英バッグ「アニヤ・ハインドマーチ」が「すしのこ」とコラボ パッケージ柄のパーティーバッグが登場

 英国発のバッグブランド「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」は11月1日、タマノイ酢が手掛ける「すしのこ」とコラボレーションしたハンドバッグを発売した。価格は14万8500円(税込)で、2023年に製品化60周年を迎える粉末すし酢「すしのこ」のパッケージを、ビーズやスパンコールを使ってデザイン。「液体醸造酢使用」など、漢字の細かい表記も刺しゅうで表現している。「アニヤ・ハインドマーチ」各店舗およびオンラインで販売を開始した。

 同アイテムは「日常のありふれたものを、まったくふつうではないものに仕立て上げる」というデザイナーのアニヤのアイデアから生まれたコレクション、「アニヤ ブランズ(ANYA BRANDS)」に加わる。このコレクションではこれまでも、ビーズなどを使ってチョコレート菓子の「キットカット」やキャンディーの「チェルシー」、イギリスのソープブランドのパッケージデザインなどを生かしたパーティーバッグを手掛けてきた。

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次世代の感性でシカゴのストリートシーンをリードするジョー・フレッシュグッズ 「愛こそが一番のパフォーマンス」

 アメリカ・シカゴ出身のデザイナー、ジョー・フレッシュグッズ(Joe Freshgoods)は、「ニューバランス(NEW BALANCE)」とコラボレーションした新作“993”(3万9600円税込)発売に合わせて、インスタレーションを東京・日本橋浜町のティーハウス ニューバランス(T-HOUSE New Balance)で11月8日まで開催している。

 フレッシュグッズは現在36歳。26歳で自身のセレクトショップ「ファットタイガー ワークショップ(Fat Tiger Workshop)」をオープンすると、そのクールで自由度の高いマインドのセレクトとオリジナルアイテムを武器に、たちまちシカゴのストリートシーンのランドマーク的ショップへと成長させた。しかし、2021年に「別の夢を追いかける時が来た」と突然の実店舗の閉店を発表。すると翌年、「ニューバランス」の新プロジェクト“コンバセーションズ アモングスト アス(CONVERSATIONS AMONGST US、以下CAU)”のクリエイティブ・ディレクターに就任した。

 “CAU”とは、年間を通してブラックコミュニティーに敬意を表しながら、あらゆる人種間での新たな対話を促進することを目指した新プロジェクト。「ニューバランス」は、フレッシュグッズのトレンドを作り上げる次世代の感性と、アフリカン・アメリカンを中心とするコミュニティーへの影響力を信じる形で、彼を“CAU”のクリエイティブ・ディレクターに抜擢したのだ。

 インスタレーションために来日したフレッシュグッズに、基本的な経歴から「ニューバランス」との出合いやコラボ“993”、シカゴのお気に入りのレストランまでを聞いた。

「アフリカン・アメリカンは、本来の目的とは違った新たな視点を加えることが得意なんだ」

ーーまずは、ファッションシーンに足を踏み入れたきっかけを教えてください。

ジョー・フレッシュグッズ(以下、フレッシュグッズ):中学2年生の時、キャメロン(Cam'ron、マンハッタン・ハーレム出身のラッパー)がピンク色の服を着ているのを見て憧れたことがすごく印象に残っているんだ。彼を見てから俺もピンク色のアイテムを着たいと思ったんだけど、その当時は“ピンクは男性が着る色ではない”って風潮があったから、メンズのアイテムでピンクのものはなかなか無くてね。自分が好きなピンクのアイテムを着たいという“色”への強い思いが、俺とファッションとの最初の関係だった。それに、俺が一番得意なのは何かをクリエイトすることで、13~14歳からTシャツを作ったし、創作という行為が好きだった。それがどんどんうまくなって、今に至った感じだね。

ーー日本では、ブランドを立ち上げたり、自分のショップをオープンしたりするために専門学校や大学へ通う人が多いです。

フレッシュグッズ:何かを始めるとき、大学や専門学校に通って勉強する人たちのことはとても尊敬するけども、俺は金銭的に余裕がなかったから行っていないんだ。“Real life is my college”で、日々の生活が教育の場だったよ。

ーー自身のセレクトショップ「ファットタイガー ワークショップ」をオープンするまでを教えてください。

フレッシュグッズ:「ファットタイガー ワークショップ」の前に、アフリカン・アメリカンがオーナーを務めるシカゴのショップ「リーダーズ 1354(Leaders 1354)」で働いていた。客としてドアを初めて開けた時、俺と同じ肌の色をした人たちがショップスタッフとしてクールなアイテムを売っている光景が広がっていて、すぐに「働きたい!」と思ったんだ。働くうちに、同じようにセレクトショップをオープンしたり、ブランドを立ち上げたりしたいという思いが強くなって、2013年に26歳で「ファットタイガー ワークショップ」をオープンした。

ーー「ニューバランス」との関係がスタートしたきっかけは?また、それ以前はどのようなイメージを抱いていましたか?

フレッシュグッズ:19年の夏に「ニューバランス」の担当者がシカゴに来て、そこで話し合ってから関係が始まったね。両者にとっていいタイミングだったと思うよ。俺はもともと地域的なことに注意を払う人間なんだけど、アメリカ中北部のシカゴに住む人間としてイーストコースト(ボルチモア地区に代表されるワシントンD.C.やフィラデルフィア、ニューヨーク)のブランド、特に「ニューバランス」にリスペクトを感じていたんだ。コラボを機に、ブランドは地域に根差したものであるということをより理解できたし、違った階層にアクセスできていると感じている。

ーー今回、“993”をベースに採用した理由や、“パフォーマンス アート”の具体的な着想源はありましたか?

フレッシュグッズ:以前からステイプル・アイテムとして“900”シリーズが好きだったのもあるけど、コラボレーション時にはパートナーからの提案にも常に耳を傾けるべきだと思っていて、「ニューバランス」との話し合いの末に“993”を選んだんだ。“パフォーマンス アート”のコンセプトやデザインを考えるにあたっては、「ニューバランス」のアーカイブ広告を参考にしながら「この部分をこう変えた方がいい」や「こうしたら面白くなるかもしれない」といった方法でデザインを進めた。その中で、アフリカン・アメリカンは何でもない鉄をアートに仕立てることができたり、ハイキング用のアイテムをファッショナブルなアイテムに変えたり、本来の目的とは違った新たな視点を加えることが得意なんだけど、アーカイブ広告の中に“Made To Wear Well(着用することでパフォーマンスが向上する)”というコピーを見つけてね。「ニューバランス」の“993”はランニングシューズとして作られたけれど、現在はファッショナブルなアイテムとして着用されているし、これこそが着想源だと思ったんだ。1つのスニーカーを見ている4人の人物がいて、全員が同じスニーカーに対して違う意見を持つことーーこれが“パフォーマンス アートだ”。

ーーピンクをはじめとする淡いカラーリングを落とし込んだ意図は?

フレッシュグッズ:「ニューバランス」との協業では、さまざまな部分を“Blighten-Up(明るくする)”ことが俺の役割だ。彼らが歴史的に使用してきたグレーやネイビーではなく、俺が好きなピンクも含めた明るいパステルカラーを提案することで、これまで抱かれてきたイメージや印象を変えることができると思ったのさ。

ーーイメージビジュアルでは、世界的なアーティストと共にシカゴになじみのある“フッドスター”たちも起用していますよね。

フレッシュグッズ:「ニューバランス」との関係を続ける中で別分野の人たちと働き、いろいろな学びがあった。今回は、「ジョーの頼みなら」って思ってくれるような友人関係をベースに、俺がやりたいことをシカゴのヒーローたちに叶えてもらった。

ーーこれまでの「ニューバランス」とのコラボを振り返ると、どれもストーリーテリングへのこだわりを強く感じました。

フレッシュグッズ:自分がビジネスを始める前も後も、さまざまなブランドが発信するベーシックな広告を見ていつも飽き飽きしていたんだ。正しいパートナーと正しい予算があれば、的確かつ今まで見たことのないような広告は展開できるのにってね。「ニューバランス」とはスニーカーを通して、他の人では見せることができない俺だけのストーリーで世界を一つに結びつけることができているはず。

「“Love is the biggest performance(愛こそが一番のパフォーマンス)”だからね」

ーー東京で11月8日まで開催しているインスタレーションのテーマを教えてください。

フレッシュグッズ:俺の魂や経験を具現化したような空間としてティーハウスへ招待する気持ちと、俺がアフリカン・アメリカンを代表してティーハウスに招待されたという気持ちを表現している。俺は違う文化の間に共通点を見出しながら育ってきたんだけど、例えば日本の茶道がアフリカン・アメリカンにとっては何かを考えたときに、それがサザン・スウィートティーだと気付いた。シカゴという遠く離れた場所から日本に来たけど、俺たちはどこかでつながっているということを表現できているんじゃないかな。

ーー設置されているさまざまなオブジェクトは、どのようなチョイスでしょうか?

フレッシュグッズ:俺はヒップホップのアーティスト全般に影響を受けていて、このCDブックは今でいうインスタグラムのプロフィール画面のようなものさ。当時CDを集めることは、インスタグラムのポストを更新するようなものだった。ウォークマンは普通のグレーじゃなくクリアなものが好きで、モトローラ(MOTOROLA)やブラックベリー(BlackBerry)は本当に当時使っていた携帯だよ。ノトーリアス・B.I.G.(The Notorious B.I.G.)が表紙の雑誌は、色使いの主張も良くて一番好きな一冊だね。あと、モブ・ディープ(Mobb Deep、ヒップホップデュオ)のプロディジー(Prodigy)が大好きで、彼がキッチンでバイクに跨っている写真がお気に入りだから同じような一台を置いている。彼も「ニューバランス」と同じく、イーストコースト出身だね。壁から垂れている巨大なフラッグは、友人でエアブラシ・アーティストのPJが描いてくれた。シカゴのモールやプロム(高校生が卒業前に集まる伝統的なダンスパーティー)では似たようなものを作ることが多くて、それを写真に収めるのが好きなんだ。

ーーインスタレーションを記念したアパレルも製作していますね。

フレッシュグッズ:全10型で、そのうち4型がティーハウスのエクスクルーシブだ。このボタンシャツは、背面に両親が台所で踊っていた思い出をそのまま刺しゅうしているーー“Love is the biggest performance(愛こそが一番のパフォーマンス)”だからね。Tシャツには俺の趣味をそのまま落とし込んでいて、1970~80年代のアイテムを「イーベイ(eBay)」で探すのが好きだから、ビンテージのジョー・フレッシュグッズと「ニューバランス」のコラボTシャツをイメージした。アスレチックな感じもいいでしょ?あとは、俺らしいピンクのヴァーシティージャケットもあって、招待してくれたティーハウスや日本へのリスペクトに応えて背中に日本地図を刺しゅうしているんだ。

ーー日本でこのようなイベントを開催するのは何度目ですか?

フレッシュグッズ:友人のVERDYとのポップアップを4年前に一度したから、今回が二度目だね。俺は彼をバックアップしただけだけど(笑)、今じゃ彼はスーパースターだ。

ーー東京とシカゴでファッションの相違性は感じますか?

フレッシュグッズ:とても画一的に感じる一方で、ファッションを自由に楽しんでいるようにも思う面白い街かな。

ーーシカゴは4大スポーツ(NBA・NFL・NHL・MLB)のチームが本拠地を構えている関係で、世界的に見てもスポーツとファッションが近い距離にある街だと考えています。

フレッシュグッズ:確かにNBAのシカゴ・ブルズも、NFLのシカゴ・ベアーズも、NHLのシカゴ・ブラックホークスもあるし、MLBはシカゴ・カブスとシカゴ・ホワイトソックスの2チームが存在するから親和性は高いね。ホワイトソックスのキャップがヒップホップの定番アイテムであるように、シカゴの人々にはスポーツ・カルチャーがDNAレベルで染み付いているから、それがファッションに自然と現れるんだと思うよ。

ーー東京で気になるブランドやショップ、人物は?

フレッシュグッズ:特定なものは無いけれど、歩いていて気になるショップはたくさんあった。ステーキが好きだからステーキの店に行きたいね。

ーーでは、シカゴでお気に入りのレストランはありますか?

フレッシュグッズシカゴはアメリカの中でも2大フードシティだから、この話をし出すと2時間はかかるな……(笑)。肉が大好きだからステーキハウス「バベッツ(Bavette’s)」と、フィリーチーズステーキ・サンドイッチがある店によく行くよ。

ーー最後に、毎日見ている注目のSNSアカウントなどがあれば教えてください。

フレッシュグッズ:ステーキのアカウントかな(笑)。

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伊勢丹新宿本店の免税売上高、コロナ前の9割まで回復

 主要百貨店5社の2022年10月度業績は、おしなべて1〜2割の増収だった。10月11日以降は、政府による外国人観光客の水際対策が緩和。インバウンド消費の主役だった中国のゼロコロナ政策継続により、プラス影響は限定的ではあるものの、都心の大型店などでは押し上げ効果がみられる。

 各百貨店の前年同月と比較した売上高は、三越伊勢丹が25.1%増(19年同月比33.4%増)、高島屋が14.7%増(同21.8%増)、そごう・西武が10.9%増(同18.2%増)、大丸松坂屋百貨店が12.6%増(同14.8%増)、阪急阪神百貨店が20.1%増(同21.0%増)。19年実績との比較については、同年10月が消費増税直後だったため、その反動増となった。

 三越伊勢丹の伊勢丹新宿本店は、売上高が19年同月比で約1.5倍増。好業績には免税客の増加が貢献した。10月の免税売上高は19年同月との比較で11%減と、コロナ前の9割程度の水準まで回復した。「韓国、香港、台湾を中心に、(水際対策が緩和された)11日以降は外国人のお客さまがかなり戻ってきている」と同社広報。これを受け、近くコロナ禍で縮小していた本館6階の免税カウンターを拡大する。

 ただし都心の一部店舗を除けば、水際対策緩和の恩恵は未だ限定的だ。阪急本店も免税売り上げは前年同月比では4倍だが、「コロナ前にはまだまだ及ばない水準」と同社広報。高島屋の免税売上高は19年同月比34.1%減、大丸松坂屋は同58.5%減にとどまった。

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レショップが英「ラベンハム」別注のバルカラーコートを発売

 セレクトショップのレショップは11月4日、英国ブランド「ラベンハム(LAVENHAM)」に別注したバルカラーコートを発売する。価格はポリエステル製が6万9300円(税込、以下同)、ドライワックスコットン製が9万1300円。

 レショップのオリジナルブランド「エルイー(LE)」のバルカラーコートをベースにしたもので、同商品の特徴であるフレンチスタイルのゆったりとしたフォームを踏襲する。また一枚袖のため、中に厚手のシャツやセーターも着込むことができる。

 レショップは、「あくまでローテク素材にこだわった。それでいて丈夫で汚れにくく、“表情”に趣と愛嬌がある」と話す。

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「バーバリー」が伊勢丹新宿と阪急うめだでポップアップ アウターにフォーカス

 「バーバリー(BURBERRY)」はアウターウエアコレクションにフォーカスしたポップアップストアを、伊勢丹新宿本店(11月9〜22日、本館1階プロモーション)と阪急うめだ本店(11月9〜15日、1階コトコトステージ11)にオープンする。

 新たな解釈を加えた“バーバリーチェック”を用いた“パファージャケット”(24万2000円〜税込、以下同/パファー[PUFFER]=魚のフグのような、丸くふっくらとしたフォームのジャケット)などをラインアップし、アウター以外にもセーター(14万3000円)やカシミヤ製スカーフ(8万5800円)を販売する。

 ポップアップストアは内装にもこだわり、“アルペンの雪山”をテーマに、ロッジを連想させる木で装飾したり、同時に対照的なメタリックフレームを用いたりする。また、什器はケーブルカーをモチーフにしたものを用意する。

 「バーバリー」は、「ポップアップストアでは、『バーバリー』の遊び心とクリエイティビティーを表現すると共に、新たなエクスペリエンスを提供できるはずだ」と話す。

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三吉彩花が「ティファニー」の日本ブランドアンバサダーに就任

 「ティファニー(TIFFANY & CO.)」は、俳優でモデルの三吉彩花を日本のブランドアンバサダーとして起用した。三吉は日本初のブランドアンバサダーとしてティファニーファミリーに加わる。選考理由について「ティファニー」は、「彼女の洗練された美しさと強い意志、内面からも溢れる唯一無二のパーソナリティーは、『ティファニー』のモダンでエネルギーに満ち溢れたスピリットを体現している。また、俳優やモデルとして華々しいキャリアを築きながら、活動の場所を日本のみならずグローバルへ拡大するなど、常に新しいことに果敢にチャレンジする姿に共感した」と話す。

 アンバサダー就任に際して、三吉は「世界的ジュエラーであるティファニーのアンバサダーに就任させて頂き、いい意味で責任を感じています。ティファニーとの様々な活動を通じてジュエリーやダイヤモンドの素晴らしさを知りました。私が心からティファニーのジュエリーが好きで日常に華を添えてくれるパートナーだと感じているように、これからより深くティファニーの魅力を皆様にお伝えしていきたいです」と、思いを述べた。

 「ヴォーグ ジャパン(VOGUE JAPAN)」公式サイトでは、三吉の日本アンバサダー就任を祝った特別コンテンツを公開した。動画では、三吉がティファニーのアイコンジュエリーを纏い、就任に対する思いやジュエリーの魅力を語っている。

 なお、「ティファニー」は、10月にもジャニーズ事務所に所属するアイドルグループSnow Man(スノーマン)を日本のブランドアンバサダーに指名した。

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三吉彩花が「ティファニー」の日本ブランドアンバサダーに就任

 「ティファニー(TIFFANY & CO.)」は、俳優でモデルの三吉彩花を日本のブランドアンバサダーとして起用した。三吉は日本初のブランドアンバサダーとしてティファニーファミリーに加わる。選考理由について「ティファニー」は、「彼女の洗練された美しさと強い意志、内面からも溢れる唯一無二のパーソナリティーは、『ティファニー』のモダンでエネルギーに満ち溢れたスピリットを体現している。また、俳優やモデルとして華々しいキャリアを築きながら、活動の場所を日本のみならずグローバルへ拡大するなど、常に新しいことに果敢にチャレンジする姿に共感した」と話す。

 アンバサダー就任に際して、三吉は「世界的ジュエラーであるティファニーのアンバサダーに就任させて頂き、いい意味で責任を感じています。ティファニーとの様々な活動を通じてジュエリーやダイヤモンドの素晴らしさを知りました。私が心からティファニーのジュエリーが好きで日常に華を添えてくれるパートナーだと感じているように、これからより深くティファニーの魅力を皆様にお伝えしていきたいです」と、思いを述べた。

 「ヴォーグ ジャパン(VOGUE JAPAN)」公式サイトでは、三吉の日本アンバサダー就任を祝った特別コンテンツを公開した。動画では、三吉がティファニーのアイコンジュエリーを纏い、就任に対する思いやジュエリーの魅力を語っている。

 なお、「ティファニー」は、10月にもジャニーズ事務所に所属するアイドルグループSnow Man(スノーマン)を日本のブランドアンバサダーに指名した。

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ユニクロ×「マメ クロゴウチ」第4弾はウールやシルク混の“ヒートテック”新素材を開発

 「ユニクロ(UNIQLO)」は、11月11日に発売する「マメ クロゴウチ(MAME KUROGOUCHI)」との協業コレクション「ユニクロ アンド マメ クロゴウチ(以下、マメクロ)」の2022-23年秋冬物をプレス関係者に公開しました。同コラボはこれで4シーズン目。「ユニクロ」側と、ブランドを手掛ける黒河内真衣子さんやそのチーム側とでさらに意思疎通がスムーズになり、お互いが作りたいものにいっそう踏み込めている印象を抱きました。

 通常、「ユニクロ」のデザイナーコラボレーションは、「ユニクロ」の既存素材や既存アイテムをベースにしたモノ作りが中心です。ただ、「マメクロ」では22年春に発売した第3弾で、「ユニクロ」本体では使っていないシルク混の“エアリズム”などの素材を開発していました。22年秋冬も、ウール混やシルク混の“ヒートテック”素材を開発しています。通常の“ヒートテック”は「便利だけど、肌着っぽいので見えてしまうと恥ずかしい」と感じている人も少なくないと思います。「マメクロ」ではそんなニーズにもしっかり応えてくれる商品がそろいます。

 ウール混の“ヒートテック”を使用したのは、タートルネックとクルーネックのトップス、裾がフレアになったレギンスパンツの3型。ウール混なので表面には少し毛羽を感じますが、肌に当たる面は滑らか。トップスは袖がベルスリーブになっていたり、ボディーラインにきれいに沿うようにフロントに切り替えが入っていたりと、アウターとして着られる仕様です。シルク混の“ヒートテック”では、タンクトップとバストカップ付きのTシャツを企画。ずっと触っていたいと感じるような、しっとりとした肌触りが特徴でした。

 コロナ禍が落ち着いて、外出機会や“ハレの場”が増えていることで、補整下着のニーズが高まっているという声を下着売り場の担当者などからチラホラ聞くようになりました。そうした市場の流れを受けてか、「マメクロ」でもボディーシェイパーショーツを企画しています。と言っても、ガチガチのザ・ガードルという見た目ではなく、メッシュを使った繊細な仕上がり。編みのテンションによって少しだけウエストまわりにシェイプ機能を持たせているとのことで、「ガードルが苦手な人もはきやすい、優しく整えるシェイパー」(広報担当者)だそう。クロッチ付きで1枚でも着用可能になっています。

 「ユニクロ」らしい“3Dニット”を生かした商品開発も「マメクロ」では定番となっていますが、今季は“3Dニット”でビスチェやショーツを作っていました。秋冬は慢性的な冷えに悩まされている女性も多いと思いますが、これらのビスチェやショーツは「おしゃれに女性の体を温める」という考えで作られたもの。そう聞くとハラマキをイメージする方もいるかもしれませんが、ビスチェはアウターとして着こなすことも可能で、しっかりファッションアイテムとして提案しています。

 今季は“ヒートテック”素材でタイツとハイソックスも企画しています。タイツは杢調の色合いとほのかな透け感がポイントで、SNS上でも既に話題。ほか、コラボ第1弾から企画し続けているブラやショーツなどの肌着類も微細なアップデートを重ね、グリーンやカーキのグラデーションで新鮮に見せています。肌に直接身に着けるものは、シーズンによってがらりと変わるよりも、少しずつアップデートしていく方が消費者としても信頼できて助かりますよね。

 コラボ第4弾は全21型で、フルラインアップは国内は107店と公式ECで販売。一部商品は全店で販売します。価格はニット類が税込2990〜3990円、肌着が790〜2990円、レッグウエアが990〜1500円です。

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「シュプリーム」と「ナイキ」からコラボスニーカー“エア マックス 98 TL”が誕生

 「シュプリーム(SUPREME)」は、「ナイキ(NIKE)」とコラボレーションしたスニーカー“エア マックス 98 TL(AIR MAX 98 TL)”を11月5日に発売する。価格は非公開で、ブラウンとホワイト、ピンク、ブラックの4色を用意。「シュプリーム」の公式オンラインストアと渋谷や原宿などの旗艦店、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)で取り扱う。

 ベースとなった“エア マックス 98 TL”は、1990年代後半のハイテクスニーカーブームに誕生したモデル。全体を同型色で統一し、アッパーにシンセティックレザーとメッシュを採用したほか、ヒールには“SUPREME”の文字をあしらい、サイドのスウッシュなど随所にリフレクティブ加工を施している。

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「シュプリーム」と「ナイキ」からコラボスニーカー“エア マックス 98 TL”が誕生

 「シュプリーム(SUPREME)」は、「ナイキ(NIKE)」とコラボレーションしたスニーカー“エア マックス 98 TL(AIR MAX 98 TL)”を11月5日に発売する。価格は非公開で、ブラウンとホワイト、ピンク、ブラックの4色を用意。「シュプリーム」の公式オンラインストアと渋谷や原宿などの旗艦店、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)で取り扱う。

 ベースとなった“エア マックス 98 TL”は、1990年代後半のハイテクスニーカーブームに誕生したモデル。全体を同型色で統一し、アッパーにシンセティックレザーとメッシュを採用したほか、ヒールには“SUPREME”の文字をあしらい、サイドのスウッシュなど随所にリフレクティブ加工を施している。

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ニコライ・バーグマン×「フロラーレ バイ トリンプ」 フラワーブーケを想起させる華麗なランジェリーが登場

 トリンプ・インターナショナル・ジャパンは11月2日、フラワーアーティストのニコライ・バーグマン(Nicolai Bergmann)とコラボレーションしたランジェリー「フロラーレ バイ トリンプ(FLORALE BY TRIUMPH以下、フロラーレ)」の限定コレクションを発売する。

 東京・表参道で行われた発表イベントでは、限定コレクションが展示され、バーグマンによるフラワーアレンジメントとトークショーを開催。多くのコラボレーションで知られるバーグマンだが、ランジェリーのコラボは初めて。ブランド名の「フロラーレ」には、“女性らしさが花開くランジェリー”という意味が込められており、花つながりのコラボになった。バーグマンは、「世界的なブランドである『トリンプ』とコラボできて光栄だ。日本の秋から冬にかけての季節にインスピレーションを受けたカラーグラデーションに花を刺しゅうで表現した。花が好きな女性にプライドを持ってつけてほしい」とコメント。

 限定コレクションは2シリーズあり、ブラジャー、ショーツ、キャミソールがそろうシリーズはワインレッドとシャンパンベージュの2色で、価格はブラジャーが1万5950〜1万6500円、キャミソールが1万7600円、ショーツが、5500〜6930円。ブラジャーとショーツのシリーズは、ワインレッドとローズピンクの2色で、価格はブラジャーが9790〜1万340円、ショーツが4950円。

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「アーバンリサーチ」が故郷大阪のものづくりの魅力を発信、東京と大阪で限定エキシビションも

 「アーバンリサーチ(URBAN RESEARCH)」はこのほど、大阪の面白さを発信する「ジャパン メイド プロジェクト 大阪(JAPAN MADE PROJECT OSAKA)」をスタートした。

 同プロジェクトは、日本各地に住む人たちとともにその土地の魅力を発信する「ジャパン メイド プロジェクト(JAPAN MADE PROJECT)」の一環。7番目の地域として、同社の原点であり現在も本社を置く大阪を選んだ。府内に日本の産業を支える町工場や職人が多く存在することに着目し、「ものづくりの街」という観点から今回のプロジェクトを実行する。

 大阪府八尾市を中心に、町工場でのものづくりの現場を体験・体感できるイベントを企画実施するファクトリズム(FactorISM)と協業し、大阪に根付くものづくりの技術や面白さを発信する。大阪発の企業とコラボレーションした製品をアーバンリサーチのオンラインストアや、大阪と東京の一部店舗で販売しているほか、期間限定のエキシビションも開催。家とアウトドアをシームレスに楽しめるアイテムを、大阪のDOORS HOUSE(アーバンリサーチ ドアーズ 南船場店併設)で11月17日まで、東京のアーバン・ファミマ‼ 虎ノ門ヒルズビジネスタワー店で11月26日から12月11日まで展示販売する。大阪会場では、各企業によるワークショップも開催予定だ。

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「フランク ミュラー」が美と健康に着目! ギフトボックス付きのオーラルケアセットを発売

 スイスの時計ブランド「フランク ミュラー(FRANCK MULLER)」は11月8日、時と美をテーマにした“オーラルケアセット”(税込1万6500円)をウォッチランド東京、ウォッチランド大阪、ギンザ シックスの店舗で販売する。ブランドのアイコンであるビザン数字をあしらった歯ブラシと歯磨き粉のほか、タオル地のケースをセットにして専用のギフトボックスにおさめた。2023年1月18日からは公式ECサイトでも取り扱う予定だ。

 これまでも腕時計のほかホームコレクションを手掛けてきた同ブランドだが、今回は美容と健康に着目。歯ブラシは歯科衛生士と共同で開発し、環境にやさしい竹素材を採用したハンドル部は歯科衛生士が推奨する持ちやすい角度で設計した。ブラシヘッドは奥歯も磨きやすいよう小さめのブラシヘッドを採用し、歯と歯ぐきの隙間まで届くように毛先の細いテーパー毛を起用した。歯磨き粉も歯科衛生士が厳選した素材やテクスチャーを使い、歯と骨の主成分であるハイドロキシアパタイトを配合。ベルガモットミントの香りで清涼感を届ける。

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ミランダ・カー、ミリー・ボビー・ブラウンらが「ルイ・ヴィトン」をカラフルかつ個性的に着用

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」を、カラフルかつ個性的に着こなすセレブが複数キャッチされた。

 モデルのミランダ・カー(Miranda Kerr)は、ロサンゼルスで行われたイベントでゴールドカラーのドレス、パンプス、バッグを選択。ゴールドと相性の良いモスカラーのコートを肩掛けしたり、アクセサリーもゴールドで統一したりして、本来インパクト抜群のアイテムをうまく手懐けた。

 ネットフリックス(NETFLIX)のSFドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」で一躍スターダムにのし上がった18歳の俳優ミリー・ボビー・ブラウン(Millie Bobby Brown)は、同じくネットフリックス配信の「エノーラ・ホームズの事件簿2」のワールドプレミアに、花の刺繍しゅうをあしらったピンクのホルターネックドレスで登場。ホワイトゴールドにダイヤモンドをあしらったイヤリングとリングも「ルイ・ヴィトン」のものだ。

 俳優のマイケル・B・ジョーダン(Michael B Jordan)は、マーベル・コミックが原作の映画「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」のプレミア上映に、目の覚めるようなイエローのセットアップで臨んだ。それらを主役とするため、インナーは白、レザーブーツは黒で控えめに徹したのがポイントだ。

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【2022年クリスマスコフレ】アロマブランド「バロン」から人気の“ウィンターフォレスト”の香りがカムバック

 東京発アロマブランド「バロン(BALLON)」はこのほど、“ギフト イズ ショータイム”をテーマにしたホリデーギフトコレクションを発売した。バレエ楽曲“くるみ割り人形”から着想を得たアロマオーナメントをはじめ、ユニークな世界観のアイテムが数多くラインアップする。

 昨年も好評だったホリデーシーズン限定“ウィンターフォレスト”は、シナモンやカシス、花々の香りが混じり合う、ホットワインをイメージした香りがカムバック。アロマキャンドル(税込6160円)やバスソルト(同2475円)などの単品アイテムのほか、1万円以下で購入できるハンドクリームやアルコールハンドジェルを含む“ミニコフレセット”(同5280円)やサシェオーナメントセット(税込9750円)も登場。そのほかアロマオーナメントとアロマオイルのセット(同1万4190円)、2種のアロマオーナメントとキャンドルがセットになった豪華な“ウィンターフォレストセット”‘(同1万8700円)なども人気だ。

 「バロン」は2009年に誕生。日本とフランスを中心に世界20カ国以上で展開する。サスティナブルな社会への取り組みとして、ビーガン仕様にこだわったケアコスメライン“バロン アポセカリー(BALLON APOTHECARY)”を20年にローンチ。アロマスプレーやバスソルト、ハンドケアアイテムなどがそろう。

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「ザラ」が英国でリペアとリセールプログラム始動

 「ザラ(ZARA)」はサステナビリティ戦略の一環で、リペア、リセールおよびリサイクルからなる循環型プログラム「プレ オウンド(Pre-Owned)」のパイロット版を11月3日に英国で始動する。

 リペアサービスは、自社製品のみを対象とし、英国国内の60の店舗と公式オンラインサイトで受け付ける。着用年数は問わない。利用者は、ボタンやジッパーの付け替え、シームの補修など修繕にかかる費用のほか、オンラインの場合は送料も負担する。商品の到着後、10日以内に返送する。

 同プログラムの第2の柱は、顧客間で「ザラ」の中古商品の売買ができるリセールプラットホームの立ち上げだ。出品者がアイテムのタグやバーコードをスキャンすると、該当アイテムの写真と情報が自動的に「ザラ」から提供される仕組みで、出品者は必要に応じて写真や詳細を追加できる。出品手数料は無料で、購入者は1ポンド(約168円)の手数料と5%のサービス料を支払う。

 また、2015年に始動した店頭での衣料品の回収および寄贈プログラムを拡大する。自宅での回収にも対応するほか、他社商品も回収対象とする。英国赤十字社と提携し、同団体が仕分けや再販、リサイクルを行う。19年時点では3万4000トンの中古商品を回収した。

 パウラ・アンプエロ(Paula Ampuero)「ザラ」サステナビリティ責任者は、「使用できない衣料も信頼できるルートを見つけ、埋立地に行く廃棄衣料がなくなるよう英国赤十字社に求めている」と話す。同氏は現状の繊維リサイクルの難しさに言及した上で、「私たちは、廃棄衣料をごみとは呼ばず新たな資源として捉えようとしている」とも述べた。

 「バーバリー(BURBERRY)」や「グッチ(GUCCI)」といったラグジュアリーブランドをはじめ、マス向けブランドの「リーバイス(LEVI’S)」「ナイキ(NIKE)」、「ザラ」の競合に当たる「H&M」、その姉妹ブランドの「コス(COS)」などもリセールプラットホームの設立や投資を開始しており、「ザラ」は出遅れたかたちとなっていた。

 アンプエロ=サステナビリティ責任者は、「このプログラムは当社にとっても初の試みだ。英国でどのように機能するかを検証し、市場の全体を理解に役立てたい」と話す。

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モンクレールが4年連続でサステナビリティランキングの首位に

 モンクレール(MONCLER)は、信用格付けプロバイダーのS&Pグローバル(S&P GLOBAL)が実施するダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス(Dow Jones Sustainability Index以下、DJSI)のテキスタイル・アパレル・ラグジュアリーグッズ部門で、100点満点中90点の最高スコアを取得し、4年連続で「S&Pグローバル コーポレート サステナビリティ アセスメント(S&P Global Corporate Sustainability Assessment)」のトップに輝いた。同ランキングは、社会・環境・経済的観点から世界の主要企業の持続可能性を評価するもので、投資家の参考基準となっている。

 レモ・ルッフィーニ(Remo Ruffini)会長兼最高経営責任者(CEO)は、「私たちは日々環境や社会的影響への意識を高め、サステナビリティをビジネスモデルに組み込むことに着実に取り組んできた。しかしまだ課題は山積している。特に現在の経済的状況やエネルギー危機により、責任あるビジネスモデルを維持することが困難になっている」とコメントし、業界全体の連携を呼び掛けた。

 モンクレールは、2020年に発表したサステナビリティ戦略「ボーン トゥ プロテクト(Born to Protect)」の下、気候危機、循環型経済、公平な原料調達、多様性の強化、地域貢献を活動の軸に定める。2050年までにネットゼロエミッションを達成することを目標に、サプライチェーン全体でナイロン生地の端材のリサイクルを促進するほか、原材料のトレーサビリティの担保などに取り組む。ルッフィーニ会長兼CEOは中でも、2025年までにコレクションで使用する素材の50%を環境配慮型に切り替えを目指していることや、企業や生産拠点全体でカーボンニュートラルを実現することなどを重要な取り組みとして挙げた。

 現在までの達成項目は下記の通り。

・トレーサブルかつ認証取得済みのダウンのみを使用
・リサイクル素材を15%以上使用
・再生可能エネルギーの使用率は80%で、年内に90%に達する見込み
・環境負荷の低い梱包材のみを使用
・プラスチックの使い捨てを禁止
・アウターウエアの全サプライヤーを対象に倫理的・社会的な面での監査を実施
・女性の管理職の割合は52%
・過去4年間でユニセフと連携し8万人の子どもの生活を支援

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「ヌメロ トウキョウ」田中杏子編集長の「ラビトン」第3弾 「カラー」とのコラボスエットを発売

 「ヌメロ トウキョウ(Numero TOKYO)」の田中杏子編集長が手掛けるプロジェクト「ラビトン(RABBITON)」は、「カラー(KOLOR)」とのコラボレーション第3弾としてスエットを11月2日に発売する。同プロジェクトの公式オンラインサイトと「ヌメロ クローゼット(Numero CLOSET)」で取り扱う。イメージモデルには大平修蔵とエル(ele)を起用している。

 スエット(税込2万6400〜2万7500円)は、「カラー」定番の厚手のコットンを使用したスエットをベースにデザイン。後ろ身頃に少し丸みがある立体的なシルエットで、裏起毛でやわらかい着心地だ。フロントには昨年完売したTシャツのロゴを大胆にあしらっている。カラーはグレー×ブラック、グレー×ホワイト、ブラック×クリア、ブラック×シルバーの4色を用意する。

 また、セレクトショップ「サードマガジン(THIRD MAGAZINE)」とジュエリーブランド「イニシャルイズ(INITIAL IS)」とトリプルコラボしたパールチョーカー(同11万円)も販売する。日本の天然真珠を使い、カジュアルからフォーマルまで幅広いスタイルに合うように長さを短く仕上げた。ゴールドの留め具はマグネット式になっている。

 「ラビトン」は、田中編集長のディレクションにより2021年4月にスタート。“注目するモノ・コトに“ビックリマーク‼︎”を付け、みんなの視線を集める”をコンセプトに、田中が注目するファッションブランドやカルチャー、アート、建築、社会活動などを発信していく。プロジェクトのロゴは、ビックリマークに口と舌を加えてウサギのように見えるデザインに仕上げた。

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スパイバーのキーマンに聞く、「究極のアパレル型循環エコシステム」

 人工タンパク質素材「ブリュードプロテイン(Brewed Protein)」の開発で世界から注目を集めるスタートアップ企業スパイバー。近年「ブリュードプロテイン」の開発・生産だけではなく、農業残渣や廃棄衣類のセルロースを資源として活用するための研究もスタートした。スパイバーが目指す“循環”とは?キーマンの一人である東憲児スパイバー経営企画室ヘッド・オブ・ビジネス・ディベロップメント&サステナビリティ兼執行役員にオンラインで話を聞いた。
 
WWD:スパイバーが考える循環とは?

東憲児スパイバー執行役員(以下、東):一言で表現するなら、資源を最大限活用すること。無駄になるものを極限まで減らすことが重要だ。何かを新しく作るときに出る副産物や役割を終えた製品などを、「ゴミ」として捉えるのではなく、資源として捉えることができるようなシステムのことを「循環」と考えている。当社も現在の「ブリュードプロテイン」の原料はサトウキビを絞って作った砂糖やトウモロコシのでんぷんといった食料にもなり得るものだが、サトウキビの搾りかす(バガス)やトウモロコシの茎や葉といった農業残渣を活用することが重要だと捉え、1~2年前から研究を始めている。

 また、現在はゴミとなっている古着の活用法も研究している。バガスなどのセルロースでできたもの、言い方を変えればコットンやレーヨンを糖に分解する技術は以前から研究されており、こうした既存技術を活用しつつ、自社でも研究を行っており、プロセスによってはすぐに応用できるものもある。農業残渣は規模を拡大するのに時間がかかりそうだが、技術はできた。古着は一部の開発は残っているが、原理的にできることは分かっている。ただ、古着を活用する場合、原料が天然由来100%なら分解して使えるが、混合素材をどうするか、染料や仕上げに用いる化学物質の影響をクリアにする必要がある。

WWD:確かに現在の「ブリュードプロテイン」の原料は食糧生産とバッテングしているし、バージン素材ともいえる。

東:天然のカシミヤやウールと比べればメリットはあるが、「ブリュードプロテイン」の生産のためだけにサトウキビやトウモロコシを育てるのは、土地も必要だし、肥料や殺虫剤なども使う。

WWD:古着を活用する場合、製品情報の把握はもちろん製品設計時から循環を意識する必要があるのでは?

東:循環を可能にするためには枠組みが必要だ。素材の選定はもちろん、使用後に回収する仕組み、再活用するインフラなどサーキュラーなエコシステムが必要になる。ゴミの分別ルールと似ている。それをパートナー企業や業界団体、政府やNPOと協力して最速のスピードで進めていきたい。

 来年中にはバイオプロセスでの再資源化(発酵原料としてなど)したものであったり、再活用できる素材のみで作られ、かつリサイクル方法などもあらかじめ想定した製品企画を公開したいと考えており、いくつかのアパレルブランドと内容を詰めているところだ。製品設計段階でどうすれば再資源化できるか――われわれが今後提供する循環プロセスにのるための素材や製品規格はどういうものかを公開したい。長期的には、循環する社会を作るパズルの1ピースになればと考えている。循環性に取り組む団体と連携して、大きな枠組みを作ることに貢献したい。

WWD:そうした循環型エコシステムを作るにあたり、注目している技術や企業は?スパイバーで今後さらに必要になる技術や人材は?

東:サーキュラーなエコシステムを作るためのプロジェクトを進行しており、それをドライブする人材はウエルカム。ISOなどの国際規格や国際機関と連携して世の中を巻き込んでドライブするチームだ。引き続き、技術開発やプロセスの効率を上げる研究者や技術力を持った人材も必要だ。タイの工場が稼働して量産化をスタートしたので営業も強化もしている。

WWD:LCAの算定を行っているとか。

東:算定は終わり、現在は第三者によるクリティカルレビューを行っている。

WWD:ウールやカシミヤと比べてどのくらい環境負荷が低いのか?

東:素材の比較はグリーンウオッシュに使われたりもするのでハードルが高い。具体的な数字はまだいえないが――カシミアと“ブリュードプロテイン”を比べると温室効果ガスの排出量はカシミヤの半分にはなる。タイ工場の稼働前に試算しており、実際どうかというアップデートが必要ではある。現在タイ工場の電力は石炭火力だが、再生可能エネルギーを用いれば、タイ工場のフル稼働時にはその排出量比は4分の1~6分の1になる。

WWD:カシミヤは土地利用も課題だ。

東:土地利用に関してはカシミヤの約38分1。カシミヤは動物繊維の中でも環境負荷が大きく、温室効果ガス排出量でも「ブリュードプロテイン」と比べて差が大きく出ているが、ウールと比べると土地利用は約7分の1に抑えられるものの、温室効果ガス排出量は現段階ではドラスティックな違いはない。しかしさまざまな点において改善の余地もあり、今後環境負荷削減に向けて取り組む。中長期的にみるとウールと比べても環境負荷が低くなる想定だ。

WWD:計測することで工程ごとのインパクトが分かるので、優先的に削減に向けて取り組む工程が分かる。

東:まさに今検討しているところだ。一番大きいのは電力。石炭火力かクリーンエネルギーか大きいファクターになる。主な原料が農作物に由来したサトウキビとトウモロコシで、非可食のものや農業残渣を資源に活用するなど、より環境への負荷を減らす取り組みも重要だ。アメリカでの量産設備で提携しているADMとは、アイオワ州クリントン周辺でトウモロコシを生産・供給するADMのサプライヤー間における環境再生型農業の導入を共同で支援することを目的とした契約も締結している。

冨田勝研究室で関山社長とともに学ぶ

WWD:スパイバー入社の経緯は?

東:関山(和秀スパイバー取締役兼代表執行役)に誘われた。関山や菅原(潤一スパイバー取締役兼執行役)とは、慶應義塾大学先端生命科学研究所冨田勝研究室でともに学び、何度か声をかけてもらっていた。

WWD:そもそもバイオテクノロジーに興味を持ったきっかけは?

東:大学に入学した2000年に冨田先生の授業を受ける機会があり、衝撃を受けた。バイオテクノロジーが石油の代替になる本命のソリューションになるというメッセージを受け取り、やってみたいと思った。01年の先端生命科学研究所開設と同時に鶴岡で学び始めた。そこには関山や菅原もいて、関山は人工クモの糸を、私はエネルギーの研究に取り組んでいた。

WWD:さまざまな可能性がある中で、アパレル繊維だった理由は?

東:われわれの素材は規模を拡大するにつれてコストが下がる。繊維の中でも安価なコットンやポリエステルとわれわれの素材とを比べるのはチャレンジではあるが、カシミヤやシルク、ウールはそれなりに高額で、市場規模もある貢献しやすい素材だ。カシミヤやウールの柔らかさは繊維の細さによるが、われわれはカシミヤよりも細く柔らかい繊維を作ることができる。

WWD:スパイバーでの東さんの役割は?

東:企業とパートナーシップ提携や素材の販売を行う事業開発とサステナビリティ関連の取り組みの推進、両方を担当している。

WWD:仕事を通じて感じる面白さや難しさは?

東:世の中のサステナビリティの意識や優先度の変化が面白くもあり、難しい。何年か前までは、今までの素材よりも高いなら使えないというリアクションがほとんどだったが、そこが変わってきている。特にヨーロッパの変化は著しい。一気に変わった感覚があったのは2019年。日本はまだそこまでの変化はないが、変わるときは変わるとヨーロッパの変化を見ていて感じるので、楽観的かもしれないが日本も変わるのではないかとみている。

WWD:東さんが実生活で実践しているサステナブルなことは?

東:消費を抑えることが圧倒的にサステナブルであることに気付き、17年7月を最後に服を買っていない。肌着も買っていない。同じものを作るのにベターは大切だが、その前にできることへの追求も必要だ。

WWD:ちなみに最後に買った服は?

東:「ザ・ノース・フェイス」のズボンだった。たくさん服を買うタイプではないが、無駄に服も下着もたくさんあった。ほとんどの人は意図せずとも大量の服を持っているのではないか。時々補修もするが、買わなくなって5年がたつがそんなに困らない。あとは肉をなるべく食べない。ときどき食べるが環境負荷が大きいので避けるようにしている。

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“ベイプ キッズ”が「レディメイド」と協業 映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」とのトリプルコラボも

 「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」のキッズライン“ベイプ キッズ(BAPE KIDS)”は11月5日、「レディメイド(READYMADE)」とのコラボアイテムを発売する。「ア ベイシング エイプ®」の取り扱い店舗と公式オンランストアで扱う。

 過去に両ブランドがコラボした商品を子ども用にリデザインしたもので、メンズのダウンジャケットのデザインを転用したパーカが3万2500円(税込、以下同)、「レディメイド」の代名詞であるビンテージのテント生地に「ア ベイシング エイプ®」のカモフラ柄を載せた“ベビーマイロ”モチーフのぬいぐるみが4万1800円〜など。また、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」とのトリプルコラボTシャツ(8800円)も販売する。

 ビジュアルはフォトグラファーのRK(アールケー)が浅草花やしきで撮影。モデルには5歳のスケーター石塚吏太を起用した。

 “ベイプ キッズ”は2021年に15周年を迎えており、「レディメイド」とのコラボをアニバーサリーイヤーの締めくくりと位置付ける。

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「シーイン」が世界初の常設店舗、東京・原宿に

 「シーイン(SHEIN)」は、東京・原宿に世界初の常設店舗「シーイン トーキョー」をオープンする。2012年にスタートした「シーイン」は、店舗を持たず、安さと圧倒的な商品力を武器に公式通販サイトやアプリなどを通して、中国の自社倉庫から世界中の顧客に直販することで急成長を続けてきた。2021年度の売上高は、中国の経済メディア「晩点Latepost」によると200億ドル(約2兆9600億円)に達しているとされ、すでにグローバルSPAブランドの一角を占めるまでになっている。これまでも米国の各都市やスペインなどで期間限定店をオープンしてきたが、常設型の店舗は世界初となる。ただ、店舗では販売を行わず、商品や試着室、SNS投稿用のフォトブースなどを設置したショールーミング型の店舗になる。

 店舗のオープンは11月13日で、場所は裏原宿エリアのキャットストリート沿いの1・2階。店舗面積は201㎡。3つの試着室を設置。主力の婦人服のほか、紳士服、インテリア、ペット用品、子ども服、化粧品、アクセサリー、シューズ、バッグなどを展示する。商品に付属したQRコードタグを読み込むことで公式アプリに飛ばす仕組みになる。

 「シーイン」は現在、大阪でも来年1月27日まで長期間の期間限定店をオープンしており、オープン時には4000人が行列を作るなど話題を集めていた。これまではインスタグラムやTikTokなどのSNSへの広告プロモーションがメーンだったが、こうしたリアル店舗に加え、11月にはテレビCMもスタートするという。

 「シーイン」は母体を中国企業が運営しており、カットソーなら200円から、アクセサリーなら100円以下からという低価格で販売。1品番数百枚を販売しながら、デジタルマーケティング技術で、売れ筋だけを追加投入するビジネスモデルを確立している。店舗なしのD2C型、中国の巨大倉庫から150カ国の消費者に直接配送する越境ECモデル、非上場など、これまでのグローバルSPAの常識を覆すビジネスモデルで急成長を遂げている。

■SHEIN TOKYO
オープン日:11月13日
時間:11:00〜19:00
定休日:年末年始
店舗面積:201㎡
場所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4丁目25­9 1・2F b-town C棟

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「グッド グッズ イッセイ ミヤケ」の“モッコ”シリーズからツイル編みの新作発売 ポップアップ限定品も

 イッセイ ミヤケの雑貨開発プロジェクト「グッド グッズ イッセイ ミヤケ(GOOD GOODS ISSEY MIYAKE)」は11月1日に、新作バッグ“モッコ ミックス(MOKKO MIX)”を直営店と公式オンラインストアで発売する。

 これを記念して11月2日~15日に阪急うめだ本店 1階 シーズン雑貨売場で、11月9~22日に伊勢丹新宿店 本館1階 イセタンシードで、さまざまなサイズやカラーの“モッコ”を集めた期間限定イベントを開催する。関東と関西地方でのイベントの同時開催は初だ。

 “モッコ”は、1本の糸から編み上げた、軽くて柔らかな無縫製の人気ニットバッグシリーズで、自宅で水洗いができる。新作の“モッコ ミックス”は、2色の糸を組み合わせてツイル編みにすることで、奥行と暖かみのある独自の立体感を生み出した。色の組み合わせも特徴的で、ホリデーシーズンに合わせて、色を選ぶ楽しさを提案する。イベントでは、定番のトートバッグ(1万8700円)とスマホケースとしても使えるポシェット(1万4300円)全6色をラインアップ。

さらに巾着型の“モッコ ポケット”(1万3200円)は、阪急うめだ本店限定でペールピンク×ネオンイエロー、レッド×ネオンピンク、パープル×アクアブルーを、伊勢丹新宿店限定でブラック×グレー、オレンジ×ライトターコイズ、グリーン×レモンイエローを取りそろえる。

 その他、大きめサイズのショルダータイプやPCの持ち運びに適した“モッコ”などもバリエーション豊富に販売予定。

 公式プロジェクトサイトでは現在、“モッコ ミックス”をイメージしたスペシャルムービーを公開中だ。

問い合わせ先
イッセイ ミヤケ
03-5454-1705

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ファッションワールドは前回上回る集客 インポートが戻りサステナビリティのゾーンが活況

 合同展示会「第13回ファッションワールド 東京(FaW TOKYO) 秋」が10月18〜20日、東京ビッグサイト東展示棟で開かれた。3日間での来場者数は前回を約2000上回る19147人となった。引き続きサステナブルを切り口にしたゾーンが出展社・来場者ともに活況で、加えて今期は海外からの来日出展が戻ってきたこともありインポートゾーンが拡充した。620の出展社の中から初参加を中心にリポートする。

 海外からの出展は26カ国・300社で、半数以上が新規となった。中国は引き続き遠隔出展で、その他の国の多くは関係者が来日してブースで接客にあたった。出展スペースを広く割いたのが、OEM受注などを中心としたバングラディシュやインドと、アパレルや靴など製品展示を中心としたドイツ、韓国、モロッコだ。

 ペルーは駐日大使館商務部の取りまとめで初出展し、アルパカ製品を全面に押し出し7社が参加した。「カシミヤと比べてまだ知名度が低いアルパカの魅力を伝えたい。代理店を探している企業が多い」と商務部担当者。来日した担当者が自ら製品を着て接客に当たるブースには活気があった。

 集客が多かったのは、「サステナブル ファッション エキスポ」のゾーンだ。同展がサステナビリティを切り口にしたゾーンを設けるのは4回目で、回を追うごとに出展者が増え、今回は昨年の倍のスペースを割いた。当初は再生繊維などを訴求する素材メーカーや繊維専門商社の出展が中心だったが今回はそれに加えて、“循環”をキーワードに回収からリサイクルのプラットフォームや、デジタルを生かしたより無駄のない生産技術など提案の幅が広がっている。伊藤忠商事は「レニュー」名で初出展し、リサイクルポリエステル素材「レニュー」に加え、エコミットと業務提携した繊維製品の回収サービス「ウェア・トゥ・ファッション」を展示。ロフトなどと取り組む繊維製品の回収・循環プラットフォーム「ビオロジックループ」も初出展し、ブースは終日賑わっていた。

 素材や生地では生分解性がキーワードの一つとなっており、目を引いたのは日本毛織による海水中でのウールの生分解性実験の公表だ。同社によると、ポリエステル長繊維・ウール交撚糸を使ったTシャツとポリエステル100%のTシャツを生け簀の海水に150日間、浸漬させたところ、ウール部分がほぼ生分解されてポリエステル長繊維の部分がガーゼ状に残ったという。プロジェクトに参加した「リコール(REQUAL≡)」の土居哲也デザイナーなどがトークイベントも行なった。

 また従来はアパレルやレザーグッズなど他ゾーンに出展していた、企業・団体がサステナブルを切り口に同ゾーンへ出展するケースも増えている。皮革産業連合会は「ジャパンレザーショールーム」として大きなスペースを割き、レザー素材から靴や革小物などの製品まで16社が日本製レザーを総合的に展示。加えて皮革に関する知識を伝えるパネルを用意し、日本で使われている天然皮革が基本的に畜産の副産物であることや、進化しているなめしや染色方法などを紹介。長く使うための具体的な手入れ方法を実演するなど日本のレザーの品質に加えてサステナブルな側面を訴求した。

 タイのリサイクル・テキスタイルのリーディングカンパニーSCグランドは、インポートではなくサステナブルのゾーンに出展し代理店探しなどを行った。その理由をジラロット・ポジャナヴァラパン=マネージング・ディレクターは「SC は“‘Sustainable Cloth”を意味し、私たちは祖父の代から50年以上にわたって繊維廃棄物やリサイクル工場を運営しており、出展するならここだ」と話す。多くの企業がサステナブルを前提に提案を始めているなか、今後は同展がどのようなゾーニングで集客を図るのか、業界事情の縮図とも言える同展だけに今後の切り口が木になるところだ。

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「エックスガール」が「BABY-G」とコラボ 2010年代初頭の“ベイパーウエーブ”がテーマ

 「エックスガール(X-GIRL)」は11月11日、カシオ計算機の女性向け時計ブランド「BABY-G」とコラボした商品を発売する。価格は1万6500円(税込)で、10月31日に「エックスガール」の公式オンランストアで予約受け付けを開始した。

 本作は、2010年代初頭にインターネット上で生まれた音楽ジャンル“ベイパーウエーブ(VAPORWAVE、蒸気波)”をテーマにしたもの。「BABY-G」の定番モデルである“BGD-565”をベースとし、「偏光&ネオンカラーを採用することで、ノスタルジックかつバーチャルな雰囲気を表現した」(「エックスガール」)。またケースバックには「エックスガール」のロゴをデザインし、交換用の黒のベゼルとバンドを付属する。バンドはスライドレバー式なので、簡単に自分で交換できる。パッケージも“ベイパーウエーブ”の世界観を具現化した特別仕様とした。

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ナイキの「アパレル革命」って何だ?:記者談話室vol52

 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。

 第53回は「ナイキの『アパレル革命』って何だ?」です。ナイキが9月に発売したアパレルシリーズ「ナイキ フォワード(NIKE FORWARD)」が業界関係者の間で話題になっています。製造工程の合理化やサステナビリティの観点から注目を集めるこのスポーツウエアは、何が画期的なのでしょうか。

この配信は以下のアプリでもご利用いただけます。
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「レイバン」が木村拓哉をアンバサダーに起用し、最新の調光レンズ“トランジションズ”をアピール

 アイウエアブランドの「レイバン(RAY-BAN)」は、歌手・俳優の木村拓哉をアンバサダーに迎え、キャンペーンを実施する。両者は2021年にコラボレーションモデルを発表し、話題となっていた。

 同キャンペーンでは、紫外線に当たると色が変化する調光レンズの“トランジションズ”の最新版をフィーチャーする。「レイバン」は、「従来の調光レンズに比べて反応・復元速度に優れ、視界の鮮明さと目の保護をかなえる」と話す。

 木村は、「昨年コラボレーションさせてもらえただけでもうれしかったが、アンバサダーに任命いただき、自分が『レイバン』をかけたビジュアルや動画が完成し、感激した。普段から愛用するアイテムと一緒の撮影で、気分も高揚した」と述べる。また調光レンズについては、「室内にいる時はクリアレンズで、でも外に出るとレンズが自動的に紫外線を感知してサングラスに変わる。最初は皆驚くと思うが、その驚きを日常にしてほしい。目の保護もできるので、ぜひたくさんの人に知ってほしい」と続けた。

 “トランジションズ”はグレー、ブラウン、グリーン、サファイア、アメジスト、エメラルド、アンバーの全7色展開で、価格は2万3100円〜(税込、以下同)。度を入れることもできる。

 キャンペーンの中で木村は、メタルフレームの“ジャック トランジションズ”(3万7180円、度なしの“トランジションズ”入り)と、「レイバン」のベストセラーの一つ“クラブマスター”を進化させた“ニュークラブマスター”(2万4640円、フレームのみ)を着用する。“ニュークラブマスター”について木村は、「黒のフレームはカタいイメージになりがちだが、このネイビーは相手にカジュアルな印象を与え、距離が近付く気がする。絶妙な色出しで、よくこのカラーにたどり着いたな!と感心した」と話す。

「レイバン」は両モデルを11月5日に全国の直営店および公式オンラインストアで、19日に主要卸先で発売する。

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