「ジーユー」の吸水ショーツがハローキティとコラボ 10〜20代への発信を強化

 「ジーユー(GU)」は3月8日、女性の健康をサポートするプロジェクト「ジーユー ボディ ラボ(GU BODY LABO)」で、サンリオのキャラクター、ハローキティとコラボレーションした吸水ショーツなどの新作アイテムを発売した。8日は国際女性デーであり、同日から今回のコラボを記念したポップアップブースをジーユー銀座店4階にオープンした。

 「ジーユー」の吸水ショーツ“トリプルガードショーツ”は昨年の3月8日に発売され、大きな話題となった。税込1490円という他社商品に比べて買いやすい価格であることから、吸水ショーツの認知度向上や購入層の広がりに大きく貢献した。今回発売した「ジーユー ボディ ラボ」初のコラボレーションアイテムは、ハローキティの総柄2色展開で、サイズはXSから3XL。価格は1990円。既存の“トリプルガードショーツ”の価格は1490円のまま据え置いている。

 ほかにも、新作としてクロッチ部分が後ろまであり、より安心感のあるバックガードタイプ(1990円)も発売した。既存のレギュラータイプ(1490円)やハイウエストボクサータイプ(1990円)も、吸水量は変わらずに、吸水シートを薄くしたり、後ろのクロッチの切り替えをフラットな製法にして肌あたりを良くしたりなど、機能面でのアップデートを図っている。

今後は教育・啓蒙活動にも注力

 「ジーユー ボディ ラボ」は商品開発だけでなく、女性特有の健康課題に着目し、悩みに寄り添い、解決するための情報発信を、オムロンヘルスケアとエムティーアイが運営するルナルナとタッグを組んで行なっている。「1年前の発売以来、吸水ショーツは30〜40代のお客さまを中心に支持されている。ファッションを入り口に健康につながる情報発信を行なっていくことで、今後は10〜20代の女性への健康サポートにもフォーカスしていく」と、ジーユーの小野寺智子マーケティングリーダー。

 今後の新たな試みとして、教育活動と連携した啓蒙活動をあげており、学校だけでなく、若者が情報に触れやすい場所でのイベントの実施、親子で学ぶ機会の創出などを予定している。生理と向き合う当事者だけでなく、思春期の女の子やその親、男性も含めた社会全体の啓蒙活動を行うことで、女性の健康をサポートすることを目指す。

 ジーユー銀座店4階のポップアップブースでは、吸水ショーツのほか、眠る時間を心地よくサポートするインナーアイテムである“ナイトブラ” (1490円)や“ナイトショーツ” (790円)、程よい着圧でボディラインを整える“スタイルサポートシェイパータンクトップ” (1990円)や“スタイルサポートシェイパータンクトップ” (1490円)など、「ジーユー ボディ ラボ」の全商品が並ぶ。

 ポップアップブースでは、女性ホルモンや生理など、女性のからだに関する基本的な情報を、ハローキティと一緒にわかりやすく学べる『FEMALE LIFESTYLE FACT BOOK』のリーフレットも配布。壁面には同リーフレットの中身をパネルにして展示するなど、啓蒙にも力を入れている。3月13日にはハローキティが来店するイベントも予定。メディア向け発表会にはハローキティが来場し、「今回のコラボで女の子たちがハッピーになってくれれば嬉しいよね!」との呼び掛けに賛同した。

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米倉涼子が5000万円相当の「ブルガリ」のジュエリーをまとって登場 「国際女性デー」を和田アキ子や弁護士の林陽子と祝福

 イタリア・ローマ発ジュエラー「ブルガリ(BVLGARI)」は3月8日、東京・ブルガリ銀座タワーで「国際女性デー」を祝福するイベントを開催した。「国際女性デー」は国連が1975年にスタート。「ブルガリ」は、2016年に業界を問わず活躍しインスパイアする女性に対するアワード「ブルガリアウローラ アワード(BVLGARI AVRORA AWARDS以下、アウローラ アワード)」を日本で発足した。同賞は中国、ヨーロッパでも開催されるなど広がりつつある。

 今回のイベントでは、開催6回目を迎える22年度初の受賞者に選ばれた俳優の米倉涼子、21年に受賞した和田アキ子、18年に推薦者として登場した弁護士の林陽子が登場。「ブルガリ」の煌びやかなジュエリーをまとい、「ブルガリ」の本拠地であるイタリアでの思い出や「アウローラ アワード」、そして「国際女性デー」などについて語り合った。

 イタリアに関しては3人、口をそろえて「年齢問わず女性に優しく前向きになれる場所」とコメント。イタリア人の陽気で楽観的、人生を楽しむ姿勢について語り合った。「アウローラ アワード」について、林は、「日本発のアワードとして定着し、『国際女性デー』も認知が広まりつつある」と述べた。「いろいろなアワードがあるが、受賞者の活動ジャンルや推薦者のジェンダーを問わない点が素晴らしい」と続けた。

 昨年の授賞式にはゴールドのドレスで登場し、今回のトークイベント用に純白の衣装を特別に仕立てたという和田は、「『アウローラ アワード』は世界中で輝く女性に贈られる賞で、受賞したのは光栄。ブルガリグループのジャンクリストフ・ババン(Jean Christophe Babin)最高経営責任者にまた、名前を呼ばれたいので5年以内に再度受賞したい」と会場の笑いを誘った。

 「ブルガリ」のまばゆいジュエリーの輝きを増すようなゴールドのセットアップで登場した米倉は、22年度「アウローラ アワード」初の受賞者だ。彼女は、「とても光栄な出来事。人生にとって壁はつきもの。小さなチャレンジに挑む勇気を持って新しい世界に踏み込めることを幸運に思う。過去は過去、前身あるのみ」と話した。俳優だけでなく、さまざまな顔を持つ米倉らしいコメントで、今年こそは米ニューヨークに行きたいと言う。

 長年、国連機関で働いてきた林は「今の時代に実現可能な男女、そして多様なジェンダーが平等に活躍できる社会の実現が目標だ。パンデミックにより、世界共通で同じ問題に直面していることが分かった。弱い人を助ける、そして、戦争反対のデモなどには希望がある。ジャンダー、ダイバーシティー、インクルージョンは、今後の教養に欠かせないもので、国際的なネットワークを作るパスポートになるはずだ」と強調した。

 イベントの最後には、ウォルター・ボロニーノ(Walter Bolognino)=ブルガリ ジャパン社長が、登壇者3人へ、「国際女性デー」を象徴するミモザの花束を渡し、イベントを締めくくった。

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「シュウ ウエムラ」が日本のブランドアンバサダーに8代目市川染五郎を指名

 「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」は、歌舞伎俳優の8代目市川染五郎(16)を日本のブランドアンバサダーに指名した。

 市川は、「『シュウ ウエムラ』のクレンジングオイルを普段から愛用しており、アンバサダー就任を光栄に感じている」と話す。高校生でもある市川にとって、歌舞伎の化粧を落とすクレンジングは肌を整えるルーティンであり、オンとオフを切り替えるスイッチでもあるという。

 市川は2005年3月27日生まれ、東京都出身。本名は藤間齋(いつき)。屋号は高麗屋だ。10代目松本幸四郎を父に、2代目松本白鸚を祖父に持つ。俳優の松たか子が叔母にあたる。

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「シュウ ウエムラ」が日本のブランドアンバサダーに8代目市川染五郎を指名

 「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」は、歌舞伎俳優の8代目市川染五郎(16)を日本のブランドアンバサダーに指名した。

 市川は、「『シュウ ウエムラ』のクレンジングオイルを普段から愛用しており、アンバサダー就任を光栄に感じている」と話す。高校生でもある市川にとって、歌舞伎の化粧を落とすクレンジングは肌を整えるルーティンであり、オンとオフを切り替えるスイッチでもあるという。

 市川は2005年3月27日生まれ、東京都出身。本名は藤間齋(いつき)。屋号は高麗屋だ。10代目松本幸四郎を父に、2代目松本白鸚を祖父に持つ。俳優の松たか子が叔母にあたる。

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ドラマチックでエレガントな「サンローラン」に心奪われる 2022−23年秋冬パリコレ現地リポートvol.1

 ボンジュール!欧州通信員の藪野です。ミラノに続き、2月28日にパリ・ファッション・ウイークが始まりました。ミラノからのフライトは、晴れていると雪の積もったアルプス山脈がとてもきれいに見えるので、いつも窓側を指定して景色を楽しんでいます。

 パリコレ初日の昼に到着したので、まずは荷物の整理とスーパーでの買い出し(今回は半分ほど自炊予定)を済ませて、夜に行われた「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE C/O VIRGIL ABLOH)」のショーへ。すでに別途記事をアップしているので、下記をご覧ください。今回のリポートでは3月1、2日のダイジェストをお届けします!

DIOR

 「ディオール(DIOR)」の壮大な会場には毎回驚かされますが、今季壁全面に飾られていたのは、女性をモチーフにした白黒の肖像画の数々。「モナ・リザ」や「真珠の耳飾りの少女」といった見慣れた作品もあるのですが、空白の部分が残り、目が重なり4つになっています。これは、イタリア人現代アーティストのマリエラ・ベティネスキ(Mariella Bettineschi)がデジタルペインティングで制作したもの。「ザ・ネクスト・エラ(The Next Era/次の時代)」と名付けられた作品群は、女性を取り巻く慣習に対する問いを投げかけているといいます。今季のコレクションで、マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)が試みたのは、「ディオール」の美的感覚とテクノロジーの融合。そのために、マイナス80度以下にもなる南極で科学者たちが作業できる防護スーツを開発しているイタリアのスタートアップ企業のディー・エアー・ラボ(D-Air Lab)と協業しました。ファーストルックは、蛍光グリーンの有機的なラインのボディーツで、温度を均一に保つ機能を備えられています。アイコニックな”バー”ジャケットや繊細なレースドレスに合わせた防具のようなコルセットやショルダーパーツには、体の湿度を管理し、必要な際に温めるシステムが搭載されています。それらラインアップは、未来的で、SF映画のコスチュームのよう。1月のオートクチュールのとき、「人間的なつながりのないメタバースには興味がない」と言い切ったマリア・グラツィアですが、これらの作品で「テクノロジーの中にも人間的な側面があることを示したかった」と言います。

 そんな実験的な挑戦もさることながら、際立ったのは”バージャケット”を想起させるシルエットのアレンジと、”プロテクト”のリアリティーのある解釈。象徴的なシルエットはアシンメトリーヘムのスカートのスーツをはじめ、コートやドレスに合わせたレザーのコルセット、カントリームード漂うフード付きジャケットなどに落とし込まれました。一方で、レーシングスーツをほうふつとさせるジャケットやロンググローブ、ゴツいブーツは、タフなイメージにつながります。

SAINT LAURENT

 今季もショーの舞台は、セーヌ川を挟んでエッフェル塔の対岸にあるトロカデロ庭園。そこに巨大な黒い箱のような会場を設けました。会場内は、ふかふかのカーペットに等間隔で並べられたベルベットのキューブ型の座席、鏡面仕上げの壁がクラシックなムードを漂わせています。会場を囲む壁が開き、エッフェル塔のイルミネーションが輝く中でショーがスタートしました。

 アンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vaccarello)が着想を得たのは、創業者イブ・サンローラン(Yves Saint Laurent)の自宅の装飾にも大きな影響を与えたアール・デコ。そしてミューズには、イギリスの上流階級で作家や政治活動家として活躍した1920年代を象徴するスタイルアイコンの一人、ナンシー・キュナード(Nancy Cunard)を挙げています。そのスタイルは、「時代を先取りした大胆なもので、マスキュリンなワードローブに独自の痕跡を残し、パイオニアとしての役割を果たした」とプレスリリースに書かれています。

 ランウエイに登場するのは、ナンシーのスタイルを現代的に解釈したもの。厚手のウールのテーラードコートやレザーのアウターは、クラシックなメンズウエアを想起させる誇張された肩のラインや大きなラペルが特徴的で、逆三角形のようなラインで仕上げられています。ボリュームたっぷりの人工ファーのコートも印象的です。それらの下に合わせるサテンやチュールのロングドレスは、細身で流れるようなシルエット。腕には、ナンシーさながらシルバーやゴールド、ウッド、象牙などの太いブレスレットを重ね付けしています。そのドラマチックでありながらエレガントな「サンローラン(SAINT LAURENT)」ウーマンの姿に、心を奪われました。

 終盤に登場したのは、サンローランが66年に発表した”スモーキング”を想起させるルック。タキシードをいち早く女性に向けて提案したそのスタイルは、パワフルなテーラリングが広がる今シーズンにぴったりで、一層輝きを放っています。

DRIES VAN NOTEN

 デジタルでのコレクション発表を続けている「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」ですが、今季はパリでプレゼンテーションも開催しました。会場は、1728年に建てられて1920年代の装飾が残る左岸にある古い邸宅。メンズから継続してコレクション映像の撮影が行われたロケーションです。ドリスは、アントワープの自宅をほうふつとさせる、この場所を選んだそうです。プレスリリースの今季のキーワードは、“官能的なささやき”や“極度のフェミニニティーとメンズウエアの強さのコントラスト”など。彼が、特に思いを馳せたのはイタリアで、建築家、そしてデザイナーや写真家として活躍したカルロ・モリーノ(Carlo Morino)のポラロイド作品に見られるようなノスタルジーやグラマー、官能性を探求しています。奇しくも「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」のマチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)新クリエイティブ・ディレクターもモリーノのポラロイドをインスピレーション源の一つに挙げていました。先シーズンから女性性を再考する流れは継続していて、今季はイタリアのクラシックな官能美に魅せられたデザイナーが多いようです。会場に流れるのは、イタリア人歌手ミーナ(Mina)の楽曲「ルナ・ディアマンテ」。エモーショナルなイタリアン・ノスタルジアを象徴する曲で、今季の着想源と重なります。

 ジャケットやコートは、円を描くように誇張された肩から袖のラインが印象的。メンズウエアに見られる力強い肩と絞ったウエストでコントラストを効かせたデザインや、クリスタルなどの装飾をあしらったスタイルもあります。そこに合わせるのは、ドレープを生かしたドレスやタイトスカートからウォッシュドデニムまで。質感豊かな素材のレイヤードがコレクションを華やかに彩ります。

 ドリスらしい自由な柄のミックスは、レオパードやゼブラ、ダルメシアン、ジラフ(キリン)などのアニマル柄、大ぶりなハイビスカスやポピーのプリントなど。インテリアからヒントを得たデザインも顕著で、古い壁紙を想起させるような模様や、アンティークの中国陶器のような白地に青の柄がウエアやアクセサリーに落とし込まれています。

 会場内には発表されたばかりのフレグランス(とリップスティック)も展示されていました。ニュースで写真を見たときから飾りたくなるようなボトルデザインにときめきましたが、実際見てもとても素敵でした。自身の庭園から着想を得たという香りを試すことができたのですが、クセがなく使いやすそうな香りが充実!今回のコレクション出張のご褒美は、これで決まりかなと。最終日にセーヌ川左岸のメンズブティックに買いに行こうと思います。

 「ドリス ヴァン ノッテン」のランウエイショーをまた見たいという気持ちもありますが、ドリス本人は映像制作にも楽しさを見いだしているよう。映像と共に行われたこのプレゼンテーションは、視覚、聴覚、触覚、嗅覚を生かしてブランドの世界観を楽しむ展覧会のようで、ショーとはまた異なるリアルな体験の魅力が詰まっていました。

ACNE STUDIOS

 「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」は、真っ白な空間にさまざまな大きさの長方形のくぼみがあり、その中に座って歩くモデルを見上げる演出。アメリカ人ミュージシャンのスザンヌ・チアーニ(Suzanne Ciani)によるエレクトロ・ミュージックのパフォーマンスと共にショーが幕を開けました。

 「考えたのは、エモーショナルなパッチワークというアイデア。子どもの頃、ものを切って組み立てることを始めたのが、私のファッションへの旅の始まりだった」と話すジョニー・ヨハンソン(Jonny Johansson)は今季、見慣れたものや身の回りにあるものから新しいものを生み出すことをテーマにしました。

 布団のような中綿入りの素材はオーバーサイズのコートやジャケットになり、ウォッシュドデニムはランダムにパッチワークしてドレスに。古いインテリアを想起させるような柄はボディースーツになり、極細のフリンジがあしらわれた花柄の大判ストールはドレスやスカートへと変わります。着古されたように開いた穴や、修繕のディテール、縫い目からむき出しになった中綿などは、ここ数年の「アクネ」を象徴するスタイルとなっている未完の美を感じさせます。

おまけ:今日のワンコ

 「カルティエ(CARTIER)」のプレゼンテーション会場で、真っ黒なカーリーヘアのワンちゃんを発見。こういう屋内、しかも高価なものが並んでいる会場にペットを連れて入れるのは、ヨーロッパならではと感じます

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「プーマ」が「アミ パリス」と初コラボ コラボロゴを散りばめたウエアを発売

 「プーマ(PUMA)」は、パリが拠点の「アミ パリス(AMI PARIS)」との初コラボレーションコレクションを3月19日に発売する。ウエアは、スポーティーなトラックジャケットやフーディー、ワイドパンツなどで、シューズは4種そろえる。「プーマ」の一部店舗とオンラインストアで販売する

 アイテムには、ハートとAを合わせた「アミ パリス」のシンボルと、「プーマ」のキャットロゴを融合したコラボロゴを随所に配している。コラボのキャンペーンのインスピレーション源は家族と友人で、ビジュアルには、恋人同士であるロメオ・ベッカム(Romeo Beckham)とミア・レーガン(Mia Regan)を起用した。

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なぜパタゴニアが日本酒を手掛けるのか 日本発「五人娘」誕生秘話

 パタゴニア(PATAGONIA)の食品事業プロビジョンズは2021年12月、日本発の初めての製品として寺田本家が手掛ける「五人娘」を発売した。本国アメリカでは寺田本家オリジナルの「五人娘」を、日本ではパタゴニア日本支社がソーラーシェアリングに投資する「坪口農業未来研究所」のコシヒカリを掛米(もろみ造りに直接使われるお米)に用いた独自配合の「五人娘」を販売し、売れ行きは上々だという。なぜパタゴニアが日本酒を手掛けたのか。近藤勝宏パタゴニア プロビジョンズ ディレクターに聞いた。

WWD:パタゴニアの日本発の初プロダクトが日本酒でした。

近藤勝宏パタゴニア プロビジョンズ ディレクター(以下、近藤):実はお酒に的を絞っていたわけではなく、きっかけは“自然発酵”のコレクションを作り、お客さまに紹介しようとプロジェクトが始まったことでした。プロジェクトが本格化したのは2020年秋。発酵から熟成、そして瓶詰めまで、天然の風味を維持しながら向上させるために人的介入は最小限に抑える技術を持ち、日本酒であれば米、ワインならブドウといった原材料も環境にダメージを与えない方法で作られたモノを提案することが環境や社会問題への解決策の一つになるのではないかと考えました。

WWD:なぜ、自然発酵だったのでしょうか。

近藤:自然派ワインや自然酒はコアなファンがいるけれどなかなか広がらない。多くの方は通常、値段と量、ラベルで選び、モノ作りの背景までは考えることはないでしょう。なぜ自然派ワインや自然酒に価値があるのか、どうやって作られているかを伝えることで、ファンを作るいいきっかけになるのではないかと考えました。

WWD:自然派ワインは、どこでどんな作り手がどんな気象条件や醸造方法で作っているかが語られ、トレーサブルです。自然条件で味が変化することを楽しむ文化が少しずつ広がっているようにも感じます。

近藤:自然派ワインのファンは一定数いて、その年を味わうことを楽しみ、共有する文化ができていますが、酒はあまりない。同じようにお米も品種があり自然の影響を受けているのでそうあってしかるべき。自然の影響を受けてそれぞれ個性が出てくる。それを楽しむような方が今後増えていけばと思います。

WWD:食品生産における課題解決に向けて、すでにビールや豆のスープ、魚の缶詰などを販売しています。自然農(不耕起(耕さない)、不除草(除草しない)、不施肥(肥料を与えない)、無農薬(農薬を使用しない)を特徴とする農法)で栽培された原材料を用いたプロダクトを販売することーーつまり土壌を回復しながら生産する食品を販売することは今パタゴニアにとって最重要プロジェクトといっても過言ではありませんね。

近藤:水や空気、土壌を再生しながら、野生動物を保護するような方法で原材料が生産されていればいいというわけではなく、食品事業は(創業者の)イヴォン・シュイナード(Yvon Chouinard)やシュイナードファミリーが深く関わっています。クオリティにもこだわりがあり、これまで発売したプロダクトは全て彼らの舌を通り承認を得ています。

WWD:寺田本家との取り組みはどのように始まりましたか?

近藤:米国チームが自然発酵プログラムに適したものを探していたときに、寺田本家と出合い、彼らのモノ作りに共感してアプローチしました。米国の担当者が直接オンラインで寺田本家に、どのように稲を育てているか、働いている人は幸せか、どういう環境で働いているかなどのインタビューを行いました。

WWD:日本でパタゴニアが販売している「五人娘」は掛米に「坪口農業未来研究所」が生産するコシヒカリを用いています。

近藤:通常の「五人娘」とは味が異なり、フレッシュかつワイルドな味わいになりました。私自身「五人娘」のファンでよく飲んでいますが、今回仕上がった「五人娘」は味にパンチがある。実は、(お酒が出来上がるまで)「正直わからない」と言われました。掛米で使われる米は味に大きな影響を与えないと聞いていましたし、寺田本家はコシヒカリを使って酒を造る経験もあったので当主の優さん(寺田本家の24代目寺田優氏)は自信があったと思います。わからないとは、クオリティが落ちる可能性があるということではなく、自然が決めるという意味です。寺田本家はあるがままの自然の状態に任せて醸造しますし、タイミングでも味が変わります。それが本来の食べ物、つまり食べ物も生き物であるということだと思います。あるがままの自然を受け入れて、生まれるものを発酵の一部として考えるーー蔵に集まったものを受け入れるという思想です。

WWD:どのように協業しているのですか?

近藤:パタゴニアが原材料を提供するのではなく、寺田本家が「坪口農業未来研究所」から買い取る形です。日本では「寺田本家」オリジナルの「五人娘」は飲めるので、パタゴニアが販売するのは、パタゴニアでしか味わえないもの、パタゴニアとのストーリー関係性の深いものを使おうとなりました。ワインもオリジナル企画です。

WWD:食こそが唯一の解決策だとイヴォン・シュイナード氏は語っています。

近藤:ジャケットは5~10年に1回買い替えればいいけれど、食は毎日のことです。食品産業はエネルギー産業と並び、気候変動や環境に対するインパクトが大きく、この分野を変えていくことが地球を救うことになります。食のあり方や食の選ばれ方、土壌を豊かにして炭素を固定することーー“解決策としての食”をコンセプトにしていて、そうした食品を今後開発して選択肢を増やしていきたい。

食品の複雑なサプライチェーンを再構築する

WWD:今後、食品事業をどのように拡大していくのでしょう。

近藤:食は土地のものがあり、地域で好みが異なります。主食も違う。アメリカの企画で作られたものを日本に紹介して波及させることで日本の食品業界にインパクトを出すことももちろんですが、直接日本の食卓や農業にインパクトを出せる日本製品の開発に力を入れていきます。

WWD:具体的なアイデアはありますか?

近藤:イヴォン・シュイナードは日本食が好きです。例えば、米や麦を用いた、みそやみそ汁など日本の伝統的な食材と食品加工技術を用いたものを作っていきたい。

WWD:各地域で独自商品が生まれる、ということでしょうか。

近藤:日本で成功モデルを作り、他のブランチで波及させたいと考えています。私自身、日本の伝統的な食生活が解決策としての可能性があると考えています。主食は雑穀、野菜や海藻が食の中心にあり、肉食中心ではなかった。伝統的な日本食をいい形で世界に提供したい。地球の変化の原因の一つで、環境へのインパクトが大きいのは畜産です。食生活の変化も気候変動の要因の一つで、その解決を目指すためには、伝統的な姿に戻していく必要があるのではないでしょうか。伝統的な日本食をいい形で世界に提供したい。

 また、現在、健全性のある食品がなかなかありません。プロビジョンズのビジネスを通じて、食品産業の複雑に絡み合ったビジネスを変えたい。アパレル産業を40年かけて改革してきました。ウエアビジネスで学んだことを生かし、複雑な食品の世界を再構築したい。

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「アシックス」から夜桜を身にまとう女性向けランニングアパレルコレクション

 「アシックス(ASICS)」は3月11日、夜桜からインスピレーションを得た女性向けランニングアパレルコレクション“ヨザクラ コレクション(YOZAKURA COLLECTION)”を発売する。ブラトップやロングタイツなど6アイテムからなり、価格は税込3900円から1万1000円。直営店と公式オンラインストア、全国のスポーツ用品店で販売する。

 夜桜は、日本の伝統技法である絣(かすり)や組子(くみこ)の要素を取り入れたオリジナルグラフィックで表現。“夜ラン”を楽しめるよう、「アシックス」のロゴにリフレクターや光沢プリントを採用した。担当者は「春の訪れを感じさせる桜を身にまとい、気分も新たにランニングしてほしい」と話す。

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「みんなのために」じゃないフェミニズム 出版社エトセトラブックス代表が語る日本のフェミニズムとファッション

 2018年12月に設立したエトセトラブックス(etc.books)は、フェミニズム本が専門の出版社だ。これまで聞かれてこなかった“エトセトラ(その他)”の声を発信することを目標に掲げている。同社の松尾亜紀子代表は、同名の店舗を東京・新代田に2021年1月にオープンし、企画や編集、販売、イベントの運営を通してフェミニズムを伝えている。今回、松尾代表にフェミニズム出版社としての想いやファッションとフェミニズムのつながり、自身のファッションについてを聞いた。

WWDJAPAN(以下、WWD):エトセトラブックスを設立しようと思った理由は?

松尾亜紀子エトセトラブックス代表(以下、松尾):15年間編集者をした後、「ジェンダーやフェミニズムの本を出す出版社を作る」いう想いを胸に、18年に独立しました。独立への背中を押してくれたきっかけは二つ。一つは、2010年ごろからSNSを中心に日本の多くの女性たちがフェミニズムについての対話を始めたこと。当時、性暴力や職場での性差別について声を上げる人が増え、ジェンダーやフェミニズムに関連する本の感想がダイレクトに届くようになり、フェミニズムの動向も見えやすくなりました。もう一つは、独立系の出版社がたくさん登場したこと。独立した人たちが流通や経営の仕組みを構築して前例を築いてくれたので、フェミニズムだけの出版社を立ち上げて、より直接的に読者に届けたいという気持ちでスタートしました。

WWD:現在の事業は?

松尾:毎年2回発行するフェミマガジン「エトセトラ」は大体3000部から始めて、毎回増刷を重ねて6000部ほど作っています。毎月のイベントには、約60〜100人が集まります。21年1月に開いた新代田の店舗には、学生から70代のお客さままで、幅広い客層が来店しています。

WWD:仕事のやりがいは?

松尾:原稿を一番早く読める、というのは編集者として何より大きな喜び。フェミニズムを専門にしているので、出版のプロセス自体がフェミニズムの実践になります。こうして話を聞きにきてくれる人が増えていることに対しては、いまだに「私はただの一人の編集者ですが……」という気持ですが。

届けたい人がいるから、「みんなのため」にしない

WWD:エトセトラブックスが担う役割とは?

松尾:誰かのフェミニズムを、また別のフェミニストに伝えるのが使命です。書籍では、これまで聞こえなかった“エトセトラ”の声を届け、イベントではそれを読んだ人たちと一緒に理解を深めて思いを共有する。店頭では、自社の出版物だけでは伝えられないフェミニズムの多様さや葛藤を扱うことが目的です。「ここに来たら居場所がある」って思ってもらえるような場所を作りたいんです。

WWD:実際にはどんな反響が届く?

松尾:「お店で生きているフェミニストに会えてうれしい」と言ってもらえたことがありました。今はSNSでフェミニズムを実践する人が多いけれど、実態が見えづらい。だからスタッフやお客さまが、“生身のフェミニスト”として可視化できているのでしょうね。

WWD:ジェンダーやフェミニズムのトピックスを扱う上で工夫していることは?

松尾:私の話を聞いて、対話しようとしている目の前の人に向けて話すことです。広く漠然と「みんな」に向けてだと、本来届けたい層とは離れてしまう。マジョリティーのための、ジェンダーの話になってしまいます。

ずっと正しいわけではない。許してくれる仲間やシスターフッドがあった

WWD:日本では特にジェンダーやフェミニズムの話は敬遠されがちだ。発信を続けることに葛藤や恐怖はない?

松尾:恐怖はないですね。活動をする上で何をやりたいかも大事ですが、それ以上に「これはやらない」を決めるのがとても大事。やりたくないことを選ぶようになってから、フェミニストとして発信する葛藤はなくなりました。独立してからは、自分の発信したいことについて、誰かの顔色を気にしないようになれました。

WWD:間違えてしまうこともある?

松尾:私は編集者として本を作る過程でフェミニズムを知ってきたので、学問的・専門的には学んでいません。今でも間違えることはあるし、全然完成形じゃない。だからこそ何かを考えて実践する姿を見せていくことにも意味があると思っています。これから失敗するかもしれないし、迷うこともあるかもしれませんが、エトセトラブックスの成長や歩みはオープンにしていきたい。その過程を共有したいんです。

WWD:日本でフェミニズムを語る難しさとは?

松尾:前からのつながりや歴史について“共有する前提”が足りていないと感じます。例えば、ここ数年「フェミニズムの流れが来ている」「盛り上がっている」という風に言われることも多いですが、これまでずっと闘ってきて、社会を少しずつ変えてきた女性やフェミニストたちの存在があまり語られません。そういう人たちも、みんなが正しかった訳ではなく、間違うこともあった。でもそれを許してくれる仲間の存在やシスターフッドがあり、少しずつ積み上げられてきたものが今のフェミニズムを作っている。歴史への理解を深めることで、連帯がさらに生まれてくるはずです。

「洋服くらいは、自分の味方に」

WWD:ファッションとフェミニズムの関連性は?

松尾:1960年代にアメリカから広まったフェミニズム運動で、「個人的なことは政治的なこと」というスローガンがあります。この考えは、ファッションも同じだと思うんです。どんな装いを選ぶかは、それを社会的要因などによって選べない人がいるということも含めて、政治的ですよね。ファッションは自分らしさを表現する時のツールでもあるし、みんなで共有できる楽しさがある。ものを通して、フェミニストたちをつなぐものでもあると思います。

WWD:自身のファッションに対するポリシーは?

松尾:自分の好きなTシャツと、パンツ、黒い上着が基本の装いです。時々変えることがありますが、基本はこのスタイルが落ち着く。「したくないこと」を洋服に置き換えて選べるようになってから、楽しめたり、心地よく感じられるようになってきた気がします。Tシャツは、エトセトラブックスの店内でも売っているようなメッセージTシャツやスローガンTシャツをよく着ています。

WWD:なぜメッセージ性のあるTシャツを選んでいる?

松尾:フェミニズムTシャツが大好きなのは、気分的に勇ましくなれるし、何より自分がアガるから。誰かに見せるとか攻撃するためではなくて、洋服ぐらいは自分の味方で、自分にパワーを与えてくれるものであってほしい。フェミニストだと公表したら、周りに「もっと明るく、攻撃的ではない服を着た方いい」と指摘されることがありました。短い髪に、好きな革ジャンやパンツスタイルをすると、「いかにもフェミニストだね」と言われたこともあります。でもそういう人たちは結局、自分が思うフェニミストの型にはめようとしているだけなんだろうなと感じましたね。自分のプレジャーになるためのファッションが大事なのであって、お互い「こうでなくてはいけない」と主張し合うのは無駄なはず。

WWD:具体的には?

松尾:装いに関するところでは、女性に限った話ではないですが、就職活動のリクルートスーツが自分たちの世代よりもっと画一的になっていて驚きました。しかも衝撃だったのが、基本の装いであるスーツはガチガチにルールに縛られたままなのに、ピアスやヘアースタイルで“おしゃれ・個性をプラス”とうたう記事を見たこと。そのギャップに、鎖に繋がれた中の自由、そして「それで満足せよ」と若者に言っている社会の圧が詰まっている気がします。ファッションで何かを主張したい人はすればいいと思いますが、誰かにさせられているファッションなら早く脱いだ方がいい。“脱げる社会”をつくらないといけないと思いますね。

メッセージには、尊厳とプレジャーの視点が大事

WWD:当事者に寄り添う発信のつもりが、攻撃的なアウトプットになってしまうケースもある。どう気をつけていくべき?

松尾:女性を題材にして炎上するものは、とにかく尊厳がない。マイノリティーの尊厳とプレジャーを本当に大事にしているのか、気にかけなければいけません。キャンペーンや広告、アイテムのきれいな見かけが、メッセージの危うさを隠してしまうことがあります。

WWD:情報を見分けるには。

松尾:商業主義や新自由主義にまみれた“フェミニズムぶったもの”には注意が必要。女性の体を利用したビジネスが多くあります。脱毛や痩身などの広告や情報ばかりが増え、自分の体を守れなくなっていってしまうんですよね。フェムテックも、女性の身体を商業的に利用しているように見える会社もあります。例えば、ホームページにはきれいな言葉が並んでいても、役員は全員男性で、社外顧問というポジションだけに女性を据えるような組織の体制は信用できないですね。

出版のプロセスがフェミニズムであり、社会運動

WWD:エトセトラマガジンのトピックはどのように選んでいる?

松尾:長田杏奈さんが責任編集を務めた「エトセトラVOL.3 私の私による私のための身体」では、美容ライターとして活躍する長田さんの考えにフェミニズムを絡めて制作を依頼しました。「エトセトラVOL.4 韓国ドラマで私たちは強くなれる」は、自分や周囲の女性たちがコロナ禍で韓ドラにはまったことから始まりました。最新号の「エトセトラVOL.6 ジェンダーとスポーツ」は反オリンピックの運動の一環として、時事的なことをきっかけに発行しました。

WWD:マガジンの特徴的な表紙デザインはどういうアイデア?

松尾:この表紙がプラカードになるイメージで制作しています。2017年に参加したウィメンズマーチ(国際女性デーに世界各国で、ジェンダーに基づく暴力・差別に反対の意思を表明するデモ行進)で、現在デザインを手掛ける福岡南央子さんに出会いました。福岡さんが当時持っていた自作のプラカードのデザインに惹かれて、「絶対この人に頼もう」と決めていたんです。書店で表紙が並んだり、誰かが電車で読んだりしているときに、周囲には社会へのステートメントとして映るよう願いを込めています。

WWD:これからの目標は?

松尾:まずは続けることですね。5年、いや10年先も今やっていることを続けていきたい。ハリウッド発信で#MeTooが広がる前に、日本で伊藤詩織さんは声を上げていたし、石川優実さんの#KuTooも独自に広まっていきました。日本は海外ほどフェミニズムが広がらないとか、#MeTooが不完全燃焼とかよく言われますが、私自身も伊藤詩織さんに連帯を表明できなかった、応援しきれなかったという後悔があります。そういった後悔も共有しながら少しずつ進んでいるのが、今の日本のフェミニズムなのかもしれません。私が関わっているフラワーデモ(毎月11日に、性暴力根絶を目指して全国で同時に行われるデモ)は#MeTooの一つですが、まず寄り添うための#Withyouがないと、#Metooは発展しません。今は一緒に声を上げていく土俵として、#WithYouを創っているところなのだと思います。

松尾代表が選ぶおすすめの書籍3点

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「シャネル」が定番バッグなどを価格改定 日本は8%の値上げ

 「シャネル(CHANEL)」はこのほど、定番バッグ4モデルと2022年春夏コレクションを値上げした。値上げ幅はEUが6%、英国5%、日本8%、韓国5%、香港2%で、例えばEU圏における“11.12”モデルは7800ユーロ(約97万円)から8250ユーロ(約103万円)に引き上げられた。今回、米国と中国での価格改定は行われなかった。

 米「WWD」によれば、コロナ禍の影響が出始めて以来、「シャネル」が値上げをするのは今回で6回目となる。ブルーノ・パブロフスキー(Bruno Pavlovsky)=シャネル ファッション部門プレジデント兼シャネルSASプレジデントによれば、同ブランドは地域による価格差を10%以内に抑える方針を15年に定めており、値上げはそれに従って価格調整を行った結果だという。「それが主な理由ではあるが、ほかにも生産コストの上昇や、品質向上のために投資したからでもある」と語った。

 一方、値上げをすることで「エルメス(HERMES)」の人気モデル“バーキン(Birkin)”と同じポジションを得ようとしているのではないかという憶測については、「『エルメス』のバッグは素晴らしいものだが、当社のバッグとは全く違う。素材や構造はもちろん、どのように持つかなども異なる。確かに(ブランドとして)競合ではあるものの、特定のバッグで競い合ってはいない」と否定した。

 「シャネル」は昨年、バッグの保証期間を従来の2年から5年に延長したほか、バッグのケアや修理を行う「シャネル・エ・モワ(Chanel et moi)」プログラムを開始した。同氏は、「ただ値上げのための値上げではないし、ライバルとの競争のために値上げをしているわけでもない。当社のバッグには高い価値があり、そうした製品を今後20年間にわたって維持していくには本気で取り組み、投資する必要があるからだ」と述べた。

 ここ数年、生産コストや人件費の上昇などを受け、ラグジュアリーブランドでハンドバッグの値上げが続いている。中でもその幅が大きいのは、21年1月から22年2月にかけて米国で29%の値上げをしたモデルもある「シャネル」や、同じく66%の値上げをしたモデルがある「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」だろう。米「WWD」によれば、ケリング(KERING)が擁する「グッチ(GUCCI)」も21年に2回の値上げをしたほか、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)が擁する「ディオール(DIOR)」も22年1月に平均8%の値上げに踏み切った。また、「エルメス」も生産コストの上昇により、22年に3.5%程度の値上げをする予定と2月に発表している。

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「コム デ ギャルソン」は黒バラで「勇気、抵抗、自由」を表現 22-23年秋冬コレクション

 「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」は3月8日、東京・南青山のオフィスで2022-23年秋冬コレクションを発表した。今シーズンは「BLACK ROSE(黒いバラ)」をテーマに、近年の特徴とも言えるアートとの境界線を超越したような渾身のクリエイション、16体を披露した。川久保玲は、「私にとっての黒い薔薇のダークな美しさは、勇気、抵抗、そして自由を意味します」と語る。

 漆黒の縮絨素材などで作るスタイルは、バラの蕾や花々のように曲線的だ。ブラカップを内蔵したジャケットの胸元からは別の生地が覗き、一部をくり抜いたスカートの中には異なる生地がはち切れんばかりの状態でギュウギュウに詰め込まれている。その姿は、まさに今、花開こうとするバラのよう。内側の花弁が外側の花弁を押しやり、花開こうとする姿を描くことで、既成概念を打破して自由を手に入れる生き様を表現しようとしているのは、実に「コム デ ギャルソン」らしい。

 一方で黒バラは、バラとしての美しい姿をとどめるため、大きく開こうとする内側の花弁を外から押さえつけているようにも見える。グレーの縮絨生地にほんのり覗く七色の糸、フェルトや綿のような素材に樹脂を流し込んでカッチカチに成形した帽子、同じく大きな綿をロープのような黒い紐でグルグル巻きにしたヘッドピースなどがシンボリックだ。

 ゼブラ柄のドレスは内側からフェイクファーや縮絨、レースなどの異素材がこぼれ出ているかのようだし、漆黒のスカートは内巻きのディテールの内部にフローラルモチーフをあしらい中身への興味を掻き立てる。一方終盤のジャケットは、コルセットのようなディテールを内蔵し、モデルの体を美しい縦長シルエットの中に閉じ込めた。内側から大きく花開くことで花としての形を凌駕しようとする力と、花としての形を維持するために外から押し付けようとする力は、どう均衡し、最終的にはどちらが勝るのだろう?そんなことを想起させる。

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「ナギ」から尿モレに対応した吸水ショーツが登場 アンモニア臭を93%消臭

 BLASTが運営する吸水ショーツを取り扱うフェムテックブランド「ナギ(NAGI)」は国際女性デーの3月8日、尿モレに対応した新シリーズ「ナギ コンフィー(NAGI COMFY)」をオンラインストアで発売した。レースミッドライズ(吸水量55mL、全3色、各4サイズ、各税込7920円)とハイウエスト(吸水量40mL、全3色、各4サイズ、各税込7480円)の2タイプがそろう。

 同社は女性たちの年齢やライフスタイルの変化に伴う体の悩みをヒアリングする中で、尿モレは年齢を重ねることや妊娠や出産をきっかけに起こる女性にとって身近な悩みであることが分かったという。オープンに話しにくいだけでなく、若い世代でも尿モレに悩む人は少なくない。「ナギ」のSNSフォロワーにアンケートをとったところ約47%が「尿モレに悩んだことがある」と回答。そこで誰にでも起こりうることだからこそ、恥じることなく、前向きに過ごしてほしいという思いから「ナギ コンフィー」を開発した。

 「ナギ コンフィ」は吸水面と身生地に高い消臭効果のある生地を採用する。2時間後のアンモニア臭を93%消臭し、嫌な臭いが気にならないのが特徴だ。吸水面は「ナギ」のフルやスタンダードと同様に独自の5枚構造を採用し、しっかりと吸水してモレを防ぐ。

 「ナギ」は女性向けエンパワーメントメディア「ブラスト(BLAST)」を運営する石井リナが立ち上げたフェムテックブランド。吸水ショーツは、吸水機能、防水機能、防臭機能、制菌効果のある独自の積層構造が特徴で、洗濯することで繰り返し使うことができる。昨年12月には「ナギ スポーツ」のスタンダードプラスとショートパンツを発売。多様なカラーとサイズをそろえている。今回、尿モレにも対応することで生理に限らず全ての女性たちの一生に寄り添う。

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渦巻き系アーティストと元イッセイ&カンペールのデュオによる作品展 アクセサリーの受注販売も

 アーティストのアレクサンドラ・イーストバーン(Alexandra Eastburn)とデザイナーデュオのイーイーティーワイ(EETY)は、作品展「MUSIC FROM A SPIRAL CORRIDOR」を東京・新宿のオルトメディウムで開催する。会期は3月25日~4月6日。

 イーストバーンは1987年、米国・アーカンソー州生まれ。現在はテネシー州を拠点に活動する。本展が米国外で初の展覧会となる。渦巻きで構成する“スパイラル・ドローイング”の作品を展示・販売するほか、“スパイラル・ドローイング”を「再定義した」アクセサリーの受注販売も行う。

 イーイーティーワイは遠藤絵美と友岡洋平によるデザイナーデュオ。それぞれイッセイ・ミヤケやピナ(現カンペールジャパン)などの企業にデザイナーとして勤めたのち独立し、2018年にドイツに移住。現在は東京で活動する。

■「MUSIC FROM A SPIRAL CORRIDOR」
日程:3月25日~4月6日
時間:12:00〜20:00
定休日:木曜日
場所:オルトメディウム
住所:東京都新宿区下落合2-6-3 堀内会館1階
入場料:無料

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30代、40代のフェムテック これが使って良かった!生理グッズ、膣トレ、プレ更年期、妊活……【働くママのざっくばらん“本音”トークVol.13 ビューティ編 最終回】

 日々進化している話題のフェムテック製品。各社から続々登場している吸水ショーツや月経カップって使い心地は?膣トレアイテムを実際試してみると?これから産む?産まない?自分の体のことをもっと知るには?育児中のライターの2人がとことん話しました。

生理期間の過ごし方が変わった! 吸水ショーツ

野島一美(以下、ひとみ):吸水ショーツ使うようになったって言ってたよね。使い心地はどう?

髙田翔子(以下、しょうこ):一度使い始めたらこれがすごく快適で、紙のナプキンがなかなか減らなくなったよ。メーカーやタイプによって吸水量がさまざまだから、生理がはじまりそうなときとか、量が多いときとかで使い分けてる。今使っているのは台湾発のブランド「ムーンパンツ(MOONPANTS)」のハイウエストタイプ。お腹まですっぽり隠れてカイロも入るから、冬場や冷えの気になる時にも。

ひとみ:吸水ショーツ、最近は300円ショップでも売っていて気になっていたんだ。

しょうこ:GUやUNIQLOでは千円台から購入できるからトライしやすいよね。生理用ショーツ感のないデザインの「ナギ(NAGI))」も好き。外出時間が長い時や旅行の時は紙ナプキン、家で仕事するときは吸水ショーツや月経カップって使い分けるようになったよ。

ひとみ:お手入れが大変じゃない?

しょうこ:基本的なお手入れは、すすいでネットに入れて洗濯機で洗えちゃうタイプが多くて。ズボラな私でもそれくらいならできるんだよ。汚れがひどいときはつけおきするけれど経血が落ちやすい素材だから洗濯しやすいよ。

ひとみ:下の娘はまだ幼稚園児だけれど、小学生くらいの子どものいるママたちに聞くと、「娘の生理がはじまったけれど、学校でトイレに行くときポーチを持ち歩くと目立つ」なんて悩みもあるみたい。吸水ショーツならナプキンを持ち歩かなくていいからいいよね。

しょうこ:私も使っている「ベア(Bé-A)」はジュニア用ラインもあって。ボクサーパンツタイプで、スパッツとかショートパンツ感覚で一枚履きできるから初潮がきた子にも良いかも。

月経カップ、膣トレボール……実際試してみたら?

しょうこ:「ツノ(TSUNO)」はオーストラリア発のおりものシート。天然の竹とトウモロコシの繊維で作られた素材で、肌が敏感になりやすいときにも下着と同じような感触で心地いい。今年の干支、トラのパッケージがかわいいよね。

ひとみ:月経カップはどう?お店で見たけれど私はやっぱり挿入して使うのはちょっと抵抗があって……。

しょうこ:私も最初はえ??って思ったんだけど、取材で「すごくいいですよ」って聞いて買ってみたの。使ってみると意外と簡単で、タンポンより漏れにくい。畳んで小さくしてから入れると自然と元の形に戻るから痛みとか違和感がなかったよ。私が使っている「メルーナ(MELUNA)」はドイツ製。私はアマゾンで購入したよ。身長や出産経験の有無から自分にぴったりのサイズを選べるの。

ひとみ:へえ、それは良いかも。

しょうこ:石けんで洗えるし電子レンジで煮沸消毒できるからケアもそんなに面倒じゃなくて。中身がたまったらトイレで流して、すすいでまた装着すればOK。繰り返し使えるのがいいよね。

ひとみ:こっちの「エミギ(EMIGI)ラブパール」は? 膣トレアイテムだよね?骨盤底筋が鍛えられるらしいと気になっていたんだ。

しょうこ:これも良かったよ。私、子どものころに日本舞踊を習っていて、しょっちゅう「丹田に力を入れなさい!」って言われていたんだけど、試してみて「あ、こういうことか‼踊りの先生に言われていたのと同じ」って分かったの。「膣トレ」と聞くとそれだけで躊躇してしまう人もいるかもしれないけれど、自然にインナーマッスルを鍛えられそうだから、お腹まわりが気になるとか、産後の尿モレが……という人にもいいかも。世代を問わず色んな人にすすめたい。

しょうこ:「アルジタル(ARGITAL)」の「5DAYクリーム」、これは? 気になる商品名!

ひとみ:シチリア生まれのオーガニックコスメで、ネーミングのとおり、生理中とかお腹の冷えなんかが気になるとき専用のクリームなの。塗ってマッサージすると、じわーっと効く感じ。

産む? 産まない? いつ産む?……今の体のことを知るために。

しょうこ:私はいま39歳。今すぐ子どもを産む予定はないけれど、そうはいっても年齢的にタイムリミットはあるわけで、自分の体が今どんな状態なのか気になって……。産婦人科でAMH検査(卵巣予備能検査)を受けてみたの。これは卵子の数があとどれくらいあるのか目安を知るような検査。AMHは原則自費診療だから、プランのある病院を調べて行ってみたよ。

ひとみ:どうだった?

しょうこ:年齢相応の30代後半から40代の数値、ということだった。実際に数字を見てみると、「そうか、そうだよね」と言う感じ。息子を産んでから、毎日があっという間に過ぎていったからすっかり忘れていたけれど、体も確実に年を取っているということを実感したよ。ただ、数値がいいから妊娠しやすい、悪いと妊娠できないとも言い切れないのよね。それから「ソイチェック(SOYCHECK)」でエクオール検査もしてみたよ。これは大豆イソフラボン由来の成分に似た腸内細菌が体内で作られているかどうかを調べる検査。検査キットを購入して郵送するだけなので自分でできて簡単だったよ。結果は「体内でエクオールは作られていない」ということだった。数字がすべてじゃないけれど、自分の人生とか体のことを考えるきっかけになるなって思う。

ひとみ:私は3人目の子を思いがけず妊娠したのは40才のとき。周囲の40代になってから3人目4人目を産む人という人も多いよ。ずっと子どもが欲しくて不妊治療を続けてようやくという人もいれば、予想外に妊娠して10年ぶりに出産という人も。

しょうこ:医療技術は進んでいるけれど、こればかりは授かりものだものね。

ひとみ:ほんとそれ、だよね。お医者さんから子どもができにくいと言われていたのに、そのあとで何人も産む人も周囲にいるし。一方で、生理周期や出血量が若い頃と変わったり、更年期の症状が出始めていたりするという声もよく聞く年頃……。

しょうこ:ままならないこともあるし、生理中とか体調がいまいちなときもあるけれど、自分でできるケアもしながら、なるべく気分良く過ごしたいところよね。

ひとみ:最近、香水代わりに「ザ・レディ(The LADY.)ウーマンバランスコンプリート」を使ってるの。フェムテック×オーガニックブランドのアロマオイル。甘い香りで気持ちがふわっと楽になるよ。

しょうこ:あ、これはいいかも。ロールオンタイプで小さいからポーチに入るね。

ひとみ:幼稚園帰り、娘を抱っこしたとき「あれ、ママいい香りがする。なんの匂い?」っていわれたよ。

しょうこ:今は季節の移り変わりの時期。メンタル的に落ち込む日も自分の体に合うアイテムを見つけて上手に乗り切りたいね。

髙田翔子(たかだしょうこ):1982年東京都東村山市生まれ。大学卒業後、ビジネス・実用書出版社勤務を経てフリーライターに。主に女性誌、書籍、WEBでインタビュー、読み物記事などを執筆。肌年齢だけは20代の診断。旅と読書とお酒が好き。電車好き1男の母

野島一美(のじまひとみ):1976年東京都杉並区生まれ。幼少期を香港、NYで過ごす。大学卒業後はテレビ制作会社で報道映像資料編集等に携わった後、東京大学生産技術研究所で教授秘書に。結婚後はフリーのライターとして雑誌VERY(光文社)で育児・早期教育について等執筆。和太鼓にはまる2男1女の母

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平野歩夢の歴史的瞬間は「紙一重だった」 「オメガ」のイベントで北京五輪を振り返る

 北京冬季五輪スノーボード男子ハーフパイプで金メダルを獲得した平野歩夢選手が7日、自身がアンバサダーを務める「オメガ(OMEGA)」のトークイベントに登場した。

 同選手は金メダルを披露し、大会を振り返った。「4年間、いろいろな経験と時間を経て迎えたオリンピックでした。そのチャレンジや経験が生きて、このメダルをゲットできた。これまでの大会とは違った内容だったと改めて思います」。また、世界で初めて成功させた大技“トリプルコーク1440”については「まだ誰も成功していないことだったので、最初に挑戦したときは緊張して足が震えました」と述べた。さらに「練習を半年間繰り返しても、オリンピック前の大会では全部失敗していました。最終的にはオリンピックで決められて良かった。奇跡に近いくらいの難易度の技を2回決めなきゃいけないということで、紙一重の瞬間でした」と続けた。

 同選手はさらに、「オメガ」アンバサダー就任の喜びも語った。「小物や細かいアイテムを身に着けるのが楽しくなってきたタイミングで、アンバサダーの依頼が届いた。今までとは違うジャンルの提案だったので、自分のやってきたことが見てもらえていることを実感できたし、モチーベーションにもつながりました」。イベントに合わせて身に着けた北京五輪開催記念モデル“オメガ シーマスター アクアテラ”については「自分は時計に限らずシンプルなものが好きなので、このデザインを見たときこれだ!とすぐに決まりました」と語った。

 最後に、「オメガ」が掲げるテーマ “挑戦”についても語った。「今回の4年間は、今までで一番苦しい葛藤もありました。そういう不安も受け入れて、自分の気持ちや見える景色も大きく変わっていき、スノーボードにもつながってきました。今以上の自分になるためのチャレンジをしたいです」。

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平野歩夢の歴史的瞬間は「紙一重だった」 「オメガ」のイベントで北京五輪を振り返る

 北京冬季五輪スノーボード男子ハーフパイプで金メダルを獲得した平野歩夢選手が7日、自身がアンバサダーを務める「オメガ(OMEGA)」のトークイベントに登場した。

 同選手は金メダルを披露し、大会を振り返った。「4年間、いろいろな経験と時間を経て迎えたオリンピックでした。そのチャレンジや経験が生きて、このメダルをゲットできた。これまでの大会とは違った内容だったと改めて思います」。また、世界で初めて成功させた大技“トリプルコーク1440”については「まだ誰も成功していないことだったので、最初に挑戦したときは緊張して足が震えました」と述べた。さらに「練習を半年間繰り返しても、オリンピック前の大会では全部失敗していました。最終的にはオリンピックで決められて良かった。奇跡に近いくらいの難易度の技を2回決めなきゃいけないということで、紙一重の瞬間でした」と続けた。

 同選手はさらに、「オメガ」アンバサダー就任の喜びも語った。「小物や細かいアイテムを身に着けるのが楽しくなってきたタイミングで、アンバサダーの依頼が届いた。今までとは違うジャンルの提案だったので、自分のやってきたことが見てもらえていることを実感できたし、モチーベーションにもつながりました」。イベントに合わせて身に着けた北京五輪開催記念モデル“オメガ シーマスター アクアテラ”については「自分は時計に限らずシンプルなものが好きなので、このデザインを見たときこれだ!とすぐに決まりました」と語った。

 最後に、「オメガ」が掲げるテーマ “挑戦”についても語った。「今回の4年間は、今までで一番苦しい葛藤もありました。そういう不安も受け入れて、自分の気持ちや見える景色も大きく変わっていき、スノーボードにもつながってきました。今以上の自分になるためのチャレンジをしたいです」。

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「カルティエ」×「サカイ」 “トリニティ フォー チトセ アベ オブ サカイ”全6モデルをパリコレで初披露

 「サカイ(SACAI)」は、3月7日にパリで行った2022-23年秋冬コレクションの中で、「カルティエ(CARTIER)」とコラボした限定コレクション“トリニティ フォー チトセ アベ オブ サカイ(TRINITY FOR CHITOSE ABE OF SACAI)”を初披露した。

 同コレクションはリング(2モデル)、ブレスレット、ネックレス、イヤリング(2モデル)の全6モデルからなる。うちイヤリング1モデルは日本限定で、もう1モデルはリングとしても着用できる。“トリニティ”のデザインコードであるホワイト、イエロー、ピンク3色のゴールドの組み合わせはそのままに、シェープやねじれ、着用時のポジションなどに「サカイ」らしい解釈を加えた。今夏、日本で先行発売し、秋にはパリ、ロンドン、ニューヨーク、ソウルでも販売する。

 “トリニティ”は、1924年にルイ・カルティエ(Louis Cartier)がデザインした「カルティエ」のアイコンの一つ。

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国際女性デーに賛同の「バーニーズ ニューヨーク」 自由の女神の鎖からインスパイアされたウインドーディスプレーを展開

 3月8日は国連によって制定された国際女性デーだ。「バーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)」は、性差による差別のない、より暮らしやすい社会の実現を目指す取り組みとして、2017年からキャンペーンを行っている。今年のテーマは、”Break the Bias for your liberty /自由になる勇気をもって、私たちを縛り付ける 鎖を断ち切ろう”というもの。ニューヨークのシンボルであり、自由への第一歩を踏み出そうとする自由の女神の姿からインスピレーションを得たウインドーディスプレーを「バーニーズ ニューヨーク」国内全6店で展開している。

 自由の女神の右足は鎖をちぎるために一歩引き、左足は鎖を引きちぎり一歩を踏み出した状態だ。これは、全ての弾圧や抑制から解放され、人類は平等であることを象徴している といわれている。ウインドーディスプレーには、引きちぎられた鎖の残骸だけが残り、自由の女神と共に女性たちが自由を求め、理想の未来へと歩き出しているイメージを表現している。

 ディスプレーにはさらに、米国のユースカルチャーに見識があり、幅広くコラムを手掛ける山崎まどかによる書き下ろしのストーリーが添えられた。まるで自由の女神が現代の女性たちへ呼びかけているかのようなこのメッセージは、「バーニーズ ニューヨーク」公式サイトでも見ることができる。ディスプレーは、3月14日まで展開する。

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「冷凍食品が飲食店を救う」冷凍食品の技術進化に脱帽した。

業務用の冷凍食品について知りたければ、展示会に行くのが一番。コロナ禍の今だからこそ 飲食店は情報収集を積極的に行い、新メニューや新業態の開発に向けた行動を起こしている。居酒屋業界にとって関心の高い展示会「居酒屋JAPAN」を視察、業務用冷凍食品の動向を探った。
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毎月の変調に悩む女性の心と体をサポート バランスサポートサプリメント“カーミング”発売

 新日本製薬は、女性の心と体に寄り添うフェムケアブランド「ココルート(COCOROOT)」から第1弾製品としてバランスサポートサプリメント“カーミング(CARMING)”(税込6200円)を発売する。国際女性デーの3月8日よりクラウドファンディングサイト「マクアケ(MAKUAKE)」で先行予約発売を行い、3月30日より「ココルート」のオンラインショップで扱う。

 “カーミング”は産婦人科医の対馬ルリ子医師監修のもと、女性にとって必要な成分を継続的に摂取できるように医学的アドバイスを取り入れながら開発。サフランとチェストツーリーといった2種の自然由来ハーブと、毎月の変調に悩む女性をサポートする4つの栄養素を配合する。毎日ストレスなく飲み続けられるように1粒直径8mmの小粒設計にもこだわった。

 「ココルート」は、PMS(月経前症候群)に悩む新日本製薬の社員たちの声から誕生したフェムケアブランド。「日常にとけこむフェムケア」をコンセプトに、忙しくても無理せず等身大で続けられるよう、女性のライフスタイルを前提にした製品作りを行う。

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エドウインの修理・修繕サービス「リドウイン」 他社ジーンズもリペア

 エドウインは、ジーンズの修理・修繕サービス「リドウイン(RE:DWIN)」をスタートした。破れの補修だけでなく、裾上げ加工やパーツの交換なども行う。エドウイン以外のジーンズも受け付ける。

 裏に当て布を貼りダメージ箇所を縫って補修するリペア(税込2000円〜)は東北にある自社縫製工場で、裾上げの際になくなってしまう裾の加工感の再現(3000円~)は加工工場で行う。そのほか、ファスナーやトップボタンの交換・取り付け(1500円~)、ステッチの補修(3000円~)などのメニューもある。いずれもエドウインの製品は20%オフとする。

 希望者は、まずメールで問い合わせる。その後、エドウインが仮見積りを提示する。納得したらジーンズを発送し、本見積。再度確認後に正式にオーダーとなる。リペア後は、代引きで返送する。

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「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ」がアーティスト横尾忠則と2度目のコラボ 写楽の役者絵柄ブルゾンを発売

 イッセイ ミヤケの「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ(A-POC ABLE ISSEY MIYAKE)」は3月15日、アーティストの横尾忠則とコラボした“タダノリ ヨコオ イッセイ ミヤケ(TADANORI YOKOO ISSEY MIYAKE)”のブルゾンを東京・青山店と京都店で発売する。両者の協業は2度目。

 ブルゾンは全5柄で、それぞれを“#い”“#ろ”“#は”“#に”“#ほ”とネーミングした。価格は税込各19万8000円。数量限定で、ブルゾンのタグにはエディションナンバーが織り込まれる。東洲斎写楽の役者絵をモチーフにした男女兼用で、「意図的な版ズレを強調した」。版ズレは本来なら失敗だが、ずれた部分に意図しなかった色が現れ、横尾はアーティストになる前に勤めていた印刷所で、その偶発的なイメージに魅力を見出したという。それぞれのパーツの端には、アクセントのような色が配される。これはブルゾンの型紙のズレを表現したものだ。

 「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ」は、「横尾作品のあふれるエネルギーを一枚の布の中に再構築し、衣服のさらなる可能性を追究した」と話す。

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10坪で月商720万円。ファンに愛され、昨対比を超え続ける目的来店型立ち飲み店。「暫定立ち飲み日本一企業」光フードサービス 大谷社長

「ライジングベンチャーとして、『R東海』で取り上げてもらって以来です。もう興味ないのかと思っていました(笑)」と光フードサービス株式会社 代表取締役の大谷光徳氏。「店舗数、売上、利益率で立ち飲み日本一を目標にやってきました。立ち飲み店は、一坪あたりの利益率は高いですし、資本回転率が高いのです」
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アークランド、”からあげバーガー”発売。チキンバーガーに対抗。

「かつや」などを展開するアークランドサービスホールディングス株式会社の子会社、エバーアクション株式会社(本社:東京都千代田区、代表:渡部 貴)が、3月7日(月)から「からあげ縁」「からあげ・とり弁 縁」のうち11店舗限定で、からあげバーガーを販売する。
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「炭火焼ホルモン ぐぅ」の2ndブランド『もつ焼よし田』、大衆酒場としては既視感ありあり

客単価5000円のホルモン焼き業態「炭火焼ホルモン ぐぅ」が、セカンドブランドとして開発した「大衆酒場 もつ焼よし田」。2018年2月に東京・門前仲町で初陣を飾り、同年11月に菊川に2号店を出店、そして3年振りに3号店目となる三軒茶屋店が2021年12月にオープンした。ホルモン焼き屋のカジュアルダウンブランドの実力はいかに。
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