レザーキーホルダー

ウェッジレザーズxホッピングシャワーさんとアイアンではおなじみのお二人のコラボ商品!

  • ウェッジレザーズ製キーホルダーにホツピングシャワーテツさんによるアイアンロゴピンスト入り!
  • 革はイタリア・ワルピエール社のブッテーロレザーを使用
  • 使い込むほどに奥の深いツヤが出て愛着の湧いていく革です
  • 金具部分は真鍮製

新潟食材を堪能する料理教室。中村孝則流、男の晩酌レシピ。[NIIGATA PREMIUM LIVE KITCHEN Vol.2/新潟県]

茶人として自分で料理の腕を振るうことも多い中村さんが、今宵は料理教室の先生に。

新潟プレミアムライブキッチン限定5名の受講者が、中村さんのオリジナルレシピをリアルタイムで料理。

新潟ウチごはんプレミアム」とONESTORYのコラボレーション企画として、コラムニストの中村孝則さんによるオンライン・クッキングイベント『NIIGATA PREMIUM LIVE KITCHEN VOL.2』が開催されました。参加抽選への応募は50名を超え、その中から見事に参加資格を勝ち取った5名が参加しました。

新潟ウチごはんプレミアム」は、自宅で新潟の食材を楽しむためのポータルサイト。レシピ動画の公開のほか、さまざまなオンラインイベントを紹介しています。今回、中村さんは新潟へ食材探しの旅を敢行し、そこで手に入れた食材とお酒を事前に参加者へ届けました。開催当日は、中村さんのオフィスのキッチンと参加者のキッチンをオンラインでつなぎ、料理教室がにぎやかにスタートしました。

「今日はお酒のお供になる料理を4品作ります。どれも簡単でシンプルなレシピですから、飲みながら、食べながら、楽しく進めていきましょう」と中村さん。まずは、全員で乾杯です。
乾杯のお酒は、長岡市摂田屋地区で470年以上続く日本酒蔵・吉乃川が、11月より販売を開始した発泡性純米酒「酒蔵の淡雪プレミアム PAIR」です。参加者からは「シャンパーニュのような泡立ち」「めちゃくちゃ美味しい!」と驚きの声が上がりました。ワインのインポーターである参加者も「香りの広がり方が素晴らしい」と絶賛です。4つの料理に合わせて、中村さんが吉乃川のラインアップから選んだ4種類のお酒をペアリングしていきます。

中村さんはメインの食材として新潟特産のふたつのブランド野菜を選びました。ひとつは長岡市の「大口(おおくち)れんこん」、もうひとつは五泉市の里芋「帛⼄⼥(きぬおとめ)」です。どちらも新潟県民にとってはおなじみの野菜であるものの、収穫量がそれほど多くはないため基本的に新潟県外に流通することはなく、全国的にはほとんど知られていません。中村さんは、大口れんこんや帛⼄⼥は、知られざる食の宝庫・新潟を象徴する存在だと話します。
「新潟に“食”のイメージがあまりないという方もいるかもしれません。ですが、実際には新潟はとても豊かな食材に恵まれ、奥深い食文化を育んできた土地です。暖流と寒流がぶつかる東西に長い海岸線と佐渡島を有することから、良質な海産物の宝庫となっています。コシヒカリはもちろん、酒米である五百万石の栽培が盛んで、日本酒の蔵の数は全国第1位。越後姫やル レクチエなどの人気のフルーツもたくさんありますし、ブランド豚やブランド牛などの畜産や酪農も盛んです。野菜に関しては枚挙にいとまがないほど多くの特産品があり、新潟県内では日常食として消費されています。今、新潟県民だけがそのずば抜けた美味しさを知っている大口れんこんと帛⼄⼥は、新潟の“食”のポテンシャルの高さを象徴する幻の野菜だと言えます」

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「美味しい料理を作るなら、飲みながら」が中村さんのモットー。まずは参加者全員で乾杯します。

今回のメインとなる新潟食材である大口れんこんと帛⼄⼥について解説。

料理をしながら、帛乙女の畑をたずねて自分で収穫した体験談を話します。

時にドタバタと、時にゆるりとお酒を楽しみながら、6カ所での同時クッキングが進んでいきます。

新潟プレミアムライブキッチン食材の生産の現場を知り、生産者の声を聞く。それが、究極の美味しさへの近道。

1品目の「あっさり辛子レンコン」は、茹で上げたれんこんを使ってわずか5分ほどで完成。辛子れんこんと言っても、辛子味噌を詰めて揚げたものではなく、いわばれんこんの辛子和えです。

「大口れんこんの生産者たちは、口々にシンプルな料理を勧めるんです。辛子れんこんやきんぴらでさえ彼らにしてみれば調理しすぎで、本来の味が分からなくなっていると。実は辛子れんこんを作りたいと思ったのですが、そのアドバイスを受けて超シンプル版の辛子れんこんにしてみました」と、中村さんはレシピ考案の背景を話します。
参加者たちは「れんこんがこんなに美味しいものとは知らなかった」と、味見に手を伸ばし、グラスを傾ける回数が加速していきました。

2品目、素揚げした大口れんこんと中村さん特製のジェノベーゼソースの組み合わせには、また歓喜の声が上がりました。九州在住の参加者は「れんこんを口に入れた瞬間、新潟へ早く行かなきゃと思いました」と笑います。

中村さん自身も、これらの野菜を現地で試食した際は鮮烈なインパクトを受けたと振り返ります。とりわけ印象深いのが帛⼄⼥を使った新潟の郷土料理「のっぺ」です。
「正直、それまで里芋の魅力が今ひとつわかっていなかった。ぬめっともさっとしたところが苦手で積極的に選ぶ食材ではありませんでした。でも、長生館という老舗旅館でのっぺをいただいた時には、心から感動したんです。自分の知っている里芋とは全く別物で、なんてきめ細やかでさらっとした心地いい舌触りと。奥深い味わいなんだろうと」
その感動をもとに、中村さんは3品目の洋風のっぺを作りました。旅で立ち寄った、だし製品の直営店「ON THE UMAMI」で手に入れたトマトだしと、中村さんのお気に入りの食材であるグラノパダーノチーズを使った、ユニークなオリジナルのっぺです。

新潟県三条市出身の参加者は、「洋風アレンジののっぺは新潟ではあり得ませんね。いやぁ旨い。県外の人の自由な発想が入ると、料理がぐっと楽しく広がりますね」と唸ります。

最後の4品目は、中村さんの得意料理のひとつであるスペイン風オムレツ。本来じゃがいもを使うところを帛⼄⼥に置き換えて作ります。
「帛⼄⼥をくたっとさせて、そのまろやかなぬめりを半熟卵にくるんで楽しむ一品です。味付けは塩のみ。一見凝った料理のようですが、実は極めてシンプルです。帛⼄⼥そのものの独特な食感と、他の食材と調和する万能食材としての魅力を堪能できると思います」と中村さん。ペアリングには、「特別純⽶ 極上吉乃川」の人肌燗を勧めます。

とろりとしたオムレツと、米の旨味がしっかり感じられる燗酒を味わいながら、全品を無事に完成させたみんながホッと一息。ほどよい酔い心地です。

最後に、完成した料理とお酒を思い思いに楽しみながら、しばし語らいます。「実際に料理し、味わいながら新潟の食について楽しく勉強できて、とても有意義な時間だった」「毎月開催してほしい。こういう講座があったら絶対に参加したい」「新潟のイメージが変わった」といった声が聞かれました。
中村さん自身にも今回の体験は大きな変化をもたらしたようです。
「料理人たちがなぜわざわざ生産者を訪ねるのか。その理由が感覚的にわかりました。生産者は、自分が丹精込めて育てる食材のいちばんの魅力を知っている。そして、その前には魅力を高めるために努力を重ねてきているわけです。その食材がどのように生まれ、生産者はどのように考えているか。それを知ることは、料理人にとって目標である“美味しさ”にたどり着く最短コースであり、食の本質を深く理解するための唯一の道だと気づいたんです」

画面越しに大きくうなずく参加者たちの笑顔が、イベントの成功を物語っていました。

辛子れんこんの材料を示す中村さん。このように、中村さんの料理は至ってシンプルで手軽。それでいて、味は文句なし。

4品の調理とお酒のプレゼンテーション、旅の思い出トークと孤軍奮闘する中村さん。手慣れた包丁捌きは流石の一言。

時折、大口れんこんの収穫風景を見せながら、れんこんがどのように栽培されているか、収穫がいかに大変な作業であるかを伝えました。

「洋風のっぺ」に合わせたのは、吉乃川新シリーズの「純⽶⼤吟醸 50 PAIR」。骨格がしっかりしていて、和食洋食を問わず食中酒として光るタイプ。

「辛子れんこん」と吉乃川「酒蔵の淡雪プレミアム PAIR」

ON THE UMAMI だし屋の⽩だしと水で粉辛子をとき、れんこんと和えるだけで絶品のおつまみに。

新潟プレミアムライブキッチン【あっさり⾟⼦レンコン】

材料
*⼤⼝れんこん(1個)
*和がらし粉(適量)
*⽩だし(ON THE UMAMI だし屋の⽩だし・適量)
*⽩ごま(少々)

手順
1.⼤⼝れんこんを皮がついたまま硬めに茹で、皮をむき、5㎜幅に輪切りにする。
2.和がらし粉に、⽔と⽩だしを半々の割合で少しずつ混ぜ、ゆるいソース状に溶かす。(ゆるさはお好みで)
3.1に2のソースをかけ、⽩ごまを振って完成。
合わせるお酒
吉乃川「酒蔵の淡雪プレミアム PAIR」

「れんこんフリットのバジルソースがけ」と吉乃川クラフトビール「摂⽥屋クラフト」ペールエール(左)とヴァイツェン(右)

大好評だった中村さん特製バジルソース。酸味として梅干しを加えるのがポイント。

新潟プレミアムライブキッチン【れんこんフリットのバジルソースがけ】

材料
*⼤⼝れんこん(1個)
*オリーブオイル(適量)

《バジルソース》
*フレッシュバジル(ひとつかみ50gくらい)
*オリーブオイル(100ml)
*グラナパダーノチーズ(50g)
*カシューナッツ(素焼き・50g)
*梅⼲し(1/3個)
*塩(少々)

手順
1.⼤⼝れんこんを皮がついたまま硬めに茹で、皮をむき、乱切りにする。
2.⼩さめのフライパンや鍋にオリーブオイルを浅めに張って、1を素揚げにする。
3.ミキサーかジューサーにバジルソースの材料を塩→梅⼲し→オリーブオイル→バジル→グラナパダーノチーズ→カシューナッツの順に⼊れて、ペースト状になるまで仕上げる。
4.⽫に2を盛りつけ、3のソースを添える。

合わせるお酒
吉乃川クラフトビール「摂⽥屋クラフト」(ペールエールとヴァイツェン)

「洋風のっぺ」と吉乃川「純⽶⼤吟醸 50 PAIR」

「洋風のっぺ」の仕上げにグラノパダーノチーズをたっぷりふりかける。帛⼄⼥はコクのあるチーズとの相性もいい。

新潟プレミアムライブキッチン【洋⾵のっぺ】

材料
*ON THE UMAHI UMAMIだし トマト(1パック)
*帛⼄⼥(2個)
*鶏もも⾁(50g)
*⼈参(1/2本)
*グラナパダーノチーズ(⽿の部分を含む)
塩少々

手順
1.帛⼄⼥と鶏もも⾁と⼈参を⼀⼝⼤に切る。
2.切った帛⼄⼥と⼈参を軽く下茹でする。
3.鍋に300ccの⽔とだしトマトパックとグラナパダーノの⽿を⼊れ、沸騰させて5分間煮出す。
4.3に2を⼊れて全体に味が馴染んだら、塩で整える。
5.器に盛りつけ、グラナパダーノをマイクロプレイン、なければすりおろし器ですりおろして完成。

合わせるお酒
吉乃川「純⽶⼤吟醸 50 PAIR」

「帛⼄⼥のスペイン風オムレツ」と吉乃川「特別純⽶ 極上吉乃川」(燗)

スペイン風オムレツのコツは、具材を熱々のまま卵に加えながらも、卵が固まりすぎないよう加減すること。中村さんがその極意を伝授した。

新潟プレミアムライブキッチン【帛⼄⼥のスペイン⾵オムレツ】

材料
*帛⼄⼥(4個)
*⽟ねぎ(1/2個)
*オリーブオイル(適量)
*イタリアンパセリ(適量・なければパセリ)
*卵(3個)
*塩少々

手順
1.帛⼄⼥を1cm幅にスライスする。
2.⽟ねぎを千切りにする。
3.フライパンにオリーブオイルを⼊れて、1を柔らかくなるまで軽く揚げる。
4.3に2を加えて炒める。
5.卵をとき、その中に塩をふる。4を熱いまま⼊れて、帛⼄⼥を⼿早くつぶして混ぜながら3分待つ。
6.フライパンにオリーブオイルを少しひき、熱くなったら5を⼊れて焼く。裏面がきつね⾊になったらひっくり返して、両面がきつね色になったら完成。

合わせるお酒
吉乃川「特別純⽶ 極上吉乃川」


Photographs:JIRO OOTANI
Text:KOH WATANABE

料理の完成後は、茶室に移動してオンライン飲み会状態に。そこに美味しいお酒と肴があれば、オンラインでも人と人との距離はぐっと縮まる。

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神奈川県葉山生まれ。ファッションやカルチャーやグルメ、旅やホテルなどラグジュアリー・ライフをテーマに、雑誌や新聞、テレビにて活躍中。2007年に、フランス・シャンパーニュ騎士団のシュバリエ(騎士爵位)の称号を受勲。2010年には、スペインよりカヴァ騎士(カヴァはスペインのスパークリングワインの呼称)の称号も受勲。2013年からは、世界のレストランの人気ランキングを決める「世界ベストレストラン50」の日本評議委員長を務める。剣道教士7段。大日本茶道学会茶道教授。主な著書に『名店レシピの巡礼修業』(世界文化社)がある。http://www.dandy-nakamura.com/

(supported by 新潟県観光協会)