忍城おもてなし甲冑隊公式 (@oshi_omotenashi )

散策の際には下記の場所で配布されている「さくらマップ」もぜひご活用下さいませ! ・ぶらっと♪ぎょうだ ・JR行田駅前観光案内所 ・バスターミナル観光案内所 ・市役所の商工観光課窓口 こちらからもご覧いただけます! 満開になる日が楽しみでございますね♪ あお

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ふたりの旅人が巡る「南会津」。世界が誇る原風景の街を若い力が鼓する。[福島県南会津郡]

「冬、山」_こんな風景を目にすると、モノクロームで撮りたくなる。©小林紀晴

福島県南会津郡OVERVIEW

会津はいわば、“分水嶺の向こう側の里”です。

分水嶺とは川の水の流れ下る方向を分かつ地点のこと。会津への旅とはつまり、私たちがふだん身を置いている流れとは異なる表情を見せる時間に、出会いに出かける機会なのです。

いにしえの街道をいだいてうずくまる茅葺の集落。森に囲まれた屋外舞台に満ちる祭りのさざめき……。そうしたものの多くは、他の土地であれば時の流れに洗われ、とうに消え去っていたかもしれません。会津に息づくものはみな、穏やかでゆったりとした、この山あいの地に独特な時間に守られ、育まれたものなのです。だからここにしかない。ここでしか、その声を聞くことはできません。

そして会津はまた、旅とはその目的地だけではなく、行程を味わうことが大切なのだと教えてくれる場所でもあります。例えば東京から会津若松を訪ねるとき、人は新幹線を利用することもできます。しかしそれは分水嶺のこちら側、私たちの日常の時間を通っていく道でしかないでしょう。あえて分水嶺を越え、会津の山々を縫うように走る鉄道の車両の中で線路の揺れに身をゆだねるとき、街の中では見ることができなかった花の色が、山肌のそこここに見いだされることになるはずです。
だからONESTORYは、会津への旅を提案します。ただ古く懐かしいものとの再会を期してではありません。

この土地を流れる特別な時間に生きる若い人々はいま、カフェでもレストランでも、そしてアートでも、次々に新しい花を咲かせているのです。その花の色を心に映すための旅。茅葺集落の中に隠れた居心地いいカフェでシングルオリジンの香り高いコーヒーを口にするとき、人はいままでとは違う時間の味わい方を楽しんでいる自分の姿を発見することになると思うからです。伝統と創造の愉快なギャップに心弾ませることができるのも、会津を流れる時間が与えてくれる旅の魔法です。

今年、ONESTORYでは二人の旅人が会津へと、そんな心の分水嶺を越える旅に赴きます。一人は青年時代にイギリスから日本を訪れて日本文化の繊細さにうたれ、その美点を守り続けるために日本各地の田舎で空き家を再生した旅荘を開く、東洋文化研究家のアレックス・カー氏。そしてもう一人は逆に青年時代に日本を後にアジア放浪の旅に出て、そこで出会った人々の姿を活写したフォトルポルタージュで旅する若者たちに絶大な影響を与えた、写真家で作家の小林紀晴氏。この対照的な二人の旅の達人の目は、それぞれ会津で何を見つけ出すのか。そして二人の旅の航跡は、会津でどのように交わるのか……。

それを追いかけるONESTORYの旅。ぜひご期待ください。

日本人の内なる故郷への道のりを、写真家・作家の小林紀晴氏と辿る会津の旅。[福島県南会津郡]

福島県南会津郡冬の南会津。写真家であり作家の小林紀晴氏の目に、この街はどう映るか。 

まず雪、降りしきり、降り積もる雪の声を聞いてみたい……。今回、ONESTORYとともに会津への旅に出てくれるのが、写真家であり作家としても知られる小林紀晴(こばやし・きせい)さんです。会津という土地の魅力を再発見するというその旅の第一歩は、江戸時代の宿場町の佇まいをそのまま残すかつての会津西街道沿いの集落、大内宿をおおった純白の雪の上に記されました。

白銀の世界に包まれた「大内宿」。立ち止まってはまた歩き、歩いてはまた立ち止まり、表現したい1枚を探す。

福島県南会津郡旅することの意味を表現し続ける作家・小林紀晴。

紀晴さんは生来の旅人です。新聞社の社員カメラマンという安定した生活から自ら離れ、使い慣れたカメラを携えてアジア放浪の旅に出たのは23歳のとき。その旅の途上で出会った日本人バックパッカーたちの肖像を、エッジの利いた写真と文体で描き出したデビュー作『ASIAN JAPANESE』(1995年)は、これまでになかった旅行ルポルタージュとして圧倒的な支持を集め、アジアを旅する若者のバイブル的存在となりました。以後、紀晴さんはさらに多くの国へと旅を続け、その記憶はいくつもの美しい写真集に結実しています。独特の視点で切り取られた写真の数々は新たな発見に満ち、訪れた土地のこれまでに知られていなかった魅力を読者に伝え続けてきました。

今回訪れたのは、冬。今後、春、夏、秋と再訪し、1年を通して南会津という街と向き合い、表現してく。

訪れた日は、相当な積雪量。まるで永遠に続くかのように広がる白の世界に興奮気味の小林紀晴氏。

「大内宿」の特徴でもある茅葺き屋根には雪が覆いかぶさり、氷柱が自然美を形成する。そんな撮影ができるのも冬だからこそ。

福島県南会津郡物語の気配がいまもいろ濃くたちこめる、会津という土地。

そんな旅のカリスマにとっても、会津とは特別な興味をかき立てられる地であるといいます。紀晴さんは長野県の出身ですが、長野の地名である高遠の名を冠した“高遠そば”が会津の郷土料理として長く伝えられていることも、その理由の一つ。「ごく個人的な理由ですが」と、大内宿の集落にある一軒の茅葺の蕎麦店で高遠そばをすすりながら本人は笑いながら話してくれましたが、もとより個人的な動機に基づいていない旅など、旅の名に値しないでしょう。さらに作家として写真集以外に多くの小説を上梓している紀晴さんは、その世界観を表現するため自主映画の製作にも意欲を燃やしていますが、現在製作を進めているタイに生きた一人の日本人男性の数奇な人生をテーマにしたフィルムにおいても、偶然にも会津は重要なキーとなる土地でした。やはり会津は物語の気配に満ちた土地なのでしょう。そしてその物語性がクリエーターの琴線をそっと揺り動かすのでしょう。

「会津酒造」へ訪れた小林紀晴氏。「米文化にも興味があります」と話しながら、一本一本、じっくりと酒を眺める紀晴氏は、まるで何かを回想しているよう。

冬の「塔のへつり」へ訪れる人は、ほぼいない。しかし、「誰もいない場所、誰も来ない時期にこそ、街の本質と向き合える」と紀晴氏。

「湯野上温泉駅」で列車を待つ紀晴氏。「旅には目的地も大切ですが、そこへ向かうプロセスこそ旅の醍醐味。予想しなかった出来事を楽しみたい」。

「冬の南会津は美しかった」。そう語る、紀晴氏。「これほどまでに色の変化がある街は、日本中探してもそうはない」と言葉を続ける。

福島県南会津郡その道のりの記憶は、そのまま新しい旅への里程標になる。

もしかしたら会津は紀晴さんにとって、新しい旅の扉を開く地となるかもしれません。雪で白く染まった会津を歩いて、「故郷の風景と似ている」と紀晴さんはつぶやきました。これまで外へ外へと旅を続けてきた紀晴さんですが、今回は自らの内なる故郷への道をたどる旅になります。その途上で撮られる写真と紡がれる言葉は、新しい旅を発見していくマイルストーンとなるでしょう。そしてそれは私たちにとっても、会津という土地の見方を、さらには旅の時間のあり方までを変えてくれる大切な契機になるのではないかと思います。会津はおそらく私たちにとっても新しい旅のあり方を教えてくれる土地となる。そう、そんな予感を人に与える力を、会津は宿しているのです。「季節ごとに訪れて、四季それぞれを彩る会津の色彩を見つめてみたい」と紀晴さんは語ります。これから一年を通しての会津の旅が始まります。紀晴さんの写真と言葉に現れる会津の時間を、皆さんもぜひ一緒にお感じになってください。

「冬、山」_こんな風景を目にすると、モノクロームで撮りたくなる。©小林紀晴

「雪そら」_雪に意思があるとしたら、それはどんなかたちをしているのか。©小林紀晴

「カフェ、天井、珈琲、」_天井を見上げるとドライフラワー。ふと、ここだけ季節が違って感じられた。©小林紀晴

「鎮座」_造り酒屋の土間は底冷えがして、誰が吐く息も白い。©小林紀晴

「まちびと」_待合室の団子刺し。ここだけ春が来たような。©小林紀晴

1968年長野県生まれ。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。新聞社にカメラマンとして入社。1991年独立。アジアを多く旅し作品を制作。2000~2002年渡米(N.Y.)。写真制作のほか、ノンフィクション・小説執筆など活動は多岐に渡る。東京工芸大学芸術学部写真学科教授、ニッコールクラブ顧問。著書に「ASIAN JAPANESE」「DAYS ASIA」「days new york」「旅をすること」「メモワール」「kemonomichi」「ニッポンの奇祭」「見知らぬ記憶」。

これぞ日本の春。まるで絵画のような印象の、完璧な構図。[潤井川 龍巌淵/静岡県富士市]

龍巌橋からの景色。富士山は午前中の方が見えやすいのだとか。橋は一般道のため、マナーを守って観賞を。

静岡県富士市冠雪の富士山に清流、ソメイヨシノが三位一体となった絶景に酔いしれる。

『富士山』の真西側にある「大沢崩れ」付近を源流に、複数の湧水や河川が流入することで豊潤な水を湛える一級河川『潤井川(うるいがわ)』。季節ごとにヤマメやマスなどが放流される渓流釣りの名所であり、その清らかな水は人々の生活にも多くの恵みをもたらしています。延長約25.5kmの流域では様々な表情を見ることができますが、富士山と清流、桜が三位一体となった絶景を望むことができるのは、下流域にあたる静岡県富士市に位置する『龍巌淵(りゅうがんぶち)』です。地元の人を中心に隠れた桜の名所として知られており、富士山の雄大な姿を背景に、川沿いに並ぶ約50本の「ソメイヨシノ」が満開に咲き誇る姿は圧巻のひと言です。桜が見頃を迎える3月下旬から4月上旬には、多くの人がその景色を求めて足を運びます。対岸の土手には遊歩道が整備され、川辺から観賞することもできますが、お勧めは近隣の『龍巌橋』から眺める風景。まるで絵画のように洗練された構図は、まさにここにしかない風景です。(文中には諸説ある中の一節もございます)

Data

住所 : 静岡県富士市久沢 MAP
アクセス : 東名高速道路富士ICより車で約10分/JR東海身延線入山瀬駅より徒歩約10分

散り際の花びらに淡い墨色が滲む。日本三大巨桜の圧倒的な存在感。[根尾谷淡墨桜/岐阜県本巣市]

樹高約16m、幹回約9.9m。「日本三大巨桜」及び「日本五大桜」に認定され、国の天然記念物にも指定されています。

岐阜県本巣市力強さと儚さ。相対する趣が邂逅する、不思議な魅力が宿る。

つぼみは薄い桜色、開花すると白色に変わり、散り際には独特な薄い墨色を帯びることから名づけられたという『根尾谷淡墨桜(ねおだにうすずみざくら)』。品種は桜の野生種として知られる「エドヒガン」とされ、日本でも指折りの古木です。古墳時代中期に継体(けいたい)天皇がお手植えになったという伝承が残されており、樹齢は約1500年です。近年は幹の老化が激しく存亡が心配されていますが、専門家たちの手厚い保護により、毎年力強く花を咲かせています。その美しさに魅了された作家の宇野千代氏が保護を求めて活動したことも有名で、根尾谷淡墨桜を中心に整備された『淡墨公園』には、宇野氏の歌碑が建てられている他、4,500㎡もの広さを誇る芝生広場や、野外ステージも整備され、桜が見頃を迎える4月上旬には多くの人が訪れます。朽ちてゆく古木に咲く花は儚く、そこに宿る悠久を思う人間の存在もまた、儚いもの。眺めるほどに命の尊さについて思いを馳せてしまう、不思議な魅力が宿っています。(文中には諸説ある中の一節もございます)

Data

住所:岐阜県本巣市根尾板所995 MAP
アクセス : 名神高速道路岐阜羽島ICまたは大垣ICより車で約1時間20分/東海北陸自動車道岐阜各務原ICより車で約1時間20分/樽見鉄道樽見線樽見駅から徒歩約15分

多様性を育む広葉樹林の山々と可能性を秘めた茅葺屋根の民家群を訪ねて。[福島県南会津郡]

福島県南会津郡東洋文化研究家、アレックス・カー氏が語る、日本の資産、南会津。

今回ONESTORYは、東洋文化研究家であり茅葺き古民家活用の実践者としても知られるアレックス・カー氏とともに、南会津地方のいまだ顕在化されていない魅力を発見する旅に出掛けました。かつて江戸〜今市〜会津城下を結んだ下野街道は、今も山あいに数多くの茅葺き集落や古蹟が点在し、色濃く歴史の面影を残す道。街道に沿っての旅から見つけた、南会津の秘められた魅力を探ります。

「茅葺き民家ファンの聖地」とも呼ぶべき、大内宿の集落を一望にできる高台にて。

600 年の伝統がある会津田島祇園祭。山車の舞台では、祭り当日に演じられる子供歌舞伎を再現。

豪雪地帯の春の訪れは遅く、大量の雪は夏に田を潤し、秋の実りを約束する。

郷土料理の「棒たら煮」。海の幸の乾物を用いた山国ならではの味だ。

福島県南会津郡落葉広葉樹林の明るい山々が出迎える、「みちのく」もうひとつの玄関口。

日光の北、2000m級の険しい山々をはさんだ山間部に位置する南会津地方は、豪雪の地でもあり、古くからおもに山の恵みをなりわいとしてきた地です。福島県 の西半分を占める「会津」とひとくくりにできない事情のひとつに、江戸期 300 年の間にいくたびも幕府が直轄する御蔵入領であったこともあり、関東より直に 文化がもたらされ、独特の文化として育んできた矜持がみられるから。日光方面から山間を縫うように北上すると、やがて日本海へと流れ込む阿賀川の 源流と出会います。春まだ浅い雪国の3月は里にも山にもたっぷりと雪が残り、これらが夏に田を潤す水となるのです。山々を貯水源にするのはブナなどの落葉広葉樹林。アレックス氏の目には萌えを待つモノクロームの山肌に明るい緑を思い浮かべることができるのか、豊かな植生に感嘆しきり。南会津は会津漆器の素地となる木地や漆の供給地でもあったことから、古くより山の木々の多様性を大切にしてきたことに理由が求められるのかもしれません。

「茅葺き民家こそ全国にありますが、このように整然と並ぶのはここだけのはず。奇跡的な眺めです」 とアレックス氏。

天然木の姿をそのまま生かした神社の鳥居にも集落の景観への姿勢が窺える。

旧宿場町の通りには茶屋が並び、昔ながらのおやつも味わえる。

福島県南会津郡大内宿に代表される茅屋根民家は日本の原風景。

「古い街道絵図からそのまま抜け出してきたような場所。見事です」とため息をもらすアレックス氏。下郷町の大内宿は、いまの国道の基礎を形づくった明治期の道路整備からコースがはずれ、高度成長期の開発の波からも辛うじて逃れ残ってきた奇跡の集落。誰もが知るような武将たちが旅し、参勤交代にも使われた下野街道の一宿場は整然と同じ規格の家々が 300年を閲し、歴史を肌で感じられる スポットとして年間 80万人が訪れる屈指の観光地となっています。 代々人の営みがある“生きている建物”を一概に「古民家」と呼べない気はします。それほど大内宿のなにげない風景は濃密に、連綿と続いてきた暮らしの中の一部となっているのでしょう。もちろん、ここまで「時を巻き戻す」ために費やしたさまざま取り組みも、並大抵ではなかったはず。集落が一つになって屋根の材料を採取する茅場を保全し、保管庫を作り、茅葺き技術継承のために伝習場を設け、助け合って自分たちの手で屋根の茅葺を行い、修景をすすめてきました。

茅葺きの湯野上温泉駅舎内。煙で茅屋根を保護するため、毎日囲炉裏に火が熾されている。

建築からまだ30年程度とは思えない風格の駅舎外観。

山を後背にした前沢集落は、雪国特有の間取りを持つ「曲家」がまとまって残る。

福島県南会津郡今も数多く残る、茅葺き古民家集落の持つ可能性。

会津で国重要伝統的建造物保存地区に指定されているのは大内宿だけではありません。街道筋でこそないものの、南会津町にも前沢曲家集落と呼ばれる場所があります。明治 40 年に全戸焼失する大火に見舞われてすぐ、ほぼ同時期に建てられ た茅葺き民家群がまとまった景観を今に残しています。曲家と呼ばれる特徴的な L 字型の間取りは、大切な馬と共に雪国で生きる暮らしの知恵。さらに湯ノ花温泉郷の奥、水引集落には小規模ながら姿の良い曲家が点在しています。会津全域 には、今でこそ保護のためトタンを被せてはいますが、茅葺きの民家が至るところで散見されるのです。これらの価値に多くの人が思い至ればさらなる魅力をつくりだせるはずと、自身の経験からアレックス氏は語ります。「日本は基本的に山 が険しくて、茅はそういう場所に多く自生します。つまり、“何も無い”と嘆く地 域にこそ茅場が豊かで、それは一つの産業の可能性といってもいいと思います。温故知新の建材として見直されるべき時代なのではないでしょうか。」

1952 年生まれ。イエール大学で日本学を専攻。東洋文化研究家、作家。現在は京都府亀岡市の矢田天満宮境内に移築された400 年前の尼寺を改修して住居とし、そこを拠点に国内を回り、昔の美しさが残る景観を観光に役立てるためのプロデュースを行っている。著書に『美しき日本の残像』(新潮社)、『犬と鬼』(講談社)など。

清水の川面にゆらゆらと浮かぶ、桜の花びらと色鮮やかな鯉のぼり。[五条川/愛知県岩倉市]

「日本のさくら名所100選」にも選定。桜のアーチと花筏、鯉のぼりの共演による景色には、日本の美が凝縮されています。

愛知県岩倉市桜のアーチに花筏。自然と伝統工芸が織り成すノスタルジックな風景。

約400年間受け継がれてきた伝統工芸の鯉のぼりが、桜散る川面にゆらゆらと浮かぶ……。愛知県犬山市の『入鹿池(いるかいけ)』から西にかけて約28.2kmにわたり流れる『五条川』で、1月下旬の大寒から桜の季節にかけて見ることができる「のんぼり洗い」。伝統技法で染め上げた鯉のぼりの糊を落とすためのもので、五条川近隣の初春の風物詩として知られています。川が街の中心部を流れる愛知県岩倉市で盛んに行われており、川沿いの約7.6kmに設けられた堤防道路『尾北(びぼく)自然歩道』の両岸に植えられた約1,400本もの「ソメイヨシノ」の開花と時を同じくして、色とりどりの鯉のぼりが川面を鮮やかに彩ります。両岸から川を覆うように咲く桜のアーチや、散り際に花びらが川面を埋め尽くし、ゆったりと流れゆく花筏(はないかだ)と鯉のぼりが織り成す風景は、どこかノスタルジックで、心に残る美しさです。見頃となる3月下旬から4月初旬には「岩倉桜まつり」が開催され、のんぼり洗いの実演や山車(だし)の巡行など、春の訪れを盛大に祝うイベントも行われます。(文中には諸説ある中の一節もございます)

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住所:愛知県岩倉市中本町中市場 MAP
アクセス : 東名高速道路小牧ICより車で約15分/名神高速道路一宮ICより車で約15分/名古屋鉄道犬山線岩倉駅より徒歩約5分

淡い紅色の桜が視界を埋め尽くす。「天下第一の桜」と称される絶景がここに。[高遠城址公園/長野県伊那市]

桜雲橋の眼下に広がるタカトオコヒガンザクラ。小振りで淡く赤みを帯びた花弁は愛らしく上品な佇まいです。

長野県伊那市旧藩士たちが思いを込めて移植した桜が成した、栄華の再来。

戦国時代には壮絶な戦いの舞台となり、明治初期に取り壊しとなった『高遠城(たかとおじょう)』の跡地に整備された『高遠城址(たかとおじょうし)公園』。地域の固有種である「タカトオコヒガンザクラ」を見ることができる桜の名所として知られ、見頃となる4月上旬から中旬にかけて、約1,500本が花を咲かせます。1875年、荒れ果てた城跡をなんとかしたいと考えた旧藩士たちが、高遠藩が管理していた「桜の馬場」より桜の木を移植したのが始まりといわれ、以来、その美しさから「天下第一の桜」と称され、「日本三大桜名所」や「日本さくら名所100選」、長野県の天然記念物にも選定されました。雪解けを待つ中央アルプスや南アルプスを背景に見る桜も素敵ですが、もうひとつのビューポイントは、城跡内に架かる『桜雲橋(おううんきょう)』。風情ある木製橋から見下ろす桜は、橋の名のとおり、桜色の雲海のようです。その他、有形文化財の『高遠閣(たかとおかく)』をはじめ、門や櫓(やぐら)、碑文といった史跡も点在しています。長く守られ続けてきた桜とともに、歴史に思いを馳せるひと時をお過ごしください。(文中には諸説ある中の一節もございます)

Data

住所:長野県伊那市高遠町西高遠 MAP
アクセス:中央自動車道諏訪ICより車で約50分/中央自動車道伊那ICより車で約30分/JR東海飯田線伊那市駅または伊那北駅より、JRバス乗車、バス停・高遠下車、乗車時間約25分、バス停より徒歩約30分

ブックファン95 (@bookfun95 )

マイクロファイバーは、直径1マイクロメーター(1/1000mm)の超極細の化学繊維です。高い吸水性と乾燥性、そして細い繊維が細かな汚れをかき出すため、その高い洗浄性に注目されている。

@adidasfun

スペインでは、フットサルは「フットボル・サラ」と呼ばれており、スペイン代表チームは2000年・2004年のFIFAフットサルワールドカップ、2005年のヨーロッパ選手権などで優勝した。 #フットサル #サッカー #ユニフォーム

牧禎舎 藍染体験工房 (@makiteisha )

PVなどのロケで使われてるあの場所がロケのないときはゴーカートになったらしい!これからもロケでも使って欲しいなぁと思ってたので嬉しい。そしてどこも早く閉まっちゃう行田ですが、ゴーカートは20時〜21時まで営業するみたい。ちょっとだけナイトタイムエコノミー。

牧禎舎 藍染体験工房 (@makiteisha )

PVなどのロケで使われてるあの場所がロケのないときはゴーカートになったらしい!これからもロケでも使って欲しいなぁと思ってたので嬉しい。そしてどこも早く閉まっちゃう行田ですが、ゴーカートは20時〜21時まで営業するみたい。ちょっとだけナイトタイムエコノミー。

ブックファン95 (@bookfun95 )

オーガニックコットンは、3年間農薬や化学肥料を使わないで栽培された農地で、農薬や化学肥料を使わないで生産されたコットンのこと。

@adidasfun

ゴールクリアランス。ゴールラインを割ったときに最後に触れた選手が攻撃側だった場合、守備側のゴールキーパーがペナルティエリアの任意の地点からボールを投げる。直接ゴールに入れても得点とはならない。 #フットサル #サッカー #ユニフォーム

【京都デニム】 (@kyotodenim )

27日まで!日本橋三越本店 本館7階 はじまりのカフェ「京都ものづくり」にて、新作小物も販売中です。春のお出かけにぜひ、ご来店下さい。

ブックファン95 (@bookfun95 )

色落ちしにくい "スレン染め" タオルは、塩素系の洗剤で洗濯しても色落ちしにくく、洗濯堅牢度(色落ちしにくい性質)が全般的に高いという性質がある。

ブックファン95 (@bookfun95 )

オゾン(O3)を利用して、不純物等の除去と漂白をしたタオル。オゾンは水道水やプールの殺菌でも使用され低濃度だと全く問題のないもの。自然分解がはやく有害な残留物も残らない。

牧禎舎 藍染体験工房 (@makiteisha )

自宅に確かあったはず…と思った着る機会のない派手な水色の着物が見当たらず。実家? それとは別に蔵めぐりのときに貸し出しても良い紫の着物があったけど、見たら単衣でした。着物警察が許してくれれば着てもらってもいいかも。

紺碧の湖水がしぶきを上げる奥琵琶湖の湖岸を、可憐なソメイヨシノが埋め尽くす。[海津大崎/滋賀県高島市]

1934年に台風により倒壊しましたが、’37年に再建。平安時代より受け継がれてきた趣ある風情は健在です。

滋賀県高島市湖岸散策やドライブ、神の島への参拝と、多彩なロケーションで桜を観賞。

優美で穏やかな湖南とは対照的に、荒々しい岩礁や紺碧の湖水が勇壮な雰囲気を醸し出す湖北、奥琵琶湖の『海津大崎』は、日本一の大きさを誇る『琵琶湖』の中でも指折りの景勝地として知られています。湖面へと落ち込む急な斜面の山裾から、琵琶湖の厳しい一面がうかがえる景色は「琵琶湖八景」のひとつ(暁霧・海津大崎の岩礁)に選定されており、とりわけ春はごつごつとした岩肌の風景に桜の花が彩りを添え、絢爛豪華な雰囲気に包まれます。付近の湖岸約4kmにわたって続く桜並木は、近畿圏では遅咲きの時季にあたる4月10日頃、老桜から若木まで約800本もの「ソメイヨシノ」が見頃を迎え、桜の花で埋め尽くされます。

周辺には朱塗りの本堂や絶景が望める展望台で有名な『大崎寺』や、古くより人々の信仰を集める『竹生島(ちくぶしま)』、海津大崎から約23kmの間には約3,800本の桜並木が続く『奥琵琶湖パークウェイ』があるなど、桜の名所が多数あり、様々なロケーションで、春の琵琶湖を満喫できます。(文中には諸説ある中の一節もございます)

Data

住所:滋賀県高島市マキノ町海津 MAP
アクセス:名神高速道路京都東ICより車で約1時間/北陸自動車道木之本ICより車で約1時間/JR西日本湖西線マキノ駅からコミュニティバス乗車、バス停・海津大崎口または海津1区下車、乗車時間約30分