アシックス1〜3月は微減収 ウクライナ情勢の影響は「ほとんどない」

 アシックスの2022年1〜3月期は、売上高が前年同期比1.1%減の1053億円だった。デジタル関連投資や為替影響で販管費率が4.2ポイント上昇したため、営業利益は同31.1%減の100億円、純利益は同16.8%減の87億円だった。

 昨年7〜10月のベトナム工場の停止による商品不足はあったが、限られた生産キャパシテイーを主力のパフォーマンスランニングに集中させ、同カテゴリーが北米を中心に好調に推移し、打撃を最小限に抑えた。グローバルECの売上高は同12.7%増の157億円で、コロナ前の2019年と比べて3倍以上に増収した。廣田康人社長は「生産や物流の問題、国際情勢の変化などもあったが、良いスタートを切れた」と語った。ウクライナ情勢の影響については、「ロシアは年間売上高50億円ほどがあったが、全体からしたら軽微だ。ウクライナとの取引はほとんどなかったため、両国による影響はほとんどない。1日でも早く平和な生活が戻ることを願う」とコメントした。

 22年12月期の業績予想は2月の発表から変更せず、売上高4200億円、営業利益230億円、純利益135億円をとした。

The post アシックス1〜3月は微減収 ウクライナ情勢の影響は「ほとんどない」 appeared first on WWDJAPAN.

ユナイテッドアローズ、23年3月期は既存店回復に注力

 ユナイテッドアローズの2022年3月期は、売上高が前期比2.7%減の1183億円、営業損益が16億円の黒字(前期は66億円の赤字)、純損益は7億円の黒字だった。コロナ禍前の19年度比では売上高が24.8%減と回復が遅れている。コロナやコスト増といった外的要因に加え、UAの主力領域であるビジネスカテゴリーの不振が続く中で、「カジュアル商材の領域に振ったものの、お客さまにフィットする商品提供ができなかった」と松崎善則社長執行役員CEO。

 23年3月期は、既存店の回復に注力する。そのために22年4月1日付けで大規模な組織改編を行った。事業別に区分していた機能を集約し、商品力・販売力の向上につなげる。松崎CEOは、「当社の接客を通じて買い物が特別な時間になるような“感動”を提供することが使命だ。当社の強みを圧倒的なものにしていく」と話した。

 商品面では「社内で類似商品が増えてきた」という反省点から、横連携を生み出し各事業のポジションを明確化させる。また、人事制度の改定など従業員の満足度を高めて、販売力の底上げにつなげるほか、3月に実施した自社ECサイトのリニューアルを皮切りにOMOの取り組みを進め顧客とのエンゲージメントを高めていく。松崎CEOは、21年に始動したEC主軸の「シテン(CITEN)」やユーチューバーと組んだ「マルゥ ユナイテッドアローズ(MARU UNITED ARROWS)」への手応えを語り、これらに続く新たな顧客層獲得に向けたブランドおよびレーベルの立ち上げも計画するという。

 23年3月期の業績予想は、売上高が1300億円(前期比9.8%増)、営業利益48億円(同185.2%増)、純利益30億円を見込む。

The post ユナイテッドアローズ、23年3月期は既存店回復に注力 appeared first on WWDJAPAN.

カニエ・ウェスト×「ギャップ」×「バレンシアガ」のトリプルコラボ第2弾 MVでアイテムを先行披露

 カニエ・ウェスト(Kanye West)改めイェ(Ye)が手掛ける「イージー(YEEZY)」と「ギャップ(GAP)」のコラボレーションライン“イージー・ギャップ”は、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」との協業プロジェクト“イージー・ギャップ エンジニアド バイ バレンシアガ(YEEZY GAP ENGINEERED BY BALENCIAGA)”第2弾を5月25日に発売する。“イージー・ギャップ”公式オンラインストアとファーフェッチ(FARFETCH)などで取り扱う予定だ。

 イェはコレクションの発売に先駆けて、アルバム「Donda 2」の収録曲「Life of The Party」のミュージックビデオで新作アイテムを披露した。ビデオ内では幼少時代のイェの写真を加工し、同コレクションのパファージャケットやデニムジャケット、パーカなどを着用させている。

The post カニエ・ウェスト×「ギャップ」×「バレンシアガ」のトリプルコラボ第2弾 MVでアイテムを先行披露 appeared first on WWDJAPAN.

「ステューシー」と「ナイキ」がコラボ “エア フォース 1 ミッド”など全5型

 「ステューシー(STUSSY)」は、「ナイキ(NIKE)」とコラボレーションしたコレクションを5月14日に発売する。「ステューシー」の公式オンラインストアと渋谷や原宿などの旗艦店、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)で取り扱う。

 コラボコレクションは、“エア フォース 1 ミッド(AIR FORCE 1 MID)”を中心に、フーディーとスエットパンツのセットアップ、Tシャツ、ビーニーの全5型を用意する。“エア フォース 1 ミッド”は、アッパーにヘンプ素材を採用した「ステューシー」らしいライトベージュとブラック、ホワイト&ブラックの3色をそろえる。どれもトゥボックスに「ステューシー」のSSリンクロゴを配したほか、ストラップ部分には“STUSSY”の文字をあしらっている。フーディーとスエットパンツのセットアップは、両者のロゴをシンプルに添え、グレーとブラック、ライトグリーンの3色をラインアップ。Tシャツは、背面にピースマークとハートマーク、スウッシュの手描き風グラフィックを大胆にプリントしている。

The post 「ステューシー」と「ナイキ」がコラボ “エア フォース 1 ミッド”など全5型 appeared first on WWDJAPAN.

パルコがカイハラらと協業してデニムシャツを製作 自社クラウドファンディングサービスで受注を開始

 パルコは5月18日、同社が運営する購入型クラウドファンディングサービス「ブースター(BOOSTER)」を利用して、デニム生地メーカー大手のカイハラ、古着リメークを得意とする日本ブランド「ローランダー(LOWRUNDER)」と協業したデニムシャツの受注を開始する。

 デニムシャツは3つのデザインを用意し、いずれもパッチワークが特徴的。ゆったりとしたシルエットのユニセックス仕様だ。サステナブルなモノ作りの観点と価格を抑えるため、生地にはカイハラの規格外のデニムや生地見本のストックを用いる。「ブースター」の利用についても、担当者は「受注生産によって商品ロスを抑えるため」と話す。

 カイハラは来年、創業130年を迎える広島のデニム生地メーカー。国内デニムのシェア50%を占め、ラグジュアリーブランドにも生地を提供する。「ローランダー」は、2009年に櫟(いちい)純也と斎藤菜奈がスタートしたブランド。

 パルコは今回のトリプルコラボについて、「近年、各地の伝統的な産業や技術にフォーカスしたプロジェクトに力を入れており、同時に創業以来の“新たな才能の発掘”および“活躍の場の提供”を心掛けている」と述べる。

The post パルコがカイハラらと協業してデニムシャツを製作 自社クラウドファンディングサービスで受注を開始 appeared first on WWDJAPAN.

伊藤忠・繊維、21年度は純利益251億円 主要子会社が黒字化

 伊藤忠商事・繊維カンパニーの2022年3月期の純利益は前期比235億円増の251億円になった。海外事業の売却益で25億円を計上したほか、副資材卸最大手の三景やジーンズ大手のエドウイン、メンズアパレルのジョイックスコーポレーションなど主な子会社が黒字化した。23年3月期は260億円の計画。

 主な子会社の純利益は、ジョイックスが7億円(前期は8億円の赤字)、エドウインが16億円(前期は17億円の赤字)、三景が5億円(前期は82億円の赤字)、香港の伊藤忠テキスタイルプロミネント(アジア)が20億円(前期は9億円の黒字)、中国の伊藤忠繊維貿易(中国)が17億円(前期は11億円の黒字)だった。エドウインは固定資産の売却益10億円を計上しており、こちらは日暮里の旧本社の土地と建物の売却と見られる。21年3月期は三景が85億円の減損損失を計上するなど、主要子会社の構造改革を強いられたものの、22年3月期は「低重心経営」を掲げ、事業会社の立て直しに力を注いでいた。

The post 伊藤忠・繊維、21年度は純利益251億円 主要子会社が黒字化 appeared first on WWDJAPAN.

「エディー・バウアー」、CEOが退任へ 後任は未定

 「エディー・バウアー(EDDIE BAUER)」は、ダミアン・ファン(Damien Huang)最高経営責任者(CEO)が13日付で退任すると発表した。後任は未定。

 ファンCEOは「パタゴニア(PATAGONIA)」でデザイン&マーチャンダイジング部門のバイス・プレジデントや、「ノースフェイス(NORTHFACE)」でプロダクト・ディレクターなどを務めた。2012年に「エディー・バウアー」に入社。パフォーマンスウエアやアウターに注力し、アウトドア体験の普及に努め、ブランドをけん引した。

 「エディー・バウアー」は1920年、シアトル生まれの伝統的なアウトドアブランド。2021年5月には、ブランドマネジメント企業オーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP以下、ABG)とスパーク・グループ(SPARC GROUP以下、スパーク)が、同ブランドを買収。ABGが知的財産権を獲得し、スパークがブランド事業を担うことで合意している。スパークのマーク・ミラー(Marc Miller)CEOは、「長年にわたって『エディー・バウアー』を率いてくれたダミアンに感謝する。昨年はスパークの一員としても大きく関わりを持った」とコメントした。

The post 「エディー・バウアー」、CEOが退任へ 後任は未定 appeared first on WWDJAPAN.

ウルトラマン好きからLVMH注目の才能まで ロンドンで輝いた若手デザイナー

 ロンドン・ファッション・ウィーク(London Fashion Week以下、LFW)は、各都市のファッション・ウイークの中でも、特に若手デザイナーの支援に力を入れている。2022-23年秋冬シーズンでも、世界的デザイナーを多くの輩出してきた名門セント・マーチン美術大学(Central Saint Martins)やロンドン・カレッジ・オブ・ファッション(London College of Fashion)出身者がショーやプレゼンテーションを行った。ロンドンにはさまざまな人種や国籍の人々が集っているだけあり、若手デザイナーも国際色豊かだ。現地取材で見た、今注目の新進気鋭なデザイナー4人を紹介する。

ランジェリーをデイリーに解釈
「ネンシ ドジョカ」

 2021年度の「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE)」で、審査委員の全会一致でグランプリを受賞したのが「ネンシ ドジョカ(NENSI DOJAKA)」だ。LFWによる若手サポートを目的とした「ニュージェン(New Gen)」プロジェクトで、2回目となる単独ショーを開催した。デザイナーのネンシ・ドジョカは、1994年にアルバニア共和国で生まれ、イギリスで育った。セント・マーチン美術大学とロンドン・カレッジ・オブ・ファッションで学位を修め、20年にブランドを立ち上げた。ランジェリーからインスパイアされたスリップドレスがシグネチャーで、特にZ世代から熱視線を注がれている。

 今季も女性の体をキャンバスに、スパゲッティストラップを巧みに交差させ、素肌と布地の対比で魅惑的なムードを放っていた。ブラトップを備えたボディコンシャスなドレスを変わらず基盤としつつ、過去3シーズンよりもレースやチュールといったシアーな素材を控え、代わりにべルベットやレザーなど厚手の生地で日常的なドレスを提案。ドジョカはショー後のバックステージで「ブランドのコンセプトをデイリーウエアに拡張していきたい」と語っていた。

 アウターはテーラードジャケットに加えてダウンジャケットが登場。ウエストをストレッチ素材に切り替えて、女性の曲線的なラインを強調するデザインに仕上げた。初となるシューズは、「メゾン マルジェラ(MASION MARGIELA)」や「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」のシューズを生産する、イタリアの工場カンパニー(Compan)に依頼した。ドレスのスパゲッティストラップを足元に引用し、足の甲で細いレザーのストラップを交差させるローヒールのサンダルを制作した。

 卸先はすでに、世界中に40アカウント以上を抱えている。今後は顧客とバイヤーからの声を汲み取り、ビジネス面での成長が期待される。

牧歌的なスポーティーウエア
「ロビン リンチ」

 アイルランド出身の28歳、ロビン・リンチ(Robyn Lynch)はイギリスの国立大学ウエストミンスターでメンズウェア・デザインを専攻した。その後、アイルランドで最も古い美術大学アート&デザイン(National college of art and design)でテキスタイルを学び、自身の名を冠したブランドを19年秋冬シーズンにデビューさせた。

 故郷の歴史や文化を着想源に、アイルランド伝統のケーブルニットを使ったクラフト感のある温かみと、スポーティーな要素を組み合わせたリアルクローズが特徴だ。今季はスポーツブランド「コロンビア(COLOMBIA)」の支援を受けて、デッドストックをアップサイクルしたアウターがメインだ。手法として新しくはないものの、フューチャリスティックな仕上がりで、懐かしくも新鮮な印象を受けた。ダウンジャケットで約9万円、ナイロンのショーツで約3万5000円という価格帯も魅力である。

 現在は世界で9店舗の小売店と取引しており、日本では原宿のカンナビス(Cannabis)と大阪の082+で取り扱われている。

インドの要素を色彩豊かに
「スプリヤ レーレ」

 2017年創立の「スプリヤ レーレ(SUPRIYA LELE)」も、「ニュージェン」プロジェクトでショーを行った1人だ。インド人の両親のもと、イギリスで生まれ育ったデザイナーのスプリヤ・レーレ(Spriya Lele)は、ロンドンにある国立大学ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(Royal College of Art)出身で、20年の「LVMHプライズ」ではファイナリストに選出。自身のルーツであるインドの民族衣装と、サリーの布地を使ってドレープを利かせたデザインが特徴である。

 今シーズンも、艶やかな生地とシアーな素材で、女性の体のラインを美しく見せるアイテムが豊富だった。マイクロミニやローライズのパンツなど、Y2Kの要素をミニマルなルックにさりげなく差し込み、Z世代の等身大のデザインとして提案した。

 また、今季のコレクションは彼女の優れた色彩感覚が生かされていた。各ルックの色の組み合わせや、コレクション全体の配色の足し引きのバランスが良く、センスを感じさせた。インドのファッションといえば刺しゅうや柄物などの派手な装飾をイメージだが、大判の巻物を巻いたり捻ったりして体を包む、服の構造自体に着目している点が面白い。ショーにはヴィクトリア・ベッカム(Victoria Beckham)も来場していた。

ウルトラマンやゴジラに着想する
「チェット ロー」

 LFWの楽しみの一つが、突飛でコンセプチュアルな若手の創造性を見られること。今季は若手の合同ショー、ファッション・イースト(Fashion East)で2回目となるランウエイショーを行った「チェット ロー(CHET LO)」のハッピームード満点の世界観に魅了された。

 アジア系アメリカ人のチェット・ロー(Chet Lo)は、ニューヨークで生まれ育ち、セント・マーチン美術大学でニットウエアデザインを学んで2020年に卒業した。「プロエンザ スクーラー(PROENZA SCHOULER)」と「メゾン マルジェラ」でインターンを経験し、卒業後に自身の名を冠したブランドを立ち上げた。

 ローは、日本の漫画、特にゴジラとウルトラマンに着想を得るという。今季はパステルカラーのメルヘンなカラーパレットで構成。オリジナルで制作したゴジラの肌のようにとがったニット生地は、体に吸い付くように密着し、女性特有の曲線美を描き出す。素肌を見せるカットは官能的なシルエットながら、色と質感はソフトとハードの対極の要素を合わせ持ち、ローは「レイブと少女の美学の融合」と表現した。ランウエイを幻想的な空気へと一変させたのは、綿菓子のような質感のアウトラインがぼやけるフェイクファーやフェザーの装飾。センシュアルな西洋の美と、無垢で愛らしい東洋の美、フェミニティに付随する二つの異なる美学をシームレスに表現していた。

The post ウルトラマン好きからLVMH注目の才能まで ロンドンで輝いた若手デザイナー appeared first on WWDJAPAN.

ワールド、アパレル以外の成長分野に注力 コロナからの立て直しにメド

 ワールドは今期、デジタル事業とプラットフォーム事業(生産や販売などリソースの外販)への投資を加速する。前期(22年3月期)の営業黒字(53億円)転換を受け、課題だった主力のブランド事業の立て直しに一定のメドをつけた。今後の成長分野の収益拡大に舵を切る。

 同社は「中期ビジョン」において、25年3月期にEC売上高500億円以上(22年3月期は356億円)、プラットフォーム外販事業で売上高200億円(同139億円)を目標値に掲げる。売上高の成長が足踏みしている自社ECに関しては、他社ブランドの取り扱い拡大によるモール化や販売員によるアプリ内コンテンツ強化でテコ入れする。外部ECとの取り引きも積極的に拡大する。

 プラットフォーム事業においては、店舗設計デザインはアスプルンド、商品のOEM・ODMはワールド・プロダクション・パートナーズ、コスト面のコンサルティングはワールドビジネスサポートといった、それぞれ専門領域を持つ子会社が担ってきたが、このほどこれらを束ねる新会社ワールドプラットフォームサービスを設立。アパレル販売に関わるソリューションを一気通貫で提供できる体制を整えた。今年3月には店舗・EC統合物流の構築・運営をユナイテッドアローズから受託して以降、「多くの同業他社さまからのお問い合わせをいただいている」(鈴木信輝社長)という。

 ブランド事業は引き続き商品仕入れのコントロールと正価販売シフトを進める一方、新ブランドの立ち上げにも取り組む。クリエイターやインフルエンサーと協業し小規模ブランドを開発するワールド・ファッション・クラウドが事業開発のモデルケースになる。「従来のように店舗ありきの事業開発のプロセスとは相当変えていくことになる。並行して複数のブランドをテスト的に立ち上げ、お客さまのニーズを探りながら成長性を見極めていきたい」。

The post ワールド、アパレル以外の成長分野に注力 コロナからの立て直しにメド appeared first on WWDJAPAN.

「ニューバランス」を象徴するグレーシューズが集合、展示イベントが銀座で開催

 「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、ブランドを象徴する“グレー”をテーマにした展示“ニューバランス グレー ミュージアム(NB GREY MUSEUM)”を6月8日までエービーシー・マート グランドステージ銀座(ABC-MART GRAND STAGE GINZA)で開催している。

 同展ではグレーにまつわるブランドの歴史を紹介するほか、 “990”シリーズや“1000”シリーズ、モデル“620”、歴代の“M1300”など、これまでに発表してきたグレーのアーカイブシューズや、その場で購入できる最新のグレーシューズを並べる。

 「ニューバランス」が初めてグレーを採用したのは1980年代。当時発売したロード向けランニングシューズ“620”に用いて以来、“990”シリーズや “1000”シリーズなど、ブランドのアイコンモデルに継続して取り入れ、象徴的なカラーとなった。

■NB GREY MUSEUM
会期:5月11日〜6月8日
場所:ABC-MART GRAND STAGE GINZA
住所:東京都中央区銀座2-3-7

The post 「ニューバランス」を象徴するグレーシューズが集合、展示イベントが銀座で開催 appeared first on WWDJAPAN.

広がる生理用ナプキンの無償提供 ネクノイも実証実験開始

 オンラインの低容量ピルの処方アプリ「スマルナ」を運営するネクイノは、トイレで生理用ナプキンを無料で受け取れる新サービス「トレルナプロジェクト」の実証実験を、5月9日からイオンモール幕張新都心(千葉)のトイレ6箇所で開始した。そのほか、イオンレイクタウンKAZE2(埼玉)、泉北高速鉄道(大阪・泉ケ丘駅)や南海電鉄(大阪・難波駅、なんばCITYほか)、東急プラザ渋谷など6企業と連携し、5都市9カ所で実証実験を随時実施する。

 ユーザーは、専用アプリ「toreluna」をスマートフォンにダウンロードしトイレ内に設置するディスペンサー横にあるQRコードを読み取ると、生理用ナプキン(「ソフィボディフィット ふつうの日用 羽なし21cm」)を無料で1枚受け取ることができる。2時間ごとに1枚、1カ月あたり7枚が上限。「toreluna」が設置されているトイレに入ると、デジタルサイネージに一定時間の広告動画が表示される仕組みで、広告モデルを基盤とする。各施設では、3カ月以上の実験期間を設け、施設側のニーズやユーザーからのフィードバッグを元にサービス改善につなげる。

 ネクイノは、「スマルナ」をはじめ女性のさまざまな健康課題の解決に取り組んできた。同社が「スマルナ」ユーザー約2500人を対象にした調査では、95%の人が「トイレの個室内に無料で生理用ナプキンを受け取れるサービスがあれば利用したい」、74%が「手元になくて困った経験がある」、55%が「ナプキンの金銭的負担を感じる」と回答。こうしたニーズを踏まえて、共創パートナー企業とともに同プロジェクトを始動した。

 また、ウエルネスを事業領域とするスタートアップ企業のオイテル(東京都、小村大一社長)も2021年に同様のサービスの提供を開始。ららぽーとなどの商業施設のほか、学校や自治体との連携を進めており、生理用ナプキンを無償で提供する動きが広がっている。

The post 広がる生理用ナプキンの無償提供 ネクノイも実証実験開始 appeared first on WWDJAPAN.

医療用製品を応用しペン型マイクロニードル誕生! 目元やほうれい線にアプローチ

 光学・電気技術を用いた医療機器などを手掛けるシンクランドはこのほど、エイジレスビューティブランド「セレイア(SELEIA)」を立ち上げ、第1弾製品としてペン型のマイクロニードル美容液“モイスチャーリュクスST”(2.5mL×4本、税込1万6500 円)を販売した。公式ECサイトで展開するほか、6月29日までCOREDO室町3でポップアップショップを開設している。

 同社は、“痛くない、怖くない注射針”の実現に向け医療向けの技術開発を進める中、超極細針に直径0.03ミリメートルの目に見えない穴をあけ、針を空洞化することに成功した。この技術を美容に応用して誕生した“モイスチャーリュクスST”は、一般的にはパッチタイプが多いマイクロニードルをペン型にしたもの。パッチタイプは有効成分を針の形に固形化したものだが、同製品は針の中を空洞にして有効成分を自在に届けることができる。ペン先を肌に当てノックすると3秒で微細な透過経路を作り美容成分を注入。ペン先を離すと経路が閉じて有用成分を肌内部に閉じ込める。

 有効成分として、ナイアシンアミドやビタミンC誘導体、3種類のヒアルロン酸などを配合。乾燥による小ジワや目元、ほうれい線に使用することで滑らかでふっくらとしたハリと艶のある肌をかなえる。

 今後はシミに対応したタイプや、頭皮・育毛にアプローチした成分なども計画する。

The post 医療用製品を応用しペン型マイクロニードル誕生! 目元やほうれい線にアプローチ appeared first on WWDJAPAN.

レトロブームを古く見せずに着るには? 大人のための最旬アレンジ術【22年春夏トレンド】

 昭和レトロブームや古着人気も相まり、ノスタルジックな雰囲気の着こなしがウケています。のどかでタイムレスな印象をまとえるのも支持が集まる理由です。ただ今季は、どこか懐かしいムードを漂わせつつも、トレンドを生かしてアレンジするのがポイント。“ジェンダーレス”や“ヘルシーなセクシーさ”、“ポジティブ”などのキーワードを取り入れたスタイリングが鮮度を高めてくれます。古着やビンテージをマルチに着こなすうえでも役に立つコーディネート術です。

 たとえば、「ポール&ジョー(PAUL & JOE)」はビッグカラー(大襟)のパフスリーブワンピースを披露。ポジティブなイエローが今の気分を反映しています。足元は、花柄をあしらったオールディーズなハイソックスに、プラットフォームのローファーでボリュームを出しています。今回は、レトロなムードを今年らしくアップデートした装いをピックアップしました。

大襟×花柄はジェンダーレスなスタイルに

 古風なムードを漂わせる大襟は淑女風に着こなすのが主流でしたが、大襟が定着してきたことで、別のテイストでまとうアレンジも登場してきました。

 「ジーヴィージーヴィー(G.V.G.V.)」のトップスは、あでやかな総花柄がダイナミック。ビンテージっぽい着こなしですが、ノスタルジックにまとめすぎず、スカートとパンツが合わさったボトムスで、ジェンダーレスな雰囲気を演出。ハイウエストが脚を長く見せています。トップスは、肩先まで張り出した大襟がフレンチスリーブのような見え具合。りりしさも加わった、大人フェミニンの変化球スタイリングです。

吊りスカートはアシンメトリーでドレッシーに

 ベストとスカートがつながったジャンパースカートは、懐かしげな表情を宿しています。肩からひもで吊ったスカートや、胸当てが付いたサロペットスカートはどこかガーリーな雰囲気。これらをドラマティックに着こなすのが旬のスタイリングです。

 キュートなイメージのあるジャンパースカートも、「ワイズ(Y'S)」の手にかかれば、こんなにドレッシー。ウエストが締め付けられないので、ストレスフリーに着られます。レース素材を採用して少女っぽさやレトロ感を残しながらも、アシンメトリーのワンショルダーで動きをプラス。半袖開襟シャツとワークブーツでマニッシュな風味も添えています。

カーディガンはクロップド丈で健康的なセクシーに

 穏やかな風合いのカーディガンは、羽織るだけでノスタルジックなムードを醸し出すアイテムです。オールディーズな雰囲気の着こなしに向いていますが、色味や着丈を変えれば、新鮮なスタイリングに仕上がります。

 「チョノ(CHONO)」のカーディガンは、フレッシュなイエローがみずみずしいムード。このように着丈が短いタイプを選ぶと、目新しいバランスが生まれます。ウエストの位置が高く見えるので、脚長効果も期待できそう。素肌に着てボタンを締めて、きれいなVラインを見せることで、健康的なセクシーさもまとっています。

ヘッドスカーフは同系色コーデでエレガントに

 変わらず人気アイテムのヘッドスカーフは、巻き方のバリエーションが多いので、いろいろなムードをまとえるのがいいところ。たとえば、髪全体を覆う“真知子巻き”は、昭和レトロのイメージを呼び込めます。

 スカーフを服と同じ柄で用意したのは「ライト(WRYHT)」。ローブ風のロング丈のアウターを重ねて、縦に長いコーディネートに整えました。頭部を包んで後ろに流したヘッドスカーフが優美な見え具合。全体を柔らかいカラートーンで統一したおかげで、穏やかなスタイリングに仕上がっています。

 古着ライクな着こなしは、おしゃれ好きの間でますます支持を広げています。ビンテージやレトロなムードに少しひねりを加えたコーディネートは、さらに出番を増やしてくれそう。タイムレスでありながら、自分らしさを演出しやすいスタイリングです。

The post レトロブームを古く見せずに着るには? 大人のための最旬アレンジ術【22年春夏トレンド】 appeared first on WWDJAPAN.

レトロブームを古く見せずに着るには? 大人のための最旬アレンジ術【22年春夏トレンド】

 昭和レトロブームや古着人気も相まり、ノスタルジックな雰囲気の着こなしがウケています。のどかでタイムレスな印象をまとえるのも支持が集まる理由です。ただ今季は、どこか懐かしいムードを漂わせつつも、トレンドを生かしてアレンジするのがポイント。“ジェンダーレス”や“ヘルシーなセクシーさ”、“ポジティブ”などのキーワードを取り入れたスタイリングが鮮度を高めてくれます。古着やビンテージをマルチに着こなすうえでも役に立つコーディネート術です。

 たとえば、「ポール&ジョー(PAUL & JOE)」はビッグカラー(大襟)のパフスリーブワンピースを披露。ポジティブなイエローが今の気分を反映しています。足元は、花柄をあしらったオールディーズなハイソックスに、プラットフォームのローファーでボリュームを出しています。今回は、レトロなムードを今年らしくアップデートした装いをピックアップしました。

大襟×花柄はジェンダーレスなスタイルに

 古風なムードを漂わせる大襟は淑女風に着こなすのが主流でしたが、大襟が定着してきたことで、別のテイストでまとうアレンジも登場してきました。

 「ジーヴィージーヴィー(G.V.G.V.)」のトップスは、あでやかな総花柄がダイナミック。ビンテージっぽい着こなしですが、ノスタルジックにまとめすぎず、スカートとパンツが合わさったボトムスで、ジェンダーレスな雰囲気を演出。ハイウエストが脚を長く見せています。トップスは、肩先まで張り出した大襟がフレンチスリーブのような見え具合。りりしさも加わった、大人フェミニンの変化球スタイリングです。

吊りスカートはアシンメトリーでドレッシーに

 ベストとスカートがつながったジャンパースカートは、懐かしげな表情を宿しています。肩からひもで吊ったスカートや、胸当てが付いたサロペットスカートはどこかガーリーな雰囲気。これらをドラマティックに着こなすのが旬のスタイリングです。

 キュートなイメージのあるジャンパースカートも、「ワイズ(Y'S)」の手にかかれば、こんなにドレッシー。ウエストが締め付けられないので、ストレスフリーに着られます。レース素材を採用して少女っぽさやレトロ感を残しながらも、アシンメトリーのワンショルダーで動きをプラス。半袖開襟シャツとワークブーツでマニッシュな風味も添えています。

カーディガンはクロップド丈で健康的なセクシーに

 穏やかな風合いのカーディガンは、羽織るだけでノスタルジックなムードを醸し出すアイテムです。オールディーズな雰囲気の着こなしに向いていますが、色味や着丈を変えれば、新鮮なスタイリングに仕上がります。

 「チョノ(CHONO)」のカーディガンは、フレッシュなイエローがみずみずしいムード。このように着丈が短いタイプを選ぶと、目新しいバランスが生まれます。ウエストの位置が高く見えるので、脚長効果も期待できそう。素肌に着てボタンを締めて、きれいなVラインを見せることで、健康的なセクシーさもまとっています。

ヘッドスカーフは同系色コーデでエレガントに

 変わらず人気アイテムのヘッドスカーフは、巻き方のバリエーションが多いので、いろいろなムードをまとえるのがいいところ。たとえば、髪全体を覆う“真知子巻き”は、昭和レトロのイメージを呼び込めます。

 スカーフを服と同じ柄で用意したのは「ライト(WRYHT)」。ローブ風のロング丈のアウターを重ねて、縦に長いコーディネートに整えました。頭部を包んで後ろに流したヘッドスカーフが優美な見え具合。全体を柔らかいカラートーンで統一したおかげで、穏やかなスタイリングに仕上がっています。

 古着ライクな着こなしは、おしゃれ好きの間でますます支持を広げています。ビンテージやレトロなムードに少しひねりを加えたコーディネートは、さらに出番を増やしてくれそう。タイムレスでありながら、自分らしさを演出しやすいスタイリングです。

The post レトロブームを古く見せずに着るには? 大人のための最旬アレンジ術【22年春夏トレンド】 appeared first on WWDJAPAN.

シンガーソングランナー®︎・SUIが「シックスパッド」を体感 ラン初心者にこそおすすめしたい理由とは?

 MTGのトレーニングブランド「シックスパッド(SIXPAD)」は4月27日、新たな体幹トレーニングギア“パワースーツ コアベルト”を発売した。従来の“パワースーツ アブズ”からグレードアップし、背筋のトレーニングが可能になった新製品の魅力を、シンガーソングランナー®︎のSUI(スイ)が語る。

ダイエット目的で
始めたランニングが、
新たなコミュニティーの
輪を生んでくれた

 「高校生時代からダイエットを繰り返す中でなかなか体重が落ちなくなり、“このままではまずい”と感じて、ダイエットの一環としてランニングを始めたのが走り始めたきっかけです。3km、10kmと目標を決めて達成していくうちに、少しずつ自分に自信がつき、気持ちも前向きになりました。昔は食べることに罪悪感がありましたが、今では走るためにしっかり食べるよう心掛けるほどランニングに夢中です。

 最近は週4~5回、1日10km前後を走っています。ランニングを続けることで、マラソン大会で歌う機会もいただけるようになり、シンガーソングランナー®︎として新たなコミュニティーや活躍の場が生まれました。挑戦し続ける人の支えになったり、応援できたりしたらうれしいです。

 運動には人を変える力があると思っています。ランニングを続けると脳の司令塔である前頭葉が刺激され、集中力や発想力、判断力などが研ぎ澄まされるという研究結果があるそうです。ストレス発散にもなりますし、私のように自己肯定感を得られたという話も聞きます。走ることで、自分本来の輝きを取り戻せるのではないかと信じています」。

腹筋に意識が向くことで、
美しいフォームに近づける

 「ランニングは手軽にスタートできる運動だからこそ、基本を学ばずにトライしてしまう人がとても多いです。走るときは体幹を意識して、お腹とお尻に力を入れることが大切。フォームが乱れると必要以上に疲れてしまったり、けがの原因になったりすることも。とはいえ、日頃あまり運動をしていない人やラン初心者は、体幹といわれてもどこを意識したら良いのか悩んでしまうかもしれません。『シックスパッド』=プロアスリートのためのものと思わずに、ラン初心者の人こそ“パワースーツ コアベルト”を使うと、使うべき筋肉が意識しやすくなると思います。

 私自身、これまでもEMSトレーニング機器を利用したことはあるのですが、“パワースーツ コアベルト”はしっかり鍛えられている感覚があり、使い始めてすぐに手応えを感じることができました。お腹の前部分だけではなく、腹斜筋、広背筋下部と広範囲にアプローチすることで、ランニング時にも美しいフォームを意識しやすくなりました。

 そしてありがたいのが、Tシャツの下に着ても他の人に気づかれないほど薄い生地と、お手入れの手軽さ。ランナー同士、走った後に一緒にカフェでお茶をすることが多いのですが、装着したままでも気にせずいられるのがうれしいです。自宅の洗濯機で洗えるのも衛生的ですし、スプレーで電極部に水を吹きかけるだけで使え、簡単に操作できる点も気に入っているポイントです。4Hzと20Hz、2つのモード選択に加え、EMSのレベルも幅広く選択できます。個人的には4Hzが心地良く感じますが、筋肉トレーニングの感覚を掴みたい方には20Hz がおすすめです」。

パフォーマンス向上に
欠かせない、
宅トレ効率をアップ

 「ランニングのパフォーマンス向上のためには、お腹やお尻の筋肉が欠かせません。特にお腹はインナーコアのトレーニングが重要なので日頃から意識的に鍛えています。特にプランクトレーニングを行う時は、時間が経つにつれて腕で身体を支えてしまいがちですが、“パワースーツ コアベルト”を着用することで体幹を意識しやすいです。

 日常生活の中では洗い物やパソコン作業をする時にも使うことで、自然と姿勢に意識が向くようになりました。無意識の時の姿勢の悪さは日々の肩こりや腰痛につながりますし、猫背になったり、肩が丸まったりすると気持ちが下向きになってしまうと聞きます。美しい姿勢を意識して、明るい気持ちをキープしたいですね。また、運動不足でお悩みの人、腰周りの筋肉が気になる人にもぜひ試してほしいです」。

“パワースーツ
コアベルト”で
効率の良いハイブリッド
ランニングを

 今回SUIが試した“パワースーツ コアベルト”はお腹から腰周りを一周するように6つの電極がつき、腹直筋や腹斜筋、広背筋下部、脊柱起立筋下部にアプローチ。ランナーが重視したい体幹を鍛える。“ながらエクササイズ”や筋肉トレーニングの効率UPを助ける20Hz と、ウォームアップ時などに適した4Hz の2種のモードを搭載し、用途によって使い分けができる。

 また、現在ランニングステーション「ラフィネ ランニングスタイル ネオ(RAFFINE RUNNING STYLE NEO)」では、先着で“パワースーツ コアベルト”を1時間無料で貸し出すキャンペーンを行っている

※価格は全て税込みです
PHOTOS:RYOHEI HASHIMOTO
STYLING:MASUMI YAKUZAWA
HAIR&MAKEUP:TATSUYA SUZUKI
問い合わせ先
MTG
0120‐467‐222

The post シンガーソングランナー®︎・SUIが「シックスパッド」を体感 ラン初心者にこそおすすめしたい理由とは? appeared first on WWDJAPAN.

TBC発 “父の日にエステをプレゼント”という新たな選択肢

 TBCグループは、5月12日に東京・池袋にオープンする男性専用フェーシャル&ボディーサロン「ソシエ・オム by TBC」において、父の日に向けた施術を提案する。

 メニューは、“男のお悩み別セレクトフェイシャル体験コース”が税込5000円、“下っ腹ダイエットシェイプ体験コース”が8000円。共に無料のカウンセリングが付属し、特に“下っ腹ダイエットシェイプ体験コース”では適切な食事や運動のアドバイスも行う。

■ソシエ・オム by TBC
オープン日:5月12日
時間:月〜金曜日 12:00〜21:00 / 土日祝 10:00〜19:00
住所:東京都豊島区西池袋1-10-10 東武アネックスビル3階

The post TBC発 “父の日にエステをプレゼント”という新たな選択肢 appeared first on WWDJAPAN.

「シャネル」がモナコで3年ぶりのクルーズショー開催 メゾンとつながりの深い場所に新たな歴史を刻む

 「シャネル(CHANEL)」は5月5日、高級リゾート地として知られるモナコ公国のモンテカルロで2023年クルーズ・コレクションのショーを開催した。会場となったモンテカルロ・ビーチ・ホテルのプライベートビーチに招かれたのは、ようやく渡欧を再開したタイや韓国、香港、シンガポールからのアジア勢を含む世界各国のメディア関係者やインフルエンサー、上顧客ら400人強。メゾンのアンバサダーである女優のクリステン・スチュワート(Kristen Stewart)やティルダ・スウィントン(Tilda Swinton)、シャルロット・カシラギ(Charlotte Casiraghi)、BIGBANGのG-DRAGON、そして今回のコレクションのティザー映像を手掛けた映画監督のソフィア・コッポラ(Sophia Coppola)らセレブリティーも数多く来場し、華やかなクルーズショーの復活を印象付けた。

「シャネル」とモナコの深い関係

 「モナコは『シャネル』の歴史と密接な関係にある。私たちは、そこで多くの幸せなひとときを紡いできた」とヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)=アーティスティック・ディレクターが語るように、同国はメゾンと切っても切れない場所だ。その歴史は、創業者のガブリエル・シャネル(Gabriel Chanel)がモナコと地中海沿岸の周辺地域を訪れた1910年代までさかのぼる。現地を頻繁に訪れて社交生活を送った彼女は、20年代の終わりにモナコに隣接するロクブリュヌ・カップ・マルタンの高台に別荘ラ・パウザ(La Pausa)を建設した。

 一方、83年に「シャネル」のデザイナーとなったカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)も80年代後半から90年代後半にかけて、モンテカルロ沿岸の高台にある別荘ラ・ヴィジー(La Vigie)で夏を過ごし、現地で度々キャンペーンビジュアルの撮影を行なっていた。長年カールの右腕を務めてきたヴィルジニー自身も、モナコでカールだけでなく、彼と親交の深かったカロリーヌ・ド・モナコ(Caroline de Monaco)公女、そして、カロリーヌの長女であり2021年から「シャネル」のアンバサダーも務めているシャルロット・カシラギと多くの時間を共にしており、「私にとってモナコとは、何よりも感情を豊かに呼び覚ます場所」だと話す。今回の会場となったビーチは、ラ・ヴィジーからも見渡せる場所。そんなロケーションでのショーを、カールも夢見ていたという。

F1、カジノ、海……モナコの要素満載のコレクション

 そんなメゾンにとって特別な場所で披露されたコレクションは、モナコにまつわる要素が満載だ。インスピレーション源は、モンテカルロのコスモポリタンなビーチスタイルと、南仏のコートダジュールにまつわる「シャネル」の歴史。クルーズ・コレクションにふさわしく、軽やかさとエレガンスを融合したアイテムがそろう。

 ファーストルックは、ノーカラージャケットとパンツをアレンジしたようなコットンツイードのジャンプスーツに、ワッペン風の装飾を施したキャップを合わせたスタイル。その後も、序盤は毎年5月に開催されるモナコグランプリにちなみ、F1レーサーや整備士のユニホームをエレガントに再解釈したルックをバリエーション豊富に打ち出した。レーシングの要素は、それだけにとどまらない。チェッカーフラッグのモチーフやチェック柄は、風をまとう軽やかなシフォンドレスやスイムウエアにプリントしたり、ニットで表現したり。ドライビンググローブをはめ、ヘルメットを携えたモデルもランウエイを闊歩する。

 コレクション全体に漂うのは、スポーティーな雰囲気。スイムウエアにはボクシングショーツやなめらかなシャツドレスを合わせ、テニスウエアを想起させるミニスカートやショーツのルックはメタリックカラーをアクセントにしたスニーカーでアクティブに仕上げている。一方、カールへのオマージュを感じさせる白いハイカラーのストライプシャツやシャツドレスも印象的。終盤は、現地に咲く花々をイメージしたスパンコール刺しゅうや総スパンコールで仕上げたグラマラスなイブニングルックで締めくくった。

 今季は仕上げのアクセサリーも遊び心満点で際立っている。ヘルメットやスロットマシーン、テニスラケット用のカバーやバッグはキャッチーなミニバッグになり、カジノのコインモチーフはピアスに。ゴールドカラーやパールのジュエリーには、象徴的な“ココ”マークやカメリア、アイコンバッグのモチーフだけでなく、巨大な海洋博物館を擁するモナコに通じる魚や貝のモチーフも見られる。足元は、モンテカルロ・バレエのダンサーが履くトーシューズから着想を得た黒いサテンのパンプスをはじめ、Tストラップサンダルなど。極薄のタイツを合わせるコーディネートは、ヴィルジニーがカロリーヌ公妃と初めてビーチで会った時の彼女の着こなしからヒントを得たという。

 昼はテニスやビーチでのひとときを楽しみ、夜にはドレスアップしてディナーやカジノに繰り出す―――そんなモナコでの優雅できらびやかな時間が目に浮かぶコレクションで、ヴィルジニーは「シャネル」とモナコをつなぐ歴史に新たな1ページを刻んだ。

アフターパーティーはカールが過ごした別荘で

 ショー当日の夜に開かれたディナーとアフターパーティーの会場は、前述の別荘ラ・ヴィジー。2階にある書斎やベッドルームは、このイベントのためにヴィルジニーとソフィア監修のもと、カールが撮影した過去のキャンペーンビジュアルで飾られた。その中には、実際にこの別荘で撮影されたリンダ・エヴァンジェリスタ(Linda Evangelista)やクリスティ・ターリントン(Christy Turlington)の1991年春夏の写真もあり、今でも色褪せぬ魅力を放つ。

 そして郷土料理を交えたディナーの後には、テラスに設けられたステージに音楽プロデューサーでありギタリストのナイル・ロジャース(Nile Rodgers)が登場。シック(CHIC)の「おしゃれフリーク(Le Freak)」や「エブリバディ・ダンス(Everybody Dance)」からファレル・ウィリアムズ(Pharrell Williams)をフィーチャリングしたダフトパンク(Daft Punk)の「ゲット・ラッキー(Get Lucky)」まで、これまでに手がけてきた誰もが一度は聴いたことのあるような名曲でダンスフロアを大いに盛り上げた。

世界を巡るクルーズショーが本格再開

 過去2年間、新型コロナウイルスの影響によりデジタルでクルーズ・コレクションを発表していたため、「シャネル」が有観客のクルーズショーを開くのは3年ぶり。このショーを皮切りに、本格的に世界を巡るクルーズ・コレクションのショーが再開する。

 今後、5月12日には「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」がアメリカ・カリフォルニアで、16日には「グッチ(GUCCI)」がイタリア・プーリアで、22日には「バレンシアガ(BALENCIAGA)」がアメリカ・ニューヨークでショー開催を計画。6月には「ディオール(DIOR)」と「マックスマーラ(MAX MARA)」もそれぞれスペイン・セビリアとポルトガル・リスボンで2023年クルーズ・コレクションを披露する予定だ。独自のコレクション発表スケジュールに切り替えた「グッチ」と「バレンシアガ」は“クルーズ・コレクション”と題してはいないものの、クルーズシーズンに行われるショーのラインアップに加わることになる。

The post 「シャネル」がモナコで3年ぶりのクルーズショー開催 メゾンとつながりの深い場所に新たな歴史を刻む appeared first on WWDJAPAN.

「シャネル」がモナコで3年ぶりのクルーズショー開催 メゾンとつながりの深い場所に新たな歴史を刻む

 「シャネル(CHANEL)」は5月5日、高級リゾート地として知られるモナコ公国のモンテカルロで2023年クルーズ・コレクションのショーを開催した。会場となったモンテカルロ・ビーチ・ホテルのプライベートビーチに招かれたのは、ようやく渡欧を再開したタイや韓国、香港、シンガポールからのアジア勢を含む世界各国のメディア関係者やインフルエンサー、上顧客ら400人強。メゾンのアンバサダーである女優のクリステン・スチュワート(Kristen Stewart)やティルダ・スウィントン(Tilda Swinton)、シャルロット・カシラギ(Charlotte Casiraghi)、BIGBANGのG-DRAGON、そして今回のコレクションのティザー映像を手掛けた映画監督のソフィア・コッポラ(Sophia Coppola)らセレブリティーも数多く来場し、華やかなクルーズショーの復活を印象付けた。

「シャネル」とモナコの深い関係

 「モナコは『シャネル』の歴史と密接な関係にある。私たちは、そこで多くの幸せなひとときを紡いできた」とヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)=アーティスティック・ディレクターが語るように、同国はメゾンと切っても切れない場所だ。その歴史は、創業者のガブリエル・シャネル(Gabriel Chanel)がモナコと地中海沿岸の周辺地域を訪れた1910年代までさかのぼる。現地を頻繁に訪れて社交生活を送った彼女は、20年代の終わりにモナコに隣接するロクブリュヌ・カップ・マルタンの高台に別荘ラ・パウザ(La Pausa)を建設した。

 一方、83年に「シャネル」のデザイナーとなったカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)も80年代後半から90年代後半にかけて、モンテカルロ沿岸の高台にある別荘ラ・ヴィジー(La Vigie)で夏を過ごし、現地で度々キャンペーンビジュアルの撮影を行なっていた。長年カールの右腕を務めてきたヴィルジニー自身も、モナコでカールだけでなく、彼と親交の深かったカロリーヌ・ド・モナコ(Caroline de Monaco)公女、そして、カロリーヌの長女であり2021年から「シャネル」のアンバサダーも務めているシャルロット・カシラギと多くの時間を共にしており、「私にとってモナコとは、何よりも感情を豊かに呼び覚ます場所」だと話す。今回の会場となったビーチは、ラ・ヴィジーからも見渡せる場所。そんなロケーションでのショーを、カールも夢見ていたという。

F1、カジノ、海……モナコの要素満載のコレクション

 そんなメゾンにとって特別な場所で披露されたコレクションは、モナコにまつわる要素が満載だ。インスピレーション源は、モンテカルロのコスモポリタンなビーチスタイルと、南仏のコートダジュールにまつわる「シャネル」の歴史。クルーズ・コレクションにふさわしく、軽やかさとエレガンスを融合したアイテムがそろう。

 ファーストルックは、ノーカラージャケットとパンツをアレンジしたようなコットンツイードのジャンプスーツに、ワッペン風の装飾を施したキャップを合わせたスタイル。その後も、序盤は毎年5月に開催されるモナコグランプリにちなみ、F1レーサーや整備士のユニホームをエレガントに再解釈したルックをバリエーション豊富に打ち出した。レーシングの要素は、それだけにとどまらない。チェッカーフラッグのモチーフやチェック柄は、風をまとう軽やかなシフォンドレスやスイムウエアにプリントしたり、ニットで表現したり。ドライビンググローブをはめ、ヘルメットを携えたモデルもランウエイを闊歩する。

 コレクション全体に漂うのは、スポーティーな雰囲気。スイムウエアにはボクシングショーツやなめらかなシャツドレスを合わせ、テニスウエアを想起させるミニスカートやショーツのルックはメタリックカラーをアクセントにしたスニーカーでアクティブに仕上げている。一方、カールへのオマージュを感じさせる白いハイカラーのストライプシャツやシャツドレスも印象的。終盤は、現地に咲く花々をイメージしたスパンコール刺しゅうや総スパンコールで仕上げたグラマラスなイブニングルックで締めくくった。

 今季は仕上げのアクセサリーも遊び心満点で際立っている。ヘルメットやスロットマシーン、テニスラケット用のカバーやバッグはキャッチーなミニバッグになり、カジノのコインモチーフはピアスに。ゴールドカラーやパールのジュエリーには、象徴的な“ココ”マークやカメリア、アイコンバッグのモチーフだけでなく、巨大な海洋博物館を擁するモナコに通じる魚や貝のモチーフも見られる。足元は、モンテカルロ・バレエのダンサーが履くトーシューズから着想を得た黒いサテンのパンプスをはじめ、Tストラップサンダルなど。極薄のタイツを合わせるコーディネートは、ヴィルジニーがカロリーヌ公妃と初めてビーチで会った時の彼女の着こなしからヒントを得たという。

 昼はテニスやビーチでのひとときを楽しみ、夜にはドレスアップしてディナーやカジノに繰り出す―――そんなモナコでの優雅できらびやかな時間が目に浮かぶコレクションで、ヴィルジニーは「シャネル」とモナコをつなぐ歴史に新たな1ページを刻んだ。

アフターパーティーはカールが過ごした別荘で

 ショー当日の夜に開かれたディナーとアフターパーティーの会場は、前述の別荘ラ・ヴィジー。2階にある書斎やベッドルームは、このイベントのためにヴィルジニーとソフィア監修のもと、カールが撮影した過去のキャンペーンビジュアルで飾られた。その中には、実際にこの別荘で撮影されたリンダ・エヴァンジェリスタ(Linda Evangelista)やクリスティ・ターリントン(Christy Turlington)の1991年春夏の写真もあり、今でも色褪せぬ魅力を放つ。

 そして郷土料理を交えたディナーの後には、テラスに設けられたステージに音楽プロデューサーでありギタリストのナイル・ロジャース(Nile Rodgers)が登場。シック(CHIC)の「おしゃれフリーク(Le Freak)」や「エブリバディ・ダンス(Everybody Dance)」からファレル・ウィリアムズ(Pharrell Williams)をフィーチャリングしたダフトパンク(Daft Punk)の「ゲット・ラッキー(Get Lucky)」まで、これまでに手がけてきた誰もが一度は聴いたことのあるような名曲でダンスフロアを大いに盛り上げた。

世界を巡るクルーズショーが本格再開

 過去2年間、新型コロナウイルスの影響によりデジタルでクルーズ・コレクションを発表していたため、「シャネル」が有観客のクルーズショーを開くのは3年ぶり。このショーを皮切りに、本格的に世界を巡るクルーズ・コレクションのショーが再開する。

 今後、5月12日には「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」がアメリカ・カリフォルニアで、16日には「グッチ(GUCCI)」がイタリア・プーリアで、22日には「バレンシアガ(BALENCIAGA)」がアメリカ・ニューヨークでショー開催を計画。6月には「ディオール(DIOR)」と「マックスマーラ(MAX MARA)」もそれぞれスペイン・セビリアとポルトガル・リスボンで2023年クルーズ・コレクションを披露する予定だ。独自のコレクション発表スケジュールに切り替えた「グッチ」と「バレンシアガ」は“クルーズ・コレクション”と題してはいないものの、クルーズシーズンに行われるショーのラインアップに加わることになる。

The post 「シャネル」がモナコで3年ぶりのクルーズショー開催 メゾンとつながりの深い場所に新たな歴史を刻む appeared first on WWDJAPAN.

「ディオール」ビューティー アンバサダーに、柴咲コウが就任 独占インタビューで語ったスキンケア&ライフスタイルの哲学とは

 「ディオール(DIOR)」は4月、ディオール ビューティー アンバサダーに俳優・柴咲コウを起用した。同ブランドは、自然への敬意と共に、肌の美しさを高めるため、50年以上に渡るフローラル サイエンスを発展させ、自然由来かつ持続可能な成分の配合、消費者が安全性に疑問を感じる成分の不使用、環境へ配慮したパッケージの採用などサステナブルな取り組みを推進してきた。今後どのようなメッセージを発信するのか柴咲コウに聞いた。

深呼吸し、森の音に耳を傾ける。
シンプルなことに
五感を使う時間を

WWDJAPAN(以下、WWD):打診を受けたとき、感じたことは?

柴咲コウ(以下、柴咲):「ディオール」が、スキンケアはもちろん、美しさとサステナビリティを打ち出していきたいと知り、私自身もそうした活動を重ねてきているので強く共感しました。「ディオール」は、芯の強さも女性らしさもどちらも持てるブランドで、パワーをもらっています。

WWD:「ディオール ビューティー アンバサダー」を担うことへの受け止めは?

柴咲:専門家ではなく、私にお声がけしてくださる意味があると思っています。いまだ「ディオール」のメッセージが届いていない人たちにアプローチしていく意味合いもあるのでは。ブランドが目指す世界を学びながら、伝えていけたらと思います。

WWD:東京と北海道の二拠点生活について。どのようなライフスタイルを送っている?

柴咲:いまだ、ルーティン化されていないのを楽しんでいるフェーズです。今は、ドラマの撮影中なので、3~4カ月はロケ地と自宅を往復して寝るだけという日もあります。でも、ギュウギュウ詰めで働くと、「何のために生きているんだろう?」という気持ちになるときも。仕事も生きがいですが、生きていることを実感するために、深呼吸をしたり、森の音を聞いたり、シンプルなことに五感を使いたくなります。あえて場所を作ることで、自然に回帰しやすくなり、「持続可能な世の中に」という思いが強まりました。

ディオール スキンケアの
核となる花々は
「ディオール ガーデン」で
育まれる

 生家の庭園の花々に情熱を注いでいたという、クリスチャン・ディオール(Christian Dior)。彼のフィロソフィーは「ディオール ガーデン」に受け継がれている。ディオール製品に配合される植物を農薬などを使わずサステナブルに栽培する「ディオール ガーデン」は、フランス、スイス、アフリカ、マダガスカル島など世界9カ所にあり有機農法を採用。その土地の動植物、土壌、働く人々のコミュニティーを尊重しながら、原材料に責任ある調達を行っている。

WWD:「ディオール ガーデン」の印象は?

柴咲:大地からいただくエネルギーが生まれる場所。微生物の力など、奥の深い世界ですよね。サステナビリティは、全てが自然でありのままでいい、というわけではありません。壊してしまったものを戻すためにも先端技術は必要です。「ディオール」の製品のように自然原料と革新的技術の掛け合わせを上手く取り入れるといいと思います。家庭菜園でも、テラスのプランターでも、触れて体験することからインスパイアされることはたくさんあります。私も、一見、無関係と思えるエンターテインメントと畑いじりが相互作用して、歌詞を思いつくといった経験もあります。

WWD:スキンケアで大切にしていることは?

柴咲:無理しない。頑張りすぎない。自分にとっても、自然に対しても持続可能であればベストだと思います。あまり触らない日もあれば、スペシャルケアをする日もあり、日々の積み重ねだと思います。

WWD:年齢に応じたケアを意味する「エイジングケア」。どのように考えている?

柴咲:私の最大のテーマです。20年前と、性格や気分は変わらないのに、重力にはかなわないとか、筋肉ってたるむんだな、と痛感します。だからこそ、サイエンスとビューティの掛け合わせは救世主だと思いますし、その点について私は肯定的です。

WWD:コスメを選ぶ際、こだわっている点は?

柴咲:ときめきは大切。自然由来成分と、ときめきの両方があると良いです。

WWD:サステナブルなアクションをしたい人に、アドバイスを。

柴咲:経済的余裕がある人にしかできないと思われるけれど、私はそうじゃないと思っています。小さなことから変えられます。例えば、サステナブルなもの作りに前向きに取り組んでいる企業のものを選ぶことも、大きな一歩。そして、それを継続していくこと。1回買って終わりではなく、自分もキレイになれて環境負荷が少ないものを選んだ方が、トータルでハッピーですよね。

エイジングサインをパワフルに
トリートメントする
“カプチュール トータル”

 年齢を重ねることで、幹細胞の潜在的エネルギーが20歳と40歳を比べたときに50%*1 減少することに着目。スキンケアライン“カプチュール トータル”でアイコニックなアイテムとして支持されているのが、美容液 “カプチュール トータル セル ENGY スーパー セラム”(30mL、税込1万7600円)。1667種類もの花の成分をスクリーニングし、マダガスカル産ロンゴザをはじめとする、シャクヤク、ホワイトリリー、ハゴロモジャスミンを採用。この4種類の花の成分*2を組み合わせたのが「フローラル コンプレックス」(整肌成分)だ。幹細胞の活性化に働きかけ、さまざまなエイジングサイン*3にアプローチ。また、処方の91%は自然由来成分で、成分のトレーサビリティは、栽培地から製品のボトルに収める段階まで保証されている。

*1. In vitro成分テストにおいて
*2. アフラモムムアングスチホリウム種子エキス、シャクヤク根エキス、マドンナリリー根エキス、ソケイ花エキス(全て整肌成分)
*3. 乾燥によるくすみやキメの乱れ
TEXT:MISA KOTAKE
問い合わせ先
パルファン・クリスチャン・ディオール
03-3239-0618

The post 「ディオール」ビューティー アンバサダーに、柴咲コウが就任 独占インタビューで語ったスキンケア&ライフスタイルの哲学とは appeared first on WWDJAPAN.

「バレンシアガ」の新作スニーカーはユーズド加工が特徴 極端な経年変化を表現した限定版も発売

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は5月23日、新作スニーカーを発売する。クラシックなデザインをベースとし、キャンバス製ボディーにユーズド加工を施したのが特徴だ。価格は税込6万1600〜7万7000円。

 フォトグラファー、レオポルド・ドゥシェマン(Leopold Duchemin)によるキャンペーンビジュアルでは極端な経年変化を表現し、同スニーカーが一生履けることを意図した。なお公式サイトでは、この“エクストラデストロイドスニーカー”を100足限定で販売する。

The post 「バレンシアガ」の新作スニーカーはユーズド加工が特徴 極端な経年変化を表現した限定版も発売 appeared first on WWDJAPAN.

アトモス×「アディダス オリジナルス」の“G-SNK コレクション”から新作“ZX8000”

 スニーカーショップのアトモスと「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」による“G-SNK コレクション”は5月14日、“アディダス ZX8000 G-SNK アトモス TJ(以下、ZX8000)”を発売する。“グロー イン ザ ダーク”仕様により、アッパーとヒールのスネークパターンが暗闇で光るのが特徴だ。価格は税込1万6000円。5月9日の12時に、アトモス公式サイトで抽選受付を開始する。

 キービジュアルにはラッパーのJUBEE(ジューベー)を起用し、“Y2K”スタイルに“ZX8000”を合わせて見せた。JUBEEは、発売日の5月14日にアトモス千駄ヶ谷店でライブも行う。

 “G-SNK コレクション”は2010年にスタート。“ZX8000”は当初12年の発売を予定していたもので、10年越しで実現したという。

The post アトモス×「アディダス オリジナルス」の“G-SNK コレクション”から新作“ZX8000” appeared first on WWDJAPAN.

世界的靴職人、三澤則行が“靴アート”の個展を札幌で開催

 靴のアート作品を生み出す靴職人、三澤則行が札幌市のモエレ沼公園で個展「靴のカタチ(The Contours of Shous)」を開催する。開催期間は5月26〜29日。同展には2月に国際コンクール、グローバル フットウエア アワーズで総合優勝をした「足の巣」や、モエレ沼公園の設計者であるイサム・ノグチの作品にインスパイアを受けた新作3点を展示する予定だ。

 三澤則行はフランス・カンヌ国際映画祭での展示会開催やTOKYO2020オリンピック閉会式のパフォーマンスへの靴提供した実績がある。映画監督のスパイク・リーやパクチャヌク、宮内庁にも製作実績を持つ。

■靴のカタチ(The Contours of Shous)
日程:5月26〜29日
場所:モエレ沼公園 ガラスのピラミッド アトリウム1&2、スペース2
住所:北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1

The post 世界的靴職人、三澤則行が“靴アート”の個展を札幌で開催 appeared first on WWDJAPAN.

ティファニーが金沢の縁付金箔製造職人育成プログラムを発足 伝統工芸保存のため

 ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク(ティファニー・ジャパン)と、世界中の歴史的建造物や文化遺産の保護に取り組むNPOワールド・モニュメント財団(以下、WMF)は、“金沢縁付(えんつけ)金箔製造”職人育成プログラムを日本で初めて発足した。

 同プログラムは金沢市と連携し、2020年にユネスコ無形文化遺産に登録された金沢の伝統製造技術“縁付金箔”の持続的保存のため、次世代の職人育成を目的とするもの。対象は金箔製造の基本技能を学ぶ資格要件を満たした訓練生8人。地元の協力や文化庁の支援を受け、金沢金箔伝統技術保存会(SCTKGLT)と共に、金沢箔職人の工房で週5日間の実践経験を22年から3年間提供する。

 ティファニーはWMFの活動を長年にわたって支援しており、06年には日本の尼門跡寺院の修復プロジェクトに25万ドルを寄付した。WMFはこの資金で、奈良の中宮寺表御殿や京都の霊鑑寺奥書院などを修復している。

The post ティファニーが金沢の縁付金箔製造職人育成プログラムを発足 伝統工芸保存のため appeared first on WWDJAPAN.

ティファニーが金沢の縁付金箔製造職人育成プログラムを発足 伝統工芸保存のため

 ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク(ティファニー・ジャパン)と、世界中の歴史的建造物や文化遺産の保護に取り組むNPOワールド・モニュメント財団(以下、WMF)は、“金沢縁付(えんつけ)金箔製造”職人育成プログラムを日本で初めて発足した。

 同プログラムは金沢市と連携し、2020年にユネスコ無形文化遺産に登録された金沢の伝統製造技術“縁付金箔”の持続的保存のため、次世代の職人育成を目的とするもの。対象は金箔製造の基本技能を学ぶ資格要件を満たした訓練生8人。地元の協力や文化庁の支援を受け、金沢金箔伝統技術保存会(SCTKGLT)と共に、金沢箔職人の工房で週5日間の実践経験を22年から3年間提供する。

 ティファニーはWMFの活動を長年にわたって支援しており、06年には日本の尼門跡寺院の修復プロジェクトに25万ドルを寄付した。WMFはこの資金で、奈良の中宮寺表御殿や京都の霊鑑寺奥書院などを修復している。

The post ティファニーが金沢の縁付金箔製造職人育成プログラムを発足 伝統工芸保存のため appeared first on WWDJAPAN.

異なる視点を得ることのススメ 「今週の特集お届け隊」2022年5月9日号

 毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2022年5月9日号からの抜粋です)

本橋:ポーラの“ぶらぶら研究員”取材はインパクトがありましたね。“ぶらぶら”という名の下、研究室では得られない知見を吸収するのが仕事。化粧品開発とは無関係に思える世界を知ることで、「知らない」ことが浮き彫りになるから、知らない分野への尊敬が湧き上がって謙虚になれるという。そういう気付きを蓄えることが将来の製品や企業戦略に生きてくるんじゃないかということで、目からウロコでした。

村上:ポーラは究極の形だよね。“ぶらぶら研究員”の存在自体が驚きだけれど、会社の利益に直結しないにもかかわらず、それを認めて推進する企業風土もすごいと思った。そういう風土があると、面白いことも生まれやすいんじゃないかな。

本橋:僕は普段アパレル・ビューティ企業を取材していて、これからの時代は選ばれる商品や製品を開発するためのR&D(研究・開発)がより重要になると感じ、特集を企画しました。あえてすぐには身にならないけれど、新たな視点を得られそうなことをやってみることも、ブレイクスルーのきっかけになるんじゃないかと思いました。

村上:そうだね。もちろん研究施設を持つことは大事だけれど、異なる視点を持つ人と話すことが重要なんだよね。今回取材した「宇宙化粧品」開発者も、障がいのあるお子さんのために飲み込んでも大丈夫なオーラルケア商品を作ったら、海や山で活動する人たちから「僕らも使いたい」と気づかされて、商品が磨かれていったって。そんなふうに、いろんな人たちと話すと商機が見つかるし、「分からないことが、分かる」ようになると新しい視点や考え方を得ようと能動的になれる。それがリサーチの本質なんだと思った。

本橋:目の前のことに精一杯になってしまう状況だからこそ、新しい視点を取り入れられる機会を作るべきですね。

村上:一つのブランドや企業に属していると、なかなか“視点をズラす”とか、“仮面を付け替える”って難しいよね。でも、部門横断で違う視点の人が集まって意見交換したり、顧客の声から気付きを得たりもリサーチ。そこからデベロップできれば、ファッション業界もR&D先進業界だよね(笑)。

The post 異なる視点を得ることのススメ 「今週の特集お届け隊」2022年5月9日号 appeared first on WWDJAPAN.

異なる視点を得ることのススメ 「今週の特集お届け隊」2022年5月9日号

 毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2022年5月9日号からの抜粋です)

本橋:ポーラの“ぶらぶら研究員”取材はインパクトがありましたね。“ぶらぶら”という名の下、研究室では得られない知見を吸収するのが仕事。化粧品開発とは無関係に思える世界を知ることで、「知らない」ことが浮き彫りになるから、知らない分野への尊敬が湧き上がって謙虚になれるという。そういう気付きを蓄えることが将来の製品や企業戦略に生きてくるんじゃないかということで、目からウロコでした。

村上:ポーラは究極の形だよね。“ぶらぶら研究員”の存在自体が驚きだけれど、会社の利益に直結しないにもかかわらず、それを認めて推進する企業風土もすごいと思った。そういう風土があると、面白いことも生まれやすいんじゃないかな。

本橋:僕は普段アパレル・ビューティ企業を取材していて、これからの時代は選ばれる商品や製品を開発するためのR&D(研究・開発)がより重要になると感じ、特集を企画しました。あえてすぐには身にならないけれど、新たな視点を得られそうなことをやってみることも、ブレイクスルーのきっかけになるんじゃないかと思いました。

村上:そうだね。もちろん研究施設を持つことは大事だけれど、異なる視点を持つ人と話すことが重要なんだよね。今回取材した「宇宙化粧品」開発者も、障がいのあるお子さんのために飲み込んでも大丈夫なオーラルケア商品を作ったら、海や山で活動する人たちから「僕らも使いたい」と気づかされて、商品が磨かれていったって。そんなふうに、いろんな人たちと話すと商機が見つかるし、「分からないことが、分かる」ようになると新しい視点や考え方を得ようと能動的になれる。それがリサーチの本質なんだと思った。

本橋:目の前のことに精一杯になってしまう状況だからこそ、新しい視点を取り入れられる機会を作るべきですね。

村上:一つのブランドや企業に属していると、なかなか“視点をズラす”とか、“仮面を付け替える”って難しいよね。でも、部門横断で違う視点の人が集まって意見交換したり、顧客の声から気付きを得たりもリサーチ。そこからデベロップできれば、ファッション業界もR&D先進業界だよね(笑)。

The post 異なる視点を得ることのススメ 「今週の特集お届け隊」2022年5月9日号 appeared first on WWDJAPAN.

デニーズも「冷食」参入。まずは店舗販売。

株式会社セブン&アイ・フードシステムズ(本社:東京都千代田区、代表取締役:小松 雅美)が、5月17日(火)より、"デニーズの冷凍食品で食卓をレストランのように彩る"をコンセプトとした新たなブランド「Denny's Table」をスタートさせる。
Posted in 未分類

「復活と次の一手」DDホールディングス 2022年2月期決算 今期は黒字浮上へ

新型コロナウイルスは居酒屋・パブ業界の影響が大きかった。営業時間短縮に加えてアルコール提供の自粛などが原因。日本フードサービス協会の発表によると22年3月の全店売上高は19年3月に比べて86.3%であるが、パブは37.0%、居酒屋は29.0%とコロナ前の水準の半分以下にとどまっている。
Posted in 未分類