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持続可能なアートイベントの原点を見る。[葉山芸術祭/神奈川県三浦郡]

新緑の葉山がアートと賑わいに包まれるフェスティバル。

神奈川県三浦郡「地域発信」、今や当たり前に聞く言葉だけれど。

「地域発信のアートイベント」が各地で見られるようになった昨今。中には数年で終了したり、自治体の予算次第で打ち切りになったりするものも見られますが、地域内外の人に支えられ、2018年で27年目を迎える芸術祭があります。
それが『葉山芸術祭』。毎年参加者も来場者も増え、更に盛り上がりを見せる芸術祭の魅力と見所に迫ってみました。

参加企画では個人宅やショップ、ギャラリーなどがオープンハウスに。

神奈川県三浦郡全国においても先駆的だった“オープンスタイル”。

『葉山芸術祭』は葉山・逗子・横須賀・鎌倉にまたがるエリア内で、プロフェッショナル・アマチュア問わず個人や団体が自宅やアトリエを会場に作品展示を行うのがメインイベントです。

始まったのは1991年。文化団体「一葉会」が地域の文化環境を高めようとスタートさせ、今では葉山芸術祭実行委員会が主催しています。

普段見慣れている場所もアートの出現で違った表情になる。

神奈川県三浦郡新陳代謝が活発だから、芸術祭にも新しい風が入る。

立ち上げ当時から運営に携わっている『海の家 OASIS』代表の朝山正和氏は、長年続いている背景について「葉山という地が芸術祭を定着させやすい素質を持っていたのでは」と語ります。

葉山・逗子は都会から移住してくる若者が多く、新陳代謝が活発な土地。芸術などものづくりや表現に関わる活動以外にも、オーガニックや自然の中での暮らしなど「クオリティオブライフ」を重視する人が集まる場所です。

芸術祭がプロフェッショナル限定のクローズドなイベントではなく「誰でも」「何でも」出展できることが、こういった人々の「発信したい」という気持ちを汲み取るきっかけになったのでしょう。「無理に続けようと意気込むよりも、自然と続いていくことがイベントにとって重要」と朝山氏は話します。

築90年の古民家でのボディセラピーなど様々な企画が催される。

神奈川県三浦郡2018年も約80の多様な表現、企画に出合える。

『葉山芸術祭』が開かれるのはゴールデンウィークの前後3週間、湘南が最も清々しい空気に包まれる時期です。

主なイベントは冒頭で説明した「オープンハウス」での展示と、「青空アート市」です。「オープンハウス」は、工芸作品から木工、写真、建築、絵画、食、アクセサリー、ファッション、庭の草にいたるまで実に多彩。ですが、どんな展示内容でも良いわけではなく、芸術祭の趣旨を理解し、何らかの表現であることが参加の条件です。

毎年多くの応募の中から選ばれ、2018年も約80企画が出展予定です。『大久保家倉庫解放!!!』『築200年の古民家での【ひょうたんらんぷ展】』『ゆる中医学と旬の色を食べる会&マルシェ』など、タイトルを聞くだけでもワクワクするような企画がスタンバイしています。

過去の「アフリカンリズム」ワークショップ風景。体験型イベントも豊富。

神奈川県三浦郡グルメと買い物。神社をのんびり歩きながら。

また、「青空アート市」は住宅街の森山神社境内で開かれる芸術祭のハイライト的イベントで、出店希望者が多いため4月28日の「PART-1」と5月12-13日の「PART-2」に分けて開催されます。

特に「PART-2」は約80のブースが出店するボリューム。革製品にガラスに織物、草木染めなど全国から集まった個性豊かな作品を、作り手と触れ合いながら買うことができます。更に葉山ローカルのフード屋台も出店し、参道や境内での散策とともにグルメも楽しめます。

森山神社での「青空アート市」は最も人気のイベント。

神奈川県三浦郡庭園に浮かび上がるあかりの中で、幻想的な茶会を。

見逃せないのが、葉山しおさい公園で行われる「竹あかり」と「葉山アート茶会」です。

夕暮れ時、一景庵茶室を囲む池の周りにワークショップで制作した竹のあかりが灯り、日本庭園を美しく彩ります。
そこに、東京ミッドタウンアートワークなどを手がけるアートキュレーターの清水敏男氏が「宙」(そら)をテーマに現代アートを道具に見立てた茶室が登場。竹あかりとのコラボレーションで幻想的かつ芸術的な葉山ならではの茶会を楽しめます。

葉山しおさい公園の池の周りを幻想的に彩る「竹あかり」。

神奈川県三浦郡「やりたい」が内部から湧き起これば、自然と続く。

『葉山芸術祭』はもともと堀内・一色エリアのアート展示からスタートしましたが、今では湘南一帯の大規模なイベントに拡大し、年々出展希望者も増えています。

一般的にアートイベントが持続できなくなる理由は「お金」か「人」が止まることにあるといわれています。自治体の予算が打ち切りになったり、主催者の高齢化によりイベントを維持する力がなくなったり。しかし、始めから自分たちの力で運営し、地域から発信する土壌ができていれば、外的要因によって立ち行かなくなることは少ないのかもしれません。

住む人が「発信したい」、来る人も「見たい」、更には「自分も出てみたい」という思いが同じ方向を向き、次の年、また次の年へとつながるのです。
 
「持続可能なアートイベント」の真のあり方――。『葉山芸術祭』は、参加者や来場者が楽しむだけでなく、これから地域を盛り上げていきたいという人にとってもヒントや学びがあるイベントといえるのではないでしょうか。

「青空アート市」、「葉山アート茶会」、「深川バロン倶楽部 ライブ」など目玉イベントがいっぱい。

Data
葉山芸術祭

開催期間:2018年4月21日(土)~5月13日(日)
開場時間:各企画が会期中に独自で、開催日程と開催時間を設定
開催場所:葉山・逗子・横須賀エリアの個人宅、店舗、展示場、屋外、他
主 催:葉山芸術祭実行委員会
〈主催イベント〉
◆竹あかり×葉山しおさい公園
会 期:ワークショップ4月29日(日)~30日(月)10:00~16:00 
    竹あかり展示:5月5日(土)~6日(日) 18:30~20:30
会 場:葉山しおさい公園(神奈川県三浦郡葉山町一色2123-1)
入 場:入園料300円/ワークショップ1,000円

◆森山神社・青空アート市
会 期:PART-1:4月28日(土) 10:00~17:00 ※一部店舗はライブ終了まで
    PART-2:5月12日(土)~13日(日) 10:00~17:00
会 場:森山神社境内(神奈川県三浦郡葉山町一色2167)
入 場:無料

◆森山神社・あかりのイベント:深川バロン倶楽部 ライブ
会 期:4月28日(土)18:30~20:30(予定)
会 場:森山神社境内の一色会館(神奈川県三浦郡葉山町一色2167)
入 場:投げ銭方式のドネーション

◆葉山アート茶会
会 期:5月5日(土)~6日(日)
会 場:葉山しおさい公園内 一景庵
アートキュレーター:清水敏男(学習院女子大学教授、美術評論家)
茶会テーマ:「宙」(そら)
アーティスト:イワタルリ、金 理有、佐藤正治、真砂秀朗、真砂三千代、Mariaはるな、三輪華子、村瀬治兵衛(五十音順)
茶席・協力:村瀬治兵衛(現代工芸家)、高橋伸吾(茶道家)、鈴木佳歩(茶道家)、若江栄戽(カスヤの森現代美術館館長)
花:大出真里子(葉山文化園、ギャラリー蓮 REN)
菓子:鳥海 勝(ラ・ターブル ド トリウミ)
入場:予約制 料金1,500円(お抹茶1服、お茶菓子つき、公園入園料含む)
申し込み方法については葉山芸術祭ホームページを参照
https://www.hayama-artfes.org/
写真提供:葉山芸術祭実行委員会

ブックファン95 (@bookfun95 )

酵素(微生物)の効果を利用して、不純物等(糊や汚れも)だけを微生物に食べさせ、化学薬品を使用しないで不純物等を取り除く処理をしたタオル。