日常にありふれたコンビニを、プレシャスなものへと昇華させる。カルティエが仕掛ける期間限定コンビニエンスストア「カルチエ」。[カルチエ/東京都港区]
カルチエそのテーマは“when the oridinary becomes precious”。
1971年、“1本の釘”から着想を得て生まれたブレスレット“ジュスト アンクル”。その新作の登場に合わせ、2018年9月、東京・表参道に、カルティエ手掛ける期間限定(9/30まで開催中)のコンビニエンスストア「カルチエ」がオープンしました。
そのテーマは“when the oridinary becomes precious”。
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日常にありふれた1本の釘をプレシャスなジュエリーへと昇華させたカルティエが、コンビニエンスストアを特別なものへと仕立てます。
コンビニエンスストアの商品ラインナップの中でも特に重要となるフード部門を、ONESTORYがサポート。今回はその中でも特におすすめな3つの食品をご紹介します。
カルチエこの機会に初めて世に出る「TAKAZAWA」のキャビアアイスクリーム。
コンビニのフード商品の多くを占める総菜やスナック類。それらを多く担当したのが、『DINING OUT SADO with LEXUS』でシェフを担当した高澤義明氏(赤坂『TAKAZAWA』オーナーシェフ)。そもそも『TAKAZAWA180』という高級総菜ブランドを展開しており、コロッケを始め、コンビニらしい巻物や“おにぎらず”などを、今回の為に限定オリジナルパッケージでご提供。高澤シェフが特におすすめしたいのは『キャビアアイスクリーム』。レストランで出している一品を商品として開発したもので、発売するのは『カルチエ』が初となります。
バニラアイスクリームに対してキャビアは10%ほど。甘みを抑えたバニラアイスとキャビアを合わせたいわゆるシュクレサレで、両者のうまみが引き立つ。ここにオリーブオイルを垂らすのが、高澤氏おすすめの食べ方。
カルチエ入手困難なプレミアムスイーツがコンビニで手に入る、その面白さ。
商品が並ぶ様の美しさにもこだわり、ブラックとゴールドで統一されたパッケージのカラーから、ポーションの大きさなども計算しつくされているという店内で、さらなる高い美意識でひときわ目を引くのは、代々木の「フルール・ド・エテ」の庄司夏子氏が手掛けるマンゴタルトかもしれません。
『フルール・ド・エテ』のマンゴータルトは、普段から手に入らないケーキとして知られており、百貨店での予約販売ではわざわざ地方から買いに来たファンもいるほど。普段手が届かないケーキがコンビニに、カップケーキのように置いてあったら……それこそこの店のテーマと合致するものになります。
通常、店で販売しているのは国産マンゴーで作った9輪のバラを、シックな黒いボックスにあしらったものですが、今回はこの「カルチエ」のためだけに特別に作られた1輪のタイプ。
“コフレ・デセール”という言葉に相応しい美しさと、とろけるようなマンゴーの柔らかさにうっとり。『フルール・ド・エテ』の商品は本来はブラックにシルバーを合わせたパッケージだが、本品はブラックにゴールドを合わせた「カルチエ」特別バージョン。
カルティエと『フルール・ド・エテ』、両方のファンを裏切りたくないという庄司氏の思いから、パッケージに至るまでブランドのこだわりが貫かれています。手に吸い付くようなマットブラックのボックスに、特注のガラスのケース、その中で咲くマンゴの薔薇のきらめきは、まるでジュエリーのようです。
カルチエ人と人をつなぐことで生まれた、ここだけのオリジナル商品。
いかにもコンビニらしい商品のひとつであるエナジーバーは、白金台『TIRPS』の元シェフ、田村浩二氏が手掛けたもの。製造業者を探すところから始まり、イチから独自に開発したスペシャルな商品です。
製造業者の“ネイチャーシング”は、トレイルランニングをする人たちの間ではよく知られる、日本生まれ、100%自然素材のエナジーバーを作っている会社です。何のつてもなく、それこそドアノックのような形で連絡して、田村氏と繋げたことでコレボレーションが実現。
今回限定のフレーバー「カカオ&ベルガモット」は砂糖不使用で、甘みはベースに使ったデーツとレーズンのみ。田村氏の最大の武器である香り――今回使用したベルガモットは、田村さんが普段からお付き合いのある農家の方にご提供いただいたそうで、八丁味噌のコクとカカオニブがつくるチョコレートのような味わいがあり、ベルガモットの柑橘系の香りとマッチ。「抹茶&ココナッツ」は、無農薬の抹茶に、ローストココナッツを合わせたもの。
日常の中にあるものをプレシャスに昇華させた『カルチエ』に是非お越しください。