「ジル サンダー」がホリデーシーズンの新作カプセルコレクション“インダルジェンス”を発表

 「ジル サンダー(JIL SANDER)」は、ホリデーシーズンの新作カプセルコレクション“インダルジェンス(INDULGENCE)”を発表した。11月25日からスモールレザーグッズやバッグを、12月中旬からウエアやシューズなどを販売し、公式オンラインストアや直営店、一部のセレクトショップで取り扱う。

 “インダルジェンス”は、2017年からクリエイティブ・ディレクターを務めるルーシー&ルーク・メイヤー(Lucie & Luke Meier)のいくつかの代表作を、職人たちの手によって素材やディテールなどをクチュールのようにアップデートしたコレクションだ。ラインアップするのは、ニット(税込37万700円)やスカーフ(同9万200円)、サンダル“クロッグ(CROG)”(同21万2300円)、マルチポーチ(同15万1800円)など。どのアイテムもバターやクリーム、ライトグリーン、ペールイエロー、コーラル、ピーチなど、淡く優しい色彩を採用している。

 なお、直営店でスモールグッズを税込5万円以上購入すると、「ジル サンダー」22-23年秋冬コレクションに登場したプリントのスカーフでギフトラッピングされる。

The post 「ジル サンダー」がホリデーシーズンの新作カプセルコレクション“インダルジェンス”を発表 appeared first on WWDJAPAN.

環境配慮の婦人靴「オッフェン」が神戸・北野に路面店

 持続可能な靴作りを掲げる「オッフェン(Offen)」は、初の路面店を神戸・北野に11月19日オープンした。立地は明治から大正にかけて建てられた洋館が点在する北野町の北野坂沿い。「歩く楽しみ」を伝えるブランドとして、散策途中に立ち寄れる店として営業する。

 新店舗「オッフェン キタノ ハウス」は、建築家・安藤忠雄の設計による英国風レンガ造りの建物の一角に、ガラス張りで開放感のある売り場を設ける。ビンテージの家具を集めた独特の空間に、「オッフェン」の靴をインテリアの一部のように並べる。

 「オッフェン」は2021年2月にデビューした婦人靴ブランド。靴産地の神戸市長田区に本社を置くNormsが長年の靴作りの知見を生かして展開する。セレクトショップのバイヤーやデザイナーなどの実績のある日坂さとみ氏がプロデューサーとして指揮をとる。主力商品はペットボトルの再生糸をアッパーに用いたシューズ。洗練されたデザインと高い機能性を保ちつつ、インソールやアウトソール、梱包材に至るまで環境に配慮した素材を使う。西宮阪急に直営店を持つほか、全国の百貨店でポップアップショップを開いている。

The post 環境配慮の婦人靴「オッフェン」が神戸・北野に路面店 appeared first on WWDJAPAN.

環境配慮の婦人靴「オッフェン」が神戸・北野に路面店

 持続可能な靴作りを掲げる「オッフェン(Offen)」は、初の路面店を神戸・北野に11月19日オープンした。立地は明治から大正にかけて建てられた洋館が点在する北野町の北野坂沿い。「歩く楽しみ」を伝えるブランドとして、散策途中に立ち寄れる店として営業する。

 新店舗「オッフェン キタノ ハウス」は、建築家・安藤忠雄の設計による英国風レンガ造りの建物の一角に、ガラス張りで開放感のある売り場を設ける。ビンテージの家具を集めた独特の空間に、「オッフェン」の靴をインテリアの一部のように並べる。

 「オッフェン」は2021年2月にデビューした婦人靴ブランド。靴産地の神戸市長田区に本社を置くNormsが長年の靴作りの知見を生かして展開する。セレクトショップのバイヤーやデザイナーなどの実績のある日坂さとみ氏がプロデューサーとして指揮をとる。主力商品はペットボトルの再生糸をアッパーに用いたシューズ。洗練されたデザインと高い機能性を保ちつつ、インソールやアウトソール、梱包材に至るまで環境に配慮した素材を使う。西宮阪急に直営店を持つほか、全国の百貨店でポップアップショップを開いている。

The post 環境配慮の婦人靴「オッフェン」が神戸・北野に路面店 appeared first on WWDJAPAN.

「グッチ」のアレッサンドロ・ミケーレが退任か 有力な情報筋がコメント

 有力な情報筋によると、「グッチ(GUCCI)」のクリエイティブ・ディレクターを務めるアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)が、ブランドを去るようだ。早ければ11月23日(水曜日)にも声明が発表される予定。ミラノ時間22日夜にブランドに何度もコメントを求めたが、返答はなかった。

 匿名を条件としたある関係者は、米「WWD」に対し、ミケーレはブランドを盛り上げるために「デザインにおける大きな方向転換を求められた」が、その要請に応じなかったと語った。また別の関係者によると、グッチの親会社であるケリング(KERING)のフランソワ・アンリ・ピノー(François-Henri Pinault)会長兼最高経営責任者(CEO)は、同グループのスターブランドである「グッチ」の転換を検討しているという。

 ピノー会長兼CEOが主要ブランドの転換を図るのは、これが初めてではない。2021年11月には、ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)を大きな成功に導いたダニエル・リー(Daniel Lee)=クリエイティブ・ディレクターを更迭するという驚きの行動を起こした。後任のマチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)はデビューから2シーズンで、ブランドの職人的なルーツを取り戻すことで、急速にその名を知らしめた。

 ミケーレは、1972年ローマ生まれ。ローマのファッションアカデミーで学ぶ。「フェンディ(FENDI)」でシニア・アクセサリー・デザイナーを務めた後、2002年にトム・フォード(Tom Ford)率いる「グッチ」のデザインオフィスに参加。11年から当時のクリエイティブ・ディレクターだったフリーダ・ジャンニーニ(Frida Giannini)の“右腕“となるアソシエイト・クリエイティブ・ディレクターを務め、14年からはグッチ傘下の陶器ブランド「リチャード ジノリ(RICHARD GINORI)」のクリエイティブ・ディレクターを兼務してきた。そしてジャンニーニの退任後、15年1月にデザインチームのトップとしてコレクションを披露。その数日後に正式にクリエイティブ・ディレクターに就任した。

 ミケーレによるジェンダーの既成概念を超越したロマンチックなコレクションは、多くのデザイナーにも影響を与えた。この間「グッチ」は若い世代を中心とする顧客層の拡大にも成功し、特に18年の第1四半期までは5四半期連続で売り上げを前年同期に比べて35%以上伸ばすという大成功を収め、当時は100億ユーロ(約1兆4500億円)ブランドへの成長を遂げることを表明していた。
 
 しかし、ケリングは先月、現在の「グッチ」は成長しているものの、そのペースがグループ内の他ブランドに比べて鈍化していると発表していた。22年第2四半期は前年同期比4%増、第3四半期は同9%増にとどまっている。22年第3四半期の数字はアナリストの業績予測をわずかに下回り、ライバルであるLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH Moët Hennessy Louis Vuitton)のファッション&レザーグッズ部門の22%の成長より遅れている。

 ミケーレをクリエイティブ・ディレクターに起用したマルコ・ビッザーリ(Marco Bizzarri)社長兼CEOは、彼の独創的な世界観やクリエイションをサポートする良き理解者として知られてきた。しかし、関係筋によると、「ミケーレとビッザーリの蜜月関係は終わり、以前ほど強い関係ではなくなっている」という。

The post 「グッチ」のアレッサンドロ・ミケーレが退任か 有力な情報筋がコメント appeared first on WWDJAPAN.

まちづくりへの理想的な参加とは? 「今週の特集お届け隊」2022年11月21日号

 毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2022年11月21日号からの抜粋です)

本橋:昨年、TSIホールディングスと北海道・上川町との包括連携協定の締結式を取材したのが今回の特集のきっかけでした。上川町は店を出すほどの規模の町ではないけれど、グループのアウトドアブランドなどを活用して、地元の人と一緒にまちづくりに参画していくと言います。他にも地方に目を向けているアパレルがあるのではないかという仮説を立てました。

美濃島:海外の良いものを紹介してきたセレクトショップも、コロナ禍もあってか、よりローカルに目を向けていますよね。「ビームス 広島」は地元企業のイベントをプロデュースして、地域コミュニティーを盛り上げていました。エリアと連携する傾向が高まってきたいいタイミングですね。

本橋:大手は全国に店舗があるのが強みですね。人が集まる店作りについて、スターバックス コーヒー ジャパンを取材しましたが、町田にある認知症家族のためのカフェは、店長の発案だそうです。地方のスタッフが主体性を持ちアイデアを発信していく。そういう動きがファッションの店舗でももっと出てくるといいですよね。

新関:ビューティは地域資源を活用しやすいので、地方と相性が良いんです。中でも、佐賀県の“日本一コスメが作りやすいまち”を掲げてコスメ企業と協業する取り組みがすでに10年たっているので、成果を取材しました。ここで生まれたモデルケースを全国展開できるまでになっていて、素晴らしいです。

美濃島:いいですね。

新関:でも、地域に深く根ざすには貧困などの社会問題を避けては通れず、現実を目の当たりにしました。社会課題を解決しながら、ビジネスをしてみんなが一緒に潤うというのが、理想です。今回の特集で、地方でビジネスをするためのヒントを届けたいです。

The post まちづくりへの理想的な参加とは? 「今週の特集お届け隊」2022年11月21日号 appeared first on WWDJAPAN.

まちづくりへの理想的な参加とは? 「今週の特集お届け隊」2022年11月21日号

 毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2022年11月21日号からの抜粋です)

本橋:昨年、TSIホールディングスと北海道・上川町との包括連携協定の締結式を取材したのが今回の特集のきっかけでした。上川町は店を出すほどの規模の町ではないけれど、グループのアウトドアブランドなどを活用して、地元の人と一緒にまちづくりに参画していくと言います。他にも地方に目を向けているアパレルがあるのではないかという仮説を立てました。

美濃島:海外の良いものを紹介してきたセレクトショップも、コロナ禍もあってか、よりローカルに目を向けていますよね。「ビームス 広島」は地元企業のイベントをプロデュースして、地域コミュニティーを盛り上げていました。エリアと連携する傾向が高まってきたいいタイミングですね。

本橋:大手は全国に店舗があるのが強みですね。人が集まる店作りについて、スターバックス コーヒー ジャパンを取材しましたが、町田にある認知症家族のためのカフェは、店長の発案だそうです。地方のスタッフが主体性を持ちアイデアを発信していく。そういう動きがファッションの店舗でももっと出てくるといいですよね。

新関:ビューティは地域資源を活用しやすいので、地方と相性が良いんです。中でも、佐賀県の“日本一コスメが作りやすいまち”を掲げてコスメ企業と協業する取り組みがすでに10年たっているので、成果を取材しました。ここで生まれたモデルケースを全国展開できるまでになっていて、素晴らしいです。

美濃島:いいですね。

新関:でも、地域に深く根ざすには貧困などの社会問題を避けては通れず、現実を目の当たりにしました。社会課題を解決しながら、ビジネスをしてみんなが一緒に潤うというのが、理想です。今回の特集で、地方でビジネスをするためのヒントを届けたいです。

The post まちづくりへの理想的な参加とは? 「今週の特集お届け隊」2022年11月21日号 appeared first on WWDJAPAN.