新宿の新名所、アルペンのアウトドアフロアをパトロール “映える”キャンプがしたければここへ行け!

 4月1日、東京・新宿にスポーツ専門店アルペンの旗艦店「アルペン トーキョー(ALPEN TOKYO)」がオープンします。アルペンと言えば愛知・名古屋発の企業。愛知出身の記者は若かりしころ、地元のアルペン店舗に毎冬スキー用具を見に通っており(当時のアルペンは、広瀬香美のCMソングでおなじみのスキーの店でした)、勝手に親近感を抱いています。というわけで、オープンに先駆けて同店をパトロールしてきたので、ファッションビジネス誌目線でご紹介します!

 ……と意気込んではみたものの、地上8階+地下2階の計10フロア、延べ床面積1万2000平方メートル超(甲子園のグラウンドとほぼ同じ)と広大過ぎたので、今をときめくキャンプやアウトドアレジャーのフロアに絞ってご紹介します。「アルペン トーキョー」はアルペンの主要3業態「スポーツデポ」「アルペン アウトドアーズ」「ゴルフファイブ」で構成されていますが、3階の一部〜5階を占める「アルペン アウトドアーズ」がまさにキャンプや外遊びの売り場です。

【4F 個性派キャンパーもうならす圧倒的品ぞろえ】

 それではまずは4階から。エスカレーターを降りてすぐという最重要スポットで打ち出していたのが、ソロキャンプ用品でした。レペゼンソロキャンパーなお笑い芸人、ヒロシさん監修のコーナーに小型テントなどが並んでいます。その奥の壁面は寝袋コーナー。さまざまなサイズ、厚みの寝袋が色別に陳列されているさまはなかなかに壮観。寝袋コーナーだけでなく、こちらの店舗は各フロアで“映える”(写真映えする)VMDにかなり注力しています。「EC全盛の時代にこれだけの旗艦店を作る以上、世界観の打ち出しを徹底してSNSでバズる店でなければ意味がない!」という思いをビシバシに感じさせます。

 寝袋コーナーの隣は100型近くが並ぶ焚き火台コーナー、その横が調理器具などのダイニングコーナー、ランタンなどの明かりコーナー、イスコーナー。どこもかしこも本当に映えています。そして、丁寧にシーン提案がされているので買ったあとのことをイメージしやすい。フロアを見渡して改めて感じましたが、キャンプギアって、今は本当にさまざまなデザインがあるんですね。「キャンプ人口が拡大し、人と被らない個性的なデザインを求める人が増えている」(フロア担当者)ことを反映しています。

 キャンプやアウトドアなどの市場では、“ガレージブランド”と呼ばれる小規模ブランドが続々と生まれていると最近よく耳にします。そう聞くと、原宿にマンションメーカーがポンポン生まれていた1980年代のファッション業界みたいだな〜と私はいつも感じます。「飽和の時代で新しいものなんてなかなか生まれない」とよく言われますが、盛り上がっている市場ではちゃんと新しいものが生まれているんですね。

 4階には、おしゃれアウトドアショップ「エイアンドエフ(A&F)」のコーナーもあります。「エイアンドエフ」が「アルペン アウトドアーズ」に入るのは新宿店が初めてとのこと。「サカイ(SACAI)」や「ジュンヤワタナベ(JUNYA WATANABE)」などとのコラボでファッション業界人にもおなじみな「ペンドルトン(PENDLETON)」グッズも豊富でした。

【5階 ファミリー用大型テントも試し張り可能】

 
 5階はテントを中心とした売り場です。レジの後ろにファミリー用の大型テントも試し張りできるスペースを設けているのがポイント。それぞれのテントの設営動画も店頭で流しているので(QRコードを読み込んで自分のスマホで確認することも可能)、試し張りの際も迷うことはなさそうです(もちろん販売員さんもサポートしてくれます)。テントだけで350型以上ストックしているそうで、「最近は冬のキャンプも人気なので、(3シーズン用ではなく)オールシーズン用のテントがよく売れる」とのこと。

 そして5階の“映え”スポットが、色別にグラデーション陳列されたペグ(テントを立てる際などに使う杭)のコーナー。正直、「ペグの色までここまで細かくこだわる人っているのか!?」と私はおののいたのですが、「個性を表現したいお客さまはペグも色で選ぶ。写真に写った時にきれいな方がいいという声は多い」とのこと。皆さん本当に細かいところまでこだわっているんですね〜。

 5階には「スノーピーク(SNOW PEAK)」「ロゴス(LOGOS)」「コールマン(COLEMAN)」がショップインショップ展開しており、各社の販売員さんも常駐しています。また、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」がテントなどのキャンプギアをそろえている実店舗はここが初めてなんだとか。

【3階 全国の販売員のスナップから商品を検索】

 最後に3階をご紹介。ここはフロアの半分がアウトドアウエアの売り場で、もう半分はフィットネスの売り場。アウトドアウエアのコーナーには、「ザ・ノース・フェイス」「パタゴニア(PATAGONIA)」「コロンビア(COLUMBIA)」「チャムス(CHUMS)」などが並びます。それらと共にドーンと陳列されていたのが、「トライアンタン(TRIANTAN)」というブランド。聞き慣れない方も多いでしょうが、こちらはアルペンのオリジナルブランド。機能素材、機能的デザインを比較的買いやすい価格で打ち出しています。

 3階の注目ポイントは、店内のデジタルサイネージでアルペン各店の販売員のスタイリングを表示していること。ファッション業界ではおなじみのバニッシュスタンダードの「スタッフスタート」を導入したものです。販売員の着用アイテムが気に入ればそのままECサイトに飛んで詳細を確認できる仕組み。アパレルを扱う他のフロアでも、「スタッフスタート」を導入しているそうです。

 駆け足になりましたが、以上が「アルペン トーキョー」のキャンプ・外遊びフロアの見どころになります。聞くところによれば「アルペン トーキョー」内覧会には、大手セレクトショップや大人気ウィメンズアパレルメーカーの社長らも続々と訪れて、皆さん売り場作りや品ぞろえに興味津々だったとか。スポーツやアウトドアの市場が盛り上がる中で、ファッション系企業各社もアルペンとなんとかタッグが組めないかと、いろいろ考えているんでしょうね。皆さんもぜひ一度、店頭を訪れてみてください。

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世界一に並んだ「35期連続増収増益」のニトリ会長が決算で語ったこと

 ニトリホールディングスは2022年2月期決算で、35期連続の増収増益を達成した。上場後だと32期連続となり、世界最大の小売企業であるウォルマートの記録に並んだ。売上高は8115億円(前期比13.2%増)、経常利益は1418億円(同2.5%増)、経常利益率は17.5%。期末店舗数はニトリグループ全体で79店舗増加し、801店舗になった(うち、国内708店舗、海外93店舗)。ちなみに、30年前の1992年2月期は、売上高175億円、経常利益12億円、経常利益率は6.9%、期末店舗数は21だった。

 3月31日に行った決算会見で、白井俊之・社長兼最高執行責任者(COO)は「創業期からさまざまなチャレンジを行い、『製造物流IT小売業』というビジネスモデルを生み出したことでこのような結果を得ることができた。引き続きより多くのお客さまに豊かな暮らしを提供していけるよう取り組んでいく」と語った。

 似鳥昭雄・会長兼最高経営責任者(CEO)は「正直言って、こんなに続くとは思わなかった。運が良かった。もうダメかなと思ったら為替が円高になったりみたいなことが何回かあった。世界では(米国の)ウォルマートが上場して32年連続していて世界一で、(ニトリは)第2位の(ドラッグストアチェーンの米国)ウォウグリーンと同率だった。今回の決算で上場後でも32期連続増収増益ウォルマートに並んで世界一になった。ここまでこれたのはみなさんや社員、株主のみなさんのおかげだと深く感謝している。できれば単独で1位になり、その後も続けたいという考えを社員一同持っている。そのためにはどうするかに取り組んでいる」とコメント。

 今後、増収増益を続けるために一番大事にしている事業はとの問いに対して、「(昨年買収した)島忠の件もあるし、チャンスがあればM&Aをしていきたい。単独での取り組みには限界がある。時間を短くしていく、時間を買っていくということなら大いに結構だと思う。具体的にどこにどうやってということはちょっと言えない」と、いくつか案件が進んでいるかのような含みを持たせた。

 また、目指す姿として「総合住関連の企業になりたいなと(思っている)。ヤマダ電機が建築から家具、インテリアを含めて、住関連提案企業としているが、僕はそういうやり方も正しいと思う。我が社はホームファニシングとホームセンターの方から、家電も(強化していく)」と宣言。家電はニトリだけでなく島忠も含めて、家電専門店をテナントとして導入する一方で、自社の家電製品も拡充していく考え。

 「トータルコーディネートの大人服」と謳うアパレル専門店の「N+(エヌプラス)」は、2022年2月期末で18店舗になった。「現在、20店舗になっており、今年中に40店舗になる。50店舗になると黒字になると思う。コーディネートの提案は年々良くなっていて、今年の春も良くなっている。点数でいうとようやく50点。60点まではいかないが半分ぐらいまでいった。(コロナが終息したら)早くアメリカやヨーロッパにいって勉強しして追いつきたい。日本には(カラーを軸に)コーディネートしている30~50代のファッション(ブランド・ストア)は1社もないのが現実。それをぜひ実現したい。私が今一番、というか、かなり力を入れている。今月もデザイナーを2人新しく採用した」と説明。似鳥社長が掲げていた200店舗体制に向けて態勢を強化する。

 ただし、ニトリ事業の売り上げは前々期比では5.8%増ながらも、前期比では5.3%減とマイナスに。経常利益も前々期比では26.5%増だが、前期比では0.1%増と伸び悩んだ。理由の一つは、前年の巣ごもり消費の反動減が予想以上だったこと。2つ目は、コロナ禍やコンテナ不足、物流の混乱などでASEANや中国からの商品調達が遅れ欠品が発生したこと。3つ目は、海外に出張できない分、生活者の変化に合わせた商品開発が少なくなっていることを挙げた。「今後は、商品開発部隊の主力15~20人を産地に送り込む。家電の人数も増えており、今は30人ぐらい。日本にはない商品をどんどん開発し、アイリスオーヤマみたいな商品開発を進めていきたい」と似鳥会長。

 アプリ会員数は当初目標の1300万人を達成し、1314万人となった。今期は1600万人を目指す。通販事業は、巣ごもり需要のあった前期をさらに大きく上回り、710億円に達した。リアルタイムのコミュニケーションが可能なインスタライブも開始。「継続的な関係性の構築と、買い物利便性の向上に努めていく」と白井社長。

 なお、原材料高や物流費の高騰などが続いているが、原価低減策として、原材料の自社買い付けや、カーテンやカーペットなど、自社工場での生産を本格化。前期に全社の購買部門を統合して購買コントロールを開始。共同買付け、効率化、外注から内製化への変更や、施策のゼロベースでの見直しなどを進めており、今期さらに効果を発揮するとみる。物流関連では川崎ディストリビューションセンター(DC)と五霞DCへのコンテナ輸送を開始。自社で車両を保有して、港から各物流拠点までの輸送効率を向上させコストを削減。国内物流拠点の再構築の一環として、名古屋DCや幸手DCの新設に着手した。

 2023年3月期には、5つの主要施策に取り組む。ひとつ目は「安さを追求し、客数を増やす。デスティネーションストアとして、お客さまのさらなる支持を得る」。2つ目が2032年ビジョン実現に向けて、基盤構築と成長を加速。グローバルサプライチェーンとITシステムの構築、未出店の国や地域へ出店を加速する。3つ目が島忠のホームセンター事業で「既存事業より幅広い品ぞろえを実現するとともに、シナジー効果を最大化する」。4つ目が「国・地域や事業領域の拡大を可能にする基盤構築」で、海外で、今期は41店舗を新規出店し、2025年度に280店舗とすることを目標に掲げる。そして5つ目が「ロマン実現に向けた歩みとともに、世の中の課題を解決し、より良い未来を目指す」で、「一気通貫のビジネスモデルを生かし、環境・社会・ガバナンスなどあらゆる段階で改善、改革を実行し、本質的なサステナビリティ経営を推進していく」と白井社長。

 なお、決算期を2月20日締めから、3月31日締めに変更。2023年3月期は13カ月の変則決算となるが、売上高9636億円(前期比18.6%増)、経常利益1530億円(同7.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1040億円(同7.5%)を予定する。出店は国内100店舗、海外41店舗で、期末店舗数は942店舗を予定する。前提条件として、既存店は前期比2.6%増、設備投資890億円を見込む。為替レートは9月まで114円90銭で為替予約しており、年間予想レートは115円としている。

 4月1日にはIT新会社ニトリデジタルベースを設立し、グループのDX(デジタルトランスフォーメーション)をさらに加速させ、グローバル、かつ、大規模に、革新、イノベーションを目指す。東京・目黒にオープンする新店の上層階に拠点を置き、創造的な活動に集中できる働き方や、リモートワークなどを導入する。業界の垣根を超え、IT、デジタル人材、データサイエンティストを採用する。

 別会社化し、似鳥会長が自ら会長を兼務する。「情報関係は人材の取り合いだ。従来のニトリの賃金体系ではなかなか対応できない。また、うちの人間が逆にスカウトされてしまう。賃金体系も就業規則もすべて別にしなければならない。(ニトリの)初任給は今年、大卒で25万円だが、それを上回るものを提示する。フロアの雰囲気もコンテンポラリーに現代風にして、うちだったら始末書ものだが、ジーパンもTシャツもヒゲもなんでもOKにする。場所もいいところなので人も集まりやすく、採用もしやすい。(ニトリでは難しいが)、社長、役員なども目指せるなど、夢と希望が持てる」と説明。

 さらに、「ニトリのシステムは前例がない。原料を調達し、商社機能も、物流も海運も、海外もやっている。ありとあらゆる世界の一流のシステムに(開発を)お願して、結局できずに損をして、止めた経緯がある。自分たちで作るしかない。(そのシステムやノウハウなどを外部に)販売することができる。成功したらすごいこと。価値があると思う。別会社にすることでそういう集団を作ることができる。将来、500~1000人規模になり、手狭になって別のところに移っていくようなこともあるかも」と意気込む。

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「プラスチック新法」でポーラや「ザボディショップ」が取り組むアメニティー製品は

 事業者にプラスチックごみ削減対策を義務づける「プラスチック資源循環促進法」が4月1日に施行する。その中の一つに「無料で配布されるプラスチック製品の提供方法」の見直しがある。ホテルなどでの対象製品に挙がっているブラシや歯ブラシ、シャワーキャップなどにはないものの、ビューティ業界ではシャンプーやコンディショナー、ボディーソープといったアメニティーの対応が求められそうだ。

 国内業務用アメニティーとして業界トップクラスの実績をもつポーラは、ホテルアメニティーブランドの「シャワーブレイク(SHOWER BREAK)」(シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、リンスインシャンプー)を 2月21日にリニューアルした。容器は、飲料用ペットボトルを中心にリサイクルした100%再生PET素材を採用。従来の原油由来のペット樹脂と比較してCO2の排出量を約63%削減した。外箱ダンボールやカタログには森林認証紙を使用する。「販売個数シェアも多いことから、環境配慮の取り組みとしてある程度の貢献ができるのではないか」(同社広報担当者)と語る。

 トライアルサイズをホテルなどのアメニティーとしても展開する「ザボディショップ(THE BODY SHOP)」は、現状アメニティーに特化して何かを実施するということは決まっていない。ただ今後も、コミュニティーフェアトレードで調達したリサイクルプラスチックの取扱量を増やしたり、ギフトパッケージにおけるプラスチックの削減や店舗におけるリフィルステーションを拡大したりするなど、「ブランドとしてできる限りのプラスチック削減に向けた取り組みを拡大していく」(PR担当者)とコメントした。

 ビューティ業界では空き容器の回収や水平リサイクルなどを積極的に行っている。花王とコーセーは化粧品事業のサステナビリティ領域において包括的な協働を進めており、花王が推進する「化粧品プラスチックボトルの水平リサイクル」では、花王が21年6月からスキンケアブランド「トワニー(TWANY)」のボトル容器に日本環境設計のケミカルリサイクルPETを採用。2月には「エスト(EST)」「リサージ(LISSAGE)」「デュウ(DEW)」などの新製品に導入した。今後、コーセーの主力スキンケアブランドでも展開する計画だ。

 「ナチュラグラッセ(NATURAGLACE)」「ドクターブロナー(DR.BRONNER'S)」などのナチュラルコスメブランドを展開するネイチャーズウェイは、テラサイクルジャパンと協和資材、グラセルと協働し、自社回収した使用済み化粧品容器キャップの水平リサイクルを実現した。リサイクルの難易度が高い複合素材のプラスチック容器ではなく、本体容器よりもリサクルしやすいキャップに焦点を絞ることで、再資源化することをかなえた。

 その第1弾製品を「ナチュラグラッセ」から4月27日に発売する。“UV プロテクションベース M”の容器は、自社回収容器由来の原料を40%配合し、残り60%も容器の製造工程から生まれた端材を利用して製造。約300 kgのバージンプラスチック削減を達成した。

 こうした取り組みは「プラスチック資源循環促進法」を契機にさらに加速しそうだ。

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「リュウノスケオカザキ」は夢と現実の狭間を進む 感情を揺さぶるドレスの新章

 岡﨑龍之祐のファッションブランド「リュウノスケオカザキ(RYUNOSUKEOKAZAKI)」は、渋谷区や渋谷周辺の施設が参加するイベント“渋谷ファッションウイーク”の一環で、23体の新作を集めたコレクション“001”のランウエイショーの映像を公開した。映像は27日に渋谷で開催したショーを収録したもので、当日はメディアや一部関係者を渋谷・桜ヶ丘の再開発地区に招待した。会場は工事が着々と進む物々しい雰囲気で、招待者はマスクも含めて全身真っ黒に指定されたドレスコードに身を包み、全員が黒いヘルメットも着用するという異様な空間。一見すると、“自然との調和”を掲げる「リュウノスケオカザキ」のクリエイションとは相反するムードに、期待と不安が入り混じる。

 岡﨑デザイナーにとって、今回のショーは人生で2度目の経験だ。東京藝術大学大学院在学中からドレスを作り始め、卒業から半年後の2021年8月に文化庁の支援を受けて「楽天 ファッション ウィーク東京」で初めてのショーを開催し、学生時代からの作品も含めたコレクション“000”を披露。歩行のリズムに合わせて躍動するドレスが大きな反響を呼んだ。以降はファッションメディアに登場する機会も増え、「リュウノスケオカザキ」のドレスが「ヴォーグ ジャパン(VOGUE JAPAN)」の表紙を飾り、2022年の「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE)」のファイナリストに選出されるなど、ファッション業界でのキャリアを着実に歩んでいる。

暗闇に浮かぶドレスの輪郭

 今回は“001”と題し、昨年のショー以降に制作した23体の新作で臨んだ。漆黒の会場に強烈なライトが灯ると、暗闇の向こうからシンメトリックなドレスの輪郭が徐々に浮かび上がる。鮮やかな色彩の組み合わせや柄でテキスタイルが際立った“000”に対し、“001”は過度な装飾をそぎ落とし、ストイックに造形美に徹した印象だ。前回よりも軽やかで、肌の露出が多かったのは、リズミカルに動く巨大なドレスの内側に生じる空間にも焦点を当て、肌との余白もクリエイションの一部としてデザインしたからだろう。その分、軽量のチューブで描く曲がりくねった装飾や、ドレスの引き裾という“足し算”のデザインが一段と主張していた。フィナーレで23着のドレスが連続すると、まるで夢の中にいるような光景で、むき出しの鉄柱が並ぶ現実的な空間でさえ、多様な美しさを引き立てるセットのように調和していた。

 岡崎デザイナーは、“001”でも物作りの根幹にある“祈り”と“自然との調和”を貫き、「手を動かし続けて初めて発見できるかたちや湧き上がる昂揚感」に向き合いながら、素材やフォームのを通じて自身の造形への美学を表現したという。クリエイションの方向性はそのままに、生地についてさらに深く探求し、進化させることに挑んだ。また、物々しい工事現場も“自然との調和”なのだという。「服とこの場所は対極に見えるけど、人の生活の延長線上にできたものであれば、それも自然なのだと思う」。

 ショーと同じく、「リュウノスケオカザキ」自身もまた夢と現実の狭間にいる。“000”が与えた衝撃は、おそらく本人の予想以上に大きかったはずだ。ファッション業界から注目を浴びれば浴びるほど、ビジネスについて本気で考えるタイミングが迫ってくる。「商品化はいつ?」と繰り返し聞かれたり、記者に囲まれたり、前回と比較されたり、シーズンごとに新作が期待されたりすることは、ファッションビジネスの世界では当然の“現実”なのだから。しかし例え現実に直面しても、岡崎デザイナーのルーツからにじみ出る、人の心を動かすクリエイションはこの先も揺るがないだろう。小難しい考察よりも、「きれい」「すごい」「かっこいい」というシンプルな直感を呼び起こす“夢”のドレスは、ビジネスになりすぎたファッション界を揺さぶる力がある。光に向かって歩み始めたばかりの26歳は、これからどう進化していくのだろうか。

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「リュウノスケオカザキ」は夢と現実の狭間を進む 感情を揺さぶるドレスの新章

 岡﨑龍之祐のファッションブランド「リュウノスケオカザキ(RYUNOSUKEOKAZAKI)」は、渋谷区や渋谷周辺の施設が参加するイベント“渋谷ファッションウイーク”の一環で、23体の新作を集めたコレクション“001”のランウエイショーの映像を公開した。映像は27日に渋谷で開催したショーを収録したもので、当日はメディアや一部関係者を渋谷・桜ヶ丘の再開発地区に招待した。会場は工事が着々と進む物々しい雰囲気で、招待者はマスクも含めて全身真っ黒に指定されたドレスコードに身を包み、全員が黒いヘルメットも着用するという異様な空間。一見すると、“自然との調和”を掲げる「リュウノスケオカザキ」のクリエイションとは相反するムードに、期待と不安が入り混じる。

 岡﨑デザイナーにとって、今回のショーは人生で2度目の経験だ。東京藝術大学大学院在学中からドレスを作り始め、卒業から半年後の2021年8月に文化庁の支援を受けて「楽天 ファッション ウィーク東京」で初めてのショーを開催し、学生時代からの作品も含めたコレクション“000”を披露。歩行のリズムに合わせて躍動するドレスが大きな反響を呼んだ。以降はファッションメディアに登場する機会も増え、「リュウノスケオカザキ」のドレスが「ヴォーグ ジャパン(VOGUE JAPAN)」の表紙を飾り、2022年の「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE)」のファイナリストに選出されるなど、ファッション業界でのキャリアを着実に歩んでいる。

暗闇に浮かぶドレスの輪郭

 今回は“001”と題し、昨年のショー以降に制作した23体の新作で臨んだ。漆黒の会場に強烈なライトが灯ると、暗闇の向こうからシンメトリックなドレスの輪郭が徐々に浮かび上がる。鮮やかな色彩の組み合わせや柄でテキスタイルが際立った“000”に対し、“001”は過度な装飾をそぎ落とし、ストイックに造形美に徹した印象だ。前回よりも軽やかで、肌の露出が多かったのは、リズミカルに動く巨大なドレスの内側に生じる空間にも焦点を当て、肌との余白もクリエイションの一部としてデザインしたからだろう。その分、軽量のチューブで描く曲がりくねった装飾や、ドレスの引き裾という“足し算”のデザインが一段と主張していた。フィナーレで23着のドレスが連続すると、まるで夢の中にいるような光景で、むき出しの鉄柱が並ぶ現実的な空間でさえ、多様な美しさを引き立てるセットのように調和していた。

 岡崎デザイナーは、“001”でも物作りの根幹にある“祈り”と“自然との調和”を貫き、「手を動かし続けて初めて発見できるかたちや湧き上がる昂揚感」に向き合いながら、素材やフォームのを通じて自身の造形への美学を表現したという。クリエイションの方向性はそのままに、生地についてさらに深く探求し、進化させることに挑んだ。また、物々しい工事現場も“自然との調和”なのだという。「服とこの場所は対極に見えるけど、人の生活の延長線上にできたものであれば、それも自然なのだと思う」。

 ショーと同じく、「リュウノスケオカザキ」自身もまた夢と現実の狭間にいる。“000”が与えた衝撃は、おそらく本人の予想以上に大きかったはずだ。ファッション業界から注目を浴びれば浴びるほど、ビジネスについて本気で考えるタイミングが迫ってくる。「商品化はいつ?」と繰り返し聞かれたり、記者に囲まれたり、前回と比較されたり、シーズンごとに新作が期待されたりすることは、ファッションビジネスの世界では当然の“現実”なのだから。しかし例え現実に直面しても、岡崎デザイナーのルーツからにじみ出る、人の心を動かすクリエイションはこの先も揺るがないだろう。小難しい考察よりも、「きれい」「すごい」「かっこいい」というシンプルな直感を呼び起こす“夢”のドレスは、ビジネスになりすぎたファッション界を揺さぶる力がある。光に向かって歩み始めたばかりの26歳は、これからどう進化していくのだろうか。

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「オメガ」 × 「スウォッチ」のコラボ時計がリセールサイトで記録的な取引数に 最も人気のモデルは?

 リセールサイト「ストックX(STOCK X)」は、「オメガ(OMEGA)」と「スウォッチ(SWATCH)」による初のコラボレーション“ムーンスウォッチ”が、数々の記録を樹立していることを発表した。

 同サイトによると、3月26日の発売から1週間足らずで約2000件の取引数となっており、これは1週間単位で見た場合の“サイト史上最も取り引きされた腕時計”だという。平均の取引価格は、小売価格260ドル(税込3万3550円)の250%増となる900ドル(約11万円)で、この上昇率は「ナイキ(NIKE)」と「オフ-ホワイト ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」などの一部のコラボスニーカーでしか記録されたことがない驚異的な数字だ。なお全11種のうち、最も取引数が多いのは、月がモチーフの“ミッション トゥ ザ ムーン(Mission to the Moon)”で392件(3月29日時点)。最も平均取引価格の上昇率が高いのは、天王星がモチーフの“ミッション トゥ ウラヌス(Mission to Uranus)”の300%(1040ドル、約12万7000円)となっている。

 “ムーンスウォッチ”は、時計企業スウォッチ グループ(SWATCH GROUP)傘下の「オメガ」と「スウォッチ」による初のコラボということで注目を集め、日本でも26日に発売予定だった。しかし販売店舗に購入希望者が殺到して中止となり、29日に抽選販売が行った。

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ワークマンが「靴市場」に殴り込み 専門業態スタートで売上高600億円めざす

 ワークマンは31日、PBシューズ専門の新業態「ワークマン シューズ」を4月1日の開店に先駆けて関係者に公開した。「#ワークマン女子」なんばシティ店(大阪)の真向かいに立地する。ワークマンの製品カテゴリーの中で、女性向け機能ウエアに次いで成長率が高い一般向け機能性シューズに特化し、靴の販売に本腰を入れる。

 なんばシティの新店舗の売り場面積は122平方メートル。隣接する「#ワークマン女子」と合わせると518平方メートルとなり、同社最大の店舗になる。「ワークマン シューズ」単店舗として初年度売り上げ2億5000万円を見込む。

 6月には東京・池袋サンシャインシティに2号店を出店する。両店は実験店舗と位置付ける。両店で売れ行き上位の商品を既存の「ワークマンプラス」「#ワークマン女子」に大量投入していく考えだ。

 靴の新業態を出店する背景には、作業靴を除いた一般靴が売り上げを大きく伸ばしていることがある。2021年3月期の一般靴の売り上げは前期比40%増で100億円を突破。それまでも毎年倍々ゲームで成長していたという。土屋哲雄専務は「年間100億円という売り上げは、靴小売業界ではトップテンに入る。23年3月期にはさらに140億~150億円に拡大して業界6位をめざす」と意気込む。

 「ワークマン シューズ」は働く女性の作業服を意識したタウンウエアもあわせて展開し、夏物のピーク時でシューズ34アイテム、靴関連小物49アイテム、レディスウエア29アイテムで構成する。とくに注目の商品は、“ハタラクジョシ”企画として打ち出すワークマン初の女性向けPB(プライベートブランド)シューズ。既存店の女性客からの要望が多かったパンプス(税込2480円)とバレエシューズ(1680円)のほか、グルカサンダル(1680円)、レースアップシューズ(1680円)を販売する。「#ワークマン女子」の女性客を狙い、パンプスだけで売り上げの2割を占めると予想する。

 次に期待するが、フルマラソンも走れるという高機能・低価格のランニングシューズ「アスレシューズ ハイバウンス オーバードライブ」(2900円)だ。ソールに独自開発のカーボン配合プレート「ドリブンプレート」を内蔵。推進力を追求して走りに特化したモデルで、反発力はスポーツブランドの上位品と同等レベルだという。さらにミッドソールにも独自開発の高反発素材を搭載しているほか、ランニング初心者でも足を痛めないよう安定感のある設計にした。「ワークマン シューズ」で先行販売し、初年度は年間約30万足の販売を計画する。店内には、ランニングシューズの履き心地や推進力を体感できるランニングマシーンを設置した。滑らない靴の耐活性能を体験できるコーナーもあり、PBシューズの機能の高さをよりアピールしていく。

 当面は展開アイテム数を絞り込みながらショッピングモール内で単独店や、「#ワークマン女子」との複合店などで出店する。アイテム数が150アイテムまで拡大した段階で路面店を出す。路面店は330〜495平方メートルを標準とし、フランチャイズ店で運営する。路面出店から10年間で200店舗、売上高300億円をめざす。その時点で、一般靴の総売上高は既存の「ワークマン」「ワークマンプラス」で展開する300億円を合わせて600億円になる計画だ。

 靴小売市場への本格参入について、土屋専務は「将来的には業界3強のABCマート、チヨダ、ジーフィットに次ぐポジションにもっていきたい。靴市場はメーカーが強く、小売主導で展開している企業が意外と少ない。PB100%で小売主導の店舗を作り、価格に見合った価値を提供して業界に旋風を起こしたい」と話す。

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「N.ハリウッド」とインテリアショップのニック ホワイトがコラボ ミッキーがスエットとTシャツのデザインに

 「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」は、インテリアショップのニック ホワイト(NICK WHITE)とコラボレーションした“ディズニー コレクション”のTシャツとスエットを4月9日に発売する。尾花大輔「N.ハリウッド」デザイナーとニック ホワイトの楳澤茂ディレクター兼バイヤーが同じ古着屋で経験を詰んでいたことから、今回の協業が実現した。

 Tシャツは1970〜80年代のリンガーTシャツをベースに製作。スエットには、同年代の米スポーツメーカーのアパレルをほうふつとさせる、やわらかく緩いリブや透け感のあるプリントの風合いを取り入れた。価格はスエットが税込2万7500円で、Tシャツが同1万9800円。いずれも特別に描き下ろしたビンテージ風のミッキーマウスをプリントし、両ブランド名を施したタグをあしらった。

 アイテムは、「N.ハリウッド」直営店と公式オンラインストアをはじめ、ニック ホワイトやN.ハリウッド ゾゾヴィラ(N.HOOLYWOOD ZOZOVILLA)、「ミスターハリウッド(Mister Hollywood)」、ミスターハリウッド オオサカ(Mister Hollywood OSAKA)で取り扱う。

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検索数が急上昇した注目ワードとは? アカデミー賞のゼンデイヤや、「ブリジャートン家」シーズン2の衣装に熱視線

 複数のファッションECサイトからセールアイテムを一覧できるサービスを提供する「ラブ・ザ・セールス(LOVE THE SALES)」が、3月25〜27日にかけて急増したファッション関連の検索ワードを発表した。

 27日(現地時間)には第94回「アカデミー賞(Academy Awards)」の授賞式が行われたが、その24時間以内に、俳優のゼンデイヤ(Zendaya)とティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)のルックに関する検索が急上昇。ゼンデイヤは「ヴァレンティノ(VALENTINO)」の白いサテンのクロップドシャツにシルバーのスカートを合わせ、ティモシーは「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」によるレースがあしらわれたウィメンズのタキシードスーツで登場した。2022年春夏コレクションからのアイテムで、黒いレザーブーツを合わせてスタイリングした。

 これらは“伝統的な”レッドカーペットルックから一線を引いたスタイルだとして注目を集め、“ユニセックス ファッション”の検索数は326%上がった。ほかにも、“ウィメンズ クロップドシャツ” “ウィメンズ ホワイト シャツ” “ウィメンズ スーツ”はそれぞれ135%、104%、43%上昇。ティモシーのルックの影響で、“メンズ スパンコール ジャケット”は257%、“ティモシー・シャラメ ファッション”は100%増加した。

 25日には、ネットフリックス(NETFLIX)の人気時代ドラマ「ブリジャートン家(Bridgerton)」のシーズン2が配信開始となり、作中の衣装に関連した検索も急増している。イギリスの摂政時代(リージェンシー時代)を舞台とした同ドラマのドラマチックで豪華な衣装は、シーズン1から話題を集めていた。

 前シーズンの主人公、ダフネ・ブリジャートン(Daphne Bridgerton)やエロイーズ・ブリジャートン(Eloise Bridgerton)が着用したパステルカラーの衣装をもとに、“フローラル プリント ドレス”の検索数は149%上昇した。ほかにも、“クロップド ジャケット”や“リージェンシー ドレス”がそれぞれ96%と84%上昇。ティアラや手袋といったファンタジックなアクセサリーにも注目が集まっており、“シルクの手袋”の検索数は63%上がった。

 メンズでは、ブリジャートン家の兄弟から、アンソニー卿(Lord Anthony)、ベネディクト・ブリジャートン(Benedict Bridgerton)、コリン・ブリジャートン(Colin Bridgerton)らが着用した衣装が注目を集め、“ミリタリー ブレザー”や“ウエストコート”がそれぞれ89%と77%上昇した。

 「ブリジャートン家」は、ジュリア・クイン(Julia Quinn)による小説シリーズを原作に、脚本家でプロデューサーのションダ・ライムズ(Shonda Rhimes)が制作したドラマシリーズ。2020年12月にシーズン1を公開。キャラクターやストーリーに加えて、時代背景に沿った作中の衣装もドラマの人気を後押しした。シーズン2ではアンソニー卿が主人公となり、愛や幸せを追求する姿を描いているという。

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検索数が急上昇した注目ワードとは? アカデミー賞のゼンデイヤや、「ブリジャートン家」シーズン2の衣装に熱視線

 複数のファッションECサイトからセールアイテムを一覧できるサービスを提供する「ラブ・ザ・セールス(LOVE THE SALES)」が、3月25〜27日にかけて急増したファッション関連の検索ワードを発表した。

 27日(現地時間)には第94回「アカデミー賞(Academy Awards)」の授賞式が行われたが、その24時間以内に、俳優のゼンデイヤ(Zendaya)とティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)のルックに関する検索が急上昇。ゼンデイヤは「ヴァレンティノ(VALENTINO)」の白いサテンのクロップドシャツにシルバーのスカートを合わせ、ティモシーは「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」によるレースがあしらわれたウィメンズのタキシードスーツで登場した。2022年春夏コレクションからのアイテムで、黒いレザーブーツを合わせてスタイリングした。

 これらは“伝統的な”レッドカーペットルックから一線を引いたスタイルだとして注目を集め、“ユニセックス ファッション”の検索数は326%上がった。ほかにも、“ウィメンズ クロップドシャツ” “ウィメンズ ホワイト シャツ” “ウィメンズ スーツ”はそれぞれ135%、104%、43%上昇。ティモシーのルックの影響で、“メンズ スパンコール ジャケット”は257%、“ティモシー・シャラメ ファッション”は100%増加した。

 25日には、ネットフリックス(NETFLIX)の人気時代ドラマ「ブリジャートン家(Bridgerton)」のシーズン2が配信開始となり、作中の衣装に関連した検索も急増している。イギリスの摂政時代(リージェンシー時代)を舞台とした同ドラマのドラマチックで豪華な衣装は、シーズン1から話題を集めていた。

 前シーズンの主人公、ダフネ・ブリジャートン(Daphne Bridgerton)やエロイーズ・ブリジャートン(Eloise Bridgerton)が着用したパステルカラーの衣装をもとに、“フローラル プリント ドレス”の検索数は149%上昇した。ほかにも、“クロップド ジャケット”や“リージェンシー ドレス”がそれぞれ96%と84%上昇。ティアラや手袋といったファンタジックなアクセサリーにも注目が集まっており、“シルクの手袋”の検索数は63%上がった。

 メンズでは、ブリジャートン家の兄弟から、アンソニー卿(Lord Anthony)、ベネディクト・ブリジャートン(Benedict Bridgerton)、コリン・ブリジャートン(Colin Bridgerton)らが着用した衣装が注目を集め、“ミリタリー ブレザー”や“ウエストコート”がそれぞれ89%と77%上昇した。

 「ブリジャートン家」は、ジュリア・クイン(Julia Quinn)による小説シリーズを原作に、脚本家でプロデューサーのションダ・ライムズ(Shonda Rhimes)が制作したドラマシリーズ。2020年12月にシーズン1を公開。キャラクターやストーリーに加えて、時代背景に沿った作中の衣装もドラマの人気を後押しした。シーズン2ではアンソニー卿が主人公となり、愛や幸せを追求する姿を描いているという。

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英「アーデム」がブライダルライン“ホワイトコレクション”を始動 ドレスが88万円など

 英国ブランド「アーデム(ERDEM)」は3月31日、ブライダルライン“ホワイトコレクション”をスタートした。⽇本ではドレス2型、トップス、スカート、イヤリングを、ドレスサロン「マグノリア・ホワイト」の表参道店と⼼斎橋店で限定販売する。花をモチーフにしたオーガンジー(シルクなどを用いた平織物)やスパンコール使いが特徴で、価格はドレスが税込88万円、トップスが22万円、イヤリングが5万2800円など。

 「アーデム」はこれまで、ブライダルドレスをロンドンの直営店でのみフルビスポークサービスとして提供してきたが、日本ではプレタポルテとして展開する。

 “ホワイトコレクション”は、アーデム・モラリオグル(Erdem Moralioglu)クリエイティブ・ディレクターが、⾃⾝のアーカイブからデザインを選び、伝統的なブライダルウエアにとらわれず、モダンな感覚とオケージョンに合わせたスタイルで提案するもの。

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ちふれグループのLGBTQ+アンバサダーに櫻木彩人氏が就任 元プロサッカー選手でトランスジェンダー

 

 ちふれホールディングスはこのほど、女子プロサッカーチーム「ちふれASエルフェン埼玉」の元所属選手である櫻木彩人さんをちふれグループのLGBTQ+アンバサダーに起用した。今後はアンバサダーとして社内外に向けて講演活動などを行っていく。

 ちふれグループでは化粧品の開発や生産、販売を通じて社会貢献に努めるとともに、持続可能な社会の実現を目指している。従業員の約80%が女性であることから“ジェンダー平等の実現”を最も重要課題の一つとして選定しており、2017年には就業規則に同性婚についても明記し、異性同士の結婚と同じ扱いとしている。

 今回、LGBTQ+アンバサダーに就任した櫻木さんは性別適合手術や改名、戸籍変更をして男性となったトランスジェンダー。就任前から、多様性を認め合う社会を目指した講演活動を行っている。櫻木さんは幼い頃から性別に違和感があり、「自分は何者なんだろう」と日々葛藤していたという。「30歳のとき海外で性別適合手術をし、帰国後に戸籍と名前を変更したとき、ようやく本当の自分になれたと自分自身を受け入れることができた。自分が生まれてきた意味や使命を考え、少しでも次世代の子どもたちの力になれたら、勇気や希望を与えられるようになれたら。そうした思いを胸に、講演などを行っている。個性を磨き、自分らしくワクワクすることの大切さを伝えていきたい」とコメントした。

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ギャル雑誌「エッグ」の元編集長が高卒資格を取れる“渋谷女子インターナショナルスクール”開校

 キャスティングやプロモーション企画などを行うエムアールエーは、社会で役立つ実践スキルを身につけながら高卒資格を取得できる“渋谷女子インターナショナルスクール”を2023年4月に開校する。校長は同社の赤荻瞳・社長が務める。赤荻は、14年に休刊したギャル雑誌「エッグ(egg)」の復活に貢献し、18年から22年3月まで編集長を務めた。アンバサダーにはユーチューバーのくれいじーまぐねっとを迎えた。

 同校では、世界で活躍できる企業家やクリエイター、インフルエンサーとなる女性の輩出を目指す。“グローバルインフルエンサー”“クリエイター”“起業家”“進学”の4コースを用意し、通常の高校教育のほか、英語力やインフルエンス力、ビジネス企画力を育む授業も実施する。定員は60名。

 赤荻は同校開校の経緯について「中学生から渋谷に通い、高校生で渋谷のギャルサーに所属して、地元を超えて沢山の仲間に恵まれることができました。渋谷に来て素敵な出会いがあり、夢を叶えた私のように、今を生きる若い世代に夢や可能性を切り拓いていってほしい」とコメント。さらに「今後は校長という立場で、ギャルだけに限らず、入学する女子高生たちの夢の後押しをしていきたい」と続けた。

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ギャル雑誌「エッグ」の元編集長が高卒資格を取れる“渋谷女子インターナショナルスクール”開校

 キャスティングやプロモーション企画などを行うエムアールエーは、社会で役立つ実践スキルを身につけながら高卒資格を取得できる“渋谷女子インターナショナルスクール”を2023年4月に開校する。校長は同社の赤荻瞳・社長が務める。赤荻は、14年に休刊したギャル雑誌「エッグ(egg)」の復活に貢献し、18年から22年3月まで編集長を務めた。アンバサダーにはユーチューバーのくれいじーまぐねっとを迎えた。

 同校では、世界で活躍できる企業家やクリエイター、インフルエンサーとなる女性の輩出を目指す。“グローバルインフルエンサー”“クリエイター”“起業家”“進学”の4コースを用意し、通常の高校教育のほか、英語力やインフルエンス力、ビジネス企画力を育む授業も実施する。定員は60名。

 赤荻は同校開校の経緯について「中学生から渋谷に通い、高校生で渋谷のギャルサーに所属して、地元を超えて沢山の仲間に恵まれることができました。渋谷に来て素敵な出会いがあり、夢を叶えた私のように、今を生きる若い世代に夢や可能性を切り拓いていってほしい」とコメント。さらに「今後は校長という立場で、ギャルだけに限らず、入学する女子高生たちの夢の後押しをしていきたい」と続けた。

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最新キャップコーデでマンネリ打破!【22年春夏トレンド】

 キャップを生かした着こなしを街で見かける機会が増えてきました。ポジティブでアクティブな装いを求める2022年春夏の気分にぴったりのアイテムです。キャップならではのスポーティーな雰囲気は、着回しのバリエーションも大きく広げてくれます。

 スーツやデニムパンツといった印象の強いアイテムにも、キャップは若々しく元気なイメージを添えてくれます。視線が集まる顔周りのポジションなので、装いのムードを左右する“切り札”的存在に。色次第で華やかにもクールにも演出できます。写真のように、ジェンダーレスな装いにも役立つスグレモノ。今回は、多彩な着こなしに生かせるキャップのスタイリング術を、おしゃれスナップを通してご紹介します。

パンツスーツの崩しコーデの強い味方

 パンツスーツは隙がないキリッとした印象にまとまる点が強みですが、時にキマりすぎることも。とりわけ、ラフに普段使いしたいときに悩ましい。そんなときは、キャップをかぶるだけで絶妙の“はずし”がかないます。

 クールに仕上がる黒のパンツスーツも、キャップを加えるとムードが様変わりします。1枚目の写真は、「イザベル マラン(ISABEL MARANT)」のロゴ入りキャップを合わせて、くだけた雰囲気にシフトしました。淡いピンク色のシャツでフェミニンさをプラスしつつ、メンズライクのショッパー風ビッグバッグでコントラストも引き出しています。

 パンツスーツをお手軽にカジュアルダウンする方法のひとつに、トップスをシャツからTシャツへスイッチする手があります。ベースボールキャップを添えれば、スポーティーさも加わり、さらに日常使いしやすくなります。

 2枚目の写真は、ベージュのパンツスーツでクリーンな印象にまとめながら、カラートーンが近いニューヨーク・ヤンキースのロゴ入りベースボールキャップをかぶって、アクティブな雰囲気を投入。スーツ特有の“お仕事ムード”を薄めることに成功しました。マスクとTシャツを白でそろえて、全体をツートーンにまとめたことで、きれいめに整っています。

単調になりがちなデニムパンツは色で遊ぶ

 カジュアルなイメージのデニムパンツを華やかに格上げするコーディネートで頼りになるのが、きれい色のキャップです。明るいトーンで迎えれば、ポジティブで元気な装いに仕上がります。

 ありふれデニムパンツも、色や柄の多彩なバリエーションを生かせば退屈に見えません。1枚目は、ピンクの「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のキャップがアイキャッチー。チェッカーフラッグ風のジャケットと、グリーンのポンポンバッグが装いを弾ませました。赤ブーツでマルチカラーコーデを総仕上げ。淡いブルーのトップスがブルーデニムとなじんで、全体をバランスよくまとめています。

 色数を抑えたデニムルックでは、目立つポジションのキャップが果たす役割が大きくなります。装いのムードメーカーを任せるつもりで、ビビッドカラーを選ぶのが今季のおすすめです。

 2枚目の写真は、ルックの大半を黒のコートで覆ったクールな装いです。そこに鮮やかなグリーンのキャップを差し色でプラスワン。勢いが続くトレンドカラーのグリーンは扱いが難しいところがありますが、帽子や小物だと服より取り入れやすいです。インディゴブルーとも好相性なので、デニムルックのアクセントにも使えます。

3点セットのカラーブロックでチアフルに

 スタイリングをプレイフルに彩ってくれる“カラーブロック”を楽しみたいときに、カラフルなキャップを生かせば、手間いらずです。イエローやピンクといったビタミンカラーや暖色系を選ぶと、チアフルなムードを呼び込めます。

 フレッシュさを意識したい春夏には、グリーンやイエローなどの自然界に由来する色が効果的です。1枚目の写真は、キャップにイエロー、ジャケットにグリーンを配したカラーブロックで気分も上々。デコルテにはマルチカラーのネックレスを迎え、彩り感をアップしました。

 薄着に向かうシーズンはサッパリしたスタイリングになりがちなので、カラーブロックを取り入れれば単調な印象を避けられます。“帽子・トップス・ボトムス”の3点セットを意識した配色が有効です。

 2枚目の写真は、3点セットのお手本的なカラーブロック。イエローのキャップとグリーンのパンツが爽やかなイメージを引き寄せました。白Tシャツをはさむことで全体をクリーンな雰囲気にまとめた、春夏にぴったりなカラーブロックです。

 キャップを活用したコーデはとにかく手軽なうえに、バリエーションが多彩。マンネリになりがちなスーツやデニムパンツの着回しに役立つので、試しがいがあります。ヘルシーでポジティブな着こなしが盛り上がりそうなこの春夏だからこそ、キャップを仲間に加えてトレンドをつかまえてみましょう。

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最新キャップコーデでマンネリ打破!【22年春夏トレンド】

 キャップを生かした着こなしを街で見かける機会が増えてきました。ポジティブでアクティブな装いを求める2022年春夏の気分にぴったりのアイテムです。キャップならではのスポーティーな雰囲気は、着回しのバリエーションも大きく広げてくれます。

 スーツやデニムパンツといった印象の強いアイテムにも、キャップは若々しく元気なイメージを添えてくれます。視線が集まる顔周りのポジションなので、装いのムードを左右する“切り札”的存在に。色次第で華やかにもクールにも演出できます。写真のように、ジェンダーレスな装いにも役立つスグレモノ。今回は、多彩な着こなしに生かせるキャップのスタイリング術を、おしゃれスナップを通してご紹介します。

パンツスーツの崩しコーデの強い味方

 パンツスーツは隙がないキリッとした印象にまとまる点が強みですが、時にキマりすぎることも。とりわけ、ラフに普段使いしたいときに悩ましい。そんなときは、キャップをかぶるだけで絶妙の“はずし”がかないます。

 クールに仕上がる黒のパンツスーツも、キャップを加えるとムードが様変わりします。1枚目の写真は、「イザベル マラン(ISABEL MARANT)」のロゴ入りキャップを合わせて、くだけた雰囲気にシフトしました。淡いピンク色のシャツでフェミニンさをプラスしつつ、メンズライクのショッパー風ビッグバッグでコントラストも引き出しています。

 パンツスーツをお手軽にカジュアルダウンする方法のひとつに、トップスをシャツからTシャツへスイッチする手があります。ベースボールキャップを添えれば、スポーティーさも加わり、さらに日常使いしやすくなります。

 2枚目の写真は、ベージュのパンツスーツでクリーンな印象にまとめながら、カラートーンが近いニューヨーク・ヤンキースのロゴ入りベースボールキャップをかぶって、アクティブな雰囲気を投入。スーツ特有の“お仕事ムード”を薄めることに成功しました。マスクとTシャツを白でそろえて、全体をツートーンにまとめたことで、きれいめに整っています。

単調になりがちなデニムパンツは色で遊ぶ

 カジュアルなイメージのデニムパンツを華やかに格上げするコーディネートで頼りになるのが、きれい色のキャップです。明るいトーンで迎えれば、ポジティブで元気な装いに仕上がります。

 ありふれデニムパンツも、色や柄の多彩なバリエーションを生かせば退屈に見えません。1枚目は、ピンクの「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のキャップがアイキャッチー。チェッカーフラッグ風のジャケットと、グリーンのポンポンバッグが装いを弾ませました。赤ブーツでマルチカラーコーデを総仕上げ。淡いブルーのトップスがブルーデニムとなじんで、全体をバランスよくまとめています。

 色数を抑えたデニムルックでは、目立つポジションのキャップが果たす役割が大きくなります。装いのムードメーカーを任せるつもりで、ビビッドカラーを選ぶのが今季のおすすめです。

 2枚目の写真は、ルックの大半を黒のコートで覆ったクールな装いです。そこに鮮やかなグリーンのキャップを差し色でプラスワン。勢いが続くトレンドカラーのグリーンは扱いが難しいところがありますが、帽子や小物だと服より取り入れやすいです。インディゴブルーとも好相性なので、デニムルックのアクセントにも使えます。

3点セットのカラーブロックでチアフルに

 スタイリングをプレイフルに彩ってくれる“カラーブロック”を楽しみたいときに、カラフルなキャップを生かせば、手間いらずです。イエローやピンクといったビタミンカラーや暖色系を選ぶと、チアフルなムードを呼び込めます。

 フレッシュさを意識したい春夏には、グリーンやイエローなどの自然界に由来する色が効果的です。1枚目の写真は、キャップにイエロー、ジャケットにグリーンを配したカラーブロックで気分も上々。デコルテにはマルチカラーのネックレスを迎え、彩り感をアップしました。

 薄着に向かうシーズンはサッパリしたスタイリングになりがちなので、カラーブロックを取り入れれば単調な印象を避けられます。“帽子・トップス・ボトムス”の3点セットを意識した配色が有効です。

 2枚目の写真は、3点セットのお手本的なカラーブロック。イエローのキャップとグリーンのパンツが爽やかなイメージを引き寄せました。白Tシャツをはさむことで全体をクリーンな雰囲気にまとめた、春夏にぴったりなカラーブロックです。

 キャップを活用したコーデはとにかく手軽なうえに、バリエーションが多彩。マンネリになりがちなスーツやデニムパンツの着回しに役立つので、試しがいがあります。ヘルシーでポジティブな着こなしが盛り上がりそうなこの春夏だからこそ、キャップを仲間に加えてトレンドをつかまえてみましょう。

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「タトラス」がサステナブルな新バッグコレクション リサイクル素材「エコニール」を使用

 「タトラス(TATRAS)」は今春、サステナブルなバッグコレクションをローンチした。バーニーズ ニューヨーク銀座本店のポップアップストアやブランド公式オンラインストア、全国のストアで販売中だ。

 同コレクションは、ショルダーバッグやバックパック、ウエストポーチ、ボストンバッグなど、全8型をラインアップ。素材には、イタリアのアクアフィル(AQUAFIL)が開発したリサイクルナイロン「エコニール(ECONYL)」を、ファブリックメーカーのリモンタ(LIMONTA)がリップストップの格子状に織り込んだオリジナルの生地を採用した。高級感のある光沢が特徴のリサイクルナイロンは、軽量かつ耐久性にも優れている。

 さらにアイコンのダウンウエアをイメージした、メタルパーツもオリジナルで製作。ボタンやバックル、ループエンドなどのディテールに施すことで、ナイロン特有のカジュアルさを抑えて、モダンな雰囲気に仕上げた。

 「エコニール」は、漁網や使い古しのカーペットなどの廃棄物を原料とする環境配慮型素材だ。リサイクルの過程で、再びナイロンの分子“カプロラクタム”にまで戻すことができる画期的な新素材として、ラグジュアリーブランドなどから注目を集めている。一般的に、他の繊維と混紡した素材から再びナイロンだけを取り出すのは難しいとされるが、同素材は不純物を完全に除去して、バージン材と同等の品質で循環させることができる。さらにCO2の排出量は、石油由来の通常のナイロンに比べて最大90%も削減できる。

問い合わせ先
タトラスインターナショナル
03-5708-5188

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伊藤忠が国内外で繊維リサイクルに本腰 鹿児島のリサイクル企業と提携

 伊藤忠商事は繊維・アパレルのリサイクルを強化する。このほど鹿児島のアパレルリサイクルを手がけるエコミット(ecommit、川野輝之CEO)と業務提携し、日本市場における繊維製品の回収サービス「ウエア・トゥ・ファッション(WEAR TO FASHION)」をスタートする。今春から全国の事業者や自治体を対象にサービスの提供を開始する。伊藤忠は3月16日にもイタリアのリサイクルナイロン大手のアクアフィル(AQUAFIL)社への出資も発表しており、国内外で繊維製品のリサイクル事業を本格化する。

 エコミットは鹿児島を本社に置き、福岡や広島、東京、埼玉、群馬に拠点を持ち、全国規模で廃棄物の回収と物流、再利用・再資源化のネットワークを構築している。2021年9月期の売上高は11億円で、回収・再資源化を全国1300店舗、全国18の自治体と取引し、数量は年1万2000トンの実績がある。同社によると取扱の半分ほどが繊維製品という。同社の特徴は独自に開発した、排出からリユース・リサイクルまでのリアルタイムでの追跡と、二酸化炭素の排出量のデータ提供SaaS型システム。両社は伊藤忠の展開するケミカルリサイクル型ポリエステル繊維「レニュー(RENU)」などを軸に、繊維製品の回収・再利用化・再資源化などに取り組む。「ウェア・トゥ・ファッション」は、「エストネーション」での導入が決まっている。

 イタリアのアクアフィル社は、ケミカルリサイクルナイロン繊維の世界トップ企業で、伊藤忠は廃棄ナイロン製品の回収とリサイクルナイロン糸の販売などで提携してきた。アクアフィルは世界的なSDGsへの関心の高まりにより、同社のリサイクルナイロン「エコニール(ECONYL)」は「プラダ」などの有力ブランドへ採用されるなど、需要が急増している。伊藤忠は出資により、世界規模での廃棄ナイロン回収と再資源化の構築を強化する。

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「ジャックムス」が表参道でポップアップ アイコンバッグの日本限定カラーも

 東京・表参道のセレクトショップ、アディッション アデライデ(ADDITION ADELAIDE)は、「ジャックムス(JACQUEMUS)」の新作コレクションを集めたポップアップを4月14日まで開催中だ。

 シーズンテーマの“LE SPLASH(水しぶき)”に合わせて、店内を全面改装。フロアは光沢のある淡いライトブルーに塗り替え、巨大なシャワーヘッドのオブジェを配置するなどしてブランドの世界観を表現した。新作コレクションのフルラインアップに加えて、同店限定アイテムとして、エンベロープ型のアイコンバッグのピンクとホワイトを販売する。

■「ジャックムス」ポップアップストア
日程:3月25日〜4月14日
場所:ADDITION ADELAIDE
住所:東京都渋谷区神宮前4-19-8 アロープラザ1階

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人気美容室「SORA」とトレンドセッターの中田みのりが“美容室のサステナ”を考える 未来に向けてサロンだからできることとは?

 SDGsやサステナブルへの関心の高まりから、女性のライフスタイルを演出するヘアサロンにも、何らかのサステナアクションが求められている。モデルとして幅広く活躍し、ファッション&ビューティのトレンドセッターでもある中田みのりも、コロナ禍で自分と向き合い、サステナへの関心を高めた一人。ヘアサロンでのアイテム選びの際も、ブランドの“背景”が気になり始めたという。

 一方ヘアサロンでも、独自の取り組みを始める店舗が増えている。人気サロン「ソラ(SORA)」はその代表的な存在で、業界の意識改革をリードしている。中でも水野遥「ソラ 学芸大学店」店長は意識が高く、個人的にもサステナアクションを開始している。

 そこで今回、業界の“サステナレベル”の向上に向けて旗振り役を務める水野店長と、トレンドセッターの中田さんとの対談が実現。コロナ禍で変化したライフスタイルやサステナへの考え方、実際に取り組んでいるアクションなどについて語ってもらった。

コロナ禍でおうち時間が増え、
身の周りの物を
見直すようになった

 「コロナ禍でおうち時間が増え、身の周りの物を見直すようになった。以前は、流行りの物やかわいい物であれば、すぐに使えなくなりそうでも購入してしまっていた。けれども最近は“長く使える物や環境に優しい物”という基準で買い物をし、生活に取り入れるようになった。仕事の時も、スタイリストが用意してくれる服が、サステナを取り入れた素材であったり、SDGsを意識したブランドであったりと、そういった物に触れる機会が増えた」と、ライフスタイルの変化を語る中田さん。

 水野店長も「外食を控えるようになってから自宅での飲食が増え、ペットボトルやプラスチックごみの量が一気に増えたように感じた。しかし、それを減らそうという意識になり、ウォーターサーバーや炭酸メーカーを買ったり、SDGsを取り入れた家電を探したりするようになった」と話す。

 「サステナとは関係なく、体に良いと思って選んでいたものが結果的にサステナで、この時流を受けてラインアップやバリエーションが増えて選びやすくなった、というパターンもある」と中田さん。“体や心に心地良いもの=サステナ”という意味では、自然に選び取っている人も多いようだ。

サロンとしてサステナブルな
選択肢を増やす必要がある

 サロンワークにおいては、SDGsの流れもあり、ジェンダーレスという考えの台頭を実感しているという。「以前は、男性のお客さまはカットやパーマのオーダーが圧倒的に多かったけれど、最近はトリートメントやヘッドスパなど、男性の選択の幅が広がった。男性のお客さまが、女性のショートスタイルのヘアカタログを持って来るケースも多い。サロンとしても、型にはまったメニュー提案ではなく、柔軟にメニューのバリエーションを増やしている。商品に関しても、“男性にはまずワックスを提案する”といった固定概念は捨て、オイルやバームも含めて、本当にその方に合ったアイテムを紹介するように、スタッフも変わってきた」。

 ヘアケアアイテムの選択に関しては、新たな流れもあるという。「目的に合うアイテムが数種類あると、そのブランドの背景やルーツを調べたうえで、サステナやエコへの取り組みに重きをおいて選択する方が増えてきている。『同じ効果があるなら、サステナの活動に貢献できるものを選ぶ』という声をよく聞くようになった。当社でもオリジナルブランドはオーガニックを背景とした商品だし、サステナブルなヘアケアブランド『ヘアキッチン(HAIR KITCHEN)』も選択肢の1つとしてそろえている」。

 中田さんも「以前は“洗浄力の高さ”や“どれくらいサラサラに仕上がるか”だけで商品を選んでいたけれど、最近は原料を調べやすくなったこともあり、ブランドの背景も気にするようになった。『ヘアキッチン』のように、“規格外野菜や果物を使用している”といった背景を聞くと使ってみたくなるし、使っている自分を好きになれる。パッケージもかわいいし、テンションが上がる」。

 また、「ヘアキッチン」の“ヘアレシピチェッカー”を使って自身の髪・頭皮に合ったアイテムを調べた結果、“フィニッシングミスト”が1番自分に合っていることが分かったという。「“フィニッシングミスト”は愛用しているし、オイルもミルクも好き。朝と夜で使い分けて、結局『ヘアキッチン』の大半のアイテムを使っている」。

サステナブルなヘアケアブランド
「ヘアキッチン」とは

ヘアサロン「ソラ」が取り組む
社会貢献活動

 「ソラ」は目黒区学芸大学にある「ソラ」、祐天寺の「サロン アンド(salon"&")」、渋谷区原宿の「ノーベルデイズ(NOVEL DAYS)」の3店舗を展開。技術、接客、感性を軸に、各地域・客層に向けた独自性の高いブランディングで支持を集めている。

 また「ソラ」では、会社として社会貢献活動にも取り組んでいる。フィリピンのNPO団体と協力し、現地にヘアカット技術を教えるアカデミーを開講。最初は5人の美容師で参加したが、今では約200人の美容師が賛同しているという。

問い合わせ先
資生堂プロフェッショナル
0120-785-466

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ヘアサロン「オブヘアー」が目指す“バスルームから脱衣所までのトータルケア”

 ヘアサロン「オブヘアー(Of HAIR)」の代表・古里オサムが1988年から開発を始めたナチュラルコスメブランド「オブ・コスメティックス(Of cosmetics)」は看板商品の“ソープオブヘア”に始まり、バスソルトやフェイス&ボディーケアなど、髪だけではなく全身のケアアイテムを開発し続け、現在は100SKU超える製品を展開する。

 さまざまな化粧品を開発する中で、環境への配慮は欠かせない。ヘアサロン「オブヘアー」も “ナチュラルであること”を大切に人や地球に優しいサロンづくりを心がける一方、理想的な美を追求するにはたくさんの課題がある。実際に開発に携わる「オブ・コスメティックス」取締役の市川氏は「100%天然原料だけで理想通りの“かわいい“を作るのは、正直限界がある。天然原料のみで理想の効果を発揮するのは難しく、逆に刺激が強くなりすぎてしまうことも。なるべく安心・安全で親和性の高い化学原料を選び、天然原料と合わせることで、可能な範囲で肌と地球に優しく、機能性が高い製品を提案できればと思う」と語る。

 先進技術を活用し、シリコンの代わりに保湿成分リピジュアを世界でいち早くシャンプーやトリートメントに取り入れたのも「オブ・コスメティックス」の特徴の一つ。さらに“ソープオブヘア”は生分解性に優れた天然由来の洗浄成分を使用し、パッケージのプラスチック包装は順次バージンシールへの切り替えを行なうなど、サロン、ブランドともに環境問題に関する取り組みをさらに強化していく予定だ。

 ヘアサロンであるにもかかわらず、多様な製品を展開する理由について「僕たちはヘアケア=スキンケアだと考えている。土壌が豊かでないと丈夫な植物が育たないように、髪にも健やかな地肌が必要。だからこそ、シャンプーなどのヘアケア製品のみではなく、顔やボディーのケアまでサポートしていきたい。ベッドまでは行かなくとも、せめて浴室から脱衣所までのケアアイテムは網羅できるよう提案していくことがブランドとしての責任だと思っている」と市川氏。営業本部長の古里氏は「ビューティーのトレンドは常に変わっていくもの。実際に各店舗でお客様からいただいたお悩みを開発部で共有し、次の製品開発について検討している。どんな悩みにも対応すべく、かなり多くの製品数をラインアップしているため、まずは店舗でスタイリストに悩みを相談していただき、おすすめの製品を選んでほしい」とサロンでのカウンセリングを勧める。

 4月15日には日焼け止め、朝用美容液、化粧下地の3役を担う“UVモイストエッセンス・31”(45g、税込3300円)を発売予定。肌トラブルの要因になりやすい紫外線吸収剤を使用せず、敏感肌や子どもも使用できる優しい使い心地を目指した。

 「オブヘアー」は3月13日から15日まで、オンラインにてヘアコンテスト「ジャパンヘアコレクション」を開催した。メーカーが開催するコンテストが多い中、ヘアサロンが主催することで自由度が高く、美容師の目線に立ったコンテストとなった。今後は東京以外のエリアにも輪を拡大していくとともに、いずれはオンライン+リアル会場での開催も検討している。

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三井不動産と考える“SDGs時代”の「人が主役の街づくり」 ミヤシタパーク編

 三井不動産は「人が主役の街づくり」「街づくりを通して、持続可能な社会の構築を実現すること」を理念に掲げる。全国で展開する三井ショッピングパーク ららぽーとや三井アウトレットパークといった商業施設では、子育て世代を軸にした施設環境やサービスの充実で、D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)を推進する。東京・日本橋では「残しながら、蘇らせながら、創っていく」のコンセプトの下、地域の人々と開発を進める。ミヤシタパーク(MIYASHITA PARK)(東京・渋谷区)では、南北2つに分かれていた旧渋谷区立宮下公園を一つにし、公園・商業施設・ホテルが一体となった次世代型の複合施設として、環境配慮の施策を積極的に行う。“SDGs時代”にフィットする三井不動産のサステナブルな取り組みを全3回の短期連載で紹介する。第3回は、2020年6月に開業したミヤシタパーク(MIYASHITA PARK)(東京・渋谷区)をクローズアップする。

渋谷に集う人たちの
新しい憩いの場
誰もが安心できる屋上公園

 ミヤシタパークは、訪れる人のスタイルに合った過ごし方や、街歩きの楽しさを発見できるような渋谷の新たなストリートとして、2020年6月に開業した。多様な人々が訪れ、さまざまなモノ・コトを通して、新たな価値を生み出すコミュニティーを創出している。

 商業施設本部 アーバン事業部 運営企画グループ 金澤佑香(以下、金澤担当)は、「公園を作るだけなら、さまざまな構想ができたと思う。例えば、未来感のあるコミュニティースペースも考えられたが、かつての宮下公園のように緑に溢れ、老若男女幅広い属性の人たちが安心して利用できるスペースにしたかった」と話す。そこで施設の屋上を緑化し、渋谷区民や渋谷区への来街者の憩いの場になる新たな公園として開発した。

 商業施設部分は、20代を中心に若年層が多いが、特に屋上公園は幅広い世代が訪れる。「若者はもちろんだが、朝の時間帯はご年配の方が公園を散歩し、平日の昼間は若いママがベビーカーを押している姿が見られる。ランチの時間帯は施設の利用者が、飲食店でテイクアウトしたフードを屋上で食べていることも多い。ペットを連れて散歩している人もいる。多様な人々の憩いの場になっている」と金澤担当。

施設のさまざまな場所で
SDGsを実感
ゴミ排出量の削減が一番の課題

 ミヤシタパークの屋上にはモニュメントのようなアーチを設置した。柱の間にネットを張ることで、夏には緑のカーテンが現れる。訪れた人々に心地よい日陰を提供し、屋上の温度を下げる効果も期待される。

 館内にはソーラーパネルで発電しゴミを自動圧縮するスマートゴミ箱「SmaGO」や、水循環型手洗いスタンド「WOSH」を設置。「コロナ禍以降、どの施設も入口の消毒液設置は当たり前になっているが、手洗い場は水道敷設の関係上、施設設計の段階で組み込まないと増設が難しい。ミヤシタパークも例外ではなく、コロナ禍でよりニーズが増した手洗い場の不足を感じていた。水道敷設不要の『WOSH』を導入することにより、この問題を解決できた。『WOSH』はとても便利かつ、洗いで利用した排水を98%以上再生循環するため環境にもやさしい。最近ではこの手洗い場で撮影したTikTokがバズっていると聞き、新たなカルチャーを発信する若者の力からサステナビリティの輪が広がることを期待している」と金澤担当。

 また、店舗側には施設のゴミ排出量削減のために協力を促している。現在は集積場に人を配置し、店舗から出たゴミをチェック。紙やペットボトルなどリサイクルできるゴミの分別を行っている。スタッフと共に確認することで、店舗側に再利用できるゴミが意外にも多いことを知ってもらい、環境問題への意識改革につなげている。こうした呼びかけにより、施設から排出されるゴミのうち、生ゴミを除くすべてのゴミについて100%のリサイクル率を達成している。

受付のICT化、
必要最低限のアメニティーで
日本流の“おもてなし”を見直す

 次世代ライフスタイルホテル「シークエンス(sequence)」は、“やさしいつながり”という理念の下、「スマート」「オープン」「カルチャー」をコンセプトに、三井不動産グループが2020年に立ち上げた新ブランド。ミヤシタパークの北側に公園からシームレスに繋がる形で建つ「シークエンス ミヤシタパーク(sequence MIYASHITA PARK)」は、ゲストに自由な時間と過ごし方を提供する同ブランドの第1号物件だ。

 エントランスには最新のICT技術を導入し、顔認証でのチェックイン&ルームチェックアウトに対応。宿泊客の自由な時間を拡張できるようチェックイン・チェックアウトの時間もフレキシブルに対応している。また、アメニティーも必要な分だけをピックアップできるボックスを設置。室内のゴミ袋なども含め、再利用素材や脱プラスチック備品を積極的に採用した。

 江連沙織ホテル・リゾート本部ホテル・リゾート運営一部運営企画グループ主任は「元々はサステナビリティの考えが当たり前に浸透している海外のお客さまを念頭に、インバウンド需要を見越した取り組みだったが、結果として環境に配慮した取り組みを知ってもらう施策になった。当社グループの施設も含め、従来の日本のホテルではアメニティーを多く準備することが“おもてなし”の一環でもある。これは良い点でもあるが、サステナビリティの観点からは良い点ばかりではない。国内でもアメニティーの配置など、ホテルのやり方に共感いただくお客さまも多く、日本流の“おもてなし”を見直すきっかけにもなった」と語る。
 
 ホテルのエントランスと公園を結ぶ場所にはカフェラウンジがある。ここでホテルオリジナルのタンブラーを購入すると、宿泊客は宿泊中無料でコーヒーまたは紅茶が楽しめる。タンブラーは持ち帰り、旅の思い出としてだけでなく、普段使いしてもいい。ホテルでの体験をきっかけに、マイボトルの利用を促す仕掛けだ。さらに、カフェの椅子は、旧宮下公園に生えていた木をアップサイクルしているという。

イベント開催で各店舗の
サステナブルな
打ち出しを引き出す

 ミヤシタパークでは3月に「エンジョイ!ミヤシタ サステナブルファッション!」を開催した。「サステナブルにファッションを楽しむカルチャー」をテーマに、各店舗はサステナブルなアイテムを使ったコーディネートを提案。吹き抜け広場ではWEGOが古着市を期間限定でオープンした。

 期間中は館内にロスフラワーのモニュメントを展示。フラワーリサイクル第一人者の河島春佳氏が代表を務めるRINとのタイアップで、廃棄される花「ロスフラワー」に新たな命を吹き込み、花のロスやアップサイクルの考え方を広めた。金澤担当は、「当社で企画するイベント以外にも、『ミヤシタパークでサステナビリティをテーマにしたイベントを開催したい』というお声をいただくことも増えている。公園が一体となった施設ということもあり、サステナビリティの発信拠点としての認知が高まっていると感じる」と話す。

 かつての商業施設であれば、既にある建物を活用して商業施設を作る手法で環境に配慮することもできたが、再開発を伴う大規模な施設開発ではそれが難しい。だからこそ、新しい技術を積極的に取り入れ、そこに買い物に行くことがSDGsの一環になるような、新たな商業施設の形を目指していく。

TEXT:KAORI TOMABECHI
PHOTOS:SHINE SHUHEI
問い合わせ先
三井不動産 広報部
03-3246-3155

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三井不動産と考える“SDGs時代”の「人が主役の街づくり」 ミヤシタパーク編

 三井不動産は「人が主役の街づくり」「街づくりを通して、持続可能な社会の構築を実現すること」を理念に掲げる。全国で展開する三井ショッピングパーク ららぽーとや三井アウトレットパークといった商業施設では、子育て世代を軸にした施設環境やサービスの充実で、D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)を推進する。東京・日本橋では「残しながら、蘇らせながら、創っていく」のコンセプトの下、地域の人々と開発を進める。ミヤシタパーク(MIYASHITA PARK)(東京・渋谷区)では、南北2つに分かれていた旧渋谷区立宮下公園を一つにし、公園・商業施設・ホテルが一体となった次世代型の複合施設として、環境配慮の施策を積極的に行う。“SDGs時代”にフィットする三井不動産のサステナブルな取り組みを全3回の短期連載で紹介する。第3回は、2020年6月に開業したミヤシタパーク(MIYASHITA PARK)(東京・渋谷区)をクローズアップする。

渋谷に集う人たちの
新しい憩いの場
誰もが安心できる屋上公園

 ミヤシタパークは、訪れる人のスタイルに合った過ごし方や、街歩きの楽しさを発見できるような渋谷の新たなストリートとして、2020年6月に開業した。多様な人々が訪れ、さまざまなモノ・コトを通して、新たな価値を生み出すコミュニティーを創出している。

 商業施設本部 アーバン事業部 運営企画グループ 金澤佑香(以下、金澤担当)は、「公園を作るだけなら、さまざまな構想ができたと思う。例えば、未来感のあるコミュニティースペースも考えられたが、かつての宮下公園のように緑に溢れ、老若男女幅広い属性の人たちが安心して利用できるスペースにしたかった」と話す。そこで施設の屋上を緑化し、渋谷区民や渋谷区への来街者の憩いの場になる新たな公園として開発した。

 商業施設部分は、20代を中心に若年層が多いが、特に屋上公園は幅広い世代が訪れる。「若者はもちろんだが、朝の時間帯はご年配の方が公園を散歩し、平日の昼間は若いママがベビーカーを押している姿が見られる。ランチの時間帯は施設の利用者が、飲食店でテイクアウトしたフードを屋上で食べていることも多い。ペットを連れて散歩している人もいる。多様な人々の憩いの場になっている」と金澤担当。

施設のさまざまな場所で
SDGsを実感
ゴミ排出量の削減が一番の課題

 ミヤシタパークの屋上にはモニュメントのようなアーチを設置した。柱の間にネットを張ることで、夏には緑のカーテンが現れる。訪れた人々に心地よい日陰を提供し、屋上の温度を下げる効果も期待される。

 館内にはソーラーパネルで発電しゴミを自動圧縮するスマートゴミ箱「SmaGO」や、水循環型手洗いスタンド「WOSH」を設置。「コロナ禍以降、どの施設も入口の消毒液設置は当たり前になっているが、手洗い場は水道敷設の関係上、施設設計の段階で組み込まないと増設が難しい。ミヤシタパークも例外ではなく、コロナ禍でよりニーズが増した手洗い場の不足を感じていた。水道敷設不要の『WOSH』を導入することにより、この問題を解決できた。『WOSH』はとても便利かつ、洗いで利用した排水を98%以上再生循環するため環境にもやさしい。最近ではこの手洗い場で撮影したTikTokがバズっていると聞き、新たなカルチャーを発信する若者の力からサステナビリティの輪が広がることを期待している」と金澤担当。

 また、店舗側には施設のゴミ排出量削減のために協力を促している。現在は集積場に人を配置し、店舗から出たゴミをチェック。紙やペットボトルなどリサイクルできるゴミの分別を行っている。スタッフと共に確認することで、店舗側に再利用できるゴミが意外にも多いことを知ってもらい、環境問題への意識改革につなげている。こうした呼びかけにより、施設から排出されるゴミのうち、生ゴミを除くすべてのゴミについて100%のリサイクル率を達成している。

受付のICT化、
必要最低限のアメニティーで
日本流の“おもてなし”を見直す

 次世代ライフスタイルホテル「シークエンス(sequence)」は、“やさしいつながり”という理念の下、「スマート」「オープン」「カルチャー」をコンセプトに、三井不動産グループが2020年に立ち上げた新ブランド。ミヤシタパークの北側に公園からシームレスに繋がる形で建つ「シークエンス ミヤシタパーク(sequence MIYASHITA PARK)」は、ゲストに自由な時間と過ごし方を提供する同ブランドの第1号物件だ。

 エントランスには最新のICT技術を導入し、顔認証でのチェックイン&ルームチェックアウトに対応。宿泊客の自由な時間を拡張できるようチェックイン・チェックアウトの時間もフレキシブルに対応している。また、アメニティーも必要な分だけをピックアップできるボックスを設置。室内のゴミ袋なども含め、再利用素材や脱プラスチック備品を積極的に採用した。

 江連沙織ホテル・リゾート本部ホテル・リゾート運営一部運営企画グループ主任は「元々はサステナビリティの考えが当たり前に浸透している海外のお客さまを念頭に、インバウンド需要を見越した取り組みだったが、結果として環境に配慮した取り組みを知ってもらう施策になった。当社グループの施設も含め、従来の日本のホテルではアメニティーを多く準備することが“おもてなし”の一環でもある。これは良い点でもあるが、サステナビリティの観点からは良い点ばかりではない。国内でもアメニティーの配置など、ホテルのやり方に共感いただくお客さまも多く、日本流の“おもてなし”を見直すきっかけにもなった」と語る。
 
 ホテルのエントランスと公園を結ぶ場所にはカフェラウンジがある。ここでホテルオリジナルのタンブラーを購入すると、宿泊客は宿泊中無料でコーヒーまたは紅茶が楽しめる。タンブラーは持ち帰り、旅の思い出としてだけでなく、普段使いしてもいい。ホテルでの体験をきっかけに、マイボトルの利用を促す仕掛けだ。さらに、カフェの椅子は、旧宮下公園に生えていた木をアップサイクルしているという。

イベント開催で各店舗の
サステナブルな
打ち出しを引き出す

 ミヤシタパークでは3月に「エンジョイ!ミヤシタ サステナブルファッション!」を開催した。「サステナブルにファッションを楽しむカルチャー」をテーマに、各店舗はサステナブルなアイテムを使ったコーディネートを提案。吹き抜け広場ではWEGOが古着市を期間限定でオープンした。

 期間中は館内にロスフラワーのモニュメントを展示。フラワーリサイクル第一人者の河島春佳氏が代表を務めるRINとのタイアップで、廃棄される花「ロスフラワー」に新たな命を吹き込み、花のロスやアップサイクルの考え方を広めた。金澤担当は、「当社で企画するイベント以外にも、『ミヤシタパークでサステナビリティをテーマにしたイベントを開催したい』というお声をいただくことも増えている。公園が一体となった施設ということもあり、サステナビリティの発信拠点としての認知が高まっていると感じる」と話す。

 かつての商業施設であれば、既にある建物を活用して商業施設を作る手法で環境に配慮することもできたが、再開発を伴う大規模な施設開発ではそれが難しい。だからこそ、新しい技術を積極的に取り入れ、そこに買い物に行くことがSDGsの一環になるような、新たな商業施設の形を目指していく。

TEXT:KAORI TOMABECHI
PHOTOS:SHINE SHUHEI
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三井不動産 広報部
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サラ・ジェシカ・パーカー着用の「オスカー デ ラ レンタ」ドレスがオークションに

 「オスカー デ ラ レンタ(OSCAR DE LA RENTA)」は29日、サラ・ジェシカ・パーカー(Sarah Jessica Parker)が着用したドレスをオークションに出品した。同ドレスはパーカーが2021年12月、自身が主演するドラマ「アンド・ジャスト・ライク・ザット(And Just Like That)」のプレミアで着用したもの。オークションは同ブランドのリセールプラットホーム「アンコール(ENCORE)」で5000ドル(約61万円)からスタートし、31日まで開催する。売り上げは全てユニセフ(UNISEF)に寄付するという。

 パーカーは、「プレミアで『オスカー デ ラ レンタ』のドレスを着られたこと、そして同ブランドとパートナーシップを組み、『アンコール』経由でオークションを開催するに至ったことをとても光栄に思う。紛争によって罪のない多くの子どもたちが危険に晒されており、ユニセフはこれまで以上に支援を必要としていると感じた。愛着あるドレスに“アデュー(さようなら)”と告げて、このドレスの第二の人生を楽しみに見守っていく」と語った。

 「アンド・ジャスト・ライク・ザット」は、人気ドラマシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ(SEX AND THE CITY)」のリブート版。第1シリーズの配信を終え、第2シーズンの制作が正式に発表されている。

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ビームス的エコの流儀 ビームスは「エコペット」をスパイスに使う

 日本のファッション産業で、ますますサステナビリティに対する意識が高まっている。1995年にリサイクルポリエステル繊維「エコペット(ECOPET)」を誕生させた帝人フロンティアはリーダー企業の一つだ。さまざまなライフスタイル提案やファッションをど真ん中に据えるビームス(BEAMS)は、エコやサステナビリティをどう進めているのか。

 「ビームス オリジナル」のディレクターを務める影山達郎氏は、「ビームス」の考え方を踏まえ、こう語る。「ビームス全社としては、服にまつわるサステナビリティを多角的に捉え、ショッパー全体の約40%にFSC認証受けた原料を使用するなど、さまざまなことに取組んでいる。ただ、『ビームス オリジナル』がサスナビリティを全面に打ち出せるかと言われれば、それは違う。『ビームス オリジナル』は、あくまでファッションのライフスタイル提案、あいはシーズンコンセプトありき。その上で、選んだ素材が結果的にエコだった、というのが理想だ」と語る。

 アメリカンビンテージにインスパイアされたボウリングシャツには、「エコペット」を使用したが、「本来のビンテージのボウリングシャツは、レーヨン素材を使ったテロンとした風合いが特徴。この『エコペット』素材はレーヨンのようなトロミも絶妙で、ポリエステルなのでイージーケア。しかもエコ。まさに理想だった」と振り返る。「僕らにとってエコはときに、現代風にアップデートするときのスパイスやギミックのようなもの」とも言う。

 帝人フロンティアの中野茂マーケティング課ディレクターは「サステナビリティで先行するスポーツやアウトドア分野と異なり、ファッション素材は千差万別の風合いや感覚に対応しなければならない。今回のトロミのある『エコペット』素材も、実は先人たちが試行錯誤を重ねながら、生まれてきたものだ」と指摘する。

 「エコペット」は製造工程で発生したポリエステルくずや、回収された使用済みポリエステル製品、ペットボトル等から、マテリアルリサイクル技術もしくはケミカルリサイクル技術により再生されたリサイクルポリエステル繊維、原綿およびそれを使用した生地、製品のブランド。1995年に誕生し、今年25周年を迎えた。エコロジーの循環型システムとして、現在まで累計約50万tを生産しており、ペットボトルに換算すると約250億本、Tシャツ約25億枚に相当する。

 中野ディレクターは「帝人フロンティアは素材メーカーであり、繊維商社というユニークな特性があり、エコやサステナビリティに配慮した素材とサプライチェーンをファッション業界にも広げる責任がある。先人たちが積み上げてきた『エコペット』を、私も次世代につなげていく」。

問い合わせ先
帝人フロンティア
06-6233-2600

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米ダイアン フォン ファステンバーグ31歳社長が米「WWD」副編集長に語ったリーダーシップ ルミネ×WWDJAPANイベントから

 ルミネと「WWDJAPAN」が、「MOVE ON」プロジェクトの一環として行った3月2日のイベント「Next Generations Forum 2022」には、「WWDJAPAN」2月14日号で発表した国内外のネクストリーダーらが登壇した。今回、海外のネクストリーダー選出にあたって米中韓の「WWD」編集部の協力を得たが、米「WWD」が推したのがダイアン フォン ファステンバーグ(DIANE VON FURSTENBERG 以下、DVF)のギャビー・ヒラタ社長兼CEOだ。「Next Generations Forum 2022」では、ヒラタ社長と米「WWD」のエヴァン・クラーク(Evan Clark)副編集長のインタビューセッションの模様を放映。ここでは、そのセッションのダイジェストを紹介する。インタビューの続きは、このページから登録すれば4月24日まで無料で視聴ができる。

 ヒラタ社長兼CEOはコロナが世界中に蔓延する直前の2020年1月にトップに就いた。DVFを率いるポジションとしてのミッションをクラーク米「WWD」副編集長が尋ねると、「行動力があり、機敏でデジタルファーストな企業にすること。同時に創業当時から掲げてきたことだが、世界中の女性に自信を与え、美しい服と強いメッセージを届けること。全てにおいて女性を軸に置いた考えを持っている。DVFでは、女性が全てだ」とヒラタ社長は話す。

 31歳という若さで抜擢された彼女だが、次世代のリーダーとして意識するのは、「誰もが声をあげられる環境作り」という。「私は日々いろいろなチームを束ね、職位や部門が異なるメンバーを横断的にまとめている。社会や市場が目まぐるしく変化する中で、5年前に幹部会で話されていたことはもはや今の社会には当てはまらない。ときにはジュニアレベルのスタッフの興味関心や直感の方が、経営層よりも時流に即していると感じることがある」と続ける。

 自身の経験から若い世代に伝えたいことをクラーク副編集長が尋ねると、「自分たちの時代が来るのを待つ必要はない。今すぐにでも発言すべきだ」という答え。「だからこそ、彼らが発言・行動しやすい環境を作る必要がある。次世代のリーダーの条件とは、寛容さ、透明性、そして誰もが平等という心からの信念を持つこと」とも語った。

TEXT : ERI KITASAKA
問い合わせ先
ルミネ代表電話
03-5334-0550

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みやちのりよし「SHACHU」代表が推しを語る ヤーマン「ヴェーダ」シリーズのアンバサダー就任を受けて

 人気のヘアカラーデザイン“ユニコーンカラー”の発祥サロン、「シャチュー(SHACHU)」のみやちのりよし代表が、「ヤーマン プロフェッショナル(YA-MAN PROFESSIONAL)」製品のアンバサダーに就任した。同ブランドは、美容機器メーカーであるヤーマンのサロン向けブランド。みやち代表が推すのは、3月1日に発売した“ヴェーダスムースアイロン BS for Salon”と、4月1日に発売する“ヴェーダブライト PLUS BS for Salon”だ。
 
 「サロンで使用する製品は、自分で使って徹底的に検証しないと気がすまない」という同代表は、そのこだわりゆえに製品のアンバサダーを引き受けるケースは少ない。そのうえヘアカラーの第一人者が、美容機器のアンバサダーを務めるのは非常に珍しく、その理由を聞いた。

ブリーチ毛にも優しく、
艶やかに仕上げる

 ハイトーンカラーを中心とした施術を行う中で、ドライヤーとヘアアイロンの重要性を日々実感している。カラー毛は傷みやすいため、可能な限りアウトバス製品に頼らずに質感を良くしたいと考えているが、“ヴェーダブライト PLUS BS for Salon”は乾かすだけで“うるツヤ”に仕上げてくれる。さらに“イオンブライトコーム”で髪をコーミングすることで、クセが取れて収まりやすくなる。僕はドライヤーを使う時に「乾かす」と言わずに、「スタイリングする」という言葉を使っているが、まさに乾かし終えたらスタイリングもできている、プロが求めるツールだと思う。髪を乾かしきれないドライヤーも多い中で、低温だけでなく熱の強いハイモードで100%ドライができる点や、音が大き過ぎない点もうれしい。

 “ヴェーダスムースアイロン BS for Salon”は、低温かつ適度なテンションで使用できるため、髪をより傷めずにスタイリングできる。軽く、プレートの長さも最適なので、トレンドになっている顔周りの毛流れも手軽に作り出せる。ハイトーンカラーは髪がパサパサになりがちだが、無理なく艶を出してくれる。お客さまが使用しているアイロンの中には、カラーやパーマの施術効果を阻害するものもあると感じます。その点“ヴェーダスムースアイロン BS for Salon”は髪をいたわる設計で、「シャチュー」のお客さまにぜひ使ってほしいツールになっている。※コメントは個人の感想です。

ドライヤーで艶めく
“ヴェール髪 ”を実現

ハイトーンカラー毛にも
適したストレートアイロン

美容師の“熱を逃がす
プロの技術”を再現


問い合わせ先
ヤーマン
0120-776-282

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【本日開業】トリドール肝入りの香港ヌードル『タムジャイ』は、「売り方をもっと欲張っていい」

3月31日、ついに日本1号店が開業したトリドール(株式会社トリドールホールディングス、東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO 粟田貴也氏)傘下の「譚仔三哥米線(タムジャイサムゴーミーシェン)」。"香港人気No.1ヌードルチェーン"、"香港・中国・シンガポールでグループ172店舗を展開"、"ミシュランガイド「ビブグルマン」に3年連続掲載"など、興味を惹かれるパワーワードが並び、ティザー(PR用)サイトも充実している。
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【本日開業】トリドール肝入りの香港ヌードル「タムジャイ」はく売り方をもっと欲張っていい!

3月31日、ついに日本1号店が開業したトリドール(株式会社トリドールホールディングス、東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO 粟田貴也氏)傘下の「譚仔三哥米線(タムジャイサムゴーミーシェン)」。"香港人気No.1ヌードルチェーン"、"香港・中国・シンガポールでグループ172店舗を展開"、"ミシュランガイド「ビブグルマン」に3年連続掲載"など、興味を惹かれるパワーワードが並び、ティザー(PR用)サイトも充実している。
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藤原ヒロシ×「ロロ・ピアーナ」の第2弾 上質なシルク混ボーダーニットなどを発売

 「ロロ・ピアーナ(LORO PIANA)」は、藤原ヒロシとのコラボ第2弾を4月6日に発売する。

 カラーは藤原を象徴する白、黒、ネイビーを基調とし、着心地では「ロロ・ピアーナ」らしく上質さを追求する。例えば、オリジナルのボーダー柄セーターにはコットンにシルクを混紡する。ほかにも、通常はテーラードスーツに使用される高品質なウールを使ったトラックスーツや、「ロロ・ピアーナ」のロゴをマキシサイズで前面に配したパーカ、LPレコードが入るほど大きなトートバッグなどをラインアップする。

 藤原は、「コラボレーションも2回目ということで、いろいろなことが分かってきて、前回よりもやりやすかった。今回は、『ロロ・ピアーナ』らしからぬシェープなどにも挑戦してみた」と話す。

 コラボ商品は「ロロ・ピアーナ」銀座店と公式オンラインストアで販売し、伊勢丹新宿本店(メンズ館 ザ・ステージ)と阪急うめだ本店(1階 コトコトステージ11)にはポップアップストアをオープンする。また4月8日からは、「ロロ・ピアーナ」松坂屋名古屋店と福岡の岩田屋本店でも販売する。

 「ロロ・ピアーナ」はニットを主力商品とする、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY- LOUIS VUITTON)傘下のイタリアブランド。

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心斎橋パルコ、天王寺ミオなど商業施設でウケる酒場業態?「ニューツルマツ」の強みを探る

大阪の商業施設で人気の酒場業態がある。「寿司と天ぷら ニューツルマツ」は、大阪日本橋の路面に2020年3月にオープンするや即人気店入り。11月には上本町ハイハイタウンに「酒場スタンド ニューツルマツ2」、翌21年3月に心斎橋パルコに「地下酒場スタンド ニューツルマツ3」、そして3月22日、天王寺ミオに「旨い海鮮と揚げたて天ぷら ニューツルマツ4」をオープン。酒場業態がなぜ商業施設でウケているのか。最新店を訪問して秘訣を探った。
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