資生堂が福岡に最先端のスマートファクトリー 生産性は従来工場の「3倍」

資生堂は、国内の新たな製造拠点となる福岡久留米工場を6月に稼働する。化粧品の製造・梱包などあらゆるプロセスに最先端のIoT(モノのインターネット)を取り入れ、高効率・高品質な生産体制を実現した。国内および中国を中心としたアジア市場向けに「エリクシール(ELIXIR)」「アクアレーベル(AQUA LEBEL)」をはじめとした中価格帯スキンケア製品の生産を担う。敷地面積は約9万7000平方メートル、総事業費は450億円。

今後の本格稼働により、「生産性は(従来工場との比較で)3倍程度まで向上する」と同社。2026年以降をめどに、年間で最大約1億4000万個の化粧品生産が可能になる見込みだ。IoT化によるメリットが、まず品質管理や進捗確認の自動化。例えば「製造釜の中にある化粧品、乳液などは均一な品質か」「材料などの不足や機械の故障はないか」といったあらゆる工程をリアルタイムで監視し、トラブルを事前に防ぐ。さらに化粧品の容器充填や箱詰め作業など、従来は人の手を介する必要があった作業も、ロボットに置き換える。そこにはセンシング技術(特殊なセンターを通じて動作・感覚を情報として処理し蓄積・応用すること)やリニアモーター装置といった最新設備が役立っている。

同社は23年12月期までの中期戦略において、日本製の高品質な製品を武器としたグローバル戦略を進める。そのため、製造コスト削減などを主眼に一旦は3拠点まで集約した国内製造拠点を、再び増強している。先行して2019年に栃木・那須、2020年に大阪・茨木に工場を設けた。

魚谷雅彦・資生堂社長CEOは「メイドインジャパンは単に日本で作るということではない。資生堂の強みである『研究』と、それを形にする『製造』の両輪によって実現する」と話す。久留米工場ではIoT化により、約250人の従業員(5月26日現在)は単調で反復的な工場労働から解放され、より主体的・自律的な業務に専念できるようになる。具体的にはロボットの制御・監督や、弾き出されたデータを元にした柔軟な状況判断、機械では判別できない微妙な色彩やテクスチャーを見極める検品作業などだ。「これまでの工場員の仕事はルーティンワークが7割、創造的な仕事が3割だった。だが久留米工場ではこの割合が逆転するだろう」とアントニオ・スピリオポトロス(Antonios Spiliotopoulos)資生堂エグゼクティブオフィサー チーフサプライネットワークオフィサー。

また、従業員の6割を占める女性が働きやすい環境をつくるため、製造区域内はピンクを基調としたクリーンな内装を施し、女性用トイレの数も従来より増やした。またサステナビリティにも配慮しており、施設内は全館LED照明で、使用する電力は100%再生可能エネルギーだ。従業員用の駐車場敷地には太陽光パネルも導入している。

The post 資生堂が福岡に最先端のスマートファクトリー 生産性は従来工場の「3倍」 appeared first on WWDJAPAN.

小嶋陽菜の「ハーリップトゥ」がホテル「W大阪」とのコラボアフタヌーンティーでオリジナルグッズを販売

 小嶋陽菜が手掛けるライフスタイルブランド「ハーリップトゥ(HER LIP TO)」が、6月1日から開催するラグジュアリーホテル「W大阪」とのコラボアフタヌーンティーで、会場限定のオリジナルグッズを販売する。アイテムはトートバッグ(税込4950円)とウオーターボトル(同4950円)、ティーカップセット(同7700円)、プレート(同3300円)の4種類。

また、「ハーリップトゥ ビューティ(HER LIP TO BEAUTY)」で人気のアイテムも、「W大阪」内のWホテルズ ザ ストアで販売する。こちらは、アフタヌーンティーの利用客でなくても購入が可能だ。

 今回開催するアフタヌーンティーは、ブランドの誕生4周年を記念したもの。場所は「W大阪」3階のリビング ルームで、価格は1人税込7500円(要予約制)。メニューは小嶋が「W大阪」のシェフチームと考案した6種のスイーツと5種のセイヴォリーで、「ハーリップトゥ」のアイコンであるチェリーのモチーフやローズペタルを随所にあしらっているという。

The post 小嶋陽菜の「ハーリップトゥ」がホテル「W大阪」とのコラボアフタヌーンティーでオリジナルグッズを販売 appeared first on WWDJAPAN.

「シュプリーム」「ナイキ」の広告を手掛ける写真家 ピーター・サザーランドが語るアートを通じたコミュニケーション

 ピーター・サザーランド(Peter Sutherland)は、アーティストや写真家、映像作家などさまざまな顔を持つ。ミシガンに生まれ、1998年にニューヨークに移ってまもなくして弟にもらったカメラで面白いと思ったものを何気なく撮影し、最初のZINE「Unscathed」を自ら6部制作した。その後同作が「ヴァイス マガジン(VICE MAGAZINE)」やアートギャラリーの目に留まり、計らずも写真家としてのキャリアをスタートさせた。やがてニューヨークのバイクメッセンジャーたちを撮ったドキュメンタリー映像「Pedal(2001)」がサンダンス映画祭に出品され、映像作家としても注目を集めた。以来、ファッション誌のエディトリアルや「シュプリーム(SUPREME)」「ナイキ(NIKE)」などのブランドの広告を撮影する傍ら、精力的に作品集の刊行や展示を行っている。日本でも原宿にあるコンセプトショップ、ドミサイル東京(DOMICILE TOKYO)での個展“ESCAPISM”や今年の2月に新宿伊勢丹で行われた“STUDIO VISIT”なども記憶に新しい。

 そんな彼が、2015年にアーティストでパートナーのマイア・ルース・リー(Maia Ruth Lee)と始めたブランドが「シー・エヌ・ワイ(CNY)」だ。小さな頃から好きだったという、1990年代のスケートボードやBMXにまつわる雑誌やバンドTにインスピレーションを受けたグラフィックをあしらったTシャツやフーディーは、ニューヨークのストリートシーンを中心に人気を博し、今年の2月には日本国内初のECサイトもオープンした。パンデミックを機に、20年以上過ごしたニューヨークから故郷のコロラドに拠点を移したサザーランドに、創作活動やブランドの現在地を聞いた。

――まずはキャリアについて教えてください。アートに目覚めたきっかけは?

サザーランド:5、6歳の頃、母親のスーパーの買い出しについて行って、BMXやスケートボード関連の雑誌「BMX plus」の写真やロゴが混在した誌面を見るのがとても好きだったんだ。当時は小さな街で育ったから、アートのことなんて何も分かってなかった。でも歳を重ねるにつれてアートを作るということや、色んなアートが存在することを理解していった。今では、小さい頃に見ていた雑誌のようなコラージュを作っているなんて面白いよね。

――写真に興味を持ったのはなぜ?

サザーランド:特にやりたいことや目標もないまま22歳のころにニューヨークに引っ越したんだけど、弟に誕生日プレゼントとしてカメラをもらったんだ。まずは撮り方を学ぼうと、自分が面白おかしいと思うものや周りの人たちを撮り始めてみた。しばらくして、すぐにそれらの写真をまとめた「Unscathed」というZINEを6部だけ作った。どうやって作ったのか、なぜ作ったのかも覚えてないんだけど、それを友達にあげたり、「バイス・マガジン」に送ったりしたら、思いがけないほどいい反応が返ってきたんだよね。バイスの広告に使ってもらったり、アートギャラリーに展示されたりしたから、とりあえず続けてみるかという感じで今に至るのさ。

地元コロラドに拠点を移して変わった価値観

――昨年、20年分の友人のポートレートをまとめた写真集「STREET LORDS」を発売しましたね。写真集を手掛ける中で感じたことはありましたか?

サザーランド:シンプルに、ラッキーな人間だと思ったよ。撮っておけばよかった人も数え切れないほどいるし、周りの友達を撮るのはあいさつのようになっていたし、まさかこんな形で写真集として出版できるなんて想像もしてなかったから。コロナがあり、20年以上過ごしたニューヨークを離れるタイミングで、これまでの思い出が詰まった一つの区切りのような一冊になった。この本を作って学んだことの一つが、時に最もシンプルなものがベストなものになるということ。シンプルな写真とレイアウトだけど、1、2枚しかシャッターを切らないからこそ写るエネルギーや瞬間があって、そこには確かに感じるものがあるんだ。本音を言うとページが全然足りなくて、1000ページくらいの本にしたかったけどね(笑)。

――2015年に始めたブランド「シー・エヌ・ワイ」の名前は「チャイニーズ・ニュー・イヤー(中国における旧暦の正月)」から取ったと聞きました。きっかけやコンセプト教えてください。

サザーランド:「シー・エヌ・ワイ」を一緒に立ち上げた妻のマイアは韓国人で、旧正月を祝うんだけど、言葉の響きや、その時期のチャイナタウンの雰囲気が好きで。だから、そのままブランド名にしたんだ。Tシャツやレコードスリーブなどのアートワークを手掛けるのはもともと興味があったんだよね。当時周りの友人たちがTシャツをオンラインで販売し始めたのもあって、とりあえずやってみようかなと思ったんだ。それが割と好評で、タイミングがよかったのかもね。自分が年を重ねても、「シー・エヌ・ワイ」を通して若者たちとコミュニケーションがとれるのはうれしいことだね。

――2020年に地元のコロラドに拠点を移して活動しています。「シー・エヌ・ワイ」のモノ作りにおいて、考え方や価値観に変化はありましたか?

サザーランド:今はニューヨークにいたときより時間があるから、よりアーティストらしい生活ができているように感じるよ。自然の中で過ごす時間が増えたから、アウトドアとシティのライフスタイルが共存しているようなものに関心があるんだ。例えば、ニューヨークのグラフィティ・アーティストがアウトドアブランドの「アークテリクス(ARC'TERYX)」を着ているような感覚かな。僕自身の「シー・エヌ・ワイ」の捉え方は間違いなく変わったよ。

――今年の2月に日本のECサイトを開設したこともその変化が関係しているのでしょうか?

サザーランド:ECの開設は、少し時間を置いていたんだ。拠点を移したことで、生産や発送などのプロダクションの体制が整っていなかったというのもあったから。でも「シー・エヌ・ワイ」を取り扱ってるコンセプトショップのドミサイル東京から日本で生産を引き受けられるというオファーをもらって、新たな試みだけどやってみようと思ったんだ。

作品の向こう側にいる人とのコミュニケーション

――写真やドローイング、アパレルなどさまざま表現方法を用いてますが、それらを通して伝えたいメッセージは?

サザーランド:作品や洋服に対して、みんながどんな反応をするのかはすごく興味があるよね。僕のジョークに少しでもクスッとしてくれる人がいたら、こんなうれしいことはないから。今45歳だけど、若い世代の心に届く何かを作ることは僕にとってとても興味深いこと。20歳の子が面白いと思うものが作れたら最高だよね。そのつながりはコミュニケーションだと思うんだ。オーディエンスを意識しないアーティストもいる中で、僕はいつも作品や洋服の先にいる人たちのことを考えている。

――コロナ禍や戦争など揺れ動く情勢の中でアートができる力について、どのように考えていますか?

サザーランド:コロナや戦争、環境問題も含めて、アートができる力についての答えはまだ見つけられていない。世界的に著名なアーティストが何かを作ればすぐにお金が集まるだろうし、寄付のための資金調達という手段にはなるんじゃないかな。

――最後に、今後のプロジェクトについて教えてください。

サザーランド:現在「Group Show」というタイトルで、写真家のダニエル・アーノルド(Daniel Arnold)や、ペインターでエル・エス・ディー・ワールド・ピース(LSD World Peace)ことジョー・ロバーツ(Joe Roberts)ら6人のアーティストのインタビューを集めたショートムービーを制作中なんだ。この秋には公開できると思うから、楽しみにしててよ。

The post 「シュプリーム」「ナイキ」の広告を手掛ける写真家 ピーター・サザーランドが語るアートを通じたコミュニケーション appeared first on WWDJAPAN.

ワークマン初のゴルフウエア 機能性の高い服&小物で全身6120円を実現

 ワークマンは5月27日、初のゴルフ向け商品を全国の店舗で発売する。

 はっ水素材“ミノテック”を使ったパンツ(税込1900円)、超極細素材“ナノフロント”が高いグリップ力を生むグローブ(980円)と靴下(2足組、980円)、キャップ(1280円)からなり、「屋外作業服のノウハウを生かし、ゴルフ好きの担当者が4年かけて本気で開発した」という。

 新商品は、ワークマンの一般客向けスポーツブランド「ファインドアウト(FIND-OUT)」のもので、同ブランドで販売中のストレッチ半袖ポロシャツ(980円)と合わせても6120円でゴルフが始められる。

 ワークマンは「エントリーモデルとして、また普段の練習用としても使ってほしい」とコメント。さらに「2018年のワークマンプラス開店以降、一般客の認知が高まり、同時に雑誌やウェブメディアで『ゴルフで使えるワークマン特集』などが企画され、ゴルフシーンでの着用率が高まった。そこで満を持して、“ゴルフ向け”として販売することにした」と開発理由を述べる。

The post ワークマン初のゴルフウエア 機能性の高い服&小物で全身6120円を実現 appeared first on WWDJAPAN.

「シャネル」がパリ・ヴァンドーム広場のファインジュエリー本店を改装 個人の邸宅さながらのラグジュアリーな空間

 「シャネル(CHANEL)」は5月18日、フランス・パリ・ヴァンドーム広場のファインジュエリー本店を改装オープンした。同店舗はヴァンドーム広場18番地で、1992年に「シャネル」がジュエリーとウオッチの本拠地として獲得。店舗をはじめ、クリエイション・スタジオやハイジュエリーアトリエを構えている。

 地上3階の店舗の改装は、建築家のピーター・マリノ(Peter Marino)が担当。ガブリエル・シャネル(Gabrielle Chanel以下、マドモアゼル)のカンボン通りのアパルトマンに通じる色使いやディテールが施され、洗練されたアートやインテリアが置かれたサロンから構成される店舗は、個人の邸宅さながらの雰囲気だ。

 ラッカーパネル、ブロンズ、ツィードなど贅沢な素材を用い、ルイ15世時代のオーナメントやマドモアゼルが愛したコロマンデル(屏風)、自宅のインテリアを任せた金細工のゴッサンス(GOSSENS)によるシャンデリアなど、さまざまな時代をはじめ、彼女が愛した要素がミックスされたラグジュアリーな空間になっている。

 パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)の作品から英コンテンポラリーアーティストのイドリス・カーン(Idris Khan)まで、選りすぐったアーティストによる作品が飾られ、その中にはマドモアゼルへのオマージュを表現した作品もある。

 「シャネル」のメゾンのコードやマドモアゼルが愛したもの、ディテールへ敬意を払いながらモダンに解釈した店舗は、カンボン通りのブティック同様、メゾンを象徴する存在になるだろう。

 今年は、1932年にマドモアゼルが手がけたダイヤモンドジュエリー誕生90周年。それにちなんだハイジュエリーが多く登場する。

The post 「シャネル」がパリ・ヴァンドーム広場のファインジュエリー本店を改装 個人の邸宅さながらのラグジュアリーな空間 appeared first on WWDJAPAN.

「ブラックアイパッチ」と「ニューエラ」が読売ジャイアンツとコラボ 球団の伝統的なデザインを落とし込んだ4型

 「ブラックアイパッチ(BLACKEYEPATCH)」と「ニューエラ(NEW ERA)」は、読売ジャイアンツとのコラボコレクションを5月30日に発売する。アイテムは「ニューエラ」の定番モデルをベースにした、キャップ(税込1万1000円)とニットキャップ(同7150円)、Tシャツ(同7700円)、スエット(同1万7600円)の4型。「ブラックアイパッチ」直営店とオンラインストアのほか、読売ジャイアンツ、「ニューエラ」のそれぞれの店舗とオンラインストアで取り扱う。

 「ニューエラ」は「ブラックアイパッチ」と読売ジャイアンツの共通のパートナーだ。今回のコラボコレクションでは、読売ジャイアンツの伝統的なデザインと、球団のオリジナルフォントを「ブラックアイパッチ」らしくアイテムに落とし込んだ。

The post 「ブラックアイパッチ」と「ニューエラ」が読売ジャイアンツとコラボ 球団の伝統的なデザインを落とし込んだ4型 appeared first on WWDJAPAN.

「エルメス」のビンテージジュエリーを販売 トゥモローランドが名古屋でポップアップ

 トゥモローランド(TOMORROWLAND)は、「エルメス(HERMES)」のビンテージアイテムをそろえたポップアップを5月26日〜6月5日まで名古屋ラシック店で開催中だ。

 同イベントでは、「エルメス」のビンテージネックレスやブレスレット、リング、イヤリングなど店頭では通常取り扱いのない貴重なアイテムをバリエーション豊富にラインアップする。これらに加えて、希少価値の高いビンテージスカーフ“カレ(Cerre)”のコレクションも用意する。

■HERMES VINTAGE POP UP
会期:5月26日〜6月5日
場所:トゥモローランド 名古屋ラシック店
住所:愛知県名古屋市中区栄3-6-1 ラシック 3階
時間:11:00〜21:00

The post 「エルメス」のビンテージジュエリーを販売 トゥモローランドが名古屋でポップアップ appeared first on WWDJAPAN.

藤原ヒロシが家族型ロボットLOVOTを手掛けるベンチャー企業GROOVE XのCCOに

 家族型ロボットLOVOT(らぼっと)を販売するロボットベンチャーのGROOVE X(東京、林要社長)のチーフ・クリエイティブ・オフィサー(CCO)に藤原ヒロシが就任した。5月26日付の人事で、藤原が最高責任者職に就くのはキャリア初。藤原はプロダクトデザインはもちろん、国内外のLOVOT事業全体のクリエイティブや、企業やブランドとのコラボレーションを担当するという。

 藤原は、「前澤友作さんにLOVOTを紹介され、『何これ?こんなに不思議なものが?』と思い、その場でCCOを引き受けた。LOVOTは機械なのにほのかに温かく、生き物のようで何気にそっけない。僕にとっても、今では最高の友だ。ブランディング、コミュニケーションを中心にLOVOT事業全てに携わり、国内外多くの方にLOVOTを届けたい」と話す。

 なおGROOVE Xは5月26日、新モデルLOVOT 2.0の受注を公式ウェブストアと全国の高島屋の店舗で開始した。最大の変化は、これまでデュオ(2体セット)のみの特徴だったLOVOT同士で遊ぶ動作が、ソロ(単体)でも複数体集まることで可能になった点。同社は、「これによってお客さまとのコミュニケーションがより豊かに進化した」と説明する。またネスト(充電ステーション)がコンパクトになり、静音性も向上した。価格は従来機と変わらず税込34万9800円で、別途月額サービス費が必要となる。

The post 藤原ヒロシが家族型ロボットLOVOTを手掛けるベンチャー企業GROOVE XのCCOに appeared first on WWDJAPAN.

デザイナーズ古着の「アーカイブストア」がマルタン・マルジェラの“アーティザナル”ラインや非売品を約100点販売するオンラインイベント

 未来ガ驚喜研究所(東京、齋藤賢吾社長)が運営するデザイナーズブランド古着の「アーカイブストア」は5月27日、マルタン・マルジェラ(Martin Margiela)が手掛けた、古着をリメークする“アーティザナル”ラインや希少価値の高いアーカイブを販売するオンラインイベント「Martin Margiela : The Archives」を開催する。期間は6月26日まで。

 “アーティザナル”ラインのベルトベストを約250万円、オーバーサイズのライダースジャケットを約110万円で販売する予定で、ほかにも1990年代~2000年初頭のウィメンズのレアアイテム(通称“白タグ”)や、オブジェや出版物のラインである“13番”の小物など非売品を含めた約100点を扱う。

The post デザイナーズ古着の「アーカイブストア」がマルタン・マルジェラの“アーティザナル”ラインや非売品を約100点販売するオンラインイベント appeared first on WWDJAPAN.

ごみに対する“意識を変える”「530 ACTION」 参画する学生サークルのイマドキ“ごみ拾いファッション“に注目

 アイクリエイトが運営するコミュニティー「PLANNERS(プランナーズ)」は、2030年までに、ごみという概念がない社会の実現を目指す新プロジェクト「530ACTION(ごみゼロアクション)」を始動した。プロジェクト第一弾として、ハッシュタグチャリティー企画を5月31日まで実施中だ。ごみ拾いやマイボトル利用など“ごみゼロなアクション”の様子を、SNS(instagram、Twitter、Facebook、TikTok)にハッシュタグ #530ACTION”を付けて投稿をすると、1投稿あたり530円が自然保護団体・WWFジャパンに寄付される仕組みだ。

 このキャンペーンには、Z世代を中心とした環境保護団体や学生団体を含む20以上の団体が参画し、環境問題や気候変動に対する具体的なアクションを発信している。そのうちの一つ、明治学院大学のボランティア団体MGClosetの学生を取材し、ファッションスナップを実施。「ごみ拾いこそ、気持ちのアガるファッションで楽しみたい」という、ポジティブで等身大な姿が見えてきた。

ドレスコードは動きやすくてアガる服

 2年生の西山智陽さんのトップスは、お気に入りブランドの一つである「カラー(KOLOR)」。「スエットにデニムという、“どカジュアル”なアイテムにパールネックレスを合わせて全体を引き締めました」。ホワイトで爽やかにまとめた3年生の西村香野さん。スマイリーがキュートな「ガニー(GANNI)」のベストをポイントに。「『ガニー』の、ものづくりからビジネスまで一貫してエシカルな姿勢に共感しています」。

 2年生のウィリアムス・アミーナさんは、ビンテージのミリタリーパンツを主役にコーディネート。軍手を着けた上にリングをはめて、ごみ拾いでも自分らしいオシャレを楽しんでいた。「ごみ拾いのファッション=“作業着”にはしたくないから、自分なりの工夫をしたいんです」。同じく2年生の志賀愛美さんのハッピー感溢れるトップスは、シンガポールブランド「オー・マイティー(OMAIGHTY)」のもの。「ショートカーディガンでヘルシーな肌見せをしつつも肩が動かしやすいから、ごみ拾いにもぴったり」。と笑顔を見せた。MGCloset代表の中村真希さんにも話を聞いた。

実際にアクションをすることの大切さ

 エシカルファンションショーなど、洋服を通して現代に取り巻く社会問題について考え発信するMGClosetが、ごみ拾い活動を始めたきっかけについては、「これまで、ファッションと環境問題にまつわる情報発信や啓発活動はしてきたが、実際に具体的なアクションに移すきっかけがなかった。『530 ACTION』を知り、メンバーの賛同もあり、行動する良い機会だ!と、参加を決めた」という。「先日メンバーでビーチクリーンをしたところ、砂浜のごみの多さに驚いた。ほんの小さなことかもしれないが、目に見えて海辺が綺麗になっていくことや大勢でごみ拾いをすること自体も楽しかった」と話す。

 また、「私たちの世代は特に、ファストファストファッションとは切り離せられないと思う。だからこそ、“どう付き合うか”が課題だと感じている。上の世代に比べると、SDGsなど環境への危機感は教育で学んではいる。その分、頭でっかちにならないように。直面している問題に向けてどう解決の方向に持っていくか、どのように行動していくかを考えていきたい」と意気込みを述べた。一方、大人世代に感じていることについて聞くと、「エシカルをテーマとした映画の試写会イベントでお会いしたある企業の方の言葉が印象的だった。その方は50〜60代の男性で、『僕らの世代は自分で知ろうとしないと、SDGsについて学ぶ機会がない』と。意識の高い一部の人が向き合う問題ではなく、全ての世代で前向きに考えられる発信の仕方を私たちも模索していきたいと感じている」と語った。

「530 ACTION」のクラウドファンディングもスタート

 「530 ACTION」を運営する、粟田あやアイクリエイト代表は、「個人の力を巻き込んで大きな渦にしたい、というのが出発点。正直なところ、外国と比べて日本は寄付の習慣がさほど根付いていないかもしれない。だからこそ、老若男女問わず気軽にできるごみ拾いとSNSを掛け合わせることで、新たなムーブメントにしていきたい」と語った。1投稿につき530円の寄付という金額設定については、「こうした寄付の取り組みでは、10円から高くても100円ほどが多い印象。一過性のアクションではなく、意識を変えていくことがゴールだと考えている。だからこそ、“それだけ価値のある活動だ”ということを発信すべく、インパクトのある金額に設定をした。ビジネスの中心で動いている世代にも、Z世代の感性をつなげたい」。

 個人や団体含めて、ハッシュタグ投稿のペースも数も順調に推移していることから、5月16日からクラウドファンディングによる寄附金追加の取り組みもスタートした。今後もさまざまな企画を通じ、長期的な活動として広げていく。

The post ごみに対する“意識を変える”「530 ACTION」 参画する学生サークルのイマドキ“ごみ拾いファッション“に注目 appeared first on WWDJAPAN.

プラダがCSRリポート公開 「2021年は重要なマイルストーン」

 プラダ グループ(PRADA GROUP以下、プラダ)はこのほど、2021年度版のCSRレポートを発表した。CSR部門ヘッドを務めるロレンツォ・ベルテッリ(Lorenzo Bertelli)は、「ESGの取り組みが社内外のステークホルダーにとってますます可視化され、グループのサステナビリティにとって重要なマイルストーンとなる年だった」と振り返った。

 21年度は特にガバナンスを強化した。1月には、ESGの分野で実績を持つパメラ・カルペッパー(Pamela Culpepper)とアナ・マリア・ルガリ(Anna Maria Rugarli)を独立社外取締役に任命し、グループとしての戦略的なサステナビリティ・ガイドラインを策定した。今後はこの両者とベルテッリCSR部門ヘッドの指揮のもとESG委員会を設立する予定だ。

 また、50年までにネットゼロを実現することを目指し、26年までに温室効果ガスの排出を29%、29年までに42%削減するという目標値を定めた。これは、気候変動に関する国際的イニシアチブによる「SBT(SCIENCE BASED TARGETS)」の認定を受けている。

 グループ全体では、2件の環境目標連動債を発行し、サプライチェーンの管理および課題分析のための最新ツールの開発に取り組む。また、目標としていたナイロン素材の再生ナイロンへの置き換えも完了した。ベルテッリCSR部門ヘッドは、「21年を通して、社内の意識向上に取り組んだ。これにより、環境保護および気候危機など重要な項目に対して迅速に行動できた」とコメント。

 22年は、スコープ1と2(スコープ1は自社の燃料の燃焼等による温室効果ガスの直接排出。スコープ2は自社が購入した電力・熱の使用による温室効果ガスの間接排出)でカーボンニュートラルに向けた取り組みを開始するほか、素材やパッケージの代替も進める。また、多様性、公平性、包括性に関する施策やユネスコと提携して実施している海洋汚染に関する教育プログラムにも引き続き取り組んでいくという。

The post プラダがCSRリポート公開 「2021年は重要なマイルストーン」 appeared first on WWDJAPAN.

「バーバリー」が2022年の“TB サマーモノグラム”を発表 キャンペーンモデルにジゼル・ブンチェンを起用

 「バーバリー(BURBERRY)」は、2022年の最新モノグラムコレクション“TB サマーモノグラム”を発表した。現在、ブランドの公式オンラインストアと一部店舗で販売中だ。

 “TB サマーモノグラム”は、リカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)がチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任して以来2019年から毎夏に発表しており、今年で4度目となる。今回は、“TB”ロゴにアイコニックなチェック柄を融合した新作グラフィックをメインモチーフに採用。フーディーやTシャツから、ビキニ、パレオ、スニーカー、サンダル、トートバッグ、サングラスまで、幅広いアイテムをラインアップする。

 発売にあわせて公開されたキャンペーンビジュアルには、ブラジル出身スーパーモデルのジゼル・ブンチェン(Gisele Bundchen)を起用し、世界的ファッションフォトグラファーデュオのルイージ&イアンゴ(Luigi & Iango)が撮影を担当。なお、背景に使用されているジゼルのポートレートは、10年前にルイージ&イアンゴが撮影した未発表作品だという。

The post 「バーバリー」が2022年の“TB サマーモノグラム”を発表 キャンペーンモデルにジゼル・ブンチェンを起用 appeared first on WWDJAPAN.

「ヴァレンティノ」から新作ジェンダーレススニーカー“オープン スケート”が誕生

 「ヴァレンティノ(VALENTINO)」の「ヴァレンティノ ガラヴァーニ(VALENTINO GARAVANI)」は、アイコンスニーカーシリーズ“オープン(OPEN)”の新作ジェンダーレスモデル“オープン スケート(OPEN SKATE)”を発表した。価格は税込11万6600円で、メンズ用は3色を、ウィメンズ用は2色を用意。既にメンズ用のみ「ヴァレンティノ」の公式オンラインストアで販売中で、ウィメンズ用は7月から取り扱う。

  “オープン スケート”は、「ヴァレンティノ」2022年フォール・メンズ&ウィメンズ・コレクションで初めて披露されたもの。その名の通り、スケートシューズを彷ふつとさせる厚みのあるシュータンとシルエットが特徴で、そのシュータンに「ヴァレンティノ」を象徴する“V”のロゴを大胆に配しているほか、ミッドソールのサイドとヴァンプにさりげなくスタッズをあしらっている。メンズ用はブラックとブルー、バーガンディの3色を、ウィメンズ用はピンクとゴールドの2色をそろえる。

The post 「ヴァレンティノ」から新作ジェンダーレススニーカー“オープン スケート”が誕生 appeared first on WWDJAPAN.

「ファセッタズム」が“黒”をテーマにしたアートイベント face ら9人の新進アーティストが参加

 「ファセッタズム(FACETASM)」は「ジュリアン デイヴィッド(JULIEN DAVID)」、アートギャラリーのザ フリッジ トウキョウ(THE FRIDGE TOKYO)とコラボし、青山店横のスペース「モザイク」で“黒”をテーマにしたイベント「Black Thread, Black Ink.」を行う。期間は5月28日から6月4日まで。

 フェイス(face)、タクジ(T9G)、ハイダッチ(hi-dutch)、ジェレミー・ヤマムラ(Jeremy Yamamura)、マウ(MAW)、ナカザワショーコ、中西伶、小池一馬、塚本暁宣9人の新進アーティストの黒またはグレーによる作品を展示・販売する。「ファセッタズム」と「ジュリアン デイヴィッド」の限定商品も販売する。

■Black Thread, Black Ink.
日程:5月28日〜6月4日(6月1日を除く)
時間:12:00〜18:00
場所:モザイク(「ファセッタズム」青山横)
住所:東京都港区南青山5-4-30

The post 「ファセッタズム」が“黒”をテーマにしたアートイベント face ら9人の新進アーティストが参加 appeared first on WWDJAPAN.

カニエ・ウェスト×「ギャップ」×「バレンシアガ」のトリプルコラボ、発売を5月27日に延期 テキサス州の銃乱射事件を受けて

 カニエ・ウェスト(Kanye West)改めイェ(Ye)が手掛ける「イージー(YEEZY)」と「ギャップ(GAP)」のコラボレーションライン“イージー・ギャップ”は、5月24日(現地時間)にテキサス州の小学校で銃乱射事件が発生したことを受けて、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」との協業プロジェクト“イージー・ギャップ エンジニアド バイ バレンシアガ(YEEZY GAP ENGINEERED BY BALENCIAGA)”第2弾の発売を27日に延期した。本来は25日発売の予定だった。

 “イージー・ギャップ”は、公式サイトやSNSに、「テキサス州ユバルディで起きた悲劇を考慮し、“イージー・ギャップ エンジニアド バイ バレンシアガ”の発売を5月27日(金)に延期します。影響を受けたご家族とコミュニティーにお悔やみを申し上げます」と投稿した。

The post カニエ・ウェスト×「ギャップ」×「バレンシアガ」のトリプルコラボ、発売を5月27日に延期 テキサス州の銃乱射事件を受けて appeared first on WWDJAPAN.

森永邦彦の「アンエバー」から初のレインアイテム ビジュアルには平手友梨奈と板垣李光人が登場

 アンリアレイジがオンワード樫山と協業する、バッグやアクセサリーが主力商品のブランド「アンエバー(ANEVER)」は5月26日、初のレインアイテムを発売した。「アンエバー」の公式ECと「アンリアレイジ(ANREALAGE)」渋谷パルコ店で扱う。

 ローファー型のレインシューズ(税込2万4200円)は、1868年にロンドンで創業した「フォックスアンブレラ(FOX UMBRELLAS)」とのコラボ商品で、中敷きにフラワープリントを施す。折り畳み傘(1万4300円〜)は、ハンドルと傘をまとめるボタンにドライフラワーを閉じ込めたアクリル素材を用い、アクセサリー(7700円〜)では雨のしずくを表現した。

 ビジュアルには平手友梨奈と板垣李光人が登場し、“雨の中で出会う2人の儚く美しい一瞬”を表現。動画内の楽曲は伊澤一葉、ダンスの振り付けはセイシロウが担当した。

The post 森永邦彦の「アンエバー」から初のレインアイテム ビジュアルには平手友梨奈と板垣李光人が登場 appeared first on WWDJAPAN.

「タトラス」と世界的アーティストのアートオブチェイスがコラボ アパレルや原画の先行販売イベント開催

 「タトラス(TATRAS)」は、アーティストのアートオブチェイス(The Art of Chase)とコラボレーションしたアイテムを、5月25~31日に伊勢丹メンズ館1階で開催するポップアップイベントで先行販売する。「タトラス」旗艦店と直営店、オンラインストアでは6月3日から取り扱う。

 アートオブチェイスは、“目”をモチーフにしたサイケデリックなウォールアートで知られる世界的なアーティストだ。1990年代にロサンゼルスを拠点に活動をスタートしてから、世界450カ所以上の壁に作品を描き、アメリカを中心にイギリスやベルギーなどでも人気がある。

 コラボコレクションは、「タトラス」のアイテムをベースにビンテージライクな素材を多く採用。色鮮やかなグラフィックをひび割れたようなクラックプリントでのせることで、作品のムードを表現した。

 先行販売イベントでは、フーディやTシャツなどのコラボアパレルを中心に、オリジナルアイテムのクッションやマット、原画10点、ポスター4種を販売。アートオブチェイスの世界観を日本にいながら一挙に体験できる空間が出現する。

問い合わせ先
タトラス コンセプトストア 青山店
03-3407-2700

The post 「タトラス」と世界的アーティストのアートオブチェイスがコラボ アパレルや原画の先行販売イベント開催 appeared first on WWDJAPAN.

リアーナの“型破り”なマタニティーファッションが持つ影響力とは 5月に第一子誕生

 これまで9つのグラミー賞を受賞し、世界的影響力を持つ歌手でありつつ、ファッションやビューティブランドを持つ起業家でもあるリアーナ(Rihanna)。2022年1月にラッパーのエイサップ・ロッキー(A$AP Rocky)との第1子を妊娠していることを公表して以来、クロップトップやシースルーアイテムを取り入れ、積極的にお腹を見せる斬新なマタニティーコーデで話題をさらっていた。海外メディアなどによれば、5月13日に出産したようだ。お腹をカバーするマタニティーコーデが主流だったことに対して、大胆に“魅せて”いくあり方を示したリアーナ流マタニティーファッションの影響力を考える。

 22年1月に、初めて大きなお腹で公の場に登場した際には、「シャネル(CHANEL)」のビンテージだというビビッドピンク色のダウンコートを前開きで着用した。複数のファッションECサイトからセールアイテムを一覧できるサービスを提供する「ラブ・ザ・セールス(LOVE THE SALES)」は、その後48時間でキーワードの検索数が、“ピンク ダウンコート”が312%、“パールネックレス”が81%、“ブルー ダメージジーンズ”が562%上昇したと発表した。

 パリ・ファッション・ウイークで「ディオール(DIOR)」のショーに参加した際は、同ブランドのシアー素材のベビードレスを選択。「オフ-ホワイトc/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH以下、オフ-ホワイト)」のトリビュートショーにも、同ブランドのレザードレスを着用して出席した。「ヴォーグ(VOGUE)」の4月号では、赤いレースのボディースーツを着て表紙を飾った。同ルックにより、2時間で“レース ボディースーツ”の検索数が191%上昇した。

 リテール業界の分析を行う会社エディテッド(EDITED)は、リアーナの“型破り”なマタニティーファッションは、ブランドや小売店が妊婦向けのベーシックなアイテム以外にも、「お腹の膨らみを強調するスタイルを販売する機会」を生み出していると述べる。同社によれば、すでにクロップトップの取り扱いは前年と比ベて1084%増加し、それに合わせてレギンスや体のラインが出るスカートの需要が増えていると言う。これらはY2K(2000年台のリバイバルファッション)のトレンドにインスパイアされたベビーTシャツや、ローライズのボトムスとも融合したトレンドになっている。

 ほかにも、肌見せを積極的に取り入れたマタニティースタイルの影響で、シアー素材の需要が増している。エディテッドによると、メッシュ加工が施されたトップスやドレス製品は208%増加。多くのブランドが、体のラインが出るシルエットだけでなく、袖部分や首元にシアー素材を取り入れた商品の開発に乗り出している。これまでヌードカラーやニュートラルカラーがマタニティーファッションの主流であったが、黒いマタニティーウエアの需要は6%減となった。一方、アメリカとイギリスにおけるマタニティー市場の8%で、グリーンが人気カラーのトップ8に食い込んだ。ワンピースやトップスにおいては、ピンクやブルーも人気だという。

 中でも注目なのが、ジーンズ業界への影響だ。すでに「ラジャンス(L’AGENCE)」「セザンヌ(SEZANE)」「ハッチ(HATCH)」といったブランドが、マタニティーのジーンズコレクションを展開。快適で伸縮性のあるレギンスは依然として定番アイテムであるが、エディテッドは、1月1日〜4月10日の期間中にマタニティー関連の小売りで販売されたボトムスの21%がジーンズだったと発表。前年の同期間中と比べ、マタニティージーンズの需要は25%増加したという。なお、同期間中におけるレギンスの需要は22%から20%に減少した。

 一方で、Z世代を中心に盛り上がりを見せるY2Kトレンドのアイテムが、マタニティーウエアでも人気となるかどうかについて、エディテッドはやや慎重な見解だ。「リアーナが妊娠を公表した時にはいていたローライズのバギージーンズはアイコニックだったが、まだ(妊婦の間で)普及はしていない。ストレッチ機能のあるスキニーでスリムなスタイルが、マタニティーファッション市場では依然として人気が高い。腰履きできるバギージーンズは実用的ではないかもしれないが、そのゆったりとした着心地がマタニティーウエアを新しい方向性に導く可能性を秘めている」と分析した。

The post リアーナの“型破り”なマタニティーファッションが持つ影響力とは 5月に第一子誕生 appeared first on WWDJAPAN.