「ピリングス」は“道に迷う人”たちにエールを送る セーターに愛を込めて

 村上亮太による「ピリングス(PILLINGS)」は18日、2022-23年秋冬のランウェイショーを「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」で開催した。ファッションコンペ「東京ファッションアワード 2022(TOKYO FASHION AWARD 2022)」受賞によるイベントで、約2年ぶりのショーだった。ニットを強みにする同ブランドは、兵庫・神戸を拠点にする岡本啓子が主宰するニットアトリエ「アトリエK'sk」との協業により一点一点手編みで作っている。ニッターたちとのコミュニケーションを交わしながら生まれる、ウィットの利いたデザインが持ち味だ。

“道に迷っている人”を
応援するニットウエアを

 今季のテーマは“道に迷っている人”。村上デザイナーが講師として携わるニット教室や、ファッションスクール「ここのがっこう(coconogacco)」で学生と交流するうちに、ある思いが芽生えた。「この選択肢が多い時代に、自分の居場所を探そうともがき苦しんでいる子が多い。そういう人たちを応援するようなコレクションを作りたかった」。

 キーアイテムはアランセーター。もともとはアイルランド・アラン諸島で漁師の妻たちが夫の漁の無事や成功を祈って編んだセーターだ。幸運を願うラッキーモチーフを入れた編み地があったり、事故にあったときに誰か分かるように家紋を用いたりするものである。「ピリングス」でも「道に迷っても無事に戻れますように」という願いを込めて、グレーやレッド、ブラウンなど、さまざまな色を使った。またニットの上から大胆に太いロープを編み込み込んだデザインは、縛られながらも前に進む強さを感じさせる。

生きとし生けるものの個性
多様性を表した昆虫モチーフ

 セーターには、花や虫、犬、イルカなど動植物のモチーフをふんだんにのせた。立体的なマスコットで取り入れたり、インターシャ(はめ込み模様の柄編み)として編み込んだり。中でも多用した巨大なアリは、「社会性のメタファーをイメージした」という。「多様性と言われる時代で、生きやすくなった人もいるはず。でも一人一人の人間は異なるので、そもそもジャンル分けをするのは違和感がある。きっと、虫一匹一匹にも名前や個性があって、意思があるから」と説明する。ブランドの頭文字の“P”や、ピアノの形を数十匹のアリで表現したニットもあった。

 また、村上デザイナーが学生の頃から好きだという太宰治のスタイルにもヒントを得ている。床を引きずるように裾が広がったパンツは、和装の二重回しのシルエットから。苦悩を抱えながらも、名作を世に送り出した文豪のスタイルを重ねる。特徴的なウェーブヘアも、太宰の髪型からだ。

会場に吊るしたピアノの意味
理想と現実の狭間

 ランウエイの天井にはロープでピアノを吊るし、BGMもピアノ曲を使うことで“理想と現実”をイメージしたという。「ピアノは“一ミリのズレも許されない”という社会性のメタファー。僕は音痴で、子供の頃に音楽の授業で『口パクでいいよ』と言われたのがトラウマになった」。ランウエイは理想を意味し、上に吊るしたピアノは現実――その狭間をモデルたちが進む。

 ショーでは手編みの職人技を加えたショーピースがメインだが、商品化する際は、今回のエッセンスを加えた手に取りやすいアイテムが並ぶという。「これまでは“愛おしいニット”を作りたいという気持ちが強かった。でも今は“愛おしい人”を作りたい、という意識に変わった」と村上デザイナー。その言葉通り、今季はコンセプチャルなクリエイションの強さを残しつつ、洗練された雰囲気もプラスされ、着る人への愛に溢れていた。

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「ピリングス」は“道に迷う人”たちにエールを送る セーターに愛を込めて

 村上亮太による「ピリングス(PILLINGS)」は18日、2022-23年秋冬のランウェイショーを「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」で開催した。ファッションコンペ「東京ファッションアワード 2022(TOKYO FASHION AWARD 2022)」受賞によるイベントで、約2年ぶりのショーだった。ニットを強みにする同ブランドは、兵庫・神戸を拠点にする岡本啓子が主宰するニットアトリエ「アトリエK'sk」との協業により一点一点手編みで作っている。ニッターたちとのコミュニケーションを交わしながら生まれる、ウィットの利いたデザインが持ち味だ。

“道に迷っている人”を
応援するニットウエアを

 今季のテーマは“道に迷っている人”。村上デザイナーが講師として携わるニット教室や、ファッションスクール「ここのがっこう(coconogacco)」で学生と交流するうちに、ある思いが芽生えた。「この選択肢が多い時代に、自分の居場所を探そうともがき苦しんでいる子が多い。そういう人たちを応援するようなコレクションを作りたかった」。

 キーアイテムはアランセーター。もともとはアイルランド・アラン諸島で漁師の妻たちが夫の漁の無事や成功を祈って編んだセーターだ。幸運を願うラッキーモチーフを入れた編み地があったり、事故にあったときに誰か分かるように家紋を用いたりするものである。「ピリングス」でも「道に迷っても無事に戻れますように」という願いを込めて、グレーやレッド、ブラウンなど、さまざまな色を使った。またニットの上から大胆に太いロープを編み込み込んだデザインは、縛られながらも前に進む強さを感じさせる。

生きとし生けるものの個性
多様性を表した昆虫モチーフ

 セーターには、花や虫、犬、イルカなど動植物のモチーフをふんだんにのせた。立体的なマスコットで取り入れたり、インターシャ(はめ込み模様の柄編み)として編み込んだり。中でも多用した巨大なアリは、「社会性のメタファーをイメージした」という。「多様性と言われる時代で、生きやすくなった人もいるはず。でも一人一人の人間は異なるので、そもそもジャンル分けをするのは違和感がある。きっと、虫一匹一匹にも名前や個性があって、意思があるから」と説明する。ブランドの頭文字の“P”や、ピアノの形を数十匹のアリで表現したニットもあった。

 また、村上デザイナーが学生の頃から好きだという太宰治のスタイルにもヒントを得ている。床を引きずるように裾が広がったパンツは、和装の二重回しのシルエットから。苦悩を抱えながらも、名作を世に送り出した文豪のスタイルを重ねる。特徴的なウェーブヘアも、太宰の髪型からだ。

会場に吊るしたピアノの意味
理想と現実の狭間

 ランウエイの天井にはロープでピアノを吊るし、BGMもピアノ曲を使うことで“理想と現実”をイメージしたという。「ピアノは“一ミリのズレも許されない”という社会性のメタファー。僕は音痴で、子供の頃に音楽の授業で『口パクでいいよ』と言われたのがトラウマになった」。ランウエイは理想を意味し、上に吊るしたピアノは現実――その狭間をモデルたちが進む。

 ショーでは手編みの職人技を加えたショーピースがメインだが、商品化する際は、今回のエッセンスを加えた手に取りやすいアイテムが並ぶという。「これまでは“愛おしいニット”を作りたいという気持ちが強かった。でも今は“愛おしい人”を作りたい、という意識に変わった」と村上デザイナー。その言葉通り、今季はコンセプチャルなクリエイションの強さを残しつつ、洗練された雰囲気もプラスされ、着る人への愛に溢れていた。

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阪急メンズ東京が“スニーカーの秘密基地”を公開 19日オープン

 阪急メンズ東京は18日、新しいテーマゾーン「ギンザスニーカーヒルズ(GINZA SNEAKER HILLS)」をあす19日の開店に先駆けて関係者に公開した。

 9階1フロアの約310平方メートルのテーマゾーンの特徴は、新品のスニーカーを販売していないこと。中古品の買い取りと販売、希少な名品の展示、顧客が持ち込んだスニーカーのリペアやカスタマイズのサービスを提供する。スニーカーのマニアックな専門知識を持つスタッフが応対し、百貨店の「売り場」とは異なるコミュニティー作りに軸足を置く。

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捨てられるレザーを一生モノのマストアイテムに マリエの「私の34年目のサステナブル」Vol.53

 数回前の連載で述べた、「私のレザー企画」がついにお目見えする。今回「パスカルマリエデマレ(PASCAL MARIE DESMARAIS.以下、PMD)」がローンチするのは、初めてのローファーだ。

 靴の生産過程や販売方法は、衣類とはまったく違う。使う道具や技、資材だって異なる。ハーフサイズごと、準備する数だって違う。同じなのは、モノづくりへのパッションや情熱だ。そんな初挑戦を迎えるきっかけは、「キッズラブゲイト(KIDS LOVE GAITE)」の山本真太郎デザイナーとの出会いだ。山本デザイナーのスタジオで触れた、ロンドンを感じさせるシューズの数々に「この人の靴を履いたら、かっこよくなれる」とすぐわかった。パンクばかり聞いて育った私には未知の世界の教科書のようで、すっかり魅了された。今回「PMD」とのダブルネームを制作するにあたり山本デザイナーは「使われなくなった、捨てられるはずの革を使用してみないか?」と提案してくれた。当時の私はそんな存在すら知らなかったが、どの業界でも少しでも傷がついたり規格外だったりの商品や素材の処理の方法は同じ。こうして皮革工場に赴き、上質なレザーを作る上で革を傷つけないよう保護するために用いるクレイタンピングレザーと出合い、「これを使わせて欲しい!」と決めた。役目を終えたクレイタンピングレザーは、何百回も使われたレザーだからこその風合いを持っている。レザーをずっと守ってきたのかと思うと、可愛く思えてしまうほどだ。でも、あまりの使用回数から大きな穴が空いてしまったり、柔らかくなりすぎてしまったりすると、役目を終えるのだという。そんなレザーを救出し、山本デザイナーのディレクションで美しすぎるほどのアイテムに生まれかわった。

 靴のデザインは、私が「キッズラブゲイト」で最初に惚れたタッセルローファー。その革の特性から、表情は一足一足異なっている。自分に合った一足に出合えるだろう。耐久性は、何百回ものドラムからの刺激にも耐えてきた経験が物語っている。ソールには耐久性に優れたビブラムソールを使い、丁寧な縫製で国内で仕上げた。このモノづくりの美しさ、美しい素材を最後まで明日のオシャレのパーツに変えるアイテムをぜひ体感していただきたい。

 ローファーは4月2日、渋谷パルコ4F「レザー作家TOMYのアトリエと親愛なるゲスト展」で発売する。3日からはオンラインでも販売を受け付ける。

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モデルや来場者の私服を映像でチェック 初めてのショーに挑んだ「ヨーク」に潜入

 「ヨーク(YOKE)」は2022-23年秋冬コレクションを「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」で発表した。初となるショーの会場は、“1時間限定のアートギャラリー”がコンセプト。今季はアメリカの画家クリフォード・スティルに着想し、引き裂いたり、ゆがんだりさせる作風をテキスタイルで表現した。「WWDJAPAN」映像チームはバックステージに潜入し、ランウエイモデルの私服や来場していた萬波ユカや金山大成をスナップ。寺田典夫「ヨーク」デザイナーには「初のショーを終えた感想」や「ブランドのテーマとして大事にしていること」などの質問を投げかけた。

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マリー・アントワネットも愛した香水ブランド「ウビガン」が日本再上陸

 ニッチフレグランス専門店「ノーズショップ(NOSE SHOP)」は3月17日、世界最古の香水ブランド「ウビガン(HOUBIGANT)」の取り扱いを開始した。以前も日本での販売はあったが、今回満を持して再上陸となる。丸の内で開催中のポップアップストアおよびオンラインで販売する。

 「ウビガン」は、1775年にジャン・フランソワ・ウビガン(Jean-Francois Houbigant)がパリ・フォーブール=サントノレ通り19番地にオープンした香水店がブランドのはじまり。高貴で美しい香りは、瞬く間に世界の王族・貴族を虜にした。マリー・アントワネット(Marie Antoinette)もその一人で、フランス革命でギロチンにかけられるまで肌身離さず「ウビガン」の3本の小瓶を胴衣に忍ばせていたとされている。1882年には世界初となる合成香料を用いた香水“フジェール ロワイヤル”を発売し、香水界に衝撃を与えると同時に現代的香水作りの幕開けを飾った。

 今回「ノーズショップ」が扱うのは7つの香りで、歴史に残る名香を現代の調香師がよみがえらせた。“ケルク フルール ロリジナル”(100mL、税込3万4100円)は1912年に発表された世界初のマルチフローラルブーケ香水で、1本の香水のために1万5000種類以上の花と250の原材料を厳選した。“ケルク フルール ロワイアル”(100mL、同3万4100円)は王室のために作られた香り。ラグジュアリーなオリエンタルアコードにフローラルなノートを組み合わせた。“ケルク フルール ジャルダン セクレ”(100mL、同3万4100円)は幾千もの花々が咲き乱れる、官能的な庭園をモダンに表現したフローラルノートを特徴とする。“エッセンス レア”(100mL、同3万4100円)はソフトなフローラル調で、クラシックなフレンチスタイルを踏襲しながらも、よりクリアで馴染みやすく、繊細な香りに仕上げた。“モン ブドワール”(100mL、同3万4100円)は元々1919年に専属調香師だったロベール・ビエナーメ(Robert Bienaime)が調香した香りで、紛れもない女性らしさとエレガンスを象徴。100周年を記念し、復刻された。“ラ ベルセゾン”(100mL、同3万4100円)は春の訪れが羽毛のシャワーのように軽やかに包み込むような、優しく透明な香りだ。“フジェール ロワイヤル”(100mL、同2万6400円)は合成香料を世界ではじめて使用し、1882年に発売された伝説的な名香。エレガントさと高貴さ、洗練された脈動と心地よい牧歌的な美しさを保持しながら現代的に調香した。

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「エコバッグもビンテージになったらカッコいい」 アーバンリサーチ出身者が繰り返し使いたい「ルーパック」普及

 アーバンリサーチで店長やPR、バイヤー、イベント企画、CSR担当などの経験を積んだ喜多泰之は、社会福祉士の同僚と「繰り返し使いたくなるバリューを生む」エコバッグと仕組みの「ルーパック(LOOPACH)」を立ち上げた。「流行らせることはできないか?」や「大量に売れないか?」という“ナンセンスな物質主義”からエコバッグを救う選択肢を増やすべく、自社はもちろん、他社のエコバッグにNFC内蔵のネームタグを取り付けることを提案。専用アプリや加盟店に配布するリーダー端末を開発し、ユーザーがレジ袋やショッピングバッグを断るたびに「フラワー」と称するポイントが貯まるシステムを構築した。フラワーを公益・共益に寄付できる循環の構築を目指す。

WWDJAPAN(以下、WWD):立ち上げたMILKBOTTLE SHAKERSは、社会福祉事業やSDGsに関連するコンサルティングなども手がけている。サステナブルやSDGsに興味を持った経緯は?

喜多泰之MILKBOTTLE SHAKERS代表(以下、喜多):近畿大学の在学中にアーバンリサーチ ドアーズ(以下、ドアーズ) 茶屋町店でアルバイトを始めました。そのままアーバンリサーチに入社し、「ドアーズ」というライフスタイル業態で働くうちにフェスなどに出かけたり、「パタゴニア(PATAGONIA)」や「スノーピーク(SNOW PEAK)」とも仕事をしたりするようになりました。社会課題を“自分ごと化”するようになったのは、20代の半ばくらい。その後、社会福祉士の川本健太郎(取締役)とともに、課題に思うことを事業にしています。

WWD:ファッション業界で働いていた頃から、サステナブルなアクションに取り組んでいた?

喜多:「パタゴニア」などに影響も受けたし、お客さまと湘南でゴミを拾ったこともあります。ファッション業界でも社会課題に貢献できると思ったし、「お客さまの外見をカッコよくする」だけがファッションじゃないことも体験しました。

WWD:そんな経験が「繰り返し使いたくなるバリューを生む」エコバッグと仕組みの「ルーパック」につながった?

喜多:レジ袋の有料化が施行される前、アパレル企業から「エコバッグが大量に売れる施策はないか?」や「SDGsの文脈で良い打ち出しはないか?」という相談を受けるようになったんです。物質主義に縛られたまま目先のビジネスとして簡単な方法を選ぶと、エコバッグでも「中国で数万~十万個単位で生産すれば、1つ300円で販売できる」や「ミニマムはいくつ」という話になってしまう。結局安いから大量に作らないと利益が出ず、国内の生産は増えず、結局みんな疲弊する。「もっと自然に、新しいスタイルで解決できないか?」と考えたんです。

WWD:「『ルーパック』があるから」とショッピングバッグやレジ袋を断ると「フラワー」が溜まり、集めた「フラワー」は公益・共益に寄付できる。「ポイント」を集めて商品やサービスを手に入れる形にしなかったのは、なぜ?

喜多:将来消費できる「ポイント」を提供するのは、「環境負荷のポイントをズラしているだけ」と思ったんです。集めた「ポイント」でも、結局は消費。それでは「新しいスタイル」が広がりません。

WWD:同時にアプリに登録したバッグを使い続けると、「スタンダード」から「シルバー」、そして「ゴールド」へとエコバッグがランクアップして、1回のアクションで獲得できる「フラワー」が増える。

喜多:長く使い続けると“プレミア感”が生まれる仕組みです。合計300回使って「ゴールド」にランクアップしたエコバッグを「カッコいい」と思ってほしい。「ルーパック」のシステムが普及したら、デニムのように「ビンテージのエコバッグがカッコいい」という価値観さえ広がるかもしれません。と同時に「何百回、何千回、何万回と使い続けてもらえるエコバッグを作ろう」と日本のモノづくりを刺激できたら面白いですね。

WWD:現在のユーザー、導入店舗は?

喜多:昨年8月に本格始動し、ユーザーはまもなく300になります。加盟店は70くらい。

WWD:インパクトが生まれるには、まだまだ数が足りない。

喜多:現在、コンビニエンスストアやスーパーとの話し合いも進んでいます。導入の初期費用は、1店舗当たりの年会費が2500円、リーダー端末の導入費が同じく1万1000円など。ランニングコストは、「ゴールド」のエコバッグで1アクションあたり4円ですから、レジ袋やショッピングバッグを作るより安いはずです。2025年の大阪万博までに1万くらいの店舗で使えるようになったら、来日した外国人に「日本で流行っている『ルーパック』ってなんだろう?」と思ってもらえるかな?なんて想像しています。

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「グッチ」のレストランがソウルにオープン 世界で4店舗目

 「グッチ(GUCCI)」は3月28日、レストラン「グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ(GUCCI OSTERIA da Massimo Bottura以下、グッチ オステリア)」をソウル・梨泰院地区の旗艦店にオープンする。これに先駆け、16日から「グッチ オステリア」公式サイトで予約を開始した。

 レストランはメインダイニング28席とテラス36席を備え、ランチやディナーのほか、食前酒と軽食を楽しむアペリティーヴォを提供する。「グッチ オステリア」のシグネチャーディッシュである“エミリア バーガー(Emilia Burger)”や“トルテッリーニ パルミジャーノ・レッジャーノ クリーム”などに加えて、イタリアと韓国の食文化を盛り込んだメニューをそろえる。200種類のワインや、カクテルのドリンクメニューも用意する。ミシュラン3つ星を獲得したシェフのマッシモ・ボットゥーラ、フィレンツェ店のカリメ・ロペス(Karime Lopez)=ヘッドシェフ、そしてソウル店のチョン・ヒョンギュ(Hyungkyu Jun) =エグゼクティブシェフとダビデ・カルデリーニ(Davide Cardellini)=ヘッドシェフがアイデアを出し合い、メニューを生み出した。

 マッシモ・ボットゥーラは、「『グッチ オステリア』は、イタリア料理と世界各国の素晴らしい料理文化や食材を融合し、新しい食体験を生み出すレストランだ。イタリアと同様に、料理と文化が深く結びついている韓国でレストランのオープンが実現し、多くの人を迎えられることが楽しみ」と語った。

 内装はグリーンを基調に、ブランドを象徴するシンボルのひとつであるスターモチーフをメインホールの照明やフローリング、テラス席の大理石のモザイクなどにあしらった。また8人用のプライベートダイニングルーム、「ルーム オブ ミラーズ(Room of Mirrors)」には、ヨーロッパのアンティークミラーやインテリアコレクション「グッチ デコール(GUCCI DECOR)」の壁紙などを使用した。

 「グッチ オステリア」はこれまで、イタリア・フィレンツェ、アメリカ・ロサンゼルス、東京・銀座に店舗を開いており、今回のソウルで4店舗目。2021年10月にオープンした銀座店では、“パルミジャーナ ラーメン”や“和牛 ミラノ風”など、日本料理にインスパイアされた同店オリジナルのメニューも登場する。

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「ミッソーニ」に新クリエイティブ・ディレクター 「マルジェラ」「エルメス」「バーバリー」などで経験を積んだイタリア出身の40歳

 「ミッソーニ(MISSONI)」は3月17日、新たなクリエイティブ・ディレクターとしてフィリッポ・グラツィオーリ(Filippo Grazioli)を任命した。同氏はメンズとウィメンズ・コレクションの両方を率いるほか、ライフスタイル部門のブランド・マネジャーも務める。5月に発表する2023年プレ・スプリング・コレクションに登場するが、新クリエイティブ・ディレクターとしてのデビューショーは9月に開催予定の23年春夏コレクションとなる。なお、6月の23年春夏ミラノ・メンズ・コレクションには参加しないという。

 ミッソーニは1953年にオッタヴィオ・ミッソーニ(Ottavio Missoni)とロジータ・ミッソーニ(Rosita Missoni)夫妻が創業。長らく一族経営が続いていたが、2018年に株式の41.2%をイタリアの投資会社FSIに売却した。20年には、最高経営責任者(CEO)としてリヴィオ・プローリ(Livio Proli)が就任。同氏が進める再編計画の一環として、21年5月には、夫妻の長女で24年にわたってクリエイティブ・ディレクターを務めたアンジェラ・ミッソーニ(Angela Missoni)社長が退任。その後は、アンジェラの右腕を長らく務めてきたアルベルト・カリーリ(Arberto Caliri)が暫定的にクリエイティブ・ディレクターを務めていた。今回の人事に伴い、カリーリはロジータの下でホームコレクション部門を率いるほか、“ミッソーニ スポーツ(MISSONI SPORTS)”ラインも手掛けることとなる。

 グラツィオーリ新クリエイティブ・ディレクターはイタリア・マルケ州生まれで、現在40歳。「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」や「ヴィヴィアン・ウェストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」などの生産や販売を行っているスタッフ インターナショナル(STAFF INTERNATIONAL)でインターンをしていた際にマルタン・マルジェラ(Martin Margiela)と出合い、13年まで同氏の下でウィメンズの経験を積んだ。その後、「エルメス(HERMES)」でウィメンズのシニア・デザイナーとなった。15年に「ジバンシィ(GIVENCHY)」のクリエイティブ・ディレクターを務めていたリカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)と出合い、同ブランドのコレクション・ディレクターに就任。18年にティッシが「バーバリー(BURBERRY)」のチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任したことに伴い、同ブランドのランウエイ・コレクション・ディレクターとなった。

 プローリCEOは、「フィリッポは若くしてすでに複数のラグジュアリーブランドで18年の経験を有しており、謙虚だが断固たる意思を持っている。真剣かつ情熱的にプロジェクトに取り組み、『ミッソーニ』のブランド力をさらに強化するとともにモダン化をいっそう推進してくれるものと確信している。また、(アンジェラの退任後)2シーズンにわたって当ブランドらしさを失うことなくフレッシュなデザインを披露し、コレクションを成功させてくれたアルベルトにも深く感謝している」と語った。

 グラツィオーリ新クリエイティブ・ディレクターは、「イタリアのブランドとして長い歴史と確固たる地位を誇る『ミッソーニ』の一員となることができ、大変光栄に思っている。ポジティブで喜びにあふれ、色鮮やかでフレッシュな『ミッソーニ』らしさを維持しつつ、私の経験を生かしていきたいと考えている」と述べた。

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「ミッソーニ」に新クリエイティブ・ディレクター 「マルジェラ」「エルメス」「バーバリー」などで経験を積んだイタリア出身の40歳

 「ミッソーニ(MISSONI)」は3月17日、新たなクリエイティブ・ディレクターとしてフィリッポ・グラツィオーリ(Filippo Grazioli)を任命した。同氏はメンズとウィメンズ・コレクションの両方を率いるほか、ライフスタイル部門のブランド・マネジャーも務める。5月に発表する2023年プレ・スプリング・コレクションに登場するが、新クリエイティブ・ディレクターとしてのデビューショーは9月に開催予定の23年春夏コレクションとなる。なお、6月の23年春夏ミラノ・メンズ・コレクションには参加しないという。

 ミッソーニは1953年にオッタヴィオ・ミッソーニ(Ottavio Missoni)とロジータ・ミッソーニ(Rosita Missoni)夫妻が創業。長らく一族経営が続いていたが、2018年に株式の41.2%をイタリアの投資会社FSIに売却した。20年には、最高経営責任者(CEO)としてリヴィオ・プローリ(Livio Proli)が就任。同氏が進める再編計画の一環として、21年5月には、夫妻の長女で24年にわたってクリエイティブ・ディレクターを務めたアンジェラ・ミッソーニ(Angela Missoni)社長が退任。その後は、アンジェラの右腕を長らく務めてきたアルベルト・カリーリ(Arberto Caliri)が暫定的にクリエイティブ・ディレクターを務めていた。今回の人事に伴い、カリーリはロジータの下でホームコレクション部門を率いるほか、“ミッソーニ スポーツ(MISSONI SPORTS)”ラインも手掛けることとなる。

 グラツィオーリ新クリエイティブ・ディレクターはイタリア・マルケ州生まれで、現在40歳。「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」や「ヴィヴィアン・ウェストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」などの生産や販売を行っているスタッフ インターナショナル(STAFF INTERNATIONAL)でインターンをしていた際にマルタン・マルジェラ(Martin Margiela)と出合い、13年まで同氏の下でウィメンズの経験を積んだ。その後、「エルメス(HERMES)」でウィメンズのシニア・デザイナーとなった。15年に「ジバンシィ(GIVENCHY)」のクリエイティブ・ディレクターを務めていたリカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)と出合い、同ブランドのコレクション・ディレクターに就任。18年にティッシが「バーバリー(BURBERRY)」のチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任したことに伴い、同ブランドのランウエイ・コレクション・ディレクターとなった。

 プローリCEOは、「フィリッポは若くしてすでに複数のラグジュアリーブランドで18年の経験を有しており、謙虚だが断固たる意思を持っている。真剣かつ情熱的にプロジェクトに取り組み、『ミッソーニ』のブランド力をさらに強化するとともにモダン化をいっそう推進してくれるものと確信している。また、(アンジェラの退任後)2シーズンにわたって当ブランドらしさを失うことなくフレッシュなデザインを披露し、コレクションを成功させてくれたアルベルトにも深く感謝している」と語った。

 グラツィオーリ新クリエイティブ・ディレクターは、「イタリアのブランドとして長い歴史と確固たる地位を誇る『ミッソーニ』の一員となることができ、大変光栄に思っている。ポジティブで喜びにあふれ、色鮮やかでフレッシュな『ミッソーニ』らしさを維持しつつ、私の経験を生かしていきたいと考えている」と述べた。

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テンガが障がい者福祉事業に進出 「障がい者=性に不自由でも仕方ないという考え方を変えたい」

 男性向けセックストイの「テンガ(TENGA)」を手掛けるテンガ(東京、松本光一社長)は、障がい者福祉事業に進出し、就労を通して自立を後押しするプロジェクト「エイブル プロジェクト(able! project)」をスタートさせる。就労継続支援B型事業所「エイブル ファクトリー(able!FACTORY)」(埼玉県川越市)を4月下旬に開設し、障がいのある人の就労・生活支援を行う。

 “性を表通りに、誰もが楽しめるものに変えていく”というビジョンの基、看板商品“テンガ オリシナル バキューム・カップ”などのセルフプレジャーアイテムを展開してきたテンガだが、性機能の悩みや妊活をサポートする製品の開発、中高生向けの性教育サイト「セイシル」での情報発信など、さまざまな取り組みも行っている。また、手が不自由でも使える“テンガ用カフ(補助具)”を作業療法士と共同で開発するなど、障がいを持つ人の性の悩みに向き合ってきた。

 就労継続支援B型事業所は通所型サービスで、モノづくりの技術を学びながら働き、働き方に応じて工賃を得ることができる仕組みだ。「エイブル ファクトリー」では、衣料品の印刷、パソコンのレストア、通販サイト運営などを行う。また、同所でシュリンクフィルム包装作業を行って完成するバキュームカップ“able! TENGA”のパッケージには、障がいを持つアーティスト・山野将志の作品を採用した。事業所内にはドッグカフェと屋外ドッグランを備え、障がいの有無に関わらず大人から子ども、犬まで分け隔てなく楽しめる施設となっている。

 松本社長は、「働く喜びやお客さんに喜んでもらえるうれしさを広げたいという気持ちが始まり。それを自分たちでできるやり方で提案したいと考えた結果であり、アダルトグッズを手掛けているテンガだから、という特別なものはない」と前置きした上で、「それでもテンガが関わる意義があるとしたら、性の悩みについてだと思う」と話す。「障がいのある人の“性の問題”は、これまでタブー視され、蓋をしてしまっている。性欲は人の根源的な欲求であるにも関わらず、不自由でも仕方がないと思われがちだ。しかし、自分の意思で性的なことを満たせない状態というのは、“目の前に大好きなごはんがあるのに、何日も食べられない”のと同じこと。それを障がいがあるから満たされなくても仕方がないという形にはしたくない。このプロジェクトをはじめ、障がいがある人への支援を広げていきたい」と語った。

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「シュプリーム」がアメリカ人アーティストのネイト・ロウマンとコラボ

 「シュプリーム(SUPREME)」は、アメリカ人アーティストのネイト・ロウマン(Nate Lowman)とのコラボコレクションを3月19日に発売する。「シュプリーム」の公式オンラインストアと渋谷や原宿などの旗艦店、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)で取り扱う。

 今回のコラボは、ワークベストやニットセーター、フーディー、ショートスリーブシャツ、ダブルニーのワークパンツの5型のアパレルと、ピンバッジの全6型を用意する。アパレルにはロウマンを象徴するアイコニックな銃弾痕を随所にあしらい、ピンバッジも同様のモチーフを採用している。

 ロウマンは、1979年アメリカ・ネバダ州ラスベガス生まれ。97年にニューヨークに移住し、ニューヨーク大学に通いながらアートスペースでアルバイトを始めたことをきっかけに、アーティストとしての活動をスタート。早くから銃弾痕がモチーフの作品を制作し、2000年代初頭におけるニューヨークのアートシーンをけん引する若手の1人として活躍した。その後、同じくニューヨークが拠点の「シュプリーム」と親交を深め、07年に一部関係者のためだけに制作したコラボスケートデッキは、「シュプリーム」ファンの間で“最も入手困難なアイテムの1つ”と言われている。また、12年に「シュプリーム」が渋谷店をオープンした際には、銃弾痕仕様のボックスロゴTシャツを発売し、現在もリセール市場で定価の数十倍以上の価格で取り引きされる人気アイテムとなっている。

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「シュプリーム」がアメリカ人アーティストのネイト・ロウマンとコラボ

 「シュプリーム(SUPREME)」は、アメリカ人アーティストのネイト・ロウマン(Nate Lowman)とのコラボコレクションを3月19日に発売する。「シュプリーム」の公式オンラインストアと渋谷や原宿などの旗艦店、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)で取り扱う。

 今回のコラボは、ワークベストやニットセーター、フーディー、ショートスリーブシャツ、ダブルニーのワークパンツの5型のアパレルと、ピンバッジの全6型を用意する。アパレルにはロウマンを象徴するアイコニックな銃弾痕を随所にあしらい、ピンバッジも同様のモチーフを採用している。

 ロウマンは、1979年アメリカ・ネバダ州ラスベガス生まれ。97年にニューヨークに移住し、ニューヨーク大学に通いながらアートスペースでアルバイトを始めたことをきっかけに、アーティストとしての活動をスタート。早くから銃弾痕がモチーフの作品を制作し、2000年代初頭におけるニューヨークのアートシーンをけん引する若手の1人として活躍した。その後、同じくニューヨークが拠点の「シュプリーム」と親交を深め、07年に一部関係者のためだけに制作したコラボスケートデッキは、「シュプリーム」ファンの間で“最も入手困難なアイテムの1つ”と言われている。また、12年に「シュプリーム」が渋谷店をオープンした際には、銃弾痕仕様のボックスロゴTシャツを発売し、現在もリセール市場で定価の数十倍以上の価格で取り引きされる人気アイテムとなっている。

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「シュプリーム」がアメリカ人アーティストのネイト・ロウマンとコラボ

 「シュプリーム(SUPREME)」は、アメリカ人アーティストのネイト・ロウマン(Nate Lowman)とのコラボコレクションを3月19日に発売する。「シュプリーム」の公式オンラインストアと渋谷や原宿などの旗艦店、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)で取り扱う。

 今回のコラボは、ワークベストやニットセーター、フーディー、ショートスリーブシャツ、ダブルニーのワークパンツの5型のアパレルと、ピンバッジの全6型を用意する。アパレルにはロウマンを象徴するアイコニックな銃弾痕を随所にあしらい、ピンバッジも同様のモチーフを採用している。

 ロウマンは、1979年アメリカ・ネバダ州ラスベガス生まれ。97年にニューヨークに移住し、ニューヨーク大学に通いながらアートスペースでアルバイトを始めたことをきっかけに、アーティストとしての活動をスタート。早くから銃弾痕がモチーフの作品を制作し、2000年代初頭におけるニューヨークのアートシーンをけん引する若手の1人として活躍した。その後、同じくニューヨークが拠点の「シュプリーム」と親交を深め、07年に一部関係者のためだけに制作したコラボスケートデッキは、「シュプリーム」ファンの間で“最も入手困難なアイテムの1つ”と言われている。また、12年に「シュプリーム」が渋谷店をオープンした際には、銃弾痕仕様のボックスロゴTシャツを発売し、現在もリセール市場で定価の数十倍以上の価格で取り引きされる人気アイテムとなっている。

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ビームスが日本の伝統技術を後世に伝える新プロジェクト 表参道で展覧会開催

 ビームスは、日本の伝統技術を取り入れたオリジナルブランドを集積した新プロジェクト“コーリング ビームス クラフト イン ザ メーキング(CALLING BEAMS CRAFTS IN THE MAKING)”を立ち上げ、東京・表参道のジャイル ギャラリー(GYRE GALLERY)で展覧会を4月27日まで開催中だ。

 同展では、2020年に始動した久留米絣のリラクシングウエアブランド「カスリ(CATHRI)」をはじめ、佐賀県肥前の陶磁器を用いたジュエリーコレクション「ヒゼン ジュエリー(HIZEN JEWELRY)」、兵庫レザーをアパレルや雑貨に落とし込んだ「ひょうごレザー(HYOGO LEATHER)」の3ブランドを展示する。

 プロジェクトを主導する佐藤幸子ディレクターは、「このプロジェクトは、後世に残すべき文化を未来につないでいく活動だ。ファッションのフィルターを通して、伝統技術のポテンシャルをひろげ、新たな価値を持つエイジレスなプロダクトとして提案する。展覧会は、会場を回り終えると、短編映画を見終わった気分になるよう仕掛けた。一人で来たり、友だちと来たり、何度でも足を運んでほしい」と話した。

■Calling BEAMS CRAFTS IN THE MAKING
日程:3月9日〜4月27日
場所:GYRE GALLERY / GYRE 3階
住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1

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「ボス」からモハメド・アリのカプセルコレクション Tシャツやキャップを発売

 「ボス(BOSS)」はこのほど、伝説的な人物からインスピレーションを得るシリーズ“ボス レジェンド”をスタートした。第1弾は、元ヘビー級ボクサーのモハメド・アリ(Muhammad Ali)だ。

 若き日のアリの姿をプリントしたTシャツ(税込1万6500円)、スエット(2万8600円)、パーカ(3万800円)、アリが好んだ“the Greatest Of All Time(史上最高)”を意味するスラング“G.O.A.T.”をあしらったキャップ(1万780円)の4アイテムからなる。

 “ボス レジェンド”は今後、数カ月にわたって複数のカプセルコレクションを発売する予定だ。収益の一部は、各人物にゆかりのある団体などに寄付する。

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「ボッテガ・ヴェネタ」が伊勢丹新宿でポップアップ アイコンバッグ“カセット”の限定色などを発売

 「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は3月30日から4月5日まで、伊勢丹新宿本店本館1階のイベントスペース「ザ・ステージ」にポップアップストアをオープンする。

 アイコンバッグの“カセット”(税込26万9500円)と“アルコ トート”(29万1500円)のポップアップ限定色の販売や、“キャンディ カセット”(11万5500円)、“ミニ ジョディ”(26万9500円)の先行販売をする。そのほか、レザーグッズやジュエリーもラインアップする。

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職人集団「ブラックミーンズ」が初のショーで見せた“ジャパニーズパンク”魂 「日本の文化を盛り上げたい」

 「ブラックミーンズ(BLACKMEANS)」は、「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」で2022-23年秋冬コレクションをファッションショー形式で披露した。同ブランドがショーを行うのは初めてだ。今回のイベントは、国が推進するプロジェクト“日本博”の一貫として、文化庁と日本芸術文化振興会の支援を受けて実現した。

 「ブラックミーンズ」は、岐阜県にあった革製品のOEM工場から派生して、2008 年にオリジナルブランドとして設立した。スタッズ付きのライダースジャケットやボンテージパンツなど、パンクを軸にさまざまな要素をミックスしたアイテムを提案している。毎シーズン1枚のルックのみでクリエイションのムードを表現しているが、「“日本の文化を盛り上げたい”という文化庁の思いに共感し、ショーの開催を決意した」と小松雄二郎デザイナーは語る。

“日本のパンク音楽を世界に”
ブランド哲学と共鳴するバンドが生演奏

 暗がりの会場にはスモークが焚かれ、バンドセットが設置されていた。“シャーン”という鈴の音が鳴り響くと、笛や和太鼓といった和楽器が軽快な音色を放ちショーが始まった。演奏するのは、和楽器を用いてパンクミュージックを再解釈するバンド、タートルアイランド(TURTLE ISLAND)だ。「(彼らは)元々、直球のパンクをやっていたが、『海外から入ってきた音楽をそのままやっていてもつまらない』と、現在の表現にたどり着いた。僕らも洋服をベースに、日本ならではの付加価値を強く意識してものづくりを行っている。ファッションと音楽という違いはあるけど、マインドはリンクしている」小松デザイナーは説明する。

 バンドを起用した理由はもう一つある。小松デザイナーをはじめとする「ブラックミーンズ」のコアメンバーは、20年ほど前までコレクションブランドで働いていた。「当時のショーはエンタメの要素が強く、ファッションの枠を超えて楽しさと感動を生み出していた。どうせショーをやるならそのエンタメ性を再現して、あの頃の空気を感じてもらいたい」。

音楽とともにボルテージが上昇
国境とジャンルを超えるクリエイション

 コレクションは、ブラックのレザージャケットとパンツのセットアップで開幕した。白や緑、赤と色のバリエーションは増える一方で、ディテールや加工は控えめ。しかし、叫びにも似た女性ボーカル入りの音楽に切り替わると、クリエイションのボルテージが一気に高まった。異なる表情の革で切り替えたワークコートや長年着古したようなエイジング加工を施したレザーブルゾン、細かなパッチワークのジャケット、モッズコートをレザーで再解釈したようなオーバーコートなど、ディテールや加工、パターンワークなどで、要素を盛りに盛っていく。ファッション性の強いアイテムとして、ケーブルニットのカーディガンやデニムのセットアップ、蛇と鳥を刺しゅうしたシャカシャカ素材のコート、切り替えが特徴的なウールブルゾンなども登場。どのアイテムも、ブランドの軸であるクラフツマンシップが感じられる。例えばジャカードのデザインは袖と身頃でリンクし、フリンジや刺しゅうは細やかで、切り替えも縫製が難しい曲線だ。

 終盤は、ファッションのジャンルと国境を超越した渾身のミックススタイルを見せた。ウィメンズのジャケットはレザーでフリルを表現してドレッシーに仕上げ、ヌバックレザーのニッカポッカには屏風のようなデザインを施した。スタッズの代わりに仏具用の金具を敷き詰めた“仏(ぶつ)ジャン”や、能の衣装に使われる“金蘭”を使ったパンツなど、和を強くイメージしたアイテムもたたみ掛けた。

 ショーは最初で最期ーーそのつもりだった小松デザイナーにも、心境の変化があったようだ。「実際にやってみて、ショーが好きなんだなと気づいた。機会があったらまたやるのが自然かな。まだ分からないけど」。

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職人集団「ブラックミーンズ」が初のショーで見せた“ジャパニーズパンク”魂 「日本の文化を盛り上げたい」

 「ブラックミーンズ(BLACKMEANS)」は、「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」で2022-23年秋冬コレクションをファッションショー形式で披露した。同ブランドがショーを行うのは初めてだ。今回のイベントは、国が推進するプロジェクト“日本博”の一貫として、文化庁と日本芸術文化振興会の支援を受けて実現した。

 「ブラックミーンズ」は、岐阜県にあった革製品のOEM工場から派生して、2008 年にオリジナルブランドとして設立した。スタッズ付きのライダースジャケットやボンテージパンツなど、パンクを軸にさまざまな要素をミックスしたアイテムを提案している。毎シーズン1枚のルックのみでクリエイションのムードを表現しているが、「“日本の文化を盛り上げたい”という文化庁の思いに共感し、ショーの開催を決意した」と小松雄二郎デザイナーは語る。

“日本のパンク音楽を世界に”
ブランド哲学と共鳴するバンドが生演奏

 暗がりの会場にはスモークが焚かれ、バンドセットが設置されていた。“シャーン”という鈴の音が鳴り響くと、笛や和太鼓といった和楽器が軽快な音色を放ちショーが始まった。演奏するのは、和楽器を用いてパンクミュージックを再解釈するバンド、タートルアイランド(TURTLE ISLAND)だ。「(彼らは)元々、直球のパンクをやっていたが、『海外から入ってきた音楽をそのままやっていてもつまらない』と、現在の表現にたどり着いた。僕らも洋服をベースに、日本ならではの付加価値を強く意識してものづくりを行っている。ファッションと音楽という違いはあるけど、マインドはリンクしている」小松デザイナーは説明する。

 バンドを起用した理由はもう一つある。小松デザイナーをはじめとする「ブラックミーンズ」のコアメンバーは、20年ほど前までコレクションブランドで働いていた。「当時のショーはエンタメの要素が強く、ファッションの枠を超えて楽しさと感動を生み出していた。どうせショーをやるならそのエンタメ性を再現して、あの頃の空気を感じてもらいたい」。

音楽とともにボルテージが上昇
国境とジャンルを超えるクリエイション

 コレクションは、ブラックのレザージャケットとパンツのセットアップで開幕した。白や緑、赤と色のバリエーションは増える一方で、ディテールや加工は控えめ。しかし、叫びにも似た女性ボーカル入りの音楽に切り替わると、クリエイションのボルテージが一気に高まった。異なる表情の革で切り替えたワークコートや長年着古したようなエイジング加工を施したレザーブルゾン、細かなパッチワークのジャケット、モッズコートをレザーで再解釈したようなオーバーコートなど、ディテールや加工、パターンワークなどで、要素を盛りに盛っていく。ファッション性の強いアイテムとして、ケーブルニットのカーディガンやデニムのセットアップ、蛇と鳥を刺しゅうしたシャカシャカ素材のコート、切り替えが特徴的なウールブルゾンなども登場。どのアイテムも、ブランドの軸であるクラフツマンシップが感じられる。例えばジャカードのデザインは袖と身頃でリンクし、フリンジや刺しゅうは細やかで、切り替えも縫製が難しい曲線だ。

 終盤は、ファッションのジャンルと国境を超越した渾身のミックススタイルを見せた。ウィメンズのジャケットはレザーでフリルを表現してドレッシーに仕上げ、ヌバックレザーのニッカポッカには屏風のようなデザインを施した。スタッズの代わりに仏具用の金具を敷き詰めた“仏(ぶつ)ジャン”や、能の衣装に使われる“金蘭”を使ったパンツなど、和を強くイメージしたアイテムもたたみ掛けた。

 ショーは最初で最期ーーそのつもりだった小松デザイナーにも、心境の変化があったようだ。「実際にやってみて、ショーが好きなんだなと気づいた。機会があったらまたやるのが自然かな。まだ分からないけど」。

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藤原ヒロシの「フラグメント デザイン」が自転車トラックトーナメントのチャンピオン用ユニフォームを担当

 藤原ヒロシが手掛ける「フラグメント デザイン(FRAGMENT DESIGN)」が、4月2日に開幕する「ピストシックス(PIST6)チャンピオンシップ2022-2023」の年間チャンピオンに授与するユニフォームのデザインを担当する。黒と白を基調としたもので、「フラグメント デザイン」とピストシックスのロゴを散りばめる。

 「ピストシックス チャンピオンシップ」は、千葉市が主催する日本初の自転車トラックトーナメント。国内トップクラスの競輪選手、ワールドクラスの自転車トラック競技選手約800人が参戦する。

 今回のコラボレーションは、「ピストシックス チャンピオンシップ」からの熱烈なラブコールにより実現したという。

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「グッド グッズ イッセイ ミヤケ」の人気バッグ“モッコ”のイベント開催 先行発売や限定品も

 イッセイ ミヤケのライフスタイル・雑貨ショップ「グッド グッズ イッセイ ミヤケ(GOOD GOODS ISSEY MIYAKE)」は3月23日~4月5日に、ニットバッグシリーズ“モッコ(MOKKO)”の期間限定イベントを伊勢丹新宿店で開催する。

 “モッコ”は、1本の糸から編み上げた、軽くて柔らかな無縫製のバッグで、自宅での水洗いが可能だ。カゴのようにインテリアに溶け込むビッグトートから、アクティブに使えるポシェット、13インチのパソコンやA4書類が入るトートバッグまで、豊富なフォルムとサイズ感で、日常のさまざまなシーンにフィットする。

 イベントでは、スマートフォンが収納できる新型バッグ“モッコ ミニポーチ(MOKKO MINI POUCH)”(税込1万2100円)の伊勢丹新宿店別注カラー5色を販売する。さらに3月30日の全国発売に先駆けて、同シリーズの春夏新色のライトターコイズやライトグレー、ネオンイエローをラインアップ。付属パーツでトートバッグに結んで使用することもできる新型巾着バッグ “モッコ ポケット(MOKKO POCKET)”(1万1000円)などもそろえる。

■「“GOOD GOODS ISSEY MIYAKE / MOKKO”」
期間:2022年3月23日〜4月5日
場所:伊勢丹新宿店 本館1階 ISETAN Seed

問い合わせ先
イッセイ ミヤケ
03-5454-1705

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「ブラックミーンズ」2022-23年秋冬東京コレクション

 「ブラックミーンズ(BLACKMEANS)」が2022-23年秋冬コレクションを東京で発表した。

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ツイードづくしの「シャネル」に、男子も着こなすガーリーな「ミュウミュウ」 2022−23年秋冬パリコレ現地リポートvol.6

 ボンジュール!欧州通信員の藪野です。2週間にわたるコレクション取材も今日でラスト!無事、体調を崩すことなく乗り切ることができました。今シーズンは連日報道されるウクライナの状況が気になり、複雑な気持ちを抱えながらの取材でした。ただ、コロナ後の世界を意識したコレクションはエネルギーに溢れていたのも事実。力強いクリエイションやデザイナーたちのメッセージを伝えるこのリポートが、読者の方々にとって、考えるきっかけやヒントになることができればうれしい限りです。それでは最終日、3月8日のダイジェストをどうぞ!

CHANEL

 「シャネル(CHANEL)」の会場は、今季もグラン・パレ・エフェメール。招待状もツイードのボックスでしたが、中に入ると壁も地面も座席も全てがツイードで覆われた巨大な空間が広がっています。そんな演出からも分かるように、今季のコレクションはメゾンを象徴する素材のツイードへのトリビュート。ゆるやかにカーブするランウエイも、スコットランドの田園地帯にあるツイード川をイメージしたものだそう。コレクションには、その風景に見られる色彩が取り入れられています。

 「シャネル」のツイードの背景にあるストーリーはご存知の方も多いかもしれません。その始まりは1924年で、ガブリエラ・シャネル(Gabriela Chanel)が当時交際していた第2代ウェストミンスター公爵ヒュー・グローブナー(Hugh Grosvenor)と頻繁に訪れたスコットランドで伝統的な紳士服の生地であるツイードに出合ったのがきっかけです。彼女は公爵のジャケットを自身のために作って着こなしたというからロマンチックですよね。そんなエピソードについて、クリエイションを率いるヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)は「愛する人の服を身につけるのは、何よりもセクシーなこと」とコメント。「とても現代的な振る舞いに魅了されました。そして、シャネルはそのツイードをフェミニンなものにしたのです」と話しています。

 ショーは、ピンクのゆったりとしたベルトコートからスタート。その後も、「シャネル」の代名詞であるツイードのジャケットやスーツをバリエーション豊富に提案したほか、かっちりとした肩やスタンドカラーのコート、パッチポケットが特徴的なアウター、ベアトップドレス、カーブを描くゆったりしたパンツなどがランウエイを彩ります。そこに加えるニットもファンシーツイードのように色が混じり合い、チュールのミニドレスはスパンコールでツイードの柄を想起させるチェックを表現。バッグも、ウエアと同じツイードを用いたものがたくさん登場します。コーディネートのポイントは、カントリームードをもたらすラバーブーツやニットのニーハイソックス、キャスケット。今季もヴィルジニーらしいアクセサリーの重ね付けが効いています。

 今シーズンはメゾンのシグニチャーやルーツを再考し、それを現代的に表現するコレクションが数多くありました。「シャネル」は、まさにその極みといった印象です。もともと、メンズテーラリングの素材にフォーカスしながら、色や織り、デザインの豊かさでその幅広い可能性を表現しました。

MIU MIU

 「ミュウミュウ(MIU MIU)」の会場に並んでいたのは、冬の屋内に似つかわしくないデッキチェア。その沈み込むような座り心地は、眠気を誘います。ファッション・ウイークで寝不足続きの来場者の中には、ショー開始までウトウトしていた人もちらほら(笑)。

 提案したのは、話題になった2022年春夏シーズンのスタイルからの引用を感じるラインアップ。ミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)は、「無意味な目新しさに対する解毒剤」として、シーズンを超えて共鳴するスタイルやムードを進化させました。見慣れたアイテムを大胆にカットすることにより新たなバランスを生み出すアプローチはそのままに、今回はテニスウエアのようなスポーティーな要素をプラス。プレッピーなスクールガールといった雰囲気です。ラインアップは、ニットポロやVネックのアーガイルセーター、ジップアップニット、学生服のようなジャケットやコート、ストライプシャツ、マイクロミニや膝丈のプリーツスカート、ホットパンツ、ルーズソックス、アーティストデュオのナタリー・ユールベリ&ハンス・ベリ(Nathalie Djurberg & Hans Berg)とコラボしたキッチュなアクセサリーなど。今季も上半身はクロップド丈が多く、ローライズのウエストからはサテンのロゴ入りショーツが覗きます。中盤からはチェックのツイードやアップサイクルレザーを使ったアウター、ハードな印象のレザーパンツやブーツ、ビジューや箔をのせた透け感のあるドレスもミックス。甘辛のバランスを効かせたスタイルを打ち出しました。

 驚いたのは、ショーで「ミュウミュウ」ボーイズが登場したこと!ただ、これはメンズ・コレクションの復活というわけではなく、多様性やさまざまなアイデンティティーを受け入れることを示しているそう。プレスリリースには「『ミュウミュウ』のペルソナの根幹を成す“ガーリー”は心の状態であり、それはジェンダーから解放されます」と書かれています。マイクロミニ丈を男性がはくのはなかなかハードルが高そうですが、“着たいものを着て、自分らしいスタイルを楽しむ”という背景にある考えには共感します。

おまけ:今日のワンコ

 「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」のリシーで来場者のバッグの中から顔を出すアメリカンコッカースパニエルのワンちゃんを発見!飼い主がコレクションを見終わるまで、大人しくしているお利口さんでした。

 これにてミラノ&パリコレの現地リポートは終了です。最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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「ジル サンダー」がお菓子に着想した新作バッグ“カンノーロ”を発売

 「ジル サンダー(JIL SANDER)」は、2022年春夏コレクションの新作バッグ“カンノーロ”を3月22日に表参道店で先行発売する。4月1日からは各店舗で取り扱う。

 バッグは、イタリア・シチリアの伝統菓子であるカンノーロに着想した筒状の形が特徴で、熟練した職人の手作業により円形のカーフレザーを折り込んだ。革の表面は光の反射によって深みを引き出すためにマットな質感に仕上げている。バックル付きのベルトは長さの調節可能で、ショルダーバッグやハンドバッグ、クラッチバッグなどさまざまな持ち方ができる。価格はスモールが税込16万2800円、ミディアムが同20万3500円。カラーはブラック、ナチュラル、ミディアムブラウン、ライトパステルピンクの4色をそろえる。

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フリークス ストアが創業地、茨城・古河の店舗にコワーキングスペースオープン

 デイトナ・インターナショナルはこのほど、創業地である茨城県古河市と包括連携協定を締結し、セレクトショップのフリークス ストアで新たにテレワーク事業を開始する。茨城・古河の店舗“ザ キャンプ”フリークス ストアの2階に、コミュニティー型コワーキングスペース「アンドフリーク(&FREAK.)」を4月15日に開業する。テレワークの浸透や地方移住の関心の高まりを受けて、新たなワークスペースを提供することで地方創生に取り組む。

 敷地面積は、約300平方メートル。主にライフスタイル雑貨や家具を販売していた売り場を1階へ移動し、コワーキングスペースを新設した。1日1時間から利用可能で、料金は一律1000円。月額利用者には、個人用デスクから最大10人で使用できるアトリエオフィスを用意した。カフェスペースやブックコーナーを併設するほか、セミナーや展示会、ワークショップ、スタジオレッスンなどが開催できるスペースも完備する。店舗スタッフが運営し、‟夢中になれる人生をシェアしよう”をコンセプトに、さまざまなアクティビティーを通してコミュニティーが生まれる場の創出を目指す。

 同社はSDGsの取り組みの一環として、各地と連携した地方創生に力をいれる。過去には、長野県と獣害対策に取り組んだり、宮城県と復興支援を目的とした商品製作を行ったりしている。

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人気美容師の堀江昌樹「JENO」代表がオンラインサロンをスタート

 人気美容師の堀江昌樹「ジェノ(JENO)」代表がカットオンラインサロン“ホーリーのオシャレカット塾”をスタートする。

 主なコンテンツは、顧客やスタッフ、モデルが登場する、ショートや短めボブを中心としたヘアカット動画。骨格や髪質対応、似合わせ、デザイン提案、カウンセリングをリアルに解説する。

 “サロンワークで使えるニューベーシックカット”では、ウイッグを使い、堀江代表が考えるニューベーシックなテクニック、コーミング、シェープ、チョップカット、レザー、ドライカット、ディスコネなど、ヘアデザインを作る上で大切なテクニックを細かくレクチャーする予定だ。

 ほか、インスタグラム・サロンブランディング・クリエイションのための撮影ノウハウや、シーズンに合わせた、ファッション傾向からトレンドヘアへの落とし込み解説なども実施する。

 基本的には週1~2本、月5~6本の配信を予定。月に1~2回、メンバー向けのインスタライブも行う。募集開始は3月21日21~22時で、締め切りは3月31日。4月1日からのスタートを計画している。月額は税込3300円で、詳細は堀江代表のインスタグラム(@horie_jeno)で順次情報発信していく。

 オンラインサロンについて、堀江代表は「支えてくれた周囲の方々のおかげで、約20年間、美容師を続けることができた。僕自身40代になり、これまでの20年間で学んできたことを、今後の20年をかけてみなさんに伝えたいと思うようになった。オンラインサロンの目的は、全国の美容師の方々とつながること。美容師は一人一人のお客さまと向き合い、笑顔にする仕事なので、つながることで笑顔の連鎖を広めていきたい。最近は暗いニュースが多いけれど、美容室から世の中を明るくすることに、少しでも貢献できればと思っている」と話す。

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ラルフ ローレンが米国のアフリカ系大学2校と提携 カプセルコレクションを3月30日に発売

 ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)はこのほど、モアハウスとスペルマン、米国のアフリカ系大学2校とパートナーシップを結んだ。「両校の豊かなヘリテージと、身だしなみの伝統にオマージュを捧げる」カプセルコレクションを3月30日、数量限定で発売する。テーラードスーツ、ドレス、アウター、ニット、シューズ、アクセサリーなどからなり、ラルフ ローレンの一部店舗と公式オンラインストアなどで販売する。

 同コレクションは両校の学生の1920〜50年代のファッションスタイルを参考にしており、“スペルマン コレクション”の中核をなす白いシルクのドレスは、入学を記念して行なわれる“ホワイトドレスセレモニー”に敬意を表したもの。同様に、フランネルのブレザーは、入学初日に学生にブレザーを贈るモアハウス大学の伝統へのリスペクトの証だ。

 両校の学生や教員、卒業生が主となりコンセプトやデザインを担当したのも特徴だ。キャンペーンビジュアル作りにおいては、クリエイティブ・ディレクター、監督、カメラマン、モデルなど全てのスタッフが黒人で、これはラルフ ローレンとして初の試みだった。

 モアハウスの創立は1867年。黒人の男子学生を専門に教育してきた唯一の大学だ。私立のリベラルアーツ教育機関で、博士号を取得する黒人男性を全米で最も多く輩出している。卒業生には、ノーベル平和賞を受賞したキング牧師やアカデミー賞を受賞した映画監督のスパイク・リー(Spike Lee)らがいる。一方のスペルマン大学は1881年に創立。アフリカ系女性のけん引役的教育機関として知られ、科学、技術、工学、数学の分野で博士号を取得する黒人女性を米国で最も多く輩出する。

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渋谷モディがフロア改装 車いす対応の試着室、点字ブロック、トイレまでの距離表示など

 丸井グループは17日、渋谷モディの4階を障がいがある人でも買い物がしやすいフロアへと改装した。年齢や性別、高齢者、障がい、外国人、LGBTQなど、全ての人が楽しく安心して買い物できる商業施設を目指す。

 丸井グループは、全ての人が「しあわせ」を感じられるインクルーシブで豊かな社会を共に作る道筋として「ビジョン2050」を2019年に宣言している。それに基づき、これまでアニメ事業やスタートアップ支援などを行ってきた。今回の改装は渋谷区が掲げる基本構想「ちがいを ちからに 変える街。渋谷区」に共感したもの。資本業務提携するFABRIC TOKYOとヘラルボニーと協業し、4階フロアをインクルージョンなフロアに刷新した。

 昨年8月にオープンしたFABRIC TOKYOが運営するスーツ店「オールジェンダーストア」を移転。店内設計のアドバイザーにパラアイスホッケー元日本代表の上原大祐選手を迎え、車いすの人でも安心してオーダーメイドができるような空間とフィッティングルームを設置した。店内に2カ所ある試着室はどちらも車いすでもゆったり入れる広さがあるが、奥側のフィッティングには、普段は寝転がって服を着るという車いすユーザーに向けて天井を鏡張りにした。

 また、障がい者だけでなく誰でも使いやすい「みんなの試着室」も新設した。店内通路には点字ブロックを設置、トイレまでの距離表示看板を設置するなど、さまざまなユニバーサルデザインを取り入れた。

 「オールジェンダーストア」の隣接区画には、インクルーシブな取り組みを発信するイベントスペース(カレンダリウム)を新設した。第1弾としてヘラルボニーが運営する「HERALBONY CARAVAN in 渋谷」が、4月27日までの期間限定でオープン。FABRIC TOKYOとヘラルボニーのコラボアイテムを展開する。ヘラルボニーが契約する3人の作家が描いたアートを裏地に使用したジャケットを制作した。17日から先行予約を開始した。

 丸井グループは今後、グループ各館でもダイバーシティ&インクルーシブな取り組みを展開したいと考えている。

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「ルイ・ヴィトン」が神戸店を移転オープン 最新コンセプトの3フロアでメンズ&ウィメンズ、家具まで網羅

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)は3月19日、神戸の旧居留地に構える店舗を移転し、新神戸店をオープンする。地下1階~2階までの3フロアにおよぶインテリアデザインは、建築家ピーター・マリノ(Peter Marino)がパリのヴァンドーム広場などの店舗設計に際して考案した、最新のグローバル・コンセプトに沿ったものだ。 流線形を基調とした開放的な店舗の1階は、ウィメンズのレザーグッズやアクセサリー、トラベル製品、フレグランス、ウオッチ & ファインジュエリーの売り場。 2階はウィメンズのプレタポルテやシューズ、ハイエンドのレザーグッズ。メンズと家具の「オブジェ・ノマド コレクション」は、地下1階で販売する。地下1階と2階には、VIP顧客に対応するサロンを設けた。

 「ルイ・ヴィトン」が神戸に店舗を構えたのは、1983年。40年に及ぶ絆を表現すべく、神戸店では日本のアートやデザインにオマージュを捧げた。イサム・ノグチがデザインした「Freeform」のソファとプーフ、天童木工による椅子などを店内に配置している。また神戸出身のアーティスト、佐藤未瑛に壁画の制作を依頼。鮮やかな色彩で抽象的な形状を描いた大きな壁画が3フロアを彩っている。

 オープニングを記念したウィンドウ・ディスプレイは、満開の桜と招き猫。5月末までの予定だ。店内では神戸店限定や先行販売の商品も用意するほか、21日までは水兵姿のヴィヴィエンヌをレザーグッズに刻印するサービスも受け付ける。このモチーフは、3日間の連休限定だ。

■「ルイ・ヴィトン」神戸店
住所:兵庫県神戸市中央区明石町4-4
営業時間:11:00-20:00
定休日:不定休

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スタイリスト伏見京子が新ブランドにかける思い サステナビリティで心地よさと幸せを

 伏見京子は、1988年に「anan」(マガジンハウス)でスタイリストとしてデビューして以来、広告や雑誌、アーティストなどのスタイリングを担当し、キャリアを積んできた。2014年には、ファッションパフォーマンス集団“ハプニング(The HAPPENING)”を結成し、原宿や銀座駅でのゲリラファッションショーなど、既存のシステムに捉われない活動を行い、ファッション以外のシーンからも注目を浴びた。

 そんな彼女が昨年、古着を使ったアップサイクルブランド「サイクリング(CYCLEING)」を立ち上げた。自ら問屋に向かい古着を買い付け、独自のセンスで新たな命を吹き込んでいる。代々木上原のセレクトショップ、ブレスバイデルタ(breath by delta)でポップアップを開催するなど、活動の幅を着実に広げている。そんな彼女に、ブランド立ち上げの経緯や、サステナビリティに関するこれまでの活動などを聞いた。

「循環可能性に『心地よさ』は必要不可欠」
20年前と変わらない姿勢

徳永啓太(以下、徳永):「サイクリング」を始めたきっかけは?

伏見京子(以下、伏見):とある仕事で古着を使ったスタイリングをイメージし、デザイン画を描き起こしたのですが、結局それが頓挫してしまって。せっかく描いたんだし、形にしたいと思って、知り合いのデザイナーから古着問屋のナカノさんを紹介してもらい、そこで仕入れた古着を使って具現化しました。それを“ハプニング”の展示会で発表したんです。

徳永:それが始まりだったのですね。「サイクリング」というブランド名からも既存のファッションサイクルや環境への問題提起をしているように感じますが、ずっと関心はあったのでしょうか?

伏見:はい。私は過去にエコとファッションを軸にした「エルピーマガジン(ELPEE magazine)」という本を1999年と2000年に出版しています。当時は、化学繊維を使って大量生産した服が世間に浸透し始めると同時に、膨大な服が消費され、環境にも負荷がかかることが問題視され始めたタイミングでした。“エコロジー”や“リサイクル”という考えがはやり始めたのも同じ頃だと思います。現代の“SDGs”や“サステナビリティ”のうたわれ方とも通じるところがありますよね。20年前から環境問題への問題提起はあって、今に始まったことではないんです。

徳永:「エルピーマガジン」ではどのようなメッセージを掲げていたのでしょうか?

伏見:一つは、エネルギーは石油由来だけじゃなく代替え可能ということ。環境に負荷をかけない素材を開発すれば、新しい産業や雇用が生まれ、世界が良い方向に進むんじゃないかという考えです。当時は「水素自動車は不可能だ」って言われていたけど、今はたくさん走っていますし、これは実現されつつありますね。もう一つは、“ユニバーサルデザイン”。障がいのある方にとっても、私たちにとっても、良いデザインとは何かを考えるもので、かつては建築や食器などのプロダクトにしか反映されておらず、ファッションには浸透していなかったから、服にも大事だよと伝えたかったんです。

徳永:たしかに2000年代は、障がいのある人が利用しやすい“バリアフリーデザイン”から、年齢や性別などを超えて、誰でも使いやすい“ユニバーサルデザイン”へと考えがシフトした時代でした。ファッションスタイリストである伏見さんが、このような福祉の分野にも興味を持ったのはなぜですか?

伏見:スタイリストはものを選んで届けることが仕事。私は、衣服に限らず、空間や生活においても“心地いいもの”を届けたいんです。ユニバーサルデザインに興味を持ったのもそれがきっかけです。

徳永:「エルピーマガジン」から年月を経て、「サイクリング」というブランドとして改めてエコに向き合ったわけですが、考え方に変化はありましたか?

伏見:「エルピーマガジン」では、環境に負荷をかけるシステム自体に警鐘を鳴らしたけど、結局、大きな企業が動かないと個人では何も変えられないと痛感しました。「サイクリング」でサステナビリティに改めて向き合うと、「当時と何も変わってないなぁ」という印象を持ちました。大量の服が捨てられていますし。でも、2000年代当時は、エコに積極的なヒッピーでさえ麻以外を着なかったり、農業から始めないと本物じゃないと言われたりと、視野が狭く、サステナビリティにアプローチする選択肢も少なかった。でも今は、リサイクルや再生繊維、オーガニック素材など、取り入れる手法が多様化している。その結果、サステナブルでありながら美しく、モダンなアウトプットが増えていると思います。それがいい変化ですね。

サステナビリティと服飾芸術

徳永:”サステナビリティをモダンに”というのは、最近の特徴かもしれませんね。古着をデザインの強い服に昇華する「サイクリング」にも通ずるものがあります。

伏見:私が独立した頃は、”服飾芸術”という言葉があって、「服が芸術性を帯びたアート作品である」という考えがありました。ジョン・ガリアーノ(John Galliano)の「ディオール(DIOR)」、アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)の「ジバンシィ(GIVENCHY)」、マルタン・マルジェラ(Martin Margiela)、フセイン・チャラヤン(Hussein Chalayan)ら、彼らが活躍していた時代はとてもきらびやかで、今よりも服が重視されていました。そんな時代を作った数々のデザイナーとブランドから影響を受けた私も、作品を美しくすることはクリエイターの責任だと思っています。だから「サイクリング」でも、きれいな仕立てのテーラードスタイルとスポーティーなアイテムをドッキングさせているんです。

徳永:ポップアップでは持参アイテムをベースにした、カスタムオーダーにも対応していましたね。

伏見:祖父からもらった捨てられない服や、最近着ていないけど愛着のある服など、いろいろな背景のあるアイテムを組み合わせて特別な一着にする瞬間は、とても幸せでした。お客さまの服への愛も実感できたし、作っている私も心地がよかったです。私は、ファッションで一番重要なのは“心地よさ”だと思っています。環境に負荷をかけないサイクルや、障がいの有無に限らず使いやすいユニバーサルデザイン、服を大事にするお客さまと対話して特別な一着を作る時間、そして美しくモダンな服を着る高揚感。どの要素も心地よく、関わる全ての人が幸せになるーーそれがサステナビリティの理想ですね。


 取材では、ナカノの秦野工場のご厚意により仕事場を見学。神奈川県の家庭から手放された衣類を市役所が回収し、ナカノが資源有価物として買い取り、「国内販売できる古着」「再生繊維できるもの」「中古衣料として輸出できるもの」の大きく3つに仕分けしていた。取材日にはトラック1台分の服が運ばれ、倉庫には約100kgの服を圧縮してビニール袋に梱包したものが天井まで敷き詰められていた。

 ポップアップにはファッション感度の高い若者や服飾学生が来場し、それぞれが大量に服が捨てられている現状と向き合っていた。この時間を創出できることこそ、このポップアップ最大の価値ではないだろうか。2週間の期間でほとんどのアイテムが売り切れており、ビジネスとして成立させている点も「サイクリング」のすごさだ。古着を美しく、モダンに提案する伏見さんの姿勢がなければこうはならないだろう。

 日本国内で年間約130万トンの衣類が家庭から手放され、国内で循環される古着はたった4%だという。それでも、現状を変えようと、本気で取り組む人と企業がいる。再利用できるように仕分けする古着問屋ナカノ、少しでも解決するために挑戦する伏見氏のクリエイション、この挑戦を一般の方に伝えるスペース「ブリース バイ デルタ」。それぞれの思いを肌で感じ、ファッションの側面からサステナブルな社会を実現できるのでは?と思わされた。

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ケンダル・ジェンナー、ヨガブランドの新作を着用した写真を投稿

 モデルのケンダル・ジェンナー(Kendall Jenner)は16日、ブランドアンバサダーを務めるスポーツウエアブランド「アロー・ヨガ(ALO YOGA)」の新作スポーツブラとバイカーショーツを着用した写真をインスタグラムに投稿した。

 ”エンボディー (Embody)”と題されたこのコレクションは、ほかにボディースーツやショーツなどニュートラルカラーを使った5アイテムをそろえる。価格は14〜98ドル(約1600〜1万1000円)。3月の女性史月間に合わせて発売され、キャンペーンにはモデルやアスリートなどさまざまな女性を起用して多様なボディーイメージを表現した。

 ダニー・ハリス(Danny Harris)「アロー・ヨガ」共同設立者兼最高経営責任者は、「私たちのパッションは、マインドフルネスを広げ、コミュニティーを育てていくこと。優れたデザインや、ヨギー(ヨガを楽しむ人)好みの素材など、女性のインスピレーションとなるウエアの開発に取り組んでいる。”エンボディー”コレクションは、女性が自信を持って自分らしさを表現することを手助けする」と語った。

 「アロー・ヨガ」は2007年、ロサンゼルスで設立されたスポーツブランド。心の健康にフォーカスするマインドフルネスやウェルネスの観点からウィメンズ・メンズウエアを手掛けている。

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“酸味&辛味”の「サルサ」を使用した新メニューが常連客を刺激

「サルサ」とは、スペイン語でソースのこと。これがメキシコにわたってメキシコ料理に欠かせない調味料となっている。日本で知られているサルサはトマトがベースとなっているが、これに酸味と辛味が加わっている。春を迎え暑い夏に向かうこれからの新メニューづくりにサルサでトライアルをした3店の事例を紹介しよう。
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七里ヶ浜の海を守るイベントにRHC ロンハーマンと「アウターノウン」が参加

 サザビーリーグが運営するRHC ロンハーマン(RHC RON HERMAN)が、米カリフォルニア発のサステナブルブランド「アウターノウン(OUTERKNOWN)」とコラボレーションし、3月20日に七里ヶ浜で開催される環境保護イベント「ハグジアース(Hug the Earth)」に参加する。

 RHC ロンハーマンは同日、七里ヶ浜店で「アウターノウン」にフィーチャーしたイベントを実施。ウィメンズコレクションの中でも人気の高いジャンプスーツや、メンズのブランケットシャツなど最新コレクションを揃える。また、「アウターノウン」創設者であり、プロサーファーのケリー・スレーター(Kelly Slater)氏によるサイン入りサーフボードのチャリティー販売を行うほか、オーガニックコットンTシャツも販売。購入客にはイベント限定ロゴをシルクスクリーンでカスタムプリントするサービスも実施する。

 「ハグジアース」は、鎌倉・湘南を発信源として海を中心とした地球環境保護や自然との共生に関する事業を行うNPO法人ナゼ(NAZe)主催のイベント。当日はワークショップや小中学生を対象とした体験型教室なども開催する。

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七里ヶ浜の海を守るイベントにRHC ロンハーマンと「アウターノウン」が参加

 サザビーリーグが運営するRHC ロンハーマン(RHC RON HERMAN)が、米カリフォルニア発のサステナブルブランド「アウターノウン(OUTERKNOWN)」とコラボレーションし、3月20日に七里ヶ浜で開催される環境保護イベント「ハグジアース(Hug the Earth)」に参加する。

 RHC ロンハーマンは同日、七里ヶ浜店で「アウターノウン」にフィーチャーしたイベントを実施。ウィメンズコレクションの中でも人気の高いジャンプスーツや、メンズのブランケットシャツなど最新コレクションを揃える。また、「アウターノウン」創設者であり、プロサーファーのケリー・スレーター(Kelly Slater)氏によるサイン入りサーフボードのチャリティー販売を行うほか、オーガニックコットンTシャツも販売。購入客にはイベント限定ロゴをシルクスクリーンでカスタムプリントするサービスも実施する。

 「ハグジアース」は、鎌倉・湘南を発信源として海を中心とした地球環境保護や自然との共生に関する事業を行うNPO法人ナゼ(NAZe)主催のイベント。当日はワークショップや小中学生を対象とした体験型教室なども開催する。

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バーニーズ ニューヨークに日産アリアのウィンドウディスプレイが登場!

こんにちは。

梅の花の香りと日を追うごとに膨らむ桜の蕾に春の気配を感じる時季となりました。

本日は3月18日(金)から30日(水)まで銀座本店・六本木店・横浜店にて行われる「日産アリア」とのコラボレーションについてご紹介します!

BECB1BFE 277B 405C 8C21 D5E8D2CD8827 バーニーズ ニューヨークに日産アリアのウィンドウディスプレイが登場!

今回のコラボレーションは、「日産アリア」の掲げる“ラグジュアリーでありながらサスティナブル”というコンセプトにこれまでデザイナーやアーティストをバックアップしてきたバーニーズ ニューヨークが共鳴し、実現しました。

バーニーズ ニューヨーク銀座本店・六本木店・横浜店では、日産EVブランドの新たなアイデンティティとともに「日産アリア」を表現するスペシャルウィンドウディスプレイを期間限定で展開。

 バーニーズ ニューヨークに日産アリアのウィンドウディスプレイが登場!

ディスプレイは、バーニーズ ニューヨーク 取締役 クリエイティブディレクターの谷口勝彦が、シールド部分に採用されている和の組子のディテールから着想を得て制作しました。
「日産アリア」に込められている英知の結晶を表現しながら、優雅で洗練された世界観をご覧いただけます。

”すべては人から始まる“というアプローチをベースに「日産アリア」が持つ「優雅さが漂う佇まい」を、バーニーズ ニューヨークの世界観で表現しています。

 バーニーズ ニューヨークに日産アリアのウィンドウディスプレイが登場!

また、銀座本店 B1では「日産アリア」のあるライフスタイルをコンセプトにした特設コーナーが登場し、ウィンドウディスプレイだけではなく、クルマを中心としたラグジュアリーで豊かなライフスタイルを感じられる貴重な機会となっています。

 

そのほか3店舗では、今回のコラボレーションを記念して、AERA STYLE MAGAZINEによる「日産アリア」のある週末を描いたスタイリングブックを配布します。
こちらでは、バーニーズ ニューヨークが提案する2022年春夏シーズンのスタイリングもご覧いただけます。

22 0215 01508B バーニーズ ニューヨークに日産アリアのウィンドウディスプレイが登場!

Suits BARNEYS NEW YORK ¥163,900

Dress Shirts BARBA ¥30,800 

Tie BARNEYS NEW YORK ¥13,200 

Pocket Chief STEFANO BIGI ¥8,800 

Slip-On Shoes CARMINA ¥50,600 

Bag MOREAU PARIS ¥148,500

22 0215 01538B バーニーズ ニューヨークに日産アリアのウィンドウディスプレイが登場!

Vest BARNEYS NEW YORK ¥36,300 

Knit BARNEYS NEW YORK ¥23,100 

Pants BARNEYS NEW YORK ¥16,500 

Bag BARNEYS NEW YORK ¥33,00 

22 0215 02549 バーニーズ ニューヨークに日産アリアのウィンドウディスプレイが登場!

Outer BARNEYS NEW YORK ¥99,00 

Pants PT TORINO ¥44,000 

Knit GRANSASSO ¥37,400 

Sneaker HENDERSON ¥58,300  
Golf Goods BARNEYS NEW YORK ¥28,600 

22 0215 02678 バーニーズ ニューヨークに日産アリアのウィンドウディスプレイが登場!

Knit BARNEYS NEW YORK ¥18,700 

Pants BARNEYS NEW YORK ¥20,900 

Earring SASKIA DIEZ ¥15,400 

Necklace Sophie Buhai ¥57,200 

Bag BARNEYS NEW YORK ¥24,200 

 

また、銀座本店・六本木店・横浜店では3月30日(水)までの期間限定で、「日産アリア」を描いたスペシャルウィンドウディスプレイに加えて、お買上いただいた方にNISSAN CROSSINGにてカフェマキアートと交換できるドリンクチケットを配布していますので、こちらもお見逃しなく!

カーライフやライフスタイルをさらに豊かに楽しむためのさまざまなヒントが盛りだくさんの本イベント。

ぜひお楽しみください!

 

NISSAN ARIYA ×BARNEYS NEW YORK SPECIAL WINDOW DISPLAY

3/18 FRI. – 3/30 WED. バーニーズ ニューヨーク銀座本店・六本木店・横浜店
※ドリンクチケットはなくなり次第終了とさせていただきます。予めご了承ください。

イベントの詳細につきましては、こちらをご覧ください>>>http://www.nissan.co.jp/SP/ARIYA/SPECIAL/BARNEYS/

「ケイト」“欲コレクション”のインスパイアソングを書き下ろしたEveのMV公開 イラストレーター米山舞がアニメを担当

 カネボウ化粧品の「ケイト(KATE)」は、3月19日に発売するメイクアップコレクション「欲コレクション」のインスパイアソングとして、アーティストのEveが書き下ろした「YOKU」のミュージックビデオ(以下MV)を公開する。MVは「欲コレクション」の限定パッケージも手掛けたイラストレーターの米山舞が担当した。3月18日19時からEveのYouTubeチャンネルでプレミアム公開する。

 「欲コレクション」は、「これまで胸の中で漂っていた“欲”」を自由に表現し、多様な“欲”を満たすアイテムをラインアップ。ウェブ限定の単色アイシャドウと、米山とコラボレーションした限定パッケージの4色アイシャドウパレットやペンシルセット、グリッター、ハイライトをそろえる。

 Eveは、「今回のコレクションテーマ「欲=YOKU」を曲名にしているが、自分の中でも改めて“欲”について考えさせられた。正解がないような世界で、自分だけのスタイルを確立していってほしい。他人の意見に惑わされすぎず、時にはありのまま自分の欲に従うことが、自分と向き合い自分を好きになれるきっかけになると思い、このような歌詞を書いた。いつも120%の熱量でぶつかるようなパワーバッターな楽曲が多いので、今回はそういうところから少し離れた、ずっと聴いていられるような浮遊感にこだわって制作した」とコメントを寄せた。

 米山は、「今回のコレクションは“欲”がテーマということで、日常生活でふつふつと湧き上がる欲を『エフェクトや色』で表現しようと思った。日常=モノクロシーンにだんだんと色がついていき、欲を開放した時に一気に色づくような構成になるようこだわった。また、スローモーションでゆっくり見せるアニメーションが多いので、その部分を丁寧に見せるような作画にした」という。「欲コレクション」で1番好きなアイテムは“マルチダイヤモンドグリッター”で、「今まで使ったことがなかったが、つけたら気分が上がるというのは本当だ……!とお化粧品の奥深さを感じた。今回いただいたお仕事を喜んでくれた家族や友人にプレゼントしたい」とコメントした。

 このほかMVの公開を記念して、3月18日から1週間、東京・渋谷の大型ビジョンをジャックした放映や、3月22日からオリジナルMVのキャラクターを採用したLINEスタンプの配信を行うなど「欲コレクション」に関連したコンテンツを順次実施する。

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「フランク ミュラー」×「ニューバランス」の異業種コラボ 時計に着想を得た“MS327”を発売

 スイスの時計ブランド「フランク ミュラー(FRANCK MULLER)」と「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、コラボ最新作となるスニーカー“MS327”を3⽉26⽇に発売する。両者のタッグは3回目。

 春らしく楽しいマルチカラーと、ホワイト×ネイビーの2⾊展開で税込各2万2000円。一つ一つ数字の⾊が異なる「フランク ミュラー」の“カラードリーム”と、ラグジュアリーなヨット旅を表現した“ヴァンガード ヨッティング”に着想を得たデザインだ。「フランク ミュラー」のEC、「ニューバランス」の六本木店とEC、エービーシー・マート(ABCマート)の一部店舗で販売する。

 なお「フランク ミュラー」の東京店、大阪店、ギンザ シックス店では3⽉18⽇から31⽇までポップアップブースも設置する。

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男女平等を願う「グッチ」のオンラインコンテンツに伊藤詩織ら 志尊淳や夏木マリもビデオメッセージ

 「グッチ(GUCCI)」は、3月18日の18時に公開するオンラインコンテンツ「グッチ・ジェンダー・キャンバス(GUCCI GENDER CANVAS)」の内容を発表した。社会学者の上野千鶴子と下地ローレンス吉孝、映像ジャーナリストの伊藤詩織が、フェミニズムの歩みやインクルーシブで豊かな社会の実現のために必要な視点についてディスカッションする。

 米国出身のシンガーソングライターでアクティビストでもあるマイリー・サイラス(Miley Cyrus)をはじめ、「グッチ」のグローバルブランドアンバサダーを務める俳優の志尊淳、夏木マリ、板垣李光人、動画クリエイターのkemioもビデオメッセージを寄せる。

 「グッチ・ジェンダー・キャンバス」は、ジェンダー平等の声や訴えを一つに結集するグローバルキャンペーン「チャイム・フォー・チェンジ(CHIME FOR CHANGE)」に基づくもので、誰もが自由に自己表現できる未来を目指す「グッチ」のブランド理念に則った活動だ。ディスカッションを含むオンラインコンテンツは公開後、4月30日まで何度でも視聴できる。

 なお、「グッチ」は国際女性デーの3月8日を皮切りに、18日と25日の3週にわたり、東京タワーを「グッチ」と「チャイム・フォー・チェンジ」を象徴するカラーにライトアップして、男女平等のメッセージを発信している。

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「コンビニ、大手メーカーも参入する焼きいも市場」外食店でやるメリットとは?ここ重要です。

焼きいもがブーム化している。コロナ禍の非接触化により、コンビニはおでんの代わりに焼きいもを投入し、スーパーでも売上を支える売れ筋商材として定番化している。さらに2020年2月にはカルビー株式会社が、茨城県の焼きいも原料の卸売などを行う株式会社ポテトかいつかを買収。甘しょ事業への参入を決めている。外食市場でも、ここ最近焼きいも専門店の出店や既存店での焼きいも導入が目立つ。焼きいもの強みとは何か、考察する。
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串家物語、まいどおおきに食堂のフジオフード『喫茶グリル ピノキオ』が、1年ちょっとで50店舗目前。平凡なようで意外と強みがあるよ

フジオフードグループ(大阪市北区 代表取締役 藤尾政弘氏)から昨年1月に登場した「喫茶グリル ピノキオ」が、1年少々で早くも47店舗(ほぼ同業態の「フジオ珈琲」を含めると51店舗)。出店計画通りなら、3月中には50店舗を超える。独自性はあまりなさそうだが、なぜ、スピード出店できるのか。路面店、商業施設立地、フードコート業態を訪問してみると、強みが見つかった。
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「バナナ・リパブリック」が新コレクション“ビーアール アスレティクス”を発売 着想源はクラシックスポーツ

 「バナナ・リパブリック(BANANA REPUBLIC)」は3⽉16⽇、クラシックスポーツに着想を得た新カプセルコレクション“ビーアール アスレティクス(BR ATHLETICS)”を発売する。同ブランドのマロニエゲート銀座3店と横浜ランドマークプラザ店、オンラインストアで販売する。

 価格はオーガニックコットンを使ったカーディガンが税込2万6400円、ポロシャツが7990円、ソックスが2490円など。カレッジ⾵のワッペンやカラフルなライン使いが特徴だ。シルエットはオーバーサイズで、「ジェンダーフリーに対応する」という。

 「バナナ・リパブリック」は、1978年にサンフランシスコで創業。

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