デニムストリート 初☆イルミネーション

 

 

なんか最近寒くなってきたなあ、、、と思っていたら

もう12月なんですねガーン!!早い、、、、

 

 

12月ということは、

皆様お待ちかねのが来るという訳なのです上差し音譜

 

 

もうすでに街中イルミネーションで輝いていますねクリスマスツリークリスマスベルジンジャーブレッドマンキラキラ

 

 

と、いうことで

デニムストリートも今年は初めてイルミネーションします目キラキラ

 

 

 

デニムなのでもちろん青色ですOK宝石ブルー宝石ブルー

 

 

 

しつこいくらいの青ですね(笑)

 

是非、旅の思い出に写真をいっぱい撮ってくださいねラブラブ

この時期限定なのでね上差しキラキラ(ここ重要)

 

 

お待ちしておりますハムスターラブラブ

 

 

 

 

時間に対する独特の捉え方が豊かさをもたらす。[DINING OUT WAJIMA with LEXUS/石川県輪島市]

「DINING OUT WAJIMA with LEXUS」に関わった5人の対談が行われた。左から、『DINING OUT』総合プロデューサー大類知樹氏、レクサスグローバルブランディングマネージャー:岡澤陽子氏、輪島市副市長:坂口 茂氏、ジャーナリスト:清野由美氏、コラムニスト:中村孝則氏。

ダイニングアウト輪島かつてない豪華メンバーで繰り広げられた17回目の『DINING OUT』を振り返る。

2019年10月に石川県輪島市で開催された『DINING OUT WAJIMA with LEXUS』。かつてない豪華メンバーで繰り広げられた二夜限りのプレミアムな野外レストランは大成功のうちに幕を降ろし、翌日に5名の関係者が会し、今回のイベントを振り返りました。

大類:通常の『DINING OUT』のプランニングではその地域に眠っている魅力の発掘作業に一番時間がかかってたんですが、輪島の場合、一級の資産がたくさんある。輪島で開催するのに、漆文化 は必然として横軸に持ってきた時に、縦軸にたくさんある魅力の何をもってく ると輪島の表現として成立するのか ? インビジブルな魅力も含めた輪島の魅力を伝えきるには、表現側にも才能のバ リエーションが必要でした。シェフも2人、ホストも2人にお願いし、器作りにも隈 研吾さんに入っていただいたのは、そういう理由からです。

中村:輪島塗と土地そのものという2つの魅力があり、何度も訪れることで感じたのが時間的な感覚が違うということ。輪島塗は経年変化で落ち着いた色へ変わっていくだけでなく、直すこともできるので長く愛用することができる。あと、なれずしに代表される発酵文化が根付いていて、何年も米糠に漬け込んでつくられるものもある。この時間的な感覚を共有できればいいのではと考えました。

岡澤:輪島塗は創りあげるのにも相当な時間を費やし職人の手で完成させます。この職人、匠の感性というのはレクサスも大事にしている部分。匠の手や目で確認し、やり直しをすることもあります。

大類:最後は職人が決めるというのは、LEXUSが日本のブランドであることの最も象徴的な部分かもしれませんね。

岡澤:LEXUSの匠の技術の中でも、個人的に最も好きなのが塗装です。何層も重ねた塗装は深みがあり、朝と昼、夜と時間の移ろいによって表情がまったく違うものへ変化します。輪島には、静かにゆっくりと〝輪島時間〞が流れています。不便だからこそ残っているも のが多くあり、日本昔話の世界に入り込んだような感覚を味わえました。

清野:輪島は陸の孤島のようなところがあるから、あれだけ深い文化が残っています。歴史学者の網野善彦さんが紹介した「逆さ地図」では、下に朝鮮半島と中国大陸が、上に日本列島があって、間に日本海が広がっています。この地図のど真ん中にあるのが能登なんです。日本海側は裏日本なんて呼ばれますが、実は世界の中心だったんだという発想が面白い。それが能登に凝縮されていて、興味が尽きない土地です。

坂口:私は職場まで30分のところに住んでいて、皆さんがおっしゃるように時々プレゼントのような美しい景色を見ることがあります。ディナー会場になった金蔵集落は、確かに寺や棚田があっていい感じなのですが、地元の人間としては嬉しいですね。

清野:何気ない日常の中で、あっと驚く美しい風景があるのは一番の宝物なのかな。金蔵集落は本当にそういう場所なのだと感じました。

中村:シェフを2人起用して、面白かったのは植木シェフがいろいろな要素をレイヤードして一つの味に組み立てる西洋料理で見られる手法だったのに対して、アメリカ人のジョシュアシェフは味のイメージをピンポイントに絞っていくという手法だったこと。

大類:バックグラウンドが異なる人のシェフでできたのは結果的に成功でした。全く能登を知らない、より外部視点のジョシュアシェフと、自分なりの発想で能登の食材を普段から使っている植木シェフが、輪島を背負って1つのコース料理に挑んだことで面白いバランスを生んだ。 ラグビー日本代表チームって、外国人も多いけど、全員で日の丸背負って、同じ目的に向かってますよね。そんな感覚とダブりました。もっと地域創生の現場に、積極的に海外の人の感覚を取り入れたい。その土地を背負う覚悟があることが唯一の必要な素養なんだと。


【関連記事】DINING OUT WAJIMA with LEXUS

10月5日、6日の二夜限定で開催された『DINING OUT WAJIMA with LEXUS』。今回の舞台は輪島の世界農業遺産にも認定される棚田。

魅力の多い輪島を表現する為に『DINING OUT』史上初の日米ダブルシェフの競演となった。

7回目のホスト役を担った、コラムニストの中村孝則氏。

ディナー翌日は、東洋文化研究家のアレックス・カー氏をホストに、輪島塗の魅力を巡るツアーが開催された。

『DINING OUT』と同時開催となった『DESIGNING OUT Vol.2』、隈研吾氏がデザインした器をつかい、日米ダブルシェフが料理を盛り付け、かつてない豪華なフルコースが完成した。

100以上の工程を12名の輪島塗職人達で担いつくりあげた『DESIGNING OUT Vol.2』の器には、約500年の歴史と技術の結晶が込められている。

今回もゲストの送迎を担ったLEXUS。時間の移ろいで色々な表情を見せる美しい鏡面仕上げも、最後は職人の目で確かめられている。

ダイニングアウト輪島伝統工芸が生き残るには、 フレキシブルな対応も重要。

岡澤:外からの視点というと器をプロデュースしたのが建築家の隈 健吾さん。輪島塗も後継者不足などの課題を抱えていて、隈さんみたいな外の人が入ることで生じた刺激や気付きってとても大きなこと。輪島塗の工程を見せるという発想がユニークでした。

大類:すごく面白いのですが、いままでの輪島塗では絶対に出してはいけないものだったんですよ。

坂口:国の重要無形文化財で工程が細かく決まっているので、輪島漆器商工業協同組合としては守りたいんですよ。工程の途中のものを器にしてしまったら、分業制なので後の人たちの仕事もなくなってしまいます。

岡澤:厳密に決まっている定義を崩したことは、職人にとっても大きな一歩 だったと思います。『DINING OUT』は料理だけでなく、伝統工芸に対しても大きな刺激を与えることができたのではないでしょうか。

清野:伝統工芸は伝統技術を積み上げていく方法と、前衛的な方向に一気に飛ぶ方法があって、後者の革新を起こしたいというときに間違えることが多い。そこを隈さんにやっていただいたことで、一つのジャンルができたのではないでしょうか。輪島塗の工程をさらけ出すというのも、隈さんのような 人でないとできなかったと思います。

中村:輪島塗は地元の珪藻土からできる地の粉を漆に混ぜて下地塗をしていくのですが、最初に出てきた器は木の器で一切塗られていないものでした。

坂口:組合としても、これでは輪島塗といえないジレンマがあったみたいで す。最終的に過程も含めて皆さんに見ていただいて、それらを含めて輪島塗とすることに落ち着いたようです。

大類:組合としての判断も当然あるかと思いますが、『DINING OUT』の中で、今までにない発想で開発した器が、あの価格で売れたということが大事だと思うんです。輪島塗に関わる人達に対して、強いメッセージになったのではないかと思います。

隈研吾氏がコンセプトにしたのは、「職人の技」に光を当てる事。ゲストの前に登場する毎に出来上がっていく輪島塗の器は、これまで一切商品として世に出た事の無い。かつてないプレゼンテーションだった。

江戸時代初期に「地の粉」が発見されたことで輪島塗の技術が確立した。

ダイニングアウト輪島いまも残る振り売りは、 最先端の暮らし方の象徴。

清野:私は輪島のゆべしというお菓子が大好きで、1カ月以上スライスしながら大事にいただきます。なぜ 1カ月以上も保存できるのかというと、昔の輪島塗の行商人が行商する際に持ち歩くための食べ物だったからです。

岡澤:輪島塗も長い間使っていくものなので、時間の受け止め方が独特。金蔵集落全体が『DINING OUT』の舞台でしたが、本当に時間が流れているのを忘れることがありました。

大類:今回初の試みなんですが、翌日のツアーのホストをアレックス・カーさんにお願いしました。そのツアーに参加すると、リヤカーで魚や干物、野菜などを振り売りするおばちゃんに会えるんです。地域の皆さんは普通にそこで買い物をしています。

坂口:この時代に本当って思うでしょ。でも、皆さん担当しているエリアがあって、きちんと機能しています。

清野:昔は東京の総武線でも、野菜を積んだ籠を背負って千葉から運んでいた おばちゃんを見かけましたね。

大類:初めて見たときは、なんて豊かな暮らしなんだと衝撃でした。観光のための振り売りではなく、日常の中に暮らしを担うピースとして機能していることがすごいと思いました。

中村:集落は離れているし、移動も大変だから便利なんですね。でも振り売りが便利という捉え方が面白い。

清野:高齢化や人口減でスーパーも少なくなっているから、1周回って先端にいる感じがします。

大類:個人情報保護が当然の世の中ですが、振り売りのおばちゃんは、長い信頼関係の中で、お客さんの家族の好みまで分かったうえで、つまり個人情報を知り尽くした上で対面販売してる。一周回って、本当に先端の暮らし方です。横軸の漆文化や輪島塗に対する縦軸として、振り売りは、どうしても入れたかった文化的行為だったんです。

アレックス氏がホストを務める翌日のツアーは『DESIGNING OUT Vol.2』に携わった職人の工房を巡るところからスタート。

ランチでは輪島に残る「振り売り」文化を体験。重蔵神社の境内で、おばちゃん達が朝市さながらに食材を説明、選んだ魚や海鮮をその場で焼いて食事をした。

ダイニングアウト輪島能登半島は日本のノルウェー。自然を壊さないツーリングデザイン。

中村:僕は、ノルウェーの親善大使を5年やっていて、能登半島の風景を見ていて、ああノルウェーとよく似ているなと思いました。ノルウェーでは、いかにヨーロッパの中で観光客を誘致するかというのが大きな課題だったのですが、何も無かったんです。でも、何もないのが武器だ、何もないなら、観光をデザイン戦略しようという計画が90年代から始まりました。そこで「ナショナルツーリストルート」という道々、橋、それから堤防、それから観光スポット、千枚田にもあるような場所を全部デザイナー達にコンペしました。その時のコンセプトがいかに自然と観光客が近付けるか。その試みは大成功でした。幟やガードレールを作らない自然と一体化した道路をデザインするのは、ノルウェーと気候風土の似ている輪島にもおすすめしたいです。

岡澤:道のデザイン、自然と人がいかに一体となって感じられるかという発想はすごい大事ですよね。能登って車でないといけない場所がいっぱいあって、更にちょっと車を停めて歩くスピードで感じてほしい場所もたくさんありました。車で味わう風景、歩くスピードで味わう風景、そこの全部含めてデザインされて、もっと能登の奥まで体験できるとすごく素敵だなと思いました。今回の会場「金蔵」もなかなか普通の観光客の方は行かないと思うんです。

大類:観光地では無いですからね、田んぼですから、住所も細かくは無いのでナビでも出て来ない場所でした。

清野:実は金蔵には去年の夏アレックスさんと取材に来たんです。地元の人から教えてもらって立ち寄ったらあまりに美しいので彼の頭の中にバーっとインプットされたんです。そういう出会い方がいいと思うのです。世の中にいろいろ発信されている情報から自分が見つけるんじゃなくて、身近な友だちから教えてもらったり、信頼する人から教えてもらった、そうすれば自分もそこを大事にしようと思いますよね。そういったコミュニケーションってメディア、広告の非常に大きな課題になっていると思います。

大類:おっしゃる通りです。いま「人伝(ひとづて)」というところに結局戻ってきてますね。友人から紹介されたこととか、価値観が合う人から勧められたのが、いちばん行きたくなるっていう、その情報価値が一番高いですね。

本州から飛び出している能登半島は、ノルウェーに似ていると中村氏。

能登半島にはナビにも載っていない素晴らしいスポットが数多く残る。ディナー会場になったこの金蔵地区も地元の人達から教えてもらった。

ダイニングアウト輪島次の『DESIGNING OUT』は露天トイレ!? 本質的な地域創生のアイディア。

坂口:「DINING OUT」でいちばん気になったのはトイレだったんですよ。まさかあの普通の仮設みたいなものでは無いですよね?と。せっかくのプレミアムなレストランで、全部台無しになってしまう。しかしとても快適で、3回使わせていただきました笑

清野:トイレにも「用足し時の消音装置」がしっかり設置されていて感動しました。ここまでやるかって。でもまだまだ改良の余地はありそうですよね。隈研吾さんがスノーピークと作ったトレーラーハウス、一昨年に隈さんが持ってる神楽坂の土地でしばらく期間限定でビストロをやってらしたんですよ。トイレはどうするのかと思ったら、敷地にすごくきれいなお手洗いもつくっていて。トレーラーハウスの可能性っていうのをトイレによって感じることができたんですね。例えば『DESIGNING OUT」でトイレをつくるとか、すごい話題になると思いますよ。

大類:野外レストランで、トイレは昔から難題でした。なるほど、オリジナルで作っちゃうのは良いですね。素敵なアイディアです。

中村:フィリップ・スタルクがデザインしたトイレっていうのがありましたね。それはビルの男性用トイレが、全部ガラス張りになっていて、ビルから街に向かって用を足すっていうデザイン。

岡澤:他にも、建築家の藤本壮介さんが、自然の中で用を足す解放感みたいなトイレを作られていましたね。敷地が広く、庭の真ん中にあってガラス張りのトイレでした。

清野:もう露天風呂の時代じゃない! 露天トイレの時代だ!(笑)

大類:露天トイレ面白い!輪能登半島のいたる所に、様々なデザイナーがデザインした「露天トイレ」をつくるプロジェクトとか良いかも。景観は絶対崩さないように、自然と一体化させて。トライアスロンとか、サイクリングの人とかそのトイレ目当てで来る人も増える。

中村:まさに、「ツーリストルート」をデザインするプロジェクト。トイレがある場所がわかっていれば、ドライブしていても安心。ルートとしてはとても重要ですね。

清野:色々な地域を訪れる中で、田舎のトイレのデザインが残念なことは多いですからね。

大類:景観を崩さないトイレを作るプロジェクト、本気で考えます。

坂口:色々なアイディアをありがとうございます。トイレで締めるのもなんですから(笑)今回の『DINING OUT」は民間主導でやれた事が本当に良かったです。行政主導でやっても地元の方々はなかなかモチベーションがあがらない事も多いので。昨日、地元の方々と話している時に、「坂口さん、輪島を5年以内にバスク地方みたいな食の街にするんです!視察行きましょう!」と、早速盛り上がっていました。今後必ず、輪島の力になる芽が出たはずです。

千葉県を走る小湊鉄道の「飯給駅」の屋外トイレ。庭の中心に四方をガラス張りされたトイレが設置されていて、観光客が集まっている。

1999年、トヨタ自動車入社。調査部にて自動車市場分析、将来予測シナリオ策定を担当。2014年より現職。レクサスのグローバルブランド戦略や、デザイン関連などの体験型マーケティング施策にかかわる。

輪島市生まれ。民間 会社を経て輪島市役所 に。都市整備課長、企画課長、交流政策部長を経て、2013年に輪島市副市長に就任。この間、能登空港、街並みづくりなどのプロジェクトや観光交流政策などを担当。

慶應義塾大学大学院修了。ケンブリッジ大学客員研究員。出版社勤務を経て、92年にフリーランスに転じる。 国内外の都市再生、デザイン、ビジネス、ライフスタイルを取材する 一方で、時代の先端を行く各界の人物記事に力を注ぐ。

ファッションやカルチャーやグルメ、旅やホテルなどラグジュアリー・ライフをテーマに、雑誌や新聞、TVにて活躍中。2013年からは、世界のレストランの人気ランキングを決める「世界ベストレストラン50」の日本評議委員長も務める。

1993年博報堂入社。2012年に新事業としてダイニングアウトをスタート。16年4月に設立された、地域の価値創造を実現する会社『ONESTORY』の代表取締役社長。