コーセー2022年1~6月期は「タルト」好調で増収増益 通期の営業利益予想を下方修正 

 コーセーの2022年1~6月期連結決算は、日本の専門店・百貨店チャネルにおけるハイプレステージおよび欧米の「タルト(TARTE)」が実績をけん引し、売上高が前年同期比4.4%増の1306億円、営業利益が同81.5%増の72億円、経常利益が同112.7%増の151億円、純利益が同193.3%増の88億円だった。前期から決算月を3月から12月に変更し、9カ月(4~12月)の変則決算となるため、前年同期比は前年の比較対象期間に組み替えて算出した。

 事業別では、化粧品事業は、主力の「コスメデコルテ(DECORTE)」が日本で好調だったものの、中国では新型コロナによる経済活動制限の影響を受け苦戦した。「雪肌精(SEKKISEI)」も依然として苦戦が続いたが、ロングセラー化粧水“薬用スキンコンディショナー エッセンシャル”のリニューアルが奏功した「アルビオン(ALBION)」や、「ジルスチュアート(JILLSTUART)」「タルト」「カルテHD(CARTE HD)」が売り上げを伸ばし、売上高は同6.3%増の1055億円、営業利益は同51.1%増の99億円だった。コスメタリー事業は、フェイスマスクブランド「クリアターン(CLEAR TURN)」やヘアケアブランド「ジュレーム(JE LAIME)」、「サンカット(SUNCUT)」を中心に4月以降回復傾向にあったが、第1四半期の減収・赤字を挽回するまでには至らず、売上高は同3%減の241億円、営業損益は5億6000万円円の赤字(前年同期は2億3000万円の赤字)だった。その他の事業は、ホテルやゴルフ場向けアメニティ製品の販売やOEM生産の受注が増加したことで、売上高は同5.6%増の8億5000万円、営業利益は同48.9%増の4億5000万円だった。

 地域別では、日本はドラッグストアなどでプレステージの苦戦が続いたが、コスメタリーと専門店・百貨店チャネルにおけるハイプレステージが好調に推移し、売上高が同5.6%増の757億円だった。アジアは、防疫規制の緩和により韓国が回復するも、中国におけるロックダウンの影響が大きく、売上高が同4.3%減の360億円だった。北米は、「タルト」が底堅い個人消費に支えられ、主力のコンシーラーや新商品のリップが売り上げを伸ばし、売上高が同17.9%増の165億円だった。その他は売上高が同35.9%増の22億円だった。

 小林一俊コーセー社長は、今期における4つの重点取り組みを発表した。1つ目は、中国・トラベルリテール市場の攻略だ。中国では「コスメデコルテ」「雪肌精」の認知度向上を狙い、海南島に「コスメデコルテ」の旗艦店を10月にオープンし、「雪肌精」は海南島免税店に専用カウンターを今秋導入する予定だ。トラベルリテールにおいては、これまでアセアン地域を中心に免税店の出店を進めてきたが、5月にオーストラリア・シドニーのロッテ市中免税店に「コスメデコルテ」を出店。「オセアニア地域の第1号店として今回の出店を機に同地域でのブランド認知を広げていく」と話す。

 2つ目は、ブランド価値の向上だ。昨年9月に開始した「コスメデコルテ」のオンラインカウンセリングシステムは「お客さまにも好評」という。9月に新機能を追加し、ビデオ通話から商品購入まで全て一連の動線で完結する予定だ。「今後もデジタル技術を生かし、オンラインにおいても実店舗と同じようなきめ細やかなカウンセリングを行うことで、お客さまにパーソナルな顧客体験を提供して行きたいと考えている」と話す。また、22年上半期のベスコトスメに関しても触れ、「メイクアップ商品が回復基調にある。今後も当社の強みである商品力を活かし、お客さまのさまざまなニーズにお応えできる商品を開発していきたい」と意気込む。8月には「コスメデコルテ」のAQラインから発売する多色フェイスパウダー“オーラ リフレクター”やアルビオンの新スキンケアシリーズ「フラルネ(FLARUNE)」の発売を控えており、「特に若いお客さまへのアプローチを進めていく」とコメントした。
 
 3つ目は、アフターコロナを見据えた構造改革と成長戦略だ。伸長を続ける敏感肌ケアカテゴリーにおいて、コーセーの「雪肌精」の“クリアウェルネス”シリーズ、コーセーマルホファーマの「カルテHD」、コーセーコスメポートの「セラミエイド(CERAMIAID)」と3社の商品の合同プロモーションを実施し、「グループを上げて敏感肌市場を席巻していく」と話す。

 4つ目はサスティナビリティ戦略の推進だ。次世代に向けた多様性教育支援のほか、「新たに2040年までにCO2の排出量を実質0にするカーボンニュートラルを目指すことを決定した。 今後もCO2削減に向けた実効性のある取り組みをグループ全体で推進する」と締めくくった。

 22年12月期の連結業績予想は、中国市場での競争激化に伴う収益性の悪化や、ウクライナ情勢の悪化による原材料価格の高騰や円安による原価率の上昇を受け、営業利益を下方修正する。修正後は営業利益が200億円(修正前は220億円)とし、このほかは年初計画通りに着地する見通しで、売上高は2930億円、純利益は165億円を見込む。

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ビームスから「アークテリクス」の別注コレクション 海外でも発売

 ビームス(BEAMS)は、「アークテリクス(ARC’TERYX)」に別注したジャケットとバッグ4型を発売する。8月10日から取り扱い店舗と公式オンラインストアにて予約受付開始し、8月26日からビームス 六本木ヒルズ店で販売を開始する。8月31日からは「アークテリクス」の海外店舗でも取り扱う。

 今回のコレクションのテーマは、“ディメンションズ(DIMENSIONS)”で、上空からで見た地形、人間の目線で見える地層や岩、しゃがみこんで初めて気づく石や砂のディテールにインスパイアされたデザインが特徴。ジャケット(税込5万6100円、以下同)、バックパック(2万2000円)、ウエストバッグ(2.5リットル、6600円)とウエストバッグ(1.5リットル、6050円)の4アイテムを用意した。ジャケットは、機能性素材“ゴアテックス(GORE-TEX)”の中でも、着心地が柔らかく、着用時の静音性も優れた“N30p 3L ゴアテックス ウィズ C-ニット バッカーテクノロジー(N30p 3L GORE-TEX with C-knit backer technology)”を使用している。

 両ブランドの別注プロジェクトは、2001年にスタートし、20年以上継続して発表を続けている。これまでは日本国内のみの販売だったが、今回の2022年秋冬コレクションからアメリカ、イギリス、カナダ、中国の「アークテリクス」11店舗でも取り扱う。

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【追悼 三宅一生】ニュースと写真でたどる「イッセイ ミヤケ」の半世紀

 イッセイ ミヤケグループ創設者の三宅一生氏が5日、がんのため84歳でこの世を去った。1970年に三宅デザイン事務所を設立してから半世紀以上、ファッション・デザイン界をけん引し、多くの後進を輩出してきた。ここでは「WWDJAPAN」が1979年の創刊以来掲載してきた「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」関連の記事をたどり、その業績を10年ごとに振り返る。ニューヨーク、パリ、東京。三宅は世界のどこにいても笑顔で、そして実に精力的だった。


【1970年代】
パリコレに進出し道を切り開く

 1960年代後半をパリで過ごした三宅は、32歳だった70年に帰国して事務所を設立。翌71年に「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」を立ち上げ、73年にパリ・ファッション・ウイークに初めて参加した。それは川久保玲と山本耀司がパリコレに進出する約10年前のこと。パリコレで日本人デザイナーが活躍する道を、同世代の高田賢三とともに切り開いた。驚くことに、1976年に黒人モデルだけを起用したファッションショーを開いており、今で言う多様性につながる視点を当初から持っていたことがわかる。


【1980年代】 
写真家アーヴィング・ペンが撮影を始める

 1980年代には日本のファッションデザイナーたちが世界で旋風を巻き起こしていた。三宅もその一人だがスタンスは他と少し違っていた。彼が標榜したのは現代の“生活着”。糸からオリジナルで開発するこだわりのモノづくりを続けた。その象徴が81年にデビューした「プランテーション」である。スーパーモデル時代が到来しても三宅のショーで歩くのは等身大で清潔感あるモデルたち。そして86年から写真家アーヴィング・ペンがコレクション撮影を始め、その世界観はより強固なものとなってゆく。


【1990年代】
「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ」旋風で急成長

 1990年代を象徴するのが「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ(PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE)」と、初の香水「ロードゥ イッセイ(L'EAU D'ISSEY)」のデビューである。この画期的な2つのアイテムの登場により、三宅の哲学をより多くの人が実際に身にまとい、体感することになる。また2つのヒット商品はビジネス的成長も促し、96年には子会社のエイ・ネットを設立。“就職したい企業”上位に常にランクインする人気企業となってゆく。


【2000年代】
 「A-POC」で未来の服の在り方を示す

 1999年から「イッセイ ミヤケ」のクリエイティブディレクターに滝沢直己が就任。三宅自身は藤原大とともに、2000年2月に「エイポック (A-POC)」を立ち上げる。“一本の糸から始まる一本の布“の思想の下、工業用編み機にコンピューター技術を組み合わせて生み出される「A-POC」は未来の服の在り方を示す“発明”と言えるだろう。また2007年には日本初のデザインミュージアム「21_21 DESIGN SIGHT」を六本木に開設し、文化発信の器として世に送り出した。


【2010年以降】
 「バオ バオ イッセイ ミヤケ」の大ヒット 環境問題も

 2010年9月にデビューした「バオ バオ イッセイ ミヤケ(BAO BAO ISSEY MIYAKE)」が大ヒットし社会現象となったことは記憶に新しい。環境問題に関心と危機感を抱いてきた三宅は同年11月にスタートした新ライン「132 5. イッセイ ミヤケ(132 5. ISSEY MIYAKE)」で「再生・再創造」という考え方を集約し、改良を重ねて開発した再生ポリエステル生地を用いた。同年に文化勲章を受章し、「広島名誉市民」、「広島名誉県民」に認定されている。


【三宅一生 年表】

1938年

・広島県広島市生まれ。

1962年 

・第11回装苑賞において佳作にあたる賞を受賞。東洋レーヨン(現・東レ)のカレンダー用衣装を制作する

1963年 

・第1回コレクション「布と石の詩」発表

1965年

・渡仏。「ギ・ラロッシュ」などで働く

1970年

・4月/三宅一生が、親会社である三宅デザイン事務所を設立

1971年

・11月/株式会社 イッセイ ミヤケ インターナショナルを製造・卸・販売会社として設立(現: 株式会社 イッセイ ミヤケ)
・ニューヨークコレクションに初参加

1973年 

・パリコレクションに初参加
・「アサヒグラフ」表紙、市川房枝が「イッセイミヤケ」を着て表紙を飾る

1974年

・3月/「ISSEY MIYAKE」ショップ1号店を東京、外苑前のパズル青山ビルにオープン

1975年

・9月/「ISSEY MIYAKE」海外ショップ1号店をパリ、プラス・デュ・マルシェ・サントノーレにオープン

1976年

・6月/「ISSEY MIYAKE」ショップを東京、南青山のフロム・ファースト・ビルにオープン
・8月/「ISSEY MIYAKE MEN」をスタート
・黒人モデルを起用し、ショー「三宅一生と12人の黒い女たち」を開催

1977年

・1976年度毎日デザイン賞を受賞。記念ショー「Issey Miyake in Museum — 三宅一生と一枚の布」を開催
・盟友横尾忠則がパリコレクション招待状を手がけ始める(現在に続く)

1979年

・7月/グループ子会社ISSEY MIYAKE EUROPE S.A.をパリに設立

1980年

・“プラスチック・ボディ”シリーズの発表

1981年

・12月/「Plantation」(現: 株式会社 エイ・ネット内ブランド)をスタート

1982年

・6月/グループ子会社ISSEY MIYAKE U.S.A. LTD.をニューヨークに設立(現: ISSEY MIYAKE U.S.A. CORP.)

1983年

・9月/グループ子会社ISSEY MIYAKE U.K. LTD.をロンドンに設立(現: ISSEY MIYAKE LONDON LTD.)
・11月/「ISSEY MIYAKE MEN」ショップを東京、南青山にオープン

1985年

・2月/「ISSEY MIYAKE MEN」1985年秋冬シーズンよりパリ・コレクションに参加

1986年

・米雑誌「Time」の表紙を飾り巻頭特集が組まれる
・写真家アーヴィング・ペンが「イッセイ ミヤケ」のコレクション撮影を始める

1987年

・9月/「ISSEY MIYAKE MEN」ショップを東京、南青山で移転オープン

1990年

・9月/社名を株式会社 イッセイ ミヤケ インターナショナルから株式会社 イッセイ ミヤケに改称
・第1回ヒロシマ賞受賞

1991年

・フランス 芸術文化勲章 最高位コマンドール受章
・1991年秋冬パリコレクションで「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ(PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE)」の原型となる服を発表

1992年

・3月/初の香水となる「L'EAU D'ISSEY(ロードゥ イッセイ)」を発表 / BPI社(仏)・三宅デザイン事務所による
・第25回バルセロナ・オリンピック競技大会リトアニア代表選手団の公式ユニフォームをデザイン・制作

1993年

・10月/「ISSEY MIYAKE」ショップを東京、南青山で移転オープン(現: ISSEY MIYAKE / AOYAMA)
・フランス レジオン・ド・ヌール勲章シュバリエ受章
・イギリス ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(王立芸術院)より名誉博士号授与

1994年

・2月/「PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE」をスタート

1996年

・3月/「PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE」海外ショップ 1号店をパリ、サンジェルマン通りにオープン(現ショップ)
・8月/グループ子会社株式会社 エイ・ネットを設立

1997年

・紫綬褒章を受章

1998年

・5月/「PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE」ショップをニューヨーク、プリンス通りにオープン
・6月/「ISSEY MIYAKE MEN」1999年春夏コレクションよりミラノに移し発表

1999年

・10月/「ISSEY MIYAKE」2000年春夏コレクションよりクリエイティブディレクター滝沢直己(2000年秋冬〜2007年春夏)

2000年

・2月/「A-POC」をスタート。「2000年度グッドデザイン賞」大賞受賞
・7月/「me ISSEY MIYAKE」をスタート
・7月/「HaaT」をスタート トータルディレクター皆川魔鬼子(2000年秋冬〜)

2001年

・7月/「HaaT」ショップを東京、南青山にオープン(現: HaaT / AOYAMA)
・10月/「tribeca ISSEY MIYAKE」ショップをニューヨーク、トライベッカにオープン
・10月/「ISSEY MIYAKE WATCH」がスタート / SEIKO(日)・三宅デザイン事務所による

2005年

・1月/「ISSEY MIYAKE MEN」2005年秋冬コレクションよりパリに移し発表
・7月/「me ISSEY MIYAKE」ショップを東京、南青山にオープン

2007年

・2月/「ISSEY MIYAKE」2007年秋冬コレクションよりクリエイティブディレクター藤原大(2007年秋冬〜2011年秋冬)
・3月/「PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE / ROPPONGI」ショップを東京、六本木にオープン
・4月/「ELTTOB TEP ISSEY MIYAKE / SEMBA」ショップを大阪、南船場にオープン(現: ISSEY MIYAKE SEMBA)
・7月/「A-POC」をデザイン・ソリューション「A-POC INSIDE」として「ISSEY MIYAKE」に組み込む
・9月/「PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE」ショップを東京、南青山にオープン(現: PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE / AOYAMA)
・9月/「ISSEY MIYAKE / KOBE」ショップを兵庫、神戸にオープン(現: ISSEY MIYAKE KOBE)
・21_21 DESIGN SIGHTを開設

2008年

・10月/「ISSEY MIYAKE」ショップをパリ、ロワイヤル通りにオープン

2009年 

・21_21 DESIGN SIGHT「U-Tsu-Wa/うつわ — ルーシー・リィー、ジェニファー・リー、エルンスト・ガンペール」展をディレクション

2010年

・9月/「BAO BAO ISSEY MIYAKE」をスタート
・11月/「132 5. ISSEY MIYAKE」をスタート
・平成22年度文化勲章を受章
・「広島名誉市民」、「広島名誉県民」に認定

2011年

・3月/「ELTTOB TEP ISSEY MIYAKE / GINZA」ショップを東京、銀座にオープン(現: ISSEY MIYAKE GINZA)
・10月/「ISSEY MIYAKE」2012年春夏コレクションよりデザイナー宮前義之(2012年春夏〜2019年秋冬)

2012年

・4月/「陰翳 IN-EI ISSEY MIYAKE」がスタート / Artemide社(伊)・三宅デザイン事務所による

2013年

・3月/「ISSEY MIYAKE / SEMBA」「ISSEY MIYAKE MEN / SEMBA」ショップを大阪、南船場にオープン(現: ISSEY MIYAKE SEMBA)
・6月/「ISSEY MIYAKE MEN」2014年春夏コレクションよりデザイナー高橋悠介(2014年春夏〜2020年秋冬)
・7月/「青森大学男子新体操部」公演を東京、国立代々木競技場 第二体育館でグループ共催
・11月/「REALITY LAB. ISSEY MIYAKE」ショップを東京、南青山のフロム・ファースト・ビルにオープン
・11月/「HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE」をスタート

2014年

・10月/「ISSEY MIYAKE」ショップをロンドン、10ブルック通りにオープン

2015年

・4月/「ISSEY MIYAKE MARUNOUCHI」ショップを東京、丸の内にオープン
・10月/「ISSEY MIYAKE EYES」がスタート / 金子眼鏡・三宅デザイン事務所による

2016年

・3月/「me ISSEY MIYAKE」ショップを東京、南青山に移転オープン(現: me ISSEY MIYAKE / AOYAMA)
・3月/「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」を東京、国立新美術館で共催
・6月/「HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE / DAIKANYAMA」ショップを東京、代官山にオープン

2017年

・2月/「ISSEY MIYAKE」ショップをチューリッヒ、ミュンスターホフ広場に移転オープン
・3月/「ISSEY MIYAKE」ショップをミラノ、バグッタ通りにオープン
・7月/「ISSEY MIYAKE GINZA / URA」ショップを東京、銀座にオープン
・9月/「ISSEY MIYAKE GINZA / OMOTE」ショップを東京、銀座にオープン(現: ISSEY MIYAKE GINZA)

2018年

・3月/「ISSEY MIYAKE KYOTO」ショップを京都、柳馬場通にオープン
・6月/「ISSEY MIYAKE」ショップをロンドン、33ブルック通りにオープン
・9月/「GOOD GOODS ISSEY MIYAKE / DAIKANYAMA」ショップを東京、代官山にオープン

2019年

・1月/「HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE」のプレゼンテーションをパリ、ポンピドゥ・センターで共催
・7月/「HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE / AOYAMA」ショップを東京、南青山にオープン
・8月/「ISSEY MIYAKE SEMBA」ショップを大阪、南船場にオープン
・9月/「ISSEY MIYAKE」2020年春夏コレクションよりデザイナー近藤悟史(2020年春夏〜)

2021年

・3月/「IM MEN」をスタート
・3月/「IM MEN / AOYAMA」ショップを東京、南青山にオープン
・3月/「A-POC ABLE ISSEY MIYAKE」をスタート
・3月/「A-POC ABLE ISSEY MIYAKE / AOYAMA」ショップを東京、南青山にオープン
・9月/「A-POC ABLE ISSEY MIYAKE / KYOTO」ショップを京都、富小路通にオープン

2022年

・8月/肝細胞がんで死去

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【追悼 三宅一生】ニュースと写真でたどる「イッセイ ミヤケ」の半世紀

 イッセイ ミヤケグループ創設者の三宅一生氏が5日、がんのため84歳でこの世を去った。1970年に三宅デザイン事務所を設立してから半世紀以上、ファッション・デザイン界をけん引し、多くの後進を輩出してきた。ここでは「WWDJAPAN」が1979年の創刊以来掲載してきた「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」関連の記事をたどり、その業績を10年ごとに振り返る。ニューヨーク、パリ、東京。三宅は世界のどこにいても笑顔で、そして実に精力的だった。


【1970年代】
パリコレに進出し道を切り開く

 1960年代後半をパリで過ごした三宅は、32歳だった70年に帰国して事務所を設立。翌71年に「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」を立ち上げ、73年にパリ・ファッション・ウイークに初めて参加した。それは川久保玲と山本耀司がパリコレに進出する約10年前のこと。パリコレで日本人デザイナーが活躍する道を、同世代の高田賢三とともに切り開いた。驚くことに、1976年に黒人モデルだけを起用したファッションショーを開いており、今で言う多様性につながる視点を当初から持っていたことがわかる。


【1980年代】 
写真家アーヴィング・ペンが撮影を始める

 1980年代には日本のファッションデザイナーたちが世界で旋風を巻き起こしていた。三宅もその一人だがスタンスは他と少し違っていた。彼が標榜したのは現代の“生活着”。糸からオリジナルで開発するこだわりのモノづくりを続けた。その象徴が81年にデビューした「プランテーション」である。スーパーモデル時代が到来しても三宅のショーで歩くのは等身大で清潔感あるモデルたち。そして86年から写真家アーヴィング・ペンがコレクション撮影を始め、その世界観はより強固なものとなってゆく。


【1990年代】
「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ」旋風で急成長

 1990年代を象徴するのが「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ(PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE)」と、初の香水「ロードゥ イッセイ(L'EAU D'ISSEY)」のデビューである。この画期的な2つのアイテムの登場により、三宅の哲学をより多くの人が実際に身にまとい、体感することになる。また2つのヒット商品はビジネス的成長も促し、96年には子会社のエイ・ネットを設立。“就職したい企業”上位に常にランクインする人気企業となってゆく。


【2000年代】
 「A-POC」で未来の服の在り方を示す

 1999年から「イッセイ ミヤケ」のクリエイティブディレクターに滝沢直己が就任。三宅自身は藤原大とともに、2000年2月に「エイポック (A-POC)」を立ち上げる。“一本の糸から始まる一本の布“の思想の下、工業用編み機にコンピューター技術を組み合わせて生み出される「A-POC」は未来の服の在り方を示す“発明”と言えるだろう。また2007年には日本初のデザインミュージアム「21_21 DESIGN SIGHT」を六本木に開設し、文化発信の器として世に送り出した。


【2010年以降】
 「バオ バオ イッセイ ミヤケ」の大ヒット 環境問題も

 2010年9月にデビューした「バオ バオ イッセイ ミヤケ(BAO BAO ISSEY MIYAKE)」が大ヒットし社会現象となったことは記憶に新しい。環境問題に関心と危機感を抱いてきた三宅は同年11月にスタートした新ライン「132 5. イッセイ ミヤケ(132 5. ISSEY MIYAKE)」で「再生・再創造」という考え方を集約し、改良を重ねて開発した再生ポリエステル生地を用いた。同年に文化勲章を受章し、「広島名誉市民」、「広島名誉県民」に認定されている。


【三宅一生 年表】

1938年

・広島県広島市生まれ。

1962年 

・第11回装苑賞において佳作にあたる賞を受賞。東洋レーヨン(現・東レ)のカレンダー用衣装を制作する

1963年 

・第1回コレクション「布と石の詩」発表

1965年

・渡仏。「ギ・ラロッシュ」などで働く

1970年

・4月/三宅一生が、親会社である三宅デザイン事務所を設立

1971年

・11月/株式会社 イッセイ ミヤケ インターナショナルを製造・卸・販売会社として設立(現: 株式会社 イッセイ ミヤケ)
・ニューヨークコレクションに初参加

1973年 

・パリコレクションに初参加
・「アサヒグラフ」表紙、市川房枝が「イッセイミヤケ」を着て表紙を飾る

1974年

・3月/「ISSEY MIYAKE」ショップ1号店を東京、外苑前のパズル青山ビルにオープン

1975年

・9月/「ISSEY MIYAKE」海外ショップ1号店をパリ、プラス・デュ・マルシェ・サントノーレにオープン

1976年

・6月/「ISSEY MIYAKE」ショップを東京、南青山のフロム・ファースト・ビルにオープン
・8月/「ISSEY MIYAKE MEN」をスタート
・黒人モデルを起用し、ショー「三宅一生と12人の黒い女たち」を開催

1977年

・1976年度毎日デザイン賞を受賞。記念ショー「Issey Miyake in Museum — 三宅一生と一枚の布」を開催
・盟友横尾忠則がパリコレクション招待状を手がけ始める(現在に続く)

1979年

・7月/グループ子会社ISSEY MIYAKE EUROPE S.A.をパリに設立

1980年

・“プラスチック・ボディ”シリーズの発表

1981年

・12月/「Plantation」(現: 株式会社 エイ・ネット内ブランド)をスタート

1982年

・6月/グループ子会社ISSEY MIYAKE U.S.A. LTD.をニューヨークに設立(現: ISSEY MIYAKE U.S.A. CORP.)

1983年

・9月/グループ子会社ISSEY MIYAKE U.K. LTD.をロンドンに設立(現: ISSEY MIYAKE LONDON LTD.)
・11月/「ISSEY MIYAKE MEN」ショップを東京、南青山にオープン

1985年

・2月/「ISSEY MIYAKE MEN」1985年秋冬シーズンよりパリ・コレクションに参加

1986年

・米雑誌「Time」の表紙を飾り巻頭特集が組まれる
・写真家アーヴィング・ペンが「イッセイ ミヤケ」のコレクション撮影を始める

1987年

・9月/「ISSEY MIYAKE MEN」ショップを東京、南青山で移転オープン

1990年

・9月/社名を株式会社 イッセイ ミヤケ インターナショナルから株式会社 イッセイ ミヤケに改称
・第1回ヒロシマ賞受賞

1991年

・フランス 芸術文化勲章 最高位コマンドール受章
・1991年秋冬パリコレクションで「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ(PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE)」の原型となる服を発表

1992年

・3月/初の香水となる「L'EAU D'ISSEY(ロードゥ イッセイ)」を発表 / BPI社(仏)・三宅デザイン事務所による
・第25回バルセロナ・オリンピック競技大会リトアニア代表選手団の公式ユニフォームをデザイン・制作

1993年

・10月/「ISSEY MIYAKE」ショップを東京、南青山で移転オープン(現: ISSEY MIYAKE / AOYAMA)
・フランス レジオン・ド・ヌール勲章シュバリエ受章
・イギリス ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(王立芸術院)より名誉博士号授与

1994年

・2月/「PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE」をスタート

1996年

・3月/「PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE」海外ショップ 1号店をパリ、サンジェルマン通りにオープン(現ショップ)
・8月/グループ子会社株式会社 エイ・ネットを設立

1997年

・紫綬褒章を受章

1998年

・5月/「PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE」ショップをニューヨーク、プリンス通りにオープン
・6月/「ISSEY MIYAKE MEN」1999年春夏コレクションよりミラノに移し発表

1999年

・10月/「ISSEY MIYAKE」2000年春夏コレクションよりクリエイティブディレクター滝沢直己(2000年秋冬〜2007年春夏)

2000年

・2月/「A-POC」をスタート。「2000年度グッドデザイン賞」大賞受賞
・7月/「me ISSEY MIYAKE」をスタート
・7月/「HaaT」をスタート トータルディレクター皆川魔鬼子(2000年秋冬〜)

2001年

・7月/「HaaT」ショップを東京、南青山にオープン(現: HaaT / AOYAMA)
・10月/「tribeca ISSEY MIYAKE」ショップをニューヨーク、トライベッカにオープン
・10月/「ISSEY MIYAKE WATCH」がスタート / SEIKO(日)・三宅デザイン事務所による

2005年

・1月/「ISSEY MIYAKE MEN」2005年秋冬コレクションよりパリに移し発表
・7月/「me ISSEY MIYAKE」ショップを東京、南青山にオープン

2007年

・2月/「ISSEY MIYAKE」2007年秋冬コレクションよりクリエイティブディレクター藤原大(2007年秋冬〜2011年秋冬)
・3月/「PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE / ROPPONGI」ショップを東京、六本木にオープン
・4月/「ELTTOB TEP ISSEY MIYAKE / SEMBA」ショップを大阪、南船場にオープン(現: ISSEY MIYAKE SEMBA)
・7月/「A-POC」をデザイン・ソリューション「A-POC INSIDE」として「ISSEY MIYAKE」に組み込む
・9月/「PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE」ショップを東京、南青山にオープン(現: PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE / AOYAMA)
・9月/「ISSEY MIYAKE / KOBE」ショップを兵庫、神戸にオープン(現: ISSEY MIYAKE KOBE)
・21_21 DESIGN SIGHTを開設

2008年

・10月/「ISSEY MIYAKE」ショップをパリ、ロワイヤル通りにオープン

2009年 

・21_21 DESIGN SIGHT「U-Tsu-Wa/うつわ — ルーシー・リィー、ジェニファー・リー、エルンスト・ガンペール」展をディレクション

2010年

・9月/「BAO BAO ISSEY MIYAKE」をスタート
・11月/「132 5. ISSEY MIYAKE」をスタート
・平成22年度文化勲章を受章
・「広島名誉市民」、「広島名誉県民」に認定

2011年

・3月/「ELTTOB TEP ISSEY MIYAKE / GINZA」ショップを東京、銀座にオープン(現: ISSEY MIYAKE GINZA)
・10月/「ISSEY MIYAKE」2012年春夏コレクションよりデザイナー宮前義之(2012年春夏〜2019年秋冬)

2012年

・4月/「陰翳 IN-EI ISSEY MIYAKE」がスタート / Artemide社(伊)・三宅デザイン事務所による

2013年

・3月/「ISSEY MIYAKE / SEMBA」「ISSEY MIYAKE MEN / SEMBA」ショップを大阪、南船場にオープン(現: ISSEY MIYAKE SEMBA)
・6月/「ISSEY MIYAKE MEN」2014年春夏コレクションよりデザイナー高橋悠介(2014年春夏〜2020年秋冬)
・7月/「青森大学男子新体操部」公演を東京、国立代々木競技場 第二体育館でグループ共催
・11月/「REALITY LAB. ISSEY MIYAKE」ショップを東京、南青山のフロム・ファースト・ビルにオープン
・11月/「HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE」をスタート

2014年

・10月/「ISSEY MIYAKE」ショップをロンドン、10ブルック通りにオープン

2015年

・4月/「ISSEY MIYAKE MARUNOUCHI」ショップを東京、丸の内にオープン
・10月/「ISSEY MIYAKE EYES」がスタート / 金子眼鏡・三宅デザイン事務所による

2016年

・3月/「me ISSEY MIYAKE」ショップを東京、南青山に移転オープン(現: me ISSEY MIYAKE / AOYAMA)
・3月/「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」を東京、国立新美術館で共催
・6月/「HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE / DAIKANYAMA」ショップを東京、代官山にオープン

2017年

・2月/「ISSEY MIYAKE」ショップをチューリッヒ、ミュンスターホフ広場に移転オープン
・3月/「ISSEY MIYAKE」ショップをミラノ、バグッタ通りにオープン
・7月/「ISSEY MIYAKE GINZA / URA」ショップを東京、銀座にオープン
・9月/「ISSEY MIYAKE GINZA / OMOTE」ショップを東京、銀座にオープン(現: ISSEY MIYAKE GINZA)

2018年

・3月/「ISSEY MIYAKE KYOTO」ショップを京都、柳馬場通にオープン
・6月/「ISSEY MIYAKE」ショップをロンドン、33ブルック通りにオープン
・9月/「GOOD GOODS ISSEY MIYAKE / DAIKANYAMA」ショップを東京、代官山にオープン

2019年

・1月/「HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE」のプレゼンテーションをパリ、ポンピドゥ・センターで共催
・7月/「HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE / AOYAMA」ショップを東京、南青山にオープン
・8月/「ISSEY MIYAKE SEMBA」ショップを大阪、南船場にオープン
・9月/「ISSEY MIYAKE」2020年春夏コレクションよりデザイナー近藤悟史(2020年春夏〜)

2021年

・3月/「IM MEN」をスタート
・3月/「IM MEN / AOYAMA」ショップを東京、南青山にオープン
・3月/「A-POC ABLE ISSEY MIYAKE」をスタート
・3月/「A-POC ABLE ISSEY MIYAKE / AOYAMA」ショップを東京、南青山にオープン
・9月/「A-POC ABLE ISSEY MIYAKE / KYOTO」ショップを京都、富小路通にオープン

2022年

・8月/肝細胞がんで死去

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貝印の帽子デザインコンテスト発表会に四十住さくらや冨永愛

 刃物メーカーの貝印は10日、自社で立ち上げたデザインコンテスト「カイ ハット&ヘッドピース コンペティション(KAI Hat & Head-piece Competition)」の優秀賞15作品を東京都内で発表し、会場には審査員としてハット&ヘッドピースデザイナーの日爪ノブキと、特別審査員としてプロスケートボーダーの四十住さくら選手、帽子メーカー栗原の栗原亮社長が登壇した。スペシャルサポーターの冨永愛はリモートで参加した。

 イベントは8月10日“ハットの日”に合わせて実施し、優秀賞と共に四十住選手が選んだ四十住賞も発表した。四十住選手は「どれもきれいで素敵だったので、びっくりした。選ぶのに迷った」といい、原美幸の作品“BLUE”に賞を贈った。帽子については「外で滑るので常にかぶっており、フィット感を大切にしている」と述べ、理想の帽子については「絶対にけがしない帽子」というアイデアを披露した。

 優秀賞に選ばれた15人の受賞者は作品を実際に制作し、11月8日の“いい刃の日”に開催するイベントで展示する。そこで選ばれた最優秀賞の受賞者にはパリへの研修旅行が贈呈され、さらに栗原、貝印と協業して帽子をデザインし、限定販売する権利が得られる。日爪は「帽子デザインの深さを改めて感じた。デザイン画から実物になったときの驚きが楽しみ」と期待する。

 冨永も「どのデザイン画も見ていて夢が広がった」とし、栗原社長も「どれも環境に配慮し、かつ独創的だった。帽子専業メーカーとして可能性を感じた」と続けた。貝印の遠藤浩彰社長兼COOは「初開催でどんな反響があるのか不安だったが、たくさんの応募があり、独創的なデザインばかりだった。11月に実物を見られるのが楽しみ」と話した。なお、貝印と日爪は現在“世界最高峰の縫製ハサミ”を共同開発中で、年内の発表を目指している。

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スノーピークの強みを感じた2つの新プロジェクト トヨタとの異業種コラボや本気の持続可能性

 スノーピークの体験型展示会「ライフエキスポ 2022(LIFE EXPO 2022)」が7月に開催され、新潟・燕三条にあるヘッドクォーターズに行ってきました。同社といえばキャンプ用品のイメージが強いですが、実は“衣食住働遊”を掲げるほど事業を幅広く行っており、そのスケールが肌で感じられるイベントです。各事業の詳細については、「WWDJAPAN」5月23日号で、ウェブにも掲載中の「スノーピーク特集」をチェックしてみてください。

 ここでは、記者が展示会で気になったトピックを2つ紹介します。まずは、トヨタとの協業による車用のキャンプギアです。車のバックドアにベースとなる棒を固定し、数分で本格的なタープが組み立てられるほか、荷台に収納可能なテーブルと椅子も付属します。車さえ駐車できれば、あらゆる場所がキャンプフィールドになるわけです。

 トヨタの担当者は「もともと自然を楽しむドライブ文化はあるが、肝心のスポットでは、深呼吸して、写真を撮って、ハイ終了という人も少なくない。そこで、車から外に出て、ゆったりとくつろぎたくなるようなギアを開発できないかと、協業がスタートした」と語ります。現在、実用化に向けて絶賛開発中で、まずは電気自動車を対象としたプロダクトになるとのこと。

 スノーピークとしては、従来のキャンプギアでは取り込めなかった層に“野遊び”の価値を発信できるし、トヨタとしてはスノーピークの持つキャンプ場に充電施設を設置したり、アウトドアに興味のある層を取り込めたりと、単純な売り上げ以上のシナジーも期待できます。スノーピークはほかにも、コクヨとタッグを組んでキャンプギアを使った新しいビジネス環境の提案など、異業種とのコラボをいくつも仕込んでいました。“野遊びの価値を広める”という確かなゴールに向けて、キャンプにとらわれず業界をの壁を軽やかに飛び越えるのは、同社の大きな魅力ですね。

 もう一つは、持続可能性に関する取り組みです。スノーピークは、不要になったテントやタープ、洋服を回収し、JEPLANの技術でポリエステルを抽出して新たな糸を精製し、服へと生まれ変わらせる“リサイクル プロジェクト”を2018年から行っています。さらに昨年から、タキヒヨーとタッグを組み、コットンの再生プロジェクトを始動させました。コットンは天然素材として知られていますが、栽培するのに大量の水がかかるほか、化学繊維のポリエステルよりも扱いが難しく、再生が困難なのだとか。その中でスノーピークは、コットンの循環システムに積極投資しているタキヒヨーと手を組み、工場で出た端材や店舗で回収したコットン素材を粉砕して再び繊維化させ、紡績して生地を作るシステムを開発しました。

 自社工場でこの工程を実現しているのは日本初で、昨年秋のスタートからこれまでに約1290万リットルの水を削減するなど、着実に成果を収めています。プロダクトは、デニムやスエット、Tシャツなどのベーシックな製品で、どのアイテムもリサイクル製品だとは思えないクオリティーの高さでした。

 最も素敵だったのは、スノーピーク以外のコットン製品も回収対象にしている点です。循環型ビジネスに挑戦する企業は増えていますが、回収は自社製品に限るところが多く、「やっぱりビジネスだな」と思っていました。一方でスノーピークの選択からは、ビジネス的なメリットだけではなく、循環型に本気で取り組む姿勢を感じられます。この真摯な姿勢が人々の共感を生み、スノーピークの躍進につながっているのかもしれません。

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NYの人気イタリア料理「スカルペッタ」が日本上陸 10月、虎ノ門に開店

 森トラスト・ホテル&リゾーツは、ニューヨークで人気のイタリアンレストラン「スカルペッタ(SCARPETTA)」の日本1号店を東京・虎ノ門の複合施設「東京ワールドゲート」内に10月3日オープンする。

 スカルペッタは2008年にニューヨークのミートパッキング地区に開店。気取らない雰囲気ながらエレガントなサービスが評判を呼んで人気店になった。看板メニューは、トマトバジルスパゲッティ。現在は米国に5店舗、英国に1店舗を運営し、セレブリティやビジネスマンの社交場になっている。

 スカルペッタが入る東京ワールドゲートは、周辺にオフィスビルをはじめ、高級ホテルの「東京エディション虎ノ門」や外国人向けレジデンスなどが集まっており、国際色豊かな客層が集まることが予想される。358平方メートルに157席を用意する。

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ワコールHD4〜6月期、売上収益15%増 国内回復は緩やか

 ワコールホールディングス(HD)の2022年4〜6月期連結業績(国際会計基準)は、売上高に相当する売上収益が前年同期比15.5%増の490億円、営業利益が同0.5%増の24億円、純利益が同47.8%増の24億円だった。

 国内ワコール事業は同19%増の245億円。約2割の増収を確保したものの、実店舗への客の戻りは弱く、コロナ前の水準には届いていない。また中国・上海のロックダウンや、昨年後半に3カ月間の操業停止を余儀なくされたベトナム工場の正常化の遅れによる納期遅れも足を引っ張った。

 ブランド別では高級ゾーンの「ユエ」や「サルート」の動きは良かったものの、ボリュームゾーンの「ワコール」や「ウィング」の回復は鈍かった。デジタルと実店舗を効果的につなぐCX(顧客体験)戦略が奏功して既存会員の購買が堅調に推移する一方、非会員の新規顧客の伸び悩みが課題になっている。

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ワコールHD4〜6月期、売上収益15%増 国内回復は緩やか

 ワコールホールディングス(HD)の2022年4〜6月期連結業績(国際会計基準)は、売上高に相当する売上収益が前年同期比15.5%増の490億円、営業利益が同0.5%増の24億円、純利益が同47.8%増の24億円だった。

 国内ワコール事業は同19%増の245億円。約2割の増収を確保したものの、実店舗への客の戻りは弱く、コロナ前の水準には届いていない。また中国・上海のロックダウンや、昨年後半に3カ月間の操業停止を余儀なくされたベトナム工場の正常化の遅れによる納期遅れも足を引っ張った。

 ブランド別では高級ゾーンの「ユエ」や「サルート」の動きは良かったものの、ボリュームゾーンの「ワコール」や「ウィング」の回復は鈍かった。デジタルと実店舗を効果的につなぐCX(顧客体験)戦略が奏功して既存会員の購買が堅調に推移する一方、非会員の新規顧客の伸び悩みが課題になっている。

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ワコールHD4〜6月期、売上収益15%増 国内回復は緩やか

 ワコールホールディングス(HD)の2022年4〜6月期連結業績(国際会計基準)は、売上高に相当する売上収益が前年同期比15.5%増の490億円、営業利益が同0.5%増の24億円、純利益が同47.8%増の24億円だった。

 国内ワコール事業は同19%増の245億円。約2割の増収を確保したものの、実店舗への客の戻りは弱く、コロナ前の水準には届いていない。また中国・上海のロックダウンや、昨年後半に3カ月間の操業停止を余儀なくされたベトナム工場の正常化の遅れによる納期遅れも足を引っ張った。

 ブランド別では高級ゾーンの「ユエ」や「サルート」の動きは良かったものの、ボリュームゾーンの「ワコール」や「ウィング」の回復は鈍かった。デジタルと実店舗を効果的につなぐCX(顧客体験)戦略が奏功して既存会員の購買が堅調に推移する一方、非会員の新規顧客の伸び悩みが課題になっている。

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ワコールHD4〜6月期、売上収益15%増 国内回復は緩やか

 ワコールホールディングス(HD)の2022年4〜6月期連結業績(国際会計基準)は、売上高に相当する売上収益が前年同期比15.5%増の490億円、営業利益が同0.5%増の24億円、純利益が同47.8%増の24億円だった。

 国内ワコール事業は同19%増の245億円。約2割の増収を確保したものの、実店舗への客の戻りは弱く、コロナ前の水準には届いていない。また中国・上海のロックダウンや、昨年後半に3カ月間の操業停止を余儀なくされたベトナム工場の正常化の遅れによる納期遅れも足を引っ張った。

 ブランド別では高級ゾーンの「ユエ」や「サルート」の動きは良かったものの、ボリュームゾーンの「ワコール」や「ウィング」の回復は鈍かった。デジタルと実店舗を効果的につなぐCX(顧客体験)戦略が奏功して既存会員の購買が堅調に推移する一方、非会員の新規顧客の伸び悩みが課題になっている。

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「プーマ」と「コカ・コーラ」が初コラボコレクションを発表 複数のスニーカーとアパレルを用意

 「プーマ(PUMA)」は、「コカ・コーラ(COCA-COLA)」との初コラボコレクションを発表した。第1弾を8月11日に、第2弾を10月末に発売し、「プーマ」の公式オンラインストアや「プーマストア 原宿キャットストリート」などの一部直営店で取り扱う。

 コラボコレクションは、複数のスニーカーとアパレルで構成。第1弾では定番スニーカー“スリップストリーム(SLIPSTREAM)”や“Things Go Better With Coke”という標語をプリントしたTシャツなどを、第2弾では“スエード(SUEDE)”と“ライダー(RIDER)”の2型のスニーカーやT7トラックスーツなどをラインアップする。価格は“スリップストリーム”と“ライダー”が税込1万4300円、“スエード”が同1万2100円、アパレルが同4950〜1万2100円だ。

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「プーマ」と「コカ・コーラ」が初コラボコレクションを発表 複数のスニーカーとアパレルを用意

 「プーマ(PUMA)」は、「コカ・コーラ(COCA-COLA)」との初コラボコレクションを発表した。第1弾を8月11日に、第2弾を10月末に発売し、「プーマ」の公式オンラインストアや「プーマストア 原宿キャットストリート」などの一部直営店で取り扱う。

 コラボコレクションは、複数のスニーカーとアパレルで構成。第1弾では定番スニーカー“スリップストリーム(SLIPSTREAM)”や“Things Go Better With Coke”という標語をプリントしたTシャツなどを、第2弾では“スエード(SUEDE)”と“ライダー(RIDER)”の2型のスニーカーやT7トラックスーツなどをラインアップする。価格は“スリップストリーム”と“ライダー”が税込1万4300円、“スエード”が同1万2100円、アパレルが同4950〜1万2100円だ。

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故ヴァージル・アブローの対話を収録した書籍「ダイアローグ」刊行記念イベント開催 「ロジック」のMAOらが思い出を語る

 アダチプレスは、昨年41歳で急逝した「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH、以下、オフ-ホワイト)」創設者のヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が、2016年から21年までに残した9つの対談を翻訳し、収録した書籍「ダイアローグ」を発売した。同書にはトム・サックス(Tom Sachs)、トム・ベットリッジ(Thom Bettridge)、ハンス・ウルリッヒ・オブリスト(Hans Ulrich Obrist)、レム・コールハース(Rem Koolhaas)、ジョナサン・ウィングフィールド(Jonathan Wingfield)、ジャック・セルフ(Jack Self)、サミール・バンタル(Samir Bantal)、アンニャ・アロノウスキー・クロンバーグ(Anja Aronowsky Cronberg)が登場し、さまざまなテーマをヴァージルと対談している。

 7月25日には同書の刊行を記念し、ファッションブランド「ロジック(ROGIC)」を手掛け、「オフ-ホワイト 東京」のサブマネジャーを務めるMAOと、朝日新聞でファッションを担当する後藤洋平記者が、同書を翻訳した平岩壮悟の司会のもと、代官山蔦屋書店で対談を行った。対談の様子は期間限定でアーカイブ配信し、オンラインイベントへの事前申し込み者のみ試聴が可能だ。

 MAOは、インスタグラムでヴァージルのファンアカウントを最近設立したほど、ヴァージルのファンであることを公言する。「初めて彼に会ったのは、2014年に原宿の『グレイト』で行われた『オフ-ホワイト』の日本のローンチパーティー。その後、16年に日本初のショップ『オフホワイト 東京』ができると聞き、迷わずオープニングスタッフに応募しました」。

 後藤記者は、ヴァージルが「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のメンズ アーティスティック・ディレクターに就任後、初のショーついて振り返った。「パレロワイヤルに虹色の大きなランウエイが敷かれ、冒頭からたくさんの黒人系モデルが出てくるショーは、これまでに見たことがありません。隣で『WWDJAPAN』の村上要編集長が泣いていて、僕もついもらい泣き。一緒に取材しに行こうと思ったのですが、屈強なボディガードに止められ、叶わなかったという思い出があります(笑)。ランウエイ会場ではエリアごとに色の違うTシャツが渡され、そこでも虹色を表現していたのが印象的でしたね。来場者だけではなく店員さんや招待された学生たちもTシャツを着用して会場が虹色に染まり、ヴァージルの人柄が出ていましたね」。平岩はこれに対し、「ヴァージルを表すキーワードとして“インクルーシブ”が挙げられます。普通だったらこのようなショーは “エクスクルーシブ”で、著名人や記者など限られた人のみが招待されますが、ファッション学生やショップで働くスタッフなど、みんなを巻き込むのがヴァージルらしいですよね」と続けた。

 日頃からヴァージルとメッセージでの交流があったというMAOは「彼は本当にマメで、いつもすぐにメッセージを返してくれるので、時差がないんじゃないかって思ってしまうほど。ショートスリーパーのようですね。日本の店舗に来てくれた時は、前日寝るのが遅くても、朝から仕事があったとしても、誰よりも早く一人で店舗に来ていた、とてもストイックな人です。日本のブランドにも大変興味を持ってくれて、私がアメリカに渡航する前にはおつかいを頼まれることもありました。『ルイ・ヴィトン』の新作が発売したらおすすめを教えてくれたり、『オフ-ホワイト』のデザインについて相談してくれたりしたこともありました」と、実際のスクリーンショットや写真とともに明かした。平岩も「ヴァージル自身、過去のインタビューで『若者の意見を知るためにずっと投資してきた』と語っています。MAOさんとのコミュニケーションは、まさにそういう彼の姿勢が表れている」とうなずいた。

 イベント後には、ヴァージルが手掛けた『ルイ・ヴィトン』のユニークな招待状などの思い出の品と共に、来場者と交流を楽しんだ。

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故ヴァージル・アブローの対話を収録した書籍「ダイアローグ」刊行記念イベント開催 「ロジック」のMAOらが思い出を語る

 アダチプレスは、昨年41歳で急逝した「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH、以下、オフ-ホワイト)」創設者のヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が、2016年から21年までに残した9つの対談を翻訳し、収録した書籍「ダイアローグ」を発売した。同書にはトム・サックス(Tom Sachs)、トム・ベットリッジ(Thom Bettridge)、ハンス・ウルリッヒ・オブリスト(Hans Ulrich Obrist)、レム・コールハース(Rem Koolhaas)、ジョナサン・ウィングフィールド(Jonathan Wingfield)、ジャック・セルフ(Jack Self)、サミール・バンタル(Samir Bantal)、アンニャ・アロノウスキー・クロンバーグ(Anja Aronowsky Cronberg)が登場し、さまざまなテーマをヴァージルと対談している。

 7月25日には同書の刊行を記念し、ファッションブランド「ロジック(ROGIC)」を手掛け、「オフ-ホワイト 東京」のサブマネジャーを務めるMAOと、朝日新聞でファッションを担当する後藤洋平記者が、同書を翻訳した平岩壮悟の司会のもと、代官山蔦屋書店で対談を行った。対談の様子は期間限定でアーカイブ配信し、オンラインイベントへの事前申し込み者のみ試聴が可能だ。

 MAOは、インスタグラムでヴァージルのファンアカウントを最近設立したほど、ヴァージルのファンであることを公言する。「初めて彼に会ったのは、2014年に原宿の『グレイト』で行われた『オフ-ホワイト』の日本のローンチパーティー。その後、16年に日本初のショップ『オフホワイト 東京』ができると聞き、迷わずオープニングスタッフに応募しました」。

 後藤記者は、ヴァージルが「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のメンズ アーティスティック・ディレクターに就任後、初のショーついて振り返った。「パレロワイヤルに虹色の大きなランウエイが敷かれ、冒頭からたくさんの黒人系モデルが出てくるショーは、これまでに見たことがありません。隣で『WWDJAPAN』の村上要編集長が泣いていて、僕もついもらい泣き。一緒に取材しに行こうと思ったのですが、屈強なボディガードに止められ、叶わなかったという思い出があります(笑)。ランウエイ会場ではエリアごとに色の違うTシャツが渡され、そこでも虹色を表現していたのが印象的でしたね。来場者だけではなく店員さんや招待された学生たちもTシャツを着用して会場が虹色に染まり、ヴァージルの人柄が出ていましたね」。平岩はこれに対し、「ヴァージルを表すキーワードとして“インクルーシブ”が挙げられます。普通だったらこのようなショーは “エクスクルーシブ”で、著名人や記者など限られた人のみが招待されますが、ファッション学生やショップで働くスタッフなど、みんなを巻き込むのがヴァージルらしいですよね」と続けた。

 日頃からヴァージルとメッセージでの交流があったというMAOは「彼は本当にマメで、いつもすぐにメッセージを返してくれるので、時差がないんじゃないかって思ってしまうほど。ショートスリーパーのようですね。日本の店舗に来てくれた時は、前日寝るのが遅くても、朝から仕事があったとしても、誰よりも早く一人で店舗に来ていた、とてもストイックな人です。日本のブランドにも大変興味を持ってくれて、私がアメリカに渡航する前にはおつかいを頼まれることもありました。『ルイ・ヴィトン』の新作が発売したらおすすめを教えてくれたり、『オフ-ホワイト』のデザインについて相談してくれたりしたこともありました」と、実際のスクリーンショットや写真とともに明かした。平岩も「ヴァージル自身、過去のインタビューで『若者の意見を知るためにずっと投資してきた』と語っています。MAOさんとのコミュニケーションは、まさにそういう彼の姿勢が表れている」とうなずいた。

 イベント後には、ヴァージルが手掛けた『ルイ・ヴィトン』のユニークな招待状などの思い出の品と共に、来場者と交流を楽しんだ。

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「エーエイプ バイ ア ベイシング エイプ®」×ブルース・リー コーチジャケットやスケートボードデッキを発売

 「エーエイプ バイ ア ベイシング エイプ®(AAPE BY A BATHING APE®)」は8月13日、ブルース・リー(Bruce Lee)とコラボしたカプセルコレクションを発売する。同ブランドの店舗および公式オンラインストア、「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」で扱う。

 同コレクションはTシャツ(6600円税込、以下同)、コーチジャケット(2万5300円)、スケートボードデッキ(1万10円)からなる。リーを象徴するイエローを随所に散りばめるのが特徴だ。

 「エーエイプ バイ ア ベイシング エイプ®」は2012年にスタート。「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」のターゲットが30代なのに対して、10〜20代向けに作られたブランドだ。

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「エーエイプ バイ ア ベイシング エイプ®」×ブルース・リー コーチジャケットやスケートボードデッキを発売

 「エーエイプ バイ ア ベイシング エイプ®(AAPE BY A BATHING APE®)」は8月13日、ブルース・リー(Bruce Lee)とコラボしたカプセルコレクションを発売する。同ブランドの店舗および公式オンラインストア、「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」で扱う。

 同コレクションはTシャツ(6600円税込、以下同)、コーチジャケット(2万5300円)、スケートボードデッキ(1万10円)からなる。リーを象徴するイエローを随所に散りばめるのが特徴だ。

 「エーエイプ バイ ア ベイシング エイプ®」は2012年にスタート。「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」のターゲットが30代なのに対して、10〜20代向けに作られたブランドだ。

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ヨウジヤマモトの新プロジェクト“ワイルドサイド ヨウジヤマモト”が第4弾コラボコレクションを発表

 ヨウジヤマモトの新コンセプチュアルプロジェクト“ワイルドサイド ヨウジヤマモト(WILDSIDE YOHJI YAMAMOTO)”は、第4弾コラボコレクションを発表した。現在、一部アイテムが公式サイトで取り扱い中だ。

 第4弾では、使い古された素材にリペアやビンテージ加工を施すことで新しい作品として生まれ変わらせる「プロレタ リ アート(PROLETA RE ART)」と、インテリアブランド「ランドスケーププロダクツ(LANDSCAPE PRODUCTS)」とのコラボアイテムをラインアップする。「プロレタ リ アート」とは「ヨウジヤマモト プールオム(YOHJI YAMAMOTO POUR HOMME)」のデニムジャケットとデニムパンツをベースとした世界に一つだけのエクスクルーシブアイテムを、「ランドスケーププロダクツ」とは壁掛け時計とデスク時計、鏡、キータグの4型のアイテムを用意。また、「ランドスケーププロダクツ」と「ノタ&デザイン(NOTA&DESIGN)」 がコラボした素焼きの植木鉢もあわせて取り扱う。それぞれの価格は、「プロレタ リ アート」とが税込60万5000〜71万5000円、「ランドスケーププロダクツ」とが同2970〜3万6300円、素焼きの植木鉢が同4400〜8800円だ。なお「ランドスケーププロダクツ」のアイテムは、8月12日23時59分まで公式サイトで抽選販売を受け付けている。

 “ワイルドサイド ヨウジヤマモト”は、ヨウジヤマモトを象徴する黒をコンセプトカラーに掲げ、ファッションだけでなくアートやインテリア、ライフスタイルなど、幅広いジャンルと協業したアイテムを展開するプロジェクト。

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「リーボック」が「ブレインデッド」とのコラボシューズを発売 大自然をミックスカラーのウールで表現

 「リーボック(REEBOK)」は、ロサンゼルス発のストリートブランド「ブレインデッド(BRAIN DEAD)」とのコラボシューズを8月12日に発売する。シューズは、1980年代に人気を集めた“クラブ C リベンジ”をベースにしたもので、価格は税込1万5000円。サイズは22.5〜31cmをそろえる。リーボックストア 渋谷とリーボック クラシックストア 原宿、公式オンラインストアで販売する。

 シューズは“クラブ C”がもともとテニスシューズであることから、テニスコートの芝生をイメージし、ミックスカラーのウール素材を採用した。地表の自然な凹凸や土から芽生えた植物を表現し、スタイリッシュな“クラブ C リベンジ”のフォームと大自然の世界観をかけ合わせた。

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「グッチ」が「竹取物語」を現代的にアレンジしたショートフィルムを公開 満島ひかり、永山瑛太らが出演

 「グッチ(GUCCI)」は8月10日、“バンブーハンドル バッグ”の75周年を祝して制作したショートフィルム「KAGUYA BY GUCCI」を公開した。俳優の満島ひかり、永山瑛太、ダンサーのアオイヤマダを起用して日本で制作したものだ。

 ショートフィルムは5分半の内容で、日本最古の物語といわれる「竹取物語」を再構築する。舞台は現代の東京で、“グッチ ラブ パレード(GUCCI LOVE PARADE)コレクション”を着用した満島がかぐや姫、永山がかぐや姫に恋する帝、アオイが翁を演じる。登場人物が、本物の愛や自分らしさを再発見していくストーリーだ。映画監督の長久允がディレクターを担当、音楽家の渋谷慶一郎がオリジナル楽曲を提供した。「グッチ」は、「『竹取物語』は千年以上も昔に作られたにもかかわらず今も読み継がれ、“バンブーハンドル バッグ”の普遍的な魅力とリンクする」と話す。

 「グッチ」は、公式LINEアカウントで友だち限定で「KAGUYA BY GUCCI」の舞台裏を公開している。また8月31日から9月20日の期間、三越日本橋本店本館1階にポップアップショップをオープンする。同ショップでは“グッチ バンブー 1947”と“グッチ ダイアナ”を中心に、竹を用いたハンドバッグとスモールレザーグッズを販売する。「KAGUYA BY GUCCI」に関連した展示も行う。

 “バンブーハンドル バッグ”は、1947年に「グッチ」の創設者グッチオ・グッチ(Guccio Gucci)とイタリア・フィレンツェの職人らによって生み出された同ブランドを象徴するハンドバッグ。

■三越日本橋本店 GUCCI BAMBOO POP-UPショップ
日程:8月31日〜9月20日
時間:10:00〜19:30
場所:三越日本橋本店本館1階 中央ホール
住所:東京都中央区日本橋室町1-4-1

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細川雄太の「セント マイケル」がデヴィッド・ボウイやコラージュアーティスト河村康輔とコラボ

 「セント マイケル(©︎SAINT MXXXXXX)」は8月11日、ロックミュージシャンのデヴィッド・ボウイ(David Bowie)をフィーチャーしたロングスリーブTシャツ(3万3000円〜税込、以下同)と、コラージュアーティストの河村康輔とコラボしたロングスリーブTシャツ(3万3300円)を発売する。

 ボウイとの取り組みでは、1971年に発表された4枚目のアルバム「Hunky Dory」のジャケットや、同アルバムに収録される「Oh! You Pretty Things」の歌詞をイメージしたオリジナルグラフィック2パターンを作成。河村との2度目のコラボでは、河村の代表作であるドル紙幣をモチーフにしたグラフィックを用いる。コラボの証として、1ドル札の中に“Saint Kawamura”の文字を入れる。いずれも「セント マイケル」らしい、リアルなビンテージ加工が特徴だ。

 「セント マイケル」は、リメークブランド「レディメイド(READYMADE)」の細川雄太デザイナーと、フォトグラファー兼デザイナーのカリ・ソーンヒル(Cali Thornhill)が手掛けるブランド。

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大草直子や長谷川ミラなどがゲスト出演 「ニールズヤード」が女性ホルモンや更年期に向き合うインスタライブを開催

 「ニールズヤード レメディーズ(NEAL’S YARD REMEDIES)」の“ウーマンズバランス”シリーズに8月17日、ボディーケア2種が加わる。新たに登場するのは、デイリーに使いやすい“ウーマンズバランス マッサージオイル”(100mL、税込3740円)と、リッチな使用感で肌を潤す“ウーマンズバランス ボディクリーム”(200mL、税込7480円)。製品の発売を機に、8月12日から「LOVE MYSELFキャンペーン」をスタートする。同日から5回に渡り、女性ホルモンの影響で各世代に起こる心身の変化、悩みや対処法をテーマに、専門医やオピニオンリーダーとともにインスタライブを実施する。

 第1回の8月12日は、更年期と仕事の両立を研究テーマとする昭和大学医学部講師の有馬牧子氏を招き、「第1部:今を生きる女性の不調とその向き合い方」(15時〜)、「第2部:男性必見 女性ホルモンと男性更年期」(17時〜)のライブ配信を行う。以降は、美容家/メノポーズカウンセラーとして活躍する吉川千明氏(8月19日19時〜)、モデルの長谷川ミラ氏(8月25日19時〜)、スタイリストの大草直子氏(9月6日19時〜)が登場する。配信では、自分を慈しむための知識や経験などについて語るほか、質問も受け付ける。詳細は、「ニールズヤード レメディーズ」公式サイトやインスタグラムなどに掲載中だ。

 2009年5月に誕生した“ウーマンズバランス”は15年前、PMSや更年期に悩む日本人顧客のために、国内チームが本国イギリスへブレンドエッセンシャルオイルの開発をリクエストしたことがはじまり。同シリーズのアロマパルスやバスソルトは、ベストセラーアイテムとなっている。

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大草直子や長谷川ミラなどがゲスト出演 「ニールズヤード」が女性ホルモンや更年期に向き合うインスタライブを開催

 「ニールズヤード レメディーズ(NEAL’S YARD REMEDIES)」の“ウーマンズバランス”シリーズに8月17日、ボディーケア2種が加わる。新たに登場するのは、デイリーに使いやすい“ウーマンズバランス マッサージオイル”(100mL、税込3740円)と、リッチな使用感で肌を潤す“ウーマンズバランス ボディクリーム”(200mL、税込7480円)。製品の発売を機に、8月12日から「LOVE MYSELFキャンペーン」をスタートする。同日から5回に渡り、女性ホルモンの影響で各世代に起こる心身の変化、悩みや対処法をテーマに、専門医やオピニオンリーダーとともにインスタライブを実施する。

 第1回の8月12日は、更年期と仕事の両立を研究テーマとする昭和大学医学部講師の有馬牧子氏を招き、「第1部:今を生きる女性の不調とその向き合い方」(15時〜)、「第2部:男性必見 女性ホルモンと男性更年期」(17時〜)のライブ配信を行う。以降は、美容家/メノポーズカウンセラーとして活躍する吉川千明氏(8月19日19時〜)、モデルの長谷川ミラ氏(8月25日19時〜)、スタイリストの大草直子氏(9月6日19時〜)が登場する。配信では、自分を慈しむための知識や経験などについて語るほか、質問も受け付ける。詳細は、「ニールズヤード レメディーズ」公式サイトやインスタグラムなどに掲載中だ。

 2009年5月に誕生した“ウーマンズバランス”は15年前、PMSや更年期に悩む日本人顧客のために、国内チームが本国イギリスへブレンドエッセンシャルオイルの開発をリクエストしたことがはじまり。同シリーズのアロマパルスやバスソルトは、ベストセラーアイテムとなっている。

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ティファニーが日本の伝統技術を支援 金沢縁付金箔の職人育成プログラム発足で次世代に文化をつなぐ

 今年で日本上陸50周年を迎えるティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク(以下、ティファニー)はこのほど、歴史的建造物や文化遺産の保存に取り組むワールド・モニュメント財団(以下、WMF)と共に、日本初の「金沢縁付(えんづけ)金箔製造職人育成プログラム」を発足した。同プログラムの目的は、2020年にユネスコ無形文化遺産に登録された金箔作り「金沢縁付金箔製造」の後継者育成と、伝統工芸の持続的保存だ。ティファニーは伝統文化の後継者育成支援を通じて、同社が事業展開する地域社会の発展に貢献していく。

3年間の実践で次世代の職人を育てる
「金沢縁付金箔製造職人
育成プログラム」

 ティファニーとWMFが立ち上げた同プログラムは、次世代の金箔製造職人の育成と伝統工芸の保存が目的だ。昨今、日本の金箔のほとんどは石川県金沢市で生産しており、工芸品や食品、化粧品などさまざまな分野で使用されている日本には欠かせない素材だ。特に、仏具や伝統的な木造建造物の装飾、修復によく用いられ、京都の金閣寺も金沢産の金箔が大部分を占めている。

 しかし職人の平均年齢が70歳と高齢化し、後継者問題も深刻化しつつある。今回立ち上げたプログラムは、生産地の金沢市をはじめ、文化庁と金沢金箔伝統技術保存会の協力のもと、ティファニーとWMFと共に官民協働で取り組み、日本の伝統技術を次世代に継承していく。

 現在は、金箔製造の技能取得にふさわしい資格要件を満たした訓練生8人が、金沢箔職人の工房で実践訓練中だ。プログラムは準備コースと基本技能コースで構成されており、今後3年間にわたって週5日のペースで実施していく。ティファニーがブランド設立以来大切にしてきた伝統的なクラフトマンシップと、WMFの豊富な経験を生かしたこの育成イニシアチブを成功に導くことで、文化財保存に欠かせない日本の優れた伝統技術を次世代に継承する、有効なモデルの一つになることを目指す。

 訓練生の中には、「もともと日本画をやっていて、自分の作った箔が誰かの作品の下で輝いてくれたらうれしいと思い、このプログラムに参加しました」という生徒もいる。工房での実習を受けて「金箔作りは打紙(うちがみ)として使う和紙、雁皮紙(がんぴし)が一番重要だということを初めて知った」という。「同じ作業を何十回と繰り返すことで上質な雁皮紙に仕上がるのですが、その紙仕込みの大変さを身に染みて感じています」。今後の意気込みについては、「師匠の下で経験を重ねるうちにできることが一つずつ増え、良しあしも徐々に分かってきました。この技術を後世につないでいかなければなりません。訓練を経て職人になれたら、私も教える立場として後継者を募る活動をしていきたいです」と語った。

ティファニー財団サポートの歩み

 ティファニー財団は、日本におけるWMFの活動を長年にわたり積極的に支援してきた。WMFは1965年に設立された非営利組織で、世界中の貴重な建造物や文化遺産の保護に努めている。ティファニー創業地と同じニューヨークに本部を構え、カンボジアやインド、イギリスなど世界中に拠点を置く。国際基準の技術を有する専門家の手によって、これまで世界112カ国、700カ所以上で文化遺産の保護活動を行ってきた。ティファニー財団は、2006年に日本の尼門跡寺院の修復保存プロジェクトに25万ドルの資金を提供。その資金を元に、奈良の中宮寺表御殿や京都の霊鑑寺奥書院など、歴史的建造物や障壁画の修復作業が行われた。今回発足した同プログラムによって、両者は伝統文化の継承をより強固に推進していく。

金沢縁付金箔とは?

 金箔とは、金を打ち延べて約1万分の1mmまで薄く延ばした箔片をいい、製法時に使用する紙によって縁付金箔と断切(たちきり)金箔の2種類に分けられる。ティファニーがサポートする縁付金箔は、400年以上の歴史を持つ伝統製法だ。特殊な粘土を混ぜた手すきの雁皮紙を、わらのあくや柿渋、卵などに漬けて仕込んだ箔打紙(はくうちがみ)を使って金箔を打ち延べる。仕上げは、枠といわれる竹製の刀と鹿革を貼った革板で金箔を1枚ずつ定寸の正方形に裁断するため、手間と高い技術を要する。もう一つは断切金箔だ。1965年ごろから導入された製法で、パルプを原料とするグラシン紙にカーボンを塗布して金箔を打ち延べる。仕上げ時も、金箔と間に挟んだ箔合紙を数百枚まとめて定寸の正方形に裁断するため、短時間で大量生産することができる。現在、金箔の8割がこの製法で作られている。

 縁付金箔の製造は、大きく3つの工程に分けられる。1つ目は、純金とわずかな銀と銅を合わせて金箔の原料である合金を作り、それを1000分の1mmの薄さまで打ち延ばす澄(ずみ)工程。2つ目は、「箔打紙の出来で金箔の品質が決まる」といわれるほど、金箔作りで重要視されている紙仕込みだ。職人らは金を打つよりも長い時間を紙仕込みに費やし、3カ月以上かけて完成させる。3つ目は、澄工程でできた1000分の1mmの薄さの金箔を1万分の1mmまで打ち延ばし、それらを道具を使って職人の手で1枚ずつ裁断して完成させる箔工程だ。これら3つの工程を経て完成した縁付金箔は、さまざまな工芸品や美術品にも用いられている。

5万枚の縁付金箔を使った
本願寺金沢別院

 金沢にある浄土真宗本願寺派の本願寺金沢別院は、縁付金箔との関係性が深い場所だ。1849年に再建された本堂の内陣を1993年に大規模修復した際、5万枚の縁付金箔を使った金箔押や、黒漆塗、極彩色塗が施された。黄金に輝く金箔の下地として、柱には漆を塗り、ふすまには紙を張っており、それによって同じ金箔でも輝きに違いが出て、奥行きのある黄金の内陣に仕上がっている。縁付金箔が堂内を大胆に照らし、同時に細部の装飾には繊細な輝きをもたらす。長きにわたって継承されてきた職人の技が見られる貴重な場所だ。

PHOTOS : SHUNICHI ODA
問い合わせ先
ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク
0120-488-712

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「ユナイテッドアローズ」が「サイベーシックス」の別注ゴルフウエア3型を発売

 「ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)」は「サイベーシックス(SCYE BASICS)」の別注ゴルフウエアを8月11日に発売する。アイテムはポロシャツ(1万4300円、税込以下同)とパンツ(2万9700円)、ショーツ(2万5300円)の3型。ユナイテッド アローズ11店舗と公式オンラインストアで取り扱う。

 ポロシャツはソロテックスを使用したポリエステル100%の鹿の子素材で、ストレッチ性と吸水速乾、抗UV性能も備える。胸元のワッペンは今回の別注のためのオリジナルだ。また、パンツとショーツは「サイベーシックス」のテーパードパンツをベースに、ウエスト部分の半分をゴム入りにし、動きやすさをプラスした。素材は撥水加工を施したコンパクトヤーンとソロテックスを使用したツイル素材を採用した。

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ウクライナ大統領夫人オレナ・ゼレンスカのスタイル 長年の付き合いのスタイリストが語る

 ウクライナの大統領夫人オレナ・ゼレンスカ(Olena Zelenska)が、国を代表して公の場に立つ機会が増えるにつれ、彼女のスタイルにも注目が集まっている。米「ヴォーグ(VOGUE)」の10月号は、ウクライナの大統領府の階段に座る彼女を撮影してデジタル版の表紙にした。フォトグラファーのアニー・リーボヴィッツ(Annie Leibovitz)が担当した表紙については、SNSで賛否の声が上がっている。

 騒動を受け、ゼレンスカのスタイリストを務めるナタリア・カメンスカ(Natalia Kamenska)は、「この撮影には関与しておらず、一切のコメントは差し控える」とした。ただカメンスカは、ゼレンスカのウクライナに対する献身的な姿勢について言及。「ロシア軍による侵攻を受ける前から、彼女は精力的にウクライナのコミュニティー育成を支持してきた」と語っている。

 カメンスカは、「ゼレンスカは、本当に思いやりがある人。彼女の行動には、すべて心が込もっているんです。彼女は、チームを大切にしています。良い社会は、良いチームから生まれる。そう考えているんです」と語る。そして「この戦争で、大統領夫妻の素顔が明らかになりました。ふたりとも本当によくやっています。ウクライナのために残り、ウクライナのために戦っている。実に誠実な国民です」と続けた。

 元脚本家で現在44歳のゼレンスカの素顔は、これまであまり知られてこなかった。彼女は2003年にウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領と結婚し、2人の子どもをもうけた。そして19年4月、ウクライナの大統領夫人となった。「当初、ファーストレディを務めるのは本当に大変だったそうです。でも今は、非常にたくましい本物のファーストレディ。ゼレンスカは、自分の言葉でウクライナを語ります。アメリカ議会でウクライナの惨状を訴える彼女の言葉も、しっかり届きました」とカメンスカは言う。

 ウクライナのファーストレディが、アメリカ議会で演説をするーー。ゼレンスカは、その歴史的意義と同時に、戦時下における政治家とそのファッションを結びつけて、何かと文句をつける人間が存在することも知っていた。だからこそゼレンスカは、アメリカ大統領のジョー・バイデン(Joe Biden)との撮影など、重要な場面ではウクライナのブランドを身に纏った。 カメンスカは、「戦争について訴えるためなら、どんなものでも活用すべき。もっとも戦争になる前から、ゼレンスカは、ウクライナのデザイナーにとってアンバサダーのような存在でした。彼女は、独自のやり方でウクライナのブランドを広めようしていました。ウクライナのデザイナーがどれほど優れているのか、常々語っていましたよ」と言う。カメンスカはゼレンスカのスタイルについて、「洗練されている」と形容する。「ゼレンスカは、好みがはっきりしているんです」と続けた。ウクライナブランドの多くはゼレンスカの好みに合っており、彼女はそんなウクライナブランドの洋服に時々、「ザラ(ZARA)」などを組み合わせているという。彼女の限られたワードローブには、「グッチ(GUCCI)」など、ハイブランドの服はないのだという。

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「サンローラン」から双眼鏡用バッグに着想を得た新作“ジューン”が登場

 「サンローラン(SAINT LAURENT)」は、秋冬コレクションの新作バッグ“ジューン(JUNE)”を発売した。同ブランドの取扱い店舗と公式オンラインストアで販売中だ。

 “ジューン”は双眼鏡用バッグに着想を得たボックスシルエットで、ボディーにはダイヤモンドキルティングと、メゾンを象徴する“カサンドラ”のクロージャーをあしらっている。素材は、柔らかい上質なラムスキン(税込28万6000円)と光沢感のあるパテントカーフレザー(同26万9500円)の2種類を用意する。

 “ジューン”の名前は、“ル・スモーキング”を撮影した写真家ヘルムート ニュートン(Helmut Newton)の妻で、同じくカメラマンであるジューン・ニュートン(June Newton)に由来する。

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「ニューバランス ゴルフ」が日本人の足にフィットするユニセックスシューズ“UGB574 v3”を発売

 「ニューバランス ゴルフ(NEW BALANCE GOLF)」は、新作のゴルフシューズ“UGB574 v3”を発売した。ユニセックスモデルで、価格は1万9800円(税込 ※編集部調べ)。「ニューバランス(NEW BALANCE)」の公式オンラインストアや「ニューバランス」原宿、その他一部の「ニューバランス ゴルフ」取り扱い店舗で販売する。

 デザインは「ニューバランス」のアイコンモデル“574”をベースとし、日本人の足に合ったラスト(足型)を採用する。BOAシステム(ダイヤルで履き心地を調整する機構)による高いフィット感が特徴だ。

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「ニューバランス ゴルフ」が日本人の足にフィットするユニセックスシューズ“UGB574 v3”を発売

 「ニューバランス ゴルフ(NEW BALANCE GOLF)」は、新作のゴルフシューズ“UGB574 v3”を発売した。ユニセックスモデルで、価格は1万9800円(税込 ※編集部調べ)。「ニューバランス(NEW BALANCE)」の公式オンラインストアや「ニューバランス」原宿、その他一部の「ニューバランス ゴルフ」取り扱い店舗で販売する。

 デザインは「ニューバランス」のアイコンモデル“574”をベースとし、日本人の足に合ったラスト(足型)を採用する。BOAシステム(ダイヤルで履き心地を調整する機構)による高いフィット感が特徴だ。

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バイヤーからコミュニケーターへと進化する「ファーストバンド」コンセプター 「面白さは信頼の循環から生まれる」

 デイトナ・インターナショナルが運営するセレクトショップ、ファーストハンド(FIRSTHAND)の立ち上げや、ツージー トーキョー(2G TOKYO)でビジネスディレクターを務める福留聖樹は、服を扱うバイヤーから業界の垣根を越えたコミュニケーターへとキャリアの幅を広げている。

 ブロックチェーン技術で社会課題の解決を目指すUPDATER(旧みんな電力)にサステナブル領域事業のプロデューサーとして参画するほか、データサイエンス事業を手掛ける企業ではマーケターとして、カーボンニュートラルに向けた生活者個人の行動変容を支援するサービスに従事する。「信頼の循環」をキーワードに新たな価値創造に挑戦する福留に話を聞いた。

WWD:キャリアのスタートは?

福留聖樹(以下、福留):もともとファッションの勉強はしておらず、新卒で航空会社に入った。プライベートで斎藤久夫さんの「チューブ(TUBE)」によく遊びに行っていたら、スタッフを募集していて周りの先輩たちに勧められ、転職した。入って3カ月後には、新潟のニット工場へ行ったり、企画や営業、アシスタント的なことも含めていろいろ経験させてもらった。その後「チューブ」に勤めていた何人かと起業してライフスタイル型のコンセプトショップを始めた。当時はメゾン系のブランドが、日本製の商品を作り始めた時期で、海外ブランドの日本生産に携わる仕事を並行して行った。その後も日本の産地の人たちを海外に紹介したり、国内ブランドを海外に持っていったりといった仕事を続け今に至る。

WWD:現在はファッション以外の領域にも活動の場を広げている。

福留:良いと思った服を仕入れる感覚の延長で、この人たちと組んだら新しいライフスタイルや価値が生まれるだろうと思った提案を続けた結果だ。今は業界をまたぐコミュニケーター的なポジションを目指している。

WWD:具体的にこれまでにどんな掛け合わせが生まれた?

福留:例えばファーストハンドではバレンタインの時期に、UPDATERのブロックチェーン技術を使ってフェアトレードチョコレートを販売した。ブロックチェーン技術を使うことで消費者が支援先を選べる仕組みができ、最終的に支援先の生活がどう変わるかまで可視化できる。フリークスストアもUPDATERと協業して再エネプロジェクト「フリークス電気」を開始した。自治体やNPO、学生と連携して耕作放棄地の問題や地域の資源循環につながるスキームになっており、再エネの販売を通して複合的な課題にアプローチできるようプロデュースした。

WWD:面白い掛け合わせを生み出すコツは?

福留:今ファーストハンドのバイイングを任せているスタッフにも伝えているが、何かを面白くするためには、関わる人たちとの信頼関係がすごく大事。お互いがこの人のためだったら、新しいことに挑戦したいと思える「信頼の循環」を大切にしている。

値札ではなく、価値札を

WWD:2019年に立ち上げたファーストハンドは、「クリエイティブを重視したサステナブルなコンセプトストア」を掲げているが、サステナビリティを意識し始めたきっかけは?

福留:たどれば、無駄にしないモノづくりを実践していた斎藤さんの影響は大きかっただろう。特に生産現場を訪れ、業界の課題に気付くようになった。工場内に大量に放置された商品や報道されているような外国人技能実習生の問題、海外の児童労働の現場も目にした。特にラナ・プラザの事故は、見聞きしてきた過酷な生産現場に慣れてしまっていた自分にとって、あらためて課題の深刻さを認識させられた出来事だった。何とかそうした課題を解決し、産地を巻き込んだクリエイティブでサステナブルなモノづくりができないかと考えて生まれたのがファーストハンドだ。いろいろなところに事業提案していた中で、デイトナの鹿島研前社長が「では、やってみなさい」と言ってくれた。

WWD:当時はまだサステナビリティのアイデア自体浸透していなかったのでは?

福留:そう、なのであくまでファッションやライフスタイルの中でわくわくするようなことをしっかり提案した。ただ僕が出合った本当にかっこいいブランドやアーティストは、昔からサステナブルな意識を持っている人たちが多かった。だから尖った商品や作品でも、結果的にサステナブル文脈をちゃんと伝えられる確信があった。

WWD:スタートして約3年、手応えは?

福留:最初に骨董通りに店を出したときは正直、自分が伝えたいことがなかなか広がらなかった。たくさんの人が訪れるミヤシタパークに場所を変えてから、内装も含めて伝わりやすいプレゼンテーションを意識している。まだ自分が期待していたスピード感ではないものの、サステナブル文脈に興味を持ってくれるお客さまは増えているし、気付きのきっかけが提供できている。これからさらにブランドやアーティスト、お客さまと一緒に学ぶ場に成長させていく。

WWD:これからの時代、セレクトショップの面白さとは?

福留:お客さまにとっても今面白いと感じる店は、ブランドの熱量を伝えてくれる場所のはず。特に実店舗ではより古典的な接客やサービスを徹底できるところが強いだろう。ファーストハンドでも、スタッフへの教育に力を入れてより濃く商品価値を伝え「信頼の循環」を、お客さまを含めて回していく。今後はUPDATERのブロックチェーン技術を他の商品やサービスにも組み込み、社会課題解決や新しい「価値札」の提供手段として活用する予定だ。

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コーセーがキッザニア東京に出展 ヘア&メイクアップアーティストとパフューマーを体験

 コーセーは、3〜15歳の職業・社会体験施設であるキッザニア東京に「ビューティスタジオ」パビリオンを10月5日にオープンする。子どもたちの感性を育み、“きれい”にまつわる多様な価値観に触れながら、美容や化粧品が持つ楽しさやワクワク感を提供することを目指す。

 パビリオンでは、ヘア&メイクアップアーティストやパフューマーの仕事を体験する。いずれも“きれいを、もっと自由に”をテーマに、自分らしい感性で楽しみながら人それぞれの感性に触れ合うことのできるように設計した。

 ヘア&メイクアップアーティストでは、イメージに合わせた色の組み合わせやメイクアップの入れ方を学び、2人1組で交互にメイクアップする。また、美しい髪を保つ方法を学び、ヘアマネキンを使ってヘアスタイリングも行う。パフューマーでは、香りの効果や種類を学び、使う人のなりたいイメージや気持ちに合わせて調香する。定員は各4人/1回、所要時間は約30分だ。

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コーセーがキッザニア東京に出展 ヘア&メイクアップアーティストとパフューマーを体験

 コーセーは、3〜15歳の職業・社会体験施設であるキッザニア東京に「ビューティスタジオ」パビリオンを10月5日にオープンする。子どもたちの感性を育み、“きれい”にまつわる多様な価値観に触れながら、美容や化粧品が持つ楽しさやワクワク感を提供することを目指す。

 パビリオンでは、ヘア&メイクアップアーティストやパフューマーの仕事を体験する。いずれも“きれいを、もっと自由に”をテーマに、自分らしい感性で楽しみながら人それぞれの感性に触れ合うことのできるように設計した。

 ヘア&メイクアップアーティストでは、イメージに合わせた色の組み合わせやメイクアップの入れ方を学び、2人1組で交互にメイクアップする。また、美しい髪を保つ方法を学び、ヘアマネキンを使ってヘアスタイリングも行う。パフューマーでは、香りの効果や種類を学び、使う人のなりたいイメージや気持ちに合わせて調香する。定員は各4人/1回、所要時間は約30分だ。

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「フジコ」プロデュースのよもぎ蒸しサロン誕生 個室完備で気軽かつ本格的な温活を提供

 眉ティントやリップティント、あぶらとりウオーターパウダーなど“驚きやわくわく感”のあるコスメを展開するブランド「フジコ(FUJIKO)」プロデュースのよもぎ蒸し専用サロン「Mushiya」が東京・恵比寿にオープンした。“立ち寄り蒸し屋”をコンセプトに、個室完備で気軽かつ本格的な温活ができる。また、よもぎ蒸し後は「フジコ」「ビーアイドル(B IDOL)」「ヨユー(4U)」などかならぼのコスメを自由に使えるメイクルームも完備する。

 韓国で古くから取り入られる民間療法のよもぎ蒸しは、薬草を煮出した蒸気を膣から粘膜吸収させることで産後の肥立ちがよくなるとされ、産後ケアとして使用されていた。現代では蒸気を浴びることで身体を温め血流をアップし、美容や健康、デトックス目的として人気。膣の経皮吸収率が高いことから、よもぎ蒸しを通して女性特有のあらゆる悩みに寄り添えるサロンを目指している。

 「Mushiya」では、お客の悩みに合わせて常時9種のよもぎブレンドを用意するほか、蒸し窯は電気窯ではなく黄土を採用。提供するよもぎ茶は、新潟県上越地方の天然国産よもぎ100%の発酵よもぎ茶を採用。発酵よもぎを使用することで栄養価はもちろん、苦みのない飲みやすいお茶に仕上がっている。サロンオープンを記念し、9月8日まで全メニュー20%オフとなっている(初回のみ)。

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「フジコ」プロデュースのよもぎ蒸しサロン誕生 個室完備で気軽かつ本格的な温活を提供

 眉ティントやリップティント、あぶらとりウオーターパウダーなど“驚きやわくわく感”のあるコスメを展開するブランド「フジコ(FUJIKO)」プロデュースのよもぎ蒸し専用サロン「Mushiya」が東京・恵比寿にオープンした。“立ち寄り蒸し屋”をコンセプトに、個室完備で気軽かつ本格的な温活ができる。また、よもぎ蒸し後は「フジコ」「ビーアイドル(B IDOL)」「ヨユー(4U)」などかならぼのコスメを自由に使えるメイクルームも完備する。

 韓国で古くから取り入られる民間療法のよもぎ蒸しは、薬草を煮出した蒸気を膣から粘膜吸収させることで産後の肥立ちがよくなるとされ、産後ケアとして使用されていた。現代では蒸気を浴びることで身体を温め血流をアップし、美容や健康、デトックス目的として人気。膣の経皮吸収率が高いことから、よもぎ蒸しを通して女性特有のあらゆる悩みに寄り添えるサロンを目指している。

 「Mushiya」では、お客の悩みに合わせて常時9種のよもぎブレンドを用意するほか、蒸し窯は電気窯ではなく黄土を採用。提供するよもぎ茶は、新潟県上越地方の天然国産よもぎ100%の発酵よもぎ茶を採用。発酵よもぎを使用することで栄養価はもちろん、苦みのない飲みやすいお茶に仕上がっている。サロンオープンを記念し、9月8日まで全メニュー20%オフとなっている(初回のみ)。

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「ナイキ」×「アンブッシュ」からコラボスニーカー“エア アジャスト フォース”が誕生

 「ナイキ(NIKE)」は、「アンブッシュ(AMBUSH)」とコラボレーションしたスニーカー“エア アジャスト フォース(AIR ADJUST FORCE)”を8月19日に発売する。価格は税込2万4200円で、ブラックとホワイトの2色を用意。「ナイキ」の公式アプリ「SNKRS」と東京・南青山にある「ナイキラボ MA5(NIKE LAB MA5)」、「アンブッシュ」の公式オンラインストアと直営店、「ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)」、福岡の岩田屋本店3階「リ・スタイル」で取り扱う。

 ベースの“エア アジャスト フォース”は、1996年にカスタマイズ可能なバスケットボールシューズとして誕生。今回、「アンブッシュ」のYOONクリエイティブ・ディレクターは同スニーカーをサブカルチャーの象徴として位置付け、ナイトライフ・カルチャーの要素を融合し近未来的に再構築した。アッパー全体には上質なフルグレインレザーを採用し、中速部にオリジナル同様の取り外し可能なベルクロストラップを配置。そして、左右のヒールにそれぞれ「ナイキ」と「アンブッシュ」のロゴをあしらい、ソールの一部にはリサイクル素材「ナイキ グラインド(NIKE GRIND)」を使用し環境にも配慮したモデルに仕上がっている。

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「ニューバランス」がDISH//を起用した2022-23年秋冬シーズンのビジュアルを公開

 「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、キャンペーンアンバサダーを務めるダンスロックバンドDISH//を起用した2022-23年秋冬シーズンのアパレルコレクションのビジュアルを公開した。

 今シーズンのビジュアルは、どんな場所でも自分を解放できれば最高の“Play Scape”になるというメッセージを込めた“Play Scape #ココロオドル時間”がコンセプト。音楽や映画、ゲーム、カフェ、バーなど、さまざまなテーマとカラーに分かれた部屋を持つDISH//メンバーの架空の隠れ家「DISH//ハウス(DISH// HOUSE)」を舞台に、自分たちだけの“ココロオドル時間”を過ごすメンバーの姿を表現している。

 また、ビジュアルとあわせてメイキングムービーも公開し、リラックスした様子で撮影に臨む北村匠海、矢部昌暉、橘柊生、泉大智らメンバーを映し出している。

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韓国のアイウエアブランド「ジェントル モンスター」が北京の旗艦店を移転オープン

 韓国のアイウエアブランド「ジェントル モンスター(GENTLE MONSTER)」はこのほど、中国・北京のショッピングセンター三里屯太古里にある旗艦店を、同施設内で移転オープンした。移転先はかつて「ユニクロ(UNIQLO)」が10年以上にわたり入居していた建物で、その3層分を占める売り場の面積は約1330平方メートルと「ジェントル モンスター」で最大となる。

 1階と2階はサングラスやコラボレーションアイテムをメインに、3階は眼鏡などのアイウエアを中心にそろえる。ほかにも、同フロアにはリペアサービスエリアが設けられている。店舗のテーマは、“データフィケーション イン ザ フューチャー(未来におけるデータ化)”と“壊れた世界”。フロアには、大きな熊の手足や目の形の彫刻などがディスプレーされている。

 シャオドン・ワン(Xiaodong Wang)最高経営責任者は、「これまでの店舗は広さ200〜300平方メートル程度で、全ての製品や新しいスタイルの眼鏡を展示するのに十分なスペースがなかった。一方、今回『アイウエアブランドがこれほど大きな店舗を持つ必要があるだろうか?』と自問自答もたくさんした。熟考した結果、アイウエアブランドであるというアイデンティティを発信するため、ブランドならではの買い物体験の提供に集中することにした。5年前のTモール(TMALL)のデータを見ると中国の眼鏡市場はとても小さかったが、ここ数年で大きな成長が見られる。アイウエアに対するファッション意識が定着し、可能性も広がっている」と語った。

 「ジェントル モンスター」は2011年にスタートしたブランドで、16年に中国に進出。6年の間に、北京をはじめとする主要14都市に出店している。

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2023年春夏メンズで気になるトレンドは? 「今週の特集お届け隊」2022年8月8・15日号

 毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2022年8月8・15日合併号からの抜粋です)

大塚:前回のメンズ特集で大きなトレンドとしてのデニムと、主要ブランドを紹介したので、今回はスタイルや素材、色など、細かくかみ砕いて提案しました。その提案に対して国内外のバイヤーに10点満点で期待度をつけてもらいました。

井上:大塚さんの注目トレンドはどれだったんですか?

大塚:大きい流れとしては“モダンヒッピー”ですが、個人的にはずっとストリートが強かったアメリカに、いよいよテーラリングの波が来ていることに注目しています。欧州ではテーラリングって日常に取り入れられている印象がありますが、アメリカにはそういう文化がなく、カチッとしたテーラリングではなかなか受け入れられない。でもストリート感のあるテーラリングって日本人デザイナーが得意で、そこに対する需要がありそうな話を複数から聞きました。

井上:確かに「ルード(RHUDE)」や「アミリ(AMIRI)」など、米国発の彼らもテーラリングを出していて、それが結構ナチュラルな雰囲気でした。それが市場に広がっていくのかなと思いました。

大塚:エリさんのイチ押しは?

井上:私はやっぱりヒッピースタイルをアーバンに見せる“モダンヒッピー”です。

大塚:僕はエリさんが挙げてくれた“普通をアップデートする感覚”というのも、すごくいいなと思いました。今回“ストレンジノーマル”と名付けたんですが、今まで普通に着ていたクラシックなアイテムをバランスを変えたり、ディテールをひねったりするような流れです。

井上:「ロエベ(LOEWE)」や「プラダ(PRADA)」に代表されるような、「今の時代における“普通”とは?」「ユーティリティーとは?」と考えさせるデザインですよね。大きな変化ではないけれど、考え方としてはこの先を読む上で、大事なのかなと思いました。これに対し海外のバイヤーさんの評価が二分していて面白かったです。

大塚:そうですね。あと、ウィメンズで大流行しているクロップド丈のトップスが、今回、メンズでもめちゃくちゃ多かったですよね。毎回ショート丈はボトムスでもバイヤーさんからのリアクションが厳しいのですが、今回はトップスです。ヘルシーな肌見せの流れがメンズにも来るのかも注目ですね。

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