Takuma
PROFILE:(たくま)2000年3月15日生まれ、兵庫県出身。インフルエンサーやモデルとして活動するほか、アパレルブランド「エスピナ」を経営する。今春立ち上がった新ブランド「アビセア」ではデザイナーを担当。22年1月には初のエッセイ「コンプレックスを着こなして」を刊行 PHOTO:KAZUSHI TOYOTA
レッドカーペットでのティモシー・シャラメ ARTHUR MOLA/INVISION/AP (C) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC「WWDビューティ」2017年4月20日号の表紙を飾った小松菜奈「ハイダー アッカーマン」を着用したティモシー・シャラメ JOEL C RYAN/INVISION/AP (C) FAIRCHILD PUBLISHING, LLCロンドンで撮影されたティモシー・シャラメ JOEL C RYAN/INVISION/AP (C) FAIRCHILD PUBLISHING, LLCUS版「WWD」の記事から見るアンニュイ”の英語での使用例。「ホリデー後のセールが小売の“不調(アンニュイ)”を軽減」という趣旨「アンニュイ」な表情のイメージ PHOTO:KARINA TESS
「アンニュイ」は日本独自の発展を遂げたため、単語自体は存在するフランス語圏や英語圏でも通じないが、近いアイデアは存在する。"サッド・ボーイ(sad boy、sad boi)"は、哀愁や気だるさをファッションや音楽などのライフスタイルで表現する人々を表す。ネガティブな感情を、美しさやオシャレとして解釈をするプロセスは「アンニュイ」に通ずるものがあるが、"〇〇系男子"のように男性のみに使われることが多い。これは、伝統的に積極性や強さが求められてきた男性が、逆にメランコリックな雰囲気で魅力的になっているからだろう。イギリスのバンド、ザ・スミス(The Smiths)のモリッシー(Morrissey)は、ニヒルな歌詞、文学的趣味やソフトなシルエットのファッションから"サッド・ボーイ"のイメージが若い頃にあったほか、「アンニュイ」で名を挙げたティモシー・シャラメも表情や「君の名前で僕を呼んで(Call Me By Your Name)」などの登場作品から同様のイメージがあると言える。また、英語の"エフォートレス(effortless)"は、日本語の"抜け感"のような意味で、「アンニュイ」の脱力感のあるオシャレに近いニュアンスを持つ。
TRWは2016年に創業。廃棄予定のアイテムのうち82%が再利用・再販売が可能であるという前提のもと、提携先のブランドから回収した古着の修繕・再販のほか、廃棄衣料やテキスタイルを再生素材や原料にする事業を手掛ける。提携ブランドは「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」「チャンピオン(CHAMPION)」「コス(COS)」など。
「ドレスX」の創業者はウクライナ出身で、現在ウクライナへの支援に充てられるチャリティーオークション“ファッション・フォー・ピース(FASHION FOR PEACE)”を開催しており、ウクライナの国旗カラーにインスパイアされたファッションのNFTアイテムなどを出品している。同プラットフォームはファッションのNFTアイテムのほか、メタバースで着用できるデジタルアイテム、ARルックを扱っており、過去には「H&M」や「ファーフェッチ(FARFETCH)」と協業したほか、「バーバリー(BURBERRY)」や「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のアイテムを取り扱ったことがある。
映画「君の名前で僕を呼んで(Call Me By Your Name)」などで知られるグァダニーノ監督が「フェンディ」と協業するのは、2007年以来2回目。「『フェンディ』の仲間の1人になった気持ちだ。ブランドとしても親密に感じるが、何よりブランドを支える1人1人とつながることができている。母が70〜80年代に『フェンディ』のバッグを愛用していたので、ロゴや素材、品質は全て思い描くことができる。ブランドはローマと深い結びつきがあるので舞台に選んだが、あえてローマの街中にいるのではなく、見下ろすような演出にした。“ピーカブー”バッグの遊び心溢れる明るさが、アボアーが自由に飛び回る原動力になっている」と語った。