市でものづくりを始めて20年弱。改めてこの地で創作活動を行う魅力について、祐次氏はこう語ります。「ここにいると、周りとか時代の波に流されなくて良いんじゃないかなと思います。自分たちの考えの中で、ゆっくりと時間が動いている感じがするんですよね。流れは感じつつも、その流れを気にしないで、自分たちのペースでできるというか」。とく氏も「時代の最先端に触れたくなったら、東京に行けば良いですし。ここからなら1時間半程度で行ける、その距離感も良いなと思います。窓の外にいつも富士山が見えて、守られている感じも心地良いんです」と笑顔で話します。

『THE DEARGROUND』もオープンして4年が経ち、地元での認知度や存在感もアップ。当初は来店者の大半が遠方から訪れるブランドのファンの方々だったものの、最近では地元の方もちらほらと顔を出してくれるようになったそうです。とく氏曰く、「ビルの2階と3階なので外から中が見えないということもあり、ちょっと緊張感があるみたいで……。最初はなかなか足を踏み入れてもらえなかったのですが、最近ではSNSでもけっこう発信されているみたいで、印象が変わってきているようです。ブランドを知らない方でも、観光や富士山の登山帰りに、普通にお茶できるスポットとして立ち寄ってくださる方も増えていますよ」とのこと。

祐次氏は、「まだまだこの街には閉鎖的な考え方をする人もたくさんいますが、新しいものを受け入れていこうという人たちも少しずつ増えています。だから、私たちのお店が盛り上がることで、『あそこに色々なお客さんが来るから、うちもちょっと近くに店を出してみようか』とか、見よう見まねでも良いので、少しでも何か前向きに動き出してくれる人が増えたら嬉しいですね。私たちの店を通してそういう道が開かれていって、長い年月を経た先に、ここが色々なお店で賑わう楽しい街になっていれば最高です」と夢を語ります。

とく氏も、「若い人も東京に行ってしまわないで地元で何かやってみようとか、東京に行ってしまってもまた帰ってきて地元で何か発信してみようと思ってくれる人が増えたら嬉しいです。東京じゃなくても、地元でもできるんだっていうことは、私たちが証明できていると思いますし。色々やりたい人はたくさんいると思うので、その熱が広がっていけば良いなと思います」と今後の期待を込めて語ってくれました。

これからの『オールドマンズテーラー』のものづくりはもちろん、しむら夫妻の取り組みを通して富士吉田市の街はどう変わるのでしょうか。ますます期待が高まります。

Data

住所:山梨県富士吉田市下吉田6-18-46 2F・3F MAP
電話:0555-73-8845
営業時間:11㨀~19㨀
定休日:火曜・水曜・木曜

山梨県富士吉田市生まれ。高校卒業後、東京の専門学校へ進学しUターン。ふたりでとく氏の実家の家業であるネクタイ生地作りを手伝い始めたことをきっかけに、2001年に『オールドマンズテーラー』を設立。2004年にはオリジナルブランド『R&D.M.Co-』を立ち上げた。2014年にはアトリエ近くにコンセプトストア『THE DEARGROUND』をオープンし、新ライン『OLDMAN’S TAILOR』も展開。創作の幅を広げている。

地元に根差したものづくりで、ブランドと地域の未来を切り拓く。[OLDMAN’S TAILOR/山梨県富士吉田市]

織物の街、富士吉田市で生まれ育ったしむら夫妻。

山梨県富士吉田市

富士山の麓に位置し、織物の産地として名高い山梨県富士吉田市。この地に拠点を置くのが、リネン製品を中心としたブランド『R&D.M.Co-』を展開する会社『オールドマンズテーラー』です。2014年にはアトリエ近くにコンセプトストア『THE DEARGROUND』もオープン。後編では代表兼デザイナーのしむら祐次・とく夫妻に、富士吉田市と織物業の関係性や、『オールドマンズテーラー』の歴史、地域との関わりについてうかがいました。

街のどこからでも富士山が望める富士吉田市。

山梨県富士吉田市1000年の歴史ある織物産地、富士吉田市の栄枯盛衰の果てに。

富士山を間近に望む山梨県富士吉田市は、1000年以上前から織物産地として栄えてきた地。富士吉田市や西桂町をひとくくりにした地域『郡内』で作られた織物は、『郡内織物』や『甲斐絹』として人々に親しまれてきました。

戦時中は一時衰退したものの、終戦後は再び息を吹き返し、生地を織れば飛ぶように売れる『ガチャマン』時代が到来。当時は「ガチャッとひと織りすれば1万円儲かる」と言われるほど景気が良く、全国から織物が集まってくるため、人口に見合わないほど大規模な、全国屈指の繁華街も生まれたといいます。

しかし、そんな時代も長くは続きませんでした。昭和の終盤に差しかかると、安い外国産の織物に押され、国産の織物は徐々に衰退。それでも現在、機織業を継いだ2代目、3代目の職人たちが危機感を覚え、伝統を守りつつ更に発展させようと奮闘しています。

富士山へと向かう道には、立派な大鳥居も。

自然の恵み、富士山の天然水が色鮮やかな染色を実現。

コンセプトストアに展示されている、歴史を伝える古い織機。

山梨県富士吉田市『オールドマンズテーラー』の始まりは、オリジナルのネクタイ作り。

『オールドマンズテーラー』を率いるとく氏の実家は、祖父の時代から続くネクタイ生地を中心とした絹織物店。祖父から父へと代替わりし、その仕事をとく氏も手伝っていたところに祐次氏も加わり、しばらくはふたりでネクタイ生地を作っていました。しかし、近年の織物業の衰退、ネクタイ市場の縮小に伴い、ネクタイ生地の製造だけでは限界があると感じたふたり。そこで、自らの手で企画・デザインから行う、オリジナルのネクタイ作りに乗り出しました。営業活動も精力的に行うことで、1~2年の内に百貨店にも卸すように。そして2001年、自分たちの会社『オールドマンズテーラー』を設立したのです。

「でも、ネクタイって結局はひとつの決まった形しかない。やれることが限られていて、そこで勝負をするには厳しかったです」と祐次氏。百貨店との付き合いが増えていく中でネクタイに似合うスタイルの提案も求められましたが、シャツやスーツまで手がける気にはなれなかったそうです。それでも、このままネクタイひと筋でやっていくのは難しいという状況で、改めて自分たちのやりたいことを見直します。「よく考えると、普段自分は動きやすい服装で仕事をしているわけで、ネクタイを締める格好なんてほとんどしてないなと思って。作ってはいるけれど、決して身近なものではなかったんですよね。そこに違和感を持って、もっと自分のライフスタイルに合った、等身大でできるものづくりをしたいなと思いました」と祐次氏は話します。

そんな時に目に留まったのが、かねてからとく氏が集めていたリネンの生地。「私はヨーロッパの古いものが大好きで、よく現地に行っては食器や雑貨を買い集めていました。その中に、アンティークのリネンクロスもあって。独特の風合いを彼も気に入って、こんなクロスを作れたら良いねという話になったんです」ととく氏。こうして、お互いの身近なもの、好きなものを作ることを最優先に考え、新たな『オールドマンズテーラー』のものづくりが動き出したのです。

祖父が創業した絹織物店で生まれ育ったとく氏。

とく氏と知り合い、織物業の世界へと導かれた祐次氏。

山梨県富士吉田市ふたりが好きなことを追い求め走り出した、リネン中心の新ブランド。

シルクのネクタイからリネンクロスの製造へと徐々にシフトしていったしむら夫妻。これまでとは全く違うものづくりゆえに、しばらくは試行錯誤の日々が続いたといいます。「アイデアはどんどん出てくるけれど、実際にやってみると全然上手くいかないんですよね。でも、やっぱり一番好きなこと=一番得意なことであるのは間違いないし、自信を持ってやっていけるはず。そう信じて挑戦し続けました。その裏には、もう好きなことをやってダメならしょうがない!という諦めもあって(笑)。これが最後の手段ぐらいに思って、崖っぷちに立ってやったような感じもありました」と祐次氏は笑います。

そうして2年かけてなんとか出来上がったリネン100%のキッチンクロスは、どこへ持って行っても評判が良かったといいます。「それまで、よく皆さんが想像する、ちょっとベージュがかった無地のリネンならどこにでもありました。でも、私たちが作ったのは、ブランドマークが入っていたり、イニシャルが刺繍してあったりする、リネンのキッチンクロスだったんです。新品だけど、ヨーロッパのアンティークっぽい匂いがするようなもの。それで、『これどこの? ヨーロッパで買いつけてきたの?』と聞かれて、『いや、自分たちで作ったんです』と。それがとても新鮮に映って、印象にも残ったのだと思います」ととく氏。

こうして『オールドマンズテーラー』設立から3年後の2004年、新たにリネン製品を中心とするブランド『R&D.M.Co-』を立ち上げたのです。キッチンクロスから始まり、今やインテリアからファッションまで、多彩なアイテムを展開しています。

オリジナルのリネンタオルは今も定番人気。

刺繍や色柄にこのブランドのセンスが光る。

シャツやワンピース、バッグなど幅広く展開。

2014年には再びテーラリングを取り入れたメンズラインも始動。

山梨県富士吉田市ものづくりの姿勢や世界観を伝え、地域を盛り上げるコンセプトストア。

2014年、しむら夫妻が新たな試みとしてオープンしたのが、アトリエ近くにある『オールドマンズテーラー』のコンセプトストア『THE DEARGROUND』。オリジナルブランドの立ち上げから10年の節目に、今後やりたいことを考えて浮かんだのが、この店づくりだったといいます。

「私たちが若い頃に比べて、街にどんどん活気がなくなっているなと思って。昔から田舎なのは変わりませんが、遊ぶ場所やお店も減って、若い人はどんどん都会へ出て行く。そんな中で、何か楽しい場所、活気を感じてもらえる場所を作りたいなという思いが芽生えました」と祐次氏。「それと、ブランドが有名になっていくことで、メディアに取り上げられる機会も増えました。そうなると、自分たちの想いとはちょっと違うような紹介をされることも多くなって。これ以上発展すると、自分たちは世間からいったいどういう風に思われるんだろう(笑)?と思い、きちんと自分たちで発信する場所を設けることが大切なのではないかと考えました。それは、ホームページやSNSなどではなくて、自分たちのものづくりのスタイルを感じてもらえる場所を作るという意味で」と祐次氏は当時を振り返りながら話してくれました。

ちょうどその頃、知人の紹介で、サンフランシスコ・バークレーの紅茶『Far Leaves』の輸入代理店も務めることになったしむら夫妻。そして、カフェとギャラリー兼ショップができるスペースを探し、現在のビルを見つけました。昭和40年代に建てられたという古いビルですが、3年かけて自分たちの手でリノベーション。街の中でもひときわお洒落なスポットとして生まれ変わったのです。

『Far Leaves』の紅茶やスイーツが楽しめるカフェ。

70~80種類の紅茶の中から日本人に合うものをセレクト。

窓の外に富士山を望む最高のロケーション。

地元に根差し、自分たちの想いを発信するしむら夫妻。

山梨県富士吉田市ものづくりの拠点であり地元である、富士吉田市の未来に向けて。

地元である富士吉田市でものづくりを始めて20年弱。改めてこの地で創作活動を行う魅力について、祐次氏はこう語ります。「ここにいると、周りとか時代の波に流されなくて良いんじゃないかなと思います。自分たちの考えの中で、ゆっくりと時間が動いている感じがするんですよね。流れは感じつつも、その流れを気にしないで、自分たちのペースでできるというか」。とく氏も「時代の最先端に触れたくなったら、東京に行けば良いですし。ここからなら1時間半程度で行ける、その距離感も良いなと思います。窓の外にいつも富士山が見えて、守られている感じも心地良いんです」と笑顔で話します。

『THE DEARGROUND』もオープンして4年が経ち、地元での認知度や存在感もアップ。当初は来店者の大半が遠方から訪れるブランドのファンの方々だったものの、最近では地元の方もちらほらと顔を出してくれるようになったそうです。とく氏曰く、「ビルの2階と3階なので外から中が見えないということもあり、ちょっと緊張感があるみたいで……。最初はなかなか足を踏み入れてもらえなかったのですが、最近ではSNSでもけっこう発信されているみたいで、印象が変わってきているようです。ブランドを知らない方でも、観光や富士山の登山帰りに、普通にお茶できるスポットとして立ち寄ってくださる方も増えていますよ」とのこと。

祐次氏は、「まだまだこの街には閉鎖的な考え方をする人もたくさんいますが、新しいものを受け入れていこうという人たちも少しずつ増えています。だから、私たちのお店が盛り上がることで、『あそこに色々なお客さんが来るから、うちもちょっと近くに店を出してみようか』とか、見よう見まねでも良いので、少しでも何か前向きに動き出してくれる人が増えたら嬉しいですね。私たちの店を通してそういう道が開かれていって、長い年月を経た先に、ここが色々なお店で賑わう楽しい街になっていれば最高です」と夢を語ります。

とく氏も、「若い人も東京に行ってしまわないで地元で何かやってみようとか、東京に行ってしまってもまた帰ってきて地元で何か発信してみようと思ってくれる人が増えたら嬉しいです。東京じゃなくても、地元でもできるんだっていうことは、私たちが証明できていると思いますし。色々やりたい人はたくさんいると思うので、その熱が広がっていけば良いなと思います」と今後の期待を込めて語ってくれました。

これからの『オールドマンズテーラー』のものづくりはもちろん、しむら夫妻の取り組みを通して富士吉田市の街はどう変わるのでしょうか。ますます期待が高まります。

Data

住所:山梨県富士吉田市下吉田6-18-46 2F・3F MAP
電話:0555-73-8845
営業時間:11㨀~19㨀
定休日:火曜・水曜・木曜

山梨県富士吉田市生まれ。高校卒業後、東京の専門学校へ進学しUターン。ふたりでとく氏の実家の家業であるネクタイ生地作りを手伝い始めたことをきっかけに、2001年に『オールドマンズテーラー』を設立。2004年にはオリジナルブランド『R&D.M.Co-』を立ち上げた。2014年にはアトリエ近くにコンセプトストア『THE DEARGROUND』をオープンし、新ライン『OLDMAN’S TAILOR』も展開。創作の幅を広げている。

穏やかな瀬戸内海や下関市内を眼下に、桜咲く圧巻のパノラマビュー。[火の山公園/山口県下関市]

関門海峡に架かるトラス吊り橋『関門橋』を背景に咲くソメイヨシノ。他にも園内のいたる所で美しい桜と出会えます。

山口県下関市ソメイヨシノにヤマザクラ。山麓から山頂まで約1,000本の桜が楽しめる。

その昔、敵の襲来を知らせるための狼煙(のろし)台が設けられていたことから名づけられたという標高約286mの『火の山』。重要な軍事拠点として1890年に砲台が設置され、第二次世界大戦後までは入山が禁止されていたというその山頂にあるのが、『瀬戸内海国立公園』の一角にある『火の山公園』です。関門海峡や響灘、下関市内を見渡せる風光明媚な場所として知られ、4月上旬から中旬には山麓、山頂合わせて約1,000本もの「ソメイヨシノ」や「ヤマザクラ」が見頃を迎えます。

桜は山麓から山頂まで広く分布しており、ノスタルジックな雰囲気を味わえる『火の山ロープウェイ』に乗り込めば、桜色に包まれた下関の春の姿を楽しめる他、4月上旬には約4万球のチューリップも花開き、桜の開花と重なるといっそう華やかな景色が広がります。加えて、「日本夜景遺産」に認定され、1,000万ドルの価値があるといわれる夜景と桜のコラボレーションも必見です。穏やかな海に人々の営み、そして咲き誇る桜の息吹を感じながら、爽快な景色が楽しめます。(文中には諸説ある中の一節もございます)

Data

住所:山口県下関市みもすそ川町 MAP
アクセス:中国自動車道・関門自動車道下関ICより車で約15分/JR西日本・JR九州山陽本線下関駅より火の山行きバス乗車、バス停・火の山ロープウエイ下車、乗車時間約15分、バス停より徒歩約30分

小高い山の頂に、「日本三大桜」の子孫樹や希少種が約20種、1,500本も咲く。[千光寺公園/広島県尾道市]

園内には千光寺の本堂をはじめ、文学記念室や美術館、ふれあい広場にレストランまで、様々な施設が。写真中央の塔は「サル山」。

広島県尾道市尾道ゆかりの詩や美術に触れながら、昼も夜も、情緒ある桜の景色が楽しめる。

山陽本線『尾道駅』からほど近い標高144.2mの『千光寺山』、その中腹から頂上にかけて広がる『千光寺公園』は、1894年に『千光寺』の当時の住職が中心となって計画を進め、整備された公園です。現在は尾道ゆかりの作家の作品に触れられる『文学のこみち』や『尾道市立美術館』、尾道市内や瀬戸内に浮かぶ島々を見渡せる展望台を有する他、園内には1,500本もの桜があり、「さくらの名所100選」にも選ばれています。園内をぐるりと囲む桜並木は、「ソメイヨシノ」、「ヤエザクラ」、「カンザクラ」といったメジャーどころから、黄色い花を咲かせる「ウコンザクラ」や「ギョイコウ」など約20種類を数えます。

さらに、「三春滝桜(みはるたきざくら)」、「神代桜(じんだいざくら)」、「淡墨桜(うすずみざくら)」といった「日本三大桜」の子孫樹が園内に揃う、数少ない場所としても有名です。見頃となる3月下旬〜4月中旬にはライトアップも実施され、「新日本三大夜景・夜景100選」にも選定された夜景とともに、柔らかな光の中に浮かび上がる夜桜が、訪れる人の目を楽しませます。(文中には諸説ある中の一節もございます)

Data

住所:広島県尾道市西土堂町19 MAP
アクセス:山陽自動車道福山西ICもしくは尾道ICより車で約15分/JR西日本山陽本線尾道駅より車で約10分/JR西日本山陽新幹線新尾道駅よりおのみちバス尾道駅行き(長江経由)乗車、バス停・長江口下車。バス停からロープウェイ山麓駅まで徒歩1分、ロープウェイの乗車時間約3分

小高い山の頂に、「日本三大桜」の子孫樹や希少種が約20種、1,500本も咲く。[千光寺公園/広島県尾道市]

園内には千光寺の本堂をはじめ、文学記念室や美術館、ふれあい広場にレストランまで、様々な施設が。写真中央の塔は「サル山」。

広島県尾道市尾道ゆかりの詩や美術に触れながら、昼も夜も、情緒ある桜の景色が楽しめる。

山陽本線『尾道駅』からほど近い標高144.2mの『千光寺山』、その中腹から頂上にかけて広がる『千光寺公園』は、1894年に『千光寺』の当時の住職が中心となって計画を進め、整備された公園です。現在は尾道ゆかりの作家の作品に触れられる『文学のこみち』や『尾道市立美術館』、尾道市内や瀬戸内に浮かぶ島々を見渡せる展望台を有する他、園内には1,500本もの桜があり、「さくらの名所100選」にも選ばれています。園内をぐるりと囲む桜並木は、「ソメイヨシノ」、「ヤエザクラ」、「カンザクラ」といったメジャーどころから、黄色い花を咲かせる「ウコンザクラ」や「ギョイコウ」など約20種類を数えます。

さらに、「三春滝桜(みはるたきざくら)」、「神代桜(じんだいざくら)」、「淡墨桜(うすずみざくら)」といった「日本三大桜」の子孫樹が園内に揃う、数少ない場所としても有名です。見頃となる3月下旬〜4月中旬にはライトアップも実施され、「新日本三大夜景・夜景100選」にも選定された夜景とともに、柔らかな光の中に浮かび上がる夜桜が、訪れる人の目を楽しませます。(文中には諸説ある中の一節もございます)

Data

住所:広島県尾道市西土堂町19 MAP
アクセス:山陽自動車道福山西ICもしくは尾道ICより車で約15分/JR西日本山陽本線尾道駅より車で約10分/JR西日本山陽新幹線新尾道駅よりおのみちバス尾道駅行き(長江経由)乗車、バス停・長江口下車。バス停からロープウェイ山麓駅まで徒歩1分、ロープウェイの乗車時間約3分

国宝・松江城を望みながら、歴史と文化、自然に寄り添うお花見を。[松江城山公園/島根県松江市]

日本で唯一の「現存正統天守閣」を間近に望む本丸には、祭りの期間中は特設ステージが設けられ多くの人で賑わいます。

島根県松江市県下初の歴史公園として誕生。桜とイベントが満載の「お城まつり」も必見。

出雲松江藩の初代藩主として活躍した堀尾忠氏とその父、堀尾吉晴により築城された『松江城』の天守を中心に、「城山」と呼び慣わされる標高28mの台地に広がる『松江城山公園』は、明治維新後に一般開放されて以来、県民の憩いの場として親しまれています。開園当初に植えられた桜の苗木が成長し、現在は「日本さくら名所100選」に選定されており、3月下旬から4月上旬には「ソメイヨシノ」を中心に約360本の桜が見頃を迎え、同時期に「お城まつり」も開催されます。祭りでは特設ステージでのパフォーマンスの他、島根県安来(やすぎ)市の民謡「安来節」の歌唱コンクールや「松江武者行列」など、様々なイベントを実施。

ライトアップされた天守と桜、それを彩る約250ものぼんぼりを眺めながら楽しむ夜のお花見も、風情たっぷりです。周辺には徳川家康や堀尾吉晴を祀る『松江神社』や、島根県指定有形文化財の迎賓館『興雲閣』、鎮守の森一帯に約4200本のヤブツバキが群生する「城山のヤブツバキ」など、見所も多数。島根が誇る歴史と文化、自然に触れられる貴重な時間をお過ごしください。(文中には諸説ある中の一節もございます)

Data

住所 : 島根県松江市殿町城山 MAP
アクセス : 安来道路米子西ICより車で約25分/JR松江駅から一畑バスまたはレイクラインバス乗車、バス停・県庁前(レイクラインバスは松江城(大手前))下車、乗車時間約10分、バス停より徒歩約5分

国宝・松江城を望みながら、歴史と文化、自然に寄り添うお花見を。[松江城山公園/島根県松江市]

日本で唯一の「現存正統天守閣」を間近に望む本丸には、祭りの期間中は特設ステージが設けられ多くの人で賑わいます。

島根県松江市県下初の歴史公園として誕生。桜とイベントが満載の「お城まつり」も必見。

出雲松江藩の初代藩主として活躍した堀尾忠氏とその父、堀尾吉晴により築城された『松江城』の天守を中心に、「城山」と呼び慣わされる標高28mの台地に広がる『松江城山公園』は、明治維新後に一般開放されて以来、県民の憩いの場として親しまれています。開園当初に植えられた桜の苗木が成長し、現在は「日本さくら名所100選」に選定されており、3月下旬から4月上旬には「ソメイヨシノ」を中心に約360本の桜が見頃を迎え、同時期に「お城まつり」も開催されます。祭りでは特設ステージでのパフォーマンスの他、島根県安来(やすぎ)市の民謡「安来節」の歌唱コンクールや「松江武者行列」など、様々なイベントを実施。

ライトアップされた天守と桜、それを彩る約250ものぼんぼりを眺めながら楽しむ夜のお花見も、風情たっぷりです。周辺には徳川家康や堀尾吉晴を祀る『松江神社』や、島根県指定有形文化財の迎賓館『興雲閣』、鎮守の森一帯に約4200本のヤブツバキが群生する「城山のヤブツバキ」など、見所も多数。島根が誇る歴史と文化、自然に触れられる貴重な時間をお過ごしください。(文中には諸説ある中の一節もございます)

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住所 : 島根県松江市殿町城山 MAP
アクセス : 安来道路米子西ICより車で約25分/JR松江駅から一畑バスまたはレイクラインバス乗車、バス停・県庁前(レイクラインバスは松江城(大手前))下車、乗車時間約10分、バス停より徒歩約5分

豊潤な堀の水面に映り、散る桜。城跡ならではの風情ある光景にため息。[鹿野城跡公園/鳥取県鳥取市]

夕暮れ時、ライトアップされ内堀の水面に映り込む桜並木は、思わず写真を撮りたくなる美しさです。

鳥取県鳥取市戦国の世に栄華を極めた城と城下町。歴史を今に伝える遺産が点在。

戦国時代、『鳥取城』の攻略で戦功を収め、豊臣秀吉の命により因幡鹿野藩の初代藩主となった亀井茲矩(これのり)の居城であった『鹿野城』。『妙見山(みょうけんざん)』の頂に建てられた城の築城時期は不明ながら、亀井茲矩の時代に大幅な改築がなされ、周囲の城下町とともに華やかな時代を築き上げました。そして時を経て城跡を整備された『鹿野城跡公園』には、今もなお立派な内堀や外堀が遺され、水辺に近く静謐な雰囲気が、訪れる者を穏やかな気持ちにしてくれます。春には園内に植えられた約500本の「ソメイヨシノ」が開花し、堀の水面に映る桜色の色彩は格別の美しさです。

春爛漫の3月下旬から4月中旬には「鹿野桜まつり」が開催され、桜のライトアップも実施。昼とは異なる幻想的な桜を存分に楽しめます。観光の際はぜひ、城跡と合わせて「鹿野往来」と呼ばれる城下町へ。風情ある地蔵小道や、亀井氏が整備したとされる水路、商家造りの古民家などを巡り、約400年前の人々の営みを体感してみてください。(文中には諸説ある中の一節もございます)

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住所:鳥取県鳥取市鹿野町鹿野 MAP
アクセス:山陰自動車道鳥取西ICより車で約20分/JR西日本山陰本線鳥取駅より車で約30分/JR西日本山陰本線浜村駅より鳥取市コミュニティバス乗車、バス停・鹿野町総合支所前下車、乗車時間約25分、バス停から徒歩約10分

as_織物修行中 (@ccbmeisen )

ちちぶ銘仙館では3/25まで原画展を行なっています。試験場時代のデザイン部が描いたもので銘仙の柄としても珍しい物ばかりです。着物で着たい柄、着物なら着れる柄、服としては奇抜…!と感じ方は様々です。投票もお願いしているのでどの柄に人気が集まるのか楽しみにしてます😊

牧禎舎 藍染体験工房 (@makiteisha )

蔵めぐり開催までもうすぐあと一ヶ月!牧禎舎のアーティストシェア工房を利用されている仕立て屋りゅうのひげさんももちろんオープンされますよ!お楽しみに〜

牧禎舎 藍染体験工房 (@makiteisha )

毎年恒例、行田ゼリーフライ研究会さんも出店されます。場所はいつもの足袋蔵まちづくりミュージアム前です。行田のソウルフードです!

牧禎舎 藍染体験工房 (@makiteisha )

今年の蔵めぐりは熊谷妻沼手づくり市と同日開催。土日に一日ずつ遊びに来ていただいた方には抽選で記念品が当たります!私も欲しい… まだ予定ですが行田では、蔵めぐりの「参加券付スタンプラリーマップ」と妻沼手づくり市の1コ以上スタンプ押した「マップ」提示が応募条件になりそうです。ヨロシク!