降雪のち快晴。シェフたちが目の当たりにした豊かな自然、そして滋賀県の素晴らしき食材。[Local Fine Food Fair SHIGA/滋賀県、東京都]

ローカルファインフードフェア滋賀滋賀の多彩な食材が、料理人の感性を刺激する。

滋賀県は日本最大の湖・琵琶湖の豊富な水資源で育まれる素晴らしい食材の宝庫。古くから食材の研究、生産が続けられ、近江米や近江牛、湖魚をはじめ、近江の茶、野菜、果物、この地ならではのブランド食材も数多く誕生しています。

そんな滋賀県産食材の美味しさや生産者の思いを東京の人々に伝えるのが『Local Fine Food Fair SHIGA』です。東京都内で活躍する料理人やパティシエが、まずは滋賀県へ視察に赴き、生産地を自分の目で見て、生産者と話し、食材の背景にあるストーリーを知る。そして、東京に戻り、滋賀県産食材を使った料理をそれぞれの店で提供するフェアを行います。一流の料理人たちが腕によりをかけて滋賀県産食材の魅力を引き出すのはもちろんのこと、自分の目で見て、耳で聞いてきたものをお客様に語ります。

今回料理人たちが訪れたのは、冬の滋賀。広大な琵琶湖を中心に、雪に覆われた北部から、滋賀県内では比較的温暖な東部から南部にかけてぐるりと巡り、生産者を尋ねました。雪の下で甘みを増す大根、寒い時期にしか出合えない琵琶湖の氷魚(ひうお)、冬に旬を迎えるいちご。冬だからこそ堪能できる美味しい食材が、滋賀にはたくさんあります。
そんな現地視察の様子を、レポートでお伝えします。

Photographs:JIRO OHTANI
Text:AYANO YOSHIDA

(supported by 滋賀県)

産地を巡り、生産者と語り、本質を知る。滋賀県の食材の魅力を伝える都内レストランフェア開催。[Local Fine Food Fair SHIGA/滋賀県、東京都]

ローカルファインドフードフェア滋賀OVERVIEW

水、大地、気候、そして人。
良い食材を生み出すには、これらの条件が必要です。広い大地があっても水がなければ、穏やかな気候でも土が悪ければ、あるいはすべての自然条件を満たしてもそこに熱意ある生産者がいなければ、本当に素晴らしい食材は生まれません。
この条件を満たす食材を我々は「Local Fine Food」と呼んでいます。

今回舞台となった滋賀県には、言わずと知れた日本一の湖・琵琶湖があります。琵琶湖の水は周辺だけでなく関西の広域を潤します。県の半分を占める山のミネラルを、琵琶湖に流れ込む460本もの河川が運び、周囲の大地を豊かにします。穏やかな沿岸部と、雪の積もる山間部、メリハリのある気候は、それぞれの土地にあった作物を育みます。そして古くから食の都・京の食卓を支えてきただけに、生産者たちは蓄積された技術と、高い誇りを持って生産にあたります。

だから滋賀県の食材には、水と大地のパワーと、生産者の心が宿っているのです。心を動かすような力強さが潜んでいるのです。「Local Fine Food」を発掘するのにもってこいの地域と言えます。

今回は、名だたる料理人たちがそんな滋賀県の食材を視察。その土地に足を運び、生産者の声に耳を傾け、風土を知り、郷土料理を食したうえで、滋賀の食材を自らの店で特別な料理へと昇華させ提供する、都内レストランフェアを期間限定で開催します。


題して「Local Fine Food Fair SHIGA」。

『ONESTORY』取材班は、そんな料理人たちの食材探索に密着し、滋賀県の食材の魅力を紐解きます。

Photographs:JIRO OHTANI
Text:NATSUKI SHIGIHARA

(supported by 滋賀県)