飄々と楽しく。自然と共生する農家本来の暮らしを、令和の津軽で実践する。[TSUGARU Le Bon Marche・岩木山麓しらとり農場/青森県弘前市]
津軽ボンマルシェ・岩木山麓しらとり農場岩木山の頂を日々、仰ぎ見ながら。広大な大地で多くの品目を栽培。
風が吹けば、ザザーッとさんざめく木々。日中でもどこか仄暗い森の向こうに、その農場はありました。突如としてバッと開けた大地の涼やかな空気を嗅いだ瞬間、こんな言葉がふと脳裏を過ります。理想郷。ほどなくして手押しの農機がガタガタと大きなエンジン音を響かせて、こちらに近づいてきました。
「あれ? もうそんな時間かな」
浅葱色のポロシャツに白い長靴がよく似合う、この人こそが農場主。『岩木山麓しらとり農場』の白取克之氏です。
「まずは畑を見るかな」
誘われるがまま、後を追います。
「今、なっているのはインゲン、レタス……それから自家用だけど、プルーンとスモモ」
農場は名の通り、岩木山の麓に広がる北東の斜面にあり、面積は1町6反とのことですから、サッカーコートが優に2面は取れる広さ。40品目に迫る数の野菜や果物を育てています。中にはトマトなど、複数の品種を植える作物もあって、「全部で100種近くになるかもしれませんね」と白取氏。
「これはチェコのパプリカで在来種。チェコでビールを飲んだとき、ピクルスで出てきてスゴく美味しかったんですよ〜。これは『絶対に作らなきゃ』って今年、初めて作ってみました」。飄々と楽しげに語ります。
以前、『澱と葉』の川口潤也氏から「お会いしたことはないですけど、白取さんという津軽の農家さんの間ではカリスマ的な存在の方がいます」と聞いたことがあって、勝手に、無口で孤高な聖人をイメージしていましたが、実際は拍子抜けするほど、人懐っこくて温厚。サービス精神も旺盛でした。
「ほら、これ! 熊の足跡。今年はトウモロコシがやられちゃった。まだ会ったことはないけど、毎晩、出てるみたい」
そんな説明している間も笑顔を絶やしません。では、なぜ、白取氏は津軽の人々から尊敬されるのか? それは、農場のこれまでを知ると、よくわかるのです。
【関連記事】TSUGARU Le Bon Marché/100年先の地域を創造するために。多彩で奥深い「つながる津軽」発掘プロジェクト!
津軽ボンマルシェ・岩木山麓しらとり農場理想の農場を作るために、木々が生い茂る原野を切り拓く。
「今、振り返ると必死だったんでしょうね」
目を細めて白取氏が周囲を見渡します。1町6反の農場は、何と、白取氏が自力で開墾した大地でした。
「丸6年かかりました。開墾だから当たり前なんだけど、妻と一緒に、朝早くから日暮れまでやっていた。木を1本1本、トラクターやスコップなんかで抜くんだけど、ノウハウがあって、全方向から少しずつ引っ張る。太い木だと1日に2〜3本が限界でした」。
開墾を開始したのは今から16年も前に遡る、2003年のことでした。始めるにあたって、大きな役割を果たしたのが白取氏の義父。
「岩木山で土地を探したら、ここしかなくて。ほら、遠くに森が見えるでしょ? ああいう状態。そしたら、あるとき、義父が来て『ここは良い。沢が流れている』って。妻も『良いんじゃない?』ですからね。やるしかないよ〜(笑)」
義父は戦後、北海道に入植した開拓酪農家。自身は水がない土地で苦労したから「水さえあれば何とかなる」。そう言ったそう。
そこまでして農家になりたかった理由を白取氏に尋ねると、間髪入れず「好きだから」と答えました。小学生の頃から就農しか、頭にありませんでした。
「小3ぐらいから家の花壇で土を耕してエンドウとか白菜とかを育てていましたよ。学校に行くより、野菜を眺めている方が好きだったなぁ」
志を抱いて大学の農学部に進みますが、座学も多く、「全然、農家になれないじゃん(笑)」と思って一年、休学。その間に研修で訪れた酪農場が北海道・旧瀬棚町にある義父のところでした。
「糞をスコップで一輪車に乗せて牛舎の外に出す作業も、私はね、『これがしたかった〜』って興奮しながらやってました(笑)」
そこで今の奥様と出会うわけですが、就農一本で真っ直ぐに歩んできた白取青年にとってもうひとつ、今を決定付ける出合いがありました。それが、一緒に働いていた女性スタッフの薦めで読んだ一冊の自然農の本。
「読んでみて、最初は本当かなぁって思いました。半信半疑だったから、現地まで見学に行くことにしたんです。そうしたら……衝撃を受けました」
津軽ボンマルシェ・岩木山麓しらとり農場本来の美味しさを共有したい。固定種・在来種にこだわって栽培。
著者の川口由一氏は土を耕さずに野草や虫を味方につけ、自然の力を活かして作物を育てる「自然農」のパイオニア。見れば確かに、白取氏の畑にも緑が生い茂っていました。
「ここはブロッコリーだね。収穫を終えたら、そのまま伸ばしっ放しにして、勝手に生えてくる野草もそのままにして、時季が来たら全部、倒すんです。そうすると、草がカバーのようになって土の中の微生物やミミズを守ってくれる。草で土を肥やしていくという感じですかね」
自然農と並行して自家採種も実践しています。食べて美味しい物から種を採り、次世代として育て、また次の世代へ。そういうサイクルを繰り返してきました。今や果菜類はほぼ100%が自家採種で育てています。
「このトマトはね、就農二年目から勝手に生えてきたの。最初は大玉だったけど、代を重ねていったら、今はこんなミニトマトみたいなサイズになっちゃった」
瑞々しくて、味が濃い──そのトマトを試食して感想を伝えると、「でしょ〜」と白取氏も嬉しそう。
今度は足元のケースを指差しました。
「ほら、このキュウリ、全部、長くて真っ直ぐでしょう?」
整然と並ぶキュウリは大きく、黄色く熟れています。この実から種を採る。「こういう実だけを選別していたら全部、同じ形になりました。けどね、純系にし過ぎると、今度は発芽や成育がスゴく悪くなるんですよ。難しいよね。今は長くて真っ直ぐが10株なら、そこに1株だけ、普通のを混ぜるようにしています」
『しらとり農場』では自然農のほか、「草をできるだけ刈って」酒粕などが原料の肥料を与える有機栽培なども行っています。それは川口氏の『赤目自然農塾』を皮切りに、北海道・厚沢部の『須賀農場』、埼玉・小川町『霜里農場』など、早くから有機栽培に取り組む農家の下で、白取氏が研鑽を積んできたから。「奇跡のリンゴ」で知られる木村秋則氏の農園にも通って学んだ時期があります。その誰もが自然との共生を目指す、白取氏の師匠。いろいろな栽培法を学んできたから今があるのです。
「どんな野菜を、農場のどの場所で栽培するかに応じて変えています」。いろいろな栽培法を実践していますが、そうする理由はただひとつ。
「美味しいものを作るため!」
昔ながらの固定種だけを育てているのも、それが白取氏にとって理想的な美味しさを宿しているから。きっと、それは尊敬する師匠たちも同じだったのでしょう。
「有機って、安心・安全を一番に謳う場合が多くて、ウチも無農薬が大前提だから、安心で安全なんだけど、そんなことよりも、美味しいんですよ。きっと、私はただ自分が食べた感激を皆にも味わって欲しい、そう思ってるだけなんだろうなぁ」
夕暮れに染まる岩木山を眺めながら、今度は独り言のように呟くのでした。
津軽ボンマルシェ・岩木山麓しらとり農場自然のサイクルの中に毎日があるという贅沢な暮らし。
すっかり暗くなり、辺りがシンと静まり返った頃。
今日の作業を終えた白取氏はリビングにいました。趣味はチェロ。夕食前のゆったりしたひとときにジーンと温かい音を響かせています。傍らでドカドカと元気に走り回るのは小学生の子供たち。同じ室内には黙々と読書をする若者の姿もありました。
彼らは白取氏を手伝う農業研修生。一年間、住み込む者、日中だけ通う者、スタイルも様々ですが、国籍もいろいろ。
「今は地元の子だけでなく、カナダとフランスからも来ていて、総勢で6名ほどが農作業だけでなく、就農に必要なノウハウまで学んでいます。」壁には炊事などの分担を、各人の名で曜日別に示すホワイトボードがありました。
「以前、イタリアの子が手伝いに来てくれていたことがあったんですけど、その子が『祖母直伝』って小麦を練るところから作ってくれたラザニア、あれ、旨かったなぁ。私ね、来た子たちから教わった秘伝の味をレシピ集にしてまとめているんですよ〜。あ!」
突然、思い出したように立ち上がります。
「今日は私が晩ご飯の当番だ!」
慌てて、キッチンに行き、あれこれ、今ある野菜を確認します。
「小松菜は炒めようかな?」
キッチンの一部に未完成と思われる部分があって尋ねると、農場の中央に建つ、この家も自らが作ったとのことでした。「いえいえ、全部じゃないですよ。柱と屋根は専門家に組み立ててもらって、あとは自分で作っているというだけです」
お米を研ぎながら答えます。
「料理を作りながら、ビールを飲む。これが最高の瞬間なんですよ〜」
自然の営みの中に自らを置き、美味しい作物を育てては皆で食卓を囲む。これこそが人間本来の生活なのかもしれません。そして、何より、楽しんで今日を暮らしている。やっぱり、ここは理想郷なのでした。
住所:青森県弘前市百沢東岩木山428 MAP
電話:0172-93-2523
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野村友里が体験する「食べるシャンパン。」ペアリングによって生まれるマッチングの“妙”と余韻への意識。[NEW PAIRING OF CHAMPAGNE・アンディ /東京都渋谷区]
アンディ×野村友里ワイン&フードシーンの第一線に立つトップランナーを迎えて。
「最高級クラスのブラン・ド・ブランの中でも、このシャンパーニュは香りの開きが秀逸です。抜栓後はカフェモカのようなコーヒー系のフレーバーがわずかに感じられ、ミルキーな香りも持ち合わせる。何よりハイクオリティなシャンパーニュには必ず感じられる、なめらかできめ細やかな泡も兼ね備えています」と饒舌に語る、大越基裕氏。東京・外苑前『Andi』のオーナーであり、ワインテイスター・ソムリエとして活躍する大越氏が「このシャンパーニュ」と讃えるのは、大手シャンパーニュ・メゾン『テタンジェ』が誇るトップキュベ「コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン」。オーナー兼経営者であるテタンジェ・ファミリーの精神を継承し、シャンパーニュ地方の中でも最上クラスの土壌を誇る約288haもの自社畑で栽培され、テロワールを限りなく引き出したシャルドネ種100%。口当たりは極めてスムースで、生き生きとしたアロマ、グレープフルーツやスパイスのニュアンスを感じさせる洗練を極めた味わいは、料理とペアリングすることにより「食べるシャンパン」として新たな可能性をもたらしてくれます。
この「コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン」に合わせて、大越氏が提案した料理をシェフの内藤千博氏がアレンジ。テイスターにお迎えしたのは、料理人でありフードディレクターの野村友里さん。豊富な種類のワインとベトナム料理が評判のレストランで体験した新発想のペアリングが何をもたらすのか。美味しさの感動を呼び起こすアプローチに迫ります。
【関連記事】テタンジェ/「食べるシャンパン。」それは、ひとりでは完結しないシャンパーニュ。
アンディ×野村友里ペアリングの新たなジャンルを拓いた、モダンベトナミーズの可能性。
東京・外苑前『Andi』は、ワインとヘルシーな東南アジア料理のペアリングが堪能できるモダンベトナミーズレストラン。長年フレンチをバックグラウンドにしてきた大越氏がなぜベトナム料理だったのか、その理由を明かします。
「最初からやりたかったというよりも、ペアリングの世界観をもっとたくさんの方々に楽しんで欲しかったのが理由です。世界的に料理がライト化し、オーガニックへの意識も高く、素材感を伝えるスタイルにシフトしています。料理も軽くモダンになっている中、何か新しいジャンルが提案出来ないかと考えた時、アジアが見えてきた。ベトナム料理は辛さも控えめで、野菜もたくさん使用するので、レストランレベルの料理に高めたら面白いと思ったのです」。
大越氏のビジョンや思いを料理で具現化するのが、西麻布のフレンチレストラン『レフェルヴェソンス』の元スーシェフで、アジア料理にも精通する内藤千博氏。使用する食材や調味料の9割が国内産。和の素材をメインに、洗練された料理と選りすぐりのワインで本国ベトナムに先駆ける現代的なスタイルを実現しています。
今回、大越氏と内藤シェフに「ひらめき」を与えたのは、プレステージ・シャンパーニュ「コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン」。料理はベトナム料理の定番「生春巻き」を『Andi』流にアレンジ。レタス、ニンジン、オクラ、ミョウガのピクルスにマンゴー、ディルとミントといったハーブに、秋田県で作られる魚醤「しょっつる」と真空調理したアワビ、卵とオイルとで乳化させた肝のソースをライスペーパーで巻き込んだひと品。ココナッツミルクとナスのペーストもソースに添えました。
料理の意図について内藤シェフは「ライスペーパーで葉物を包む生春巻きは、水分が多く、味が繊細すぎてもぼやけてしまいます。主素材には味や香りがある程度強いものを加え、何を食べたかわかるようにしています」と話す。
「例えば、カニのように海の幸のフレーバーが強すぎても難しい。シャンパーニュはとても繊細なので、存在感はありながらフレーバーは強すぎないアワビのような食材がベストです。私たちは素材をただ巻いてソースで食べさせるのではなく、味のバランスを先に完成させてしまう。ひとつの料理を巻いているという感覚です」と、大越氏。「コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン」だからこそ結実したアプローチ。料理と合わせることで美味しさが倍増する「食べるシャンパン」が、クリエイションを掻き立てるようです。
アンディ×野村友里味のバランスを図り、後味にシャンパーニュをいかに寄り添わせるか。
「シャンパーニュは香りが素晴らしいです。とても華やか。ふわっと気持ちが上がります。生春巻きは意外な組み合わせですが、すごく美味しい。ソースがなくても肝の苦みやアワビのテクスチャーが後味に感じられるし、素材感が増しますね」と言葉を紡ぐ、野村友里さん。
「あくまで、シャンパーニュに寄せるためのソース。ソースはソースで世界観を作っておくことで一体感が楽しめます。フレンチの場合、アミューズにテクスチャーのあるムースがあったり、酸のあるジュレ系があったり、チーズを混ぜたシュー皮・グージェールのようにクリスピーな食感だったり、シャンパーニュを意識した小料理が最初にサーブされます。今回の私たちもそういうアプローチ。"コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン"には少し塩気を感じさせるので、海の幸との相性がいいと感じています。焼きナスのピューレもスモーキー感が出ていて、イースティなシャンパーニュの風味を引き立てる。そういう部分でもシャンパーニュの雰囲気が作れれば」と語る、大越氏。
ペアリングの意図を聞き、納得の様子の野村さん。さらに言葉を続けます。
「この生春巻きのように包んで食べるのが好き。完結した料理がひと口で食べられる手軽さに、飲み物とも相性が抜群。それでいて、それぞれパーツをバラしても成立する。贅沢ですよね。今回改めて、面白いと感じました」。
「ペアリングは、料理を食べた後に何を合わせるか。後味のフレーバーにアプローチするのが基本ですね。例えば酸味に酸味を合わせる、逆に塩気に甘みを当てる、あるいは五味を揃える考え方もある。テクスチャーにしてもなめらかなもの、あるいは温かい料理には凝縮感のあるものやアルコールを感じさせるものに寄せるなど、ハーモニーが楽しめるようバランスを図ります。組み合わせはそれこそ無限に広がる」と、大越氏。最終的には違いを尊重するように仕上がっていればベスト。柔軟でありながら、確固たるフィロソフィがそこにはあるのです。
アンディ×野村友里五味を超えた感動をも生み出す、プレステージ・シャンパーニュ。
上質なシャンパーニュは気分を高揚させ、人を饒舌にさせる効果もあるようです。
「大体、ひと口目で美味しいと感じるけれど、食べ終えた後がすごく大事。酸味なのか、鉄分なのか、あるいは油脂なのか。口の中に何が残るのか。意外なフレーバーが強みとなって残ることもある。料理の味だけで完結させるのではなく、後味に何を合わせるかでまた違う美味しさが開く。そこがペアリングの楽しさであり、面白さ。意外な感動があるので、どこに連れていってくれるのか、乗っかっていきたい(笑)」と微笑む、野村さん。
より深く、より広く、ペアリングの魅力を感じ取った野村さんの反応に、大越氏もレスポンスします。
「その通りです。後味に残る余韻は、必ずしも主食材とは限らない。料理の形態や食べ方によっても変わります。だからこそサービスも“ソースをたっぷりつけてお召し上がりください”という言葉が必要な時もある。楽しんでもらいたいのは、ペアリングの“妙”。料理だけでもワインだけでも築けない世界観を堪能することも、レストランにおける別の楽しみだと思っています」と、大越氏。
料理人として、見た目や食材の組み合わせだけでなく、後味にも重点を置くという野村さん。五感以外の部分を引き出し、食べ手がどう感じてくれるのか、料理とお酒を介したコミュニケーションも魅力であり「感性のやりとり」と言います。「コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン」によってもたらされた、マッチングの妙と後味への意識。ペアリングの新たな境地を拓く、充足した時間となりました。
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-42-12 1F MAP
電話:03-6447-5447
営業時間:18:00~23:00(L.O.)
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料理人。フードクリエイティブチーム「eatrip」主宰。長年おもてなし教室を開いていた母の影響で料理の道へ。主な活動はケータリングの演出、料理教室、雑誌の連載、ラジオのパーソナリティなど。日本の四季折々を表す料理やしつらえ、客人をもてなす心をベースに職を通じて、様々な角度から人や場所、ものを繋げ、広げる活動を行う。2012年には東京・原宿に『restaurant eatrip』をオープン。著書に『春夏秋冬おいしい手帖』(マガジンハウス)、『Tokyo Eatrip』(講談社)がある。
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Are these shoes they bought? Or are they sponsored by Nike?
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Kipchoge ran 2.03.05 at London in 2015, his world record at Berlin is 2.01.39 so they shoes are worth roughly 2mins at world class level.
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Because they demanded improvement in working conditions, PDK workers were dismissed from their jobs. Now the @adidas_jp shoemaker demands their rights for 7 years. @Originals_kr @adidasRUN_jp
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映像作家・映画監督、中野裕之が撮る11島の11作品。それは未来に残したい日本の記録。[東京”真”宝島/東京都]
東京”真”宝島OVERVIEW
映像作家であり映画監督の中野裕之といえば、知る人ぞ知る、音楽業界のカリスマです。
国内外を問わず撮り続けた音楽クリップは、世界的にも高い評価を得ており、賞も多数受賞。日本人のアーティストでは、布袋寅泰氏や今井美樹さん、Mr.Children、DREAMS COME TRUEなど、錚々たるミュージシャンがその名を連ねています。そして、活躍の場は更に広がり、音楽界だけではなく、映画監督としても数多くの作品を世に生み、これもまた国内外で数多くの賞を受賞しています。映画「SFサムライフィクション」や「SF・Stereo Future」、「アイロン」、「TAJOMARU」「RED SHADOW」などはその好例です。
そんな中野監督の最新作は、2018年に公開された「PEACE NIPPON」です。美しい日本を主役として映像化した本作は、残念ながら前出の作品のような興行成績は得られませんでした。しかし、映画公開後も中野監督は日本中を駆け巡り、日々、日本を記録に残しています。
なぜ中野監督は、このような作品に挑んだのでしょうか?
今、最も日本を撮る映像作家がなぜ今回の「東京宝島」を撮るのでしょうか?
そこにはちゃんと理由があり、偶然ではなく必然であり、中野監督が日本の未来へ残したい記録というカタチのメッセージが込められているのです。
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1958年広島県生まれ。早稲田大学卒業後、読売テレビに入社。その後1998年に「ピースデリック」を立ち上げ、’98年に初の劇映画『SF サムライ・フィクション』を監督。富川国際ファンタスティック映画祭グランプリ、毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞他、数々の映画賞を受賞。『SF Stereo Future』『RED SHADOW 赤影』、2009年の『TAJOMARU』(09)に続き、2014年には青森大学男子新体操公演のドキュメンタリー『FLYING BODIES』、そして『FOOL COOL ROCK! ONE OK ROCK DOCUMENTARY FILM』などを監督。また、米MTVアワード6部門にノミネートされたDeee-liteの 「Groove is in the heart」をはじめ、今井美樹さん、布袋寅泰氏、GLAYなどのミュージックビデオも多く手がける。その映像制作は、CM、映画、ドキュメンタリーなど、多岐にわたる。
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畑を味わい、畑の中で眠る。農村を体感する田園レストラン。[EKARA/北海道三笠市]
エカラのどかな農村地帯に幻のように現れる、瀟洒な建物群。
三笠市萱野。札幌市内から1時間半ほど車を走らせると見えてくる、畑と田んぼが広がる農村地帯。「本当にここにレストランが?」とそろそろ不安になってきた頃、「EKARA」の褐色の建物が姿を現します。
大きな棟はレストラン、二つの小さな棟はコテージ。ここは、宿泊も可能な「滞在型レストラン」なのです。
エカラ北海道開拓の要となった三笠。今はひそやかな田園地帯。
この場所がどのようなところなのかを説明すると、まず三笠市萱野が位置するのは札幌から旭川に向かう途中、岩見沢市を過ぎたあたり。北海道開拓の要となる石炭産業「幌内炭坑」にまつわる古い鉄道の駅舎や線路が残され、歴史深い場所です。周辺には田んぼや小麦・大豆の畑が広がりますが、近年では良いワイナリーも作られ注目を集めています。
とは言え、目立った観光名所もなく「人が訪れる場所」とは言い難いのが現状で、若者の人口流出や過疎も地域の課題となっていました。
エカラ都会の消費者に、もっと農村を体験してもらいたい。
そんな地域の問題を解消しようと声を上げたのが、この地で農業を営む「三笠すずき農園」代表の鈴木秀利氏。3代前から北海道に入植し、米やタマネギ、カボチャなどを中心に生産していました。鈴木氏自身は約30年前から岩見沢市で八百屋を経営し、1年後に札幌に出店。「有機やさい アンの店」として自分の畑で採れた野菜や、仲間の生産物、加工品などを扱ってきました。
そうした都会での消費者との関わりの中で、「生産者から消費者へ食を届けるだけでなく、もっと農村や田舎を身近に感じてもらえることができないだろうか」と考えるように。三笠以外の人々との交流を通して地元を見た時、これまでと違った魅力があることに気付いたと言います。
エカラそれは1本のリンゴの木から始まった。
2017年、知人のイラストレーターやカメラマン、飲食店関係者、アウトドア関係者らと一緒に、三笠地域における「農」と「食」の連携推進協議会「MIKASA萱野プロジェクト」を立ち上げました。その中で柱となったのは「萱野にリンゴを植えよう」という計画。かつて、萱野エリアにはリンゴ畑があったそうですが、今は1軒もありません。再び萱野をリンゴの名産地にするという願いを込めて農園にリンゴの木を植え、それをプロジェクトのシンボルにしました。
その後は、一日限りの畑の中でのレストラン「オーチャードテーブル」や、田植えや草刈り体験、味噌つくり、豆腐づくり教室など、さまざまな参加型イベントを開催し、多くの人に三笠エリアの農と食を体感してもらう活動を実施。その集大成といえるのが「EKARA」です。宿泊施設と地域の食材を活かしたレストランという形によって、外から来る人に具体的に「農」と「食」を体験してもらいたいと構想を練り、2019年4月にオープンを迎えました。
エカラここから何を作るか、何ができるか。夢と可能性を秘めた場所。
EKARAとはアイヌ語で「~で~を作る(または~をする)」という意味。もともとのコンセプトである「三笠で豊かな食を楽しむ場を畑の中に作る」と、「この地で新しいチャレンジを作る」という意味を込めて付けた名前です。
建物の内部は北海道の木をふんだんに使い、古材も活かした温もりのある造り。窓を大きく取り、リンゴの木が眼前に望めます。設計は札幌の建築家・宮島 豊氏、建設は木を使った建物を得意とする武部建設が担当しました。
エカラ一枚の絵のように、田園風景を眼前に眺められるように。
こだわった点は二つあります。一つ目は、「カウンター席からも窓が全面に望めること」。オープンキッチンを囲む店内は窓際にテーブル席、キッチンを挟んでカウンター席がありますが、カウンター側が一段高くなっており、キッチンとテーブル席よりも高い目線から窓を正面に望むことができます。これは、ゲストの頭に遮られることなくリンゴ畑を眺められるようにという配慮からです。
エカラ火は、人の心にも身体にもぬくもりを灯す。
そして二つ目のこだわりは、「火」。店のドアを開けるとまず、厨房に構えるピザ窯のあたたかな炎が目に飛び込んできます。「昔から、田舎の暮らしに火は欠かせませんでした。そして火のあるところに人は集まってきます。店に入ったら最初に火が見えるように、真正面にピザ窯を設置しました」と鈴木氏は話します。
エカラ畑の食材と、生産者の想いをプレートに詰め込んで。
肝心の料理を作るのは、プロジェクトのメンバーで、札幌からこの店のために移住してきた金子智哉シェフ。鈴木農園で採れた野菜を中心に使い、3種のランチと予約制のディナーを提供します。ランチには、「農園のプレート」として季節の野菜を使った惣菜を6種ほど盛り合わせた皿が登場。メインをピッツァか肉料理を選ぶことができ、ピッツァも常時6種ほど用意しています。ピッツァの生地は、十勝産の小麦に鈴木農園で採れた米の米粉を混ぜ込むことで、もっちりした食感に。具やソースも、近くで作るチーズや自家栽培のトマトで作るソース、ジェノベーゼソースなど三笠の味を大切にしています。
エカラインターネットもテレビもないからこそ、豊かな時間。
宿泊棟は「隣を気にせずゆっくりできるように」と2棟用意。1棟4人が宿泊でき、ベッド2台にダイニングテーブル、洗面、風呂、シャワールーム、トイレが完備されています。旭川の木で作られたテーブルや古材を使った柱など、こちらも地元の自然を生かしたインテリア。ベッドに掛けられている布は福祉施設のスタッフが手縫いし、飾られている絵も知人のイラストレーターによる作品です。
テレビもなく、Wi-Fiもつながらない。冬は雪の降る音さえ聞こえそうな静寂に身を委ね、夏は草のざわめきに耳をそばだてる。「都会で時間に追われるような生活をされている方が、何もない時間を豊かに過ごしてくれたら」と鈴木氏は願いを込めます。
エカラいずれ、「三笠といえばシードル」と言われる日が来るかも。
現在、畑のリンゴはまだ3年ほどですが、鈴木氏には「いずれこの木が育ったら自家製シードルを作りたい」という計画があります。食を生産する農村としてだけではなく、人が憩い、拠りどころのような場所になる農村に。その夢は、リンゴの木とともに着実に育っています。
住所:北海道三笠市萱野158-1 MAP
電話:01267-2-5530
営業時間:
<夏季>
ランチ 11:00〜15:30 (ラストオーダー14:30)
ディナー 18:00〜20:30 (ラストオーダー19:30)
定休日:火曜
<冬季>
ランチ 11:30〜15:00 (ラストオーダー14:00)
ディナー 17:00〜20:00 (ラストオーダー19:00)
定休日:月・火曜日
EKARA HP:http://ekara.jp/
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自然体で料理を創り、自分自身を表現する。津軽の大地で開花した無限大の可能性。[TSUGARU Le Bon Marche・澱と葉/青森県北津軽郡鶴田町]
津軽ボンマルシェ・澱と葉土、蕾、花、水、草、実。エネルギーに満ちた自然を料理に置換。
それは、不思議な時間でした。
「土をつけたまま、お召し上がり下さい」
登場した茗荷のアミューズを見ると確かに土! 促されるまま口にすると、香ばしく炙った茗荷の鮮烈な香りが立ち上りました。シャキシャキの歯触りも快感。皿に塗られた土は各種野菜と魚介のドライパウダーを自家製味噌、米麹と合わせたペーストで、しっかりとした風味が茗荷の個性を際立たせています。ペーストの大地に可憐な彩りを添えているのはオイル漬けにした茗荷の花。
「茗荷は花が咲いてしまうと、普段、私たちが食べている蕾の本体はイガイガな味になってしまいますけど、花そのものは美味しいんです」
静かに、そして、柔らかいトーンで川口潤也氏が語りました。
ここ『澱と葉』は完全予約制で会員もしくは会員の紹介を受けた者だけに門戸を開く「茶寮」。主宰する料理人が川口氏で、お茶とお酒のペアリングを組み込んだ、おまかせコースが今、目の前で展開されています。
「ここにお客様がいらっしゃるのは月に1回、あるかないかですね。現状は知人の方だけって感じです」。これほどまで限定的な営業形態は東京でも稀。弘前から車で30分というのどかな鶴田町で、このスタイルを貫く事実にも驚きます。
町は以前、『ONESTORY』でも紹介した『KOMO』岡詩子氏の拠点。岡氏は『素のままproduct』で行動をともにするパートナーで、川口氏は販売する茶葉のセレクトやお惣菜の制作などを担当しています。
続く碗は卓上でスープを注いで完成。スープは昆布出汁に、大葉を漬け込んだ塩水、食べられる松ぼっくりを浸した塩水も加え、さらに煎茶の香味を移した日本酒で調えたもの。具材にホタテを使っていますが、主役はクレソン、ハルジオン、アザミなどの野草です。苦味や渋味、個性的な香りまで味方につけた清らかな一体感が見事。これまで食べたことがない、繊細でナイーブな美味しさに思わず吐息が漏れます。すると、また静かに川口氏が言いました。
「今朝、ご覧になった、あの風景を描いています」
【関連記事】TSUGARU Le Bon Marché/100年先の地域を創造するために。多彩で奥深い「つながる津軽」発掘プロジェクト!
津軽ボンマルシェ・澱と葉今日も森の中へ分け入って。自生する“食材”の実力を確かめる。
それは、不思議な時間の始まる数時間前のこと。川口氏の姿は、岩木山麓で営まれる『おぐら農園』にありました。
「ここに来ると元気が貰えます」
そう言って、慣れた様子で畑の奥に広がる自然の森の中へズンズン入っていきます。手には網かご。
「始まるわね、変態クッキング(笑)」。『おぐら農園』の小倉加代子氏もまた、当たり前のように川口氏の背中を見送りました。
「私たちが食材と思えないようなものに目をつけていつも採っていくの。ジュンヤくんは食材ハンターよ」
そう、この森は川口氏にとって食材の宝庫。「安心して食べられる美味しい雑草を求めて、ここに辿り着いた」と優しく微笑みます。『おぐら農園』は農薬不使用でりんごと桃を育てる生産者。りんごも桃ももちろん購入しますが、川口氏にとって、それと同等の魅力が森にはあるのです。
「本当に自由に採らせて下さる。ご夫婦のお人柄も好きで、ありがたいです」
気になった植物は、とりあえず食べてみる。それがいつもの採取法。
「これはアザミ。葉や茎は山菜で食べますけど、今日は花も使ってみようかな」。口に含むと笑顔になります。「花にはやっぱり甘みがあります」。今度はハルジオン。やはり匂いを嗅いで、試食しました。こうして山中を歩き回ること1時間。今日の食材で網かごがいっぱいになってきました。
「料理はいつも食材ありきで考えます。この葉や花がどんなところで咲いているか、それを踏まえて考える。それは生産者が育てる農作物もそう。どういう土壌でどういう気持ちで育てているか、そこを理解しないと料理は創れません」
最後に立ち寄ったのは清水が流れる森の北東。たくさんのクレソンが自生していました。リズミカルに響く水の音、ひんやりと引き締まった初秋の空気、青臭くて懐かしい森の香り。そうして思い出したのです。クレソンのスープを口にして、ありありと甦っていたのは、まさに、この光景でした。
津軽ボンマルシェ・澱と葉無垢だから、気付いたこと。鶴田町だから、できたこと。
清らかな魂。川口氏と出逢って森へ行き、『澱と葉』に戻って料理を振る舞われる間、脳裏でずっと渦巻いていたのは、そんな言葉でした。私利私欲のためではなく、ましてや、料理人としての見栄や名誉、そんなものは遥かに超越して、川口氏は己の道を真っ直ぐに進んでいる。決して奇を衒っているわけではなく、森から受けたインスピレーションに従って、気負うことなく料理に仕立てている。
けれど、興奮するこちらを諌めるように、川口氏は言いました。
「私は料理人じゃないと思っています」
そして、真顔で続けます。
「だって、いろいろな人に合わせてちゃんと料理を出す、それが本当の料理人ですから。私はそういう料理人とはかけ離れたことをしている自覚があります」
青森市で生まれ、八戸市で育った川口氏が料理の道を志した理由は「イタリアの世界遺産を子供の頃に見て、イタリアに行きたいと思ったから(笑)」。東京のイタリアンレストランで働き始めました。しかし、慣れない大都会での新生活はいろいろな意味でストレスになったのでしょう。体調を崩して青森へ一旦、帰ります。今度は先輩の紹介で千葉のレストランへ。そこでも身体を壊してしまいました。
「本当は芸術系の勉強がしたかったんですけど、お金がなくて……ならば喰いっぱぐれないだろうと飲食に行ったというのもあります。そんな理由じゃダメになるに決まっていますよね(笑)」
事態が好転するのは千葉から戻ってすぐ。八戸の人気ビストロ『origo』を手伝い始めたことがきっかけでした。
「本当にお世話になりました。『origo』で料理の技術はもちろん、ワインやサービスに関してもしっかり学ぶことができました」
充実の3年間だったと振り返ります。しかし、そのうちに、「何か違うことにチャレンジしたくなって」独立を考えるようになっていきました。
独立するなら──普通のレストランやワインバーは自分に似合わない。自分らしさとは一体、何か──あれこれ模索する中で、価値観を一にする人に絞って、「私がいる」鶴田町が育んだ食材を提供する『澱と葉』のスタイルに行き着きました。『KOMO』岡氏の「食で表現する人になればいい」という声援にも背中を押されたと言います。
「鶴田町って本当に好き。何より、人があまりいないのが良い(笑)」
そうして『澱と葉』でこの一年とちょっと、料理を創り続けるうちに、「頭の中でいろいろ考えることが好き」な自分を再発見していったのでした。
「考えれば考えるほど、いろいろとやりたいことが湧いてくる。創作の楽しさに目覚めました」
そう聞いて、嬉々として森の草花と触れ合う川口氏の笑顔が思い返されました。
津軽ボンマルシェ・澱と葉環境と人に後押しされて辿り着いた、自由な表現者の境地。
川口氏は今、自分の料理をイベントでも積極的に披露しています。例えば、今年の春に東京で開かれた『食べる美術展 ─拾うと捨てる─』はそのひとつ。岡氏のほか、弘前のドライフラワー作家・草刈英花氏や、様々な“せかい”を食で表現する遠藤麻鈴氏といった若手クリエイターたちとタッグを組んで、循環をテーマに料理を手掛けました。ほかにも鶴田町初のワイナリー『WANOワイナリー』が主催した地元の津軽豚とワインの魅力を発信する野外ビュッフェイベント『ぶどう酒とぶた』でもケータリング料理を提供。川口氏のクリエイションを求めるファンも増え続けているのです。
さぁ、今日のコースも、いよいよメインです。
「主役は小倉さんのりんごです」
りんごの実を巻いた葉は『おぐら農園』の森で採取したサルナシ。じっくりと炭火で蒸し焼きにしています。りんごの枝をかたどった焼き菓子はりんごの皮をオイル漬けにした、そのオイルを練り込んでいます。皮の方は刻んでビネガーと合わせ、ソースに忍ばせました。添えたピュレはりんごの発酵エキス。発酵は「見知った人の違う側面を発見するようで好き」と昨今、多用する調理法のひとつ。本物のりんごの葉も飾られています。皿の上に、『おぐら農園』のりんごがすべて集約された印象。
「ジュンヤくんは将来も楽しみな存在なのよ。あるとき、りんごの枝が欲しいと言われて切り出したら、根元をチューチュー吸ってた(笑)。品種によって異なる枝の味がわかるみたい。そんなこと、凡人にはできないでしょ? 可能性を感じるから応援したくなるのよ」
小倉氏が言っていたように、その可能性は無限大です。そして、自然に恵まれた鶴田町という環境の効能を改めて知るのです。鶴田町があったから、川口潤也という個は、自分と向き合う楽しさを知り、自然体で表現する悦びを覚えた。
「最近、自分のことが少しわかってきたんですけど、自然が大好きなんですよね。中でも最近、心動かされるのは、ポツンとひとつある美学。りんごもそう。1個だけ落ちている、1個だけ木に残っている、そういうカッコ良さに惹かれます。自然界には、そういう光景って、ちょいちょいある」
清らかな魂は鶴田町の自然と暮らす人々からたくさんの栄養を貰い、ナイーブなままで、自由に楽しむ表現者となった。不思議な時間の終わりに、そんなことを思ったのです。
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ワインテイスター大越基裕氏が解説。ディナーに華を添えた世界最高峰ソムリエのサービス。[DINING OUT WAJIMA with LEXUS/石川県輪島市]
ダイニングアウト輪島かつてない豪華な布陣。ワイン界のオーソリティ、マスターソムリエの参戦。
石川県輪島市を舞台に2019年10月5日、6日に開催された『DINING OUT WAJIMA with LEXUS』は、17回の歴史を重ねる『DINING OUT』としても過去最高の布陣だと開催前から注目を集めました。
「漆文化の地に根付く、真の豊かさを探る。」というテーマの下、世界が注目するアメリカ人シェフ、ジョシュア・スキーンズシェフと、能登にルーツを持つ『AZUR et MASA UEKI』の植木将仁シェフの2人がコラボレーション。加えて、ドリンク担当として、世界のワインシーンに影響を与えてきたマスターソムリエ、ロバート・スミス氏が参加。更に、並行して進められた『DESIGNING OUT Vol.2』では、世界的建築家の隈 研吾氏がこの日のために輪島塗の器をプロデュースするという前代未聞の構成となりました。
2人のトップシェフの料理に、世界最高峰ソムリエが加わることで、どのような化学反応が起こったのか。ワインテイスター、大越基裕氏の視点を交えお伝えします。
【関連記事】DINING OUT WAJIMA with LEXUS
ダイニングアウト輪島また一歩、新境地へ。回を重ねるごとに成熟する『DINING OUT』の現在地。
日本とフランスを拠点に、世界各地のワイン産地や都市に足を運び、世界のワインの今を伝えるワインテイスターの大越基裕氏。レストランサービスから国際市場のワイン動向までを熟知し、日本のワイン界をリードする存在です。2016年佐賀県唐津市で開催された『DINING OUT ARITA& with LEXUS』にはソムリエとして参加をした経験も。今回、マスターソムリエのロバート・スミス氏のドリンクペアリング、ワインサービスをプロの目線で紐解きます。
「初のダブルシェフの競演、著名な建築家の隈研吾氏が関わる『DESIGNING OUT Vol.2』の同時開催と、マスターソムリエの参戦とかつてないコンテンツが揃った今回。野外で行われるハイエンドなレストランイベントというだけで十分にバリューだった『DINING OUT』ですが、ますますラグジュアリーさを増している。ここまで来たかと驚きを感じました」。
まずは今回の『DINING OUT WAJIMA with LEXUS』について、大越氏はそのように話します。
2019年、日本に拠点を移したマスターソムリエのロバート・スミス氏については、かねてからその動向に注目をしていたと話します。
「日本ではいまだ認知度が十分とはいえませんが、イギリスにおけるマスター・オブ・ワイン(MW)、アメリカにおけるマスターソムリエ(MS)は、間違いなく世界最高峰のワイン資格。ロバート氏が日本に移住したことで、日本在住者では初となるマスターソムリエが誕生したわけで、今後、日本のワイン業界をどう刺激していくかに関心があります」。
今回、11皿の料理に合わせて用意されたのは、ワインを中心とした9アイテムのペアリングドリンク。大越氏は一体、そのうちのどんな点に着目したのでしょうか。
ダイニングアウト輪島世界のガストロノミーの潮流と符合する「軽やかさ」が基調のペアリング。
「世界のガストロノミーのここ数年の動向として、料理が軽やかになっているという傾向があります。2人のシェフによる11皿のコースもやはり、その流れを汲むもの。ペアリングドリンクのセレクトも今の料理シーンをリスペクトしたスタイルであったことが、最初に感じた印象です」
ジョシュア氏の本拠地であるアメリカ西海岸のワインといえば、日照量豊かな恵まれた気候で育まれるぶどうを使ったリッチでボリューム感がある味わいが、まずは頭に浮かびます。が、ロバート氏のセレクトは「より洗練されたものだった」と、大越氏はいいます。
ペアリングの一例は以下の通り。アミューズにシャンパーニュ、仔牛のカルパッチョにナパ・バレーのロゼ、ラディッシュの一皿にはサンタクルーズマウンテンの複雑味のあるシャルドネ、鮑の炭火焼きに奥能登の自然栽培米を使った日本酒という具合です。
「ロゼはナパの中でも冷涼な地域のものですし、シャルドネも同じく涼しいエリアの重すぎないもの、ソノマのジンファンデルもフレッシュさが印象に残りました」と、大越氏。
「アメリカのワインがラインナップの半数を占めるペアリングは、我々、日本人ソムリエにはない発想。シェフとソムリエ、2人がアメリカ人だからこそ生まれた表現が、能登輪島の食材を使った料理と合わさる斬新さ。新たな視界が開けるようなペアリングでした」
ダイニングアウト輪島テクスチャーの、旨みのトーンの重なりが、想像を超えたハーモニーを生む。
とりわけ印象に残ったペアリングについて大越氏に訊ねると、迷わず「植木シェフの仔牛のカルパッチョとアズール ロゼ」という答えが返ってきました。
「カルパッチョとはいえ、生ではなくガストロパックで加熱調理されたもの。野菜や発酵食品で味わいの層をつくった一皿です。通常のフレッシュなロゼでは負けてしまいますが、カリフォルニアのシラー、グルナッシュからつくるこのロゼは、フレッシュだけれど充実感ある味わいで、テクスチャー含め非常に相性が良かった」
さらにもう一点、ジョシュアシェフの「ラディッシュ」と、『Saison』が所有するワイナリーのシャルドネも味わい深かったと話します。
「味付けは、出汁のジュレとバターのソース。バターにシャルドネは鉄板の組み合わせゆえ、やや面白みに欠けると感じたのですが、このシャルドネ、味わってみるとバターっぽさがない。溌剌(はつらつ)さは残しながらも、口中に広がる酸化熟成のテイストが出汁の風味とが見事なマリアージュでした。ラディッシュ自体はフレッシュなのですが、最終的には凝縮感ある出汁の味が余韻に残る。酸化熟成から生まれる風味と旨みは、出汁と想像を超えるハーモニーでした」。
その精度もさることながら、日本の発酵食品がつくる味の複雑味や出汁の旨みについても研究し、セオリーを超えて考え提案されたペアリングに、大越氏も感銘を受けたようです。
ダイニングアウト輪島想像の枠外にあるドリンクサービスで、これまでにない体験を。
「我々はプロの集団ですから、料理の完成度やワインなどの提供も含めたサービスで、ゲストを満足させるのは当然です」
開催に先駆けて行われたインタビューで、ロバート氏は、そのように話していました。アジア以外の国からシェフを招いての開催は、初めてのこと。ゆえに、これまでの回とは違った体験を提供したいという気持ちも強かったといいます。
2日間のサービスを終え、今回のドリンクセレクトのプロセスについて、ロバート氏にも話を伺いました。
「今回、ジョシュアの料理に合わせるワインは、『Saison』の共同オーナーでソムリエ、ワインメーカーのマーク・ブライトが担当。春から一緒に仕事をしているマサ(植木シェフ)の料理に合わせるワインを、私が選びました。それぞれの現在のパートナーシップを活かして、よりよいものを、と考えた結果です」
ワイン以外のドリンクも、登場しました。例えばジョシュアシェフの「鮑の熾火焼き」には輪島市『白藤酒造』の「奥能登の白菊」。
「マークは自らワイナリーも所有していてワインづくりも行っています。マーク自身のワインをチョイスに入れたらどうかと提案しましたが、やはりローカリティにこだわりたい、と。元々、マークは年に一度は日本を訪れるほどの親日家で、大の日本酒好き。レストランには200アイテム以上をオンリストしています。その中で、ギリギリまで熟考を重ね、前々日に決まったのが輪島の酒蔵が自然栽培米で醸す純米酒でした」
それを聞いて、大越氏が続けます。
「もし日本人ソムリエが鮑料理のペアリングアイテムを考えたなら、日本酒というチョイスは正攻法過ぎて優先順位が下がる。でも、アメリカ人だからこそ、そこに日本の食文化に対するリスペクトという視点が生まれ、彼らの純粋な表現になる。『白藤酒造』は歴史を守りながら革新も続ける酒蔵で、このチョイスは素晴らしいと感じました」
「漆文化の地に根付く、真の豊かさを探る。」という今回のテーマは、ジョシュア・スキーンズシェフというアメリカ人のトップシェフが参加することにより、多角的な視点と立体的な表現が生まれました。ロバート氏、そしてマーク氏のワインセレクトは、その視点、表現をさらに確かにするものだったといえるでしょう。
「味わいの感想は人それぞれ。一般のお客様とプロの方でも異なる感想を抱かれるでしょう。ひとつの正解がない世界で私たちがお届けしたかったもののひとつは、さまざまな酒づくりに関わる方々の想いや仕事。それを2人のシェフとキッチンスタッフ、サービススタッフ全員から成るチームで、皆さんにお届けできたならば、何よりだと感じています」
ロバート氏は、そう話し2日間の、いや準備開始から約半年以上に渡る『DINING OUT』でのサービスを総括しました。
1971.2.9 生まれ。テキサス州ダラス育ち。家業が食に関わる仕事をしていたことで、幼いころからホスピタリティと料理に触れる。ネヴァダ大学ラスベガス校ホテルホスピタリティ学部卒。いくつかのブティックレストランを経て、1998 年ラスベガスの ホテルベラージオ入社。 ジェームスビアード賞を受賞したジュリアンセラーノ氏がシェフを務める、レストランピカソにてソムリエとして約 18 年間従事。2004 年に当時最年少にてマスターソムリエに合格。史上 149 人目の資格保持者となる。
1976年、北海道生まれ。国際ソムリエ協会 インターナショナルA.S.Iソムリエ・ディプロマ。2013年6月、ワインテイスター/ワインディレクターとして独立。世界各国を回りながら、最新情報をもとにコンサルタント、講師や講演、執筆などもこなしてワインの本質を伝え続けている。ワインだけでなく、日本酒、焼酎にも精通しており、ワインと日本酒を組み合わせた食事とのマリアージュにも定評がある。
ラスベガスのネバダ大学在学中に、Hotel Bellagioで勤務。そこでマスターソムリエの指導の下サーバーとして猛勉強し、サンフランシスコの有名レストランにてソムリエとして活躍。
2009年にジョシュア・スキーンズとパートナーシップを組み、Saisonをオープン。わずか5年でミシュラン三ツ星を獲得。現在はサンフランシスコとロサンゼルスに拠点を置くSaison Hospitalityのシーフードレストラン「Angler」のワインディレクター兼共同オーナーとして、Saison cellar wineのワイン醸造者として、そしてグループのソムリエとして活躍中。
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アイアンハート定番の極厚裏起毛スウェットパーカ
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着丈 | 肩巾 | バスト | 裾回り | 袖丈 | 袖口 | |
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L-F | 60.5 | 39.0 | 96.0 | 82.0 | 58.0 | 8.5 |
S | 62.5 | 43.0 | 104.0 | 90.0 | 63.0 | 8.5 |
M | 64.5 | 46.0 | 110.0 | 96.0 | 64.0 | 8.5 |
L | 67.5 | 49.0 | 116.0 | 102.0 | 65.0 | 9.5 |
XL | 69.5 | 52.0 | 120.0 | 106.0 | 66.0 | 9.5 |
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見たことのない11の東京の姿。その真実に迫る、島旅の記録。[東京”真”宝島/東京都]
東京"真"宝島OVERVIEW
日本一の都市、東京に島があることをご存知でしょうか。しかも、その数は11島(有人の島)にも及びます。
大島、利島、新島、式根島、神津島、三宅島、御蔵島、八丈島、青ヶ島、父島、母島がそれです。人々は、この 11島を「東京宝島」と呼ぶも、その魅力はおろか、島によっては存在すら知られていないかもしれません。
この11島は、果たして「観光地」なのか? いや、そんなひと言で表現できるほど容易くはないと思います。では同じ「東京」なのか? 理屈ではそうですが、まるで別世界です。我々は、そんな島々の「真実」を探す旅に出たいと思います。「東京宝島」の真実、「東京“真”宝島」の旅へ。
伝統、文化、歴史、はたまた祭りや催事、風習……。島が持つ本来の空気や時間、そして島民の生き方……。姿を持たないこれらにその真実を形成する主が潜むゆえ、なかなか対峙することや体験することが難しいと思います。しかし、幸運にもそれに触れることができた時、ほんの少しかもしれませんが、島が大切にしてきたことと出合うことができるでしょう。
そして、それを一度でも体験すればきっとこう感じるに違いありません。ここには「未来」に残したい「日本の姿」、「地球の姿」が存在していると。ある意味、観光地化されすぎなかったからこそ、その「原型」を留めることができたのではないでしょうか。ゆえに、島自体が「作品」なのかもしれません。それはまるで「宝島」のように。
「島の資産」は「東京の資産」であり、「日本の資産」。更には「地球の資産」。それは進化でも変化でもない、「不変の価値」といっていいでしょう。
「今」を100年後も「今」のままで。
そんな願いを込めて、知られざる東京の旅をご案内したいと思います。
(supported by 東京宝島)
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放置竹林という社会問題を、竹スイーツという新たな発想で楽しむ!10月28日(月)より10日間限定で限定発売。[LIFULL Table 地球料理-Earth Cuisine/東京都千代田区]
ライフルテーブル/アースキュイジーヌ食の新たな可能性を探る意欲的なイベントを開催。
2019年9月某日。江東区にある東京都現代美術館において、とある意欲的な驚きの食のイベントが開催されました。
ずばりテーマは“竹を食べる”!
いま日本全国で問題となっている「放置竹林」の竹を食べて竹害を防ぐことを目的にし、地球のためになる新たな食材を見つけるプロジェクトだというのです。このようなコンセプトを描き、プロジェクトを始動したのは「あらゆるLIFEを、FULLに。」をコーポレートメッセージに掲げる住生活情報サービス運営企業(株)LIFULL。地球上でまだ光の当たっていない素材にフォーカスし、その素材を食べることが地球と人のために、ひいては地球上にある新たな食材を見つけることになる。そんなコンセプトを持つ「地球料理-Earth Cuisine」プロジェクトの第二弾として開催されたのです。
昨年の第一弾では、間伐材を見事なフランス料理のフルコースにアレンジしてみせた、田村浩二氏が料理のクリエイションを担当。
そして今年、放置竹林に挑んだのは、海外からも注目を集める新進気鋭のシェフ・薬師神陸氏と、和菓子作家の坂本紫穗さん。それぞれ4品ずつ合計8品の竹スイーツをフルコース仕立てにし、ゲストを迎えた先行試食会を行ってくれました。
ONESTORYでは、その様子を昨年同様にレポート。食の新たな可能性を探る意欲的な試みに注目しました。
【関連記事】LIFULL Table Earth Cuisine/まず伝えたい「木は食べられる」という事実。杉でつくったケーキに乗せた思いとメッセージ。
ライフルテーブル/アースキュイジーヌフレンチシェフが生み出す注目竹スイーツ。
最初に運ばれてきたのは、深い緑が抹茶を想起させるドリンク「竹のササート」でした。細い竹の枝をストロー代わりに使った遊び心あふれる演出。かと思いきや、ここにも世界的に問題となっているプラスチックストローの代替への意識を忍ばせているのです。そして、口当たり柔らかな竹ストローでひと口味わうと、抹茶とはまったく違う爽やかな苦味が喉を潤します。まだまだ日差しの強い晩夏のこの日にはうってつけ。聞けば、「笹の葉をライムと合わせ、さっぱりとしたモヒート風にアレンジしました」と薬師神氏。まったく新しい風味なのに、どこか味わったことのあるようなニュアンスは、和のエッセンスとして古くから用いられる竹という素材が持つ力なのだと教えてくれます。
さらに笹団子ならぬ竹団子を白餡仕立てにし、竹炭仕立ての葛豆腐を白味噌ソースで提案。〆にはフレンチの世界で活躍してきた薬師神氏ならではの竹香る和風フィナンシェという前半4品の構成に。
「何かを混ぜ合わせると個性が消え、何かを足さないと美味しくない。いきなり先制パンチを食らったような食材が竹でした。でもですね、こんな難問をひとつひとつクリアしていき、見えてきたのは「竹」って素晴らしいってことでした。面白い食材だと思います」と各ゲストを回りながら、竹の魅力を力説する薬師神氏が印象的でした。
ライフルテーブル/アースキュイジーヌ和菓子作家が魅せた竹の可能性。
続く後半4品は、和菓子作家の坂本紫穂さんが担当。最初に運ばれた「黒羊羹 竹砂糖添え」は、竹炭を用い強い黒を表現した羊羹でした。たっぷりの竹の粉を添えることで「羊羹と似ているようで、何かが違う」という違和感が生まれるような構成に、会場からは次々とどよめきが起こり、ゲストの舌を喜ばせます。
「味覚はもちろんのこと視覚、嗅覚、そして触覚(舌触り)を通して、感覚的に竹や竹害を感じる和菓子を目指しました」とは坂本さん。
青竹の落雁、白きんとんの竹包みと、和菓子作家らしい印象的な竹スイーツは、竹害から生まれた和菓子という今回のテーマそのもの。一緒に添えられた、竹しずくという竹水を和三盆でやさしく味付けした甘露が、ふわりと疲れを癒やしてくれるのです。
ライフルテーブル/アースキュイジーヌバンブースイーツが、今秋、期間限定で一般販売開始!
成長が早く、繁殖力が高い竹は、放置すると周りの動植物の生態系への悪影響や、過密になると弱ったり枯死した地下茎が多くなり、浅根になる傾向があるため、土をかかえ留めることができず大雨の際には地滑り等の竹害を引き起こす可能性があります。そんな放置竹林の持つ課題を、見事に食材へと転化し、楽しみへと変えたふたりに、食後、会場からは惜しみない拍手が鳴り止みませんでした。
そんな新たなる食の体験で地球と向き合うことこそが、LIFULLが目指す「地球料理-Earth Cuisine」プロジェクト。食べることが地球のためになる、それは訪れた誰もが深く刻んだ食体験だったように思います。
そしてなんとこの記事を読んでいただいた方にも朗報です。 今回のスイーツの一部を期間限定で、LIFULLが運営する飲食店LIFULL Table(東京都千代田区)にて、10月28日より期間限定で一般発売。上記の竹を使った4品のスイーツが味わえることになりました。
食べておいしく、味わうだけで地球のために。そんな意欲的な挑戦をぜひ自身の舌でご体験あれ。
辻調理師専門学校卒業後、同校のフランス料理講師としてスタート。2014年『SUGALABO』のシェフに就任し国内外で活躍。2017年にRED U-35 GOLD 受賞ほか、国内外のアワードを多数受賞。今夏独立し〝食のリテラシーを磨く〟をコンセプトにイベント企画、メニュー監修など幅広い料理人の働き方をしている。
和菓子作家。1982年栃木県宇都宮市出身。IT企業を退職後、和菓子作家としてオーダーメードの和菓子を作品とした制作・監修。和菓子教室やワークショップも行い、2016年にはミラノ・サローネにて和菓子のデモンストレーションおよび展示を手掛ける。〝印象を和菓子に〟をコンセプトに日々のあらゆる体験、印象を表現し続けている。
住所:東京都千代田区麹町1-4-4 1F MAP
電話:03-6774-1700
発売日:2019年10月28日(月)〜11月11日(月)平日のみ10日間限定
価格:各800円(税抜)
数量:風セット、凪セットそれぞれ1日10セット(イートインのみ)
LIFULL Table HP: https://table.lifull.com/earthcuisine/bamboosweets/
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Cc. @jeffhermanson @cleanclothes @GLJhub @AFWIndonesia @AsiaFloorWage06 @LIPSedanehttps://twitter.com/adidasCA/status/1188092925298855937 …
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伝えたのは「食事は楽しむもの」という思い。ファインダイニングを舞台に繰り広げられた『1日だけのトラットリア』。[Courage/東京都港区]
クラージュ二人のシェフの競演による、特別なディナー。
2019年某日。麻布十番のイノベーティブレストラン『Courage』を舞台に、スペシャルな晩餐が繰り広げられました。『サンペレグリノ』のサポートで行われたこの晩餐の名は『1日限りのトラットリア』。ミラノ『アンティカ・オステリア・ディ・ロンケッティーノ』で腕を振るうフェデリコ・スィスティシェフが、『Courage』の大井健司シェフと手を組み、この一夜のためだけのコースを作り上げたのです。
東京を代表するファインダイニングを、あえてトラットリアに変え、大勢で、賑やかで、気さくな食事を楽しむ。そして登場するシェフ自身が、パートナーやゲストと自らの情熱を分かち合う。そんなコンセプトを持ったこの企画には、名店のシェフやフーディ、『Courage』の常連客などが集い、思い思いに楽しんだよう。素晴らしい料理と気さくな雰囲気で盛り上がったその様子をお伝えします。
クラージュカジュアルに、リラックス。醸し出されるトラットリアの世界観。
この特別な夜が実現したきっかけは、アジアを拠点に活躍する料理人やフーディのコミュニティ『ガストロノート・アジア』から自然発生的に生まれた声。誰が主催で、誰がスポンサーでという話が中心に進んだのではなく、フェデリコ氏の「ぜひ日本で活躍するイタリア料理人とのコラボをしたい」との熱意を、『Courage』のオーナーである相澤ジーノ氏と、同店の大井シェフが快諾したことが直接的な原動力でした。
「大勢の家族や友人が食卓を囲み、リラックスしながら食事をする。それがトラットリアの伝統的なスタイルです」とフェデリコシェフ。相澤氏、大井氏と揃いで「伝統は死なず」と書かれたキャップを被って、今日の日に臨みました。テーブルには、通常時の無地ではなく、ギンガムチェックのクロス。これもまた、気さくなトラットリアの伝統的なスタイルです。
フェデリコシェフと大井シェフが最初に決めたのは「テーブルを皿で埋め尽くそう!」というテーマ。それぞれが持てる技と知識を出し合い、何度も話し合いを重ねながら、今日の日の料理が完成しました。
前菜は両名のシェフがそれぞれ3品ずつ出し合いました。フェデリコシェフは「高価ではないけれどとても大切な食材」というタマネギのロースト、イタリアでポピュラーなトリッパのサラダ、メジマグロのタタキにテリヤキソースをあわせた料理の3品を用意。一方
大井シェフは「日本の和え物をイメージした」という淡路のサワラのジェノベーゼ和え、串に刺して燻製した北見のエゾシカの肉団子、自家製フォカッチャにアンチョビとモッツァレラを挟んだナポリの伝統料理モッツァレラ ディ カロッツァを仕立てました。
それぞれの個性が垣間見えつつ、全体の統一感もある。二人のシェフの間で交わされた会話が見えてくるような、魅力的な前菜が出揃いました。
クラージュ日本の食材、食文化をイタリアンにアレンジ。
料理はテンポよく、次々に登場します。メイン料理は、ピエモンテの郷土料理ボリート・ミストです。ボリートは「茹でる」、ミストは「いろいろ」、日本で言うおでんのようなこの料理。今回も牛ホホ肉、アキレス腱、仔牛のタン、スネにさまざまな野菜が盛り合わされています。ソースは3種。トラディショナルなサルサベルデは本来イタリアンパセリで作られるものが、今回はシソが使われました。パルミジャーノチーズがきいた白インゲンのピューレ・サルサビアンカ、甘酸っぱいサルサロッサ。さまざまな具材に、3種のソース、その組み合わせ方は自在です。
「伝統は大切ですが、そのまま再現する必要はありません。日本でやる意味を考え、このような形になりました」と大井シェフは振り返りました。
パスタは2皿。ひとつは手打ちタリアテッレ仔牛のラグーソース。骨髄の旨みが染み出したイタリアらしいパスタです。もう一方は、牛もも肉のタルタルとオカヒジキの蕎麦風パスタ。添えられた煮干しの出汁にくぐらせて、つけ麺のように味わいます。来日の度に日本料理を食べ歩き、さまざまなインスピレーションを得たというフェデリコシェフ。「日本の蕎麦をイメージした」と話し、大井シェフは「まんま蕎麦ですよね」と笑う。その明るい雰囲気もまた、料理のおいしさに影響するようでした。
デザートは、ホワイトチョコレートのムース カカオシュトロイゼルとパッションフルーツソース。デザートを得意とする大井シェフの技が随所に込められた逸品で、コースは締めくくられました。しかし料理が終わっても、ほとんどのゲストは会話に華が咲き、がなかなか席を離れようとしません。楽しい会話、心地よい雰囲気を誘発する料理。フェデリコシェフと大井シェフの目論見が見事成功したことは、この光景が物語っていました。
クラージュゲストにもホストにも、意義のあった晩餐。
当日訪れたゲストの中には、日本のイタリア料理界を牽引するシェフたちの姿もありました。それぞれが今日のトラットリアを堪能し、そして何か得るものがあった様子。
最初に感想を聞かせてくれたのは、10年ほど前、フェデリコシェフとともに働いていた経験があるという『アマン東京』の総料理長・平木正和氏。「みんなで賑やかに食事を楽しむのは、本当に大事なこと。自分は今ホテルにいますが、なるべくホテルの型にはまらないよう努めています。その意味を改めて確認できました」と伝えてくれました。
遅れて参加した『HEINZ BECK』のエグゼクティブシェフ・カルミネ・アマランテ氏も、このディナーから学ぶことがあった様子。「時々忘れてしまいがちですが、郷土料理は本来、貧しい時代にどうおいしく食べ、どう楽しむかから生まれたもの。今日のディナーで改めて食事の楽しむことの大切さを思い出しました」
料理を終えた大井シェフとフェデリコシェフも、やはりリラックスした様子でした。
「純粋に楽しかった。日頃はジャンルレスなフュージョン料理が中心ですから、ここまでしっかりしたイタリア料理を、しかもイタリア人シェフと一緒にやれたことは刺激になりました」と大井シェフは振り返ります。「フェデリコとはとても気が合って、メールや電話でやりとりをしながらメニューを組み立てることも楽しかった。大変でしたけどね」そう爽やかな笑顔を見せる大井シェフ。最後に「イタリア修業から時間が経ち、忘れかけていたイタリア語を思い出せたことも良かった」と笑いました。
もちろんフェデリコシェフにとっても念願かなった素晴らしい体験となった様子。「ゲストが料理について興味を持ち、あれこれ尋ねてくれました。そのやりとり、フィードバックがまさにトラットリアの魅力。僕のキャッチフレーズは“伝統は死なず”。それを表現できた最高の場でした。大井シェフやジーノさんにも感謝です」
訪れたゲスト、迎えたシェフ、それぞれに気づきと出会いがあった今回の『1日限りのトラットリア』。これをひとつのプラットフォームとして、場所を変え、ジャンルを変えて、またどこかでこんな特別な晩餐が催されるかもしれません。
住所:東京都港区麻布十番2-7-14 1F MAP
電話:03-6809-5533
定休日:日曜・祝日(不定休)
Courage HP: https://courage-tokyo.com/
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理想は高く、敷居は低く。津軽の「これまで」と「これから」を線で結んで「今」を表現するセレクトショップ。[TSUGARU Le Bon Marche・グリーン/青森県弘前市]
津軽ボンマルシェ・グリーン温かい気持ちになれるアイテムを求め、次々と訪れるファンたち。
午前10時30分。秋晴れの柔らかい光が射し込む店内に、早くもお客さんの姿が見受けられます。
「わー、この生地、フワフワで気持ち良いわ。触ってみて」
「本当だね」
開店直後に訪れた、この上品な壮年夫婦が手にしていたのは、オーガニックコットンのタオル。セレクトショップ『green』のある朝の情景です。
扱うアイテムは、テーブルウエアなどの日用品から化粧品、玩具、レディスのファッションアイテムまで多種多様。すべて「人と地球に優しい」をテーマにしています。こうした品々を集める主人が小林久芳氏。
「いらっしゃいませ」
今度は、若い女性がひとりで訪れました。穏やかな笑顔で小林氏が応対します。
「柄違いもお出しできますので、良かったらおっしゃって下さいね」
店はJR弘前駅から歩いて10分ほどの立地。隣接して以前、『ONESTORY』でも紹介した竹森 幹氏の『bambooforest』があり、その数十m先には姉妹店『green furniture』もあって、そちらでは、独自にリペアしたアンティークの家具や器を揃えています。
「弘前市って粗大ゴミは月2回、無料で回収してくれるんですけど、自転車でお店に通勤する途中、出されていたゴミを見かけて『それ、捨てちゃうの? もったいない』と思ったのがきっかけでした」。6年前、『green furniture』を開いた経緯を振り返ります。そして、10年前に遡る本家『green』の誕生にも、こうした小林氏の温かい視点がありました。
【関連記事】TSUGARU Le Bon Marché/100年先の地域を創造するために。多彩で奥深い「つながる津軽」発掘プロジェクト!
津軽ボンマルシェ・グリーン夢を追い続けた結果、スノボのプロから、ショップのプロに。
「実は、プロのスノーボーダーを目指していたんです」
驚きの過去を話し始めた小林氏。五所川原出身で、「実家が洋品店だった」から、今があると思っていたら、違いました。18歳で旅行添乗員を目指して上京。専門学校に通いましたが、卒業後は縁あって、横浜のホテルに就職します。そこで仕事仲間に誘われ、サーフィンと出合いました。スノーボードは、言ってしまえば、雪上のサーフィン。小林氏がスノーボードに目覚めるのは、きっと自然な流れだったのでしょう。
「ホテルを辞めてからは、プロを目指して世界各地を転戦していました」
日本の夏は南半球に、冬になれば北半球へ。そんな生活を3年ほど、続けたと言います。けれど、ずっと「24歳でプロになれなかったら諦めよう」と思っていたそう。青森に戻ってまず在籍したのは弘前にあるスノーボードウエアのショップでした。独立して自ら立ち上げたショップ『オトハネ』もメンズウエアの専門店。
「ですから、当初は今のように、女性服を扱うようになるとは夢にも思っていませんでした(笑)」
転機が訪れたのは、店を始めて8年ほどが過ぎた2009年。この頃、スノボ関係者の間では「このまま地球温暖化が進むと、いずれスノーボードができなくなるのでは?」という危機感が広まっていて、「地球環境に負荷をかけないライフスタイル」を実践するボーダーも増えていました。かつて、ともに切磋琢磨した仲間たちの意識変革は小林氏にとって、とても刺激的に映ったに違いありません。さらに、小林氏は当時、長女の出産を控えた時期でもありました。次世代のための地球。大袈裟かもしれませんが、そんな感情も沸き起こったことでしょう。
「ならば、いっそのこと、レディスで新しいお店を作っちゃおう」
そうして誕生したのが『green』でした。サスティナビリティなライフスタイルの提案にはファッション以外も必要と、雑貨や生活用品にまで、扱うアイテムの幅を広げ、今に到っています。
「けど……実は、アパレル業界で慣例の春と秋のセールを止めたくて、始めたっていう面もあるんですよ。良いと思って仕入れた洋服を、何で安く売らなきゃいけないのかって、ずっと思っていた。いきなりセールを止める勇気がなかったから、セールが最初からない、新しいお店を作っちゃった(笑)」
小林氏が少し照れたように付け加えました。
津軽ボンマルシェ・グリーン伝統を広めるだけでなく、実用性も見据えて展開したヒット作。
『green』の大ヒットアイテムのひとつに、「こぎん刺し」シリーズがあります。こぎん刺しとは津軽独特の刺し子技法。歴史は古く、江戸時代より続くとされています。元々は着物のほころびを直すために農家の間で育まれた技術で、藍で染めた麻の布地に、白い木綿糸で刺繍するのが伝統的なスタイル。目の粗い麻に縫い付けるから保温効果もあり、寒い津軽で広く親しまれてきました。
「津軽の人にとって、おばあちゃんのタンスを開けると何かしら必ず入っている、馴染み深いものです」
しかし、馴染みが深い分、古臭いものになっていたのもまた事実でした。そんなこぎん刺しを「地元の若い人にも使って欲しい」。そう思って、小林氏が取り組んだオリジナルこそ、こぎん刺しシリーズ。きっかけは、『弘前こぎん刺し研究所』に所属する刺し子さんが『green』の常連だったからでした。『弘前こぎん刺し研究所』とは、昭和初期から伝統工芸の存続を社会的使命と捉え、今も製品作りを通して魅力を伝える地元の企業です。
「試しに、その方にご相談したら、快く引き受けて下さいました」
最初は個人的な別注という形でスタート。今では、多くのアイテムが揃う『green』と『弘前こぎん刺し研究所』のコラボ作品として定着し、全国に多くのファンがいます。麻の布に木綿糸という仕様、ずっと描かれてきた定番の図柄という、2点の伝統をリスペクトした上で、名刺入れやがま口のほか、ブックカバー、ミニトートまで展開。ラインアップは拡大しています。
「この色、素敵ね」
「オレはこっちかな」
冒頭で紹介した夫婦も、この日、試しに身に付けたりしながらブローチを購入していました。
カラーリングも豊富になり、藍染色以外にも、漆黒色や山吹色、桜と銀鼠色など、現状で全8色を展開しています。色が変わっただけで、こぎん刺しの図柄ひとつひとつがモダンに浮かび上がってくるから不思議。一・三・五・七と奇数目で刺して規則性を生み、美しい幾何学模様を描く独自性も際立ちます。
「しかし」と小林氏。「刺し子さんは好きでなくてはできない仕事なんです」と続けました。こぎん刺しはすべて手刺し。例えば、ブックカバーで総柄にすると、キャリア10年の熟練でも丸2日はかかる。それでも、商品は5000円ぐらいの値付けにしないとなかなか売れません。『弘前こぎん刺し研究所』には現在、70人ほどの縫い子さんがいますが、後継者の問題もあるでしょう。古き佳き伝統を、現代的なセンスで世に広める。言葉にすると簡単ですが、現実にはいろいろとクリアしなければならない課題も多いのです。
「それでも、今は数を売っていきたい。続けることで顧客の裾野をもっともっと広げ、少しでもこぎん刺しの存続に貢献していきたい」決意表明のようにきっぱりと、小林氏は語るのでした。
津軽ボンマルシェ・グリーン埋もれた逸材を心から欲しいと思えるモノに仕立て、津軽から発信。
「これは、黒石の温湯温泉(ぬるゆおんせん)で伝統こけしを作る工人・阿保正文さんとコラボした作品です」
小林氏が指し示す棚には、手のひらサイズで配色もかわいい、こけしが横一列に並んでいました。12月ならサンタクロースと、月毎にテーマを替えて一年間だけ、作られたシリーズです。小林氏は今、津軽に残る様々な伝統工芸の掘り起こしにも積極的に取り組んでいます。「作る人、販売する人を訪ねてお声がけはいろいろしていますが、形にならなかったものもたくさんある(笑)」
それでもアプローチを続ける理由は、こうした活動が『green』の掲げるサスティナビリティの思想と連なっているからでしょう。伝統工芸を、これからもずっと愛される、生活に根付いた日用品へと昇華するため──。
「こぎん刺しは今、本当に人気で、聖地ツアーということで、全国から多くの方がいらっしゃいますが、『弘前こぎん刺し研究所』と『佐藤陽子こぎん展示館』くらいしか、弘前には触れられる場所がないんです。私自身、まだ何ができるかわかりませんが、裾野を広げるだけでなく、いかにして厚みを出していけるか。それが今後の使命だと思っています」
午後7時。辺りはすっかり日も暮れて、『green』も閉店の時間を迎えました。取材の帰りに『green furniture』の前を通ると、暖色系の灯りの中、リペアされて甦った家具たちが美しく輝いて見えました。
「とにかく、日常生活の中で使って欲しいですから、家具の値段はできる限り、安く抑えています」。小林氏の説明が脳裏に甦ります。
環境に優しいライフスタイルと、持続可能な伝統工芸の未来を見据えて。信念は崇高ですが、その理想を、頭でっかちな説諭で押し付けるのではなく、誰もが欲しいと思うモノに翻訳して、心に訴える。この姿勢があるから『green』は人気ショップなのだと実感しました。
(supported by 東日本旅客鉄道株式会社)
住所:青森県弘前市代官町22 MAP
TEL:0172-32-8199
営業時間:10時半〜19時
定休日:水曜日
green HP:otohane2.blog79.fc2.com
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SNS関連のトレンドのアンテナサイトを作りました。http://sns1999.wp.xdomain.jp/
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@yiZHI5oeFwE7Rqh あくん
頑張れ我らの無敵の明治大学競走部。仲間を信じて。我らの明治大学なら必ずや箱根駅伝の切符を取れるはず。来年の箱根駅伝が楽しみだね。部員の気持ちが1つなら必ず予選を突破できるはず。頑張れ我らの明治大学競走部。
@M4l4BM6WyQVac42 ひろっぴー
選手の皆さん
おちついて、普段通りの走りをしたら大丈夫!
地方は放送ありませんが、速報や現地に行って下さる方の情報拝見しながら、応援します。
@sochipapa rugby@pegasus
毎年心臓に悪い・・・ 頼むからシード権を取って欲しい