「サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。
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バイヤー向けにトピックスを拾います。
「サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。
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アイテムは、第1弾と同様に創業者の高田賢三への敬意を込めた。ブランドのエンブレムでもある虎をモチーフに使い、メンズ、レディース共にジェンダーレスかつタイムレスで、ユーモアなデザインをそろえた。
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アイテムは、第1弾と同様に創業者の高田賢三への敬意を込めた。ブランドのエンブレムでもある虎をモチーフに使い、メンズ、レディース共にジェンダーレスかつタイムレスで、ユーモアなデザインをそろえた。
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「ミュウミュウ(MIU MIU)」は、スポーツアクセサリーのカプセルコレクション“ミュウミュウ ワークアウト”を発売した。ロゴ入りのヨガマット(税込16万3900円)やヨガブロック(7万8100円)、ウオーターボトル(1万6500円)などをラインアップする。「ミュウミュウ」の一部店舗およびオンラインストアで販売中だ。
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H&Mジャパンは、3月1日に東京・池袋にオープンする路面店「H&M 池袋店」を公開した。注目は、売り場1階入り口付近などの一部の什器に、同社の不良品衣類を原料にした“循環型繊維リサイクルボード”の「PANECO」を導入した点だ。グローバルで進めているサステナビリティシフトの一環として店舗設計の面でも循環型を追求しており、それを体現する店になっている。
H&Mは2030年までに、全商品をリサイクル可能な原料、またはサステナブルに調達された原料に切り替えると発表している。現在、「既に64%が切り替わっている」(広報担当者)が、「商品そのものだけでなく、店舗設計、輸送、働き方、経営など全ての面で真にサステナブルな企業を目指す」。
池袋店で初導入する「PANECO」は、什器デザインなどを手がけるワークスタジオによるもの。輸送中に傷が付くなどして販売ができなくなったH&Mジャパンの不良品の衣類を裁断し、結合剤を加えて成形。テーブル什器やハンガー、ビジュアルを掲出するボードなどにした。繊維含有量は90%以上、粉砕して再成形することもできるという完全な循環型だ。「『PANECO』は池袋店で試験的に導入し、耐久性や導入にあたりかかるコスト、お客さまの反応などを検証していく」と、H&Mジャパンの山浦誉史サステナビリティ・コーディネーター。「店内の什器すべてを『PANECO』に置き換えるといった計画ではなく、今後もさまざま手法でサステナブルな店舗設計のあり方に取り組んでいく」という。「PANECO」の他店舗への導入スケジュールなどは現時点で未定。
「PANECO」に加え、組み立てや解体がしやすく、再度加工してリサイクルすることも可能なアルミ製の什器もワークスタジオと組んで導入。店内照明は全てLEDにし、消費電力を従来の照明に対し最大50%抑えた。また、壁面塗料は揮発性有機化合物が1%未満のものを使用しているという。
池袋店は3層の作りで、売り場面積は約1000平方メートル。ウィメンズ、メンズと、主にティーンに向けた“ディバイデッド(DIVIDED)”ラインの商品を販売する。「H&M」の国内店舗は、これで117店となる。路面店のオープンは19年9月の「H&M 戎橋店」(大阪・心斎橋)のリニューアル以来となり、東京都内に限れば09年の「H&M 原宿店」以来。池袋への出店は08年の日本上陸以来初めて。
約1000平方メートルという売り場面積は、新宿などの旗艦店に比べれば3分の1ほどの広さ。「(路面店オープンにあたり、店舗設計の面でのサステナビリティの追求としてどんなことができるかを考えたが)本国のスウェーデンの旗艦店などで行っているリペアステーションの設置などは広さの面で難しい。この面積の中でどんな取り組みができるかを考えた」と広報担当者。「今後も新店出店、中でも路面店出店の際は、店舗設計としてどのようなサステナブルな取り組みができるかを考えていく」という。
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「グッチ(GUCCI)」は、2022-23年秋冬コレクションのショーを2月25日にミラノで開催。「アディダス(ADIDAS)」とのコラボアイテムを披露し、話題になった。
コラボは、スポーティーなトラックスーツとフォーマルなスーツを融合させたようなセットアップや「アディダス」の“スリーストライプス(3本線)”をデザインした帽子、グローブ、ヘッドスカーフなど。アイテムには、「アディダス」の三つ葉の下に「グッチ」の名を入れたコラボロゴがあしらわれている。
ショーのフロントローには、妊娠中のリアーナ(Rihanna)と交際中のエイサップ・ロッキー(A$AP Rocky)が着席。他にも、セリーナ・ウィリアムズ(Serena Williams)やデイジー・エドガー・ジョーンズ(Daisy Edgar-Jones)、キアラ・フェラーニ(Chiara Ferragni)らが参加した。
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「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」は3月2日、初のビューティアイテムを発売する。オードパルファム10種とオードコロン2種、リップスティック30色、石けん、クリーム、コーム(櫛)、ポーチをそろえる。価格は100mLのオードパルファムが220〜240ユーロ(約2万8000〜3万円)、リップスティックが35ユーロ(約4500円)。ヨーロッパのブティックおよびECサイトで取り扱い、ほかの小売り店は4月末〜5月に発売予定だ。
同ブランドは2018年にスペインのファッション・ビューティ企業であるプーチ(PUIG)に買収され、デザイナーのドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)は傘下になった当初からビューティを手掛けたいと思ったという。「われわれは早い段階からビューティアイテムの構想を始めた。私はいろいろなタイプの人に服を作っているので、フレグランスもあらゆる人にアピールできるものを作りたかった」と話す。
ノッテンにとって、香りは幼少期から馴染みのあるものだという。「キッチンに行けば鍋やオーブンに鼻を突っ込み、料理の香りに夢中になっていた。子どものころの記憶は母親が使っていた『ゲラン(GUERLAIN)』の名香“シャリマー”の印象が残っているし、幼いころから香りや香水でいろいろ遊ぶのが好きだった」と振り返る。
ビューティアイテムは、異なるカラーやプリント、テクスチャーを組み合わせるファッションのデザインと同様の考えで作った。透明な瓶にラベルを貼り付けた従来の香水瓶ではなく、鮮やかなカラーやプリントを組み合わせたデザインにこだわった。たとえばオスマンサス(金木犀)のノートを含む“フルール ドゥ マル(Fleur du Mal)”はべっ甲柄とバイオレットのガラスボトルを組み合わせ、栗とバニラをブレンドした“ソワイエ マラケ(Soie Malaquais)”はバーガンディー色のガラスと陶器から作られたボトルに閉じ込めた。
フレグランスの中身はインターナショナル・フレバー・アンド・フレグランス(IFF)やジボダン(GIVAUDAN)、フィルメニッヒ(FIRMENICH)といったさまざまな香料メーカーの調香師が手掛けた。ノッテンは調香師をアントワープにある自宅やガーデンに直接呼び、共に香りを作り上げたという。中身も異なる要素を用い、カンナビス(大麻)とパチョリ、ローズマリーとパチョリなど意外な組み合わせにこだわった。
リップスティックは30色のうち、15色がサテン、10色はマット、5色はシアー(艶やか)な仕上がりだ。リップバームも用意する。フレグランス同様にカラフルなケースにそれぞれ詰め替えが可能になっている。これまで数々のファッションショーやキャンペーン撮影のメイクを選んできたことから、メイクアップもノッテンにとって馴染み深いものだ。「メイクは人の印象を大きく左右するもの。目元を少しミステリアスにしたり、口元にダークなカラーをのせて目立たせたりするだけで、見た目が一気に変わる。メイクアップは人を変える無限の可能性を秘めている」。
サステナビリティも開発の大きなポイントだ。香水のボトルは全て倫理的に調達された再生可能な素材を用い、充填もできるようになっている。ポーチは洋服で余った生地をリサイクルして作り、製品の外箱は紙を使用した。
プーチは近年カラーコスメに力を入れており、18年には「クリスチャン ルブタン(CHRISTIAN LOUBOUTIN)」のビューティライセンスを取得、20年4月にはイギリスの人気メイクアップブランド「シャーロット ティルブリー(CHARLOTTE TILBURY)」を買収した。
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旅はいい。コロナで今は旅がしづらいが、規制が緩い合間の出張は今までよりも心に響く出会いになっている。
昨年は、徳島の藍染の聖地まで職人に会いに行った。旅を共にしたのは、「ベドウィン&ザ ハートブレイカーズ(BEDWIN & THE HEARTBREAKERS)」の渡辺真史ディレクター、そして事業の循環サイクルを生み出してステップアップに導くメイキットコープの亀石太夏代表を初めとするチーム。藍染を取り入れたサステナブルなアイテムを製作する現場で出会い、感じ、届けるための旅は、旅路でもお互いの感覚を調整するようにデザインやビジョンをシェアして過ごした。
以前のコラムでも「自然由来だから」と語りながら藍染の液をすくって舐める職人の姿に感化されたと伝えたが、徳島の藍を学び、また徳島で今注目されている上勝町のサステナブルなあり方を知り、私たちのモノづくりは更にリベラルになりそうだ。
藍染は、【合い初め】 。
【合う】 は、二つ以上のものが近寄って一つに調和すること。
【馴れ初め】は、 恋仲の者が知り合ったきっかけ、そのはじまり。
そして【合い初め】は 二つ以上のものが調和するきっかけ。特に藍によって生じること。
「ベドウィン&ザ ハートブレイカーズ」と私のブランド「パスカル マリエ デマレ(PASCAL MARIE DESMARAIS)」は上記のテーマを掲げ、藍染という天然の染めを使い、伝統文化の持続と新たな可能性に挑戦するプロダクションを共にする。今ファッション業界が抱える在庫問題に取り組み、新たな価値を与える貴重なコラボレーションが実現した。ジェンダー問わず楽しめる、ロンT、Tシャツ、ソックス、デニム、シャツなど、数に限りはあるが、たっぷり楽しめるラインアップだ。
私たちは今後も、この旅を通して立ち上がった有機的ユニット「FRUITS」として活動を続ける。果物に優劣は無く、比べるものではない。それは、自然の恩恵から生まれた命の結晶だ。私たちは「地球」と言う惑星以外に住む場所を持たない。大切なことは、いかに地球環境を守り、継続し、次世代へ受け継ぐかだ。メイキットコープは、社会課題をアートとビジネスの視点からひも解き、プロジェクトを通して社会課題を可視化し、解決の糸口を見つけることを目指す。そこで、さまざまな才能を持った仲間を集め、多様な表現方法で形にしていこうと考えている。これを「FRUITS」と名付け、メイキットコープがカルチャーにビジネスとテクノロジーのエッセンスを加えて発表する。
藍染については、艶やかに一つ一つ伝統の技で染めた商品、ジェンダーを超えたストリートカルチャーを感じさせるファッションが一堂に並ぶ。会場にぜひ立ち寄って欲しい。
会期:3月2~8日 (5日17時~は、FRUITSメンバーが在店予定)
時間:11~20時(※最終日は18時まで)
会場:阪急メンズ東京 6F BASE6
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「エトロ(ETRO)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。
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アノラックなどのライトアウターが22年春夏のキーアイテムになりそうです。“アノラック”とは防寒や防風などの機能を備えたフード付きのアウターで、北極に近い極寒の地域で着られていたウエアですが、この春夏は彩り豊かな軽い羽織り物として登場。アウトドア気分を帯びた、おしゃれなシティーウエアとして打ち出されています。
もともとアウトドアはスポーティーな印象がありますが、あえてモードかつフェミニンに着こなすのがこの春夏の操り方。たとえば、「トッズ(TOD'S)」はイエローやオレンジの明るい配色で取り入れました。ふんわりと空気をはらんだシルエットが、ミニ丈とのコンビネーションでみずみずしい印象に仕上げています。今回は、新顔のアノラックやライトアウターを生かした、今季おすすめの着こなしを集めてみました。
アノラックには“かさばる防寒着”のイメージもありますが、今季の新タイプは軽やか。シャツのような感覚のアノラックも増えてきました。暖かい春夏なら1枚で着られるので、爽やかな雰囲気をまとえます。
フレッシュなネオングリーンでまとめたのは「エルマンノ シェルヴィーノ(ERMANNO SCERVINO)」。パーカに近いシルエットのアウターに、あえてレース仕立てのミニスカートを合わせて、トレンドの“Y2K”ファッションに。斜め掛けしたミニポシェットが愛らしさをかさ上げしています。
「MSGM」は、アスレチックウエア風のライトアウターをセレクト。ショートパンツと合わせたことも手伝って、防寒服の印象はほぼ感じられません。ジューシーなイエローをアウターとシューズで取り入れ、装いにビタミンチャージ。花柄のシャツに重ねてフレッシュに整えました。無造作にバサッと羽織り、気負わないムードを醸し出すのがポイントです。
ボリュームたっぷりのアウターは、立体感を生かして着やせ効果を狙えます。フードをかぶって、小顔効果も印象づけて。「イザベル マラン(ISABEL MARANT)」のライトアウターは、サーモンピンクがキュート。ややオーバーサイズのシルエットなので、のどかな落ち感が備わりました。さらに、両袖をたくし上げて二の腕周りにふんわりしたパフ状の膨らみをこしらえることで、腕を華奢に見せることが可能に。オールインワンを含む全体をピンクでまとめた、ハッピーオーラ漂う装いです。
軽量のパーカタイプも登場しています。薄手でエアリーなので、春夏の装いにうってつけです。
「アナ スイ(ANNA SUI)」は、花柄で飾ったナイロン素材のパーカを披露。両袖には着物ライクなボリュームを持たせて空気をはらませる一方、ひじ先で絞りを加え、細さを印象づける工夫も凝らしています。同じ濃いピンクのトップスやワンピースと合わせて、フェミニン濃度をアップ。気軽に羽織れるライトアウターは、気温が定まりにくい春夏の温度調節にも便利です。
ライトアウターのカジュアルさを逆手に取って、ゴージャスなの装いに意外性を添えるスタイリングも提案されています。適度な抜け感を漂わせるピースとして効果的です。
「トム フォード(TOM FORD)」は、アイキャッチーなまばゆいボトムスに、ネオンピンクのブルゾンを重ねました。ウエットスーツにも似たボンディング素材の羽織り物が、一段と装いのムードを弾ませています。さらに、きらびやかなブリンブリン系のネックレスも投入し、グラマラスなハイブリッドコーデに仕上げました。
ライトアウターは、サッと羽織るだけでスタイリングがキマる“時短ウエア”。ゆったりと体を覆ってくれるので、体のラインを拾わないのも薄着になる春夏にはうれしいところ。着心地が軽く、お手入れも割とイージーで、使い勝手に優れているのは、汗ばむ季節に助かります。カラフルなタイプが増えて、今のトレンドにもマッチ。勢いづくミニボトムスやフェミニンなワンピースと合わせれば、こなれたムードに整えられるので、ぜひこの春夏に試してみてはいかがでしょう。
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「カルティエ(CARTIER)」からハイジュエリー“シジエム サンス パル カルティエ(SIXIEME SENS PAR CARTIER)”のチャプター3が登場した。“シジエム サンス”とは、“第六感”という意味。トロンプルイユ(だまし絵)やグラフィック効果により、人間のあらゆる感覚を刺激し、想像力を掻き立てて第6感までも呼び覚ますというコレクションだ。チャプター3は3点で構成。メゾンのサヴォアフェールが駆使され、躍動感としなやかさ、コントラストが融合した作品ばかりだ。
“シネステジー”ネックレスの主役は、透明感溢れる約35カラットのコロンビア産のエメラルド。その透明感と面取りを施した丸みのあるカッティングは飴玉のようで、味覚と触覚が誘発される。台座には四角、長方形、円形にカットされたターコイズとダイヤモンドがぎっしりと敷かれた台座にセットされており、アール・デコのような印象を受ける。ネックレスの部分には、カボションカットのエメラルドビーズをはじめ、大小さまざまな形にカットされたダイヤモンドとターコイズが立体的に連なり、グラデーションを描いている。房飾りとセンターの部分は付け替えて着用が可能で、ブローチとしても着用できる。センターは、もちろんペンダントトップとしても使用可能だ。
1925年に登場した“ベレニス”と呼ばれたショルダージュエリーから着想を得たのが、“ヴィクトリエンヌ”ネックレスだ。エメラルド、天然パール、ダイヤモンド、ブラックエナメルでオリジナリティー溢れるデザイン“ベレニス”は当時センセーションを巻き起こし、グリーン、ホワイト、ブラックというカラーコントラストは「カルティエ」を象徴するコードの1つになった。“ベレニス”をモダンに再解釈した“ヴィクトリエンヌ”の中央には約16カラットのコロンビア産のエメラルドがセットされ、そのわきからダイヤモンドセッティングされた波状のパーツが連なり、それらに施されたブラックラッカーがダイヤモンドの輝きと交互に明暗のリズムを描き、視覚的に強いインパクトを与えている。ランダムにセットされたエメラルドが波状のモチーフに動きを加え、菱形にカットされたダイヤモンドがその連続性の方向を変化させる。気の遠くなるような複雑で緻密なテクニックで仕上げられたネックレスには、見れば見るほど惹きつけられる、まるで磁石のようなパワーがみなぎっている。
“エテラクティス”リングは、上から見ても横から見ても存在感たっぷりだ。一見、イソギンチャクのように見えるリングには、約7.8カラットのスリランカ産サファイアをセンターストーンに、ダイヤモンドとパンジール産の10個のエメラルドを花びらのようにセッティングしている。驚くのは、10個のエメラルドだ。これらの美しさを最大限に引き出すために、宝石細工職人が考案した新しい立方体のカットにより、エメラルドの上と横の両方の面がそのままリングに生かされている。上と横、別々に石をセットするのが通常だが、ジュエリー職人が外から見えないレールを使用で1個で両面の美しさを損なうことないセッティングを実現。宝石のカットには輝きが重要視される。新しいカットで輝きを出すために、レールの底面にはエメラルドが光を反射させられるようミラーポリッシュが施されているという。このリングには、宝石の美しさを最大限に生かすカット、そして、それをジュエリーに美しく仕上げるテクニックが凝縮された1点だ。
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「グッチ(GUCCI)」が2年ぶりにミラノ・ファッション・ウイークでショーを開き、新作コレクション「EXQUISITE GUCCI」を発表した。本社のグッチ・ハブに作られた会場は歪んだ姿が映る凸凹な鏡に囲まれ、ショーが始まるとサーチライトの眩しい光が動きながら点滅したり、赤く染まったり。現実と非現実の間にいるような感覚を覚える。
もともとメンズのコレクションを予定していたという今回は、全84ルックのうち15ルックだけを「ウィメンズ」とした。ウィメンズのミラノコレクション期間中に、メンズを発表したことになる。アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)は、就任当初からジェンダーの概念は流動的なものと捉えている。本人は、「示したかったのは、スーツに代表されるメンズウエアは、女性が着ても美しいということ。(自分が『グッチ』を手がけるようになった)7年前はジェンダーフリュイドなコレクションと評されたが、私の中では何も変わっていない」という。今回は、メンズウエアの核となるスーツをベースに、スポーツ、レトロ、グラムロック、パンク、センシュアリティなどの要素を自由にミックスしたスタイルを全ての人に向けて提案した。80年代風の力強いショルダーラインのスーツや大ぶりのバッグ、パンクなスタッズ使いは、メンズウエアとしての提案だが、「女性が着ても美しい」というのがミケーレの主張。それは、ジェンダーレスやユニセックスという特別な服ではなく、男性向け・女性向けに作った普通の洋服さえ、あらゆるジェンダーが自由に楽しんで良いと訴える。ジェンダーレスという言葉に縛られ「マスキュリン」や「フェミニン」という言葉に抵抗を覚えるようになってしまったムードを打破した2022年春夏のファッション業界からの提案をさらに一歩深めた印象だ。
もう1つ、コレクションを語る上で欠かせないのは「アディダス(ADIDAS)」とのコラボレーションだ。そのきっかけはアレッサンドロが見た、1990年代に発表された「アディダス」とデザイナーのローラ・ウィットコム(Laura Whitcomb)のコラボによるドレスを着たマドンナの写真という。それを再解釈した真っ赤なドレスも目を引くが、中心となるのは「グッチ」が誇るサルトリアに「アディダス」のアイコニックなデザインを取り入れたスーツだ。素材には“GGモノグラム”と「アディダス」の“トレフォイル”を組み合わせたジャカードをはじめ、コーデュロイやチェック地を使用。ジャケットの胸元には“トレフォイル”と「GUCCI」の文字を刺しゅうであしらい、袖やパンツのサイドにはグログランテープで3本ストライプを描いている。そのスタイルは、ストリートウエアやスポーツカジュアルからドレスアップスタイルへの変容を表すかのよう。「メタモルフォーゼ(変身)」を重要なキーワードとして掲げたミケーレは、「3本線などの『アディダス』のアイコンを、別の洋服にのせることでメタモルフォーゼした。スポーツウエアはエレガントなスタイルにメタモルフォーゼしたし、クラフツマンシップを誇る『グッチ』の伝統はコンテンポラリーにメタモルフォーゼした」と語る。冒頭で説明したショー会場は、往年のディスコのイメージ。「ディスコは、さまざまなカルチャーや人種が入り混じる、メタモルフォーゼの場所だった」と語る。「アディダス」とのコラボは、“ガゼル”スニーカーやボクシングシューズからヒントを得たフットウエア、手袋、スイミングキャップのような帽子、スカーフといったアクセサリーまで、バリエーション豊かなアイテムをラインアップする。
引き続きエクストリームなルックもあるが、一つ一つのアイテムに目を向けると、ずっと着られるタイムレスなものが多い。今回はバッグも“バンブー”や“ジャッキー”といった既存モデルのアップデートのみという。アレッサンドロが就任して以来、「グッチ」は一貫したスタイルを打ち出し続けてきた。すでにシーズン性は薄く、一点ずつ買い足してワードローブに加え、楽しむことができる。話題を集めるコラボ以外の、今の「グッチ」の魅力だ。
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サニタリーショーツのパイオニアとして知られる老舗下着メーカーのタカギは、女性向け下着ブランド「アヤメ(AYAME)」から“スクエアハーフソフトブラ”(全4色、各税込6600円)を3月2日に発売する。同ブランドがブラジャーを展開するのは初めて。
ブランドデビュー1周年を記念し手掛けた“スクエアハーフソフトブラ”はノンワイヤータイプで、女性の体を締め付けないようにデザインを設計。上質な素材を使用し、ふんわりとした優しい着心地を追求した。月経時のデリケートな時期にもしっかりと寄り添い、どんな時でもアクティブに過ごしてほしいという思いを込めた。
加えて、3月8日から現在発売中の吸水ショーツを含め、コットンを使用した製品を全てオーガニックコットンに変更する。さらに、フロントからバックにかけて上質なレースを施した吸水ショーツ“エコナップレースサニタリーショーツ”(全4色、各税込3850円)も発売する。
「アヤメ」は昨年3月8日に誕生。女性の社会での活躍を応援し、SDGsの環境問題やジェンダー問題に取り組むことを掲げている。吸水パッドが取り外し可能な分離型の“エコナップサニタリーショーツなどを提案している。
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サニタリーショーツのパイオニアとして知られる老舗下着メーカーのタカギは、女性向け下着ブランド「アヤメ(AYAME)」から“スクエアハーフソフトブラ”(全4色、各税込6600円)を3月2日に発売する。同ブランドがブラジャーを展開するのは初めて。
ブランドデビュー1周年を記念し手掛けた“スクエアハーフソフトブラ”はノンワイヤータイプで、女性の体を締め付けないようにデザインを設計。上質な素材を使用し、ふんわりとした優しい着心地を追求した。月経時のデリケートな時期にもしっかりと寄り添い、どんな時でもアクティブに過ごしてほしいという思いを込めた。
加えて、3月8日から現在発売中の吸水ショーツを含め、コットンを使用した製品を全てオーガニックコットンに変更する。さらに、フロントからバックにかけて上質なレースを施した吸水ショーツ“エコナップレースサニタリーショーツ”(全4色、各税込3850円)も発売する。
「アヤメ」は昨年3月8日に誕生。女性の社会での活躍を応援し、SDGsの環境問題やジェンダー問題に取り組むことを掲げている。吸水パッドが取り外し可能な分離型の“エコナップサニタリーショーツなどを提案している。
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「マルニ(MARNI)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。
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デジタルファッションのスタートアップ企業、ドレスX(DRESSX)はロシアからの軍事侵攻を受けているウクライナのサポートを目的に、アプリを通じてウクライナ国旗をイメージしたドレスや帽子、イヤリングなどのARルックスがダウンロードできるサービスを始めた。アプリをダウンロードすると「ドレスX」のARルックを“着用”した自撮り写真を簡単に手に入れることができる。また、仮想通貨のコインベース・コマース(Coinbase Commerce)で寄付も受け付けている。ドレスXは「その寄付金が戦争を止めるため、ウクライナを助けるために使われることをわれわれが確認する」と言う。
ドレスXは米国ロサンゼルスを拠点としたスタートアップ企業で、共同創業者たちはウクライナ出身。ダリア・シャポヴァロヴァ=ドレスX共同創業者兼CEOはキエフでファッションウィークを立ち上げるなど、ファッションとデジタルをつなぐ起業家として注目されている。同CEO自身のインスタグラム(@moredaria)を通じて、「今日も、そしてこれからも、私の心はウクライナとともにあります。私たちはウクライナを支援するための募金活動を開始し、ウクライナ国防省やさまざまな基金に寄付をするよう皆さんに呼びかけました。私たちにできることは、それくらいしかない。でも、みんなが“最低限”のことをすれば、歴史の流れを変えることができるのです。だから、一緒に、アクションを起こしませんか?」と、ハッシュタグ #supportukraine をつけて呼びかけている。
2020年に創業したドレスXは急成長しており、開催中のファッションウィークでも数々のブランドがドレスXとコラボレーションをしている。アメリカ、ロシア、フランス、モロッコ、ルーマニア、スペイン、リトアニア、カザフスタン、ドミニカ共和国など、さまざまな国に拠点を置くチームメンバーで構成されており、同社はホームページを通じて「私たちは、世界のどの国も、どの民族も、戦争や紛争の中にあってはならないと考えている。平和は私たちの最大の美徳であり、誰かが助けを必要としているときに団結することが人類の目標。コミュニティの力は奇跡を起こすことができる。団結して、一緒にこの奇跡を起こそうではないか」と発信している。
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デジタルファッションのスタートアップ企業、ドレスX(DRESSX)はロシアからの軍事侵攻を受けているウクライナのサポートを目的に、アプリを通じてウクライナ国旗をイメージしたドレスや帽子、イヤリングなどのARルックスがダウンロードできるサービスを始めた。アプリをダウンロードすると「ドレスX」のARルックを“着用”した自撮り写真を簡単に手に入れることができる。また、仮想通貨のコインベース・コマース(Coinbase Commerce)で寄付も受け付けている。ドレスXは「その寄付金が戦争を止めるため、ウクライナを助けるために使われることをわれわれが確認する」と言う。
ドレスXは米国ロサンゼルスを拠点としたスタートアップ企業で、共同創業者たちはウクライナ出身。ダリア・シャポヴァロヴァ=ドレスX共同創業者兼CEOはキエフでファッションウィークを立ち上げるなど、ファッションとデジタルをつなぐ起業家として注目されている。同CEO自身のインスタグラム(@moredaria)を通じて、「今日も、そしてこれからも、私の心はウクライナとともにあります。私たちはウクライナを支援するための募金活動を開始し、ウクライナ国防省やさまざまな基金に寄付をするよう皆さんに呼びかけました。私たちにできることは、それくらいしかない。でも、みんなが“最低限”のことをすれば、歴史の流れを変えることができるのです。だから、一緒に、アクションを起こしませんか?」と、ハッシュタグ #supportukraine をつけて呼びかけている。
2020年に創業したドレスXは急成長しており、開催中のファッションウィークでも数々のブランドがドレスXとコラボレーションをしている。アメリカ、ロシア、フランス、モロッコ、ルーマニア、スペイン、リトアニア、カザフスタン、ドミニカ共和国など、さまざまな国に拠点を置くチームメンバーで構成されており、同社はホームページを通じて「私たちは、世界のどの国も、どの民族も、戦争や紛争の中にあってはならないと考えている。平和は私たちの最大の美徳であり、誰かが助けを必要としているときに団結することが人類の目標。コミュニティの力は奇跡を起こすことができる。団結して、一緒にこの奇跡を起こそうではないか」と発信している。
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デジタルファッションのスタートアップ企業、ドレスX(DRESSX)はロシアからの軍事侵攻を受けているウクライナのサポートを目的に、アプリを通じてウクライナ国旗をイメージしたドレスや帽子、イヤリングなどのARルックスがダウンロードできるサービスを始めた。アプリをダウンロードすると「ドレスX」のARルックを“着用”した自撮り写真を簡単に手に入れることができる。また、仮想通貨のコインベース・コマース(Coinbase Commerce)で寄付も受け付けている。ドレスXは「その寄付金が戦争を止めるため、ウクライナを助けるために使われることをわれわれが確認する」と言う。
ドレスXは米国ロサンゼルスを拠点としたスタートアップ企業で、共同創業者たちはウクライナ出身。ダリア・シャポヴァロヴァ=ドレスX共同創業者兼CEOはキエフでファッションウィークを立ち上げるなど、ファッションとデジタルをつなぐ起業家として注目されている。同CEO自身のインスタグラム(@moredaria)を通じて、「今日も、そしてこれからも、私の心はウクライナとともにあります。私たちはウクライナを支援するための募金活動を開始し、ウクライナ国防省やさまざまな基金に寄付をするよう皆さんに呼びかけました。私たちにできることは、それくらいしかない。でも、みんなが“最低限”のことをすれば、歴史の流れを変えることができるのです。だから、一緒に、アクションを起こしませんか?」と、ハッシュタグ #supportukraine をつけて呼びかけている。
2020年に創業したドレスXは急成長しており、開催中のファッションウィークでも数々のブランドがドレスXとコラボレーションをしている。アメリカ、ロシア、フランス、モロッコ、ルーマニア、スペイン、リトアニア、カザフスタン、ドミニカ共和国など、さまざまな国に拠点を置くチームメンバーで構成されており、同社はホームページを通じて「私たちは、世界のどの国も、どの民族も、戦争や紛争の中にあってはならないと考えている。平和は私たちの最大の美徳であり、誰かが助けを必要としているときに団結することが人類の目標。コミュニティの力は奇跡を起こすことができる。団結して、一緒にこの奇跡を起こそうではないか」と発信している。
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「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」は、「チャンピオン(CHAMPION)」と10年ぶりのコラボレーションとなる、カプセルコレクションを3月4日に発売する。アイテムは、「チャンピオン」を象徴する“リバースウィーブ®︎”を再構築したフーディー(税込3万800円)やスエット(同2万8600円)、Tシャツ(2万5300円)、スエットパンツ(2万8600円)、ハーフパンツ(2万4200円)の5型をそろえる。「ミスター ハリウッド(Mister hollywood)」や「ミスターハリウッド オオサカ(Mister Hollywood OSAKA)」、「N.ハリウッド」直営店舗、「N.ハリウッド ゾゾヴィラ(N.HOOLYWOOD ZOZOVILLA)」、公式オンラインストアで販売する。
約10年ぶりの協業について、尾花大輔「N.ハリウッド」デザイナーは「“リバースウィーブ®︎”のニューコンセプトでありながら、別軸となるプロダクトを考えた。今後いろいろな形で派生しながら、言わば『チャンピオン』にとって新たな原点となりえるプロダクト制作を目指した」とコメントした。
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紳士服最大手の青山商事は28日、オーダースーツ「麻布テーラー」などを運営するエススクエアード(大阪、清水貞行社長)の全株式を取得すると発表した。取得金額は非公表。青山商事はオーダースーツを成長分野の一つと捉え、拡大戦略をとる。
持ち株会社エススクエアードの傘下にメルボメンズウェアー、メルボ紳士服工業などがある。中でもメルボメンズウェアーが展開する「麻布テーラー」は高いブランド力で知られており、青山商事のスケールメリットと掛け合わせることでシェア拡大につながると判断した。エススクエアードの業績は非公開だが、「麻布テーラー」は全国で26店舗を運営している。メルボ紳士服工業は広島県と滋賀県に自社工場を持つ。
仕事着のカジュアル化がコロナによって加速し、ビジネススーツ市場は強烈な逆風下にある。青山商事は飲食業やシェアオフィスなどのスーツ以外の事業を強化する一方で、本業のスーツ事業では知名度のあるブランドを取得することで着実に基盤を固める。
エススクエアード、メルボメンズウェアー、メルボ紳士服工業の社長には、4月1日付で青山商事の岡野真二・取締役兼常務執行役員商品本部長が就任する。
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米国発のデジタル卸プラットフォーム「ジョア(JOOR)」が存在感を強めている。2010年に創業した「ジョア」は、「世界最大規模のB to Bマーケットプレイス」を標榜し、現在ファッション関連を中心に53カテゴリー、1万3200のブランドをユーザーとして抱え、直近12カ月の流通総額(卸売ベース)は約2兆円に到達した。日本では、19年から伊藤忠商事が独占的な戦略パートナーとして本格始動。海外の大手ラグジュアリーブランドから国内の雑貨メーカーまで取り扱いジャンルも幅広く、累計流通総額(卸ベース)は約2700億円に上った。多くのブランド、小売店は、なぜ「ジョア」を信頼するのか?
150カ国、
約37万5000の小売店にリーチ
1 / 3
「ジョア」の強みはシステムの開発力だ。ブランドと小売り間のデータ連携といった業務効率化はもちろん、トレンド分析やレコメンド機能なども搭載する。米百貨店ニーマン・マーカス(NEIMAN MARCUS)や仏百貨店プランタン(PRINTEMPS)、パリの個店メルシー(MERCI)、ECのショップボップ(SHOPBOP)などの有力ショップは、自社の基幹システムと「ジョア」を連携させて、受発注や在庫管理、売れ行き傾向の把握などをよりスムーズに行っている。
また、注目したいのが「ジョア」がSNSのような要素を持ち合わせている点だ。小売り側には現在、150カ国に約37万5000の小売店がおり、本格展開して2年で既に日本国内でも2万4000以上の店が既にユーザーになっている。ブランド側もバイヤー側も「ジョア」上で新しいクライアントを探すことができるため、日本のブランドに、海外の小売店から「買いたい」と突然連絡が来る事例も多い。決済機能もあるので、初めての取引先で万が一、売掛金が回収できないというリスクを防げるのも魅力だ。
使用料はブランド側のみが課金する仕組みで、ミニマムプラン(社内4人のユーザーが使用する場合)で年間9999ドル(約115万円)。ユーザーが増えるごとに使用料も増す。小売店側は無料で使用できるが、基幹システムの連携には別途経費がかかる。
今回は、既に「ジョア」を導入している日本のファッション関連企業3社から声を集めた。オリジナルブランドで海外卸を進めるビームス(BEAMS)、社内での受注の取りまとめに「ジョア」を活用しているバッグ専門店の「サックスバー(SAC’S BAR)」、メンズブランド「エフシーイー(F/CE.)」を手掛けると共に、ショップ「ノルディスク キャンプ サプライ ストア(NORDISK CAMP SUPPLY STORE)」も運営し、ブランド側とバイヤー側の両方で「ジョア」を使用しているOPEN YOUR EYESの担当者が、それぞれ「ジョア」導入の決め手や使用した感想を語った。
まるでiPhoneのような
スピード感でアップデート
されていく(ビームス)
まず登場するのは、ビームスで「ビームス プラス(BEAMS PLUS)」「ビームス ボーイ(BEAMS BOY)」「ピルグリム サーフ+サプライ (PILGRIM SURF + SUPPLY)」などの海外卸を担う担当者。「海外での受発注に対応したサービスであること、ラインシートの作成時間を削減できることの2点を重視し、“『ジョア』一択”で導入に至った。ラインシート作成の効率化は期待以上だった。これまでは2〜3週間、終電ギリギリまで作業していたが、導入後には3分の1ほどになり、浮いた時間を他の業務に充てることができた」。
「2019年にパリで展示会を実施して、“これから”というタイミングでコロナが拡大し、リアル展示会を行えない状況となった。デジタル上でのやりとりで、オーダー数に影響が出ないか不安だったが、ズームアップ機能で柄や素材などのディテールもよく分かるとバイヤーからは好評だ。想像以上に世界各地の小売店からのコンタクトが多く、海外卸のオーダー数はむしろ右肩上がりとなった。新規の取引先とは直接会えない不安もあるが、支払いはデポジットにしたので、不安も解消できた」。
「システムの反映の速さにも驚いている。まるでiPhoneのようにどんどんアップデートされていく。新機能についても『ジョア』のカスタマーサクセスチームがサポートしてくれるので安心だ。『ジョア』のシステムにこちら側がアジャストする必要もなく、自分たちに合わせた使い方ができるのも非常に魅力に感じている。今後は、海外バイヤーからの新規オファーに対して、『ジョア』上で相手の情報を網羅できるようになるとより便利になるだろう」と、口々に語る。
6人体制で2日間かかっていた
集計が一瞬で終了
(サックスバー)
バッグ専門店の「サックスバー」の担当者からは、以下のようなコメントが出た。「当社は、全国630店舗の各店長がそれぞれの裁量で、展示会で気に入った商品を発注する仕組みになっている。コロナ以前は年に2回、東京で展示会を開催しており、そこに全国から各店長が足を運んでいた。当初、『ジョア』はブランドの卸向けのサービスの印象が強かったが、当社のような小売りにとっても便利なツールだと感じた。コロナ禍で、移動が困難でもオンラインでオーダーを全国から集められる。さらに、これまで6人体制で丸2日もかかっていた集計業務がオンライン上で、一瞬で終わるようになった。それまで紙ベースで発注を受けて、一枚ずつ集計していたときには考えられないほど、効率化できている」。
「『ジョア』は慣れればECで買い物する感覚に近いが、まだ各店長からの操作方法についての問い合わせが多いのは事実だ。社内用の説明書を作成するときには、カスタマーサクセスチームがアドバイスをくれ、店舗からの直接の質問や相談にも対応いただいている」。
「気に入っている機能は、オーダーの進捗状況が可視化できる機能。展示会の最中にどんな商品にオーダーが入っているか一目で分かり、意外な人気商品も途中経過の時点で分かる。逆に動きの鈍い商品に対しては、個別に営業をかけられるし、紙の受注体制ではできなかったことができるようになった」。
国内外のブランドと
バイヤーのニーズを
盛り込んだ「ジョア」には
今後も更に期待ができる
(エフシーイー)
OPEN YOUR EYESでは、自社ブランド「エフシーイー」の卸のために「ジョア」を導入している。「2020年5月に『ジョア』を導入したが、それまでは自社開発のシステムを使っていた。創意工夫して作ったシステムだったが、不便な面が多かったり、オンラインじゃないと使えなかったりして、不便な面があった。海外では『ジョア』を利用している小売店が多く、われわれのブランドは海外比重も大きいことが導入の決め手になった。『ジョア』はオフラインでも使用できる。展示会の会場は必ずしも通信環境が良いとは限らないので、非常に便利だ。ラインシートや受注をPDF化できる機能も重宝している。国内の展示会では、紙資料を渡すことがまだ多いので、すぐにラインシートを紙で出力できるのは助かる」と、同社の山根敏史代表。
OPEN YOUR EYESは、渋谷、京都、世田谷などでショップを展開する「ノルディスクキャンプ サプライ ストア」で、買い付けのためにも「ジョア」を使用している。同社はブランド側としてだけでなく、バイヤー側の目線でも「ジョア」を見ているというわけだ。高橋真バイヤーは、「『ジョア』では過去のオーダー履歴をさかのぼって見ることができ、バイヤーとして非常に助かっている。今後は、ブランド側で推しているアイテムがどれかといったことが分かるようにしてほしい。展示会では数多くのブランドの商品を目にするため、『ジョア』上でそれがまとまっていると、後から見返したときに助かる。今は『ジョア』で買い付けしているブランドもあれば、独自のフォーマットで買い付けしているブランドもあるので、それらが『ジョア』で統一できたりすると更に便利になると思う」と話す。
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米国発のデジタル卸プラットフォーム「ジョア(JOOR)」が存在感を強めている。2010年に創業した「ジョア」は、「世界最大規模のB to Bマーケットプレイス」を標榜し、現在ファッション関連を中心に53カテゴリー、1万3200のブランドをユーザーとして抱え、直近12カ月の流通総額(卸売ベース)は約2兆円に到達した。日本では、19年から伊藤忠商事が独占的な戦略パートナーとして本格始動。海外の大手ラグジュアリーブランドから国内の雑貨メーカーまで取り扱いジャンルも幅広く、累計流通総額(卸ベース)は約2700億円に上った。多くのブランド、小売店は、なぜ「ジョア」を信頼するのか?
150カ国、
約37万5000の小売店にリーチ
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「ジョア」の強みはシステムの開発力だ。ブランドと小売り間のデータ連携といった業務効率化はもちろん、トレンド分析やレコメンド機能なども搭載する。米百貨店ニーマン・マーカス(NEIMAN MARCUS)や仏百貨店プランタン(PRINTEMPS)、パリの個店メルシー(MERCI)、ECのショップボップ(SHOPBOP)などの有力ショップは、自社の基幹システムと「ジョア」を連携させて、受発注や在庫管理、売れ行き傾向の把握などをよりスムーズに行っている。
また、注目したいのが「ジョア」がSNSのような要素を持ち合わせている点だ。小売り側には現在、150カ国に約37万5000の小売店がおり、本格展開して2年で既に日本国内でも2万4000以上の店が既にユーザーになっている。ブランド側もバイヤー側も「ジョア」上で新しいクライアントを探すことができるため、日本のブランドに、海外の小売店から「買いたい」と突然連絡が来る事例も多い。決済機能もあるので、初めての取引先で万が一、売掛金が回収できないというリスクを防げるのも魅力だ。
使用料はブランド側のみが課金する仕組みで、ミニマムプラン(社内4人のユーザーが使用する場合)で年間9999ドル(約115万円)。ユーザーが増えるごとに使用料も増す。小売店側は無料で使用できるが、基幹システムの連携には別途経費がかかる。
今回は、既に「ジョア」を導入している日本のファッション関連企業3社から声を集めた。オリジナルブランドで海外卸を進めるビームス(BEAMS)、社内での受注の取りまとめに「ジョア」を活用しているバッグ専門店の「サックスバー(SAC’S BAR)」、メンズブランド「エフシーイー(F/CE.)」を手掛けると共に、ショップ「ノルディスク キャンプ サプライ ストア(NORDISK CAMP SUPPLY STORE)」も運営し、ブランド側とバイヤー側の両方で「ジョア」を使用しているOPEN YOUR EYESの担当者が、それぞれ「ジョア」導入の決め手や使用した感想を語った。
まるでiPhoneのような
スピード感でアップデート
されていく(ビームス)
まず登場するのは、ビームスで「ビームス プラス(BEAMS PLUS)」「ビームス ボーイ(BEAMS BOY)」「ピルグリム サーフ+サプライ (PILGRIM SURF + SUPPLY)」などの海外卸を担う担当者。「海外での受発注に対応したサービスであること、ラインシートの作成時間を削減できることの2点を重視し、“『ジョア』一択”で導入に至った。ラインシート作成の効率化は期待以上だった。これまでは2〜3週間、終電ギリギリまで作業していたが、導入後には3分の1ほどになり、浮いた時間を他の業務に充てることができた」。
「2019年にパリで展示会を実施して、“これから”というタイミングでコロナが拡大し、リアル展示会を行えない状況となった。デジタル上でのやりとりで、オーダー数に影響が出ないか不安だったが、ズームアップ機能で柄や素材などのディテールもよく分かるとバイヤーからは好評だ。想像以上に世界各地の小売店からのコンタクトが多く、海外卸のオーダー数はむしろ右肩上がりとなった。新規の取引先とは直接会えない不安もあるが、支払いはデポジットにしたので、不安も解消できた」。
「システムの反映の速さにも驚いている。まるでiPhoneのようにどんどんアップデートされていく。新機能についても『ジョア』のカスタマーサクセスチームがサポートしてくれるので安心だ。『ジョア』のシステムにこちら側がアジャストする必要もなく、自分たちに合わせた使い方ができるのも非常に魅力に感じている。今後は、海外バイヤーからの新規オファーに対して、『ジョア』上で相手の情報を網羅できるようになるとより便利になるだろう」と、口々に語る。
6人体制で2日間かかっていた
集計が一瞬で終了
(サックスバー)
バッグ専門店の「サックスバー」の担当者からは、以下のようなコメントが出た。「当社は、全国630店舗の各店長がそれぞれの裁量で、展示会で気に入った商品を発注する仕組みになっている。コロナ以前は年に2回、東京で展示会を開催しており、そこに全国から各店長が足を運んでいた。当初、『ジョア』はブランドの卸向けのサービスの印象が強かったが、当社のような小売りにとっても便利なツールだと感じた。コロナ禍で、移動が困難でもオンラインでオーダーを全国から集められる。さらに、これまで6人体制で丸2日もかかっていた集計業務がオンライン上で、一瞬で終わるようになった。それまで紙ベースで発注を受けて、一枚ずつ集計していたときには考えられないほど、効率化できている」。
「『ジョア』は慣れればECで買い物する感覚に近いが、まだ各店長からの操作方法についての問い合わせが多いのは事実だ。社内用の説明書を作成するときには、カスタマーサクセスチームがアドバイスをくれ、店舗からの直接の質問や相談にも対応いただいている」。
「気に入っている機能は、オーダーの進捗状況が可視化できる機能。展示会の最中にどんな商品にオーダーが入っているか一目で分かり、意外な人気商品も途中経過の時点で分かる。逆に動きの鈍い商品に対しては、個別に営業をかけられるし、紙の受注体制ではできなかったことができるようになった」。
国内外のブランドと
バイヤーのニーズを
盛り込んだ「ジョア」には
今後も更に期待ができる
(エフシーイー)
OPEN YOUR EYESでは、自社ブランド「エフシーイー」の卸のために「ジョア」を導入している。「2020年5月に『ジョア』を導入したが、それまでは自社開発のシステムを使っていた。創意工夫して作ったシステムだったが、不便な面が多かったり、オンラインじゃないと使えなかったりして、不便な面があった。海外では『ジョア』を利用している小売店が多く、われわれのブランドは海外比重も大きいことが導入の決め手になった。『ジョア』はオフラインでも使用できる。展示会の会場は必ずしも通信環境が良いとは限らないので、非常に便利だ。ラインシートや受注をPDF化できる機能も重宝している。国内の展示会では、紙資料を渡すことがまだ多いので、すぐにラインシートを紙で出力できるのは助かる」と、同社の山根敏史代表。
OPEN YOUR EYESは、渋谷、京都、世田谷などでショップを展開する「ノルディスクキャンプ サプライ ストア」で、買い付けのためにも「ジョア」を使用している。同社はブランド側としてだけでなく、バイヤー側の目線でも「ジョア」を見ているというわけだ。高橋真バイヤーは、「『ジョア』では過去のオーダー履歴をさかのぼって見ることができ、バイヤーとして非常に助かっている。今後は、ブランド側で推しているアイテムがどれかといったことが分かるようにしてほしい。展示会では数多くのブランドの商品を目にするため、『ジョア』上でそれがまとまっていると、後から見返したときに助かる。今は『ジョア』で買い付けしているブランドもあれば、独自のフォーマットで買い付けしているブランドもあるので、それらが『ジョア』で統一できたりすると更に便利になると思う」と話す。
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「ジル サンダー(JIL SANDER)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。
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エルメス・インターナショナル(HERMES INTERNATIONAL以下、エルメス)の2021年12月通期決算は、売上高が前期比40.5%増の89億8200万ユーロ(約1兆1586億円)、営業利益は同70.2%増の35億3000万ユーロ(約4553億円)、純利益は同76.5%増の24億4500万ユーロ(約3154億円)だった。営業利益には、エルメスが立ち上げた中国発のラグジュアリーブランド「シャンシア(SHANG XIA)」の株式を一部手放したことによる売却益9100万ユーロ(約117億円)が含まれている。
19年比でも、売上高は30.5%増、営業利益は50.9%増、純利益は60.0%増とコロナ禍前を大幅に上回る結果となった。
地域別での売上高は、フランスが前期比35.1%増の8億3800万ユーロ(約1081億円)、フランス以外のヨーロッパは同36.7%増の13億300万ユーロ(約1680億円)、日本は17.1%増の9億7700万ユーロ(約1260億円)、日本以外のアジア太平洋地域は同45.8%増の42億5100万ユーロ(約5483億円)、南北アメリカは同52.0%増の14億5800万ユーロ(約1880億円)だった。
カテゴリー別での売上高は、レザーグッズが前期比27.4%増の40億9100万ユーロ(約5277億円)、衣料・アクセサリーは同57.4%増の22億1900万ユーロ(約2862億円)、シルク・テキスタイルは同48.0%増の6億6900万ユーロ(約863億円)、香水・ビューティは同46.3%増の3億8500万ユーロ(約496億円)、ウオッチは同71.9%増の3億3700万ユーロ(約434億円)だった。ECも好調で、オンラインストアのユーザーの78%が新規客だったという。
四半期ベースで見ると、21年10~12月期(第4四半期)はレザーグッズが前年同期比3.2%減の10億1500万ユーロ(約1309億円)となっている。同社によれば、これは生産面で制約があったことや在庫不足によるもので、22年には6~7%の増産を見込んでいるという。
ここ数年、生産コストや人件費の上昇を受け、ラグジュアリーブランドでハンドバッグの値上げが続いている。中でもその幅が大きいのは、21年1月から22年2月にかけて米国で29%の値上げをしたモデルもある「シャネル(CHANEL)」や、同じく66%の値上げをしたモデルがある「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」だろう。米「WWD」によれば、ケリング(KERING)が擁する「グッチ(GUCCI)」も21年に2回の値上げをしたほか、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)が擁する「ディオール(DIOR)」や「セリーヌ(CELINE)」もいくつかのモデルで値上げに踏み切っている。
こうした中、「エルメス」も生産コストの上昇により、22年に3.5%程度の値上げをする予定だという。アクセル・デュマ(Axel Dumas)最高経営責任者は、アナリスト向けの説明会で、「当社は他社に追随することはしないし、値上げによってさらに業績を上げようとは考えていない。『エルメス』の価格は適正なものだ。当社は顧客と本物の信頼関係を築いており、それを傷つけるようなことはしたくない」と語った。
同社は世界でおよそ1万8000人の従業員を抱えているが、コロナ禍の中でも業績が好調なことを受け、全員に3000ユーロ(約38万円)のボーナスを支給する。
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「グッチ(GUCCI)」は、2022-23年秋冬コレクションをミラノで現地時間2月25日に発表した。ショーは“EXQUISITE GUCCI”と題し、「アディダス(ADIDAS)」とのコラボレーションも披露した。クラシックなテーラリングに、「アディダス」のスリーストライプスとトレフォイルロゴが入ったアイキャッチーなウエアは現地でもSNS上でも大きな話題となったが、展示会に並んでいたアクセサリーにも注目だ。
スニーカーは、「アディダス」が1960年代後半に発表した“ガゼル(GAZELLE)”に、「グッチ」のモノグラムを配したスエード素材やパイソンの型押し、ウェッジソールのタイプがあり、シュータンに「アディダス」ロゴと「グッチ」の文字をあしらっている。「グッチ」のアーカイブから引用したボクシングブーツには「アディダス」の3本線と、ヒールの左右にそれぞれのブランドロゴを飾る。ニットとレザー素材のグローブやバラクラバ、スカーフ、前後にツバを備えたキャップなども登場した。
コラボレーション以外の作品では、シアリングを全面に施したローファーやパンキッシュなプラットフォームブーツが新作として加わった。「グッチ」のアイコニックなバッグ、“バンブー”“ジャッキー”“ダイアナ”にグラフィカルな柄やスタッズを施したものも並んだ。
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「グッチ(GUCCI)」は、2022-23年秋冬コレクションをミラノで現地時間2月25日に発表した。ショーは“EXQUISITE GUCCI”と題し、「アディダス(ADIDAS)」とのコラボレーションも披露した。クラシックなテーラリングに、「アディダス」のスリーストライプスとトレフォイルロゴが入ったアイキャッチーなウエアは現地でもSNS上でも大きな話題となったが、展示会に並んでいたアクセサリーにも注目だ。
スニーカーは、「アディダス」が1960年代後半に発表した“ガゼル(GAZELLE)”に、「グッチ」のモノグラムを配したスエード素材やパイソンの型押し、ウェッジソールのタイプがあり、シュータンに「アディダス」ロゴと「グッチ」の文字をあしらっている。「グッチ」のアーカイブから引用したボクシングブーツには「アディダス」の3本線と、ヒールの左右にそれぞれのブランドロゴを飾る。ニットとレザー素材のグローブやバラクラバ、スカーフ、前後にツバを備えたキャップなども登場した。
コラボレーション以外の作品では、シアリングを全面に施したローファーやパンキッシュなプラットフォームブーツが新作として加わった。「グッチ」のアイコニックなバッグ、“バンブー”“ジャッキー”“ダイアナ”にグラフィカルな柄やスタッズを施したものも並んだ。
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資生堂はこのほど、世界88の国と地域で展開する「シセイドウ(SHISEIDO)」から、スキンケア発想から生まれたファンデーションを発売した。環境に配慮したパッケージを採用し、サステナビリティへの取り組みにも注力する。また、ベース・ポイントメイクなどをメイクアップアーティストが手掛けたように仕上げるブラシもWWDJAPANのベストコスメ賞を受賞するなど注目を集めている。
いつでも付けたのような美しい肌をかなえる“シンクロスキン”シリーズから、リキッドファンデーション2種が登場した。日常の“光”をコントロールして、ハリのある艶やかな肌の仕上がりをかなえる“シンクロスキン ラディアントリフティング ファンデーション” SPF30・PA++++(全12色、各30g、各税込6600円)と、フレッシュで自然な仕上がりの肌が長時間続き、セミマットな肌に仕上げる“シンクロスキン セルフリフレッシング ファンデーション” SPF35・PA++++(全12色、各30mL、各税込6600円) を用意。好みの仕上がりで選ぶことができる。
いずれも環境に配慮したパッケージを採用し、CO2排出実質ゼロ※1のガラスボトルを使用。使用後に各パーツを分解でき、リサイクルに回しやすい仕様に改善した。
また、プロ級の仕上がりに導くブラシも好評だ。ダイアモンド型のユニークな形状の“DAIYA FUDE フェイス デュオ”は、熊野筆の技術を用いた筆職人による手作りで、ファンデーションと肌が一体感のあるような仕上がりになる。WWDJAPAN2021年下期ベストコスメの百貨店・セミセルフの美容機器・ツール新製品部門の2位を獲得した“KATANA FUDE アイ ライニング ブラシ”は目尻や目もとなどの繊細なラインをアイライナーのようシャープに描くことができる。ファンデーションなどに支持が集まりやすいものの、実はブラシ類も隠れた名品で、品薄になることもあるので要注目だ。
※1ガラス瓶製造時にカーボンニュートラルLNGとJ-クレジットでのカーボンオフセットを使用することによる
The post “セミマット”と“つや”の仕上がりから選べる「シセイドウ」のファンデが人気 ベスコス受賞のブラシも話題 appeared first on WWDJAPAN.
資生堂はこのほど、世界88の国と地域で展開する「シセイドウ(SHISEIDO)」から、スキンケア発想から生まれたファンデーションを発売した。環境に配慮したパッケージを採用し、サステナビリティへの取り組みにも注力する。また、ベース・ポイントメイクなどをメイクアップアーティストが手掛けたように仕上げるブラシもWWDJAPANのベストコスメ賞を受賞するなど注目を集めている。
いつでも付けたのような美しい肌をかなえる“シンクロスキン”シリーズから、リキッドファンデーション2種が登場した。日常の“光”をコントロールして、ハリのある艶やかな肌の仕上がりをかなえる“シンクロスキン ラディアントリフティング ファンデーション” SPF30・PA++++(全12色、各30g、各税込6600円)と、フレッシュで自然な仕上がりの肌が長時間続き、セミマットな肌に仕上げる“シンクロスキン セルフリフレッシング ファンデーション” SPF35・PA++++(全12色、各30mL、各税込6600円) を用意。好みの仕上がりで選ぶことができる。
いずれも環境に配慮したパッケージを採用し、CO2排出実質ゼロ※1のガラスボトルを使用。使用後に各パーツを分解でき、リサイクルに回しやすい仕様に改善した。
また、プロ級の仕上がりに導くブラシも好評だ。ダイアモンド型のユニークな形状の“DAIYA FUDE フェイス デュオ”は、熊野筆の技術を用いた筆職人による手作りで、ファンデーションと肌が一体感のあるような仕上がりになる。WWDJAPAN2021年下期ベストコスメの百貨店・セミセルフの美容機器・ツール新製品部門の2位を獲得した“KATANA FUDE アイ ライニング ブラシ”は目尻や目もとなどの繊細なラインをアイライナーのようシャープに描くことができる。ファンデーションなどに支持が集まりやすいものの、実はブラシ類も隠れた名品で、品薄になることもあるので要注目だ。
※1ガラス瓶製造時にカーボンニュートラルLNGとJ-クレジットでのカーボンオフセットを使用することによる
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「グッチ(GUCCI)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。
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「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は2月26日、マチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)新クリエイティブ・ディレクターによるデビューコレクションを発表した。同ブランドがミラノ・ファッション・ウイークに参加するのは、2年ぶりとなる。会場は、歴史的建造物のパラッツォ・サン・フェデーレ。ミラノを象徴するドゥオモ(大聖堂)やスカラ座から程近いこの場所は2023年末までにはブランドの新たな本社になる予定で、現在は改装真っ最中だ。円形の会場内には、廃棄される金属を再利用した椅子が並ぶ。
ファーストルックは、フレッシュな白のタンクトップとジーンズのようなストレートパンツ。よく見ても見分けがつかないほどリアルに再現されているが、パンツは実はヌバックレザーにデニム風のトロンプルイユ(だまし絵)・プリントから発展させた精巧な加工を施したものだ。これからも分かるように、カギとなるのはブランドが誇る上質なレザーとクラフツマンシップだ。
「『ボッテガ・ヴェネタ』にイタリアの要素を取り戻したかった」とショー後のバックステージで話すマチューが提案したのは、スーツやコートなどのテーラリングを軸にした現代的なワードローブだ。テーラリングにこだわったのは、「イタリアでは、実際にストリートで着る服という意味で“ストリートウエア”だから」。そして、「時に伝統を受け継ぎ、異なる視点から見ることで、時代にふさわしいもの見い出すことも大切だ」と話す。
そこに、未来派の芸術家ウンベルト・ボッチョーニ(Umberto Boccioni)が100年以上前に制作した彫刻から着想を得た曲線的なフォームを取り入れることで、躍動感をもたらしているのがポイント。例えば、ピーコートの背中や袖は大きなカーブを描き、クロップド丈のフレアパンツは前に向かって少し長くなっている。その背景には「ボッテガ・ヴェネタは、ハンドバッグがルーツの会社。バッグを持つのは、どこかに出掛けるときだから」という考えがあったという。
全体的にクリーンなシルエットをベースにしながらも、巧みな技術を駆使してドラマチックに仕上げたアイテムも多い。象徴的なのは、裾から極細のレザーフリンジが覗くフレアスカートとドレス、そしてレースにスパンコールを重ねたスリップドレス。メンズは、レザーコードを編んだセーターやパッチワークのようにさまざまな編み地を組み合わせたジップアップニットでクラフト感を取り入れた。
アクセサリーでも、シグニチャーの編み込み“イントレチャート”を生かしたクラフト感あふれるデザインが目立つ。バッグは、ロープ状のストラップを肩から背負うように持つバケットバッグや、座席に置かれたクッションを縮小したようなクラッチ、鈍い輝きを放つメタルパーツを施したフラップバッグやボックスクラッチなど。ウィメンズのシューズは大胆なスーパープラットフォームヒールのスタイルから、ヒールが踵より前に入ったパンプスやニーハイブーツまでをそろえ、メンズではオーバーサイズのラグソールをポイントにしたショートブーツや金具付きのローファー、スリッパなどをそろえる。前任のダニエル・リー(Daniel Lee)はアクセサリーで高い支持を得ていただけに、新たなラインアップを市場がどのように受け止めるか気になるところだ。
イメージ的にもビジネス的にもブランドに大きな成功をもたらしたダニエルが突如退任した後、20年から同ブランドのデザイン・ディレクターを務めていたものの無名だったマチューが、クリエイティブ・ディレクターを任されることにはプレッシャーや不安もあったかもしれない。しかし、デビューコレクションは、これまで「メゾン マルタン マルジェラ(MAISON MARTIN MARGIELA/現メゾン マルジェラ)」のアーティザナル・コレクションや、フィービー・ファイロ(Phoebe Philo)による「セリーヌ(CELINE)」、そしてラフ・シモンズ(Raf Simons)による「カルバン クライン(CALVIN KLEIN)」などで培ってきた実力とブランドへの理解を感じさせる、美しく完成度の高いものだった。
また、何度も「we(私たち)」という言葉を使い、「自分だけでなくチームで作り上げたものだから」と話す彼の姿からは、モノづくりに欠かすことのできないチームワークを大切にしていることが伺える。マチュー、そして彼と一緒にコレクションを作り上げるデザインチームや職人たちによって、新生「ボッテガ・ヴェネタ」は力強い一歩を踏み出した。
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アメリカ在住30年の鈴木敏仁氏が、現地のファッション&ビューティの最新ニュースを詳しく解説する連載。前回に続き、商品が消費者のもとに届くまでの“ラストマイル”を詳しくリポートする。急成長する短時間宅配サービス企業を単なる運送業と捉えると、本質から大きく外れる。小売業の生命性を握る存在なのだ。
前回の「『店舗ピックアップ』という新常識 ラストマイルの攻防(前編)」に続いて、今回はオンデマンド型短時間宅配についてさらに詳しく説明するつもりだが、その前に“センター発”のラストマイルを効率化するためにフルフィルメントセンター(FC)を自前化する動きが出ていることに軽く触れておく。
昨年11月にアメリカンイーグル・アウトフィッターズ(AMERICAN EAGLE OUTFITTERS、以下AEO)がクワイエット・ロジスティックス(QUIET LOGISTICS)を3億5000万ドルで買収すると発表した。クワイエット社はロボット化を強化したFCを8カ所運営し、マック・ウェルドン(MACK WELDON)やアウトドア ヴォイシズ(OUTDOOR VOICES)といったアパレル企業のフルフィルメントを請け負っている企業である。
AOEは先立つ5月に、エアーテラ(AIRT ERRA)というシッピングに特化した専門企業も買収している。宅配企業との契約管理や、複数の宅配企業を管理してラストマイルを効率化するといった技術を開発している企業で、センター運営技術のクワイエット社とシッピング技術のエアーテラ社を組み合わせてラストマイルの全体効率を図るというわけである。
ファーストマイルの効率化のために自社配送センターを所有するのはアメリカの小売業界では普通の業界慣行だが、ECの急増でラストマイル効率化の必要性が急速に高まり自前化する衣料専門店チェーンが出始めた。ウォルマート(WALMART)やターゲット(TARGET)といった大手ディスカウントストアチェーンはかなり前から自社FCを増やしているのだが、衣料専門店チェーンにもそういう時代が来ているのだ。
ちなみにウォルマートとターゲットはオンデマンド型短時間宅配も自社組織を有している。前者はゼロからスタートして事業化しいまや他社に販売するに至っており、後者はスタートアップ企業を買収で傘下に組み込んでいる。
短時間宅配業界の最大手はドアダッシュ(DOOR DASH)で、次いでウーバー(UBER)、インスタカート(INSTACART)と上位3社に集約されはじめている。
2020年末に上場したのがドアダッシュだが、株価は初日に85%高騰し、調達した総額は34億ドル、20年最大の上場案件と称された。これを執筆している1月末の時点での時価総額は366億ドルで、最大手スーパーマーケットのクローガー(KROGER)の331億ドルを超えている。1ドル115円で日本円換算すると4兆2000億円で、セブン&アイ・ホールディングスの4兆7000億円より若干低いというレベルである。
短時間宅配のビジネスモデルは、宅配車、宅配人、センター、在庫、店舗、といったハードな資産を持たない点を強調しておきたい。デジタルテクノロジーというソフトな資産だけでこれだけの時価総額に達しているということに、私は時代というものを感じる。
一方のウーバーはご存知の通りライドシェアが出自だが、個人事業主としての宅配人の仕事を増やすために人ではなくてモノを運ぶビジネスを開始して、パンデミック時には人流が減る一方で物流(宅配)需要が急増して、昨年第3四半期の決算では流通総額でデリバリーがライドシェア(ウーバーはグロスブッキング事業と呼ぶ)を上回るに至っている。
もともと外食宅配からスタートしているのでウーバーイーツという名称だが、多数の小売企業とすでに契約しているので“イーツ”という呼称はふさわしくなくなりつつある。ドアダッシュも同様に外食出自だが多くの小売企業と組んでおり、小売りと外食という垣根は消滅している。また短時間が重視される食品業界からスタートしているが、百貨店、衣料専門店チェーン、ビューティ専門店チェーンなど、非食品企業も多くが利用しており、食品と非食品とう垣根もなくなってしまっている。
要するにアメリカでは分野を問わず小売りと外食の業界全体が短時間宅配企業にカバーされているのである。
もともと2時間だった短時間という定義も、業界に新規参入プレーヤーが増えて競合が生まれ、今では30分宅配が常識的となり、最短で10分をうたう企業も登場している。30分だとコンビニニーズを埋めることができるので、セブン-イレブン(SEVEN ELEVEN)などコンビニチェーンも短時間宅配企業と契約し始めており、そうなると短時間宅配企業のネットワークはさらに密にそして拡大する。
こういった市場の拡大によって大手3社の事業規模は中堅小売企業や外食企業を超えてしまっている。
短時間宅配のビジネスモデルとは、彼らのアプリで決済し、そこから手数料を引いて預り金を小売りや外食に支払う。これは日本におけるショッピングモールと専門店の関係性と同じである。短時間宅配企業の売り上げは手数料売り上げであり、これに小売りや外食に支払う預り金を加えたものを流通総額という。
この流通総額を推定しランキングを作ると、ダントツ1位はもちろんアマゾン(AMAZON)で、次いでイーベイ(E BAY)、ウォルマート、そして4位がドアダッシュなのである。そしてその下に、アップル(APPLE)、ホームデポ(THE HOME DEPOT)、ウィッシュ(WISH)、ターゲットと並び、9位ウーバー、10位インスタカートとなる。
つまり流通総額の上位10社に3社がランクインするというわけで、こうなると小売企業が彼らを外部委託業者として利用しているのではなくて、彼らのネットワークの中に取り込まれていると理解する方が実情に合っているということになる。
昨年インスタカートが、スーパーマーケットで使用するカートに専用端末を組み込んだスマートカートを開発するスタートアップ企業を買収している。短時間宅配企業がなぜスマートカートなのか?
彼らは取引先としての中小スーパーマーケット向けに独自のECシステムを開発して提供しており、そこにソリューションとして組み込んで売っていくことを考えているのである。つまり小売企業の単なる足代わりではなくて、システムから入り込んでいるのだ。これはインスタカートだけではなくて、大手短時間宅配企業全体に通じることである。ドアダッシュも取引先向けの多くのシステムを開発し提供している。
彼らはシステムで取引先としての小売企業や外食企業を囲い込みはじめているのである。
もう一つ重要な視点は、既述のごとく金融スキーム上はショッピングモールと同じで、つまり彼らのビジネスモデルの本質は専門店(またはサードパーティー)としての小売り・外食企業にプラットフォームを使ってもらって利ざやを稼ぐビジネスなのだ。このビジネスモデルをマーケットプレイスとも呼ぶ。
実は奥が深いビジネスモデルだということが分かっていただけただろうか。ドアダッシュの時価総額が大きいのも単なる宅配企業ではない点に投資企業が大きな可能性を見いだしているからなのだ。
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アツギのストッキングブランド「アスティーグ(ASTIGUE)」がリブランディングし、パッケージも中身も新たに登場した。商品特長を漢字1文字で表現したスタイリッシュなパッケージと幅広いラインアップで高い支持を得ていたが、“はきかえよう、自由を。”をテーマに、さらにはき心地や機能性を高めただけでなく、素材の大半に紙を使用したパッケージを採用。“脚線美”を追求していた今までとは違う、多様な美をサポートする新しいストッキングの価値観を提案している。
一人一人の美と快適に
寄り添うラインアップ
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リブランディング後の「アスティーグ」は11種類。新たに、再生素材を使用した“再”とパンティー部の蒸れを解決すると同時にトイレでの着脱の手間を減らした“快”の2種類が登場した。その他の商品も、パンティー部の締め付けを緩和すると同時にズリ下がりにくくするなど快適な着用感を実現し、穴が開いても伝線しにくく強度がアップ。パッケージは以前同様、漢字1文字を施した分かりやすくスタイリッシュなものだが、画像を白黒にすることで、性別、国籍を問わず、手に取りやすいデザインに。素材の大半に紙を使用したイージーオープンな設計は、「2021年度グッドデザイン賞」を受賞した。
専用サイト「アスティーグ
ビューティ チェック」で
私にぴったりの1足を
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今まで、何となくストッキングを選んできたという人がほとんどのはずだ。新生「アスティーグ」では、自分にぴったりのストッキングを選べる専門サイト「アスティーグ ビューティ チェック(以下BC)」をスタート。肌の色やライフスタイルなどを入力すると11種類の「アスティーグ」から自分にぴったりの1足が選べるというものだ。自分の肌の色に合うものはもちろん、生活や目的別に提案してくれるので「BC」を使って“私にぴったり”な1足を選びたい。
ストレスフリー&
サステナブルなパッケージ
一般的なストッキングのパッケージは、外袋や紙の素材、台紙などの使用部材が多く、商品を取り出すまで6動作以上が必要。取り出す途中で伝線したなどいう人も多いことだろう。新生「アスティーグ」では、ストッキング特有のパッケージのストレスを大幅に削減。新しい紙製のパッケージは、切り目に沿って簡単にオープンでき、ごみの分別も不要だ。だから、ストッキングをすぐに取り出せて、パッケージはそのまま資源ごみとして処分できる。これは、消費者への気配りでもあり、アツギの企業活動におけるプラスチックごみの削減を目指すパッケージだ。
購入から着用まで
ストレスフリーな
ストッキングを
「アスティーグ」のリニューアルを手掛けたのは、アツギで長年にわたり、ストッキングの開発を行っている加藤理子アスティーグ企画担当だ。「アスティーグ」は2011年のデビュー以来、美意識やその日の気分、その日のファッションで選べる豊富なバリエーションをそろえたプレーンストッキングとして知られている。商品特長を漢字1文字で表現したパッケージもインパクトたっぷりだ。加藤担当は、リブランディングについて、「ストッキングの存在理由が変化した。以前は、マナーや仕事、冠婚葬祭ではくことの他に、他人から見た脚線美が重要視されてきた。今は、性別や体形という枠を超えて、着用する人一人一人が美しいと感じ、快適だと感じるものが必要とされている」と語る。それを反映しているのがキャンペーンビジュアルだ。ありのままの容姿、その人本来の持つ美しさを表現している6人のモデルを起用。「“はきかえよう、自由を。”というメッセージを通して、美の固定観念にとらわれないストッキングを提供したい」と加藤担当。リブランディングにあたり、もともと11種類あったアイテムを、今の時代に合わせて再編し、新たに“再”と“快”を加えた。加藤担当は、「ウエスト部が苦しいという声があり、ウエストのテープ部を幅広にし、パンティー部上部をメッシュに変えることにより長時間着用しても快適さが継続。ズリ落ちない、伝線しにくいという点でも改良されている」と話す。パッケージに関しては、「ストッキングは過剰包装という声があり、購入から着用までストレスのない商品を提供したいと思った」と言う。「アスティーグ」の幅広いラインアップから、自分の好みやライフスタイルを入力することで簡単に診断できる「ビューティチェック」も新たな試みだ。「『アスティーグ』のさまざまな機能とバリエーション豊かなカラーを紹介できるツール。これを活用して、それぞれの人に合う1足を見つけてほしい」。
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「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。
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アッシュ・ペー・フランスは3月18日、新業態であるセレクトショップのデイム(DEIM)を表参道にオープンする。1月31日に閉店したセレクトショップ、カンナビス レディースの後継店と位置付ける。また同社はデイムのオープンに伴い、別注アイテムを着用した俳優・モデルの本田翼を起用したイメージビジュアルも公開した。
デイムとは、英国で大きな功績を残して勲章を授与された女性に対する尊称。“媚びない黒”“柔順な白”“自分を表す肌色”をコンセプトカラーに服、アクセサリー、ランジェリー、ルームウエアをトータルで提案。2022年春夏シーズンは、「ベリーブレイン(VERYBRAIN)」や「フェティコ(FETICO)」など23ブランドを取り扱う。
■デイム
オープン日:3月18日
時間:月〜土曜日 12:00〜19:00 / 土日祝11:00〜19:30
住所:東京都渋谷区神宮前4-28-15
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座右の銘は「泣かぬなら 笑わせてみせよう ホトトギス」。ZOZOTOWN立ち上げメンバーで、「ファッションチアリーダー」に就任した武藤貴宣氏が、ファッションへの愛と明るい未来について、ゆるく語ります。
(前回から続く)
すごく初期の頃、その後の人事方針を決めるような事件がありました。
社員が6人くらいの時は、アルバイトも3人くらいいたんです。そこに20歳くらいの若い女性がアルバイトで入ってきたんです。その子はガムをかみながら香水をつけて出社して、結構生意気で。僕らは真面目というか、ピュアにやっていたのに、意見も言うし、「変なやつが来た」という感じでした。なめた態度だし、試用期間が終わる時に、そこでその子の雇用はおしまいにしようということになったんです。
でも、どうやら現場は仲が良かったんですよね。ほかのスタッフにとっては少し姉御的な存在になっていて。雇用をしなかったことで本人もショックを受けたようだし、現場のスタッフもほかの子たちからも「辞めさせるなんて、あり得ない」って熱い意見がありました。それで、みんなで夜遅くまで、彼女についてどうするかを議論したんです。現場のスタッフたちは、「もうやってらんない!」みたいに、泣いたりして。
正直、僕は「ほかの若い子たちも辞めたかったら一緒に辞めればいい」ぐらいに思っていました。そんな感じで、すごく煮詰まった状態になってしまった時に、前澤(友作)さんが、腐ったリンゴの話をしたんです。「同じ箱に腐ったリンゴがあると、まわりのリンゴも腐っちゃう。だから苦しい決断だったけどやりました」みたいな感じで、丁寧に意図を説明したんです。
ただ、その後、「結構後悔している」と語り出して。「『腐ったリンゴと一緒』は、表現がよくない。スタートゥデイ(現ZOZO)はどんなやつでも受け入れる会社にしようと覚悟を決めた」と。「スタッフは家族なのに、皆を傷つけてしまった。俺は何て浅はかなことをしたんだろう」って、その場で号泣したんです。
僕はそこまで深い話になると思っていなくて、内心「早くこの会議、終わんないかな」と考えていたことについて「申し訳なかったな」と思いました。雇用しなかった女性は、前澤さんにとっては“みんなに悪影響を与えてしまう可能性がある人”だったのですが、“だから排除する”のは間違っていると。これは会社の輪郭を作る上でのすごく重要なターニングポイントだったと思います。誰が来ても受け入れられる会社がいいよね、という方針がこの時に生まれました。
ただ、その後、前澤さんが3時間ぐらい泣きやまないんですよ、本当に。皆で囲んで落ち着くまで待っていました。
僕は常々「早く終わるといいな」と思いつつ、「前澤さんはこの会議にどういう落としどころをつけるんだろう」って、いつも見ていました。前澤さんは常に会議の“答え”を持っているので、その答え合わせが結構、楽しかったんです。
その日は前澤さん、散々泣いた後、「掃除しよう」って言い出して。「みんなで会社をきれいにして帰ろう」って。別に普段は掃除なんてしないんですよ。でもあの煮詰まった状況で「掃除して帰ろう」って言ったのが、すごいと感心しました。僕の中の景色が変わりましたね。
その3年後くらいから毎年新卒を採用するようになったのですが、前澤さんは「一番いい採用方法は抽選」と言っていました。「人が人を選ぶっていうことがあんまりよくないから、抽選が世界平和に近いんじゃないか」って。ただ、一緒に働く人の意見を尊重して、それをやったことはないんですけれど。若い現場の子たちは会社が大好きだし、仲間が大事だから、不協和音は嫌だし、自分たちの会社を愛してくれる仲間を増やしたいって思うのは当然です。「じゃあ、お前たちがしっかり、どういう仲間を選びたいか考えなさい」って、採用プランやセミナーの企画は現場にやらせていましたが、すごく強烈なこだわりがありましたね。人事には一番力を入れていたと思います。パンフレットにしろ、ムービーにしろ、どういう形にするかを常に議論して進めていました。(次回は3月7日12時にアップ予定です)
武藤貴宣(むとう・たかのぶ)/ZOZOファッションチアリーダー:1978年2月6日生まれ、岐阜県出身。東京情報大学卒業後、東光オーエーシステムを経て、2002年にスタートトゥデイ(現ZOZO)に入社。04年、ZOZOTOWN立ち上げに携わる。19年5月から執行役員(EC事業本部管掌)。22年2月から現職。610(=むとう)は昔からのニックネームで、社内でも浸透している。趣味はジャケ買い、お墓参り
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「アンブッシュ(AMBUSH)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。
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「WWDJAPAN」年2回の特別付録「ビジネスリポート」が完成しました。
化粧品と特選(ラグジュアリー)・宝飾については、全国の百貨店25店超にアンケートを実施。各カテゴリーごとに好調ブランドと商況を尋ね、ヒットアイテムとその好調要因を探りました。
2年続くコロナ禍で、安心感のある定番が売れ続けていますが、いかに話題を作り拡散できるかが非常に重要になっています。特に特選では、引き続き富裕層の海外旅行予算が流入して活況を呈しており、資金が潤たくなビッグメゾンがさらに勢力を拡大するような状況になっています。
化粧品では最大商戦となる11月、12月について、伊勢丹新宿本店と阪急うめだ本店に店頭とEC、両方の商況もまとめています。特選・宝飾は、主要百貨店7店には担当者インタビューも行い、売り場のよりリアルな声を伝えます。
アパレルの好調ブランドについては、ルミネ新宿、渋谷109、渋谷パルコ、玉川高島屋S・Cに取材。今回はルミネエスト新宿にも好調なブランドとその要因、消費者の動向を聞きました。7〜12月の月毎の高伸長ブランドのデータも収録。どのブランドが大きく成長しているのかが読み取れます。
また、国内最大級のファッションEC、ZOZOTOWNにもアンケートおよび担当者取材を実施。メンズ、ウィメンズのZ世代顧客の検索アイテムにはウエアから雑貨まで、2021年秋冬のトレンドアイテムが見事に凝縮されています。全て写真付き!必見です。
加えて今回はZOZOCOSMEの月毎の好調アイテムと担当者インタビューも掲載。ウィメンズだけでなく、メンズもあり、Z世代に人気のコスメが一覧になっています。
さらに月額レンタルサービスのエアークローゼットとメチャカリの人気アイテムも網羅。レンタルだからこそ人気のアイテム、レンタルした結果販売につながったアイテムからは今、支持されるウエアの特徴が読み取れます。こちらも全て写真付きです。
「ビジネスリポート」は本来、定期購読者向け特典ですが、購読者以外の方からの「他店の売り上げ進捗を知りたい」「好調ブランドのヒット商品を知りたい」といった声を受け、単品での販売も行っています。他では見られない「WWDJAPAN」ならではの貴重なデータ集となっています。ぜひご高覧ください。
「WWDJAPAN」定期購読者には、8月30日号とともに特典として送付します。ご注意ください
■WWDJAPAN vol.2226 「ビジネスリポート」2021年秋冬
定価:11,000円(税込) A4版 76ページ
Business Report
2021年秋冬の好調ブランドとヒットアイテム
■CONTENTS
02-05
全国百貨店化粧品売り場リポート
売れる共通点は安心感・話題性・高揚感
06-13
全国百貨店等27店の化粧品売り場
5〜10月期好調ブランド&ヒット商品アンケート
14-17
全国百貨店特選・宝飾売り場リポート
コロナ禍で高額品購入の主役が一気に若返り
18-25
全国百貨店25店の特選売り場
7〜12月期好調ブランド&商況アンケート
26-29
全国百貨店17店の宝飾売り場
7〜12月期好調ブランド&商況アンケート
30-39
主要ショッピングセンターの7〜12月期振り返り
玉川高島屋S・C、ルミネ新宿、ルミネエスト新宿、渋谷109、渋谷パルコ
41-53
ZOZOTOWNでZ世代にヒットしたアイテムは?
7〜12月の検索数上昇アイテムと好調ショップ
54-57
ZOZOCOSMEでZ世代にヒットしたアイテムは?
7〜12月の好調アイテムBEST5
58-64
エアークローゼットのレンタル人気アイテムの傾向は?
7〜12月のレンタル人気アイテム&売れたアイテムTOP5
65-71
メチャカリのレンタル人気アイテムの傾向は?
7〜12月のレンタル人気アイテム&売れたアイテムTOP5
72
EDITOR’S NOTE
「リアル」の重要性とコミュニティー作り
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「ブルマリン(BLUMARINE)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。
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資生堂は独自のアルゴリズムを活用したDNA検査法により、一人一人が生まれ持った肌の特徴に基づいて最適なケアを提案するサービス「ビューティー・ディーエヌエー・プログラム(Beauty DNA Program)」を開発した。同サービスは3月下旬からモニター体験をスタートする。
同社はこのほど、長年の皮膚科学研究知見と蓄積してきた日本人女性1472人のビッグデータに機械学習法などのAI技術を組み合わせ、DNAの特徴と肌状態との関連性を明らかにした。その研究を活用して独自のアルゴリズムを構築し、シワやシミのできやすさなど個々で異なる先天的な肌の特徴を高精度に評価する、新たなDNA検査法の開発に成功した。
「ビューティー・ディーエヌエー・プログラム」は、AI技術を用いてDNAから生まれ持った肌の特徴を明らかにするテクノロジーと、デジタルに特化したビューティコンサルタント(以下、BC)が検査結果に応じて最適なケア方法をオンラインで提案するサービス。お客は自宅に郵送される専用キットで唾液を採取しDNA検査を行ったのち、BCによるオンラインセッションでDNA検査結果をもとに“なりたい肌”に導くケア方法を受ける。同社はオンラインセッション以外にもパーソナルサポートとして、DNA検査結果をもとにした季節に合わせた美容アドバイスをメールで送付するなど継続的でパーソナルなサポートを実施する。
資生堂は「ビューティー・ディーエヌエー・プログラム」をはじめ、デジタル活用により多様化するお客のニーズに合わせた「テーラーメイド エクスペリエンス(一人ひとりのニーズに合った美容体験)」を、いつでもどこでもスムーズに提供することを目指していく。
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ファッションEC「ゾゾタウン」で好調なアイテムやショップは? 同サイトの最大顧客層でもあるZ世代顧客の1カ月間の動向を聞いた。デジタルネイティブな20代前半までの層の支持を集めたアイテムは? ZOZOコスメ始動で、ビューティの人気アイテムも気になるところだ。今のトレンドが一目で分かる結果になっている(掲載は全て順不同)。
※( )内は前年同期比
1 / 10
伸長要因:
“スタイル盛り”ができるロング丈がアウターもボトムスもワンピースも人気。引きずりそうなくらい長い着丈のアウター類は春夏も商品展開が豊富だ。トップスのオーバーサイズはずっと人気ですが派生して、アウター類もオーバーサイズの人気が高まっている。
厚手のニットやスエットの上にも着られる利便性と、華奢見えするなども好まれる理由。ファーベストは冬にはアウターの上から、春先にはトップスの上に着られるため比較的長く着られる。直近はトレーナーやニットの上から羽織るスタイルが人気。キルティングジャケットは今年も好調。キルティングジャケットもスタンダードなノーカラータイプのミディアム丈だけではなく、ベストと合わせたタイプや襟付きなど進化している。
レイヤードスタイルがここ数年人気なため、ニットやトレーナーとレイヤードできるタートルネックタイプのトップスが好調。また、秋冬で大流行したハーフジップニットは春夏でもカットソーなどで多数出ている。1枚で着ても、中にカラーTシャツなど忍ばせても良いのでところが魅力。マーメイドスカートは着るだけでトレンド感のコーディネートに。キレイめにもカジュアルにも合うので、さまざまな方に需要がある。
バラクラバは秋冬トレンドの代表ともいえるアイテム。ビジュアルが可愛いく、暖も取れるという一石二鳥ぶり。年々小型のショルダーバッグの人気が高まっているが、ここ最近はスマートフォンだけ入れられる程度の超小型がトレンド。キャッシュレス化も進み、財布を持ち歩かなくなる方が増えている影響がありそう。
1 / 5
【1月の取り組み成功事例】
「ゾゾタウン」の年間購入者数が創業以来初めて1000万人を突破。
【2月の取り組み】
10〜15日、「PayPayモール ファッション祭 2022 FINAL WINTER」に「ゾゾタウン」PayPayモール店も参加。2020年夏の限定配送箱が「JPM POPクリエイティブ・アワード」金賞受賞。スマホで簡単に足の3Dサイズが計測できる「ゾゾマット」が約2年で計測者数200万人を突破した。
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「モスキーノ(MOSCHINO)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。
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ファッションEC「ゾゾタウン」で好調なアイテムやショップは? 同サイトの最大顧客層でもあるZ世代顧客の1カ月間の動向を聞いた。デジタルネイティブな20代前半までの層の支持を集めたアイテムは? ZOZOコスメ始動で、ビューティの人気アイテムも気になるところだ。今のトレンドが一目で分かる結果になっている(掲載は全て順不同)。
※( )内は前年同期比
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伸長要因:
デニムオンデニムのスタイルは昨年から引き続きのトレンド!上下別での着用汎用性が高い点やこれからの季節に向けてさらにニーズが高まってきている。「アウトドアプロダクツ」や「U.S.ポロアッスン」がZ世代を中心に人気で、スエットセットアップも急上昇中。
ハーフジップスエットは多くのブランドが商品を展開。特にオーバーサイズの商品が人気を博している。モックネックも定番となりつつあるため、定期的に着用の目的買いユーザーが多そう。スノーカモは、特にタウンユースに合わせやすい商品が人気を博す傾向。
ストリート需要が高いことに加え、スケートボードの競技人口も増えていることから、定番の「ディッキーズ」パンツが再燃している。同様にダブルニーの「ディッキーズ」パンツも大人気。ダブルニー仕様であれば耐久性も高く、よりスポーツライクに着用が可能。
マスクチェーンはコロナ禍において継続して伸長率を伸ばしてきたが、引き続きニーズが高い。大人気の“エア フォース 1”が「ゾゾタウン」でもシューズカテゴリを牽引。また、定番の「クラークス」ワラビー熱が再燃。特にブラックが大人気で多くのショップで欠品の人気商品となっている。
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【1月の取り組み成功事例】
「ゾゾタウン」の年間購入者数が創業以来初めて1000万人を突破。
【2月の取り組み】
10〜15日、「PayPayモール ファッション祭 2022 FINAL WINTER」に「ゾゾタウン」PayPayモール店も参加。2020年夏の限定配送箱が「JPM POPクリエイティブ・アワード」金賞受賞。スマホで簡単に足の3Dサイズが計測できる「ゾゾマット」が約2年で計測者数200万人を突破した。
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「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。
第21回は「セレクトショップの過去・現在・未来」です。長年ファッション業界をリードしてきたセレクトショップが曲がり角を迎えています。そもそもセレクトショップとはどんなビジネスモデルなのか。基本から考えます。
【今回のキーワード】
ユナイテッドアローズが好き/そもそもセレクトショップって何?/ビームスのオレンジの袋/渋カジ/セレクト御三家/ミウラ&サンズ/ダンボールの会社/1989年/平成育ち/セレオリ/事業規模/業界人はUA、一般人はアローズと呼ぶ/TOKYO BASE/百貨店からアッパーミドル層を奪う/成熟化/ロンハーマン、エストネーション/リモートワークの逆風/プロデュース業/「努力は夢中にはかなわない」/アニメ、フード、工芸品/属人的/オウンドメディアの編集力
出演者:
林芳樹(はやし・よしき):1972年、千葉県生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て、98年に業界紙の日本繊維新聞社に入社。広告営業を経て編集記者になり、メンズウエア、スポーツウエア、SPAなどを取材する。2009年2月にINFASパブリケーションズに入社。「WWDジャパン」編集部に配属され、主にビジネスニュースを担当する
横山泰明(よこやま・やすあき):1978年生まれ。繊維・ファッション業界紙「日本繊維新聞」の記者を経て、2010年から「WWDジャパン」で記者。合繊メーカー、素材、商社、EC、ファッションビル、ショッピングセンターを担当。東京外国語大学ヒンディー語専攻出身
五十君花実(いそぎみ・はなみ):1983年、愛知県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、2006年に繊研新聞社に記者として入社。大手アパレル、セレクトショップ、百貨店、デザイナーズブランド、海外コレクションなど一通りの分野を経験した後、2018年3月にINFASパブリケーションズに「WWDジャパン」記者として入社。同年5月からニュースデスク。現在の取材分野はグローバルSPA、ウィメンズアパレル、百貨店など
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「デル コア(DEL CORE)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。
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「デル コア(DEL CORE)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。
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「アルベルタ フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)」が2022年秋冬コレクションを発表した。
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P2C(Person to Consumer)事業やライセンス事業を行うP2C Studioから今春、アーティストの錦戸亮と赤西仁がプロデュースする香水が登場する。錦戸のブランドは「セントオブノート(SCENT OF NOTE)」、赤西のブランドは「セントオブエターナル(SCENT OF ETERNAL)」で、4月12日20時にオンラインショップ、その後全国のバラエティショップで順次販売する予定だ。
錦戸プロデュースの「セントオブノート」から登場する“セントオブノート オードパルファム”(50mL、税込4400円)は、ムスク、アンバー、サンダルウッドの調和を基調とし、ホワイトリリー、アイリス、ジャスミン、ローズなどフローラルノートとフルーティー、スパイスなどを加えてまとめたフローラルウッディ調の香り。“NOTE”は錦戸が2021年1月に発売した2作目のアルバムタイトルで、収録曲の歌詞にも出てくる“ホワイトリリー”をイメージした香りを表現した。錦戸は「僕の好きなホワイトリリーの香水を作りました。トップノート、ミドルノート、ラストノート、さまざまな香りを楽しんでほしい。うれしい瞬間、楽しい瞬間などさまざまなシーンに寄り添う香りになりますように!」とコメント。
赤西プロデュースの「セントオブエターナル」から登場する“セントオブエターナル オードパルファム”(50mL、税込4400円)は、ほんのりと甘さのあるみずみずしいフローラルノートをムスクが包み込み、パチュリ、サンダルウッドの淡い余韻があるフローラルムスク調の香り。“ETERNAL”は赤西が11年に発表した楽曲「Eternal」に由来する。赤西は「香りが気に入ってもつけすぎには注意して下さい」とアピールした。
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「ナイキ(NIKE)」と「アンダーカバー(UNDERCOVER)は、コラボレーションスニーカー“ダンク ハイ 1985(DUNK HI 1985)”の新色ブラックを2月28日に発売する。価格は税込1万9800円で、「ナイキ」のスニーカー専用アプリ「スニーカーズ(SNKRS)」などで取り扱う。同日には限定カラーのホワイトを「アンダーカバー」のみで用意する。
本モデルは、「アンダーカバー」2021-22年秋冬メンズ・コレクションのランウエイショーで披露したもの。天然レザーを使用したアッパーから、シューレースやサイドのスウッシュまでをブラックで統一し、ミッドソールにはアクセントとしてスプラッター柄をプリントした。また、左右のヒール下部に“CHAOS(混沌)”と“GLEICHGEWICHT(バランス)”を、ライナー付近に“NEUES LEBEN(新しい生活)”と“NEUER LÄRM(新しいノイズ)”という、「アンダーカバー」らしいワードをホワイトで配している。
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「マティ・ボヴァン(MATTY BOVAN)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。
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「ユハン ワン(YUHAN WANG)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。
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韓国の新鋭ファッションブランド「マルディメクルディ(MARDI MERCREDI)」は2月24日、モデルの紗栄子とコラボした日本限定商品を発売した。ドッグモチーフの定番アイテムを持つ同ブランドと愛犬家の紗栄子は、トイプードルをデザインしたスエット(税込1万1900円)とTシャツ(6700円)を製作。公式オンラインストアで、数量限定で販売している。
紗栄子は、「犬や花をかわいくデザインした『マルディメクルディ』は、普段から愛用するブランドの一つ。私の大好きなトイプードルをモチーフにしたスエットとTシャツを作ったので、これを着て毎日をハッピーに過ごしてほしい」と話す。
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「ブルガリ(BVLGARI)」は、新作フレグランス“ブルガリ ローズ ゴルデア ブロッサム ディライト オードトワレ”を3月1日に全国発売する。容量は50ml(税込1万1220円)と75ml(同1万4080円)の2種をそろえる。新作は、2019年に発表した“ブルガリ ローズ ゴルデア ブロッサム ディライト オードパルファム”のバラの香りを生かしながら、つぼみが今にもみずみずしく咲こうとする瞬間に着想を得て、明るく輝かしい未来への高揚感を表現した。
トップノートは輝くバラをイメージしており、グリーンパパイヤとバイオレットが香る。ミドルノートはローズペタル インフュージョン、ローズバッド、スズランが広がり、ラストはダマスクローズ アブソリュート、ホワイトムスク、アンバーグリスが爽やかな余韻を残す。
ボトルもバラのつぼみをイメージし、丸いキャップとボディラインで仕上げた。ボトルネックには、永遠の生命を象徴したブランドのアイコン“セルペンティ”を施している。
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「ルシアン ペラフィネ(LUCIEN PELLAT FINET)」が2022年春夏コレクションを発表した。
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「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。
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「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。
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「フェンディ(FENDI)」は、2022-23年秋冬コレクションをミラノで現地時間2月23日に発表した。ウィメンズのアーティスティック・ディレクター、キム・ジョーンズ(Kim Jones)は「フェンディ」の歴史を探求しながら過去のアイコニックな2つのコレクションを再解釈し、コンテンポラリーに表現した。
ルックは、1986年春夏シーズンの幾何学プリントやテーラードのスタイリングと、2000年秋冬シーズンの透ける素材の軽やかさを融合した。ランウエイで存在感を放っていたファーのような質感のシアリングは、“フェンディファースト(Fendi First)”や、オーバーサイズのショッパーなどバッグにも使った。さらに、1997年に誕生したアイコンバッグ”バゲット(Baguette)”の25周年を祝い、カシミアとシアリングで縁取りしたレザー、そしてインターシャミンクの3型を復刻。シューズはFFロゴに型どったヒールを備えるアンクルストラップサンダル、ロング丈のブーツ、ミュールが登場した。
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「サウル ナッシュ(SAUL NASH)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。
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「ロクサンダ(ROKSANDA)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。
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「アシックス(ASICS)」は、自社の生産ラインから出た残材や端材を再利用し、実際のシューズと同じ製造工程でミニチュアシューズを作るワークショップをオンラインで開催する。ワークショップでは参加希望者に専用のキットを送付し、実在のシューズをモチーフにした約8cmのミニチュアシューズの作り方を社員がレクチャーする。受付開始は2月26日から。参加費は税込1200円で、3月19日に第1回を開催し、以降は毎週土曜日に実施する予定だ。
「アシックス」はこれまでに、ミニチュアシューズ作りを神戸のアシックススポーツミュージアムの来店特典として開催してきた。ほかにも校外学習などでも採用されており、合計8000人以上が参加している。
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「アシックス(ASICS)」は、自社の生産ラインから出た残材や端材を再利用し、実際のシューズと同じ製造工程でミニチュアシューズを作るワークショップをオンラインで開催する。ワークショップでは参加希望者に専用のキットを送付し、実在のシューズをモチーフにした約8cmのミニチュアシューズの作り方を社員がレクチャーする。受付開始は2月26日から。参加費は税込1200円で、3月19日に第1回を開催し、以降は毎週土曜日に実施する予定だ。
「アシックス」はこれまでに、ミニチュアシューズ作りを神戸のアシックススポーツミュージアムの来店特典として開催してきた。ほかにも校外学習などでも採用されており、合計8000人以上が参加している。
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2月24日、イタリア・ミラノで開催された「プラダ(PRADA)」2022-23年秋冬コレクションのショーに、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)らセレブリティがフロントローに着席した。
キムは、暗めのサングラスを着用し、厳重なセキュリティーに囲まれ登場。フロントローで、隣には歌手のリタ・オラ(Rita Ora)が着席。他にもストーム・レイド(Storm Reid)やマッケンジー・デイビス(Mackenzie Davis)、シーラ・ハース(Shira Haas)、ジュリア・マリノ(Julia Marino)、ガス・ケンワージー(Gus Kenworthy)、 マチルダ・ルッツ(Matilda Lutz)、エマ・マッキー(Emma Mackey)、マムード(Mahmood)、テイラー・ラッセル(Taylor Russell)、キャサリン・ウォーターストン(Katherine Waterston)、チャーリ・ダミリオ(Charli D'Amelio)らがショーに参列した。
ショーの前日にキムは「プラダ」のブラトップとレザー・スーツを着用し、ショーへの参列をほのめかしていた。なお、ランウエイにはキムの異父妹でもあるケンダル・ジェナー(Kendall Jenner)らが登場した。
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「セリーヌ(CELINE)」は、2022年春夏コレクションを中心にそろえたウィメンズのポップアップストア「ベ・デ・ザンジュ(BAIE DES ANGES)」と、メンズのポップアップストア「コズミック クルーザー(COSMIC CRUISER)」を伊勢丹新宿本店と、メンズ館でそれぞれ3月1日まで開催中だ。
オープンを祝して、女優の山本舞香や俳優・モデルの大平修蔵、モデルの高橋ららや佐藤晴美、ユーチューバーのコムドット やまとらが、同シーズンのコレクションとポップアップストア限定アイテムをまとって来場した。
「ベ・デ・ザンジュ」ではウエアやアクセサリーをはじめ、メゾンのアイコンバッグ“トリオンフ ショルダー”のストラップがチェーンになった新作(税込32万4500円)を先行発売しているほか、ポップアップストア限定カラーも用意する。また、“トリオンフ”モチーフをレザーで覆いステッチを施した“キュイル トリオンフ”シリーズのアイテムも先行発売する。
「コズミック クルーザー」では、アーティストのスコット・ダニエル・エリソン(Scott Daniel Ellison)とのコラボレーションアイテムや、ブランドロゴを配したニット(同17万6000円)、ブルゾン(同31万3500円)、キャップ(同1万6500円)などをラインアップする。
同ポップアップストアは伊勢丹新宿本店に加えて、大阪と札幌でも順次開催する。「ベ・デ・ザンジュ」は3月16〜22日に阪急うめだ本店で、4月6〜19日に大丸札幌店で行い、「コズミック クルーザー」は3月16〜22日に阪急メンズ大阪で開く。
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「ロエベ(LOEWE)」は、「ロエベ ファンデーション クラフト プライズ2022」のファイナリスト30人を発表した。日本からも田辺竹雲斎、小梛(おなぎ)真弓が選出された。
田辺は1973年生まれ、大阪府在住。東京藝術大学で彫刻を学び、大英博物館やメトロポリタン美術館などに作品が収蔵される。小梛は79年生まれ、千葉県在住。多摩美術大学で学び、その後、漆芸作家の大西長利に師事した。
「ロエベ ファンデーション クラフト プライズ」は2016年にロエベ財団がスタートしたもので、今回で第5回。“クラフツマンシップにおける卓越性、芸術的価値、新しさを称えること”を目的とする。22年は、世界116の国や地域から応募された3100点超の作品から、選考委員11人がスペイン・マドリードで2日間かけてファイナリストを選出した。
同プライズを立ち上げたジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)「ロエベ」クリエイティブディレクターは、「1846年に工房として始まった『ロエベ』にとって、クラフトマンシップは神髄」と話す。
「ロエベ ファンデーション クラフト プライズ2022」の受賞者は6月30日に発表され、賞金5万ユーロ(約650万円)が授与される。またファイナリストの作品は7月1日~30日の期間、韓国のソウル工芸博物館に展示される。
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ユニクロのグラフィックTシャツブランド「UT」は、「ポケモン」と現代アーティストのタッグによる「ポケモン ミーツ アーティストUT」の第2弾を4月18日に発売する。コレクションはメンズ4柄(税込各1500円)、キッズ4柄(990円)からなる。
昨年8月の第1弾に続くもので、今回のコラボアーティストは、身近なものや廃材をコラージュするクリエイティブユニットのmagma(マグマ)だ。“ピカチュウ”や“コイキング”など、おなじみのキャラクターがヘルメットやボール、双眼鏡、文房具などで表現される。「UT」は、「アートとの出合いによって生み出される、『ポケモン』の新たな魅力を届けたい」と話す。
magmaは杉山純と宮澤謙一によるクリエイティブユニット。家具製作から空間演出まで幅広く手掛ける。
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「カパサ(CAPASA MILANO)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。
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「カパサ(CAPASA MILANO)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。
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「WWDJAPAN」ポッドキャストシリーズの連載「考えたい言葉」は、2週間に1回、同期の若手2人がファッション&ビューティ業界で当たり前に使われている言葉について対話します。担当する2人は普段から“当たり前”について疑問を持ち、深く考え、先輩たちからはきっと「めんどうくさい」と思われているだろうな……とビビりつつも、それでも「メディアでは、より良い社会のための言葉を使っていきたい」と思考を続けます。第16弾は、【ベーシック】をテーマに語り合いました。「WWDJAPAN.com」では、2人が対話して見出した言葉の意味を、あくまで1つの考えとして紹介します。
ソーンマヤ:She/Her。入社2年目の翻訳担当。日本の高校を卒業後、オランダのライデン大学に進学して考古学を主専攻に、アムステルダム大学でジェンダー学を副専攻する。今ある社会のあり方を探求すべく勉強を開始したものの、「そもそもこれまで習ってきた歴史観は、どの視点から語られているものなのだろう?」と疑問を持ち、ジェンダー考古学をテーマに研究を進めた。「WWDJAPAN」では翻訳をメインに、メディアの力を通して物事を見る視点を増やせるような記事づくりに励む
佐立武士(さだち・たけし):He/Him。入社2年目、ソーシャルエディター。幼少期をアメリカ・コネチカット州で過ごし、その後は日本とアメリカの高校に通う。早稲田大学国際教養学部を卒業し、新卒でINFASパブリケーションズに入社。在学中はジェンダーとポストコロニアリズムに焦点を置き、ロンドン大学・東洋アフリカ研究学院に留学。学業の傍ら、当事者としてLGBTQ+ウエブメディアでライターをしていた。現在は「WWDJAPAN」のソーシャルメディアとユース向けのコンテンツに注力する。ニックネームはディラン
ファッション業界で使われる系統としての「ベーシック」は、白やベージュといったニュートラルカラーや使っていたり、柄を使用していないアイテムで装ったりしたファッションから、素材や形、サイズにこだわったタイムレスなものまで多岐にわたる。社会的に“無難”な多数派という意味での「ベーシック」に加えて、「ベーシック」系はミニマリストな性質を含んでおり、全体の完成度を追求するために装飾的趣向を抑えた表現スタイルとも言える。何が「ベーシック」となるかは時代や流行の影響を受けているものだが、トレンドを追うのではなく、着回しやすくTPOを選ばないスタイルを長く愛用することを哲学としている印象。また着心地の良さそうなものを抜け感とともに着こなす“エフォートレス”な雰囲気もまとっている。
英語でライフスタイルやファッション、好みなどを“ベーシック”と形容するときは、単純に“つまらない”ものを指しているので使用方法に注意が必要だ。同じようなファッション、メイク、ヘアースタイルなどの女性を揶揄するときにも使われる「量産型女子」と似た響きを持つ。今や「量産型」は逆転して憧れの対象になることもあるが、個人の装いに対する英語の“ベーシック”は今も、本来個性を表すことがファッションの醍醐味とされる中、世間の流行や目を基準にしていることからミーハーや無個性というニュアンスを込めて使われている言葉だ。
「WWDJAPAN」ポッドキャストシリーズはSpotifyやApple Podcastsでもお聞きいただけます。
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「マックスマーラ(MAX MARA)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。
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LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン・ジャパン(以下、LVMH ジャパン)とソフトバンクは2月22日、テクノロジーを活用してラグジュアリーブランドの顧客体験およびサービスを向上することを目的に、戦略的パートナーシップ契約を締結した。
LVMH ジャパンは近年、オンラインショップでの販売拡大やリモートによる顧客との関係構築、多様化する若年層の関心への対応など、変化を続ける環境に合わせてサービスを提供しており、「ソフトバンクの持つさまざまなソリューションおよびノウハウを活用しながら、両社の専門的な知見を組み合わせて、LVMH ジャパンの店舗とオンラインショップにおいて新たな価値を創出したい」と話す。
具体的な実施・検討項目としては、1.5Gを利用してVR空間で工房の職人とコミュニケーションすることや商品の製作過程の体験、2.ソフトバンクのグループ企業が提供するアプリ「LINE」を使った顧客とのコミュニケーションおよびデータマーケティング、3.タブレットによるキャッシュレス決済への対応を挙げる。
3については、LVMH ジャパンは2018年、ソフトバンクのグループ企業であるSBペイメントサービスの決済サービスアプリを導入。これにより中国のQRコード決済サービスにも対応した。今後は、「PayPay」など幅広い選択肢の導入についても検討している。
トニー・ベローニ(Toni Bellini)=LVMH グループ マネージングディレクターは「今回のソフトバンクとのパートナーシップ締結は、デジタル技術を駆使した顧客へのさらなるサービス提供を目指すLVMH ジャパンの強い意志の表れだ」と言う。一方、今井康之ソフトバンク代表取締役副社長執行役員兼最高執行責任者は「世界有数のラグジュアリーコングロマリットであるLVMH ジャパンと共に、ファッション業界におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させることを楽しみにしている」と述べた。
The post LVMH ジャパンとソフトバンクがデジタル分野で戦略的パートナーシップを締結 appeared first on WWDJAPAN.
LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン・ジャパン(以下、LVMH ジャパン)とソフトバンクは2月22日、テクノロジーを活用してラグジュアリーブランドの顧客体験およびサービスを向上することを目的に、戦略的パートナーシップ契約を締結した。
LVMH ジャパンは近年、オンラインショップでの販売拡大やリモートによる顧客との関係構築、多様化する若年層の関心への対応など、変化を続ける環境に合わせてサービスを提供しており、「ソフトバンクの持つさまざまなソリューションおよびノウハウを活用しながら、両社の専門的な知見を組み合わせて、LVMH ジャパンの店舗とオンラインショップにおいて新たな価値を創出したい」と話す。
具体的な実施・検討項目としては、1.5Gを利用してVR空間で工房の職人とコミュニケーションすることや商品の製作過程の体験、2.ソフトバンクのグループ企業が提供するアプリ「LINE」を使った顧客とのコミュニケーションおよびデータマーケティング、3.タブレットによるキャッシュレス決済への対応を挙げる。
3については、LVMH ジャパンは2018年、ソフトバンクのグループ企業であるSBペイメントサービスの決済サービスアプリを導入。これにより中国のQRコード決済サービスにも対応した。今後は、「PayPay」など幅広い選択肢の導入についても検討している。
トニー・ベローニ(Toni Bellini)=LVMH グループ マネージングディレクターは「今回のソフトバンクとのパートナーシップ締結は、デジタル技術を駆使した顧客へのさらなるサービス提供を目指すLVMH ジャパンの強い意志の表れだ」と言う。一方、今井康之ソフトバンク代表取締役副社長執行役員兼最高執行責任者は「世界有数のラグジュアリーコングロマリットであるLVMH ジャパンと共に、ファッション業界におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させることを楽しみにしている」と述べた。
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2015年頃から熱を帯び始め、同時多発的にさまざまなブームの波が巻き起こったスニーカーシーン。その代表として挙げられるのが、ダッドスニーカーだろう。“休日にお父さんが履くようなスニーカー”を意味するダッドスニーカーは、明確な起源を語るのが難しい。故スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)のようにシンプルなスタイルで、13~14年頃のトレンドだったノームコアから派生したとも言われている。当時、足下で圧倒的な支持を得ていたのが「ニューバランス(NEW BALANCE)」の“900”番台で、ジョブズも“992”を愛用していた。
「ニューバランス」の“900”番台とは、1982年に発売した“990V1”を皮切りに、現在までに13モデルが登場しているフラッグシップラインのこと。中でも“990”は、スニーカーシーンでは珍しい“モデル名世襲型”を取り入れたシリーズで、82年の“990V1”、98年の“990V2”、2012年の“990V3”、16年の“990V4”、19年の“990V5”と、これまで5モデルを発売してきた。そして“990V5”の発売から3年が経つ22年、最新作となる“990V6”がついに登場するという噂が広まっている。そこで“990V6”発売に備えて、ここ数年の間に登場した“990”シリーズがベースのコラボモデル10作を振り返る。
カナダ・モントリオールが拠点のクリエイティブ・スタジオ「ジョウンド(JJJJOUND)」との初コラボ作。「ジョウンド」は、過去にカニエ・ウェスト(Kanye West)ことイェ(Ye)が率いるクリエイティブ・エージェンシー「ドンダ(DONDA)」で、アートディレクターとして活躍していたジャスティン・サンダース(Justin Saunders)が主宰。ミニマルでクリーンなデザインが人気のブランドだ。本モデルは「ジョウンド」らしいカラーと巧みな素材使いで、流通量の少なさからリセール市場では100万円の値が付くこともあった。なお、3月には同じく“990V3”をベースとした新色が発売する。価格は税込3万5200円で、4日に東京・日本橋浜町のコンセプトショップ「ティーハウス ニューバランス(T-HOUSE NEW BALANCE)」で先行発売したのち、19日から「ニューバランス」公式サイトで一般販売する。
1990年代のニューヨークを彷ふつとさせる、クラシカルかつプレッピーなストリートスタイルで注目されている「エメ レオン ドレ(AIME LEON DORE、以下ALD)」。2019年から継続的に「ニューバランス」とのコラボモデルを発売している。中でも“990V2”と、同時発売した“990V5”は、“990”シリーズでは珍しいグリーンとネイビーを基調とした上品な佇まい。その完成度の高さが、今日まで続く両者のリレーションを決定付けたと言っても過言ではないだろう。なお「ALD」とのコラボモデルのあまりの反響の高さからか、「ニューバランス」は2021年に“メイド・イン・USA”コレクションのクリエイティブ・ディレクターにテディ・サンティス(Teddy Santis)「ALD」創設者を指名している。
「リーバイス(LEVI'S)」と「ニューバランス」は、共にアメリカの地で100年以上の歴史を刻んできた。両雄はここ数年コラボに積極的で、 “990V3”はその内の一足として登場した。両者のシグネチャーカラーに合わせて、インディゴとグレーの2カラーをラインアップ。アッパーの素材に「リーバイス」のデニムや毛足の長いヘアリースエードを用いることで、履き込むほどに味が出るという玄人好みの仕様だ。また、アッパーサイドのアイコニックな“N”ロゴに、「リーバイス」のタブをあしらっている点も物欲をくすぐるポイントである。
ロニー・ファイグ(Ronnie Fieg)が率いるニューヨーク発のスニーカーショップ「キス(KITH)」は、「ニューバランス」と10年近く協業を続けている。“1300”や“1700”をはじめ、“992”“584”など最も多くのモデルを共作してきたコラボレーターの一つだ。「ニューバランス」のDNAに忠実なグレーやネイビーをメーンカラーにしたものや、「キス」が得意とするやわらかなパステルカラーを取り入れたモデルも数々手掛けてきた。2020年には、ピンクのスエードが新鮮な“990V2”を生み出した(ほかにも複数カラーあり)。そして、同様のカラーリングを踏襲した“990V1”を22年中に発売するというウワサもある。
“990V3”をベースとした数あるコラボモデルの中で、最も異彩を放つのが「ストレイ ラッツ(STRAY RATS)」との一足だろう。同ブランドは、ジュリアン・コンスエグラ(Julian Consuegra)が主宰するアメリカ・マイアミ発のストリートブランド。スニーカーは、映画「ダークナイト」に登場する、悪役のジョーカーに着想して製作したもの。アッパーのカラーリングに、ジョーカーが着用していたパープルのスーツとグリーンヘアーをイメージしたカラーを取り入れた。とはいえ「ニューバランス」へのリスペクトは忘れず、トゥキャップやシュータンをグレーにすることで、絶妙なカラーリングの一足が誕生した。
1980年にショーン・ステューシー(Shawn Stussy)がカリフォルニアで設立し、今年で42年目を迎えたストリートブランドの雄「ステューシー(STUSSY)」。「ナイキ(NIKE)」とのコラボの印象が強い同ブランドだが、実は「ニューバランス」とも何モデルかを製作しており、2017年には“990V4”を発表している。アッパーからソール、シューレース、“N”ロゴまで全てをクリーム色に染め上げたクリーンな仕上がり。一見すると「ステューシー」っぽくないデザインだが、インソールにはコラボを象徴するSSリンクロゴをしっかりとプリントしている。
クリエイティブ・エージェンシー「ノー バカンシー イン(NO VACANCY INN)」は、“990”シリーズ史に残る名作を2019年に生み出している。彼らは「ニューバランス」を代表するグレーとネイビーを組み合わせながら、アクセントとしてシューレースに鮮やかなレッドを採用。そして、Wi-Fiが水と同等に生命活動に必要不可欠なものになっている現代へのアイロニーを込め、左右のヒールに“Water”と“Wi-Fi”の文字を刺しゅうした。また、ブランドのインスタグラムで18歳未満を対象に、イギリスのEU離脱やLGBTQの権利などの小論文を募集し、最優秀作品に同モデルをギフトするユニークな取り組みも行った。なお、「ノー バカンシー イン」創業者のトレマイン・エモリー(Tremaine Emory)は、「シュプリーム(SUPREME)」の新クリエイティブ・ディレクターに就任している。
「エンジニアド ガーメンツ(ENGINEERED GARMENTS)」デザイナーの鈴木大器は、“『ニューバランス』愛好家”として有名だ。コラボでは“990V5”をグレー、ネイビー、ブラックの3カラーで用意し、一見するとどれもシンプルなモノトーンモデルである。しかしアッパーの素材はなんとスムース、スエード、ヌバック、パイソン、クロコダイルの5種類の型押しレザーで構成。さらに左右のシューズで非対称にするという、「EG」らしいテクニックが光るモデルだ。
1989年にルカ・ベニーニ(Luca Benini)が創業した「スラムジャム(SLAM JAM)」は、ヨーロッパにおけるストリートシーンの開拓者として名高い。しかし意外にも「ニューバランス」とのコラボは2019年が初めて。記念すべき処女作は、“完成されたデザインの未完成品”をテーマに、色を極力使用しないミニマルな佇まい。「スラムジャム」の創業年にちなんで、89足しか生産しなかった。セール市場でもほとんどお目にかかれない希少モデルとなっている。
あまり知られていないが、ニューヨークのラゲージ&バッグブランド「ウルトラオリーブ(ULTRA OLIVE)」も“990”シリーズに手を加えることを許されたコラボレーターの1組。日本とフランスの共作アニメ「ガジェット警部(Inspector Gadget)」からインスピレーションを受け、シューレースには小銭や鍵を収納できる取り外し可能なミニウォレットが付くほか、トグル式シューレース、アンダーレイの網目の大きいメッシュ地、オーバーレイのリフレクティブ素材など、他モデルではあまり見られないギミックが満載だ。残念ながら「ウルトラオリーブ」は現在ブランドを休止している。
コラボモデルとは別に、最後に紹介したいのが“990V4 1982”だ。世界1500足限定で、日本にはわずか99足しか入ってこなかった。オリジナルの“990V4”を忠実に再現しつつ、ディテールにネイビーをさりげなく差し込み、ヒールサイドには“EST.1982”の刺しゅうを施すことで、より高級感を表現した一足だ。そして、“990V1”が100ドルで販売されていたことにちなんで、同額を100ドル札でのみ購入が可能という斬新な販売方法も話題となった。
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「プラダ(PRADA)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。
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ボン・ジョールノ!欧州通信員の藪野淳です。ウィメンズ・コレクション取材のため、半年ぶりにミラノに戻ってきました。今シーズンからミラノ・ファッション・ウイークは本格復活!95%以上がリアルでの発表を予定する怒涛の5日間が幕を開けました。初日の気温は最高17度とポカポカしていて、気分はもう春。天気がいいだけで、やる気が湧きます。朝から晩までびっしりと詰まったスケジュールはまるでコロナ前のようで、すでに気が遠くなりそうなのですが、これだけ対面でのイベントが戻ってきているというのはうれしい限り。規制が緩和されて、席同士の間隔を開ける必要もなくなり、ファッションショーの熱気が戻ってきたように感じます。それでは今回も健康に気を付けつつ、張り切って取材に行ってきます!
「ディーゼル(DIESEL)」は、グレン・マーティンス(Glenn Martens)がクリエイティブ・ディレクター就任後初のリアルショーを開催しました。グレンと言えば、1月のパリ・メンズでは自身のブランド「Y/プロジェクト(Y/PROJECT)」の2022-23年秋冬コレクションを発表し、その後にはゲストデザイナーとして手掛けた「ジャンポール ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)」のオートクチュールを披露したことも記憶に新しいですね。
ショー会場に入ると、まず目に入るのは空気でふくらませた巨大な人間型のオブジェ。もちろん全員デニムスタイルなのですが、寝そべったり、挑発的なポーズを決めたりとさまざま。その足の間やお腹の下をモデルが通り抜けながら歩きます。
ファーストルックは、“Y2K”スタイルを感じるデニムのブラトップとローライズジーンズ。ウエスト回りにはハードなダメージ加工が施されていて、今季のキーディテールとしてさまざまな部分に用いられています。スタイルの中心となるのは、ブランドの核であるデニムをさまざまな加工や手作業を駆使して仕上げたウォッシュドカラーのアイテム。その多くは、資源利用を最小限に抑えて生産するプロジェクト“ディーゼル ライブラリー(DIESEL LIBRARY)”で構成されているそう。用いた技術は、フィルムコーティングや生地の一部が剥がれ落ちたような“ピールオフ”から、手作業で解いてループ状にしてファーのように仕上げるものまで。中にはデニムのような風合いに仕上げたジャカードなどの素材使いや、デニムジャケットのトロンプルイユ(だまし絵)・プリントも見られます。
そこにミックスするのは、ダメージ加工が施されたレザーのアウターやパンツ、ボディーコンシャスなミニドレスやスカートなど。レトロスポーティーやモーターサイクルのムードにポップな色彩やグラフィックを加えて、エッジを効かせた若々しくセクシーなスタイルを打ち出しています。グレンらしさを感じるのは、ドローコードやファスナー、ユーティリティーベルト、パネル使いで自由にシルエットや着こなしを変化させられるデザイン。デビューシーズンから継続するアイデアも多く、このショーを通して、グレンによる「ディーゼル」のイメージをより明確に確立したように感じます。
「フェンディ(FENDI)」のショーには、インスタグラムのストーリーでニューヨークから渡辺直美さんが来場すると知って、移動中からずっとワクワク。会場に入って、まず彼女を探しました。そしてセレブリティーやインフルエンサーが集まる席で発見!パープルのツインテールにメタリックなゴールドのドレスがお似合いです。
今季の着想源となったのは、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)が手掛けた1986年春夏のメンフィス・コレクションと、透ける素材の軽やかさを生かした2000年春夏コレクション。現在同ブランドのジュエリーを手掛けているデルフィナ・デレトレズ・フェンディ(Delfina Delettrez Fendi)が、母シルヴィア(Silvia Fendi)のワードローブで見つけた1986年春夏のプリントブラウスをオフィスに着て来たとことからイメージを広げたといいます。「フェンディ」におけるファミリーの歴史や価値を大切にしているキム・ジョーンズ(Kim Jones)らしい出発点ですね。
無機質なトンネルのような空間にまず登場したベラ・ハディッド(Bella Hadid)がまとうのは、細かいフリルがあしらわれたシフォンのブラとショーツに同素材のスリップドレスを重ね、ラムファーをあしらったショートジャケットを羽織ったルック。ペールピンクやミントグリーン、そして“オーロック”プリントやアップデートされたメンフィス風プリントで彩るシフォンのアイテムは今季のカギとなり、すっきりとした細身のシルエットやコンパクトなミニ丈などで2000年春夏にカールが打ち出したスタイルを現代的に再解釈しています。
そして、柔らかく軽やかな素材感の次のカギは、テーラリング。就任して以来、キムはテーラリングをコレクションに巧みに取り入れていますが、今季は細身でなめらかにボディーラインに沿うデザインが特徴です。素材は、ガンクラブチェックやハウンドトゥースなどのツイードやウール、レザーが中心。ジャケットはロングもしくはクロップド丈で、ボトムスはハイウエストのパンツやマイクロミニのショーツなどを合わせています。アクセントを加えるのは、右サイドだけにジャケットの腰下のようなパーツが付いたベルトや同様のデザインをドッキングしたスカート、コルセットなど。強さと柔らかさのコントラストが際立ちます。先日のオートクチュールや「ディオール(DIOR)」のメンズでもキムの才能やミックス感覚に感服しましたが、今季もミラノ初日から素晴らしいコレクションを見せてくれました!
「ヌメロ ヴェントゥーノ(N°21)」も、今季はテーラリングが際立っています。厚手のウールやガンクラブチェックのツイード、ハリのあるレザーなどで仕立てられたクラシックなメンズウエア由来のジャケットやコートのポイントは、コルセットのように絞られたウエストライン。それによって広い肩がより強調され、コントラストの効いたプロポーションに仕上げています。
そこに加えるのは、深いスリットを入れたミッドカーフ(ミモレ)丈のタイトスカートやレースのドレス、モヘアのニット、大きさの異なるスパンコールを組み合わせたドレスやスカート、砂浜に並ぶヤシの木が描かれたハワイアンプリントといった、アレッサンドロ・デラクア(Alessandro Dell’Acqua)らしいラインアップ。メンズは同様の素材やモチーフを取り入れつつ、よりリラックスした雰囲気に仕上げています。
デラクアは常に“マスキュリンとフェミニンのコントラスト”をクリエイションの軸にしていますが、今季はここ数シーズンの「ヌメロ ヴェントゥーノ」ではベストという印象。また、「プラダ(PRADA)」を筆頭に“女性性の解放”や“セクシーの再考”が台頭した先シーズンに続き、快活な肌見せやセンシュアルなスタイルは継続しそう。特に今季は、「フェンディ」や「ヌメロ ヴェントゥーノ」のコレクションに見られた伝統的に“男性らしさ”の象徴とされてきた要素とのコントラストが広がるのか注目しています。
「フェンディ」のバックステージ出入り口の前で出待ちしている人だかりの端でキュートなワンちゃんを発見!そのつぶらな瞳をしばらく見ていたら、飼い主さんもノリノリで撮影させてくれました。
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米ニュースメディアの「アクシオス(AXIOS)」は2月22日、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)がラルフ ローレン(RALPH LAUREN)買収の可能性についてここ数年にわたって対話を重ねていると報道し、業界で話題になっている。
ラルフ ローレンは「コメントや噂、憶測には」コメントしないと話し、LVMHからはコメントを得られなかった。
「アクシオス」の報道を受けて、22日のラルフ ローレンの株価は最大で132.14ドル(約1万5000円)まで上昇した。また、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で株価は一時期60ドル(約6840円)台まで落ち込んだが、現在は2019年と同水準の130ドル(約1万4000円)台前後まで回復している。
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化粧品メーカーのアクロは、同社が運営する「THREE」および「アンプリチュード(AMPLITUDE)」公式オンラインショップで、第三者による不正アクセスを受け、顧客のクレジットカード情報が漏洩した可能性があることを公表した。
漏洩は最大で、「THREE」公式オンラインショップで8万9295件、「アンプリチュード」で1万4640件にのぼるという。
「イトリン(ITRIM)」や「ファイブイズム バイ スリー(FIVEISM×THREE)」公式オンラインショップでは、不正アクセスおよびクレジットカード情報漏洩の痕跡は確認されなかったという。
クレジットカード情報が漏洩した可能性のある顧客には、お詫びとお知らせを電子メールで個別に順次送信中。メールアドレスの変更などで送信エラーが生じた場合、別途書状を送付する。
再発防止策の一環として、当該公式オンラインショップで使用していたサーバやシステムを全て破棄した上で、新たなサーバ・システムで再稼働することを予定している。再開日については決定次第、改めて公式サイト上で告知する予定だ。
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自動車メーカーの「ヒョンデ(HYUNDAI)」は、サステナブルをテーマにしたさまざまなコンテンツなどをそろえた期間限定のポップアップイベント「ヒョンデ ハウス 原宿(Hyundai House Harajuku)」を、原宿駅前のジング(jing)に5月28日までオープンしている。
同イベントでは、5人のクリエイターとの共創プロジェクト“LIFE MOVES. People”として、プロジェクトを通じて開発したプロダクトを働く・遊ぶ・纏う・食べる・住まうの5つのテーマごとに展示する。“働く”には建築家の工藤桃子が、“遊ぶ”にはライフスタイリストの大田由香梨が、“纏う”には「マーカウェア(MARKAWARE)」などを手掛ける石川俊介デザイナーが、“食べる”には農家でシェフの五十嵐創が、“住まう”には建築家の長坂常が参加する。石川デザイナーは、「ヒョンデ」がEV“アイオニック5(IONIQ 5)”のインテリアでも使用している、サステナブル素材を活用したトラベルバッグを、長坂は「都市生活の日常を自然に持ち出すことができる」モバイルハウスを開発した。
さらにイベントでは、同社のEV“アイオニック5”やFCV“ネッソ(NEXO)”などを五感で楽しむことができるインスタレーションや、“アイオニック5”に乗車しながら体験できる約15分間のドライビングシアターなどのコンテンツに加え、試乗や購入相談も受け付ける。
■ヒョンデ ハウス 原宿
期間:〜5月28日
場所:東京都渋谷区神宮前6-35-6
営業時間:平日11:00〜20:00 休祝日10:00〜20:00
入場料:無料 ※混雑時は入場制限の可能性あり
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コスメティックブランド「シロ(SHIRO)」を手掛けるシロは、創業の地である北海道砂川市で、地域創生を目的に「みんなのすながわプロジェクト」に取り組んでいる。現在は工場としての生産性向上のみならず、「世界中から人が集まり、誰もが感動体験を持ち帰ることのできる」工場の施設計画を進行中。このほど新工場・付帯施設の名称を「みんなの工場」に決定した。地域住民などプロジェクトに携わるみんなで考えて議論することで生まれる施設であるという背景と、大人も子どもも砂川市民も世界中からの来訪客も誰も排除せずみんなが集える場所にしたいとの想いを込めた。
2023年春頃オープン予定の新工場と付帯施設は、建築家アリイイリエ アーキテクツと共に、地域住民とディスカッションしながら設計計画を立案。観光地のみならず地域住民の居場所でもある施設として、モノづくりや教育を通して地域コミュニティや観光資源となることを目指す。外壁は、砂川市が属している空知地方のカラ松の間伐材を使用。一方の内部は、工場部分は来場者に見てもらえる「開かれた状態」。施設部分と隣接することで、「シロ」の根幹であるモノづくりの現場を日常的に見学できるようにした。工場は研究開発室や調合室、充填室、包装室などで構成。来場者は、全面ガラス張りの工場で行われる作業風景、中でも18mの迫力あるライン作業を施設のラウンジからいつでも見学できる。また工場で働く従業員の労働環境にも配慮。スタッフは来場者とのコミュニケーションのほか、時間や季節によって変わる光の入り方を感じながら働くことができる。
付帯施設は、オリジナルのカスタムフレグランスが作れるショップ、カフェやレストラン、地域住民とのディスカッションから生まれたラウンジやホール、キッズスペース、スタジオなど。ショップにはブランド初となるオリジナルフレグランスを作ることができる「フレグランスバー(仮)」を設ける。同じく「シロ」初のレストランでは、地域の間伐材を使用した薪火料理を提供する。長テーブルを設置するラウンジは、休憩はもちろん勉強や食事など、他人と共存しながら自由に過ごせるスペース。工場の調合室やショップと隣接するホールには、「シロ」のアーカイブ製品を並べる。キッズスペースは、天井部分にネットを張り、大人も子どもが共存。そしてスタジオは、ダンスやアートなどの公開練習場として、会議や少人数の講演会場として活用できる。トイレにはパウダールームや多目的トイレ、授乳室を用意し、将来的はオールジェンダートイレに変更可能だ。
新工場・付帯施設では、環境などに配慮した取り組みも立案し、実装させていく。
アリイイリエ アーキテクツは、有井淳生と入江可子が2015年に設立。移転新設する工場・付帯施設に対し、「地域の人が使える場所づくり」というコンセプトに魅かれてコンペティションに参加した。シロは、現段階では総事業費10数億円を予定している。
The post シロの地元活性化「みんなのすながわプロジェクト」の新工場・付帯施設の名称は「みんなの工場」 appeared first on WWDJAPAN.
コスメティックブランド「シロ(SHIRO)」を手掛けるシロは、創業の地である北海道砂川市で、地域創生を目的に「みんなのすながわプロジェクト」に取り組んでいる。現在は工場としての生産性向上のみならず、「世界中から人が集まり、誰もが感動体験を持ち帰ることのできる」工場の施設計画を進行中。このほど新工場・付帯施設の名称を「みんなの工場」に決定した。地域住民などプロジェクトに携わるみんなで考えて議論することで生まれる施設であるという背景と、大人も子どもも砂川市民も世界中からの来訪客も誰も排除せずみんなが集える場所にしたいとの想いを込めた。
2023年春頃オープン予定の新工場と付帯施設は、建築家アリイイリエ アーキテクツと共に、地域住民とディスカッションしながら設計計画を立案。観光地のみならず地域住民の居場所でもある施設として、モノづくりや教育を通して地域コミュニティや観光資源となることを目指す。外壁は、砂川市が属している空知地方のカラ松の間伐材を使用。一方の内部は、工場部分は来場者に見てもらえる「開かれた状態」。施設部分と隣接することで、「シロ」の根幹であるモノづくりの現場を日常的に見学できるようにした。工場は研究開発室や調合室、充填室、包装室などで構成。来場者は、全面ガラス張りの工場で行われる作業風景、中でも18mの迫力あるライン作業を施設のラウンジからいつでも見学できる。また工場で働く従業員の労働環境にも配慮。スタッフは来場者とのコミュニケーションのほか、時間や季節によって変わる光の入り方を感じながら働くことができる。
付帯施設は、オリジナルのカスタムフレグランスが作れるショップ、カフェやレストラン、地域住民とのディスカッションから生まれたラウンジやホール、キッズスペース、スタジオなど。ショップにはブランド初となるオリジナルフレグランスを作ることができる「フレグランスバー(仮)」を設ける。同じく「シロ」初のレストランでは、地域の間伐材を使用した薪火料理を提供する。長テーブルを設置するラウンジは、休憩はもちろん勉強や食事など、他人と共存しながら自由に過ごせるスペース。工場の調合室やショップと隣接するホールには、「シロ」のアーカイブ製品を並べる。キッズスペースは、天井部分にネットを張り、大人も子どもが共存。そしてスタジオは、ダンスやアートなどの公開練習場として、会議や少人数の講演会場として活用できる。トイレにはパウダールームや多目的トイレ、授乳室を用意し、将来的はオールジェンダートイレに変更可能だ。
新工場・付帯施設では、環境などに配慮した取り組みも立案し、実装させていく。
アリイイリエ アーキテクツは、有井淳生と入江可子が2015年に設立。移転新設する工場・付帯施設に対し、「地域の人が使える場所づくり」というコンセプトに魅かれてコンペティションに参加した。シロは、現段階では総事業費10数億円を予定している。
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「エムエム6 メゾン マルジェラ(MM6 MAISON MARGIELA)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。
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デイトナ・インターナショナルの「アーセンス(ARESENSE)」は25日、ルミネ新宿店の1周年を記念してリニューアルした。顧客が家で過ごす時間が増えていることから、ウェルネス雑貨を拡充した。
店内中心には、ウェルネス雑貨を集めたコーナーを新設した。昨年取り扱いを開始して好評だったスキンケアブランド「オサジ(OSAJI)」のホームフレグランスライン「家香(KAKO)」をはじめ、フィンランド発の「セース(SEES)」のファブリックケア商品、「ヘンプタッチ(HEMPTOUCH)」のCBD商品などを販売する。梅本愛子ディレクターは、「お客さまは服だけでなく、生活全般にまつわる提案を求めるようになった。ポップアップやイベントなどを通して体験コンテンツも増やしていきたい」という。25日と26日には、ブランドディレクターの佐藤香菜が、来場者の悩みや体質に合わせたCBDオイルやスキンケアアイテムを提案するワークショップを開催する。
リニューアルに合わせて、新たにオリジナルのアクセサリーブランド「エスネ(ESNE)」を始動した。梅本ディレクターは、「『アーセンス』」でも大切にしている“我慢せずに楽しむオシャレ”をアクセサリーでも実現したかった」といい、素材には金属アレルギーを持つ人でもつけやすい10金や、医療注射などに使われるサージカルステンレスを採用。チャンキーチェーンのブレス(税込7150円)やボールピアス(同6600円)のほか、ラボグロウンダイヤモンドのジュエリー(1〜3万円)も用意した。新宿店と公式ECサイト、3月にオープン予定の「フリークス ストア」博多店で販売予定だ。
「アーセンス」は、2020年春夏にデビュー。セレクトショップの「フリークス ストア(FREAK'S STORE)」でバイイングを担当する梅本愛子ウィメンズ商品部アシスタントディレクターがディレクションし、30~40代の女性に向け、着心地が良いイージケア商品を提案する。
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ユナイテッドアローズは、「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS 以下、BY)」渋谷公園通り店を3月31日に閉店する。
同店は2008年4月20日にオープンした。今後、同店で販売していた商品はユナイテッドアローズ 渋谷スクランブルスクエア店を中心に、「ユナイテッドアローズ」「BY」の一部店舗で展開する。
同社は「選択と集中」を掲げ、不採算事業・店舗の見直しを進める。同店の閉店もその一環。21年8月には「BY」新宿メンズストアを閉店し、同業態の現在の店舗数は37店舗(1月末)。また、1月30日には駅ナカ業態「ザ ステーションストア ユナイテッドアローズ」の全店舗の営業を終了した。
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「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、カナダ・モントリオール発のクリエイティブスタジオ「ジョウンド(JJJJound)」とのコラボモデルを、東京・日本橋浜町のコンセプトショップ「ティーハウス ニューバランス(T-HOUSE NEW BALANCE)」で3月4日に先行発売する。3月19日から「ニューバランス」公式サイトで一般販売する。価格は税込3万5200円で、サイズは25.5〜29.0cm、30.0cm。
両者のコラボは昨年秋に続き3回目。今回はメイド・イン・USAの人気シリーズ“990”の“V3”をベースに、アッパーをオリーブグリーンに、ミッドソールを白とクリームの2トーンに、Nロゴを黒にアレンジ。シュータンには“V3”を象徴するワッフル模様を採用し、シルバーカラーのヒールパッチには“Made in U.S.A”の代わりに“JJJJound”のロゴを施した。
「ジョウンド」を率いるジャスティン・サンダース(Justin Saunders)は、カニエ・ウェスト(Kanye West)主宰のクリエイティブ・エージェンシー「ドンダ(DONDA)」でアートディレクターとして活動。2006年に、出身地であるカナダ・モントリオールでフォトブログとして「ジョウンド」を立ち上げ、デザイン業務やグッズ販売などにも事業を拡大した。
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「コーチ(COACH)」はニューヨーク・ファッション・ウイークで、2022年フォール・コレクションを発表した。ブランドの初代デザイナー、ボニー・カシン(Bonnie Cashin)や拠点とするニューヨークにオマージュを捧げた前シーズン同様、今季もアメリカン・ヘリテージをモダンに再解釈し、オプティミズム(前向きな姿勢)を表すことで次世代にエールを送った。
今シーズンはバレンタインデーの2月14日にニューヨーク市内でリアルなランウエイショーを開催して、「コーチ」を育んできたアメリカに愛を捧げた。「Somewhere in America」と題したコレクションは、レトロなムードが漂う架空の町が舞台。そこに現れるのは、「コーチ」にとって欠かせない素材のレザーを使ったビッグシルエットのアウターだ。モコモコのアウターは、90年代のグランジテイストながら70年代のレトロなカラーリングのTシャツやバスケットボールショーツ、ミニドレスなどとコーディネート。強くも見えるレザーウエアにレトロなエッセンスを加えることで、迫力ではなく、愛情さえ感じる温かみを表現した。
アメリカへの愛も、随所にあふれている。ベースボールキャップやバイカーブーツなどのアメリカンカルチャーと密接にリンクするアイテムのほか、グラフィックアーティストのミント&サーフ(Mint&Serf)とコラボレーションして90年代以降のアメリカを象徴するグラフィティの荒々しさをプラス。クロシェやレース、パステルカラーのミニドレスに続く、ネオンイエローやエネルギッシュなオレンジのアウターやアクセサリーは、次世代ならではのアップビートなマインドを表現している。
新作バッグは“スリング”
アクセサリーでも70年代ムードを再解釈
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アクセサリーの注目は、1964年に発表したバッグ“スリング”のアップデート版だ。英語で「抱っこひも」の意味を持つ“スリング”は、幅広のハンドル。そこに“キスロック(がま口)”のディテールをあしらった。今シーズンの“スリング”は、レザーアウターにもプリントした織り模様をのせた。トロンプルイユ(だまし絵)のテクニックは、22年スプリングとの共通点だ。そのほかのアクセサリーは、レトロなスクエアシェイプのショルダーバッグや、メリージェーンタイプのパンプス、バックル付きのブーツなど、いずれも70年代のヒットアイテムばかり。そこに鮮やかなグラフィティやカラーをのせたり、シアリングでアレンジしたりで90年代のグランジテイストとの融合を図っている。
「コーチ」のクリエイティブ・ディレクターを務めるスチュアート・ヴィヴァース(Stuart Vevers)は、「初代デザイナーのボニー・カシンとニューヨークにオマージュを捧げたスプリング・コレクションのアイデアを深めた。彼女のアーカイブは、次の世代に向けて紹介したいスタイルばかり。今回は『コーチ』にとって欠かせないレザーと、レトロな色調、アップビートなスパイスにフォーカスした。ヘリテージ(伝統)とポップカルチャーの融合を目指すことで、次世代にオプティミズムを感じてもらいたかった」と話す。
その中でも今回は、シアリングやクロシェ編みのニットなど、「温かみを感じる、ノスタルジックな素材が大事だと思った」という。「オマージュを捧げたアメリカは、東部、中西部、南部、そして西部と全く異なる気候や風土、文化を有した広大な国だ。でも住んでいる場所や世代を問わず、皆“メモリー”を持っているのは変わらない。記憶は、パーソナルだが、万人にとって共通でもある。そんな記憶を想起させるノスタルジックな素材は、仲間意識を生みつつ、毎日の生活をちょっぴり祝ってくれる存在になると思ったんだ」。
ショー会場には、今シーズンも多くのインフルエンサーが駆けつけた。日本からは、ケミオ&ミチが来場。ケミオは、22年スプリング・コレクションに登場したトロンプルイユ(だまし絵)のニット姿、ミチは新作のバッグ“タビー(TABBY)”の春カラーで現れた。そのほかミーガン・ジー・スタリオン(Megan Thee Stallion)、アンガス・クラウド(Angus Cloud)、トミー・ドーフマン(Tommy Dorfman)、リッキー・トンプソン(Rickey Thompson)らも来場した。
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ロシアは2月24日、ウクライナへの軍事侵攻を開始した。攻撃が激化する中、欧米や日本などが経済制裁を発動して圧力を強めているが、情勢は混迷している。
こうした事態を受け、スウェーデンを本拠地とする「H&M」はウクライナで運営する9店舗を一時的に休業した。同社は、「情勢を注視している。従業員の安全を最優先し、当面は同国内の店舗を休業する」と発表した。
ドイツを拠点とする「アディダス(ADIDAS)」も、やはり従業員の安全を第一に事態を注視していると発表。ウクライナや近隣諸国の店舗の休業については、「現段階で詳細を明らかにすることは差し控えたい」とコメントした。
米「WWD」によれば、ウクライナ市場に参入している米国ブランドは非常に限定的だが、それと比較すると欧州ブランドや小売りは多く出店しているという。
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ロシアは2月24日、ウクライナへの軍事侵攻を開始した。攻撃が激化する中、欧米や日本などが経済制裁を発動して圧力を強めているが、情勢は混迷している。
こうした事態を受け、スウェーデンを本拠地とする「H&M」はウクライナで運営する9店舗を一時的に休業した。同社は、「情勢を注視している。従業員の安全を最優先し、当面は同国内の店舗を休業する」と発表した。
ドイツを拠点とする「アディダス(ADIDAS)」も、やはり従業員の安全を第一に事態を注視していると発表。ウクライナや近隣諸国の店舗の休業については、「現段階で詳細を明らかにすることは差し控えたい」とコメントした。
米「WWD」によれば、ウクライナ市場に参入している米国ブランドは非常に限定的だが、それと比較すると欧州ブランドや小売りは多く出店しているという。
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こんにちは。
少しずつ気温が和らいできて、春の訪れを感じるようになりましたね。
店頭も2022年春夏シーズンのアイテムがラインナップし、華やかなムードになってきました。
本日は横浜店店頭ディスプレイとともに、ウィメンズの新着アイテムをご紹介します。
<バーニーズ ニューヨーク>オリジナルコレクションからはドレスが充実。
スカート部分に花柄・チェック柄の生地を使用したり、ティアード仕様にしたりと、ほどよくフェミニンなアイテムが揃っています。
夏に向けて活躍してくれそうな透け感のある半袖シャツや、今時期から使えるラグジャガード織の長袖ニットドレスなど、<サカイ>のアイテムもバリエーション豊富!
こちらは<メゾン マルジェラ>のノースリーブニット・デニムスカートにミニショルダーバッグを合わせたコーディネート。
カジュアルながらどこか品を感じさせる雰囲気は、洗練されたアイテムならではですね。
<マルニ>からは、虎をモチーフにしたポップな柄のドレスが登場!
個性的なファッションがお好きな方におすすめしたい、可愛らしいアイテムです。
ライトブルーが爽やかな<ステラ マッカートニー>のミドル丈シャツドレスは、フィット&フレアシルエットで着用したときのバランスも美しいアイテム。
一枚はもちろん、パンツと合わせて着回しも楽しめそう!
テキスタイルアーティストからインスパイアされたという柄を使用した<ゼロマリア コルネホ>の半袖シャツとスカート。
セットアップで組み合わせれば、ドレスのようにもお召しいただけます。
人気を集めている<ハイク>のアイテムも多数取り揃えております。
ドレス・シャツからボトムまで、アイテムバリエーション豊富にラインナップ。
シンプルで上質なスタイリングがかなう<オーラリー>。
アースカラーのアイテムは、大人の着こなしにぜひ取り入れたいですね。
現代的なデイリードレスを中心に提案するブランド<マーレット>からも、魅力的なアイテムが並んでいます。
日常からちょっとしたお出かけまで、幅広く活躍してくれますよ。
こちらはフランス発ファッションブランド<ティエリー コルソン>のスタンドカラーシャツ。
春らしいお花の刺繍と、ボリューミィなスリーブがポイントです。
コーディネートのアクセントになる<ディエッフェ キンロック>のスカーフも、さまざまな柄をご用意しております。
気品漂う<バレンティノ ガラヴァーニ>のレザーアイテム。
新作のワンハンドルショルダーバッグには、カラフルなブランドロゴがあしらわれています。
デイリーに使えるバッグも揃っています!
大容量がうれしい<ミカ デラ ヴァッレ>のバケットバッグは、ハンドルを持ったりストラップを肩にかけたりと、2WAYでご使用いただけます。
色づかいとユニークなシルエットが特徴的な<シーエフシーエル>のリブニットバッグ。
ナップサックやトート、クロスボディなどさまざまなモデルをご用意しております。
エッジの効いたデザイン性の高いプラットフォームサンダルもラインナップ!
足元にポイントを作った春夏シーズンの装いも素敵ですね。
オンラインストアにも春夏シーズンの新作アイテムが充実しています。
https://onlinestore.barneys.co.jp/news/new-arrivals-spring-2022.html
週末のショッピングは、バーニーズ ニューヨークでお楽しみくださいね。
※店舗によりお取扱いアイテム・ブランドが異なります。
ファーストリテイリングの2030年度に向けたサステナビリティ目標とアクションプランを、「WWDJAPAN」サステナビリティ・ディレクターの向千鶴と共に詳しく見ていきます。前編では、目標の中の環境領域にフォーカスしました。後編となる今回は、人と社会領域に対して同社がどんな目標を掲げ、実行していくのかを見ていきます。
【サプライチェーンの透明性】
サプライチェーンの透明性を向上させ、原材料レベルまでのトレーサビリティーを確立
17年から順次、主要縫製工場、素材工場を開示してきたが、22年3月をめどに全縫製工場を開示予定
素材の最上流までを含むサプライチェーン全体で人権デューデリジェンスを実施し、人権リスクを早期把握するため、21年7月にグローバルで100人規模のプロジェクトチームを立ち上げ済み
【社会貢献活動】
ファーストリテイリング、ファーストリテイリング財団、柳井正財団との協働で、社会貢献活動をグローバル規模で拡大
25年度までに100億円規模で社会貢献活動に投資。難民、社会的弱者、次世代、文化芸術、スポーツなどの領域で1000万人支援。衣料支援も年間1000万着に拡充
【ダイバーシティー&インクルージョン】
30年までにグローバルで全管理職の女性比率を50%に引き上げ
LGBTQ+の従業員や客に配慮した事業環境の実現
向千鶴「WWDJAPAN」編集統括兼サステナビリティ・ディレクター(以下、向):21年12月にファーストリテイリングが行なった、30年度に向けたサステナビリティ目標の発表会見では、「これまでありとあらゆる地域で、第三者機関による工場監査も交えながら、サプライチェーンに問題がないことを実証してきている」「監査の結果、20年度は“極めて悪質”とされる工場は0件だった」というコメントも出ましたね。素材の最上流までを含めた人権デューデリジェンスのために、21年7月に100人規模のプロジェクトチームを立ち上げたとも公表しています。この人海戦術がポイント。「その目で現場を見たのか」という問いに対して「見た」と言える体制をとったわけです。もう一つ注目したいのが、“トレーサビリティー”という言葉。“追跡可能性”というふわっとした意味ですが、“透明性”とならび、サステナビリティを語るときの最重要ワードです。アクションプランとは、現実をつまびらかにすることから始まり、つまびらかにし続けることで継続する。明言はされていませんが、ここには人海戦術のマンパワーと合わせて、ブロックチェーンなどのデジタルの最新技術も投資されているはずです。
――社会貢献活動についての目標もあります。ファーストリテイリングや柳井正会長兼社長個人、関連する財団として、20年には京都大学にがん免疫研究などの支援として100億円を寄付、21年夏の東京パラリンピックで金メダルを獲得した車イステニスの国枝慎吾選手に褒賞金を1億円、21年秋に竣工した早稲田大学の「村上春樹ライブラリー」の建築費用12億円を同大学に寄付といったように、既に動き出しています。
向:もう完璧ですね。アクションプラン全般がそうですが、突っ込まれどころがない優等生な内容です。……なんて、やや意地悪な表現をしましたが、先日、ファーストリテイリング財団が明治学院大学で開いた、「難民子女のための学習支援教室」を取材して実に地道で意義のある活動だと思いました。財団の理事長である柳井会長兼社長は「難民の方は好んで母国を出たわけではない。難民問題は全世界で取り組むべきだ」と発言しています。いろいろな国籍、年齢の子どもが支援を受けて学んでいて、実際に彼らと会って言葉を交わすと“アクションプラン”“LifeWear”という言葉が体温を帯びてきます。
――前編と合わせて、ファストリの30年度に向けたサステナビリティ目標とアクションプランをどう受け止めていますか。
向:全体として、世界のサステナビリティの潮流を非常にしっかりつかんでいると感じました。ここまでで既に語ってきましたが、そもそもアクションプランというものを発表したこと、“サステナブル素材”ではなく“リサイクル素材”で目標を設定したこと、循環型のビジョンの図を公開したことが私はポイントだったなと思っています。
――サステナビリティ目標を発表するために行われた会見が、普段の記者会見とはやや違う形を取っていたのも特徴的でした。既に発表していた内容が多かったので、「この会見で伝えたいことは何なのか?」とやや混乱してしまった部分もありましたが、改めて目標がまとまって見えたことに意義がありますね。
向:“対話”を目指して記者が車座になる配置の記者会見でしたが、実際にはバンバン対話するムードではなく、記者は演出の一部になっていたな、というのが本音。終わった後、登壇者の前にはいつものように名刺交換&個別質問の長い列ができていました。オープンな対話を重視することには大賛成ですし、サステナビリティはそうあるものだと思うので、次回は是非、公開された場での対話時間を3倍くらいに増やしてほしいですね。同時に、参加する記者側もその場で質問をするにはサステナビリティに関する世界の最新情報や視点のアップデートが常に必要です。
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「ブルガリ(BVLGARI)」は、アンバサダーを務める俳優・山下智久を起用したメンズの新作レザーグッズコレクションのキャンペーンビジュアルを公開した。同コレクションはトートバッグやメッセンジャーバッグなど13点からなり、価格は税込17万500〜29万1500円。3月に発売予定だ。
サステイナビリティを意識したもので、レザーは水やエネルギーの使用、廃棄物の処理やリサイクル、規制物質の管理といった環境パフォーマンスを重視した製造工程に与えられるレザーワーキンググループ(LEATHER WORKING GROUP)認証を得た、なめし工場で調達したものを使う。そのほか、再生ナイロン「エコニール(ECONYL)」やリサイクルポリエステル100%の糸、ファスナーテープも用いる。
山下は、「商品コンセプトにある“サステイナビリティ”に共感した。イタリアには“良い靴は良い場所に連れて行ってくれる”という言葉があるが、バッグにも同じことが言えると思う。『ブルガリ』のバッグは、人生という旅において、オーナーを良い場所に連れて行ってくれるだろう」と話す。
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「ブルガリ(BVLGARI)」は、アンバサダーを務める俳優・山下智久を起用したメンズの新作レザーグッズコレクションのキャンペーンビジュアルを公開した。同コレクションはトートバッグやメッセンジャーバッグなど13点からなり、価格は税込17万500〜29万1500円。3月に発売予定だ。
サステイナビリティを意識したもので、レザーは水やエネルギーの使用、廃棄物の処理やリサイクル、規制物質の管理といった環境パフォーマンスを重視した製造工程に与えられるレザーワーキンググループ(LEATHER WORKING GROUP)認証を得た、なめし工場で調達したものを使う。そのほか、再生ナイロン「エコニール(ECONYL)」やリサイクルポリエステル100%の糸、ファスナーテープも用いる。
山下は、「商品コンセプトにある“サステイナビリティ”に共感した。イタリアには“良い靴は良い場所に連れて行ってくれる”という言葉があるが、バッグにも同じことが言えると思う。『ブルガリ』のバッグは、人生という旅において、オーナーを良い場所に連れて行ってくれるだろう」と話す。
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「アットコスメ」を共同創業した山田メユミと有志はこのほど、「コスメバンクプロジェクト」をスタートした。昨年12月には全国約2万2000のシングルマザーら経済的困難を抱える女性の世帯に、化粧品メーカーが抱える余剰在庫となったコスメを詰め合わせ、支援団体などを通じて無償提供。今後も「女性と地球にスマイルを」を合言葉に、行き先が決まっていない化粧品を、必要とする人の元に届けることで、余剰品問題に向き合いながらコスメが消費者に提供できる自分への自信や高揚感を届けたい考えだ。今回は参画する日本ロレアル、NPO法人、そしてシングルマザーに話を聞いた。
WWDJAPAN(以下、WWD):そもそも日本ロレアルが、NPO法人のしんぐるまざあず・ふぉーらむと連携して、シングルマザー家庭の経済的安定を目指したキャリア支援プログラム「未来への扉」に取り組み始めた経緯は?
楠田倫子日本ロレアル ヴァイスプレジデント コーポレート・アフェアズ&エンゲージメント本部長(以下、楠田):世界No.1のビューティ企業であるロレアルは、まさに社会に支えられています。だからこそ、私たちは社会に何か還元したい。そこでグローバルで環境や社会問題に取り組んでいますが、その活動は各国の実情に即したいと思っています。日本で深刻な社会問題の1つは、子どもの貧困です。現在貧困に苦しんでいる子どもは7人に1人とOECD(経済協力開発機構)加盟国の中で突出しており、その背景には、シングルマザー家庭の厳しい環境があります。継続的かつ根本的な問題解決につながることを考えた時、シングルマザー家庭の経済的安定のために尽力している赤石さんの存在を知ったんです。
赤石千衣子しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長(以下、赤石):日本ロレアルにお声がけいただいたときは、もっと小さな団体で、企業連携は初めてに近かったんです。NPOと企業がタッグを組む支援は先駆的で、他の企業に「やれることがあるかもしれない」と考えていただく契機につながったと思います。日本ロレアルにはキャリア支援プログラムの策定にもコミットしていただきました。
楠田:女性のモチベーションをアップすることも必要と考えました。前向きにライフプランやキャリアを考えるきっかけになればと願ったんです。
林:講座は、本当にモチベーションのアップにつながりました。「落ち込んでいる場合じゃない!」「色々やらないと!!」と感じさせてくれたんです。シングルマザーに寄り添う講座でした。
WWD:シングルマザー家庭の支援には、チアアップが必要?
楠田:「どうして一人になっちゃったんだろう?」「何でこんなに大変なの?」「私が悪かったのかな?」など、自分を見失ったり、自信が持てなかったりしているシングルマザーが多いように思えたんです。シングルマザーは、「子ども優先」と思いつめるあまり「自分のことなんて構っちゃいけないんだ。ケアしちゃいけないんだ」と思いがちです。そこを“棚卸し”して、自分を見つめ直し、人生を再設計し、自信を持って前進していただければ。まずはマインドを切り替えられたら、と思ったんです。化粧品会社ならではの「身だしなみ講座」も人気です。日々のスキンケアを楽しむ精神的余裕さえなかったシングルマザーの方には、クリームを顔に置いて肌をマッサージした瞬間「自分の肌に、こんな風に触れたのは何年ぶりだろう?」と涙を流したという体験を話す方もいらっしゃいました。
林:私自身、まずは子どものことで「自分は後回し」でした。でも自分が笑っていないと、子どもも楽しくありませんよね?「未来への扉」は、そんな原点に立ち返る機会でもありました。
赤石:日本ロレアルと連携して、初めて「美の力の強さ」を痛感しました。自分をケアしてキレイになることは、自分自身を持ち上げ、誇りを持って働くことに繋がります。美しくなることで自分をエンパワーし、可能性を広げるんです。
楠田:私たちは「美は、人々の心、生活、そして社会の在り方において、ポジティブなインパクトを与えることができる」と信じています。それを具体的な形で届け、喜び実感していただけて、本当に嬉しく思っています。「美とは、表面を飾ること」という考えは根強いですが、根源的には「自分を慈しむこと」です。自分を慈しむと、社会と関わろうという気持ちになれます。美は、個人の社会性も高めるんです。
林:私も「未来への扉」に参加する前は、すっぴんでした(笑)。自分のことはどうでも良くなっていて、“女らしさ”を忘れていたかもしれません。コロナ禍では仕事がなかなか見つからなくて苦しかったけれど、「未来への扉」に参加して「苦しいのは、自分だけじゃない」「前向きで、明るい人もいるんだ」と思えるようになりました。
赤石:シングルマザー家庭のキャリア支援では、“出口戦略”も重要です。「未来への扉」では、当初から美容部員とアデコのスーパーバイザーなどの“出口”を目指し、選考は皆さん平等だから結果に繋がらない場合もあるけれど、面接のチャンスまで提供してきました。転職や社内の評価アップを経て、お給料が上がった方もいらしゃいます。
WWD:長年シングルマザーを支援してきた皆さんは、「コスメバンクプロジェクト」をどう思いますか?
赤石:フードバンクのように、「このままだと捨てられてしまうものと困っている人のマッチングを、コスメでもやるべきだ」という発想に驚きました。化粧品業界にとっても、大量廃棄は大きな問題なんでしょうね。シングルマザーの支援に携わっていると、食事の回数さえ減らしているから「スキンケアやファンデーションなんて、考えられない」という女性が本当に多いことを感じます。そんな女性がコスメを受け取ったときの喜びは、言い表せません。「あなたを大事にしてほしい」のメッセージが、言葉以上に届きました。「キレイになっていいんだ」「子どもも喜んでくれた」「頑張ろうと思えた」などの声をいただいています。1つ1つ、丁寧にラッピングしていただきました。「あなたに向けて」の思いが感じられ、頭が下がりました。
楠田:ビューティは、「人としての尊厳を取り戻す」にも貢献できると思っています。話を聞いて、「ぜひ」と参画を決めました。この活動は、ビューティ業界全体を巻き込む大きなムーブメントになれる、そう思っています。
林:シングルマザーの一人として、「自分だったら、こんな風に届いたらいいのにな」と考えました。私もギフトをいただき、嬉しくなりました(笑)。事務局には500 以上のLINEが届いています。私は、化粧品の廃棄に想像が全く及んでいなかったので、サステナブルな取り組みに貢献している喜びも感じています。
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直線型から循環型へ。社会や経済の仕組みの変革が進む中で、アパレルメーカーもこれまでの「作って売ったらおしまい」から、不要になった衣料のリサイクルや廃棄までを考慮したデザインが求められ始めている。それと呼応するように、「リサイクルしやすい」素材や「たい肥化」しやすい素材が注目を集めている。完璧な素材はないが、日進月歩で進化するアパレル向けの素材最前線はどうなっているのか。どのようなアプローチで素材開発が進んでいるのか。世界の素材の潮流を知るマテリアルコネクションの東京の吉川久美子代表取締役にアパレル向けのサステナブル素材の最新動向を11のキーワードで分類してもらい、具体事例を聞いた。
単一材料であるか、リサイクル前に機械的または化学的分離を必要とせずに容易にリサイクルできる材料。
拠点:ベルギー
組成・製法:ポリエステルに似たポリマーを使用した熱分解性糸。熱を直接当てると温度90~200℃の間で融解する。
機能・ポイント:衣服が簡単に分解でき、生地の再利用が可能に。既存の縫製機器が使用でき、製造やデザインを大幅に変更することなく、製品の循環性を高めることができる。装飾品、高価値の素材、ファスナー、ボタンの再利用も可能になる。
事例
特徴・組成:製品寿命後に原料ごとに分解できるようにあらかじめ設計された生地。ナイロン、ポリエステル、ウールの組み合わせ。
機能・ポイント:クレイドル・トゥ・クレイドルシルバー認証取得。
細菌や真菌などの生物によって分解される材料
事例
拠点:ニュージーランド
組成・製法:羊毛に吸収性を与える技術。分子レベルでウール繊維にのみ影響を与えることができ、ウール混紡織布や不織布に適応可能。生態系に配慮した湿式処理。
機能・ポイント:通常ウールに比べて10~25倍の吸収性がある。素材の再利用ができ洗濯可能。100%生分解性があり、土壌や海洋環境に対して安全。家庭でたい肥化可能。ウールが持つ防臭性や体温調整特性、低アレルギー性は維持。羊毛は全て生産者から調達。
事例1
拠点:アメリカ
組成・製法:リサイクル可能な生合成接着剤。工業的なバイオ発酵プロセスを用いて製造。
機能・ポイント:イカの吸盤にある環歯からヒントを得た自己修復特性を提供。石油由来の同等品に匹敵する特性で生分解可能。
事例2
拠点:アメリカ
組成・製法:ポリプロピレン混合物を用いた生分解性のあるタグピン。
機能・ポイント:マイクロプラスチック問題に対応。1年未満で生分解する特別な設計で、有害物質を発生させずに分解する。
*ここで提供された情報は製造元/供給源から提供されたものです。マテリアルコネクションは各メーカー/サプライヤーと協力してメーカーの技術を理解し、メーカーが行った有効性/主張を誠実に評価しますが、マテリアルコネクションが実施するインタビュープロセスではさらなる検証、妥当性確認、サードパーティのテストに代わるものではありません。
マテリアルに特化したコンサルティング会社で、グローバルではナイキ(NIKE)やケリング(KERING)、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)やグーグル(GOOGLE)、コカ・コーラ(COCA COLA)やBMW、日本ではアシックス(ASICS)など各分野のリーディングカンパニーをクライアントに持つ。製品、デザイン、開発および製造のイノベーションをサポート。さまざまな領域の素材を、日本では常時3000点以上(データベースは1万点以上)をそろえる会員制ライブラリーを運営し、素材や加工技術をクロスボーダーに活用した素材提案や用途開発を支援する。
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