「フェイラー」が銀座本店を移転

 ドイツのシュニール織「フェイラー(FEILER)」を販売するフェイラージャパンは、直営の銀座本店を移転して2月23日にオープンする。銀座5丁目の西五番街通りから、銀座4丁目に移る。2015年4月にオープンした現在の銀座本店は2月16日に営業を終える。

 新しい銀座本店はレンガ通りと松屋通りの交差点に立地する。2階と3階に「ビームス」の銀座店が入るビルの1階で、売り場面積は165平方メートル。移転前と売り場面積は変わらないが、2フロアから1フロアになる。

 ハンカチやバッグで知られる「フェイラー」は今年で日本上陸50周年を迎える。日本での事業を担うフェイラージャパンは住友商事の100%子会社。

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「YSL」新作リップイベントに桐谷美玲や鈴木えみ、三吉彩花ら来場

 「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT 以下、YSL)」は1月14日に全国発売する新作リップ“ルージュ ヴォリュプテ キャンディグレーズ”のイベントを実施。桐谷美玲や鈴木えみ、三吉彩花など豪華ゲストが来場した。

 新作リップ“ルージュ ヴォリュプテ キャンディグレーズ”は、シロップのような濃密なテクスチャーと78%配合したスキンケア成分が特徴。色づきとリップケア兼ね備えた新感覚のハイブリッドリップで、カラーはストロベリーピンクやキャラメルナッツ、ブラッドオレンジなどのキャンディーカラー9色をラインアップする。

 イベントには新作リップの世界観を表現したプロジェクションマッピングや、製品にちなんだキャンディコーティングの体験ができるワークショップを実施。ほかに桜田通、朝比奈彩、前田敦子、コムドット YAMATO、横田真悠、八木アリサらも訪れた。

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「ジェラートピケ」と「あつ森」コラボ第2弾 全22型のアイテムを発売

 「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」は、任天堂の人気ゲームソフト「あつまれ どうぶつの森(以下、あつ森)」とのコラボレーション第2弾を1月14日に発売する。同ブランドの一部直営店と公式オンラインストア、ECモール「ウサギ オンライン(USAGI ONLINE)」、任天堂の公式ショップ「ニンテンドートウキョウ(NINTENDO TOKYO)」などで取り扱う。

 コラボコレクションは、同ブランドならではの着心地のよさと「あつ森」の癒しの世界観を融合したルームウエアを中心にそろえる。ゲームに登場するキャラクター“つぶきち”や“まめきち”をデザインに取り入れたパジャマ(税込6930円)やクッション(同6380円)、ブランケット(同3740円)、ふんわりした素材のパーカとショートパンツのセット(同1万2100円〜)など全22型を用意する。

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受付開始 お客さまに愛され、チームを強くする パーパスのあるブランドづくりを実践する全7回講座

About Program

今なぜパーパスが必要なのか

「WWDJAPAN」は今春、今その必要性が叫ばれる「パーパス」の策定から、組織内での共有、製品やサービスへの具現化、消費者への発信までを考えるセミナー&ワークショップを開催し、未来のブランド・ディレクターを育成・応援します。サステナブルやDXについての取材を重ねる中で、「どうやってサステナ?」や「何を使ってDX?」には真剣に向き合っているのに、「なんでサステナ?」や「どうしてDX?」の視点は置き去りなケースを見てきました。そこから「この会社はなんのために?」や「なぜ、このブランドを?」という思考が必要な時だと感じました。
 セミナーを通して、経済性と社会性、何より内から湧き出るモチベーションなどの文化性を網羅した「パーパス」を見いだし、それを共有することで強い組織に、製品やコミュニケーションの形で発信することで顧客に愛されるブランドに進化することを願っています。(WWDJAPAN編集長 村上要)


Goals

受講で得られるスキル

先駆者たちが実践する新しい時代のブランド作りからヒントを獲得し、ワークショップではロードマップに沿って、受講者それぞれの確固たるブランドの価値をWWDJAPANと共に見つけます。

・ブランド「らしさ」を言語化する
・パーパスをもって「未来」を描く
・「チーム力」を高める
・心をつかむ「コンセプト」をつくる
・「体験」をデザインする
・「共感」を生む


Who should attend?

このような人にオススメします

ファッションやビューティ業界で、
・新ブランドの立ち上げや新規事業を考えている
・改めてブランドの強みや価値を見直したい
・ブランドの世界観が顧客にうまく伝わらない
・顧客との関係性をもっと強固なものにしたい
・データからだけではない、顧客作りをすすめたい
・ブランドの価値観をチーム全体で統一したい
・パーパス思考を学びたい


Schedule

日程と内容

DAY1 :2022/4/1(金)
「パーパスのあるブランディングとは?」
INPUT : 13:30~14:30

講師 : 佐々木康裕/Takramディレクター兼ビジネスデザイナー、石川俊祐/KESIKI パートナー、村上要/WWDJAPAN編集長

OUTPUT : 14:45~16:30

講師 : WWDJAPAN、KESIKI

DAY2 :2022/4/8(金)
「らしさ」を言語化する

自分たちが大切にしたいこと、これまで築き上げてきた自社の強みとは何か。従業員や顧客、社会にどのような価値をもたらし、今後どんな関係を築きたいのか。これらを具現化するスノーピークの山井梨沙社長が先代からの意志を継承しつつも、次世代の価値観とクリエイティブを通じてビジネスの裾野を広げる、新しい価値を創造する思考メソッドをお伝えします。この講座ではこれからの時代に愛されるブランドの条件を学べます。

INPUT : 13:30~14:30

講師 : 山井梨沙/スノーピーク社長

OUTPUT : 14:45~16:30

講師 : WWDJAPAN、KESIKI

DAY3 :2022/4/22(金)
「未来」を描く

ブランドは1年後、3年後、10年後、何を目指し、どんな社会をつくり出すのか。例えば「KANEBO」は、2020年春のリブランディング以降、市場ではなく社会における存在意義に重点を置き、“希望”を発信するブランドとして、ブランドコンセプトから製品・店頭づくり、コミュニケーションまで、一貫したブランド運営を行っています。山口聡一/花王「KANEBO」ブランドグループ長が、ブランドのパーパスからビジネスを描き、ブランドを成長させてきた方法をお伝えします。

INPUT : 13:30~14:30

講師 : 山口聡一/花王 SENSAI / KANEBO / LUNASOL ブランドグループ長

OUTPUT : 14:45~16:30

講師 : WWDJAPAN、KESIKI

DAY4 :2022/5/13(金)
「チーム力」を高める

愛されるブランドの肝は、そのブランドに心酔するスタッフにあり。子供服「ファミリア」の3代目社長の岡崎忠彦氏は会社の歴史を再定義し、「子ども服を売る企業」から「子どもの可能性をクリエイトする企業」に変革するため、本社移転にはじまり組織改革などを進め、スタッフの士気を高め、自分ごと化し成果を上げています。この講座ではより良いブランドを作るためのチームデザインの秘訣が学べます。

INPUT : 13:30~14:30

講師 : 岡崎忠彦/ファミリア社長

OUTPUT : 14:45~16:30

講師 : WWDJAPAN、KESIKI

DAY5 :2022/5/27(金)
「コンセプト」をつくる

人の奥深いところにある気持ちを洞察し、真のユーザーニーズを掴むには、何が必要なのか。21年3月にEC専業のサステナブルなブランド「オー・ゼロ・ユー」を立ち上げたアダストリアの子会社でアドアーリンクの高橋朗マーケティングディレクターは、ファッションを通じて“一人一人がありのままにかっこよく生きられる世の中をつくる”ためにサキュラーエコノミーを実現。デザイン思考の考え方をもとに、新しい視点での企画立案力と人の心を掴むコンセプトの立て方を学びます。

INPUT : 13:30~14:30

講師 : 高橋朗/ADOORLINK サーキュラー事業部長

OUTPUT : 14:45~16:30

講師 : WWDJAPAN、KESIKI

DAY6 :2022/6/10(金)
「体験」をデザインする

これからの時代の「売れるモノづくり」は、ただカッコいいだけ、ただ便利なだけではなく、店舗や取引先、社会、地球環境などあらゆるステークホルダーとの関係性が重要です。“アタラシイものや体験の応援購入サービス”を提供するマクアケは、「生まれるべきものが生まれ、広がるべきものが広がり、起こるべきものが残る世界の実現」というパーパスを掲げ、それぞれとより良い関係を築きつつ、消費者を惹きつける体験やビジネスのあり方を実践しています。坊垣佳奈 マクアケ 共同創業者 / 取締役がそれを実現させたプロセスをお伝えします。

INPUT : 13:30~14:30

講師 : 坊垣佳奈/マクアケ 共同創業者 / 取締役

OUTPUT : 14:45~16:30

講師 : WWDJAPAN、KESIKI

DAY7 :2022/6/24(金)
「共感」を生む

ブランドストーリーテリングの根幹は、「言っていること」と「やっていること」を一致させることです。ブランドや商品をどのように語り、それをどのように消費者に届けるのか。女性をエンパワーメントするBLASTを立ち上げた石井リナ代表からSNS時代の発信と共感を得ることの重要性を、社会派クリエイティブを掲げ「思想と社会性のある事業作り」と「世界観に拘る作品作り」の二つを軸として広告から商品プロデュースまで領域を問わず手がける越境クリエイターの辻愛沙子さんからブランドがパーパスを発信するに際しての留意すべき点などを学び、アクションにつなげます。

INPUT : 13:30~14:30

講師 : 石井リナ/BLAST CEO、辻愛沙子/arca CEO / クリエイティブディレクター

OUTPUT : 14:45~16:30

講師 : WWDJAPAN、KESIKI


Summary

開催概要

受講料
①ワークショップコース

22万円(税込)/定期購読会員(スタンダード)割引 19万8000円(税込)/チーム参加割引 2人目11万円(税込)3人目5万5000円(税込)
*ワークショップコースは全ての講義を会場で受講いただきます。
*会員割引は「スタンダードプラン」会員のみ適用となります。

②オンライン視聴コース

11万円(税込)/ワークショップ参加者からの紹介割引 5万5000円(税込)
*オンライン受講は講義のみの視聴となり、ワークショップへはご参加いただけません。
*紹介割引:ワークショップ申込者からの紹介での申込者は割引価格でお申し込みいただけます。

定員
①ワークショップコース

20名

②オンライン視聴コース

20名
*いずれも先着順となります。お早めのお申し込みをおすすめします。


Partner

KESIKIについて

企業や組織のありたい姿(BEING)と生み出すこと(DOING)の両輪をつくる、カルチャーデザインファーム。デザイナーや編集者、事業構築や投資のプロフェッショナルなど、多様な専門性を持つメンバーで構成。デザイン思考をベースにしたオリジナルなメソッドを通して、人や社会や地球に長く愛されるプロダクトやサービス、それを生み出す企業をデザインしている。サステナブルなファッションブランドの立ち上げやファッションビル大手の組織づくりプロジェクトなど、ファッションやビューティ業界のブランディングやプロダクト開発の経験も豊富。パートナーの九法崇雄はWWDJAPANエディトリアルアドバイザー、同じくパートナーの石川俊祐は経済産業省「これからのファッションを考える研究会」の委員も務めている。

KESIKIホームページ(https://kesiki.jp/)


Application

お申し込み

ワークショップコース
22万円(税込)
■定期購読会員(スタンダード)割引 19万8000円(税込)

*会員割引は「スタンダードプラン」会員のみ適用となります。

■チーム参加割引 2人目11万円(税込)3人目5万5000円(税込)

チーム(複数名)で参加される方向けに割引価格をご用意しております。ご希望の方はこちらからお問い合わせください。

*メールが立ち上がります。お名前と連絡先を明記の上、送信ください。

オンライン視聴コース
11万円(税込)
■ワークショップ参加者からの紹介割引 5万5000円(税込)

「ワークショップコース」へお申し込みいただいた方からのご紹介による割引で申し込みご希望の方はこちらからお問い合わせください。

*メールが立ち上がります。紹介者のお名前と連絡先を明記の上、送信ください。

問い合わせ先
「WWDJAPAN Educations」
担当:永松・山脇
support@infaspub.co.jp

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お気に入りの民藝に囲まれる幸せ 書籍「暮らしの民藝」に見る哲学者や編集者、作家など14組の暮らし

 「WWDJAPAN(以下、WWD)」で2016年4月から約1年にわたって連載されたコラム「名作椅子をめぐる旅」の著者であるデザインジャーナリストの萩原健太郎氏による新著「暮らしの民藝 選び方・愉しみ方(以下、暮らしの民藝)」(エクスナレッジ刊)が届いた「WWD」で連載したコラムは「ストーリーのある50の名作椅子案内」(スペースシャワーネットワーク刊)としてまとめられている。萩原氏は、日本文藝家協会会員で、インテリア企業アクタスで勤務後、デンマークへの留学を経て2007年に独立。東京と大阪を拠点に北欧や民藝に関する書籍を多数執筆している。「暮らしの民藝」では、お気に入りのものに囲まれた日本全国14組のライフスタイルを紹介。日々の営みにおけるこだわり、さりげない喜びが美しい写真と文章で綴られている。

 思想家の柳宗悦が仲間とともに生み出した美の視点である民藝という言葉は1925年に誕生。実用性、無銘性、複数性、廉価性、地方性、分業性、伝統性、他力性という8つの定義がベースにある。ただ、現代において、それ全てを網羅するには難しい。柳の長男の柳宗理は、機械で作られたモノでも素晴らしいものは民藝として認めているという。

 この書籍に登場するのは、哲学者の鞍田崇氏をはじめ、料理家の竹中紘子氏、編集者の松崎薫子氏、graf代表兼クリエイティブディレクタ―の服部滋樹・服部智香夫妻など。インテリア雑誌などに登場する一般的に“おしゃれ”と言われるインテリアとは一線を引く、住人のこだわりと美意識が反映された味わい深いものだ。それぞれの日々の生活を彩る家具、器、インテリア雑貨などがセンスよく紹介されている。これらを見ると、民藝とは日々の営みに自然に溶け込みささやかな“満足感”や“幸せ”を与えてくれるモノだと感じる。

 この書籍には、民藝にまつわる飲食店やそれらを販売する道具店も紹介されている。その中に、私の大のお気に入りの店舗「西洋民芸の店 グランピエ」を見つけた。東京・外苑前と京都・寺町にある世界中の生活雑貨を集めた店内は、何に出合うか分からないワクワク空間。コロナ禍で海外渡航が難しく、非日常を味わう機会がグッと減るなかで、都内で異国気分を味わうには最高の場所。そこで出合ったウズベキスタンのタペストリーやインドのテキスタイル、イランやトルコなどからの雑貨類は、その土地で日常的に使用されているものもあるし、一つ一つに作り手や歴史などのストーリーが宿り、私の日常に彩りや喜びを与えてくれている。東京・谷中にある暮らしの道具店「松野屋」も大好きな店舗。あらゆる素材で編まれたカゴや荒物などの生活用品がそろい、プロダクトデザイナーであるジャスパー・モリソン(Jasper Morrison)もお気に入りだとか。このような店舗で触れるモノには、手仕事の温もりや自然素材の美しさを直接に感じる力強さがある。

 コロナが長引き、“おうち時間”が長くなり、自宅での生活を見直す人が増えている。日本の住宅は狭く、海外のように人を招く文化はなかったが、コロナにより変化しつつある。このような状況で改めて、日々の生活に喜びを与えてくれる民藝に注目してみてはいかがだろうか。

 完璧でなくてもいい。住人の美意識と心地よさが反映された住居ほど魅力的なものはないと思う。

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