「ベイプ」と「コム デ ギャルソン」の新作アイテム ピップホップに着想源

 「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®以下、ベイプ)」は、「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」と協業した新作コレクションを4月29日に発売する。「コム デ ギャルソン」大阪店内のインショップ「ベイプストア コム デ ギャルソン大阪」限定で取り扱う。

 アイテムは、「ベイプ」のブランドルーツであるヒップホップを着想源に、「コム デ ギャルソン」のロゴをあしらったデザインだ。「ベイプ」のトレードマーク“エイプヘッド”をプリントしたTシャツ(税込1万2100円)や、両ブランドのロゴを配したデニムパンツ(同3万7400円)、フットボールシャツ(同2万5300円)、キャップ(同1万4300円)などをそろえる。さらに「コム デ ギャルソン」のアーカイブアイテムからヒントを得た、チェーンモチーフが特徴のTシャツ(同1万2100円)も用意する。

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AMIAYAと考えるサステナビリティvol.2 「CFCL」代表兼クリエイティブディレクター高橋「いろんな答えがあるからこそ、軸が大事」

 双子モデルのAMIAYAは、原宿のストリートで誕生し、今や東京のファッションシーンと世界をつなぐ架け橋のような存在だ。2011年には、マークスタイラーから自身がクリエイティブ・ディレクターを務めるアパレルブランド「ジュエティ(JOUETIE)」を立ち上げ、10〜20代の層を中心に支持を集める。「ファッションを謳歌し、自由に表現する楽しさを届ける」ことをモットーに、ポジティブなパワーを発信してきた2人は、環境問題や人権問題など業界の負の側面への関心が高まる今、「私たちが発信すべき責任あるメッセージとは何か」を自問する。本連載では、AMIAYAがさまざまな角度からサステナビリティを学ぶ姿を追う。連載2回目は、無縫製のニットウエアを中心に、「現代生活のための衣服」を提案する「CFCL」の代表兼クリエイティブディレクター高橋悠介に話を聞いた。

AYA:サステナビリティを学ぶため、高橋さんにぜひお話を伺いたいと思っていました。そもそもなぜ起業しようと思ったんですか?

高橋悠介「CFCL」代表兼クリエイティブ・ディレクター(以下、高橋):娘が生まれて自分の生きがいについてもう一度考えたこともきっかけでしたが、産業の大量廃棄の問題や生産地の過酷な労働環境にまつわるニュースを見ていて、経営者として生産地や会社の福利厚生など服以外のことを全てデザインしたいと思うようになったことが大きかったです。加えて、グレタ・トゥーンベリ(Greta Thunberg)さんみたいに、一般市民だった女の子でも芯が通っていればあれだけのインパクトを与えられる時代で、世界に届くスピードもどんどん加速している。であれば、自分も早く立ち上げた方がいいと思ったんです。

AMI:高橋さんが洋服を作る上で大切にしていることは?

高橋:ブランド名の「CFCL」は、Clothing for Contemporary Lifeの頭文字で、「現代生活のための衣服」という意味です。僕が目指したのは従来のファッションブランドの反対側の位置。ちょっと乱暴な言い方かもしれないけど、これだけ服が余っている時代、デザイナーの美意識を打ち出して、それに共感する人は買ってくださいというやり方がしっくりこなかった。例えば、デザイナーの感覚や経験に基づいて作られたコレクションではなくて、現代の生活を豊かにするための道具として服を捉え、どのようによい作用を生み出せるかを理念にしています。次に「現代生活のための衣服」の定義を考え、たどり着いたのが「ソフィスティケーション」「コンフォート&イージーケア」「コンシャスネス」の3要素です。都会に暮らす人がパジャマから「CFCL」に着替えて、家事を済ませて、オフィスに行く。スニーカーからヒールに履き替えれば、パーティーやディナーにも行けるぐらいの品格を兼ね備えています。そして、ほとんどのアイテムが家で洗え、速乾性のある「コンフォート&イージーケア」。最後の「コンシャスネス」がサステナビリティにもつながる部分で、人権や環境に配慮された素材の選択、ローカルで透明性のあるサプライチェーンを確保し、企業のスタンスとして示していく。この3つがそろって初めて「現代生活のための衣服」と定義します。

AYA:すごい。そこまでコンセプトを言語化しているんですね。「CFCL」はニットのドレスがアイコンです。ニット素材にこだわっている理由は?

高橋:僕が文化ファッション大学院大学に通っていたころに3Dコンピューター・ニッティングの技法に出会いました。実は大学院に入る前は、テキスタイルデザインと現代アートの批評論を勉強していて、服の縫製は得意分野ではありませんでした。

AMIAYA:そうなんですか。意外です。

高橋:好きなことはやり続けるけど、課題とか面倒くさいと思っちゃうタイプで(笑)。大学院では周りの学生の縫製のレベルが高く、僕は彼らと学んできたバックグラウンドが異なるので、そこで勝負していては勝てませんでした。僕はどうやったら合理的に時間を節約して良いものを作れるかを考えるのが好きなんです。プログラミングニットは、プログラミングを組んでボタンを押したら、3Dプリンターみたいに服が出力されます。学生時代、課題ではチェック項目だったパターンと縫製がスキップできるし、ほかの学生とも全然違った面白い物ができると可能性を感じていました。元々、横編みのニットはヨーロッパで庶民が日常的に着ていた歴史があるので、オートクチュールの時代からニットやジャージをドレスとしてメインで使うブランドはあまりなかったんです。その当時からニットをメインで使用しているブランドは、フォークロアやリラックスの印象が強く、いわゆるモードの雰囲気でニットを扱うブランドはマーケットにおいて希少性があると考えました。

AYA:素材の幅を広げることは考えていない?

高橋:「現代生活のため」という軸は、応用が利くと思います。だから、むしろ服だけでなくてもいい。フードやワインを始めているブランドもいますよね。そういう発展の仕方もできるのではないかとチームで話しています。

AMI:再生ポリエステルでもたくさんの種類があります。環境に配慮したものづくりを目指すときに、まず何を選んだらいいのか分からなくて。

高橋:難しい問いですが、自分たちのフォーカスポイントをはっきりさせることがとても大事だと思います。僕が起業したときは、動物愛護の観点からファーの使用が問題視されていました。でも、石油由来の化学繊維から作られるイミテーションファーには、マイクロプラスチックの問題がある。こっちで良いことが、あっちではあんまり良くなかったりする矛盾はたくさんあります。結局何を選択するかは指針が必要で、突っ込まれた時に一貫性がないと信頼も得られません。「CFCL」では、LCA(ライフサイクルアセスメント(Life Cycle Assessment)の略。ある製品やサービスの資源採取から廃棄・リサイクルに至るまでの環境負荷を評価する手法)の測定と削減を進めていますが、そこにも矛盾が存在します。例えば、カーボンフットプリントを減らすために製品の重量を減らすと、軽量化しすぎて壊れやすい商品になりえます。従来の半分のCO2排出量で作ったとしても、商品寿命が半分では本末転倒です。素材に関してもさまざまな代替品が出ていますが、自然由来のバイオマスプラスチック原料の需要が増えると農地の奪い合いが起こり、食料品の価格高騰や森林破壊につながりかねません。「CFCL」は、クローズドループ(廃棄されていた製品や原材料などを新たな資源と捉えた循環のこと)を構築するべきだと考えて、基本的には全品番に再生素材を使用し、その比率を上げる努力をしています。 カーボンフットプリントが高いリサイクル素材もあり、ここにもリサイクル素材使用率向上と温室効果ガス削減の両立に矛盾が存在しますが、それでもLCA測定をすれば、どこにどのくらいの温室効果ガスが使われているか分かり、今後の技術革新で削減目標を立てられるので、クローズドループを押し進めたいと考えています。

AYA:お客さまとコミュニケーションを取るときに意識していることは?

高橋:われわれはメーカーであると同時に、メディアでもあると考えています。カスタマーのウェルネスや満足度、リテラシーを上げる役割を担っている。消費を促す物欲をあおるマーケティングもできるけど、影響力を使って生活者をいい方向に先導もできる。今、環境に対して意識が高い人が増えている中で、何を着ていいか分からないと迷う人も多い。確かな情報を定期的に発信して、「CFCL」を着れば間違いないという安心感をしっかりと伝えたい。そういう人たちの受け皿になることは、社会的な企業の存在意義につながります。

AYA:私たちもメディアとしての影響力をどう使うかを日々考えています。

高橋:繰り返しになりますが、サステナビリティは、さまざまな答えがあるからこそ自分たちの姿勢や軸を明確にする必要があります。

AYA:最後に、高橋さんがこれから目指す「CFCL」の形を教えてください。

高橋:ファッションが汚染産業の第2位と言われ、その現実にすごくショックを受けたという話は周りでもよく聞きますが、僕はファッションにとても可能性を感じています。身近だからこそ、良い方向にインパクトを与える力も同時に強いと思うから。ブランドとしては、売り上げ規模もまだまだ成長段階ですが、メディアのインタビューをはじめ、行政の人たちと協議する機会も頂いています。それは、ファッションがそれだけ注目されているからで、ファッションの中にはこれからの日本の経済全体の考え方を変えるヒントがたくさん眠っている気がします。世界にチャレンジすると同時に、日本の地域社会全体に良い影響を与えることも必要です。実現できるかどうか分からないことも現段階では多く、難しい挑戦ではありますが、それくらいの気持ちでやった方が面白いと思うんです。

AYA:なるほど。ファッションの可能性を信じ切る姿勢がすてきですね。私たちもファッションの持つパワーを信じているからこそ、発信できることがあるはず。デザインするのは服だけではないという視点は学びになりました。

AMI:サステナビリティの発信に関しては、何を指針にするかが鍵ですね。軸を決めるためにももっと広く学ばないといけないなと。でも、ファッションに対する信念は私たちも同じです。大切にしたいです。

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「ア ベイシング エイプ®」がドイツのクラフトジン「モンキー 47」とコラボ パーカやスケートボード、酒などを発売

 「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」は4月30日、ドイツのクラフトジンブランド「モンキー 47(MONKEY 47)」とコラボしたカプセルコレクションを発売する。

 同コレクションはTシャツ(税込8800円)、開襟シャツ(2万3900円)、パーカ(2万8380円)、スケートボード(1万3200円)、ジン(5月9日発売、500ml、7634円※編集部調べ)からなり、「ア ベイシング エイプ®」の店舗および公式ウェブストアで販売する(ジンは別)。

 コラボレーションを記念して5月9〜15日の期間、東京・恵比寿の「バー トライアド」で特別なカクテルを提供するフェア「Welcome to the Monkey Jungle!」も開催する。

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「ザラ ビューティ」のスキンラインが国内上陸 51色展開のファンデーションなどを新宿店で販売

 ダイアン・ケンダル(Diane Kendal)が監修する「ザラ ビューティ(ZARA BEAUTY)」のスキンライン“スキン コレクション(SKIN COLLELTION)”が国内上陸を果たした。アイテムは、リキッドファンデーション(税込2990円)とコンシーラー(同1790円)、ファンデーションブラシ(同1990円〜)。現在はオンラインショップのみで取り扱っており、新宿店では近日中に発売する予定だ。また、公式アプリ内では、オンラインで製品を試すことができる機能を用意している。

 様々な肌色にフィットするように、リキッドファンデーションは51色の3トーンを、コンシーラーは36色をそろえる。ファンデーションブラシは、フラットな形状の“フラット ファンデーションブラシ”(同1990円)と、高密度の“カブキ ファンデーションブラシ”(同2590円)の2種をラインアップした。

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「ハンティング・ワールド」がモデルの竹下玲奈とコラボ リバーシブルのチャリティーバッグを発売

 「ハンティング・ワールド(HUNTING WORLD)」はこのほど、モデルの竹下玲奈とコラボレーションしたチャリティーバッグを発売した。価格は税込2万7500円。

 「ハンティング・ワールド」は東南アジア・ボルネオ島の生物多様性保全活動支援に向けたチャリティープロジェクトを2008年から行っており、竹下がこれに賛同したことから、コラボレーションが実現した。バッグの一部売り上げは、同プロジェクトを通じて寄付する。

 コラボレーションバッグは、手持ちハンドルのトートをベースに、荷物が増えたときに重宝するショルダーストラップと、アレンジして楽しめる大判なバンダナを付属した。ビビッドカラーと落ち着いたカラーのリバーシブル仕様で、カーキとイエロー、グレーとピンクの2色をラインアップする。ビビッドカラー面は、アウトドアでも使えるようにPVCコーティングを施し、はっ水性と防汚性を持たせた。オーガニックコットンを採用した落ち着いたカラー面には、“HW”の文字をワンポイント刺しゅうしている。

 竹下は「大好きな『ハンティング・ワールド』が行っているチャリティー活動に深く共鳴し、チャリティープロジェクトに協力させていただくことになりました。ボルネオの豊かな自然環境が破壊されていくことで、今、当たり前に見ている動物がいなくなるかもしれないことを知り、子をもつ親として、未来の子どもたちに今ある世界を残していきたい。その思いを込めてバッグを一緒に製作しました」と思いを語った。

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美容室「TAYA」などを展開する田谷の創業者が死去

 美容室「TAYA」などを展開する田谷の創業者であり、名誉会長の田谷哲哉氏が4月17日に逝去した。81歳だった。葬儀は近親者のみで執り行われており、後日お別れの会が予定されている(日時未定)。

 田谷氏は1941年1月4日生まれ。64年に「田谷哲哉美容室」を創業し、75年にビューティショップ田谷(現・田谷)を設立した。2016年に名誉会長に就任した。

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「スノーピーク」から“アウトドアキモノ”の最新作 “ハオリ”も登場

 「スノーピーク(SNOW PEAK)」は、着物専門店のやまと(東京、矢嶋孝行社長)とコラボした“アウトドアキモノ”の最新作を4月29日に発売する。販路は、やまとのメンズ着物専門店ワイ&サンズ(Y. & SONS)神田店と京都店、公式オンラインストア。

 “アウトドアキモノ”の定番である機能素材の“ドットエア”は「いっそう薄く軽量になった」(担当者)と言い、同素材の“ハオリ”(税込5万2800円)も発売する。“ハオリ”は取り外し可能なフードとポケット付きだ。「ライトなアウターとして、Tシャツなどにもラフに合わせてほしい」と話す。

 やまとは1917年に創業。“アウトドアキモノ”はボタンとバックルベルトで留められる仕様のため、帯なしで着られるのが特徴だ。

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“売らない小売り”ブームはもう終わった? 「ベータ」北川代表に聞く日本市場の展望

 “売らない小売り”の先駆け的な存在、「ベータ(b8ta)」を日本で運営するベータ・ジャパン(北川卓司代表)は4月27日、埼玉・越谷のイオンレイクタウンに4店目となる常設店を出店する。同社は先日、第3者割当増資による累計6億円前後の資金調達も発表。一方で気になるのが、「ベータ」発祥の地である米国の事情だ。米国はコロナ禍による客数減の打撃が大きく、22年2月をもって「ベータ」は全店閉店している。日本では百貨店を中心に“売らない小売り”への新規参入が目立つが、米国の潮流を受けて「“売らない小売り”のブームは既に終わった」という声もある。ベータ・ジャパンは今後どのような展望を描くのか。北川代表に聞いた。

※「ベータ」は2015年に米サンフランシスコ郊外のパロアルトに1号店をオープン。日本上陸は20年8月で、新宿、有楽町に同時出店した。商品を販売するのではなく、出展スペースを月額使用料で企業やブランドに提供するビジネスモデル(越谷店は49センチ×98センチ四方のスペースが30万円)を採っており、テスター(店頭スタッフ)の雇用や教育は出展企業ではなく「ベータ」が担う。「ベータ」は店内カメラで収集した客の行動データやテスターが集めた声を出展企業にフィードバックする。

WWD:まずは新店の話から。4号店の出店先に越谷のイオンレイクタウンを選んだ理由は。

北川卓司ベータ・ジャパン代表(以下、北川):大阪や福岡などへの出店も検討したが、東京の本社が店舗を運営することを考え、都心から1時間以内で行ける横浜、川崎、越谷などが最終的な候補だった。イオンレイクタウンは圧倒的なトラフィック(集客、店舗前交通量)があり、客層が30〜40代のファミリー中心で「ベータ」の既存3店とは異なる。「スターバックスコーヒー(STARBUCKS COFFEE)」と同じ区画内にオープンできることも大きな決め手となった。トラフィックは全店の中で越谷店が一番多くなるかもしれないと期待している。

WWD:3号店の渋谷店では“食”にフォーカスし、試飲試食を打ち出した。越谷店の注力ポイントは。

北川:渋谷店の試飲試食は非常に好評で、モノではなく体験を打ち出すことに手応えを得ている。食との関連で渋谷店に調理家電などが出展すると、「実際に試してみたい」という声がお客さまからは非常に多かった。それを受けて、越谷店ではもう一歩踏み込んでライブキッチンを設けている。コロナの状況を見ながらにはなるが、順次お客さまがライブキッチンで家電を実際に使えるようにしていく。さらに、家電のレンタルサービスを手掛けるレンティオと3月に業務提携しており、越谷店ではレンティオを通して気に入った調理家電はその場でレンタルを申し込めるようにした。“売らない小売り”には百貨店などさまざまな企業が参入し、既にコモディティー化している。競合他社との差別化として、ライブキッチンの設置やレンタルサービスとの提携が次の一手になると考えた。また、越谷店では同区画の「スターバックスコーヒー」やイオンモール、りそなグループとも共同で、さまざまなイベントを実施していく予定だ。

WWD:20年8月に新宿、有楽町に出店し、渋谷店を出店したのは21年11月。そこから越谷出店までは約半年と短かった。今後もこのスピードで出店を続けるのか。

北川:以前から発表している通り、常設店の数は25年時点で8〜10店をイメージしている。4号店の出店スピードに関しては、社内からも「少し早過ぎるのではないか」という声はあった。確かに現状の社内の人材リソース(ベータ・ジャパンとして社員数40人強)を考えると、半年に常設店を1店出店するというのは少しスピードが早い。まずは1年に1店といったペースで進め、調達した資金も生かしてチームメンバーが増えていけば、半年に1店のペースで出店していきたい。22年中の新規出店は越谷のみだが、ポップアップストアは2〜3拠点で行う予定だ。越谷で運営が滞りなく進むことを確認できたら、今後は東京からさらに離れた地域への常設店出店も検討したい。

WWD:ベータ・ジャパンとして、アジア諸国への出店も目指すと公言している。

北川:23年中に、タイ、台湾、韓国でまずはポップアップストアを予定している。既に現地のデベロッパーとの交渉も始めている。出展は現地ブランドと日本ブランドをミックスし、現地ブランドが日本市場に進出する際の足がかりにもなれればと思っている。

「本国の閉店による日本事業への影響はない」

WWD:最大23店を運営していた米本国は、22年2月をもって全店閉店した。どういった経緯があったのか。

北川:日本の1号店、2号店のオープン翌月である20年9月には、(コロナ禍により来店客数の回復が見込めない本国側の要請を受けて)本国との資本関係を解消し、日本国内での商標・ソフトウエアの使用についてライセンス料を支払う形に切り替えていた。21年12月には商標権とソフトウエアのライセンスを本国から独占的に取得して独立した。つまり、日本のお客さまが「ベータ」として認識している店やサービスは、ベータ・ジャパンが作り上げてきたものであり、本国の閉店による日本事業への影響はない。車社会である米国は、コロナ禍で来店客数が平均で50〜70%も減っていた。また、本国では来店客数に応じて出展料を決める歩合制モデルも導入しており、そこも痛手となった。日本は出展料を固定しており、その点も米国とは異なる。

WWD:米国での全店閉店が報じられた際、「“売らない小売り”のブームは既に終わった」という声も出た。そういった声に対してはどう思うか。

北川:本国の状況からそういう意見が出るのも当然かとは思う。しかし、車社会の米国、電車社会の日本(の主要都市)というように、米国と日本では与件が異なる。米国で頓挫したからといって日本も同様になるとは言えない。日本は家電量販店を例にとっても、非常にプレーヤー(企業数)が多く、店舗数も多い。実店舗の利便性が消費者に受け入れられている。コロナ禍を背景にECが盛り上がったからといって、実店舗が突然、全てECに置き換わるということはない。その点もECの比重が劇的に高まっている米国とは異なるだろう。日本の商業施設の全テナントが、われわれのような“売らない小売り”になるといった未来は考えられないが、施設内の1、2個のテナントがそうなる可能性は十分にある。商業施設にはポップアップスペースが何箇所かあるが、それを“売らない小売り”に切り替えていくという流れは日本国内で進むと思っている。

WWD:6月末までで完了する計6億円の資金調達を生かして、“売らない小売り”のビジネスモデル自体を他社に売っていく事業案も発表している。

北川:国内で「ベータ」を今後何十店舗も出店できるかというと、それは難しい。商業施設などが運営するポップアップスペースの裏側の運営をわれわれが担うなどし、他社が「ベータ」のようなRaaS(Retail as a Service、サービスとしての小売り)を容易にスタートできる仕組みを整えて事業化していくことで、ベータ・ジャパンのビジネスが加速する。一見、商業施設が運営しているポップアップスペースのようで、実際は「ベータ」の什器が入り、われわれの店頭データ収集・活用のシステムが動いているといったイメージだ。4月に完了したシリーズBファーストクローズの第3者割当増資では、東芝テックがリードインベスターとなった。POSシステム大手で多数の企業顧客を抱え、システムの保守にも長けた同社と組むことで、こうした新事業がスムーズに進められると考えている。

WWD:百貨店なども“売らない小売り”に続々参入している。百貨店は接客力が強みであり、自店舗内に出店するため家賃もかからない。そうした競合に対し、改めて「ベータ」の強みは何か。

北川:競合の中で多店舗展開できているのは、現状「ベータ」のみだ。競合との差別化として、繰り返しになるが越谷の新店ではライブキッチンを導入したり、家電レンタルサービスと組んだりしている。また、われわれも接客力はオープン時から強みとしている。イベントなどに「ベータ」のテスター(店頭スタッフ)を派遣してほしいという声も商業施設から多数寄せられている。現状ではスタッフ数が限られるので全て断っているが、そのような人材派遣業ももしかしたら将来的に可能性があるのかもしれない。そういったアイデアも含め、日本ではまだまだ事業の可能性があると思っている。

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「レディメイド」が“億越え”トゥールビヨン時計発売 細川雄太に聞く「パーネル」コラボの裏側

 細川雄太の「レディメイド(READYMADE)」は5月に、スイスの高級時計「パーネル(PURNELL)」とコラボした複雑機構トゥールビヨン搭載の機械式腕時計“レディメイド × パーネル エスケープⅡ(READYMADE × PURNELL ESCAPE Ⅱ)”を発売する。

 “エスケープⅡ”は、世界最速3軸トゥールビヨンである“スフェリオン”を2つ搭載した「パーネル」の代表モデル。コラボモデルは、カーボンラミナ(税込み6825万円)、ホワイトパーネルマクロファイバー(同6900万円)、サファイア・クリスタル(同1億8450万円)の3種類のケースから選べ、最高級モデルは1億円を優に超える。ストラップの素材には、「レディメイド」の代名詞でもあるビンテージのミリタリーテントを採用。左側のバレル、リューズ、ケースバッグリング、バックル、専用ボックスに“READYMADE”のロゴを入れ、右側のバレルには、エジソンが残した「Time is really the only capital that any human being has and the thing that he can least afford to waste or lose.(時間は人間に与えられた唯一の資本であり、無駄にしたり失ったりしないよう努めるべき)」という哲学を刻印した。ファッションブランドとしては異例の超高級時計コラボについて、細川デザイナーに聞いた。

――「レディメイド」として、初の時計のデザインに何を心掛けた?

細川雄太デザイナー(以下、細川):「レディメイド」にはミリタリーアイテムを解体することで、反戦のメッセージを込めている。そのコンセプトを踏まえた肯定的なデザインにしたくて、希望を虹色で表現した。

――今回もベルトにビンテージのミリタリーテントを使っている。時計自体には、リサイクル素材を取り入れようと試みた?

細川:時計自体は「パーネル」が素晴らしい技術を持っているのでプロに任せて、僕は外装のデザインだけ。どうすれば「パーネル」のブランドイメージと「レディメイド」のブランドイメージが中立でいられるかをすごく考えて、お互いの良いところをとった感じ。

――最もこだわった点は?

細川:色のバランスかな。ベルトがカーキなので、それに合わせて、“スフェリオン”をオレンジとグリーンにした。それと、ビンテージウオッチから持ってきたカラーパレットを使っている。経年変化で焼けたような色合いと、宝石の色のバランスを見ながら、「パーネル」らしいカラーリングをイメージした。

――時計と他のアイテムとで、デザインの思考に違いはあった?

細川:時計の中身を知り過ぎるとデザインできない気がしたので、あまり意識していない。知らないから挑戦できるデザインもある。

――細川さん自身は、時計に機能性や実用性を求める?

細川:正直、機能は全然必要ないと思っている。僕は、普段ビンテージウオッチをしているけど、これに対して「タッチパネルだったらいいのに」とか思ったことがない。ビンテージの不便なところはいっぱいあると思うけど、それがいい。どこが良いかの理由はないと思う。だから今回も機能ではないところで魅力的に感じる時計を作りたかった。

――あらためて、1億8450万円の時計をデザインしてどう思う?

細川:時計の世界の話を聞いたら、そういう世界もあるのかなと、だんだん実感が湧いていった。僕にとってはめちゃくちゃ高いけど、NFTとかを見ているとそれ以上の値段でも売れているものがたくさんあって、不思議な感じだった。一度だけ実物を腕につけたのだけど、全部が宙に浮いていて、本当に“宇宙”みたいですごかった。

――細川さんにとって時計とは?

細川:仕事中は重いので外してしまうけど、人と会うときには必ず着けるので、僕にとってはパンツをはくのと同じような感覚(笑)。

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台湾発の漢方ブランド「デイリリー」が博多に上陸 養生スープ&BAO専門店も併設

 漢方由来の素材を活かした台湾初のライフスタイルブランド「デイリリー(DAYLILY)」は4月27日、九州初の直営店「デイリリー博多1号店」を「博多マルイ」1階に出店する。漢方素材を使ったスープやドリンクを提供する「デイリリーカンポウスタンド 博多マルイ店」を併設する。新メニューとして、スペアリブを煮込んだ“台湾漢方養生スープ 藥燉排骨風”や台湾名物のパイナップルケーキをヴィーガンBAO(バーガー)で再現した“パイナップルケーキBAO”、ミニヴィーガンBAOやナツメサンドなどがセットになった“台湾ヘルシーアフターヌーンティーセット”が登場。台湾の夜市や屋台にいるような感覚で、気軽に漢方フードを楽しめる。

 オープンを記念し、「デイリリー博多1号店」「デイリリーカンポウスタンド 博多マルイ店」で総額5500円以上購入すると、先着50人に“台漢土鳳梨酥(パイナップルケーキ)”をプレゼントするキャンペーンも行う。

 「デイリリー」は漢方薬局を営む父を持つ台湾出身のEri氏、日本出身のMoe氏が立ち上げ、漢方由来の素材をブレンドした食べるお茶や、和漢植物由来のサプリメント、シロップ、コスメなどを販売。台湾の日常に根付いた漢方というライフスタイルを提案し、女性の心と体の健康をサポートする。

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29歳コスメD2C社長が語る「起業」「野望」「恋愛」「ファッション」 ディネット尾﨑美紀

 コスメのD2Cブランド「フィービー ビューティー アップ(PHOEBE BEAUTY UP)」を展開するスタートアップ企業のディネット(DINETTE)はこのほど、シリーズBとして総額8億円の資金調達を行った。尾﨑美紀ディネット代表取締役は、芸能活動を行っていた学生時代、あるスタートアップ企業でのインターンシップをきっかけに起業。2020年にはフォーブスの「30 UNDER 30 ASIA」に選出。昨年には経営体制を一新し、「女性最年少社長でのIPO(株式公開)」という目標を掲げる。目標に向けて最速で駆け抜ける起業家、尾﨑代表に聞いた。

WWDJAPAN(以下WWD):今回の資金調達の背景と使い道は?

尾﨑美紀(以下、尾﨑):大和企業投資がリードになり、既存株主のセレスとMTGベンチャーズから追加出資を受けました。実は昨年、女性最年少社長でのIPOを掲げ、組織と経営のあり方を大きく変えていました。今回調達した資金は、アジア地域でのマーケティングとフェムテック分野での新ブランド開発に投じて、IPOに向けて事業をさらに加速します。

WWD:起業のきっかけは?

尾﨑:大学で芸能の仕事をするようになって、ヘアメイクを始め、いろいろな美容をするようになって、可愛くなること、きれいになることが楽しくて。なので就職活動でも、キラキラワクワクできるような仕事という意味で広告代理店などのマスコミ系を中心に受けていました。それなりにうまくいっていたのですが、同時に思ったほどワクワクしていない自分もいました。ほぼ同時期に、あるスタートアップ企業のCEOの下でインターンに行っていたのですが、そのCEOがものすごい魅力的で、輝いて見えたんです。私もこうなりたい、でも経験もないし、と悩んでいたときに背中を押してくれたのが、当時アパレル向けの動画制作やメディア、アパレルD2Cブランド「エイミーイストワール」などを展開していた3ミニッツのCEOだった宮地(洋州・現1SEC代表)さんでした。3ミニッツはアパレルが中心だったので、私はビューティでやろう!と。宮地さんには起業してから2〜3年はいろいろとメンターとしてアドバイスをもらったり、相談させてもらってました。

WWD:19年2月にブランド「フィービービューティアップ」を立ち上げて、1年で月商5000万円に。直近の2月では月商2億円にまで成長した。順風満帆にも思えるが、資金繰りに困るようなことはなかった?

尾﨑:うーん。初年度は資金繰りに困ることもありましたが、ブランドの立ち上げ以降、事業は順調に拡大してきたと思います。それより大変だったのは、やっぱり人と組織のマネジメントです。昨年、数年内のIPOを目標に掲げ、組織のあり方を根本から見直したときに、そのせいで初期のころから一緒にやってきたメンバーがまとまって辞めてしまって。とてもショックでした。何度もワンオンワンで思いを説明したつもりだったのですが、「なんで思いが伝わらなかったんだんだろう」って。そのときにはみんなの前で泣いてしまって。でもその後、残った社員たちが「私たちが美紀さんのことを助けますよ」って言ってくれた。それを聞いてまた大泣き(笑)。でも、これが私にとって大きな転機になりました。

WWD:どういうことでしょう?

尾﨑:スタートアップの経営をしていると、売り上げや社員がどんどん大きくなるので、同じように背負っているものと責任感もどんどん大きくなって、社員に弱いところなんて見せちゃいけない、かっこよく見せなきゃいけないんだ、っていう気持ちになっちゃうんですよ。でも、社員のみんなが「助けますよ」って言ってくれたことで、そっか、頼っていいんだって気づいたんです。これはプライベートでも同じです。起業後ずっと恋愛もうまくいかなくて、それも結局は弱い部分を見せられなかったからなんだと気づきました。

WWD:芸能活動から起業家へ。過去の経験は生きている?

尾﨑:コスメブランドの運営にあたって、メイクや話し方など容姿をどう他人に見せるか、といった経験はプラスにはなっていると思います。ただ、起業家界隈、投資家界隈ってやっぱり男社会なんですよ。資金調達になると、それこそいろんな投資家に会いに行くのですが、「自分がペルソナじゃないから(事業を)理解できない」みたいなことで断られることが本当に多くて。資金調達は断られることが当たり前なので、断られる事自体はいいんです。けど、そもそもトップが女性だから、女性による女性のためのビジネスモデルだからみたいな理由で断られると本当に悔しくて。加えて、投資家の男性から明らかにビジネスとは関係ない食事にしつこく誘われたり、ときにはさらに露骨な誘いを受けたことも。「女性の最年少上場社長」という目標は、そうした現状を変えたいという思いを込めています。もし実現できたら、「女性起業家」「フェムテック」への視線や考え方も変えられるし、これから起業を目指す女性のロールモデルにもなれる。

WWD:コスメだけでなく、ファッションも好きですよね。

尾﨑:もちろんファッションも好きです。今日着けている指輪は「シャネル(CHANEL)」「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」。高級品を買うのは、目標を達成したときの自分へのご褒美です。先日もある大きな目標を達成したので、「エルメス」のバーキンを買いました。当たり前ですが、高級ブランドばかりを買っているわけではなく、ピアスはヨーロッパのヴィンテージで、インスタで見つけて気に入って買いました。

WWD:女性の最年少上場を達成したときは何を買う?

尾﨑:うーん。まだ決めてませんが、家とかかなあ(笑)。

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渋谷パルコがGWにイベントを連発 よしもと芸人とのコラボ商品発売など

 渋谷パルコは4月29日から5月8日の期間、“PLAY PARCO”と題したキャンペーンを行う。

 目玉は吉本興業との協業で、4階のセレクトショップ「ニュースタア」では、よしもと芸人とコラボした商品を発売する。ダイアンはデザイナー・ホリヒロカズによるブランド「健康(ヘルシー)」とタッグを組んで刺しゅう入りの商品を販売し、チュートリアルの徳井義実はバイヤーとなって観葉植物や鉢をセレクト。男性ブランコはイラストレーターいとうひでみと共に、男性ブランコのコントを題材にいとうが描いた絵を用いた雑貨などを販売。原画展も行う。

 地下1階の飲食フロア、カオスキッチンでは、蛙亭が「うどん おにやんま」とコラボ。イワクラの地元である宮崎県の名物、チキン南蛮を使った“チキン南蛮ぶっかけうどん”(税込770円)を提供する。そいつどいつは「串カツあらた」と、市川刺身の名前から着想した“刺身串”(350円〜)などを販売する。

 さらに、渋谷パルコ内の店舗で3000円以上(合算不可)購入した客に、ヨシモト∞(無限大)ホールの招待券(2人以上の来場で1人が無料)を1枚プレゼントしたり、対象期間中の同ホールの公演チケットを持参した客にサービスを実施したりする。

 渋谷パルコはほかに、人気キャラクター“ちいかわ”と渋谷パルコに出店するブランドがコラボした商品の発売や、フォトブースの設置も行う。さらに糸井重里が主宰するウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」や、航空会社のピーチが提供する行き先が選べない「旅くじ」などとも協業する。

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ゴールドウインが子ども向けイベント開催中 地、水、火、風、空をテーマに5組の建築家とコラボ

 ゴールドウインは、東京・赤坂の東京ミッドタウン芝生広場で子どもとファミリー層を対象としたイベント“ゴールドウイン プレイアースパーク(GOLDWIN PLAY EARTH PARK)”を5月29日まで開催中だ。ゴールドウインのコンセプトである“PLAY EARTH(地球と遊ぶ)”にちなんで、地、水、火、風、空の5つをイメージした遊具を設置して、自然とのつながりを深める体験の場を提供する。またデザイナーズブランドとコラボした限定アイテムも販売する。

 5組の建築家・建築事務所が遊具デザインを担当した。例えば“地”の遊具は、山田紗子建築設計事務所が担当し、大地が隆起したような六角形の角すいをマーブル模様で仕上げた独創的な造形だ。10cmほどの隙間を空けて子どもが入り込みたくなる工夫を施したほか、1本の四角すいには子どもの体がおさまるほどの空洞を作った。“火”の遊具は、豊田啓介と蔡佳萱、酒井康介によるノイズ(noiz)が担当。トランポリンに乗ると中央の装置が稼働して風船が膨らむ遊具で、人力の火起こしからイメージを広げたものだという。そのほか、中村竜治は、上昇気流で紙などを浮かせる“風”の遊具を作り、大野友資は硬さも大きさも異なる透明のビニールで“空”を表現した。

 渡辺貴生ゴールドウイン社長は、「われわれは2020年に創業70周年を迎え、“PLAY EARTH”というコンセプトを掲げた。スポーツは石を飛ばしたり、水を泳いだりと、余暇を楽しむ遊びから始まったと言われる。このイベントで、自然発生的な遊びに触れて、われわれの考えるスポーツのあり方を体感してほしい」と話す。若手建築家を起用したのは、「名の知れた人と一緒にやるのもいいが、若い才能を発掘するのも面白いから」だと話す。「個性の異なる5組とコラボし、見た目も良い遊戯になった」と語る。この夏には富山県でも“PLAY EARTH”をテーマにしたイベントを予定する。

 限定アイテムは、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」とポケモンのコラボジャケット(キッズサイズのみ、税込1万890円)や、「スピード(SPEED)」と「フミト ガンリュウ(FUMITO GANRYU)」のコラボポンチョ(キッズサイズのみ、同1万9800円)などを用意する。リサイクルナイロン素材や、生産過程で生まれた端材を使うなど、環境に配慮したアイテムとなる。

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ユニクロが「マルニ」とのコラボコレクションを5月20日に発売 全20アイテムを公開

 ユニクロは5月20日、イタリアのファッションブランド「マルニ(MARNI)」とのコラボレーションコレクション「ユニクロ アンド マルニ(UNIQLO AND MARNI)」を発売する。「マルニ」らしい鮮やかな色やプリントを主役にしたウィメンズ、メンズ、雑貨(ソックス)の計20アイテムを企画。フルラインアップは国内では「ユニクロ(UNIQLO)」123店と公式ECで販売し、一部商品は全店で扱う。

 商品の内訳は、ウィメンズ9型、メンズ10型、ソックス1型。色×色、柄×柄の大胆な掛け合わせで見せる、明るいムードのアイテムがそろう。価格帯はアウター税込4990〜1万4900円、ボトムス2990〜5990円、シャツ2990〜4990円、カットソートップス1990円、ドレス2990〜5990円、ソックス990円。コレクション発売を記念し、オリジナル柄を使用したARフィルターをインスタグラムのリール機能で公開する。

 「マルニ」は1994年にコンスエロ・カスティリオーニ(Consuelo Castiglioni)が創業。2016年からはフランチェスコ・リッソ(Francesco Risso)がクリエイティブディレクションを担っている。リッソはユニクロとの協業について「(ユニクロのコンセプトである)“LifeWear”への私たち独自の解釈を入れ込んでいった。少し型破りな考え方をすることで、完璧な技術で作られたユニクロの商品と、『マルニ』のオフビートで(=少し調子のはずれたところがあって)前向きなスピリットをつなぎ合わせていった」とコメント。ユニクロでデザイナーコラボを主導する勝田幸宏ファーストリテイリンググループ執行役員ユニクロR&D統括責任者は、「『マルニ』との協業により、新しい時代の新しい季節に向け、服をまとうことの楽しさを感じてもらえるコレクションができた」と発表している。

 ユニクロは「マルニ」とのコラボの他に、今春夏は「マメ クロゴウチ(MAME KUROGOUCHI)」との第3弾となるウィメンズインナー中心のコラボも4月29日に発売を予定している。

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1人すき焼き「すき焼ライク」は、牛丼屋の牛すき鍋に勝てるか。すき焼専門なら厳しい⁈

4月4日から5月9日まで、期間限定で東京・上野にオープンしている、1人すき焼専門店の「すき焼ライク」。「焼肉ライク」の1階で営業していて、2階は通常通り「焼肉ライク」なっている。5月10日からは「焼肉ライク」に戻す予定だ。この「すき焼ライク」、なかなかの人気でランチ時には行列ができるほどだ。1人すき焼は成立するのか。それとも「焼肉ライク」があるから成り立つのか。実際に行ってみて、見えてきたものは...。
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元『海老バルOrb』のNO,3上甲氏、「チャオメン&肉汁シウマイをもっと広めたい!」蒸し料理に特化して展開

海老バルOrbの取締役として活躍した上甲博司氏は2019年10月、「酒と肴とせいろ蒸し オオサカチャオメン 」(大阪・本町)で独立。2021年4月の2号店は梅田のウラサン(お初天神裏参道)に。そして5月に新店をオープン予定。「チャオメンを、土曜のお昼に吉本新喜劇を見ながら食べるような、日常に根付いた料理にしたいんです」と、野望を語る。
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元『海老バルOrb』のNO,3上甲氏、「チャオメン&肉汁シウマイをもっと広めたい!」蒸し料理に特化して展開

海老バルOrbの取締役として活躍した上甲博司氏は2019年10月、「酒と肴とせいろ蒸し オオサカチャオメン 」(大阪・本町)で独立。2021年4月の2号店は梅田のウラサン(お初天神裏参道)に。そして5月に新店をオープン予定。「チャオメンを、土曜のお昼に吉本新喜劇を見ながら食べるような、日常に根付いた料理にしたいんです」と、野望を語る。
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NFTでファッションはどう変わる?【ゲスト:永井幸輔弁護士】:記者談話室vol.29

 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。

 第29回は「NFTでファッションはどう変わる?」です。ファッション業界でも注目を集めているNFTについて、この分野に詳しい永井幸輔弁護士をゲストに迎えて分かりやすく解説していただきました。

 配信の中で触れられている「パ・リーグEcxiting Moments」は、現在ブロックチェーンを利用しておらず、今後対応を予定しています。

【今回のキーワード】
そもそも「NFT」って何?/なぜ注目されているか/ブロックチェーンとは?/きっかけになったNBAのカード/コピーはできてしまう/ウェブ3.0/所有が証明できる/ファッションとNFT/プロフィールピクチャー/コミュニティーに価値がある/アディダスの事例/アンブッシュ/フィジカルとの境がない/キャラクターを通じたアイデンティティの上書き/NFTの市場規模/新しいクリエイティブの創出

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