伝える事が苦手な(話し下手)あなたへ

伝える事が苦手なあなたへ
伝える事が苦手なあなたへ
週末にとあるモノマネショーを見に行ったが、とてもエンターテイメント性の高いステージで、人を喜ばせよう!と伝わってくるものがあった。芸達者なモノマネタレント達の裏側の努力も多々伝わってきた。 伝わるといえば、我々人間は言葉で伝え合える。言葉は人と人が交じり合う潤滑油。話そうが、書こうが、手話だろうが同じ潤滑油だ。コミュニケーションは、伝えようとする姿勢が伝わるもの。  
あなたは下記の様に思ってはいないだろうか?
・セミナー講師や営業マンは話し上手じゃないといけない ・ブログやメルマガは文章上手じゃないと書けない ・手紙は字が綺麗じゃないといけない これは真実なのだろうか? もしかすると、ただの見栄ではないのだろうか?   大事な事は、「伝える事」と「伝わる事」。 下記の①と②の比較の場合、どちらの反応が嬉しいだろうか? 【話して、相手に何かを伝える場合】 ①話し上手だね!でもね、、、何を言いたいのか分からなかった。 ②ドモッてるし、早口だし、滑舌悪いけど、とても勉強になったよ。 一生懸命伝えてくれてありがとう。   【PC・スマホ等で書いて伝える場合】 ①文章力も語彙力もあるよね!難しい言葉も知ってるし。でも結局、何が言いたいの?? ②漢字間違ってるし、文法も句読点の位置もめちゃくちゃだけど、本当に勉強になったよ。良いこと教えてくれてありがとう。   【自筆で伝える場合】 ①字が綺麗だね!習字習ってたの? ※字の事だけ褒められる。 ②字は上手ではないけれど、、心温まるお手紙、ありがとう!   どう?対比するために極端な例をあげたけど、イメージは出来た?   恋愛でもノウハウばかり使ってる人。セールスでもマニュアル通りに話す人。政治家で話し上手なのに信用出来ない人。こんな人は、どうだろうか? 伝える時に大事な事は「どう伝えるか」じゃない。   「何を伝えたいか?」だ。   あえて極端に言うと・・・・、 どう伝えるか?ばかりを考えている人は、見栄っ張りでカッコつけだ。ノウハウをすぐに欲しがるし、人の目ばかり気にしている。 何を伝えたいか?を考えている人は誠実で真面目だ。人の目(自分の見られ方)を気にするよりも、きちんと伝えたい事、相手の得られる事を考えている。  
あなたは見栄っ張りのカッコつけになっちゃダメだ。
カッコだけじゃ営業も決まらないし、ブログも続かないし、どうせ伝わらない。人前でカッコよく話せたとしても、話している内容は薄く相手に見透かされている。そんなの、むしろカッコ悪いでしょ。 まずは下手でも良いから、受け手の事を考えて誠実に一生懸命伝えよう。下手くそでも、内容のある話しをする人はカッコいい。誰だって最初は下手だ。しかし、続けていたら、いつかきっと「もっと上手く」伝わる様になる。 勿論、様々なノウハウを全否定している訳ではない。ノウハウは時として、とても効果的だし、学ぶ程に、練習する程に秘術は上達する。しかし技術は武器に過ぎない。  
大事な事は、伝えたい本質そのもの。
武器(テクニックやノウハウ)を使う人の本質がスッカラカンのアンポンタンのチンチクリンのトンチンカンなのに、いくら高等な武器を使ったって全く意味が無い。当人は気付かずカッコつけているだけに、むしろ滑稽だ。 とっても大事な事だから、もう一度言おう。   伝えるという事は「どう伝えるか?」では無い。     「何を伝えたいか?」だ。    

伝える事が苦手な(話し下手)あなたへ

週末にとあるモノマネショーを見に行ったが、とてもエンターテイメント性の高いステージで、人を喜ばせよう!と伝わってくるものがあった。芸達者なモノマネタレント達の裏側の努力も多々伝わってきた。 伝わるといえば、我々人間は言葉で伝え合える。言葉は人と人が交じり合う潤滑油。話そうが、書こうが、手話だろうが同じ潤滑油だ。コミュニケーションは、伝えようとする姿勢が伝わるもの。  
あなたは下記の様に思ってはいないだろうか?
・セミナー講師や営業マンは話し上手じゃないといけない ・ブログやメルマガは文章上手じゃないと書けない ・手紙は字が綺麗じゃないといけない これは真実なのだろうか? もしかすると、ただの見栄ではないのだろうか?   大事な事は、「伝える事」と「伝わる事」。 下記の①と②の比較の場合、どちらの反応が嬉しいだろうか? 【話して、相手に何かを伝える場合】 ①話し上手だね!でもね、、、何を言いたいのか分からなかった。 ②ドモッてるし、早口だし、滑舌悪いけど、とても勉強になったよ。 一生懸命伝えてくれてありがとう。   【PC・スマホ等で書いて伝える場合】 ①文章力も語彙力もあるよね!難しい言葉も知ってるし。でも結局、何が言いたいの?? ②漢字間違ってるし、文法も句読点の位置もめちゃくちゃだけど、本当に勉強になったよ。良いこと教えてくれてありがとう。   【自筆で伝える場合】 ①字が綺麗だね!習字習ってたの? ※字の事だけ褒められる。 ②字は上手ではないけれど、、心温まるお手紙、ありがとう!   どう?対比するために極端な例をあげたけど、イメージは出来た?   恋愛でもノウハウばかり使ってる人。セールスでもマニュアル通りに話す人。政治家で話し上手なのに信用出来ない人。こんな人は、どうだろうか? 伝える時に大事な事は「どう伝えるか」じゃない。   「何を伝えたいか?」だ。   あえて極端に言うと・・・・、 どう伝えるか?ばかりを考えている人は、見栄っ張りでカッコつけだ。ノウハウをすぐに欲しがるし、人の目ばかり気にしている。 何を伝えたいか?を考えている人は誠実で真面目だ。人の目(自分の見られ方)を気にするよりも、きちんと伝えたい事、相手の得られる事を考えている。  
あなたは見栄っ張りのカッコつけになっちゃダメだ。
カッコだけじゃ営業も決まらないし、ブログも続かないし、どうせ伝わらない。人前でカッコよく話せたとしても、話している内容は薄く相手に見透かされている。そんなの、むしろカッコ悪いでしょ。 まずは下手でも良いから、受け手の事を考えて誠実に一生懸命伝えよう。下手くそでも、内容のある話しをする人はカッコいい。誰だって最初は下手だ。しかし、続けていたら、いつかきっと「もっと上手く」伝わる様になる。 勿論、様々なノウハウを全否定している訳ではない。ノウハウは時として、とても効果的だし、学ぶ程に、練習する程に秘術は上達する。しかし技術は武器に過ぎない。  
大事な事は、伝えたい本質そのもの。
武器(テクニックやノウハウ)を使う人の本質がスッカラカンのアンポンタンのチンチクリンのトンチンカンなのに、いくら高等な武器を使ったって全く意味が無い。当人は気付かずカッコつけているだけに、むしろ滑稽だ。 とっても大事な事だから、もう一度言おう。   伝えるという事は「どう伝えるか?」では無い。     「何を伝えたいか?」だ。    

あなたに求められる3つの思考法(ロジカルシンキング、クリティカルシンキング、ラテラルシンキング)

74212541 - concept of creative, logical thinking. different colorful shapes wooden blocks on white wooden background, flat lay, copy space. geometric shapes in different colors, top view. abstract background.
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私生活、ビジネス問わず、常に目標や課題、悩みがあるものです。課題や悩みにぶつかった時、逃げるか乗り越えるか、どちらかの選択肢があると思います。事柄にもよりますが、逃げればまたいつか同じ課題や悩みにぶつかることにはなるでしょう。結局、乗り越えるしかその先はありません。 事象の大きさに関わらず課題や悩みを解決しながら目標を達成していく訳ですが、そこには「考えること」が必要とされます。簡単に答えが見つかる時といつまで考えても答えが見つからない場合がありますが、同じ考え方を続けていても答えは見つかりません。 「考える力」は大人だけでなく、国の教育への取り組みでも子供に考える力をつける教育にも力を入れています。 2020年には、小中プログラミング教育が必修化となるようです。英語とともにプログラミングも当たり前にできなければいけない時代がやってきたと考えられるのですが、そのプログラミング必修化のテーマは「知識重視の教育から自分の問題を発見し自分で考える力を育む教育」とのこと。例えば、正しく設定したつもりがうまくいかなかった時に、なぜうまくいかなかったのかを自ら考え、答えを導き出す力を養うということです。プログラミング言語を覚えるというより、思考力をつけることを目的としています。 「考える」と一言で言いますが、目標を達成するためには3つの思考力が必要だと言われます。  

ロジカルシンキング(論理的思考)

垂直思考方とも言われます。実際に出た結果や原因、数値などのデータから合理的に理解し、それに基づいて深堀して考え、一つの答えを出すということです。自分の予想や都合のよい考え方ではなく、実際の因果関係を正確に理解した上で考えなければ、正しい答えが見つかりません。目標を立てて、事実に基づき、最短距離で向かうことができる施行法だと言えます。物事を整理して考えることです。ビジネスをうまく進めるためには基本となる考え方です。 だからと言って、論理的にだけ考えればよいというものではありません。論理的な思考があるのをベースとして、世の中は論理的なことだけでは解決できないことが多くあります。そこには、心を持った相手(人)がいること、外部要因があることを忘れてはいけません。  

クリティカルシンキング(批判的思考)

あえて批判的に考えてみる、客観的に考えてみるということです。批判的と言っても否定することではありません。ビジネスでも一方からしか見ていなければ、思いもしなかった問題が起こることになります。一度立ち止まって、本当に良いのかということを考えてみるということです。枠にはまった考えや思い込みにとらわれず、その事柄に疑問を持ってみることで解決策を導いていく思考力です。あえて批判的に考えてみることで、事前に起こる可能性がある問題点を洗い出し、問題を回避することもできます。 クリティカルポイントは3つの重要なことがあります。 1.本来の目的は正しいか疑問を持ち、本質を見極める 2.自分の意見には偏りがあるという前提から主観性を排除し、客観的に考えてみる 3.自分では当たり前と思うことでも常に疑問を持ってみる クリティカルシンキングは、問題解決能力を高めることにつながります。  

ラテラルシンキング(水平思考)

ロジカルシンキングは数学的なのに対して、ラテラルシンキングは右脳を使うような芸術的な能力を使います。論理だけでビジネスがうまくいくなら何も問題はありませんが、みんなが同じことをしても競合との争いが起きますし、その他いろいろな要因で計算通りにはいかないことが多くあります。ロジカルシンキングでは解決できないようなことをラテラルシンキングを使って解決できる場合があります。今までの考え方や枠にとらわれず、別の角度から自由な発想をして解決方法を導き出すという方法です。導き出す答えやアイデアは一つとは限らず複数あっても良いのです。発想力を鍛えることが重要です。新しいアイデアなどで、並みいる競合他社との差別化を図り、競合より一歩抜き出ることができるかもしれません。   まとめ ロジカルシンキングは必ず必要ですが、AIが進み、論理的に解決できることは機械でもできると言えます。論理的に考える力をベースとして、客観的に見て考える力や発想力やアイデア力を鍛えることは社会で生きていく上で必要な力と言えるでしょう。基本ロジカルシンキングで考え、それに対してクリティカルシンキング、さらにラテラルシンキングをバランスよく使うことで、私生活においてもビジネスにおいても画期的で最適な解決方法を導き出せると言えます。あえて、3つの思考法を意識して考えてみましょう。    

魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ!から考える教育論

魚を与えるのではなく、魚の釣り(方)を教えよ!から考える教育論
魚を与えるのではなく、魚の釣り(方)を教えよ!から考える教育論
「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」と言う言葉は、教育の世界ではよく出てくる言葉の一つ。 中国語では『授人以魚 不如授人以漁』と言われ、「人に魚を与えると1日で食べてしまう。しかし人に釣りを教えれば生涯食べていく事が出来る」と言う老子が言ったとされる言葉※。 ※出典元は様々のようです。老子の言葉という説やユダヤ系という説、東南アジア説などなど。出典はどうであれ、世界中で言われる含蓄深い言葉には違いありません。 翻訳の違いで「人に魚を与えると1日で食べてしまう。しかし人に《魚の獲り方》を教えれば生涯食べていく事が出来る」との訳もあります。「獲り方」を教えようと、それはノウハウ(方法論)なので、実践である「釣り」を教えた方が良いとされたりもするようですが、どちらにせよ伝えたい意味は「何を伝えるのか?」と言う事。 お腹を空かした人が居た場合、魚を与える事は一時的な空腹を満たすためには簡単な方法だけど、それでは、その人は空腹になる度に誰かを頼り、魚をもらい続けなければならないし、もらい続ける癖がついてしまう。どちらが本当にその人のためになるのか?と言うお話です。 本当に大事な教育とは・・ これに対し、釣りの道具を与えて魚の釣り方を教え、実践して身につけて貰えば、空腹になっても自らの力で魚を捕まえて食べられるようになります。勿論、目先の困難を助ける事も時には大事です。しかし「本質的には相手のためになる」とは限りません。本当は「相手のためには何が1番か?」と言う事を考え、教えてあげたり、環境を作ってあげたりする事も大事です。 コーチングの世界では「答えはその人の中にあり」と言われ、教えるのではなく、自分自身で気付く事がとても大切だとされています。 一時的な知識やノウハウの詰め込みもある側面では有りだとは思いますが、学ぶ事の意味や目的、仕事の仕方や考え方までのマインドセットも含めないと、いくら知識やノウハウが増えても通用しません。 出来る限り学んだ事で、「自ら答え(結果)を出せるようになってもらえれば教育者(親、教師、コーチ、上司、会社)としては正解」だと思います。答えを知っている者からすれば、答えを教えるのは簡単ですし、単刀直入に言いたくてモヤっとします。しかしそこをグッと堪えて、相手が自ら気付き、学ぶ機会を奪ってはいけないと言うのも教える立場の人の役目。 子育てでも社員教育でも、自己成長では本質は同じ 子供から「これってなーに?」と聞かれ、簡単に答えを教えてしまうのは、子供の考える力を育む意味で、成長機会を奪う場合もあります。 質問と答えの間には「疑問」があり、「なぜ?」「どうして?」「どうやって?」と言う過程があります。答えを教えてしまう事で、頭を使い考える習慣を飛ばしてしまうのです。答えを簡単に知る習慣を続ける事で思考停止状態になり、思考力、創造力など頭の筋トレが出来ない様になるようです。 なるべく子供が「これってなーに?」と聞いてきたら、「なんだと思う?」と聞き返し、考える習慣を付けさせたいものです。それは社員教育でも、自己成長でも同じものかも知れません。 自分自身にも「なぜ?」「どうして?」「どうやって?」と適切に自問自答する事で、考えるプロセスを学び、周囲にプレゼンする時にも説得力が増します。 Panasonicの創業者・松下幸之助さんやサントリー創業者・鳥井信治郎さんの「やってみなはれ」と言う言葉は挑戦心もさる事ながら、「(自ら考えて)やってみなはれ」と言っているのでは無いかと推測します。自ら考え、結果が出るとビジネス自体が楽しくなってくるものです。 魚(答え)を与えるよりも、魚の獲り方(ノウハウや知識)を教えるよりも、「釣り自体」を教える事が大事なのですす。道具、餌のつけ方、場所の選び方を与えたり、教えたりももちろん大事なのですが、楽しさや目的も含めたことまで教えて実践できる様になるまで見守ることが1番の教育なのでは無いかと、ここ最近再認識している次第です。 知識やノウハウを教えると言うのも「教育」ですが、環境を作り、仕事を作り、ただただ見守り、自ら考え、気付くまで待つのも「教育」です。きちんと知識やノウハウを教え、環境や仕事を与え、成長を見守りましょう。 きっと僕たちも誰か愛情ある人達から、そうやって育てられてきたはずです。

魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ!から考える教育論

魚を与えるのではなく、魚の釣り(方)を教えよ!から考える教育論
魚を与えるのではなく、魚の釣り(方)を教えよ!から考える教育論
「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」と言う言葉は、教育の世界ではよく出てくる言葉の一つ。 中国語では『授人以魚 不如授人以漁』と言われ、「人に魚を与えると1日で食べてしまう。しかし人に釣りを教えれば生涯食べていく事が出来る」と言う老子が言ったとされる言葉※。 ※出典元は様々のようです。老子の言葉という説やユダヤ系という説、東南アジア説などなど。出典はどうであれ、世界中で言われる含蓄深い言葉には違いありません。 翻訳の違いで「人に魚を与えると1日で食べてしまう。しかし人に《魚の獲り方》を教えれば生涯食べていく事が出来る」との訳もあります。「獲り方」を教えようと、それはノウハウ(方法論)なので、実践である「釣り」を教えた方が良いとされたりもするようですが、どちらにせよ伝えたい意味は「何を伝えるのか?」と言う事。 お腹を空かした人が居た場合、魚を与える事は一時的な空腹を満たすためには簡単な方法だけど、それでは、その人は空腹になる度に誰かを頼り、魚をもらい続けなければならないし、もらい続ける癖がついてしまう。どちらが本当にその人のためになるのか?と言うお話です。 本当に大事な教育とは・・ これに対し、釣りの道具を与えて魚の釣り方を教え、実践して身につけて貰えば、空腹になっても自らの力で魚を捕まえて食べられるようになります。勿論、目先の困難を助ける事も時には大事です。しかし「本質的には相手のためになる」とは限りません。本当は「相手のためには何が1番か?」と言う事を考え、教えてあげたり、環境を作ってあげたりする事も大事です。 コーチングの世界では「答えはその人の中にあり」と言われ、教えるのではなく、自分自身で気付く事がとても大切だとされています。 一時的な知識やノウハウの詰め込みもある側面では有りだとは思いますが、学ぶ事の意味や目的、仕事の仕方や考え方までのマインドセットも含めないと、いくら知識やノウハウが増えても通用しません。 出来る限り学んだ事で、「自ら答え(結果)を出せるようになってもらえれば教育者(親、教師、コーチ、上司、会社)としては正解」だと思います。答えを知っている者からすれば、答えを教えるのは簡単ですし、単刀直入に言いたくてモヤっとします。しかしそこをグッと堪えて、相手が自ら気付き、学ぶ機会を奪ってはいけないと言うのも教える立場の人の役目。 子育てでも社員教育でも、自己成長では本質は同じ 子供から「これってなーに?」と聞かれ、簡単に答えを教えてしまうのは、子供の考える力を育む意味で、成長機会を奪う場合もあります。 質問と答えの間には「疑問」があり、「なぜ?」「どうして?」「どうやって?」と言う過程があります。答えを教えてしまう事で、頭を使い考える習慣を飛ばしてしまうのです。答えを簡単に知る習慣を続ける事で思考停止状態になり、思考力、創造力など頭の筋トレが出来ない様になるようです。 なるべく子供が「これってなーに?」と聞いてきたら、「なんだと思う?」と聞き返し、考える習慣を付けさせたいものです。それは社員教育でも、自己成長でも同じものかも知れません。 自分自身にも「なぜ?」「どうして?」「どうやって?」と適切に自問自答する事で、考えるプロセスを学び、周囲にプレゼンする時にも説得力が増します。 Panasonicの創業者・松下幸之助さんやサントリー創業者・鳥井信治郎さんの「やってみなはれ」と言う言葉は挑戦心もさる事ながら、「(自ら考えて)やってみなはれ」と言っているのでは無いかと推測します。自ら考え、結果が出るとビジネス自体が楽しくなってくるものです。 魚(答え)を与えるよりも、魚の獲り方(ノウハウや知識)を教えるよりも、「釣り自体」を教える事が大事なのですす。道具、餌のつけ方、場所の選び方を与えたり、教えたりももちろん大事なのですが、楽しさや目的も含めたことまで教えて実践できる様になるまで見守ることが1番の教育なのでは無いかと、ここ最近再認識している次第です。 知識やノウハウを教えると言うのも「教育」ですが、環境を作り、仕事を作り、ただただ見守り、自ら考え、気付くまで待つのも「教育」です。きちんと知識やノウハウを教え、環境や仕事を与え、成長を見守りましょう。 きっと僕たちも誰か愛情ある人達から、そうやって育てられてきたはずです。

魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ!から考える教育論

「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」と言う言葉は、教育の世界ではよく出てくる言葉の一つ。 中国語では『授人以魚 不如授人以漁』と言われ、「人に魚を与えると1日で食べてしまう。しかし人に釣りを教えれば生涯食べていく事が出来る」と言う老子が言ったとされる言葉※。 ※出典元は様々のようです。老子の言葉という説やユダヤ系という説、東南アジア説などなど。出典はどうであれ、世界中で言われる含蓄深い言葉には違いありません。 翻訳の違いで「人に魚を与えると1日で食べてしまう。しかし人に《魚の獲り方》を教えれば生涯食べていく事が出来る」との訳もあります。「獲り方」を教えようと、それはノウハウ(方法論)なので、実践である「釣り」を教えた方が良いとされたりもするようですが、どちらにせよ伝えたい意味は「何を伝えるのか?」と言う事。 お腹を空かした人が居た場合、魚を与える事は一時的な空腹を満たすためには簡単な方法だけど、それでは、その人は空腹になる度に誰かを頼り、魚をもらい続けなければならないし、もらい続ける癖がついてしまう。どちらが本当にその人のためになるのか?と言うお話です。 本当に大事な教育とは・・ これに対し、釣りの道具を与えて魚の釣り方を教え、実践して身につけて貰えば、空腹になっても自らの力で魚を捕まえて食べられるようになります。勿論、目先の困難を助ける事も時には大事です。しかし「本質的には相手のためになる」とは限りません。本当は「相手のためには何が1番か?」と言う事を考え、教えてあげたり、環境を作ってあげたりする事も大事です。 コーチングの世界では「答えはその人の中にあり」と言われ、教えるのではなく、自分自身で気付く事がとても大切だとされています。 一時的な知識やノウハウの詰め込みもある側面では有りだとは思いますが、学ぶ事の意味や目的、仕事の仕方や考え方までのマインドセットも含めないと、いくら知識やノウハウが増えても通用しません。 出来る限り学んだ事で、「自ら答え(結果)を出せるようになってもらえれば教育者(親、教師、コーチ、上司、会社)としては正解」だと思います。答えを知っている者からすれば、答えを教えるのは簡単ですし、単刀直入に言いたくてモヤっとします。しかしそこをグッと堪えて、相手が自ら気付き、学ぶ機会を奪ってはいけないと言うのも教える立場の人の役目。 子育てでも社員教育でも、自己成長では本質は同じ 子供から「これってなーに?」と聞かれ、簡単に答えを教えてしまうのは、子供の考える力を育む意味で、成長機会を奪う場合もあります。 質問と答えの間には「疑問」があり、「なぜ?」「どうして?」「どうやって?」と言う過程があります。答えを教えてしまう事で、頭を使い考える習慣を飛ばしてしまうのです。答えを簡単に知る習慣を続ける事で思考停止状態になり、思考力、創造力など頭の筋トレが出来ない様になるようです。 なるべく子供が「これってなーに?」と聞いてきたら、「なんだと思う?」と聞き返し、考える習慣を付けさせたいものです。それは社員教育でも、自己成長でも同じものかも知れません。 自分自身にも「なぜ?」「どうして?」「どうやって?」と適切に自問自答する事で、考えるプロセスを学び、周囲にプレゼンする時にも説得力が増します。 Panasonicの創業者・松下幸之助さんやサントリー創業者・鳥井信治郎さんの「やってみなはれ」と言う言葉は挑戦心もさる事ながら、「(自ら考えて)やってみなはれ」と言っているのでは無いかと推測します。自ら考え、結果が出るとビジネス自体が楽しくなってくるものです。 魚(答え)を与えるよりも、魚の獲り方(ノウハウや知識)を教えるよりも、「釣り自体」を教える事が大事なのですす。道具、餌のつけ方、場所の選び方を与えたり、教えたりももちろん大事なのですが、楽しさや目的も含めたことまで教えて実践できる様になるまで見守ることが1番の教育なのでは無いかと、ここ最近再認識している次第です。 知識やノウハウを教えると言うのも「教育」ですが、環境を作り、仕事を作り、ただただ見守り、自ら考え、気付くまで待つのも「教育」です。きちんと知識やノウハウを教え、環境や仕事を与え、成長を見守りましょう。 きっと僕たちも誰か愛情ある人達から、そうやって育てられてきたはずです。

文章力を高めて伝えたい相手にメッセージを届けるために

623226 - pencils from natural wood of various type and the size near to a saw and a log
623226 - pencils from natural wood of various type and the size near to a saw and a log
謝るのも告白も大事なことを伝えるのもLINEやメールで伝えることが多い時代になりました。 人に何かを伝える手段として、対面や電話よりLINEやメールが増えたことは、「書く」ことでうまく伝えなければならないということです。「書く」と言っても実際にペンで文字を書くことはすっかり少なくなりましたが、FacebookやTwitterなどで文章で一方的に発信することも多くなりました。第三者的にそれを読む立場となると、同じような文章を読んでも面白いと感じることと、自慢や真実味がないように感じることがあると思います。これこそ文章力によって判断されるので、質の高い文章力を求められる時代だと言えるでしょう。 そして、インターネットを利用して購入や申込をすることが多くなったということは、ネット上でどのようにメッセージを伝えるか、ということで購入するかどうかを判断しているということ。面と向かっての営業では、相手がどんな表情をしているか分かるので、その反応によって次にどんな切り返しをしたら良いか分かりやすいですが、ネット上ではそうはいきません。もちろん、メッセージの問題だけではありませんが、文章力で購入率が左右されるというのは間違いありません。 ネット上では、感情が伝わりにくいことや、伝えたいこととは違うように解釈されたりと誤解を生むことになりかねません。実際、うまく伝わっていると思って文章上でのやりとりが進んでしまい、蓋を開けたら全くお互い認識が違っていたということもあります。一方通行となるHPやブログなどでは、誤解されたら挽回のチャンスはありませんので、伝え方がとても重要です。 文章力はセンスも必要ですが、鍛えることで文章力をあげることは可能です。ではどのように、文章力を高めれば良いのでしょうか。  
たくさん本を読む
文章力を高めるには語彙力が必要です。同じ一つのことを伝えるにもいろいろな言葉があります。「好き」「愛してる」「I Love you」どれも同じような意味ですが、伝わり方って違いますよね。その時、どのような言葉を使えば一番伝わるか、そもそもの知識がないと選びようにありません。多くの言葉に触れられるのが、本です。そして、いろいろな文章のスタイルを読むことで言葉の範囲を広げて、書く時に生かすことができます。普段から分からない言葉は調べるようにして、敢えてその言葉を使ってみましょう。自分が客観的に読んで伝わったスタイルなどをまずは真似をして書いてみるところから始めるといいかもしれません。  
とにかく書く
野球でも素振りさえもしなければバットにボールを当てるのも難しいものです。テストでも事前に勉強せずに良い点数が取れるはずがありません。コツコツ積み重ねて行くことで、簡単にボールが当たるようになったり、ヒットやホームランが打てるようになります。頭だけで考えていたり知識だけ身につけても文章力は上がりません。とにかく書いてみる、何度も書いてみる、ということが大事です。そうすれば、1回目より2回目、2回目より3回目はスムーズに書けるようになるでしょう。また、直後に読み返すのはもちろんのこと、時間をおいて読み返してみましょう。自分で声を出して読んでみたり、読んでもらって聞いてみるなど客観的にみてみると良いと思います。  
ペルソナをしっかりと決めて書く
あなたの読み手は誰でしょうか?誰にそのメッセージを届けたいでしょうか?文章を書くと言うことは読む相手がいるということです。押し付けがましい文章や一方通行の文章は読んでいて面白くありません。そして、それを読む相手によってどんな言葉、どんな表現をすれば心に響くのかを考えて書かなければあなたのメッセージは届きません。理想の顧客像である「ペルソナ」に有益になるような文章を書くことを心がけましょう。  
上手に書こうと思わない
大事なことは、上手に書くことではなく相手にうまく伝わること。思いを伝えるのは、テクニックだけではいけません。ビジネスにおいて、言葉の印象はとても大事です。格好をつけて難しい言葉を使ってもわかりにくいだけで、印象はよくはならないでしょう。難しい言葉はできるだけ使わないように分かりやすい言葉を使うことを心がけましょう。相手に伝えたい「大きなテーマ」を考え、そこから小テーマを考えてからその小テーマに沿って最後に結論がくるように内容を書くとスムーズにかけるでしょう。   文章を書くということは、日常でもビジネスでも切り離せません。文章力を上げて、人にうまく伝えられる能力を高めていきたいですね。私も文章力を高めて、有益な情報をお届けしたいと思います。    

気付きを得て、視野を広げるということ

気付きを得て、視野を広げるということ
気付きを得て、視野を広げるということ
視野を広げろって、昔から年上の方を中心によく言われましたけど、最近になってやはり視野が狭かったんだなぁと、自分自身で気付けるようになりました。 おそらく指摘をされている頃って、周囲の人達から見て視野が狭いなぁとか偏っているなぁと思われていたんでしょうが、自分ではイマイチ分からないものです。しかし、誰しもが昔よりは色々と経験をして来た今になって、多少は物事を多角的に捉えられるようになったのでは無いでしょうか。 因みに「ジョハリの窓」という心理学でよく使われるフレームワークをご存知ですか? ジョハリの窓とは、下記の4つで分類されます。 「開放の窓」 自分も他人も知っている自己 「盲点の窓」 自分は気がついていないが、他人は知っている自己 「秘密の窓」 自分は知っているが、他人は気づいていない自己 「未知の窓」 誰からもまだ知られていない自己 この自分の窓を如何に広げるか?という事が、視野を広げることに繋がります。 そもそも視野が狭い、視野が広いの定義とは 一般的には、視野が狭い人は「目先」「いま目の前にある事だけ」「一方的な物事の捉え方」「思い込み」をしていて、視野が広い人は「目先の事の奥にある事柄」「目の前に見えているもの以外の周辺にある事柄」「物事の多角的な捉え方」を指しています。 視野の広い、狭いとは、知識の差や経験の差、環境の違いが多分にものを言うために、この差をすぐに理解してもらうには中々難しい事です。 マネジメントでも「アドバイスに意味はほとんど無い※」と言う考えがあるのもこの理由からです。本人が経験したり、気付きを得ないかぎり、視野がせまい事には気付きません。 ※とあるマネジメントの考え方では、技術的なアドバイスには意味はありますが、成長という意味ではアドバイスにほとんど無いと言われています。そして成長に1番大事なのは「気付き」だと言う考えです。 思い込みが強いのは、視野がせまいということ 世の中にはあらゆる文化や、価値観、宗教、考え方があり、様々な価値観や考え方を提供しています。自己啓発本でも同じような事を言っている箇所もあれば、正反対のことを言っている箇所もあります。成功している経営者達でも、同じような事を言っている部分もあれば、真反対の価値観を言っている部分もあります。 その考え方や価値観のどれもが、ある人やある側面では正しく、ある人やある側面では間違っているかもしれません。もしくは今の時代では正しいけど、5年後には間違っている可能性もあります。 何かを決めつけてしまうと、視野が狭くなり、大きな可能性を閉ざしてしまうことがあるのは、若かりし頃の自分を振り返ると、誰もが胸が痛くなる部分はあるのではないでしょうか。 知らなかった事を知る 自分の視野が狭かったと自分で気付くのは、自分自身が「知らなかった事」「思い違いをしていた事」を知ることです。 沢山の書物を読む、今までの経験とは違う経験をする、様々な種類の人に会う、行ったことのない場所に行く、経験したことのない事をしてみる、食べたことのないものを食べる、見たことのないものを見に行く等など、今までの自分とは違うものに触れることで、世の中の広さを感じ、知らなかったことを学び、感性を磨き、視野の狭かったことに気付くのです。 知らなかった事を知ることで、人はやっと視野を広げる事が出来るのです。大事なことは「素直に気付く」という事。 視野を広げるのは人生を豊かにするため 本人が納得して幸せを感じている限り、視野が狭くて考えが偏っていても問題ないと思いますし、他人が干渉しても意味が無いことです。 しかし、本人が成長したい、変わりたいと思っているのであれば、視野を広げるのはとても意味のある事です。物事の捉え方が増えれば、勘違いや判断ミスも防ぎやすく、人間関係が円滑になる可能性が高まります。 今までは近視眼的に捉えていた「頑固な人」と言う判断も、裏返して見れば「信念がある人」となりますし、「優柔不断な人」も「物事を慎重に進められる人」なのかも知れません。中国のことわざにあるように「人間万事塞翁が馬」のように、災も幸福も表裏一体かも知れません。多面的にあらゆる可能性を考えられると、一方的に捉えていた時よりも人生が豊かになります。 物事を多面的に見られるということは、あらゆる可能性を残し、決めつけず、本質を見やすくするでしょう。それは人生が豊かになっていると言うことだと思います。 知識や考え方、経験で得た「気付き」が人生の財産になる マネジメントや教育でも、どういった知識や考え方を学んでもらうか、どういった経験をしてもらうかが、何よりの教育かと考えています。百聞は一見に如かずと言われるように、どれだけ聞くよりも、1回の経験で学ぶことは多く、それらが財産になっています。 個人的にも、沢山の経験の中にはとても有意義だったものもあれば、全然面白くなかったこと、興味がなかったこと、面倒で意味が無い時間だと思ったこともあります。しかし、今となればそれらも含め大きな学びだと思えます。むしろそういった経験がある方が自分の考えや価値観を形作り、人の気持ちを理解出来るようになるかも知れません。 もちろん座学もとても大事なのですが、実体験をしたことの方が大きな学びや経験になっているのは誰しもが感じているのではないでしょうか。 何を言いたいかというと・・・ 僕はこれからも色々と経験をしたいし、成長したい。だから周囲にも色んな人が居たら良いなと思っています。自分と似ている人といるのも楽しいですが、個性ある人、様々な価値観を持っている人と話すのも楽しい。 だからもっと視野を広げたいし、自分の知らないことを知りたいと思っています。周囲も一緒に成長してくれたら、お互いに刺激し合えるし、成長し合える。最高な環境でしょう! 結局、知的欲求や向上心、好奇心の強い人は勝手に吸収していくので、視野は勝手に広がっていくのかも知れませんね。そしてそういう人達が沢山周囲にいれば良いなと思っています。   「人にものを教える事は出来ない。自ら気付く手伝いが出来るだけだ。」 ガリレオ・ガリレイ   気付きこそ、人生の財産!   P.S. 今回、大阪・東京で60名のお申込みを頂き、大好評だった「気付き」を得るための勉強会を再度開催した際には、是非ご参加下さいね。