スローライフの実際を体感し、新たな価値観を築く。白い宿が気付かせる、上質な暮らし。[白のMINKA/静岡県浜松市]

白のMINKAOVERVIEW

静岡県浜松市都田(みやこだ)。市内の中心から車で30分ほど、山間部に向かって北上したところにある町で、東西を貫くのは単線のローカル鉄道、天竜浜名湖線。なだらかな山の稜線も近くに望める、のどかなエリアです。

『白のMINKA』は、この町にある唯一の宿として、2016年11月にオープンしました。佇まいは日本の古民家風ですが、外壁は真っ白。そんな一軒家が二棟ある、この宿は外見からして、すでにコンセプチュアルなムードを漂わせています。

宿のある一帯は「ドロフィーズキャンパス」として整備されており、カフェやレストラン、インテリアショップ、ブックストアなどが点在。どこも、北欧家具やオーガニックフードといった、先鋭的なアイテムを扱っています。週末ともなると、多くの観光客で賑わい、「過疎の町だった」とは思えない盛況ぶりに驚かされます。

この宿とドロフィーズキャンパスは、地元の一企業、都田建設が手掛けています。宿が掲げるテーマは「日本文化の深化と北欧デザインの融合」。少し、難しく聞こえますが、そこには、上質なスローライフの在り方を提案する宿の姿勢がありました。
これは、晩冬の都田で取材班が感じ取ってきた物語です。

住所: 静岡県浜松市北区都田町10087番1 MAP
電話: 053-428-6111
白のMINKA HP:http://dlofre.jp/shironominka/