3種の合わせ技。そのひと手間が味の想像を超え、独自の世界を創造する。[和光アネックス/東京都中央区]

長野県『若丸』の『馬節(さくらぶし)』を口に含みながら、鹿児島県『大和桜酒造』の『new classic imo shochu』を流し込めば、甘さ、辛さ、塩味、そして芋の香りが絶妙に調和する。更に、長野県『八幡屋礒五郎』の『山椒七味』を合わせることによって馬節に刺激を加え、より食欲を掻き立てる。

WAKO ANNEXそのピリリとした刺激が、さらに一口一飲みをそそる、美味しい無限ループ。

焼酎、馬節、山椒七味。3品の合わせを推奨するのは、第14代酒サムライであり、自身のお店『GEM by moto』を営む日本酒ソムリエの千葉麻里絵さんです。

まず焼酎は、鹿児島県『大和桜酒造』の新商品『new classic imo shochu』。

まだ若い原酒と8年古酒のブレンドという造られたそれは、まさに「new classic」。違うタイプの原酒をブレンドすることにより、更なる勢いと落ち着きが生まれ、とてもバランス良く仕上げられています。

それに合わせるのは、長野県『若丸』の『馬節(さくらぶし)』。馬節とは、馬肉ジャーキーです。信州の名産である馬肉を厚切りに、秘伝のタレに漬け込んで乾燥。常温保存が可能なため、地元では保存食としても重宝されています。

甘辛くしっかりと味付けのされた濃い味は、それだけでも『new classic imo shochu』に合いますが、さらにそれを引き立てる名脇役に千葉さんがチョイスしたのは、同じく長野県『八幡屋礒五郎』の『山椒七味』。

山椒香る爽やかなスパイスは、馬節の味わいをより引き立て、喉が焼酎を欲する関係にピタリと合わせます。

「馬肉ジャーキーの旨味がギュッと凝縮した、甘くやわらかい食感のジャーキー。芋焼酎のさつまいものふわりと優しい香りが、ジャーキーと合わせるとさらに広がります。山椒七味を付けることでさらに旨味がアップ!」と千葉さん 。

飲み物と食べ物を合わせることをペアリングだと思いがちですが、食べ物に調味料も立派なペアリング。この3品の邂逅は、合わせ技の妙が成した好例です。

※今回、ご紹介した商品は、2021年10月1日(金)にリニューアルオープンした『和光アネックス』地階のグルメサロン及び和光オンラインストア(上記バナー)にて、購入可能になります。
※『和光アネックス』地階のグルメサロンでは、今回の商品をはじめ、外山博之氏と千葉麻里絵さんがセレクトするペアリングをご用意しております。和光オンラインストアでは、その一部商品のみご案内となります。

2012年製の8年古酒を若めの原酒とブレンドした『大和桜酒造』の新商品『new classic imo shochu』。

馬肉一筋の専門店『若丸』の『馬節(さくらぶし)』。都内初展開。

七味唐辛子専門メーカー『八幡屋礒五郎』の『山椒七味』。都内初展開。

※今回、ご紹介した商品は、2021年10月1日(金)にリニューアルオープンした『和光アネックス』地階のグルメサロン及び和光オンラインストア(上記バナー)にて、購入可能になります。
※『和光アネックス』地階のグルメサロンでは、今回の商品をはじめ、外山博之氏と千葉麻里絵さんがセレクトするペアリングをご用意しております。和光オンラインストアでは、その一部商品のみご案内となります。

岩手県出身。保険会社のSEから日本酒に魅了されたことで飲食業界に転身。新宿の『日本酒スタンド酛(もと)』に入社後、利酒師の資格を取得。日本全国の酒蔵を訪ね、酒類総合研究所の研修などにも参加し、2015年に『GEM by moto』をオープン。化学的知見から一人ひとりに合わせた日本酒を提供する。口内調味やペアリングというキーワードで新しい日本酒体験を作り、日本のみならず海外のファンを魅了し続けるかたわら、様々なジャンルの料理人や専門家ともコラボレーションし、新しい日本酒のスタイルを日々模索する。2019年には日本酒や日本の食文化を世界に発信する「第14代酒サムライ」に叙任。。主な作品は、『日本酒に恋して』(主婦と生活社)、『最先端の日本酒ペアリング』(旭屋出版)など。出演作は、映画『カンパイ!日本酒に恋した女たち』(配給:シンカ)。https://www.marie-lab.com/

住所:東京都中央区銀座4丁目4-8  MAP
TEL:03-5250-3101
www.wako.co.jp

Photographs:KOH AKAZAWA
Text:YUICHI KURAMOCHI​​​​​​
(Supprtted by WAKO)

自然の味が際立つペアリング。ドライを通してつながる、熟成の食べ合わせ。[和光アネックス/東京都中央区]

『COPECO』ドライフルーツバナナを口に含み、噛むに連れ香りが広がる余韻をそのままに『焙じ茶+クローブ』を流し込む。言葉では表せない多国籍のような味わいと感覚は、おもしろい合わせ。

WAKO ANNEXスパイスと甘み。添加物を一切使用しない、自然のままの味を合わせる。

東京都調布『Maruta』ほか、様々なドリンクディレクターを務める外山博之氏がノンアルコールのペアリングに選んだ軸足は、静岡県『マルモ森商店』が運営する茶専門店『chagama』の『焙じ茶+クローブ』。

クローブとは、熱帯・亜熱帯地方で生息する常緑樹のつぼみを乾燥させたスパイスのこと。クローブは、スパイスの中で最も強い刺激的な香りを持つと言われている一方、バニラのような甘さも秘めています。

それにブレンドするのは焙じ茶。クローブの香りにも負けない香ばしさは、独特なハーモニーを感じさせます。

ひとつの茶の中にもペアリングが生じているのは、これから合わせる食とのペアリングだけではない、おもしろい関係の効果を生みます。

その相手は、埼玉県『かたすみ』の『COPECO』ドライフルーツバナナです。

沖縄県産のバナナを使用し、優しい甘みが特徴。こだわりの栽培、国産果物、そして、着色料や香料、保存料などの添加物は一切使用せず、あくまで自然の美味しさを追求。砂糖さえも加えず、低温でじっくりと乾燥させています。噛めば噛むほど果物本来の凝縮された味わいが広がり、絶妙に残されたしっとりとした感もまた名品たるゆえん。

「クローブの桂皮のようなスパイシーで甘みのある香りが、バナナチップスの香りをさらに引き出し、昇華します。また、飲むに連れ、しっとりとまろやかなバナナチップスの優しい甘さはより際立ち、きれいに両者をつないでくれます」と外山氏。

ノンアルコールのペアリングの奥深さを感じさせてくれる、これぞ提案型のスタイルです。

※今回、ご紹介した商品は、2021年10月1日(金)にリニューアルオープンした『和光アネックス』地階のグルメサロン及び和光オンラインストア(上記バナー)にて、購入可能になります。
※『和光アネックス』地階のグルメサロンでは、今回の商品をはじめ、外山博之氏と千葉麻里絵さんがセレクトするペアリングをご用意しております。和光オンラインストアでは、その一部商品のみご案内となります。

創業明治10年の『マルモ森商店』が運営する茶専門店『chagama』の『焙じ茶+クローブ』。「変わる形、変わらぬ心が魅せる味」をモットーにお茶を表現する。

『かたすみ』の『COPECO』ドライフルーツバナナ。特に国産フルーツにこだわり、それに加工やパッケージを「+足す」を表現し、「果+実(かたすみ)」という社名に。ドライフルーツバナナは、都内初展開。

※今回、ご紹介した商品は、2021年10月1日(金)にリニューアルオープンした『和光アネックス』地階のグルメサロン及び和光オンラインストア(上記バナー)にて、購入可能になります。
※『和光アネックス』地階のグルメサロンでは、今回の商品をはじめ、外山博之氏と千葉麻里絵さんがセレクトするペアリングをご用意しております。和光オンラインストアでは、その一部商品のみご案内となります。

埼玉県出身。バーテンダーとしてレストランやホテルなどに勤務した後、ソムリエに転身。以降、様々なレストランで経験を積み、2012年より代々木上原『Gris』(現『sio』)のマネージャーに就任。2018年より調布市にある『Maruta』のドリンクを監修、2019年より京都『LURRA゜』のドリンクディレクションなど、ペアリングを行いながら活躍の場を広げている。

住所:東京都中央区銀座4丁目4-8  MAP
TEL:03-5250-3101
www.wako.co.jp

Photographs:KOH AKAZAWA
Text:YUICHI KURAMOCHI​​​​​​
(Supprtted by WAKO)