待望の新商品

皆様こんにちは!!

12月に入り一気に寒くなりましたね( ̄◇ ̄;)

朝に布団から出るのが段々辛くなってまいります_(┐「ε:)_


話は変わり、デニムストリートファンの皆様に朗報です!!

当店には和蔵と言うオリジナルのブランドがあるのですが

和蔵のオーバーオールが遂に完成しました(*^◯^*)

結構オーバーオールをお探しのお客様も多かったんですよね〜


色は三色あって、ピッコリー、ピンク、マスタードの3色となっております( ´∀`)


着てみました!!

めちゃくちゃ動きやすい!!

ゆったり履けるのがGOOD👌

和蔵のロゴもしっかり入っております



お値段はヒッコリーが23.100円でピンクとマスタードが28.600円です。

新商品が気になる方やオーバーオールが気になる方は是非デニムストリートへお越しください(・∀・)



ちなみに、デニムストリートは12月6日から3月5日までは営業時間が短縮になり

10時〜17時の営業時間となりますのでお越しの際はお気をつけくださいませ。




「コロナ禍でも移転の決意は変わらなかった。僕は地元に必要とされるトラットリアでありたい」IL COTECHINO/佐竹大志

「イタリアでハムの仕込みは覚えられても熟成までは教わりませんでした。山形に戻り、試行錯誤しながら独学で熟成を試みて、ようやく自分のハム作りが見えてきました。イタリアと山形では環境が違いますからね」と佐竹大志氏。(Photograph:Zen Watanabe)

旅の再開は、再会の旅へ。こんな変わったスタイルのお店と僕を受け入れてくれた山形には感謝しかない。

東京の名店たちが愛する「ハム」が山形にあります。

「ハムだけで満足させたい」と、地元・山形に『IL COTECHINO』を開店させたのは、遡ること2012年。

声の主は、佐竹大志氏です。

その道のりは決して平坦ではありませんでした。いや、むしろ紆余曲折。6年にも及ぶイタリア修業や東京での研鑽を経て、佐竹氏が「これだ!」とたどりついた入魂は、「ハム」でした。

ここで注目すべきは、「イタリアン」ではなく「ハム」だったという点です。

『ONESTORY』が取材したのは2018年。その日も満席状態で、もちろんゲストの目的は佐竹氏のハム。それを食べるために旅をするファンは、全国にいます。

2020年、新型コロナウイルスがニュースを轟かすも、佐竹氏は冷静を保っていました。

「4月、5月中の自粛期間は店を閉めておりましたが、6月からは感染防止対策をしながら通常営業を再開させて頂きました。初めは静かでしたが、売り上げも7月には通常に戻りました。しかし、8月くらいに首都圏で第2波が始まると、前年に対して大分ご予約の数が少なくなりましたが、週末はお客様に助けられ、大きな不安もなく過ごすことができました」と佐竹氏は振り返ります。

多くの飲食店が苦戦する中、なぜ、『IL COTECHINO』は、大きな不安もなく過ごすことができたのでしょうか。その理由は、フーディーが行くレストランではなく、地元客や常連客が行くレストランの姿にありました。

「本当に感謝のひと言だけです。 地域の方々に守られていると感じます」と佐竹氏。

自粛期間中、『IL COTECHINO』ではテイクアウトなどを行っていましたが、「営業再開後は以前と変わることなく、ありがたいことにお客様にご来店頂けておりました」と佐竹氏は話します。


しかし、9月に再度お店を閉めました。理由は新たな挑戦をする準備のためです。

「移転」です。

この時期に!?と思う方も多いかもしれませんが、今回の大胆な行動にもおいても、やはり佐竹氏は冷静を保っていました。

「9月初旬から20日ほど、移転の準備、引っ越しなどでお店を閉め、9月26日から新店舗での営業をスタートしました。自分の好きなようにお店を作りたかったので物件から購入しました。正直、大分借り入れもしたため、不安がないかといえば嘘になりますが、ありがたいことに毎日たくさんのお客様にお越し頂いております。店が大きくなったこともあり、売り上げも前より伸びております。移転に関しては、随分前から決めており、新型コロナウイルスによってそれを諦めるという選択肢はありませんでした。新たな店作りに関しても変えた点はありません」。そう話す佐竹氏。表現したいことは、やはり「ハム」なのです。

そんな新店舗のために選んだ地は、同じ山形の中でも静かな郊外。「様々な友人、知人たちの助けによって作られました」と佐竹氏は話します。


「新たな『IL COTECHINO』は、友人たちが作ってくれたかけがえのない場所です。小さいコミュニティだからこその助け合いが育まれ、周りの方々にも助けられました。常連さんからもたくさんおめでとうの言葉を頂戴し、皆様の想いに恥じないよう、これまで以上に楽しんで頂ける空間を作っていきたいです」と言う佐竹氏。

様々な感謝を享受した佐竹氏が改めて思うこと。それは、地元への愛。

「山形に出店して良かった。この地域を選択したことに間違いはなかった」とその想いを噛み締めます。

「実は、食べ歩きをされている方々やグルメサイトなどを意識していた時もありました。しかし、今回の難局の中で時間を過ごしたことで、自分の方向、お店の方向がわかったような気がします。僕は、地元のトラットリアでありたい。地域の方々に愛される店を作っていきたい。こんな変わったスタイルのお店と僕を受け入れて頂けた土地柄です。それだけで人の温かさと許容の広さを感じています。世界的にも日常は一変してしまいましたが、それでも前を向いていきたいですし、僕だから表現できることを突き進みたい。大変なことはもちろんありますが、それ以上に今はやりがいがあります。また、皆様と再会できる日を楽しみにしています」と佐竹氏は話します。

熟成方法は基本的に独学。山形の風土に合わせた独自の手法を追求している。自らを「日の当たらないシェフ」だと笑う佐竹氏だが、ハムだけで人々を魅了する唯一無二の味は、ますます味わい深く熟成を重ねていく。(Photograph:Zen Watanabe)

新店舗のハムセラーは圧巻の存在感を漂わせる。その中には、様々なタイプのハムが格納され、出番を待っている。(Photograph:Zen Watanabe)

新店舗の外観。「移転先は中心地から離れた郊外。全く飲食店がない場所です」と佐竹氏が話すように、周りは静か。(Photograph:Zen Watanabe)

店で山盛りにして出しているルッコラは、父・長一郎氏が佐竹氏の要請により丹精込めて作る逸品。以前の取材では、小雨が降る中、ふたりがルッコラを摘む作業にも同行。

ハム登場の瞬間は、どのテーブルからも歓声が上がる。圧倒的な種類の多さとボリュームは衝撃的。非加熱タイプのハムは熟成期間が長く、香り豊かなものが多い。

住所:山形県山形市あこや町2-1-28 MAP
TEL:023-664-0765
https://www.ilcotechino.com

Text:YUICHI KURAMOCHI