ちょっとなかったら特許ものでしょう?
カテゴリー: AI
なんやおもしろそう。。。買えるんなら買いたい。。。スマートフットウェアORPHEとハードウェアスタートアップの動向について→光る靴「Orphe」は、世界で初めて「毎日同じ靴を履いていたとしても違う体験が出来る」というコンセプトを打ち出した。靴のソールには、フルカラーのLEDが入っているが、単に電気的に光っているわけではない。靴はスマートフォンにつながっており、色や光り方をプログラムによって制御することができる。靴の中にはセンサーも入っていて、足の動きに合わせて音を奏でる「楽器」のように使うこともできる。光や音の種類はスマートフォンからダウンロードすることが可能
そりゃそうだろう
Google I/O 2019のストリーミングを見てこんなことを思うんだが妄想80%ぐらい??
今までの発想で行くと、長くこうだったからこれを発展させるには今のこれをさらに職人技ぐらいにするしかないなんてことを思ってきたケースが多いんだな。
長くこうだったでは、何のことかわからんので、これにスマホのカメラということを入れてみると、Googleの今回発表のスマホのことにトレースされて悔いると思う。
スマホはいろんな機能があるけど、その中で最近はカメラの進化を競い合うというレースである。最初は1眼、そのうち2眼、さらに345というように増やしたもん勝ちみたいな最近である。
確かに1眼よりは2-3ぐらいあった方がいいだろうということで、そういうのを最近多用してるけど、Googleはあくまでソフトウエアの進化でこれをブレイクスルーするという手に今回出てきた。そのかい?もあってiPhoneの半分ぐらいの価格設定で十分なものができるどころかそれよりも進化したものを提供できるという革新的な発表だったと思う。
ここで大事なことは、一つのアプローチとして従来型のメカニカルよりもAIなどを多用したソフトで、新たな価格ゾーンを作るという手法である。今までのスマホメーカーもファーウエイなどは3眼にもしたうえでAIで被写体にあった写真を撮れるようにするということにアプローチしているが、Googleのそれはさらにそこから写真を撮るということだけでなくどう新しい発想での使い方をするのかという提案をしていこうとしている。カメラの新境地という感じである。
我々の発想方法もよもすれば、従来型の延長でのことを考えがちである。しかしそれをどがえしして逆に課題をスルーする新たな方法や、課題をメリットに変える方法をプログラミング(ちょっと言葉古いけど。。。)の進化で一気に駆逐することができることを考える時代に来たのだということなんだろうと思う。
いやーいろいろ考えさせられる発表だった。
NRI資料>デジタル化で変わるリレーションシップバンキング なるほど進んでいるな。
そういえばファッションショーって今後はどういったビジネスモデルにかあっていくのだろうか?もしくは無くなるのか?。。。。。うーんアレキサンダーマックイーンの映画見てすごいなっと思ったんだけどね。。
昔のファッションショーの効果や意義はさておき、最近はネット時代なんで別にバイヤーやプレスが現地に来なくってもいくらでもARでもVRでもMRでも使って見せる方法はある。プレス自体の効果は本買わないから印刷物やサイトのコンテンツを上げても今時サイトの見方は「サー」だからあんまり読まんだろうしね。。。。全世界からバイヤーも全員現地(例えばパリとか??)に行くようなタイミングは難しいだろうし。。。。すでにメゾン自体もデザイナー自体もSNSや動画でいくらでも直接情報発信はできるし、ユーザー管理もできるだろうし。。。
本当ならある程度ビジネスモデルとしての使命は終わっているだろうね。まあ、なんとかコレクション見に行きましたというプライドは残るかもわからんけど、それも「サー」と見ただけで、その服を買うと言うにはちょっと無理あるんちゃうかな。まあ、プレタなら有るかもわからんけどクチュールなら桁違いに高いからね。。。
一時期ファストファッションがどんどんそのトレンドを取り込んで翌々週にはそのエッセンスが現実に登場なんてこともあるだろうけど、それもファッション業界の売上をポピュラーゾーンから引き上げるということではなかなかええことかも知らん。
で、ちょっと話を戻してファッションショーはリアル中心は片隅になってまずはネットなどでARでもVRでもMRでも活用してというのがすぐにメインになったりするだろうね。ショー自体もそういった構成になるだろうし、見る方もどの場所からも角度からも見れるなんてことが普通になるだろう。従来型のプレスとか雑誌関連なんかもほとんど意味はなくなるだろうし、バイヤーはもしかしたら提案側からこいう商品構成はどうでしょうかというような発注リストがAIなんかを使って出てくるというような感じになるかもだな。ここらへんはやろうと思えばすぐにできることだと思う。
テレビ上しょうがないんかも知らんが、コメンテーターや評論家の総論的な話は聞いているとボケてくるような気がするね。例えば戦争がない世界を目指したいですね!なんて言ってるけどすでに今貿易戦争やサイバー戦争などが進行中の中でなにか空虚な話に聞こえるな。。。
戦争の概念とかとっくに変わっているし、よくある話でプラットフォーマーのプライバシー関連の話をどうのこうのっていているけど、それほど嫌ならスマホ使わなかったらいいし、それで生活できないからどうのこうのというのであれば、いくらでも避ける方法があるんであって、かたやプラットフォーマーの様々なツールなんかを活用して便利な効率的なこともできるわけであって。。。。と、もっと視野の広い現実的な方法を広げていかないと、総論イメージでどうのこうのと言っても話は始まらんし、進化しないように思うね。
そうなんだ。「中国のAI、7つの点で優位」中国のアドバンテージはなかなか強固だな。
中国の省人型コンビニ Amazon Go型へと舵を切る:日本経済新聞
中国の省人型コンビニ Amazon Go型へと舵を切る:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42930970W9A320C1000000/
「RPA」(ロボティック・プロセス・オートメーション)の導入ってなかなかすごい成果を出すようなんだな。 クラス1 RPA(Robotic Process Automation) クラス2 EPA(Enhanced Process Automation) クラス3 CA(Cognitive Automation)なんてことに分かれている。まるで車の自動運転のランクのような感じ。
Walmartの従業員支援型AI活用店舗をニューヨークでオープン。まるまるAIフル活用のアマゾンGOとはちょっと違った方向性でのAIの使い方ですかね。他に日本のトライアルみたいな方法もあるんだと思う。
SNSのビジネスモデルは続くかと考えてみた。正直フェイスブックとインスタグラムは先は暗いな。。。。その先の進み道はきっとこれだ。
フェイスブックやインスタグラムは正直見栄やフェイクをうまく使いながら自分を誰かに承認してもらうというビジネスモデルである。やっている人にしてみたらフォロワーが集まるうちは面白いかも知らんが、どこかでそれも頭打ちになって、載せるネタ作りも飽きてきた段階で一気に利用率が少なくなるあるいは途切れるというビジネスモデルである。インスタなんかフォロワーが多いと広告ばかり出てくる。最近は広告の効果もほとんどない。
正直疲れるのである。やってる方も知っている方々のコンテンツをいいねとかフォローするのも。。。まあ意欲の続くうちは継続できるという確実にそのうち使わなくなるビジネスモデルとも言える。
その点一方的に情報を垂れ流すツイッターとかはかるい。匿名でもできるのでちょっとしたうさも晴らせる。
仕事で使わないメッセンジャー的なラインなどのビジネスモデルは仲間グループを作って情報交換もそのうちに疲れてくる。単に個人同士メールじゃ見逃すので使いましたというレベルでは使い勝手はあるがそれ以上はまたおつきあいの返事をしなあかんとかなると利用率は低下してくる。
動画系も今ちょっと流行っているのもあるけど、他人の動画を延々と見るのも中身のない得るものないコンテンツばかりで、これも急速にしぼむだろう。
ビジネスチャットは文字系でも映像系でも必需品だから残る。
今後もっと広がるであろう投資や決済系や趣味系のそう行った絡みのコミュニティなどのSNSは目的があるのでそこそこ残る。
まあ色々あげてみたけど、どれもスマホの終焉がそろそろという時期に来ているので、どう行った方向に進めるのか進めないかというと、先に挙げたSNSはどれも消滅するかもしれない。
今後可能性の高い期待の高いのはAIとのSNSだ。自分の好みや使うコンテンツの種類などを加味しながらやや違った角度でやり取りしてくれるあるいはアドバイスしてくれるあるいは文句を言ってくれるような、スマホでもPCでもスマートスピーカーでも音声でも動画でもなんでもある程度連携しながら使えるのが、大きな主流になってくると思う。今までよく似たのもあったけどね。。。。。
今まではスマートフォンやタブレットなどを使ってEC購入、リアル店舗とのオムニチャネルでさらに促進みたいな構図だったが、スマートスピーカーの普及でその構造が大きく変わる可能性が出てきた。
以下引用>
Canalysの予想も、数字がぴったりと一致するわけではないものの、ぼぼこの予測に沿ったものとなっている。さらにスマートスピーカーは、2019年中にウェアラブルデバイス(スマートウォッチやリストバンド)のインストールベースを抜き、2021年までにはタブレットをも追い越す勢いであると予想している。
アップルのアイパッドもあんなけ売れていたんだけど、スマートスピーカーの登場でそれも数年にはレガシーになってしまうのかもしれない。そこでもっとも大きな要因を占めるのがスマートスピーカーなどが中心になっている音声コントロールだ。イヤラブルなども再度復活してきてるような感じだから、画面で何とかするというのから音声で何とかするというような方向も大きなシェアを占めてくるのだと思う。ということは流通もまた大きく購買行動が変わるタイミングになってきたのかもしれない。しかも後数年の間にだ。
特にスマートスピーカーはいきなり家庭に入り込んでその他の端末に比べたらはるかに導入のハードルが低いことがまだまだ伸びる可能性を下手すれば全家庭や事務所に数台は設置されるのが当たり前ということになるのかもしれない。これが今までのスマホやタブレットやその他の種類の端末とはまったく違った要因だよな。
システム屋と話をしてると、あんなデータの抽出ができますとか、AIとかに持っていけますよというんだけど、実際には全く使えないのが出来るばかりだな。
データ解析とか色々いうけどシステムを組むのはデータ解析のほんの一部だけの話で実際にはデータ解析後アクションプランに組めて実行してみて改善ができたというプロセス全体がデータ解析という行為なんだけど、全くそこらへんを無視して最初のシステムを組むこと自体に重きを置いているようではいつまでも、データ解析ということにはならない。システム屋に発注する方が思いっきりデータを読めないアクションプランにおとせないいうこと自体、何もわからずにはやりだから発注するという無謀な行為なんだし、開発する側もしってか知らずかわからんけどそのようなレベルで開発を受注すること自体も問題がある。
5Gとか盛り上がってるけど。。。。
正直まだ5Gの端末を使って5Gの恩恵を経験したことないからちっともわからんけど、そういえば昔3Gから4Gになるときにこんなに世の中変わるよと言われて、、、でも気が付いたらほとんどすんなり慣れきってしまって、それがどうした??ぐらいのことになっている。
まあ、5Gも最初はワーワーいうけどすぐに慣れてしまって、それが?なんてことになってしまうのかも知らん。
しかしテクノロジーの場では今まで様々なできなかったことができるようになりそうなんでより新しいビジネスモデルが出てくるんだろうと思うけど全くぴんと来ていない。
まあ、スマホも4Gの産物だからそのうちにオール音声コマンドやモーションコマンドでリアルタイムでいろいろな動作ができるということになればちょっと5Gの恩恵を受けてるなあなんてことを思うのかもしれない。
期待いっぱいなんだけどまだもやもやしているという状況なんですかね。今は。。。
AI業界?課題だらけだ
AIのプラットフォームやソリューションを提供しているところが、そもそも導入先の業界をそれほど理解していないので、その担保をデータサイエンティストがいますとか、導入実績がありますとかになるのだが、それはまだまだ導入先のリテラシーをアップさせて成果を出せるような要因にまで押し上げていない。
色々取材とかで見せてもらうと、最終的に物を購買するのは消費者だったり仕入れ業者だったりするのだが、その購買動機や購買決定要因をほとんど理解していないというのがまず大きな問題だと思う。
流通系のところなどを見ていると最近の購入決定要因は、ECでの状況やSNSや店頭のVMDや商品戦略や販促戦略や。。。。様々な要素がある。特にネット関連の影響が多い中で、社内データを色々マージしたところで、そこになるのは決定要因のベースとなる要因のほんの一部しか表していないデータをいくらマージしても今までよりはちょっとマシになるかも知らんけど、それ以上の成果は見込めないというようになるのではないだろうかね。AIとかいうのであれば、もっとそこらへんのボトルネックをブレークスルーしないと月額何十万も何百万も払う価値はないと思う。
AIはPOSの次の新しい呼び名ではないんだということをAIと言っている方の提供者側がもっと突き詰めないと一時期の流行語大賞で終わってしまうような気がする。すでにその傾向が多数見られるんだな。
AIってどうなん?
AIの展示会などにいってみると、これってどこがAIなんだろうかという出店が多い。平たくいうと画像認識やテキストマイニングや多変量解析ということだ。
まあ、画像認識は別として、テキストマイングや多変量解析は大昔からあった。
統計という分野では自分でも30年以上やっている。それがいつの間にかAIなんていう言葉に置き換わって、営業関連や販売関連で導入していこぜというわけなんである。言葉が変わってもボトルネックのところは同じで、言葉が変わるたびに料金体系が上がる(笑)、といってもそのデータをどう分析するかということに関しては導入提案しているところも声だかにデータサイエンティスト(なかなかおしゃれな言葉に変わったけど)の人材がいないという。ということはなかなか人材がいないのにソリューションを導入してもそれで宝の持ち腐れということにならないの?????ということになる。完全に自己矛盾だ。
まあ流通に業向けのところに至っては、POS導入の時に散々いろいろやってそん結果システムの導入は進んだけどもそれでも経営不振に陥るところは非常に多い。ほぼ完全にPOSが入っている百貨店業界は今どうなっている?ちょっとインバウンドで儲かったところもあるけど、中国のようにインバウンドで爆買いされていたのはちょっと前でちょっと関税がかかったりすると一気に腰砕けというという状況にまた陥りかけている。POSの効果はどこにあるんだろうね。
つまりPOSでもAIでもディープラーニングでもビッグデータでも人工頭脳でも、まあそれを活かせるわかりやすく今までのスタッフに説明ができる一緒に改善ができる人材がいなければほとんど意味がないのにも関わらず、ちょっとしたなんとかブームはまたそのうちに違う言葉に変わって、また同じような失敗を繰り返すんだろうなと想定できそうなんだけど、みんなどう????
これが日本で全く話題にも上がらない先端都市か・・・。もう一か所は深センではなくて上海の雄安かな????
国際アパレルEXPO展(いろいろ関連展示会を同時に開催)に行ってきました。
アパレルやファッション関係というとちょっと縮小均衡業界の典型みたいなとこんだけど、そのほとんどは技術革新が行われにくいからだと個人的には思ている。
その中でAIを使ってネット上の写真データを解析して次のファッショントレンドを予測しようという仕組みを販売しているところがあった。一言でいうとやっとここまで来たなあという感慨深いものと同時にこの業界はそれほど単純な分析じゃなかなか予測できんぞという思いもあってなかなか興味深いものだった。AI分析は単純なものから相当複雑なものをわかりやすく見せるというところまで様々なものがあるが、まあ、まだ全く未成熟な分野で今後のごりごりデータをいじくり返してくれるような会社や分析できる人がいて、それをなおかつその業界の人たちに理解できるようにしていくというボトルネックだらけの環境をクリアしていくというハードルがながいものである。
長い分だけさらにいろんなアプローチがあるだけAI分析は熟成していくのだが、そのアプローチの方法や答えの見せ方が相当バラエティがあって淘汰されたりして進化してくのだと思う。早くこの出展者に様々な競合が生まれてこないかなと思う。そうすれば本当の革命があ起こるのだが。
顧客体験を向上させる 次世代モバイル通信5Gの活用事例3選
CESやMobile World Congress等、世界的なITイベントやカンファレンスで5Gが注目を浴びていることは言うまでもない。
ここ米国においても、5Gへの投資は各国との経済競争における重要な役割を担うとして、国家をあげた優先事項になっており、徐々にそのサービス実現が具現化している。
今回は、米国大手通信事業者における5Gへの取り組みに触れながら、将来実現が期待されているその活用事例についてご紹介していきたい。
4G/LTEと何が違う?
そもそも、5Gは4G/LTEと何が異なるのだろうか。各国の様々な業界の事業者が注目し、新しいサービスが期待される5G。
本題に入る前に、5Gが現在我々が使っている4G/LTEと比べてどのような点で優れているのか3つのポイントで簡単に触れておこう。
1.高速・大容量
5Gは従来比約10倍の速度を誇る。これにより今まで数分~数十分要していた映画や音楽のダウンロードがわずか数秒にも満たない時間で可能になるのだ。
より高画質かつ大容量の通信が短時間で処理できるため、4Kの次に注目されている8Kにも耐えうる程の速度なのだ。
2.低遅延
5Gを使うと1ミリ秒以下の低遅延を実現すると言われており、これは従来の約1/10にあたる。これが実現されることにより、遠隔での医療やロボット操作、自動運転といった、よりリアルタイム性が求めらるサービスの可能性を広げることができる。
3.同時多接続
1つの電波収容局で同時に接続収容可能なデバイス数が格段に上がることも5Gの強みだ。一度に収容できる数は100万になると言われている。これは従来のスマートフォンやタブレット接続のみならず、例えば工場内に多数存在するセンサー、家庭内家電、我々が身に着けるウェアラブル端末等、全てのものがつながるIoTを1つの電波収容局で同時接続することができるくらいのスペックなのだ。
5G元年となる2019年、米国大手通信事業者の取り組みは?
デロイトの調査によると、既に世界各国で72の通信事業者が5Gサービス実現に向けた評価を開始しており、そのうち25事業者が2019年内に5Gサービスをリリースすると言われている。2020年までにはその数は倍になるとも書かれている。
米国の5G実現においては、4大通信事業者が競争しており、AT&TとVerizonが先行し、その後にSprintとT-Mobileが続くといった構図になっている。
例えば、AT&Tは全米12都市で既に5Gサービスを先行して提供し始めている。弊社btraxオフィスがあるサンフランシスコでも2019年内にサービス開始が予定されている。また、既に一般企業での採用事例も見られており、Deep South Studioというビデオ制作会社では高画質ビデオ伝送インフラとして5Gを活用することが決定している。
また、Verizonは主に宅内向けや自治体向けサービスに注力し、昨年10月より複数都市でサービスを開始した。一方、SprintとT-Mobileは企業統合による豊富なインフラ基盤を活用し、大手2社に対向しようと投資を加速している。
残念ながら、スマートフォンやタブレット端末自身は現時点で5Gに未対応のため、我々自身が利用できるのはもう暫く先になるが、5Gを提供するための土管となるインフラへの整備は着々と進んでいるのだ。
具現化されつつある5Gを活用したサービス
では、4G/LTE以上の力を発揮する5Gが実現するとどのようなサービスが生まれるのか、いくつか直近の具体例をあげながらご紹介していきたい。
1.スマートハイウェイ
5Gと密接にリンクするサービスの1つに自動運転があげられるが、それと平行して検討されているのがスマートハイウェイだ。
スマートハイウェイとは、高速道路を走行する車の車両内に取り付けられた様々なセンサーや通信設備と、高速道路上に設置されているスマートシステム(例えば、電力供給システムや料金所、街灯等)が連携させることでより安全で便利な運転を実現するものだ。
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これらの情報から、事故を予測、回避したり、万が一事故が発生した場合においても、その問題の原因をデータに基づき特定し、事故防止対策を強化したりと、より安全性の高い自動運転環境が実現されることになる。
車両や道路上のスマートシステムから提供されるデータをAIで分析するという取り組みもトレンドの1つだ。
2.遠隔医療
米国では5GとVR/ARを活用した遠隔医療の取り組みが進んでいる。例えばAT&TとVITAS(終末期医療の大手プロバイダ)は、遠隔から患者をケアするツールとして以下2つの目的でVR/AR技術を検証している。
1つめはVR/ARを活用し、患者が感じる快適度をあげるという取り組みだ。VR/AR技術を活用し、仮想的に大自然での旅行を体験させたりすることによって、あたかもその場にいるような安心感を与え、患者の精神状態や健康状態を安定に保つことを目的としている。
2つめは、自宅での診療が中心になるような場合に、映像や診療データといったコンテンツのモバイル化によるデータ通信にも耐える環境を整備することを目的としている。
3.スポーツ、エンターテイメント
米国プロバスケットボール競技であるNBAのファン体験向上にも5Gの活用が注目されている。
先般、NBA所属チームの1つであるSacrament KingsがVerizonの5GテクノロジーとVR/AR技術を活用した360度視点でのファン体験デモを開始している。
来場者はこのサービスを使うことで、ライブストリーミング映像を通して様々な角度から選手の動きや試合の様子を視聴体験でき、リアルタイム統計等、まさに没入型の体験を得ることが可能になる。
これは米国のスポーツフランチャイズでは初の試みとなり、スポーツやエンターテイメント業界での5G活用事例として大きな一歩を踏み出しそうだ。
まとめ:5Gに求められるものは「イマーシブ(没入できる)」かつ「パーソナライズ(個々に根差した)」サービス
5Gは高速・大容量、低遅延、多接続といった点で4G/LTEを上回る技術になるため、それ自身を実現するための技術進歩も勿論必要だ。しかしながら、それ以上に構想した5Gのうえで何を提供するか、どのようなコンテンツやアプリケーションをどのようにサービスとして提供するかが非常に重要だと感じている。
今回紹介したような米国で大手通信事業者とメディアやコンテンツ事業者等の統合が顕著なのもその表れではないだろうか。
特に顧客体験という意味では「イマーシブ(没入できる)」「パーソナライズ(個々に根差した)」がキーワードになってきている。5Gをとりまく環境でビジネス開発していくためには、今まで以上にエンドユーザ体験、それも個々人の体験を常に意識していくことが求められそうだ。
※こちらの記事はNissho Electronics USA様のブログより転載いたしました。