プラットフォームという考え方

プラットフォームはいろんな風に考えられるので、ここでは個人あるいは企業のプラットフォームという定義で考えたい。

まあ、スタイルとしてはI型・一型・〇型があるんだが、その中でも上流側・中流側・下流側と層を分けて考えるのが最も多いと思う。〇型では上流・中流・下流を巻き込んでということになるんだが。

今特に巷で話題は連携あるいはコネクトビジネスということなんだが、このスタイルを実現するのはこのプラットフォームをどう動かすかのかということが中核になってくると思う。

で?

形成ステップとしては一気にできるわけはないのでどこから手を付けるかということになるのだが、途中でやめてしまうと進展性のない会員みたいな形になってしまうだろうし、あまり急に進めると途中で各プラットフォームが中途半端になって後で連携どころではないようになってしまうこともある。

さらに、個々のプラットフォームの形成ステップとしてプラットフォーム戦略を進めたい側からグリップを利かしていく方法と、プラットフォームに参加してもらいたい企業などに相当な役割分担が可能な場合によっては、その成熟度合いも大きく変わってくる。

こういうことを検討していくとなかなかむつかしいんだが、その分プラットフォームを形成できたところほど強みが増すんだとも思われるんだけどどうだろうね?

マンハッタンでは120万人が働いているがコロナで1割ぐらいしか戻て来ていない??という話? なんとすごい割り切り方と変化だ。

これくらいでもいいんだろうな。仕事ができるのなら。仕事ができる環境を作らないと会社は残らんな。その点個人はもともとからZOOMとか使ってやってるんで強いかもね。

コロナで判明したリアル業態の今後の是非

黒船来週で今後のビジネスモデルの変更が余儀なくされているリアル業態。多くのところで抜本的な改革を進めるかそのまま縮小していくのかの際が迫っている。まあその中でどういった業態が迫られているのか考えてみたというかちょっとメモ代わりに集めてみた。

百貨店>まあ当然都心の中心にあるということでその必要性とか言われていたが今後は3階以上の業態変更は必須。

学校>集まってのコミュニケーションで成長するんだという論理は納得はするんだが、オンライン比率をどこまで上げることができるのかが今後の経営戦略を変えることができるのは必須。まあ校舎とかばんばん拡大したところはどうするんだろうな。

大手企業の本社>本社は建物の意味ではなく、そこに機能が集まっていること。そんなものはほとんどのケースERPとかでカバーできるので、場所は別にどこにあってもバーチャル上でも可能なことがすでに露見しているので、東京にいる必要はない。シェアオフィスでも十分かな。

ホールイベント会場>まあ間違いなく4Kとかの環境がVRとかPCで再現できればどんどん必要性はなくなることは必須。まあプロの方は臨場感が・・・・とかいうんだろうけどいつまでそれが通じるか。

ほかの追加できるようになれば続編で。。。

大昔からの業態が今まで続いたということでもすごいんだけど、やはり昔からの経営構造なんで今の時代には適応できないということなんだろうな。スマホ時代がスタートした時からネット上のコミュニティを形成するということをあまりやってこなかったということかな。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63156150Y0A820C2000000/

リアル店舗メインでやってきた業態だから今後むつかしいのは誰もが知っていたことなんでは? それを遅らせてきたのだから当然縮小均衡になることは予想されていたはず。ビジネスモデルの進化できなかったツケだな。典型的な。

経営トップの最低条件は統計分析力だ。

最近はDX化だのERPだのAIだのという流行?で社内データを可視化できる環境がそろってきたといえる。しかし、与えられたデータは、どこもが見るであろうデータ形式しか出てこない。しかし企業側は全社見るべきポイントは違うものだ。しかも毎日同じであるわけがない。課題が変われば見るポイントも見る順もその深さも違う。さらにそれを円グラフなのか、おれ線グラフなのか、散布図なのかもちがう。縦の軸も横の軸もその期間も違うだろう。同時に見比べるグラフも違うものだ。

簡単に言うと与えられたデータではほとんど課題の本質が見えないものだ。こういったことをなくすには、トップから統計の経験があって自分でどういった仮説でどういったことがわかるグラフなどを出すべきなのかということが予想できなければ話にならんわけである。

誰かに分析を任せるようなところはやっぱり駄目だという会社を多数見てきている。中には感覚で中にはスタッフの発案で経営しているところもあるけどそういった会社や組織に属している社員やスタッフは気の毒だ。

ぜひ経営者を名乗るのなら統計分析を自分でやってデータの肌感をわかるようなことぐらいはやってほしい。

コンサル会社の仕組み作りとは何か?なんてね。

コンサル会社って実はいろんなタイプがある。

例えば、トップ自身がコンサルで自分で営業開発をやってコンサルをやるパターン。これは誰でもコンサルをやり始めたときはこのパターンだよな。

さらに大きくなると、自分もコンサル・営業開発をやりながらもパートナーのコンサルのマネジメントもやるということになり、さらに規模が大きくなればなるほどトップ自身のコンサル・営業開発の時間が取れなくなるということになる。

さらに大きくなると、パートナーコンサルが増えていくとそれに対して営業開発を拡大する必要があるので、どんどん営業開発的な仕事の比率が増えて気が付いたら営業開発代行オンリーみたいなビジネスモデルになったりする。

以上のことは誰でもわかっていることなんだが、そのうえでもっとボトルネックのないビジネスモデルって何だろうと考えてできたところが勝つということになるんだろうな。そのビジネスモデルも非常に有力な方法は結構あるもんだなんだな。

インバウンド客が来ない今、マイクロツーリズムだという話をよく言っている観光ホテルチェーンがあるが、なんといってもそれを前々から一番実践しているのは大江戸温泉だ。

なんといっても週末大家族で家で料理を作るあるいは近くのレストランで食事をするのより楽でほとんど変わらんぐらいの予算で、好きなだけ食べ放題食べて温泉に入ってしかも行きつけのところが満員でも県内にまた数件あったりするのでどこでも行けるみたいなことを実現しているのは、大江戸温泉だけだ。少々設備が古いところもあるけどそんなことは大したことやない。なんや聞いていると月に数回行っている家族もいるとか。

これだよな。

WEBサイトを改定や構築いていく中で最初に最も大事なのは、、、やっぱりビジネスモデルの作り直しでしょ。ビジネスモデルの再構築がなければ、単にメニューをボカボカ載せてもあんまし意味がない。そこからどういうように発展し、さらにどういった営業や連携に展開していくのかのストーリーやそのために必要な要因をしっかり用意しなければならのだけどね。。。。そこまで考えてないところがほとんどなんだな。

ビジネスモデルを大事ですと言いながら、昔一回考えたらその後はなすがままというところが多いもんだ。

それは全く違う。

いつもビジネスモデルを見直し作り直し線で結び、切れるようなら再度考え直す。売上利益の常用もビジネスモデルのマップに合わせ、どういった動向なのかそれはどのビジネスモデルと相関性が高いのか低いのかを定期的にできれば最低でも毎月検討していくということが正しい動かし方だよな。

それを反映させるのがWEBサイトやその他のツールや営業戦略というわけだ。

WEBサイトを作り変えるということの意味がほとんど浸透していないのが残念。企業戦略を変えるのと同義語ですからね。

WEBサイトを作り変えるときにデザイナーとかに一任するような適当なところは別として、企業なら企業戦略を変える・明確にする・既存を固めるぐらいの意味があるということを認識していない所が多いのが気になる。

第一に何が何でも今までのサイトの課題とかニーズとかを洗い出す前に、今後の自社のビジネスモデルをどうするのか????が最も大きな検討課題で、だからこういう表現をするのだから今の自社のWEBサイトを変えるのだということがないと、2020年なりましたから変えますか!!!!というのとは大きく違うことをわかるべきだと思う。

サイトのデザインなんかはね、最近はスマホで見る人も多いのでほとんど同じなんですよ簡単に言えば、もちろんしっかりPCで内容を確認してほしいというところには、それなりのデザインがいりますが、昔のようにサイトを作り変えてオウンドメディアっぽくやればなんかアクセス増えて売り上げもいけるんじゃないのということは全くないということですな。サイトはあってたり前、節目節目戦略を再検討して作り変えて当たり前ということなんです。

最近ワードプレスのも多いから、WPを採用する所はなんとなくわかると思うけど、とにかく更新なんですね。ニュースやブログ部分を毎週数回あげるのは当然として、どんどん情報を差し替えるとか、新しい情報に試してみるとか、サブサイトをとっかえひっかえ作っては変えてみるとかというのは毎月のようにできれば隔週でも最低はやらなければだめですね。

最近はサブサイトの広がりがあるところは会社がしっかり活動しているなという目安なので、ニュースをあげましたとか、ちょっと記事を足しましたというレベルではその会社は停滞しているなと思われるだけです。それができないというのなら、固定サイトなんてやめてしまって、更新しないと全くダメなブログ形式にして、更新を強制的にしないと死に体のサイトになってしまうぐらいの縛りをつけたほうがいいかもしれない。誰も記事を更新しないならどんな大会社だろうが社長が書けということですね。

SNSはやれば当然いいんだけど、どうせ途中で継続できないやというところならやらなくても結構ですね。途中で止まっているとこれまた会社あるのかな????と思われたりするしね。。。。

経済系の新聞やニュースのあおり方や情報の流し方は、これでいのか。

なんて大上段に書くと周りからぶりぶりいわれるわけだが、最近のニュースはコロナの影響で「GDP実質27.8%減、4~6月年率 戦後最大の下げ」みたいなヘッドライナーで読者の興味????をつかむみたいな記事が毎日踊るわけである。これは有名な経済新聞社系の記事なんだが、誰が読んでもそりゃそうだろうし、コロナ下でバカバカ業績が上がることはなかなかないよなーと考えるわけだ。しかしこの手の新聞社&マスコミは延々とおなじようなことを書くわけで、それを毎日見てると当然のように自己催眠みたいになってくる人も多いわけである。

自分の場合は全く違う反応になるわけだが。

まあここでこの手の経済専門紙の役割って何なんの?と思うわけだ。情報を垂れ流すだけなら経済専門紙でなくてもネットでも何でもいい。専門誌というのは、長年特定の業界に接して状況を見ながらそれをクリアしていくそれに負けてつぶれていく方法も知っているはずである。だったらだらだら聞いた情報を流すだけでなく、どうすればそれが変わるのかの対応策を提言するとか、事例を引っ張ってくるとか、提言や事例をベンチマークしてみるとか、さらにはそれを実践しているところのインタビューをベンチマークして体系立てて、アクションプランを複数作るとか、、、、、そんな簡単な基本的なことをやらないのが、自分的には全くよくわからんのである。

もしかしたら情報知っているだけで、そこから先のノウハウがなかったりして、なんてことだと専門誌という看板は下ろしたほうがいいね。

ちょっと古巣のアパレル業界(ファッション業界でもいいですが)、このコロナ下でどう生き残るのみたいな記事が多い中。全員ピンぼけのが多いんだな。ECに特化しようが、ベーシックにしようが、サスティナブルにしようが、在庫管理(ERP導入)を徹底しようが、それで何か解決できるとは、誰もすでに思ってないんじゃないですかね?

もともと、トレンドとかシーズンとかECとかリアル店舗とか言ってる段階で、相当な含み損を抱えてるのがこの業界だ。当然最終的にはバーゲンだのアウトレットだので最終消化するんだといったところで、そこにかかる経費は最後まで分からんというところが多いものだ。つまり日本の場合は、シーズン終わるまで収益が読めないということになるわけだ。

最初の前提条件がこういった中で、その含み損を何とかするために素材15%ぐらいのを上代100%に換算して販売するわけだから、プロパーで販売するということがはなから難しくなる。さらに販売先がどこかの商業施設だったりすると、そこの家賃が50-10%ぐらいはとられたりするので、お客様の手に届くまでには様々な経費が積み増されているということになる。

この不確定要素をどこまで圧縮するのかということになるのが一般的なんだが、まあ、どこの企業もそれには相当苦心しているわけでうまくいく可能性はほんの一握りになっているというのが現実だ。

まあ、最初のビジネスモデルがだめということなんで、そこにECで自分で売るぞとか、他から儲かるのを仕入れて粗利を高めるぞとか、徹底的に経費・在庫削減だといったところでやっぱりあかんわけなんである。

ビジネスモデル的にはほかの部分で収益を雪だるま的に増やしていることを行うということしかないわけで、そのための入り口の手法がアパレルだのファッションだのということだという位置づけにすることがいいんだと考えられる(意外に簡単だったりして)。

まあ、今の経営者人やその周りのコンサルタントなんかがそのビジネモデルをわかりやすく説明し導入することができるかどうかがキーかな????

PDCAでもOODAでもPDRでもそれほど変わらない。ここでどれが正しい進化している今の時代にこれがいいということを言ってるコンサルも多いけど、ほとんど現実的でない無能な論議だ。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62446230X00C20A8TCR000/

まあ基本どれもこれも昔の時代の考え方なんで、今の時代なら3つの手法、いやこれ以外にもいろんな方法があるわけだし、その手法を独自で生み出すことぐらいのことはやらんとね。まあそれらの方法を並行して行うことのほうがまだ現実的だな。

今どき会社の動かし方はこの一つの方法が原則とかいうほど画一的でもないので、もっと柔軟な手法が求められる。だったら同時に並行して何種類かやればいわけで、それにはリソースがが足りないとか言っているほうがおかしい。

それとおまけで、歴史から学ぶという話も頭が年寄りのコンサルに多い話だが、まあここで学べることは歴史にのっているような手法ではだめだということぐらいかな? これおまけね。

日本の書店がどんどん潰れていく本当の理由 | メディア業界 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

まず、書店が大幅に減少している背景には、単に本が売れなくなっているという要因だけではなく、日本独特の出版産業の構造がある。書店調査会社のアルメディアによると、1990年代の終わりに2万3000店ほどあった書…
— 読み進める toyokeizai.net/articles/-/253083

なるほどなあ。

流通業の特にアパレルのDX化って、レジの自動化やECとリアルの在庫の一元化とかそんなんが多いけど、そんなうわべのDX化をしてもほとんど意味がない。企業の基幹システムとサブシステムとの統合ERPを真剣にやらないと本当になくなると思うね。

流通業でもアパレル以外ではしっかりERPを他の業界並みにやっているところもちらほらあるけど、とはいいながらもほとんどのところは分散したシステムを何とかつなげるようにしているぐらいのところが多い。ましてやアパレルなんかはほとんどのところがERPといえるほど統合しているところはないだろう。いくらECだとかオムニチャネルだといたところで基幹がしっかりしていなければ、そんなもん完全なつけやいばだ。いままで店舗展開だとかトレンドだとかECだとかフランチャイズだとかいろいろその都度いろいろ営業戦略を立ててきたのだろうけど、その根幹はどいう言った戦略を立てようが様々な部署での様々な情報が関連付けて見えるようになっているか、そこから問題が課題になって改善できて強みになれるかどうかのサイクルができているかどうかである。

例えば多店舗のところで店舗運営部がいくら何やろうが、販売力が上がったということであろうが、在庫が全体的に減ったということであろうが、EC比率が上がったところで、経営はもっと財務的なことから商品・人一つ一つまで最適化だけではなく次の手が打てるような配分にまでもっていかなければならない。それは商品や人や店舗などの分析以外に、経営分析+財務分析などを数字でロジックで計画として大中小・長中短で示せなければならない。それにはやっぱり統合ERPが必須なんだとつくづく思う。本当ならそのERPを活用したうえでさらに応用統計などをつかった分析や予測をして、、、ということなんだと思うね。


コロナ後のファッション業界は??みたいな話が周りで多いけど。

自分の出身母体が昔ファッション業界系だったので、周りの友達もその系統の人が多いということで、どうなの?的な話が多い。

通常の一般的な話ではリアル店舗はどんどん縮小し、ECに行くということなんだが、、、、、当然ECじゃウインドーショッピング効果は期待できないだろうし、全く知らない商品を買うにはサイズや素材感などで相当躊躇するだろうし、オムニチャネルと言ってみたところで街中に行ってウイズコロナの中でということ自体にも無理があるし、、、、ということなんで極論するとまだ縮小していくと思う。

以前買ったことがあるところでは、そのサイズ感とか商品のイメージがわかりそうなところ?まあユニクロみたいに商品がベーシックなところでは、ECでも全く問題がないけど、どんどんトレンドが変わるところは、そうはいかないだろう。世の中ベーシック帰りするということだ。まあ、トレンドなんてのももしかしたら死語になってしまうかもしれない。さらにシーズンごとに売れていたモチベーション対応やリクルートスーツなどは、リモートが今後も普及していくと、必要性がなくなるだろう。

根本的に従来のマーケットというのが全く形を変え、消滅する領域も出てくるだろうし、残ったとしても購入動機が今までとは全く変わってしまうことになるだろうと思う。当然規模感も大きく変わるということだ。もしかしたら、アパレルとかSPAとか百貨店とかファッションビルというのも数年後?には縮小して、なくなってしまっていることになるかもしれない。

昔のつながりで、ファッション系の方々から「今後ウイズコロナの中でどうしたらいいですか?」という質問が来たら「まあ、とにかく全く違う業界に行ったほうがいいです」というように答えることが多くなると思うね。