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安藤桃子が体験する「食べるシャンパン」。あるがままの自然を受け入れるものづくりに共感。[NEW PAIRING OF CHAMPAGNE・傳 /東京都渋谷区]
傳×安藤桃子和食でも「食べるシャンパン」。自然に寄り添う造りが生む味わいを重ねて。
1734年の創業以来、ワインとガストロノミーに力を注いできたシャンパーニュメゾン、テタンジェ。料理や食文化に対する深い理解と情熱は途絶えることなく、今に至るまでそのスタイルを受け継がれています。テタンジェ社の至宝ともいえるトップキュヴェが「コント・ド・シャンパーニュ」。フレッシュで洗練された果実味、熟した果実の香り。滑らかで、生き生きとした躍動感があり、グレープフルーツとスパイスのニュアンスを感じるエレガントな味わいは、料理と合わせることで、ますます味わう楽しみが広がります。
テタンジェを、料理とのペアリングで、ワンランク上の味わいに。「食べるシャンパン」のさらなる可能性を日本料理で検証します。「コント・ド・シャンパーニュ」に合う一品を提案してくれたのは外苑前の日本料理店『傳』の長谷川在佑氏。スペシャルなマリアージュを、映画監督の安藤桃子さんが体験します。いわく「食の英才教育」を受けて育ったという安藤さんは、ロンドン、ニューヨークと海外で生活した経験も豊かで、現在は、高知県に拠点を持つライフスタイルにも注目が集まります。
『傳』はいわずと知れた、東京を、日本を代表する日本料理店。世界中のフーディーが注目するレストランランキング『世界のベストレストラン50』で日本人最高位の11位、アジア部門では2位を獲得し、不動の人気を誇っています。伝統を重んじながら、型に縛られない表現、プレゼンテーションにも定評あり。「食べるシャンパーニュ」では、どんな提案を見せてくれるのでしょうか。
【関連記事】テタンジェ/「食べるシャンパン。」それは、ひとりでは完結しないシャンパーニュ。
傳×安藤桃子重層的な味わいの中にある「旨み」ときのこの出汁のマリアージュ。
「上質なシャンパーニュは乾杯酒にあらず、コースを通して変化も楽しみたいもの」と、自らのシャンパーニュ観を話す長谷川氏。「コント・ド・シャンパーニュ」の味わいには、シャンパーニュに求めるものすべてが含まれていると話します。
「抜栓直後、キリッと冷やしたものを味わうと、グレープフルーツの香りやフレッシュな酸味が爽快な味わい。時間をかけ、少しずつ温度を上げていくと厚みや複雑さ、リッチなボリューム感が感じられるように。たとえ泡が消えても、上質な白ワインとして楽しめるんです」と、テイスティングの際の印象を話します。
「合わせたい料理はいくつもある」と、前置きしながら、今の季節に合わせて提案してくれたのは、土鍋で炊く「きのこの炊き込みごはん」です。
「コント・ド・シャンパーニュの重層的な味わいの中に、独特の“旨み”があることに気付き、これはきのこの出汁と相性がいいな、と思ったんです」。
毎年秋になると、可能な限り山へ出掛けるという長谷川氏。この日のきのこも、富士山麓の山で自身が採ってきたものだと話します。
「今日は“日本のポルチーニ”といわれるアカヤマドリ、ヤマドリダケモドキ、ヤマドリダケ、トランペットの4種を使っています。和食では松茸が王様のように扱われますが、ほかにも味のいいきのこはたくさんある。組み合わせによって変化する味わいも楽しんで頂きたいですし、複数のきのこを使うことで生まれる複雑さが、コント・ド・シャンパーニュとのマリアージュをより高めてくれるはずです」。
傳×安藤桃子味わいが響き合い連なる好循環。温度帯の変化も合わせて。
「祖母が柳橋で料亭を営んでいたので、子供の頃から食や酒、宴席が近くにある環境で育ちました。“味を知れ”が家訓で子供の頃から、食体験の幅は広かった。成人してからはお酒も、もちろん。鍛えられましたね」。
芸能一家に育ち、両親そろってのおいしいもの好き。シャンパーニュやワインにも、若い頃から親しんできたという安藤さん。「コント・ド・シャンパーニュ」を味わって、奇しくも長谷川氏と同じ感想を抱いたと話します。
「シャンパーニュですが、味わいの軸はリッチな白ワイン。しっかりとしたボリュームもあり、味わいに充実感がありますよね」。
長谷川氏が用意した「きのこの炊き込みごはん」をひと口味わうなり「んっまい! 生きててよかったー!」と、一気にテンションが上がった様子。「このきのこは何ですか? こっちは食感がシャキシャキ!」と、話しながら、箸を持つ手が止まらなくなります。
「コント・ド・シャンパーニュを口に含むと、複雑なきのこの味がまた変化する。昔からお酒はワインに限らず、“食べながら飲む”派。お酒が料理を呼び、料理がまたお酒を呼ぶ循環が理想ですが、このシャンパーニュと長谷川シェフのきのこの炊き込みごはんは、まさにドンぴしゃな組み合わせです」。
話しながらも、さらに箸を進めます。「あー、生きてて良かった」と、話しながらおかわりまでして味わう安藤さんを見て、長谷川氏の表情も緩みます。
「お米の粒が立っていて、甘みもちゃんとある。米粒の間に、きのこの傘の下に、ときどき、はっとする塩味が隠れている。こんな緩急のある味の炊き込みごはんは初めて! 炊き立ても最高だったけれど、冷めてもおいしい。温度帯ごとの楽しみがあるコント・ド・シャンパーニュと共通しますね」
傳×安藤桃子自然の中で、その時あるもの全てを活かして、つくる味、生まれる作品。
「きのこを採る人じゃないと、つくれない味がある。長谷川シェフの炊き込みごはんを頂いて、しみじみそう感じました」。
安藤さんは、最後のひと口を愛おしむように味わいながら、そう話します。
「それは何よりうれしい感想です。僕自身、山に足を運んで気付かされることは、とても多いと感じているので」と、長谷川氏。
「相手は自然ですから、いつも同じものが手に入るわけではない。たくさん採れる日もあれば、そうでない日もあるし、目当てのものに出会えないときもある。でも、その状況の中で、あるものを活かしてどう料理するかが僕らの仕事だと思うんです」。
長谷川氏の言葉に、安藤さんは大きく頷きます。
「それは、シャンパーニュを始めとする、ワイン造りにもいえることですよね。ぶどうも農産物ですから、出来がいい年もそうでない年もある。ワインメーカーの方も、同じようにある状況を受け入れて、最高の仕事をされているはずです。料理もワインも自然ありき。そして自然との付き合い方が味に出る」と、長谷川氏。
「確かに、ごはんもシャンパーニュも大地の恵み。土地と人の手が繋がり、つくられたものを味わうと、素材が育まれた自然の情景が浮かびますよね」と、安藤さん。
東京から高知に拠点を移し、自然の中で暮らすようになって価値観が変わったという安藤氏は、次のように続けます。
「善悪ではなく、自分にとって自然か、そうでないかがすべての物事の判断基準になった。食でいうならオーガニックかそうでないか、などが気にならなくなったというか。情報や理屈ではなく感性が基準になるという。映画監督という仕事は、目にしたもの、触れたものすべてをいったん体の中に取り込んで、ミキサーで回してミックスジュースのような作品をつくる仕事だと思うんです。だから私自身がどんな環境で呼吸し、どんなものに触れているかで、“味が変わる”な、と。今回、長谷川シェフの料理をコント・ド・シャンパーニュと味わって、改めてそんなことを思いました。全部、つながっていますね」。
(supported by TAITTINGER)
住所:東京都渋谷区神宮前2-3-18 建築家会館JIA館 MAP
電話:03-6455-5433(受付時間12:00~17:00)
営業時間:18:00~23:00(最終入店20:00まで)
定休日:不定休
傳 HP: https://www.jimbochoden.com/
1982 年、東京生まれ。 高校時代よりイギリスに留学し、ロンドン大学芸術学部を卒業。 その後、ニューヨークで映画作りを学び、助監督を経て2010 年『カケラ』で監督・脚本デビュー。2011 年、初の長編小説『0.5 ミリ』(幻冬舎)を出版。2014年、同作を監督、脚本し、第39回報知映画賞作品賞、第69回毎日映画コンクール脚本賞、第18回上海国際映画祭最優秀監督賞などその他多数の賞を受賞。2018年 ウタモノガタリ CINEMA FIGHTERS project「アエイオウ」監督・脚本。高知県の映画館「ウィークエンドキネマM」代表。「表現集団・桃子塾」、塾長。現在は高知県に移住し、チームと共に映画文化を通し、日本の産業を底上げするプロジェクトにも力を注いでいる。情報番組「news zero」(日本テレビ系)ではゲストコメンテーターとしての出演や、森永乳業『マウントレーニア』のWeb CMにも出演するなど多岐にわたり活動の幅を広げている。
2019年11月2日(土)、3日(日)、4日(月・祝)、高知にて、文化人やクリエイターの感性とアイディアを子供たちへ届ける文化フェス「カーニバル00 in高知」を開催。安藤は大会委員長を務める。https://www.carnival00inkochi.jp/
お問い合わせ:サッポロビール(株)お客様センター 0120-207-800
受付時間:9:00~17:00(土日祝日除く)
※内容を正確に承るため、お客様に電話番号の通知をお願いしております。電話機が非通知設定の場合は、恐れ入りますが電話番号の最初に「186」をつけてお掛けください。
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異なる視点、アプローチで漆文化の国の真の豊かさと能登輪島の情景を皿に描く。[DINING OUT WAJIMA with LEXUS/石川県輪島市]
ダイニングアウト輪島予定調和を超えて、11皿のストーリーを完成させたコラボレーション。
石川県輪島市を舞台に2019年10月5日、6日に開催された『DINING OUT WAJIMA with LEXUS』。『DINIG OUT』史上初となるダブルシェフの競演となり、アメリカ人シェフと日本人シェフのコラボレーションであることも含め、開催前から大きな話題を呼びました。2009年サンフランシスコに開いた『Saison』で熾火料理の店として初めてミシュラン三ツ星を獲得した世界が注目するジョシュア・スキーンズシェフと、長きに渡り東京のレストランシーンの最前線を走り続けてきた『AZUR et MASA UEKI』の植木将仁シェフ。
それぞれの想いで準備を進めてきましたが、2人が真の意味でセッションをスタートしたのは、揃って現地入りをした本番開始のわずか1週間前。金沢出身で「大きな意味で能登は我が故郷」と話す植木シェフと、今回、初めて輪島を訪れたジョシュアシェフでは、輪島が誇る食材や食文化の見え方、捉え方も「漆文化の地に根付く、真の豊かさを探る」というテーマへのアプローチもそれぞれに異なります。本番ギリギリまで微調整を重ねて完成させたという11皿のコースは、1品1品も、コース全体の流れも、おおよそ想像の枠内に収まらないもので、時が進むごとにゲストを輪島の深淵なる食文化の世界へと導きました。
説得力と意外性、双方を持ち合わせた見事なコースをいかにして協創したのか。印象的な皿の解説とともに紐解きます。
【関連記事】DINING OUT WAJIMA with LEXUS
ダイニングアウト輪島能登への深い想いで現場をリードし、コースの骨格をつくった植木シェフ。
金沢出身で、自身の店でも北陸の食材を積極的に扱ってきたという植木シェフですが、今回の『DINING OUT』への参加を踏まえた事前取材で、改めて食文化を掘り下げ、気付きも多かったと話します。森、川、海が連なる里山、里海の環境が生む良質な食材はバラエティ豊か。寺社仏閣の行事がいにしえから今の時代まで暮らしの中に溶け込んでいます。浄土真宗の開祖・親鸞聖人の命日に行われる仏事・報恩講でふるまわれる地域色豊かな精進料理・報恩講料理。そこで用いられ、全国へと広がった輪島塗の文化と、北前船貿易がもたらした繁栄。それらが分かちがたく結びついているところに輪島の食の魅力があると植木シェフは話します。
今回のコラボレーションにあたり、北陸能登にルーツを持ち、日本を拠点とする自身が、リード役、サポート役をともに務めなければならないという気持ちは強くあったと話します。メニューを見ても一目瞭然。レセプションの2品に加え、ディナーコース11品のうち植木シェフが担当した5品は、ディナーの幕開けを告げるアミューズ、メインディッシュに加え最後のプティフールと、コース全体の流れ、骨格を形づくるもの。その一品一品に、食材と食文化のストーリーを込めました。
際立って印象的だったのは、魚料理「ノドグロと藻屑蟹」と、メインの肉料理「海を渡ったイノシシ」。どちらも並行して行われた『DESIGNING OUT Vol.2』で隈研吾氏がプロデュースした器の上に、能登の里山、里海の景色を描き出した料理です。
「ノドグロと藻屑蟹」では、「森から川へ、そして海へ」という能登の自然の巡りを表現。昆布だしを効かせて減圧加熱調理をした旬のノドグロに、くるみを加えたエスカルゴバターで森の彩りをプラス。ノドグロが旬を迎える秋は、海で産卵したモクズガニが河川の淡水域へ戻る時期でも。藻屑蟹とカメノテのビスクが、皿の上に川の流れをつくり出します。
「海を渡ったイノシシ」は、能登半島から七尾湾を泳いで渡ったといわれる能登島のイノシシを使用。海からの風が吹き渡るミネラル豊富な土壌で育まれるイノシシを金蔵の藁で藁焼きにし、イノシシが糧とするむかごや栗をあしらい、能登の里山、里海の秋を再現しました。朱一色の漆のプレートに盛り付けられたそれは、月夜を彷彿とさせるよう。輪島の秋が香り立ちます。
ダイニングアウト輪島ジョシュアシェフ。固定概念やルールを超え、点で引き出す素材の味の最高値。
「山、川、海が揃う輪島は、私が考える食の理想郷のひとつ。今回、初めて日本で料理をする機会を得て、その場所が輪島であったことは、運命にさえ感じます」
輪島という土地について、そう話すジョシュアシェフ。熾火料理というジャンルで初のミシュラン三ツ星を獲得し、スターダムを駆け上がった若きシェフは、ホームで愛用するものと同等の機能を備える巨大な熾火台を会場の厨房につくり、ゲストをあっと驚かせました。
ジョシュアシェフは、実証主義で自分だけの味を築き上げてきた世界的に見ても稀有な料理人。ひとつの食材を加熱時間や温度を変えて調理し、あまたの段階を食べくらべ、味わいだけでなく舌に触れる温度の心地よさ、アロマ、テクスチャーなどを細かく分析し、最高点の味、いわく「スイートスポット」を引き出します。今や食材を乾燥させる工程で、熾火を使うことはアメリカ西海岸や欧州各国のイノヴェイティブなレストランでスタンダードになっていますが、その技法を確立した先駆けでも。
「山から川を伝って海に注ぐ水が、魚介の深い味わいを育み、農作物は海風の影響を受けて滋味を帯びる。私がベースとするアメリカ西海岸は日照りが多いので、野菜や果物の味は濃く凝縮したものになりますが、輪島の食材はデリケートで繊細。魚介でも野菜でも普段、使っているものとは異なるアプローチが必要です」
座右の銘は「proof in the pudding(論より証拠)」。理論、技術もさることながら、味覚を中心とした自身の感覚がつくる味が、食べ手の五感にダイレクトに響きます。
植木シェフの料理がコースの骨組みであり輪郭ならば、ジョシュアシェフの料理は肉付けであり色彩。能登輪島の食材を絵の具に、型にハマらない手法で生み出した6皿が、コースに心地よい緩急をもたらします。とりわけゲストの関心をさらったのが、デザート前に供された「ブロス オブ グリルド ボーンズ」。奥能登の七面鳥や能登島のイノシシの骨で取ったブロスに、イノシシの骨の出汁を用いて藁で炊いたごはん、漬物や佃煮を添えたもので、一汁三菜のスタイルから、和の食文化へのリスペクトが伝わってきます。輪島産黒鮑をそのだしやイカスミとともに熾火でスモークした漆黒の一品では、輪島塗の漆を表現。器の上でイカスミの黒と漆の黒、深い黒が響き合います。
ダイニングアウト輪島対照的な料理だからこそ浮き彫りになる輪島の食材のポテンシャル。
輪島の食材と食文化のストーリーを緻密に積み重ね、フランス料理ならではの重層的な味をつくる植木シェフの料理と、初めて出会う素材の声に耳を傾け、その味の最高地点の味を引き出さんとするジョシュアシェフの料理。アプローチは対照的ですが、コースが進むにつれ、不思議な一体感が浮かびあがります。要因のひとつに、輪島産の昆布の存在があります。ジョシュアシェフはスペシャリテ、キャビアの温前菜「スキーンズ リザーブ キャビア」で、自家製の塩気がまろやかなキャビアに昆布の旨みを重ねました。植木シェフもノドグロを減圧加熱調理する際、ミルポワに昆布を加えたり、藁焼きで供するイノシシをあらかじめ昆布締めにしたりと、昆布を味のベースづくりに活用します。
植木シェフがもっとも驚いたと話すのが、ジョシュアシェフが「メイン料理の前に」と、用意した輪島の柑橘を昆布でマリネしたフルーツサラダ「シトラス」。
「柑橘を昆布でマリネするという発想自体目からウロコ。しかも広げた昆布のごく一部の、味の淡い部分だけを使うことで、フレッシュで甘酸っぱい柑橘の味に心地よい抑揚を生み出す。その昆布すらも、輪島中から集めた数種の中から吟味したもの。僕ら日本人の料理人にはない発想づくし。なるほどと、唸りました」
柑橘からイノシシへ。味を裏支えするグルタミン酸の旨みが味覚の橋渡し役に。植木シェフのメインから引き出した、ジョシュアシェフのコースをつなぐ一皿です。
コースの終盤で、熾火台にくべられた大量の稲藁で会場を沸かせたジョシュアシェフの「ブロス オブ グリルドボーンズ」は、植木シェフがレセプションで使ったのと同じ七面鳥と、メインのイノシシの骨を一度熾火で焼いたものを、大量の海藻と一緒に炊いて取ったブロスが主役。ディナーの始まりと終わりを一本の線で結びながら、熾火料理というアイディンティティを示しながら、日本の食への敬意を表現した料理は、深い感動を呼びました。
ダイニングアウト輪島重なり合う思想、響き合う「料理」の先にある想い。
2人以上の料理人がコースを担うコラボレーションディナーでは、使用する食材や調理法を綿密に分担し、持ち場を全うする方法が一般的です。しかし今回は、それぞれが使いたい食材、“皿の上で表現したい輪島”ありきで、料理が決められていったといいます。ときに譲り合い、ぶつかり合い、それでも力を出し合いながら最終的に本番の形が完成しました。
「イレギュラーな方法だったけれど、想いが合致して形が出来たときの快感はこの上ない。1+1の力が2に止まらず、10にも100にも膨らみ得るんだ、とワクワクしながらプロセスも楽しみました」植木シェフは「やり切った」という表情でそう話します。
「ディテールを決め込まず、それぞれの表現を優先させたことで、見えてきたものもある。ひとつの食材、例えば昆布に対して、2人がまったく別の方向からアプローチすることで、食材のポテンシャルはより浮き彫りになる。西洋人と東洋人、人種も年齢も、これまで歩んできた道も違う僕ら2人だから、なおさら意味があったと思います」
若くしてミシュランの三ツ星を獲得したジョシュアシェフですが、その栄誉に執着せず2017年には後進に『Saison』を譲り、現在はさらなる革新と経験のラボラトリーとして設立した『Skenes Ranch』をベースに活動をしています。『Skenes Ranch』は、循環型農業を実践しながら、農業に従事する人材を育てたり、自然と農と食を軸にあらゆることを行える場だといいます。奇しくも植木シェフも、約10年前から地方都市と関わりを持ち、料理人として食育や地域創生に尽力する活動を続けています。
「私はレストランでおいしものをつくって店を繁盛させることだけが料理人の仕事だと思っていない。その気持ちはマサ(植木シェフ)も同じと聞きました。山、川、海がある環境で、料理を通じて何ができるか。『DINING OUT』はそのひとつの表現として、かけがえのない経験になりました」
初のWシェフで開催された『DINING OUT WAJIMA with LEXUS』。国境を超えたコラボレーションが示したのは、レストランを超えて、食ができることを実践し続けるシェフの思想と手法の今。それは広く日本全国の地域で、世界の各地で、再発見できるものであるはずです。
1967年石川県金沢出身。1990年より渡仏し、南フランスの四ツ星ホテル『ホテル ル デュロス』をはじめ、フランスやイタリアで3年間に渡り料理の研鑽を積む。帰国後、1993年『代官山タブローズ』スーシェフを経て、1998年『白金ステラート』オープンと共にシェフに就任。2000年に独立後、青山に『RESTAURANT J』をオープンした。2007年からは軽井沢『MASAA’s』、銀座『RESTAURANT MASA UEKI』を経て、2017年には株式会社マッシュフーズとともに同店をオープン。日本の伝統的な食材や伝統文化を探求しながら自身の料理に落とし込み発信することで、オープンから間もなくして注目を集め、高い評価を得ている。2016年世界料理学会イン有田と函館にてスピーカーとして登壇もしている。
AZUR et MASA UEKI HP:http://www.restaurant-azur.com/
2006年、『Saison』のコンセプトを産み出し、2009年にサンフランシスコにて1号店をオープン。
熾火料理を主とした料理スタイルで食材の自然のあるべき姿を尊重しながら、最高品質の食材への追求とその革新的な調理法で注目を浴び,アメリカ人として熾火料理で唯一ミシュランの3つ星を獲得。「the world’s 50 best restaurant」、「Food & Wine’s 」のベストニューシェフ、「Elite Traveler Magazine’s」の次の世代を担う最も影響力のあるシェフ15名にも選出される。2016年、更なるイノベーションの促進と成長のプラットフォームを提供するために、『Saison Hospitality』 を設立。2017年には想いをLaurent Gras氏に引き継ぎ『Saison』の現場から完全に身を引き、さらなる革新と研究のラボラトリーとして『Skenes Ranch』を設立。同年、サンフランシスコ沿岸に Skenesの海に馳せる想いを込めた『Angler』をオープンさせると、 2018年 Esquire Magazineにて全米のベストニューレストラン、GQにおいても全米ベストニューレストランに選出され、ミシュラン一つ星を獲得。2019年にはビバリーヒルズに『Angler』 の2号店をオープン。今、世界が最も注目する料理人の一人である。
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『DESIGNING OUT Vol.2』[DESIGNING OUT Vol.2/石川県輪島市]
デザイニングアウト Vol.2OVERVIEW
『DESIGNING OUT』とは、地場産業や伝統工芸に焦点を当てることで、地域の価値を再発見する新しいモノ作りプロジェクト。『ONESTORY』と、雑誌『Discover Japan』、そして地域に知見のあるクリエイターがチームを組み、地域の文化や自然、歴史などを積極的に取り入れた新しいプロダクトを開発、発信していきます。
『DESIGNING OUT Vol.2』のテーマは、国指定重要無形文化財の「輪島塗」です。クリエイターには、新国立競技場のデザインに携わったことも記憶に新しい、世界的な建築家である隈 研吾氏を迎え、「輪島塗」に新たな風を吹き込みます。
オリジナルの「輪島塗」のコンセプトを隈研吾氏は、「100 以上の工程を経て完成する輪島塗の器は、作業工程ごとに完全な分業体制が出来ている。職人から職人へと渡っていく器を見て、器の出来上がる過程を一連の食器としてデザインすることにした。コースで出される食体験の中に器が完成する時間軸を重ね合わせる事が出来た。」と話しました。
隈氏ならではのアプローチと、これまでにあり得なかった視点から生み出されるデザイン、その意匠を汲んだプロダクトに挑戦する輪島塗職人達がコラボレーションしたうつわは、去る2019年10月5日、6日に開催された『DINING OUT WAJIMA with LEXUS』にてお披露目されました。
その器ひとつひとつに関わった全ての輪島塗職人たちをご紹介します。
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一緒に走りたい
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写真家・小林紀晴と巡る南会津夏のツアー・レポート[NEW GENERATION HOPPING MINAMI AIZU/福島県南会津郡]
ニュージェネレーションホッピング南会津そそる被写体を探しに、緑に縁取られた夏の南会津へ!
四季のある日本のなかでもひと際、季節の輪郭が色濃い南会津。ONESTORYでは、森林が9割を占める自然豊かなこの地を2018年から1年以上に渡り、ご紹介し続けてきました。今年は四季折々の魅力を体感していただくべく、地元を知りつくした料理人など4名をナビゲーターに迎え、少人数で巡る南会津ツアーを実施。2回目のナビゲーターを務めてくださったのは、写真家・作家の小林紀晴氏です。
浅草から特急リバティに乗り、乗り換えなしで到着したのは南会津の玄関口・会津田島。一同バスに乗り込み、昼食会場で小林氏と初顔合わせとなりました。「つゆじ」や「にしんの山椒漬け」など郷土の家庭料理が並ぶバイキングをいただいたのは会津田島祇園祭の資料館「会津田島祇園会館」。食後、小林氏よりオリエンテーションがありました。全国のディープな祭を巡って撮りためてきた写真と共に、祭撮影で実践している手法や心得が語られる貴重な機会です。「大切なのは、どんな写真を撮りたいかイメージを持つこと」といった言葉が繰り出されるたび、参加者が深く頷く場面もありました。
【関連記事】NEW GENERATION HOPPING MINAMI AIZU/写真家・小林紀晴と巡る南会津・夏のツアーを終えて。小林紀晴インタビュー
ニュージェネレーションホッピング南会津響き渡る会津田島太鼓に、重要文化財も共鳴。
最初の撮影会場は南会津の西側に位置する「大桃の舞台」。木々の間から覗く茅葺屋根に向かって歩を進めていると、ふいに空気を裂くような太鼓の音が鳴り響きました。事前に知らされていなかったのですが、地元の小学生や中高生、社会人で構成されている「辰巳会」の皆さんが、田島太鼓で我々を迎えてくださったのです。白虎隊を彷彿させる衣裳に身を包んだ打ち手が全身全霊を込めてバチをふるうたび、舞台全体が音響装置になったかのようにぐわんぐわん揺れているように感じました。参加者一同、勇壮な音のサプライズに驚いて一瞬立ちつくすもすぐ撮影モードに入り、思い思いの場所で演者の姿をカメラに収めていきます。
静かな鈴の音から笛の音へと続き、徐々に激しさを増していく創作曲『天狐白狐』は演者ひとりひとりが汗する姿が美しく、ひっきりなしにシャッター音が聞こえました。演奏が終わると、打ち手の皆さんは先ほどの凛々しい表情が嘘のようなあどけない表情です。ここで演者を特別に撮影できる「特撮」タイムが設けられました。参加者それぞれが演者に声をかけ、「バチを構えて、ここに立ってもらえますか?」「舞台に並んで座ってもらえますか?」と演出を施します。小林氏が先に伝えた「イメージを持つこと」を早々に実践した形です。
ニュージェネレーションホッピング南会津シャッターチャンスの連続、秘祭「高野三匹獅子」。
18時半頃、本日のメインイベント「高野三匹獅子」の会場となる稲荷神社に到着しました。
辺りを照らすのは、神社から漏れる仄かな光と蝋燭をともした提灯のみ。神社の周囲には月明かりに照らされた水田が広がり、収穫を待つ黄色い稲が頭を垂れています。秋季例大祭の宵宮に舞われるこの「高野三匹獅子」は、日光東照宮建立の地固めに呼ばれた由緒ある舞ですが、それ以前から五穀豊穣や厄払いのために存在していたとされる発祥時期未定の土着的な秘祭。地元の関係者と我々以外の見物客は数えるほどしかおらず、参加者は貴重な一瞬を逃すまいと動線を確認し、暗い場所での撮影に備えました。
お神酒をいただき、神事が終わった19時半過ぎ、静かな笛の音に乗り、拝殿から腰に太鼓をつけた3匹の黒獅子がまろびでてきました。どうやら2匹の獅子が雌を取りあう設定のようです。ヤマと呼ばれる不思議な扮装の誘導役に続き、長い角を持つ雄2匹、雌1匹の黒獅子は境内の隣にある観音堂を参拝し、鳥居の前で「橋ほめ」の舞を披露、境内に設けられた舞殿でも舞を奉納。その間、静まり返った暗闇に笛の音と太鼓のリズムのみが響きます。最終的に選ばれた太夫獅子が弓をくぐる「弓くぐりの舞」は、「高野三匹獅子」のクライマックス。この瞬間を逃すまいという参加者の想いがひとつになり、一瞬、境内がフラッシュで真っ白になりました。
充実した撮影会の後には沁みる乾杯が待っています。会場の『Bar&Dining CAUDALIE』は、小林氏が南会津を旅する中で偶然見つけたワインバー。参加者一同、美味に舌鼓を打ちつつ、めいめいが2枚選んだ本日のベストショットを鑑賞しました。開口一番、「思った以上に皆さん上手で驚きました」と小林氏。その後、1枚1枚の写真に対する講評がありました。巫女の恰好をした少女をドリーミーに切り取った写真あり、三匹獅子の躍動感を影で表現した写真ありと、それぞれ着眼点が違うのも面白く、写真がモニターに映し出されるたびに歓声があがります。飲み放題のグラスが次々に空き、写真談議に花が咲きました。
ニュージェネレーションホッピング・南会津山頂の古堂から南会津を臨み、葱で蕎麦をたぐる。
翌朝は鎌倉初期(830年)建立とされる「左下り観音堂」に向かいました。ちょっとした登山?ほどの急坂を上った先にお目見えしたのは、岩を切り拓いて作られた横約9メートル、高さ約14.5メートルの木製三層構造のお堂です。清水の舞台を彷彿させる佇まいで、本尊のなかには頸無観音と呼ばれる顔のない秘仏が安置されていました。回廊を歩くたび、床がミシミシと音をたてるのですが、堂内から眺める田園とうねる阿賀川が絵画のように美しく、恐怖心を忘れてしまうほどです。
その後、大内宿で昼食となりました。会津藩が江戸への最短ルートを設けるため整備した下野街道沿いにある大内宿は、宿場の機能を失ってから養蚕や麻栽培を行う山間の農村集落として栄え、往時の景観が今も残る場所。茅葺屋根の『三澤屋』でお箸の代わりに長葱で蕎麦をたぐる「高遠そば」を楽しみ、1時間ほどのフリータイム。ファインダー越しに、青空に映える茅葺屋根や集落を流れるせせらぎなどを捉えました。
最後に立ち寄ったのは、100万年の歳月をかけて河食と風化を繰り返してきた景勝地「塔のへつり」です。柱状の岩肌は色濃い緑に覆われ、その姿を映し出しているからか川の水もエメラルドグリーンに見えます。吊り橋や対岸の舞台岩からひととおり撮影を行った後は、『塔のへつり こけし工房』を訪れました。ここでは渋くも可愛らしい奥会津こけしの販売や絵付け体験を行っています。木を削りだす職人の手元をズームで撮影した後、小林氏にサインを求める声があり、即席絵付けショーになりました。帰路、バスの中で小林氏より、「後日、僕が気にいった写真をプリントしてサインを入れて送ります」という嬉しいサプライズ発言がありました。南会津に根差したものやことにフォーカスしたディープな1泊2日。参加者のメモリーカードには、一期一会の貴い出会いが詰まっていることでしょう。
(supported by 東武鉄道)
1968年、長野県生まれ。東京工芸大学短期部写真技術科卒業。新聞社カメラマンを経て、1991年に独立。1995年に『ASIAN JAPANESE』でデビュー。1997年、『DAYS ASIA』で日本写真協会新人賞受賞。2013年、写真展『遠くから来た舟』で第22回林忠彦賞受賞。写真集に『kemonomichi』(冬青社)、『days new york』(平凡社)。著書に『父の感触』(文藝春秋)、『愛のかたち』(河出文庫)、『まばゆい残像 そこに金子光晴がいた』(産業編集センター)などがある。
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鉄道遺産に泊まり、土地の味とぬくもりに触れる。新たなスタイルの旅の提案。[Classic Railway Hotel 人吉球磨/熊本県人吉市矢岳町]
クラシックレールウェイホテル 人吉球磨「駅でチェックイン、部屋までは列車でどうぞ」? 1日1組限定の不思議な宿。
チェックインは駅。“部屋”までは列車で移動し、ディナーも宿泊も駅で。そんなユニークなホテルが2019年8月2日、熊本県人吉市に誕生しました。その名も「Classic Railway Hotel 人吉球磨」。JR肥薩線がつなぐ3つの駅施設を一つの「ホテル」、線路を「廊下」と見立てて、レトロな鉄道遺産の中でのステイや宿泊を楽しんでもらおうという宿泊施設です。
クラシックレールウェイホテル 人吉球磨日本の鉄道技術を集結させた、ファン垂涎の肥薩線。
鉄道ファンにも人気のJR九州肥薩線。明治42年(1909)に全線開通し、2019年に110年を迎えました。最後に開業した人吉駅〜吉松駅間は高低差が大きいため、円を描いて緩やかに前進するループ線やジグザグに前後進を繰り返すスイッチバックなどの鉄道技術が用いられ、明治時代の歴史を伝える貴重な鉄道遺産でもあります。そんな日本の鉄道技術の粋が集められた肥薩線を走る観光列車「いさぶろう・しんぺい」は、大畑駅や真幸駅のスイッチバック、大畑駅〜矢岳駅間のループ線、そして「日本三大車窓」のひとつに数えられる霧島連山の絶景を楽しめることで人気を博しています。
クラシックレールウェイホテル 人吉球磨土地の人々が大切にしてきたパーツを組み合わせ、新たな観光資源へ。
他にも温泉などの観光資源を数多く持つ人吉市は、「日本で最も豊かな隠れ里」として2015年、日本遺産に認定。しかし、ほとんどが観光列車で素通りするのみで、列車を降りて街に滞在する観光客はわずかでした。宿泊客は全体の1割にも満たず、少子高齢化、人口減少、集落の空き家問題、鉄道の運行本数の減少などから活力を失っていました。そんな現状に危機感を感じた地域住民が「自分たちの街を元気にしたい」と「株式会社NOTE人吉球磨」を設立。鉄道ファンからも人気が高い肥薩線の大畑駅周辺の活用を計画しました。
2017年8月には人吉市とJR九州、肥後銀行、NOTEの4社で協定を締結。「一度列車を降りて駅敷地内に足を踏み入れてもらう」ことを狙いとし、沿線全体を複合宿泊施設として再生させる「Classic Railway Hotel 人吉球磨」プロジェクトを始動。JR九州肥薩線沿線にある木造駅舎や旧駅長宿舎、駅周辺の古民家など、明治末期の歴史的建造物をホテルやレストランに再生する構想をスタートさせました。
クラシックレールウェイホテル 人吉球磨ノスタルジックな秘境駅の建物がキュイジーヌに。
まずは、日本で唯一、ループ線の中にスイッチバックが併設されている「大畑駅」の1909年築の旧国鉄保線区詰所を改装し、レストラン「囲炉裏キュイジーヌLOOP」として2018年9月にオープン。熊本県生まれでフランスや東京レザンジュなどで腕を磨いた後に人吉でレストランを経営していた中務雅章氏をシェフに迎えました。
料理は「人吉球磨の郷土料理とフレンチの融合」をコンセプトに、地元の肉や野菜、そして球磨焼酎など郷土の味をフレンチに仕立てた季節のコース料理を提供。ディナーは宿泊客のみですが、ランチでもくまもと黒毛和牛や地鶏などのメインに野菜パフェが付いた「囲炉裏フレンチBBQミニコース」を用意。また「季節の給水塔パフェ」「水源地珈琲」などカフェ使いできるメニューもあり、旅の途中に立ち寄れるカフェ&レストランとして話題を呼んでいます。
クラシックレールウェイホテル 人吉球磨旧駅長宿舎をリノベーションし、地元の木材を生かしたホテルに。
そして2019年8月にオープンしたのが1日1組限定、一棟貸し宿泊施設の「星岳・月岳」。「星岳」は明治末期に建てられた国の登録有形文化財登録の「旧国鉄駅長官舎」で、全国的にも現存するものが少ない明治の鉄道官舎建築の一つです。建材に良質の杉を使用した外観は風格があり、館内には和室2室、床張りのベッドルーム、ダイニングキッチン、檜の浴槽を備えたバスルームをしつらえました。
家具は一勝地曲げ職人の淋正司氏が制作。球磨村の山から伐り出されたベニタブの木の端材をベッドボードに使用し、テーブルやキッチンカウンター、風呂桶なども木目が美しく、センスが光る空間です。離れの古民家を改装した「月岳」は今後オープン予定とか。
クラシックレールウェイホテル 人吉球磨その土地を走る鉄道、その土地で採れる食材が紡ぐ旅のストーリー。
実は「Classic Railway Hotel 人吉球磨」は、NOTE人吉球磨が古民家再生までを行い、その後は株式会社クラシックレールウェイホテル(仲島秀豊代表)が運営しています。目指すのは、その土地の暮らしや原風景に触れながら「宿泊」「飲食」「アクティビティ」を楽しむことができる新しい旅のスタイル。中島氏は「新たな滞在拠点となることで、観光列車で通過するだけでは知ることのできないディープな魅力を五感で味わってもらいたい」と話します。第2弾は熊本県の他地域で開業を検討中。また、今後は九州地域の鉄道沿線に同じコンセプトのホテル・レストランを展開する予定で、2025年までには九州7県すべてで拠点開発をし、九州をまるごと楽しめる鉄道一周ツアーを企画する構想もあるのだそう。
土地の歴史を伝える建物に泊まり、自然を目と耳で感じ、食を堪能する。そんな滞在こそ、その土地のストーリーを五感で味わう旅と言えるかもしれません。
【大畑駅レストラン「LOOP」&本部】
住所:熊本県人吉市大野町4301 MAP
電話:0966-23-1003
定休日:水曜日
【矢岳駅 古民家一棟貸し「星岳・月岳」】
住所:熊本県人吉市矢岳町字葭ノ本4762 MAP
電話:080-2131-3663
料金:2名 ¥80,000(ディナー・朝食付き1泊、JR人吉駅〜矢岳駅の電車代を含む、定員4名)
Classic Railway Hotel 人吉球磨 HP:http://www.crh1.jp/index.html
写真提供:Classic Railway Hotel 人吉球磨
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移住で芽生えた愛と夢。工夫を重ねて高みを目指し、明日の津軽を思い描く。[TSUGARU Le Bon Marche・岩木山の見えるぶどう畑/青森県弘前市]
津軽ボンマルシェ・岩木山の見えるぶどう畑岩木山を望む、美しい畑で大切に育てられるぶどう。
「ズラッと、ぶどうが実る、その向こうに岩木山。この光景が大好きで」。
柔らかい津軽のイントネーションで、朴訥と、伊東竜太氏が語ります。確かに、整然と並んで美しく実を結ぶぶどうと、今日も凛々しい岩木山のコントラストは見事です。
弘前市一町田(いっちょうだ)。
ここが伊東氏の『岩木山の見えるぶどう畑』です。「80アールある」と言いますから、広さはサッカーコートとほぼ同じ。2009年に開設されました。
ぶどうは、青森でおなじみの「スチューベン」という品種が多く、50アールほどの作付面積。そのほかは、皮ごと食べられて昨今、人気の「シャインマスカット」が10アール弱、残りの畑で「藤稔(フジミノリ)」や「サニールージュ」など、いろいろな品種を少しずつ、計20品種を育てています。「農業って、自分で考えて工夫できる楽しさがある」。そう言って、伊東氏が畑を案内してくれました。他県で一般的な「平棚(点在する木が茂って屋根のように上空を覆う)」ではなく、「垣根(等間隔で木が縦列する)」でぶどうの木を仕立てるのは雪の多い、津軽に合わせたスタイル。
「ヨーロッパでワイン用のぶどうを育てる仕立て方に似ています」。
畑には、以前に『ONESTORY』でも紹介した『オステリアエノテカ ダ・サスィーノ』の笹森通彰氏も見学に訪れたことがあるそう。伊東氏は、さらに工夫して、すべての木が同じY字型に伸びるよう、左右で一本ずつの枝を誘引し、余計な脇芽は摘んで整理しています。こうすると、風通しが良くなり、病気に罹りにくくなる。「光合成の効率も上がる」と言います。ほかにも、根をしっかりと張らせて幹を太くするため、植える木の本数を絞っていること、周囲に自生する草はあまり刈らずに残し、紫外線から土の中の微生物を守るためのカバーにして、健全な土壌を作ることなど、この10年で培った、良いぶどうを育てるための知見をあれこれ教えてくれます。
「田んぼだった土地を買って始めましたが、最初の2年は売れるぶどうが全然、できなかった(笑)」
聞けば、伊東氏は新規就農者。イントネーションから、ずっと津軽の人だと思っていたら、何と、出身は横浜でした。
「最近は両親にも『訛っている』と言われちゃいます」。そこまで、伊東氏が津軽に惹かれた訳とは?理由が知りたくて、これまでのこと、これからのことを聞きました。
津軽ボンマルシェ・岩木山の見えるぶどう畑「買う」から「作る」へ。津軽で起きた、私的なパラダイムシフト。
「4年間が本当に楽しかったんですよね。あまりにも楽しかったから、卒業した途端、津軽を去ってしまうのはもったいない気がして。離れたくない。そう思ってしまった」。伊東氏は弘前大学の卒業生。環境問題を学びたいと進学を志し、「学費を考えれば国立」「どうせなら一人暮らしがしたい」と志望校を絞っていった結果の選択でした。
「受験で初めて、津軽に来ました。実際に住んでみたら、独特の良さがあると気付きました。雪が降って不便かもしれないけど、その分、ご近所同士で助け合う優しさがある。見返りを求めているわけではないですけど、雪かきを手伝えば、何か、くれる(笑)。雪があるから、津軽は良い」。農業に興味を持ったのは、「友人たちの元に届く、両親が育てた野菜や果物が魅力的に映ったから」。身近に、実家が農家という校友が多く、横浜時代は「ただ買うモノだった」野菜や果物が、急に「人が愛情を込めて作るモノ」に感じられたそう。「カッコよく言えば、食べ物の有り難さを初めて実感しました」。
横浜と津軽。都市で生活した実体験があったからこそ、津軽の素朴な人情も際立って映ったのかもしれません。農産物に愛を感じてから、就農を決意するまで、そう時間はかかりませんでした。学業の傍ら、旧浪岡町でりんごを育てる後輩の実家に毎週末、通うようになります。
「畑をちょっと見て終わりではなく、やるなら、農家の生活サイクルに入り込むべき。そう考えて一年間、通いました」
そのお父様は青森市が設定する青森農業委員。指導やアドバイスも的確だったのでしょう。そして、自分がこれまで続けてきた農作業に尊敬の念を抱き、懸命に手伝う若者の姿を見て、心底、嬉しかったに違いありません。
「いろいろなことを教えてくれました」。
卒業してからは、まず岩木山麓にある『森の中の果樹園』に就職しました。そこで、いろいろな作物を育てながら、自分に相応しい作物を模索。ぶどうに決めたのは「手間がかかってヘタをすればゼロにもなる果物ですが、しっかりと手をかければ、最高のモノができる。それが魅力」と実感したから。
そして、この土地と出合い、今に至るのです。
「この作物が育つ土地にはどんな景色が広がっていて、その作物はどういう風に実を結ぶのか。作物の育つ環境まで伝えたいんです」
『岩木山の見えるぶどう畑』という名は、そんな伊東氏の志の表明。語る横顔には、静かに燃える熱意のようなものが滲んでいました。
津軽ボンマルシェ・岩木山の見えるぶどう畑伝統のセリ栽培で改めて実感した、量より質の基本姿勢。
一町田は、古くからセリの栽培で有名な地区です。伊東氏がぶどうを育て始めて3年ほどが経った頃、近隣の農家から「セリの栽培もやってみないか?」という申し出がありました。
「名産地ですからね、自分も作ってみたいということは、ずっと周囲に伝えていたんですけど、お話を頂いたときは本当に嬉しかった」
申し出た農家は知人の実家。当初は「『ヨソから来たヤツにセリなんて、できるわけない』と思われていたはず」と伊東氏は言いますが、きっと、ぶどうを作る真摯な姿勢が知人を通じて伝わって、「この人ならできる」と確信したのでしょう。無償でセリ田を貸してくれました。今では、さらに自身でも田を購入して作付面積を増やし、所有する田だけで年間の収量「300〜400kgというレベル」のセリを育てています。
農業は工夫。
セリの栽培でも、伊東氏はこの考えを貫きました。「一本一本がしっかりしたセリを作りたい」。
そう決心して、辿り着いたのが根を抜き取って保管し、新芽と新根が出た「種セリ」を作って水のあるセリ田に蒔く方法。一町田では、根は田に残したまま成長を待ち、オフシーズンの夏、何度か、刈り込みを入れて、冬に力強い枝を育てるのが一般的でした。湧水が豊富で、周囲を巡る用水路からだけでなく、「掘った畑の壁からも水が湧く」一町田では「種セリを蒔くと湧水で流されてしまうから不向き」と思われていた栽培法です。宮城県のセリ農家から学んだ新しい知見でした。新しい知見を得たら、まずは試してみる。試行錯誤を繰り返しながら続けていたら、思い通りのセリが育つようになってきたので、今年からすべて、この栽培法に切り替えました。
しかし、それにしても、セリの栽培は重労働。例年、12月ぐらいから収穫が始まりますが、積雪も多く、極寒のその時季に腰まで水に浸かり、作業は屈んだ状態で。収穫だけでなく、成育のお世話も全部、手作業という過酷さです。「割に合わない」と伊東氏も笑いますが、「種を買って育てるのではなく、自分の株で育てる。それがセリ栽培の面白いところ」。
しっかりと育ったセリは収穫した後、一本一本、丁寧に外葉を取り除き、自宅に掘った井戸の水で「最も美味しい」根をキレイに洗って、収穫の何倍もの時間をかけて、出荷の準備をします。この行程は、最初にセリの栽培に誘ってくれた知人の実家から受け継いだ「私の師匠」の教え。「地元で、採ったその日に食べて欲しい」と思っていますが、最近は直に買ってくれる東京のレストランもできました。
「やっぱり量より質なんですよね。その方がお客様の反応も良く、やっていて良かったと本当に思います。これからも『お客様の口に入る食べ物を作っているんだ』という気持ちを大切にして、農業を続けていきたい」。今度は真顔でそう言い切りました。
津軽ボンマルシェ・岩木山の見えるぶどう畑津軽は素晴らしい。移住者の実体験に基づくから説得力がある。
工夫を重ね、地道に前進を重ねてきた伊東氏は今、自宅の裏庭に、小さなぶどう畑を新たに設けています。ここは、新しい品種、新しい知見を試しに導入する挑戦の場。
「今年は、新しい試みとして、雨除けを設けてみました。あ、これが『竜宝』ですよ。瑞々しくて甘みもしっかり。個人的にも大好きな品種です。そして、これが『雄宝』。皮ごと食べられて人気です。で、こっちが『ピオーネ』。ぶどうの王様ですね。これは『シャイニーレディ』で……」。
ぶどうの話が止まりません。できたぶどうは全体の7割ほどを市場に卸し、あとは弘前の農業生産法人『ANEKKO』が運営する農産物直売所『野市里(のいちご)』と『オヤマ・アグリサービス』が営む直売所に毎朝、届けています。そして、去年より、自宅の脇に自前の直売所も設けました。
「ぶどうを買いたい人だけが来てくれる。これが理想かもしれません。買う気のない人に買わせるセールストークは苦手ですけど、ぶどうが好きな人にはいろいろ説明したくなる」。
週末限定ですが、今年も10月いっぱいまで、営業を続けます。そして、伊東氏には今、挑戦していることがもうひとつありました。それが、後継者の育成。『鶴田町地域おこし協力隊』に参加して、今は来春の津軽移住と就農を目指す埼玉の夫婦に、ぶどう作りを教えています。「人に教えると自分も勉強になります」。弘前実業高校には、年に8回ほど出向いて、ぶどう畑のことや、作業の実際を解説しながら実技も指導しています。
すべては「自分が津軽でしてもらった恩に報いるため」。そう聞いて、『岩木山の見えるぶどう畑』を案内してくれたときの言葉を思い出しました。
「畑を囲うネットは『森の中の果樹園』で一緒に働いていた深浦町の漁師の奥さんが畑を始めるとき、『もう使わないから』と下さった、漁のための網なんです」。
振り返れば、ぶどう畑の有機肥料を作る材料も、近隣の自然牧場や馬術協会などから家畜の排泄物を、津軽半島・蓬田村からは名産のホタテの貝殻を、安く、ときには「不要だから」と無償で提供してもらっていると言っていました。
こうした互助の精神に、津軽で幾度となく触れてきたから、伊東氏は津軽を愛し、津軽で農業に取り組みたい、そう強く思った──。
「10年、農家をやってきて培った技術や知識を、今度は私が広める番。そして、りんごや米だけではない、ぶどう作りの楽しさ、後継者が不足する伝統のセリ栽培の面白さを、津軽という環境も含めて発信していきたいんです」。
伊東氏の真っ直ぐなチャレンジ精神は周囲に伝播して、津軽で生まれた人、津軽に暮らす人、そして、津軽を目指す人、いろいろな人と繋がっていきます。
住所:青森県弘前市一町田早稲田24-1 MAP
電話:0172-55-8543
岩木山の見えるぶどう畑 HP: www.facebook.com/iwakibudou
@AdidasPhk sulastri
Because they demanded improvement in working conditions, PDK workers were dismissed from their jobs. Now the @adidasUK shoemaker demands their rights for 7 years. @adidas_jp @adidasRUN_jp
#PayOurRight #JusticeForPDKWomenWorkers
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エシカル・環境のアンテナサイトです。http://kankyo1999.wp.xdomain.jp/
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Those that know me know MAYOR well. All u liars can go 2 hell
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11ozウエポン チノショーツ
アイアン初のチノショーツ!
- 光沢感とハリ感のあるしっかりとしたウエポン生地を使用したアイアン初のチノ型ショーツ
- アイアンのチノらしく太すぎないシルエットとヒザ丈ほどの長さで子供っぽくならないスタイルです
- トップボタンはジーンズと同じYKK製オリジナルタックボタン
- バックポケットはスリットポケットで左側にはYKK製オリジナルパーメックスボタン
- ワンウォッシュ済み
素材
- 綿:100%
納期
- 4月ごろ入荷
21ozセルビッチ左綾デニム ストレート
左綾モデルにストレートが仲間入り!
- スリムストレートしかなかった21oz左綾モデルにストレートが追加となりました。
- 左綾特有の生地の硬さとくっきり表れる強いタテ落ちが特徴です
- 左綾デニムのジーンズは19ozに次ぐ2型目
- シルエットやサイズ感は通常の21ozモデルと同等です
- ワンウォッシュ済み
素材
- 綿:100%
納期
- 2月下旬ごろ入荷
21oz黒鎧スーパースリムストレート
黒鎧シリーズにスーパースリムのシルエットが仲間入り
- 糸の段階で染めておいて、織機で織り上げ黒色の質感をアップ
- 糸の芯までしっかり染める『反応染め』
- 膝〜裾にかけてがスリムストレートより更に細い、スーパースリムストレート
- 裾巾もスリムストレートよりも細い為、ブーツの種類によっては裾が外側に出ない場合があります
- スリムストレートよりも更に細身のシルエットですがバイクでも使えるように股上を浅くしすぎず座った際に腰が出てしまわないようなパターン
素材
- 綿:100%
半袖レーヨン ボーリングシャツ
ボーリングシャツがリニューアルして再登場!
素材
- レーヨン:100%
納期
- 4月下旬ごろ入荷
5.5ozインディゴマドラスチェック ウエスタンシャツ
昨年のマドラスチェックに新色が追加!
- アイアンハートの春シャツの定番、インディゴチェックシリーズ
- ネイビー糸はデニムのようにインディゴ染めをした糸を使用した経年変化の楽しめるシャツ
- マドラスチェックとはインドのマドラス地方が発祥の明るい色合いのチェック柄です
- 前立て裏、カフス裏は赤耳使いの仕様
- 釦はグローブを付けたままでも留め外しのし易い、YKK社製グリッパー釦を使用
- 釦表面にはIRON HEARTの文字が刻印されたオリジナル釦
- 明るい色味で春や夏にぴったりの1枚です
- ワンウォッシュ済
素材
- 綿:100%
納期
- 4月ごろ入荷
5ozコットンリネンシャンブレー ウエスタンシャツ
夏の長袖といえば、コットンリネン!
- 【IHSH-222】と同素材を使用したウエスタンシャツです
- リネンを混ぜる事により通常のシャンブレーよりも鮮やかでツヤ感のある表情がでます
- リネンの持つ軽さや柔らかさは残しつつコットンを混ぜてしっかりとした質感も保っています
- リネンの特性である通気性の良さや速乾性の高さは春夏にピッタリの生地です
- 各部の縫い合わせは強度のある巻縫い仕様
- 釦はグローブを付けたままでも留め外しのし易い、YKK社製グリッパー釦を使用
- 釦表面にはIRON HEARTの文字が刻印されたオリジナル釦
素材
- 綿:60% , 麻(リネン):40%
納期
- 3月ごろ入荷
9ozインディゴブロックチェック ウエスタンシャツ
春シャツの定番、インディゴチェックがグレードアップして再登場!
- アイアンハートの春シャツの定番、インディゴチェックシリーズ
- デニムのようにインディゴ染めをした糸を使用した経年変化の楽しめるシャツ
- 「Indigo×Dark Indigo」は全てインディゴ染めの糸を使用
- 「Vermilion×Dark Indigo」はDark Indigoの部分がインディゴ染めの糸となります
- 前立て裏、カフス裏は赤耳使いの仕様
- 釦はグローブを付けたままでも留め外しのし易い、YKK社製グリッパー釦を使用
- 釦表面にはIRON HEARTの文字が刻印されたオリジナル釦
- ワンウォッシュ済み
素材
- 綿:100%
納期
- 2月ごろ入荷
12ozナチュラルインディゴ セルビッチウエスタンシャツ
初のナチュラルインディゴ使用のシャツ!
- 定番の【IHSH-33】とは違い縦糸をインディゴ染めではなく本藍染めの糸を使用したデニムシャツ
- 本藍染めの為より一層青みの強い表情となっています
- 前立て裏、カフス裏、三角マチは耳使いを採用
- 釦はグローブを付けたままでも留め外しのし易い、YKK社製パーメックス釦を使用
- 釦表面にはIRON HEARTの文字が刻印されたオリジナル釦
- ワンウォッシュ済み
素材
- 綿:100%
納期
- 2月中旬ごろ入荷
11ozウエポンウエスタンシャツ
11ozのヘビーなウエポン生地!
- 本来はパンツ用のT/Cウエポン素材を使用したアイアンらしいヘビーなシャツ
- 11ozの生地で目がしっかり詰まったハリのある生地感です。
- 極厚のウェポン生地は高密度で厚手の為、風を受けた際のバタ付きも少なく春夏のライディングにはピッタリです
- 釦はグローブを付けたままでも留め外しのし易い、YKK社製グリッパー釦を使用
- 裏のロック目はオレンジ糸を採用し裏から見ても鮮やかな仕上がり
- 未洗い
素材
- ポリエステル:50% , 綿:50%
納期
- 2月ごろ入荷
ヘビーウェイト2インチボーダーショーツ
2インチボーダーがショーツになりました!
- IHTB-01,06と同素材を使用
- 10番単糸天竺を使用し、肌触りや着心地にこだわった11ozのヘビーボーダー
- バックポケットはなしのシンプルなつくりです
- ウエスト部分はゴム入りでスピンドル紐の仕様
- 膝上ほどの丈感でキャンプなどアウトドアは勿論、部屋着にもピッタリ
- ワンウォッシュ済み
素材
- 綿:100%
納期
- 3月中旬ごろ入荷
ループウィールスウェット ジップパーカー
ループウイールシリーズに新色登場!
- 昔ながらの機械で織り上げた生地はしなやかな肌触りと柔らかな風合いがあり抜群の着心地です
- 4本針(フラットシーマ)での縫製で、ストレスのない着心地です
- プルオーバーではなくジップタイプになります
- ダブルジップ仕様なのでバイクに跨った時や座った際にダボつかないです
素材
- 綿:100%
納期
- 2月下旬ごろ入荷
ループウィールスウェット プルオーバーパーカ
ループウイールシリーズに新色登場!
- 吊編み機(LOOPWHEEL)で時間を掛けて編み上げた無地スウェット
- 昔ながらの機械で織り上げた生地はしなやかな肌触りと柔らかな風合いがあり抜群の着心地です
- 4本針(フラットシーマ)での縫製で、ストレスのない着心地です
- ジップではなくプルオーバータイプになります
素材
- 綿:100%
納期
- 2月下旬ごろ入荷
ウルトラヘビースウェットショーツ バイクロゴプリント
お馴染みのヘビースウェットがショーツになりました!
- パーカなどでお馴染みの極厚裏起毛のヘビースウェット生地をショーツに仕立てました。
- 目がしっかりと詰まっており肉厚生地の為、ショーツにしてもバッチリです。
- 左裾にはバイクロゴをラバープリント
- バックポケットはなしのシンプルなつくりです
- ウエスト部分はゴム入りでスピンドル紐の仕様
- 膝上ほどの丈感でキャンプなどアウトドアは勿論、部屋着にもピッタリ
- ワンウォッシュ済み
素材
- 綿:100%
納期
- 3月中旬ごろ入荷
ウルトラヘビースウェットプルオーバーパーカー
定番のプルオーバースウェットパーカー!
- 定番のIHSW-23がこちらの品番に変更となりました。仕様は今までと同様です
- アイアンハート定番の極厚裏起毛スウェット生地
- 左裾にアイアンハートオリジナルロゴネームのみのプレーンな無地パーカです
- 4本針(フラットシーマ)での縫製で、ストレスのない着心地です
- ワンウォッシュ済み
素材
- 綿:100%
納期
- 2月中旬ごろ入荷
ウルトラヘビースウェットVネックカーディガン
アイアン初の肉厚カーディガン!
- アイアンハート定番の極厚裏起毛スウェット生地
- 4本針(フラットシーマ)での縫製で、ストレスのない着心地です
- ボタンはアイアンではお馴染みの強度の高いYKK製パーメックスオリジナルボタンを採用
- 腰ポケットは一般的なカーディガンと違い物が落ちにくいようパーカ同様の形にしています
- スウェット生地なのでバイクに乗る際のインナーには勿論、シャツの上から羽織って街着にもバッチリなカジュアルなアイテムです
- ワンウォッシュ済
素材
- 綿:100%
納期
- 2月中旬ごろ入荷
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@Suryani19815625 Suryani
@adidasUK 7 years your worker is abandoned, but why are you just silent and don't want to resolve the case.
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Cc. @jeffhermanson @cleanclothes @GLJhub @AFWIndonesia @AsiaFloorWage06 @LIPSedanehttps://twitter.com/adidasUK/status/1184094952030199808 …
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ランニング中に雲が出てきたとき、なぜかワクワクした。
パルスブースト #PULSEBOOST HD Winterized で、どんな天候もどんな路面状況も克服できる。
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下越地方の職人気質な料理人たちの仕事に、新潟の食の未来を見る。~中村孝則編~[Niigata Gastronomique Journey/新潟県]
新潟ガストロノミックジャーニーOVERVIEW
4賢者のトップバッターとして登場するのは中村孝則氏。新潟市、村上市を中心とした下越地方で、フレンチ、割烹2軒、寿司と、40代の料理人・職人が腕を振るう4軒の店を巡ります。さらに初の試みとなる大規模なレストランイベント『NIIGATA プレミアムダイニング』にも参加。歴史的建造物を舞台に繰り広げられる、一夜限りのレストラン。下越地方の食シーンを牽引するシェフたちのコラボレーションを体験します。
「地産地消」がスタンダードとなった今、地方のレストランにはそれに頼らないアイデンティティが求められる時代。地域に根ざしながら、県外、海外からもゲストを呼ぶ店へと発展する可能性はどこにあるのか。『The World’s 50 Best Restaurants』の日本評議委員長も務める中村氏が、ワールドスタンダードな視点で、新潟の、下越地方の食の今を味わい尽くす、その旅に密着します。
【関連記事】Niigata Gastronomique Journey/風土に根ざした独自の美食が花開く新潟へ。4名の食の賢者が各地を旅し、その全容を本気で斬る!
(supported by 新潟県)
神奈川県葉山生まれ。ファッションやカルチャーやグルメ、旅やホテルなどラグジュアリー・ライフをテーマに、雑誌や新聞、テレビにて活躍中。2007年に、フランス・シャンパーニュ騎士団のシュバリエ(騎士爵位)の称号を受勲。2010年には、スペインよりカヴァ騎士(カヴァはスペインのスパークリングワインの呼称)の称号も受勲。2013年からは、世界のレストランの人気ランキングを決める「世界ベストレストラン50」の日本評議委員長も務める。剣道教士7段。大日本茶道学会茶道教授。主な著書に『名店レシピの巡礼修業』(世界文化社)がある。
http://www.dandy-nakamura.com/
風土に根ざした独自の美食が花開く新潟へ。4名の食の賢者が各地を旅し、その全容を本気で斬る![Niigata Gastronomique Journey/新潟県]
新潟ガストロノミックジャーニーOVERVIEW
全国屈指の豪雪地帯であり、荒波すさぶる日本海に、
米どころ・酒どころ、湯量豊富な温泉、花火大会と、
新潟と聞いて思い浮かぶイメージはたくさんあるでしょう。
それはもちろんどれも正しく新潟の魅力を表現しているのですが
実は今、日本各地の美食家たちが密かに注視しているのが
「新潟ガストロノミー」と呼ばれる新潟ならではの新たな地域資源。
そもそもガストロノミーとは料理と文化を科学的に考察する
フランスを起源とした食文化に向き合う考え方。
美食学や美食術などとも訳されることが多いのですが
料理を中心にして様々な文化的要素を取り込み
科学的に土地と料理と文化を考察しようという考え方であるのです。
であるなら、新潟×ガストロノミーとは
すなわち新潟の文化的要素を多彩に取り入れながら
独自に開花させた新潟ならではの美食学となるわけです。
南北に伸びる多彩かつ肥沃な大地を持つ新潟。
その地で今、先鋭的な料理や土地由来の美味を紡ぐ
世界が注目するレストランが次々と生まれているといいます。
今回、ONESTORYでは新潟×美食をキーワードに旅する
『新潟ガストロノミックジャーニー』を企画。
上越・中越・下越・佐渡と4つのエリアを
食の賢者4名にディープに味わう旅を楽しんでもらいます。
米どころ・酒どころだからこそ育まれた
新潟の新たなる美食の物語。
そんな美しき旅へ、4賢者とともに誘います。
(supported by 新潟県)
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アレックス・カーが耳打ちする、本当は教えたくない亀岡案内。[京都府亀岡市]
亀岡市京の都の隣にあって、多くの偉人を輩出してきた亀岡。
日本有数の観光都市・京都から快速に乗ってわずか20分。蛇行する保津川を5回越えると亀岡駅に着きます。長閑な田園が広がるこの地で暮らすのは、東洋文化研究者であり作家のアレックス・カー氏です。
「亀岡は京都文化の圏内にありながら、豊かな自然と、田園風景と、城下町が残る場所。京都はいまオーバーツーリズムで落ち着いて過ごせる場所が減ってしまいましたが、亀岡には静かな佇まいの寺も多く、じっくり仏像を鑑賞することもできます。また、この地は一種のトラブルメーカーというか面白い人物を輩出しているんです。たとえば、明智光秀。足利尊氏もそう。彼が鎌倉幕府打倒の挙兵をした篠村八幡宮もまだ残っています。倫理学者・石田梅岩もそうですね。当時は『女性が学問なんて』という時代でしたが、彼は分け隔てをしない先駆的な人でした。そういう人物が亀岡から出ているのは、亀岡の誇りだと思います」。
今回は、そんな亀岡のなかでもあまり人に知られていないスポットをアレックス氏と共にご案内します。
【関連記事】離れ にのうみ/暮らすように滞在できる朝の光が美しい宿。
亀岡市ちょっと不便、だけど美しい古民家での暮らし。
その前に、アレックス氏の亀岡での暮らしぶりを見せてもらいました。苔が艶々と光る、とある神社の境内。そのなかに佇む木造平屋の古民家がアレックス氏の住まいです。’77年にここを借りた当初、電気は通っておらず、トイレは汲み取り式で、水は井戸水を使っていました。そこから少しずつ改修を進め、「現在はこの通り」と、蛇口をひねって笑います。居間の襖や屏風には、建具屋に頼んだという古い書や自らしたためた書が貼られており、窓の外の奥庭は緑豊かな渓流に繋がっています。
「ここで友人にお手製の料理を振る舞いつつワインを飲んだり、本を読んだりして過ごしています。ここで寝た友人から『久しぶりによく寝れた』と言われたことも」。
国内外を問わず、多くの著作を手掛けるアレックス氏。細部まで美意識が行き届いたこの場所なら、執筆活動も捗るに違いありません。
亀岡暮らしに潤いをもたらす和の感性を磨いた「大本」。
次にアレックス氏が和の感性を磨いたという丹波亀山城跡を訪ねました。
大学卒業後の’77年、宗教法人「大本」国際部に文化スタッフとして採用されたアレックス氏は、これを機に日本での暮らしを本格化させます。その大本の本拠地がある場所こそ、明智光秀が丹波統治の拠点として築城した丹波亀山城跡なのです。
「教祖の出口王仁三郎は芸術に親しんだ人で、『芸術は宗教の母なり』という言葉を残しているんです。普通は逆ですよね。彼のクリエーションは芸術の世界にかなりインスピレーションを与えているんですよ。百聞は一見にしかず。王仁三郎が晩年に創作した“燿盌”という茶碗がギャラリーにあるので見てみましょう」。
残念ながら「ギャラリーおほもと」内は撮影できませんでしたが、手でひねりだした歪な形の碗に鮮やかな色彩が乗った茶碗は、とてつもなくエネルギッシュでした。
その後、小雨降る城内を歩きました。人気のない濡れた庭のあちこちに、万葉集にも謳われている可憐な野草が。本殿には立派な能舞台が設けられており、「懐かしい…」とアレックス氏が目を細めるシーンもありました。
亀岡市雨の「穴太寺」で庭を眺む。何もしない豊かな時間。
雨が本降りになるなか、穴太寺(あなおじ)に向かいました。慶雲2年(705年)に開創したとされる古寺だけあって、遠くからちらりと見える仁王門だけでも味わいがあります。訪れたのがたまたま地蔵盆にあたる日だったので、本堂も庭園も無料で拝観することができました。
「ここでぜひ、見ていただきたいものがあるんです」とアレックス氏。ずんずん前へと進むその後を追うと、布団がかけられた木彫りの釈迦涅槃像が安置されていました。
「自分の体の悪い所をなでると、病気がよくなると言われています。日本はもちろんアジアを見ても、これだけ古い木彫りの涅槃像にはなかなかお目にかかれません」。
もちろん、堂内は撮影禁止。是非とも亀岡に足を伸ばし、アジアの宝を拝んで頂ければと思います。「ここの雰囲気も大好きで」とアレックス氏に促されたのは緋毛氈が敷かれた縁側。その眼前には美しい庭園が広がり、池の向こうに多宝塔が見えます。どのぐらいその場所に居たのでしょうか__。
何でもない時間をかけがえのないものにしてくれる景色がここにありました。
亀岡市風雪に耐えた巨木と石畳の参道が待つ「法常寺」。
翌日、「とっておきの場所にご案内します。本当は誰にも教えたくないんですけど(笑)」と語るアレックス氏と向かったのは、後水尾天皇ゆかりの寺院・法常寺。
府道を逸れ、山道をあがった場所にクルマを停めてしばし歩きます。石畳の参道には苔むした巨木が多く、木漏れ日が綺麗。歩いているだけで瞑想をしているような気分になりました。途中、谷川に架かった古い石橋や落雷によって幹が裂けたコウヤマキの巨木があり、その先の高い石垣を築いた山腹に本堂があります。拝観は要予約。この日は前から中に入れないと分かっていたので、外から美しい庭を眺めて法常寺を後にしました。
ガイドブックにない亀岡を巡るとき、拠点にしてほしいのが「離れ にのうみ」です。
その周辺を少し歩くだけで、瓦屋根に黒板塀の建物や酒蔵が目につきました。亀山城の外堀を活用した古世親水公園内には、野菜の洗い場もありました。この辺りは年谷川が形成した扇状地にあることから伏流水が多く、いたるところに湧水があり、昔の人は生活用水として活用していたそうです。
来春には、「アレックス・カーが案内する本当は教えたくない亀岡ツアー」を1泊2日で開催する予定です。詳細は後日、以下のサイトで発表の予定です。
離れにのうみ Facebook:https://www.facebook.com/kameokahanareninoumi/
森の京都 DMO HP:https://morinokyoto.jp/
亀岡で、暮らしの細部にまで巡らされた「日本の美」を感じる旅はいかがでしょう?
住所:〒621-0851 亀岡市荒塚町内丸1 MAP
電話:0771-22-5561
営業時間:9時~16時
アクセス:JR嵯峨野線「亀岡」駅下車、徒歩約10分
住所:〒621-0029 京都府亀岡市曽我部町穴太東辻46 MAP
電話:0771-24-0809
拝観時間:8:00〜17:00
アクセス:JR亀岡駅下車 京阪京都交通バス穴太寺循環(59, 34系統)、京都学園大学行(60系統)、穴太口下車徒歩10分
穴太寺 HP:https://saikoku33.gr.jp/place/21
住所:亀岡市畑野町千ヶ畑藤垣内1 MAP
電話:0771-28-2243
アクセス:バス停「千ヶ畑」から約5分/亀岡ICから約30分
1952年アメリカで生まれ、1964年に初来日。イエール、オックスフォード両大学で日本学と中国学を専攻。1973年に徳島県東祖谷で茅葺き屋根の民家(屋号=ちいおり)を購入し、その後茅の吹き替え等を通して、地域の活性化に取り組む。1977年から京都府亀岡市に在住し、ちいおり有限会社設立。執筆、講演、コンサルティング等を開始。1993年、著書『美しき日本の残像』(新潮社刊)が外国人初の新潮学芸賞を受賞。2005年に徳島県三好市祖谷でNPO法人ちいおりトラストを共同で設立。2014年『ニッポン景観論』(集英社)を執筆。現在は、全国各地で地域活性化のコンサルティングを行っている。
暮らすように滞在できる朝の光が美しい宿。[離れ にのうみ/京都府亀岡市]
離れ にのうみ官民一丸となって生まれ変わらせた築100年の古民家。
苔むした石垣に刻まれた家紋を探したり、木彫りの涅槃像に触れてみたり。古き良き城下町・亀岡観光を満喫した後は、静かな興奮を胸に眠りたいもの。そんな滞在を可能にしてくれるのが、築100年の古民家を改装した『離れ にのうみ』です。亀岡がある丹波では、春や秋に昼夜の寒暖差から深い霧が発生します。朝方、乳白色の濃い霧が朝日に染まる様子を、古人は「丹の海」と表現しました。
何とも風流な名を冠したこの宿、もともとは京都の老舗薫香商の所有。一時期、アレックス氏が借りて事務所にしていたこともありました。その後、荒れるままになっていた建物を亀岡市が引き取り、地方創生の一助となるスペースにできればと生まれ変わらせたのです。今回、監修を担ったアレックス氏に宿の見どころを聞いてみました。
「この計画が持ち上がったのが2016年のこと。一部改修が入れば2017年にはオープンできるねと話していたのですが、思いのほか朽ちている箇所があり、昨年の秋にオープンした形です。その分、古い蔵など昔ながらの風情をいかす形での素晴らしいリノベーションになりました。もともとは母屋だった建物を2ブロックに分け、そこに離れをいれた3つの棟には、それぞれ『応挙』『了以』『梅岩』と亀岡が生んだ偉人の名がついています。早速、お部屋を見てみましょう」。
江戸時代の絵師・円山応挙の名を冠した『応挙』は、宿の中でもっとも大きな棟。情緒溢れる光で目を覚ますことができるベッドルーム、日本庭園と中庭に面したリビング、古き良き城下町を臨む2階の和室からなり、5名までの利用が可能です。どの部屋も古民家特有の趣を湛えつつ、キッチンやお風呂などの水回りは現代的に設え、快適なステイが可能になっています。地元食材を自分好みに調理し、地酒で一杯いきたいタイプに嬉しい調理器具や食器一式はもちろん、大型の冷蔵庫も。タオルや浴衣などのアメニティーもひと通りそろっているので、小さな荷物で「暮らすように過ごす」ことができます。
【関連記事】京都府亀岡市/アレックス・カーが耳打ちする、本当は教えたくない亀岡案内。
離れ にのうみ行燈の灯りに先人を想い、ウッドデッキで星光浴を。
戦国時代を生きた京都の豪商・角倉了以は、亀岡の一大観光・保津川くだりの礎を築いた人物。その名を冠した『了以』は離れにあります。天井の高いベッドルームとリビング、その先の日本庭園が地続きになっているこの部屋は、すりガラスから入ってくる美しい光で目覚めることが出来ます。また、全ての部屋にアレックス氏秘蔵の書や軸が掛けられています。『了以』のベッドルームには保津川の軸が掛けられており、旅情が掻き立てられます。
「行燈などの間接照明もほとんど私が持ち込んだもの。照明の位置にもこだわりました」とアレックス氏。柔らかな間接照明は闇の神秘性と光の有難さを際立たせます。
亀岡駅構内にも座像がある江戸時代の思想家・石田梅岩の名を持つ『梅岩』は、リビングから蔵が見える部屋。広いウッドデッキもあり、サンチェアに寝そべって読書に耽るなど、自由な使い方が出来ます。
離れ にのうみ外出せずとも味わえる地元の名店の美味。
ここで気になったのが食事のこと。自炊派は旅先の道の駅や近くのスーパーで食材を調達すればよいのですが、外食派は? その辺りも抜かりありません。地元の名店からのケータリングが可能なのです。亀岡は昼夜の寒暖差があり、野菜や米が美味しいことで有名ですが、そんな地元食材を使った懐石料理を堪能するなら『京懐石 雅』を。お部屋のキッチンで盛りつけをするので、出張料理のような贅沢気分を味わうことが出来ます。仕出し料理屋の『八百捨』では、『離れ にのうみ』オリジナル料理をご用意。旬の食材を多用した洗練の京料理を味わうことができます。
こだわりの生産者から直接買い付けた食材を使ったイタリアンなら『クッチーナ トラスクア』を。また、『コーヒースタンド ブラッキー』にはトーストやサンドイッチと美味しいコーヒーのセットの用意があるので、ゆっくり朝の時間を過ごすこともできます。
離れ にのうみ地域活性の礎としても期待される滞在型の宿。
官民一丸となって生まれたこの施設では、移住促進のイベントも行っています。今年6月には『タルマーリー』の渡邉 格氏を迎え講演会を開催。渡邉氏は、鳥取県智頭町で、野生酵母で作るパン、クラフトビール、カフェの3本柱で事業を展開しながら、資源の地域内循環や地域活性化に尽力している人物。この時、講演会は『離れ にのうみ』のそばにある稱名寺(しょうみょうじ)本堂で行われ、その後の懇親会は『離れ にのうみ』で行われました。
参加者は地域活性や古民家再生・景観保存を考える人から亀岡移住を考えている人までさまざま。なかには東京や大阪からの参加者もおり、次のステップを考えている皆さんにとって、この宿が多くのインスピレーションを与えたことは間違いありません。
この秋は、リピーターの多さを誇る『離れ にのうみ』で、100年先も残したい日本の良さを体感できる旅はいかがでしょう?
住所:京都府亀岡市西竪町15 MAP
離れ にのうみ HP:https://www.hanare-ninoumi.jp/
1952年アメリカで生まれ、1964年に初来日。イエール、オックスフォード両大学で日本学と中国学を専攻。1973年に徳島県東祖谷で茅葺き屋根の民家(屋号=ちいおり)を購入し、その後茅の吹き替え等を通して、地域の活性化に取り組む。1977年から京都府亀岡市に在住し、ちいおり有限会社設立。執筆、講演、コンサルティング等を開始。1993年、著書『美しき日本の残像』(新潮社刊)が外国人初の新潮学芸賞を受賞。2005年に徳島県三好市祖谷でNPO法人ちいおりトラストを共同で設立。2014年『ニッポン景観論』(集英社)を執筆。現在は、全国各地で地域活性化のコンサルティングを行っている。
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輪島塗の産地、奥能登・輪島を舞台に。初のWシェフのコラボレーションが実現した第17回目の『DINING OUT』。[DINING OUT WAJIMA with LEXUS/石川県輪島市]
ダイニングアウト輪島「漆文化の地に根付く、真の豊かさを探る」をテーマに、日米2人のシェフが競演。
10月5日(土)、6日(日)に『DINING OUT WAJIMA with LEXUS』が開催されました。初の試みとなるダブルシェフのコラボレーションで、開催前から注目を集めた通算17回目の『DINING OUT』。しかも、石川県にルーツを持つ西麻布『AZUR et MASA UEKI』の植木 将仁シェフと、世界のレストランランキングやアワードで高い評価を受けるアメリカ人シェフ、ジョシュア・スキーンズ氏、国境を超えた2人のタッグというニュースが、さらなる話題を呼びました。テーマは「漆文化の地に根付く、真の豊かさを探る」。
詳細については、例によって開催当日まで一切ベールに包まれたまま。10月初旬の輪島に現れた二夜限りのレストランは、一体どのようなものだったのでしょうか。その全貌をお知らせします。
【関連記事】DINING OUT WAJIMA with LEXUS
ダイニングアウト輪島能登の歴史を今に伝える重要文化財「時國家住宅」がアペリティフ会場に。
「一門にあらざらん者は皆、人非人なるべし(平家にあらずんば人にあらず)」。
『平家物語』でも有名なこの言葉で、平家の盛隆を称えたのが平大納言時忠。平安末期、壇ノ浦の戦いで平家が滅亡した後、能登の地に配流され生涯を終えた人物です。
送迎のLEXUSが向かった先は、この平大納言時忠から24代に渡り一族の暮らしの場であった「時國家住宅」。茅葺入母屋造りの木造平屋建築は、江戸時代に3代50年をかけて建てられたもので、当時の暮らしを今に伝える貴重な建造物として、国の重要文化財に指定され、一般にも公開されています。前庭に到着し、ウェルカムドリンクを楽しむゲストの前に現れたのは、コラムニストの中村孝則氏。ホスト役は今回で8回目という“Mr.DINING OUT”が、歓迎の挨拶に続けた「あらゆる意味で過去、最大規模のDINING OUTになるでしょう」という言葉に、ゲストの期待がさらに高まります。
建物に入ると約40坪もの土間が広がり、そこがアペリティフ会場に。植木シェフによるフィンガーフードとともに、能登産のワインやサイダーを楽しむゲストに、中村氏が一人の女性を紹介します。平大納言時忠の末裔、25代目当主の妻の時國純子さんです。
「江戸時代は加賀藩の年貢米の取り立てや、輪島の塩田でつくられる塩の検査などを生業にしていたといわれています。この家に使われているのは、半径500メートルの地域で手に入れた建材のみ。45センチ角の大黒柱は、ケヤキ材の通し柱で、同じ山の斜面で伐採されたという松材の梁を通しています」
今回、時國さんの特別の計らいで、通常の見学時には見ることができない室内を見学できることに。上段の間、大茶の間、中の間と、奥へと案内されるたび、立派な梁や欄間の意匠、ビルの数フロア分に相当する屋根の高さや、庭園の借景に、ゲストの間からため息が漏れます。
立派な神棚や北前船交易で使われた船箪笥などは、人々の暮らしに根付く信仰心とこの地の繁栄の象徴にほかなりません。能登の豊かさの源流、その一端に触れる貴重なひとときを過ごし、ディナーの本会場へと向かいます。
ダイニングアウト輪島棚田の真っ只中に浮かび上がる、二夜限りのレストラン会場へ。
「時國家住宅」を後にし、いよいよディナーの本会場へと向かいます。緩やかな斜面に、どこまでも広がる棚田の景色。その景観の中に、忽然と現れた幻のように、ディナー会場の灯りが見えてきます。世界農業遺産にも認定された棚田の里・金蔵集落。「日本の里100選」「美しい日本の歩きたくなる道500選」に数えられる能登の里山が、二夜限りのレストランの舞台となります。金の鶴が舞い降りたという伝説が残る金蔵集落は、古くから稲作が盛んに行われた、奥能登地域でもっとも豊かな集落のひとつ。5つの寺があり、室町時代には収穫した米を年貢ではなく仏供米として収めたという、信仰の地でもあります。
空が暮れゆくにつれ、ドラマティックに浮かび上がる棚田の景色とともに、ゲストの目を奪ったのは、テーブルの前にしつらえられた巨大なオープンキッチン。その一部は、多くのゲストが初めて目にするであろう熾火台が据えられています。2009年、サンフランシスコに開いた『Saison』で、熾火料理を柱にした料理で初めてミシュランの3つ星に輝いたジョシュアシェフ。今回、自ら考案した熾火台を、金蔵のディナー会場に再現したのです。植木シェフサイドの厨房もフルスペック。プランチャからサラマンダーまで、まるで西麻布のレストランの厨房をそのまま運んできたかのようです。シェフが2人ならば、スタッフも2倍。チーム・ジョシュア、チーム・植木がそれぞれのリズムでディナーの準備に動き回るアシンメトリーな眺めが、会場に独特のグルーヴと熱気をもたらします。
今回の『DINING OUT』は、平行して進められてきた『DESIGNING OUT Vol.2』も大きな話題に。地場産業、伝統工芸に独自のクリエイションを加え、新しいプロダクトを開発する本プロジェクトを世界的建築家の隈 研吾氏が監修。製造されたオリジナルの輪島塗の全貌が、このディナーを通じて明らかになるからです。
ダイニングアウト輪島能登の自然、食文化を、それぞれのアイデンティティで表現。
ディナーのはじまりに、中村氏からまず『DESIGNING OUT Vol.2』についての説明があります。輪島塗は、木地づくりから沈金、蒔絵などの装飾まで124もの工程があり、その工程を分業することが大きな特徴。隈氏が地元の職人とともにつくり上げた6枚の皿は、完成品を手に取っただけでは知り得ない、輪島塗の製造工程を可視化したものだといいます。
供されたのはアミューズからプティフールまで、全11皿。植木シェフ、ジョシュアシェフの掛け合いのようにディナーが進んでいきます。どの皿もそれぞれのアプローチで、能登輪島の食文化を再構築したもの。植木シェフによる「松茸のリゾット」は、禅の発祥ともいわれる総持寺で、精進料理を野草茶ともに食す習慣から着想を得て、野草茶で蒸した金蔵の棚田米を使用。ジョシュアシェフのシグニチャーでもある自家製のキャビアを使った「スキーンズ プライベートリザーブキャビア」は、能登の昆布や輪島の海藻類を使ったハイブリッドバージョンで登場します。
ダブルシェフによる料理、隈氏監修の器に加え、ペアリングドリンクの監修をロバート・スミス氏が担当。ワイン資格の最高峰といわれるマスターソムリエとしてアメリカのワイン文化を牽引してきたロバート氏が、ドリンクのセレクトのみならず、自ら会場に立ってゲストへワインやノンアルコールドリンクをサーブ。テーブルを回るロバート氏の姿を見て、レセプション会場で「あらゆる意味で過去、最大規模の『DINING OUT』」と話した中村氏の言葉を、今一度思い出したゲストも多いはずです。
7皿目、植木シェフが「森から川、そして海へ」という能登の自然のあり様を表現した「ノドグロと藻屑蟹」は、中塗りの器でサーブされます。その頃には、厨房の熾火台から立ち上る煙が、ひときわ勢いを増します。火の上に置かれているのは、稲わら。「中には一体何が?」というざわめきが、クライマックスへの序章に。「能登の里山里海」をテーマに、ジョシュアシェフが生みだしたのは「ミネラル」に着目した柑橘の一皿。メインへの橋渡しの意味も込めた皿に、植木シェフは、里山海山の景色をそのまま描き出したかのようなイノシシ料理で応えます。続いて登場したのが、ジョシュアシェフがメインのイノシシの骨を使ってとったブロススープ。そこに稲わらの香りを纏ったごはん、漬物、佃煮が添えられます。藁で焼かれていたのが米という驚きに加え、精進料理のようなプレゼンテーションもまた、ゲストの感動を呼びます。
ともに海藻やイノシシ、地元の醤油やいしるといった発酵調味料など、地域の食材、食文化を核としながら、表現は実に対象的。和の食文化、食材に魅せられてきたアメリカ人シェフと、「和魂洋才」のスピリッツでフランス料理をつくり続けてきた日本人シェフ。それぞれのアイデンティティが、コースの全体を通じてくっきりと浮かび上がりました。
ダイニングアウト輪島輪島から世界へ、二夜のコラボレーションを未来へ。
コースの中盤、ディナー会場の上手から発せられた奇声に、一同がテーブルの後方を振り返る一幕も。スポットライトが照らすのは、髪を振り乱しながら太鼓を叩く男たち。輪島市名舟町に伝わる伝統芸能・御陣所太鼓。さまざまな鬼面を被った演者の気迫あふれるパフォーマンスが、すっかり暮れた景色の中でライトアップされる棚田の景色と相まって、神秘的な空気を漂わせます。
地元の人々と一体となり、地域に眠る宝を世界に向けて発信する。『DINING OUT』のコンセプトに共鳴し、以前から参加を切望していたという植木シェフ。2日間のサービスを終えて「感無量です」と、声を詰まらせました。その言葉には、石川県金沢市出身、広くとらえれば能登地方にルーツを持つ料理人として故郷の魅力を発信することができた満足感、そして能登の食材を知る日本人シェフとして、可能な限りジョシュアシェフを含めたチームをリード、サポートするという自らに課した重責から解放された安堵感が滲みます。
「ジョシュアとの協働は、年齢や国籍を超えて、非常に学びが多かった。と、同時に、地元スタッフの高い経験値とプロ意識にもたくさんの刺激をもらった。この2日間は、能登輪島の、ひいては日本の地方のための、大きな一歩になったと感じています」と、充実の表情で振り返ります。
「山、川、海が連なる輪島という土地は、今の自分が思い描く食の理想郷。ほぼ白紙の状態で訪れましたが、数々の食材、食文化から大きな影響を受け、今となっては運命がこの地に導いてくれたようにさえ感じています。マサ、ロバート、そしてサポートしてくれた全スタッフに感謝を伝えたい」
ジョシュアシェフも、短い言葉で感動を伝えます。
雨に見舞われ、テントを張っての開催を余儀なくされた初日。空は晴れ上がったものの、日没後一気に気温が下がった2日目。自然の中で開催されるレストランは、空の気まぐれに翻弄されます。それでも最後に、固い握手を交わす2人のシェフと、周りを囲むスタッフ全員に惜しみない拍手を贈るゲストたち。中村氏は「この地まではるばる足を運んで下さり、幸せな時間をともにつくってくれたゲストの皆様一人一人が、今宵の金蔵に舞い降りた金の鶴なのかもしれません」と、伝説になぞらえ、宴を締めくくりました。
日米2人の料理人のコラボレーションに加え、世界的建築家が監修する器、トップソムリエによるドリンクサービスと、かつてない豪華な内容で、また新たな地平へと歩みを進めた『DINING OUT WAJIMA with LEXUS』。二夜の光景は、輪島の未来に、そしてこの先も続く『DINING OUT』の歴史に大きな足跡を残すことになりそうです。
1967年石川県金沢出身。1990年より渡仏し、南フランスの四ツ星ホテル『ホテル ル デュロス』をはじめ、フランスやイタリアで3年間に渡り料理の研鑽を積む。帰国後、1993年『代官山タブローズ』スーシェフを経て、1998年『白金ステラート』オープンと共にシェフに就任。2000年に独立後、青山に『RESTAURANT J』をオープンした。2007年からは軽井沢『MASAA’s』『RESTAURANT & BAR J』を経て、2017年には株式会社マッシュフーズとともに同店をオープン。日本の伝統的な食材や伝統文化を探求しながら自身の料理に落とし込み発信することで、オープンから間もなくして注目を集め、高い評価を得ている。
AZUR et MASA UEKI HP:http://www.restaurant-azur.com/
2006年、『Saison』のコンセプトを産み出し、2009年にサンフランシスコにて1号店をオープン。
熾火料理を主とした料理スタイルで食材の自然のあるべき姿を尊重しながら、最高品質の食材への追求とその革新的な調理法で注目を浴び,アメリカ人として熾火料理で唯一ミシュランの3つ星を獲得。「the world’s 50 best restaurant」、「Food & Wine’s 」のベストニューシェフ、「Elite Traveler Magazine’s」の次の世代を担う最も影響力のあるシェフ15名にも選出される。2016年、更なるイノベーションの促進と成長のプラットフォームを提供するために、『Saison Hospitality』 を設立。2017年には想いをLaurent Gras氏に引き継ぎ『Saison』の現場から完全に身を引き、さらなる革新と研究のラボラトリーとして『Skenes Ranch』を設立。同年、サンフランシスコ沿岸に Skenesの海に馳せる想いを込めた『Angler』をオープンさせると、 2018年 Esquire Magazineにて全米のベストニューレストラン、GQにおいても全米ベストニューレストランに選出され、ミシュラン一つ星を獲得。2019年にはビバリーヒルズに『Angler』 の2号店をオープン。今、世界が最も注目する料理人の一人である。
神奈川県葉山生まれ。ファッションやカルチャーやグルメ、旅やホテルなどラグジュアリー・ライフをテーマに、雑誌や新聞、テレビにて活躍中。2007年に、フランス・シャンパーニュ騎士団のシュバリエ(騎士爵位)の称号を受勲。2010年には、スペインよりカヴァ騎士(カヴァはスペインのスパークリングワインの呼称)の称号も受勲。2013年からは、世界のレストランの人気ランキングを決める「世界ベストレストラン50」の日本評議委員長も務める。剣道教士7段。大日本茶道学会茶道教授。主な著書に『名店レシピの巡礼修業』(世界文化社)がある。
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1954年生。東京大学建築学科大学院修了。1990年隈研吾建築都市設計事務所設立。現在、東京大学教授。1964年東京オリンピック時に見た丹下健三の代々木屋内競技場に衝撃を受け、幼少期より建築家を目指す。大学では、原広司、内田祥哉に師事し、大学院時代に、アフリカのサハラ砂漠を横断し、集落の調査を行い、集落の美と力にめざめる。コロンビア大学客員研究員を経て、1990年、隈研吾建築都市設計事務所を設立。これまで20か国を超す国々で建築を設計し、日本建築学会賞、フィンランドより国際木の建築賞、イタリアより国際石の建築賞、他、国内外で様々な賞を受けている。その土地の環境、文化に溶け込む建築を目指し、ヒューマンスケールのやさしく、やわらかなデザインを提案している。また、コンクリートや鉄に代わる新しい素材の探求を通じて、工業化社会の後の建築のあり方を追求している。
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りんご畑の真ん中で、そこそこ真面目に津軽クラフト談義。[TSUGARU Le Bon Marché・特別対談/青森県弘前市]
津軽ボンマルシェ・特別対談盛り上がるクラフトブームの裏の本音を、津軽のみなさんに聞いてみた。
津軽のクラフト。そう聞いて思い浮かべるのは何ですか? 県外在住の人からすると、こぎん刺しや津軽塗りといった伝統工芸のイメージが強いのではないでしょうか。しかし「津軽ボンマルシェ」チームが現地に通って実感したのは、津軽のクラフトシーンのジャンルの幅広さと、志の高い若手作家の多さです。
対談企画第二弾となる今回ご登場いただくのは、以前「津軽ボンマルシェ」で紹介した草木染のニット作品を手掛けるユニット『Snow hand made』の佐々木亮輔氏、葛西由貴さんのふたりと、弘前市のセレクトショップ『bambooforest』のヒゲもじゃ店主こと竹森 幹(かん)氏、竹森氏の店で作品を扱うキャンドル作家『YOAKEnoAKARI』の安田真子さん、40年以上青森県の魅力を発信し続けてきた出版社『グラフ青森』の編集者・小田切孝太郎氏の5人。作家として、またそれを支えるショップやメディアとして、津軽の今のクラフトシーンについて語ってもらいました。
ちなみに会場は既に「津軽ボンマルシェ」ではおなじみ、『弘前シードル工房 kimori』のテラス。りんご畑を眺めつつ緩~く進んだ対談の雰囲気が、少しでも伝われば幸いです。
【関連記事】TSUGARU Le Bon Marché/100年先の地域を創造するために。多彩で奥深い「つながる津軽」発掘プロジェクト!
津軽ボンマルシェ・特別対談津軽人はクラフト好き? ここ10年、各地でイベントが大盛況。
竹森:津軽には色々なクラフトイベントがあるよね。『Snow hand made』や『YOAKEnoAKARI』がずっと出店してる「津軽森」(注:毎年5月に開催される青森県内最大規模のクラフトイベント)のほかにも、「クラフト小径」とか「A-line」とか。そういえば来年「C-POINT」が10年ぶりに復活するって。僕は行ったことないけど、もうみんながすごいイベントだったって話す伝説のイベント。
佐々木:しかも、どのイベントもすごく人が集まる。僕と由貴は全国各地のイベントに行くけど、津軽で開催されるイベントは売上がいいんです。関東のイベントで、現地の作家さんに「何でこっちまで来るの? 東北の方が売れるでしょ」って言われるくらい。
安田:そうみたい。ギャラリーとかでの展示販売で、高価なものでも売れるって聞いたことがある。
葛西:弘前はいいもの知ってる人が多いっていうか、みんないいものにはちゃんとお金使う気がしない?
佐々木:やっぱり元々城下町だし、基本の文化度が高いんじゃないかな。横浜生まれの自分から見てもそう思う。沖縄の波照間島で活動していたときも、やるなら波照間か弘前だなとずっと思っていて、結局こっちに引っ越してきた経緯もあるし。
竹森:うちの店は作家さんの作品も多く置いてるから、イベント開催中はお客さんがみんなそっち行っちゃって暇ですもん(笑)。終わると「行ってきました~」って報告に来てくれるけど。同じ青森県内でも、八戸とか南部エリアの主宰者から誘われて津軽の出展者が参加するケースも多いかも。
小田切:確かに大きいイベントは津軽の方が多いですよね。
葛西:県内のイベントだと同じお客さんが来てくれることも多いけど、みんな服装もバラバラだし、自分に似合うものを知ってる人たちなんだなって思う。あと結構いるのが「誰誰が着けてたあのアクセサリーください」って買いに来るお客さん。求心力のある人が持ってるものは、みんなも「それが欲しい」ってならない? 雑誌見ても東京の店まで行けないし、それよりも身近にいる人を参考にする方が間違いないって感じがあるのかも。
津軽ボンマルシェ・特別対談津軽のクラフト界を牽引してくれる人、募集中。
佐々木:(安田)真子ちゃんみたいに色んなイベントで一緒になる津軽の作り手も多いし仲もいいけど、だからといって「みんなで津軽を盛り上げよう!」という感じじゃないんだよね。みんな生きるのに必死だから(笑)。
葛西:私たちって別に副業があるわけでもないし、結構生活も厳しいんです。毎回これ売れなかったらどうしようって。周りの作家さんもみんなそうだと思う。
安田:あるね。クラフト展で会うと「大丈夫? 生きてる?」って言い合うみたいな。
葛西:うんうん。作り手同士お互いの大変さも分かるし、自分だけ稼ぐんじゃなくてみんなでがんばろうねって感じ。コラボで作品作ったり、竹森さんのお店で個展してもらったり、こっちにもあっちにも利益があるようにとは考えてやってるよね。だから余裕がない分、誰か津軽のクラフトを盛り上げてくれる人いないかなって(笑)。
竹森:それうち相当言われるもん! 「いや、こっちもそんな余裕ないです」って返すけど(笑)。
小田切:うちの出版社もすごく言われてます(笑)。でもそれって、今の青森県全体の業界に共通してて。みんなまず自分のことをおろそかにできなくて精一杯だから、繋いでくれる人や盛り上げてくれる人を常に求めている気がします。先達になりたくない津軽人の気質もちょっとあるかもしれない。何か新しいことをやると、出る杭は打たれがちという。
葛西:でも県外のイベントに出店すると、弘前で活動していてよかったなって思うんですよ。たとえば桜の木で染めた糸だったら、「弘前の桜染め」というだけで付加価値が付くじゃないですか。出店時はりんごジュースを持参して、お客さんに飲んでもらうんです。話も盛り上がるし、人も集まってくれるし。「青森出身です」とか「青森行きました」とか、わざわざ声を掛けてくれるお客さんも多いよね。
安田:逆に私は、来週引っ越していいって言われたら引っ越せる。津軽への執着心はあんまりないかも。余裕があったら、次はどこの土地へ行こうかなってすぐ旅の計画を立てちゃう。青森は嫌いじゃない、でも熱くは語れないかも。
一同:へー!そうなんだ!
葛西:でもそれはそれでいいと思う。津軽にも色んな作り手がいるし。
安田:津軽のいいところは……何だろう……、あ、食べものが美味しい。これは一番ですね。あとは、平仮名で縦書きにしたときの「つがる」という字面が、すごくきれいです。
竹森:めちゃくちゃ絞り出したね(笑)。でも安田さんらしい。
津軽ボンマルシェ・特別対談作家、職人、アーティスト。その狭間を行き来しながら。
佐々木:今って「作家」という表現がよく使われるよね。「クラフト作家」とか。自分も「職人」という表現よりは、「作家」の方がしっくりくる。たとえば藍染めなら、目指す青色に向かって染めていくのが職人で、きれいな青がでたら、その色で何作ろうって考えるのが作家という感覚。うちの工房は後者に近いから。
葛西:職人は同じものを作り続けることができるけど、作家はそのときそのときで色んなものに挑戦できるイメージかな。
佐々木:でもきちんとしたことは分からない。そもそもクラフト、工芸、民芸の違いも、みんな認識してない気がする。こぎん刺しは伝統工芸といわれるけど、工芸というより民芸だと思いません? 津軽の厳しい気候風土から生まれて、元々は庶民の持つ服を補強するための技術だから、何着も“創作”するようなものではないし。
安田:今の話を聞くと、今現在の私は職人に近いんだなって思いました。作家というよりはメーカーというか、同じものを毎日同じように作って、完成度を追求するみたいな。前はもっと作家らしかったと思うけど、今はお店へ卸している商品数の方が多い分、「どうしたらお店の人が陳列しやすいか」とかパッケージについてまで考えているから。でも、たまに「頭の中がアーティスト」だっていわれることがあります。それはキャンドルや植物を使った装飾のお仕事もしているからだと思うのですが。確かに伝統的な工芸品の技術はすごいけど、自分がやりたいと思うことではない。探求すること自体が楽しくてこの仕事をしているから、単純に今の自分の好みの問題だと思う。
竹森:それは作品からもすごく伝わる。始めた当初と、頭の中変わっちゃってるなって思うもん。今はキャンドルのクオリティも上がったけど、包装とか装飾とか、キャンドル以外の世界観もすごい。みんな驚くよね。
小田切:どこからヒントを持ってくるんですか?
安田:それもあるから県外に行くんですよ。いつも同じ人に会わないで、見慣れない風景を見る。県外に友達がいるのかっていったら、そんなにいないんです。同じものを作り続けていると、私は自分のキャラに飽きちゃう。だから見慣れない風景を求めて、5年後はまったく違うことしてるかも。
佐々木:それ、僕も同じことを思ってました。よく由貴に「10年後は全然違う仕事してる気がする」って言ってるんです。
小田切:たとえば津軽塗りとか工芸の人たちは、最初から「津軽塗りをやろう」と思ってその道に入っているから、一生それをやり続ける印象を受けますよね。でも安田さんや佐々木さん、葛西さんたちは生き方から入っているというか、「こう生きたい」という結果選んだツールがたまたまキャンドルや草木染めのアクセサリーだったという感じ。だからやりたいことを見つけたら、もしそれが今と違うことでも一生懸命になれるんだろうなという気がします。
竹森:本当だ! なるほどね、僕の周りを見てもそういう人が多いかもしれない。
小田切:かっこいいですよね。自分で自分の道を作れる生き方、いいなって思います。
津軽ボンマルシェ・特別対談今が過渡期? 津軽のクラフトブームを考察。
安田:ここ数年のSNSの普及は、かなり大きいと思います。作家として世に出やすくなりました。
佐々木:知り合いの職人さんが、今は初心者だった人がカルチャースクールで習った程度の知識ですぐ作家と名乗って活動しだすと批判していて。僕はみんなが作家を名乗っても別にいいんですけど、結局真剣にやっていかないと、長く続かないし生活もできないよって気持ちもあります。
竹森:昔は少なかったけど、今は津軽でキャンドル作ってる作家さんもすごい数いますからね。安田さんのみたいに中にりんごが入っていたり、安田さんのみたいな帯のデザインしていたり(笑)。クオリティが全然違うんだけど。
安田:(笑)。それに興味スイッチは入らないです。今は県内だけじゃなく関東や関西にも卸していて、そこでの競争率の方がかなり高いですし。もっともっとストイックに自分の表現したい景色を出していかないとと思ってます。
葛西:私たちも真似されることあるけど、そうされたら追い越されないようにしようとかもっと頑張れるからいい効果もあるなって。だからどうやって作るか聞かれたら、全部教えるようにしてる。
佐々木:やってみなよって思うよね。でも1個作るならできるかもしれないけど、10個、20個を同じ時間内に同じクオリティで作れるからこっちは生活できるのであって。相手がすぐできちゃうようなら、自分たちがまだまだってこと。だから作品の写真は撮らないでとか、コピーしないでとかは言いません。でも藍染めの染液の建て方も、茜染めの方法も、今まで教えて欲しいという人がいたからびっしり詳しく書いた資料を渡したけど、誰もやらなかったですよ。
小田切:自分はものづくりできないけど、取材先の職人さんも全部教えてくれるんですよね。多分佐々木さんたちと同じスタンスだと思います。数こなさないと見えないものがあるし。
葛西:今活躍している作家の人だって、少なからず何かに影響されてるはずだし。ちゃんと作る人が増えれば、津軽のクラフトのレベルも上がるしね。
安田:クラフトブーム、どうなるんですかね。
佐々木:来年復活するイベント「C-POINT」で、津軽のクラフトがどうなっていくのかが垣間見えるんじゃないかな。ちょっと飽和状態になってきている今この段階での復活だから。今後のことはそれを見てから考えようと思ってるけど、これからは自分の作品より、人に依頼される仕事の割合を増やしていきたい。クラフトブームには期待していないです。
小田切:残るところは残りますもんね。
竹森:じゃあ、ここからがおもしろいじゃん。僕らから下の世代の作家って、今はあまりいないじゃない? でもみんなのものづくり見て、真剣にやり始める人も出てくるはずだから。5年後の津軽がどうなっているかは分からないけど、ここにいる人は絶対残ると思う。ずっと近くで見て来て、そう確信するよね。
(supported by 東日本旅客鉄道株式会社)
場所協力:弘前シードル工房 kimori
住所:弘前市大字清水富田字寺沢52-3 (弘前市りんご公園内)
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理想の美しさを巧みに表現した、南会津のトリップムービー第二弾。[南会津ショートフィルム/福島県南会津郡]
南会津ショートフィルム/佐藤英和報道、ドキュメンタリー制作の巧者、佐藤英和が示す夏の南会津。
四季折々の南会津の姿を、4人の映像作家の作品を通じて紐解いていく「南会津ショートフィルム」。その2作目となる「Mysterious Minami-aizu sketch of summer」が公開されました。指揮を取るのは、報道やドキュメンタリーといったテレビ番組や、企業のビデオパッケージなど多彩な作品を手がける映像ディレクター、佐藤英和氏です。近年ではNHK・Eテレで放送されたドキュメンタリー「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」を担当し、猫と作家の愛おしい日々を綴った番組は、大きな話題になりました。
南会津での撮影が行われたのは残暑の頃。日本列島を揺るがせた大型台風が通過する中、深い自然に分け入り撮影された映像は、副題の「sketch of summer」の通り、南会津の夏、その名残の断片を素描するように紡がれていきます。
空の雲や霧はダイナミックに捉えられる一方で、地上では泡沫や葉脈といった詳細な自然が切り取られ、マクロとミクロという正反対の視点がテンポよく展開される構成が印象的です。
「レンズを向けたものの多くは、光や動きが作り出す不定形で流動的なものです。移ろいやすいもの、消えていくものに惹かれるのは僕の癖です」と語る佐藤氏。
陽光と陰影、水に風、躍動する生命の息吹は、カメラを媒介して、あるいは再生スピードや色を変え、逆再生し、万華鏡や分割といった加工がなされ、純粋な記録とは異なる映像に昇華されています。それは目で視たものが脳や神経を経由し、指先から紙へとアウトプットされるデッサンのように、写実的でありながらも虚構であり、それを臆面もなく示すことこそが、佐藤氏が選んだ表現の形です。
「そもそも過去のいくつかのことは、僕の中でも理想化されて記録されたりしていると思うのです。個人的な話で恐縮ですが、祖母が認知症を患った時、子供の頃に覚えた歌を楽しそうに歌っていたことが印象に残っていて。もしこの時、頭になにかの映像が浮かんでいるとすれば、それは多幸感に満ちた風景だったのでしょう。今回の映像にあるのも、ある種の理想化された南会津であり、欲望が生み出した美しい風景です。肉眼で知覚するものを、よりフィクション化することで、作られた風景だということを強調しています」。
【関連記事】南会津ショートフィルム/ひとりの少女が日常と非日常を交錯する、南会津のトリップムービー。
南会津ショートフィルム/佐藤英和見る者の感性に委ねる「言葉であらわせない表現」
SNSの流行などで写真や映像の加工が当たり前となった昨今、人々の記憶に残る風景の現実と虚構の境目が持つ危うさは、より顕著になってきています。今回は人の頭の中で作られる「閉じられた映像」で創作することが、佐藤氏が南会津と対峙し導き出した解でした。
「理想としては毎回、カメラが初めて発明された時に戻るように真新しい気持ちで、『この映像と音声を記録する装置を使い、どのように世界と向き合うか』を考えること。そこで大切なことは、自分の頭で考えたことを世界に当てはめないということ。印象派の画家オーギュスト・ルノワールの息子で映画監督のジャン・ルノワールは父についてこう書いているんです–––『彼は想像力というものを信じていなかった。想像力とは傲慢さの一形態だとみなしていた。「われわれの頭脳だけから生じたものが、われわれのまわりに見られるものより価値があると思うには、たいへんなうぬぼれが必要だよ。想像力などでは、たいして遠くまで行けやしないが、この世界はこんなに広いんだ。一生のあいだだって歩き続けられるし、それでもまだ終りは見えないんだよ。」』。(わが父ルノワールより引用)
表現は世界に『敗北』し続ける。常にそう考えていて、今回は南会津の豊かな自然に対する敗北の記録だと思います」。
映像には手を加えている反面、音響にはほとんど加工を入れていないのも今回の作品の特徴です。目を閉じれば、裸の「南会津の音」が優しく鼓膜を揺らします。そこには映像と音による「言葉で表せない表現」が、実践されています。
南会津の自然が紡ぐ音と、佐藤氏の内なる理想が具現化された美しい映像が邂逅した今回の作品に、何を感じ、何を思うのか。珠玉のショートムービーが、あなただけの南会津との出会いをもたらしてくれるに違いありません。
(supported by 東武鉄道)
1958年生まれ、京都府宇治市出身。報道やドキュメンタリーを中心にNHK、民放各社のテレビ番組のほか、「積水ハウス」「ロッテ」「横浜美術館」といった企業のビデオパッケージ、ONESTORYでは「DINING OUT ARITA&」の映像制作を担当。
奇跡の酒『加温熟成解脱酒』が、料理人の創作意欲を刺激する。大阪・中国料理『AUBE』東 浩司シェフの場合。[加温熟成解脱酒・AUBE/大阪府大阪市]
オーブ現在と未来が交錯する新たな日本酒の世界。
銘酒『高清水』で知られる秋田の酒蔵『秋田酒類製造株式会社』が世に送り出した『加温熟成解脱酒』。それは、古酒のような色と香りを放ち、しかし口にしてみればフレッシュかつすっきりとした喉越しという不思議な日本酒でした。
熟成感とフレッシュ感、現在と未来が交錯する奇跡の酒。かつて、日本を代表するスーパーソムリエ・大越基裕氏は、この酒を「新しい味のスタイル、新しい世界観です」と言い切りました。日本に先駆けて展開されたパリでは数々の名シェフの心を掴み、多彩なジャンルの料理との相性も証明してみせたこの『加温熟成解脱酒』。
そんな新たな酒のさらなるポテンシャルを探るべく、今回、日本を代表する3名のシェフが、特別なペアリングメニューを考案してくれました。拠点とするエリアも料理ジャンルも異なる3名が、それぞれ『加温熟成解脱酒』をどう捉え、どんなペアリングを見せてくれるのか興味がつきません。
まず最初のひとりは、大阪で中華料理を追求する東 浩司氏。2011年に開業した『Chi-Fu』をわずか1年でミシュラン星獲得に導いた才気あふれる料理人です。そんな東シェフは『加温熟成解脱酒』をどう捉え、どんな料理と合わせたのでしょうか? その様子をお伝えします。
【関連記事】加温熟成解脱酒/パリで話題! ベールを脱いだ『加温熟成解脱酒』という新たなる日本酒の挑戦。
オーブワインにも造詣が深い東シェフによる『加温熟成解脱酒』のインプレッション。
東シェフは大阪で『Chi-Fu』、『Az/ビーフン東』、そして2018年に開いた『AUBE』の3店を手掛ける人物。伝統の味を受け継ぐ『Az/ビーフン東』、洋食やエスニックの技法も取り入れ、中華料理のベクトルを横方向に広げる『Chi-Fu』、中国の伝統料理をブラッシュアップし、新たな解釈で提供する『AUBE』とそれぞれ趣向が異なりますが、すべてに共通するのが食材の追求。とくに『AUBE』は日本の食材、食文化を深く掘り下げることをテーマにしているため、食材や郷土料理を探して自ら日本各地を巡ることが東シェフのライフワークになっているのだといいます。
そんな東シェフは今から8年前「おそらく世界で初めて」という中国料理のコースとワインのペアリングを開始。ソムリエ資格も持ち、料理と酒の相性に関しては一日の長がある人物です。そんな東シェフが『加温熟成解脱酒』を試飲し、料理の構想に入ります。
「熟成感とフレッシュ感の共存は、唯一無二の個性。ワインで例えれば、赤と白の中間の位置づけ。オレンジワインのニュアンスもあり、蒸し鮑のようなヨード感のある料理に合いそうですね」と印象を語る東シェフ。さらに「フレッシュな味は、白身の肉、豚しゃぶや蒸し鶏なんかも合いそうです。甘みも嫌味にならない程度で、アイデアが広がります」とイメージを語ります。そんな東シェフは、豊富な知見と湧き上がるアイデアで、どんな料理を作り上げたのでしょうか。
オーブ
細部まで工夫を凝らし、酒と料理を共鳴させる。
「着想の出発点は、紹興酒と上海蟹という伝統的な組み合わせ。それを踏襲しつつ、現代的な酒にどうアプローチするか考えながら組み立てました」そういって東シェフが差し出した料理は、「上海蟹の茶碗蒸し 百合根餡かけ」。上海蟹の出汁と卵で茶碗蒸しを作り、ほぐした蟹の身と具材を入れる茶碗蒸し。モクズガニを崩して汁にする山口県の郷土料理もヒントになっているそう。そして一見シンプルに見えるこの料理、実は『加温熟成解脱酒』と合わせる数々の工夫が潜んでいるのです。
「解脱酒のクリアな味に合わせるため、塩を一切使っていません」と、いきなり驚きの情報を教えてくれた東シェフ。さらに複雑味のある解脱酒のそれぞれのニュアンスに、多彩な味と香りをあわせています。たとえば解脱酒の米のニュアンス、ほのかに甘い香りに合わせてキンモクセイの花を、熟成感ある香りには甘酢漬けの新生姜を。おこげの香ばしさや銀杏の風味、全体を引き締めるラー油も、それぞれが酒に寄り添います。12~13度で提供する解脱酒の滑らかなテクスチャに合わせ、茶碗蒸し自体の口当たりにもこだわりました。
そしてさらなる仕掛けはその後。ある程度食べ進めたら、東シェフは菊の花びらを一枚、酒に浮かべるよう勧めました。「蟹と菊を楽しむのは、古くから中国の粋人の嗜み。いわば詩の世界の話です」と語る東シェフですが、実は解脱酒の故郷である秋田県は、食用菊が好まれる地域。同郷の酒と花を合わせて味わうという、なんとも粋な楽しみ方は、各地の食材や伝統に造詣が深い東シェフならではの発想です。
オーブ社長も脱帽した、料理の味、テクスチャ、そして粋な試み。
この日は『秋田酒類製造株式会社』の社長・平川順一氏、営業部課長の嶋嘉洋氏も大阪を訪れ、東シェフが仕立てる料理と、『加温熟成解脱酒』の調和を楽しみました。
「おいしいの一言。味もそうですが、茶碗蒸しの滑らかさと解脱酒の舌触り、テクスチャの部分でも相性が良く、するりと入ってくる印象でした」と感激した様子の平川氏。嶋氏も「菊花の苦味と解脱酒の相性は新発見でした。しかも秋田の菊を使ってくれたことが本当にうれしいですね。我々の期待の一手、二手先を返してくれるような、素晴らしいマリアージュでした」と手放しの称賛を寄せていました。
『AUBE』は2ヶ月に1度メニューが変わり、東シェフが訪れ、心打たれた食材や食文化を反映した料理が10品ほどのコースで登場します。そして2019年10月半ばからのコースには、この「上海蟹の茶碗蒸し 百合根餡かけ」が登場します。それだけこの料理と酒の調和は、東シェフの心に響いたのでしょう。
「もちろん、合わせるのは『加温熟成解脱酒』です。唯一無二の酒と、そこに寄り添う料理。かつてない味の調和をお楽しみください」
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1980年、大阪府生まれ。新橋の名店『ビーフン東』の家に生まれ、若くして料理人を志す。赤坂の維新號グループで修業を積んだ後、新橋『ビーフン東』の料理長として6年間研鑽を積む。2011年、大阪で『Chi-Fu』と『Az/ビーフン東』の2店を開業、『Chi-Fu』はミシュランガイド2013で1つ星を獲得。2018年には新たに『AUBE』を開業、さらにカフェプロデュースやメニュー開発など活躍の場を広げている。ソムリエ資格も持ち、ワインスクールアカデミー・デュ・ヴァン銀座校で講師も務めた。
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プレゼントに大人気のキッズパンツ&スタイ★
皆様こんにちは~
最近は朝と夜が急に肌寒くなってきましたね
お昼は丁度良い気温なのでお出掛けするのが気持ち良いです
やっと秋らしくなってきましたね
それでは今回のおすすめ商品のご紹介をします
お子様やお孫様へのプレゼントに大人気の
キッズパンツとスタイです
ストレッチが良く効いていてとても柔らかく、はきやすいです
サイズは80㎝と90㎝のみとなっております
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他にもボーダー柄や刺し子柄など可愛い柄が色々あります
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無地のデニムなので色々なお洋服に合わせやすいんです
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スタッフ一同心よりお待ちしております
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