ヤマザクラと棚田の共演がもたらす、温かさに満ちた懐かしい日本の姿。[三多気の桜/三重県津市]

毎年「三多気の桜まつり」を開催(2018年は4月14・15日)。真福院境内や広場にてイベントや桜のライトアップが行われます。

三重県津市小振りで可憐な花を付ける、古木の桜並木が霊場の参道を彩る。迷いの世界と悟りの世界、相対する心の境地を表現。

奈良から伊勢への最短コースとなる約129kmを結ぶ『伊勢本街道』が通り、日本古来の山里の風景が色濃く残る美杉町三多気(みたけ)地区。在原業平や平 清盛らが参籠した霊場として知られる『真福院(しんぷくいん)』を有し、その参道約1.5kmにわたって広がる、真福院を開山した理源大師が桜を植樹したことに端を発する『三多気の桜』は、国の名勝であり、「日本さくら名所100選」や「美しい日本の村景観コンテスト」農林水産大臣賞などにも選ばれています。

約500本を数える桜は、歴史を感じさせる古木の「ヤマザクラ」を中心に、濃い桃色の花をつける「シダレザクラ」なども見ることができ、そこかしこにある水の張られた棚田や、茅葺き屋根が特徴の国の有形文化財『田中家母屋』とともに、温かさに満ちた懐かしい日本の姿を感じさせる風景が広がります。「ソメイヨシノ」よりも遅咲きというヤマザクラは、白っぽく小振りな花弁が愛らしく、可憐な印象を与えます。標高の低い所から高い所へと順に開花していくため、見頃は4月上旬から中旬と比較的長く楽しむことができます。(文中には諸説ある中の一節もございます)

Data

住所:三重県津市美杉町三多気204 MAP
アクセス:伊勢自動車道久居ICより車で約60分/名阪国道上野ICより車で約1時間10分/(桜まつり開催期間のみ運行)JR東海名松線伊勢奥津駅から臨時バス乗車、バス停・杉平下車、乗車時間約10分、バス停より徒歩約5分

遅咲きの桜が京都の春を締めくくる。仁和寺の歴史とともに歩んできた「御室桜」。[仁和寺/京都府京都市]

高台から望む桜林。『五重塔』に沿って視線を下へと移せば、桜色で埋め尽くされた雲海のような風景が広がります。

京都府京都市低い幹枝に半八重の花。独特の風情を見せる御室有明を中心に200本が開花。

数多の京都の桜の名所の中でも、特に遅咲きとして知られている『仁和寺(にんなじ)』の「御室桜(おむろざくら)」。樹高が約2mから4mと比較的低く、花(=鼻)が低いということから、「お多福桜」とも呼ばれ、4月上旬から中旬にかけて、中門内の西側一帯に広がる桜林に約200本が開花します。江戸時代、庭師の名跡・佐野藤右衛門が増殖した「御室有明」という品種が中心で、花弁の数が5枚から10枚までの「半八重」の花は、華やかで品格ある佇まいです。その中でも1本だけ特に開花が遅く、他の御室桜が散る頃に咲き始める桜があり、桜林の一般開放が終了すると人の目に触れなくなることから、通称「泣き桜」と呼ばれています。京都の春を締めくくるように咲く花はぜひ一度見ておきたいものです。

仁和寺は888年に創建され、2度の焼失と再建を経て、現在は真言宗御室派の総本山としてユネスコの世界遺産に登録されています。苦境を超えて紡いだ歴史とともに歩みながら、今も昔も変わらずに花開く、ここだけにしかない桜の姿をお楽しみください。(文中には諸説ある中の一節もございます)

Data

住所:京都府京都市右京区御室大内33 MAP
アクセス:名神高速道路京都南ICまたは京都東ICより車で約40分/JR西日本山陰本線(嵯峨野線)花園駅より車で約5分、徒歩約15分/JR西日本山陰本線円町駅より市バス26番乗車、バス停・仁和寺下車、乗車時間約10分/京福電気鉄道(嵐電)御室仁和寺駅より徒歩約3分

サイのぶん太くん (@sainobuntakun )

「待庵」は豊臣秀吉の命で千利休が作ったと伝わる、現存する茶室では最古とされる国宝なんだよっ☆ 原寸再現された「待庵」は、森美術館で4月25日から展示されるんだぁ(*^▽^*) 詳しくは、3月21日付#埼玉新聞 1面を見てね!! わび思想 現代に 千利休の「待庵」再現 行田・ものつくり大学

展覧会のお知らせです>

展覧会のお知らせです梅崎由起子 丹羽裕美子 二人展 2018.4/6-28  10:00-18:00 会期中無休 会場 小松クラフトスペース 秋田県中通4-17-9 TEL 018-837-1118 今年は秋田展からスタートです♪ 丹羽裕美子さんとの2人展。 小松クラフトスペースさんのお声がけで初の開催となります^ ^ 今からとっても楽しみです、私も張り切って沢山染めて持って行...

【送料無料】お試し洗顔石鹸 藍染め石けん「いちまつ」ハーフサイズ(初回限定1個限り)

肌荒れに悩んでいた店長夫妻がたどりついた結論をあますところなくお届けする、洗顔石けんと洗顔法のお試しセットです。藍染料の産地である徳島県産の藍エキスをふんだんに配合し、お肌への優しさを追求した原料を厳選して作っています。

新お試し石けん商品画像

価格:1,000円(税込)

お試し石けんセットトップ画像

家族の肌を守るために生まれた「藍」石けん



◆ 敏感でトラブルを起こしがちな家族の肌のために作りました

肌荒れで悩んでいた夫の肌の清潔を守るため、肌に負担をかけない素材を厳選して洗顔石鹸を作り始めたのが、この石けんを作り始めるきっかけです。 「身土不二」のシンプルな考えを頼りに、身近な素材の再認識を心がけているうちに、古くから日本の暮らしで重宝されてきた藍染めに着目することになりました。

私たちが栽培している一年草のタデアイには、一枚の葉からも根を出して生き残ろうとする強い生命力が秘められています。
その生命力を支えている優れた解毒の力を頼り、肌荒れに悩んでいた夫のために考え、生まれのがこの「藍染め石けん」シリーズです。

季節ごとの夫の肌のコンディションに合わせて、数種類の藍染め石けんを作りました。
ただ青い色をしているだけではどの種類の石けんを使っているのか分からなくなるので、目で見てはっきりとわかる模様にしようと作ったのがこの「いちまつ」模様です。
肌の汚れをしっかり落とし、潤いを守る「いちまつ」石けんは、紫外線量の増える春から夏にかけてお勧めの石けん。

「いちまつ」模様を作り続けるのは実は少し手間がかかって大変です。
でもこの模様があるからこそ、この使用感を間違いなく使うことができる。
夫が安心して使い続けられるように、この模様を守って作っていた「約束のデザイン」を、私たちの確かな品質の証しとしてそのまま商品化しています。

実家の藍農家から藍の性質を常に学び、実感していることを効果的に取り入れながら、肌にトラブルを持つ家族のために完成させたレシピです。
合成の保存料・着色料・界面活性剤、鉱物由来の成分、アルコールを配合せず、できるだけ肌に刺激を与えずに効果的に清潔な状態を保てる石けんを作っています。
使い続けるうちにお肌本来の元気を取り戻し、肌のキメの整った健康的でふっくらとした状態を保てるようになります。

昔から日本の暮らしの側にあった「藍」という貴重な素材に「愛」を込めて、大切にお届けいたします。

◆ 藍染めの「藍」が「薬草」だったことを 初めて知りました

藍染め石けんの開発のきっかけとなった薬用植物図鑑のこと

青黛は解毒に優れた生薬です

「着色料」と聞くと身体によくないものというイメージを持たれがちです。
昔は、植物そのものが持つ色自体に「何らかの働きかけ」があると思われていたのではないかと感じています。
植物が生き残ろうとするために蓄えた成分から発生している色には、昔の人が頼りにしていた様々な力が秘められているようです。


◆ 藍農園だからできること

お試し石けんセット詳細画像藍農園

毎年、種からタデアイを栽培し、アイエキスや石けんを自分たちで加工しているため、更に良いアイエキスや石けんを作るための研究を重ねながら、元気いっぱいの新鮮な藍をふんだんに使うことができます。

現在、徳島県下に残る藍農家は約30軒を数えるのみとなり、その中でも藍の産業的栽培の発祥の地となった山川町では、私たちの藍農園が最後の1軒となってしまいました。
ほとんどの藍農家は染料を作る職人「藍師」さんの契約農家であり、契約農家で栽培した葉はすべて染料に加工されます。
私たちの農園では石けんや顔料を作るための藍の栽培を独自に行っているため、国産藍で手作り石けんを量産する唯一の農家と工房を維持しています。

染料やアイエキスに使用しているのは、真夏に刈り取る藍の葉の部分。
これは、藍染めの染料としてだけでなく「藍葉(ランヨウ)」と呼ばれる生薬として解毒・解熱のために外用・内服の両方で利用することが、江戸時代の百科事典『和漢三才図会』にも紹介されていることが見直され、美容や健康へに役立つ素材として注目が高まりつつあります。

藍栽培は徳島県で、石鹸製造は香川県

優れた藍染料の産地として知られている徳島は、肥沃な土と四国最大河川「吉野川」がもたらす豊かな水の恵みによって、染料成分を豊富に含む藍の栽培に適した地域です。
藍色工房の藍農園(代表取締役 坂東の実家でもあります)は徳島県吉野川市にあり、吉野川の伏流水を栽培や藍染めに活用しています。

また、本社事務所と石鹸工房のある香川県は、寒暖差の少ない穏やかな気候と適度に乾燥した空気に恵まれているため、自然乾燥で仕上げるコールドプロセス製の石けん作りに適した土地となっています。


◆ 肌にやさしいのに簡単!!これ一つでクレンジング、洗顔、シャンプーができます

藍染め石けんの洗顔方法は泡立てすぎないことがコツ

● メイク落とし、汗をかいた時など、汚れをすっきり落としたい時のコツ

植物油由来の優れた洗浄成分の働きで、肌に負担をかけ過ぎることなく効果的に洗うことができます。
水で濡らした清潔な手の上で石鹸を転がし、あまり泡立てずに使用します。
ぬるぬるとした感触が手のひらに残る程度に軽く泡立てた状態で、石けん成分が汚れにやさしく馴染むようにイメージしながら、顔を包み込むようにして手のひらを滑らせます。
特に汚れの気になる小鼻周辺は、人差し指や中指の腹を使って、くるくると円を描くようにして優しく汚れに馴染ませてください。

すすぎの際は、水か「あたたかい」と感じない程度の体温より低いぬるま湯ですすいでください。
ツルツルさっぱりとした洗い上がりをお楽しみいただけます。

シャンプーとしてご利用の際は、髪の上でしっかり泡が立つまで手のひらに石鹸を溶かしながらご使用ください。
リンスが無くてもサラサラに仕上がりますが、よりしなやかな質感の仕上がりにしたい時は、石けんシャンプー専用のリンスをお使いください。(当オンラインショップにて販売中です)

藍染め石けんでしっとり洗うには泡立ち大目がコツです

● ノーメイクの日の夜や朝のメイク前、2度洗いの仕上げ洗いなど、しっとりとした洗い上がりにしたい時

清潔な手のひらを濡らした上で石けんを転がし、泡立てネットなどで念入りに泡立てます。
ぬるぬるとした感触が全て泡になって、軽やかな質感になるまで泡立てましょう。
出来上がった泡で顔全体を包み込むように優しく覆い、泡を肌に軽く押し込むようにして洗います。

しっとりとした落ち着きのある洗い上がりに仕上がります。
お肌の乾燥が気になる季節や、肌が過敏になっている時にお勧めです。


<セット内容>

◆藍染め石けん 洗顔用「いちまつ」30g 1個

※通常のサイズ(60g)の半分の厚みの石けんです
※「ノンストレス洗顔法」のリーフレット付き

さっぱりタイプのいちまつに配合している自然素材 石けん全成分
<藍染め石けん>
「いちまつ」:オリーブ油、水、ヤシ油、水酸化Na、パーム油、カカオ脂、ホホバ種子油、香料(ラベンダー油、ビャクダン油、パチョリ油、パルマローザ油)、アイエキス

日本製


※お肌に異常が現れた場合は、すぐにご使用を中止してください。
※食物アレルギーのある方は、全成分にアレルギー由来のものが無いことをお確かめの上、ご利用ください。
※溶けやすい石けんですので、ご利用の後に風通しの良い所でよく乾かしてください
※小さなお子様の手の届かないところで保管してください。
※長時間、直射日光に当てないようにしてください(溶けてしまいます)。

※お一人様につき1回限りのご注文とさせていただきます。
  ご了承くださいますよう、お願い申し上げます。
パッケージは予告なく変更になる場合がございます。

※ほかの商品と同梱の場合は、5000円未満の場合に756円円の送料がかかります。

※こちらの商品は【送料無料】ですが、
  お支払い方法によって手数料が発生いたしますのでご確認ください。

 ◆クレジットカード決済 無料
 ◆代金引換 324円
 ◆コンビニ決済 無料
 ◆郵便振り込み 無料


※お一人様1セットのみの限定販売となっております。ご了承いただきますようにお願い申し上げます。

※この情報は実際のページと異なる場合がございますので、最新の情報は実際のページにてご確認ください。

ブックファン95 (@bookfun95 )

オーガニックコットンは、3年間農薬や化学肥料を使わないで栽培された農地で、農薬や化学肥料を使わないで生産されたコットンのこと。

音楽祭

皆様いかがお過ごしでしょうか??

 

ここ倉敷は寒い日もありながらもだんだん暖かい日が増え始めております晴れ

 

もう3月の中旬ですから地域によってはも咲き始めている季節ではないでしょうか??ガーベラ

 

さて、現在倉敷市では市を盛り上げるイベントとして

 

開かれておりますルンルン

 

概要はこちら下矢印下矢印

 

音楽に携わる人だけではなく、歌舞伎俳優さんや落語家さんなど、数多くの文化人が来られておりますキラキラ

 

そして、音楽祭のイベントの1つで先週の土曜日、日曜日はデニムストリートの前に特設水上ステージを設置し、一般の方が様々な演奏やダンスなどのパフォーマンスを繰り広げるイベントがありましたルンルン

 

その時の写真がこちら下矢印下矢印

 

天気も良く、イベントは大盛り上がりでしたルンルン

 

本当にデニムストリートの目の前でイベントが行われるので色々生演奏を聴きながらデニムの商品を見ることが出来るという

 

贅沢!!

 

毎年、3月の第三土曜日、日曜日でこのイベントが行われますので是非是非このイベントを狙って倉敷へ来てみてくださいパー

 

約200種類、3万本。世界でも類を見ない「一目千本」の絶景。[吉野山/奈良県吉野郡]

鮮やかな桜色が埋め尽くす下千本展望所の景色は「一目千本」そのもの。かつては豊臣秀吉も5千人ものお供とともに花見をしたとか。

奈良県吉野郡日本古来のシロヤマザクラを中心に、4つのエリアで次々に開花。

まさに春爛漫、見渡す限り山肌を埋め尽くす桜色に、「一目千本(ひと目で千本見ることができるという意味)」と形容される『吉野山』の桜。その始まりは今から約1300年前、修験道の開祖・役小角(えんのおづの)が、修験道の本尊である蔵王権現(ざおうごんげん)を感得し、尊像を桜の木から切り出して奈良の『山上ヶ岳(さんじょうがたけ)』と『吉野山』に祀ったという伝説から、桜こそ御神木にふさわしいと、多くの桜の木が植えられたといわれています。その数は「シロヤマザクラ」などの古来種を中心に約200種、3万本にも及び、世界的にも類を見ないスケールです。

吉野山は『吉野川(紀の川)』の南岸から『大峰山脈』へと南北に続く山稜を指し、「下千本」、「中千本」、「上千本」、「奥千本」の4つに分けられます。それぞれのエリアには社寺や展望台が点在しており、「勝手桜」といった名桜や、「長嶺の桜」、「布引の桜(上千本)」といった桜の群生など、多彩な桜が楽しめます。見頃は4月初旬から4月末。山麓から山上へと開花し、長く見頃が続く点も魅力です。(文中には諸説ある中の一節もございます)

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住所 : 奈良県吉野郡吉野町吉野山 MAP
アクセス : 南阪奈道路葛城ICより車で約50分(※下千本駐車場(奈良県吉野郡吉野町吉野山24-1・吉野山観光駐車場)まで)/近畿日本鉄道吉野線吉野駅からロープウェイ乗車、吉野山駅下車、乗車時間約3分(※下千本展望所まで)

桜が告げる水都の春。豊かな水辺に続く約4,800本もの桜並木。[毛馬桜之宮公園/大阪府大阪市]

大都市にありながらも静かな水辺に桜の花が彩りを添える、美しく穏やかな風景が広がります。

大阪府大阪市名実ともに桜の名所。憩いの場として整備されたリバーサイドパーク。

江戸時代より桜の名所として知られ、天照大神(あまてらすおおみかみ)を祀る『桜宮神社』があることから名づけられたと伝えられる桜宮地区。その西側を流れる『大川(旧淀川)』の両岸、上流の『毛馬洗堰(けまあらいぜき)』から下流の『天満橋(てんまばし)』まで、約4.2kmにわたり整備された『毛馬桜之宮公園』は、1923年に開園した歴史ある憩いの場です。

左岸の遊歩道沿いには「ソメイヨシノ」や「ヤエザクラ」、「サトザクラ」など、約4,800本もの桜が植えられており、3月下旬から4月上旬にかけて見頃を迎えます。また右岸にある『造幣局』では、桜の見頃に合わせて1週間限定で構内を一般開放する「桜の通り抜け」を開催。ヤエザクラを中心に約130種、350本もの桜が可憐に花を咲かせます。かつては大川の一部の湾曲した場所を「青湾(せいわん)」と呼び、人々はそこの水を茶湯用として愛飲したのだとか。現在は水をそのまま飲料として活用することはないものの、水都・大阪ならではの豊かな水辺は健在。そこには川と桜が共演する穏やかな時間が流れています。(文中には諸説ある中の一節もございます)

Data

住所 : 大阪府大阪市北区天満 他 MAP
アクセス : 阪神高速道路12号守口線長塚出口より車で約3分/JR西日本大阪環状線桜ノ宮駅から徒歩約5分

国内指折りの霊場に咲く桜に、大いなる自然を敬い、感謝の念を託す。[熊野那智大社/和歌山県東牟婁郡]

那智四十八滝の中で最も落差のある那智の瀧。上流の二の滝、三の滝と総称される『那智の大滝』は国指定の名勝でもあります。

和歌山県東牟婁郡堂々と立つ一本桜や山肌を染めるヤマザクラ。世界遺産の地で桜を愛でる。

自然を敬い、寄り添いながら独自の文化を築き上げてきた国内屈指の霊場、熊野。熊野三山のひとつであり、神日本磐余彦命(かむやまといわれひこのみこと)(後の神武天皇)の東征を起源に、317年、仁徳天皇により社殿が設けられたという『熊野那智大社』や、その別宮『飛瀧神社』の御神体として祀られている『那智の瀧』など、霊験あらたかな場所が数多く存在します。2004年には熊野三山へ参詣するための『熊野古道』を含めた周辺一帯が「紀伊山地の霊場と参詣道」としてユネスコの世界遺産にも登録されました。落差133m、水量毎秒1tと、ともに日本一を誇る名瀑・那智の瀧は、厳かな佇まい。春には桜とともにその姿を拝むことができます。また熊野那智大社では県指定の文化財である「秀衡桜(ひでひらざくら)」や「枝垂桜」をはじめ、「シダレザクラ」や「ヤエザクラ」、「ヤマザクラ」など約50本が開花。見頃は3月下旬から4月下旬で、毎年4月14日には桜に自然の恵みへの感謝の念を託し、五穀豊穣を願う「桜花祭」が行われ、巫女による神楽が奉奏されます。(文中には諸説ある中の一節もございます)

DATA

住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1 MAP
アクセス:熊野尾鷲道路熊野大泊ICより車で約1時間15分/紀勢自動車道すさみ南インターより車で約1時間30分/JR西日本紀勢本線紀伊勝浦駅より熊野交通バス乗車、バス停・那智山バス停下車、乗車時間約30分

日本古来の美意識を見事に体現した、白亜の城と桜の共演。[姫路公園/兵庫県姫路市]

「三の丸広場」は絶好のビューポイント。「平成の大修理」を経て生まれ変わった姫路城と桜の見事な共演をお楽しみください。

兵庫県姫路市姫路城を背景に、都市公園ならではの多彩な春の景色を楽しむ。

舞い立つ白鷺を彷彿とさせる白亜の城と、可憐な桜の花による美しい風景が目を楽しませてくれる春の『姫路公園』。南北朝時代、播磨国の守護・赤松則村(のりむら)が砦を築いて以来、13氏、48代が城主を務めた『姫路城』周辺の約55.2haが整備され誕生した公園で、姫路市の歴史的・文化的拠点として地元の人に親しまれています。

園内には城を中心に5つの広場や壕、石垣といった史跡や、動物園や美術館などの教養施設が点在し、水と緑が豊かな都市空間を形成しています。園内には「ソメイヨシノ」や「シダレザクラ」を中心に約1,000本の桜が植えられ、見頃となる4月上旬には多くの人で賑わいます。桜並木が続く「三の丸広場」や「西の丸庭園」、水辺に整備された散策路に桜の花びらが舞い散る「千姫の小径(こみち)」、9つの日本庭園を有する「好古園」など、様々な春の風景を楽しめるのも、広大な面積を有する都市公園ならでは。城を背景に咲く満開の桜は、日本の美意識を体現しているかのよう。多彩な美が共演した風景には、尊さをも感じます。(文中には諸説ある中の一節もございます)

Data

住所 : 兵庫県姫路市本町68 MAP
アクセス : 山陽自動車道東ICより車で約20分/JR西日本姫路駅より神姫バス乗車、バス停・大手門前下車、乗車時間約3分/JR西日本姫路駅または山陽電気鉄道本線姫路駅より徒歩約20分