「ニューバランス」マニアが熱く予測! 最新モデル“990v6”はどんなデザインになる?

 「ニューバランス(NEW BALANCE)」の人気シリーズ“990”から、年末に発売されると噂されている最新作“990v6”。実に3年ぶりとなるアップデートだが、その実態はまだ明かされていないままだ。デザインや機能性など未知数であるからこそ、マニアの視点で自由に語ってもらう対談企画が実現した。スニーカー業界とファッション業界の中で「ニューバランス」愛の強いスニーカーショップ「スキット(SKIT)」オーナーの鎌本勝茂と「サヴォイ(SAVOY)」ブランドディレクターのマイ(MAI)に、どんなデザインが発売されるのか予想してもらった。

“990”と聞いて浮かぶ言葉は“メード・イン・USA”

――まず、2人が“990”シリーズを好きになったきっかけは?

マイ「サヴォイ」ブランドディレクター(以下、マイ):NBAやヒップポップカルチャーに夢中だった私は、いつも「ナイキ(NIKE)」の“ジョーダン”シリーズを履いていました。でもある日、インターネットで“990”を履いたインフルエンサーの写真を見つけてビビっと感じたんです。スマートなのにエッジがあって、どこか懐かしい。服がシンプルでも、このシューズを履くことでお洒落になれる! と背中を押された気がしました。

鎌本勝茂「SKIT」オーナー(以下、鎌本):ちなみに最初に買ったモデルは?

マイ:“990v5 M990NA5”のニンバスクラウドカラーですね。一般的に有名なグレーと違って少し淡い色味が特徴で、海外でも人気の配色でした。みんなと同じものを履きたくないという天邪鬼な性格が出てしまいました(笑)。

鎌本:いいじゃないですか、天邪鬼。それでこそスニーカー好きだと思いますよ。僕の話をすると、正直10年ぐらい前まで「ニューバランス」は年上の男性が履くシューズの印象が強かったんです。今では“いなたい”という便利な言葉があるけど、当時は少なくとも褒め言葉ではなかった。そんな僕のイメージを大きく変えたのが、2013年のアメリカ出張。東へ西へ奔走して足に疲労が溜まったとき、ふと「ニューバランスへ行こう」と思い立ち、購入したのが“990v3 M990BS3”のブラックカラーでした。

――購入した動機は、単純に歩きやすさから?

鎌本:その通りです(笑)。実際に1日中歩いても疲れにくいですし、バイヤー仲間の間では“何かあっても走って逃げれる靴”と呼ばれるほど。海外でのトラブルに巻き込まれても安心なぐらい“990”シリーズに頼っているところはあるかもしれないですね。

より丸みを帯びたシルエットになる?

――話が盛り上がってきた頃に本題を。今年の年末に発売すると噂されている“990v6”について、どのようなデザインになると予想しますか?

鎌本:過去数回の傾向で言うと、前作をベースに機能面でのアップデートが現実的じゃないのかなと思います。“990v4”と”990v5”では、補強パーツとしてアッパーにTPUパーツが加わったり、ピッグスキンとメッシュの比率が変わったり、少しだけフォルムが膨らんだりしていますからね。

マイ:このぼてっとした形がかわいいですよね。履き心地もゆったりとしていて、リラックス感がある。だけど意外とパンツとの合わせが難しいので、ちょっと上級者向けかも。個人的に“990v6”は、さらに丸みを帯びたシルエットになると予想しています。ソールも厚底になったりして?

鎌本:ファッション視点で考えたことがあまりなかったので新鮮な意見ですね。確かに“990v4”の方がスタイリッシュで、ロボットのような見た目のような。 僕は、ランニングシューズのディテールやデザインが踏襲されるのかなと予想します。実際に“XC-72”などのモデルではかかとが張り出たソールが採用されているように、“990v6”でもその要素が取り入れられるかなと思います。

マイ:そうなると、かなり新しい”990“になりますね!

鎌本:あとは機能面。あくまで個人的ですけど「ゴアテックス(GORE -TEX)」を搭載した新モデルが登場したら面白いなと思います。マイさんは履いたことありますか? 雨が降っても全然濡れないし、すごくタフなんですよ。

マイ:まだ試したことがないので、ぜひ“990v6”で体験してみたいです。

――では、発売されて欲しいカラーは?

鎌本:やっぱり王道のネイビー、グレー、ブラック。この3色があれば僕は十分ですね。でも「ニューバランス」のグレーって濃淡で16色も過去展開があったようなんです。その色が特別にオーダーできたら、絶対に欲しい。話題にもなるんじゃないかな。

マイ:そのアイデアすごくいいと思います。本当に採用されて欲しい!私も定番の3色は大好きです。確かにさまざまなグレーの色味がありますよね。ニュアンスがかった色味はジャケットやスラックスなどカチッとした服装にも合うし、上品な雰囲気になれる。ぜひオーダーしてみたいです。

――最後に、“990”シリーズの魅力を一言で教えてください。

鎌本:やっぱり“普遍的”ってことじゃないですか? 僕が10年前に見てピンとこなくて、形や色味が変わってないのに、20何年経って僕が時代に追いついて、これをいいと思えた。これこそが魅力ですね。

マイ:私も同じく“変わらないもの”ですね。スニーカーは流行によってたくさんのモデルが出ていますけど、“990”シリーズは揺るがなくてずっとかっこいい。そんなシューズはなかなかないと思います。定番を超えた殿堂入りの一足です。

鎌本:もしこのモデルが廃れたとしても、20年後、同じようにこのシューズが流行って、誰かが今日と同じ会話をしているんじゃないかな。それが“990”シリーズなんだと思います。

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「ルイ・ヴィトン」展覧会が7月開催 ウォレットやブレスレットなど限定アイテムの販売も

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、メゾンの160年以上の歴史をめぐるエキシビション “SEE LV”を7月8日〜8月21日まで東京ミッドタウンで開催する。入場方法は事前予約制で、LINEの予約サイトにて受付中だ。

 同展は2020年に中国・武漢で開幕し、21年に杭州、今年2月のドバイに続いて東京で行う。没入型のデジタル体験を取り入れた5つの世界で構成し、「ルイ・ヴィトン」がこれまで発表してきた20世初頭のトランクやアーティストとのコラボレーションアイテム、メゾンを象徴するレザーグッズなどを展示する。また、ブランドアンバサダーの岩田剛典(EXILE / 三代目J Soul Brothers)による音声ガイダンスを聴きながら展示を楽しむこともできる。

 展覧会の開催に合わせて、東京ミッドタウン ガレリア地下1階に厳選されたアイテムが並ぶ特別なギフトショップを開く。ウォレット(税込12万2100円)やキーケース(同5万600円)、ブレスレット(同4万8400円)、ジュエリーボックス(同27万1700円)などバリエーション豊富にそろえる。

■SEE LV
会期:7月8日〜8月21日
場所:東京ミッドタウン 芝生広場
住所:東京都港区赤坂9-7-1
時間:11:00〜20:00 ※最終入場19:30
入場料:無料、事前予約制(LINEの予約サイトにて受付開始中)

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【WWDJAPAN ビューティお悩み相談室Vol.1】脱・マスク荒れ!美容プロが指南する原因と対策

 連載企画「WWDJAPAN ビューティ」お悩み相談室」では、SNSのアンケート機能を用いて「WWD JAPAN」フォロワーに現在のビューティに関する悩みをヒアリング。読者のリアルな疑問や悩みをビューティストたちに解決してもらいます。初回は、コロナ禍で悩みが増えた“マスク荒れ”をピックアップ。松倉クリニック代官山の貴子院長に、マスクによる肌トラブルの原因や対策、おすすめアイテムについて話を聞いた。

肌トラブルの原因は“蒸れ”と“摩擦”

――マスクで肌荒れが起きるのはなぜですか?

貴子松倉クリニック代官山院長(以下、貴子):さまざまな要因がありますが、マスク着用によりマスク内の湿度が高まる“蒸れ”、マスクが肌と擦れてしまう“摩擦”、さらにストレスが原因となることが多いですね。

――クリニックでは“マスク荒れ”についてどのような悩みが多いですか?
貴子:マスクの内部は高温多湿になる上、水分が蒸発しにくい環境のため皮脂も増加します。そのため毛穴が開きやすい状態になり、毛穴が気になるなどの悩みが多いです。また、マスク内部の高温多湿により雑菌が増殖すること、さらにマスクによる摩擦で肌のバリア機能が低下し、ニキビや吹き出物といったトラブルを抱えている人も多いですね。

――コロナが流行し始めたマスク着用初期の頃と比べ、最近の“マスク荒れ”の悩みは変わってきていますか?
貴子:初期のころは、摩擦によるフェイスラインのニキビや赤みの悩みが多かったですね。最近はマスク着用が長期間続いたことによる毛穴の開大、そのほかマスクによる表情筋の低下によるたるみ、マスクをしていてもできるシミの相談が増えてきています。

――どのような症状になるとクリニックを受診したほうが良いですか?
貴子:数週間以上、慢性的に治らないニキビや肌荒れがある場合は受診をおすすめします。もちろん初期段階のトラブルでも大丈夫ですよ。

朝晩のスキンケアを念入りに行うこと

――いますぐ取り入れられる“マスク荒れ”へのケアはありますか?
貴子:マスクを長時間つけないといけないときは、朝晩のスキンケアを念入りにすることが大切です。日中もミスト化粧水をつけたり、マスクが擦れる部分にバームを塗ったりするなど普段から肌のバリア機能を整えて、水分量を高めることを意識してほしいですね。また、マスクの素材やサイズにも注意が必要です。できるだけつるつるした素材で清潔に保てるものが好ましいですね。数時間おきに使い捨てるのが理想的ではありますが、それではコストがかなりかかってしまいますので、繰り返し使えるマスクをきちんと洗濯できていればそれでもOKです。

――“マスク荒れ”の予防として日常生活で取り入れられるスキンケアを教えてください。
貴子:バリア機能を強化するスキンケアを行ってください。皮脂を落としすぎないクレンジングや、シカ(ツボクサエキス)など肌を修復する成分の入ったシートマスク、きちんと角質層に停滞するローション、肌の柔らかさを出す乳液、バリア機能を強化するクリームなど。日中は潤いの膜ができるファンデーションなどスキンケア効果の高いメイクアイテムのを使用をおすすめします。

貴子先生おすすめのコスメ4選

「カバーマーク」の“トリートメント クレンジング ミルク”

 ブランド独自の“アクアクレンジングゲル構造”により、肌に優しくなじませるだけでメイクを浮き上がらせ、肌に負担なくクレンジングできる。ヒアルロン酸の2倍の保湿力がある独自成分“MCキトサン”など美容液成分を89%配合し、スキンケア後のような潤いのあるもちもちな肌に洗い上げる。

「エスト」の“ザ ローション”

 “乾燥・カサつき”の肌悩みに対応する「ソフィーナ(SOFINA)」の最先端技術を結集した化粧水。砂漠の塩湖でも水分を逃がさない極限環境生物が生み出す成分“エクトイン”の保湿力に着目し、独自の保水研究との融合により完成した“高持続ケラチン保水処方”を採用。角層細胞に潤いを抱え込ませ、明るくハリのある肌に導く。

「B.A」の“セラムクッションファンデーション”

 「ポーラ(POLA)」の最高峰ブランド「B.A」から8月1日に登場するクッションファンデーション。“日中の過酷な肌環境をポジティブに変換し、美しさに変える”という考えのもと、いつでも心地よく豊かな時間を過ごすための“持ち運べるスキンケア”発想のメイクとして誕生した。ポーラオリジナル“ゲルコートエマルション設計”を採用し、潤い補給効果とメイク効果を両立できる。

「タカコスタイル」の“ハイコンセントレートマスク”

 肌修復力の高いシカ成分を配合し、乾燥性敏感肌や乾燥に起因する難治性の肌荒れにも効果を発揮するマスク。そのほか、ヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチン、ハチミツなどの保湿成分、肌荒れを抑えるアラントインとグリチルリチン、肌に透明感を与えるビタミンC、アルブチンに加え環境汚染による肌荒れにも対応するオウゴンリキッドも含み、乾燥・美白・シワ・たるみなどさまざまな肌悩みにマルチに対応する。

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ビームスがセールを後ろ倒しに 7月28日から全店で

 ビームスは、夏の本格的なセールの開始を7月28日に後ろ倒しにする。商業施設内の店舗を含む全店が対象となる。多くの商業施設がセールを開始する7月1日時点では、セールは店内の一部に止める。商品のプロパー価格での販売時期を確保する狙い。

 ファッション業界ではかねてより、セール時期の見直し・縮小が課題になっている。設楽洋社長は年始の取材で「業界全体や商業施設に働きかけ、プロパー販売期の適正化および後ろ倒しを実現する」と語っていた。

 広報担当者は、「販売価格に対してお客さまに信頼していただくこと、また、購買のタイミングに適した商品を用意することが目的だ」とコメントした。

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AMIAYAと考えるサステナビリティvol.4 ジーンズのリメイク作業を体験して考えたこと

 双子モデルのAMIAYAは、原宿のストリートで誕生し、今や東京のファッションシーンと世界をつなぐ架け橋のような存在だ。2011年には、マークスタイラーから自身がクリエイティブ・ディレクターを務めるアパレルブランド「ジュエティ(JOUETIE)」を立ち上げ、10〜20代を中心に支持を集める。「ファッションを謳歌し、自由に表現する楽しさを届ける」ことをモットーに、ポジティブなパワーを発信してきた2人は、環境問題や人権問題など業界の負の側面への関心が高まる今、「私たちが発信すべき責任あるメッセージとは何か」を自問する。本連載では、AMIAYAがさまざまな角度からサステナビリティを学ぶ姿を追う。連載4回目は、廃棄直前のジーンズをリメイク販売する東京・足立区のプレス工場ヤマサワプレスを訪れた。今回は、実際にジーンズの解体作業などを体験した本人たちに寄稿してもらった。

 私たちがサステナビリティに取り組む上で、アップサイクルやリメイクはキーワードだ。昔から古着が大好きで、リメイク品を集めたり、「ジュエティ」でもリメイクアイテムを作ったりしてきた。今回は、本来であれば捨てられてしまう「リーバイス」“501”ジーンズに、アイデアを加えて新しい価値を生み出すヤマサワプレスにお邪魔した。

 ヤマサワプレスは、洋服が店頭に並ぶ前の検品やアイロン掛け、B品の修理といった作業を請け負うプレス工場だ。代表の山澤亮治社長が、工場を案内してくれた。ひとつひとつ丁寧に作業している現場を見ると洋服が完成し、お客さまに届けるまでの工程に関わる人の多さを実感する。清潔感のある工場内で作業する生き生きとした女性の職人さんたちの笑顔が印象的だった。

 さて、ここから本題へ。デニムの保管室には、大量のデニムの塊があった。フルボディから、ショートパンツの流行でカットされた端切れまで全てが廃棄される予定だったと聞いて、とても胸が痛んだ。洋服が今なお大量に捨てられようとしていた現状を目の当たりにした。ヤマサワプレスでは、この膨大な数のデニムを、目利きし仕分けながら1本1本手洗いで汚れを洗浄し、解体・補修し、新しいプロダクトに生まれ変わらせている。

 幼い頃から古着に触れて育ったと話す山澤社長は無類の古着好きだ。2019年にロサンゼルスに渡ったときに、廃棄される直前の大量のデニムに出合った。全てが「リーバイス」の“501”ジーンズだったそうだ。山澤社長は、「初めて買ったデニムが“501”だったので、どこか使命のようなものを感じた」と話す。全て捨てられてしまうのは胸が苦しいと合計20tのデニムを買い取った。20tのデニムを買い取るなど決して誰にでもできることではない。山澤社長を動かしたのは、ファッションを愛する気持ちだったのだと思う。

 私たちも作業の一部を体験させてもらった。まずは解体。ベルトループ、ウエスト、ポケットと順に糸を切ってバラしていく。この時、表生地を傷つけないように注意しなければならない。ハサミとリッパーを使い、丁寧に解体する作業は、無駄な部分を出さないよう細心の注意を払いながら行う。全てのパーツに新しい息を吹き込む重要な工程で、想像以上に集中力がいる。

 続いて屋外での洗浄。長テーブルに洗浄するデニムを配置して、汚れの部分に洗浄液を吹きかけ、馬毛のブラシでトントンとたたき、汚れを浮かしてからブラシでこする。特に汚れが目立つポケットの部分や裾の部分を念入りに洗浄する。1本にかける時間は状態によって異なるが、かなりの労働力だ。オリジナルの洗浄液は、デニムの色落ちやダメージを防ぐため、環境に配慮した成分で開発したそうだ。

 幸い、私たちが体験した日は6月の曇り日、作業がしやすい天候だったが、職人さんたちは真夏の8月も、凍える真冬の1月も、同じように作業しなければならないと思うと、自然と背筋が伸びた。

 「廃棄されるデニムを、誰かに愛されるアイテムとして紡いでいきたい」という山澤社長の言葉が印象的だった。サステナビリティは難しく考えてしまいがちだが、「何より大切なのは、ファッションを楽しむ気持ち」だと教えてもらい少し肩の力が抜けた。作業は大変だったけど、ファッションの持つパワーを改めて考える時間になった。

 本来なら、捨てられてしまうはずだったモノにアイデアを加えると新たな価値が生まれ、循環していく。サステナブルを学ぶことで、新たな価値観や選択が増えていくことを自分たち自身が実感している。今回の訪問でこれからのモノづくりや発信のヒントをたくさん得られた。私たちもファッションを通してポジティブなパワーを届けるという、本来の目的を見失わないように今回感じたことを、自分たちの方法で発信していきたい。

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「スック」が“艶”を持ち運べるファンデーション発売 ブランド史上1番ナチュラルな仕上がり

 「スック(SUQQU)」は9月2日、エマルジョンコンパクトタイプのファンデーション“グロウ クリーム コンパクト”[SPF41・PA+++](全3色、セット税込各8250円、レフィル税込各6050円)を発売する。同ブランドのファンデーションの中で1番ナチュラルな仕上がりで、みずみずしく伸び広がり、軽やかな付け心地が特徴。ノンパール処方で“まろやかな艶感”を演出する。

 同製品は、柔軟性があり肌にしなやかに寄り添う皮膜剤を配合し、下地を使わなくてもぴったりと密着。毛穴をカバーしながら肌全体を滑らかに整える。さらに、シルクのような肌触りの液状成分を配合し、顔の曲線に沿った自然な艶を実現。重ねても厚塗り感が出づらく、カバー力を調整しやすい。カサつきやパサつきを感じさせない滑らかな質感で肌をしっとりと包み込むような心地よさと軽やかさを両立した。

 なお、多孔質構造を採用した専用のスポンジ(2枚入り、税込1100円)も発売する。しっとりと滑らかな肌当たりが心地よく、均一に伸び広げることが可能だ。

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「ケンゾー」2023年春夏メンズ・コレクション

 「ケンゾー(KENZO)」が2023年春夏メンズ・コレクションを発表した。

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「ケンゾー」2023年春夏メンズ・コレクション

 「ケンゾー(KENZO)」が2023年春夏メンズ・コレクションを発表した。

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TOKYO BASEのECブランド「イネラ」が渋谷パルコでポップアップ開催 初のルームウエアを先行発売

 セレクトショップ「ステュディオス(STUDIOUS)」などを運営するTOKYO BASEは、自社が運営するECブランド「イネラ(INELLA)」のポップアップストアを渋谷パルコで7月1〜7日にオープンする。

 ポップアップでは新作をフルラインアップで用意するほか、ブランド初のルームウエアとオンラインストアで予約受付中のアイテムを先行販売する。

 メードインジャパンブランドの「イネラ」のブランド名は、intuition(直感)・instinct(本能)の“IN”に、スペイン語で彼女を意味する“ella”を組み合わせた造語に由来する。“直感的感覚にふれる”ことをテーマに、自然体でファッションを楽しむ現代女性に寄り添うブランドを掲げている。

■「イネラ」ポップアップストア
会期:7月1〜7日
営業時間:11:00〜20:00
場所:渋谷パルコ 1F イベントスペース(東京都渋谷区宇田川町15-1)

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無印が大幅下方修正、理由は「円安」「物流費高騰」「衣服・雑貨苦戦」 22年8月期

 「無印良品」を展開する良品計画は6月30日、2022年8月期の見通しを下方修正した。修正後は営業利益が260億円(修正前は380億円)、経常利益が300億円(同405億円)、純利益が200億円(同270億円)。4月にも下方修正しており、これで2度目。輸送費の高止まりや円安が急激に進む中で、値引き強化や衣服・雑貨の苦戦、さらには主力市場の中国がコロナの感染拡大でブレーキになった。売上高は修正せず、4700億円の見通し。同社は年初の決算会見で、堂前宣夫社長がコスト高騰の中でも「価格は維持したい」と語っており、今後は価格戦略にも注目が集まりそうだ。

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ユニクロ「UT」が20周年 原宿でアーカイブ250柄を集めた展覧会を開催

 2003年にスタートしたユニクロのグラフィックTシャツブランド「UT」は、20周年を記念して「UT アーカイブプロジェクト」を開始した。過去に販売してきた商品から18柄を復刻し、7月4日に国内全店とECで発売(税込各1500円)。それに先駆けて、「ユニクロ原宿店」では1日から10日まで、アーカイブTシャツ約250枚を集めた展覧会を開催し、商品も先行販売する。公式サイト上でも4日から、「UT」アーカイブの“デジタル博物館”を公開する。

 「ユニクロ原宿店」で1日から行われる展覧会は、マンガ、ゲーム、音楽、映画、アートといったカテゴリーごとに、「UT」のアーカイブをオリジナルの発売年と共に展示している。「過去20年間で最低でも1万柄以上は出してきた」(広報担当者)中から厳選した約250枚だ。

 アート分野では、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)、キース・ヘリング(Keith Hering)、ジャン=ミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat)など、「UT」の前進である「ユニクロ T プロジェクト」時代から取り組むアーティストとの協業商品を展示しているほか、19年に発売して反響を呼んだカウズ(KAWS)、22年4月に「UT」の2代目クリエイティブ・ディレクターに就いた河村康輔らによるTシャツも展示。

 マンガでは、「天才バカボン」「金田一少年の事件簿」「ピンポン」、ゲームは「スーパーマリオ」「ストリートファイター」など、キャンバスとしてさまざまなカルチャーを伝えてきた「UT」ならではの、膨大なラインアップが楽しめる。

18柄以外も今後復刻予定

 4日から全店発売する18柄の復刻商品は、ウォーホル、ヘリング、バスキアや写真家の森山大道、現代アーティストのジュリアン・オピー(Julian Opie)、ゲームの「ロックマン」「パックマン」「ストリートファイター」など。「UT アーカイブプロジェクト」として、18柄以外にも今後復刻販売する考えがあるという。

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「リーボック」と「トレス・ラッシュ」が3度目のコラボ スニーカー“クラブ・C レガシー ディアマンテ”を発売

 「リーボック(REEBOK)」は、アメリカ・ロサンゼルス発のジェンダーレス・ストリートブランド「トレス・ラッシュ(TRES RASCHE)」とコラボレーションしたスニーカー“クラブ・C レガシー ディアマンテ(CLUB C LEGACY DIAMANTE)”を7月1日に発売する。価格は税込1万3200円で、「リーボック」の公式オンラインストアや「リーボック 渋谷」などで取り扱う。

 「リーボック」と「トレス・ラッシュ」は、2020年1月から協業を続けており、今回の“クラブ・C レガシー ディアマンテ”が3度目のコラボスニーカーとなる。定番スニーカー“クラブ・C”をベースとした今作は、オフホワイトをメインカラーに採用し、「トレス・ラッシュ」を代表するアクリル樹脂“ディアマンテ・クリスタル”をアッパーサイドからヒールにかけてあしらっている。また、シュータンに「トレス・ラッシュ」のロゴをメタリックシルバーで刺しゅうしているほか、クリアソール越しの靴底にも無数のロゴを散りばめている。

 マディセン・ソワーズ(Madisen Sowers)「トレス・ラッシュ」デザイナーは、今作について「『トレス・ラッシュ』のエネルギーを表現するために、虹色の“ディアマンテ・クリスタル”を使用し、身につける人が全てのコミュニティーの光となり、個性を発揮できるようにした」とコメントしている。

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「リーボック」と「トレス・ラッシュ」が3度目のコラボ スニーカー“クラブ・C レガシー ディアマンテ”を発売

 「リーボック(REEBOK)」は、アメリカ・ロサンゼルス発のジェンダーレス・ストリートブランド「トレス・ラッシュ(TRES RASCHE)」とコラボレーションしたスニーカー“クラブ・C レガシー ディアマンテ(CLUB C LEGACY DIAMANTE)”を7月1日に発売する。価格は税込1万3200円で、「リーボック」の公式オンラインストアや「リーボック 渋谷」などで取り扱う。

 「リーボック」と「トレス・ラッシュ」は、2020年1月から協業を続けており、今回の“クラブ・C レガシー ディアマンテ”が3度目のコラボスニーカーとなる。定番スニーカー“クラブ・C”をベースとした今作は、オフホワイトをメインカラーに採用し、「トレス・ラッシュ」を代表するアクリル樹脂“ディアマンテ・クリスタル”をアッパーサイドからヒールにかけてあしらっている。また、シュータンに「トレス・ラッシュ」のロゴをメタリックシルバーで刺しゅうしているほか、クリアソール越しの靴底にも無数のロゴを散りばめている。

 マディセン・ソワーズ(Madisen Sowers)「トレス・ラッシュ」デザイナーは、今作について「『トレス・ラッシュ』のエネルギーを表現するために、虹色の“ディアマンテ・クリスタル”を使用し、身につける人が全てのコミュニティーの光となり、個性を発揮できるようにした」とコメントしている。

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「キス」がゴルフブランド「テーラーメイド」と初コラボ ゴルフ用品を豊富にラインアップ

 ニューヨーク発のスニーカーショップ「キス(KITH)」は、ゴルフブランド「テーラーメイド(TAYLORMADE)」とコラボレーションしたゴルフスタイル・コレクション“キス フォー テーラーメイド”を7月1日に発売する。東京・渋谷のミヤシタパーク内の「キス トウキョウ(KITH TOKYO)」で取り扱う。

 初のコラボコレクション“キス フォー テーラーメイド”は、アパレルとスニーカーだけでなく、ゴルフクラブをはじめとするゴルフ用品も豊富にラインアップする。アパレルは、ヴァーシティジャケットや防水仕様のナイロン製ジャケット、フーディー、ポロシャツ、ショーツなどそろえ、どれもグリーンやベージュ、ネイビー、ブラックなど落ち着いたカラーリングが特徴だ。スニーカーは、「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」とのトリプルコラボで、“キャンパス80(CAMPUS 80)”と“スーパースター(SUPERSTAR)”、“サンバ(SAMBA)”の3モデルを用意。どれもアッパーにホワイトのプレミアムレザーを採用し、サイドに“KITH CLASSICS”の文字をあしらっている。

 ゴルフ用品は、ドライバーやパターといったゴルフクラブだけでなく、ゴルフバッグ、グローブ、ゴルフボール、ハットクリップ・ボールマーカー、カートタオル、ゴルフティー、そしてドリンクウエアブランド「コークシクル(CORKCICLE)」との水筒などを展開する。

 なお、「アディダス オリジナルス」とのトリプルコラボ“キャンパス80”のみ発売日が未定となっている。

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「キス」がゴルフブランド「テーラーメイド」と初コラボ ゴルフ用品を豊富にラインアップ

 ニューヨーク発のスニーカーショップ「キス(KITH)」は、ゴルフブランド「テーラーメイド(TAYLORMADE)」とコラボレーションしたゴルフスタイル・コレクション“キス フォー テーラーメイド”を7月1日に発売する。東京・渋谷のミヤシタパーク内の「キス トウキョウ(KITH TOKYO)」で取り扱う。

 初のコラボコレクション“キス フォー テーラーメイド”は、アパレルとスニーカーだけでなく、ゴルフクラブをはじめとするゴルフ用品も豊富にラインアップする。アパレルは、ヴァーシティジャケットや防水仕様のナイロン製ジャケット、フーディー、ポロシャツ、ショーツなどそろえ、どれもグリーンやベージュ、ネイビー、ブラックなど落ち着いたカラーリングが特徴だ。スニーカーは、「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」とのトリプルコラボで、“キャンパス80(CAMPUS 80)”と“スーパースター(SUPERSTAR)”、“サンバ(SAMBA)”の3モデルを用意。どれもアッパーにホワイトのプレミアムレザーを採用し、サイドに“KITH CLASSICS”の文字をあしらっている。

 ゴルフ用品は、ドライバーやパターといったゴルフクラブだけでなく、ゴルフバッグ、グローブ、ゴルフボール、ハットクリップ・ボールマーカー、カートタオル、ゴルフティー、そしてドリンクウエアブランド「コークシクル(CORKCICLE)」との水筒などを展開する。

 なお、「アディダス オリジナルス」とのトリプルコラボ“キャンパス80”のみ発売日が未定となっている。

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「ザ パブリック オーガニック」から派生したスキンケアブランド誕生 

 東京発オーガニック・ナチュラルコスメメーカーのカラーズのオリジナルブランド「ザ パブリック オーガニック(THE PUBLIC ORGANIC)」から派生したスキンケアブランド「シー ザ パブリック オーガニック(C THE PUBLIC ORGANIC)」が9月21日に誕生する。精油の機能に着目した「ザ パブリック オーガニック」のノウハウを継承し、先端医学の考え方を応用した化粧水(120mL、税込6050円)と美容乳液(50g、税込7700円)の2アイテムをそろえる。8月26日に開設する公式ECのみで取り扱う。

 コンセプトは“肌と心に響かせる世界で最もハッピーなスキンケア”。肌がもたらす心の影響に着目し、ふっくらと明るい肌は「幸せそうな顔」を作り出すと分析。一方で、年齢を重ねた肌は、シワやたるみなどによって顔に影を落とし、疲れた印象や不機嫌そうな印象を与えるという。そこで、“幸せ顔”に導くために、現代医学の“対症療法(現代医学の考え方である、今起きている症状を抑える)”と“根本療法(症状の根本原因に働きかけ、健康な体へと導く)”を並行して行うアプローチをイメージし、独自の2つのメソッドを取り入れた。

 1つ目は、創薬のメソッドを応用した新しい原料開発メソッドを採用し、ハリの低下を防ぐために必要な物質を特定。16万種の植物から探し、それに合致する植物としてプリムラと黒チューリップの成分を抽出した。2つ目は、長年の精油研究から、ストレスの沈静化に関わるGABAに着目した精油の香りとして、イランイランとマグノリア、ベルガモットプチグレンをブレンドし、ストレスホルモンの供給を抑える香りを開発した。商品開発担当者は、「影のない潤いに満ちたふっくら弾むようなハリのある肌のことを“バルーンスキン”と名付け、幸福感にあふれる人生の新しい幕を開けるようなブランドとして育成する」と意気込む。

 化粧水の“シンクロブルーム フラワーネクターローション”は、とろみのあるテクスチャーで、みずみずしいハリを感じる“バルーンスキン”へと導く。美容乳液の“シンクロブルーム フラワーコンセントレイトミルク”は、花のエキスを発酵させた成分を配合し、潤いでゴワつく肌をときほぐしながら、弾むような“バルーンスキン”をキープする。両アイテムとも“幸福感に満たされる”ウォームフローラルの香り。「化粧水と美容乳液の2つで十分効果を実感できる処方である」とし、まずは2アイテムの展開からスタートするという。

 「シー ザ パブリック オーガニック」は、同社初のスキンケアブランドとなる。橋本宗樹カラーズ社長は「昨今において、ストレスによる肌トラブルに悩む人が多いが、その悩みに対して解決の糸口がつかめていない。また、肌のハリが低下するといった肌老化の現象にもストレスが関係している。そこで、ストレスと精油の関係や植物の研究を重ねるカラーズの次のステップとして、ストレスによる肌トラブルのケアに着手すべきだと考えた」と話す。ブランド名の「C」は、“Chapter(重要なひと区切り)”を表し、「多重ストレスに苛まれた現代人の悩みにひと区切りをつけ、幸福感にあふれる人生を送って欲しいという思いを込めた」という。

 同社はマツモトキヨシのプライベートブランド「アルジェラン(ARGELAN)」も手掛ける開発者が在籍していることから、スキンケアのノウハウをもちあわせており、植物の研究で科学的なエビデンスを取得するなど「心と体と肌」に対して効果のある製品を生み出してきた。精油の持つ効果の証明をこれまで3つの大学と研究を進めており、直近では日本薬学会で「精油とiPS細胞」にまつわる研究を発表し、特許を申請している。

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サティス製薬が生産者・化粧品メーカー・消費者をつなぐプロジェクト第2弾を始動 スキンケア購入で生産地活性に貢献

 スキンケア化粧品の開発とOEM製造を行うサティス製薬は「日本全国の素材を用いて技術で価値革新する」ことにこだわり、日本の天然物から高性能な化粧品の開発・製造を行っている。そして高性能な化粧品をユーザーへ提供し続けるためには、国内の価値ある天然素材やその生産地、生産技術を守ることは必須事項と考えている。そこで同社は、日本の天然素材をスキンケア原料化し、天然素材と技術の継承や地域活性化への貢献を目指すプロジェクト「ふるさと元気プロジェクト(以下、FGP)」を2009年にスタートさせた。

 「FGP」では、プロジェクトに賛同した化粧品メーカーが製品をPRすることで、消費者が化粧品はもちろんその先の生産者や地域に関心を持つという循環を想定。未利用資源を化粧品原料の素材として選定するほか、素材から成分を抽出する工程でも廃棄物が増えない手法をとるなど環境負荷を軽減する工夫も行っている。これまで未利用資源を中心に90種以上の原料化に成功した。

 さらに、今年の1月に「FGP」の一環として、日本の天然素材を活用したスキンケア商品の購入で生産地を応援できるキュレーションサイト「つなぐキレイマルシェ」をクラウドファンディング「キャンプファイヤー(CAMPFIRE)」内にオープン。サイト内で集まった支援金は天然素材や生産技術の継承、生産地の活性化に活用される。

 第1弾プロジェクトでは、コロナ禍で食品としての利用が減少している福岡県朝倉市の特産農産物「紅タデ」に着目した。紅タデに含まれるポリフェノールの一種「フラボノイド硫酸」がメラニンの生成を抑えて肌を明るくする効果が期待できることから、ライフスタイルブランド「アス・バイ・パパウォッシュ(USS BY PAPAWASH)」のスキンケア“USS ボトルエッセンス”に美容成分として配合されている。同プロジェクトでは支援金が目標の130%を達成し、紅タデの種子購入費として生産者に寄付された。

 生産者を直接支援できる点や素材の魅力を広めるきっかけ作りとしてプロジェクトが好評だったことから、6月24日から第2弾となるプロジェクトを開始。今回着目した素材は、北海道むかわ町穂別産の「シーベリー」だ。サティス製薬の郡司幸恵研究員は、「むかわ町穂別にある『フォレストベリー農園』は、国内におけるシーベリー栽培のパイオニア。当社では健康にも美容にも良い素材の供給を維持するために、同農園と協同で国産のシーベリーを守っていきたいと考えている。また、シーベリーの魅力を多くの人に知っていただくことでニーズが増え、生産活動を継続・拡大できれば産地の雇用創出や経済効果が生まれるなど良い循環が生まれることを期待したい」と先を見据える。また、同農園の生産者は「町民と手を携えながら共に守り育ててきた町。シーベリーの小さな実にふるさとの未来を託したい」とプロジェクトに期待を寄せる。なお、返礼品はシーベリーから抽出したエキスを配合した美容液となる。

 「つなぐキレイマルシェ」は、「さまざまな課題を抱える生産者」と「活動に賛同する化粧品メーカー」、そして「普段の買い物を通じてふるさとや地球の未来に貢献したいユーザー」をつないでいる。7月には愛媛県大三島産の「ミカン/レモン」を主役にした第3弾のプロジェクトも計画中。今後もさまざまな素材や生産地にスポットライトを当てたプロジェクトを立ち上げ、日本のふるさとや素材、技術を守る活動を続けていく。

TEXT:WAKANA NAKADE
問い合わせ先
サティス製薬
03-5646-2434

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サティス製薬が生産者・化粧品メーカー・消費者をつなぐプロジェクト第2弾を始動 スキンケア購入で生産地活性に貢献

 スキンケア化粧品の開発とOEM製造を行うサティス製薬は「日本全国の素材を用いて技術で価値革新する」ことにこだわり、日本の天然物から高性能な化粧品の開発・製造を行っている。そして高性能な化粧品をユーザーへ提供し続けるためには、国内の価値ある天然素材やその生産地、生産技術を守ることは必須事項と考えている。そこで同社は、日本の天然素材をスキンケア原料化し、天然素材と技術の継承や地域活性化への貢献を目指すプロジェクト「ふるさと元気プロジェクト(以下、FGP)」を2009年にスタートさせた。

 「FGP」では、プロジェクトに賛同した化粧品メーカーが製品をPRすることで、消費者が化粧品はもちろんその先の生産者や地域に関心を持つという循環を想定。未利用資源を化粧品原料の素材として選定するほか、素材から成分を抽出する工程でも廃棄物が増えない手法をとるなど環境負荷を軽減する工夫も行っている。これまで未利用資源を中心に90種以上の原料化に成功した。

 さらに、今年の1月に「FGP」の一環として、日本の天然素材を活用したスキンケア商品の購入で生産地を応援できるキュレーションサイト「つなぐキレイマルシェ」をクラウドファンディング「キャンプファイヤー(CAMPFIRE)」内にオープン。サイト内で集まった支援金は天然素材や生産技術の継承、生産地の活性化に活用される。

 第1弾プロジェクトでは、コロナ禍で食品としての利用が減少している福岡県朝倉市の特産農産物「紅タデ」に着目した。紅タデに含まれるポリフェノールの一種「フラボノイド硫酸」がメラニンの生成を抑えて肌を明るくする効果が期待できることから、ライフスタイルブランド「アス・バイ・パパウォッシュ(USS BY PAPAWASH)」のスキンケア“USS ボトルエッセンス”に美容成分として配合されている。同プロジェクトでは支援金が目標の130%を達成し、紅タデの種子購入費として生産者に寄付された。

 生産者を直接支援できる点や素材の魅力を広めるきっかけ作りとしてプロジェクトが好評だったことから、6月24日から第2弾となるプロジェクトを開始。今回着目した素材は、北海道むかわ町穂別産の「シーベリー」だ。サティス製薬の郡司幸恵研究員は、「むかわ町穂別にある『フォレストベリー農園』は、国内におけるシーベリー栽培のパイオニア。当社では健康にも美容にも良い素材の供給を維持するために、同農園と協同で国産のシーベリーを守っていきたいと考えている。また、シーベリーの魅力を多くの人に知っていただくことでニーズが増え、生産活動を継続・拡大できれば産地の雇用創出や経済効果が生まれるなど良い循環が生まれることを期待したい」と先を見据える。また、同農園の生産者は「町民と手を携えながら共に守り育ててきた町。シーベリーの小さな実にふるさとの未来を託したい」とプロジェクトに期待を寄せる。なお、返礼品はシーベリーから抽出したエキスを配合した美容液となる。

 「つなぐキレイマルシェ」は、「さまざまな課題を抱える生産者」と「活動に賛同する化粧品メーカー」、そして「普段の買い物を通じてふるさとや地球の未来に貢献したいユーザー」をつないでいる。7月には愛媛県大三島産の「ミカン/レモン」を主役にした第3弾のプロジェクトも計画中。今後もさまざまな素材や生産地にスポットライトを当てたプロジェクトを立ち上げ、日本のふるさとや素材、技術を守る活動を続けていく。

TEXT:WAKANA NAKADE
問い合わせ先
サティス製薬
03-5646-2434

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「ステューシー」と「カクタス プラント フリー マーケット」がコラボ 全8型を用意

 「ステューシー(STUSSY)」は、シンシア・ルー(Cynthia Lu)の手掛ける「カクタス プラント フリー マーケット(CACTUS PLANT FLEA MARKET以下、CPFM)」とコラボレーションした2022年夏コレクションを7月1日に発売する。「ステューシー」の一部直営店と公式オンラインストアのほか、「ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)」で取り扱う。

 「ステューシー」と「CPFM」は不定期にコラボしており、今回のコレクションはフーディーとロングTシャツ、2型のTシャツ、ショーツ、ビーチタオル、ベルト、ウォーターボトルの全8型をラインアップ。フーディーは、前後に両者のロゴをミックスしたスペシャルグラフィックをプリントし、ロングTシャツは、背面にジャマイカのことわざ“Rain a fall but dutty tough(雨が降っても地球はまだ固い)”をもじった“rain ah fall but cactus tuff!”のテキストを配した。その他アイテムには、「ステューシー」のアイコニックなロゴ“サーフマン”が、サーフィンや登山、スケートボードを楽しむ姿などを落とし込んでいる。

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「セルヴォーク」2022年秋冬のメイクコレクションはレッドニュアンスの“ネオテラコッタ”がキーカラー アイシャドウの全面リニューアルも

 マッシュビューティーラボが展開するビューティブランド「セルヴォーク(CELVOKE)」は、7月22日と8月5日に2022年秋冬のメイクコレクションを発売する。今季はブランドの原点であるテラコッタに絶妙なレッドニュアンスをまとわせた“ネオテラコッタ”のアイシャドウパレットをキーカラーにメイクを展開。ブランドの店舗および公式オンラインストアで発売する。

 「セルヴォーク」の秋冬は"バタフライエフェクト"がテーマ。個が発するエンパワーメントが重なり溶け合って力強い波動となり、無限に広がることで未来が変わる。今こそ一人一人が圧倒的なエナジーを抱こうというメッセージが込められている。“ネオテラコッタ”をベースにレッドニュアンスを帯びたさまざまなカラーアイテムをラインアップし、生命力あふれる存在感をアイメイクを中心としたメイクアップで表現する。

 7月発売の第1弾は、人気のアイブロウパウダー“インディケイト アイブロウパウダー”に新色が登場。レッドニュアンスを帯びたパープルとゴールド系ブラウンという力強さと柔らかさを兼ね備えた絶妙カラー“08プラムブラウン”(新1色、税込3850円)が加わる。そのほか、絶妙な太さと適度な柔らかさのアイライナー“シュアネス アイライナーペンシル”から深みレッドが目元に強さを与える新色“15レッドラスト”(税込3080円)が仲間入り。瞳に奥ゆきを生むニュアンスカラーマスカラ“インラプチュア ラッシュ”にはレッドカラーの新色“05マグマルビー”(新1色、税込4180円)が追加。また、「マット以上艶未満」の質感をかなえるリップ下地“リッププライマー 01シアーブラック”(新1色、税込3080円)、モードなカラーと環境にも優しい設計の“クレイヴド ネイルポリッシュ”に新2色“07ヌード” “08バーントアンバー”(税込各2640円)が登場する。

 8月発売の第2弾は、計算し尽くされた色と質感の4色を組み合わせたアイシャドウパレット“ヴァティック アイパレット”(全5色、税込各6820円)を発売。“03ネオテラコッタ”は目元に圧倒的な存在感を宿すキーカラーとなる。さらに、発色や濃度、質感にこだわったシャイニーカラー・メインカラー・ディープカラーの3つのカテゴリーで全17色をラインアップする単色アイシャドウ“ヴァティック アイズ”(税込各2200円)も登場する。

 また、今回のコレクションからアイシャドウを全面リニューアルし、「セルヴォーク」らしい洗練されたモードな仕上がりになる色や配色はそのままに、自然のエナジーを湛えたラインアップにバージョンアップする。アイシャドウの特長である鮮やかな発色と肌から浮かない抜け感は植物由来オイルを高配合し、しっとり質感をさらにアップ。パッケージリニューアルも行い、容器は使い捨てではなく使い続けられるようにレフィル化するほか、サトウキビ由来のバイオPET配合樹脂や竹とサトウキビからできたパルプモールドなど環境に配慮した材質を採用する。

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ファッション専門学生スナップ 自作アイテムと私服の組み合わせに注目(後編)

 東京の現役ファッション専門学生のスタイルを調査するため、ファッション専門学校のエスモードジャポン(ESMOD JAPON)に潜入。フランス・パリに本校を置くエスモードの日本校であるエスモードジャポンの学内イベントでスナップ撮影を行った。当日6月22日は、フランス発祥の音楽の祭日フェット・ド・ラ・ミュジーク(FETE DE LA MUSIQUE)を1日遅れて祝う学内イベントを開催中。学生たちが務めるDJの流す音楽に合わせて、皆がノリノリで踊る光景はまさにダンスクラブで、校舎にいることを忘れてしまいそうだ。

 後編の本記事では、ファッション専門学校ならではの自作のアイテムを着こなしたスナップを、着用アイテムの詳細やインスタグラムと共に紹介する。自身のこだわりと学校で学んだ知識を詰め込んだ自作のアイテムと購入した私物アイテムを組み合わせた唯一無二のルックに注目。自作アイテムが際立つシンプルな服装や古着とのコンビネーションが目立ったほか、「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」の根強い人気がうかがえた。

 前編では、「WWDJAPAN」の目に留まった個性的なスタイルでで来場(登校)した学生たちをスナップ。1人1人ジャンルも多種多様な、自分を貫いたファッションが目を引いた。

>>>前編はこちら

PHOTO:eucari

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クレイが持つ“密着性”で色持ち41%アップ 話題のヘアカラー剤「terra」の人気の秘密を探る

 シュワルツコフ プロフェッショナルから今春、クレイを使った新ヘアカラーブランド「テラ(TERRA)」がデビューした。頭皮や髪への優しさを追求しながらも、一般的なナチュラル系カラー剤のイメージを覆す色持ちと艶感を実現。クレイが髪に高密着するため、染料の浸透・発色がいい。その密着性で高配合オイルの浸透が高まり艶が持続することや、自然素材をベースとしていることも特徴だ。

 ワンランク上の“プレミアムカラー”として導入するヘアサロンが増える中、シュワルツコフ プロフェッショナルでは、取り扱いサロンに対して「テラ」の使用感に関するアンケート調査を実施した。その回答で特に目立っていたのが「色持ちがいい」という意見。実際、同社による実験の結果、旧製品よりも色持ちが約41%アップしたことが明らかになっている。

 コロナによる行動制限はなくなったものの、いまだにウィズコロナの状況下で、サロン顧客の来店頻度は少ない傾向が続いている。そこで重要視されるのがヘアカラーの色持ちで、持ちのよさでカラーデザインを決めるサロンユーザーも多い。ここでは“色持ちのよさ”にフォーカスし、人気サロン「ハート(HART)」の浅輪香織代表のコメントもまじえ、「テラ」の特徴を明らかにする。

美しい色が長持ち
きれいな状態を維持しながら褪色

 「ハート」の浅輪代表のインスタグラムに投稿された仕上がりカット。「最近のお気に入り」だという、「テラ」の“リーフ”“マホガニー”“オーシャン”でカラーリングした。

「テラ」取り扱い店からは
「色持ちがいい」と評価

 「テラ」はクレイが髪1本1本までホールドし、染料と潤い成分をじっくり芯部まで届ける高密着・高浸透カラーだ。柔らかく塗りやすいのに、髪の根元でピタリと止まる操作性が特徴。頭皮にカラー剤をつけずに、髪の根元ギリギリまで塗ることができる上に、成分の88%(1・2剤混合時の平均値)が自然由来なので、幅広い世代に安心して提案できる。

「テラ」を使うと
次回来店時も髪色がきれいなまま

 「カウンセリングでは、『今何が流行っていますか?』とか『私、何が似合いますか?』などと聞かれるケースが多い。けれども単にトレンドカラーや似合うカラーを提案するのではなく、例えば『おしゃれになりたい』とか『個性がほしい』とかなりたい女性像を聞き、その中からいくつかのパターンを提案をすることを一番大事にしている」と話す、人気サロン「ハート(HART)」の浅輪香織代表。ヘアスタイルにはファッションより先に、その人の女性像を左右する力があると確信している。

 「『テラ』は落ち着いた色でも透明感や柔らかさを表現できるので、ナチュラルな女性像を目指すときによく使っている。特に最近の推しは“リーフ”で、人工的ではないシックなグリーンを表現できる。今までグリーン系は顔色がくすむと思っていたけど、『テラ』の“リーフ”は顔色もきれいに見える。あえてブリーチをしなくても、以前に行ったブリーチが残っている毛先や、伸びてきた根元部分など、部分的に入れてもかわいい」。

 そのほか、「テクスチャーに独特の粘度があり、髪の根元ギリギリなど、狙った箇所にピタッと止まってくれる」「世界観やパッケージデザインがおしゃれ」などの特徴もあるが、特に驚いたのが色持ちのよさだという。「お客さまの来店周期は1カ月半が多いけれど、再来店の際、髪色は必ずチェックする。そのときの色の抜け過ぎや、色の落ち方によってはとても残念な気持ちになってしまう。その点『テラ』は色がすごく残っていて、抜けている部分も、カラーリング時の印象を残したままきれいに抜けている。白髪染めも含め、カラーリングの回数を減らせるので、ダメージ軽減にもつながるサステナブルなカラー剤だと思う」。

ヘアデザインがならぶ
ギャラリーのようなサロン
「ハート」

 サロンのコンセプトは“ギャラリー”。「内装をギャラリーのようにし、お客さまのヘアデザインをアートだと意識している。“ヘアデザインを売る”という美容室の基本に戻り、(最近は個人でブランディングする美容師が増えているが)スタッフを育てて『ハート』というブランドサロンを作っていきたい」と浅輪代表は話す。

PHOTOS:HIROKI WATANABE(TOP, TEXTURE)、KOHEY KANNO(SALON,PRODUCTS)
問い合わせ先
シュワルツコフ プロフェッショナル お客様相談室
(受付:土・日・祝日を除く10~12時/13~17時)
03-3472-3078

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2GでNY発の新ブランド「シィージーンズ」発売 バックポケットにスカイラインをステッチ

 セレクトショップのツージー トーキョー(2G TOKYO)は、今年1月に始動したニューヨーク発のブランド「シィージーンズ(CEE JEANSS)」のアイテムを7月1日から順次発売する。同ブランドの国内での取り扱いは今回が初めて。

 発売するのは、ジーンズ“C212”(税込4万6200円)のブルーとブラックの2種、“カーペンタージーンズ”(同4万2900円)のホワイト、ヒッコリーストライプ、ブラックの3種。日本製セルビッチデニムを使った“C212”は、バックポケットにニューヨークを象徴するスカイラインのステッチを施した。もも周りはストレート、腰から裾にかけてテーパードしたシルエットだ。“カーペンタージーンズ”も、同じくバックポケットにスカイラインのステッチを施した。ゆったりとしたストレートシルエットで、14オンスの日本製セルビッチデニムを使用した。

 “C212”のブルーとブラックが7月1日に、“カーペンタージーンズ”のホワイトが8日、ヒッコリーストライプが15日、ブラックが22日に発売する。アイテムは、デイトナ・インターナショナルと小木“POGGY”基史による「ピー ルーム ザ ワールド(P-ROOM THE WORLD)」のオンラインストアでも取り扱う。

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「マックスマーラ」の愛と情熱をたっぷり受け取ったリスボンの2日間 2023年クルーズ・コレクションを現地取材

 「マックスマーラ(MAX MARA)」は、ポルトガル・リスボンで現地時間6月28日にクルーズ(プレ・スプリング)コレクションを発表しました。イタリア初の同ブランドがなぜ、発表の舞台ににポルトガルを選んだのでしょうか。現地取材を通じて、その理由を探りました。

6月27日 18:00 リスボンに到着

 パリ・メンズ・コレクションの取材を終えて、すぐにポルトガル・リスボンに飛びました。現地の気温は25度前後で、風が程よく冷たくてとても気持ちいい気候です。この日はショー前日のディナーということで、ホテルに到着して15分後に会場に出発。慌ただしいスケジュールにアワアワしていたものの、ディナー会場のマルケゼス・デ・フロンテイラ宮殿(Marqueses de Fronteira)に着くとそんな気持ちは吹き飛びました。1671年に建てられた宮殿は、右を見ても、左を見ても、上も下も、視界に入る全てが美しく、サンセットに照らされた色彩豊かな装飾タイル“アズレージョ”や緑が生き生きと生い茂る庭が、長旅の疲れを癒してくれます。まるで夢でも見ているかのような空間で食すディナーはどれも上品で格別。最後は、ポルトガルの民族歌謡ファドを女性歌手カルミーニョ(Carminho)がライブで披露し、各国から招待されたゲストたちは素敵な夜を楽しみました。“運命”を意味するファドは、名前こそあまりなじみがないものの、ギターの伴奏によるエモーショナルな民謡を聴いているうちに、何だか懐かしい気持ちになってきます。このまま、ここに住めないだろうか。23時ごろにホテルに戻ると、街はパーティでまだまだ盛り上がっています。平日ですが、ポルトガルの人たちはとっても元気なんですね。

6月28日 10:30
リスボンの街をトゥクトゥクで巡る

 夢のような一夜の翌日は、ショーの前にトゥクトゥクで街を巡りました。パステルカラーの建物や、きれいな“アズレージョ”を見ているだけでも飽きません。心地よいポルトガルの風に吹かれながら、テージョ川沿いのベレンの塔(Torre de Belem)や発見のモニュメント(Padrao dos Descobriments)など名所を訪れました。巨大な建造物がある一方で、街にはウォールアートや繊細な“アズレージョ”がたくさんあり、芸術の街としての魅力を肌いっぱいに感じました。帰りには、行列ができる有名店パステイシュ・デ・ベレン(Pasteis de Belem)で、ポルトガルの国民的お菓子であるエッグタルトを購入。さっくさくで何個でも食べられるやつ。

18:30 会場のギャラリーを散策

 リスボンをたっぷり満喫した後は、いよいよショー会場のカルースト・グルベンキアン美術館(Museu Calouste Gulbenkian)に向かいます。1969年に開いたギャラリーの中には、アルメニア人のカルースト・グルベンキアンが集めた世界各国から個人で集めた美術品を展示。欧州やアフリカからアジアまで、大小さまざまな貴重品が広々とした空間にジャンルレスに並びます。美術館の18世紀フランスの絵画や彫刻、装飾美術などのディスプレイは、「マックスマーラ」の支援によって改修するのだとか。この感じずっと見ていられるのですが、ショーがいよいよ始まりそうです。亜熱帯植物が生い茂る庭園に移動しましょう。

20:00 いよいよショーが開幕

 ゲストには、アメリカ人俳優のクレア・デインズ(Claire Danes)やアシュレイ・パーク(Ashley Park)をはじめ、各国からアーティストやインフルエンサーらの姿が見られます。美しいドレスと建築に囲まれた空間にファドが響き渡ると、「マックスマーラ」2023年クルーズ・コレクションのショーが開幕しました。

 イアン・グリフィス(Ian Griffiths)=クリエイティブ・ディレクターが同コレクションのミューズに選んだのは、詩人であり、社会活動家でもあったポルトガル人のナタリア・コレイア(Natalia Correia)です。グリフィスが昨年この美術館を訪れた際、コレイアの肖像画を目にしたことが今回のショーにつながったといいます。コレイアが主張したフェミニズムは、官能性と情熱的なフェミニニティを強く訴えたといい、コレクションにも彼女が思い描いた女性像を表現しています。ファーストルックは、ボリュームのあるシルエットのブラックケープに、花の装飾が付くインナーを合わせた、凛とした女性像を想像させます。その後もベーシックなアイテムにツイストを加えた提案が続きました。シンプルな白シャツをクロップ丈にしたり、ジャケットをスリーブレスにしてクラシックなラペルを強調させたり。スカートの裾に付くフリルのわずかな揺れが、官能的なムードをいっそう引き立てます。シャープなシルエットで、クロップ丈のインナーや網タイツの提案が多いものの、これ見よがしなセクシーではなく、柔らかい素材感とクリーンな色使いがヘルシーで、知性と品格がにじみ出します。そして、胸がV時型に大きく開いたブラックドレスの女性が登場すると、ゲスト席からは歓声が上がりました。どこかで見たことがあると思ったら、昨夜素敵なライブを披露してくれたカルミーニョがモデルとしてランウエイを歩くサプライズでした。

 中盤以降は、ボタニカルやハート柄、深いトーンのパープルやオレンジ、ブルーといったカラーが加わり、クリーンなスタイルに徐々に情熱が灯っていきます。亜熱帯植物の中を、プリーツがたっぷり入ったカラフルなロングドレスを身につけた女性たちが歩く姿は、女性性を謳歌しているかのように堂々と映りました。そんな中、メンズモデルが急きょ登場してゲストを驚かせます。同ブランドの長い歴史の中で、男性がランウエイを歩いたのは初めてのこと。太もも丈のショーツにTシャツというカジュアルなスタイルに合わせたコートは、「マックスマーラ」のアイコンアイテムの一つ、“マニュエラ”でした。女性用として提案してきたラップコートではあるものの、男性が袖を通しても魅力的であることは、その場にいた誰もが感じたでしょう。ユニセックスでも着られる意図を伝えると同時に、フェミズムは押し付けるものではなく、女性も男性もそれぞれの性を型にとらわれることなく存分に楽しめばいいというグリフィスのメッセージなのではと僕は感じました。

「マックスマーラ」とポルトガルの共通点

 フィナーレでは全員が色のドレスやスーツをまとい、パープルやオレンジ、深いグリーン、イエローと強いカラーを連続させてムードを高揚させ、ショーはフィナーレを迎えました。ひと際目を引くような、派手なデザインはありません。しかし服がシンプルだからこそ、ロマンチストであるグリフィスの夢や愛情が、見る人の心にじわっと響いてきます。ポルトガルには、若い女性が恋する男性にあてた愛のメッセージを、刺しゅうでハンカチに描く“レンソス・ドス・ナモラドス”という伝統があるそうです。今回のコレクションに合わせて、地元の職人とコラボレーションし、愛の詩を綴った“レンソス・ドス・ナモラドス”をアップリケしたTシャツがゲストにプレゼントされました。パリメンズ終わりでバタバタしていた自分はどこへやら。内なる情熱を秘めたポルトガルと「マックスマーラ」から愛をたっぷりもらったクルーズの2日間は、とても爽やかな日々でした。まるで、ポルトガルの街で感じた風のように。

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「ヘンリック・ヴィブスコフ」2023年春夏メンズ・コレクション

 「ヘンリック・ヴィブスコフ(HENRIK VIBSKOV)」が2023年春夏メンズ・コレクションを発表した。

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横浜に“ウェルビーイング”を体現する「ウェスティンホテル横浜」が開業

 積水ハウスとマリオット・インターナショナルは、神奈川・横浜の再開発地区「みなとみらい21」区内に、ウエルネスをテーマとしたラグジュアリーホテル「ウェスティンホテル横浜」を6月13日に開業した。マリオット・インターナショナルのホテルブランド「ウェスティン」としては、国内10年ぶりの6軒目のホテルとなる。同社は「ホテル業界のウェルネス分野を牽引してきた『ウェスティン』ブランドのビジョンを完全に体現したホテル」と位置付ける。

 地上23階建てで客室は全373室。最上階に位置するロビーフロアに上がると、ホワイトティーの香りが広がり、大きな窓から横浜の街を一望できる開放的な空間が広がる。同フロアには、フレッシュグリーンがあしらわれたレセプションエリアのほか、夏頃オープンを予定するメインダイニング、アフタヌーンティーが楽しめるラウンジ、オリジナルカクテルを提供するバー、小規模なパーティーなどにも活用できる会議室兼ワークプレイスが併設されている。

 館内のインテリアデザインはGAデザイン インターナショナルが手掛けた。ロビーフロアの森林浴をイメージしたシャンデリアのほか、木陰のような影を生み出す照明、波の模様を描いた絨毯など、一貫して癒しを感じる自然のモチーフが多用されておりリゾート気分が味わえる。

 客室は広さ42平方メートルの「デラックス」から、84平方メートルの「エグゼクティブスイート」、210平方メートルの「プレジデンシャルスイート」までを用意。宿泊料金は1泊あたり3万2000円〜(2022年6月地点)。

 室内は自然から着想を得た曲線的なデザインの家具が配置された落ち着いた空間だ。全室大きな窓が配置され、日中は心地よい自然光が、夜は横浜の町の夜景が楽しめる。ベッドは、「ウェスティンホテル」が英国初のベッドメーカー「スランバーランド(SLUMBERLAND)」と独自に開発した“ヘブンリーベッド”の次世代モデルで、国内で初めて導入されたもの。抜群な寝心地に加えて枕元にはラベンダーバームのアメニティが常備されており、快眠をサポートしてくれる。

 目玉は、1000平方メートルを超える総合ウエルネスフロアだ。サウナ付きの屋内温水プールや24時間営業のフィットネススタジオ、国内初となるブランド名を冠したスパ施設「ヘブンリー スパ バイ ウェスティン」を併設する。個室のシャワールームやバスタオルも常備されており、客室内と同様に快適に過ごせるような工夫がされている。

 また館内では環境配慮の取り組みとして、脱プラスチックを推進する。アメニティはバンブー素材の歯ブラシやコームなど。「地球のためにできること」と書かれたメッセージカードでは、アメニティやベッドシーツの交換の必要最低限の利用を呼びかける。また「ペットボトルゼロ」ポリシーを掲げ、飲料水はスウェーデン発の浄水システム「ノルダック」を活用して再利用が可能な瓶で提供する。これは国内のマリオットブランドのホテルでは初の試みだという。

 そのほかウエディング関連施設や地元食材を使ったレストランなどを併設し、「Sleep well(よく眠る)、Eat well(よく食べる)、Move well(よく動く)、Feel well(気分良く)、Work well(よく働く)、Play well(よく遊ぶ)」という包括的なアプローチで“ウェルビーイング(心身ともに満たされた状態)”を体験できるホテルとなっている。

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アトモス×「アナ スイ」のラバーブーツ 「雨の日はもちろん、夏フェスにも最適」

 スニーカーショップのアトモスは6月29日、「アナ スイ(ANNA SUI)」とコラボしたラバーブーツを公式オンラインショップで発売した。価格はショートタイプが1万3200円(税込、以下同)、ロングタイプが1万9800円。

 厚みのあるソールと同色のベルトデザインが特徴で、アトモスは「素材には履き心地の良い日本製の天然ゴムを使用する。雨の日はもちろん、天気の変わりやすいフェスでも活躍してくれるだろう」と話す。

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アトモス×「アナ スイ」のラバーブーツ 「雨の日はもちろん、夏フェスにも最適」

 スニーカーショップのアトモスは6月29日、「アナ スイ(ANNA SUI)」とコラボしたラバーブーツを公式オンラインショップで発売した。価格はショートタイプが1万3200円(税込、以下同)、ロングタイプが1万9800円。

 厚みのあるソールと同色のベルトデザインが特徴で、アトモスは「素材には履き心地の良い日本製の天然ゴムを使用する。雨の日はもちろん、天気の変わりやすいフェスでも活躍してくれるだろう」と話す。

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2022年のLGBTQ+「プライド月間」を祝うブランド15選 「アミ パリス」「ドクターマーチン」「バレンシアガ」など

 毎年6月の「プライド月間(Pride Month)」は、LGBTQ+コミュニティーや性の多様性を祝う月として、世界各国でイベントやオンライン上での情報発信が活発に行われる。ファッション&ビューティ業界でも、LGBTQ+コミュニティーへのサポートを表明するキャンペーンや、社内外で多様性と包括性を改善するための取り組みを見直すなどの動きが多くみられる。また、LGBTQ+コミュニティーを象徴するレインボーモチーフのアイテムを発売し、その利益をコミュニティーの支援に充てるなども定番となっている。この記事では、取り組みやキャンペーン、アイテムを2022年に発表した15ブランドを紹介する。

「プライド」「プライド月間」とは?

 「プライド」は、英語で"誇り"や"自尊心"を意味するが、英語圏では近年、「プライド」はLGBTQ+コミュニティーの"誇り"や"自尊心"を指すことが多い。西洋では特にキリスト教の影響で、同性愛が"罪"であり、"恥(シェイム、shame)"であるとされてきたことから、その反対である「プライド」という言葉を使って社会運動を始めたとされる。

 1年を通しLGBTQ+の社会的活動は行われているが、1969年6月28日にニューヨークのLGBTQ+のコミュニティーが集まるバー、ストーンウオール・イン(STONEWALL INN)の客が度重なる警察の踏み込み捜査と暴力に立ち向かい、デモを起こしたことから、6月に特に活発にマーチやパレードなどを行うようになった。近年では”映える”レインボーのグッズにばかり注目が集まりビジネスチャンスとしか見ない“レインボー資本主義”を危惧する声もあがっている。その売り上げが支援に使われているかどうか、企業がどのような取り組みを行なっているのか、判断することが求められていると言える。

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LGBTQ+「プライド月間」を祝うブランド15選

「アミ パリス」がトーマス・デーリー選手とのコラボニットをオークションで発表

 「アミ パリス(AMI PARIS)」が男子高飛び込みのトーマス・デーリー(Thomas Daley)選手とコラボした2種類のニットを発表。デーリー選手は編み物好きで知られ、1種類は本人が手編みしたロゴが施されている。アイテムはオンラインオークションで落札され、売り上げは慈善団体カレイドスコープ・トラスト(KALEIDOSCOPE TRUST)に100%寄付される。同団体はイギリスを拠点に2011年に設立され、LGBTQ+コミュニティーの人権のために活動している。デーリー選手はゲイであることをオープンに活動している。

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サンダルやバッグ、アパレルのプライドコレクションを発売した「アグ」

 「アグ(UGG)」は、 “オールジェンダープライドコレクション“を発表。サンダルをはじめ、アパレルとバッグも用意。米国ではトレバー・プロジェクト(THE TREVOR PROJECT)を、日本では東京レインボープライド(TOKYO RAINBOW PRIDE)を支援している。今年度は、トレバー・プロジェクトに12万5000ドル(約1687万5000円)を寄付したほか、2020年から継続支援している東京レインボープライドには同コレクションの一部売上金を寄付する。

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「ヴェルサーチェ」からLGBTQ+コミュニティーサポートするヴェルサーチェ財団が誕生

 「ヴェルサーチェ(VERSACE)」の親会社カプリ・ホールディングス(CAPRI HOLDINGS)は、6月のプライド月間に合わせてLGBTQ+コミュニティーの認知度向上と支援を目的としたヴェルサーチェ財団を創設し、財団の活動費用として1000万ドル(約13億5000万円)の寄付を約束。財団の具体的な活動内容は随時発表される予定だ。

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「H&M」が“家族”をテーマにしたキャンペーンを公開

 「H&M」は、“My Chosen Family(私が選んだ家族)”をテーマにしたキャンペーンページを公開。血縁や生物学的な結びつきにとらわれない、愛することを自ら選んだ人たちで構成される家族という概念に焦点を当てている。特に3つの家族に焦点を当て、彼らのストーリーを写真、動画やインタビューで紹介した。LGBTQ+コミュニティーの平等な権利と公正な扱いを支持する国連の“フリー・アンド・イコール・キャンペーン(FREE & EQUAL CAMPAIGN)”に10万ドル(約1350万円)の寄付を行う。

「ラッシュ」が同性婚法制化の“サイレントデモ”とキャンペーンを開催

 「ラッシュ(LUSH)」は6月28日、東京と大阪で同性婚の法制化に向けた街宣活動を開催した。「ラッシュ」のスタッフのほか、公益社団法人マリッジ・フォー・オール・ジャパン(Marriage For All Japan、結婚の自由をすべての人に)、LGBT支援団体、同性婚訴訟の一部原告らが参加し、婚姻の平等を訴えた。12人のクリエイターが婚姻の平等をテーマに制作したアートをポストカードやデータとして配布し、カジュアルに賛同の輪を広げていくという企画も行っている。

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「バートン」とコラボしてプライドコレクションを発表できるチャンス

 スノーボードブランド「バートン(BURTON)」は、プライドコレクションでコラボするアーティストを7月1日まで募集している。ポートフォリオやデザイン、Tシャツの絵型などで応募、当選した人は同ブランドのプロダクトチームと協業し、プライドコレクションをローンチできる。また、プライドを記念し、アウトドアを通じてLGBTQ+をサポートする団体ザ・ヴェンチャー・アウト・プロジェクト(THE VENTURE OUT PROJECT)に2万ドル(約270万円)を寄付する。

LGBTQ+の声を発信するプラットフォームを公開した「ドクターマーチン」

 「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」は、動画を通じてLGBTQ+コミュニティーの声を発信するプラットフォーム“プライド ジェネレーションズ(PRIDE GENERATIONS)”を公開。最初の動画となるエピソード1では、有色人種のLGBTQ+コミュニティーのためのUK・ブラック・プライド(UK BLACK PRIDE)とトランジェンダーコミュニティーのためのロンドン・トランス・プライド(LONDON TRANS PRIDE)の創設者に焦点を置いた。これからもアーティストやクリエーターとのコラボも行い継続的に活動していく。また、同ブランドは認定特定非営利活動法人リビット(REBIT)を含む世界中のLGBTQ+団体に毎年20万ポンド(約3300万円)以上を寄付している。

プライドコレクションを発表した「バレンシアガ」

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は、アパレルやジュエリーのシリーズ“バレンシアガ プライド 22(BALENCIAGA PRIDE 22)”を発表。売上の15%は、LGBTIQ+の⼈権擁護および推進を行うNPO団体アウトライト アクション インターナショナル(OUTRIGHT ACTION INTERNATIONAL)に寄付する。写真を中心としたキャンペーン“エニバディ イズ クィア(ANYBODY IS QUEER)”も公開した。

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インタビューコンテンツでプライド月間を盛り上げる「ラルフ ローレン」

 30年以上にわたってLGBTQ+コミュニティーの継続的支援を行う「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」は、インタビューで構成した動画を公開。LGBTQ+ニュースやファッション、エンタメ、ライフスタイルなどを扱う「アウト(OUT)」マガジンの元編集長、フィリップ・ピカルディ(Phillip Picardi)らがプライドの歴史、“アメリカンドリーム”の考察、コミュニティーについてなどを語っている。合わせて、レインボーモチーフを取り入れたカシミアセーターやポロシャツ、スニーカーなどを発売。ストーンウォールコミュニティー財団(STONEWALL COMMUNITY FOUNDATION)と提携して寄付を行うほか、寄付活動を購入者に呼びかける。

米時計大手の「フォッシル」、レインボーとトランスジェンダーフラッグカラーのコレクションを発表

 米時計大手の「フォッシル(FOSSIL)」は、限定カプセルコレクションを発売。コレクションの売り上げ全額、最低でも10万ドル(約1350万円)をLGBTQ+コミュニティーの若い年代の自殺防止に働きかけるNPO団体、トレバー・プロジェクトに寄付する。

カーラ・デルヴィーニュらがデザインに関わったコレクションを発売した「プーマ」

 ブランドのアンバサダーを務めるカーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne)とカラ・サイクス(Carra Sykes)がデザインに携わった“トゥギャザー フォーエバー(TOGETHER FOREVER)”コレクションを発売した「プーマ(PUMA)」。鮮やかなカラーやロゴを使ったTシャツやフーディー、ショートパンツ、ブラレット、レギンスなどをそろえた。コレクションの収益の20%、最低でも25万ドル(約3375万円)を中傷と闘うゲイ&レズビアン同盟(GAY & LESBIAN ALLIANCE AGAINST DEFAMATION以下、GLAAD)に寄付する。

リアーナによる「サヴェージ x フェンティ」、第2弾となるプライドコレクションを発売

 リアーナ(Rihanna)によるランジェリーブランド「サヴェージ x フェンティ(SAVAGE X FENTY)」は、第2弾となるプライドコレクションを発売した。レースやラメ、メッシュ素材などを使ったカラフルな4シリーズを展開。ランジェリーに加えて、アパレルやガーターベルト、ストッキングなどのアクセサリーもそろえる。売り上げはGLAADに寄付するほか、2012年にリアーナが立ち上げた非営利団体のクラーラ・ライオネル・ファンデーション(CLARA LIONEL FOUNDATION)と協力して、黒人のトランスジェンダーを支援するフォー・ザ・ガールズ(FOR THE GWORLS)にも寄付する。

ビデオコンテンツと限定コレクションでLGBTQ+コミュニティーを支援する「ケイト・スペード ニューヨーク」

 “セレブレート ウィズ プライド(Celebrate with Pride)”キャンペーンを展開する「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」は、今年もトレバー・プロジェクトと提携。3年目となる今回は、パートナーシップの一環として同団体に15万ドル(約2025万円)を寄付する。プライドコレクションの売り上げの10%も同様に寄付する。ほかにも、プライド月間に関連したビデオコンテンツを作成し、ウェブサイトやSNSで公開した。

「キャロリーナ ヘレラ」はジュエリーの限定カプセルコレクションを発表

 「キャロリーナ ヘレラ(CAROLINA HERRERA)」は、クリスタルを使用したレインボーカラーのネックレスやイヤリングの限定カプセルコレクションを発売。売り上げの全額を、ニューヨークのLGBTQコミュニティーにヘルスケアなどを提供するヘルスセンター、キャレン・ロード(CALLEN-LORDE)に寄付する。

「クレージュ」、ザ・ウェブスターとコラボしてアーカイブアイテムをレインボーに再解釈

 マイアミ発ラグジュアリーセレクトショップ「ザ・ウェブスター(THE WEBSTER)」と「クレージュ(COURREGES)」は、プライド月間を祝うカプセルコレクションを発売。「クレージュ」のアーカイブと、アーカイブアイテムを再解釈した“リエディション コレクション(Reedition Collection)”のアイテムを、公式プライドフラッグに使用されるそれぞれのカラーを使ってアレンジ。ユニセックスのTシャツなどを展開した。収益の全額を、クィア文化のクリエイティビティーやコミュニティーの権利向上を推進するソーシャルプラットフォーム、ノードラマ(NO DRAMA)に寄付する。

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2022年のLGBTQ+「プライド月間」を祝うブランド15選 「アミ パリス」「ドクターマーチン」「バレンシアガ」など

 毎年6月の「プライド月間(Pride Month)」は、LGBTQ+コミュニティーや性の多様性を祝う月として、世界各国でイベントやオンライン上での情報発信が活発に行われる。ファッション&ビューティ業界でも、LGBTQ+コミュニティーへのサポートを表明するキャンペーンや、社内外で多様性と包括性を改善するための取り組みを見直すなどの動きが多くみられる。また、LGBTQ+コミュニティーを象徴するレインボーモチーフのアイテムを発売し、その利益をコミュニティーの支援に充てるなども定番となっている。この記事では、取り組みやキャンペーン、アイテムを2022年に発表した15ブランドを紹介する。

「プライド」「プライド月間」とは?

 「プライド」は、英語で"誇り"や"自尊心"を意味するが、英語圏では近年、「プライド」はLGBTQ+コミュニティーの"誇り"や"自尊心"を指すことが多い。西洋では特にキリスト教の影響で、同性愛が"罪"であり、"恥(シェイム、shame)"であるとされてきたことから、その反対である「プライド」という言葉を使って社会運動を始めたとされる。

 1年を通しLGBTQ+の社会的活動は行われているが、1969年6月28日にニューヨークのLGBTQ+のコミュニティーが集まるバー、ストーンウオール・イン(STONEWALL INN)の客が度重なる警察の踏み込み捜査と暴力に立ち向かい、デモを起こしたことから、6月に特に活発にマーチやパレードなどを行うようになった。近年では”映える”レインボーのグッズにばかり注目が集まりビジネスチャンスとしか見ない“レインボー資本主義”を危惧する声もあがっている。その売り上げが支援に使われているかどうか、企業がどのような取り組みを行なっているのか、判断することが求められていると言える。

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LGBTQ+「プライド月間」を祝うブランド15選

「アミ パリス」がトーマス・デーリー選手とのコラボニットをオークションで発表

 「アミ パリス(AMI PARIS)」が男子高飛び込みのトーマス・デーリー(Thomas Daley)選手とコラボした2種類のニットを発表。デーリー選手は編み物好きで知られ、1種類は本人が手編みしたロゴが施されている。アイテムはオンラインオークションで落札され、売り上げは慈善団体カレイドスコープ・トラスト(KALEIDOSCOPE TRUST)に100%寄付される。同団体はイギリスを拠点に2011年に設立され、LGBTQ+コミュニティーの人権のために活動している。デーリー選手はゲイであることをオープンに活動している。

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サンダルやバッグ、アパレルのプライドコレクションを発売した「アグ」

 「アグ(UGG)」は、 “オールジェンダープライドコレクション“を発表。サンダルをはじめ、アパレルとバッグも用意。米国ではトレバー・プロジェクト(THE TREVOR PROJECT)を、日本では東京レインボープライド(TOKYO RAINBOW PRIDE)を支援している。今年度は、トレバー・プロジェクトに12万5000ドル(約1687万5000円)を寄付したほか、2020年から継続支援している東京レインボープライドには同コレクションの一部売上金を寄付する。

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「ヴェルサーチェ」からLGBTQ+コミュニティーサポートするヴェルサーチェ財団が誕生

 「ヴェルサーチェ(VERSACE)」の親会社カプリ・ホールディングス(CAPRI HOLDINGS)は、6月のプライド月間に合わせてLGBTQ+コミュニティーの認知度向上と支援を目的としたヴェルサーチェ財団を創設し、財団の活動費用として1000万ドル(約13億5000万円)の寄付を約束。財団の具体的な活動内容は随時発表される予定だ。

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「H&M」が“家族”をテーマにしたキャンペーンを公開

 「H&M」は、“My Chosen Family(私が選んだ家族)”をテーマにしたキャンペーンページを公開。血縁や生物学的な結びつきにとらわれない、愛することを自ら選んだ人たちで構成される家族という概念に焦点を当てている。特に3つの家族に焦点を当て、彼らのストーリーを写真、動画やインタビューで紹介した。LGBTQ+コミュニティーの平等な権利と公正な扱いを支持する国連の“フリー・アンド・イコール・キャンペーン(FREE & EQUAL CAMPAIGN)”に10万ドル(約1350万円)の寄付を行う。

「ラッシュ」が同性婚法制化の“サイレントデモ”とキャンペーンを開催

 「ラッシュ(LUSH)」は6月28日、東京と大阪で同性婚の法制化に向けた街宣活動を開催した。「ラッシュ」のスタッフのほか、公益社団法人マリッジ・フォー・オール・ジャパン(Marriage For All Japan、結婚の自由をすべての人に)、LGBT支援団体、同性婚訴訟の一部原告らが参加し、婚姻の平等を訴えた。12人のクリエイターが婚姻の平等をテーマに制作したアートをポストカードやデータとして配布し、カジュアルに賛同の輪を広げていくという企画も行っている。

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「バートン」とコラボしてプライドコレクションを発表できるチャンス

 スノーボードブランド「バートン(BURTON)」は、プライドコレクションでコラボするアーティストを7月1日まで募集している。ポートフォリオやデザイン、Tシャツの絵型などで応募、当選した人は同ブランドのプロダクトチームと協業し、プライドコレクションをローンチできる。また、プライドを記念し、アウトドアを通じてLGBTQ+をサポートする団体ザ・ヴェンチャー・アウト・プロジェクト(THE VENTURE OUT PROJECT)に2万ドル(約270万円)を寄付する。

LGBTQ+の声を発信するプラットフォームを公開した「ドクターマーチン」

 「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」は、動画を通じてLGBTQ+コミュニティーの声を発信するプラットフォーム“プライド ジェネレーションズ(PRIDE GENERATIONS)”を公開。最初の動画となるエピソード1では、有色人種のLGBTQ+コミュニティーのためのUK・ブラック・プライド(UK BLACK PRIDE)とトランジェンダーコミュニティーのためのロンドン・トランス・プライド(LONDON TRANS PRIDE)の創設者に焦点を置いた。これからもアーティストやクリエーターとのコラボも行い継続的に活動していく。また、同ブランドは認定特定非営利活動法人リビット(REBIT)を含む世界中のLGBTQ+団体に毎年20万ポンド(約3300万円)以上を寄付している。

プライドコレクションを発表した「バレンシアガ」

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は、アパレルやジュエリーのシリーズ“バレンシアガ プライド 22(BALENCIAGA PRIDE 22)”を発表。売上の15%は、LGBTIQ+の⼈権擁護および推進を行うNPO団体アウトライト アクション インターナショナル(OUTRIGHT ACTION INTERNATIONAL)に寄付する。写真を中心としたキャンペーン“エニバディ イズ クィア(ANYBODY IS QUEER)”も公開した。

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インタビューコンテンツでプライド月間を盛り上げる「ラルフ ローレン」

 30年以上にわたってLGBTQ+コミュニティーの継続的支援を行う「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」は、インタビューで構成した動画を公開。LGBTQ+ニュースやファッション、エンタメ、ライフスタイルなどを扱う「アウト(OUT)」マガジンの元編集長、フィリップ・ピカルディ(Phillip Picardi)らがプライドの歴史、“アメリカンドリーム”の考察、コミュニティーについてなどを語っている。合わせて、レインボーモチーフを取り入れたカシミアセーターやポロシャツ、スニーカーなどを発売。ストーンウォールコミュニティー財団(STONEWALL COMMUNITY FOUNDATION)と提携して寄付を行うほか、寄付活動を購入者に呼びかける。

米時計大手の「フォッシル」、レインボーとトランスジェンダーフラッグカラーのコレクションを発表

 米時計大手の「フォッシル(FOSSIL)」は、限定カプセルコレクションを発売。コレクションの売り上げ全額、最低でも10万ドル(約1350万円)をLGBTQ+コミュニティーの若い年代の自殺防止に働きかけるNPO団体、トレバー・プロジェクトに寄付する。

カーラ・デルヴィーニュらがデザインに関わったコレクションを発売した「プーマ」

 ブランドのアンバサダーを務めるカーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne)とカラ・サイクス(Carra Sykes)がデザインに携わった“トゥギャザー フォーエバー(TOGETHER FOREVER)”コレクションを発売した「プーマ(PUMA)」。鮮やかなカラーやロゴを使ったTシャツやフーディー、ショートパンツ、ブラレット、レギンスなどをそろえた。コレクションの収益の20%、最低でも25万ドル(約3375万円)を中傷と闘うゲイ&レズビアン同盟(GAY & LESBIAN ALLIANCE AGAINST DEFAMATION以下、GLAAD)に寄付する。

リアーナによる「サヴェージ x フェンティ」、第2弾となるプライドコレクションを発売

 リアーナ(Rihanna)によるランジェリーブランド「サヴェージ x フェンティ(SAVAGE X FENTY)」は、第2弾となるプライドコレクションを発売した。レースやラメ、メッシュ素材などを使ったカラフルな4シリーズを展開。ランジェリーに加えて、アパレルやガーターベルト、ストッキングなどのアクセサリーもそろえる。売り上げはGLAADに寄付するほか、2012年にリアーナが立ち上げた非営利団体のクラーラ・ライオネル・ファンデーション(CLARA LIONEL FOUNDATION)と協力して、黒人のトランスジェンダーを支援するフォー・ザ・ガールズ(FOR THE GWORLS)にも寄付する。

ビデオコンテンツと限定コレクションでLGBTQ+コミュニティーを支援する「ケイト・スペード ニューヨーク」

 “セレブレート ウィズ プライド(Celebrate with Pride)”キャンペーンを展開する「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」は、今年もトレバー・プロジェクトと提携。3年目となる今回は、パートナーシップの一環として同団体に15万ドル(約2025万円)を寄付する。プライドコレクションの売り上げの10%も同様に寄付する。ほかにも、プライド月間に関連したビデオコンテンツを作成し、ウェブサイトやSNSで公開した。

「キャロリーナ ヘレラ」はジュエリーの限定カプセルコレクションを発表

 「キャロリーナ ヘレラ(CAROLINA HERRERA)」は、クリスタルを使用したレインボーカラーのネックレスやイヤリングの限定カプセルコレクションを発売。売り上げの全額を、ニューヨークのLGBTQコミュニティーにヘルスケアなどを提供するヘルスセンター、キャレン・ロード(CALLEN-LORDE)に寄付する。

「クレージュ」、ザ・ウェブスターとコラボしてアーカイブアイテムをレインボーに再解釈

 マイアミ発ラグジュアリーセレクトショップ「ザ・ウェブスター(THE WEBSTER)」と「クレージュ(COURREGES)」は、プライド月間を祝うカプセルコレクションを発売。「クレージュ」のアーカイブと、アーカイブアイテムを再解釈した“リエディション コレクション(Reedition Collection)”のアイテムを、公式プライドフラッグに使用されるそれぞれのカラーを使ってアレンジ。ユニセックスのTシャツなどを展開した。収益の全額を、クィア文化のクリエイティビティーやコミュニティーの権利向上を推進するソーシャルプラットフォーム、ノードラマ(NO DRAMA)に寄付する。

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「シロ」のフレッシュな素材を使用した“旬シリーズ”第2弾は北海道の白樺 樹液と若葉からフェイスミスト誕生

 コスメブランド「シロ(SHIRO)」は7月21日、採れたての素材をフレッシュな状態で製品化する“旬シリーズ”第2弾として、北海道の白樺を使用した“白樺フェイスミスト”(120mL、税込4840円)を全国の直営店舗とブランドのオンラインストアで発売する。7月4日に「シロ」メンバーシッププログラムで会員向け先行予約を開始し、7月7日10時にオンラインストアでも予約を開始する。

 北海道旭川市江丹別町に自生する白樺の樹液と若葉から抽出したエキスで作った“白樺フェイスミスト”は、細かいミストの軽いつけ心地で、つけるたびに内側に水分が留まり肌を引き締める。洗顔後のスキンケアブースターとして、化粧水の代わりや日中の肌の水分補給としてなど、どんな場面にも使用できる。白樺のフレッシュな香りで気分転換するのもおすすめだ。

 2021年にスタートした“旬シリーズ”は、香りや効果が一番パワフルな収穫したての素材をすぐに製品化することで、素材の力や魅力を消費者に感じてほしいと誕生した。第1弾は、食用はもちろん、全身に塗布したり香りを楽しむなどあらゆるシーンで使われている国内では希少なハーブ「ホーリーバジル」に着目。広島県・ひなた農園のホーリーバジルを使用した“ホーリーバジル オイルインウォーター”を数量限定で販売した。

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フランス・パリ発 「ショーメ」トップが語るセレクティブな戦略とは?

 フランス・パリ発ジュエラー「ショーメ(CHAUMET)」のジャンマルク・マンスヴェルト(Jean Marc Mansvelt)最高経営責任者(CEO)が2年半ぶりに来日した。今回の来日の目的は、日本の市場動向を肌で感じるためだ。同CEOは、1990年から(他社に在職中も)2019年まで、毎年3カ月に1度は来日。「コロナ禍の2年半は、まるでバツゲームのように来日いる」と親日家の一面を見せる。マンスヴェルトCEOにコロナ前後の市場の変化や日本市場、今後の戦略について聞いた。(PHOTOS:TSUKASA NAKAGAWA)

WWD:コロナが落ち着きつつあるが、コロナ禍と比べてここ数カ月の商況は?

 現在、好調な市場とその理由は?

ジャンマルク・マンスヴェルト=ショーメ最高経営責任者(CEO以下、マンスヴェルト):コロナ禍で世界的に各市場に特化したサービスに注力したことで、それぞれの市場のビジネスが伸びている。コロナで絆を象徴する結婚やギフトのジュエリー需要が高まった。日本では、コロナ禍で旅行できない代わりに、長期間使える価値のあるものの需要が増えている。7〜8年前から本格参入した中東市場もとても伸びている。中東に関しては、ほかのビッグメゾンの露出が増えているのと相乗効果で「ショーメ」への注目がアップしている。まずは、誰でも知っているビッグメゾンのジュエリーを購入する顧客が多いが、多くの人が着用しているのを見て、違うものが欲しいと思うようになる人もいる。われわれは、2世紀半以上の歴史を持つメゾンで価値あるジュエリーを作り続けている。だから、単なる他のブランドの代替品ではない。

 日本は本当に好調で誇りに思っている。

WWD:コロナ禍でデジタル強化をせざるを得なかったと思うが、強化ポイントは?

 デジタル販売の割合は?

マンスヴェルト:店舗をクローズせざるを得なかった時期は販売を遠隔で行うしかなかった。スタッフがライブストリームや電話で顧客に連絡して商品をお届けしたこともあった。2021年末には、フランスでECをスタート。日本でも今年末までにオープンし、少しずつ広げていくつもりだ。現在、ECの売り上げの割合は4〜5%程度だ。消費者がメゾンに触れる入り口はいろいろあるべき。しかし、やはり来店してもらい商品やサービスを体験してもらうことを大切にしたい。ジュエリーは身に着けるものなので、実際手に取って納得して購入してもらいたい。

文化の継承、そして最高の場所で最高のサービスを提供

WWD:昨年秋に横浜で開催したハイジュエリーイベント「フランスと日本文化のConversation―ショーメのサヴォワールフェールと日本の名匠3人の対話」を企画した理由と目的は?一般に公開したが来場者数は?

マンスヴェルト:「ショーメ」は世界に開かれたメゾン。19~20世紀には世界の王族から特注品の注文があった。ヴァンドーム本店に昭和天皇をお迎えしたこともある。だから、世界中の文化からヒントを得て作品をデザインしてきた。このハイジュエリーイベントは日本との交流の証であると同時に、日本のアルチザン=匠への敬意を示したもの。日本の伝統工芸である、竹細工や刀、盆栽など、ジュエリーの金細工とは全く異なるものだと思われがちだが、本質は同じ。それらの対話を展示を通して試みた。また、これは、私の日本への愛を表すものでもある。あいにく、来日は叶わなかったが。顧客への販売にもつながったし、6日間の一般公開で約8000人もの来場があった。美しいものは、分かち合うべきだと思う。

WWD:現在の日本市場の課題と今後の戦略は?

マンスヴェルト:「ショーメ」は控え目なメゾン。より多くの人に知ってもらうのが課題だ。ただ、他のブランドとは違うセレクティブなメゾンというポジショニンング。だから、20年には、店舗数を18から11に絞った。店舗が多ければいいというわけではない。効率化を図ると言う意味でも、より、セレクティブな場所で最高のサービスを提供するのが目的だ。将来的には、いい場所があれば出店しようと思っている。今年は、既存店のリニューアルをしてサービスを充実させるつもりだ。

2世紀半培われてきたストーリーを現代に

WWD:現在日本で好調なファインジュエリーとその理由は?

マンスヴェルト:“リアン”とブライダルで人気の“ジョゼフィーヌ”、 “ビー・マイラブ”の3つのシリーズが絶好調だ。“リアン”は絆を象徴するデザイン、“ジョゼフィーヌ”はナポレオン皇帝の妃で2人の愛を象徴するもの、“ビー マイラブ”は、ナポレオンの紋章と全てにストーリーがある。それぞれバリエーションも多くあり、重ね付けもできる。
特に“ビー・マイラブ”は若い層に人気が高い。

WWD:今後、強化していく市場や課題は?

マンスヴェルト:各市場を強化していく。われわれは12カ国でしか展開しておらず、同業他社と比べるとかなり少ない。だから、ポテンシャルはまだまだある。

WWD:ミレニアル世代やZ世代に対するコミュニケーションやアプローチは?

マンスヴェルト:若い世代に対しても、SNSなどを使ってコミュニケーションしていく。大切なのは、「ショーメ」は、新しいストーリーを作りだすメゾンではないということ。2世紀半培われてきた歴史とストーリーを紡いでいるメゾンであることを誠意を持って伝えたい。

 伝統だけに頼っているわけではなく現代性ももち合わせて永続性のあるメゾン、それが「ショーメ」なのだ。

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美容賢者イ・ミンヒョクのMYベストコスメ 韓国で話題の“タンタンクリーム”とは?

 WWDJAPANで「上半期ベストコスメ」を発表したばかりの今月から、毎月業界の美容賢者たちにおすすめのコスメを紹介してもらう新企画をスタート。1回目に登場してもらうのは、有名オーディション番組に出場したことでも注目を集めたイ・ミンヒョク(Lee Minhyuk)。アーティストとして活躍する一方、一軍美容液だけでも常に40種類を確保しているという美容マニアの顔も持つヒョクのユーチューブは人気を博し、中でも毛穴ケア動画1000万回再生を記録した。今回はそんな彼のおすすめコスメ3アイテムを紹介していく。

元気な弾力肌へと導く“タンタンクリーム”

 韓国では“タンタン”という、肌のはりを表現した擬音語を用いて“タンタンクリーム”と呼ばれて親しまれているスティックタイプの美容液。テンションバイオームという「バイオヒールボ(BIO HEAL BOH)」ならではのペプチド成分が入っていて、肌に弾力をもたらしてくれます。さらに肌の表皮や角質層まで浸透するコラーゲンも含み、長時間ハリをキープしてくれるので、小じわやほうれい線が気になる方にぜひ使っていただきたいアイテム。

 メイクの上からも使えるので、僕は素肌用&メイクの後用の2つを確保しています。メイクの上から使うことで、しわやメイク寄れが目立ちにくくなるので、撮影の時も持参している僕の必須アイテム。

 小じわなどの悩みがまだ気にならない20代の方でも、早期ケアとして使い始めることで加齢によるお悩みのスタートラインを先延ばしすることができます」。

10%以上のアスコルビン酸配合でしみにアプローチ

 「しみやくすみケアに効果的なアスコルビン酸という純ビタミンCが13.5%も含まれている美容液。10%の濃度を超えると製品の配合バランスを保つのが難しいとされているので、とても貴重なアイテムですね。光や熱に弱く酸化しやすい成分のため、光を通さない茶色のボトルを使用し、空気に触れないよう小分けにしているのも企業のこだわりでしょう。

 アスコルビン酸はすごく不安定な成分なので、紫外線にあたりにくい夜に使うのがベター。相性の良いナイアシンアミドとビタミンB6(トコフェロール)を含むスキンケアアイテムと合わせて使うのがおすすめ。純ビタミンCは使い初めは刺激を感じやすい成分なので、使い始めは “肌に合っていないかも?”と感じるかもしれませんが、使用していくうちに刺激を感じにくくなります。

 すでにしみやくすみが気になる方だけではなく、20代前半から取り入れるのも良いと思います。早い段階から使用してしみにアプローチしておくことで、ビタミンCでは改善しにくい肝斑ができ始めたときに正しい対処がしやすくなります。ちなみに肝斑にはトラネキサム酸が効果的ですよ」。

崩れにくいのにツヤ感を演出!溺愛クッションファンデ

 「2月のメガ割で購入してから、今も気に入って使っているクッションファンデです。最近のベースメークは“マスクにつかない”ことを重要視されることが多いですが、崩れにくいファンデってセミマット寄りのものが多いですよね。このクッションファンデはちょうど良いツヤ感が出しやすい上に、マスクにもつきにくいのでリピートしています。薄づきですがカバー力もあり、気になる肌トラブルをツヤで飛ばしてくれるようなアイテムです。また、付属パフがすごく柔らかく、肌にファンデを叩き込んでいるときの圧力を逃してくれるのもお気に入り。韓国コスメの割にはカラー展開も豊富なので、性別、年齢問わず使えると思います。

 僕はブルベ肌なので、「エチュードハウス(ETUDE HOUSE)」の“フィックス&フィックストーンアップ プライマー”のラベンダー色をベースに使い、このクッションファンデを塗って、ハイライトを少しつけるのが普段のメイクプロセス。SPF34、PA++と、紫外線対策効果はそんなに高くないので日焼け止め効果のあるアイテムを合わせて使用したいですね」。

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