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清らかな川面に溶け込む、11種類、約4000本の燃えるような紅葉。[香嵐渓/愛知県豊田市]
香嵐渓地域の人々が守り育てた紅葉が、今年もまた鮮やかに色づく。
愛知県東半部にある『巴山』を源流とする『矢作川水系巴川』が流れる渓谷『香嵐渓』。この地の紅葉は1634年頃、『香積寺』十一世の三栄和尚が、般若心経を1巻読み上げるごとに1本ずつ手植えをしたのが始まりとされています。その後、大正末期から昭和初期に近隣住民による大植樹が行われ、現在の景色になりました。今では巴川沿いの山道から香積寺の境内にかけて、「イロハモミジ」や「オオモミジ」など、11種類、約4000本の紅葉を見ることができます。見頃は11月中旬から下旬で、近隣にある標高254mの『飯盛山(いいもりやま)』を含めた一帯が、赤色や黄色に染まる様子は圧巻です。
毎年11月には「香嵐渓もみじまつり」が開催され、期間中は21時まで夜間ライトアップも行われます。昼間とは異なる幻想的な姿は息を呑むほど美しく、雅な世界です。また近隣には国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている足助(あすけ)の町並みがあり、宿場として栄えたかつての姿を垣間見ることもできます。
住所:愛知県豊田市足助町飯盛 MAP
アクセス:猿投グリーンロード力石ICより車で約15分/東海環状自動車道豊田勘八ICより車で約20分/名鉄名古屋本線東岡崎駅から名鉄バス乗車、バス停香嵐渓下車、乗車時間約1時間10分、バス停より徒歩すぐ