自由気ままに絶景ステイ。十勝の雄大な自然を満喫。[KOYA.lab/ 北海道中川郡]

タイニーハウスとは「小さな家」の意味。充実した設備で快適なアウトドア体験を実現。

北海道中川郡フリーな滞在スタイルと特別な体験を叶える。

「自然の中でアウトドアを存分に楽しみたい!」「でも、日ごろの疲れを癒してリフレッシュしたいから快適な設備が欲しいし、土地勘の無い場所でいきなりキャンプはしたくない…」。そんな現代人ならではの贅沢な悩みに、至れり尽くせりで応えてくれる滞在スタイルがあります。

北海道の本別町を拠点に展開するタイニーハウスレンタルの『KOYA.lab』。十勝平野の絶景の中に設置された「移動式の家」の中には、キッチン・シャワー・冷蔵庫・空気清浄器・ウォッシュレット付きトイレなどが完備。寝具や洗面用具などのアメニティも充実しており、最低限の荷物で思い立ったときにアウトドア体験ができます。

椅子やテーブルも設置された広々とした空間。断熱もバッチリで冬でも暖かく過ごせる。

設置場所は4ヶ所から選べる。眺望抜群のプライベートサイトが自慢の「本別町新明台」。

北海道中川郡バラエティ豊かな4ヶ所の絶景スポットで、個性豊かなアクティビティを満喫。

このタイニーハウスの魅力は、大掛かりなアウトドア用品を揃える必要もなく、苦労して持ち運ぶ必要もなく、気軽にアウトドアステイを楽しめることです。さらに、車で運べる“モバイルハウス”なので設置場所も自由自在です。

タイニーハウスをプロデュースする『KOYA.lab』がおすすめするのは、抜群の景観を誇る4つのビューポイント。まずは小高い山の上から足寄町市街と雌阿寒岳を一望できる『本別町新明台』。次に、管理の行き届いた芝生と森林に囲まれて、お子様用の遊具も充実している『本別公園』。そして、「日本一星が綺麗に見える」と名高い『陸別銀河の森』。最後に、広大な畑の中で“ばんえい競馬”の競走馬だった“ばん馬アズキ”と触れ合える『アズキとコムギ牧場』です。
いずれも個性豊かなアクティビティを兼ね備えた、厳選スポットです。

希望の場所にあらかじめ設置してくれる。動物好きにはたまらない「アズキとコムギ牧場」は、地平線が見えそうな広大な眺めも爽快。

ダッチオーブンや炭火を使う豪快なアウトドア料理も手ぶらで楽しめる。

北海道中川郡料理もアクティビティも手ぶらでOK!

さらに『KOYA.lab』では、料理やアクティビティも手ぶらで楽しめます。
北海道ならではの豊かな食材を味わえるバーベキューや、名物のスープカレーや、ジビエの鹿肉料理などなど。食材のデリバリーからテーブルや椅子のセッティングに至るまでスタッフが行なってくれます。「焼く」「味わう」といったアウトドア料理の醍醐味だけを楽しんだ後は、後片付けもスタッフにおまかせ。まさに楽々ステイのアウトドア体験です。
 
また、十勝の広大なロケーションを堪能できるツアーも2種類用意。マウンテンバイクのレンタル付きの“サイクルツーリング”と、滞在箇所の周辺を巡れる“ウォーキングツアー”は、ぜひオプションで楽しみたいものです。さらに、これらのオプションの移動先を次の滞在地として、そこにタイニーハウスを移動してもらえるプラン『ちほくモビリティー』もおすすめです(※『ちほく地方』とは本別町・足寄町・陸別町の3町の総称)。

北海道ならではの食材がゴロゴロ入ったスープカレー。セッティングと後片付け込みで3,500円。ほかにも多数のメニューがある。

ガイド付きのウォーキングツアーは1名4,000円/1時間。参加者の体力に合わせたコースと距離をコーディネートしてくれる。

北海道中川郡十勝を愛する地元の青年と、十勝に惚れ込んで移住してきた青年が考案。

この『タイニーハウス』でのプランを考案したのは、地元の建設会社の4代目である岡崎慶太(おかざき・けいた)氏でした。

「本業の建設業が公共事業の浮き沈みなどで安定しない中で、社員やトラックなどの経営資源を生かして新たな事業を始められないだろうか、と模索していたんです。さらに、『生まれ育った十勝の素晴らしい自然を、訪れる人々に満喫して頂きたい』という想いもありました。しかし本別町には、観光客の方々が滞在できるようなホテルがありませんでした。かと言って、資金面、環境面などから新たなホテルの建設も難しかったんです。これらの課題を解決するために、『移動できる快適なモバイルハウス』の運用を思いつきました」と岡崎氏は語ります。
 
帯広信用金庫が主催する創業支援プログラム『とかち・イノベーション・プログラム』に参加していた岡崎氏は、そこで十勝の自然に魅せられて移住してきた、一級建築士の山本晃弘氏と知り合いました。自らの理想と山本氏のアイデアをぶつけ合ううちに岡崎氏に返ってきたのは、「それなら設計してみましょう」という山本氏の快諾。「建築技術で地域に貢献したい」と考えていた山本氏が、岡崎氏のかけがえのないパートナーとなってくれたのです。

KOYA.labのタイニーハウスは、山本氏が独自に設計した。コンパクトなスペースの中に「家の機能」を凝縮する、という難しい課題を見事に実現させている。

タイニーハウスを多彩なアイデアで運用している岡崎慶太氏(左)。タイニーハウスを海外の類似の事例などを参考に1から設計した山本晃弘氏(右)。

北海道中川郡「滞在施設」は多くの仕事を生み出す。地域おこしも担う挑戦。

岡崎氏と山本氏が立ち上げた『KOYA.lab』は、タイニーハウスという斬新なアイデアを独占することなく、本別町全体の振興のために活用しています。

「もともと地域の商工会に所属していて、地域振興にまつわる課題に直面していたんです。青年部の若手達でイベント等を立ち上げても、そのほとんどが一過性で終わってしまって、継続性と集客力のあるプロジェクトになりきれていなかった。誰かが新たなアイデアを生み出して、皆のやる気を取り込めるプロジェクトを立ち上げないと――そう考えていたからこそ、このタイニーハウスを企画できたんです」と岡崎氏は語ります。
 
楽しく、珍しく、話題性も抜群のタイニーハウス。さらに、滞在にまつわる新たな仕事も生み出しつつあります。

「『滞在=人が暮らす』ためには、多くの人々の手を必要とします。まずは誰もが欠かせない食事をはじめとして、快適に過ごすためのライフラインや、クリーニングなどなど。多くの方面に仕事が生まれて、地元や周辺地域の業者にお金が落ちるようになります。タイニーハウス用のウッドデッキ製作も地元の工務店にお願いしたんですが、食材の用意やデリバリーは飲食店に、調理用のガスや衣服のクリーニングはそれぞれの業者に、といった風に連携の輪を広げています。一歩ずつの歩みではありますが、地域のお店の繁栄のための起爆剤になれれば。生まれ育った大好きな本別町に恩返しをして、訪れる人々にも本別町の良さを実感していただきたい。これが全ての動機です」と岡崎氏は熱く語ります。

タイニーハウス用ウッドデッキの製作の風景。新たな仕事を多方面に生み出している。

本別町には素晴らしい景色や資源が多く息づいている。「ぜひ訪れて良さを実感してください」と岡崎氏は語る。

北海道中川郡地域おこしのモデルプランとして、全国に広めていきたい。

現在は1台のみで運営している『タイニーハウス』ですが、将来的には台数を増やしていきたいそうです。

 
「本別町にゆっくり滞在していただくためにも、『ホテルが少ない十勝に滞在したい』というニーズにお応えするためにも、5台程度には増やしたいですね。さらに、私達の取り組みをモデルケースとして、全国にタイニーハウスでの地域振興を普及させていければ。『地元業者とコラボした真の地域振興』に魅力を感じてくださったなら、今進めている内容などを惜しみなくお話しさせて頂きます。 このタイニーハウスでの活動を何らかの利権にするつもりはなく、ただ地域振興のためのツールとして広めていき地域間で互いに繋がりたいんです。多くの地域資源がありながら、それを楽しむための滞在施設が無い・あるいは不足している、といった地域は多いはずです。タイニーハウスによる地域振興にチャレンジしてみたい方は、ぜひお声掛けください」とのこと。
 
斬新なアイデアとビジネスモデルを、愛する地域と全国のために広めていきたい――岡崎氏と山本氏の志あふれる取り組みは、今後も堅実に展開していきます。

屋根裏部屋のような2階の寝室からは、ガラス窓を透かして空を望める。誰もがワクワクするようなシチュエーション。

キャンプ感覚のアウトドアと快適な滞在を両立。

Data
KOYA.lab

住所:北海道中川郡本別町勇足71番地9 (事務所) MAP
電話:0156-30-4315
営業時間:9:00~18:00 (お問い合わせ時間帯)
休日:日曜
定員:4~5名(大人4名もしくは大人3名・子ども2名)
料金:
【早割22時間レンタル】プラン 40,000円
【道民割22時間レンタル】ベーシックプラン 40,000円
【22時間レンタル】ベーシックプラン 60,000円
https://www.koya-lab.com/