最近聞かれたのが10年後は営業のあり方は?という質問。当然、従来型の営業は完全になくなりますという答えなんだけど。

流通系で多いのが卸売りの営業体制。これは今まではいろいろ変化したといってもマンパワーによるものが中心であった。それは何といっても相手(店とかレストランとか)もアナログ販売がメインだからだと言い切れる。しかしその先の消費者がネットで購入する割合が今後さらに増えて。。。となると話は全く変わってくる。10年後ならネット販売比率はどれくらいだろう?まあ自分的には最低でも60%、モノ・地域によっては90%もありかな、平均70%ぐらいというようなイメージを思っている。まあ、この比率はモノ中心的な見方なんで、コトを入れると実はもっと比率が増えるかもしれないと思う。

まあ、今よりネット比率が下がるなんて言う人はいないだろうから、少なくても上がるわけだが、ある程度のところまでいけば当然天を打ち、、、なんてことになるのだが10年もする前にそうなっているかもしれないと想定できる。

そうなると2つの潮流が出てくると思う。

一つは生産卸側が消費者の手元まで店の代行をするというケースだ。ネットでの品ぞろえ、販促、物流、決済だけではなく店への投資、システム導入、販促の支援から分析から人材支援までだ。売り手は専業で頑張らなくても多数の選択肢からチョイスした業態や販売方法を複数運用できるというわけだ。

一つは販売側が店同士さらに消費者とのコミュニティを作って、生産依頼を生産者おろして側に依頼してくというパターンだ。コミュニティではITを駆使して情報の活用で在庫の最適化やかぶらない販促や消費者とのコミュニケーションを図り、独自の物流や独自の資金の確保の手段を作るという方法だ。

まあ双方のいいとこを組み込んだハイブリッド版もできると思うけど、、、少なくても従来のマンパワー的な営業などの姿はない。もしかしたら従来の販売員の姿もないというようになるかもしれない。

サイトの運用の本当の意味

サイトの運用というとなんとかアナリティックスなどを見てどうだこうだということで、デザイン変えたりインターフェイスを変えたりボタンを足したり、リスティングをしたりなんてことになるのだが、、、これはWEBのシステム担当マターの話である。

しかし、これだけでサイトの運営ができていると思うと本質を見失うことになる。本来サイトはその企業のカタログやパンフレットになるわけだが、もっと深く考えれば事業戦略や戦術を変えてくことで、同業との差別化や、ユーザーとの距離感や付き合い方を変えることになる。これは事業戦略マターである。

これは、システムよりな改善をやるというレベルの話ではない。

そのためには同業や競合のサイトやリアル戦略のベンチマークがいる。各社のサイト構成やコンテンツの構成、さらにはどういったキーワードが戦略的に使われていて、それが自社のそれとどう違うのかなどをベンチマークした上で、当面どういった内容コンテンツをふくらませるのか深堀するのか、その結果どういった情報をユーザーに強調することができるのか、リアルの企業活動はその方向で何をするのかどういった環境を作るのか。。。。なんてことがリンクしていかなければならない。これは戦略マターの核心である。できれば数カ月単位でこれを軌道修正するということになる。

これが運営である。まあ、サイトの運営をシステムよりの部署に丸投げしているような会社では全く話しにならんということである。

年明けからニュースを見ているとITの活用で企業の発展を進めていくという発言をしてるところが多かったんやけど、ということは今まではそれほど活用してなかったの?というような悠長なことでええんかいな。。

まだ結構な企業でもトップがこんなことを言ってるところがありますね。ITはどこでも誰でも導入は可能なんだけど、その後それ以上の差別化や運用で飛び出るにはどうするのかがここ数年の大きなテーマだったような気がするんだけど。。。。ちゃうんかな?

相変わらず流通業分からんとおかしなことかくよな。無人化できるとその分インストアマネジメントに時間が割けるので、新たな流通業態がうまれてくるのよ。だから巨大な自販機ができると書いている人は全く現実を理解してない。

www.nikkei.com/article/DGXMZO54308220R10C20A1K15900/

最近笑えるのがこういうやり取り。「当社はビッグデータやAIで勝負してます。」「人材はどうされているのですか?」「若くて優秀な人材をどんどん集めています。」「ということは、ここの提案先の業界に関して実際の経験とかない人が多いということですね?」「・・・」「ということはここの取引先に即した使えるアクションプランとかの提案はできないということですか?」「・・・」なんてことが多い。

若くて優秀なんてのも必要だろうけど、ここの業界を実際にリアル体験してきてそれでいてデータが読めて、相手の業界の方々に通じる言葉で提案やコンサルできることが大事だ。大体最近のトレンドキーワードのビッグデータやAIとか言っている会社ほどこのことが全くわかってないことが多いので笑える。まあ提案を受け手側の企業的にはそんなトレンドキーワードをどんどん言ってくるところほど信用してはだめだろうね。50−60歳ぐらいのリアル業界経験者がしっかりいるようなところはまだマシだとは思うけどね。。。。

中小のコンサルタントや専門家が安定した仕事をするための財務戦略とは????まあやっぱり不労所得を積み上げることかな?

個人に近い形でやってると一番の問題は財務基盤がないことです。仕事が来れば経営はできるがその安定性がないケースも多く、さらには新たなトライや実験を行うための投資もできないというのがほとんどです。それでは今通じているノウハウもそのうち陳腐化する可能性が高いでしょう。そのためには経費分ぐらいは確実に不労所得で稼げていれば仕事のムラがあっても大丈夫ですし、次のステップに進むことも可能です。経費を切り詰めてというのではいいものも生まれないからですね。コンサルタントや専門家というのはいわばアーティストみたいなものですから、ある程度の自由がないと新たなものをクリエイティブする、あるいは深く突き詰めることもむつかしいです。

まだペルソナなんて言ってるマーケティング屋がいるんだ。これはリアルとネットが絡み合った中で単純にペルソナレベルで戦略が立てられないほど複雑になってきているんだけど、それを単純化で乗り越えようとする方法じゃぼこぼこ取りこぼすぞ。。

題目見てるとドラッガーとかも出てくるしな。めちゃ古い全く通じない方法を今から学ぶのかな????まあドラッガーの時代は今ほど複雑じゃないからな。

マーケティングで今大事なことは単純化しすぎないことだ。単純化するとこれからの変化を見逃す。競争差別化できる可能性を見逃す。特にネット時代はもっと細分化されている。興味段階の顧客と実際に購入する顧客の層は相当違う。それをどう結び付け安定とこれからのチャレンジ領域と競合との差別領域をしっかり把握しなければ到底この時代生き残れない。。。なんてことが現実になればすぐに対面する課題だ。基礎教育で勝てるほど甘くはないのだ。

そういえばこういう会社も最近見たな。。SNSやブログの効率とかを言ってる会社。。昔みたいにリアルで多大な経費をかけて本を出したり販促物を作ってるような時代ならまだしも、時間が有ればほとんどロハで情報発信できるツールに、効率とか言ってる意味がわからん。。いくらブログにアクセスがあってそこからいくらの売り上げをあげましたかなんて提案してくる会社ほど、自分とこではからっきしということも多い。。ちなみにいくらぐらいの売り上げで、それはベンチまー気相手と比較してどれくらいですか?数字が見たいと言ったら全く答えられなかったんやけど。。

まああんまし現実が見えてないんだろうね。。

ネクタイの習慣?がなくなって次はスーツの習慣?がなくなるのにえらい時間がかかってるな。いずれスーツ業界がなくなるのは必然。。

https://gunosy.com/articles/a4QOe?s=s

まあ、まだ体裁が礼儀だと思ってるところが多かったりして?ようわからん。。単なる服のアイテムの一つにしかないのにな。スーツの需要がさらに落ちると百貨店なんかのメンズ売り場は完全に用無しになるだろうね。

最近まだオウンドメディアを提案してるところがあってちょっとびっくりした。

昔流行ってちっとも成果出なくて単にライターとかの仕事を一時期増やしたことだけで、結局絵に描いた餅のような気持ちの入ってないコンテンツが溢れて、そのサイトは死んでしまいましたというのが続出しなかったけ!!

サイトとか実際はデジタルで。。。なんて言われているけど、それだからこそ逆に人間味がどうなのかがバレてしまうんメディアだということを知らないで業者に頼むとはい一巻の終わりということになることをもっと理解する必要があるのだと思う。

意志を持ってるのならトップ自ら発信するべきだ。。うちは大きな会社だというのなら、まあトランプが担当しているアメリカ政府より大きいというのなら仕方がないかも知らんけどね。そこより小さいのなら自分で情報発信を高頻度でやるべきだと思うな。

今年もファッション業界はあかんなの話が多いんだけど。。言ってるだけでどれほどビジネスモデルを変化させることができたのかということはなかなか聞こえてこない。そりゃじゃ仕方がない。

元々がファッション業界だったので古い人にその手の業界の人が多いんだが、会えば異口同音に景気が悪いという。まあ毎年そうなんでその手の人たちはそれをよしとしているんだろうなと思うんだが、コンサルタントでもそういうのを見ていてなんのために自分たちがいるのかを自分でも認めていないんだなと思う。全く情けない話だ。という自分はどうなんだというと、とっととファッション業界から抜け出して今はネットとビッグデータ分析が軸足だ。先を見て逃げ出したといことだ。これはこれなりの対処方法だっと思うけどね。

ビジネスモデルの考え方作り方は2種類あるかもね。まあどちらがいいかはその会社のベンチャー度かな????

ビジネスモデルの作り方は2種類ある。社内にファシリテーターが入ってビジネスモデルのマップやテンプレートを使いながら企業側と消費者側とのリレーションを考えていくパターン。まあ、演繹法だから業務改善型に近いかな。それほど斬新な方法は基本生まれないが、今すぐにできそうなビジネスモデルは作れる。

もう一つは海外や先端のビジネスモデルを組み合わせながら帰納法的によくある方法やけどベンチャービジネスを立ち上げるみたいな方法。外部とのコラボレーションで一気にとうパターンが多いね。最近は。。。。後者はうまくいけば面白いものができるということだろうね。自分はこういうのが得意だけど。最近はなかなか苦戦の流通だけど海外に事例をローカライズして日本的に立ち上げるというのもこういうのがほとんどだった。最近はそう簡単には通用しんけど、まだIT系なら何とでもなるという感じだな。

最初の発想はおもろいんやけどすぐに真似されるビジネスモデルだな。

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1912/16/news104.html

こういうところがアパレルの難しいところなんやね。すぐに真似されるし、価格も太刀打ちできんところぐらいが出てくる可能性が大やな。その時のこの会社の対応方法やね。