ウルトラヘビースウェットジップパーカ/プラグ柄

アイアンハート定番の極厚裏起毛スウェットパーカーにプラグ柄!

  • アイアンハート定番の極厚裏起毛スウェットパーカ
  • ライディングの際にダボつかないようダブルジップ仕様です
  • グローブをしていても開閉しやすいようにジップには革タブを付けています
  • フロントポケット左側にはアイアンハートのネームが付きます
  • 4本針(フラットシーマ)での縫製で、ストレスのない着心地です

IHSW-56:サイズスペック

  着丈 肩巾 バスト 裾回り 袖丈 袖口
L-F 60.5 39.0 96.0 82.0 58.0 8.5
S 62.5 43.0 104.0 90.0 63.0 8.5
M 64.5 46.0 110.0 96.0 64.0 8.5
L 67.5 49.0 116.0 102.0 65.0 9.5
XL 69.5 52.0 120.0 106.0 66.0 9.5
XXL 71.5 55.0 124.0 110.0 67.0 9.5
  • 商品により多少の誤差が生じる場合がございます
  • 商品はワンウォッシュ済みです

素材

  • 綿:100%

ウルトラヘビースタンドカラーウェット

スタンドカラーパーカーにネイビー登場!

  • アイアンハート定番の極厚裏起毛スウェットパーカー
  • 左胸にはスポーツライクなオリジナルロゴプリント、左裾にはアイアンハートオリジナルロゴネーム
  • ライディング時のインナーやカジュアルな服装にぴったりです
  • リブやスタンドカラー仕様なので風の侵入を防ぎます
  • 4本針(フラットシーマ)での縫製で、ストレスのない着心地です

IHSW-57:サイズスペック

  着丈 肩巾 バスト 裾回り 袖丈 袖口
S 62.0 45.0 108.0 92.0 62.0 9.0
M 63.0 47.0 112.0 97.0 63.0 9.0
L 64.0 49.0 116.0 102.0 64.0 10.5
XL 65.0 51.0 120.0 107.0 65.0 10.5
XXL 66.0 53.0 124.0 112.0 66.0 11.5
  • 商品により多少の誤差が生じる場合がございます。
  • ワンウォッシュ済み

素材

  • 綿:100%

望まなかった再始動。そして、日本は「食」とどう向き合うのか。

「『Smile Food Project』の再始動もしかり、改めて、我々は何を表現するのか、何を訴えていくのか、何を全うするのかを考えなければいけない。日本の食文化を守り、広げ、つなげ、伝える、その役目も担う義務があると思っています」と石田氏。

スマイルフードプロジェクト

常に準備はしていた。『Smile Food Project』は、自分の使命。

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、2020年4月18日に『Smile Food Project』は発足。医療従事者の方々に無償でお弁当を届ける活動をしてきました。

同プロジェクトは、『CITABRIA(サイタブリア)』代表の石田 聡氏と『Sincere(シンシア)』オーナーシェフの石井真介氏を中心に、一般社団法人Chefs for the Blue(シェフス・フォー・ザ・ブルー)』と『NKB(エヌケービー)』をメンバーに3社で構成。石井シェフは、同一般社団法人のリードシェフも担います。

その後、2020年7月18日。感染者の減少と医療現場の実態を踏まえ、活動を“一時”休止。作ったお弁当の数は、21,086食。

2020年4月、『ONESTORY』は、本件に関して石田氏を取材しました。記事の後半、「『Smile Food Project』は、これからどんな道を歩んでいくのでしょうか」の問いに対し、石田氏は「継続を目指します。しかし、継続しなくて済むような世の中になることが一番です」という言葉を残しています。既に再始動を予測していたのでしょう。

「第1回の活動休止後も常に医療関係者の方々とは連絡を取り合い、状況を把握し、何かあった時の準備はしていました。第2波の時は、やるべきか悩みましたが、医療現場の逼迫までには至らなかったため、自分たちの仕事に専念しました。しかし、第3波は急変急増。再びやるしかない。そう思いました」と石田氏は話します。

2020年12月21日、『Smile Food Project』は再始動。

その原動力は何か。

「使命」です。

Smile Food Project』再始動時もお弁当には必ずメッセージを添える。手紙を読んでくれた医療従事者からのお礼も多く、それがまた同プロジェクトの原動力にもなる。

医療従事者に年末年始はない。せめて、食で季節や行事を感じてほしかった。

「日々、感染者数や重症者数などは報道されますが、実際、医療現場は、どうゆう状況で食事をしているとか、どんなローテーションで労働しているとか、その環境が取り上げられることは、ほとんどありません。医療従事者の方々は、24時間関係なく働いてくださっています。クリスマスや年末年始、家族と過ごすことができない人やお祝いをできない人もいます。せめて、食事をする時だけは、季節や行事を感じてもらいたい。ほっとしてもらいたい。再始動の時期も手伝い、そんなことを思いながらメニューを考えました」と話すのは、『Smile Food Project』の拠点でもある『CITABRIA Catering』の奥田裕也シェフです。

プロジェクト再始動後、提供したお弁当は、クリスマスメニューとおせちメニューの2種(2021年1月8日現在)。前者を奥田シェフが考案し、後者を『一般社団法人Chefs for the Blue』のメンバーでもある『Salmon&Trout』の中村拓登シェフが考案。

「第1回の時は、お手伝いで入らせていただきましたが、今回は、メニューから考案し、やりがいを感じました。自分の作った料理で喜んでくれる人がいる。ほんのひと時でも笑ってくれる人がいる。誰かのために料理するという行為は、レストランで出すひと皿もお弁当も変わりなく、本気で取り組みました」と中村シェフ。

中村シェフは、日本料理の名店『八雲茶寮』で副料理長を務めた経歴を持ち、「以前より、おせちは作っていたので、今回に活かせたと思います」と言葉を続けます。『八雲茶寮』の総料理長・梅原陣之輔氏もまた、『一般社団法人Chefs for the Blue』のメンバー。以前『ONESTORY』が『Smile Food Project』を取材した日のお弁当も担当していました。

「おせちもしかり、日本のお弁当は、冷めてもおいしい文化。病院に搬入しても、医療従事者の方々がすぐに食事を取れるかというとそうではありません。『Smile Food Project』のお弁当は、冷めてもおいしい料理にはこだわっています。そして、何よりこのお弁当には、自分たち料理人以外の様々な想いも詰まっています。生産者さんからのご支援もいただき、採れたての野菜も使用しています。体が資本ですから、もちろん添加物は一切使用していません」と奥田シェフ。

また、料理人や生産者以外にも、パッキングや運搬は『CITABRIA Catering』のケータリングマネージャー・新井剛倫氏が務め、商品ラベルやお弁当に添える手紙は、同社の営業サポート・洞内裕美子さんが手配します。

しかし、そんなお弁当をいただく時間さえ、決して明るくない現実があります。誰かと向き合って食事をすることが許されないこともあれば、壁に向かってひとり黙々と食べなければいけない時もあります。ゆえに前述、おいしいはもちろん、ほっとしてもらいたい。

また、環境を配慮した容器は、土に還る素材を使用。本プロジェクトに限らず、『CITABRIA』は、サスティナブルやエコなどに関心が高く、そういった点においても『一般社団法人Chefs for the Blue』と親和性は高いです。

現在、支援を受けたいという病院関係者からの連絡が次々と届いています。求められる喜びがある一方、それは医療崩壊を意味します。

そんな葛藤する日々が続きます。

「『Smile Food Project』は、料理人同士の交流にもなるし、互いの技術向上にもつながる。我々に取っても良い機会です」と奥田シェフ(左)。「いつもはひとりで料理を作っていますが、同じ思いを持ってみんなで作れる環境に一体感を感じました」と中村シェフ(右)。

彩り豊かなクリスマスメニューのお弁当。「せめて、お弁当を通して季節感や行事を感じてほしい」と奥田シェフ。

丁寧な仕込みが成される、おせちのお弁当。その好例は、炊き合わせ。その調理法のごとく、複数の食材を別々に煮て、合わせる料理は、時間と手間のかかるひと品。

『一般社団法人Chefs for the Blue』のメンバーがメニュー開発に携わる際には、サスティナブル・シーフードを必ずひとつ加える。今回、中村シェフは、ベトナム産の「ASC(Aquaculture Stewardship Council) 水産養殖管理協議会」認証を得たエビを採用。

今回は、仕込みを含め、4日間お弁当作りに励んだ中村シェフ。「自分たちの料理で、少しでも医療従事者の方々を元気にしたい」。

添加物を一切使用しないお弁当は、生産者の協力もあり、獲れたての食材も調理。環境を配慮した容器は、土に還る素材を採用。

手紙のイラストやお弁当に貼る食品記載ラベルは、『CITABRIA Catering』営業サポート・洞内裕美子さんが手配。

パッキングや運搬は、『CITABRIA Catering』のケータリングマネージャー・新井剛倫氏が務める。毎日、毎日、お弁当を運び出す後ろ姿は、胸にグッとこみ上げてくるものがある。

 黙々と、淡々と責務を全うしながら「都内の道は、かなり詳しくなりました!」と笑顔も見せてくれる新井氏。

本当は自分たちだって怖い。未だ正解がない中で、正解を探し続ける。

前述の通り、第1回目の『Smile Food Project』は、2020年4月18日から7月18日まで活動し、作ったお弁当の数は、21,086食にも及びます。

しかし、ここで特筆すべきは、その日数でも作ったお弁当の数でもありません。

この期間、この数において、「安心安全」を提供できたことにあります。

「一番、気をつけていることは食品管理です。僕らが作ったお弁当で、食中毒を出してはいけない。プロである以上、もちろんそれはあってはならないことですが、絶対はありません。衛生面においても徹底していますが、そのリスクはゼロではないため、細心の注意を払っています」と奥田シェフは話します。

また、リスクは、それだけではありません。

「現状、プロジェクトメンバーには感染者は出ていませんが、今の世の中の状況を見ると誰がいつ出てもおかしくありません。感染する可能性は、誰もがあります。もし出てしまった場合、自分たちはお弁当を作り続けられるのか……。そんなことが頭によぎることもあります。我々にも家族はいます。大切な人を守らなければならい。だからこそ万全の体制で臨んでいます」と言葉を続けます。

それでも熱い想いをたぎらせ、チーム一丸となって、誰かのために料理を作る。料理人が持つ魂の結実は、実に凛々しく、その目は輝いています。

「今、自分のお店では、ひとりで料理を作っていますが、今回のようにチームで作れることにも別の喜びを感じます。仕込みの数など、通常とは異なる難しさや苦労も楽しかったです。そんな思いになれたのは、みんなが同じ方向に向かって夢中になっているから。大変な中にもワクワク感がある」と中村シェフが話せば、「料理人は、気持ちが味に出ちゃうからね(笑)」と奥田シェフ。

ひとりで成す達成感もあれば、皆で成す達成感もあります。後者であれば、苦しさは分散し、喜びは倍増。中村シェフは、それを体感したのです。「志が同じであれば、キッチンの場所は関係ない」と中村シェフ。

「2020年から現在に至るまでの間、料理人をやめてしまった人もいるかもしれない。最後の力を振り絞っている渦中の人も多いと思います。自分は、今の環境にも恵まれ、料理人になって本当に良かったと思っています。だから、このプロジェクトを通して業界にも元気を与えたい。料理人に料理人を諦めてほしくない。自分たちは、誰かの助けがあって『CITABRIA』をはじめ、『Smile Food Project』を活動できています。だから僕たちも誰かを助けたい」と奥田シェフ。

「今こそ、飲食業界の底力を見せたい」と奥田シェフと中村シェフは、その言葉を噛み締めます。

おいしいだけでなく、思いが込められたお弁当。『Smile Food Project』を求め、様々な医療機関からの問い合わせも多い。

2021年1月8日、緊急事態宣言発令。狙い撃ちされた飲食業界と平等な不平等。

今回、取材が行われた日は、2021年1月7日。

その翌日、1月8日には緊急事態宣言が発令。周知の通り、飲食店が狙い撃ちされました。

主には、営業時間短縮が強化されることに伴い、要請に全面的に協力した中小の飲食事業者などに対し、新たに協力金を支給するといった内容です。

―――
・夜20時から翌朝5時までの夜間時間帯に営業を行っていた店舗において、朝5時から夜20時までの間に営業時間を短縮するとともに酒類の提供は11時から19時までとすること。
緊急事態措置期間開始の令和3年1月8日から2月7日までの間、全面的に協力いただいた場合(31日間)、1店舗あたり186万円(1日6万円)の支給が得られる。
(東京都産業労働局HP参照)
―――

店舗により、ひとりで営業しているところもあれば、複数の従業員を抱えているところもあります。家賃も異なるため、全てにおいて一律というのは難しい問題です。ましてや、中小企業(個人事業主も含む)の飲食店のみ対象のため、そうでない企業は対象外になります。20時閉店を促すも、7割以上のテレワーク推奨及び外出は控えるようにと発信されたメッセージを総合すると開店休業を意味しています。一方、石田氏の古巣、『グローバルダイニング』のように通常通り営業を行う方針を示すところもあり、困惑混乱の日々。

1月13日には、大阪、兵庫、京都、そして、愛知、岐阜、福岡、栃木の7府県にも対象地域として追加されました。

平等に与えられた不平等は、これからどう作用していくのか。

石田氏は、「それでもまだ、自分たちは恵まれていると思います」と言います。

「『Smile Food Project』は一度休止し、再始動していますが、医療従事者の方々は、止まることなく人命のために最前線で闘っています。彼らには“Go to eat”も“Go to travel”もありません。さらには、飲食業界以外にも苦しい業界は多々あり、給付金や協力金を支給されない人たちもいます。だから、それが得られる飲食店は、もっと元気でありたい」。

しかし、飲食店が感染源だとも見紛う今回の施策やそれを後押しするような報道は、同調国家が働く国民へのマインドコントロールとも受け取れます。

Smile Food Project』に関して言えば、医療従事者を支援している立場でありながら、医療崩壊に追い込んでいる業界という刷り込みもされてしまい、「自分たちは誰と闘っているのか……。新型コロナウイルスか? はたまた別の誰か……?」と、うがった見方をしてしまうこともあります。

それでも、活動を止めることはありません。なぜなら、それが石田氏をはじめ、プロジェクトメンバーにとっての「使命」だからです。

「どんなに誰が嘆いても、一番の被害者は医療従事者だと思います。新型コロナウイルの感染に時間は関係ない。昼夜を通して酷使している医療従事者のために、自分たちができることを常に考え続けてきました。食を通して鋭気を養っていただくことで我々は飲食業界の動きを止めない。生産者の動きを止めない。より多く食事を作ることによって救われる人がいる。『Smile Food Project』はイベントではない。今こそ誰かのために活動したい。いや、しなければならない」。

いつものように運ばれてゆくお弁当たち。こうして車を見送る日々がなくなることを一刻も早く望みたい。

自分たちは負けない。自分たちは諦めない。日本の食文化を絶やさないために。

準備や備えがあったにせよ、『Smile Food Project』のようなプロジェクトを1度ならず2度できる体力は、並の覚悟ではありません。

「今回は、企業の方々に支援・協賛を募っています。1回目の活動を通して思ったことは、まだまだ知名度が低いということでした。ある経営者の方に“これは支援を募るのではない。賛同してもらうものだ”と言われました。嬉しい気持ちと同時に、より大きなものにしたいと思いました。医療従事者の方々は、自らを酷使し、尽力してくださっています。だから自分たちも頑張れる、やるしかない。飲食の活動停止は、農家などの一次産業、酒蔵、ワイナリー、酒屋など、様々に影響します。学校においても休校してしまえば給食はなくなり、同じような現象が起きてしまうでしょう。それが長く続けば、廃業、倒産が相次ぎ、日本の食文化が失われてしまう」と石田氏は話します。

一次産業や職人たちは高齢化も進み、後継者のない産業も多々あります。今回の難局は、その追い風となり、さらにスピード感が増す可能性が危惧されます。

「日本の食を文化として残していく政策が国になければ、大切な技術も価値も失われてしまう。日本全国には食の宝が眠っている。それを決して絶やしてはいけない。日本の食は、世界的に見ても強力なコンテンツであり、それだけで観光国家になる可能性を十分秘めている。環境や生産物を見ても、レストランのクオリティを見ても、日本は世界一を誇れると思います。それをおろそかにしてはいけません。ものを作る人たち、作れる人たちの力は、本当に偉大です」。

様々な波乱を巻き起こした2020年でしたが、『CITABRIA』にとっては積み重ねた努力が結実された年にもなりました。『ミシュランガイド東京2021』では、『レフェルヴェソンス』は三つ星に輝き、サスティナブルな取り組みと献身的な活動も評価され、「ミシュラン グリーンスター」も獲得。石田氏もまた、様々なジャンルで開拓する異端児を称える『Esquire』主催の「The Mavericks of 2020」を受賞。

「自分たちが大事にしてきたことや大切にしてきたことは間違いじゃなかった。だから、もっとやっていいんだ、やらなきゃいけないんだ。そう思いました。名実ともに日本を代表するレストランになれた今、自分のお店だけ良いということはなく、目の前にお客さまだけ満足させれば良いわけでもない。維持する苦悩も失う恐怖もこれから寄り添っていかなければならない。そして、改めて、我々は何を表現するのか、何を訴えていくのか、何を全うするのか。日本の食文化を守り、広げ、つなげ、伝える、その役目も担う義務があると思っています。今、新型コロナウイルスに翻弄されている騒動はいつか終わりはやってきます。重要なことは、また同じような難局が訪れた時、どう対応するのか。絶望はもう見たくない。希望を見たい。やり遂げたと思ったことは一度もありません。ひとつ乗り越えたら、また乗り越えなければいけない山がある。終わりなき使命を背負い、生きていきたいと思います」。

『Smile Food Project』の詳細はこちらへ。

Photographs:JIRO OHTANI
Text:YUICHI KURAMOCHI

ウルトラヘビースウェットカーディガン

アイアン肉厚カーディガン再登場!

  • アイアンハートオリジナルのヘビースウェットを使って作り上げたカーディガン
  • 襟元のすっきり感でシャツの上に重ねて着るのに最適
  • 4本針(フラットシーマ)での縫製で、ストレスのない着心地です
  • ボタンはアイアンではお馴染みの強度の高いYKK製パーメックスオリジナルボタンを採用
  • 腰ポケットは一般的なカーディガンと違い物が落ちにくいようパーカ同様の形にしています

IHSW-48:サイズスペック

  着丈 肩巾 バスト 裾回り 袖丈 袖口
S 60.0 41.0 106.0 89.0 63.0 9.5
M 62.5 43.0 110.0 93.0 64.0 9.5
L 65.0 45.0 114.0 97.0 65.0 10.5
XL 67.5 47.0 118.0 101.0 66.0 10.5
XXL 70.0 49.0 122.0 105.0 67.0 11.5
  • 商品により多少の誤差が生じる場合がございます。
  • ワンウォッシュ済み

素材

  • 綿:100%

インディゴ吊り編みカーディガン

インディゴ吊り編みでカーディガン登場!

  • ループウィールの柔らかさと上品な質感が特徴のインディゴスウェットカーディガン
  • シャツの上にもTシャツの上にも軽く羽織れる便利な一枚
  • インディゴ染めの糸で色落ちも楽しめるアイアンハートらしい一着です

IHSW-55:サイズスペック

  着丈 肩巾 バスト 裾回り 袖丈 袖口
S 60.0 41.0 106.0 89.0 63.0 9.5
M 62.5 43.0 110.0 93.0 64.0 9.5
L 65.0 45.0 114.0 97.0 65.0 10.5
XL 67.5 47.0 118.0 101.0 66.0 10.5
XXL 70.0 49.0 122.0 105.0 67.0 11.5
  • 商品により多少の誤差が生じる場合がございます。

素材

  • 綿:100%

ビーチクロスベスト

独特の風合いのあるビーチクロスベスト!

【ビーチクロスとは】

ウールとコットンの混紡糸をラッセル編み機で編み裏を起毛をかけた防寒性の高い素 材のことです。 混紡が織りなす不規則な色ムラ、凹凸のついた表情から、通称「ごま塩」と呼ばれて います。
  • しっかり織り上げたビーチクロスを使って作り上げたベストに牛革のパッチポケットをつけたクラッシックな顔のベスト
  •   
  • 今までありそうでなかったビーチクロスと革のコンビネーションが特徴です
  • コットン+ウール混紡素材のため強度と保温性を両立

IHV-40:サイズスペック

着丈 肩幅 バスト 裾回り
XS 62 33.5 94 94
S 62 35 98 98
M 62.5 36.5 102 102
L 64 38 106 106
XL 65.5 39.5 110 110
XXL 67 41 114 114
XXXL 68.5 42.5 118 118
  • 商品により多少の誤差が生じる場合があります。
  • 未洗い

素材

  • ウール:74% / 綿 26%

ウルトラヘビースウェットベスト

ウルトラヘビースウェットベスト!

  • アイアンハートオリジナルのヘビースウェットを使って作り上げたベスト
  • 着こなしは自由で便利な一枚です

IHV-39:サイズスペック

  着丈 肩幅 バスト 裾回り
XS 52.5 33 92 91
S 54 34 97 96
M 55.5 36 102 101
L 57 38 107 106
XL 58.5 40 112 111
XXL 60 42 117 116
  • 商品は若干の誤差が出る場合がございます。

素材

  • 綿:100%

インディゴ吊り編みベスト

インディゴ吊り編みベスト!

  • ループウィールの柔らかさと上品な質感が特徴のインディゴスウェットベストです
  • シャツの上にもTシャツの上にも軽く羽織って便利な一枚です
  • インディゴ染め糸で色落ちも楽しめるアイアンハートらしい1着です

IHV-38:サイズスペック

  着丈 肩幅 バスト 裾回り
XS 52.5 33 92 91
S 54 34 97 96
M 55.5 36 102 101
L 57 38 107 106
XL 58.5 40 112 111
XXL 60 42 117 116
  • 商品は若干の誤差が出る場合がございます。

素材

  • 綿:100%

シャンブレーブルゾン

シャンブレーブルゾン!

  • セルビッチ仕様のシャンブレーを使った一枚仕立てのジャケット
  • シャツの代わりに春から夏まで着用可能な一枚です

IHJ-99: サイズスペック

  着丈 バスト 裾回り 裄丈 袖口
XS 65.5 108.5 74.0 88.5 6.5
S 65.5 112.5 78.0 89.5 6.5
M 67.5 116.5 82.0 91.5 7.0
L 69.5 120.5 86.0 93.5 7.0
XL 71.5 124.5 90.0 95.5 7.0
XXL 73.5 128.5 94.0 97.5 7.0
XXXL 73.5 132.5 98.0 99.5 7.0
  • 商品により多少の誤差が生じる場合がございます。

素材

  •  綿:100%

リップコードナイロンブルゾン

リップコードナイロンブルゾン!

  • インビスタ社のリリースするコットンライクな肌触りで速乾性の高いSUPPLEXナイロンを使ったリップストップタイプの素材で、軽くてドライ感の高い薄手ジャケットです
  • 裏地にもメッシュタイプの素材を使いドライ感をアップ
  • 使い勝手の良い一枚です

IHJ-98: サイズスペック

  着丈 バスト 裾回り 裄丈 袖口
XS 65.5 108.5 74.0 88.5 6.5
S 65.5 112.5 78.0 89.5 6.5
M 67.5 116.5 82.0 91.5 7.0
L 69.5 120.5 86.0 93.5 7.0
XL 71.5 124.5 90.0 95.5 7.0
XXL 73.5 128.5 94.0 97.5 7.0
XXXL 73.5 132.5 98.0 99.5 7.0
  • 商品により多少の誤差が生じる場合がございます。

素材

  • 表地 ナイロン:100%

チノタンカースジャケット

胸元にワッペンを付けた春向けタンカース登場!

  • 微起毛(細かな起毛)をかけた高密度のチノクロスを使い一枚仕立てで作り上げたタンカースジャケット
  • 生地の染めは着込んでの色落ちが楽しめる硫化染めを採用、ジーンズとの相性も良しです!
  • ジップを襟元まで上げられるスタイルなのでバイクに乗る時に首からの風をシャットアウトします
  • 元々がミリタリーアイテムベースですが、左胸にあえてスポーツライクなワッペンを縫い付け、ミリタリーの臭いを薄め着やすさを演出

IHJ-96:サイズスペック

着丈 肩幅 バスト 裾回り(リブ上) 裾回り(リブ下) 袖丈 袖口巾(リブ上) 袖口巾(リブ下)
XS 66.5 40 102 92 86 67.5 13 8.5
S 66.5 42 106 96 90 67.5 13 8.5
M 68.5 44 110 100 94 69.0 14 9.5
L 70.5 46 114 104 98 70.5 14 9.5
XL 72.5 48 118 108 102 72.0 14 9.5
XXL 74.5 50 122 112 102 73.5 15 10
XXXL 74.5 52 126 116 106 73.5 15 10
  • 商品は若干の誤差が出る場合がございます。

素材

  • 綿:100%   

コーデュロイタンカースジャケット

コーデュロイタンカースジャケット登場!

  • 13W(1インチの間に13本の畝)のコーデュロイを表素材にしたタンカースジャケット
  • 一枚仕立てで軽く羽織れるライトジャケットです
  • 色はブラックのみで大人の顔になるよう、シックにつくりあげています

IHJ-95:サイズスペック

  着丈 肩幅 バスト 裾回り(リブ上) 裾回り(リブ下) 袖丈 袖口巾(リブ上) 袖口巾(リブ下)
XS 66.5 40 108 94 86 67.5 12 8
S 66.5 42 112 98 90 67.5 12 8
M 68.5 44 116 102 94 69 13 8
L 70.5 46 120 106 98 70.5 14 9.5
XL 72.5 48 124 110 102 72 15 9.5
XXL 74.5 50 128 114 106 73.5 15 10.5
XXXL 74.5 52 132 118 110 73.5 16 10.5
  • 商品は若干の誤差が出る場合がございます。

素材

  • 表地/綿:100%  

マウンテンパーカー

透湿防水マウンテンパーカ!

  • 60/40(ロクヨン)と呼ばれる昔ながらの素材を表に使い、その裏にテクノブレンと呼ばれるハイテク透湿防水フィルムを貼り込んだアウトドアタイプのフーデッドジャケット
  • フードのドローコード先の皮のストッパーや腰ポケットの布をダブルにしたレインガード仕様など、昔から愛用されているディテールを盛り込んだ大人仕様の顔が特徴

IHJ-97: サイズスペック

  着丈 バスト 裾回り 裄丈 袖口
XS 65.5 108.5 74.0 88.5 6.5
S 65.5 112.5 78.0 89.5 6.5
M 67.5 116.5 82.0 91.5 7.0
L 69.5 120.5 86.0 93.5 7.0
XL 71.5 124.5 90.0 95.5 7.0
XXL 73.5 128.5 94.0 97.5 7.0
XXXL 73.5 132.5 98.0 99.5 7.0
  • 商品により多少の誤差が生じる場合がございます。

素材

  • 表地  綿:60% ナイロン:40%

ハリントンスタイルジャケット

スウィングトップにNew Color!

  • 撥水加工を施された表素材で、簡単な雨なら濡れずに着られるクラッシックなデザインのスイングトップ
  • 袖口と裾は表生地同色のリブで体にフィット
  • バイクに乗るときだけでなく街着としても便利な一枚です
  • 昔ながらのスウィングトップのように裏地は赤チェック柄を採用
  • フロントはライディング時に裾元がモタつかないようダブルジップ仕様
  • 襟部分は昔ながらのネコ目のアルミ釦を採用
  • フロントはライディング時に裾元がモタつかないようダブルジップ仕様
  • ダブルジッパーの引き手には、グローブをしたままでも開閉がしやすいよう、表地共布のタブをつけています
  • フロントジッパー裏側には風の入り込みを防ぐようライダースなどにみられる前立て付きの仕様
  • 未洗い

IHJ-85: サイズスペック

  着丈 バスト 裾回り 裄丈 袖口
XS 65.5 108.5 74.0 88.5 6.5
S 65.5 112.5 78.0 89.5 6.5
M 67.5 116.5 82.0 91.5 7.0
L 69.5 120.5 86.0 93.5 7.0
XL 71.5 124.5 90.0 95.5 7.0
XXL 73.5 128.5 94.0 97.5 7.0
XXXL 73.5 132.5 98.0 99.5 7.0
  • 商品により多少の誤差が生じる場合がございます。

素材

  • 表地 ポリエステル:65% , コットン:35%
  • 裏地 綿:100%

マイクロフリースC.P.Oシャツ

マイクロフリースC.P.Oシャツが新登場!

  • リサイクルポリエステルのフリースを使って作り上げたシャツ
  • 軽くて暖かくてしわにもならない使い勝手の良い一枚
  • フリースといえば、プルオーバータイプやジップアップのアウターんどが世の主流ですが、アイアンハートはシャツに仕立て上げました
  • 今までありそうでなかったアイアンハートらしいアイテムです

IHSH-287:サイズスペック

  着丈 肩巾 バスト 裾回り 袖丈 袖口
XS 70.5 40.0 101.0 95.0 63.0 10.5
S 72.0 42.0 105.0 99.0 63.0 10.5
M 73.5 44.0 109.0 103.0 64.5 11.0
L 75.0 46.0 113.0 107.0 66.0 11.5
XL 76.5 48.0 117.0 111.0 67.5 12.0
XXL 78.0 50.0 121.0 115.0 69.0 12.5
XXXL 79.5 52.0 125.0 119.0 70.5 12.5
  • 商品により多少の誤差が生じる場合がございます。

素材

  • ポリエステル:100%

半袖 メカニックシャツ

柔らかく丈夫な半袖メカニックシャツ!

  • ウォツシャブルレーヨンを使いドレープ感のある生地が特徴
  • 織り上げの顔リップルコードと呼ばれるミリタリーライクな顔ですが、この柔らかさは他にない一枚です
  • ボタンはグローブをしたままでも留め外しのし易いウエスタンタイプのYKK製パーメックス釦

IHSH-286: サイズスペック

  着丈 肩巾 バスト 裾回り 袖丈 袖口
XS 66.0 41.5 106.0 103.0 23.0 18.5
S 68.0 43.5 110.0 107.0 24.0 19.0
M 70.0 45.5 114.0 111.0 25.0 19.5
L 72.0 47.5 118.0 115.0 26.0 20.0
XL 74.0 49.5 122.0 119.0 27.0 20.5
XXL 76.0 51.5 126.0 123.0 28.0 21.0
XXXL 78.0 53.5 130.0 127.0 29.0 21.0
  • 商品により多少の誤差が生じる場合がございます。

素材

  • レーヨン:45%
  • ポリエステル:55%

出会うことのなかった戦友。シャンパーニュによって引き寄せられたふたり。[NEW PAIRING OF CHAMPAGNE・ラ・メール/三重県志摩市]

互いの存在を知りながら「伊勢志摩サミット」で饗宴するも、当時は出会うことがなかったふたり。今回、「コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン 2008」によって奇跡的なご縁が実現し、初対面を果たす。

ラ・メール × 堀木エリ子2016年、ふたりは「伊勢志摩サミット」で出会うはずだった。

和紙デザイナー・堀木エリ子さんが「テタンジェ」のトップキュベ「コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン 2008」のペアリングを体験する「食べるシャンパン」。

第1回目となる舞台は、風光明媚な三重県志摩市に位置する『志摩観光ホテル』内、「ラ・メール」です。2021年に70周年を迎える同ホテルの特徴は、伝統と革新にあります。このふたつを言葉にするのは容易いですが、そこには並々ならぬ努力と常に挑戦し続けてきた精神があってこそ。そんな両者のバランスは、「食」における領域が顕著に表れています。

牽引するのは、2014年より料理長に就任した樋口宏江シェフです。

自然と向き合い、豊かな地産の味わいを引き出す「伊勢志摩ガストロノミー」は、国内外からも高い評価を受け、数々の賞も受賞。中でも、大きな転機は2016年に開催された「伊勢志摩サミット」でした。

樋口シェフはワーキングディナーを担い、堀木さんは「ザ・クラブ」2階ホールの空間デザインを監修。巨大な一枚和紙から成る「光壁」という名の神々しい装飾は今なお輝き続け、それを一目見ようと足を運ぶ人も少なくありません。

しかし、お互いの存在は知るものの、当時、両者が出会うことはありませんでした。それが今回、約4年の歳月を経て「コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン 2008」によってふたりは引き寄せられたのです。

「ご縁ですね」。

そんな堀木さんの言葉から始まりました。

【関連記事】NEW PAIRING OF CHAMPAGNE/深まる「ご縁」、湧き上がる「パッション」。和紙デザイナー・堀木エリ子が体験する「食べるシャンパン」。

樋口シェフが「コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン 2008」に合わせて考案した料理、「東紀州、黒潮の恵み ガスエビを様々な形で」。ひと皿に表現されているが、一品一品を一膳に例え、それらを出汁がつなぐ。

「和紙も料理も自然から生まれます。当然、年によって生り物も変わるため、私はいただけた大切な食材をどうおいしく調理するかの責務をまっとうするだけです」と樋口シェフ。

「伊勢志摩サミットをきっかけにご縁をいただき、3年ほど前からガスエビを分けてもらえるようになりました。これまでは地元で消費されてしまい、流通に乗らない希少な食材でした」と樋口シェフ。

「伊勢志摩国立公園」の一部でもある英虞湾が目の前に広がる『志摩観光ホテル』。リアス式の海岸線が織りなす美しい景観は、今回の舞台でもある「ラ・メール」をはじめ、全室スイートルームの客室からも一望できる。

ラ・メール × 堀木エリ子堀木エリ子のクリエイションに共鳴すべく創造された料理のペアリング。

「堀木さんがデザインされた“コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン 2008”の日本限定ギフトパッケージの件を伺い、非常に刺激を受けました。産地への想い、職人への敬意、伝統を重んじる心、挑戦する姿勢、どれを取っても素晴らしかったです。今回は、ふたつのテーマをひと皿に込めました。ひとつは、生産者や地域への敬意や想いの表現。もうひとつは、和紙の四層漉きのごとく、同素材を4種のスタイルで味わう表現です。また、和紙という日本の伝統に寄り添うべく、あえて和の要素も取り入れました」。

そう話す樋口シェフが用意した料理は、堀木さんのテーブルに運ばれる前から豊かな香りが漂います。それが和の要素であり、正体は出汁。

「本当に良い香りですね! フランス料理に出汁とはびっくりです!」と堀木さん。

皿の上には3つの品とひとつの出汁。その全てを結ぶのは、三重県産のガスエビです。

「“東紀州、黒潮の恵み ガスエビを様々な形で”をご用意しました。まずは、ぜひお出汁から召し上がりください。三重県産の鰹とガスエビで取った出汁になります。鰹は伊勢神宮の神様に供える神饌にも使われています。昔からこの地は御食国と言われ、海産物が豊富に取れるので、神様の食事には鰹節が御膳の中心に配して備えられているほど大切な食材でした」と樋口シェフ。

崇めるその姿勢は、白い紙が神に通じると言われている日本の和紙の神聖な世界にも似ます。

以降、堀木さんの呼吸に合わせ、樋口シェフは料理を勧めていきます。

「崩すのがもったいないくらい美しい」と堀木さんが話すそれは、「ガスエビのカクテル」です。

「ガスエビを生で叩き、同じく三重県産のディル、レモンの皮と果汁、エシャロットを赤ワインビネガーでマリネしたものを塩とオリーブオイルで調理しています。ペッパーも効かせ、赤玉ねぎのピクルスとキャビアを添えて仕上げました」と樋口シェフ。

堀木さんは、満面の笑みを浮かべながら「これは、“コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン 2008” にぴったり! ひと口食べたら自然とグラスに手が伸びますね」。

「次は、ガスエビを大葉と一緒にパートグリックで包み、揚げた料理になります。添えてあるソースは、南伊勢のデコポンで作りました。皮も実も丸ごとピューレにし、柑橘のフレッシュと料理の香ばしさとシャンパーニュの相性も良いかと思います」と樋口シェフ。

「樋口シェフは、港や市場、畑などに足を運ばれているとお聞きしています。現場を知るということは背景を知るということ。それをお客様に伝えることで、よりその味が深まる。良い循環だと思います」と話しながらも、再びグラスに手が伸びる堀木さん。「やっぱり合いますね(笑)」。

「“コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン 2008”の酸味、スパイシーさと非常によく合います。私は和紙を通してシャンパーニュとご縁をいただきましたが、更においしい料理とのご縁までいただけ、幸せです!」と言葉を続けます。

「最後は、ガスエビと大葉をリンゴで巻き上げた料理になります。リンゴはシロップで軽くコンポートしており、“コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン 2008”と香りの同調を楽しんでいただければと思います。大葉の香りは日本らしく、海老との相性も良いです。上には花穂紫蘇を添えています」と樋口シェフ。

「切り込みが入れてあり、細やかな心配りは食べ手には嬉しいです。味だけでなく、香りのマリアージュも素晴らしいと思います。単品それぞれもシャンパーニュに合いますが、4品の流れも緻密に計算されていると感じました。食感、温度、甘味、塩味、旨味……。バランスが整っています。加えて、食材の物語も聞いて堪能できるという体験は、味の奥行きが広がります。手間暇かけて、現場に足を運び、生産背景も学んでいる樋口シェフの努力の賜物だと思います」と堀木さんは話します。

堀木さんの言葉を借りるならば、「見えることよりも見えないところが大事」。漁師や農家とのつながりができたことは、やはり「『伊勢志摩サミット』がきっかけでした」と樋口シェフは話します。

「ホテルという構造上、なかなか個人で食材を仕入れることの難しさがあります。しかし『伊勢志摩サミット』のご縁をいただき、三重県の食材を存分に活かした料理がテーマとして与えられました。今回、使用させていただいている食材は、ガスエビはもちろん、その時に出会った方々によるものが多いです。そのご縁に感謝する一方、より感じるようになったのは自然の変化。以前、ガスエビは春と秋が漁期だったのですが、年々不漁だと伺っています。その原因は、海水温度の上昇によるものだそうです。反面、これまで獲れなかった魚が取れたり、これまでいた魚の生育地域が変わってしまったり。人であれば暑さを凌ぐことはできますが、魚はそうはいきません。環境との共存も真摯に向き合わなければいけないと感じています」と樋口シェフ。

「料理、シャンパーニュ、ものづくりは、共通して同じことがあります。全て自然と向き合って作るものだということです。こんなふうに作ってみようと思っていてもその時の海の状態、ぶどうの状態、水の状態によって思い通りにはなりません。人間は自然には抗えない反面、偶然性によって生まれる感動もあります。お互い難しさを楽しんでいきたいですね」と堀木さん。

鰹とガスエビで取った出汁は旨味が満ち溢れる。「樋口シェフの料理は、日本人が作るフランス料理を土地のものを生かして表現していることが素晴らしいと思います」と堀木さん。味に奥行きを手伝うのは、葉野菜、香味野菜からの出汁。「一番手が抜けない品ですが、樋口シェフのお出汁はすごく手間暇かけて作られているのがしっかり伝わります」。通常はビスクなどで合わせるも、今回は堀木さんの和紙の世界に寄り添い、あえて和のエッセンスを加える。

ガスエビのカクテルを見て、「美しいですね。栄養素だけを得るためならば、綺麗な器や盛り付けは必要ありません。これは相手を思うおもてなしの心の文化。誰かが誰かを想う気持ちから生まれます。その心を樋口シェフからは感じます」と堀木さん。爽やかに香るレモンは、「ちょうど黄色くなりかけた青い感じの時期のものを使用しています」と樋口シェフ。「実は、今日も畑にお邪魔してきました」。

ガスエビを大葉と一緒にパートグリックで包み油で揚げた料理。ガスエビだけでなく、ソースに使用するデコポンも三重県産。主役脇役問わず、地産地消を演出する。

軽くコンポートした薄切りのリンゴでガスエビと大葉を巻き上げた料理。「“コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン 2008”と香りの同調をお楽しみください」と樋口シェフ。

ペアリングを堪能後、「単品もさることながらこの3つの組み合わせ方は素晴らしかったです。食感、温度、甘みと旨みがそれぞれの調理法で最良に表現されていると思いました。ひと皿ですが4皿と同じクラスの料理は、全て“コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン 2008”と寄り添い、互いを高める相乗効果を生んでいたと思いました」と堀木さん。

「“コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン 2008”は味もさることながら香りも豊か。香りという視点では、お出汁。今回の料理は、味だけではない香りのペアリングも親和性を生んでいました」と堀木さん。

「“コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン 2008”は、グラスに注がれた時の香りが素晴らしかったです。冷たい飲み物がこれだけ力強い香りを持っているのは驚きですでした」と、料理人らしい視点で自身の見解を話す樋口シェフ。

ラ・メール × 堀木エリ子受け継がれる美学。背景を知ることで、初めて本質は表現される。

「実は私、両親が伊勢出身なのです!」と堀木さん。「父が斎宮、母が松阪なのです。小さいころから『志摩観光ホテル』にはお世話になっており、“志摩観(しまかん)”“志摩観(しまかん)”と呼ばせていただいておりました」と言葉を続けます。

『志摩観光ホテル』への再訪や供された樋口シェフの料理を通して様々思い出すも、特に印象に残っているのは第5代総料理長の高橋忠之シェフの言葉でした。

───
海の幸フランス料理「火を通して新鮮、形を変えて自然。」
火を使って、あるいは形を変えてより新鮮に、より自然に変えることは、素材に対する祈りである。
著書「美食の歓び」より
───

「生でもおいしいものは火を入れてもおいしい。今回、お料理をいただき、樋口シェフは高橋シェフの想いも受け継がれていると思いました。樋口シェフは、フランス料理の伝統を受け継ぎ、『志摩観光ホテル』の歴史も受け継ぎ、高橋シェフの想いも受け継がなければならい立場にあります。非常に重要な責務ではありますが、その背景を学び得た上で、ぜひご自身の美学に昇華していただければと思っております」と堀木さん。

「私は第7代になります。2014年より料理長をさせていただいておりますが、月日を重ねるごとに高橋シェフの偉大さを思い知らされます。『伊勢志摩サミット』は本当の意味で地域を知り、つながるご縁をいただけたと感謝しています」と話す樋口シェフに対し、堀木さんは「自らご縁を広げた樋口シェフの“パッション”があったからこそ。『伊勢志摩サミット』では顔を会わせることはありませんでしたが、同じ舞台で命をかけて表現した戦友のようですね」。

体験こそ価値。その土地で獲れたものをその土地でいただく。その土地で生まれたものをその土地で浄化させる。表現することと土地を知ることは一心同体なのです。

「土地で育ったという事実が大切。ガスエビがどんなに良くても別のところで育ったガスエビでは同じ味にはなりません。この土地で獲れたからこそ良いのだと思います。それが体験につながるのではないでしょうか。“コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン 2008”もまた、シャンパーニュ地方のグラン・クリュ(特級畑)に認定された5つの村で収穫したからこそのシャンパーニュ。フランス料理もシャンパーニュも和紙も自然とともに生きています。土地の声に耳を傾け、自然と生きる樋口シェフは、あっぱれだと思います!」。

「ミシュランガイド愛知・岐阜・三重2019特別版」にて一つ星を獲得した「ラ・メール」。地元三重県産の食材に向き合い続ける樋口シェフの世界を堪能できる。「三重の食材の素晴らしさを取り入れた料理をご提供していきます。自然の恵みに感謝の気持ちを込め、つながる全ての思いがお皿の上に、お客様に届きますように」と樋口シェフ。

女性として表現者として、互いを敬愛する堀木さんと樋口シェフ。2020年、テタンジェは長女のヴィタリー・テタンジェが5代目に就任。顔こそ見えないが、実は3人の女性が今回の饗宴を果たしているのだ。

「伊勢志摩サミット」にて堀木さんが表現した「光壁」の前にて。「まさか堀木さんとご一緒にこの場に立てるなんて感謝しかありません」と話す樋口シェフに「ご縁ですね」と堀木さん。神々しい光がふたりを照らす。

住所:三重県志摩市阿児町神明731 『志摩観光ホテル』内 MAP
TEL:0559-43-1211
https://www.miyakohotels.ne.jp/shima/index.html/

1962年京都生まれ。高校卒業後、4年間の銀行勤務を経て、京都の和紙関連会社に転職。これを機に和紙の世界へと足を踏み入れる。以後、「成田国際空港第一ターミナル」到着ロビーや「東京ミッドタウン」などのパブリックスペース、さらには、旧「そごう心斎橋本店」や「ザ・ペニンシュラ東京」など、デパートやホテルの建築空間に作品を展開。また、「カーネギーホール」(ニューヨーク)での「YO-YOMAチェロコンサート」舞台美術や、「ハノーバー国際博覧会」(ドイツ)に出展した和紙で制作された車「ランタンカー‘螢’」など、様々な分野においても和紙の新しい表現に取り組む。「日本建築美術工芸協会賞」、「インテリアプランニング国土交通大臣賞」、「日本現代藝術奨励賞」、「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2003」、「女性起業家大賞」など、受賞歴も多数。近著に『和紙のある空間-堀木エリ子作品集』(エーアンドユー)がある。

お問い合わせ:サッポロビール(株)お客様センター 0120-207-800
受付時間:9:00~17:00(土日祝日除く)
※内容を正確に承るため、お客様に電話番号の通知をお願いしております。電話機が非通知設定の場合は、恐れ入りますが電話番号の最初に「186」をつけておかけください。
お客様から頂きましたお電話は、内容確認のため録音させて頂いております。
http://www.sapporobeer.jp/wine/taittinger/

Photographs:JIRO OHTANI
Text:YUICHI KURAMOCHI

(supported by TAITTINGER)

深まる「ご縁」、湧き上がる「パッション」。和紙デザイナー・堀木エリ子が体験する「食べるシャンパン」。[NEW PAIRING OF CHAMPAGNE]

テタンジェOVERVIEW

ファミリーの名をブランドに冠する、今日では数少ない家族経営のシャンパーニュ・メゾン「テタンジェ」。

テタンジェは1734年に創業したシャンパーニュで史上3番目に古い醸造社である「フォレスト=フルノー社」を前身とする名門ハウス。長きにわたりテタンジェ家が培ってきた伝統と品質は、フランス大統領の主催する公式レセプションでも供されるほどです。

そんな「テタンジェ」は、単体で飲むだけでも優れていますが、料理と合わせることによって、更に味の奥行きが生まれ、ポテンシャルを発揮します。

今回は、「テタンジェ」の中でも至宝ともいえるトップキュヴェ「コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン 2008」のリリースに合わせ、3人のシェフが料理を考案。

フレッシュで洗練された果実味、熟した果実の香り。そして、滑らかで生き生きとした躍動感、スパイスのニュアンスを感じる洗練された味わいは、料理とペアリングすることによっておいしさが何倍にも増幅します。

言わば「食べるシャンパン」。

今回は、それをあるひとりの人物に体験していただきます。

それは、和紙デザイナーの堀木エリ子さんです。

堀木さんは、「コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン 2008」の日本限定ギフトパッケージにて共演をしたことでも話題を読んでいます。

「日本の和紙は、もともと白い紙が神に通じると言われており、白い和紙は不浄なものを浄化するという考えがありました。だから、職人さんたちは、より白い紙を、混ざりもののない和紙を、約1300年にわたり追求してきたのです。そんな中、日本人はものを包んで人に渡すという文化が生まれました。ひとつのものを浄化して人に差し上げるという行為は、日本人のおもてなしの心につながっています。今回は、テタンジェの白い箱をさらに和紙で熨斗のように巻き上げました。贈る方の想い、シャンパーニュを召し上がる方の想い、人とのご縁をつなぐ心を和紙で表現しています」。

その熨斗には高い職人技が活かされていることはもちろん、四層漉きという驚愕の手仕事が成されているのが特徴です。

「ベースとなる緑の和紙、テタンジェのロゴ部分だけ薄く漉いた透かしの和紙、シャンパーニュの煌めく泡をモチーフにしたダイヤモンドマーク部分だけを厚く漉いた和紙、そして、表面の白い和紙の四層です。白透かしと黒透かしという技法を採用しました」。

また、堀木さんは、シャンパーニュ地方にあるテタンジェのカーヴにも足を運んでいます。

「ワイナリーで一番印象的だったのは、眠っているボトルの姿でした。それが本当に美しくて。毎日のように澱が溜まらないように回すのですが、まるでこどもの寝返りを打たせてあげているようで、愛を感じました。これを見ているのと見ていないのとでは、味の感じ方は変わります。できあがったものだけで本質を得ることは難しいと思っています。現場を見てきたものとして、飲むだけでは得ることのできない真実、現場の姿もお伝えしたいと思っています」。

本当に大切なことは、見えるものではなく、見えないところにあります。背景を知ることが本質を知ることにつながるのです。

シャンパーニュと和紙の「ご縁」。そして、互いが持つ技術や歴史の「パッション」の邂逅から、これまでにない特別感が生み出されます。

「合わせる」ことで生まれる、「1+1=2」以上の可能性。

その魅力を堀木エリ子さんとともに綴っていきたいと思います。

※「コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン 2008」の日本限定ギフトパッケージは、2008本限定のため、売り切れの場合がございます。あらかじめご了承ください。

1962年京都生まれ。高校卒業後、4年間の銀行勤務を経て、京都の和紙関連会社に転職。これを機に和紙の世界へと足を踏み入れる。以後、「成田国際空港第一ターミナル」到着ロビーや「東京ミッドタウン」などのパブリックスペース、さらには、旧「そごう心斎橋本店」や「ザ・ペニンシュラ東京」など、デパートやホテルの建築空間に作品を展開。また、「カーネギーホール」(ニューヨーク)での「YO-YOMAチェロコンサート」舞台美術や、「ハノーバー国際博覧会」(ドイツ)に出展した和紙で制作された車「ランタンカー‘螢’」など、様々な分野においても和紙の新しい表現に取り組む。「日本建築美術工芸協会賞」、「インテリアプランニング国土交通大臣賞」、「日本現代藝術奨励賞」、「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2003」、「女性起業家大賞」など、受賞歴も多数。近著に『和紙のある空間-堀木エリ子作品集』(エーアンドユー)がある。
 

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お問い合わせ:サッポロビール(株)お客様センター 0120-207-800
受付時間:9:00~17:00 (土日祝日除く)
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お客様から頂きましたお電話は、内容確認のため録音させて頂いております。
http://www.sapporobeer.jp/wine/taittinger/

Photographs:JIRO OHTANI
Text:YUICHI KURAMOCHI

(supported by TAITTINGER)