更新し続けるフレンチの「クラシック」を和歌山から発信する。[オテル・ド・ヨシノ/和歌山県和歌山市]

オテル・ド・ヨシノOVERVIEW

ガストロノミーは「ローカルこそがグローバル」な時代。日本国内でも、北から南まで、料理を通じてその土地の魅力を発信せんとするレストランが、県外、そして海外からもゲストを集め、東京や京阪の繁盛店に劣らぬ存在感を示しています。そんな中で、和歌山県和歌山市で開業から13年を迎える『オテル・ド・ヨシノ』手島純也シェフの立ち位置は、ほかとは少し異なります。

フランス修業から帰国して11年、今年43歳の手島シェフが全キャリアを賭けて取り組んでいるのは、第一に伝統的なフランス料理の継承です。世界の潮流に足並みをそろえるよう、皿に個性や表現を載せるプレゼンテーション全盛のガストロノミー界にあって「温故知新」を頑ななまでに貫き、「フランス料理であること」にこだわり続ける手島氏の料理は、逆説的に際立った個性を放ち、食べ手を惹きつけて止みません。手島氏がどういった経緯で今のスタイルにたどり着いたのか、そしてこれからの時代に思うこととは。和歌山でじっくり話を聞きました。

住所:和歌山県和歌山市手平2-1-2 和歌山ビッグ愛12F MAP

電話:073-422-0001
オテル・ド・ヨシノ HP:http://www.hoteldeyoshino.com/index.html