「YSL」とJO1がスペシャルライブを配信 新作ファンデから着想を得た楽曲を初パフォーマンス

 「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT 以下、YSL)」は6月15日、新ファンデーション“オールアワーズ リキッド”の発売を記念して、ジャパンアンバサダーを務めるボーイズグループのJO1とコラボレーションしたウェブCMを公開した。同日にライブ配信を実施し、新ファンデーションの世界観に着想を得たJO1のオリジナルソング「ALL HOURS」のパフォーマンスを初披露した。

 ライブ配信は「YSL」とJO1の公式アカウントなどをジャックして行われ、全世界に向けて配信。披露したオリジナルソングはJO1初の全英語詞となっており、グローバルでの活動を見据えた展開に注目が集まっている。ライブ配信前に行われたトークセッションでは楽曲やウェブCM撮影時のエピソードなどで会場を盛り上げた。パフォーマンスの振り付けを考案した川尻蓮は「汗に強い“オールアワーズ リキッド”のすごさを表現するために汗をかくような激しい動きを入れました」とこだわりを語り、豆原一成は「蓮くんの振り付けは難しかったですが、とてもかっこいい仕上がりになりました。今後ライブなどで披露するのが楽しみです」とコメント。鶴房汐恩は「水に濡れるシーンでずぶ濡れになりましたが、タオルで顔を拭いてもファンデーションがついていなかったので驚きました。みなさんもお風呂で試してみてください(笑)」とウェブCMの撮影を振り返り、会場の笑いをさそった。最後は與那城奨が「たくさんの人に僕たちのパワーやエネルギーを受け取ってもらいたいです」と得意の英語を使ってファンにメッセージを送った。

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「ウェールズ ボナー」が軽やかに解き放つアイデンディティー ピッティで見せたアフリカンクラフトの新解釈

 2023年春夏シーズンのコレクションサーキットが開幕した。先陣を切ったのはロンドン・ファッション・ウイークだ。実質2日間のスケジュールに、デジタルとリアルを合わせて約25ブランドが参加した。リアルでショーを開いたのは、「アルワリア(AHLUWALIA)」や「ロビン リンチ(ROBYN LINCH)」「ラブラム(LABRUM)」といった発展途上の若き才能たち。ナイジェリアとインドにルーツにまっすぐ向き合う「アルワリア」、アイルランドの伝統を継承する「ロビン リンチ」、西アフリカ・シエラレオネのプリミティブな文化を世界に伝える「ラブラム」と、それぞれの出自が軸となるクリエイションを披露した。ショーはにぎわっていたものの、多くの人が共感できるクリエイションにはまだ至っていなかった。アイデアは面白いが、誰に向けてのコレクションなのかが分かりづらかった。仲間のために作っているならば、ファッション・ウイークになんて参加しなくてもいいはずだ。ここからワンランク上がって世界に出るためには、王道に踏む込む勇気と、それでもブレないアイデンティティーを両立させる必要がある。

 そのバランスがとれた快心のクリエイションを披露したのが、彼らと同じロンドン発の「ウェールズ ボナー(WALES BONNER)」だった。同ブランドは、ロンドンの後にイタリア・フィレンツェで開幕したメンズ見本市「ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)」にゲストデザイナーとして参加。初日の14日に、メディチ リッカルディ宮で23年春夏のショーを開催した。「ウェールズ ボナー」がロンドン・コレクションで発表し始めた当時も、強すぎるアイデンティティーがゆえに近寄りがたい印象だった。メンズウエアの伝統であるテーラリングをベースに、バランスを変え、ブラックカルチャーにオマージュを捧げるクリエイションは、決して万人受けするものではなかった。よく言えばストイック、しかしファッションビジネスは結果を出してこそでもある。ただ数年前から徐々にそのとっつきづらさが和らぎ、王道を取り入れたクリエイションへと変化していった。

クラフトと洗練されたテーラリングのミックス

 23年春夏シーズンは、クラフトに焦点を当てた。シルエットに緩急をつけたテーラリングを中心に、ブルキナファソで手染めしたジャージーやコットンを使ったり、ガーナのガラスビーズ、ロッククリスタル、バロックパールで飾ったりと、メンズとウィメンズのほぼ全てのスタイルに工芸のディテールを盛り込んだ。「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」との新しいコラボレーションシューズにも、マクラメのディテールやハンドステッチを施した。ボナーは「私にとってクラフトの要素は本当に重要な部分であり、ブランドの使命でもある」と話した。

 アフリカのクラフトに敬意を込めながらも、スタイルは軽やかだった。メンズはスーツにスタッズをちりばめ、丸いラペルのタイトなジャケットに、パンクなアクセサリーや、レオパード、ゼブラ、パイソンといったアニマルパターンのシューズを組み合わせ、まるで1950年代のロックスターのようなムードを感じさせた。ウィメンズはローウエストのラップスカートにシャツを合わせたり、マクラメ編みのワンピースを素肌の上にまとってミリタリーディテールのジャケットを羽織ったりと、ユニホーム要素を取り入れたカジュアルな提案が魅力的だった。

 会場のメディチ リッカルディ宮は、黒人との混血といわれているアレッサンドロ・デ・メディチ(Alessandro de Medici)が住んでいた宮殿だ。その場所にガーナ人アーティストのイブラヒム・マハマ(Ibrahim Mahama)が、母国からココアを輸出するために使われていた手縫いのジュートサックを床に敷くインスタレーションで、世界の人々に結束を訴えるメッセージを発信した。ボナーのアイデンティティーや黒人文化への敬意の深さは、今回も一貫していた。しかし、それを押し付けるのではなく、王道のスタイルに乗せて軽やかに解き放つ手腕が際立った。

 ロンドンは、若手デザイナーにスポットが当たっては消え、また別のデザイナーに当たっては消えていく流れを繰り返してる。だから「ウェールズ ボナー」の成長は、今の若手にとって大きな道しるべになるだろう。グレース・ウェールズ・ボナーがメゾンのデザイナーとして声がかかる日も、そう遠くないのではと期待させるコレクションだった。

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「ウェールズ ボナー」が軽やかに解き放つアイデンディティー ピッティで見せたアフリカンクラフトの新解釈

 2023年春夏シーズンのコレクションサーキットが開幕した。先陣を切ったのはロンドン・ファッション・ウイークだ。実質2日間のスケジュールに、デジタルとリアルを合わせて約25ブランドが参加した。リアルでショーを開いたのは、「アルワリア(AHLUWALIA)」や「ロビン リンチ(ROBYN LINCH)」「ラブラム(LABRUM)」といった発展途上の若き才能たち。ナイジェリアとインドにルーツにまっすぐ向き合う「アルワリア」、アイルランドの伝統を継承する「ロビン リンチ」、西アフリカ・シエラレオネのプリミティブな文化を世界に伝える「ラブラム」と、それぞれの出自が軸となるクリエイションを披露した。ショーはにぎわっていたものの、多くの人が共感できるクリエイションにはまだ至っていなかった。アイデアは面白いが、誰に向けてのコレクションなのかが分かりづらかった。仲間のために作っているならば、ファッション・ウイークになんて参加しなくてもいいはずだ。ここからワンランク上がって世界に出るためには、王道に踏む込む勇気と、それでもブレないアイデンティティーを両立させる必要がある。

 そのバランスがとれた快心のクリエイションを披露したのが、彼らと同じロンドン発の「ウェールズ ボナー(WALES BONNER)」だった。同ブランドは、ロンドンの後にイタリア・フィレンツェで開幕したメンズ見本市「ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)」にゲストデザイナーとして参加。初日の14日に、メディチ リッカルディ宮で23年春夏のショーを開催した。「ウェールズ ボナー」がロンドン・コレクションで発表し始めた当時も、強すぎるアイデンティティーがゆえに近寄りがたい印象だった。メンズウエアの伝統であるテーラリングをベースに、バランスを変え、ブラックカルチャーにオマージュを捧げるクリエイションは、決して万人受けするものではなかった。よく言えばストイック、しかしファッションビジネスは結果を出してこそでもある。ただ数年前から徐々にそのとっつきづらさが和らぎ、王道を取り入れたクリエイションへと変化していった。

クラフトと洗練されたテーラリングのミックス

 23年春夏シーズンは、クラフトに焦点を当てた。シルエットに緩急をつけたテーラリングを中心に、ブルキナファソで手染めしたジャージーやコットンを使ったり、ガーナのガラスビーズ、ロッククリスタル、バロックパールで飾ったりと、メンズとウィメンズのほぼ全てのスタイルに工芸のディテールを盛り込んだ。「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」との新しいコラボレーションシューズにも、マクラメのディテールやハンドステッチを施した。ボナーは「私にとってクラフトの要素は本当に重要な部分であり、ブランドの使命でもある」と話した。

 アフリカのクラフトに敬意を込めながらも、スタイルは軽やかだった。メンズはスーツにスタッズをちりばめ、丸いラペルのタイトなジャケットに、パンクなアクセサリーや、レオパード、ゼブラ、パイソンといったアニマルパターンのシューズを組み合わせ、まるで1950年代のロックスターのようなムードを感じさせた。ウィメンズはローウエストのラップスカートにシャツを合わせたり、マクラメ編みのワンピースを素肌の上にまとってミリタリーディテールのジャケットを羽織ったりと、ユニホーム要素を取り入れたカジュアルな提案が魅力的だった。

 会場のメディチ リッカルディ宮は、黒人との混血といわれているアレッサンドロ・デ・メディチ(Alessandro de Medici)が住んでいた宮殿だ。その場所にガーナ人アーティストのイブラヒム・マハマ(Ibrahim Mahama)が、母国からココアを輸出するために使われていた手縫いのジュートサックを床に敷くインスタレーションで、世界の人々に結束を訴えるメッセージを発信した。ボナーのアイデンティティーや黒人文化への敬意の深さは、今回も一貫していた。しかし、それを押し付けるのではなく、王道のスタイルに乗せて軽やかに解き放つ手腕が際立った。

 ロンドンは、若手デザイナーにスポットが当たっては消え、また別のデザイナーに当たっては消えていく流れを繰り返してる。だから「ウェールズ ボナー」の成長は、今の若手にとって大きな道しるべになるだろう。グレース・ウェールズ・ボナーがメゾンのデザイナーとして声がかかる日も、そう遠くないのではと期待させるコレクションだった。

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“日本一急成長したティックトッカー”スタン・フカセ 「マーク・ジェイコブス」も注目する23歳

 “日本で最もティックトック(TikTok)のフォロワーが急増したインフルエンサー”として「ジャパン・タイムス(The Japan Times)」が報じた人物がスタン・フカセ(Stan Fukase)だ。「マーク・ジェイコブス(MARC JACOBS)」のソーシャルメディアキャンペーンに起用されるなどファッション業界でも注目を集めており、現在はユーチューブ(YouTube)を中心に活動し、チャンネル登録者数は50万を越える。

 フカセは日本が拠点ながら、英語での配信がメインのため、アメリカを中心とした海外での知名度の方が高い。特にZ世代には人気で、昨年は自身のファッションブランドも始動させた。幅広く活動する次世代のインフルエンサーに、ファッションのこだわりやキャリア、日本のLGBTQ+の現状について聞いた。

WWD:インフルエンサーになったきっかけは?

スタン・フカセ(以下、フカセ):計画していたわけではなく、たまたまでした。2020年に新型コロナウイルスのパンデミックに入ってすぐの頃に、暇だったので特に理由もなくティックトックを始めました。最初はみんなと同じように、ただ流行っているダンスなどを投稿して自由にやっていたら、「ジャパン・タイムス」に“日本で最もティックトックのフォロワーが急増したインフルエンサー”と報じられて、自分でもびっくり(笑)。それから少しづつドラァグについてや、海外と日本の生活を比較するティックトックなど、自分を表現するコンテンツを増やしました。

 その後、今のメインのプラットフォームでもあるユーチューブを始めました。現在はインスタグラム(instagram)も積極的に使っていて、ファッションも発信しています。最近では「トモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)」の小泉智貴さんに2022-23年秋冬のショーに呼んでもらって、その時のスナップ写真が「WWDJAPAN」に載っているんですよ(笑)。ほかには、「マーク・ジェイコブス」のソーシャルメディアキャンペーンにも参加するなど、仕事の幅も広がっています。

WWD:英語で配信しているのはなぜ?

フカセ:ティックトックでは、当初は日本語で配信していました。でも自分がゲイでハーフであることから、「おかま」「外人」など差別的用語を使用した誹謗中傷がひどかったので、現在は英語だけで配信しています。日本語は母親と一緒に出演するときに使いますが、それでもタイトルや字幕は英語です。英語と日本語以外では、タガログ語とセブアノ語が話せて、中国語とスペイン語も勉強しました。

WWD:フォロワーや視聴者はどの国が多い?

フカセ:アメリカが一番多いです。そこにフィリピン、ブラジル、イギリスとオーストラリアが続く感じですね。日本は10番目ぐらいであまり多くはないです。仕事の案件などもアメリカが中心です。アメリカ・ロサンゼルスの事務所に所属しているのもそれが理由で、所属インフルエンサーで一番遠くにいると言われました(笑)

WWD:日本では街中で気付かれない?

フカセ:渋谷や原宿を歩けば声を掛けられますが、それ以外のエリアでは1日1回あるかな?くらい。土曜日の夜に新宿2丁目に飲みに行けば、10人以上に声を掛けられます。でも“ストロングゼロ”を持って酔っているときに視聴者に会うのはちょっと恥ずかしいですね(笑)。でもやっぱり、海外の方が気付かれることは多いです。旅行先のギリシャ、イタリアやオーストリアなどでも声を掛けられた時はびっくりしました。

止まらない“クロップトップ愛”とドラァグを通して辿り着いたジェンダーフリーなファッション

WWD:ファッションのインスピレーションやよく行くお店は?

フカセ:参考にしている人はエマ・チェンバレン(Emma Chamberlain)やベラ・ハディド(Bella Hadid)かな。ブランドなら「ヘブン バイ マーク ジェイコブス(HEAVEN BY MARC JACOBS)」や「ゴルフ ワン(GOLF WANG)」、オンラインストア「ユニフ(UNIF)」。

 あとは、親友と原宿の古着を見ることが定番で、安くて大きなキンジ(KINJI)で掘り出し物を探すこともあるし、1980~90年代のビンテージが中心のピンナップ(PIN-NAP)など、アイテムが厳選された店も好きです。

WWD:スタンさんといえばクロップトップのイメージがある

フカセ:冬でもクロップトップを着るくらい好き。

 12月に表参道のローソンに入ったら、店員さんが「いつもクロップトップ着ているお兄さんですよね?表参道歩いているのを見ています。寒くないんですか?」って言われました(笑)

 クロップトップが好きな理由の一つは、ジェンダーの規範を壊しているから。男性が着ることを“普通”とされてこなかったので。僕が着始めたのは、大学の友だちが黄色いクロップトップをプレゼントしてくれたのがきっかけです。すごく気に入って、もらってから1週間、毎日着ていました。気に入りすぎて、メルカリでミシンを買って、自分の持ってるTシャツを全部クロップトップにしちゃったくらい。これは裏ワザですが、キッズ用のトップスをクロップトップとして着ることもできますよ(笑)。

WWD:東京のファッションシーンについてどう思う?

フカセ:日本は海外と比べて“身だしなみ”のレベルが高いと思います。欧米ではオシャレな人と気にしていない人の差がすごくあるように感じるけど、日本ではより多くの人が身なりを気にしていると思います。「ユニクロ(UNIQLO)」のように低価格だけど素材や作りがいいベーシックアイテムが豊富だからかな。でも、だからこそ、“身だしなみ”のためではなくて、もっと個性のある楽しいファッションもしてほしい。

WWD:昨年、自身のブランド「バイ エクストラ(byEXTRA)」を始動した。どういうブランド?

フカセ:テーマは“clothes have no gender(服に性別はない)”。最初は、全てクロップトップのコレクションを発表し、今年に入ってアクセサリーのコレクションも制作しました。オンラインストアでも「メンズ」「ウィメンズ」などのカテゴリーはありません。

 ブランドを始めるにあたって、デザインを0から考えるのはもちろん、工場、配送センターなど全て自分で手配をし、ウエブサイトは兄に手伝ってもらいました。現在は、事務所が物流をサポートしてくれていますが、クリエイティブは自分で全て担っています。

 小さい頃から、服をデザインすることが夢でした。高校生の時にはTシャツなどのプリントオンデマンドサービスを使っただけの「ユニセックス(UNISX)」というブランドを作っていたくらいです。その時のブランド名も自分のジェンダー観を表していると思います。

WWD:「バイ スタン(bySTAN)」ではなくて「バイ エクストラ」の理由は?

フカセ:“エクストラ(Xtra)”は僕がドラァグをする際のステージネームです。そもそもドラァグをしようと思った理由は、“ウィメンズ”とされている服を楽しむ口実でした。男性が着ていると変な目で見られてしまうかもという不安があり、自分ではない女性のペルソナで着てみようと思ったんです。

 現在はドラァグをしなくても、着たい服をジェンダー関係なく着られていますが、それもエクストラのおかげだと感じています。このジェンダーフリーなブランドも彼女がいなかったら作ることはできなかったので、「バイ エクストラ」と命名しました。

LGBTQ+コミュニティーの1人として東京から発信を続ける

WWD:LGBTQ+に関するコンテンツも多く発信している。

フカセ:日本から英語で発信しているインフルエンサーは観光情報や伝統文化をメインにしていることが多いですが、僕はあくまで自分の日常を見せたいと思っています。なので、ゲイである自分の日常として、LGBTQ+当事者である僕から見た日本や東京を発信しています。

 LGBTQ+についての情報、日本に関する情報それぞれを英語で発信するインフルエンサーはいても、日本のLGBTQ+を発信するインフルエンサーは少ない。だからこそ、視聴者の興味も集まっているんだと思います。

WWD:日本のLGBTQ+の状況はどう思うか?

フカセ:視点によって捉え方が変わります。文化的にLGBTQ+の人々が生きやすいとは言えませんが、海外に比べて暴力的な犯罪などは少ない。LGBTQ+への暴力が少ない訳ではなく、全体的に少ない、というだけですが、犯罪が少ないことはそれ自体が利点です。

 とはいえ、僕もクロップトップを着て東京の電車に載った際、年配の男性にいきなりピアスを引っ張られ、顔を引っ掻かれて、「おかま」と叫ばれた経験があります。久しぶりに泣きましたね。でも、世界にはもっと頻繁に、もっと深刻な被害に合っている人がいるということも忘れないようにしています。目立たない格好をすれば安全なのかもしれません。でも、ありのままの自分でいることが、一種のプロテストなのだと気付きました。

 新宿2丁目のように、コミュニティが集まれる場所があるのもいいですよね。「世界で最も密集しているLGBTQ+エリア」だと聞いたこともありますよ。多くの人がLGBTQ+にフレンドリーであれば、密集したLGBTQ+エリアはそもそも必要ありません。実際に、欧米ではこういうエリアが少なくなってきているんです。でも、小さいけど賑わっている新宿2丁目はコミュニティ感が強くて素敵だなとも思います。

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“日本一急成長したティックトッカー”スタン・フカセ 「マーク・ジェイコブス」も注目する23歳

 “日本で最もティックトック(TikTok)のフォロワーが急増したインフルエンサー”として「ジャパン・タイムス(The Japan Times)」が報じた人物がスタン・フカセ(Stan Fukase)だ。「マーク・ジェイコブス(MARC JACOBS)」のソーシャルメディアキャンペーンに起用されるなどファッション業界でも注目を集めており、現在はユーチューブ(YouTube)を中心に活動し、チャンネル登録者数は50万を越える。

 フカセは日本が拠点ながら、英語での配信がメインのため、アメリカを中心とした海外での知名度の方が高い。特にZ世代には人気で、昨年は自身のファッションブランドも始動させた。幅広く活動する次世代のインフルエンサーに、ファッションのこだわりやキャリア、日本のLGBTQ+の現状について聞いた。

WWD:インフルエンサーになったきっかけは?

スタン・フカセ(以下、フカセ):計画していたわけではなく、たまたまでした。2020年に新型コロナウイルスのパンデミックに入ってすぐの頃に、暇だったので特に理由もなくティックトックを始めました。最初はみんなと同じように、ただ流行っているダンスなどを投稿して自由にやっていたら、「ジャパン・タイムス」に“日本で最もティックトックのフォロワーが急増したインフルエンサー”と報じられて、自分でもびっくり(笑)。それから少しづつドラァグについてや、海外と日本の生活を比較するティックトックなど、自分を表現するコンテンツを増やしました。

 その後、今のメインのプラットフォームでもあるユーチューブを始めました。現在はインスタグラム(instagram)も積極的に使っていて、ファッションも発信しています。最近では「トモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)」の小泉智貴さんに2022-23年秋冬のショーに呼んでもらって、その時のスナップ写真が「WWDJAPAN」に載っているんですよ(笑)。ほかには、「マーク・ジェイコブス」のソーシャルメディアキャンペーンにも参加するなど、仕事の幅も広がっています。

WWD:英語で配信しているのはなぜ?

フカセ:ティックトックでは、当初は日本語で配信していました。でも自分がゲイでハーフであることから、「おかま」「外人」など差別的用語を使用した誹謗中傷がひどかったので、現在は英語だけで配信しています。日本語は母親と一緒に出演するときに使いますが、それでもタイトルや字幕は英語です。英語と日本語以外では、タガログ語とセブアノ語が話せて、中国語とスペイン語も勉強しました。

WWD:フォロワーや視聴者はどの国が多い?

フカセ:アメリカが一番多いです。そこにフィリピン、ブラジル、イギリスとオーストラリアが続く感じですね。日本は10番目ぐらいであまり多くはないです。仕事の案件などもアメリカが中心です。アメリカ・ロサンゼルスの事務所に所属しているのもそれが理由で、所属インフルエンサーで一番遠くにいると言われました(笑)

WWD:日本では街中で気付かれない?

フカセ:渋谷や原宿を歩けば声を掛けられますが、それ以外のエリアでは1日1回あるかな?くらい。土曜日の夜に新宿2丁目に飲みに行けば、10人以上に声を掛けられます。でも“ストロングゼロ”を持って酔っているときに視聴者に会うのはちょっと恥ずかしいですね(笑)。でもやっぱり、海外の方が気付かれることは多いです。旅行先のギリシャ、イタリアやオーストリアなどでも声を掛けられた時はびっくりしました。

止まらない“クロップトップ愛”とドラァグを通して辿り着いたジェンダーフリーなファッション

WWD:ファッションのインスピレーションやよく行くお店は?

フカセ:参考にしている人はエマ・チェンバレン(Emma Chamberlain)やベラ・ハディド(Bella Hadid)かな。ブランドなら「ヘブン バイ マーク ジェイコブス(HEAVEN BY MARC JACOBS)」や「ゴルフ ワン(GOLF WANG)」、オンラインストア「ユニフ(UNIF)」。

 あとは、親友と原宿の古着を見ることが定番で、安くて大きなキンジ(KINJI)で掘り出し物を探すこともあるし、1980~90年代のビンテージが中心のピンナップ(PIN-NAP)など、アイテムが厳選された店も好きです。

WWD:スタンさんといえばクロップトップのイメージがある

フカセ:冬でもクロップトップを着るくらい好き。

 12月に表参道のローソンに入ったら、店員さんが「いつもクロップトップ着ているお兄さんですよね?表参道歩いているのを見ています。寒くないんですか?」って言われました(笑)

 クロップトップが好きな理由の一つは、ジェンダーの規範を壊しているから。男性が着ることを“普通”とされてこなかったので。僕が着始めたのは、大学の友だちが黄色いクロップトップをプレゼントしてくれたのがきっかけです。すごく気に入って、もらってから1週間、毎日着ていました。気に入りすぎて、メルカリでミシンを買って、自分の持ってるTシャツを全部クロップトップにしちゃったくらい。これは裏ワザですが、キッズ用のトップスをクロップトップとして着ることもできますよ(笑)。

WWD:東京のファッションシーンについてどう思う?

フカセ:日本は海外と比べて“身だしなみ”のレベルが高いと思います。欧米ではオシャレな人と気にしていない人の差がすごくあるように感じるけど、日本ではより多くの人が身なりを気にしていると思います。「ユニクロ(UNIQLO)」のように低価格だけど素材や作りがいいベーシックアイテムが豊富だからかな。でも、だからこそ、“身だしなみ”のためではなくて、もっと個性のある楽しいファッションもしてほしい。

WWD:昨年、自身のブランド「バイ エクストラ(byEXTRA)」を始動した。どういうブランド?

フカセ:テーマは“clothes have no gender(服に性別はない)”。最初は、全てクロップトップのコレクションを発表し、今年に入ってアクセサリーのコレクションも制作しました。オンラインストアでも「メンズ」「ウィメンズ」などのカテゴリーはありません。

 ブランドを始めるにあたって、デザインを0から考えるのはもちろん、工場、配送センターなど全て自分で手配をし、ウエブサイトは兄に手伝ってもらいました。現在は、事務所が物流をサポートしてくれていますが、クリエイティブは自分で全て担っています。

 小さい頃から、服をデザインすることが夢でした。高校生の時にはTシャツなどのプリントオンデマンドサービスを使っただけの「ユニセックス(UNISX)」というブランドを作っていたくらいです。その時のブランド名も自分のジェンダー観を表していると思います。

WWD:「バイ スタン(bySTAN)」ではなくて「バイ エクストラ」の理由は?

フカセ:“エクストラ(Xtra)”は僕がドラァグをする際のステージネームです。そもそもドラァグをしようと思った理由は、“ウィメンズ”とされている服を楽しむ口実でした。男性が着ていると変な目で見られてしまうかもという不安があり、自分ではない女性のペルソナで着てみようと思ったんです。

 現在はドラァグをしなくても、着たい服をジェンダー関係なく着られていますが、それもエクストラのおかげだと感じています。このジェンダーフリーなブランドも彼女がいなかったら作ることはできなかったので、「バイ エクストラ」と命名しました。

LGBTQ+コミュニティーの1人として東京から発信を続ける

WWD:LGBTQ+に関するコンテンツも多く発信している。

フカセ:日本から英語で発信しているインフルエンサーは観光情報や伝統文化をメインにしていることが多いですが、僕はあくまで自分の日常を見せたいと思っています。なので、ゲイである自分の日常として、LGBTQ+当事者である僕から見た日本や東京を発信しています。

 LGBTQ+についての情報、日本に関する情報それぞれを英語で発信するインフルエンサーはいても、日本のLGBTQ+を発信するインフルエンサーは少ない。だからこそ、視聴者の興味も集まっているんだと思います。

WWD:日本のLGBTQ+の状況はどう思うか?

フカセ:視点によって捉え方が変わります。文化的にLGBTQ+の人々が生きやすいとは言えませんが、海外に比べて暴力的な犯罪などは少ない。LGBTQ+への暴力が少ない訳ではなく、全体的に少ない、というだけですが、犯罪が少ないことはそれ自体が利点です。

 とはいえ、僕もクロップトップを着て東京の電車に載った際、年配の男性にいきなりピアスを引っ張られ、顔を引っ掻かれて、「おかま」と叫ばれた経験があります。久しぶりに泣きましたね。でも、世界にはもっと頻繁に、もっと深刻な被害に合っている人がいるということも忘れないようにしています。目立たない格好をすれば安全なのかもしれません。でも、ありのままの自分でいることが、一種のプロテストなのだと気付きました。

 新宿2丁目のように、コミュニティが集まれる場所があるのもいいですよね。「世界で最も密集しているLGBTQ+エリア」だと聞いたこともありますよ。多くの人がLGBTQ+にフレンドリーであれば、密集したLGBTQ+エリアはそもそも必要ありません。実際に、欧米ではこういうエリアが少なくなってきているんです。でも、小さいけど賑わっている新宿2丁目はコミュニティ感が強くて素敵だなとも思います。

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「バーバリー」が韓国人サッカー選手のソン・フンミンをアンバサダーに指名

 「バーバリー(BURBERRY)」は、韓国人サッカー選手のソン・フンミン(Son Heung-min)をアンバサダーに指名した。フンミンは、英プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーFCに所属するフォワードで、今年アジア人として初めて得点王を獲得した。

 フンミンは、「プレミアリーグに所属する選手として、豊かな英国の歴史を持つブランドとパートナーシップを組むことができて光栄だ。われわれが、これから共に開拓する“旅”に期待している」と述べる。

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資生堂がチャリティーコンサートを開催 収益金3000万円を日本滞在のウクライナ避難民の支援に

 資生堂はこのほど、日本に入国したウクライナ避難民に向けた支援の一環としてチャリティコンサート「資生堂チャリティーコンサート“MUSIC for PEACE”」をサントリーホールで開催した。コンサートの収益約3000万円をウクライナ避難民の日本での生活費や学費補助などに活用する。

 同社はこれまでウクライナへの緊急支援として100万ユーロ(約1億3000万円)をUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)を通じて、避難民の支援活動に寄付したり、洗顔料などの5万個の同社製品、社員や家族から提供されたベビーフードを含む生活必需品を送付したりしてきた。その中で、「1000人強のウクライナ避難民が日本に入国し、言葉が通じない中で生活する大変さを少しでもサポートしたい」(魚谷雅彦資生堂社長CEO)とチャリティーコンサートを企画した。

 魚谷社長CEOは「3月末の株主総会でチャリティーコンサートを開催したいと発言したところ、好意的な反応が多かった」という。魚谷社長自らサントリーやセイコー、大和証券グループ、東京海上日動、電通などに働きかけ協賛・協力を得て、2カ月で実現した。約2000枚のチケットは即日完売するほど支持を集めた。

 コンサートには日本で活躍するウクライナ出身のソプラノ歌手、オクサーナ・ステパニュック(Oksana Stepanyuku)氏とバス歌手、デニス・ビシュニャ(Denys Vyshnia)氏を迎えたほか、ピアニストの仲道郁代氏、ヴァイオリニストの成田達輝氏、東京混声合唱団なども参加。ウクライナ民謡やピアノ協奏曲、日本古謡などを披露した。

 「当社は創業当時からメセナ活動に取り組み、そのDNAを引き継いでいる。ピープルファーストの経営を推し進める中で、ソリダリティー(連帯)がキーワードになっている。社員間でも連携することで底力が養える。そうした連携を重ねながら今後も継続的な支援を行う」と述べた。

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大学生も中核を担い「ティティーアンドコー」刷新 社長は「自分はもう監督兼4番バッターじゃいられない」

 ガールズマーケットの一翼を担っていた「ティティーアンドコー(TITTY&CO.)」が、大卒1年目の超若手も中核として活躍する新チームで刷新を進めている。ガールズマーケットの衰退で、「良くも悪くも優等生で、『どこがいいの?』と聞かれたら『やりすぎていないこと』だった」(ブランドを手掛ける高田憲男ディーアンドエー社長)という「ティティーアンドコー」も停滞、コロナが追い討ちをかけた。同社は20あった直営店を3つにまで絞り、ZOZOを皮切りにECにシフト。同時にディレクターに起用したインフルエンサーのPOYOは、昨秋以降入社したメンバーと共に2月、リブランディングを象徴する2022年春夏コレクションを発表。顧客やファンを招いた受注会にも初挑戦し、3月末には公式サイトもリニューアルした。「WWDJAPAN」推定でピーク時の半分の10億円弱まで落ち込んだ年商も回復の兆しにあり、新ECの売り上げも「かつての7、8割まで戻ってきた」という。若手にブランドの未来を託した高田社長、そのバトンを受け取った高田航輔副社長とPOYO、参画したばかりのチームメンバーに話を聞いた。

「WWDJAPAN」(以下、「WWD」):ビジネスのあり方も、ブランドのスタイルも、組織まで生まれ変わった。

高田憲男ディーアンドエー社長(以下、高田社長):数年前から厳しかったが、コロナで「とどめを刺された」。でも、「とどめを刺される」わけにはいかなかった。まずは通常営業さえ難しかった直営店からECにシフト、一番手っ取り早かったZOZOで直営の閉店で落とした売り上げを補いはじめた。ZOZOでの売り上げは、1年で3倍くらいになって「ひと段落」。そこで少し放置していた、ブランドとしての「ティティーアンドコー」の改革を始めた。POYOさんに出会ったのは、昨年の夏頃。ZOZOで売ったコラボアイテムが好評だったし、何より本人にガッツや向上心がある。「なんとかしないと」と考えるうち、「任せてみよう」と思うようになった。スタッフは、大改革の最中で出入りが激しかった。今のチームメンバーは、大半が昨年の11月から今春にかけて入社している。

「WWD」:「ティティーアンドコー」の生みの親として、そんな新しいチームによるリブランディングに複雑な想いはなかった?

高田社長:ブランドが生まれたのは2008年。まだまだ赤文字、109やルミネでのビジネスなどは、自然に広がる時代だった。昭和生まれの僕は、直営店メーンのビジネスを手がけてきた。でもECは自然には広がらず、仕掛けることがたくさんある。でも、自分にはわからない。わからないなら、わかる人にやってもらうしかない。一方、商品については「おじさん」でも、経験や感性でわかるところがある。それぞれ役割分担できると思った。でも今は、どんどん僕の仕事を受け継いで欲しい。

「WWD」:大きな責任を託されたチームを担う気持ちは?

高田航輔副社長:社長のように突出したものがあるわけではないので、優秀な人たちに入ってもらい、働きやすい環境づくりを意識した。トップダウンで引っ張るのではなく、みんなの意見を聞き、みんなで作り上げていく。だからみんなが生き生き働けるようにしたい。

POYOディレクター(以下、POYO):社長は、私たちのやりたいコトを尊重してくれる。「『ティティーアンドコー』のお客さまは~」と語り出して否定せず、私たちの「これって、かわいくないですか?」に反応してくれる。例えば「ティティーアンドコー」にはフレアスカートのイメージがあるけれど、今はマーメイド。私もフレアが好きだけどマーメイドを押すと、「いいね、やってみよう」と背中を押してくれる。転じてくれる、融通の良さがある。

高田社長:ずっとトップダウンでやってきたが、正直もうやりたくない。僕は疲れ、みんなは意見を言わなく・言えなくなる。今は、自然にミーティングが生まれ、皆が意見を出し合っている。すごく新鮮な光景で、嬉しかった。

「WWD」:チームメンバーは、それぞれどうして入社した?

本間翔子プレス:転職活動中に求人を見た。アパレルでのプレスの経験はなかったけれど、ずっとやりたいと思っていた仕事。もともと知っているブランドで、楽しそうな会社に見えた。実際一人ひとりの裁量が大きく、大変だが、やり甲斐も大きい。お客さまを招いたはじめての展示会は、本当に“はじめてだらけ”だった(笑)。公式サイトへの集客やインスタライブも未経験だったが、若手社員が“参戦服”として洋服を発信するなど、自由に発想できる。

後藤和也販売促進担当(以下、後藤販促担当):「ティティーアンドコー」で働き始めたのは昨年、まだ大学4年生だったとき。広告代理店から内定をいただき、インターンとしてインフルエンサー・マーケティングに携わっていたが、自分じゃなくても出来そうな仕事に思えてしまった。色々探している中で、アパレルでもインフルエンサー・マーケティングができるのでは?と考えた。展示会でのモデルキャスティングは、ほとんどが自分の考え。「ここまで任せてもらえるの?」と嬉しくなった。

高田副社長:各々がやりたいこととマッチするか?を考える採用に切り替え、自分なりの意見がある人を探すようになった。ビジネスSNSの「Wantedly」での採用は、目からウロコだった。職種や条件ではなく、「こんなことを目指している人」「共感してくれる人」を探すことができる。

「WWD」:とは言え、未経験者ばかりのチームは、大変そうだ。

本間プレス:まず、プレスの先輩がいなかった。何もかも「前例がない」ことで、教えてもらうという経験が一切なかった。

POYO:私がディレクターの仕事に“飛びついた”のは、昨年の12月。「サンプルは1カ月くらいで揃うだろう」と2月の展示会を目指したが、考えが甘かった(笑)。「旧正月は、こんなに何も動かないなんて!」と痛感した。

後藤販促担当:展示会の準備とルックブックの撮影は、忘れられない。展示会はずっと社内で開催していたと聞いていたが、リブランディングの節目だったので社外で開きたかった。提案すると社長は「いいね、会場探しといて」と言ってくれたけれど、「会場を探すのは、僕なのか」と焦った(笑)。会場のレイアウト、モデルの交渉など全てが同時進行だったけれど、終わったときの達成感は大きかった。入社前だったのに。

POYO:タフなネゴシエーションには、社長に入ってもらった。毎日が、文化祭の準備をしていたようなカンジ。作ることの楽しさを体感していた。

高田社長:社外での展示会は、本当に良かった。抽選で当たったお客さまの中には、九州から上京してくれた方も。22年春夏の売り上げは、1年前と比べて130%くらいで推移している。合格点。ただ3月にオープンしたECなど、試行錯誤は今も続いている。

「WWD」:今後の予定は?

POYO:秋冬は9月の展示会を目指している。8月には洋服が揃って、推しの品番で撮影できるようスケジュールを立てている(笑)。パワーアップして、もっと多くの人に手に取ってもらいたい。

高田社長:最初は学園祭のような一体感が良かったが、やっぱり会社。経験はまだまだ足りない。それでも新しい、自由な発想が出てくるのは本当に良いこと。経験して、理解できたら、僕は業務を任せることができる。もう現場で監督兼4番バッター兼エースではいられない、いるわけにはいかない。

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リブランディング進める「エミリオ・プッチ」に新CEO就任 「ラフ・シモンズ」や「アクネ ストゥディオズ」出身者

 LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)傘下のエミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)に、サール・デブラウエレ(Saar Debrouwere)新最高経営責任者(CEO)が就任する。同ブランドは4月に、カミーユ・ミチェリ(Camille Miceli)新アーティスティック・ディレクターによる初のコレクションを発表。「“リゾートマインド”なカプセル・コレクションを毎月ドロップする体制」に移行しており、デブラウエレ新CEOは7月から経営に携わる予定だ。

 ベルギー出身のデブラウエレ新CEOは、ゲント王立芸術アカデミーで現代美術と写真の修士課程を終えた後、経営コンサルティング会社のプロジェクトマネージャーとしてキャリアをスタート。その後、「A.F. ヴァンデヴォースト(A.F. VANDEVORST)」のセールスを経て、2009年、「ラフ・シモンズ(RAF SIMONS)」にコレクション・ディレクターとして参画した。12年には、「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」にレディ・トゥ・ウエア・ディレクターとして入社。14年には最高製品責任者に昇格した。その後、20年からは中国の高級ファッションブランド「アイシクル(ICICLE)」で、デザイン・プロダクト担当エグゼクティブ・バイスプレジデントを務めてきた。

 シドニー・トレダノ(Sidney Toledano)LVMHファッショングループ会長兼CEOは、「さまざまなブランドの製品部門で国際的な経験を積んだデブラウエレは、この責務を担うのに理想的な人物。彼女のエネルギー、厳しい目、熱意は、チーム全体を率いて、この新たなアドベンチャーで成功を収めるためのカギとなるだろう」と述べる。

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スワロフスキーがCEOを任命 創業家外のトップは127年の歴史で初

 オーストリアを拠点とするクリスタルメーカーのスワロフスキー(SWAROVSKI)は、最高経営責任者にアレクシス・ナサード(Alexis Nasard)を任命した。7月4日付で就任の予定。同社は127年の歴史を持つが、創業家外からトップが選ばれるのは今回が初となる。

 同社は1895年にダニエル・スワロフスキー(Daniel Swarovski)が創業。これまで一族経営が続き、2020年4月から21年10月末まで同社を率いていたロバート・ブッフバウアー(Robert Buchbauer)前CEOも一族の出身だ。しかし同社はここ数年、新たな成長戦略に沿った事業再編に取り組んでおり、オーナーと会社の経営を切り分けることもその中に含まれているという。なお、ブッフバウアー前CEOは退任後も取締役会の一員として同社に残っている。

 ナサード新CEOはファッション業界のほか、日用消費財や小売セクターでの経験が豊富で、ビジネス特化型SNS「リンクトイン(LinkedIn)」のプロフィールによれば、プロクター・アンド・ギャンブル(PROCTER & GAMBLE)で17年、ハイネケン(HEINEKEN)で6年、チェコのシューズおよびアパレルメーカーのバタ(BATA)で5年にわたって要職を歴任。20年12月には、マーケティング企業カンター(KANTER)のCEOに就任した。

 同氏は、「『スワロフスキー』はカルチャー上のアイコン的な存在であり、ジュエリー、デザイン、ファッション、演劇、映画業界などで独自のポジションを築いている。ジョバンナ・バッタリア・エンゲルバート(Giovanna Battaglia Engelbert)=クリエイティブ・ディレクターやチームと共に成長戦略を進めてブランド価値をさらに高め、世界中の顧客に喜んでもらえるようにしたい」と語った。

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山下智久が新曲で「ブルガリ」とコラボ アクセや時計を着用してMVを銀座タワーで撮影

 「ブルガリ(BVLGARI)」のアンバサダーを務める俳優・歌手の山下智久は、6月17日にリリースする新曲「Forever in My Heart」で同ブランドとコラボした。

 同曲のミュージックビデオの一部を「ブルガリ」銀座タワーで撮影し、山下は「ブルガリ」のネックレス(45万5400円税込、以下同)やリング(18万9200円)、時計(35万7500円)などを着用した。

 新曲の作詞も手掛けた山下は、「永遠と儚さはコインの裏表のようなものなのかもしれないけれど、だからこそ誰かと心を通わせた瞬間を大切に生きていきたい。そんな思いを込めてノートにつづった言葉が、今の僕なりの愛への讃歌となった。人生には晴れの日もあれば嵐の夜もあるが、どんなときにも優しく寄り添える曲になるよう心を込めて作った」と話す。

 「ブルガリ」は6月15日、公式ユーチューブで特別バージョンの動画を公開した。

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山下智久が新曲で「ブルガリ」とコラボ アクセや時計を着用してMVを銀座タワーで撮影

 「ブルガリ(BVLGARI)」のアンバサダーを務める俳優・歌手の山下智久は、6月17日にリリースする新曲「Forever in My Heart」で同ブランドとコラボした。

 同曲のミュージックビデオの一部を「ブルガリ」銀座タワーで撮影し、山下は「ブルガリ」のネックレス(45万5400円税込、以下同)やリング(18万9200円)、時計(35万7500円)などを着用した。

 新曲の作詞も手掛けた山下は、「永遠と儚さはコインの裏表のようなものなのかもしれないけれど、だからこそ誰かと心を通わせた瞬間を大切に生きていきたい。そんな思いを込めてノートにつづった言葉が、今の僕なりの愛への讃歌となった。人生には晴れの日もあれば嵐の夜もあるが、どんなときにも優しく寄り添える曲になるよう心を込めて作った」と話す。

 「ブルガリ」は6月15日、公式ユーチューブで特別バージョンの動画を公開した。

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山下智久が新曲で「ブルガリ」とコラボ アクセや時計を着用してMVを銀座タワーで撮影

 「ブルガリ(BVLGARI)」のアンバサダーを務める俳優・歌手の山下智久は、6月17日にリリースする新曲「Forever in My Heart」で同ブランドとコラボした。

 同曲のミュージックビデオの一部を「ブルガリ」銀座タワーで撮影し、山下は「ブルガリ」のネックレス(45万5400円税込、以下同)やリング(18万9200円)、時計(35万7500円)などを着用した。

 新曲の作詞も手掛けた山下は、「永遠と儚さはコインの裏表のようなものなのかもしれないけれど、だからこそ誰かと心を通わせた瞬間を大切に生きていきたい。そんな思いを込めてノートにつづった言葉が、今の僕なりの愛への讃歌となった。人生には晴れの日もあれば嵐の夜もあるが、どんなときにも優しく寄り添える曲になるよう心を込めて作った」と話す。

 「ブルガリ」は6月15日、公式ユーチューブで特別バージョンの動画を公開した。

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「バレンシアガ」がLGBTQIA+を支援するカプセルコレクションを発表 最新キャンペーン“エニバディ イズ クィア”も公開

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」はこのほど、LGBTQIA+の⼈権擁護および推進を行うNPO団体「アウトライト アクション インターナショナル(OUTRIGHT ACTION INTERNATIONAL)」を支援する目的から、6月のプライド月間にあわせたカプセルコレクション“バレンシアガ プライド 2022(BALENCIAGA PRIDE 2022)”を発表した。現在、「バレンシアガ」の全店舗と公式オンラインストアで販売中だ。

 “バレンシアガ プライド 2022”はフーディーやTシャツ、キャップ、スカーフ、ソックス、ジュエリーなどをラインアップ。どれもスカートとパンツをはいた2人の人物が手をつなぐピクトグラムを配しているほか、いくつかのアイテムにはLGBTQIA+のコミュニティを象徴するフラッグもあしらっている。

 カプセルコレクションの発表と共に、「アウトライト アクション インターナショナル」の認知度向上と資金を募るための最新キャンペーン“エニバディ イズ クィア(ANYBODY IS QUEER)”も公開。撮影およびスタイリングは、ファッション写真家のパトリック・ウェルド(Patrick Welde)が担当した。なお、“バレンシアガ プライド 2022”の売上の15%は「アウトライト アクション インターナショナル」に寄付される。

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いつでも、どこでも、「スープストック」の“フリーズドライ”と生のホップを使った “瓶ビール” オンライン試食会で触れる開発の思いと企業姿勢

 「スープストック トーキョー(SOUP STOCK TOKYO以下、スープストック)」から、“フリーズドライ”と“瓶のビール(酵母のピルスナー)”が登場した。自宅の冷凍室に「スープストック」のスープが入っているという人も多いだろう。こだわりの食材と製法でスープをメーンディッシュにした「スープストック」。そこからフリーズドライのスープが登場とは、ちょっと驚いた。同時期に、“瓶のビール”も発売ということで、オンライン試食会に参加した。

 「スープストック」が試食会をオンラインにした理由は、「コロナが回復に向かいつつも、試食が含まれるため安全性を考慮した」ため。試食会前に、新作の“フリーズドライ”と“瓶のビール”のサンプルが「スープストック」のギフトボックスに入って届いた。

 スープは、“オニオンスープ”“魚介のチャウダー”“とうもろこしとさつま芋のポタージュ”“5種類の野菜のミネストローネ”の4種類。カラフルなイラストのパッケージ入りで、中には2つのブロックが入っている。オンライン試食会では、“瓶のビール”を冷蔵庫から出し、“オニオンスープ”にお湯を注いで臨んだ。

“スープ・フォー・オール”を目指して

 試食会は、「スープストック」を運営するスマイルズについての説明からスタート。同社は2000年に創業。飲食業ではレストランの「100本のスプーン」やお弁当屋「刷毛じょうゆ 海苔弁 山登り」など、アパレルでは、ネクタイブランドの「ジラフ(GIRAFF)」の運営のほか、コンサルティング業務などを行なっている。「スープストック」は16年に別会社として分社化された。

 「スープストック」では、“スープ・フォー・オール”を目指し、0〜100歳のあらゆる人へのスープの提供を目指している。離乳食をはじめ、ベジタリアンやグルテンフリー、ハラール(イスラム法で合法の食事)、嚥下食(咀嚼配慮食)までさまざまだ。その一環として“いつでも、どこでも”食べられる“フリーズドライ”を開発。2つのブロックにした理由は、素材の風味を出すためだ。“オニオンスープ”は、ローストした玉ねぎの食感が感じられるリッチな味わい。どのスープも、2ブロックとたっぷりで、素材の食感とうまみが凝縮されている。各パッケージは風景画とポエムが添えられてあり、スープを用意する間にひと息ついてほしいという思いが込められている。

 価格は1個税込320~360円と、フリーズドライスープにしては高めだが、ちょっとしたプチギフトにぴったり。コーヒー1杯の感覚でこだわりのスープが気軽に楽しめる。「スープストック」の1部店舗とオンラインで販売中だ。

グラスに注がれるまで進化し続ける“瓶のビール”

 “瓶のビール”は、食事に寄り添えるビールを目指して開発。パートナー企業を探して、無濾過ビールにこだわった。ホップを使用して伝統的な製法“ドライ・ホッピング”で醸造。ビールの味を左右する水も源泉水にこだわり、黄金色のビールが完成した。醸造家は、静岡県・修善寺のベアード・ブルーイングで、代表のブライアン・ベアード(Brian Baird)は、「このビールは伝統的なドイツスタイルのピルスナー。ソフトで優しいホップのアロマが特徴。無濾過、瓶内二字発酵、熟成、自然発泡なので、グラスに注がれるまで進化している」とコメント。ラベルには、里山の動物が描かれている。

 価格は680円。「スープストック」ルミネ新宿店およびオンラインショップ以外の店舗で販売している。

“おいしい”の持続可能性&食のバリアフリー

 オンライン試食会では、松尾琴美「スープストック」バイヤーが登場。「スープストック」の、“もったいない”をなくす活動も紹介された。千葉で梨のB品がたくさん出ていると聞き、冬瓜を梨に置き換えるといった取り組みが行われているという。世の中の困りごとをビジネスに取り入れて消費者とつなぐ活動は、スマイルズならではだ。定期的に各社のデッドストックや正規販売できない商品を集めて販売する「バスザバトン マーケット」でも同様の取り組みが行われている。

 ここでちょっと、「スープストック」がさりげなく行なっている“食のバリアフリー”活動にも触れたい。先述した嚥下食および必要なカトラリーの提供を「スープストック」立川店で行っている(期間限定)。これは、心理カウンセラーである加藤さくらさんから、嚥下障害のある子どもと「スープストック」で食事ができたらという話があり、社内で検討を重ねて実現。「スープストック」では、「スープは、年齢、性別、国籍を超える存在。だから、”たった一人“が大切で見放せない。”食“という生活の楽しみの小さくて大きい壁を一つずつ取り除いていければ」とコメントしている。障害というとマイナスイメージが強く、他人ごとになりがち。それを、対話をしながら少しずつできることから実現する企業努力に共感せざるを得ない。

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「ダイソン」の空気でスタイリングする“エアラップ”がリニューアル 新機能は浮き毛抑制モード

 ダイソン(DYSON)は6月15日、スタイリングツール“ダイソン エアラップ マルチスタイラー”(税込6万3250円、編集部調べ)を発売した。2018年発売の“ダイソン エアラップ スタイラー”のリニューアルとなり、新たに浮き毛抑制機能を搭載。リニューアルに伴い、ヒーローカラーをフューシャピンクからコッパーに変更しジェンダー問わず訴求する。ダイソン直営店のほかダイソン公式オンラインストア、百貨店、提携ヘアサロン、家電量販店で取り扱い、既存モデルは順次終売となる。

 目玉となる新アタッチメント“スムージングドライヤー”は、先端を回転させることでドライヤーモードと浮き毛抑制モードを切り替えて使うことができる。浮き毛抑制モードでは、コアンダ効果といわれる噴出する気流が壁面に引き寄せられる性質を利用して、長い髪の毛を手前に引き寄せ髪表面の浮き毛を目立たなくする。カール用の“エアラップ”は、既存モデルで内巻きと外巻きの2つのカーラーが必要だったものを、先端を回転させて1つのアタッチメントでカールの向きを変えられるように改良した。そのほかブロー用の“スムージングブラシ”は空気の出る穴を増やしコアンダ効果を高め、乾かす力やスタイリング力を向上させた。

 初代“エアラップ”は、アタッチメントを付け替えることでドライヤー、カール、ヘアブラシの3役を1台でまかなえる新世代のスタイリングツールとして登場した。今回のリニューアルは、熱ではなく空気の力でより早く簡単にスタイリングできる基本設計はそのままに、利便性や時短効果の向上を目指して新たにアタッチメントを開発。既存モデルの本体に新アタッチメントを付けて使用することも可能で、“アップグレードキット”としてアタッチメントのみのキットも販売する。

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「ダイソン」の空気でスタイリングする“エアラップ”がリニューアル 新機能は浮き毛抑制モード

 ダイソン(DYSON)は6月15日、スタイリングツール“ダイソン エアラップ マルチスタイラー”(税込6万3250円、編集部調べ)を発売した。2018年発売の“ダイソン エアラップ スタイラー”のリニューアルとなり、新たに浮き毛抑制機能を搭載。リニューアルに伴い、ヒーローカラーをフューシャピンクからコッパーに変更しジェンダー問わず訴求する。ダイソン直営店のほかダイソン公式オンラインストア、百貨店、提携ヘアサロン、家電量販店で取り扱い、既存モデルは順次終売となる。

 目玉となる新アタッチメント“スムージングドライヤー”は、先端を回転させることでドライヤーモードと浮き毛抑制モードを切り替えて使うことができる。浮き毛抑制モードでは、コアンダ効果といわれる噴出する気流が壁面に引き寄せられる性質を利用して、長い髪の毛を手前に引き寄せ髪表面の浮き毛を目立たなくする。カール用の“エアラップ”は、既存モデルで内巻きと外巻きの2つのカーラーが必要だったものを、先端を回転させて1つのアタッチメントでカールの向きを変えられるように改良した。そのほかブロー用の“スムージングブラシ”は空気の出る穴を増やしコアンダ効果を高め、乾かす力やスタイリング力を向上させた。

 初代“エアラップ”は、アタッチメントを付け替えることでドライヤー、カール、ヘアブラシの3役を1台でまかなえる新世代のスタイリングツールとして登場した。今回のリニューアルは、熱ではなく空気の力でより早く簡単にスタイリングできる基本設計はそのままに、利便性や時短効果の向上を目指して新たにアタッチメントを開発。既存モデルの本体に新アタッチメントを付けて使用することも可能で、“アップグレードキット”としてアタッチメントのみのキットも販売する。

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“ミスター ベイシング エイプ®”と“ヒューゴ”がコラボコレクションを発表 “エイプヘッド”が鼻髭を生やす

 「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®以下、ペイプ)」のフォーマルライン“ミスター ベイシング エイプ®(MR. BATHING APE®)”は、「ヒューゴ ボス(HUGO BOSS)」の若者向けライン“ヒューゴ(HUGO)”とコラボレーションしたコレクションを発表した。現在、「ベイプエクスクルーシヴ 青山」や「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」大阪店内のインショップ「ベイプストア コム デ ギャルソン大阪」および「ア ベイシング エイプ®」の公式オンラインストアなどで販売中だ。

 今回のコラボコレクションは2型のスーツジャケットとフーディー、スエットパンツ、2型のショーツ、2型のTシャツ、スケートデッキ、キャップ、ポケットチーフ、ソックス、アンダーウエア、定番スニーカー“ベイプスタ(BAPE STA)”の全15型を用意した。どれも「ペイプ」のオリジナルカモ柄と“ヒューゴ”のシグネチャーカラーであるレッドをアクセントとして配しているほか、「ベイプ」のトレードマーク“エイプヘッド”が鼻髭を生やしたコラボ仕様のグラフィックがあしらわれている。価格は税込4400~7万9200円。なお、全面がオリジナルカモ柄のスーツジャケットと“ベイプスタ”のみ「ベイプ」の公式オンラインストアでの予約販売となる。

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「マーク ジェイコブス」のポップアップが大阪・あべのハルカスにオープン

 「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」は、最新バッグ“ザ J マーク ショルダーバッグ“とテリー素材の新作コレクションを取りそろえたポップアップを、あべのハルカス近鉄本店にオープンする。会期は2022年6月15日から28日まで。

 ブランドらしいデザインと使い勝手の良さで愛されているアイコントートの“ザ トートバッグ“(税込4万4000円、以下同)、丸みのあるシェイプが愛らしい“ザ バケットバッグ“(同4万7300円)、サンダル(同2万4200円)などに加えて新たなブランドのシグネチャーである“ザ J マーク ショルダーバッグ“(同6万2700円)は、「J マーク」のクロージャーに取り外し可能なチェーンストラップとウェビングストラップを付属したシックで機能的なショルダーバッグで、今回のポップアップでもバリエーション豊かに取りそろえる。

 また、ポップアップ期間中に対象アイテムを購入することで、イニシャルの刻印をすることが可能だ。

■MARC JACOBS POP-UP SHOP
日程:2022年6月15〜28日
場所:あべのハルカス近鉄本店 タワー館2階 イベントスペース
住所:〒545-8545 大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43

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「マーク ジェイコブス」のポップアップが大阪・あべのハルカスにオープン

 「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」は、最新バッグ“ザ J マーク ショルダーバッグ“とテリー素材の新作コレクションを取りそろえたポップアップを、あべのハルカス近鉄本店にオープンする。会期は2022年6月15日から28日まで。

 ブランドらしいデザインと使い勝手の良さで愛されているアイコントートの“ザ トートバッグ“(税込4万4000円、以下同)、丸みのあるシェイプが愛らしい“ザ バケットバッグ“(同4万7300円)、サンダル(同2万4200円)などに加えて新たなブランドのシグネチャーである“ザ J マーク ショルダーバッグ“(同6万2700円)は、「J マーク」のクロージャーに取り外し可能なチェーンストラップとウェビングストラップを付属したシックで機能的なショルダーバッグで、今回のポップアップでもバリエーション豊かに取りそろえる。

 また、ポップアップ期間中に対象アイテムを購入することで、イニシャルの刻印をすることが可能だ。

■MARC JACOBS POP-UP SHOP
日程:2022年6月15〜28日
場所:あべのハルカス近鉄本店 タワー館2階 イベントスペース
住所:〒545-8545 大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43

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値上げの「ユニクロ」、中綿アウター拡充で買いやすさを維持 22年秋冬展示会から【前編】

 「ユニクロ(UNIQLO)」2022-23年秋冬物の値上げが、ファッション業界内外で大きな話題となっています。これは「ユニクロ」に限った話ではありませんが、ファッションブランドが値上げを行う際は、アイテム1点1点の付加価値や商品構成全体を見直し、客離れを最小限に食い止めるよう工夫を凝らすものです。「ユニクロ」22-23年秋冬物も、客を離さないための工夫に溢れていたので紹介します。

 22-23年秋冬の「ユニクロ」は、アウターバリエーションを拡大していることが商品戦略上のニュースです。特に、今まで「ユニクロ」でイメージの薄かった中綿アウターを大幅に増やしている点がポイント。値上げする商品の筆頭としてウルトラライトダウンの名前が上がっていますが(5990円から6990円に変更)、中綿はダウンと雰囲気は似ていながら、ダウンより価格を抑えて作ることが可能。中綿アウターを増やすことで、原料高圧力の中でプライスポイント(最多価格帯)を保つ努力なんだと思います。

ダウンに代わる本命は「ヒートテック中綿」

 メンズでは、吸湿発熱機能の中綿を使ったブルゾンを「ヒートテック中綿」として打ち出します。価格は5990円と、ウルトラライトダウンの値上げ前の価格とぴったり同じです。ウィメンズでは「ヒートテック中綿」は企画していませんでしたが、より柔らかい質感に仕上げたダイヤ柄キルティングの中綿ブルゾン(4990円)やベストなどを企画していました。

 アウターバリエーション拡大の中で、ボアフリースのロングコートやブルゾンも多数そろえています。防風機能を持たせているモデルも多く、アウターとしての使い勝手の良さをより一層アピールしています。フリースでは毛足の長いファーリーフリースのブルゾンなどの値上げが発表されていますが(1990円から2990円に変更)、そうは言ってもダウンなどに比べるとフリースはもともと価格が安い。ウィメンズのマネキンに着せていたフリースも2990円と、アウターとして考えれば非常に買いやすいものでした。

 ダウン以外のアウターへのフォーカスが目立ちますが、ウルトラライトダウンで何もしていないわけではありません。むしろ、1点1点の付加価値を上げて「これならほしい」と思わせる工夫を詰め込んでいます。筆頭は、ウィメンズで企画している新顔のロングベスト(6990円)。ダウンのロングベストは、21年秋に「セオリー(THEORY)」と「ユニクロ」のコラボ商品として企画してヒットした実績があり、今季はウルトラライトダウンのシリーズの中で登場します。今春夏のウィメンズのリアルクローズ市場でもロングベストは大ヒット中。「ダウンのロングベストもほしい」という声は期待ができそうです。

 もう1点は、表地に光沢感のある素材を使い、ダウンも豊富に使ってよりボリューム感のあるシルエットに仕上げたウルトラライトダウンのブルゾン(8990円)。今っぽいシルエットなので、旬のY2Kファッションなどとの相性も良さそうです。

 ほか、アウターではMA-1ブルゾンやスタジアムジャンパー、ウールのダッフルコート、ダブルフェースのガウンコートなども企画しています。

ミニスカートがいよいよマスヒットの予感

 さて、アウター以外では、「ユニクロ」はニットとパンツも22-23年秋冬の強化アイテムに据えています。ニットでは、カシミヤ100%のウィメンズセーターを8990円から9990円に値上げすると発表しています。その分、ホールガーメント編み機による3Dニットとすることで着心地をよくし、商品価値を高めています。これまで「ユニクロ」には少なかったローゲージニットを増やし、選ぶ楽しさを提供しているのもポイント。フェアアイル柄のセーター(ウィメンズ2990円)、ケーブル編みのセーター(ウィメンズ2990円)などがあり、新鮮です。

 パンツは、今春夏好調なジーンズで22-23年秋冬はバギーシルエット(3990円)を推しています。また、ワークパンツやチノパンなどでも、全体的にワイドシルエット推し。通勤にも対応できるウィメンズのきれいめパンツなども、タック入りでやや太めの仕上がりです。ウィメンズでは、いよいよマスヒットが期待される台形シルエットのミニスカート(2990円)も1型企画していました。

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値上げの「ユニクロ」、中綿アウター拡充で買いやすさを維持 22年秋冬展示会から【前編】

 「ユニクロ(UNIQLO)」2022-23年秋冬物の値上げが、ファッション業界内外で大きな話題となっています。これは「ユニクロ」に限った話ではありませんが、ファッションブランドが値上げを行う際は、アイテム1点1点の付加価値や商品構成全体を見直し、客離れを最小限に食い止めるよう工夫を凝らすものです。「ユニクロ」22-23年秋冬物も、客を離さないための工夫に溢れていたので紹介します。

 22-23年秋冬の「ユニクロ」は、アウターバリエーションを拡大していることが商品戦略上のニュースです。特に、今まで「ユニクロ」でイメージの薄かった中綿アウターを大幅に増やしている点がポイント。値上げする商品の筆頭としてウルトラライトダウンの名前が上がっていますが(5990円から6990円に変更)、中綿はダウンと雰囲気は似ていながら、ダウンより価格を抑えて作ることが可能。中綿アウターを増やすことで、原料高圧力の中でプライスポイント(最多価格帯)を保つ努力なんだと思います。

ダウンに代わる本命は「ヒートテック中綿」

 メンズでは、吸湿発熱機能の中綿を使ったブルゾンを「ヒートテック中綿」として打ち出します。価格は5990円と、ウルトラライトダウンの値上げ前の価格とぴったり同じです。ウィメンズでは「ヒートテック中綿」は企画していませんでしたが、より柔らかい質感に仕上げたダイヤ柄キルティングの中綿ブルゾン(4990円)やベストなどを企画していました。

 アウターバリエーション拡大の中で、ボアフリースのロングコートやブルゾンも多数そろえています。防風機能を持たせているモデルも多く、アウターとしての使い勝手の良さをより一層アピールしています。フリースでは毛足の長いファーリーフリースのブルゾンなどの値上げが発表されていますが(1990円から2990円に変更)、そうは言ってもダウンなどに比べるとフリースはもともと価格が安い。ウィメンズのマネキンに着せていたフリースも2990円と、アウターとして考えれば非常に買いやすいものでした。

 ダウン以外のアウターへのフォーカスが目立ちますが、ウルトラライトダウンで何もしていないわけではありません。むしろ、1点1点の付加価値を上げて「これならほしい」と思わせる工夫を詰め込んでいます。筆頭は、ウィメンズで企画している新顔のロングベスト(6990円)。ダウンのロングベストは、21年秋に「セオリー(THEORY)」と「ユニクロ」のコラボ商品として企画してヒットした実績があり、今季はウルトラライトダウンのシリーズの中で登場します。今春夏のウィメンズのリアルクローズ市場でもロングベストは大ヒット中。「ダウンのロングベストもほしい」という声は期待ができそうです。

 もう1点は、表地に光沢感のある素材を使い、ダウンも豊富に使ってよりボリューム感のあるシルエットに仕上げたウルトラライトダウンのブルゾン(8990円)。今っぽいシルエットなので、旬のY2Kファッションなどとの相性も良さそうです。

 ほか、アウターではMA-1ブルゾンやスタジアムジャンパー、ウールのダッフルコート、ダブルフェースのガウンコートなども企画しています。

ミニスカートがいよいよマスヒットの予感

 さて、アウター以外では、「ユニクロ」はニットとパンツも22-23年秋冬の強化アイテムに据えています。ニットでは、カシミヤ100%のウィメンズセーターを8990円から9990円に値上げすると発表しています。その分、ホールガーメント編み機による3Dニットとすることで着心地をよくし、商品価値を高めています。これまで「ユニクロ」には少なかったローゲージニットを増やし、選ぶ楽しさを提供しているのもポイント。フェアアイル柄のセーター(ウィメンズ2990円)、ケーブル編みのセーター(ウィメンズ2990円)などがあり、新鮮です。

 パンツは、今春夏好調なジーンズで22-23年秋冬はバギーシルエット(3990円)を推しています。また、ワークパンツやチノパンなどでも、全体的にワイドシルエット推し。通勤にも対応できるウィメンズのきれいめパンツなども、タック入りでやや太めの仕上がりです。ウィメンズでは、いよいよマスヒットが期待される台形シルエットのミニスカート(2990円)も1型企画していました。

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好調のヴァレクストラ、新CEOはストーリーテリングが強み

 ミラノ発のラグジュアリーレザーグッズブランド、ヴァレクストラ(VALEXTRA)は普遍的な美しさと高いクラフツマンシップ、現代の生活に寄り添う機能性を兼ね備える名品を生み出してきた。「高品質なものを長く楽しみたい」という消費者が増える中で勢いを増し、2021年のグローバル全体の売り上げは前年比41%増で好調という。21年2月にはストーリーテリングを強みとするグザヴィエ・ルジュー(Xavier Rougeaux)を最高経営責任者(CEO)に迎え、新たなチャプターに向けて動き出した。ルジューCEOに、ビジョンを聞いた。

タイムレスな美学と、
タイムリーな機能性を備える商品

WWDJAPAN(以下、WWD):ヴァレクストラのDNAとは?

グザヴィエ・ルジュー=ヴァレクストラCEO(以下、ルジューCEO):創業者のジョヴァンニ・フォンタナ(Giovanni Fontana)氏は、建築にも造詣の深いエンジニアだった。私たちの商品は、彼が生み出した洗練された美しさと機能性のバランスの上に成り立っている。例えば、1968年に誕生したアイコンバッグの“トリック トラック”は、戦後ミラノの街が活気に溢れ、外出の機会が増えたことから、ハンズフリーでの移動をかなえるバッグとして生まれた。つまり、タイムレスであると同時に、時代の要請を反映したタイムリーな商品なのだ。私たちはこのDNAを維持するために、現代の生活に沿ったアップデートを加えている。例えば、“トリック トラック”の新作ではアイコニックな形は維持しながら、今のスタイルに合うように取り外し可能なショルダーストラップを付属することによってバリエーションを加えた。

WWD:昨年はアイコンバッグ“イジィデ”のマイクロサイズも登場した。

ルジューCEO:最近は出掛ける際にたくさんの物を持ち歩かなくなった。“マイクロ イジィデ”は、スマートフォンやリップスティック、ICカードなど現代の必需品を再考した結果生まれた。レガシーのあるブランドだからといって、過去にとらわれてはいけない。常に顧客のライフスタイルの変化を注視し、“現在進行形”であることが大切だ。

エモーションを掻き立てる
ストーリーテリングに注力

WWD:CEOに就任して以来、注力していることは?

ルジューCEO:この歴史あるブランドの新しいチャプターを開くために、私が挑戦したいのはエモーションと、欲求を喚起させる仕掛けを加えることだ。基盤となるのは、ブランドのストーリーだ。私はトップに就任してから、「ヴァレクストラ」の85年以上の歴史を振り返り、創業者ジョヴァンニの哲学を理解することに努めてきた。そしてそれを世界各国のチームと共有するために、“ソウルブック”と呼ぶブランドのエッセンスをまとめた冊子を作り、各チームの言語に翻訳した。私たちのようなラグジュアリーブランドは、世界各国の店舗、あるいはデジタル上でも統一感を持った発信をすることが大事だ。顧客がどのチャネルでも自然にブランドのストーリーに浸れるように、チーム全体がブランドの“言語”を共有することが武器になる。

WWD:ストーリーを伝えるための具体的な施策は?

ルジューCEO:ECやSNSを含むデジタルプラットフォームを発信拠点にする。公式サイトでは、定番商品の歴史を伝えたり、ミラノに住む人々のインタビューを掲載したりする読み物コンテンツを始動し、「ヴァレクストラ」な的ライフスタイルを伝えている。また、広告イメージでは、商品をモデルに着用してもらうことも大切だ。なぜなら、商品の細部に込めた機能性やこだわりは、人が着用して初めて意味をなすからだ。動画によるアプローチも有効だろう。インフルエンサーやオピニオンリーダーとの連携を強化し、ブランドの経験を代弁してもらいたい。先日打ち出した母の日に合わせたキャンペーンでは、子どもが作ったアート作品のように見えるオブジェを飾ったギャラリーで商品を撮影した。これが「ヴァレクストラ」流の愛情というエモーションを掻き立てる提案を表現した形だった。ブランドの新しいチャプターに向けて、失敗を恐れず挑戦を続けたい。

コロナ禍で刻印サービスや
リペアサービスを強化

WWD:21年の売り上げは前年比41%増と好調だ。その理由は?

ルジューCEO:ブランド力の強さと美しい商品に加えて、“言語”を共有する各国のチームのおかげだ。情熱的でそれぞれがリーダーシップを発揮してくれるチームを持てば、ブランドの発信力は強まる一方だ。また、コロナの経験は、変化に迅速に対応する重要性を教えてくれた。日本チームは、コロナ禍で刻印サービスやリペアサービスを強化して顧客とのエンゲージメントを高めたり、上顧客向けのイベントを開催したり、顧客の気持ちをくみ取った施策をにいち早く着手した。売り上げとして結果に出ている。

WWD:今後の展望は?

ルジューCEO:商品面では、より多くの人に手にとってもらえるようエントリープライスを20万円前後に広げる。もともと私たちの顧客は、良いものを長く大切にするマインドセットを持っているが、そんな価値観の人たちが世界的に増えている。さまざまな人に、ブランドのジャーニーを楽しんでもらいたい。ストーリーテリングの中心地はデジタルだ。それに伴って、デジタル上での経験を豊かにしてEC比率を上げる。最後に、新たなストアコンセプトで統一された新店を年内に国内にオープンする予定だ。より多くの人に「ヴァレクストラ」の世界観に触れて、喜びを感じてもらいたい。

2022年-23年秋冬コレクションは
「感性的な幾何学」がテーマ

 2022年-23年秋冬コレクションは、「感性的な幾何学(Sensorial Geometry)」をテーマに、洗練された機能美やシグネチャーレザーに焦点を当てた。スクエア型の新作ハンドバッグ“ノーロ クロスボディ”は、2つに仕切られた内ポケットやクロスボディ用のストラップなどの機能性を備え、フロントの金具のVカット、1950年代のアーカイブから着想を得たツイストロックが特徴だ。熟練の技術による黒くつややかなインクで仕上げられたエッジ(コスタ)が美しさを引き立てている。サイズは大・小2種類用意した。また、既存のアイテムをウールフェルトで刷新した新型や、マルチカラーが特徴の“マイクロ イジィデ ポルカドット”など、クラフツマンシップを駆使した“イジィデ”も数々登場する。

問い合わせ先
ヴァレクストラ ジャパン
03-5615-2379

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「ケイタ マルヤマ」が“美しい仕事展” 日本各地から陶芸、木工、硝子作品を集める

 「ケイタ マルヤマ(KEITA MARUYAMA)」は6月16~19日の期間、東京・南青山にある丸山邸メゾン ド マルヤマで「CASA KEITA -美しい仕事展-」を行う。日本各地から陶芸、木工、硝子などの作品を集めたもので、10組以上の作家が参加する。

 丸山敬太「ケイタ マルヤマ」デザイナーが今気になる作家に声を掛け、同展のために製作した作品と骨董、伝統工芸品を共にディスプレーする。

 丸山は「美しいということは、その背景に気の遠くなるような思いや鍛錬、時間があり、いろんなものを削ったり、研ぎ澄ましたり、自身や伝統と向き合いながら物語を紡いでいるということ。土や木や鉱物などの自然の恵みをこねたり、吹いたり、編んだりして作られる。そんな美しくて強くて、そこにあるだけで人生が豊かになる仕事をそろえた。われながら素晴らしいラインアップになったと思うので、ぜひご覧いただきたい」と話す。

■CASA KEITA -美しい仕事展-
日程:6月16~19日
時間:11:00〜19:00
場所:丸山邸メゾン ド マルヤマ
住所:東京都港区南青山4-25-10

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ステュディオスが「アンユーズド」とメンズ初コラボ 1点モノのパンツなど

 TOKYO BASEのセレクトショップ、ステュディオス(STUDIOUS)はこのほど、メンズでは初となる「アンユーズド(UNUSED)」とのコラボレーションアイテムを発表した。「ステュディオス」のオンラインストアで6月15日20時から、実店舗(2nd 原宿、新宿、渋谷、ルクア大阪、池袋、南堀江、名古屋、神南、有楽町、京都、なんば)で16日から販売する。

 コラボレーションでは、2018年春夏の復刻デザインを採用したシャツ(税込3万1900円)と、全てアソートで1点モノのパンツ(同3万7400円)、限定デザインのTシャツ(同1万6280円)を用意した。サイズは2と3の2サイズで、カラーは各2色をそろえる。

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ステュディオスが「アンユーズド」とメンズ初コラボ 1点モノのパンツなど

 TOKYO BASEのセレクトショップ、ステュディオス(STUDIOUS)はこのほど、メンズでは初となる「アンユーズド(UNUSED)」とのコラボレーションアイテムを発表した。「ステュディオス」のオンラインストアで6月15日20時から、実店舗(2nd 原宿、新宿、渋谷、ルクア大阪、池袋、南堀江、名古屋、神南、有楽町、京都、なんば)で16日から販売する。

 コラボレーションでは、2018年春夏の復刻デザインを採用したシャツ(税込3万1900円)と、全てアソートで1点モノのパンツ(同3万7400円)、限定デザインのTシャツ(同1万6280円)を用意した。サイズは2と3の2サイズで、カラーは各2色をそろえる。

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南米1位の有名店「セントラル」が手掛けるレストラン「マス」が日本上陸

 レストラン経営や外食コンサルを行うグラナダ(GRANADA)は、南米ペルーの料理を提供するレストラン「マス(MAZ)」を、東京・紀尾井町の東京ガーデンテラス紀尾井町に7月1日にオープンする。同店は、ペルーを代表するレストラン「セントラル(Central)」のシェフ兼ディレクターであるヴィルヒリオ・マルティネス(Virgilio Martinez)と、彼が主宰する研究機関「マテル・イニシアティバ(Mater Iniciativa)」がデザインしたレストランだ。

 「セントラル」は、2021年に世界のベストレストラン50で4位、南米のベストレストランで1位を獲得した有名店。マルティネス=シェフは、料理を通じてペルーの文化や生物多様性、生態系の重要性を伝えてきた。同氏が13年に設立した調査機関「マテル・イニシアティバ」では、ペルーの食材と原産地を深く知るための研究や実験を行い、食でサステナビリティを推進している。「マス」のオープンには、これら全てを表現するため2年以上の準備期間を費やしたという。

 「マス」では、ペルーならではの標高の高低差が織りなす9つの風景と生態系を表現したコース料理“9つの異なる高度の旅(VERTICAL EXPERIENCE)”(税込2万4200円)と、“9つの異なる高度を持つ野菜のメニュー(VEGETARIAN VERTICAL EXPERIENCE)”(同2万4200円)を提供。料理に合わせて、ワインやノンアルコールのペアリングも用意する。ヘッドシェフは、「セントラル」でマルティネス・シェフの右腕として活躍した、サンティアゴ・フェルナンデス(Santiago Fernandez)が務める。

■MAZ
オープン日:7月1日
時間:17:00~23:00
住所:東京都千代田区紀尾井町1-3 東京ガーデンテラス紀尾井町3F
定休日:火曜日
席数:20席

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「エアリーフローは髪のレインコート」 わたなべ麻衣と人気サロン「ABBEY」が語る“梅雨時期の髪悩み“とは?

 資生堂プロフェッショナルは4月、ヘアサロン専用のトータルヘア&スカルプケアブランド「サブリミック(SUBLIMIC)」のヘアケアライン“エアリーフロー”をリニューアル発売した。

 “エアリーフロー”は、クセ毛やまとまりにくい髪を、扱いやすい柔らかな状態に導くヘアケアライン。リニューアルにより、新タイプ“ボリュームが多く、クセ・まとまりにくい髪用”を追加したり、新たに熱を味方にする新テクノロジーを搭載したりと、その特長をより強化した。

 ここでは、“エアリーフロー”を取り扱う人気サロン「アビー(ABBEY)」の山城見沙黄スタイリストと、同ラインを愛用するモデルでタレントのわたなべ麻衣さんがその魅力を語る。

梅雨時期の髪の広がりや
クセ毛の悩みに対応

 クセ毛や髪のまとまりに関する悩みは、髪のボリュームに起因して大きく2つに分かれる。“クセ毛を抑えようとするとぺたんこになってしまう”ことと、“髪のボリュームが多く、クセ毛によってさらに広がってしまう”ことだ。

 “エアリーフロー”では、これらの悩みを解決するために、髪のボリュームや理想の仕上がりに適した対応が必要だと考え、新タイプ“ボリュームが多く、クセ・まとまりにくい髪用”を追加した。加えて、独自の“サーマルフローモーションシステム”を搭載。熱を味方にしてうねりのある髪の形状を整え、長時間髪のまとまりを持続できるように進化した。

 新ラインアップは、クセやうねりのある髪の人におすすめの、軽やかでまとまりやすい髪に洗い上げるシャンプーと、“クセ・まとまりにくい髪用”と“ボリュームが多く、クセ・まとまりにくい髪用”の2種のトリートメントとマスク、“クセ・まとまりにくい髪用”のアウトバストリートメント、“ボリュームが多く、クセ・まとまりにくい髪用”のオイル、という計7アイテムだ。

“エアリーフロー マスク”
は一時期欠品になるほど人気

 湿気の多い梅雨時期になると、髪のクセや広がり、パサつきを抑えるヘアケアアイテムがよく売れる傾向がある。中でも“エアリーフロー”が人気だと話すのは、同ラインを取り扱うデザイナーズサロン「アビー」の山城見沙黄スタイリストだ。

 「“エアリーフロー”は、髪のクセや広がりを抑えるので、ドライヤーやアイロンの熱を加えると、髪のおさまりがさらに良くなる。艶感も出やすいので、クセ毛ではない人でも普段使いしやすく、とても人気。今の時期、髪が広がりやすい、スタイルが崩れやすい、まとまりにくいというお客さまが多いので、店販品では特にオイルとマスクが売れている。オイルは、ドライヤーやアイロンの前に使うとおさまりやすくなるアイテムなので、湿気をブロックしてくれる“髪のレインコート”と呼ばれている。マスクは、一時期欠品になったほどの人気だ」。

 マスクのようなスペシャルケアアイテムが売れ筋になるというのは、市場的に見ても珍しい。「今回のマスクは2種類になったので、髪の状態に合わせて選べるのも人気で、リピートする方も多い」ことが売れている理由だという。一方、モデルとして活躍するわたなべ麻衣さんも“エアリーフロー”のファンの一人で、その魅力について以下のように話す。

 「私は髪の広がりやパサつきが悩みだったけれど、“エアリーフロー”のシャンプーを使っただけで、トリートメントをしたようなおさまり感を感じた。さらにトリートメントを使うと、今までと違う手触りとまとまり感に思わず感激してしまった」。

トリートメント効果の
持ちがいいことも
“エアリーフロー”の特長の1つ

  髪が広がってしまうことが悩みのわたなべさんが、ヘアケア商品を選ぶときのポイントはおさまりのよさ。そのヘアケアに対するこだわりは、出産を経てさらに増したという。「産後、髪が抜けたり、ケアをする気が起きない時期があったりした。そんなときは、元気がなく見えたり、年齢より上に見えたりして、改めて髪をきれいに、艶やかに保つことの大切さを実感した。さらに子育ては想像以上に忙しく、お手入れする時間が取れない時も多々ある。その点“エアリーフロー”は髪がまとまりやすくなる商品で、お手入れが楽になるので本当に嬉しい」。

 また、トリートメントとホームケアで良い髪の状態が続くことも“エアリーフロー”の特長の1つだ。「髪悩みの多いお客さまには、持ちが良いので“エアリーフロー”のサロントリートメントはだんとつの人気。定期的に受けられるお客さまも多い」と山城スタイリストは話す。

 わたなべさんも、「私もサロンに行くたびにトリートメントメニューをオーダーするけれど、持ちがいいのは良いですね。いっそうヘアケアが楽になりそう。私は髪が長く、特に毛先は自分でも見えるので、パサついているとテンションが下がる。忙しいママにとって、長持ちしてくれるトリートメントはとても助かる」と語る。

トレンドセッターサロンとして
人気の「アビー」

 松永英樹代表が率いる人気サロン。「アビー」(港区南青山)、「アビー2」(港区南青山)、「アビー ギンザ」(中央区銀座)と都内に3店舗を展開している。

問い合わせ先
資生堂プロフェッショナル
0120-785-466

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元なでしこがファッションプロジェクト始動、FTMトランスジェンダーの体型研究

 ファッション3DCGを制作するファッションメタデータバンク(FMB)は、元なでしこリーグ女子サッカー選手トランスジェンダーの3人組ユーチューバー「ミュータントウェーブ」との協業によるユーチューブ企画を開始した。

 「ミュータントウェーブ」はメンバー全員が女性の体で生まれ、男性として生きることを望むFTMと呼ばれるトランスジェンダーだ。同企画も、FTMと自認する人に向けての企画となる。5月31日に公開された動画では、FMBの技術を活用して「ミュータントウェーブ」の3名の体型計測が行われ、その数値を元にしたアバターが制作された。今後FMBは、FTMに特化したファッションブランドの立ち上げを視野に入れ、この企画を通じて集まったFTMの体型を計測し、標準パターンを検証していくという。

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元なでしこがファッションプロジェクト始動、FTMトランスジェンダーの体型研究

 ファッション3DCGを制作するファッションメタデータバンク(FMB)は、元なでしこリーグ女子サッカー選手トランスジェンダーの3人組ユーチューバー「ミュータントウェーブ」との協業によるユーチューブ企画を開始した。

 「ミュータントウェーブ」はメンバー全員が女性の体で生まれ、男性として生きることを望むFTMと呼ばれるトランスジェンダーだ。同企画も、FTMと自認する人に向けての企画となる。5月31日に公開された動画では、FMBの技術を活用して「ミュータントウェーブ」の3名の体型計測が行われ、その数値を元にしたアバターが制作された。今後FMBは、FTMに特化したファッションブランドの立ち上げを視野に入れ、この企画を通じて集まったFTMの体型を計測し、標準パターンを検証していくという。

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元なでしこがファッションプロジェクト始動、FTMトランスジェンダーの体型研究

 ファッション3DCGを制作するファッションメタデータバンク(FMB)は、元なでしこリーグ女子サッカー選手トランスジェンダーの3人組ユーチューバー「ミュータントウェーブ」との協業によるユーチューブ企画を開始した。

 「ミュータントウェーブ」はメンバー全員が女性の体で生まれ、男性として生きることを望むFTMと呼ばれるトランスジェンダーだ。同企画も、FTMと自認する人に向けての企画となる。5月31日に公開された動画では、FMBの技術を活用して「ミュータントウェーブ」の3名の体型計測が行われ、その数値を元にしたアバターが制作された。今後FMBは、FTMに特化したファッションブランドの立ち上げを視野に入れ、この企画を通じて集まったFTMの体型を計測し、標準パターンを検証していくという。

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トゥモローランド × 仏「プチバトー」 母子で着られるTシャツセットを発売

 トゥモローランドは6月16日、フランスブランド「プチバトー(PETIT BATEAU)」とコラボしたウィメンズとキッズのTシャツを発売する。ボーダーと無地の2枚組セットで、価格はウィメンズが1万1000円(税込、以下同)、キッズが7700円。いずれもオーガニックコットン製で、「プチバトー」の定番ボーダー“ミラレ”や“マリニエール”に「トゥモローランド」のオリジナルメッセージをプリントする。

 「プチバトー」は、1893年に子どもの肌着メーカーとして創業。現在はウィメンズ、メンズ商材も販売する。

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トゥモローランド × 仏「プチバトー」 母子で着られるTシャツセットを発売

 トゥモローランドは6月16日、フランスブランド「プチバトー(PETIT BATEAU)」とコラボしたウィメンズとキッズのTシャツを発売する。ボーダーと無地の2枚組セットで、価格はウィメンズが1万1000円(税込、以下同)、キッズが7700円。いずれもオーガニックコットン製で、「プチバトー」の定番ボーダー“ミラレ”や“マリニエール”に「トゥモローランド」のオリジナルメッセージをプリントする。

 「プチバトー」は、1893年に子どもの肌着メーカーとして創業。現在はウィメンズ、メンズ商材も販売する。

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女性たちをエンパワメントしたい!「今週の特集お届け隊」2022年6月13日号

 毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2022年6月13日号からの抜粋です)

ソーン:昨年11月に米「WWD」の翻訳記事で「世界の女性リーダーTOP50」特集をして、女性として勇気づけられました。でも、日本を拠点とする人は少なくて、日本でも特集できないか、同時に当事者の声や現状も伝えたいと考えました。

五十君:企業にアンケートを取ってみると、ファッションやビューティの業界は他業界に比べれば「女性が活躍できる業界」なんだなと改めて感じました。「私たちの業界がリーダーシップを取っていこう!」というメッセージを出していけるといいんじゃないかと思いました。

ソーン:確かに進んでいる部分はありますが、「あそこよりは良い」という比較ではなく、今回の特集が進んでいるところと進んでいないところを見るきっかけになるとうれしいですね。

澤田:特集を作るにあたっては「女性活躍」と「ジェンダー平等」の言葉の使い方で悩みました。かつては違う文脈で使われることが多かったからです。ですが今回、「女性活躍=ジェンダー平等である」と回答した人が複数いて印象に残りました。

五十君:男女問わず、必ずしも皆が管理職になりたいわけではない点も難しいです。EUでは2026年までに、上場企業の取締役の33%以上を女性にしなさいという義務付けがちょうど出ましたね。

澤田:ビューティ企業の多くでは役員構成比が男女半々に至っていないのですが、販売職も含めると女性が圧倒的に多いので、本来役員の男女比もその比率にしていくべきではないかという考えを複数で聞きました。ソーンさんは何が印象に残りましたか?

ソーン:私はモデルのイシヅカユウさんに取材しましたが、男性ばかりで意思決定をした商品や制作物には、モヤっと感じる部分があり、作る過程での偏りを感じ取れるということなど、共感できるコメントがとても多かったです。女性をエンパワメントしたいですが、「活躍せよ」というのは、違いますよね。どんな形であれ、その人が幸せになれる環境にあるのか、そういう業界であるのかというのを見つめ直すことが大事だと思いました。

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「ローラメルシエ」から“ローズグロウ コレクション”が登場 即完売のハイライトも定番製品として復活

  「ローラメルシエ(LAURA MERCIER)」は7月13日、“ローズグロウ コレクション”を発売する。7月6日から伊勢丹新宿本店と阪急うめだ本店にて先行販売を開始する。

 頬に血色感と満ちあふれるツヤ感を与える仕上がりが特徴の人気チーク“ブラッシュ カラー インフュージョン”(6g、税込3850円)は定番製品として新たに3色が加わる。肌なじみの良いローズ系ヌードカラーが支持され、昨年の発売後に即完売したハイライティングパウダー“ローズグロウ イルミネーター”(6g、同3850円)は定番製品として復活。とろけるような使い心地の“シアー リップスティック”(3g、同3410円)は1年限定で3色登場。血色感を帯びた柔らかな唇へと導く。

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