【2022年クリスマスコフレ】「ゲラン」から“夜空の流れ星”を表現した聖夜のギフト メイクアップから香水まで幅広く

 「ゲラン(GUERLAIN)」は10月15日、2022年クリスマスコフレ「フライ トゥ ザ スターズ(FLY TO THE STARS)」を全国で発売する。10月4日からは同ブランドの公式オンラインストアで先行販売を行う。新作コフレは、夜空の流れ星のような輝きと、センシュアルなローズカラーでフェミニニティを表現。アイシャドウパレットとジェル グロス、パウダー、リップ、リップケースを用意する。

 “アイシャドウパレット“オンブル ジェ”(1種、税込1万340円)は、秋冬シーズンらしい温かみのあるカラーを主役に、星くずのようなゴールドのきらめきを散りばめている。“ジェル グロス”(1種、同4950円)は目元やチーク、リップなどにハイライターとしてマルチに使えるローズカラーが特徴。パウダー“テラコッタ ゴールデン ブロンズ”(同7150円)は、自然由来のナチュラル処方で、冬の肌に太陽を連想させる輝きをもたらす。リップは“ルージュ ジェ”シリーズから艶やかなサテン(限定2色、同4730円)とベルベットマット(限定2色、同4730円)の2つの質感が登場。またゴールドに彩ったダブルミラー付きケース“ルージュ ジェ ケース”(同4730円)もお目見えする。

 これらのほか、11月1日からは毎年人気を集めているリップ“ルージュ ジェプレステージ エディション”(同3万9270円)を世界限定で1500個販売。フランスのテキスタイル・刺しゅうスタジオ「バケ モリネ」とコラボレーションしたケースに、定番カラーNo.214をセットしている。

 スキンケアを詰め込んだ“アベイユ ロイヤル コフレ”(2種、同2万4640〜2万7390円)、人気フレグランスコレクション“アクア アレゴリア”とボディークリーム、ミニサイズのフレグランスをセットにした “アクア アレゴリア コフレ”(2種、同1万4520〜2万2770円)や、“シャリマー”などを組み合わせた“フレグランス コフレ”(2種、同1万4300〜1万9800円)も用意している。

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【2022年クリスマスコフレ】「ゲラン」から“夜空の流れ星”を表現した聖夜のギフト メイクアップから香水まで幅広く

 「ゲラン(GUERLAIN)」は10月15日、2022年クリスマスコフレ「フライ トゥ ザ スターズ(FLY TO THE STARS)」を全国で発売する。10月4日からは同ブランドの公式オンラインストアで先行販売を行う。新作コフレは、夜空の流れ星のような輝きと、センシュアルなローズカラーでフェミニニティを表現。アイシャドウパレットとジェル グロス、パウダー、リップ、リップケースを用意する。

 “アイシャドウパレット“オンブル ジェ”(1種、税込1万340円)は、秋冬シーズンらしい温かみのあるカラーを主役に、星くずのようなゴールドのきらめきを散りばめている。“ジェル グロス”(1種、同4950円)は目元やチーク、リップなどにハイライターとしてマルチに使えるローズカラーが特徴。パウダー“テラコッタ ゴールデン ブロンズ”(同7150円)は、自然由来のナチュラル処方で、冬の肌に太陽を連想させる輝きをもたらす。リップは“ルージュ ジェ”シリーズから艶やかなサテン(限定2色、同4730円)とベルベットマット(限定2色、同4730円)の2つの質感が登場。またゴールドに彩ったダブルミラー付きケース“ルージュ ジェ ケース”(同4730円)もお目見えする。

 これらのほか、11月1日からは毎年人気を集めているリップ“ルージュ ジェプレステージ エディション”(同3万9270円)を世界限定で1500個販売。フランスのテキスタイル・刺しゅうスタジオ「バケ モリネ」とコラボレーションしたケースに、定番カラーNo.214をセットしている。

 スキンケアを詰め込んだ“アベイユ ロイヤル コフレ”(2種、同2万4640〜2万7390円)、人気フレグランスコレクション“アクア アレゴリア”とボディークリーム、ミニサイズのフレグランスをセットにした “アクア アレゴリア コフレ”(2種、同1万4520〜2万2770円)や、“シャリマー”などを組み合わせた“フレグランス コフレ”(2種、同1万4300〜1万9800円)も用意している。

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“デザイナー不在”の異色ブランド「カルネボレンテ」 セックスポジティブな世の中を目指して

 パリ発の「カルネボレンテ(CARNE BOLLENTE)」は、セックスをモチーフにした刺しゅうTシャツがソーシャルメディアを中心に話題になっているブランドだ。「アンダーカバー(UNDERCOVER)」「アニエスベー(AGNES B.)」とのコラボレーションも行い、東京の街で見かけることも増えた。

 同ブランドは、セックスやセクシュアリティーは恥ずかしいものではなく、健康で楽しいものだというマインド“セックスポジティブ”を体現している。ブランドにはデザイナーがおらず、パリを拠点にした多国籍の3人で構成する。創業から廃棄ゼロを継続するなど、異色ブランドの全貌を、チームの1人である日本人の遠藤聖に聞いた。

WWD:チーム3人の出会いとバックグラウンドは?

遠藤聖(以下、遠藤):ハンガリー出身フランス国籍のイラストレーターのアゴストン・パリンコ(Agoston Palinko)と、フランス出身のアートディレクターのテオドール・ファメリ(Theodore Famery)の2人はフランスの国立の美術大学に一緒に通っていた友人でした。そして、アゴストンは日本に交換留学していて、僕はグラインダー(Grindr、デートアプリ)で彼と知り合い、友達になったんです(笑)。自分は財閥系商社のサラリーマンを辞めた後、セレクトショップのバイヤーを経て、もっとファッションをやりたいと思い、フランスに飛んでブランドをローンチしたんです。

WWD:それぞれの役割は?コレクション発表まで3人でどうこなしているのか?

遠藤:役割を明確に決めてはいませんが、コンセプト作りや、ビジネス面、PRは自分が主に担当しています。商社マンとバイヤーの経験が生きているのかもしれませんね。ただ、コレクションのテーマは3人で決めます。イラストはアゴストンが担当し、自分がファッションのディレクションをします。それらをテオドールが取りまとめるといった流れで進めています。

WWD:なぜデザイナーがいないのか?

遠藤:いわゆるファッションデザイナーと呼べる人はこの中にいません。自分以外の2人もイラストやグラフィックデザインを学んでいましたし、誰もパターンを引けません。服作りにはもちろん真剣に向き合ってはいますが、これでデザイナーを名乗るのはファッションデザイナーさんに申し訳ないというか(笑)。

 「カルネボレンテ」がデザインしているのは、コンセプトだと考えています。たまたま表現のアウトプットがファッションなだけで、日本の文化祭のクラスTシャツを作るカルチャーに近いかもしれません。

WWD:なぜ“セックスポジティブ”を刺しゅうで表現しているのか?

遠藤:タブーとされているからこそ、性にオープンなことが当たり前になる社会にしたい。その考えにメンバー全員が一致しました。まずはそういった会話のきっかけになるアイテムを作りたかったんです。

 そこで、セックスをモチーフにし、ワンポイント刺しゅうのTシャツが最初に作ったアイテムでした。イラストではなく、刺しゅうを使うことで、他ブランドとの差別化ができるかなと考えたので。ブランドをローンチした2015年当時は、セルフィーブーム最盛期。インスタグラムで自撮りをアップした際に、胸元のワンポイントに見えるという効果を狙ったんです。自分たちの周りの人に着てもらうことからスタートし、今もPRはギフティングが中心です。

WWD:現在の販路や展開している国と地域は?

遠藤:卸売りがメインで、25~30カ国のショップに卸しています。卸先の約6割はヨーロッパで、最近は日本でも取り扱いがどんどんと増えています。オンラインでは、「エッセンス(SSENSE)」などでも取り扱っています。ヨーロッパと北米での知名度は高くなる一方で、日本を含むアジア地域ではまだ“フランスのセックスの刺しゅうのブランド”と知られているかどうかで、これからもっと頑張りたいです。

WWD:セクシュアルなデザインで販路に困ることは?

遠藤:ありますね。ヨーロッパと比べ、日本はセクシュアルすぎるかどうかを基準ににアイテムを選別するショップも多いです。一昔前に、女性蔑視的なセクシュアルなモチーフのアイテムを販売して批判されたセレクトショップもあるので、セクシュアルなもの全てをNGにしているケースもあります。

 日本と比べてもっと厳しいのはアメリカです。中絶禁止の議論など保守的な考えがまた強まっているのもあるんでしょうね。特に全国展開しているようなストアだと、ニューヨークやロサンゼルスなどに加え、さらに保守的な地域も考慮しなければいけないので。また中東など、国によっては通関もできないので、輸出が難しい場合もあります。

WWD:工場への発注の際にトラブルはなかった?

遠藤:アイテムは主にポルトガルで製造しているのですが、保守的なカトリックが多い国なので、最初に発注するときは緊張しました。嫌な思いさせたくないなと。でも実際に刺しゅうの工場を訪れてみると、みんなちょっとニコニコ、クスクスしながらこっちを見ていたんです。工場長に聞いたら、「次はどんな変なのが来るかな」とみんな楽しそうに仕事をしているって言われました。半分茶化されてるのかもしれないけど、うれしそうで良かったです(笑)。

WWD:サステナビリティにも取り組んでいる?

遠藤:2015年の創業から廃棄はゼロで、1枚も捨てたことがありません。自分が意外とデータが得意で、販売計画や在庫の持ち方などはすごく気にしています。チャリティーイベントで安く販売や寄付するなどして、無駄にならないようにしています。デザインから販売へのリードタイムが長いため、追加で発注などはせず、基本は1回のみ。

 また、サプライチェーンもほとんどヨーロッパに集約していて、ポルトガルのテキスタイル産業が盛んな地域ギマランイスで主に製造しています。現地のサプライヤーから素材を調達し、工場で生産した後に直接輸送しています。

WWD:ブランドとしてこれから挑戦したいことは?

遠藤:ファッションという枠組みから飛び出してみたい。例えば、オフラインでリアルなコミュニケーションが取れるイベントやスペースとか。クィアコミュニティーやセックスポジティビティーに関連するセーフスペースを作りたいです。

 それと、フェムテックブランドとのコラボにも興味がすごくあるし、次世代の若いアーティストを支援したいという気持ちもあります。自分たちも、ブランドとのコラボなど周りの人に支援してもらったので、それを還元したいんです。

 この先、世界にセックスポジティビティが広がれば「カルネボレンテ」の“特別感”もなくなり、アイテムが売れなくなるかもしれません。でも、それがブランドのゴールでもあるんです。

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「セルジオ ロッシ」がSHOGO SEKINEとのコラボアイテム発売 東京と大阪の2拠点でポップアップ開催

 「セルジオ ロッシ(SERGIO ROSSI)」は日本人アーティストのSHOGO SEKINEとのコラボコレクション発売を記念して、伊勢丹新宿本店で9月14日から、阪急うめだ本店で9月21日からポップアップストアを開く。ラインアップするのは、ブランドのアイコンである“SR1”コレクションからウィメンズ、メンズ共通の“SR1 SLIPPER”(11万5500円、税込以下同)と“SR1 ADDICT”スニーカー(11万5500円)、ウィメンズ限定の“SR1 PUMP”(12万6500円)の3型。さらに追加で“SR1 BALLERINA”と、同パターンのクラッチバッグ、ポーチも加わる予定だ。アイテムは2拠点でのポップアップでの先行販売ののち、公式オンラインストアと国内の一部店舗でも取り扱う。ポップアップとオンラインストアで商品を購入したユーザーには、今回のコラボレーションのイラストパターンをプリントした“NOSHI-GAMI(のし紙)”で包装し、オリジナルトートバッグをプレゼントする。

 3型のシューズはSHOGO SEKINEによる手描きの5種類のイラストパターンをブラックカーフレザーにデジタルプリントのエンボス加工で仕上げている。SHOGO SEKINEは今回の協業について「今回の『セルジオ ロッシ』とのコラボレーションで制作した全ての絵柄には、履いた人の気分を高め、ハッピーな気分になってもらいたい、希望を捨てず前向きに、という思いが詰まっている。ハッピーな話題が少ない時代、たとえ下を向く時間も目にする足元のシューズの力を借りて、少しでもポジティブになってもらいたいと思った。アートピースとしても今回の“SR1”コラボシューズは大変貴重なので、ぜひ手に入れていただきたい」とコメントした。

■伊勢丹新宿店
会期:9月14〜27日
場所:伊勢丹新宿店本館 2 階 婦人靴/プロモーション
所在地:東京都新宿区新宿3丁目14-1

■阪急うめだ本店
会期:9月21〜27日
場所:阪急うめだ本店1階コトコトステージ11
所在地:大阪府大阪市北区角田町8-7

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元「ルームス」チームの新合同展「ニュー エナジー」が開幕 岐路に立つ合同展ビジネスを“拡張”

 ファッションECサイト制作などを担うダイアモンドヘッド内のBlue Marbleが手がける合同展示会「ニュー エナジー」が、9月8日に新宿住友ビル三角広場でスタートした。2月にキックオフ展は実施していたが今回が本格立ち上げという位置づけで、会期は11日まで。「出展者数は想定の200組に対し230組が集まった」(広報担当者)と手応えを得ている。

 2月のキックオフ展の来場者数は約6500人で、実際の来場者の5分の1〜4分の1が事前登録してから来場したという。「事前登録者数だけで比べても、今回はキックオフ展の約2.6倍の登録がある」。会場は大きくファッション、ビューティ、インテリア/プロダクト、サステナビリティの4カテゴリーに分かれており、「キックオフ展に比べ、ファッションの出展者が大幅に増えた」点は注目ポイントの一つだ。

 ただし、デジタル展示会の普及や、卸先を必要としないD2Cブランドの拡大によって、合同展示会というビジネスモデルが岐路にあること自体は変わりない。「合同展示会の目的や意義を“拡張”していかないとやる意味はない」と広報担当者。そこで強化しているのが、現場に来るからこそ体感できるアートのパフォーマンスや、クリエイティビティーを刺激するブースの見せ方。メーンビジュアルに起用したアーティストの新宅加奈子が1日2回ライブパフォーマンスを行っているほか、NFTアートのリアルイベント「NFT アート トーキョー」と組んだ展示なども行実施している。

「つながりが生まれるのは合同展ならでは」

 クリエイティブな見せ方としては、「展示会として単にブースを売るというのではなく、それぞれの出展者に合った面白い見せ方を追求した」。例えば、「無印良品」のインテリア部門のデザイナーだった村松恵さんが手がける、生地の端材を再利用したラグのブランド「アニマ フォルマ(ANIMA FORMA)」は、動物の毛皮ラグ風のデザインを生かしてインスタレーション風に展示。「SNSで写真を拡散して自社ECで商品を売ればいいという考え方も今はあるが、やはり実物を見たいという声は多い。大規模な合同展に出展すると(バイヤーなどと)つながりが広がることが魅力」と村松さん。

 10日の土曜には、ダイアモンドヘッドが協賛するJ-WAVEのラジオ番組「エシカル ウェーブ」も会場内で公開収録する。ほか、トークイベントなども会場内で実施。自身で立ち上げた生分解性のヘアケアブランド「クルヒ(KRUHI)」で出展している俳優の井浦新さんも登壇予定という。「美容業界に全く縁のないまま手探りでブランドを立ち上げたが、(サステナビリティに対し)意思や想いのある来場者が多く、しっかり話ができている」と井浦さん。「クルヒ」は9月16日に販売を開始する。

 「ニュー エナジー」はアッシュ・ペー・フランスで合同展「ルームス」を手掛けていたチームが主宰。「ルームス」は今春の実施は見送ったが、今秋は10月13〜16日に渋谷ヒカリエで実施すると発表している。

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フランスの老舗百貨店プランタンがニューヨーク進出 ウォールストリートの歴史的なビルに

 フランスの百貨店プランタン(PRINTEMPS)は7日、グローバル展開を強化する取り組みの一環として、ニューヨークに初の店舗をオープンすると発表した。同店は2024年春に開業の予定。金融街として知られるウォールストリートとブロードウェイが交差する角に立つ50階建ての歴史的な高層ビル、ワン・ウォールストリート(One Wall Street)の2層分を使用する。売り場面積は約5000平方メートル、ブロードウェイに面するファサードは約100メートルだという。

 ジャン・マーク・ベラーチェ(Jean-Marc Bellaiche)=プランタングループ最高経営責任者(CEO)は、「インターナショナルにグループを発展させていく上で、アメリカは重要な役割を担う。ニューヨークへの進出により、知名度のさらなる向上や成長の機会が期待できる。地元住民と観光客の双方にユニークな体験を提供できるだろう。また、同店はラグジュアリーやファッション、ホーム、ビューティの戦略的なEC機能なども持つ」と語った。

 プランタンのアメリカ進出に伴い、ローラ・レンドラム(Laura Lendrum)がプランタン アメリカのCEOに就任。同氏はこれまで、「サンローラン(SAINT LAURENT)」「グッチ(GUCCI)」「ラルフ・ローレン(RALPH LAUREN)」の北米事業プレジデントなどを務めている。プランタンでは、オリジナル性の高いブランドキュレーションやパーソナライズドサービスの充実、シームレスなオムニチャンネルの提供などに取り組む。

 プランタングループは、2013年にルクセンブルクの投資会社ディヴァイン・インベストメンツ(DIVINE INVESTMENTS)に買収された。19年には、30年までに売り上げを約40億ドル(約5600億円)に倍増させる成長戦略を策定したものの、コロナ禍の影響などにより、これを3〜4年以内に20億ユーロ(約2700億円)を目指すと修正した。現在はフランス国内でアウトレットなどを含む20店を運営している。

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フランスの老舗百貨店プランタンがニューヨーク進出 ウォールストリートの歴史的なビルに

 フランスの百貨店プランタン(PRINTEMPS)は7日、グローバル展開を強化する取り組みの一環として、ニューヨークに初の店舗をオープンすると発表した。同店は2024年春に開業の予定。金融街として知られるウォールストリートとブロードウェイが交差する角に立つ50階建ての歴史的な高層ビル、ワン・ウォールストリート(One Wall Street)の2層分を使用する。売り場面積は約5000平方メートル、ブロードウェイに面するファサードは約100メートルだという。

 ジャン・マーク・ベラーチェ(Jean-Marc Bellaiche)=プランタングループ最高経営責任者(CEO)は、「インターナショナルにグループを発展させていく上で、アメリカは重要な役割を担う。ニューヨークへの進出により、知名度のさらなる向上や成長の機会が期待できる。地元住民と観光客の双方にユニークな体験を提供できるだろう。また、同店はラグジュアリーやファッション、ホーム、ビューティの戦略的なEC機能なども持つ」と語った。

 プランタンのアメリカ進出に伴い、ローラ・レンドラム(Laura Lendrum)がプランタン アメリカのCEOに就任。同氏はこれまで、「サンローラン(SAINT LAURENT)」「グッチ(GUCCI)」「ラルフ・ローレン(RALPH LAUREN)」の北米事業プレジデントなどを務めている。プランタンでは、オリジナル性の高いブランドキュレーションやパーソナライズドサービスの充実、シームレスなオムニチャンネルの提供などに取り組む。

 プランタングループは、2013年にルクセンブルクの投資会社ディヴァイン・インベストメンツ(DIVINE INVESTMENTS)に買収された。19年には、30年までに売り上げを約40億ドル(約5600億円)に倍増させる成長戦略を策定したものの、コロナ禍の影響などにより、これを3〜4年以内に20億ユーロ(約2700億円)を目指すと修正した。現在はフランス国内でアウトレットなどを含む20店を運営している。

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靴専門モール「ゾゾシューズ」別注の“スタンスミス”はオフホワイトのスエード製

 「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」内の靴専門モール「ゾゾシューズ(ZOZOSHOES)」は、「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」のアイコンスニーカー“スタンスミス”に別注したモデルの予約を9月17日0時に開始する。

 オフホワイトのワントーン仕上げで、アッパーには秋らしくスエードを用いる。価格は1万5400円(税込)で、配送は10月中旬を予定する。

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靴専門モール「ゾゾシューズ」別注の“スタンスミス”はオフホワイトのスエード製

 「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」内の靴専門モール「ゾゾシューズ(ZOZOSHOES)」は、「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」のアイコンスニーカー“スタンスミス”に別注したモデルの予約を9月17日0時に開始する。

 オフホワイトのワントーン仕上げで、アッパーには秋らしくスエードを用いる。価格は1万5400円(税込)で、配送は10月中旬を予定する。

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ルメール騎手「本当は手を振りたいけれど…」 自身のブランドの服を着たファンに感謝

 JRA(日本中央競馬会)騎手のクリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)氏は、自身のアパレルブランド「CL by C.ルメール」のポップアップストアを9月16日から10日間、高島屋京都店4階で開く。デビューしたばかりの4月にも同店でポップアップストアを開き、多くの競馬ファンがたくさん集まり、Tシャツなどを買い求めた。今回は新作のポロシャツ(長袖、半袖ともに税抜1万8000円)、キャップ(同1万3500円)を限定販売する。

 「CL by C.ルメール」はレースで着る勝負服などをモチーフにしたカジュアルウエアやスポーツウエアを、ルメール氏が自ら描いたデザイン画をもとに作っている。商品は全て日本製で、漆などの伝統工芸の技術も一部に取り入れた。EC(ネット通販)を中心に販売している。

 京都を拠点に活動するルメール氏は、前回のポップアップストアの開催時にもたびたび高島屋を訪れて、ファンと触れ合った。また騎手仲間で京都在住の武豊氏も会場に立ち寄ってTシャツを買い求めた。

 レース前のパドックで馬上から観客席を見ると、「CL by C.ルメール」の服を着たファンを見かけることも増えた。「すごくうれしい。本当はファンに手を振りたいけど、それはできないのが残念」。競馬では不正防止のため騎手で客席に合図する行為は禁じられている。そのため、いつも心の中で感謝しているという。

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「アズール バイ マウジー」のハイトレンドライン“プラス”がメンズデビューを記念して伊「MSGM」とコラボ

 「アズール バイ マウジー(AZUL BY MOUSSY)」のハイトレンドライン“プラス(PLUS)”は、2022-23年秋冬シーズンにデビューするメンズコレクションを記念して、イタリアブランド「エムエスジーエム(MSGM)」とコラボした長袖Tシャツ(2万5300円税込、以下同)を9月16日に発売する。

 同メンズコレクションはデビューシーズンのテーマに“Rebuiding 90s”を掲げ、コラボ商品も90年代ストリートを意識したデザインが特徴だ。

 コラボ商品を扱う「アズール バイ マウジー」の店舗では、「エムエスジーエム」のパーカ(3万8500円)やキャップ(1万8700円)も販売する。

 “プラス”は、21-22年秋冬シーズンにウィメンズ専業でスタートした。

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「マリーン セル」から三日月モチーフの新作バッグが登場 環境に配慮した素材を使用

 「マリーン セル(MARINE SERRE)」は、地球環境に配慮した新作バッグ“エクリプス(ECLIPS)”を発売した。価格は863ドル(約12万4000円)で、同ブランドの公式オンラインストアと一部店舗で取り扱う。

 バッグは、「マリーン セル」を象徴する三日月に着想を得て製作。デザインは三日月パターンとタータンチェック、ブラックレザーの3種類を用意する。ボディーにはイタリア、スペイン、ドイツで調達したレザーをベースに、アップサイクルしたデニムやTシャツ、リサイクル繊維から作られたキャンバス素材などをあしらっている。バッグ側面のパネルは、コレクションの廃棄素材を再利用するため毎シーズン変わるが、レザーのパーツは毎年同じ素材を使用するという。

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仏「ボンポワン」が過去に販売した子ども服の下取り・再販サービスを開始

 仏子ども服ブランドの「ボンポワン(BONPOINT)」が、過去に販売した子ども服の下取り・再販サービス「ボンポワン・ヴィンテージ」を開始する。

 すでに8月から代官山店と銀座店で下取りを実施しており、補修やクリーニングを経た服を今月16日から販売する。下取りは、両店舗に持ち込まれた服を補修可能かどうか確認後、両店舗での買い物時に使用可能なバウチャー券に交換するという仕組み。日本在住の満18歳以上、身分証明ができる人を対象に、販売当時価格の10〜30%の価格で下取りされる。対象商品はドレス、ワンピース、ブラウス、パンツ、カバーオール、ジャケット、アウター。ブランドラベルやサイズタグ、品質ラベルがつき、品番の記載がある破損のない商品が対象となる。

 ボンポワンジャポンのクリスチャン・ピアCEOは「クチュールの技術で作られたボンポワンの洋服は、デザイン面でも縫製面でも古びることはありません。想い出の詰まったお洋服に、また違う新たな『次なる物語』を与えるという、単純なリサイクルとは大きく異なる人々を幸せにするサステナブルな取り組みだと感じています」とコメントしている。

 「ボンポワン・ヴィンテージ」は2020年5月に開始した同社の「ボンポワン・チェリッシュ」プロジェクトの一環として展開する。同プロジェクトでは、未来を担う子ども達のために、地域社会のサポートや環境負荷の軽減、責任を持ったモノ作りを推進している。

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識者3人で考える「ファッション産業の未来とは?」 バーチャサイズと考える服とテクノロジーの行方

 経済産業省は4月、「ファッションの未来に関する報告書」を公開した。2021年11〜12月に気鋭のファッションデザイン研究者の水野大二郎・京都工芸繊維大学教授を座長に、ローランド・ベルガーの福田稔パートナーとファッションクリエイティブディレクターの軍司彩弓氏を副座長に、編集者やジャーナリスト、スタートアップ起業家、ファッションデザイナー、若い研究者など多彩な34人の有識者を集めて議論し、その内容をまとめたものだ。雑誌のようにデザインされた報告書は97ページにまとめられ、ビジネスモデルやSDGs、環境問題など多岐にわたるテーマを議論した。副座長を務めた福田氏とともに有識者メンバーの藤嶋陽子・明治大学特任講師、そして最有力ファッションテックスタートアップ企業の一つであるバーチャサイズの高橋君成・最高ビジネス責任者(CBO)を交え、「ファッションの未来」をテーマにした対談をお届けする。

「ファッションの未来」を
考える上で、重要だったこと

WWDJAPAN(以下、WWD):経産省の「ファッションの未来に関する報告書」はたいへん読み応えがあった。印象的だったことは?

福田稔ローランド・ベルガー パートナー(以下、福田):「ファッション未来研究会」の目的の一つは、一人でも多くの人に大きな変革にあるファッション産業の課題や未来を伝えることだった。議論にはBASE創業者である鶴岡裕太氏のような起業家から、ラグジュアリーブランドのトップ、バイオテクノロジーの専門家、弁護士、投資家など、海外やファッション領域以外の人も参加した。これまでの経産省の報告書であれば、小売業や大手アパレルのトップやキーマンが多くの割合を占めていた。しかし多種多様なメンバーが議論に参加したこと自体が、「ファッション」そのものの可能性や広がりを象徴していたと思う。

藤嶋陽子・明治大学特任講師(以下、藤嶋):ファッションと一括りに言っても、それぞれ捉えているものや大切にしているもの、価値観には随分と差異があると再認識しました。多彩な人たちが集まって、そうした違いや感覚を共有し、これからを考える。これまでにはなかった、貴重な機会だと思いました。

WWD:ファッション産業の課題として感じたことは?

藤嶋:大学で授業をしていると、ファッションに興味がある人は業界全体での環境問題の取り組みを認知し、「大量廃棄をして環境に負荷の大きい産業ですよね」と理解している人もいますが、一方でSNS、例えばTikTokやYouTubeではプチプライス商品の爆買いみたいなことも定番で身近なコンテンツになっています。ファッション産業の関係者では当たり前だと認識されている取り組みや価値観がまだまだ浸透しておらず、期待している消費者像とも解離があると感じています。「ファッション」という言葉の持つ広がりや大きさが、ある種のすれ違いのようなものを生み出して、極端な場合はそれが情報の分断にもつながってしまっていると感じています。

福田:同感です。実際、多くの企業はもうほとんど大量廃棄をしていない。ただ家庭に回った衣服は、7割はリサイクルされずゴミになり、その多くは焼却されている。これは程度は違えど日本でもグローバルでも同じだ。大量にモノを作る以上は、どうしてもゴミが出てしまう。ファッション産業の根本的な課題は大量生産、大量廃棄問題のサイクルから抜ける道筋がまだ見えていないことだ。

大量生産・大量廃棄からの
脱却に必要なこととは?

WWD:大量生産、大量破棄という産業構造から脱する道はあるか。

福田:産業構造は日本を含め、グローバルでラグジュアリーブランドと、大手SPA&ファストファッションという二極化が進み、SPA&ファストファッションはモノの消費と生産のボリュームが大きく、しかもサイクルが早い。この前提を踏まえたときに、環境への負荷を減らすためには回収の仕組みを確立するとともに、リサイクル技術を革新していく必要がある。

藤嶋:私は、製造過程や素材に配慮されたものは価格が高く、その価格を受け入れる=価値観に賛同する、あるいは受け入れない=拒否するの2択として消費者に委ねている点に違和感を抱いています。「この商品は買ってもいいモノです」といった考え方を押し付けてしまっているようにも見える。新しいモノを生み続けるモデルが前提になっている。

WWD:解決策は?

藤嶋:簡単な問題ではないのですが、ただ、全ての指標が、「売る」ことを前提になっていることにヒントがあると思っています。今は服を売り上げた枚数は分かっても、その後、その服が何回着られたか、どういう組み合わせで着られたかのかは分からない。授業やワークショップで聞いてみると、消費者側も服をどのくらい持っていて、実際それぞれどのくらい着ているかを正確に把握している人はほとんどいません。情報を埋め込んだICタグの情報を読み取りできるRFIDなどの導入や多様なデータ取得、活用の取り組みも進んでいるので、そういった情報をトラッキングして、「売上とは違う指標」としてモデル化できないかな、と。新しいものを作ることを続けていくためにも、消費者と「売る」「買う」以外の関係性もつくれたら面白いと思います。

福田:面白いですね。確かに私も服を何着持っているのかなんて全然分からないです(笑)。家庭のクローゼットがデジタル化して、持っている服が何回着られたかなどの情報が可視化されたら、こんなに服があったのかとか、あまり使われていない服があったりして、消費者の意識も変わるかもしれない。オンライン試着サービスの「バーチャサイズ(Virtusize)」が、そこに近づける可能性も?

高橋君成バーチャサイズ最高ビジネス責任者(以下、高橋):現時点での「バーチャサイズ」のクローゼット機能は、過去に自分が購入したものや気になったアイテムと、現在購入を検討したいアイテムのサイズを比較できるものですが、自分と同じアイテムを持っている他のユーザーが、1年間に平均100回着ているのに、自分は半分しか着ていないみたいなデータが取れれば、リコメンドの精度を高めたり、新しいサービスの開発につながったりする可能性はあると思います。

産業の縮小を超えた、
その先にある「勝ち筋」とは?

藤嶋:売り手や消費者の意識も変わることで、ビジネスモデルも変わる。新品を買うより、長く着られる服で何か収益を上げられるようになれば、「売る」だけで展開しなければならないビジネスから逃れられるかもしれないですよね。

WWD:サプライチェーンをより進化させたり、必要なものだけを売るデマンドチェーンとリサイクル技術を組み合わせたら総量が減る。つまり産業の衰退にもつながるのでは?

福田:総量を減らすと一時的に事業規模はおそらく減る。現在でもファストファッション企業が生産量を絞ったことで、バングラデシュの縫製産業で雇用が減っているという事実も、残念ながら起きている。だが、産業全体が生き残り、進化するためには必要なことだと。このままで行けば、もっと大きな損失や衰退につながりかねないからだ。実際にグローバル市場に受け入れられるような高付加価値の商品を作りつつ、環境負荷を抑えたサステナブルなビジネスモデルで成功している企業もある。その代表がパタゴニアだ。パタゴニアは2025年にカーボンニュートラルの目標を立てている。服を作っている限り、CO2の排出は避けられないが、ゼロにすると言っている。つまり相当生産量を絞り、真面目にリユースやリサイクル、リメイクにシフトしていって、本当に適量だけを売って、企業責任としてカーボンニュートラルにすると宣言している。日本でもグローバルに受け入れられる価値観とブランドの構築すれば、日本のアパレル産業の活性化にもつながるはずだ。日本のアパレル産業は国内市場のみに限定されており、衣服の完成品輸出を比較すると日本の輸出規模はフランスの40分の1ほどしかないのだから。

WWD:ビジネスを再定義するという視点で、ファッションにまつわる気になる事例や現象は?

福田:アパレル産業は、その時の世の中を端的に反映する業界だと思う。例えばZ世代はサステナブルみたいな話もあるが、実際にはサステナビリティに関心がないZ世代もたくさんいる。快楽主義的に服を買い続ける人は日本にも世界にもたくさんいて、例えば「シーイン(SHEIN)」の急成長は、そうした事実を裏付けている。先ほどパタゴニアの話をしたが、人々の間である種の分断が起きていて、解決の道筋をつけるのは難しいと感じる。逆に面白いと感じているのは、メタバースだ。メタバースというと、一般的には完全なバーチャルの中のアバターのようなVR(バーチャル・リアリティ=仮想現実)を思い浮かべると思うが、私はVRよりもAR(オーグメンテッド・リアリティ=拡張現実)に可能性を感じている。グーグルグラスのようなAR機器は今後、ますます進化し、普及するだろうし、そうなると日常生活の中にARが入り込んでくる。こうしたARは、コミュニケーションインフラとしてのSNSの進化やゲーム・チェンジなども後押しするはずだ。

現在のテクノロジーでも、
リアル店舗の進化にはまだ足りない!?

高橋:すごく面白いと思います。「バーチャサイズ」のクライアントのある有力アパレルから、リアル店舗の「試着体験」をもっとリッチにしたいという相談を受けたことがある。アパレル企業には有力な店舗であるほど、試着室が混み合ってしまうという悩みがあるからだ。相談を受けて、AR機器で試着体験ができたら最高にリッチだと思って調べたのだが、実際にはテクノロジーとのギャップが大きすぎて実現が難しい。実は服の試着をリアルタイムにARで見せるためには、最先端のAIで処理をしても能力がまだ追いつかない。

福田:かなり話題になっているアマゾンのアパレル店舗「アマゾン・スタイル」も、実際にはVRやARではなくたくさんの試着室を並べている。それがまだ最先端という現実もある。

高橋:でも逆に言えば、この5〜10年で技術さえ追いつけば、リアル店舗ががらりと変わる。当社も、そこを見据えて常に既存技術のアップデートや新サービスの開発のアイデアは常に磨いています。逆に10年前と比較すると、店頭在庫とオンライン在庫の連動は当たり前になっているし、売り方の面でも大きいサイズはオンラインのみで展開するなど、実は見えない部分のアップデートはだいぶ進んでいる。実は当社も水面下では、アパレルや小売企業に加え、繊維商社やデザイン企業とも連携し、弊社で取得できる消費者の身体情報や趣味・トレンドなどをもとに企画や生産の段階からサイズデータを生かして需給ギャップを解消する取り組みを始めています。

TEXT:MIWAKO ANNEN
PHOTO:KAZUO YOSHIDA
問い合わせ先
バーチャサイズ

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10周年のウィズム渋谷店が移転 「ダブレット」の“引越しT”など8ブランドとのコラボも

 ベイクルーズのセレクトショップ、ウィズム(WISM)は、東京・渋谷のキャットストリートで2012年に誕生した渋谷店が今年で10周年を迎え、9月10日に移転リニューアルオープンする。場所は「アズノゥアズドゥバズ(AS KNOW AS DE BASE)」明治通り店の跡地(東京都渋谷区神宮前6-19-12 アオヤマビル1F)。売り場面積は90平方メートルで、地上1階と地下1階の2フロア構成だ。移転前より店舗は縮小するものの、取り扱いブランド数を増やして商品の循環性を高める狙い。

 リニューアルオープンを記念して、「アンセルム(ANCELLM)」「ウィリーチャバリア(WILLY CHAVARRIA)」「シティー カントリー シティ(CITYCOUNTRYCITY)」「ダブレット(DOUBLET)」「ベター ウィズ エイジ(BETTER WITH AGE)」「メイドウォーン(MADE WORN)」「ガーデンズ アンド シーズ(GARDENS & SEEDS)」の8ブランドとのコラボレーションアイテムを製作した。

 「ダブレット」とのコラボアイテムは、これまで両者で“笑い”にこだわったさまざまなポップアップや別注商品を企画してきたことから、ジョークのような“引越しTシャツ”を販売する。

■ウィズム渋谷店
住所:東京都渋谷区神宮前6-19-12 アオヤマビル 1F
電話:03-6418-5034(9月9日午後以降開通)

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人気力士の“ラップT”が発売 日本大相撲協会の公式グッズを「ビー アット トーキョー」がプロデュース

 ビーアット(東京、⼟井地博社長)が手掛けるプロジェクト「ビー アット トーキョー(BE AT TOKYO)」は、アベマTVの番組「ABEMA大相撲LIVE」とのコラボレーションで、大相撲9月場所における日本相撲協会の公式グッズをプロデュースした。ファーストコレクションにラインアップするのは、Tシャツ3型(5500円〜、税込以下同)と手ぬぐい(2420円)、タオル(2860円)、クリアファイル(660円)、ポスター(1650円)。アイテムは、両国国技館内の売店で9月11日から、ラフォーレ原宿6Fのビー アット スタジオ ハラジュクで9月13日から取り扱うほか、ビー アット トーキョーの公式オンラインストアでも販売する。

 Tシャツは、明治40年創業のキングサイズ専門店「ライオン堂」の別注(5500円)や、通称“ラップT”と呼ばれる、ヒップホップのアーティストTシャツをデザインソースにしたもの(8800円)など、カルチャー色の濃いデザインをそろえた。手ぬぐいとタオルはデザインユニットGOO CHOKI PARによるオリジナルフォントで力士名を綴り、会場内で力士を応援できるデザインに仕上げた。

 ビーアットはビームスの出資によって2021年に設立した、ビームスとフロウプラトウによる合弁会社。メディア運営や製品開発、コンテンツ企画、クリエイター支援などの事業展開する。

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「ラネージュ」が日本本格上陸 韓国化粧品メーカー最大手アモーレパシフィック基幹ブランド

 アモーレパシフィックジャパンは9月14日、世界34カ国で展開するグローバルビューティブランド「ラネージュ(LANEIGE)」の販売を日本で開始する。初のオフライン販売となる「アットコスメトーキョー(@COSME TOKYO)」のほか、ECサイト「アットコスメショッピング(@COSME SHOPPING)」でも取り扱う。11月以降は、全国の「アットコスメストア(@COSME STORE)」とロフトでも販売する。アイテムは、世界で3秒に1個売れている“リップスリーピングマスク”(全5種、各20g、税込各2365円)、“シカスリーピングマスク”(60mL、税込3520円)、“ネオクッション”(全2種、税込各2970円)の3品8種。来年以降、保湿ケアや美白、エイジングケアなどアイテムを拡大する予定。

 「ラネージュ」はフランス語で「雪」を意味し、1994年のブランド誕生以来、雪の結晶のように輝く美しさをコンセプトに掲げ水の力に着目したスキンケアやメイクアップ製品を開発してきた。ヒット製品に睡眠と美容の関係を研究した “ウォータースリーピングマスク”や、ひと塗りでグラデーションが完成する“ツートンリップバー”などがある。時代と共にブランドメッセージが変化し、機能や研究の訴求から近年は内面の美しさや“なれる肌”で実現するライフスタイルを発信している。昨年からは「FEEL THE GLOW」をスローガンに掲げる。

 日本進出のきっかけは、コロナ前から日本人旅行者による購入が盛んで、持ち帰ったユーザーによりコスメサイトやまとめサイトなどで口コミが広がっていたことにある。加えて、越境ECの普及やコロナによる渡航制限により日本での販売を望む声が多く寄せられたため、8月に日本本格上陸に向けチームを結成。ブランド誕生から28年目となる9月に日本本格進出となった。これまでも本国がアマゾンや楽天の公式ショップで販売していたが、今後はアモーレパシフィックジャパンにより日本国内での展開を進める。

 ファッションやアートとのコラボレーションもブランドの特徴の1つで、11月2日には「メゾンキツネ(MAISON KITSUNE)」とのコラボ商品を限定発売する。

 アモーレパシフィックは世界的なビューティトレンドを多く輩出。傘下の「アイオペ(IOPE)」が世界で初めてクッションファンデーションを発売したほか、ブルーライトが肌に与えるダメージを世界で初めて立証した。

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「カルティエ」によるキッザニア東京の「ジュエリーアトリエ」に潜入 大人顔負けラグジュアリーなデザイン体験

 「カルティエ(CARTIER)」による東京・豊洲のキッザニア東京(KIDZANIA TOKYO以下、キッザニア)の期間限定パビリオン「ジュエリーアトリエ」がスタートした。キッザニアは、3〜15歳までの子どもたちの職業・社会体験施設。全日本空輸や伊藤忠商事、牛乳石鹸など約60企業のパビリオンがある。同パビリオンの会期は9月26日までだ。

 6日初日に「ジュエリーアトリエ」に潜入。「カルティエ」のブティックで使用しているインテリアを取り入れたラグジュアリーな空間の壁面にはアイコンのパンテールが描かれている。約30分のプログラムで子どもたちは、パンテールの刺しゅうを施した白衣を着用してジュエリーデザインに挑戦する。講師によるジュエリーや宝石、サヴォワフェールの意味をはじめ、「カルティエ」のメゾンの歴史やアイコンジュエリー“トゥッティフルッティ”“トリニティ”“パンテール”について説明からスタート。そして、「カルティエ」の書籍やトレーが置かれたテーブルに、“トゥッティフルッティ”のデザインシートと宝石のカットの一覧表、色鉛筆、シールが配られた。また、17種類ある立体的なジュエリー風シールを3種類選びデザインに反映することができる。

“トゥッティフルッティ”を自由な感性でデザイン

 私が潜入したセッションに参加したのは、9歳のジェニちゃんと、11歳の愛鈴ちゃん、12歳のタケル君。それぞれ、自由な発想で、デザイン画に色をぬり、シールを施してデザインを完成させた。ジェニちゃんの作品名は“キラキラなうみ”。彼女は、「キラキラ光る海をイメージした。楽しい時間でジュエリーに興味を持った」と話す。「カルティエ」を知っていたという愛鈴ちゃんの作品名は、“バタフライ&レッド”。「バタフライは『鬼滅の刃』の胡蝶しのぶがイメージ。それに情熱的なレッド(ルビーの色)を加えてみた。将来はジュエラーの仕事に携わりたい」と語った。タケル君の作品名は、“ドーズ”。バンドであるドーズのミュージックビデオのイラストにインスパイアされて紫色を選んだそうだ。「白衣で本格的にデザインできたと実感した。きれいにできたので飾ろうと思う」と話した。

ラグジュアリーには子どもも大人関係ない

 私が驚いたのは、このパビリオンのデザイン画に「カルティエ」ハイジュエリーの代表格の一つ“トゥッティフルッティ”が採用されたこと。“トゥッティフルッティ”を知っているのは大人であっても限られるからだ。「カルティエ」によると、“トゥッティフルッティ”採用の理由は、メゾンの世界観を表現しているのと同時に、カラフルな宝石が使用されており印象に残るから。なるほど、確かにメゾンの世界観を伝えるのは理屈ではなく、感覚に訴えるインパクトだ。この取り組みは日本独自のもので、子どもならではの感性を生かして作る楽しさを感じてもらいたいというコンセプトでスタート。また、この体験が、親子がつながるきっかけになればという思いも込められている。

 子どもが対象とはいえ、「カルティエ」のラグジュアリーな世界観はそのまま。会場構成から白衣、デザイン材料の準備まで一貫している。子どもがどれだけ理解するかは別として、ジュエリー、宝石、職人技、メゾンについて本格的に伝える姿勢もすばらしい。私自身、「大人は参加できないんですよね?あのデザイン画が欲しいので塗り絵作ってください」とリクエストしてしまうほど、魅力的な体験だ。ラグジュアリーには子どもも大人も関係ないと実感。トップジュエラー「カルティエ」の懐の深さを感じた潜入体験だった。

 「カルティエ」では、11月13日、パビリオンで体験した子どもの中から選ばれた10人(小学校4年生以上)を銀座ブティックの仕事体験に招待。子どもたちは、実際にジュエリーに触れてメゾンの世界観を肌で感じると同時に、接客やホスピタリティーを学ぶことができる。

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バウハウスで活躍した女性にオマージュ 「ラ・プレリー」が若手アーティストを支援する理由

 「ラ・プレリー(LA PRAIRIE)」は、外科医師のポール・ニーハンス(Paul Niehans)博士が1931年にスイス・モントルーの地で設立したクリニックが発祥のラグジュアリースキンケアブランドだ。創設以来、「サイエンス」「ビューティ」「アート」を融合し、心までも満たす製品を追い求めている。設立者であるニーハンス博士が長年取り組んできた“時の流れに揺らがない美”の探究に追随し、ブランドでは「時代を越えて美を永続させる」というビジョンを掲げアートにまつわるサポートを続けている。その一環として「ラ・プレリー」はこのほど、今なお世界のデザイン界に影響を与え続けている総合造形大学バウハウス(BAUHAUS)で活躍した女性たちへのオマージュとなるプロジェクト「ザ・ウィメンズ・バウハウス・コレクティブ by ラ・プレリー」を始動した。同プロジェクトでは、世界有数の美術・デザイン学校を卒業した5人の若きアーティストをサポートする。

「ラ・プレリー」とアート支援活動

 美に強いこだわりを持つ「ラ・プレリー」には、美しさを体感し享受するために“美=アート”を生み出すアーティストの力が欠かせないとの信念がある。唯一無二のアートを通して文化の保全と促進を図るため、アート界や文化的団体、名高いアーティストから未来を担う若手までをサポートしている。今年はスイスのバイエラー財団(Fondation Beyeler)とパートナーシップを組み、オランダ人画家ピート・モンドリアン(Piet Mondrian)の生誕150周年を記念する展示「Mondrian Evolution」をサポート。モンドリアンの作品の修復および保全活動を行い、6〜10月にスイス・バーゼルで、10月〜2023年2月にドイツ・デュッセルドルフで開催する大規模なモンドリアン回顧展を開催する。また、アートキュレーターと共に展示開催の舞台裏を記録し、広く社会に公開している。

バウハウスの優れた女性芸術家たち

 アートを語る上で欠かせないのが、今なお世界中に大きな影響を与えている美術学校・バウハウスだ。第1次世界大戦後の1919年から33年までわずか14年間、ドイツ・ワイマールに存在したバウハウスは、絵画や彫刻、工芸、建築、写真など造形に関する専門知識が学べる“総合的造形学校”だった。多くのアーティストを輩出した一方で、女性は全ての学科を履修できないなどジェンダーに関しては保守的な面もあった。そのため、革新的な幾何学模様を生み出したアニ・アルバース(Anni Albers)や織職人のオッティ・バーガー(Otti Berger)など、優れた女性アーティストたちの偉業は他の男性アーティストの功績に隠れ表に出ることがなかった。現在では、ドイツのバウハウス・デッサウ財団(Bauhaus Dessau Fondation)によりバウハウスで活躍した女性アーティストの功績がよみがえりつつある。

「ザ・ウィメンズ・バウハウス・
コレクティブ by ラ・プレリー」を発足

 女性が軽視されていた環境に身を置きながらも創作に挑み、才能を発揮したバウハウスの女性芸術家たちの偉業をたたえ、「ラ・プレリー」は女性のエンパワーメントを推進する「ザ・ウィメンズ・バウハウス・コレクティブ by ラ・プレリー」を発足した。スイスはもちろん、パリや香港など世界有数の美術・デザイン学校の卒業生5人を選抜し結成。若手女性アーティスト5人は、「ラ・プレリー」のコラボレーターでありデザイナーのサビーネ・マルケルス(Sabine Marcelis)の指導の下、共同で創作活動に取り組む。それぞれが独自のデジタル作品を制作し、ブランドサイトでバーチャルエキシビションを行う。

スキンケアで女性を
エンパワーメント

 「ラ・プレリー」は、バウハウスの流れをくむ合理主義的・機能主義的な芸術から影響を受け、幾何学的で精密、控えめなスタイルの混じり気のない美しさをコレクションに吹き込んだ。9月1日発売の新しいプレ美容液“SC ハーモニー レクストレ”(20mL、税込10万4060円)は、形状と機能のダイナミックな2つの要素を1つに調和。静かな湖畔を想起させるコバルトブルーのガラスボトルは、科学と芸術のハーモニーの象徴となっている。ブランドの信念である“時の流れに揺らがない美”の探求のため、「ザ・ウィメンズ・バウハウス・コレクティブ by ラ・プレリー」の活動と共に、心を癒やすスキンケア製品を通じて女性をエンパワーメントしていく。

TEXT:WAKANA NAKADE
問い合わせ先
ラ・プレリー
0120-223-887

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「プーマ」と「エムシーエム」が4年ぶりにコラボ 3型のスニーカーコレクションを発表

 「プーマ(PUMA)」は、「エムシーエム(MCM)」とコラボレーションした3型のスニーカーコレクションを発表した。その第1弾となる“スリップストリーム ロウ エムシーエム(SLIPSTREAM LO MCM)”を、9月24日から「プーマ」の直営店や一部取り扱い店舗で販売する。

 「プーマ」と「エムシーエム」のコラボは、2018年以来4年ぶり。第1弾の“スリップストリーム ロウ エムシーエム”は、ホワイトとブラウン、イエローをメインカラーとし、サイドの“フォームストリップ”に「エムシーエム」 のアイコニックなヴィセトスモノグラムを落とし込んでいる。価格は税込7万1500円。キービジュアルのモデルには、現役高校生ながら「プーマ」とエンドースメント契約を結んだ未来のバスケットボール界のスーパースター、マイキー・ウィリアムズ(Mikey Williams)を起用した。

 第2弾の“スリップストリーム ロウ”をベースとしたモデルは10月に、第3弾の“TRC ブレイズ コート(TRC BLAZE COURT)”をベースとしたモデルは2023年前半に発売する。

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「オニツカタイガー」が金子眼鏡とコラボ クリアなフレーム&レンズのサングラスを発売

 「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は9月9日、金子眼鏡とコラボしたサングラスを発売する。価格は3万800円(税込)。

 発売するのは、今年2月に行った2022-23年秋冬ミラノ・ファッション・ウイークで披露したモデルで、コレクションテーマである“SHADOW(陰影)”を象徴するクリアなフレーム&レンズが特徴だ。また、フラットなトップラインや顔の半分を覆ってしまうほどのボリューム感も目を引く。

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下北沢で“月”がテーマのアートフェス開催 NFT付きスタンプラリーも

 下北沢商店連合会と小田急電鉄は、下北沢駅周辺で“月”がテーマのアートフェスティバル「ムーンアートナイト下北沢」を9月10〜25日に開催する。フェスは街全体を会場に使い、日本初上陸の海外アーティストのものも含む多数の作品を展示する。全57の地域店舗・施設が参加し、3DアバターNFTの「Metaani」とコラボレーションしたデジタル作品のスタンプラリーや、限定フードメニューなどを提供する。

 “土管のある広場”として親しまれている「下北線路街 空き地」では、NASAの月面写真をイメージした直径7メートルのインスタレーション“Museum of the Moon”と、ウサギをモチーフにしたインスタレーション“Intrude”が登場。9月11日には、同作品を手掛けたアマンダ・パーラー(Amanda Pare)によるトークイベントも開催する。月やウサギをテーマにし、秋の風物詩として地域とともに作るフェスティバルを目指す。

 下北沢は2021年6月に小田急電鉄による新施設「リロード」を開業したほか、22年3月には京王電鉄が下北沢駅高架下に新たな商業施設「ミカン下北」を開いた。世田谷代田駅と下北沢駅、東北沢駅を地下化したことで、空いた約1.7kmの路線跡地の開発が進み、新たな若者の街としてにぎわっている。

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「ザ・プロダクト」のマルチカラーバームにパールがきらめく冬の新色が追加

 オーガニックのヘア&スキンケアブランド「ザ・プロダクト(PRODUCT)」は10月1日、アイシャドウやチークなど多彩に使えるマルチカラーバーム“ナチュラルグロウカラー”(全9色、税込各2310円)の新色を発売する。天然由来成分配合でメイクしながらスキンケア効果が高いのも特徴だ。

 “ナチュラルグロウカラー ”は、アイシャドウやチーク、リップなどマルチに使えるカラーバーム。発色が良く輝くような艶を演出するため、手持ちのアイテムに重ねて艶やラメ感をプラスすることができる。また、全成分天然由来のため肌荒れや乾燥を防いで肌を整えるほか、オーガニックのシアバターがしっかりと肌を保湿する。

 冬の新色として加わるのは、ホワイトとブルーの大粒パールが華やかさを与える“スターダスト”、ゴールドパールを配合したキャメルカラーの“シナモン”、赤みがかったモーブカラーの“アメジスト”、レッドパールが輝く透明感と深みのあるボルドーカラー“ナパ”の4色。新色が加わり全9色の展開となる。

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洗練カジュアルから上品エレガンスまで 辻直子らファッショニスタ8人がまとう秋の「バナナ・リパブリック」最旬コーデ

 「バナナ・リパブリック(BANANA REPUBLIC)」は今秋、“Enchanter’s Delight(魔法使いの喜び)”をコンセプトに掲げ、まるで魔法をかけたかのように人々を魅了するフォールコレクションをローンチした。オーセンティックなスタイルを、デザインや素材で上品かつモダンにアップデートし、より上質な素材を追求したブランドの魅力を発信していく。

 今回は「バナナ・リパブリック」のアイテムを辻直子、神山まりあ、紗羅マリー、對馬イリーナ、種市暁、モーガン蔵人、浅利琳太郎、澁澤侑哉ら8人が、それぞれの個性が光るコーディネートを披露した。

カジュアルとエレガンスが
共存する
「バナナ・リパブリック」の
最新コレクション

 1978年、世界中を旅する2人が創業した「バナナ・リパブリック」はこの秋、ブランドの原点である旅や冒険を想起させるアイテムを月毎にテーマを掲げてラインアップする。9月は、着る人全てのワードローブにマッチするエフォートレスなテーラリング&ワークウエアで実用的なスタイルを実現する「ユーティリタリアン シック」、10月はアイコニックなフェアアイル柄をメインに、チェック柄やヘリンボーンを上質なアイテムに落とし込む「斬新なエレガンス〜フォーマルの新しい解釈〜」というもの。秋を彩る旬のコレクションを展開する。

マルチスタイルを
エレガントに昇華する
辻直子ら4人のウィメンズルック

大人ルックに遊び心をプラスした
種市暁ら4人のメンズルック

スタイリングのプロが
洋服選びをサポート
「バナナ・リパブリック」の
“パーソナルスタイリングサービス”

 「バナナ・リパブリック」は、スタイリングのエキスパートが洋服選びをサポートする“パーソナルスタイリングサービス”を常時実施し、日頃のコーディネートの悩みについて無料でアドバイスをしている。

 また9月17日〜25日の期間は、レギュラーストアで本サービスを受けて商品を税込3万円以上購入した人にオリジナルギフトをプレゼントするキャンペーンを行う。

DIRECTION:KEI WATABE
PHOTOS:YUSUKE RAIKA(AOSORA)
STYLING:YASUKO ISHIZEKI[MARIA KAMIYAMA, ELENA TSUSHIMA, SARA MARY, MORGAN CLAUDE, YUYA SHIBUSAWA, RINTARO ASARI, AKIRA TANEICHI] HAIR & MAKEUP:SADAE SASAKI[NAOKO TSUJI], AKEMI KIBE(PEACE MONKEY)[MARIA KAMIYAMA], RIKA SAGAWA[ELENA TSUSHIMA, SARA MARY, MORGAN CLAUDE], KATO(TRON)[YUYA SHIBUSAWA, RINTARO ASARI, AKIRA TANEICHI]

※本ページに掲載の価格は全て税込

問い合わせ先
バナナ・リパブリック
0120-77-1978

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三越伊勢丹 店頭販促などで“サステナブルな服”や“地球に優しい化粧品”などの表現見直し その意図とは

 今年の春頃から、三越伊勢丹に出店するブランドの関係者から「店頭ポップなどで“サステナブルな服”や“地球に優しい化粧品”などの表現を使用できず、言葉の使い方を見直している」という話を聞くようになった。同社にその理由を聞けば、エビデンスを示さないまま“サステナブル”“地球に優しい”といった言葉だけが先行すると、顧客に誤解を与える可能性があるから、だという。言わずもがな、同社の方針は業界に大きな影響を与える。田口裕基三越伊勢丹ホールディングス執行役常務CAO兼CRO兼CHROにその意図や背景、サステナビリティの方針を聞いた。

WWDJAPAN(以下、WWD):三越伊勢丹ではサステナビリティをどう定義しているか?

田口裕基三越伊勢丹ホールディングス執行役常務CAO兼CRO兼CHRO(以下、田口):商品を仕入れて販売するのが我々の商売の基本的な形態であり、その中で社会にちゃんと還元できるか、豊かで平和な社会が続くことに貢献できるかの企業責任が問われる。そして企業責任はボランティアではなく経済活動として成立すること。1万7000人の社員にしっかり給料を支払い、お客さまとお取組先さま、地域の方々、株主のすべてが豊かになることが大前提だ。

WWD:それはこれまでも行ってきたことでもある。

田口:来年は三越創業350周年で、百貨店事業そのものも100年超える。戦中、戦後も百貨店をやめず長い歴史がある。今言われるところのサステナビリティは企業の理念として当たり前のようにやってきたことではある。

WWD:同時にファッションビジネス全体がこれまで社会や地球に与えてきたネガティブなインパクトがあると思う。その視点では改善してゆく点はあるか。

田口:あると思う。弊社としては「人・地域をつなぐ」「持続可能な社会・時代をつなぐ」「従業員満足度の向上」の3つを重点にこれまでの商売を見返しており、時代の変化に応じて見直す必要があると考えている。

顧客は「商品の品質・安全の確保・正確な表示」を求めている

WWD:消費者にはサステナビリティの価値観は浸透していると思うか?

田口:2月に三越伊勢丹ウエブ・アプリ会員の方を対象に10回目となるサステナビリティに関するアンケートを実施し5900名から回答を得た。「さまざまな社会課題のうち、今後、三越伊勢丹グループが特に重点的に取り組むべき活動」の問いに対する回答の第1位は突出して、「商品の品質・安全の確保・正確な表示」だった。続くのが「食品廃棄物・食品ロスの削減」、「プラスチック、紙容器などのすべての包装材の削減」となり、お客さまがサステナブルに対して強く考えを持っていることがうかがえた。これは毎年高まる傾向にある。

WWD:以下は主にファッション業界関係者に向けて話してほしい。環境と社会の両面に関して、取引先とは現在のサステナビリティ方針をどう共有しているのか。

田口:三越伊勢丹には12項目の調達方針がある。それは取引先と私たちの約束とも言えるもので、2018年にはホームページに掲出し2021年に見直した。内容は、法令順守・公正取式、品質管理、生物多様性対応、環境負荷軽減と汚染防止などであり、実は8項目は今で言うところのサステナビリティに関連することである。取り引きを始める前には必ず共有し、年に一度は説明会を開催。常にここを順守しましょう、と約束しながら進めている。

WWD:方針を決めるにあたって2018年に「サステナビリティ調達に関する」アンケートを対取引先に実施し、51%の292社が回答したと聞く。

田口:環境や人権に関しても、まずまずは我々が現状を知ることが大切だから実施した。センシティブな内容であり、丁寧に進めた。お取組先に「間違ったことを書いたらペナルティーがある」などと受け取られてはいけない。進んでいる企業では、サプライチェーンマネジメントの観点から、お取組先に足を延ばし、事件事故がなくても普段から現地調査をしているところもあると聞いているが、弊社はまだそには達していない。方針を配り、アンケートを回収し、これからその次のステップへ進んでいく段階だ。

WWD:アンケート結果は「品質管理への対応が積極的に取り組まれている一方で、環境や人権のサプライチェーン全体のマネージメントは難易度高い」とある。

田口:後者の、環境・人権問題については業界全体での取り組みが必要。官公庁や業界団体への提案・働きかけを進めていくとともに人権デューデリジェンスについても検討を進めたい。

“サステナブル”を商品の形容詞としては使わない

WWD:消費者はサステナビリティという言葉の使われ方、同時にグリーンウォッシュという言葉に対しても敏感だ。店頭ポップや販促物での言葉の使いに取り決めはあるか。

田口:表示マニュアルを作り、バイヤー、お取組先と共有している。元からある、景品表示法ガイドライに乗っ取った適正な販売表現マニュアルの中に、サステナビリティの項目を加えたもの。最新は昨年末に改正した。

 内容は、「根拠が不明確なことは言わない」が基本。たとえば“サステナブルな〇〇”のように商品に対して、サステナブルを形容詞としては使わない。考え方の前提として、お客さまにわかりやすく伝える訴求表現を目指している。「サステナビリティ」や「サステナブル」は一般的に、持続可能な繁栄をめざすための取り組み全体を指す表現であるため、 個々の商品の特徴を説明する場合の使用には適さないと考える。優良誤認を招く可能性もあるため、商品やサービスなど訴求物には形容詞としてこれらの表現を使用しないことを原則としている。

WWD:同じ理由から「地球に優しい〇〇」といった商品説明も控えるとしている。これは独自のルール?

田口:環境省による「環境表示ガイドライン」の内容であり、当社独自ルールではない。たとえば、環境保全効果を示す表示を行う場合、対象が商品の一部なのか全体なのかその範囲を表示すること。また、「環境保全に配慮した素材の使用 」と表示する場合は「リサイクルポリエステル〇%使用」など、その使用割合を表示する。

WWD:確かにサステナビリティを語る際には具体的に、エビデンスをもって、が重要になっている。

田口:商品の成分が環境保全に何らかの効果を持っていることを表示する場合は、効果があることを示す専門機関等による公正な方法による調査・検査結果の証拠を用意する。また、リサイクル、リユース、アップサイクルなどの表現は、表示内容と事実に相違がないことを示す根拠資料を用意すること、などを原則としている。

WWD:なぜここまで定義・言葉の整理をしているのか。

田口:サステナビリティに関連する言葉との出会いを通じて、理解ある方を一人でも多く増やし、よりよい社会づくりに貢献したい。お客さまは、われわれに高い「信頼」をお持ちいただいており、さらに信頼されるよう、しっかりと裏付けがあることはもちろん、理解・共感を得られるよう、誰もがわかりやすい表現が大切だ。

WWD: 言葉が、商売にこれほど重きを置いたことは過去にないのでは。サステナビリティ推進担当だけではなく、仕入れに関わるすべての社員がそれをすると。

田口:心配だとこちらに相談が来る。なんでも聞いてくれ、と言っている。お取組先は大切なパートナー。そしてサステナビリティは1社で取り組むものではなく、地球全体で取り組んでこそ効果のある取り組みだから、ともに推進していく観点も含まれている。また、従業員も言葉の意味をきちんと把握しておく必要がある。

まだ“正”を模索している段階。輪の拡大を目指す

WWD:接客を仕事にする人にとって、今まで知らなかった、接客で使ってこなかったサステナビリティ関連の言葉がたくさんある。業界全体でブラッシュアップするときだ。

田口:私たちもパーフェクトではなく、極めて謙虚にありたい。物事、すべて、100%が“正”なのかと言えばそうじゃない。まだ当社も“正”を模索している段階。“正”と言えない部分も、まずはそれを認識して、その上で持続可能な社会の寄与するものなのか、を考えてゆきたい。

 例えば9月から始まる“think good”キャンペーンは、企画段階で担当者が「これは本当に“think good”なのか自主チェックをしてきた。4回目の開催となる同キャンペーンでは、昨年までの新宿、日本橋、銀座に立川、浦和も加えて5店舗で展開し、企画の数は数百にのぼる。そのひとつひとつを確認するから大変だし、バイヤーもお取組先も苦労していると思うがここは切磋琢磨し進めたい。お客さまにサステナビリティを考えていただく機会をご提供するだけでなく、そのために、お取組先と当社グループが互いに考え方を伝え合うことで、ともに改善を図り、理解を深める機会になっている。今後も継続していくことで、サステナビリティを推進する人の輪の拡大を目指す。


【WWDJAPAN Educations】

【第2期】サステナビリティ・ディレクター養成講座
2022年9月30日(金)開講

 昨年初めて開催し好評を得た「サステナビリティ・ディレクター養成講座」を今年も開講。サステナビリティはこれからの企業経営の支柱や根底となるものであり、実践が急がれる事業の課題である。この課題についてのビジョンを描くリーダーの育成を目的に、必要な思考力・牽引力を身につける全7回のワークショップとなる。前半は各回テーマに沿った第一線で活躍する講師を迎え、講義後にはディスカッションやワークショップを通して課題を明確化し、実践に向けたアクションプランに繋げていく。

 また、受講者だけが参加できるオンライン・コミュニティーでは、「WWDJAPAN」が取り上げるサステナビリティに関する最新ニュースや知っておくべき注目記事をチェックでき、更に講義内容をより深く理解するための情報を「WWDJAPAN」編集部が届ける、まさに“サステナ漬け”の3カ月となる。
講義のみが受講できるオンラインコースも同時に受け付けています。


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「アディクション」の2022年ホリデーコレクションが2種登場 自然界のエネルギーを表現したエナジェティックなカラー

 「アディクション(ADDICTION)」は10月14日、2022年ホリデーコレクションの第1弾“HOLIDAY LOOK COLLECTION” (税込各5940円 )を限定発売する。9月30日から予約を開始する。また、10月28日には第2弾として “STORY OF LIFE”も限定発売し、10月21日から予約を開始する。

 第1弾は、星が降り注いだようなきらめきを与えるアイシャドウを主役に、シックな表情に仕上げる3つのモードメイクアップを提案。「ザ アイシャドウ スパークル」から3色をピックアップし、同コレクションのために開発した限定色のマットリップリキッドとカラーマスカラをそれぞれセットにした。カラーには、月光を思わせる青みバイオレット、媚びない美しさを演出するシャンパンベージュ、強さと柔らかさを兼ね備えたローズレッドをラインアップする。

 また第2弾では、「継承されてきた才能や叡智の奥にあるファミリーツリー」をテーマに、自然界のサイクルに着想を得たエナジェティックなカラーメイクを提案。メイクアップブランドとしては世界で初めてファッションフォトグラファーのマリオ・ソレンティとコラボレートし、イメージビジュアルのモデルには娘のグレイ・ソレンティを起用した。

 グレイの写真をコラージュした限定パッケージのコンパクト「アイ& チーク コンパクトアディクション “ストーリー オブ ライフ”」(限定2種、各税込8800円)は、根や木の幹、枝、花、実などのカラーソースをもとにしたコーラル&ゴールド、イエロー&ゴールドの2種を用意。“ザ アイシャドウ”4色と“ザ ブラッシュ”2色をセットにし、パールや多彩な光のベールを重ねた絶妙なニュアンスを表現する。

 そのほか、3つの質感とカラーが楽しめるミニサイズのリップセット「ミニ リップ トリオ “ストーリー オブ ライフ”」(限定2種、税込各4950円)、クリアタイプのマスカラにゴールドの輝きをブレンドした「ザ スパークル マスカラ “ストーリー オブ ライフ”」(税込3850円)、唇にのせるとピンクに染まるホリデー限定のリップティント「リップ オイル ティント “ストーリー オブ ライフ”」(税込3300円)、「ザ ネイルポリッシュ “ストーリー オブ ライフ”」(限定6色、税込各1980円)をそろえる。

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