東京の現役ファッション専門学生のスタイルを調査するため、ファッション専門学校のエスモードジャポン(ESMOD JAPON)に潜入。フランス・パリに本校を置くエスモードの日本校であるエスモードジャポンの学内イベントでスナップ撮影を行った。当日6月22日は、フランス発祥の音楽の祭日フェット・ド・ラ・ミュジーク(FETE DE LA MUSIQUE)を1日遅れて祝う学内イベントを開催中。学生たちが務めるDJの流す音楽に合わせて、皆がノリノリで踊る光景はまさにダンスクラブで、校舎にいることを忘れてしまいそうだ。
2023年春夏コレクションサーキットの皮切りとして、各都市のメンズ・ファッション・ウイークが開催しています。日本から渡航する関係者は多くないものの、「WWDJAPAN」は今季も現地取材を敢行し、現場から臨場感たっぷりの情報をお届けします。担当するのは、大塚千践「WWDJAPAN」副編集長とパリ在住のライター井上エリの2人。今回は好調「ディオール(DIOR)」から「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」など、注目ブランドが登場するパリメンズ4日目をリポートします。
「クレージュ」のクリエイティブディレクター、ニコラス・デ・フェリーチェ(Nicolas Di Felice)がコレクションの説明を直接してくれるというので、展示会場へ行ってきました。私は取材で何度か会っていて、いつも気さくに笑顔で話してくれる超ナイスな人なんです。今季のコレクションは、1970年製作の映画「純愛日記(A Swedish Love Story)」が着想源。14歳の男女が恋に落ち、大人ぶってバイクにまたがるシーンに感化されたと言い、キーピースとしてライダースジャケットを制作しました。これは、「クレージュ」が81年に発表したアーカイブのネオプレンジャケットのカットとパターンを踏襲し、現代的に蘇らせたデザインです。「みんなが日常に着用できる、凡庸性の高いアイテムを届けたい。常に考えているのは、現代においてのユーティリティとは何かという点だ」とニコラスは言いました。
「ラッシュ」のスタッフのほか、公益社団法人マリッジ・フォー・オール・ジャパン(Marriage For All Japan、結婚の自由をすべての人に)、LGBT支援団体、同性婚訴訟の一部原告らが参加。結婚をイメージさせる白い洋服に身を包み、「結婚の自由をすべての人に」「同性婚実現に声をあげよう」のメッセージボードとハート型のボードを静かに掲げる"サイレントデモ"で、婚姻の平等を訴えた。また、4人のオペラ歌手も参加し、LGBTQ+コミュニティーの描写でも有名なブロードウェイミュージカル「レント(RENT)」の1曲"シーズンズ・オブ・ラブ(Seasons of Love)"を歌った。事前に一般への告知はなかったものの、東京の現場には延べ500人程が集まり、歌唱パフォーマンスにあわせて手拍子でデモを盛り上げた。
同社は2009年に創業。岩手県奥州市に研究開発拠点兼自社工場を有す。「Fermenting a Renewable Society」をパーパスに掲げ、規格外の農産物や食品・飲料の残さなど通常捨てられてしまうものを独自の技術で発酵し、化粧品原料となるアップサイクルエタノールを開発する。また、発酵の過程で生まれる発酵粕も化粧品の原料や鶏や牛の飼料として活用し、さらに鶏糞は水田や畑の肥料にするなど、サーキュラーエコノミーを実現する。
フランスのアウトドアブランド「サロモン(SALOMON)」が展開するスニーカーコレクション「サロモンスポーツスタイル(SALOMON SPORTSTYLE)」から、同コレクションを代表するモデル”XT-6”と人気モデルの”XA PRO 3D”の2型にそれぞれ3種類のニューカラーが登場する。サイズ展開は23.0cm~30.0cm(23.0cm~25.0cmまでは1cm刻み)で、価格は”XT-6”が2万7500円(税込、以下同)、”XA PRO 3D”が1万7600円。
定番のホワイトとブラックに加え3種のニューカラーが登場した”XT-6”は現在、直営店・公式オンラインストア・セレクトショップにて発売中だ。ワントーンにまとめたラインアップでスタイリングにも取り入れやすく落ち着いた印象のある”XA PRO 3D”は7月1日から順次発売する。
「セリーヌ オム(CELINE HOMME)」2023年春夏メンズ・コレクションのショーが6月27日、現代美術館のパレ・ド・トーキョー(Plais de Tokyo)で開催された。フロントローには、BTS(防弾少年団)のV、BLACKPINKのLISA(リサ)、韓国の俳優パク・ボゴム(Park Bogum)らが着席した。
SNS上では、Vが来場するのではと数日前からウワサになっていたため、当日の会場周辺には大勢のファンやメディア関係者が詰めかけた。会場の外にある階段に3人が登場すると大歓声があがり、そのあまりの熱狂ぶりに、「セリーヌ」を擁するLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)のベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼最高経営責任者(CEO)と、シドニー・トレダノ(Sidney Toledano)LVMHファッショングループ会長兼CEOも外に出て、その様子を動画に収めていたという。
コラボ商品は、“アクリルスタンド”(全2種、税込各2200円、以下同)や“タペストリー”(全2種、各8850円)、“ぞぞキャン オリジナルTシャツ”(全2種、各4180円)、“チタンシェラカップ”(全5種、各3520円)やキャンププライヤの“Campdrunk by IPS with ゆるキャン”(6820円)など、実際にアウトドアシーンで活躍するグッズを含む全11型を「ゾゾタウン」限定で受注販売する。
スレッドアップは他社との提携戦略を取っており、3月の決算発表時の情報では提携企業は28社、4月にはアパレル専門店チェーンのパックサン(PACSUN)とも組んでいる。システムをプラットフォームとして他社に売っていて、これを同社はRaaS(Resale as a service)と呼んでいる。提携社数は昨年1年で30%伸びて、今後も増やす計画である。