深く長い歴史を持つ世界遺産・平泉の伝統と文化に酔う。[平泉倶楽部~FARM & RESORT~/岩手県西磐井郡平泉町]

平安末期に奥州藤原氏のもとで栄え、「黄金の都」と呼ばれた世界遺産・平泉の歴史と文化を体感できるプレミアム・リゾート。

平泉倶楽部世界遺産の里に佇む、1日1組限定の古民家リゾート。

東西に長く、多様な風土と、それに育まれた多彩な文化を誇る国・日本。
いまだにその魅力が知られていない地も多く、旅やそこで得られる体験を愛する人々には、まだまだ探求の余地があるといえるでしょう。
 
そんな「旅の通」にお勧めしたいのが、ここ奥州の平泉です。
かつて「黄金の都」と称えられ、陸奥の豪族・奥州藤原氏のもとで3代100年にわたって隆盛を極めた地。平安末期に築かれた寺院や史跡、連綿と受け継がれてきた文化や習俗などが色濃く残っています。
 
そんな悠久の歴史を見守ってきた束稲山(たばしねやま)の山麓に、2018年7月、『平泉倶楽部~FARM&RESORT~』が誕生しました。築150年の日本家屋をリノベーションした、1日1組限定・一棟貸しのプライベート・リゾートです。

美しい田園風景と緩やかな時間の移ろいの中で、ラグジュアリーかつプライベートな時間を過ごせる。

延べ床面積約170㎡の一軒家を一棟貸し。二世帯でも三世帯でも同じ空間で寛げる。

南部鉄器で頂く白湯、秀衡塗(ひでひらぬり)で味わう食事、一関の京屋染物店が手染めした作務衣(さむえ)など、平泉の伝統工芸を五感で楽しめる。

平泉倶楽部歴史と文化を育む「風土リゾート」を目指して。

『平泉倶楽部~FARM&RESORT~』の特徴は、贅沢なゲストハウスであると同時に、かつて「黄金の都」として栄えた平泉の歴史や文化、伝統工芸などを体感できるショールームにもなっている点です。
 
中尊寺金色堂をはじめとする複数の世界遺産や、有形無形の文化遺産を数多く擁する平泉は、古くから多様な文化や伝統が出合い、影響を与え合いながら発展してきた地でした。今なお残るそれらの賜物は、あまたの伝統工芸や伝統芸能となって息づいています。

それらを集めた館内には、南部鉄器・岩谷堂箪笥(いわやどうたんす)・秀衡塗(ひでひらぬり)などの伝統工芸品が随所に配置されています。いずれもゲストが自由に利用でき、貴重な一流の工芸品にじかに触れられます。

平泉の歴史と伝統を映したしつらえが、充足感を与えてくれる。

キッチンにはIHコンロ、バスルームには最新の水回りと自動お湯はり機能などを完備。古民家の風情はそのままに、快適に過ごせる。

平泉倶楽部平泉の振興と発展を目指して。

平泉は年間200万人もの観光客が訪れる、一大観光地です。ですが、景観条例などによって高層ホテルや大規模な宿泊施設の建設が困難、という課題がありました。そのため平泉に訪れても、そのまま別の観光地に流れる、という人々が多く、現地に泊まる人は年間わずか4万人(観光客全体の2%)に留まっていました。
 
そんな課題を解決するために、『平泉倶楽部~FARM&RESORT~』は造られました。更に郷土食作りや伝統芸能の鑑賞、近隣農家での農業体験などの「体験」も用意して、世界遺産・中尊寺金色堂や近隣の名所へのツアーガイド、毛越寺(もうつうじ)での座禅体験などもオプション化。平泉の魅力をより堪能できる拠点として、注目を集めています。
 
特に「一棟貸し」の贅沢かつプライベートな空間で愉しめる体験は、地域の人々とのディープな交流に最適! ただ泊まるだけでなく、「ここに再び訪れたい」という動機づくりになっています。

ゲストのためだけに舞われる「南部神楽」を、広い庭先で鑑賞できるオプション(料金:1回5万円~)。

地元のお母さんに郷土料理を教わりながら、自ら作って味わう楽しみ。

近隣農家での農業体験は、平泉の空気と風土にダイレクトに触れられる(料金:1名あたり5,000円~)。

平泉倶楽部非日常の空間で過ごす、上質な休日

こうした体験や滞在で味わえるのは、まるで田舎に帰ってきたかのような懐かしい空気。都会の喧騒とは無縁の環境と、何ものにも縛られない緩やかな時間の中で、心ゆくまで寛げます。
 
長い縁側や、広々とした畳の部屋で、足を伸ばして寝転がるひと時。庭のハンモックに揺られたり、竹林を吹き渡る風の音に耳を澄ましたりと、時間を忘れて過ごせます。

季節によって表情が変わる風景に、極上の寛ぎを実感。

寝室は洋室と和室があり、洋室は施錠できる。

自慢のヒノキ風呂は、まるで森林浴をしているかのような爽やかな芳香に癒される。

平泉倶楽部平泉の風土を詰め込んだ「食」でこの地の神髄を知る。

そして日が暮れたら、囲炉裏を囲んで昔ながらの団欒(だんらん)が愉しめます。更に5つのプランから選べるバラエティ豊かな夕食が、その団欒に更なる満足感をもたらしてくれます。
 
まずは料理人を派遣してもらい、和洋折衷やフレンチなどの特別なコース料理を作ってもらえるプラン(料理人派遣料2万円(税抜)+料理1人前5,000円(税抜)~)。次に地元のお母さんに教わりながら作る、一関や平泉の郷土料理(1名あたり3,000円(税抜))。更に地元の飲食店『KABURAYA』から届けられる、地域の食材をふんだんに使ったケータリング(夕食1人前4,000円(税抜)~/朝食1人前1,500円(税抜))。そしてアメリカ製の「weber®2バーナーガスグリル」で焼き上げる、手軽でありながらも本格派のバーベキュー(機器レンタル5,000円+食材1名分1,500円~4,000円)です。いずれもここでしか味わえない、驚きと感動をもたらしてくれます。
 
また、持ち込みフリーのキッチンで自ら調理する楽しみもあり、これが5つ目のプランとなります(無料)。好みに合わせて古民家ステイの晩餐を愉しんでください。

朝食の一例。地場産の食材を小粋なアレンジで堪能できる。

山麓からの眺めも素晴らしい、野趣溢れるバーベキュー。

平泉倶楽部素晴らしいロケーションを心に焼き付けて。

平泉は東を北上川、北を衣川、南を太田川の3本の川に囲まれて、西に小高い山々が連なる牧歌的な地です。ですが、その中央には東北の大動脈だった「奥の大道」が通っており、岩手の要衝として発展してきました。
そのため今も東京から新幹線で2時間という利便性を誇り、かつての「黄金の都」の面影に気軽に触れることができます。
 
そして棚田や森に囲まれて、須川岳(栗駒山)や焼石連峰を望める絶景も見逃せない魅力です。歴史に想いをはせながら、深く多彩な文化に浸り、それらを受け継いできた人々と交流するひと時――これらの体験は、間違いなくあなたの心に刻まれるでしょう。
 
「仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」として、地域全体が世界遺産に指定されている平泉。いまだ知られざるその魅力に、心ゆくまで浸ってみてください。

関東からもアクセスが良い「奥の大道」の要衝。

この地に息づく「良いもの」を集めた、平泉の風土の結晶。

住所:岩手県西磐井郡平泉町長島字前林78-1 MAP
電話:0191-26-0015
受付時間:9:00~18:00
料金:一泊 10万円(税抜)
※宿を一棟まるごと貸切となります(1日1組限定/9名まで)
チェックイン:15:00~21:00
チェックアウト:~10:00
平泉倶楽部~FARM & RESORT~ HP:https://hiraizumi-club.jp/
写真提供:平泉倶楽部~FARM & RESORT~