「バレンシアガ」が青山店の拡張リニューアルを記念して限定アイテム発売

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は11月6日、青山店(東京都港区南青山5-1-3)を世界最大級の旗艦店へと拡張リニューアルオープンする。同店は地下1階~地上2階の3フロア構成で、1階はバッグとスモールレザーグッズを中心としたメンズとウィメンズ、地下1階はウィメンズとキッズ、2階はメンズコレクションをそろえる。

 これを記念して、「バレンシアガ 青山」限定のアイテム5点を発売する。ストアのアドレスをプリントしたレインジャケット(19万9000円)や“エブリデイ”トートバッグ(13万9000円)、「TOKYO」の文字を配した“ショッピング”ラインのトートバッグ2型(9万7000円と14万9000円)、風呂敷に付けるレザーハンドル(1万8000円)をラインアップする。

 また同店限定のサービスとして、過去のコレクションの生地を使用したサステナブルな風呂敷を、風呂敷用レザーハンドルまたは一定額以上の商品購入でプレゼントする。

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インフルエンサー名鑑Vol.5 メンズビューティを発信する坂本上がファッションや整形、セクシャリティの在り方を回答

 インスタグラムを筆頭とするSNSの普及で、「憧れの人」「なりたい人」が細分化している。今は、誰もが、それぞれの「なりたい人」を持っている時代。ならば、そんな身の回りの人を改めて知るべきではないか?そこで「WWDJAPAN.com」は、インフルエンサーをはじめとするソーシャルリレーション マーケティング事業を手がけるリデルの協力を得て、身近な新世代インフルエンサー名鑑を作成する。

 今回は、数あるメンズビューティ系インフルエンサーの中でも、術後の経過を含め自身の整形をつまびらかにレビューする発信が話題を呼ぶ坂本上。日本料理屋で料理人を務めていたほどの料理好きで、食を通して環境問題や社会問題についても発信している。フォロワーからはファッションや生き方などビューティ以外の質問も多く寄せられた。本人のパーソナルな背景も含めた質問と回答を一挙に公開する(2020年10月12日号の「WWDジャパン」には、彼が現在に至るまでの経緯などを聞いたインタビュー記事を掲載します)。

ビューティやファッションについて

Q.:美容に対するモチベーション源は?

A :「最高に美しい30代を迎えたい」って気持ちが1番の源です。アイドルやモデルなど周りにかわいくてかっこいい、イケてる友達がたくさんいるから「僕もイケていたい!」って思っています。

Q.:初めて整形した時はどんな気持ちでしたか?

A: 不安は何にもなくて、「ようやくやれる!」というワクワクした気持ちしかなかったです。

Q.:男性におすすめの化粧品は?

A:肌の“鎮静の日” “再生の日” “保湿の日”とその日のテーマを決めて、基本的に毎日同じものは使わず、それぞれのポイントで優れたコスメをローテーションしています。セルフ美容を始めたばかりで、なにをしていいか分からない人は、男性向けのコスメで皮脂や毛穴などをトータルケアしてくれるものがおすすめです。

Q.:好きなファッション・ビューティブランドは?

A:今1番の気に入っているのは韓国のスキンケアブランド「ユイラ(EUYIRA)」です。ファッションはハイブランドからプチプラまでなんでも着ますけど、楽で、なおかつかわいい、そしてスタイルがよく見えるブランドという点で「イクミ(IKUMI)」が好きです!ヨーロッパブランドだと「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」「アミ アレクサンドル マテュッシ(AMI ALEXANDRE MATTIUSSI)」が好きです。

Q.:服を買うときに大切にしている考えと、よく行くお店を教えてください。

A:よく行く服屋は「イクミ」や「H&M」「ザラ(ZARA)」「アクネ ストゥディオズ」「ユニクロ(UNIQLO)」「コス(COS)」などです。スタイルに恵まれているわけではないので、「いかにスタイルがよく見えるか」を重視しています。

Q.:着る服へのこだわりは?

A:環境負荷の少ない素材を使用していたりエコフレンドリーだったり、フェアトレードな取り組みをしている企業やブランドの洋服を選ぶことが多いです。僕はそれらを総じて “愛のある企業”と呼んでいます。ファッションを楽しむことは人間の特権だと思うので、「古着しか買わない!」などジャンルを狭めることはしません。ただ楽しむことを忘れず、自分の買い物や行動で悲しい人が生まれない選択をしたいと意識しています。

Q.:ファッションやメイクで影響を受けている人物は?

A:韓国のボーイズグループTHE BOYZ(ザボーイズ)が大好きで。彼らのステージ衣装やヘアメイクは、とても可愛いです。特にメンバーのNEW(ニュー・本名チェ・チャニ)のファッションが好き。私服も可愛いので、スタイリングの色使いやアイテムの取り入れ方などは参考にしています。僕は顔もスタイルも良くありませんが、雰囲気が似ていると言われることもあるので、彼が似合うものは僕も似合うかなって勝手に思っています(笑)。

Q.:身長のコンプレックスを無くすにはどうすればいいですか?

A:インソール!僕は毎日入れています(小声)スタイリングでは縦長のシルエットを意識し、どこにボリュームを持ってくると脚が細く綺麗に見えるか、顔が小さく見えるかを意識しています。でも、僕は「別に背が低くても高くても、あなたらしくて素敵じゃない?」と思います!だから僕だってソールの薄い「コンバース(CONVERSE)」のスニーカーも履く。背が小さいのをコンプレックスだとは思わないですね。

Q.:自撮りをするときのアプリやフィルターなどの、加工方法やこだわりを教えてください。

A:僕はフィルター類を一切使わずiPhoneの標準カメラで、なおかつ太陽光が差している時に撮影しています。綺麗な写真を出来るだけ高画質で撮って、それを中国発のアプリ「美図秀秀(メイトーシュシュ)」で修正します!

日々の過ごした方や好物

Q.:普段はどういう生活をしているか知りたいです

A:週4日パリ発のオーガニックスーパーでアルバイトしています。あと、豆腐のようにすぐ崩れるメンタルなので、週末は絶対に大好きな人たちとお酒を飲んで楽しむようにしています。1人も嫌いではありませんが、何の理由もなく病む(仕事にも行けないレベル)ので人と意識的に会うようにしています。

Q.:一番好きな食べ物やお酒は?

A好きな食べ物は麻辣湯 (マーラータン)です。中国料理の辛いスープで、食べる時はいつも超激辛にしてもらいます。お酒はなんでも飲みますが、ナチュールやビオワインが好きです。お酒に詳しい人に原料や作り手のストーリーを聞きながら飲むのが好きです!基本的に嫌いな物がなくてなんでも美味しいと思うタイプなので、味も特に気にしません(笑)。

Q.:自粛期間中に何か始めたことは?

A :ユーチューブチャンネルを開設したのですが、僕はぜんぜんマメではないのでもう5カ月ほど更新していません。ユーチューバーはすごいなと思いましたね。でも新しいことにどんどん挑戦して、飽きたらすぐやめるのも僕の性格の好きなところです(笑)。
人生の指針や生き方

Q.:一番大事にしていることは?

A: インフルエンサーですが、SNSの製品レビューでは優れている点はもちろん、納得いかないことがあれば伝えるようにしています。あとはコスメなどのPR案件ならしっかり製品を使ってから、僕のリアルな声も含めてレビューすることを心がけています。人生で大事にしているのは全部を楽しむこと!

Q.:セクシャリティについての考えた方を聞きたいです。

A:さまざまな意見があると思うけど、僕は「自分の気持ちに正直に、好きな人を好きになったらいいじゃん!」と思います。好きになった人が同性か異性かだけの話。“男”と“女”としてではなく、一人の“人”として見ようよって思います。男だからスカートを履いたらおかしいとか、女の子だから髪を伸ばして化粧しなきゃいけないとかって誰が決めたの?時代は変化するし、ありのままの自分で生きることが素敵だと思う。自分を愛することが1番大切!

Q.:将来の夢は?

A:素敵な人と美味しい食材で作るご飯屋さんやカフェをしたいなと考えています。僕は何か始めたら自分で全部やりたいタイプなので、もし自分の店を始めたら仕事マンになっちゃいそう。今はたくさん遊んで飲んで寝たいので、40代後半くらいで始められたらと思っています(笑)。

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ユナイテッドアローズ 松崎氏が副社長に、木村氏が専務に昇格

 ユナイテッドアローズは、11月6日付の役員人事を発表した。松崎善則・取締役常務執行役員第一事業本部本部長が副社長に、木村竜哉・取締役常務執行役員第二事業本部本部長が専務に昇格する。

 5日に開催した2021年3月期第2四半期決算説明会で、今回の役員人事について竹田光広社長執行役員は、「松崎、木村が次世代の経営リーダーになるための準備としての任命だ。これからの新中期計画において、社長である私は、コロナ禍で厳しい状況の中で、どう立て直していくか。また遅れている自社ECの開発を担っていく。松崎新副社長、木村新専務にはコロナが残る中での、中長期の攻めの成長戦略を推進していってもらう」と語った。

 松崎新副社長は1974生まれ、埼玉県出身。97年にUA渋谷店にアルバイト入社。販売員としてキャリアを積んだ後、UA本部販売部部長、BY本部副本部長、事業戦略部部長、第一事業統括本部BY本部本部長、執行役員、上席執行役員などを経て、2018年から取締役常務執行役員第一事業本部本部長。

 木村新専務は1976年生まれ、東京都出身。2000年にGLR町田店にアルバイト入社。販売員としてキャリアを積んだ後、GLR本部販売統括部部長、第二事業統括本部GLR本部副本部長、同・本部長、執行役員、上席執行役員などを経て、18年6月から取締役常務執行役員第二事業本部本部長。

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ユナイテッドアローズが新中期経営計画を発表 低価格に裾野を広げネットビジネス拡大

 ユナイテッドアローズ(以下、UA)はコロナ禍による市場環境の変化を受けて、再検討していた23年3月期を最終年度とする中期経営計画を発表した。基本方針を「危機に打ち勝ち、稼ぐ力を取り戻す」と定め、「収益構造を抜本的に見直す」「稼ぐ力を取り戻す」の2つを掲げる。10%程度の退店と人員削減などを行い、成長拡大へのV字回復を目指す。

 「収益構造を抜本的に見直す」については、中期最終年度までに連結店舗数(11月5日現在363店舗)の10%程度の退店と、人員(3月31日現在4182人)の10%程度の人員削減を見込む。業務の削減、組織のくくり直しなどにより生産性を高め、今春から進めているリモートワークを継続。最終的に現在数カ所に分散している本部オフィスを主要2拠点に集約し、固定費の抑制につなげる。また、業務を効率化した上で、人材をネット通販やカスタマーサポートなどの今後の重要分野に戦略的に配置。コロナ禍による売上減に対して、人件費を抑制しきれなかったことも今期の赤字要因の一つであるため、人件費の下方硬直性を是正し、業績との連動性の高い報酬制度へ変更する。

 在庫効率の向上による売上総利益率の改善も図る。在庫改善プロジェクトを立ち上げ、あるべき在庫の持ち方に向けた討議を行っているといい、セール販売や在庫評価損の抑制を図り、売上総利益率を改善させる考え。

 「稼ぐ力を取り戻す」については、主力事業の収益改善、新しい時代に即した事業開発、OMO(オンラインとオフラインの融合)を推進する。まず、今秋冬から進めているシーズンMDの変更とシーズンレス商品投入により、気候変動への対応力を高める。合わせてニューノーマルに向けた商品開発を行い、カジュアル分野を強化。ビジネス需要の変化を捉え、ワンマイルウエアの開発、アウトドア、ヨガなどのウェルネス製品を拡充する。また、「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY & YOUTH UNITED ARROWS)」を低価格製品まで広げ、若年層をターゲットにネット通販で展開する。さらに、中期後半にかけては、ネット通販を軸にした新規事業を開発。「グリーン レーベル リラクシング(GREEN LABEL RELAXING)」と「コーエン(COEN)」の中間の価格帯に設定し、新しい客層の取り込みを狙う。

 販売・宣伝面では、実店舗で培った客との信頼関係をベースに取り組む。販売スタッフを活用し、ネットを通じた商品説明動画の配信、オンライン接客などの非接触型の接客手法の確立を目指す。オンラインでの訴求力を高めることで、セール構成比が高くなる傾向のネット通販においても定価販売を強化する。

 懸案である自社サイトのリニューアルは、22年3月期中での刷新を目指すとした。

 UAの2020年4~9月期連結決算は、売上高が前年同期比28.6%減の532億円、営業損益が68億円の赤字(前年同期は39億円の黒字)、経常損益が57億円の赤字(同38億円の赤字)、純損益が50億円の赤字(同19億円の黒字)だった。累計期間では減収減益となるも、人件費や賃借料などの経費抑制などで減収・減益幅が縮小した。

 21年3月期通期連結業績は、売上高が18.5%減の1283億円、営業損益が65億円の赤字、経常損益が53億円の赤字、純損益が60億円の赤字を見込む。

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高感度セレクトショップ×子供服ブランドで作る「無邪気なモード服」

 東京・北千住のセレクトショップ「アマノジャク(AMANOJAK.)」は、子供服ブランド「ヌヌフォルム(NUNUFORME)」との協業でオリジナルブランド「ムジャキ(MUJAKI)」を2021年春夏にスタートする。

 「ヌヌフォルム」の縫谷裕介デザイナーは、パリコレへの出展実績もある日本のブランドでパタンナーとしてのキャリアを積んだ。縫谷氏のパターン技術と「アマノジャク」の感性を掛け合わせ、“童心を忘れない無邪気な大人たちのための服”を提案する。不定期で新作を製作・発表し、受注販売形式を取る。11月2〜15日まで北千住店で受注会を開催している。

 アマノジャクの大津寿成共同経営者はブランド立ち上げのきっかけについて、「『ヌヌフォル厶』のコレクションは大人が見るとどれも新鮮で、ファッションの面白さ、楽しむことの醍醐味が凝縮されていた。これをヒントに自分たちが着たい服を作れないかと思った」と話す。「ムジャキ」の服は生地分量をたっぷり使った躍動感のあるシルエットやビビッドな色使いがアイキャッチだが、一方で「コレクションブランドや百貨店ブランドが使用する生地と、国内トップクラスの工場での縫製や仕上げ」により、大人が着るにふさわしい洗練された雰囲気を両立させた。

 ファーストコレクションはシャツ2型とブルゾン2型に加え、それぞれセットで着用できるパンツ2型(2万7000〜同8000円)を用意。シャツは前立てが半円を描くように成形されたもの(3万5000円)と大振りのフリンジタイをドッキングしたもの(2万9000円)で、アシンメトリーなデザインで遊び心を効かせている。オーバーサイズのミリタリーブルゾン(5万2000円)は身頃と一体化したドルマンスリーブの極端に大きな生地分量が、身頃に至るまで独特のシルエットを作る。ネイビーとイエローの配色が目を引くスモッグパーカ(3万9000円)は、コットンとポリエステルの混紡素材に余分な毛羽を取り除く加工を行うことで、美しい表面感を引き出した。

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米大統領選、投票日翌日も店は暴動を警戒して板張りや臨時休業 「ルイ・ヴィトン」や「ティファニー」も

 米大統領選は、投票日の翌日である11月4日(現地時間)現在も開票作業が続けられているが、全米各地では投票結果に関連した暴動や略奪行為を恐れ、百貨店や小売店などが店舗を休業したりショーウィンドーを板張りにしたりして引き続き警戒を強めている。

 ニューヨークでは、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「シャネル(CHANEL)」「カルティエ(CARTIER)」「ブルガリ(BVLGARI)」「プラダ(PRADA)」「ヴァレンティノ(VALENTINO)」などのラグジュアリーブランドや、「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」「ナイキ(NIKE)」などのアパレルおよびスポーツブランド、百貨店のバーグドルフ・グッドマン(BERGDORF GOODMAN)やブルーミングデールズ(BLOOMINGDALE'S)が4日もショーウィンドーを板張りにした。またこうした高級店が軒を連ねる五番街では、大勢の警察官が店舗を囲むようにして並び警戒にあたっている。

 同じく百貨店のサックス・フィフス・アベニュー(SAKS FIFTH AVENUE)は、ショーウィンドーを板張りにしたことに加えて、24時間体制で店内を見回るガードマンを配置。こうしたセキュリティー対策に、一時間でおよそ1000ドル(約10万円)の費用がかかっているという。

 一方、百貨店のノードストローム(NORDSTROM)は、投票日の3日(現地時間)には午後5時と早い時間に閉店したものの、翌日からはショーウィンドーを不透明にするシートを張るなどの安全対策を取った上で通常通りに営業している。また「ザラ(ZARA)」と「ティンバーランド(TIMBERLAND)」は窓を板張りにしているが、出入り口に営業中であることを示す看板を立てている。

 ロサンゼルスでも、「ティファニー(TIFFANY & CO.)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」などのラグジュアリーブランドや、百貨店のニーマン・マーカス(NEIMAN MARCUS)、高級ブランドの中古品を扱う会員制ECサイト「ザ・リアルリアル(THE REALREAL)」の店舗などが板張りをした上で4日も休業。「シュプリーム(SUPREME)」は、窓に板張りをして営業を続けている。

 シカゴでは、「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」「プラダ(PRADA)」「ヴェラ・ウォン(VERA WANG)」が一時的な休業措置を取っている。

 ミネソタ州ミネアポリスで5月25日に、黒人男性のジョージ・フロイド(George Floyd)氏が白人の警察官に首を押さえつけられて死亡した事件を受けて、全米で抗議運動が起きたことは記憶に新しい。大半のデモは平和的に行われていたものの、一部の参加者が暴徒化したり、混乱に乗じた武装市民らが略奪を行ったりしたことで被害に遭った小売店が多く見られた。

 今回、百貨店やラグジュアリーブランドなどが投票日の前後に厳戒態勢を取っているのは、共和党のドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が再選を果たすにせよ、民主党のジョー・バイデン(Joe Biden)前副大統領が政権を奪還するにせよ、それぞれの支持者の間で緊張が高まることは避けられないと予想してのことだが、幸いなことに現時点で暴動などは起きていない。またコロナ禍による店舗の一時休業からようやく営業を再開したところで、売り上げ回復の期待がかかるホリデー商戦の出鼻をくじかれるのは非常に不本意だったと思われるが、ECは引き続き好調だ。

 米アドビ(ADOBE)の調査によれば、投票日の前日である2日(現地時間)におけるECの売上高は全米で前年同日比31%増の22億ドル(約2288億円)、当日の3日は同27%増の20億ドル(約2080億円)に達している。また調査対象となった80の大手小売店は、選挙の終了後に消費者の購買意欲がさらに高まると見込んでいるという。

 アドビ・デジタル・インサイツ(ADOBE DIGITAL INSIGHTS)のテイラー・シュレイナー(Taylor Schreiner)=ディレクターは、「過去のデータを見ると、ECの売り上げは投票日の翌日に落ち込むことが多い。しかし投票結果が発表されて事態が落ち着くにつれて、ホリデー商戦も持ち直すことが予想される」と語った。

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眼鏡生産の技術を生かしたシャルマンのフェースシールド販売数が約2カ月で倍増 累計20万個を突破

 福井県鯖江市のアイウエア企業シャルマンが、新型コロナウイルスの飛沫感染のリスクを低減するフェースシールド「シャルマン シールド(CHARMANT SHIELD)」を6月5日に発売して以来、8月に発売したカチューシャタイプと合わせて販売数がこの2カ月で倍増し累計20万個を突破した。

 シャルマンのeコマースサイトと直営店のシャルマン銀座並木通りで販売されているほか、「シャルマン シールド」セット(LサイズまたはSサイズのフレーム1個+通常フィルム2枚入りの900円)は全国のローソンとアマゾン(AMAZON)にも販路を広げている。

 特徴は、眼鏡開発の技術を生かした高い機能性だ。フレームはシャルマンが収集した頭部のデータベースから人間工学に基づいて設計した樹脂成形品で、バネ性があって優しい頭部へのフィット感がある。フィルムは簡単に取り替えが可能で、10枚入りを900円で別売している。

 また8月に「シャルマン シールド」専用の高機能フィルム(2枚入り、1400円)も発売した。全光線透過率99%、超低反射(反射率0.7%)で曇り止め効果が高く、LサイズとSサイズのフレームどちらにも取り付けが可能だ。

 高機能フィルムを使用した「シャルマン シールド カチューシャタイプ」は、コーム付きでずれにくく、化粧崩れの心配もない。カチューシャタイプセット(フレーム1個+高機能フィルム1枚入り)の価格は1800円、カチューシャタイプ専用フィルム(2枚入り)は2200円。

 「シャルマン シールド」はすべて日本製で、眼鏡との併用が可能だ。

 シャルマンは日本人の頭部形状を測定してデータ化し、主力の「ラインアート シャルマン(LINE ART CHARMANT)」など取り扱いブランドの掛け心地がいい眼鏡開発に生かしてきた。ミラノの「ミド(MIDO)」など世界の主要な国際眼鏡展に長年出展している同社の売り上げは海外が国内を上回っており、現在は日本人だけではなく外国人の頭部形状のデータ化にも力を入れている。アイウエア企業ならではの技術力から生まれた掛け心地と高い機能性や安全性が人気の理由のようだ。

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「オンリーミネラル」から初のメンズライン スキンケアできるBBクリームとパウダー

 ヤーマンのミネラルコスメブランド「オンリーミネラル(ONLY MINERALS)」は初のメンズビューティーライン“SENSE.ONLY MINERALS(センスドット オンリーミネラル)”を発売する。

 BBクリームとパウダーをそろえ、11月18日に全国の「コスメキッチン」店舗で先行発売し、2021年1月16日からは全国のバラエティーショップ、ヤーマンの公式ECサイトと一部の店舗、オンリーミネラル常設店で順次販売する予定だ。

 BBクリーム“カラーモイスチャライザー”(3500円)は洗顔や髭剃り後に、1本でスキンケア、日焼け止め、カバーを行える。くすみカバー、毛穴や小ジワのぼかし、皮脂吸着を目的とした3タイプのミネラルと、乾燥を防ぐセラミドなどの保湿成分を配合した。合成着色料(タール系色素)、合成香料、紫外線吸収剤などは使用しておらず、洗顔料で落とすこともできるという。カラーはオークルとベージュの2色を用意する。

 パウダー“オイルコントロールパウダー” (3800円)は、過剰な皮脂によるテカリやベタつきを抑える製品で、BBクリームの仕上げにも使える。色はつかないが、肌に溶け込み毛穴の目立ちを抑える。オリーブ葉エキスやビタミンC誘導体など肌を整える成分を配合しており、こちらも洗顔料で落とすことが可能だ。

 今後はラインアップを拡大する予定だという。

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随時更新:ファッションブランド読み方クイズ 世界最古のウオッチブランドから“アントワープシックス”、日本のブランドまで

1990年代から海外ブランドの上陸が相次ぎ2000年代、インターネットの普及はそれを加速させた。そこで発生したのが、「このブランド、なんて読むの?」。英語はそこそこ読めても、フランス語やイタリア語、ドイツ語などは至難の技!? グローバルで有名なこのブランド名、ファッション業界人なら知ってて当然?かもしれないが、ビューティやほかの業界の人には難解かも……。あなたは何問読めた? (ビューティブランド編はこちら

第1問

<LONGCHAMP>

答え「ロンシャン」
 ジャン・キャスグラン(Jean Cassegrain)が1948年にフランス・パリで創業した・レザーグッズブランド。現在ではブランドアイコンのナイロンバッグ「ル・プリアージュ(LE PLIAGE)」をはじめとしたバッグを中心にシューズなども展開する。2018年にはニューヨークでレディ・トゥ・ウエアのコレクションを発表した。

第2問

<ERMANNO SCERVINO>

答え「エルマンノ シェルヴィーノ」
 エルマンノ シェルヴィーノ(Ermanno Scervino)が2000年にフィレンツェで創業したウィメンズブランド。自社工場を持ち、伝統的なサルトリアと繊細な職人技を生かしたクチュールライクなクリエイションで知られる。創設以来“スポーツクチュール”をコンセプトに、日常着からイブニングドレスまで幅広くそろえている。14年春夏から17年秋冬まではコロネットが輸入販売していた。

第3問

<N°21>

答え「ヌメロ ヴェントゥーノ」
 アレッサンドロ・デラクア(Alessandro Dell’Acqua)が2009年に創業したファッションブランド。デラクアのシャープなテーラーリング、独特のセンシュアルさとフェミニニティーに、スポーティーさを加えたウエアが特徴。15秋冬からメンズラインをスタートした。

第4問

<ANN DEMEULEMEESTER>

答え「アン ドゥムルメステール」
 ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク(Walter Van Beirendonck)やドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)、マリナ・イー(Marina Yee)らと共に、“アントワープシックス”と呼ばれたアントワープ王立芸術アカデミー出身のアン・ドゥムルメステール(Ann Demeulemeester)が、1985年に設立したブランド。自身初のコレクションを88年秋冬シーズンからスタート。92年からはパリでショーを披露し、96年にはメンズラインを発表した。最近では2019年に、黒や赤の筆使いでキアロスクーロ(イタリア語で明暗の意味)のエフェクトを生み出したブランド「デ テーブルウエア(De Tableware)」を携えてホームウエア市場に参入している。

第5問

<BOUCHERON>

答え「ブシュロン」
 フレデリック・ブシュロン(Frederic Boucheron)が、1893年にフランス・パリのヴァンドーム広場にジュエラーとして初めて構えたブティックにルーツを持つハイジュエリーブランド

第6問

<VACHERON CONSTANTIN>

答え「ヴァシュロン・コンスタンタン」
 1755年にジャン=マルク・ヴァシュロン(Jean-Marc Vacheron )が創業した世界最古のウオッチブランド。創業者の孫息子ジャック・バルテルミー・ヴァシュロン(Jacques Barthelemy Vacheron )がフランソワ・コンスタンタン(Francois Constantin )を共同経営者に迎えたことにより、社名を “ヴァシュロン&コンスタンタン”に変更。その後に「カルティエ(CARTIER)」や「ピアジェ(PIAGET)」を擁するコンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)傘下に。

第7問

<AUDEMARS PIGUET>

答え「オーデマ ピゲ」
 1875年にスイス・ジュネーブの北にあるジュラ山脈に囲まれたジュウ渓谷で、ジュール・ルイ・オーデマ(Jules-Louis Audemars)とエドワール・オーギュスト・ピゲ(Edward-Auguste Piguet)によって創設された時計ブランド。「パテック フィリップ(PATEK PHILIPPE)」と「ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)」と並び、“3大時計ブランド”と称されている。

第8問

<HERVE CHAPELIER>

答え「エルベシャプリエ」
 1976年、当時26歳のエルベ・シャプリエ(Herve Chapelier)がパリで創設した、自身の名前を冠したバッグブランド。グリップに車のシートベルトを使用した、オレンジや黄色、紫などの鮮やかなダッフルバッグやブランドを代表する舟型ナイロントートが話題を呼び注目を集める。日本でも一大ブームとなる。

第9問

<BRUNELLO CUCINELLI>

答え「ブルネロ クチネリ」
 「ブルネロ クチネリ」は1973年、イタリアで創業。“スポーツシック・ラグジュアリー”をコンセプトにメンズとウィメンズのトータルコレクションを発表する。ペルージャ近郊の小村、ソロメオ村に本社を構える。2013年秋に地元の職人技術を次世代へ継承することを目的とした「ソロメオ学校」を開校したり、最近では新型コロナウイルスの影響で休業した店舗で売れ残った商品を寄贈するプロジェクトを立ち上げたりと、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいる。

第10問

<AMI ALEXANDRE MATTIUSSI>

答え「アミ アレクサンドル マテュッシ」
アレクサンドル・マテュッシ(Alexandre Mattiussi)が2011年に創業したファッションブランド。アレクサンドル・マテュッシのイニシャルでもある、ブランド名の“AMI”はフランス語で“友人”を意味する。2019年9月、ウィメンズラインを発表した。

第11問

<ROKH>

答え「ロク」
 韓国と米テキサスで育ち、ロンドンのセント・マーチン美術大学でメンズウエアとウィメンズウエアを学んだ韓国人デザイナーロク・ファン(Rok Hwang)が手掛けるウィメンズブランド。フィービー・ファイロ(Phoebe Philo)の「セリーヌ(CELINE)」を経て、2018年度の「LVMHプライズ」では特別賞を受賞。19年3月にパリで初のランウエイショーを開催した。

第12問

<SCHIAPARELLI>

答え「スキャパレリ」
 エルザ・スキャパレリ(Elsa Schiaparelli)が1927年に創設したファッションブランド。73年にフランス・パリで83歳で死去後、一度ブランドを休止するが、2013年にブランドは再スタートを切る。18年にウエアのラインを刷新したほか、初のハンドバッグを発表するなどブランド強化に取り組む。

第13問

<LOUIS GABRIEL NOUCHI>

答え「ルイ ガブリエル ヌイッチ」
 フランスを拠点とするデザイナー、ルイ ガブリエル ヌイッチ(Louis Gabriel Nouchi)が「ラフ・シモンズ(RAF SIMONS)」などで経験を積んだ後、19年春夏シーズンより自身の名前を冠したブランドをスタート。

第14問

<COURREGES>

答え「クレージュ」
 「クレージュ」は1961年に創業。当時、革命的であったビニール生地を含むプラスチック素材をふんだんに使用したスタイルで話題を集めた。その後、2018年9月にパリ旗艦店で行った19年春夏コレクションで同素材の使用廃止を宣言し、ビニール生地の代わりにリネンや再生コットン、再生ナイロンといったサステナブル素材を用いたウエアやアクセサリーなどを使用する方向に転換した。

第15問

<BACCARAT>

答え「バカラ」
 1764年フランス・東部ロレーヌ地方のバカラ村で創業したクリスタルブランド。1890年代に香水瓶の制作を始め、高級香水ブランドやオートクチュールメゾンの装飾性の高い香水瓶を手掛け、香水産業の発展を支えてきた。バカラを象徴する"バカラレッド"は、溶解したクリスタルの原料に金粉を加え、540度まで熱することで生まれる特別なカラーを意味する。

第16問

<DEUXIEME CLASSE>

答え「ドゥーズィエム クラス」
 ベイクルーズが運営する“トラッドをベースに肩の力を抜いてファッションを楽しむ”をコンセプトとする日本のウィメンズブランド。 “モダン”や“ミニマル”、バランス”などをキーワードに、ベーシックなアイテムを自分らしく着こなすスタイルを提案する。

第17問

<ERMENEGILDO ZEGNA>

答え「エルメネジルド ゼニア」
 1910年に、北イタリアの町トリヴェーロでファブリックメーカーとして創業。その後レディ・トゥ・ウエアの分野に進出し、80年にはフランス・パリに初めてのブティックをオープン。現在は100カ国以上で500を超える店舗を展開している。2020年、ジェリー・ロレンゾ(Jerry Lorenzo)率いるLA発の「フィアー オブ ゴッド(FEAR OF GOD)」と協業した“フォー ハンデッド マン コレクション(Four-handed Man Collection)”を発表した。

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貝印がSDGsの一環で紙カミソリを開発 「いい刃の日」に特設サイトも

 刃物メーカーの貝印は、SDGs(持続可能な開発目標)推進の一環として「紙カミソリ」を2021年春に販売する。価格は未定。公式サイトで先行販売し、一般販売は来秋を予定している。使い捨てカミソリ分野において30年までにCO2排出量の半減を目指すべく、今回の開発に至った。

 紙カミソリは、紙のハンドルと金属の刃で構成。ハンドルの持ちやすさや刃の切れ味など安全性に配慮し、ハンドル形状を新たに設計した。ハンドル部分は組み立て式で、かさばらない平らなパッケージを採用する。

 発売に先駆けて、「紙カミソリ」のお披露目と、「いい刃の日」の11月8日10時に公開する特設サイト「KAI Edge Museum ~刃物で切り開く未来~」を紹介するオンラインイベントを開催した。女優の夏木マリとモデルの冨永愛が登壇し、特設サイトのためにコラボしたアイテムを紹介した。夏木は、自身が立ち上げた途上国の子どもたちを支援する社会貢献プロジェクト“One of Love”のテーマカラーである赤とロゴを施した紙ハサミ“MARI KAMI HASAMI”を考案した。「日常で使うもので環境に配慮したアイテムを作りたかった。金属やプラスチックに変わるものを考え、紙を採用しました」と説明した。

 一方で冨永は、交換式のアイブローレザーを片面に設け、 反対側はそれぞれ毛抜きとハサミをスライドで取り出すことができるアイテム“AI brow tool pen”を提案した。「これ一つで眉のケアができるように考えました。ジェンダーレスで使える、日常に溶け込むアースカラーを使いました」と話すと、夏木は「眉は女の命ですから。私は眉がないですけど……描きたくなりますね。すばらしいアイディア!」と絶賛した。

 同サイトは、“未来に向けて刃物の新たな可能性を提案する”場として新設。サイト内には、貝印の考える未来の刃物のデザインやコンセプトに触れる特設展 「美しきKAI Design展」、切る音に着目したサウンドコンテンツ「KAI Sound Lab」、夏木と冨永が登壇したオンラインイベントの模様を紹介する「Gallery Talk」、貝印の歴史を紹介する常設展「KAI History」 などを用意する。

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白スニーカーの次は白ブーツ! 秋冬コーデが軽やかな印象に

 白ブーツの人気がじわじわ広がっています。もはや“白スニーカー”の次といった感じで、この秋冬はさらに広がる気配。支持される理由は、今の時代に望まれる清潔感やフレッシュさを印象づけやすいのに加え、冬ルック特有の重たさを遠ざけられるから。今回は有力ブランドによる白ブーツの提案をスタイリング別に集めてみました。

 「レキサミ(REKISAMI)」は、カットワークレースのサックドレスに白ブーツを合わせてクラシック&フェミニンのコーディネートに。クールな白ブーツが芯の強さも感じさせます。白を生かせば、軽やかに見せたりパンツルックを格上げしたりとアレンジパターンが増やせそう。提案の豊作ぶりも白ブーツブームを証明しています。

ボリュームを削いで軽やかな印象に

 秋冬はレイヤードが楽しめるシーズン。重ね着でボリュームを出しつつもクリーンなムードを出したいときに、アイキャッチーな白ブーツはいい仕事をしてくれます。

 ロングシャツにニットポンチョを重ねた「アメリ(AMERI)」流のスーパーレイヤード。さらにワイドパンツも投入してボリュームを出しつつも、ポンチョやパンツとリンクした白ブーツのおかげで凛とした雰囲気に仕上がりました。

 白は膨張色といわれますが、靴に関して言えば、すっきり見せてくれるメリットのほうが大きそう。2枚目写真の「ジェーン スミス(JANE SMITH)」は、ロングスカートの上から羽織ったボアコートがコーデの主役。見るからにあたたかそうな風合いと着丈ですが、過剰にモコモコして見えないのは、白ブーツのお手柄です。

パンツルックの脱マンネリ

 防寒面からも冬はパンツの出番が増えます。スタイリッシュな印象を与えるうえでも、白ブーツは絶好の相棒です。

 アウターでかさばって見えがちなときに白ブーツを投入すれば、重たさを削ぐ効果が期待できそう。白ならではのピュア感や上品さが備わるのも魅力。ロング丈のパンツやスカートとのコンビネーションで、縦長イメージを強める使い方が効果的です。

 2枚目の写真「レンズ(LENZ)」は、どちらもベージュ系でそろえたシャツとパンツのセットアップ風ルックに白ブーツをスタイリング。パンツの裾下から白い爪先だけをチラ見せしています。白スニーカーに比べると、足元にシャープさを演出できるのも利点と言えます。

ロマンチック×ハンサム ブーツインですっきりしたレッグラインに

 パンツの裾をロングブーツにインすれば、さらに白ブーツの魅力を生かせる着こなしに。レッグラインがシャープに映るのに加え、ブーツの見える面積が広がることでホワイトの主張が際立ちます。

 「ポステレガント(POSTELEGANT)」は、白パンツ×白ロングブーツですがすがしい装いにまとめました。オールホワイトの着こなしですが、異素材ミックスで適度な“ずれ感”が生まれ、どこかロマンチックでハンサムなパンツコーデの出来上がり。

 2枚目の「ヨウヘイ オオノ(YOHEI OHNO)」はベージュ系のスリムパンツを白ブーツにイン。“細×細”の相乗効果が生きてスリム効果もアップ。パンツスーツを意外性のある着こなしにアップデートさせたいときにうってつけです。

 重ね着でふくれがちな冬コーデからかさばり感を削ぎ落としてくれる白ブーツは、これからのシーズンの重宝アイテム。今の時代に求められる清潔感も漂わせやすいので、手持ち服との相性を試してみてはいかが。

ファッションジャーナリスト・ファッションディレクター 宮田理江:
多彩なメディアでコレクショントレンド情報、着こなし解説、映画×ファッションまで幅広く発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かし、自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い

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2021年に輝く思いを込めて クリスタルブランド「バカラ」がティアラをイメージしたイヤータンブラーを発売

 フランスのクリスタルブランド「バカラ(BACCARAT)」は、イヤータンブラー(西暦入りグラス)の最新作“ティアラ(TIARA)タンブラー 2021”を発売した。

 イヤータンブラーは「バカラ」が毎年発表しているグラスで、その年だけの特別なコレクションとして人気が高い。人生の門出を祝福する大切な人への贈り物として選ばれることが多く、例えば卒業や入学、就職や異動など職場や学校に関わるお祝いや記念品として最適だ。

 “ティアラ タンブラー”は、光にきらめくカットがグラスを囲むように施されたデザインが特徴で、宝石をちりばめたティアラ(頭飾り)をイメージしており、身に着けることが祝福や称賛、神聖な誓いのシンボルとされるティアラの輝きをクリスタルに表現した。1764年の「バカラ」誕生から250年以上にわたる歴史に育まれた熟練の職人技により刻まれた繊細なカットは、ひときわ華やかな輝きを放つ。

 創設以来、”アール・ドゥ・ヴィ―ブル(生活美学)”の象徴として、人々を輝かせてきた「バカラ」。日本では、この優美さに魅了された根強いファンが多い。テーブルウエアはもちろん、シャンデリア、オーナメント、花瓶、ビジューなど多彩に展開する「バカラ」のクリスタルはライフスタイルを豊かに彩る。

 タンブラーの底に2021年の西暦を刻んだ“ティアラ タンブラー”の価格は単品が6500円、2客セットが1万3000円。「バカラ」のクリスタル製品がトータルでそろうバカラショップ 丸の内をはじめ全国の百貨店の直営店で販売中だ。

問い合わせ先
バカラショップ 丸の内
03-5223-8868

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料理人たちがハマりはじめている。ネクストスパイス「馬告(マーガオ)」。外食チェーンも着目、今後は価格高騰の声もあり。取扱うなら、今でしょ

 馬告と書いて、「マーガオ」と読む。台湾産の不思議なスパイスである。昨年末から、業態問わず、マーガオに料理人がハマりはじめている。マーガオは、台湾の原住民「タイヤル族」の住む山奥にのみ自生しており、車では入ることのできない場所で、1つ1つ手摘みで採取する、その希少性から「幻の香辛料」「レアスパイス」などと呼ばれている。今後は価格の高騰も予想される。取扱うなら今でしょ。
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