「ネヘラ(NEHERA)」は2022年秋冬コレクションを発表した。
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バイヤー向けにトピックスを拾います。
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ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)の2021年12月通期決算は、売上高が前期比23.7%増の40億5600万ユーロ(約5637億円)、営業損益は前年の2950万ユーロ(約41億円)の赤字から1億7120万ユーロ(約237億円)の黒字となった。純利益は1億6990万ユーロ(約236億円)で、コロナ禍前の19年と比較して43%増だった。
連結純売上高は前期比26.3%増の20億1900万ユーロ(約2806億円)だった。直営店の売り上げは同37%増となっており、連結純売上高の50%以上を占めるという。なお、同社は21年12月末の時点で650の直営店を運営している。
地域別に見ると、21年は米国市場が特に好調だった。同市場は22年1〜6月も引き続き業績を伸ばしており、欧州市場も回復基調にあるが、中国市場は減速しているという。現金および現金同等物は11億2000万ユーロ(約1556億円)と前年から21%増加した。
ジョルジオ・アルマーニ会長兼最高経営責任者は、「21年の素晴らしい業績と22年上半期の好調ぶりを踏まえ、今後を慎重ながらも楽観視している。私のクリエイティブやビジネス哲学の軸である信条に忠実に、引き続き中長期的な戦略を実行していく。当社の財務状態が健全であることは、国際情勢が悪化する可能性もある中、安心材料の一つだ」と語った。
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ユナイテッドアローズのオンライン限定ブランド「インフォ ビューティ&ユース(INFO. BEAUTY&YOUTH)」は7月29日、台湾のカルチャーショップ3店とコラボした商品を発売する。
コラボ相手は誠品書店、台湾のクラフトビールメーカーのタイフーブルーイング(TAIHU BREWING)、レコードやZINE、アパレルなどを扱うパーストア(PAR STORE)の3店で、Tシャツを5500円(税込、以下同)〜、帽子を4400円〜、バッグを3300円〜などで販売する。
また「インフォ ビューティ&ユース」は8月1日から、誠品生活日本橋で開催中の「日台サマーフェスティバル2022」に参加する。期間は8月28日まで。
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「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」は、「ニューバランス(NEW BALANCE)」とコラボしたスニーカー(2万5300円税込、以下同)とアパレルコレクションを発売した。7月27日に公式オンラインストアで販売し、7月30日からは実店舗でも扱う。
スニーカーは“N”ロゴをカモフラ柄で装飾したり、履き口にシャークモチーフを用いたりする。また、アパレルコレクションはTシャツ(7480円)、パーカ(2万1780円)、ショーツ(1万5400円)、キャップ(9900円)からなり、カラーはベージュ、グレー、ピンクの3色展開。
両者のコラボは2021年に続いて2回目。
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コスメブランド「エテュセ(ETTUSAIS)」から、「ヴィンテージムード」をテーマにした2022年秋のメイクコレクションが登場する。ファッションでもトレンドとなっている“ヴィンテージ”からメイクのカラーや質感を表現。吉田ユニ・アートディレクターが制作した「ヴィンテージムード」がテーマのシーズンビジュアルも公開中だ。アイテムは第1弾が8月4日に登場し、第2弾が8月25日にプラザとミニプラ、ロフトで先行発売(9月8日に全国発売)、第3弾が10月25日にプラザとミニプラ、ロフトで先行発売(10月20日に全国発売)。
22年秋のメイクコレクションの新シーズンビジュアルは、秋らしい深みと暖かさのあるカラーで、草木でつくられたレースのモチーフがビンテージ感を表現。渋みのある輝きとくすみニュアンスのカラーメイクとヘアがリンクしている。
第1弾に登場するのはシアーブラックカラーのマスカラ下地“アイエディション(マスカラベース)LE”(税込1650円)。ブルーパール配合で自まつ毛のような軽さのある仕上がりがかなう。第2弾はビンテージアクセサリーに着想を得たアイライナー“アイエディション(ジェルライナー)”(新2色、税込1320円)とアイシャドウ“アイエディション(カラーパレット)”(新2色、税込1540円)。渋みと抜け感のあるピスタチオキャメルと落ち着いた深みのあるロゼウッドの2色をそろえる。第3弾は2種のアイブロウ“アイエディション(ブロウライナー)”(新1色、税込1540円)と“アイエディション(ブロウマスカラ)”(新1色、税込1320円)が登場。寒色系のヘアカラーになじむアッシュオリーブを発売する。
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「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」は、お笑いコンビのラランドがパーソナリティを務めるTBSラジオ「ラランド・ツキの兎」とコラボレーションしたコレクション「ツキの兎 × ZOZOTOWN」を7月29日正午〜8月12日11:59に受注販売する。配送は10月下旬を予定する。
コラボでは、番組内で生まれたワードや番組キーワードがプリントされたアパレルアイテムのほか、がま口のスマホバッグ(税込4400円)、番組内で生まれたラランド・ニシダのニックネームがプリントされたアイスペールとグラスをセットにした“家飲みセット”(同1万2100円)、キーホルダーとステッカーのセット(同2640円)など、6型を用意する。アパレルはユニセックスで、Tシャツ(同3520円)とパーカ(同5610円)、スカジャン(同3万250円)をそろえる。
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「ナイキ(NIKE)」は、アメリカ・ロサンゼルスのセレクトショップ「ユニオン(UNION)」とコラボレーションしたスニーカー“コルテッツ(CORTEZ)”を7月28日に発売する。価格は1万5400円税込で、カラーは2色。「ナイキ」の公式アプリ「SNKRS」で取り扱う。
今回のコラボは、1972年に陸上競技用シューズとして誕生して50周年の“コルテッツ”と、2021年で創立30周年を迎えた「ユニオン」のダブルアニバーサリーを記念したもの。 アッパーは、ボーダー柄のキャンバス生地とスエードのオーバーレイで構成し、ミッドソールとアウトソールには使用済みのフットウエアなどをリサイクルした素材「ナイキ グラインド(NIKE GRIND)」を10%以上使用する。また、トゥにラバー加工を施しているほか、シューレースシステム横に“UN/LA”のイエロータブを配し、ヒールには「ユニオン」のアイコンロゴ“フロントマン(FRONTMAN)”をあしらっている。
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ハースト婦人画報社は、セクシャルウエルネスに特化した情報を発信するプロジェクト“ウィーセイ(WeSAY)”をスタートした。同企画の公式ウエブサイトとSNSを通して、さまざまなジェンダーやセクシャリティの人が身体的や感情的、精神的、社会的に“ウェルビーイング”な状態でいられることを目指していくという。プロジェクト名には、“We = わたしたち”“SAY = 性、言う、生きる”というメッセージが込められている。
“ウィーセイ”では同社が発行する8媒体が結集し、それぞれのメディアの特性を生かしたセクシャルウエルネスに関するコンテンツを提供する。海外版の編集者やスタッフへのインタビュー記事を閲覧できるほか、モデルの森星がナビゲーターとして出演する連載“森星のBeyond Gender”も配信する。同連載では毎回異なるテーマを設けて、専門家と対談を行うという。初回は脳研究者の池谷裕二をゲストに招き、自分たちの体や思考を司る脳に着目し、「自分らしく生きるヒント」について語っている。
■WeSAY
参加媒体:「エル・ジャポン」「エル・ガール・オンライン」「ハーパーズ バザー」「ヴァンサンカン」「婦人画報」「ウィメンズヘルス」「エスクァイア」「コスモポリタン」
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ハースト婦人画報社は、セクシャルウエルネスに特化した情報を発信するプロジェクト“ウィーセイ(WeSAY)”をスタートした。同企画の公式ウエブサイトとSNSを通して、さまざまなジェンダーやセクシャリティの人が身体的や感情的、精神的、社会的に“ウェルビーイング”な状態でいられることを目指していくという。プロジェクト名には、“We = わたしたち”“SAY = 性、言う、生きる”というメッセージが込められている。
“ウィーセイ”では同社が発行する8媒体が結集し、それぞれのメディアの特性を生かしたセクシャルウエルネスに関するコンテンツを提供する。海外版の編集者やスタッフへのインタビュー記事を閲覧できるほか、モデルの森星がナビゲーターとして出演する連載“森星のBeyond Gender”も配信する。同連載では毎回異なるテーマを設けて、専門家と対談を行うという。初回は脳研究者の池谷裕二をゲストに招き、自分たちの体や思考を司る脳に着目し、「自分らしく生きるヒント」について語っている。
■WeSAY
参加媒体:「エル・ジャポン」「エル・ガール・オンライン」「ハーパーズ バザー」「ヴァンサンカン」「婦人画報」「ウィメンズヘルス」「エスクァイア」「コスモポリタン」
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ビームスはフランス・パリのサンドイッチ屋「ペーパーボーイ(PAPERBOY)」と「ニューバランス(NEW BALANCE)」とのトリプルコラボコレクションを7月30日に発売する。
アイテムは“M920”と“M1500”のスニーカー2型(各3万9600円、税込以下同)と、Tシャツ3型(各5500円)。ビームス メン 渋谷をはじめとする11店舗ほか、公式オンラインストアで取り扱う。公式オンラインストアでは7月30〜31日の2日間のエントリー期間を設け、スニーカー2型を抽選販売する。またビームス メン 渋谷で購入すると、マグカップやエコバックなどの限定ノベルティがもらえる。
今回のコレクションは、サンドイッチ屋に不可欠なキッチンシンクや水に着想し、グレーやサックスを基調にしたアイテムをそろえた。スニーカーは、イングランドで「ニューバランス」を作るフリンビー工場が40周年を迎えたことにちなんだイングランド製。どちらもグレーを基調にしながら、左右のパネルごとにトーンの色味を変えるクレイジーパターンを採用した。
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「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」は、新色コレクション“YSL スモーキーヌード”を8月5日に全国発売する。公式オンラインサイトと渋谷パルコ デア トゥ ステージで先行販売中だ。
新コレクションはメゾンを象徴するスモーキングルックに着想を得て、力強く、官能的な女性らしさを表現している。アイテムは約67%のスキンケア成分を配合し、ふっくらとした唇へと導くリップ“ルージュ ピュールクチュール ザ スリム ベルベットラディカル”(新4色、各税込4950円)と、繊細な輝きで魅惑的な目元に仕上げるアイシャドウ“ラメ クラッシュ”(限定2色、各同4620円)、濡れたようなツヤ感と密着性が高いアイシャドウ“サテン クラッシュ”(新1色、同4620円)を用意する。
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「WWDJAPAN」では、昨年初めて開催し好評を得た「サステナビリティ・ディレクター養成講座」を今年も開講。第二期の募集を開始する。
サステナビリティはこれからの企業経営の支柱や根底となるものであり、実践が急がれる事業の課題である。この課題についてのビジョンを描くリーダーの育成を目的に、必要な思考力・牽引力を身につける全7回のワークショップとなる。前半は各回テーマに沿った第一線で活躍する講師を迎え、講義後にはディスカッションやワークショップを通して課題を明確化し、実践に向けたアクションプランにつなげていく。
また、受講者だけが参加できるオンライン・コミュニティーでは、「WWDJAPAN」が取り上げるサステナビリティに関する最新ニュースや知っておくべき注目記事をチェックでき、更に講義内容をより深く理解するための情報を「WWDJAPAN」編集部が届ける、まさに“サステナ漬け”の3カ月となる。
講義のみが受講できるオンラインコースも同時に受け付ける。
【第2期】サステナビリティ・ディレクター養成講座
2022年9月30日(金)開講
<受講コース>(価格は税込となります)
①ワークショップコース全7回(DAY1~7)
・募集人数:20名 ※先着順となります
・33万円/名 ※定期購読者は10%OFFとなります
②オンラインコース全6回(DAY1~6)
・募集人数:20名 ※先着順となります
・16万5000円/名 ※①受講者からの紹介割があります
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「クリスチャン ワイナンツ(CHRISTIAN WIJNANTS)」が2022年秋冬コレクションを発表した。
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ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)はこのほど、リサイクル材や再生可能材を使用した「アルマーニ ジ アウトレット 北九州」を九州地区にオープンした。
同社はCSR活動の一つとして、2019年からアウトレット店舗を対象に「グリーン コンセプト」を導入しており、今回新たにオープンした北九州店もこのプロジェクトによるもの。店内の壁面パネルや、パネルに取り付けられた棚板には廃棄された家具や、木材チップなどを再利用した100%リサイクルウッドを使用。パネル表面の壁紙には、FSC認証を獲得した素材を用いている。フィッティングルームのカーテン生再生再生ポリエステル100%の素材を、カーペットには廃棄された漁網などから作られたナイロ素材のエコニールを使用した。またブティックの内装には、生産過程で大量に排出されると言われる廃棄木材を用いている。
同社は、店舗リニューアルの際もこの「グリーン コンセプト」を取り入れて店舗開発を進める。アルマーニ グループはグローバル全体で環境保全活動に取り組んでおり、他にもミラノでの緑地開発や、ロンドンの屋上緑化プロジェクト、ミュンヘンやニューヨークの公園維持のサポート、日本を含めた各地域での植林活動や、環境配慮の広がりをサポートする活動などを行なっている。
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「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、新作スニーカー“574レガシー(574 LEGACY)”を7月30日に発売する。価格は税込1万5180円で、ネイビーとブラックの2カラーを用意。「ニューバランス」の公式オンラインストアや直営店などで取り扱う。
“574レガシー”は、1990年代に登場して以降「ニューバランス」史上最も履かれたスニーカーである“574”を、現代的にリデザインしたモデルだ。環境に配慮したサスティナビリティ素材を使用し、ミッドソールとアウトソールをフレアに広がるデザインとしたほか、踵部に特徴的なステッチを配すなど、随所のディテールをさりげなくアップデートしている。
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キム・カーダシアン(Kim Kardashian)のシェイプウェアブランド「スキムズ(SKIMS)」は28日、スイムウエアコレクションを発売する。黒やベージュ、ホワイトといったベーシックなカラーに加えて、ホットピンクやメタリックなビキニセットやワンピース、水着素材のTシャツやショーツ、羽織り物、タオルなどをそろえる。
価格はビキニのトップスやボトムスが5400〜7100円で、腰に巻くサロンが1万1600円、ワンピース型が1万3000〜1万8900円など。シェイプウエアを手掛けるブランドの強みを活かして、着心地やサポート力、体のラインを美しく見せることにこだわっているという。日本発送も行うブランドの公式ウェブサイトのほか、米百貨店やECサイトで取り扱う。
コレクションのキャンペーンには、TikTokスターのベラ・ポーチ(Bella Poarch)や俳優のマディソン・ベイリー(Madison Bailey)、モデルのパリス・ジャクソン(Paris Jackson)などが登場。ロサンゼルスのプールパーティの様子を撮り下ろし、著名人やモデル、DJ、アーティストらが集まる空間を演出した。
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「タケオキクチ(TAKEO KIKUCHI)」は、映画「ジュラシック・ワールド」シリーズとコラボレーションし、最新作「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」の公開日である7月29日にアイテムを発売する。
“大人が品良く着こなせるコラボレーション”をテーマに、劇中に登場する小型肉食恐竜「ヴェロキラプトル」のブルーをイメージしたオープンカラーシャツ(税込2万4200円)やボタンダウンシャツ(同2万6400円)、レザーウォレット(同3万9400円)、ビーチサンダル(同5500円)など7点をラインアップする。タケオキクチ 渋谷明治通り本店、西武池袋本店、MARK IS みなとみらい店、ららぽーとTOKYO-BAY店、ららぽーと海老名店、ららぽーと福岡店、アミュプラザくまもと店およびオンラインストアで取り扱う。
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「タケオキクチ(TAKEO KIKUCHI)」は、映画「ジュラシック・ワールド」シリーズとコラボレーションし、最新作「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」の公開日である7月29日にアイテムを発売する。
“大人が品良く着こなせるコラボレーション”をテーマに、劇中に登場する小型肉食恐竜「ヴェロキラプトル」のブルーをイメージしたオープンカラーシャツ(税込2万4200円)やボタンダウンシャツ(同2万6400円)、レザーウォレット(同3万9400円)、ビーチサンダル(同5500円)など7点をラインアップする。タケオキクチ 渋谷明治通り本店、西武池袋本店、MARK IS みなとみらい店、ららぽーとTOKYO-BAY店、ららぽーと海老名店、ららぽーと福岡店、アミュプラザくまもと店およびオンラインストアで取り扱う。
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「ロエベ(LOEWE)」はこのほど、2023年春夏メンズ・コレクションをパリのテニスクラブで発表した。会場には、カラフルポップな同ブランドの洋服をまとった来場者でにぎわった。セレブリティは国際色豊かな顔ぶれで、韓国人歌手のヒョナ&ドン(Hyuna and Dawn)や、シンガーソングライターのロロ・ズーアイ(Lolo Zouai)、コロンビア人ラッパーのJ.バルヴィン(J. Balvin)、日本からはよしミチ兄妹やkemioの姿があった。来場者は大胆なダメージ加工のジーンズや、動物の写真で埋め尽くされたボトムス、目出し帽やキッチュな配色のアイテムを身に着け、「ロエベ」のシュールレアリスムな世界観を体現。バッグは、メンズ向けに提案している“パズル バムバッグ(Pazzle Bumbag) ”が多く、続いて“アマソナ(Amazona)”も人気だった。
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こんにちは。
まだまだ暑い日が続いておりますが、店頭には少しずつ2022年秋冬シーズンの新作が入荷しています。
本日はメンズシューズ担当 藤田開知よりイベントのご紹介をさせていただきます。
ご紹介するのは、<メイカーズ>のコードバンラインのパターンオーダーイベントです。
7月29日(金)から7月31日(日)まで銀座本店、8月5日(金)から8月7日(日)まで神戸店、8月12日(金)から8月14日(日)まで福岡店にて開催いたします。
<メイカーズ>はデザイナー手島慎氏により、2009年にスタートした日本のシューズブランドです。
日本人の足型に適した木型設計で、その心地よい履きやすさの虜になる方も多く、アッパーのデザインをより美しくみせる流麗なフォルムやラインにも拘りが感じられます。
時代に左右されないタイムレスなデザインで、国内外で人気のあるシューズブランドです。
今回のイベントはホーウィン社のシェルコードバンを使用したパターンオーダーとなっておりまして、なんと、オーダーしていただけるモデルは14型もご用意しております!
1. V TIP LOAFER ¥125,400(税込)
2. V TIP BLUCHER ¥125,950(税込)
3. U TIP BLUCHER ¥146,300(税込)
4. STRAIGHT TIP BARMORAL ¥125,950(税込)
5. PUNCHED CAP TOE ¥125,950(税込)
6. CHUKKA BOOTS ¥131,450(税込)
7. BROGUE WING BOOTS ¥148,500(税込)
8. PLAIN TOE SHOES ¥125,400(税込)
9. PLAIN TOE BOOTS ¥151,800(税込)
10. SINGLE MONK STRAP SHOES ¥126,500(税込)
11. ROUND TIP OXFORD SHOES ¥132,000(税込)
12. STRAIGHT TIP BOOTS ¥151,800(税込)
13. LONGWING BROGUE ¥136,400(税込)
14. PUNCHED SLIPON SHOES ¥125,400(税込)
(すべてオーダー価格)
それだけではありません、ホーウィン社のシェルコードバンも8色ご用意しております!
左上から半時計周りに、.
1. BLACK
2. NAVY
3. BURGUNDY
4. #2
5. GREEN
6. BOURBON
7. DARK COGNAC
8. #4
こちらの豊富なモデル・カラーバリエーションの中からお好みの組合せをお選びいただき、特別な一足をお作りいただけます。
革のダイヤモンドとも呼ばれるコードバン。
これだけの色を一挙にみることができる機会もなかなかありません。
モンクストラップシューズをバーガンディカラーでオーダーするのも…
いや、チャッカブーツをバーボンカラーで…など、ぜひ悩みに悩んでください!
また、組合せの他にも<メイカーズ>のパターンオーダーイベントの魅力が2つあります。
1つはプライス。
近頃、原料費や輸送費が高騰している中、<メイカーズ>は高いクオリティでありながら、パターンオーダーでもなんと12万円台〜と非常に魅力的なプライスです。
もう1つはお渡し時期。
今回のイベントの商品は受注生産ですが、オーダーいただいてから最短で3.5ヶ月ほどでのお渡しを予定しています。
ブーツをオーダーしていただいた場合でも、オンシーズンで上がってくるため一番履きたい時期にすぐに履いていただけます。
両方ともメイド・イン・ジャパンからこその魅力ですね!
また、今回のイベントに合わせて特別な限定モデルも作っていただきました!
V TIP BLUCHER / BLACK×BURGUNDY
¥132,000(税込)品番: 2182605
アイコンモデルのVチップブルーチャーシューズを、ブラック×バーガンディのバイカラー仕様にした特別なモデル。
クラシックな装いからモードなコーディネートの足元にまで、幅広く合わせていただけるバーニーズ ニューヨーク限定のコンビネーションカラーシューズです。
そしてもう1モデル。
V TIP BLUCHER CALF MODEL / BLACK×GRAY
¥70,400(税込)品番: 2182606
こちらはイタリア ルッソディカサンドリーノ社の高級カーフ素材を使用したバーニーズ ニューヨーク限定のコンビネーションカラーシューズ。ブラック×グレーのシックでモダンな配色です。
ドレススタイルにはもちろん、フレンチシックに、デニムパンツとホワイトソックスで合わせていただくのもおすすめです。
こちらの2モデルは数量限定にてご用意させていただいておりますが、お品切れとなった場合、今回のパターンオーダーイベント開催時のみ、こちらの2モデルもオーダーを承ります。
また、7月30日(土) 銀座本店、8月6日(土)神戸店、8月13日(土)福岡店の日程で、デザイナーの手島氏も来店予定となっております。
直接お話ししていただける機会もぜひお見逃しなく!
一生モノになる特別な一足をお作りいただけるチャンス。
ぜひ店頭にお越しください。
ORDER EVENT: MAKERS
7/29 FRI. – 7/31 SUN. 銀座本店B1
8/5 FRI. – 8/7 SUN. 神戸店B1
8/12 FRI. – 8/14 SUN. 福岡店B1
手島慎氏来店
7/30 SAT. 銀座本店B1
8/6 SAT. 神戸店B1
8/13 SAT. 福岡店B1
各日11:00 – 19:00
※オーダー品の代金はオーダーの際にいただいております。予めご了承ください。
※オーダー品は11月上旬以降より順次お渡し予定です。
※オーダー可能サイズは22㎝から28㎝まで0.5㎝刻みとなっております。
※コードバンの特性上、色ムラが出ることがありますので予めご了承ください。
※来店スケジュールおよびイベント内容は都合により変更となる場合がございます。予めご了承ください。
美容系ユーチューバーのふくれながプロデュースするコスメブランド「シピシピ(CIPICIPI)」が、10〜20代の若年層を中心に支持を集め好調だ。同ブランドは2020年7月にデビューし、全国のバラエティーショップで展開。ふくれながコンプレックスを解消するために考案したメイク術とともに、「もっとかわいくなりたい」と悩む女性たちの心をつかみ売り上げを伸ばしている。“グリッターイルミネーションライナー”は、「WWDJAPAN」の“2022年上半期ベストコスメ”のバラエティー・ドラッグストアカテゴリー「アイメイク」新製品部門で3位を受賞した。
同製品は、ブランドのベストセラーアイテムの処方を強化してリニューアル発売したもの。既存の“グリッターイルミネーションライナー”(全4色、税込1320円)は、植物性の皮膜剤※1を配合した高密着ベースによるヨレにくさが人気のアイテムだ。リニューアルにより、保湿成分を3種※2増やして保湿力が21%※3アップ。より乾燥しにくく、ラメやグリッターの肌への密着度もパワーアップした。グリッターの厚みやホログラムの色みのバランスを調整して肌になじみやすくしたほか、カラーがきれいに見えるパッケージデザインに改良。価格改定も行った。人気No.1カラーの01番ピンクベージュは、3月のリニューアル発売後、出荷販売個数13万個を突破している(6月15日時点)。
※1 シロキクラゲ多糖体、チュベロース多糖体
※2 スイゼンジノリ多糖体、トレハロース、ジグリセリン
※3 従来品比(ベース処方における比較)
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「スタジオニコルソン(STUDIO NICHOLSON)」が2022年秋冬メンズ・コレクションを発表した。
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毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2022年7月25日号からの抜粋です)
木村:「海を守ろう」というテーマを向さんから聞いて、正直、私は自分ごと化するのに時間がかかりました(苦笑)。今まで気候変動や温室効果ガス削減といったトピックを追ってきましたが、海についてまで意識が及んでいませんでした。でも、取材するうちに、海に流れているごみの8割が陸から出ているだとか、温室効果ガスの大半を吸収してくれていたのが海だったとか、いろんな行動がつながっているということが見えてきて。どうしてこのテーマを選んだのですか?
向:展示会で「ニュートラルワークス.(NEUTRALWORKS.)」の漁網をリサイクルして作ったフィッシャーマンズセーターに出合い、「なんてシャレが利いているんだろう」って心が動いたのが、きっかけでした。もう1つは、大陸は川で全部がつながっていて、川上の国から廃棄物が流れてくると、川下の国の被害にもつながるという事実に出合ったこと。島国の日本にいると、そういう発想を持ちにくいけれど、全てがつながっていることを伝えたいと思いました。6月8日が世界海洋デーだったし、日本も7月18日に海の日が来るというので、いいタイミングだな~と。
木村:そうだったんですね。
向:取材で何が一番印象に残りました?
木村:海洋問題に取り組むZ世代中心のNPO団体ウミナリの代表は、海洋問題を知ってから改めて地元の海を見ると、たくさんのごみが落ちていて驚いたそうです。彼の「知らないと見えないものがある」という言葉にハッとさせられました。向さんは何か発見がありましたか?
向:私は「ゲームチェンジ」という言葉が好きになりました。なんか表面的な感じがして、これまで意識的に使わずにきたのですが、まさにサステナに関わる皆さんがやっている「ごみではない資源なんだ」という考え方は、「ゲームチェンジ」だと思って。でもゲームってルールがあって、例えばごみは行政のルールの中で扱われています。資源として扱おうとした瞬間にルール破りになるようなこともあって、新しいルールを作ることもしていかないといけないことも実感。業界として行政と手を組んで「新しいルールを作ろう!」と行動していくことが大事です。
木村:私たちも大きく視野を持って行動したいですね!
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小嶋陽菜が代表取締役CCO(チーフクリエイティブオフィサー)を務めるheart relationは7月30日、小嶋がプロデュースするブランド「ハーリップトゥ(HER LIP TO)」初の直営店「ハウス オブ エルメ(HOUSE OF HERME)」を、東京・神宮前にオープンする。店は表参道から1本入った通りにある2階建てビルの2階で、面積約213平方メートル。“ブティックホテル”がテーマの店内は、大理石の壁に組み木細工やモザイクタイルの床、小嶋自らが世界各国から取り寄せたという什器や照明を組み合わせており、非常に豪華で凝った空間だ。週末の入店はしばらく抽選による予約制で、オープン初日の入店には約3000人の応募があったという。「プロダクトを提案するだけでなく、その先の経験を届けたい」と語る小嶋に、ECで既に影響力を持つブランドが実店舗を持つ狙いや、ブランドの今後について聞いた。
WWD:2018年にブランドを立ち上げて以来、ECを主販路にしつつ、ポップアップストアを定期的に開催する形で成長してきた。常設店出店を決めた背景は。
小嶋陽菜heart relation代表取締役CCO(以下、小嶋):コロナ禍以降、出掛けることや誰かに会うことがすごく特別なものになったと感じています。これまで、ポップアップストアを行う際も妥協することなくブランドの世界観を作り込んできましたが、従来以上に非日常感というか、「せっかくお出掛けするからこその特別感」みたいなものが求められるようになっています。それを感じられる場所を作りたいと思いました。
今はわざわざ実店舗を持たなくても、ソーシャルで何でもできる時代です。「ハーリップトゥ」もSNS上のクリエイティブが好評だし、ECで買った商品が届いた時の梱包の紙がかわいいって支持されています。そんなふうにオンラインでの体験がどんどん進化している中で実店舗を持つからこそ、オンラインではできないことをやらないと意味がない。オンラインで支持されてきたから、それでも店をやる意味は何かとすごく考えました。「これくらいならオンラインでいい」とは思われないような、わざわざ時間を作って来てもらったからこその意味を感じてもらえる空間を目指しています。
WWD:店内は確かに非日常を感じさせる凝った作り。どこを撮っても“映える”ようになっている。
小嶋:コロナ禍で海外旅行にもなかなか行けなくなって、気分が上がる瞬間が少なくなっています。私の好きなものを詰め込んで、世界中を旅しているような気分になれるようにコーナーごとに作り込みました。例えば今私が座っているコーナーは、イギリスの壁紙とイタリアから取り寄せたビンテージのランプを組み合わせています。ランプは以前からかわいいなと思っていたけど、自宅のインテリアにはちょっと合わなくて購入していなかったもの。でも、お店にはちょうどいいなと思って取り寄せました。他にも、フィンランドのアーティストや家具デザイナーなどにインスタのDMで私が直接連絡して、店内に置きたいものを集めました。内装はやりたいことがたくさんあったので、(特に建築デザイナーなどとは組まず)それをリストに全て書き出して施工の会社に渡しています。
ドレスルーム(試着室)は5つあって、壁紙や床の組み木模様を1つ1つ変えています。以前パリで泊まったホテルが、部屋ごとに内装イメージが全く違ってワクワクしました。そんなときめきを感じてもらいたくて。スイートルームと呼ぶコーナーでは、ロイヤリティーの高いお客さまに何か特別なプログラムを提供していきたい。コーヒースタンドのコーナーは、私が好きな神宮前のカフェ「ラテスト」と組んでメニュー開発をしています。ブランドのモチーフであるチェリーを使ったオリジナルドリンクも作りました。アパレルの在庫を置くとストックルームのスペースが大きくなってしまうので、服はここでは試着のみにして、ECで購入するショールーミング形式にしています。
WWD:「気分が上がる体験をデザインする」ことは、今あらゆるブランドが目指しているものだ。
小嶋:お客さまのSNSを見ると、特別な場所に「ハーリップトゥ」を着て行っていただいていることが多いです。服やビューティアイテムを販売するだけでなく、(購入した)その先の自分を想像できるブランドでありたいし、この店もまさにそんな提案をしていくための場所です。立ち上げから最初の2年はリゾートで着るワンピースのブランドというイメージでしたが、コロナ禍以降は「ハーリップトゥ」を着てアフタヌーンティーに行くという声が広がっています。それで期間限定で代官山にカフェをオープンしたり、大阪でホテルと組んだアフタヌーンティーのイベントを行ったりしてきました。そんなふうにお客さまの動向を見ていて気づくことは多いです。
「ハウス オブ エルメ」のエルメは、herとmeを組み合わせた造語。あなたと私がつながる場所といった意味です。私自身買い物が好きで、これまでさまざまな店で高いホスピタリティーのサービスを受けてきました。その中で、こういう気遣いはすてきだな、粋だなと感じてきたものがあるから、そう感じていただけるようなサービスをこの店からも提供していきたい。
WWD:店ができたことで、イベントもこれまで以上に実施しやすくなった。例えば27日には、一般オープンに先駆けて店を体験できるプレビューイベントも3000円のチケット制で企画しており、抽選で当たった客が入店できる仕組みになっている。
小嶋:27日のストアプレビューパーティーは、一番近いファンの方にいち早く店を見ていただきたいと思って企画しました。どういう形がいいか、考えに考えてこの形にしています。ケータリングを用意し、一部商品は一足早く購入が可能。ブランドのことがより好きな方に来ていただいて、楽しんでいただくために絶妙な金額だと判断して、チケットは3000円としました。お店を完成させることでいっぱいいっぱいだったので、それ以降のイベントなどの計画はこれから。熱量の高いお客さまに、よりエクスクルーシブな体験を提供できるようにしていきたいと思っています。
WWD:会社組織の話に移ると、安倉知弘CEOなどIT系企業出身の経営層メンバーが増え、2月に新体制となってパワーアップしている。
小嶋:お店を出し、さまざまな事業を行っていくとなると、人が足りない、私1人では実行できない。それで仲間を増やしてきました。今、社員は約40人です。やりたいことをやり切る力のある、いいチームになってきたと思います。今は毎日が文化祭の前日みたいな感じ。6月は月間売り上げとしても過去最高を記録しました。
IT系出身メンバーは、それまで「事業をいかにスケールさせるか」という世界で生きてきた人たち。でも、ブランド運営は単にスケールさせればいいわけじゃない。余白とか、アート的感覚みたいなものがブランドを作る上では重要だから、発想としては真逆です。そこの考え方のすり合わせにはものすごく時間をかけました。IT系出身のメンバーは増えましたが、グラフィックデザイナーや動画制作者などクリエイターの方はもっと社内に必要で、クリエイターが働きやすい環境や仕組み作りが大事だなと思っています。
WWD:新事業ではどんなことを考えているか。例えば今は、NFTに大きな注目が集まっている。
小嶋:サプライズを届けることを会社のテーマにしているので、次に何をやるかは秘密です。NFTは2年ほど前に社内で“アメリカのマーケットトレンド共有会”みたいな勉強会を開いたときに知って、何かに取り入れられたら面白いなとは思ってきました。でも、「ハーリップトゥ」のお客さま世代に浸透するにはまだまだハードルがあると感じています。NFTが世の中にどうなじんでいくのかは、個人的な興味としても追っていきたいと思っています。
“アメリカのマーケットトレンド勉強会”は常にやっているわけではないですが、今は新卒採用で入社したニューヨーク出身の社員もいて、海外のビューティトレンドなどをどんどんシェアしてくれる。そんなふうに、どんどんいろんな情報が出てくるカオスみたいな状態が好きだし、会社としてすごくいい雰囲気だと思います。「自分たちの事業はこれ」って、決めつけないことが大事。アパレルだけ、ビューティだけって決めつけない。私はエンタメ界出身というのもあって、何と何を組み合わせて、どうすれば面白くなるかを常に考えています。
WWD:常設店舗は今後増やしていくのか。
小嶋:まずはこのお店でお客さまとより深いコミュニケーションを取っていきます。それ以降のことはまだ考えていません。ポップアップショップも、いろんな地域のファンの方から「うちのエリアにも来て」と多くの声をいただきます。でも、求められるクオリティーのものを出していくのはものすごく難しい。やりたいけど、まずその体制を作らないといけない。お客さまの熱量が非常に高い分、販売員はそれをさらに超える商品知識やホスピタリティーがないといけません。そういう方を採用するのは非常に大変ですが、それでも一緒にやっていきたいという仲間をぜひ採用したい。
実店舗を持って、お店と本社というようにロケーションが離れたことで、ここからはまた(経営の)見え方やフェーズが変わってくると思う。そういう中で「みんなで頑張ろう!」という形をどう作るのか。それは私にとっても課題だし、会社としてこれからのチャレンジだなと思います。
The post 元AKBこじはるが語る「ECで成功していても実店舗を出す理由」 7月30日に「ハーリップトゥ」初の直営店をオープン appeared first on WWDJAPAN.
小嶋陽菜が代表取締役CCO(チーフクリエイティブオフィサー)を務めるheart relationは7月30日、小嶋がプロデュースするブランド「ハーリップトゥ(HER LIP TO)」初の直営店「ハウス オブ エルメ(HOUSE OF HERME)」を、東京・神宮前にオープンする。店は表参道から1本入った通りにある2階建てビルの2階で、面積約213平方メートル。“ブティックホテル”がテーマの店内は、大理石の壁に組み木細工やモザイクタイルの床、小嶋自らが世界各国から取り寄せたという什器や照明を組み合わせており、非常に豪華で凝った空間だ。週末の入店はしばらく抽選による予約制で、オープン初日の入店には約3000人の応募があったという。「プロダクトを提案するだけでなく、その先の経験を届けたい」と語る小嶋に、ECで既に影響力を持つブランドが実店舗を持つ狙いや、ブランドの今後について聞いた。
WWD:2018年にブランドを立ち上げて以来、ECを主販路にしつつ、ポップアップストアを定期的に開催する形で成長してきた。常設店出店を決めた背景は。
小嶋陽菜heart relation代表取締役CCO(以下、小嶋):コロナ禍以降、出掛けることや誰かに会うことがすごく特別なものになったと感じています。これまで、ポップアップストアを行う際も妥協することなくブランドの世界観を作り込んできましたが、従来以上に非日常感というか、「せっかくお出掛けするからこその特別感」みたいなものが求められるようになっています。それを感じられる場所を作りたいと思いました。
今はわざわざ実店舗を持たなくても、ソーシャルで何でもできる時代です。「ハーリップトゥ」もSNS上のクリエイティブが好評だし、ECで買った商品が届いた時の梱包の紙がかわいいって支持されています。そんなふうにオンラインでの体験がどんどん進化している中で実店舗を持つからこそ、オンラインではできないことをやらないと意味がない。オンラインで支持されてきたから、それでも店をやる意味は何かとすごく考えました。「これくらいならオンラインでいい」とは思われないような、わざわざ時間を作って来てもらったからこその意味を感じてもらえる空間を目指しています。
WWD:店内は確かに非日常を感じさせる凝った作り。どこを撮っても“映える”ようになっている。
小嶋:コロナ禍で海外旅行にもなかなか行けなくなって、気分が上がる瞬間が少なくなっています。私の好きなものを詰め込んで、世界中を旅しているような気分になれるようにコーナーごとに作り込みました。例えば今私が座っているコーナーは、イギリスの壁紙とイタリアから取り寄せたビンテージのランプを組み合わせています。ランプは以前からかわいいなと思っていたけど、自宅のインテリアにはちょっと合わなくて購入していなかったもの。でも、お店にはちょうどいいなと思って取り寄せました。他にも、フィンランドのアーティストや家具デザイナーなどにインスタのDMで私が直接連絡して、店内に置きたいものを集めました。内装はやりたいことがたくさんあったので、(特に建築デザイナーなどとは組まず)それをリストに全て書き出して施工の会社に渡しています。
ドレスルーム(試着室)は5つあって、壁紙や床の組み木模様を1つ1つ変えています。以前パリで泊まったホテルが、部屋ごとに内装イメージが全く違ってワクワクしました。そんなときめきを感じてもらいたくて。スイートルームと呼ぶコーナーでは、ロイヤリティーの高いお客さまに何か特別なプログラムを提供していきたい。コーヒースタンドのコーナーは、私が好きな神宮前のカフェ「ラテスト」と組んでメニュー開発をしています。ブランドのモチーフであるチェリーを使ったオリジナルドリンクも作りました。アパレルの在庫を置くとストックルームのスペースが大きくなってしまうので、服はここでは試着のみにして、ECで購入するショールーミング形式にしています。
WWD:「気分が上がる体験をデザインする」ことは、今あらゆるブランドが目指しているものだ。
小嶋:お客さまのSNSを見ると、特別な場所に「ハーリップトゥ」を着て行っていただいていることが多いです。服やビューティアイテムを販売するだけでなく、(購入した)その先の自分を想像できるブランドでありたいし、この店もまさにそんな提案をしていくための場所です。立ち上げから最初の2年はリゾートで着るワンピースのブランドというイメージでしたが、コロナ禍以降は「ハーリップトゥ」を着てアフタヌーンティーに行くという声が広がっています。それで期間限定で代官山にカフェをオープンしたり、大阪でホテルと組んだアフタヌーンティーのイベントを行ったりしてきました。そんなふうにお客さまの動向を見ていて気づくことは多いです。
「ハウス オブ エルメ」のエルメは、herとmeを組み合わせた造語。あなたと私がつながる場所といった意味です。私自身買い物が好きで、これまでさまざまな店で高いホスピタリティーのサービスを受けてきました。その中で、こういう気遣いはすてきだな、粋だなと感じてきたものがあるから、そう感じていただけるようなサービスをこの店からも提供していきたい。
WWD:店ができたことで、イベントもこれまで以上に実施しやすくなった。例えば27日には、一般オープンに先駆けて店を体験できるプレビューイベントも3000円のチケット制で企画しており、抽選で当たった客が入店できる仕組みになっている。
小嶋:27日のストアプレビューパーティーは、一番近いファンの方にいち早く店を見ていただきたいと思って企画しました。どういう形がいいか、考えに考えてこの形にしています。ケータリングを用意し、一部商品は一足早く購入が可能。ブランドのことがより好きな方に来ていただいて、楽しんでいただくために絶妙な金額だと判断して、チケットは3000円としました。お店を完成させることでいっぱいいっぱいだったので、それ以降のイベントなどの計画はこれから。熱量の高いお客さまに、よりエクスクルーシブな体験を提供できるようにしていきたいと思っています。
WWD:会社組織の話に移ると、安倉知弘CEOなどIT系企業出身の経営層メンバーが増え、2月に新体制となってパワーアップしている。
小嶋:お店を出し、さまざまな事業を行っていくとなると、人が足りない、私1人では実行できない。それで仲間を増やしてきました。今、社員は約40人です。やりたいことをやり切る力のある、いいチームになってきたと思います。今は毎日が文化祭の前日みたいな感じ。6月は月間売り上げとしても過去最高を記録しました。
IT系出身メンバーは、それまで「事業をいかにスケールさせるか」という世界で生きてきた人たち。でも、ブランド運営は単にスケールさせればいいわけじゃない。余白とか、アート的感覚みたいなものがブランドを作る上では重要だから、発想としては真逆です。そこの考え方のすり合わせにはものすごく時間をかけました。IT系出身のメンバーは増えましたが、グラフィックデザイナーや動画制作者などクリエイターの方はもっと社内に必要で、クリエイターが働きやすい環境や仕組み作りが大事だなと思っています。
WWD:新事業ではどんなことを考えているか。例えば今は、NFTに大きな注目が集まっている。
小嶋:サプライズを届けることを会社のテーマにしているので、次に何をやるかは秘密です。NFTは2年ほど前に社内で“アメリカのマーケットトレンド共有会”みたいな勉強会を開いたときに知って、何かに取り入れられたら面白いなとは思ってきました。でも、「ハーリップトゥ」のお客さま世代に浸透するにはまだまだハードルがあると感じています。NFTが世の中にどうなじんでいくのかは、個人的な興味としても追っていきたいと思っています。
“アメリカのマーケットトレンド勉強会”は常にやっているわけではないですが、今は新卒採用で入社したニューヨーク出身の社員もいて、海外のビューティトレンドなどをどんどんシェアしてくれる。そんなふうに、どんどんいろんな情報が出てくるカオスみたいな状態が好きだし、会社としてすごくいい雰囲気だと思います。「自分たちの事業はこれ」って、決めつけないことが大事。アパレルだけ、ビューティだけって決めつけない。私はエンタメ界出身というのもあって、何と何を組み合わせて、どうすれば面白くなるかを常に考えています。
WWD:常設店舗は今後増やしていくのか。
小嶋:まずはこのお店でお客さまとより深いコミュニケーションを取っていきます。それ以降のことはまだ考えていません。ポップアップショップも、いろんな地域のファンの方から「うちのエリアにも来て」と多くの声をいただきます。でも、求められるクオリティーのものを出していくのはものすごく難しい。やりたいけど、まずその体制を作らないといけない。お客さまの熱量が非常に高い分、販売員はそれをさらに超える商品知識やホスピタリティーがないといけません。そういう方を採用するのは非常に大変ですが、それでも一緒にやっていきたいという仲間をぜひ採用したい。
実店舗を持って、お店と本社というようにロケーションが離れたことで、ここからはまた(経営の)見え方やフェーズが変わってくると思う。そういう中で「みんなで頑張ろう!」という形をどう作るのか。それは私にとっても課題だし、会社としてこれからのチャレンジだなと思います。
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「プチバトー(PETIT BATEAU)」が2022年秋冬コレクションを発表した。
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「プチバトー(PETIT BATEAU)」が2022年秋冬コレクションを発表した。
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「プチバトー(PETIT BATEAU)」が2022年秋冬コレクションを発表した。
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人気メンズサロン「オーシャントーキョー(OCEAN TOKYO)」がプロデュースする「オーシャントリコ(OCEAN TRICO)」シリーズから、初のメンズコスメライン「シークレット メイク シリーズ」が誕生した。全国のロフトで取り扱う。
コンセプトは「バレない、カンタン、超美男!」。メイクをしてみたいけれど、「メイクをしていると気づかれたら恥ずかしい」「何から始めたらいいのか分からない」など、悩みを抱える男性をターゲットに、たくさんの男性とコミュニケーションをとる「オーシャントーキョー」だからできるシークレットメイクを提案する。
アイテムはメイク初心者でも手に取りやすい、BBクリームとアイライナーをラインアップ。“オーシャントリコシークレットメイク BBクリーム (ナチュラル/カバー)”(各30g、各税込1760円)は、1本で美容液、化粧下地、日焼け止め、ファンデーション機能をもつメイク初心者でも使いやすいアイテム。ひげや毛穴、にきび跡などをしっかりとカバーする。“オーシャントリコ シークレットメイク アイライナー”(全2色、税込各1375円)は、透明感のある発色で涙袋や二重ラインなどの影を自然に描くことができる。
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「レノマ パリ(RENOMA PARIS)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。
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I-neの美容家電ブランド「サロニア(SALONIA)」は、毛穴ケアの新製品“アクアピーリングデバイス”(税込1万3200円)を8月1日に発売する。空気圧を利用した吸引と水流洗浄により、肌に負担をかけずに毛穴汚れを取り除くことができる。公式ECおよび楽天市場、アマゾンなどで取り扱う。
マスクによる汗ムレなどが原因の毛穴汚れ、メイクトレンドのナチュラル志向で気になる黒ずみなど、特に夏の間に高まる毛穴ケア需要に対応した。肌に当てた部分に真空環境を作り、洗顔などでは簡単に取り除けない毛穴汚れを浮かせ、水流で取り除いてキャッチする。吸引力の強さは3段階で調節可能。「皮脂分泌量が多く、角栓が詰まりやすい男性にもおすすめ」と同社。
「サロニア」はドライヤーやヘアアイロンなどヘアケア関連が主力製品だが、スキンケアも近年強化している。既存製品では2020 年に発売したハンディ美顔器の“スマートモイスチャーデバイス”(税込1万3200円)や電動洗顔ブラシの“イオンフェイシャルブラシ”(同)などがある。
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自身が立ち上げたメンズブランド「ソフ(SOPH.)」の代表を今年6月に退いた清永浩文が7月26日、SNSを更新し、「8月1日より公益社団法人 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)のクリエイティブ・ディレクターに就任します」と発表した。
清永はSNSの中で、「サッカーとのつながりの原点は『ソフ』を創業した1998年。その年、日本代表が初めて本大会に出場したW杯フランス大会を現地観戦。目に焼き付いたのはピッチ上で最高峰のサッカーを体現する選手たち、スタジアムに圧倒的な熱量をもたらす各国のサポーター、街角で自国のユニフォームを日常着のように颯爽と着こなす人々の姿。『この情景を日本でも作りたい』。そんな思いとともに、99年に架空のサッカークラブをモチーフにしたアパレルブランド『エフシーレアルブリストル(F.C. REAL BRISTOL)』を立ち上げ、同年、地元の大分トリニータのスポンサードも開始。以来、23年にわたって、サッカーとファッションの融合に挑戦し続けるとともにJリーグを陰ながら応援してきました。そして今年6月、「ソフ」を退任。キャリアを通して培ってきた叡智やクリエイティビティーを駆使して、Jリーグのさらなる発展と普及に貢献していきたいと思います」と記した。
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自身が立ち上げたメンズブランド「ソフ(SOPH.)」の代表を今年6月に退いた清永浩文が7月26日、SNSを更新し、「8月1日より公益社団法人 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)のクリエイティブ・ディレクターに就任します」と発表した。
清永はSNSの中で、「サッカーとのつながりの原点は『ソフ』を創業した1998年。その年、日本代表が初めて本大会に出場したW杯フランス大会を現地観戦。目に焼き付いたのはピッチ上で最高峰のサッカーを体現する選手たち、スタジアムに圧倒的な熱量をもたらす各国のサポーター、街角で自国のユニフォームを日常着のように颯爽と着こなす人々の姿。『この情景を日本でも作りたい』。そんな思いとともに、99年に架空のサッカークラブをモチーフにしたアパレルブランド『エフシーレアルブリストル(F.C. REAL BRISTOL)』を立ち上げ、同年、地元の大分トリニータのスポンサードも開始。以来、23年にわたって、サッカーとファッションの融合に挑戦し続けるとともにJリーグを陰ながら応援してきました。そして今年6月、「ソフ」を退任。キャリアを通して培ってきた叡智やクリエイティビティーを駆使して、Jリーグのさらなる発展と普及に貢献していきたいと思います」と記した。
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「スノーピーク(SNOW PEAK)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。
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「スノーピーク(SNOW PEAK)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。
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セレクトショップのツージー トーキョー(2G TOKYO)は、ショーン・ウェザースプーン(Sean Wotherspoon)の「ラウンド トゥー(ROUND TWO)」とのコラボコレクション“ROUND2G”の新作を7月29日に発売する。ラインアップはTシャツ2型で、価格はどちらも税込6380円。サイズはM〜XLをそろえる。渋谷パルコ内の店舗と公式オンラインストアで取り扱う。また、コラボアイテムの発売に併せて「ラウンド トゥー」のカプセルコレクションも登場するほか、発売日の7月29日にはショーン・ウェザースプーンが店舗に来店する予定だ。
2Gと「ラウンド トゥー」の協業は昨年夏に続く2回目で、今回のコラボはショーン・ウェザースプーンの来日を気に決定したという。
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アディダスは15年、海洋環境保護団体のパーレイ・フォー・ジ・オ―ション(以下、パーレイ)とパートナーシップを組み、ペットボトルなどの海洋プラスチックごみをアップサイクルした糸“パーレイ・オーシャン・プラスチック”を用いた製品を販売している。14年にパーレイからのアプローチがきっかけで協働が始まったというが、海洋ごみを活用した靴の生産数は17年に約100万足、19年に約1100万足、そして21年には約1800万足にまで拡大。今春発売された「オリジナルス」では“パーレイ・オーシャン・プラスチック”の使用率を50%以上にするなど、アディダスが大きく掲げる「END PLASTIC WASTE プラスチックゴミゼロの未来へ。」に向けた鍵の一つで、海洋ごみを活用した新しいサプライチェーンを構築した点が高く評価されている。メーカーはこれまでの良質な素材を集めて製品を作ることから、廃棄物などをどう活用して製品に生かすか、という視点を持つことが重要になっており、この取り組みはイノベーションが環境問題の解決策につながっている好例でもある。パーレイとの取り組みをマルヴィン・ホフマン(Marwin Hoffman)=ヴァイスプレジデント・アウトドアマーケティングに聞く。
WWD:2015年にパーレイとパートナーシップを結び、アディダスは本格的にサステナビリティに取り組み始めた。わずか数年で数千万足を生産するに至った原動力は?
マルヴィン・ホフマン/ヴァイスプレジデント・アウトドアマーケティング(以下、ホフマン):2015年の国連本部で展示した、漁網をアップサイクルした糸でアッパーを作ったシューズを、多くのアスリートが「ゲームチェンジャー」として取り上げてくれた。そこで当社は、海岸や海沿いの地域で回収されたプラスチックごみを使用した商品生産の実現を目指した。わずか5年で、グローバルなソリューションへと拡大することができた。このシューズは、身に着けることのできる“可能性の象徴”と言えるだろう。ほかにできることはないか、という会話や質問、アイデアのきっかけになるから。
パーレイはプラスチック廃棄物だけに留まらず、海洋の状態を改善するための新しいイノベーションに着手している。彼らの取り組みが注目を集めるにつれ、その影響力と実行力も増している。そして、共通するゴールに向けたアディダスとパーレイの協力態勢によって、イノベーションのスピードを速め、より効率的に規模を拡大し、よりオーガニックに影響を与えることができると考えている。
WWD:具体的にどのようにサプライチェーンを築いたか。
ホフマン:パーレイと提携した15年以降、“パーレイ・オーシャン・プラスチック”をバージンポリエステルの革新的な代替品として商品生産に使用している。“パーレイ・オーシャン・プラスチック”は、海に到達する前に海岸や海沿いの地域から回収されたプラスチックをアップサイクルして作成される素材だ。パーレイはパートナーと協力して、回収された原材料(主にペットボトル)を収集・分類し、糸を製造するサプライヤーに輸送している。そこで製造された糸は商標登録されており、アディダスはその素材を使用したシューズ、アパレル、アクセサリーなどを、パフォーマンスとライフスタイル両方のカテゴリーで展開している。
WWD:“パーレイ・オーシャン・プラスチック”は、バージン素材に比べて扱いづらい点もあると思うが、どのように解決しているか。
ホフマン:アディダスにとって、アスリートのために最高の製品を作ることが大きなミッションだが、それは地球を犠牲にしてまで行うことではない。25年までに品目の90%にサステナブルな技術、素材、デザインもしくは製造方法を採用するという私たちのゴールで大事なポイントは、ポートフォリオ全体にわたる目標であるということだ。この目標を実現するには、全てのカテゴリーにわたり、綿密な開発プロセスと妥協のないパフォーマンステストが必要となり、また同時に途中で失敗すること、実験を恐れない姿勢も必要となる。パーレイは単一のプロトタイプから始まり、多数のアパレルへと広がった。“メイド・トゥ・ビィ・リメイド(Made to be Remade、以下MTBR)”、(オールバーズと協業する)“フューチャークラフト.フットプリント(FUTURECRAFT.FOOTPRINT)」も同じく、プロトタイプから始まっている。
アディダスには、200名にも上るエンジニアや技術者、デザイナー、スポーツサイエンスのスペシャリストで構成された強力なイノベーションチームがある。彼らは、アスリートにとって最善のものを生み出すだけでなく、それを再定義し続けるためにも、日々失敗を繰り返している。
WWD:公式サイトで大きく掲げている“END PLASTIC WASTE プラスチックゴミゼロの未来へ。”のメッセージが印象的だ。
ホフマン:サステナビリティにおける当社の大きなミッションは、CO2排出量の削減や、消費者行動の変化促進に焦点を当てたイノベーションとパートナーシップを通じて、プラスチックごみゼロの未来を実現することだ。プラスチックごみは非常に大きな問題であり、一刻を争う状況だ。世界的にも、この問題の緊急性に注目が集まりつつある。国連によってプラスチック汚染の解決に向けた協定が最近承認されたことで、この問題に新たに焦点が当てられている。
パーレイとのパートナーシップは、このアクションを迅速かつ大規模に実現するための鍵になっている。社内にはない専門分野を持つイノベーターを見つけてパートナーシップを組むことで、より良い解決方法を生み出し、目標を達成することが可能になる。
WWD:アディダスはパーレイ以外にも多くの団体や企業と協働している。
ホフマン:プラスチックごみ問題を解決するには、業界全体のソリューションだけではなく、業界を超えたソリューションも必要だ。また、「Fashion For Good」のような団体を介して、革新的な解決策をもたらすスタートアップ企業を見つけることも非常に重要。もしくは、地球のために競争を脇に置いて、オールバーズ(Allbirds)のような「競合」とも考えられるブランドと協働し、カーボンフットプリントを抑えたシューズを作ることも一例だ。私たちは、ビジネスとイノベーションの方法を再発明しようとしているさまざまなブランドや志を同じくする企業と協力し、可能性を広げることが、業界のリーダーとしての務めだと考えている。
WWD:アスリートや生活者を巻き込んだ“ラン・フォー・ジ・オーシャンズ(Run for the Oceans)”が毎年拡大し、影響力が増している。
ホフマン:ちょうど今年も終了したところだ。6年目となるこの取り組みでは、さまざまな能力とレベルのアスリートやランナーが一つになり、スポーツの力を通じて海洋プラスチック汚染問題への意識を高めることを目的としている。今年は、5月23日~6月8日までの間に670万人以上の参加者(676万161人)が取り組みに参加し、合計7億7100万分以上(7億7122万5511分)の走行時間を記録するなど、世界最大のランニング・ムーブメントの一つとなっている。
WWD:消費者を啓発することは重要だが、非常に難しい。どのようにイベントを企画しているか。ポイントは?
ホフマン:“ラン・フォー・ジ・オーシャン”が効果的に機能している要素として、消費者のアクションと活動が、海岸や海岸地域のコミュニティを保護することに貢献しているという、具体的な体験を提供しているところだと考えている。またその体験を、できる限りアクセスしやすくしているところもポイント。例えば今年は、参加者は幅広いスポーツ、アクティビティー、トレーニングで、このチャレンジに参加することができ、また使用アプリについても、「adidas Runtastic」「Joyrun」「Codoon」「Yeudongquan」「Strava」など、複数用意されていたところも大きいと思う。
【第2期】サステナビリティ・ディレクター養成講座
2022年9月30日(金)開講
昨年初めて開催し好評を得た「サステナビリティ・ディレクター養成講座」を今年も開講。サステナビリティはこれからの企業経営の支柱や根底となるものであり、実践が急がれる事業の課題である。この課題についてのビジョンを描くリーダーの育成を目的に、必要な思考力・牽引力を身につける全7回のワークショップとなる。前半は各回テーマに沿った第一線で活躍する講師を迎え、講義後にはディスカッションやワークショップを通して課題を明確化し、実践に向けたアクションプランに繋げていく。
また、受講者だけが参加できるオンライン・コミュニティーでは、「WWDJAPAN」が取り上げるサステナビリティに関する最新ニュースや知っておくべき注目記事をチェックでき、更に講義内容をより深く理解するための情報を「WWDJAPAN」編集部が届ける、まさに“サステナ漬け”の3カ月となる。
講義のみが受講できるオンラインコースも同時に受け付けています。
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ロレアル グループ(L’ORÉAL GROUP)は22日、中国本土、日本、韓国、香港、台湾の5つの市場で、全ての事業所、工場、流通センター、リサーチ&イノベーションセンターのカーボンニュートラルを達成したと発表した。上海で開催された「22年ロレアル北アジア・中国間接調達サプライヤーデー」で発表されたもので、同イベントには約100社のサプライヤーと主要ステークホルダーが集まりCO2削減への協働と解決策について議論した。
中国本土は、2019年にロレアル全拠点の中で初めてカーボンニュートラルを達成。日本市場が今年7月にカーボンニュートラルを達成したことにより、北アジアゾーン全拠点でのカーボンニュートラルが実現した。各拠点では、カーボンニュートラル達成に向けて多様な施策と戦略的アプローチが取られている。中国・蘇州にある工場では、敷地内のソーラーパネルで電力を発電するほか、バイオガスを利用して高効率で上記・電気・熱を生産する熱電供給(CHP)を設置。生ごみや造園廃材を原料として発電を行う。これらに加えて近隣の再生可能エネルギーの調達を組み合わせることでカーボンニュートラルを達成した。
ファブリス・ガルバン(Fabrice Megarbane)=ロレアル北アジアゾーン プレジデント兼ロレアルチャイナ最高経営責任者(CEO)は、「当社は、20年以上前に地球環境危機の深刻さを認識し、2009年には製造工場と配送センターの環境フットプリント削減に取り組み始めた。20年には『ロレアル・フォー・ザ・フューチャー』を立ち上げ、25年までに世界中のロレアルの全拠点が、カーボンニュートラルを達成するという意欲的なコミットメントを発表した。北アジアゾーンが、目標達成に向け取り組みを加速させていることを誇らしく思う」とコメント。
ロレアル北アジアゾーンは地域内のシナジーを創出するために地理的範囲を再編成し2021年に設立。グループ内で2番目に大きな地理的ゾーンであり、21年のグループ売上高の30.5%を占める。
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ロレアル グループ(L’ORÉAL GROUP)は22日、中国本土、日本、韓国、香港、台湾の5つの市場で、全ての事業所、工場、流通センター、リサーチ&イノベーションセンターのカーボンニュートラルを達成したと発表した。上海で開催された「22年ロレアル北アジア・中国間接調達サプライヤーデー」で発表されたもので、同イベントには約100社のサプライヤーと主要ステークホルダーが集まりCO2削減への協働と解決策について議論した。
中国本土は、2019年にロレアル全拠点の中で初めてカーボンニュートラルを達成。日本市場が今年7月にカーボンニュートラルを達成したことにより、北アジアゾーン全拠点でのカーボンニュートラルが実現した。各拠点では、カーボンニュートラル達成に向けて多様な施策と戦略的アプローチが取られている。中国・蘇州にある工場では、敷地内のソーラーパネルで電力を発電するほか、バイオガスを利用して高効率で上記・電気・熱を生産する熱電供給(CHP)を設置。生ごみや造園廃材を原料として発電を行う。これらに加えて近隣の再生可能エネルギーの調達を組み合わせることでカーボンニュートラルを達成した。
ファブリス・ガルバン(Fabrice Megarbane)=ロレアル北アジアゾーン プレジデント兼ロレアルチャイナ最高経営責任者(CEO)は、「当社は、20年以上前に地球環境危機の深刻さを認識し、2009年には製造工場と配送センターの環境フットプリント削減に取り組み始めた。20年には『ロレアル・フォー・ザ・フューチャー』を立ち上げ、25年までに世界中のロレアルの全拠点が、カーボンニュートラルを達成するという意欲的なコミットメントを発表した。北アジアゾーンが、目標達成に向け取り組みを加速させていることを誇らしく思う」とコメント。
ロレアル北アジアゾーンは地域内のシナジーを創出するために地理的範囲を再編成し2021年に設立。グループ内で2番目に大きな地理的ゾーンであり、21年のグループ売上高の30.5%を占める。
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ロレアル グループ(L’ORÉAL GROUP)は22日、中国本土、日本、韓国、香港、台湾の5つの市場で、全ての事業所、工場、流通センター、リサーチ&イノベーションセンターのカーボンニュートラルを達成したと発表した。上海で開催された「22年ロレアル北アジア・中国間接調達サプライヤーデー」で発表されたもので、同イベントには約100社のサプライヤーと主要ステークホルダーが集まりCO2削減への協働と解決策について議論した。
中国本土は、2019年にロレアル全拠点の中で初めてカーボンニュートラルを達成。日本市場が今年7月にカーボンニュートラルを達成したことにより、北アジアゾーン全拠点でのカーボンニュートラルが実現した。各拠点では、カーボンニュートラル達成に向けて多様な施策と戦略的アプローチが取られている。中国・蘇州にある工場では、敷地内のソーラーパネルで電力を発電するほか、バイオガスを利用して高効率で上記・電気・熱を生産する熱電供給(CHP)を設置。生ごみや造園廃材を原料として発電を行う。これらに加えて近隣の再生可能エネルギーの調達を組み合わせることでカーボンニュートラルを達成した。
ファブリス・ガルバン(Fabrice Megarbane)=ロレアル北アジアゾーン プレジデント兼ロレアルチャイナ最高経営責任者(CEO)は、「当社は、20年以上前に地球環境危機の深刻さを認識し、2009年には製造工場と配送センターの環境フットプリント削減に取り組み始めた。20年には『ロレアル・フォー・ザ・フューチャー』を立ち上げ、25年までに世界中のロレアルの全拠点が、カーボンニュートラルを達成するという意欲的なコミットメントを発表した。北アジアゾーンが、目標達成に向け取り組みを加速させていることを誇らしく思う」とコメント。
ロレアル北アジアゾーンは地域内のシナジーを創出するために地理的範囲を再編成し2021年に設立。グループ内で2番目に大きな地理的ゾーンであり、21年のグループ売上高の30.5%を占める。
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「エムシーエム(MCM)」は、新作のトートバッグ“ミュンヘン”を販売するポップアップを7月27日〜8月9日に伊勢丹新宿本店で開催する。
“ミュンヘン”はキャンバス地をベースに、カーフレザーとアイコニックな柄“ヴィセトス”や“MCM”ロゴをあしらったデザイン。取り外し可能なストラップが付属しているため、トートバッグとしてだけでなくショルダーバッグとしても持つことができる。
ポップアップでは、“ミュンヘン”の販売に加えて有料のカスタマイズサービスも行う。アイテム購入者は、10色から選べるイニシャルやラインを財布やバッグなどにペイントすることができる。
■ポップアップ
会期:7月27日〜8月9日
場所:伊勢丹新宿店本館1階 ハンドバッグ/プロモーションスペース
住所:東京都新宿区新宿3-14-1
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「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」は8月10日、モデルの森星とコラボしたバンダナコレクションを発売する。8月10〜23日の期間、三越銀座店と阪急うめだ本店にオープンするポップアップストアと、公式オンラインストアで販売する。価格は未定。
森がイラストを描き、自ら藍染めしたアートピースをシルクにプリントしたもので、3種類を用意する。イラストは、「『マーク ジェイコブス』のDNAである“アメリカーナ”に着想したもの」だという。
森は「なにかとスピードの早い現代、時間をかけてゆっくり発酵した藍と、一つずつ異なる“絞り”の織りなすストーリーを皆さんに届けられたら」と話す。
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化粧品の輸入・販売を行うスターデザインは7月23日、中国コスメ「パーフェクトダイアリー(PERFECT DIARY、完美日記)」のロフト、プラザでの販売を開始した。展開アイテムは、〝動物アイシャドウパレット”(税込3520円)、〝スターライトハイライト”(税込2530円)、〝READ MEリップグロス”(税込1980円)。ブランドの公式サイト、Qoo10、アマゾンでも取り扱う。
2017年に誕生した同ブランドは、多様性や個性の尊重をビジョンに掲げ、Z世代向けに高品質でリーズナブル、高いデザイン性やオリジナリティーを持つ製品開発に注力する。19、20年には、中国最大のショッピングイベントであるTモールのW11(独身の日)で、2年連続で化粧品部門売り上げ1位を獲得。20年の売り上げは、Tモール史上最高の6億元(約100億円)を記録した。中国の国産化粧品ブランドの1位は11年のTモール開設以来初めてで、Cビューティのアイコン的存在となっている。
〝動物アイシャドウパレット”は、21年Tモールで900万個を売り上げ中国のSNSでも大きな話題を集めたヒット製品。野生動物からインスピレーションを受けた多彩な質感の12色が、日常のメイクからアーティスティックなメイクまでを可能にする。
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「WWDJAPAN」は6月から、毎月第4月曜日に「WWDBEAUTY」を発行し、ビューティ&ヘア業界に特化した特集をお届けしています。7月は、「世界のビューティ企業ランキングTOP100」特集です。
米「WWD」が発行する「BEAUTY INC」の同特集を元にランキングを発表するとともに、各企業の動向をレポートします。2021年度は100社合計の売上高が、コロナ禍以前の19年の水準を超え、業界としてのパンデミックからの復活を印象付けました。全100社会の総売上高は2353億5000万ドル(約25兆8885億円)に達し、前年比10.7%増、19年と比較しても3.4%増となリました。全体的な傾向としてラグジュアリーが好調で、シャネル、プーチ、エルメス、シスレーなどの企業は、いずれも19年の売上高を上回り高い成長率を記録しました。また、コロナ下に保有する株式を整理し、ポートフォリオの改善や適正規模化を図る動きが顕著だったほか、美容関連のIPOが目立ったのも21年度の特徴です。
特集内では営業利益率ランキングやビューティ株騰落率ランキングも掲載しています。
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「スタジオニコルソン(STUDIO NICHOLSON)」が2022年プレ・フォール・コレクションを発表した。
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「フォトコピュー(PHOTOCOPIEU)」が2022年秋冬コレクションを発表した。
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「フォトコピュー(PHOTOCOPIEU)」が2022年秋冬コレクションを発表した。
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「レブロン(REVLON)」は、ハローキティ(HELLO KITTY)とコラボレーションした限定パッケージのアイテムを8月25日に発売する。
限定パッケージには“ハローキティと一緒に、ニューヨークをお散歩!”をテーマに、ハローキティとニューヨークのランドマークをあしらっている。アイテムは、シュガースクラブ入りで唇の保湿と角質ケアができるリップバーム“レブロン キス シュガー スクラブ”(全5種、各税込814円)をラインアップする。
そのほかには密着性が高く、くずれにくいクッションファンデ“レブロン カラーステイ クッション ロングウェア ファンデーション”(全2色、各同2530円)と、“生肌ヴェール”処方で素肌のようにセミマットな仕上がりをかなえる“レブロン カラーステイ ロングウェア UV パウダー ファンデーション キット2022”(全1色、各同1760円)も用意する。
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「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、7月28日の一粒万倍日に向けて、メンズの財布を発売した。
一粒万倍日とは、“一粒の籾(もみ)が豊かに実り、万倍もの稲穂になる日”とされる吉日。「ルイ・ヴィトン」は、モノグラム・モチーフをあえてぼかしたパターンとゆがませたアウトラインが特徴の二つ折り財布(7万7000円税込、以下同)と長財布(9万9000円)を用意した。
また、モノグラム・モチーフをエンボス加工してブルーで染め上げ、花型の装飾をあしらったコインケース(9万3500円)もラインアップする。
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8月20、21日の2日間で開催する「サマーソニック2022(SUMMER SONIC 2022)」と、前夜のオールナイトイベント「ソニックマニア(SONIC MANIA)」の公式グッズに、アーティストの長場雄、YOSHIROTTENらとのコラボアイテムが登場する。アイテムは長場雄コラボTシャツ(4500円、税込以下同)とトートバッグ(2000円)、YOSHIROTTENコラボTシャツ(4500円)。Tシャツ類は、S〜XXLをそろえる。現在、公式サイトでは事前販売を受け付け中で、8月7日までの注文分であれば開催日までに手元に届く。
長場雄コラボTシャツはホワイトとブラックの2色をそろえ、トートバッグと同じくフェスの風景を描いた描き下ろしのイラストを採用している。YOSHIROTTENコラボTシャツもホワイトとブラックの2色展開で、大胆なバックプリントを施した。
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日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)は、8月29日~9月3日に開催する2023年春夏シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」のスケジュールを発表した。全49ブランドが参加し、15ブランドが初参加。全体の55%にあたる27ブランドがランウエイショーを行う。
冠スポンサーの楽天による、日本発ブランドの支援プロジェクト「バイアール(by R)」には、「ヨシオクボ(YOSHIOKUBO)」と「アンリアレイジ(ANREALAGE)」が参加する。「ヨシオクボ」は初日に、「アンリアレイジ」は9月2日にショーを行う。
JFWOによる新たなサポート企画「ジェイエフダブリュー ネクスト ブランド アワード(JFW NEXT BRAND AWARD)」も今シーズンから始動する。国内ブランドを対象に初のランウエイショーをサポートするもので、初回の選出ブランドは舟山瑛美デザイナーによる「フェティコ(FETICO)」で、メイン会場である渋谷ヒカリエでショーを開催する。また特別賞として「ヘンネ(HAENGNAE)」と「ナツミオオサワ(NATSUMI OSAWA)」のコレクション展示も行う。
サステナビリティに特化した施策として、森川マサノリによる「ベイシックス(BASICKS)」とユニホームデザイン集団「ハイドサイン(HIDESIGN)」のショーも開催する。「ベイシックス」はリサイクルコットンなどの環境に配慮した素材を使ったミニマルなデザインが特徴で、「ハイドサイン」は同施策限定で山口壮大をクリエイティブディレクターに迎えて、東レが開発した環境配慮素材や送風機を活用したプロダクトなどを提案する。
文化庁が主導する、日本の芸術文化の振興を図る“日本博”の施策では、工藤司による「クードス(KUDOS)」「スドーク(SODUK)」、後藤慎平の「M A S U」、富永航の「ワタル トミナガ(WATARU TOMINAGA)」がランウエイショーを行う。いずれもファッション・ウイークでの単独ショーは初めてだ。
新型コロナウイルスが感染拡大する中での開催となることについて、古茂田博JFWO事務局長は「徹底した感染対策のもと運営する。非接触型でスムーズに来場できるよう、ライン(LINE)を使った新たなシステムを導入するほか、感染専門家の助言のもと人と人が触れないスペースを確保してショーを行う」と話す。また昨年から会期を8月末に前倒していることについて、今城薫JFWOディレクターは「前倒しによって展示会時期も早まり、ブランドからはバイヤーが買い付けやすくなったり、ルックをセールスに活用できたりと、ビジネスにもポジティブな影響があると聞いている」と手応えを語った。
【2023年春夏RFWT スケジュール】
※★は初参加ブランド、●はウェブで発表
8月29日(月)
11:00 「セイヴソン(SEIVSON)」●
12:00 「フェティコ(FETICO)」★
13:00 「エイ・クライプシス((A) CRYPSIS)」●
14:00 「レインメーカー(RAINMAKER)」●
15:00 「ケイイチロウセンス(KEIICHIROSENSE)」
16:00 「リト ストラクチャー(RITO STRUCTURE)」★●
17:00 「エズミ(EZUMI)」
18:00 「メアグラーティア(MEAGRATIA)」●
19:00 「ヨシオクボ(YOSHIOKUBO)」
20:00 「フォーサムワン(FORSOMEONE)」●
8月30日(火)
12:00 「ホウガ(HOUGA)」
13:30 「ペイエン(PEIEN)」●
15:00 「ハイドサイン(HIDESIGN)」★
16:30 「ユーシーエフ(UCF)」
17:30 「ロクブエン(六舞宴)」★●
19:00 「ネグレクトアダルトペイシェンツ(NEGLECT ADULT PATIENTS)」
20:00 「フミエタナカ(FUMIE TANAKA)」
21:00 「イレニサ(IRENISA)」●
8月31日(水)
11:00 「アブランクページ(ABLANKPAGE)」★
12:00 「ネイプ(NAPE_)」●
13:30 「チノ(CINOH)」●
15:00 「アヤーム(AYAME)」
16:00 「メグミウラ ワードローブ(MEGMIURA WARDROBE)」●
17:00 「ゲンザイ(GENZAI)」★
18:00 「ベースマーク(BASE MARK)」
19:00 「レバークチュール(LEVER COUTURE)」★
20:00 「チョノ(CHONO)」●
21:00 「ビーエスワイアール/ヨシダロベルト(BSYR / YOSHIDAROBERTO)」●
9月1日(木)
11:00 「ペイデフェ(PAYS DES FEES)」
12:30 「サートグラフ(SARTOGRAPH)」●
13:30 「ニーツ(NIITU)」★●
15:00 「リコール(REQUAL≡)」
16:00 「M A S U」★
17:30 「ベイシックス(BASICKS)」★
19:00 「ハイク(HYKE)」●
20:00 「ヨウヘイ オオノ(YOHEI OHNO)」
21:00 「コンダクター(EL CONDUCTORH)」●
9月2日(金)
14:00 「ピーエッチ モード トーキョー バイ エムエフエフ(PH MODE × TYO BY MFF)」★
15:00 「シズミ(沈み|SHIZUMI)」★
16:00 「ワタル トミナガ(WATARU TOMINAGA)」★
17:30 「サポートサーフェス(SUPPORT SURFACE)」
19:00 「アンリアレイジ(ANREALAGE)」
20:00 「ニサイ(NISAI)」●
21:00 「セヴシグ(SEVESKIG)」●
9月3日(土)
16:00 「クードス(KUDOS)」「スドーク(SODUK)」★
17:00 「ヒロココシノ(HIROKO KOSHINO)」●
18:00 「ミツルオカザキ(MITSURU OKAZAKI)」
19:00 「アフロマティック トーキョー(AFROMATIC TOKYO)」★
20:00 「ドレスドアンドレスド(DRESSEDUNDRESSED)」●
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「プチバトー(PETIT BATEAU)」が、レ・ミニ・モンド(Les Mini Mondes)、ウォーターファミリー(Water Family)とコラボレーションし、子どもに水の大切さを教えるホリデーブック「デュシュマン&フラッギーと行く『地球と海をめぐる冒険の旅』」を制作した。
水に関わるクイズやゲーム、実験などを通じて、海や川、山の水や生き物の循環について学べる内容で、プリントアウトして書き込めるワークなども付属している。現在、「プチバトー」店舗で商品を購入した希望者に先着で配布中だ。
レ・ミニ・モンドはフランスの企業で、環境に配慮した玩具や教育本などを国内で生産販売している。ウォーターファミリーは、水や健康、生き物の保全についての子どもたちへの教育と、意識向上をミッションに掲げたフランスの団体だ。子どもたちの最高の遊び場で、最も成長できる場である自然を守る、という「プチバトー」が掲げるミッションと共鳴し、今回のホリデーブックが制作された。なお、「プチバトー」のフランス本社内にはウォーターファミリーの支所を設置しており、本社のあるトロワ市内の学校でウォーターファミリーの教育ツールを用いて若者たちの意識を高めるための教育を開始している。
【第2期】サステナビリティ・ディレクター養成講座
2022年9月30日(金)開講
昨年初めて開催し好評を得た「サステナビリティ・ディレクター養成講座」を今年も開講。サステナビリティはこれからの企業経営の支柱や根底となるものであり、実践が急がれる事業の課題である。この課題についてのビジョンを描くリーダーの育成を目的に、必要な思考力・牽引力を身につける全7回のワークショップとなる。前半は各回テーマに沿った第一線で活躍する講師を迎え、講義後にはディスカッションやワークショップを通して課題を明確化し、実践に向けたアクションプランに繋げていく。
また、受講者だけが参加できるオンライン・コミュニティーでは、「WWDJAPAN」が取り上げるサステナビリティに関する最新ニュースや知っておくべき注目記事をチェックでき、更に講義内容をより深く理解するための情報を「WWDJAPAN」編集部が届ける、まさに“サステナ漬け”の3カ月となる。
講義のみが受講できるオンラインコースも同時に受け付けています。
The post 【9月23日まで無料公開】「プチバトー」が子どもに水の大切さを教える小冊子を配布【海の危機、私たちはどう動く?】 appeared first on WWDJAPAN.
「プチバトー(PETIT BATEAU)」が、レ・ミニ・モンド(Les Mini Mondes)、ウォーターファミリー(Water Family)とコラボレーションし、子どもに水の大切さを教えるホリデーブック「デュシュマン&フラッギーと行く『地球と海をめぐる冒険の旅』」を制作した。
水に関わるクイズやゲーム、実験などを通じて、海や川、山の水や生き物の循環について学べる内容で、プリントアウトして書き込めるワークなども付属している。現在、「プチバトー」店舗で商品を購入した希望者に先着で配布中だ。
レ・ミニ・モンドはフランスの企業で、環境に配慮した玩具や教育本などを国内で生産販売している。ウォーターファミリーは、水や健康、生き物の保全についての子どもたちへの教育と、意識向上をミッションに掲げたフランスの団体だ。子どもたちの最高の遊び場で、最も成長できる場である自然を守る、という「プチバトー」が掲げるミッションと共鳴し、今回のホリデーブックが制作された。なお、「プチバトー」のフランス本社内にはウォーターファミリーの支所を設置しており、本社のあるトロワ市内の学校でウォーターファミリーの教育ツールを用いて若者たちの意識を高めるための教育を開始している。
【第2期】サステナビリティ・ディレクター養成講座
2022年9月30日(金)開講
昨年初めて開催し好評を得た「サステナビリティ・ディレクター養成講座」を今年も開講。サステナビリティはこれからの企業経営の支柱や根底となるものであり、実践が急がれる事業の課題である。この課題についてのビジョンを描くリーダーの育成を目的に、必要な思考力・牽引力を身につける全7回のワークショップとなる。前半は各回テーマに沿った第一線で活躍する講師を迎え、講義後にはディスカッションやワークショップを通して課題を明確化し、実践に向けたアクションプランに繋げていく。
また、受講者だけが参加できるオンライン・コミュニティーでは、「WWDJAPAN」が取り上げるサステナビリティに関する最新ニュースや知っておくべき注目記事をチェックでき、更に講義内容をより深く理解するための情報を「WWDJAPAN」編集部が届ける、まさに“サステナ漬け”の3カ月となる。
講義のみが受講できるオンラインコースも同時に受け付けています。
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コスメティックブランドの「シロ(SHIRO)」は、創業の地である北海道砂川市の活性化を目的に、市民と子どもたちが主役のまちづくり“みんなのすながわプロジェクト”を推進している。砂川市を“世界中から人が集まり、誰もが感動体験を持ち帰ることのできる場所”にすることを目指し、2022年12月には砂川市の江陽小学校跡地で新工場の稼働を予定している。23年春にオープンする新工場付帯施設には、ショップやカフェの移転、大人から子供まで、それぞれが自由に過ごすことができるラウンジやホールなどを設ける計画だ。
そこで“みんなのすながわプロジェクト”の実行委員長を務める「シロ」今井浩恵会長と、徳島県神山町でテクノロジーやデザインを学び社会に変化を生む起業家精神を育む学校“神山まるごと高専(仮称・認可申請中)”を構想し、理事長に就任予定の「サンサン(Sansan)」寺田親弘代表取締役社長/CEOが共鳴し、それぞれが向き合う社会課題や進行中のプロジェクトについて対談した。
対談では神山町の魅力に始まり、「なぜ高専なのか」「今の形になるまでどのような人々の協力があったのか」「期待される“新たな学び”とは」など、“神山まるごと高専”のこれまでの道のりや具体的な教育プログラムをひもとく。締めくくりには、民間企業である両社が今後、教育や地域づくりに携わる“同志”として協力していく気持ちを示した。
また、「シロ」の新工場を含む、人と環境にも配慮した循環型の施設“みんなの工場”では、ショップの什器に北海道旭川市江丹別町に自生する白樺を使用する予定だ。間伐した白樺は、森の恵みとして根本から枝先まで、全てを無駄なく活かす。22年6月には白樺の若葉を採取する“森のワークショップ”を開催し、江丹別町の山を管理する林業従事者の案内のもと、参加者は森に自生する植物や生き物などの自然環境について学んだ。これらの若葉は、7月21日に発売した「シロ」の旬シリーズ“白樺フェイスミスト”(120mL、税込4840円)の素材としても活用されている。
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「ポリクアント(POLIQUANT)」が2022年秋冬コレクションを発表した。
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「エルメス(HERMES)」は7月13日、中国・武漢市の店舗を移転オープンした。現地の情報筋によれば、初日の売り上げは2100万~3000万人民元(約4億2000万~6億円)と推定されており、2020年4月に同ブランドが広州市の旗艦店を移転オープンした際の同1900万人民元(約3億8000万円)を上回ったという。なお、米「WWD」が売り上げに関する問い合わせをしたが、「エルメス」からの回答は得られなかった。
新店舗は2層建てで、多くのラグジュアリーブランドが出店している大型ショッピングモール、ハートランド66(HEARTLAND 66)内にある。これは上海のプラザ66(PLAZA 66)と同系列の商業施設で、21年の開業。「エルメス」は12年にやはり大型商業施設の武漢インターナショナルプラザ(WUHAN INTERNATIONAL PLAZA)に出店しているが、今回それを閉じて移転した。新店舗ではハンドバッグなどのレザーグッズのほか、ウィメンズ、メンズ、フットウエア、シルク製品、ジュエリー、ウオッチ、ホームウエアなどを取り扱っており、複数のVIPルームも備えている。
移転オープンに当たっては、ピンクの“ケリードール(KELLY DOLL)”や、フローラル柄の“ピコタンロック ミクロ(PICOTIN LOCK MICRO)”バッグなどの希少なアイテムもそろえられたようだ。中国版インスタグラムの「シャオフォンシュウ(Xiaohongshu、小紅書、通称RED)」には、当日の様子や、購入品の画像などが多数アップされている。そうした投稿の一つによれば、ブランド側が招待した上顧客は50人程度だったものの、それ以外の顧客も駆けつけ、店の前に行列が出来たという。
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松屋銀座本店7階インテリアフロア。その中央に静かに佇むように、ガラス囲いの約180㎡の自主編集売り場がある。国内外から買い付けたシンプルで普遍的なデザインの椅子やテーブル、照明食器、文具など700点が並ぶ。昨年11月、同社はこの「デザインコレクション」の売り場を3Dで再現したバーチャルストアを公式サイトにオープンした。(この記事は「WWDJAPAN」7月18日号からの抜粋に加筆しています)
「デザインコレクション」は1955年、日本を代表する建築家やプロダクトデザイナーらで作る日本デザインコミッティーの協力の下でオープン。会員の審美眼でデザインやコンセプトにおいて時代を超えた価値を持つ名品をセレクトしており、“デザイン”を標榜する同社のアイデンティティーとも言える売り場だ。高層階にあるため集客力はそれほど高くないが、「松屋の古くからのお客さまやデザイナーなどには価値ある売り場として認知され、目的意識を持って訪れてくださっている」と売り場の買い付けを担当する豊島毅リビング・呉服・美術課長。
定期的に入れ替わる品ぞろえも売り場の面白みの一つ。会員であるプロダクトデザイナーの深澤直人、建築家の原研哉など錚々たる面々が2カ月に1回程度顔を合わせ、社会や時流に合わせた商品の選定会を実施している。売り場に並べられた商品には選者のコメントが付され、「なぜこの商品を選んだのか」「どういう点が優れたデザインなのか」というストーリーがつづられている。
バーチャルストアはITベンチャーのDiO(京都市、一筆芳巳社長)との協業で構築。リアル売り場の商品約700点のうち、バーチャル上には約100点が表示され、最大8kを超える高細密な画質で売り場を再現。商品もあらゆる角度から眺めることができる。欲しい商品は公式ECへ遷移して購入可能だ。
ローンチ以降、「20〜30代の若いお客さまが熱心に眺めている光景が増えた」という。「今の若い世代は真贋さまざまな情報に触れる機会が増えた分、本物を求めるマインドが強い。そういったものを百貨店に求めていらっしゃると感じる」。扱っている商品も、若者の手に届かないというわけではない。価格帯は数百円から、高くとも20万円程度まで。「大衆に手に届く価格も、優れた“デザイン”の条件」という選者の考えに基づくものだ。
「コロナ禍を経て、オンラインでの買い物が浸透するとともに、銀座は人通りが大きく減少した。なぜリアルの売り場に行く必要があるのか、なぜ松屋に足を運ぶ必要があるのかをお客さまに伝える必要が出てきた」。そういった経緯からバーチャルストアが生まれた。「(バーチャルストアを通じて)松屋のアイデンティティーが凝縮した売り場を、もっと多くのお客さまの目に触れていただける。商品一点一点には、ECの画面で見ただけでは分からない“奥行き”があり、3Dだから表現できる。さまざまな角度からプロダクトを眺めると、新しい発見や違和感があるはずだ」。
売り場の年間売上高(EC含む)は前年比25%増を目指す。今後はバーチャルストアとリアルの売り場の設計や陳列を変え、役割を棲み分けることも検討している。「たとえばバーチャルストアは商品を集積し、多くのお客さまに探検するように買い物を楽しんでいただく。そうすればリアルは、売り上げを稼ぐという目的から離れ、売り場のコンセプトを凝縮したプロダクトだけに絞って陳列してもいい。バーチャルストアを入り口に、売り場のファンを増やしていきたい」。
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「アミ パリス(AMI PARIS)」の2022-23年秋冬コレクションが8月から順次発売する。ギンザ シックス店や渋谷パルコ店など全国7店舗で扱う。ここでは発売に先立ち、デザイナーが同コレクションに込めた思いや、鍵となるスタイルを紹介する。
アレクサンドル・マテュッシ(Alexandre Mattiussi)創設者兼クリエイティブ・ディレクターが「“生きる喜び”を表現した」と語る同コレクションは、パリのメトロ(地下鉄)を行き交う人々のスタイルが着想源。鮮やかなカラーパレットと1970年代を彷彿とさせるブルジョワスタイル、リッチな質感の素材・テキスタイルが、パンデミックを経て前を向くパリジャンのマインドと、自由奔放な個性をエレガントに表現する。
パリのマインドを表現する
3つのキースタイル
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グレーやブラック、ベージュなどのベーシックなカラーを土台に、フューシャピンク、グリーン、オレンジ、パープルといった鮮やかな色を加えていく。秋冬の装いを大胆なカラーで彩り、“生きる喜び”を表現した。シューズやストールだけでなく、コートやセットアップも色を豊富にそろえる。主役となるアイテムでカラーを大胆に取り入れたい。
ハイセンスな富裕階級風のスタイル。軸となるのはツイードのコートとセットアップで、オーバーサイズからボディコンシャスなものまでシルエットが豊富にそろう。メンズはそこにミニマルなブラックアイテムを合わせて、ウィメンズはモノクロのポルカドットやハート柄、シアー感のあるデヴォレ ベルベットなど、モダンな色・柄で遊び心を加える。
デニムやケーブルニットなど、カジュアルなアイテムも豊富なコレクションだからこそ、高級感あふれるテキスタイルが際立つ。ロングストールには毛足の長いフェイクファーを贅沢に使い、シアリングジャケットやパフジャケットにはしなやかなラムレザーを採用した。クラシカルなチェスターコートにはボアのような温かみのある表情のウールを使った。
シックに格上げする
豊富なレザーアクセサリー
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アクセサリーは、ミニマルなデザインにシボ革の質感とダブルチェーン、“アミ ドゥ クール(Ami de Coeur)”のクラスプが映える新作バッグ“レ ヴーレ・ヴー(Le Voulez-Vous)”が登場。直方体のシェイプが特徴の定番バッグ“ケース(Case)”は、ブラックレザーとレオパードを組み合わせた新色を用意し、レザーシューズにもヘビ柄を取り入れた。ほかにも、パテントのピンヒールやしなやかなレザーのグローブなど、革小物が充実する。
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ロサンゼルス発のゴルフアパレルブランド「マーク&ロナ(MARK & LONA)」はこのほど、8型からなるキッズコレクションを発売した。六本木ヒルズ店と表参道ヒルズ店、公式オンラインストアで扱う。
カラフルなオリジナル迷彩柄をジャカード織りしたポロシャツ(1万9800円税込、以下同)や、カタカナブランドロゴをあしらったモックネックTシャツ(1万5400円)など、キッズコレクションらしい遊び心にあふれたデザインが特徴だ。ほかにジャージー素材のセットアップ(上3万800円、下2万6400円)やサンバイザー(8800円)もラインアップする。
「マーク&ロナ」は、「機能性にも優れるためゴルフのみならず、旅行やアウトドアなど、さまざまなシーンで親子コーデを楽しんでほしい」と話す。
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「リック・オウエンス(RICK OWENS)」は、パレ・ド・トーキョー(Palais de Tokyo)で2023年春夏メンズ・コレクションを発表した。今季も、リック・オウエンスを崇拝する個性的な強者たちが集まった。この日は気温30度を超える夏日で、メッシュニットのタンクトップや裸にベストなど、露出度の高いスタイルが目立った。いつもと異なるのは、ジーンズの着用率が高くカジュアルに変化していたこと。アクセサリーのチョーカーやハーネスでフェティッシュな要素を加え、足元は14.5cmヒールのプラットフォームブーツが引き続き人気だった。
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スニーカーショップの「アトモス(ATMOS)」は、「メディコム・トイ(MEDICOM TOY)」とプランツショップ「ボタナイズ(BOTANIZE)」とトリプルコラボレーションしたアイテムを7月30日に発売する。価格は税込1万4080円で、29日8時59分まで「アトモス」の公式オンラインストアで抽選販売を受付中だ。
今作は、塊根植物パキポディウム・グラキリスのソフビ(塩化ビニール素材)フィギュアをベースとした2種類を用意し、それぞれの鉢に「アトモス」の代名詞ともいえるアニマル柄とダルメシアン柄を落とし込んだ。なおパキポディウム・グラキリスと鉢は分離・組み換えが可能なので、既に持っているコレクションと入れ替えることもできる。
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さまざまなデジタルマーケティングツールが存在する中、数多くのアパレル企業から信頼を得ているのが、プレイドが提供する「カルテ(KARTE)」だ。「ザ・ノース・フェイス」などで知られるゴールドウインは、OMO(オンラインとオフラインの融合)の切り札として「カルテ」を活用し、実績を上げてきた。「カルテ」導入は小売業にどんな変革をもたらすのか。ゴールドウインの梅田輝和氏とプレイドの金井良輔氏が語り合った。
オンライン接客の導入で感じた手ごたえ
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WWD:ゴールドウインが「カルテ」を導入した経緯は?
梅田輝和ゴールドウインEC販売部長(以下、梅田):以前から接客ツールの提案をプレイドから受けていた。ただ当社の環境が整っていなかったこともあり、見送っていた。第1回目の緊急事態宣言が出た2020年4月、再び新しいツールの提案があった。コロナ禍での私の問題意識とも一致したため導入を決めた。店舗を休業せざるを得ず、店に行きたくても行けないお客さまがいる。売り上げにも大きな打撃を受けた。ちょうどZOOM接客を始める小売業も出始めていたが、プレイドの提案はさらに進んだものだった。
金井良輔カスタマー・エクスペリエンス・プロデューサー(以下、金井):私たちが提案したのは「カルテ ギャザー(KARTE GATHER)」という店舗スタッフとEC上のお客さまをビデオでつないで接客できるツールだ。ECサイトと店舗スタッフは違う土俵で捉えがちだが、「カルテ ギャザー」を使えばデジタル上で店舗と同じリッチな接客が可能になる。お客さまがECサイトを回遊する中、適切なタイミングでオンライン接客のご案内を提示。店舗スタッフは店頭の端末を通じて、お客さまとコミュニケーションが取れる。店舗スタッフが「カルテ ギャザー」を通じてECの顧客に接客した場合、店舗からお客さまに商品を直送することもできるし、後からECサイト上で購入した場合も、その履歴が分かる。分断されたECと店頭を一体化して、その後の成果検証もできるようにした。
梅田:オンライン接客ツールにつなげるお客さまは、何かしらの商品に興味があり、課題をお持ちだ。「ザ・ノース・フェイス」ならバックパックのサイズ感、あるいはダウンジャケットの暖かさなど、購入前にいろいろ聞きたいことがある。ダウンジャケットの暖かさについて、ECサイトの文字だけで伝えるのは難しい。お客さまから「週末から北海道旅行に行く」と聞いて初めて、「でしたら、これがいいのでは」と具体的な接客ができる。
WWD:顧客データの活用とは具体的にどんなことか。
金井:接客スタッフにも、お客さまのニーズを拾い上げるのが得意な方と、不得手な方がいる。不得意な方でも「カルテ」を使うと、顧客がECサイトでどんな商品に興味を持っていたのか、今はこんなカテゴリーを探しているのでは、ということが分かる。データを集約していけば、過去に店頭で受けた接客も分かる。「以前購入したアウターに合わせるなら、このボトムスがいいと思います」というように、コミュニケーションが洗練されていく。一斉に同じ内容を送っていたメルマガを、顧客に合わせて変えていくことも可能だ。
梅田:デジタルの浸透によって、店舗スタッフの役割が変わった。仕事を再定義する必要性を感じる。店舗での売り上げだけでなく、ECの売り上げに貢献してくれたことを、会社として適切に評価する。インセンティブやモチベーションにつなげることも大切だ。
金井:ゴールドウインはどの部署の人もお客さまのことをすごく考えている。店舗スタッフとECをつなぐというソリューションからスタートしたが、「カルテ」導入から付随するプロジェクトへと取り組みがどんどん広がり、現在は週3回くらいの割合でディスカッションしている。どんな顧客体験を作りたいか、リアル店舗の役割とは何かなど、突っ込んだ議論を重ねてきた。当社がその期待にどれだけ応えられるか、宿題は多い。
WWD:ゴールドウインが考える顧客体験とは?
梅田:難しくは考えていない。お客さまが求めているものを提供する。そのためにお客さまのことを深く知らなければいけない。お客さまをワクワクさせ、お客さまの想像を超える感動を提供できるか。感動によってゴールドウインのファンをいかに増やすか。長い関係性を築いていくか。最高の顧客体験を築く土台にデータがある。
金井:顧客体験というと、漠然としたものになりがち。でも求められる売り上げにも寄与していくことが大前提だ。ゴールドウインがお客さまに対してどんな存在でありたいかなど、抽象的かつ本質的なところから話し合い、ポップアップのメッセージはこんな雰囲気がいいんじゃないか、サイトを訪問したらいきなりクーポンを出すようなことは違うのでは、といった具体的な話を詰める。言語化するのが難しいけれど、ディスカッションを重ねていく中で、ゴールドウインが目指す顧客体験を私たちも理解し、一緒に深めていく感覚だ。
ECサイトの利便性向上に伴い売り上げも伸長
WWD:売り上げも両社で共有しているのか。
梅田:週単位で共有している。やるからには数字を共有して、一緒に成果と課題を考えた方がいい。年間の平均購入単価×平均購入回数というシンプルなLTV(ライフタイムバリュー)の指標も大切にしている。直近ではVOC(お客さまの声)の分析も始めた。
金井:「カルテ」では、お客さまがこの画面でサイトを閉じたなどの行動データが集積できる。そういったアクションとVOCとを合わせて次のコミュニケーションに生かしたい。
梅田:一番大事なのは、デジタルもフィジカルも一つに捉えることだ。これまでは店舗でお客さまと対峙し、ある商品をしっかり売っていればよかった。今は新しいツールを導入することで、店舗スタッフがデジタルに貢献できる。データを活用しながら、人の力をうまく組み合わせるということが非常に大事だ。最近「コトラーのマーケティング5.0」(フィリップ・コトラー著、朝日新聞出版)を読んで、腑に落ちたことがある。情報や知識はAIや機械に置き換えることができるが、知恵を出すとか知見を活かすことは人間の領域であって、機械にはできない。それぞれで線を引くのではなく、データと人の力をうまく組み合わせて、お客さまに新しい価値を提案できるというのが、まさに「カルテ」でやっていることなのかなと。新しい取り組みが、次の新しい取り組みを生む。
金井:まさにそうだ。ゴールドウインにはさまざまなブランドがあるが、「カルテ」はあらゆるケースのお客さまにチューニング可能な設計なので、それぞれ解決策を紹介できる。各社のお客さま一人一人を分析して、どんなソリューションを組み合わせて使っていただくかを提案するのが私たちの仕事。この分野ではどこにも負けない自信がある。
販売に限定しない
「カスタマージャーニー」
WWD:今後の「カルテ」活用の展望は。
梅田:当社のカスタマージャーニーは、販売がゴールではない。特にアウトドアウエアやアウトドア用品は、長く愛用していただけるよう高品質な物作りをしてきた。修理・修繕の仕組みも整っている。膨大なデータの中に、お客さまに喜んでいただけるヒントが潜んでいる。一人一人のデータをしっかり見て、それを積み上げていくことが大切だ。それを磨き上げた結果、当社のファンになってくれる。
金井:ゴールドウインの販売だけでなく、MD、生産のスタッフまでが、僕らの提供するデータを通じて、その向こうにいるお客さまのことを想像し、それを未来につなげていく。「カルテ」を通じて、そんな姿を実現したい。
梅田:金井さん含め、プレイドのチームの皆さんと本音で議論した結果、OMOに本気で取り組む腹を決めることができた。会社は違えども考えているベクトルは同じという安心感がある。週に1回は私と金井さんの2人で話し合っている。現場レベルでも頻繁にコミュニケーションをとる。今も4〜5つの新しいプロジェクトが動いている。スポーツメーカーなので、良い商品を作ればいいと考えがちだった。でもプレイドとの取り組みによって、宝のようなデータを活用すれば、さまざまな可能性が広がっていくことが分かった。長年培ってきたリアル店舗の価値と、デジタルのテクノロジーをうまく組み合わせて顧客体験を磨いていきたい。
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「ヴァンズ(VANS)」は、今年30周年を迎えたスニーカー“ハーフキャブ”から“ダクトテープ”バージョンを発売した。レッドとブラックの2色展開で、価格は各1万2100円(税込)。
“ハーフキャブ”の前身であるハイカットスニーカーの“キャバレロ”は、米国のプロスケートボーダー、スティーブ・キャバレロ(Steve Caballero)のシグネチャーモデルとして1989年に誕生した。その後、スケートボードのスタイルが変わるにつれて、スケーターは自らハイカット部分を切ってテープで留めてカスタムするように。これを見た「ヴァンズ」が、1992年に発売したミッドカットモデルが“ハーフキャブ”だ。
今回発売した“ダクトテープ”バージョンは、履き口部分にテープ風の素材を採用するなど、当時のカルチャーにリスペクトを捧げたデザインが特徴だ。
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アメリカ在住30年の鈴木敏仁氏が、現地のファッション&ビューティの最新ニュースを詳しく解説する連載。米アマゾンがロサンゼルスに衣料品のリアル店舗「アマゾンスタイル」をオープンした。衣料品の販売における革新性はどこにあるのか。実際に体験してみた。
アマゾン(AMAZON)が初のアパレル専門店フォーマット「アマゾンスタイル(AMAZON STYLE)」を5月25日にオープンした。オープンが予告された時点で、私は試着に焦点をあてているようだとこの連載で予測した。確かに試着プロセスの変革に大胆に切り込んでいるのだが、予測をはるかに超えるアイディアが投入されていて、軽い衝撃を受けた。
前回書いたが軽く復習しよう。アマゾンのリアル店舗は2015年の「アマゾンブックス」が1号店で、その後「アマゾン4スター」「アマゾンポップアップ」「アマゾンゴー」「アマゾンフレッシュ」とフォーマットを増やし、店舗数も100店舗前後にまで到達した。ところが今年3月に突然戦略を転換し、「ゴー」「フレッシュ」、そして「スタイル」の3つに集中して、他はスクラップすると発表したのであった。
この3月の時点ではまだ「アマゾンスタイル」はオープンしておらず、未開店の業態に注力するという理由は衣料市場の大きさにあるのだろうと私は書いた。書籍やポップアップストアといった限定カテゴリーでは、たとえ大チェーンに育ったとしてアマゾンという巨大な企業を支えるような柱にはなり得ない。裾野の広い分野でのチェーンストア化の方が最終目的地の規模が大きいという目論見だろうと考えたのである。
ただ実際に店舗を見て、市場の大きさだけではなく、新フォーマットに盛り込まれた画期的なアイディアにも将来性を見いだしているのだろうと考えるに至った。
これも前回書いたことだが、アマゾンでしかできない何かがなければリアル店舗をやる必要はないとジェフ・ベゾスは言っていた。「アマゾンスタイル」はまさに今まで存在しなかった革新的な技術が盛り込まれており、ベゾスの信念は忠実にコミットされているようだ。
オープンしたのはロサンゼルス郊外に立地するライフスタイルセンター(Americana at Brand)で、店舗面積は公称3万スクエアフィート(2787平方メートル)。「H&M」や「ユニクロ(UNIQLO)」の大型店舗ぐらいといったところだ。しかし、40ある試着室とつながっているバックルームやピックアップ、返品カウンターが大きめに取られているので、実際の売り場面積はそれほど大きくない。
従来のアパレルショッピングとの大きな違いは4つだ。1つめは、売り場はショールームで陳列されている商品は買えないこと。2つめは、買い物プロセスの全ての起点がスマホのアプリであること。3つめは、試着プロセスにかつてない新しい手法を取り入れたこと。そして4つめが、売り場の店員と、商品を準備する専用の店員と、作業プロセスの違いで2つに分けたことにある。1はすでに実験されていることで驚きはないが、画期的なのは2~4である。
まず入り口に大きな看板があり、掲示されたQRコードをアプリでスキャンするとスタイルサーベイと称するアンケートがスタートする。男か女か、カジュルアルかアスレジャーか、パンツならばスリムかレギュラーかといった、求めているものがどれなのかを選び、これを元にAI(人工知能)が分析して推奨商品を選ぶ。同社はこのために新たなアルゴリズムを開発したと言っている。
売り場はテーマやブランド別で従来通りだが、インフルエンサーによる推奨コーディネート売り場が大きめに取ってある点が目を引いた。展示されているQRコードをスキャンすると、陳列されているアイテム全てがアプリに表示される。また陳列はハンギング主体でたたみは少ない。ハンギング主体なのは売り場がショールームなのでサイズや色違いを重ねて陳列する必要がないからだろう。作業負荷が低いことは言うまでもない。
各アイテムに付く紙タグの表示はコードとサイズだけ、ハンガーに付けられたEインク型電子棚札に売価とQRコードが表示される。売価は19.99~25.99ドルというようなレンジ表示で、QRコードをスキャンするとアイテムページが開いて売価やスペックが表示される。プライム会員には値下げする、何度も表示するような人には背中を押すために値下げする、といったダイナミックプライシングである。
これはすでに「アマゾンブックス」でやっており技術的な驚きはないが、アパレルに持ち込まれると新鮮さを感じざるを得ない。
アプリのアイテム表示ページでは、試着するか、またはピックアップカウンターで受け取るか、の2つの選択肢が提示される。試着を選ぶと10分程度で利用可能になり、試着不要でそのまま買う場合は後者を選ぶのだが、どちらを選んでも、バックルームで働いている店員(売り場の店員と区別するため、ここから「作業員」と呼ぶ)が選択アイテムを在庫スペースから運び出し、前者は試着室へ、後者はカウンターへ移動させるというプロセスが後方で動くことになる。
この2つの選択肢は買い物中に増やしていくことが可能、急いで試着室やピックアップカウンターに行く必要はない。
ちなみに試着室準備完了やピックアップ可能といった連絡はアプリのプッシュ通知が利用される。
通知が届いたら指示された番号の試着室に行き、アプリで解錠して中に入ると、自分が選んだアイテムに加えてアマゾンのAIが選んだ推奨商品も用意されている。また壁面に大型画面の端末が据え付けられていて、ユーザーにカスタマイズされたアイテムが表示されており、端末に表示されている推奨商品を試着として加えることも可能である。この試着室にあらかじめ用意される推奨と、端末に表示される追加の推奨が、アマゾンによる新たな試着プロセスの1つめの革新性である。
店員がお客との会話の中から自らのノウハウで選ぶという従来の推奨プロセスを、AIを使いオートメション化し、それを試着室内で完結するプロセスにしてしまったことに新鮮さがある。
しかし、これ以上に私が感嘆した2つめの革新性は試着室の設計デザインだ。お客が出入りする正面のドアと、作業員が出入りする裏のドアと、2つドアを作り、二重ドアにする。お客側を開けなければ室内をのぞかれることがなく、ドアとドアの間の空間をクローゼットのようにして商品を置けるスペースとしているのである。
追加のアイテムが届くと赤ランプと内側のライトが点灯、赤ランプ点灯中は作業員側のドアが開いているがお客側のドアはロックされてセキュリティが確保され、赤ランプ消灯後に解錠された客側ドアを開けると商品が届けられている。
例えば、試着として10着を選ぶとする。1着の段階で試着室に入っても、正面ドアを開けることなく残りの9着が作業員側のドアから届けられることになる。壁面の端末から選んでも同じように届けられる。つまり、売り場で選んで試着室に入り、気に入らないから出て、売り場で選んでまた試着室に入りという繰り返しが不要になるのだ。
このドアを2つ作るという設計デザインは過去存在せず、その斬新さに私は目を見張った。
試着というプロセスは近代的な小売りビジネスが確立して以来ほぼ大きな変化が起きておらず、店員にもお客にも大きな負担がかかり続けてきている分野である。この負担を過去なかった大胆なアイディアで軽減するというわけで、イノベーションをもたらす可能性を私は感じている。
レイアウト上、入り口から入ってすぐ右にピックアップカウンターがあり、右サイドから奥にかけての壁面に試着室が並び、この試着室の裏側は、作業員が動く通路となっている。この通路はピックアップカウンターへもつながっており。作業員は売り場の外辺をストレスなく移動できるレイアウトとなっている。
また試着室は2階にもあり、この2階は在庫スペースともなっていて、エレベーターを使って商品を移動しているようだったが、1階にも在庫スペースがあるかもしれず、このあたりははっきり確認できなかった。
お客から注文が入ると、作業員はアイテムを選び、試着室かピックアップカウンターに運び、残ったアイテムは元に戻す、作業員はこれを繰り返すわけだが、この一連のプロセスにフルフィルメントセンターで利用しているピッキングシステムを使っているとアマゾンは説明している。
アマゾンは従来の店員の仕事から商品の持ち運びという作業を切り分けて、フロア店員とフルフィルメント店員と2つの職種を用意し、2つの機能が交差せずストレスなく進行するよう店内レイアウトを工夫したと説明できるだろう。
公称されているが確認できていない機能としては、店頭でスキャンした商品は履歴に保存されて後日のネットやリアルの買い物に利用可、ネットで買った商品を店舗に送り試着できるという2つで、前者はウェブ上のブラウジング履歴で確認できず、後者についてはあえて店頭にある商品を選んで買い物カートに入れてみたが選択肢として試着は出てこなかった。これから導入する機能なのかもしれない。
さて、最後に実際に買い物をした感想を記しておきたい。QRコードのスキャンでスペックやレビューを確認できる便利さは言うまでもないのだが、もっともストレスフリーだと感じたのは試着や買うつもりの商品を手に持つ必要がない点だ。
試着または買いたい商品が決まったとして、さらに買い物を続けるときはそれらを手に持って店内を歩く必要がある。気の利いた店員がいると試着室に取り置いてくれることもあるが他人の手をわずらわす微妙なストレスがあり、誰も気にせず好きなだけ買い物を手ぶらで続けられるという開放感は初めての感覚で新鮮だった。
またピックアップカウターには商品を1時間キープできるので、他に買い物に行って戻ってくるということも可能である。
マーチャンダイジングの評価はとりあえずここではおいて、アパレルの買い物プロセスに大きな影響を与える画期的なフォーマットだと思っている。アマゾンのクリエイティビティーには脱帽としか言いようがない。
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アメリカ在住30年の鈴木敏仁氏が、現地のファッション&ビューティの最新ニュースを詳しく解説する連載。米アマゾンがロサンゼルスに衣料品のリアル店舗「アマゾンスタイル」をオープンした。衣料品の販売における革新性はどこにあるのか。実際に体験してみた。
アマゾン(AMAZON)が初のアパレル専門店フォーマット「アマゾンスタイル(AMAZON STYLE)」を5月25日にオープンした。オープンが予告された時点で、私は試着に焦点をあてているようだとこの連載で予測した。確かに試着プロセスの変革に大胆に切り込んでいるのだが、予測をはるかに超えるアイディアが投入されていて、軽い衝撃を受けた。
前回書いたが軽く復習しよう。アマゾンのリアル店舗は2015年の「アマゾンブックス」が1号店で、その後「アマゾン4スター」「アマゾンポップアップ」「アマゾンゴー」「アマゾンフレッシュ」とフォーマットを増やし、店舗数も100店舗前後にまで到達した。ところが今年3月に突然戦略を転換し、「ゴー」「フレッシュ」、そして「スタイル」の3つに集中して、他はスクラップすると発表したのであった。
この3月の時点ではまだ「アマゾンスタイル」はオープンしておらず、未開店の業態に注力するという理由は衣料市場の大きさにあるのだろうと私は書いた。書籍やポップアップストアといった限定カテゴリーでは、たとえ大チェーンに育ったとしてアマゾンという巨大な企業を支えるような柱にはなり得ない。裾野の広い分野でのチェーンストア化の方が最終目的地の規模が大きいという目論見だろうと考えたのである。
ただ実際に店舗を見て、市場の大きさだけではなく、新フォーマットに盛り込まれた画期的なアイディアにも将来性を見いだしているのだろうと考えるに至った。
これも前回書いたことだが、アマゾンでしかできない何かがなければリアル店舗をやる必要はないとジェフ・ベゾスは言っていた。「アマゾンスタイル」はまさに今まで存在しなかった革新的な技術が盛り込まれており、ベゾスの信念は忠実にコミットされているようだ。
オープンしたのはロサンゼルス郊外に立地するライフスタイルセンター(Americana at Brand)で、店舗面積は公称3万スクエアフィート(2787平方メートル)。「H&M」や「ユニクロ(UNIQLO)」の大型店舗ぐらいといったところだ。しかし、40ある試着室とつながっているバックルームやピックアップ、返品カウンターが大きめに取られているので、実際の売り場面積はそれほど大きくない。
従来のアパレルショッピングとの大きな違いは4つだ。1つめは、売り場はショールームで陳列されている商品は買えないこと。2つめは、買い物プロセスの全ての起点がスマホのアプリであること。3つめは、試着プロセスにかつてない新しい手法を取り入れたこと。そして4つめが、売り場の店員と、商品を準備する専用の店員と、作業プロセスの違いで2つに分けたことにある。1はすでに実験されていることで驚きはないが、画期的なのは2~4である。
まず入り口に大きな看板があり、掲示されたQRコードをアプリでスキャンするとスタイルサーベイと称するアンケートがスタートする。男か女か、カジュルアルかアスレジャーか、パンツならばスリムかレギュラーかといった、求めているものがどれなのかを選び、これを元にAI(人工知能)が分析して推奨商品を選ぶ。同社はこのために新たなアルゴリズムを開発したと言っている。
売り場はテーマやブランド別で従来通りだが、インフルエンサーによる推奨コーディネート売り場が大きめに取ってある点が目を引いた。展示されているQRコードをスキャンすると、陳列されているアイテム全てがアプリに表示される。また陳列はハンギング主体でたたみは少ない。ハンギング主体なのは売り場がショールームなのでサイズや色違いを重ねて陳列する必要がないからだろう。作業負荷が低いことは言うまでもない。
各アイテムに付く紙タグの表示はコードとサイズだけ、ハンガーに付けられたEインク型電子棚札に売価とQRコードが表示される。売価は19.99~25.99ドルというようなレンジ表示で、QRコードをスキャンするとアイテムページが開いて売価やスペックが表示される。プライム会員には値下げする、何度も表示するような人には背中を押すために値下げする、といったダイナミックプライシングである。
これはすでに「アマゾンブックス」でやっており技術的な驚きはないが、アパレルに持ち込まれると新鮮さを感じざるを得ない。
アプリのアイテム表示ページでは、試着するか、またはピックアップカウンターで受け取るか、の2つの選択肢が提示される。試着を選ぶと10分程度で利用可能になり、試着不要でそのまま買う場合は後者を選ぶのだが、どちらを選んでも、バックルームで働いている店員(売り場の店員と区別するため、ここから「作業員」と呼ぶ)が選択アイテムを在庫スペースから運び出し、前者は試着室へ、後者はカウンターへ移動させるというプロセスが後方で動くことになる。
この2つの選択肢は買い物中に増やしていくことが可能、急いで試着室やピックアップカウンターに行く必要はない。
ちなみに試着室準備完了やピックアップ可能といった連絡はアプリのプッシュ通知が利用される。
通知が届いたら指示された番号の試着室に行き、アプリで解錠して中に入ると、自分が選んだアイテムに加えてアマゾンのAIが選んだ推奨商品も用意されている。また壁面に大型画面の端末が据え付けられていて、ユーザーにカスタマイズされたアイテムが表示されており、端末に表示されている推奨商品を試着として加えることも可能である。この試着室にあらかじめ用意される推奨と、端末に表示される追加の推奨が、アマゾンによる新たな試着プロセスの1つめの革新性である。
店員がお客との会話の中から自らのノウハウで選ぶという従来の推奨プロセスを、AIを使いオートメション化し、それを試着室内で完結するプロセスにしてしまったことに新鮮さがある。
しかし、これ以上に私が感嘆した2つめの革新性は試着室の設計デザインだ。お客が出入りする正面のドアと、作業員が出入りする裏のドアと、2つドアを作り、二重ドアにする。お客側を開けなければ室内をのぞかれることがなく、ドアとドアの間の空間をクローゼットのようにして商品を置けるスペースとしているのである。
追加のアイテムが届くと赤ランプと内側のライトが点灯、赤ランプ点灯中は作業員側のドアが開いているがお客側のドアはロックされてセキュリティが確保され、赤ランプ消灯後に解錠された客側ドアを開けると商品が届けられている。
例えば、試着として10着を選ぶとする。1着の段階で試着室に入っても、正面ドアを開けることなく残りの9着が作業員側のドアから届けられることになる。壁面の端末から選んでも同じように届けられる。つまり、売り場で選んで試着室に入り、気に入らないから出て、売り場で選んでまた試着室に入りという繰り返しが不要になるのだ。
このドアを2つ作るという設計デザインは過去存在せず、その斬新さに私は目を見張った。
試着というプロセスは近代的な小売りビジネスが確立して以来ほぼ大きな変化が起きておらず、店員にもお客にも大きな負担がかかり続けてきている分野である。この負担を過去なかった大胆なアイディアで軽減するというわけで、イノベーションをもたらす可能性を私は感じている。
レイアウト上、入り口から入ってすぐ右にピックアップカウンターがあり、右サイドから奥にかけての壁面に試着室が並び、この試着室の裏側は、作業員が動く通路となっている。この通路はピックアップカウンターへもつながっており。作業員は売り場の外辺をストレスなく移動できるレイアウトとなっている。
また試着室は2階にもあり、この2階は在庫スペースともなっていて、エレベーターを使って商品を移動しているようだったが、1階にも在庫スペースがあるかもしれず、このあたりははっきり確認できなかった。
お客から注文が入ると、作業員はアイテムを選び、試着室かピックアップカウンターに運び、残ったアイテムは元に戻す、作業員はこれを繰り返すわけだが、この一連のプロセスにフルフィルメントセンターで利用しているピッキングシステムを使っているとアマゾンは説明している。
アマゾンは従来の店員の仕事から商品の持ち運びという作業を切り分けて、フロア店員とフルフィルメント店員と2つの職種を用意し、2つの機能が交差せずストレスなく進行するよう店内レイアウトを工夫したと説明できるだろう。
公称されているが確認できていない機能としては、店頭でスキャンした商品は履歴に保存されて後日のネットやリアルの買い物に利用可、ネットで買った商品を店舗に送り試着できるという2つで、前者はウェブ上のブラウジング履歴で確認できず、後者についてはあえて店頭にある商品を選んで買い物カートに入れてみたが選択肢として試着は出てこなかった。これから導入する機能なのかもしれない。
さて、最後に実際に買い物をした感想を記しておきたい。QRコードのスキャンでスペックやレビューを確認できる便利さは言うまでもないのだが、もっともストレスフリーだと感じたのは試着や買うつもりの商品を手に持つ必要がない点だ。
試着または買いたい商品が決まったとして、さらに買い物を続けるときはそれらを手に持って店内を歩く必要がある。気の利いた店員がいると試着室に取り置いてくれることもあるが他人の手をわずらわす微妙なストレスがあり、誰も気にせず好きなだけ買い物を手ぶらで続けられるという開放感は初めての感覚で新鮮だった。
またピックアップカウターには商品を1時間キープできるので、他に買い物に行って戻ってくるということも可能である。
マーチャンダイジングの評価はとりあえずここではおいて、アパレルの買い物プロセスに大きな影響を与える画期的なフォーマットだと思っている。アマゾンのクリエイティビティーには脱帽としか言いようがない。
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「WWDJAPAN」ポッドキャストシリーズの連載「考えたい言葉」は、2週間に1回、同期の若手2人がファッション&ビューティ業界で当たり前に使われている言葉について対話します。担当する2人は普段から“当たり前”について疑問を持ち、深く考え、先輩たちからはきっと「めんどうくさい」と思われているだろうな……とビビりつつも、それでも「メディアでは、より良い社会のための言葉を使っていきたい」と思考を続けます。第25弾は、【透明感】をテーマに語り合いました。「WWDJAPAN.com」では、2人が対話して見出した言葉の意味を、あくまで1つの考えとして紹介します。
生まれ持った肌、瞳、髪などの色になじむ、似合う色の系統を指すパーソナルカラーは、一般的に“イエローベース(イエベ)”と、“ブルーベース(ブルベ)”に大きく分けられる。さらに細かく“イエベ”の春か秋や、“ブルベ”の夏か冬の4シーズンに分けたスタイルがよく知られる。“イエベ”は暖色系のアンダートーン、“ブルベ”は寒色系のアンダートーンと分類される。似合うカラーの診断だけでなく、「イエベはシルバー系よりゴールド系のアクセサリーの方が似合う」という見方もあるなど、ファッションやメイクに影響力を持つ考えだ。
ファッション&ビューティ業界では接客やサービス体験の向上に使われる傾向があり、販売側も来店客側も、「自分に似合う」ものをより手に入れやすくできるツールとして使われている。ファッションECの日本最大手「ゾゾタウン」を運営するZOZOは、自宅で自分のスマートフォンで計測ができるアシストツール、ZOZOGLASSを手掛け、オンラインでもパーソナルカラー診断に基づいた購買を助けるアイテムを配布している。
一方で、それぞれのパーソナルカラータイプに付随するイメージも形成されている。実際はアンダートーンの診断にも関わらず肌の明るさと混同され、日本の“美白”文化と結び付けられている。“ブルベ”であることを自慢する現象があったり、“イエベ”と診断されることに複雑な感情を抱く人がいたりするのも事実だ。日本特有のトレンドと思われることもあるが、パーソナルカラー診断は人種的にも多様な欧米を起点に「カラーアナリシス(Colour Analysis)」といった名称で広がったもの。クールトーンとウォームトーンという言葉が主流で、表面的な肌の色とは分けて考えられている。ファンデーションの暖色系の色味も、イエローではなくゴールドと呼ぶのも欧米では多い。
近年「イエベ・ブルベ」の概念の発達とネットリテラシーの成熟に伴い、パーソナルカラーとの向き合い方・折り合いの付け方は進化している。当初は肌を4タイプにカテゴライズすることで、本人が楽しめるファッションやメイクの選択肢を狭めているのではないか、という指摘も多く見受けられたが、2022年現在は新しいカラーに挑戦するきっかけや、似合うファッションの可能性の探求として“占い”程度に試してみるなど、消費者の受け取り方もさまざまだ。
「WWDJAPAN」ポッドキャストシリーズはSpotifyやApple Podcastsでもお聞きいただけます。
佐立武士(さだち・たけし):He/Him。ソーシャルエディター。幼少期をアメリカ・コネチカット州で過ごし、その後は日本とアメリカの高校に通う。早稲田大学国際教養学部を卒業し、新卒でINFASパブリケーションズに入社。在学中はジェンダーとポストコロニアリズムに焦点を置き、ロンドン大学・東洋アフリカ研究学院に留学。学業の傍ら、当事者としてLGBTQ+ウエブメディアでライターをしていた。現在は「WWDJAPAN」のソーシャルメディアとユース向けのコンテンツに注力する。ニックネームはディラン
ソーンマヤ:She/Her。翻訳担当。日本の高校を卒業後、オランダのライデン大学に進学して考古学を主専攻に、アムステルダム大学でジェンダー学を副専攻する。今ある社会のあり方を探求すべく勉強を開始したものの、「そもそもこれまで習ってきた歴史観は、どの視点から語られているものなのだろう?」と疑問を持ち、ジェンダー考古学をテーマに研究を進めた。「WWDJAPAN」では翻訳をメインに、メディアの力を通して物事を見る視点を増やせるような記事づくりに励む
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スマートフォンをボディバッグ風に持ち歩ける“スマホショルダー”が、早くも今年を代表するヒット商品になっています。ポシェットやサコッシュのように斜め掛けするのが基本の使い方ですが、ファッショニスタの間では、おしゃれのキーアイテムとして活用するスタイリングが拡大。
「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」や「ポーター(PORTER)」などの人気ブランドも相次いでスマホショルダーを発売し、各種デバイスを収めやすいミニポーチ付きタイプや、複数のサブバッグをつなげられる連結モデルが登場しています。モデルの滝沢眞規子さんが手がける「ラルコバレーノ(L'ARCOBALENO)」のスマホショルダーは、黒ワンピースに重ねてもなじむ大人顔なデザイン。財布や各種カードも入るタイプなら、ハンズフリーなお出かけを応援してくれそうです。今回は、スマホショルダーを生かした夏のおしゃれコーディネートを、フェス上級者の着こなしからピックアップしました。
細いストラップだと、装いにシャープな印象を与えられます。1枚目の写真は、ポーチ類をボディーの正面にぶら下げて主役級のポジショニングに。パイソン柄のインパクトも相まり、無地の装いにしっかりアクセントと立体感を添えています。
2枚目の写真も華奢なストラップで斜め掛け。淡いベージュ系のセットアップに、ブラウンのスマホケースが差し色効果を発揮しています。ストラップが細いので、レースのたおやかさともマッチ。長めのストラップが落ち感も引き出しています。
ショルダーバッグと合わせて装いのキーピースに生かすアレンジも広がっています。1枚目の写真は、スマホショルダーとマスクケース、ショルダーバッグのトリプル掛け。長さの異なるストラップが装いにリズムを生み、さっぱり見えがちな夏のスタイルに変化をもたらしています。
2枚目の写真も“トリプル掛け”が着こなしに動きを添えています。スマホショルダーを正面寄りに垂らして、縦落ちのイメージも印象付けました。斜め掛けしたショルダーバッグの幅広ストラップが、ベージュのニットを斜めに横切るアクセントになっています。
スマホショルダーの最大の魅力は両手が空くハンズフリーですが、あえてバッグを持って、強弱を際立たせるスタイリングもおすすめです。1枚目の写真は、白のトートバッグを肩に掛けて、ボリュームのコントラストを際立たせています。(宮田さま:バッグを生かしたコーデの話をしているので、先にバッグの文章を持ってきました)アイキャッチーなイエローのスマホショルダーと白タンクトップ、カラーパンツと合わせて“トリコロール(3色使い)”の装いに。夏らしいカラーブロッキングに仕上がっています。
黒系のバッグやスマホショルダーを使うと、装い全体をクールに引き締める効果が期待できます。2枚目の写真では、袖コンシャスのワンピースに、シンプルな黒のスマホショルダーをオン。メッシュ素材のエコバッグとキャップも黒を選んで、スマホショルダーとリンクさせることで全体のムードを落ち着かせています。
このように、スマホショルダーを生かせば、サマールックに不足しがちな立体感を補えます。“ハンズフリーでストレスフリー”という実用面のメリットも大。移動などが多いお出掛けの日に頼りになります。人気が広がり、この先もさまざまなブランドから新顔が登場しそうなので、早めにお気に入りを見つけてアクティブな気分のおしゃれに役立ててみては。
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スマートフォンをボディバッグ風に持ち歩ける“スマホショルダー”が、早くも今年を代表するヒット商品になっています。ポシェットやサコッシュのように斜め掛けするのが基本の使い方ですが、ファッショニスタの間では、おしゃれのキーアイテムとして活用するスタイリングが拡大。
「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」や「ポーター(PORTER)」などの人気ブランドも相次いでスマホショルダーを発売し、各種デバイスを収めやすいミニポーチ付きタイプや、複数のサブバッグをつなげられる連結モデルが登場しています。モデルの滝沢眞規子さんが手がける「ラルコバレーノ(L'ARCOBALENO)」のスマホショルダーは、黒ワンピースに重ねてもなじむ大人顔なデザイン。財布や各種カードも入るタイプなら、ハンズフリーなお出かけを応援してくれそうです。今回は、スマホショルダーを生かした夏のおしゃれコーディネートを、フェス上級者の着こなしからピックアップしました。
細いストラップだと、装いにシャープな印象を与えられます。1枚目の写真は、ポーチ類をボディーの正面にぶら下げて主役級のポジショニングに。パイソン柄のインパクトも相まり、無地の装いにしっかりアクセントと立体感を添えています。
2枚目の写真も華奢なストラップで斜め掛け。淡いベージュ系のセットアップに、ブラウンのスマホケースが差し色効果を発揮しています。ストラップが細いので、レースのたおやかさともマッチ。長めのストラップが落ち感も引き出しています。
ショルダーバッグと合わせて装いのキーピースに生かすアレンジも広がっています。1枚目の写真は、スマホショルダーとマスクケース、ショルダーバッグのトリプル掛け。長さの異なるストラップが装いにリズムを生み、さっぱり見えがちな夏のスタイルに変化をもたらしています。
2枚目の写真も“トリプル掛け”が着こなしに動きを添えています。スマホショルダーを正面寄りに垂らして、縦落ちのイメージも印象付けました。斜め掛けしたショルダーバッグの幅広ストラップが、ベージュのニットを斜めに横切るアクセントになっています。
スマホショルダーの最大の魅力は両手が空くハンズフリーですが、あえてバッグを持って、強弱を際立たせるスタイリングもおすすめです。1枚目の写真は、白のトートバッグを肩に掛けて、ボリュームのコントラストを際立たせています。(宮田さま:バッグを生かしたコーデの話をしているので、先にバッグの文章を持ってきました)アイキャッチーなイエローのスマホショルダーと白タンクトップ、カラーパンツと合わせて“トリコロール(3色使い)”の装いに。夏らしいカラーブロッキングに仕上がっています。
黒系のバッグやスマホショルダーを使うと、装い全体をクールに引き締める効果が期待できます。2枚目の写真では、袖コンシャスのワンピースに、シンプルな黒のスマホショルダーをオン。メッシュ素材のエコバッグとキャップも黒を選んで、スマホショルダーとリンクさせることで全体のムードを落ち着かせています。
このように、スマホショルダーを生かせば、サマールックに不足しがちな立体感を補えます。“ハンズフリーでストレスフリー”という実用面のメリットも大。移動などが多いお出掛けの日に頼りになります。人気が広がり、この先もさまざまなブランドから新顔が登場しそうなので、早めにお気に入りを見つけてアクティブな気分のおしゃれに役立ててみては。
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今回は、若者に読んで欲しいに届けたい書籍を潟見オーナーに選んでもらった。LGBTQ+の社会的地位向上やフェミニズムなど運動が活発に行われているが、マイノリティをはじめ自分のアイデンティティや居場所に悩む若者は少なくない。連帯して解決する、自分のことを自分の言葉でみんなに伝えることがより一層重要になっている今、若者に読んでほしい4冊を紹介する。
LGBTQ+のユース世代6人のジェンダーやセクシュアリティの経験を、ベースに本にしたものです。カミングアウト、出会いや日常の葛藤などのストーリーを漫画とエッセイで、ゲイコミック作家の野原くろさんとドラァグクイーンでライターのエスムラルダさんがまとめました。6人は文部科学省のキャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」で派遣された学生で、海外で気づいたことなども含めた経験も含まれています。ジェンダーとセクシュアリティの関連用語の解説も載っているので、入門書的な存在。ぜひ、若い人たちに読んでほしいです。
中国や韓国、台湾、香港の4地域のフェミニズムの動きを紹介する本です。現地で活動している人にインタビューもして、いろいろな運動を紹介しています。フェミニズムが進んでいるイメージの欧米に関する出版物は多いけれど、これは東アジアにフォーカスしたものです。各地域の専門家が参加していて、東アジア圏内ということで、カルチャーを含め共通する部分も多いので学ぶことも多いです。「ロンリネスブックス」がある大久保の街のように、多文化、多国籍な交流が広がってほしいです。特に東アジアが同じ問題を解決するために連帯できたらいいと考えます。
2021年に明治大学のゼミを卒業した4人の学生が作ったジンです。内容は、フェミニズムやジェンダーギャップの話をしたり、同じ映画を見て感じた感想を語り合ったりなど。彼女たちは中国と韓国、日本の出身。違う国の学生4人が、フェミニズムのことで共感して仲良くなる“トキメキ”みたいなものが感じられます。日本で暮らしていると自分のことや意見を自分の言葉で話すことが少ないと感じるので、「自分の言葉で自分について隣にいるあなたに話してみる」というタイトルはすごく素敵だなと思います。2号目となる「Your Personal Is Political(個人的なことは政治的なこと)」も22年7月に出版されました。
実写ドラマ化されたことで話題になっている、イギリスのコミックです。男子高校生2人がメインのキャラクターで、すでにゲイとカミングアウトしている子と自分がストレートだと思っていたラグビー部のスターの子が惹かれ合っていくというストーリーです。この本から学べるのは自身のアイデンティティーの“肯定”の大事さだと思います。自分のことを肯定できないと、孤独感や焦り、嫉妬など、いろんなことに支障が出ますよね。この作品は、現代のイギリスが舞台なので、ゲイの先生やレズビアンの生徒やトランスジェンダーの生徒などの存在が丁寧に描かれています。若い子が読むと、その物語の中に自分がいるようで、自身のアイデンティティを見つけられるのではないかなと。
今回「若者に贈る4冊」を選ぶ際、たまに「ロンリネスブックス」にポツンと1人で来てくれる若い人をイメージしました。あんまり会話もなく、帰り際に「自分はゲイなんです」「人に初めて言いました」って言う方がたまにいて。周りに自分のことが話せず、孤独と感じている若者がたくさんいるんだと実感しました。ここに来るというだけでも少し勇気がいることですし、このような人が無数にいるのだと感じました。周りに親近感を持つこと、連帯して問題の解決に取り組むこと、人とつながって自分のアイデンティティーを肯定すること。これらをテーマにして選びました。
潟見オーナーは、映画ポスターやパンフレットを手掛けるグラフィックデザイナーでもあり、自ら出版物を手掛けることもある。週に1回バーテンダーをしている新宿のバーで、毎週1〜2冊をピックアップして紹介したり、ブックショップを昼間に開催したりしている。クィアやジェンダーの出版物に興味が向いたのは、2011〜12年ごろ。LGBTQ+コミュニティーの定期創刊物のデザインの依頼や、周りの友人らと話していくうちに、自身でも制作しながらそれらに深く関わるようになっていった。社会問題や同性婚についての対話が増え、自身もLGBTQ+コミュニティーに属する当事者として、このトピックスにまつわる対話を増やしていきたいという願いで運営する。
書店オープンのきっかけは、2019年に東京レインボーパレードにクィア当事者やクィアな事柄を扱うブースに知人らとともに出展したこと。もともと本やジンを集めるのが好きで、それを多くの人にも届けたいという思いで始めた。2015年ごろから韓国や台湾のクィアやジェンダーについて扱う書籍を現地で見たり、製作者らと交流したりし、東アジアのジェンダーやクィアの出版物をキーワードにそろえた。東アジアでは若い世代を中心に出版物を通じて幅広い表現が行われており、それに刺激を受けたという。その後、自宅兼事務所だった大久保のアパートの一室にロンリネスブックスを開いた。店内にはジェンダーだけでなく、アジアのカルチャーを扱う書籍も多い。多国籍な大久保ならではの空気を、ストアに凝縮したいと考えているそうだ。
予約制にしたことで、安心感のある空間として好評だ。時間のスロットは約2時間。来店者は本を読んだり、友達と話したりして、たっぷり2時間を過ごすことがほとんど。予約者と同行する人のみ入店可能なので、ほかの客と会うことはない。「居心地が良く、ずっとここにいたい」という感想が多く寄せられるといい、書店の空間を活用して、プロジェクターを使った映画上映会も開催している。
The post 週末限定の予約制書店「ロンリネスブックス」が選ぶ、若者に読んで欲しい4冊【後編】 appeared first on WWDJAPAN.
今回は、若者に読んで欲しいに届けたい書籍を潟見オーナーに選んでもらった。LGBTQ+の社会的地位向上やフェミニズムなど運動が活発に行われているが、マイノリティをはじめ自分のアイデンティティや居場所に悩む若者は少なくない。連帯して解決する、自分のことを自分の言葉でみんなに伝えることがより一層重要になっている今、若者に読んでほしい4冊を紹介する。
LGBTQ+のユース世代6人のジェンダーやセクシュアリティの経験を、ベースに本にしたものです。カミングアウト、出会いや日常の葛藤などのストーリーを漫画とエッセイで、ゲイコミック作家の野原くろさんとドラァグクイーンでライターのエスムラルダさんがまとめました。6人は文部科学省のキャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」で派遣された学生で、海外で気づいたことなども含めた経験も含まれています。ジェンダーとセクシュアリティの関連用語の解説も載っているので、入門書的な存在。ぜひ、若い人たちに読んでほしいです。
中国や韓国、台湾、香港の4地域のフェミニズムの動きを紹介する本です。現地で活動している人にインタビューもして、いろいろな運動を紹介しています。フェミニズムが進んでいるイメージの欧米に関する出版物は多いけれど、これは東アジアにフォーカスしたものです。各地域の専門家が参加していて、東アジア圏内ということで、カルチャーを含め共通する部分も多いので学ぶことも多いです。「ロンリネスブックス」がある大久保の街のように、多文化、多国籍な交流が広がってほしいです。特に東アジアが同じ問題を解決するために連帯できたらいいと考えます。
2021年に明治大学のゼミを卒業した4人の学生が作ったジンです。内容は、フェミニズムやジェンダーギャップの話をしたり、同じ映画を見て感じた感想を語り合ったりなど。彼女たちは中国と韓国、日本の出身。違う国の学生4人が、フェミニズムのことで共感して仲良くなる“トキメキ”みたいなものが感じられます。日本で暮らしていると自分のことや意見を自分の言葉で話すことが少ないと感じるので、「自分の言葉で自分について隣にいるあなたに話してみる」というタイトルはすごく素敵だなと思います。2号目となる「Your Personal Is Political(個人的なことは政治的なこと)」も22年7月に出版されました。
実写ドラマ化されたことで話題になっている、イギリスのコミックです。男子高校生2人がメインのキャラクターで、すでにゲイとカミングアウトしている子と自分がストレートだと思っていたラグビー部のスターの子が惹かれ合っていくというストーリーです。この本から学べるのは自身のアイデンティティーの“肯定”の大事さだと思います。自分のことを肯定できないと、孤独感や焦り、嫉妬など、いろんなことに支障が出ますよね。この作品は、現代のイギリスが舞台なので、ゲイの先生やレズビアンの生徒やトランスジェンダーの生徒などの存在が丁寧に描かれています。若い子が読むと、その物語の中に自分がいるようで、自身のアイデンティティを見つけられるのではないかなと。
今回「若者に贈る4冊」を選ぶ際、たまに「ロンリネスブックス」にポツンと1人で来てくれる若い人をイメージしました。あんまり会話もなく、帰り際に「自分はゲイなんです」「人に初めて言いました」って言う方がたまにいて。周りに自分のことが話せず、孤独と感じている若者がたくさんいるんだと実感しました。ここに来るというだけでも少し勇気がいることですし、このような人が無数にいるのだと感じました。周りに親近感を持つこと、連帯して問題の解決に取り組むこと、人とつながって自分のアイデンティティーを肯定すること。これらをテーマにして選びました。
潟見オーナーは、映画ポスターやパンフレットを手掛けるグラフィックデザイナーでもあり、自ら出版物を手掛けることもある。週に1回バーテンダーをしている新宿のバーで、毎週1〜2冊をピックアップして紹介したり、ブックショップを昼間に開催したりしている。クィアやジェンダーの出版物に興味が向いたのは、2011〜12年ごろ。LGBTQ+コミュニティーの定期創刊物のデザインの依頼や、周りの友人らと話していくうちに、自身でも制作しながらそれらに深く関わるようになっていった。社会問題や同性婚についての対話が増え、自身もLGBTQ+コミュニティーに属する当事者として、このトピックスにまつわる対話を増やしていきたいという願いで運営する。
書店オープンのきっかけは、2019年に東京レインボーパレードにクィア当事者やクィアな事柄を扱うブースに知人らとともに出展したこと。もともと本やジンを集めるのが好きで、それを多くの人にも届けたいという思いで始めた。2015年ごろから韓国や台湾のクィアやジェンダーについて扱う書籍を現地で見たり、製作者らと交流したりし、東アジアのジェンダーやクィアの出版物をキーワードにそろえた。東アジアでは若い世代を中心に出版物を通じて幅広い表現が行われており、それに刺激を受けたという。その後、自宅兼事務所だった大久保のアパートの一室にロンリネスブックスを開いた。店内にはジェンダーだけでなく、アジアのカルチャーを扱う書籍も多い。多国籍な大久保ならではの空気を、ストアに凝縮したいと考えているそうだ。
予約制にしたことで、安心感のある空間として好評だ。時間のスロットは約2時間。来店者は本を読んだり、友達と話したりして、たっぷり2時間を過ごすことがほとんど。予約者と同行する人のみ入店可能なので、ほかの客と会うことはない。「居心地が良く、ずっとここにいたい」という感想が多く寄せられるといい、書店の空間を活用して、プロジェクターを使った映画上映会も開催している。
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EC支援サービスのEストアー(東京、柳田要一社長)は25日、アパレルの志風音(東京、西村健太社長)を買収すると発表した。志風音の株式の50.2%を約16億7000万円で取得する。ECストアーは、志風音のファッション事業やスポーツ事業を取り込み、EC事業との相乗効果を高める。
2004年設立の志風音(SHIFFON)は「フェニックス」「カッパ」などのブランド事業を展開する。20年12月に営業終了した老舗スポーツアパレルのフェニックスの事業を継承したことでも話題になった。20年3月期の売上高28億円、営業利益7800万円に対し、22年3月期は売上高47億円、営業利益5億2600万円に成長している。
Eストアーは1999年設立のEC支援サービス企業で、東証スタンダードに上場している。22年3月期の業績は、売上高57億円、営業利益10億円、純利益6億7700万円。
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「ウィエップ(WEYEP)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。
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「ウィエップ(WEYEP)」が2022-23年秋冬コレクションを発表した。
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ミラノ発のジュエリーブランド「アリータ(ALIITA)」は、新作アイテムのポップアップを8月3〜9日に伊勢丹新宿本店で開催する。
アイテムは愛らしい子猫をかたどったネックレスやリングなどで、大好物のミルクに顔を突っ込んでしまった姿を表現している。価格は税込4万2900円で、数量限定で先行販売する。
そのほかには、シンプルなゴールドラインが特徴の“ピュアコレクション”からワニなどをモチーフにしたジュエリーをラインアップ。さらにレッドコーラルのチェリーをイメージした“チェリー”シリーズと、1930年代のアールデコに着想を得た“デコ”シリーズの新作もそれぞれ用意する。
■ポップアップ
会期:8月3日〜9日
場所:伊勢丹新宿店本館1階 アクセサリー/プロモーションスペース
住所:東京都新宿区新宿3-14-1
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ミラノ発のジュエリーブランド「アリータ(ALIITA)」は、新作アイテムのポップアップを8月3〜9日に伊勢丹新宿本店で開催する。
アイテムは愛らしい子猫をかたどったネックレスやリングなどで、大好物のミルクに顔を突っ込んでしまった姿を表現している。価格は税込4万2900円で、数量限定で先行販売する。
そのほかには、シンプルなゴールドラインが特徴の“ピュアコレクション”からワニなどをモチーフにしたジュエリーをラインアップ。さらにレッドコーラルのチェリーをイメージした“チェリー”シリーズと、1930年代のアールデコに着想を得た“デコ”シリーズの新作もそれぞれ用意する。
■ポップアップ
会期:8月3日〜9日
場所:伊勢丹新宿店本館1階 アクセサリー/プロモーションスペース
住所:東京都新宿区新宿3-14-1
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ミラノ発のジュエリーブランド「アリータ(ALIITA)」は、新作アイテムのポップアップを8月3〜9日に伊勢丹新宿本店で開催する。
アイテムは愛らしい子猫をかたどったネックレスやリングなどで、大好物のミルクに顔を突っ込んでしまった姿を表現している。価格は税込4万2900円で、数量限定で先行販売する。
そのほかには、シンプルなゴールドラインが特徴の“ピュアコレクション”からワニなどをモチーフにしたジュエリーをラインアップ。さらにレッドコーラルのチェリーをイメージした“チェリー”シリーズと、1930年代のアールデコに着想を得た“デコ”シリーズの新作もそれぞれ用意する。
■ポップアップ
会期:8月3日〜9日
場所:伊勢丹新宿店本館1階 アクセサリー/プロモーションスペース
住所:東京都新宿区新宿3-14-1
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「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(OFFICINE UNIVERSELLE BULY)」は7月22日、東京・丸の内に国内16店舗目となる新店をオープンした。路面店としては代官山店、青山骨董通り店に次ぐ3店舗目。国内最大となる67平方メートルの店舗には、ベストセラーのボディーオイルをはじめスキンケア、オーラルケア、インバスアイテム、コームなどの美容ツール、香水、ホームフレグランスなどをそろえる。
同ブランドは伝統と革新の融合をコンセプトに掲げる。丸の内の新店舗は18世紀フランスのレジャンス様式から着想を得て、壁面などの室内装飾に柔和な曲線を採用。天井や照明にはステンレスを用いコントラストをつけ、床にはラムダン=ディレクターがこだわりを持つ石灰岩のトラバーチンを使った。店舗中央には国内店舗で初めてソファを設置。滞在時間を長くとり買い物を楽しんでもらう狙いだ。
共同創業者のラムダン・トゥアミ(Ramdane Touhami)=アーティスティック・ディレクターは、昨年10月にLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトンに事業売却後、最高経営責任者(CEO)職を退き社外取締役に就任。新店の店舗開発・デザインを手掛けた。年内は、8月末に松屋銀座店がオープンする予定。
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「ナイキ(NIKE)」は、2020年に北米などで販売した初のマタニティーコレクション“ナイキ (M)”を、8月9日から日本の一部の「ナイキ」取り扱い店舗と公式EC、公式アプリで販売する。妊娠中や出産後の女性のニーズに沿って開発した同コレクションでは、スポーツブラ(6050円税込、以下同)とタンクトップ(5500円)、ショーツ(4950円)、レギンス(6600円)、Tシャツ(4070円)、プルオーバー(1万230円)の6型をそろえる。カラーはブラックとパープルの2色。
開発過程では、15万以上のボディスキャンデータをもとに、妊娠中の体の変化やニーズを分析し、30人以上の妊娠中または産後の女性アスリートらからのフィードバックをデザインに反映した。カーメン・ゾルマン(Carmen Zolman)=ナイキ イノベーション アパレル デザイン ヴァイスプレジデントは、「妊娠中に経験する体の変化は一人ひとり違うため、インクルーシブなデザインを実践した。一般女性からアスリートまでの声を聞き、どんな運動習慣にも対応できるように設計している」と説明する。
ショーツとレギンスはウエストバンドを高めに配置して、腹部全体をカバーしたり、折り返したりして着用できる。ブラは、アンダーバストの部分をリブ仕様にすることで伸縮性とサポート性を両立させた。分離式のレイヤーで、着用中に授乳しやすいデザインも特徴だ。生地にもこだわっており、授乳期の湿気を調整する特殊な素材で、母乳がもれても目立たせない機能も持つ。「そのほかにも例えば、妊娠期間中は肌がかゆくなるという声が多く挙がった。そこで、全ての生地で敏感な肌を刺激しないようにソフトなタッチを追求した。また、適度なサポート力を維持しつつ、4方向に伸縮するストレッチ素材を用いて、体が大きく変化する妊娠前後の期間にワンサイズで対応できるよう工夫した」という。
ゾルマンは、「妊娠・出産を機にスポーツを諦める女性たちが多くいるが、妊娠前後の期間こそスポーツを通して健康でいることが大切だ。私自身も妊娠期間に、最適なワークアウトウエアを見つけるのに苦労した。同コレクションは、母親たちが自由でスタイリッシュに体を動かせるように設計した。女性が人生のどのステージにおいてもスポーツをはじめ、続けられるように、包摂的でスタイリッシュかつ機能性に優れたプロダクト作りを続けたい」と話した。
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“イージー・ギャップ エンジニアド バイ バレンシアガ(YEEZY GAP ENGINEERED BY BALENCIAGA)”は、スマートフォンやモバイル機器で遊べるオンラインゲームを発表した。デムナ(Demna)「バレンシアガ」アーティスティック・ディレクターがゲームデザインなどを手掛けたという。
“イージー・ギャップ エンジニアド バイ バレンシアガ“は、カニエ・ウェスト(Kanye West)改めイェ(Ye)が手掛ける「イージー」と「ギャップ」のコラボレーションライン“イージー・ギャップ”と、「バレンシアガ」による協業プロジェクト。これまで2022年2月と5月に、デニムジャケットやフーディなどのコラボアイテムを販売した。
オンラインゲームは、“イージー・ギャップ”の公式サイトからアクセス可能だ。コラボコレクションをアバターに着せ、ゲーム内でコラボの世界観を堪能することができる。また“イージー・ギャップ エンジニアド バイ バレンシアガ“は、これまでECのみの販売だったが、7月21日から「ギャップ」タイムズスクエア店など一部の店舗で取り扱いを開始している。
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「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は、文字のみを用いるキャンペーン「ヴァレンティノ ザ ナラティブII」の一環として、声優6人とタッグを組んだ映像作品を制作。第1弾として、花江夏樹編を公開した。
「ヴァレンティノ ザ ナラティブII」は“愛”をテーマにしたもので、世界中から17人の作家を招請。日本からは川上未映子が参加する。
映像作品では7〜12月の期間、「ヴァレンティノ」の最新コレクションを着用した声優が毎月1人登場し、文章を読み上げる。
花江は1991年6月26日生まれ、神奈川県出身。2011年に声優デビュー。社会現象ともなったアニメ「鬼滅の刃」で、主役の竈門炭治郎を演じる。
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「ユニクロ(UNIQLO)」は、ワイヤレスブラ“ウルトラリラックス”を8月1日に発売する。価格は税込2290円。サイズはXS〜XXLを、カラーはベージュやブラックなど5色をそろえる。全国のユニクロ店舗やオンラインストアで扱う。
“ウルトラリラックス”は、まるでブラをつけていないようなつけ心地のよさを目指した商品。肌にあたる感覚を減らすために、ネックラインやアンダーに縫い目をなくしたシームレス仕様を採用した。カップは安定感のある身生地一体型を採用し、パワーネットとボンディング仕様で適度なホールド感と付け心地の良さを実現した。
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プーマ ジャパンは、SMエンターテイメント所属のK-POPグループ、NCT 127(エヌシーティー127)がアジア太平洋(APAC)地域のブランドアンバサダーに就任したことを発表した。今後、アジアやオセアニアの15カ国を中心にスニーカー“スリップストリーム(SLIPSTREAM)”をはじめとするさまざまなキャンペーンに登場する予定だ。
NCT 127は、多国籍ボーイズグループとして日本、韓国、アメリカ、カナダ出身のメンバーで構成。グループ名は、“Neo Culture Technology”の略称と韓国・ソウルの経度“127”を組み合わせた造語で、愛称は“イリチル”(“127”のハングル読み)。日本人メンバーのユウタは、インスタグラムで日本人男性タレントとして最多の約840万フォロワーを抱える。
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ヘアサロン「レコ(LECO)」は5周年を記念して、全方位型音楽フェス「スクランブル」を8月15日に開催する。会場は東京・道玄坂のクラブ「コンタクト」。「コンタクト」はDJとしても活動する内田聡一郎「レコ」代表が何度もパフォーマンスをした思い出深い会場で、今年9月に閉店することから、来春の「レコ」5周年に先立って、イベントを開催することに決めたという。
3つのフロアそれぞれに、ヒップホップ・ラップ、テクノ・ハウス、アニソン・ボカロといったジャンルの異なるアーティストを誘致。「レコ」にゆかりのある出演者たちがそろい、中にはサロンの顧客もいる。内田代表と重水桃夏スタイリストもパフォーマンスをする。そのほか、アートやフードも楽しむことができる。
内田代表は「これほどまでにテイストがごちゃ混ぜな音楽イベントはなかなかない。音楽やカルチャーが好きで、大切にしているスタッフが多く、バラエティーに富んだ内容にできた。僕らが企画するからこそできる面白いアプローチ。純粋に音楽を楽しみたいという方も来てくれるだろうし、このイベントをきっかけにこんな美容室があるんだなと知ってもらえらたら嬉しい」と話す。
本イベントはあくまでも純粋な音楽イベントとして開催する。いち美容室がこういった音楽フェスを主催することはごくまれだ。「今年に入ってヘアショーやセミナーが復活しはじめて、フィジカルの良さを改めて感じている。僕自身ヘアに関わるイベントは誰よりも関わっていると思う反面、美容以外のことに取り組む時間をなかなか取れずにいた。そこでヘアを通じてではなくあえて切り離して、渋谷から面白いことをフィジカルで仕掛けようと試みた。ちょうど5周年を迎えるタイミングなので、まだコロナ禍ではあるが停滞ムードを取り払っていきたい」とコメント。
「美容師は、コロナ禍でもフェイストゥフェイスの仕事であり、気分が上がる、閉塞感を打破するような役割が美容にはあると思っている。僕らが先陣を切って挑戦することで、これからの世の中がまたいいムードになっていくはずだ。美容室発信で何か仕掛けることに対して、現状ではまだ様子を見ている部分も大きいと思う。そうであれば、僕らが率先してやりましょうという気持ち」とイベントへの思いを内田代表は語る。
「音楽に詳しくなくてもいいし、若い子も、音楽のジャンルが決まっちゃっている人も、新しいものに触れるときの高揚感を感じにきてほしい。来る人を全く選ばない、本当に“全方位”で、刺激的で、ある意味で新感覚なイベントなので、ぜひ来てほしい」(内田代表)
ヘアサロン「レコ」は内田代表が2018年に東京・渋谷にオープン。エッジの効いたヘアデザインと30人以上の多彩なスタッフがそろい業界内外から注目を集めている。20年4月には姉妹ブランド「クク(QUQU)」、21年3月には「レコ オーベン(LECO oben)」、22年3月には「レコ オッド(LECO odd)」をオープン。渋谷を拠点にトレンドを発信する。
■開催概要
イベント名:全方位型音楽フェス「スクランブル」
日時:8月15日(月)16:00〜23:00
チケット代:3500円(税込)※美容学生・サロンメンバーは2000円(税込)
場所:コンタクト(東京都渋谷区道玄坂2-10-12 新大宗ビル4号館 B2F)
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「トム ブラウン(THOM BROWNE)」が2023年プレ・スプリング・コレクションを発表した。
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「アート・オブ・フュージョン(融合の芸術)」をコンセプトに機械式クロノグラフを中心とするスポーツウオッチを手がける「ウブロ(HUBLOT)」のリカルド・グアタルーペ(Ricardo Guadalupe)最高経営責任者が来日した。昨年12月には銀座に続いて表参道に新たなフラッグシップ・ブティックをオープン、人気のスポーツ・クロノグラフ初のスクエア型モデル「スクエア・バン」や、鮮やかなカラーウオッチの相次ぐ完売など絶好調なビジネスについて聞いた。
2020年、スイス時計の対外輸出総額は、前年比マイナス21.8%の217億スイスフラン(約3兆380億円)と大幅に落ち込んだ。だが21年は一転、コロナ前の19年比でもプラス3.5%という、史上最高の223億スイスフラン(約3兆1220億円)を達成した。「ウブロ」などを含む、ラグジュアリー時計がけん引している。
この状況にグアタルーペCEOは、「30年以上時計ビジネスに関わってきたが、今は経験したことのない成功を収めている」と驚きを隠さない。
では、「ウブロ」のかつてない成功、全世界的な好調の要因、理由とは?
「他社にはないユニークで魅力的な製品開発の努力が報われたと思いたいが、最大の要因は、新しい顧客が増えたこと。これまで高級時計に興味を持たなかった人々、特に若い世代の成功者が『ウブロ』に興味を持ってくれた。彼らはネットビジネスや暗号資産など、新しいビジネスで成功した人々だ。私たちは『そんな人たちに支持される時計とはどんなものか?』を考えながら、製品開発を進めてきた」。独自に開発した、スカイブルーやパープル、グリーンなどカラフルなセラミックをケースとブレスレットに採用した「ビッグ・バン インテグレーテッド」は、こうした考えから生まれた新作だという。
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「新しい顧客は、時計でも『自分を表現したい』と思っている人々。これまでの高級時計の常識にとらわれない。デザインでも他社とは違う、『ウブロ』独自の個性を求めている。こうしした人々にアクセスするには、共感してもらえる『仕掛け』が不可欠だ。そのため『ウブロ』はFIFAワールドカップサッカーに代表されるスポーツやアスリートとのコラボレーションを続けてきた。日本の村上隆や、フランスのリチャード・オーリンスキー(Richard Orlinski)、イギリスのマキシム・ビューチ(Maxime Plescia-Buchi)ら世界的なアーティストとのコラボもこの一環。DJスネーク(DJ Snake)のように音楽とのコラボもスタートし、素晴らしい反応を得ている。これもブランドの1980年の創業時から続くコンセプト『アート・オブ・フュージョン』の実現のひとつ。今後もコンセプトをキープして、挑戦を続けていく」。
こうしたコラボレーションの相手が、まさに旬な人たちなのも「ウブロ」のコラボモデルを見て感心するところだ。
「コラボレーションの話をまとめているのは、私ではなく本社のマーケティングチーム。人気だからお金を積んで無理にコラボすることはしない。『ウブロ』の世界に魅力を感じ、興味を持ってくださり、一緒に楽しく仕事ができることを大切にして選んでいる」。
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「ウブロ」の大胆な挑戦は、ケースやブレスレットの素材からムーブメントまで、自社でゼロから開発・製造する高い技術力を持っているからだ。スポーツウオッチでの成功例は数少ないスクエア(四角)ケースの「スクエア・バン」も、高い技術力があるから実現できた。
「これからは、若く新しい顧客のように、時計を道具ではなく『自分を表現するラグジュアリーなアイテム』として選ぶ人が増えるはず。中でもハイエンドな機械式時計は、アート作品のような希少性、独自性がさらに求められる。さらに新しいフュージョン(融合)を追求して、お客様の期待にいち早く応えたい」。
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河北裕介ヘア&メイクアップアーティストが手掛けるライフスタイルブランド「アンドビー(&BE)」が、売り上げを伸ばし好調だ。同ブランドは2018年にデビューし、大人から子どもまで使える無添加処方のスキンケアアイテムからスタート。翌年にはメイクアイテムまでラインアップを増やし、自分に自信が持てる“河北メイク”がかなうと人気に火が付いた。今年発売した“UVプライマー”と“クッションファンデーション”は、「WWDJAPAN」の“2022年上半期ベストコスメ”のバラエティー・ドラッグストアカテゴリー「ベースメイク」新製品部門で同率1位を受賞した。
“UVプライマー”(36g、税込2750円)は、ブランド史上最高レベルの紫外線カット効果(SPF50+・PA ++++)を実現。肌にみずみずしい透明感を与える微細パールを高配合し、あふれるような艶感で毛穴やシミ・シワなど気になる肌のアラを飛ばしながら生き生きとした肌色に整える。日焼け止め補正と肌色補正の2役に加え、高機能保湿成分※1を高配合し、肌を乾燥から守り美容液をつけたようなしっとり感が持続する。
“クッションファンデーション”(SPF24・PA +++、全3色、各税込3520円)は、肌のシミやくすみを隠す高いカバー力と、厚ぼったさがなくナチュラルな仕上がりを両立。河北裕介ヘア&メイクアップアーティストのこだわりである、薄い膜をまとったような滑らかで自然な艶のある質感を演出する。保湿成分※2配合で、大気汚染やたばこなど外的要因による乾燥ダメージを防ぎ、メイクしながら肌をケアする。
両製品とも鉱物油、紫外線吸収剤、石油系界面活性剤、合成着色料(タール色素)、合成香料不使用のノンケミカル処方で、肌に負担をかけずに石けんタイプの洗顔料とお湯で落とすことができる。
※1 グリコーゲン、エクトイン、プルーン分解物、ソメイヨシノ葉エキス、ビルベリー葉エキス
※2 2,4-ジカルボエトキシパントテン酸エチル、マロン酸ビスエチルヘキシルヒドロキシジメトキシベンジル、オウゴン根エキス
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「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、故ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)メンズ・アーティスティック・ディレクターが手掛けたメンズの新作バッグ、キャップ、サングラスを発売した。
バッグ“キーポル・バンドリエール 25”(38万9400円税込、以下同)では、モノグラムキャンバスと透明なPVCで“ダミエ”パターンを表現し、キャップ(9万200円)の前面にはクロコダイルを刺しゅう。サングラス(10万100円)は、スクエアシェイプとグラデーションレンズが特徴だ。
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バロックジャパンリミテッドの「スライ(SLY)」は、「ワット イット イズント マークゴンザレス((WHAT IT ISNT) ART BY MARK GONZALES)」とのコラボレーションアイテムを7月29日から「スライ」直営店で順次販売する。シェルター ウェブストア(SHEL’TTER WEB STORE)では、予約販売中だ。
コラボは、2022年で直営店出店20周年を迎える「スライ」のアニバーサリーアイテム第3弾として登場するもので、マーク・ゴンザレス(Mark Gonzales)とのコラボは2015年以来。コンパクトサイズのTシャツ(税込6996円)、オーバーサイズのTシャツ(同7700円)、ニット素材のタンクトップ(同8800円)、ソックス(同4400円)の4型をラインアップする。商品タグには20周年を記念したコラボステッカーが付き、ステッカーの裏にはアルバムを視聴できるQRコードを掲載した。
「ワット イット イズント(What it isNt)」は、2001 年のストリートアートイベント「untitled2001」にあわせてリリースされた、マーク・ゴンザレスとトミー・ゲレロ(Tommy Guerrero)によるCDアルバム。両氏が「ゲレロ イー ゴンザレス(guerrero y gonzales)」として発信するアートプロジェクトの一環だ。
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バロックジャパンリミテッドの「スライ(SLY)」は、「ワット イット イズント マークゴンザレス((WHAT IT ISNT) ART BY MARK GONZALES)」とのコラボレーションアイテムを7月29日から「スライ」直営店で順次販売する。シェルター ウェブストア(SHEL’TTER WEB STORE)では、予約販売中だ。
コラボは、2022年で直営店出店20周年を迎える「スライ」のアニバーサリーアイテム第3弾として登場するもので、マーク・ゴンザレス(Mark Gonzales)とのコラボは2015年以来。コンパクトサイズのTシャツ(税込6996円)、オーバーサイズのTシャツ(同7700円)、ニット素材のタンクトップ(同8800円)、ソックス(同4400円)の4型をラインアップする。商品タグには20周年を記念したコラボステッカーが付き、ステッカーの裏にはアルバムを視聴できるQRコードを掲載した。
「ワット イット イズント(What it isNt)」は、2001 年のストリートアートイベント「untitled2001」にあわせてリリースされた、マーク・ゴンザレスとトミー・ゲレロ(Tommy Guerrero)によるCDアルバム。両氏が「ゲレロ イー ゴンザレス(guerrero y gonzales)」として発信するアートプロジェクトの一環だ。
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