本日は木灰を受け取りに行きました。

本日は木灰を受け取りに行きました。 これは、灰汁発酵建をするのに欠かせない灰汁を取る為の材料です。 藍の仕事を面白がってくださる皆様が、毎年一冬分の薪を燃やした後の灰を捨てる事なくストックしてくださっています。 私の藍はみんなの善意で出来ています^ ^ 感謝の1日でした。 ありがとう😊

ブックファン95 (@bookfun95 )

コットンの自然な色合いを残すため、あえて漂白や染色をしない。また自然な風合いをあえて残すため柔軟剤を使用しないようにしたタオル

ブックファン95 (@bookfun95 )

色落ちしにくい "スレン染め" タオルは、塩素系の洗剤で洗濯しても色落ちしにくく、洗濯堅牢度(色落ちしにくい性質)が全般的に高いという性質がある。

ブックファン95 (@bookfun95 )

色落ちしにくい "スレン染め" タオルは、塩素系の洗剤で洗濯しても色落ちしにくく、洗濯堅牢度(色落ちしにくい性質)が全般的に高いという性質がある。

泊まって、笑って、「旨味が増す」宿!?[Hostel&Bar CAMOSIBA/秋田県横手市]

お茶屋さんだった蔵がある建物。夜な夜な楽しそうな声や音楽が響く。

秋田県横手市「ホステル」と「発酵」? 秋田に誕生した新たな宿とは。

ホステル×カフェ、ホステル×本屋など、様々な業態とコラボレーションするゲストハウスやホステルが増えています。そんな中、秋田県にちょっと変わったホステルが誕生しました。それは「発酵バル×ホステル」。発酵バルっていったい何?とお思いの方もいらっしゃるでしょう。オーナーの阿部円香氏の想いとともに、どんなホステルかご紹介します。

レンタサイクルもあり、地元を巡って日常を体験できる。

秋田県横手市ふるさとへ帰ることを、先延ばしにする理由はない。

阿部氏は秋田県横手市で100年続く味噌屋さんに生まれました。家業を継ぐ予定はなく、東京の大学に進学。国際文化関係の学部に在籍していましたが、若いうちに世界を見てみたいと休学し、中東や東南アジア、ヨーロッパなど30ヵ国以上を旅行。そして帰国後に将来のことを考え、就職活動を始めました。そんな中でも、地元や家業のことが気になっていたといいます。「いつかは帰ろうと思っていた。でもそれは今でもいいのかもしれない。一度秋田を、日本を出て、様々な価値観に触れてきた自分が戻ることで、ちょっと停滞気味の地元に息を吹き込めるかもしれない」。そんな想いを抱いていたのに加えて恩師の助言もあり、2015年にUターンしました。

「現存するものを引き継ぎ、そこに新たな価値を与えたい」と阿部氏。

秋田県横手市横手を国際観光都市に! その一歩を踏み出す。

海外をひとりで旅した時に阿部氏が思ったのは「ホテルとは違った距離感の宿っていいな」ということでした。横手市にもこれから海外の旅行客が増えるに違いない。そうなれば、日本人も外国人も交流できるような宿が必要になる。それがホステルという形だったのです。しかし、当時の横手市にはまだホステルやゲストハウスは1軒もありませんでした。

日本中から駆けつけてくれた仲間とDIYに励んだ。

秋田県横手市日本が誇る食文化が、秋田にあった。

しかし、単に宿だけではつまらないと阿部氏は考えました。阿部氏は大学生の時に、実家の味噌を友達が食べて「美味しい」と喜んでいたことを覚えていました。「小さい頃から触れていた秋田独自の発酵食品という文化は、外の人にとって魅力的なのかもしれない。『何もない』と地元の人が卑下する秋田には、美味しい米も水もある。そんな土地の資源もまるごと発信できるようなホステルを開こう」と一念発起し、クラウドファンディングで資金を集め、2017年4月に『Hostel&Bar CAMOSIBA』をオープンしました。建物は運命的に出合った元お茶屋さん。蔵の部分は発酵バルに、母屋はゲストハウスに、仲間とのDIYによって華麗に変身させました。

宿の1階はドミトリータイプの2段ベッドがある。

2階には個室が2部屋。写真は3-4名用個室。

秋田県横手市醸されて旨くなるのは、食べ物だけではありません。

発酵バルで頂けるのは、「甘糀チキンのトマト煮」「クリームチーズの味噌漬け」など、シンプルながらも発酵食でアレンジを利かせたおつまみやおかずが中心。宿泊者以外でも利用でき、最近ではワークショップや音楽イベントなど人々の交流の場としても活用されています。阿部氏は「近所には魅力的なお店が多いので、外で食べてきて発酵バルで飲み直してもいいし、発酵バルの後に外で飲み歩いてもいい」と提案します。「お勧めのマタギ料理屋さんにラーメン屋さんにスナックバーと、地元の日常にどっぷり浸かってもらって、街に入り込んでほしい。秋田を訪れる人と秋田で暮らす人が出会って、いろんな化学反応が起こる場になれば」と阿部氏。「人も街もいい感じに『醸され』ていく場になりたい。そんな願いからの『CAMOSIBA』です」と、阿部氏は名前の由来を明かします。

「甘糀チキンのトマト煮」。阿部氏自身がお酒好きなので日本酒にもこだわる。

『天の戸』の酒香寿(さけかす)を隠し味に使った、お酒に合うピッツァ。

秋田県横手市「自分が楽しい」が一番。楽しさは伝染するものだから。

「実のところ、地域活性化のためにホステルを開いたというよりは、自分の周りが楽しくなっていけばいいなと思った」と阿部氏は言います。もうすぐ『CAMOSIBA』は1歳を迎えます。こうした場ができたことにより、横手の街は人と人がつながって、じわじわと「旨味」が増している様子。「人も文化も発酵させて美味しくするホステル」が、今後どんな味わいを街にもたらしてくれるか、楽しみです。

共有キッチン。宿泊者には簡単な朝食も用意(500円)。

Data
Hostel&Bar CAMOSIBA

住所:秋田県横手市十文字町曙町7-3 MAP
アクセス:JR十文字駅徒歩3分
電話: 0182-23-5336
料金:男女混合ドミトリー(6ベッド)1人 3,200円、女性専用ドミトリー(4ベッド)1人3,500円、個室(3-4名用)1部屋12,000円~、個室(2-3名用)1部屋9,000円~
http://camosiba.com
写真提供:Hostel&Bar CAMOSIBA