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あったかグッズ!!
皆さんこんにちは
クリスマスシーズンと言うことでキャラ工房も
クリスマスの飾りでとても明るくなっています
今回はキャラ工房からキャラでは新商品の
あったかグッズを紹介したいと思います
じゃ--------ん
こんなにあたたかい商品達が入荷しました
ブランケット 各¥3,300(税込)
フットインクッション 左¥2,530 真ん中・右¥2,970
左 2wayブランケット¥3,300(税込) 右 スカートブランケット4,180(税込)
この商品は膝掛けとしても使えて機能性も抜群
この季節、プレゼントにもとても人気な商品です
雑貨館とキャラ工房にて取り扱っていますので
ご来店の際は是非見てみて下さいね
東洋文化研究家 アレックス・カー インタビュー~南会津秋ツアーを終えて[NEW GENERATION HOPPING MINAMI AIZU/福島県南会津郡]
ニュージェネレーションホッピング南会津風土に溶け込んだ「小塩の神楽」のよさ。
自然の恩恵も、厳しさも知る人々が暮らす南会津には、移りゆく時代を越えてきた古い街並みが今に受け継がれています。そこで山々が色づく秋、東洋文化研究家のアレックス・カー氏やツアー参加者の皆さんと共に、日本の原風景を彷徨うかのようにこのエリアを歩きました。2019年11月に開催された、「アレックス・カーと巡る南会津秋のツアー」にて1泊2日の行程を終えたアレックス氏は何を思うのでしょう?
「ツアー初日に訪れた『大桃の舞台』の神楽は素晴らしかったですね。村の方々が座って神楽を見ているなか、そこにお邪魔するように入っていって。全国に神楽はあって、なかには完全に儀式化してしまったものもありますが、『小塩の神楽』は農村舞台の演目らしく風土に溶け込んでいました。ユーモアや遊びがあって、囃子方と観客のやりとりもあって、みな笑っている。客席にいた彼らもまた、神楽の一部だったと思います。舞台が3層構造になっているのも素晴らしい。僕はあちこちの農村舞台を見てきたけど、こんな造りの農村舞台は日本にひとつしか現存していないかもしれない。建具も入れられるようになっているし、歌舞伎で場面を替える時など、いろんな場面で活用されたんでしょうね」
【関連記事】NEW GENERATION HOPPING MINAMI AIZU/東洋文化研究家アレックス・カーと巡る南会津秋のツアー・レポート
ニュージェネレーションホッピング南会津南会津の茅葺屋根に見る彫刻的な美しさ。
さらにアレックス氏が気になったのは、「大桃の舞台」の屋根の形。南会津の茅葺は冬場の豪雪に耐え、断熱材としての機能を果たす一方で、梅雨時や夏場は湿気で木を傷めないよう通気性が保たれています。そのため分厚くなった萱の庇部分を切って、屋根全体の形を整えているところが「彫刻っぽい」と言うのです。こういった立体感のある茅葺は、イギリスにもよく見られるそうで、遠く離れたイギリスと南会津にどのような接点があっては似るに至ったのか、その背景に想いを巡らせずにはいられません。離れた土地の共通点を建物に見る発見はもうひとつありました。それは、大内宿に行く前、人気蕎麦店の『三澤屋』のご主人・只浦氏が手掛ける貴重な古材の倉庫を見せていただいていた時のこと。山と積まれた弁柄色の瓦を見たアレックス氏が、「佐渡の瓦と似ているなあ」とつぶやいたのですが、それを聞き逃さなかった只浦氏が、「その昔、会津藩は佐渡を治めていましたから」とおっしゃったのです。
「あれは僕も嬉しくなっちゃってね。もともと瓦が好きで、『DINING OUT』で佐渡に行った時に独特の色や釉薬が特徴的だなと思って覚えていたんです。でも、まさかルーツが同じとは思いませんでした。会津藩というと当時の超エリート藩で、財政が潤っていただろうから、立派な茅葺屋根のお宅がたくさん残っているのも、その辺りと関係あるのかもしれないね。そうそう、今回は『大内宿』と『前沢曲家集落』の2カ所を見たけれど、大内宿は街道沿いに整然と家が並んでいて、前沢は普通の農村だから家が点在していて。それが一層、おとぎ話のなかの隠れ里といった雰囲気でしたね。ああいう村は日本のあちこちにあるんだけど、あれだけキレイに保存されているところは少ない。とても貴重だと思います。理想郷ですよ」
魅力的な茅葺といえば、2日目の午前中に立ち寄った「南泉寺」も夢のような空間でした。田んぼのなかにひっそり佇むお寺には苔蒸した石灯籠と立派な枝垂れ桜。そして、茅葺の楼門――。そこには美しき日本の残像がありました。
「『南泉寺』はたまたま走行中のクルマから見つけたんだけど、最初に見たときの嬉しさはずっと忘れない。『南泉寺』も『前沢』もそうだけど、普通の農村のなかにぽつりと残ったああいう雰囲気の場所が好きですね」
ニュージェネレーションホッピング南会津美しき日本の残像を未来に受け継ぐために――
「しかし、今回のツアーで回ったような場所は全国的に少なくなってきました。畦道のなかにガードレールを立てたり、看板だらけにしちゃったり、公共工事が景観を損ねていってしまって。とはいえ、今回の大内宿の賑わいをみて、美しい田舎には世界的ニーズがあるんだなとつくづく思いました。『観光客なんて来る訳ない』『田舎は交通が不便だから』はいい訳でしかない。せっかく南会津には観光資源になる茅葺の古民家がたくさんあるのですから、そちらを整備して、大内宿にくる観光客を分散させてはどうかと思います。大内宿は今後、入村料をとってもいいし、予約制にしてもいい。(合掌造りで有名な岐阜の)白川郷では秋のライトアップシーズンは予約制を取り入れたそうです。そろそろ、日本の観光はそういうことを考えていかないといけないね。それで、入村料はうんと高くすればいい。たとえそれで観光客が10分の1に減ったとしても、入村料を500円から5000円にすれば全体の売り上げは変わりません。そうすると、お金を持っている人しか観光できないことになってしまうので、学生は無料にするとか、抽選枠を設けてもいい」
打てる手はたくさんあるとアレックス氏。その根底には、貴重な建物は不可逆で、一度壊して古材を廃棄してしまえば、もう元には戻せないという切実な想いがありました。
「大内宿は大型ツーリズムの見学スタイルですが、前沢はこじんまりしているので、滞在型の観光スタイルを作るのもいいですね。宿泊施設を1,2軒作って、あとはアーティストレジデンスやアトリエにしてもらったらどうだろう? 観光客はゆったりと散策ができるし、そのなかでアーティストのアトリエに出入り出来たら楽しいよ。宿泊費に料理と地元に落ちる金額も大きくなりますし。経営する側にしても、旧来の日本の旅館のように上げ膳据え膳ではなく一棟貸しにすれば、スタッフを常駐させる必要もない。鍵を渡して設備の説明をしたら、あとは鍵を返すまで自由。食事は地元で買った食材をキッチンで調理するか、ケータリングを利用すれば無理がない。1日目の『南山荘』のディナーのように、予約制でシェフを呼ぶツアーも喜ばれるでしょう。『大桃の舞台』がある集落だって、ちょっと手を入れて何軒かを茅葺に戻せば、一気に元気になると思いますけどね。何も全てを茅葺にする必要はなくて、色や材木をある程度揃えれば、それだけで統一感は生まれると思います。それこそ、只浦さんが集めたツガやクリなどの古材を使った現代的な意匠の家があってもいい。そうしたら、僕が真っ先に泊まってみたいですね(笑)」
1952年アメリカで生まれ、1964年に初来日。イエール、オックスフォード両大学で日本学と中国学を専攻。1973年に徳島県東祖谷で茅葺き屋根の民家(屋号=ちいおり)を購入し、その後茅の葺き替え等を通して、地域の活性化に取り組む。1977年から京都府亀岡市に在住し、ちいおり有限会社を設立。執筆、講演、コンサルティング等を開始。1993年、著書『美しき日本の残像』(新潮社刊)が外国人初の新潮学芸賞を受賞。2005年に徳島県三好市祖谷でNPO法人ちいおりトラストを共同で設立。2014年『ニッポン景観論』(集英社)を執筆。現在は、全国各地で地域活性化のコンサルティングを行っている。
東洋文化研究家アレックス・カーと巡る南会津秋のツアー・レポート[NEW GENERATION HOPPING MINAMI AIZU/福島県南会津郡]
ニュージェネレーションホッピング南会津秋色の山に憩い、農村舞台で古人を思う。
自然と共存してきた古人の暮らしの面影を今に残す南会津。『ONESTORY』では時間をかけて、その魅力をお伝えしてきました。そして、今年は地元を知りつくした識者や写真家の小林紀晴氏と共に、南会津をより深く体感できるツアーを実施。第3回目となるツアーのナビゲーターは東洋文化研究家のアレックス・カーさんです。建物の細部を見るおもしろさ、集落全体の成り立ちをみるおもしろさなど、全国を旅してきたアレックスさんならではの視点に、このエリアの素晴らしさがより沁みるツアーとなりました。
浅草から特急「リバティ会津」に乗り、乗り換えなしで3時間。会津田島に降り立った一行は、バスに乗りこみました。折しも南会津をぐるりと囲む山の木々が赤や黄色に染まり始めた頃。この辺りの木は杉などの針葉樹が少なく、トチやクリ、ブナにナラといった落葉樹が占めています。車窓から見る景色に「この辺りの山はふんわりとした優しい形ですね」とアレックスさん。最初の目的地・会津田島祇園会館で「つゆじ」や「にしんの山椒漬け」など郷土料理のバイキングをいただき、旧伊南小学校へ向かいました。ここには県の天然記念物に指定された高さ35メートルを超える「古町の大イチョウ」があるのです。幹回りは10メートル以上あるでしょうか。見上げれば、ライムグリーンの葉と黄色く色付いた葉が重なり、幾本もの垂乳根がぶらさがっています。その姿は神々しくすらあり、古くは「乳の神」として地元住民に信仰されていたそうです。
バスを降り、駒嶽神社の境内にある農村舞台「大桃の舞台」に近づくと、太鼓や笛、鉦の音が。それに合わせ、獅子舞が舞台上を縦横無尽に舞います。次にほっかむりをした囃子方に合わせ、ひょっとこが登場。実はこれ、我々の到着に合わせた「小塩の神楽」の保存会の方々の粋な計らい。ひょっとこがユーモラスな動きをするたびに、神楽を見ようと集まった村の方々と我々一行がひとつになり、心の底から笑いました。高冷地にある南会津では、その昔、たびたび飢饉に見舞われたと言います。生きるには苦難の連続であったであろう時も、笑いで人心を軽くしたのがこの舞台上で行われた演芸だったのでは――?そんな考えが頭をよぎりました。分厚く、どっしりした茅葺屋根も、3段構えの立派な舞台も、村の方々の精神的支柱だったに違いありません。
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ニュージェネレーションホッピング南会津おとぎ話から飛び出て来たような曲家の集落。
次に向かったのは「前沢曲家集落」です。最初に集落の向かいに設えられた展望台まであがり、「隠れ里」の名に相応しい長閑な光景に見惚れました。エメラルド色の舘岩川を渡ると、ゆったりと水車が回り、バッタリ小屋からは杵の音がします。ちなみに「曲家」とは居住スペースたる母屋と馬屋が一体になったL字型の住居のこと。集落内にある23棟のうち13棟はこの造りになっており、全体の調和が取れています。この街並みを維持するためには、住民同士の協力意識が不可欠でしょう。そんなことを思いながら歩いていると、県内から移住してきたという『えねいとうふ豆』のご主人に出会いました。「豪雪地帯なので冬は薪ストーブがかかせませんが、こちらにきてから夏場にクーラーをかけたことはありません。萱の水分で家の中が涼しいものですから」。かわいらしい姉妹の笑顔からも、集落の暮らしの豊かさが伝わってくるようでした。
ニュージェネレーションホッピング南会津囲炉裏のある古民家で、地元食材に舌鼓。
お楽しみのディナーの開催地は、100年以上前に造られた古民家。実はここ、現在は使用されていないのですが、昔ながらの曲屋で食事ができるよう会津若松のオーガニックカフェ『Baku table』(現在、休業中)からこの日のために、シェフの夢実さんが来て下さったのです。地元野菜や地元食材をふんだんに使ったコースは、先ほどの「えねいとうふ」や栗かぼちゃのサモサ、里芋の一種・会津土垂(会津の伝統野菜)の胡麻味噌あえなど6種を盛り込んだプレートから始まりました。
会津酒造の酒「ロ万」や北海道タキザワワイナリーの白など、料理に合うお酒も6種ほど用意されており、選ぶ楽しさもひとしお。メインは会津地鶏のグリル。噛みしめる度、締まった筋繊維から凝縮された旨みが迸りました。お腹が膨れた所で囲炉裏を囲み、じっくり炭火で焼いた「玄米しんごろう」をいただきます。本来の「しんごろう」は、うるち米を半つきにして串にさし、すりつぶしたエゴマと味噌、砂糖を合わせた「じゅうねん味噌」を塗って焼いたものですが、「今回はうるち米の代わりに玄米を使いました」と夢実さん。一同、香ばしくも優しい一品を堪能しました。ちなみに、会津地方ではエゴマを食べると「10年長生きする」と言われていることから、エゴマを「じゅうねん」と呼ぶそうです。
ニュージェネレーションホッピング・南会津南泉寺、湯野上温泉駅、大内宿で萱の魅力を再発見。
翌日、アレックスさんがこの地をリサーチしていた時、たまたま見つけたという「南泉寺」を訪れました。周囲を山に囲まれた田園風景のなかに佇むのは茅葺の楼門。赤い実をつけたオンコの生け垣が参道を彩り、その奥には立派なしだれ桜が鎮座しています。手入れの行き届いた古い佇まいに、地元の方々の信仰心を見る思いでした。昼前、湯野上温泉駅に到着しました。
辺りは大川峡谷に湧く閑静な温泉場ですが、この日の目的は駅舎。なんと、ここの駅舎は茅葺屋根に漆喰の壁で、構内に囲炉裏と足湯があるのです。去りゆく列車を見送り、大内宿へ。江戸時代の宿場の街並みを今に残すこの集落は、江戸初期に設けられたもの。明治に入り、日光街道の開通によって一時的に寂れましたが、それゆえに昔ながらの佇まいを今に残すに至ったのです。3層になった分厚い茅葺の屋根、切り妻造り……趣のある建物はそれぞれ食事処や土産物屋になっていて、歩いて回るのにちょうどいい規模感です。
よく動いたところで『三澤屋』に立ち寄り、ちょっぴり辛みのある大根おろしがたっぷり入った「高遠そば」をいただきました。ここの蕎麦は箸がわりに葱でたぐるのも特徴です。朝から三カ所で目にした茅葺。郷愁を誘うビジュアルと機能性から、「現在、ヨーロッパではエコ建材として萱が注目されているんですよ」とアレックスさん。はからずも今回のツアーは、温故知新の旅となりました。
1952年アメリカで生まれ、1964年に初来日。イエール、オックスフォード両大学で日本学と中国学を専攻。1973年に徳島県東祖谷で茅葺き屋根の民家(屋号=ちいおり)を購入し、その後茅の葺き替え等を通して、地域の活性化に取り組む。1977年から京都府亀岡市に在住し、ちいおり有限会社を設立。執筆、講演、コンサルティング等を開始。1993年、著書『美しき日本の残像』(新潮社刊)が外国人初の新潮学芸賞を受賞。2005年に徳島県三好市祖谷でNPO法人ちいおりトラストを共同で設立。2014年『ニッポン景観論』(集英社)を執筆。現在は、全国各地で地域活性化のコンサルティングを行っている。