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ピクサーのデザインチームが重要視する4つのプロセス

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トイストーリ、ファインディング・ニモ、カーズなど、次々とヒット作品を生み出すピクサー。サンフランシスコ近郊にあるこのスタジオでは非ハリウッド的な手法を用いてオリジナル作品を生み出している。それも、3Dアニメという新しいジャンルを確立させ、その世界観をどんどん広げている。 そしてピクサーは、クリエイティブの質とビジネス結果の両立を実現させた稀有な存在の会社でもある。ワクワクを生み出すための独特なカルチャーや、それをしっかりとしたビジネスとして成り立たせるためのプロセスには学ぶべき部分が非常に多い。 なぜピクサーは、毎回あれほどまでの心を揺さぶる作品を作り出せるのであろうか?以前のインタビューでも「ストーリーこそがキング 」と語られた通り、彼らはストーリーを非常に大切にしていることがわかる。 参考: 日本のアニメに憧れる社員が語るピクサーの裏側【インタビュー】グラント・アレクサンダー 実はそれに加えて、その裏には魅力的な作品を作り出すために、彼らが最も重要視し、必ず死守している知られざる4つのデザインプロセスが存在した。

結果を生み出すためにピクサーチームが大切にしているデザインプロセス

クリエイティブワークはインスピレーションとセンスが重要だと思われるケースが多い。しかし、安定したペースで高い品質の作品を生み出すためには、しっかりとしたプロセスを作り、それを全社に共有し、活用する。ピクサーでは、そのプロセスの重要性を理解しているからこそ、毎回ハズレのない作品を生み出せているのだろう。

1. 徹底したリサーチを行う

デザインやクリエイティブの仕事になると、ついついアイディアを形にすることをすぐに始めてしまいがちであるが、ピクサーでは、その前に徹底的なリサーチを実行することがチームのプロセスになっている。これはサービスやプロダクト作りにおける市場リサーチやユーザーリサーチにも共通する。 その点において、ピクサーでは、コミカルながらも細部にもこだわったリアル感を出すために、その作品のチームが実際に自分たちの目で見て体験をすることをプロジェクトにおける最初のプロセスの一つとして捉えている。 例えば「カーズ」を作る際には、チームが自動車について徹底的に学ぶために、Motoramaと言われる社内イベントを開催。そこでは、車好きのスタッフがクラシックカーやスポーツカーをオフィスに持ち寄り、チームメンバーが自動車に関して細部まで徹底的に観察をし、作品無いのキャラクターに反映している。それにより、どんな自動車マニアが見ても突っ込みどころの無いレベルにまでクオリティーを上げているのだ。 また、作品中に出てくるルート66に実際に出向き、体感することでリアルな風景を元にファンタジックな世界観を実現している。 moto

2. チーム間のコラボレーションを大切にする

ピクサーでは、プロジェクトメンバーかどうかに関係なく、スタッフ同士が一つの場所に集まりアイディアを出し合う「ブレイントラスト」と呼ばれるセッションを行なっている。それにより、異なるバックグラウンドの人たちがそれぞれの視点から解決策を提供することが可能になる。 同じく、デザインプロセスにおいても、それぞれのデザイン工程において異なる役職のスタッフがフィードバックを出せる仕組みを採用している。例えば、キャラクターのスケッチをアニメーターやモデラー、テクニカルデザイナーなどにも共有し、よりクオリティーをあげるためのディスカッションが生まれる。 一つの仕事をそのエキスパートだけではなく、他の役割の人から客観的な意見やアイディアをもらえる仕組みが存在している。これはUXデザインのプロセスにおける、相互機能を持つチーム作りとも共通している概念だろう。 team

3. 細部にこだわる

ピクサーは細部に最もこだわったスティーブ・ジョブスが率いた会社にふさわしく、そのデザインプロセスに彼の哲学が脈々と流れている。例えばピクサーでは全ての作品に対して「魅力的である事」と「信ぴょう性」を重要視している。 それらを実現するために、細部にも妥協を許さない造り込みが行われる。一見コミカルに見えるキャラクターの背景が妙にリアルだったりするのもこの哲学を大切にしているから。例えば、トイストーリーで出てくる緑色の軍隊の軍服や武器、動きが極限まで作り込まれていたりする。 それは「カールじいさんの空飛ぶ家」でもしっかりと受け継がれており、冒頭の20分の妻を亡くした爺さんのシーンで感情的にならないオーディエンスはいなかっただろう。作品の冒頭から細部まで作るこまれた世界観にオーディエンスは引き込む事で、その後のストーリー展開の効果を最大化させている。 細部まで手を抜かないことで、作品の魅力と信ぴょう性が格段にアップし、見る人の心を揺さぶる事が可能になってくるのだ。このことからもわかる通り、ピクサーのデザイナーには極限まで追求するこだわりが必要とされてくる。 detail

4. なるべくシンプルに

物事の本質を追求し、できるだけシンプルな方法でアウトプットする。これはデザインにおける一つの究極のゴールである。ピクサーでも、”Simplexity”と呼ばれる概念があり、複雑なものをできるだけシンプルな要素まで落とし込むことが良しとされる。 例えば、人間の頭の中を舞台とし、そこに住む「喜び」「悲しみ」「怒り」「嫌悪」「恐れ」の5つの「感情」を題材とした「インサイド・ヘッド」この作品内では、キャラクターの感情を極力シンプルに表現するために、全てのキャラクターに対し、怒りを正方形で、悲しさを涙の形で、恐れを長方形と統一した。これは「カーズ」でもキャラクターの目の動きに対して、同じようなコンセプトでシンプル化させるテクニック。 感情表現を統一化することで、オーディエンスはわかりやすさと安心感を感じ、それ以外の部分でキャラクターの個性を出すことで、分かり易さと魅力の両立を図っている。「デザインはシンプルな方が良い」ピクサーでもこのコンセプトを体現している。 simple

まとめ: 優れたデザインにの裏には優れたプロセスが存在する

「デザイン=一瞬のインスピレーション」と思われがちであるが、実は優れた作品やプロダクトの裏には必ずしっかりとしたデザインプロセスが存在している。そこでは、入念なリサーチ、チーム間のコラボレーション、細部にまでこだわり、本質を見極めたシンプルなアウトプットが重要である。 ピクサーのデザインチームが採用しているこのデザインプロセスは、どのようなデザインの現場も通用すると思われるほど普遍的なものであると感じる。

■ お知らせ:

今回紹介したピクサースタジオには、福岡市が提供する「Global Challenge! STARTUP TEAM FUKUOKA」のプログラムでも訪問を打診しています。 当プログラムは福岡在住の方々、および将来福岡での起業を検討している方々を対象に、福岡市が全面的にサポートし、我々btraxが運営を提供させていただいている、日本でも数少ないグローバル起業家育成プログラムですので、是非ご参加ください。 応募・参加は無料で、アメリカへの渡航滞在費以外の費用はかかりません。本日(6/29/2018)応募締め切り応募はこちらから。  

筆者: Brandon K. Hill / CEO, btrax, Inc.

Amazonを成功に導いたユーザーを夢中にさせる4つのUXデザイン要素

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世界を制覇し始めているGAFAの一角であるAmazonの凄さは下記の数字を見ただけでも伝わってくる。
  • 44% - アメリカのeコマース市場におけるAmazonのシェア
  • 1億人 - Amazon Primeのメンバー数
  • 3人に1人 - アメリカの成人でAmazon Primeに加入している割合
  • 95% - Primeメンバーシップを更新したいと思う率
この成功の要因は何であろうか?確かに安さはあるだろう。しかし、見落としがちなのが、デザイン的要因である。

実は私、デザインも凄いんです

Apple製品のデザイン性の高さを語るケースは多いが、Amazonに関してデザインのトピックが取り上げられる事は稀である。Amazonのサイトが”デザイン”的に優れているとは思いにくいし、CEOのJeff Bezosがデザインを語るケースもほとんどないだろう。 しかし、実はAmazonがこれほどまでに消費者を夢中にしているその裏には、優れた顧客体験がデザインされていた。それも目に見えない形で。

“見た目”以外へのデザインのこだわり

“デザイン”と言っても、必ずしも見た目の美しさだけではない。広い意味のデザイン = DESIGNは、機能性や実用性, そして様々な体験を最適に設計する。そう、まさにビジネス的結果に直結させるためのデザインなのである。ちなみにこの辺は、以前の「design, Design, DESIGNの違いを知っていますか?」にも紹介されている。 Amazonは、eコマースにおけるユーザー体験の改善を日々行っており、よりユーザーに喜ばれる、そしてビジネスとして結果が向上するためのUXデザインを施している。そして、その多くが、ユーザーにとっては無意識な部分であり、”こっそり”しかし”しっかり”とデザインされている。

ユーザーを喜ばせビジネス的価値を向上させるAmazonのデザイン戦略

では、Amazonがいかにして顧客の体験を設計しているのか。彼らのUXデザインのポイントをいくつか紹介する。

1. 意外とシンプル: 膨大な選択肢をあえて最初から提示しない

シンプルである事は、デザインのひとつのゴールとなる。「それ以上削ることのない状態= 最も洗練されたデザイン」という考え方。(参考:なぜデザインはシンプルな方が良いのか) そして、そのシンプルなデザインで世界中の人々を夢中にさせ続けているブランドがAppleだろう。 その一方で、Amazonのサイトをイメージしたい際に”シンプル”という言葉が出てくる事はほぼ無いだろう。おそらく、沢山のコンテンツが掲載され、ごちゃごちゃしているのではないかと考えがち。 では、本当にそうなのだろうか?下記の画像を見てみよう。 amazon-top1 これはAmazon.comのトップページであるが、メインナビゲーションに記載されている内容に注目して欲しい。ご存知の通り、膨大な量のプロダクトを販売しているが、メインのナビゲーションには商品カテゴリーの表示はしていない。 あえて"Departments"の中に"隠す"ことでユーザーにいきなりたくさんの選択肢を与えないようにしている。これは、ユーザー心理学における「ユーザーに沢山の選択肢を与え過ぎると何も選ばなくなる」を理解し、上手にユーザー体験を行なった好例であろう。そして、ナビゲーションにマウスオーバーした際には、背景のページをダークアウトさせることで、ユーザーの焦点を絞り、心理的な選択肢を限定している。 amazon-top2

2. 安心感: 常に安定した体験を提供する

マクドナルドがなぜ世界一のハンバーガーチェーンになったのか?もちろんハンバーガーの美味しさではない。その秘密は安定した顧客体験である。毎日同じ時間にオープンし、一貫したサービスを受けることができ、世界中どこに行ってもほぼ同じ品質のメニューが提供される。 単純なことであるが、顧客にとっては最も重要である”安心感”を提供している。どんなにクオリティーが高い商品だったとしても不安定なサービスやプロセスは顧客にストレスを与えてしまう。人間は得ることへの期待感よりも失うことに対しての不安感の方が大きいので、失うことのない安心感は、UXデザインにおいては大きなアドバンテージになる。 これを上手に活用しているのがAmazonである。同じ商品を買うにしても、他のショップよりも、Amazonの方が好まれる理由は、その購入プロセスおよび発送プロセスが安定しているから。新しいサイトで異なる購入方法を試すよりも、Amazonでおなじみのプロセスの方がストレスが少ない。 また、気にいならなければいつでも無料で返品できる安心感も, Amazon体験のクオリティーをアップさせる要因になっている。顧客に対して、”いつ”, “どこで”, “何が”, “どのように” 手に入るかがわかるのが、安心の顧客体験を生み出す需要なポイントになってくる。

3. 信頼性: Amazonのブランド力を最大限活用

手に取って触ることのできない商品をどのようにして買ってもらうのか?Eコマースサイトの永遠のテーマである。どれだけ頑張ったって所詮バーチャルの域を超える事はないし、色とかサイズを厳密に伝える事は非常に難易度が高い。そこで重要になってくるのがサイトが与える信頼性の高さ。 この点は、オープン当初からAmazonの特徴であった”レビュー機能”がユーザーからの信頼性を獲得することに一役買っている。また、送料無料で返品できるシステムも、信頼性に繋がっている。 そして、実はAmazonが売っている商品の約半分はAmazonからの直売であるが、残りの半分は他のストアが出店している。それに気づかない事が多いのは、外部ストアのページをAmazonがあえて”個性的にできない”ようにしているから。 この辺は楽天と大きく異なる考え方で、Amazonはどのストアからどの商品を購入する際にも”Amazonらしさ”を一貫して提供するようにしている。その理由は明白で、冒頭の数字が示す通り、すでにAmazonが膨大なユーザーからの信頼を得ているから。 もちろんAmazon Primeが提供する特典を活用できる外部ストアも多く、ユーザーにとっては直売でも外部からでも全く違和感のない購入体験を得る事で、”やっぱりAmazonで買おう”と思ってしまうのだ。

4. 透明性: 常に明瞭会計、クリアな配送期間

そもそも数あるEコマースサイトの中で、Amazonがここまで一人勝ちできた要因をご存知だろうか? Webが発達し始めた1990年代には多くのオンラインストアが出現し、Amazonもその一つでしかなかった。(参考: 小さく始める事の重要さ【Amazon, Facebook, YouTube等】大人気サービスの初期バージョンとは) その中で、Amazonで買い物をした場合は消費税がかからなかった。その当時はまだオンラインショッピングに関する法律が整っておらず、アメリカの場合、州外から発送される商品を購入する場合は、原則消費税を払う必要がなかったのだ。 そこに目をつけたAmazonはいち早くその仕組みを取り入れ、Amazonで購入=消費税がかからない、のイメージを構築した。その後、通称「Amazon税法」と呼ばれる法律が導入され、消費税が徴収されるようになった。 現在でもAmazonでの買い物をする際には、税金, 配送料, 手数料など、それぞれいくらになるかがはっきりと明示され、場合によっては曖昧になりがちな購入金額が明確にされている。 また、アメリカだと国が広いため、Eコマースで買い物をする場合はいつ届くかわからないといった不安がつきものであったが、この点もAmazon Primeをはじめ、商品の到着日が購入じにはっきりと明示されている。 このようなユーザーに対してできる限りの情報を明示し、透明性をあげることで、より優れたユーザー体験を演出している。 amazon-checkout

まとめ: Amazonだってデザインを最重要視している

世界レベルで成功している企業のそのほとんどがデザインを重要視しているのは間違いない。 AppleやGoogleといった”目に見えて”デザイン性の高い企業もあれば、今回のように”目に見えない"もしくはビジネスに対してデザインを上手に活用してるケースも多数ある。 Amazonに関しては、生粋のデザイナー的に見るとデザイン性が低いと思ってしまいがちであるが、結果につながるデザインという意味合いで考えると、世界最高レベルであろう。 特に今後はAlexaを始めとした非視覚的UIとそれをベースとしたユーザー体験の設計が重要になる時代であり、デザイナーに必要とされる新しいスキルもどんどん増えていくと考えられる。  

筆者: Brandon K. Hill / CEO, btrax, Inc.

2018年にUXデザインを取り巻く7つの変化

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先日リリースした「2017年 UXデザイントレンドまとめ」では、去年一年間でUXデザインがどのように変革してきたかを紹介した。それを踏まえ、2018年はそのトレンドがより加速すると考えられる。 その大きな理由としては、ビジネスにおけるデザインの重要性の拡大テクノロジー面との融合、そしてついにデザインの現場にAIの活用が実現し始めることが挙げられる。 では、具体的にどのような変化が訪れるか、7つのポイントで紹介する。

1. “UXデザイン”の概念が再定義される

ユーザー体験 (UX) を設計 (Design) することを、UX Designと表現される。主にユーザーに商品やサービスを購入してもらい、使ってもらい、使い続けてもらうことを目的により良い体験をデザインすることがゴールとなるが、ユーザーへのタッチポイントの増加やモノよりもコトへのフォーカスのシフトにより、この"体験"と"デザイン"の幅がここ数年で格段に広がってきている。 いわゆる見た目をよくすることから使いやすさの改善に始まり、使っていてなんとなく心地よい、楽しい、面白い、の演出まで、あまりにも多くのシーンで「UXデザイン」が施されるようになってきている。もちろん最終目標はユーザーに満足してもらうこと、そしてビジネスとして利益をアップすることの両立である。 それを考えるとこの「UXデザイン」の重要性は「特定の人々=デザイナーたちだけ」が請け負うには、あまりにも広く深すぎる。かつての「マーケティング」という言葉のカバーする領域があまりにも大きくなりすぎた故に、その単語自体があまり意味をなさなくなったように、UXデザインも、そろそろその定義と役割分担を整理し直すべき時期にきているのかもしれない。 「UXデザイン」という言葉が含む要素を分解すると「リサーチ」「プロダクト」「分析」に分けられるだろう。そしてそれぞれのカテゴリーに含まれる要素は下記になるだろう。

リサーチ

  • フィールドリサーチ
  • ユーザーリサーチ
  • ユーザーインタビュー
  • エスノグラフィーリサーチ
  • ペルソナ作成
  • カスタマージャーニーマップ作成
  • 顧客ヒアリング

プロダクト

  • ユーザビリティ設計
  • タスク分析
  • インフォメーション設計
  • コンセプトデザイン
  • グラフィックデザイン
  • インターフェースデザイン
  • ヴィジュアルデザイン
  • プロトタイピング
  • インタラクションデザイン

分析

  • ユーザープロフィール分析
  • 行動分析
  • 価値観分析
  • タッチポイント分析
  • 利用データ分析
  • ユーザーフィードバック分析
  • ビジネスプレゼンテーション作成
ざっとリストするだけでもこれだけある。これを見てもわかる通り、一人の「UXデザイナー」がこの全てを請け負うのは到底難しい。むしろスタッフの大部分が「UXデザイナー」的考え方と役割を担う必要すら出てくる。したがって、それぞれのフォーカスポイントに合わせ、例えば「UXリサーチャ」「プロダクトUXデザイナー」「UXストラテジスト」など、UXチームにおけるさらなる役割分担が必要になってくると考えられる。

2. 目的ごとにデザインプロセスの見直しが求められる

一つ前のポイントに関連し、これまで定義されていたデザインのプロセスにおいても見直しが必要になってくる可能性が高い。そもそも、デザインの究極の役割とは何か?それは恐らく、「与えられた制限の中で求められる最大の結果を出すためのプロセスの作成」であろう。そして多くのデザイナーの仕事における最終的なゴールは、デザインを通じて世の中の様々な問題を解決することにある。 そして、デザインの重要性がこれまでにないほど注目されている今、例えばデザイン的考え方=デザイン思考をビジネスに活用するトレンドに代表されるように、世の中の様々な問題をデザインが解決する時代に突入してきている。 これは非常に喜ばしいことなのだが、それと同時にそこに求められるプロセスを今一度冷静に考えてみる必要性も出てきている。これはどういうことかというと、プロダクトのサービス化を実現するサービスデザインや、ビジネスにおけるイノベーションを生み出すことを目的としたデザイン思考など、それぞれの役割に合わせてデザインのプロセスが調整されているということ。 これが例えば、よりクリエイティブな発想が生み出される組織にしたい。会議をより効率的なものにしたい。スタッフの遅刻が減るカルチャーの会社にしたい。などのそれぞれの目的に合わせてデザインのプロセスを再定義する必要がある。その点においては「時代の変化でこれから生まれる8のデザイナー職」で紹介されているプロセスデザイナーという役職が今後より注目を集めるかもしれない。

3. ユーザー体験がブランド形成の主軸になる

これは、最近顧客むけにブランディングサービスを提供していて気づいたことなのであるが、企業やブランドが一方的に発信する「ブランディングメッセージ」というものはすでに時代に適合しておらず、過去の異物になり得ると感じた。これまでは、企業のロゴやコーポレートI.D.、広告やマーケティングキャンペーンなどを通じて、消費者やユーザーに対してのブランド形成が一般的であった。 しかし、ふと考えてみると「うちのブランドはこれを強みとしており、貴方にこんな価値を届けます」と表現するだけでは、あまり意味がない。消費者としてはむしろ「では、実際にそれを体験させてみてよ」と言いたくなる。これは、ミレニアル世代をはじめとして、誰もが簡単に体験を受け取ることのできるこの時代に生きる人たちの視点からすると当たり前の価値観だろう。 逆に企業やサービス提供側からしてみると、ユーザーに対する全ての接点=タッチポイントがそのブランドを形成する要素になり得る訳で、そこに一貫した定義と方向付けが不可欠になる。これをうちの会社では「UXビジョン」と定義し、企業のビジョンとUXの方向性をつなぎ、次世代のブランド構築手段として位置付けている。ちなみに、このUXビジョンに関しては近いうちにブログでも紹介しようと考えている。

4. デザイナーには人工知能 (AI) 技術の活用が求められ始める

2017年一年間を振り返ってみると、人工知能 (AI) に関するニュースがあまりにもあふれていた。人工知能 (AI) の出現でどのような仕事が生まれ、そして失われるのか。どこまでが人間が行い、どこからが機械の役割になるのか。スタートアップ業界においては、「人工知能を活用した○○サービス」が羅列し、すでに我々の日常生活においても、人工知能 (AI) の恩恵が広がっている。など。 では、これをUXデザインのフィールドに当てはめていくとどうなるであろうか?実はとても相性が良いと考えられる。理由として、もっとも優れたユーザー体験は、ユーザーが気づかないうちに彼らが求める結果を「そっと」提供することで時間とストレスの軽減を実現することであるからである。日本語で言うところのいわゆる「お・も・て・な・し」がこれに当たる。 これまではサービス提供側が知恵を絞って顧客に対しての最高のサービスを考えてきた。デザイナーであれば、どのように設計すればユーザーにより喜んでくれるデザインになるであろうかを考え、リーンUXなどのプロセスを通じて短いスパンでリリース、データ収集、分析、改善を行ってきた。 もしこのプロセスの一部、もしくは大部分が機械学習などを活用することでよりユーザーに最適な体験を設計することができれば、デザイナーの目的により効率的に近づくことができるようになる。 今年、2018年の段階でどれだけ人工知能の実装が現実的かは定かではないが、対話型のインターフェースや、音声コマンドによる情報のやり取りなどは、近い将来に来るべき「人と機械のハーモニー時代」を見据えてのデザイントレンドだと考えられる。 これをふまえ、デザイナーが今するべきことは、今後「その先」が人工知能になることを想定したデザインを施し、時代が進むにつれ、少しずつ手作業のデザイン部分が人工知能によって置き換わることを想定する。 例えばアプリであれば、バージョンアップするごとに人工知能の実装部分が増えることにより、より精度の高いユーザー体験を提供するイメージでデザインを考えていく必要があるだろう。これはまるで、産業革命時の職人による完全手作業から一部ベルトコンベアによる自動化へのシフトが始まっているに近い考え方だろう。

5. 流動的なインターフェースが広く普及する

上記に関連して、ユーザーにはよりパーソナルな体験と、時間節約を目的とした機能の実装がどんどん加速すると考えられる。それに合わせて、人と機械をつなぐインターフェースの役割にも変化が訪れる。そもそも一つのインターフェースをさまざなタイプのユーザーに当てはめること自体に無理があり、今まではそこに対して、より精度の高いペルソナ設計やカスタマージャーニーマップ作成を通じてできるだけ「最大公約数」を狙って設計を行ってきた。 そかし、もし今後それが異なるユーザーのタイプや利用シーン、そしてコンテンツ内容によってインターフェースを流動的に変化させることができれば、それぞれにとってより良い体験を提供することも可能になる。例えば、自動車であれば、顔認証でそのドライバーに合わせたシートのポジション、ハンドルの位置、ダッシュボードのデザイン、ミラーの角度、そして社内の香りまでが変化する。そんな体験がどんどん増えれば、次世代のユーザー体験の設計もどんどん可能になる。 これからは「これを取るためにこれを切り捨てる」をしなくてもよくなるかもしれない。

6. 多様性を理解することの重要性がアップする

そして、その異なるタイプのユーザーとは、そのニーズの違いや価値観の違いを理解し、それに最適な体験をデザインすることが重要になってくる。そのために我々は、ユーザーリサーチやフォーカスグループ、エスノグラフィーリサーチなどの手法を通じ、ユーザー理解を進めてきた。 その一方で、世の中の多種多様なユーザーの考え方を理解するのにもっとも重要なのは、そのチーム自体に多様性があること。ここは実は日本企業がもっとも苦手とするところで、いわゆる「日本人的価値観」で考えれば一目瞭然な事柄でも、世界のユーザーからは全く理解されないケースも少なくはない。 例えば、クリスマスシーズンになれば、サンタと"Merry Christmans"の文字をあしらったキャンペーンを打つことが当たり前だと考えてしまうが、実はアメリカではこれに対して違和感をもつユーザー (非キリスト教) もいることから、彼らを気遣い、"Merry Christmas"の代わりに"Happy Holidays"を使うことが多くなってきている。このようなアイディアもチーム内にそのような発想を持っているスタッフがいないと気づかなかったりもする。 より良い体験を作りたければ、多様性のあるチーム作りから。これは多くの企業における2018年の一つのテーマとなるかもしれない。

7. デザインでストーリーを届ける時代に

冒頭にデザインの役割は、問題解決におけるプロセスと説明した。が、実はこれも時代が進むにつれ、変わってきているかもしれない。というのも、多くの問題がすでに解決され、どんどん便利になっていく世の中で、問題を解決するよりも、ユーザーを正しい方向に導いたり、心に響く体験を提供したりなど、いわゆる「ストーリー」を通じて体験を提供する事で、ユーザーの満足度と企業の業績をアップさせることも可能であるからだ。 Airbnbのサービスはまさにストーリーテリングをユーザー体験の核としており、新しい機能やサービスを考えるときには必ずストーリーボードを使って説明するようにしているという。Airbnbのアプリを使ってみると綺麗にストーリーが届けられているのがわかる。 日本の例だと星野リゾートの躍進も顧客に対してサービスのストーリーをしっかりと体験として落とし込んでいるところが成功の鍵となっていると思われる。ディズニーランドはその最たるもので、問題解決とは異なるベクトルのデザイン活用方法である。 こう考えてみると、以前に「デザインとアートは全く違う」と説明したこともあったが、これも若干怪しくなる。デザインを通じてストーリーを体験としてユーザーに届ける。そこの裏には多少なりともアートの領域も隠されているかもしれない。今後デザイナーにはより広い視点と、多種多様な文化的背景が求められるかもしれない。  

筆者: Brandon K. Hill / CEO, btrax, Inc.

2017年 UXデザイントレンドまとめ

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ユーザー体験が商品やサービスの成功を左右すると言われはじめてから数年がたった。世界中の大部分の人たちがスマホを使い、ミレニアル世代を中心にモノを所有することへの興味が下がり、体験をデザインすることが一つのデザイナーの仕事として成立している。こんな時代にあって、UXデザインはどのような変化を見せてきているのであろうか。2017年を振り返り、UXデザインを取り巻くトレンドをまとめてみた。

1.「使いやすさ」は基本中の基本に

ユーザー体験を設計する上で、もっとも基本となるのが「使いやすさ」。心地よい体験を提供するには、まずは基本的な使いやすさの品質がカバーされている必要がある。専門的に言う所のユーザビリティUXの品質評価をする際に使われるUXピラミッド理論においても、下記の通り根底から3つの部分は使いやすさをカバーする要素になる。

Task – 目的達成可能 (レベル1-3)

  • Task - 目的達成可能 (レベル1-3)
    • Level 1: FUNCTIONAL (USEFUL) - 機能的である
    • Level 2: RELIABLE - 信頼できる
    • Level 3: USABLE - 使いやすい
  • Experience - 心地良い体験 (レベル4-6)
    • Level 4: CONVENIENT - 便利である
    • Level 5: PLEASURABLE - 楽しい・心地よい
    • Level 6: MEANINGFUL - 価値がある
実は数年前まではこの使いやすさをカバーしているだけでもプロダクトは比較的成功しやすかった。しかし、最近では「使いやすい」だけでは十分ではなく、それに加えて心地よい、楽しい、嬉しいなどの付加価値的体験がユーザーに届けられなければ良いプロダクトとは言えなくなってきている。 デザイナーとしては難易度が上がったように思われるが、実は同時に基本的なユーザビリティを確保するためのガイドラインやライブラリの熟成も進んでおり、UXデザインにおける共通認識として提供側も利用する側もある程度の統一がはかれるにようになってもきている。 今まではあれやこれやの施策でテストしていた内容も、GoogleyやApple, Microsoftなどといったビッグプレイヤーが提供するガイドラインにそってデザインすれば、基本的な使いやすさはカバーされる。 また嬉しいことにこのガイドラインやライブラリは、マルチデバイス、マルチプラットフォームをカバーしており、より複雑化するユーザー環境に対応しやすくなってもきている。 したがって、基本的な使いやすさをカバーした上で、プロダクトのミッションやブランドに合わせた体験を設計することが重要になってくる。

2. モバイル対応、モバイルサイト、レスポンシブが死語になりつつある

マルチデバイスに対応したユーザー体験が一般化していく中で、これまでのような特別感がどんどん薄れてきている。数年前までは、PCかモバイルかネイティブかレスポンシブかなどの単語が飛び交っていたかもしれないが、最近はそのような議論があること自体がある意味ナンセンスになってきているのかもしれない。 デザインするサイトがモバイルに対応しているのは当たり前で、よりユーザーの利用シーンに寄り添った形で設計が進められ、PC向けなのかモバイル向けなのかなどは「そんなの両方に決まってるだろ」感がある。 このことはGoogle Trendsでの過去5年での検索数の推移を見てみれば一目瞭然。

"Mobile Friendly"の検索数推移

mobile-friendly

"Mobile Site"の検索数推移

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"Responsive Design"の検索数推移

responsive このトレンドは逆に考えると、デザイナーが考えなければならない事柄が他に出てきたということなのかもしれない。例えば音声認証に関するプラットフォームに対してのUXデザインや、AIを活用したデザインプロセスなどが考えられる。

3. 対話型インタラクションがUXの主流に

去年の2016年にはチャットボットが大きな話題となった。そして今年はチャットボットにとどまらず、スマートホーム系のデバイスや、スマホアプリに到るまで、ユーザーと「対話型」でのやり取りを通じて情報のやり取りを行う体験がトレンドになってきている。 気づいてみると、アメリカで多くのユーザーが普段利用しているUberやAirbnbといったアプリも、検索 > 指示型からそれぞれのシーンに対応した一問一答の対話型にその体験がアップデートされていることに気づく。 screen これはアプリが最小限の情報をユーザーに与え、そのインプットに対し、もっとも適した情報を返すことによりユーザーを正しい方向に導いてあげることで、よりスムーズな体験を演出するのが目的。 来たるAI時代を見越した新しいUXデザインのトレンドにもなり得ると感じる。

4.「人間」を理解することの重要さがアップ

ここ数年で、人間が機械に合わせる時代から、機械が人間に合わせる時代に確実にシフトが始まっている。スマホのアンロックはパスワード、スライドジェスチャーから、指紋認証、顔認証に進化し、検索もキーワード入力から音声、ジェスチャー、位置、言語、環境等の情報をスムーズに掛け合わせ、最適な情報を機械が見つけてくれる。 これは全ては、よりユーザーに対して違和感のない体験を提供するため。それを実現するには、これまで以上にユーザーおよび人間を研究することの受容性が高まってきている。既存のユーザーリサーチやフォーカスグループに止まらず、より深いエスノグラフィーリサーチや、行動心理学、認知科学などの観点からユーザーの価値観や動機を把握することが重要になっている。 ユーザーの心理を巧みに操り、求める行動に導くビヘイビアサイエンスを元にしたUXデザインにも注目が集まっている。

5. よりコネクテッドな体験が可能に

これまで細分化されていた異なるアプリやデバイスがユーザーの便意性追求を目的に連動し始めている。例えば、Google MapsやFacebook Messengerのアプリ内からUberを呼べるようになったり、スマホとスマートウォッチの連動がスムーズになったり、家の中で利用している音声コマンドサービスが自動車の中かからも利用できたりする。 fb-uber そして、これらのその多くがGoogle, Apple, Facebook, AmazonといったいわゆるGAFAが牛耳っており、彼らのUXに対するフォーカスレベルの高さを強く感じる。日本企業のサービスではここまで横との連動がはかれているケースはまだまだ珍しく、今後もこのような体験は、より一層シリコンバレーを中心に進んでいくと思われる。

6. デザイナーの仕事が多種多様に

これらのUXデザイントレンドを踏まえて考えてみると、当然のことながら「デザイナー」と言われる人たちの、その仕事内容が一気に広がってきている。ユーザーリサーチから、プランニング、プロトタイピング、テスト、分析、改善、測定といった全てのシーンでデザイナーの重要性が高まり、実際に「どこまでやるのか」がわかりにくくなってきているのも事実。 デザイナーはコーディングもするべきなのか?プロトタイプも作るべきか?データ分析は?など、デザイナーに求められるスキルと役割の範囲の変化が急激に進んでいる>。 それに合わせて下記に見られるような新しいデザイナーの職種
  • Non-UI デザイナー
  • VR デザイナー
  • AI デザイナー
  • ドローンエクスペリエンスデザイナー
  • プロセスデザイナー
  • カスタマーサービスデザイナー
 

より良い体験を生み出すのはロジックと直感

2017年は毎日のようにAIと人工知能に関するニュースであふれていた。我々デザイナー達としても、もどこまでの仕事が今後AIに奪われてしまうのかが気になるところ。おそらく見た目をよくするヴィジュアルデザインや、最適な情報を最適なタイミングで届ける体験に関してはAIが行った方がより良い結果が導き出されることが予想される。これは完全にデータを元にしたロジックの世界だからだ。 その一方で、ユーザーを理解したり、未来の世の中やそこで必要とされるプロダクト、ユーザーのニーズなど、より未来予想的な部分や、感覚的な部分はまだまだインスピレーションが必要とされ、人間で行うことが現実的だろう。今年はまだまだAIのデザインに対する活用ができていないが、その辺は2018年以降に期待が寄せられる。

筆者: Brandon K. Hill / CEO, btrax, Inc.

関連記事: 2018年にUXデザインを取り巻く7つの変化

Design Review: The New Organize Experience

Update: We launched the new organize experience! Read the announcement here.

At Feedly we’re focused on simplifying how you consume information every day. We help you find and connect to all the sources you need. The next step is giving you a simple, effective way to organize your sources by topic, project, industry, client, or passion.

Being able to re-organize these sources as your needs evolve is a critical part of controlling the signal-to-noise ratio in your Feedly. One of our goals for 2017 is to make re-organizing sources easier, faster, and more data-driven.

We started this journey by reaching out to the community and listening to your feedback. Thank you to the 27,000+ people who participated in the Organize survey by telling us how we could improve the experience. Here are some of the most popular requests from the survey:

  • Visibility into broken sources and publishing frequency
  • Ability to sort and filter feeds
  • Show personal reading statistics
  • Editing single sources and bulk operations to move or unfollow sources

00 — Design Direction

Based on the survey data, we decided to center the new organize experience on 3 features:

  1. Show a bird’s-eye view of your sources using filters for source activity (active, inactive, or unreachable) in a specific feed or by searching for a source by name
  2. Surface metadata about how useful each source has been to you recently. In the first version we’re focusing on the number of articles per month and how many of those you have read
  3. Make it easy to act on this metadata: select multiple sources and move or unfollow them

01 — Filter sources

During our research we found that on average most of you follow about 75 sources organized into 10 feeds. At the same time some users have 20,000 sources and more than 200 feeds.


One of our challenges was finding a way to enable you to manage a large number of sources as easily as just a few. We decided on an table-like interface with a list of all your sources along with some reading statistics. This list, combined with a powerful filter, should solve two big needs expressed in your survey responses: 1) to find sources that are either unreachable or too noisy, and 2) to see which of your feeds the source belongs to.

We also created some shortcuts for the most-used operations like finding unreachable or inactive sources.

In the new user interface, you can filter sources by activity and by the feeds they belong to.

02 — Reading Statistics and Source Status

The ultimate goal of the new organize UI is to help you optimize your signal-to-noise ratio. By reviewing your personal reading statistics, you can make informed decisions about the sources you follow. You will see 2 metrics to keep things simple: how often sources are updated, and how many of those updates you read.

We believe these metrics are correlated. If the feed is getting hundreds of new articles and you’re reading just a few of them, this is a good indication of where the “noise” is coming from.

03 — Batch Operations

Now that you know where most of your content is coming from and how you consume it, the next step is to take action. Our gut feeling (validated by the survey data) is that the most important actions are re-organizing your sources and feeds and unfollowing inactive or unreachable sources.

In the new Organize experience, it’s easy to move multiple sources at once. You can also group sources into multiple feeds. Lastly, you can unfollow multiple sources at once by selecting them and clicking “Unfollow.”

Next Steps

Soon we will push these changes to everyone who signed up for early access. After the early-access period ends, we will activate the new Organize experience for all Feedly users. In the meantime, we would love to hear your feedback on this new design.

Please leave us a comment below — we’ll write you back.

Stay tuned!