【スナップ】森星やEmma、忽那汐里らが来場 ロッタ・ヴォルコヴァによる「ミュウミュウ セレクト」

 「ミュウミュウ(MIU MIU)」はこのほど、最新コレクションの中から著名人がお気に入りのアイテムをキュレーションする「ミュウミュウ セレクト(Miu Miu Select)」を、東京のミュウミュウ 青山店で発表した。

 さまざまなアイテムを、“ワードローブ”のようなスタイルで発表している「ミュウミュウ セレクト」は、2019年に始まり、これまで多くのホストを迎えて世界の各都市で実施してきた。東京では、2021年から「ミュウミュウ」のファッションショーや広告キャンペーンでスタイリングとコンサルティングを手掛けてきた、スタイリストのロッタ・ヴォルコヴァ(Lotta Volkova)をホストに迎えた。セレクトしたアイテムは、青山店とオンラインストアで特別デザインのパッケージを施して12月4日まで販売中だ。それぞれのアイテムには、カスタムタグがつけられた。

 11月24日に行われたローンチイベントには、ロッタ・ヴォルコヴァ本人が来日したほか、森星や忽那汐里、大平修蔵、YAMATO、福士リナ、工藤弥、鈴木えみ、emma、藤井夏恋、佐藤晴美、佐田真由美、大屋夏南、菊乃、畠山千明、LISEI、新藤マリア、Masaki Sekoら、俳優やモデルといった多くのゲストが来場した。

The post 【スナップ】森星やEmma、忽那汐里らが来場 ロッタ・ヴォルコヴァによる「ミュウミュウ セレクト」 appeared first on WWDJAPAN.

「カナダグース」が銀座並木通りに路面店オープン コラボコレクションを先行発売

 「カナダグース(CANADA GOOSE)」は12月3日、東京・銀座の並木通りに直営路面店をオープンする。都内の直営路面店は、千駄ヶ谷店に続き2店舗目。

 2フロア構成の銀座店は、メンズからウィメンズ、キッズまでの幅広いラインアップに加え、コラボレーションやカプセルコレクションなどを取り扱う。白を基調としたエントランスで、北極圏の大気を見渡せるような大きなガラスのショーウインドウを設置した。2階は対照的に、無骨な建築コンセプトで、露出した要素を見せることでラグジュアリーかつエフォートレスな雰囲気を目指したという。壁面の一部には、アップサイクルされた素材を使用した。

 オープンを記念して、「リフォーメーション(REFORMATION)」とのコラボレーションコレクションをオープン日の12月3日に先行発売する。

■カナダグース 銀座店
オープン:12月3日
住所:東京都中央区銀座 4-2-2 第 1 弥生ビルディング 1〜2階
営業時間:11:00〜19:30

The post 「カナダグース」が銀座並木通りに路面店オープン コラボコレクションを先行発売 appeared first on WWDJAPAN.

YKKファスニングアワード、グランプリは名古屋モード学園の松井基拡さんと文化服装学院の鄭振甫さん

 YKKはこのほど、学生を対象としたファッションデザインコンテスト「YKKファスニングアワード」の受賞者を発表した。アパレル部門のグランプリは名古屋モード学園の松井基拡さん、ファッショングッズ部門は2年連続で文化服装学院の鄭振甫(てい・しんふ)さんが受賞した。グランプリ受賞者には賞金100万円、優秀賞には20万円、特別賞には10万円などが贈られる。

 「YKKファスニングアワード」は学生向けのコンテストとしては日本最大級のコンテストで、今年で22回目。今回は全国から8582点(アパレル7251点、グッズ部門1331点)の応募があった。YKKファスニングアワードの歴代受賞者には「フミト ガンリュウ(FUMITO GANRYU)」の丸龍文人(第3回優秀賞)デザイナーらがいる。審査員はアーティストの舘鼻則孝、「ソマルタ」の廣川玉枝、デザイナー/モデリストの坂口英明、モデルの冨永愛、デザイナーの藤田恭一、アーバンリサーチの村手謙介「バイヤーズセレクト」ブランドマネージャー、大谷裕明YKK社長が務めた。

 アパレル部門はグランプリを筆頭に優秀賞、審査員特別賞を名古屋モード学園の学生が獲得、グッズ部門では鄭振甫さんが2年連続でグランプリを獲得した。全受賞者は以下の通り。

■第22回「YKKファスニングアワード」受賞者
アパレル部門
グランプリ:松井基拡(まつい・もとひろ、名古屋モード学園)
優秀賞:成田英至(なりた・えいじ、名古屋モード学園)
審査員特別賞:茶谷愛理沙(ちゃや・ありさ、名古屋モード学園)
YKK特別賞:石川泰生(いしかわ・たいせい、文化ファッション大学院大学)

ファッショングッズ部門
グランプリ:鄭振甫(てい・しんふ、文化服装学院)
優秀賞:LEE CHANHEE(文化服装学院)
審査員特別賞:香西優仁(こうざい・ゆうじ、ヒコ・みづのジュエリーカレッジ)
YKK特別賞:市野りお(いちの・りお、愛知文化服装専門学校)

The post YKKファスニングアワード、グランプリは名古屋モード学園の松井基拡さんと文化服装学院の鄭振甫さん appeared first on WWDJAPAN.

「マイケル・コース」×「エレッセ」の最新コラボ 今度のテーマは“ゲレンデ”

 米国ブランドの「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」は11月29日、イタリアのスポーツウエアブランド「エレッセ(ELLESSE)」とのコラボコレクションの最新作を発売した。今春に続く第2弾で、今回は“ゲレンデ”をテーマとする。

 カラーパレットは鮮やかなオレンジと赤、ネイビーや白が共存し、各アイテムには両ブランドのロゴを組み合わせた特別なマークをあしらう。商品構成としてはダウンベスト(4万5100円税込、以下同)やセーター(5万9400円)、バックパック(10万1200円)やニット帽(1万7600円)などをラインアップする

 サイモン・ブレッコン(Simon Breckon)「エレッセ」ディレクターは、「『エレッセ』はゲレンデで誕生した。『マイケル・コース』とのコラボでは、『エレッセ』のイタリアらしいセンスと、『マイケル・コース』のグラマラスでリュクスな世界観がミックスされ、ゲレンデでも街中でも通用するコレクションが生まれた」と話す。

The post 「マイケル・コース」×「エレッセ」の最新コラボ 今度のテーマは“ゲレンデ” appeared first on WWDJAPAN.

「メゾン マルジェラ」の“レプリカ”からホリデー限定アイテムが登場 ハンドクリームやキャンドルを含むセット

 「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は、フレグランスシリーズ“レプリカ”のホリデーセットを12月6日に数量限定で発売する。ラインアップするのは、“レイジーサンデー モーニング”のオードトワレとハンドクリームを合わせた“レプリカ オードトワレ & ハンドクリーム セット レイジーサンデー モーニング”(1万3200円税込、以下同)と、3種類のキャンドルを集めた“レプリカ キャンドル セット”(1万4300円)。表参道の店舗と、オンラインを含む一部“レプリカ”取扱店で販売する。現在は予約を受け付け中だ。

 今回は、ホリデーギフトに適したセットアイテムを用意した。“レプリカ オードトワレ & ハンドクリーム セット レイジーサンデー モーニング”は、シリーズのベストセラーの香り“レイジーサンデー モーニング”のオードトワレ(30mL)とハンドクリーム(30mL)をセットにした。どちらもコンパクトなサイズで、持ち運びにも適している。

 “レプリカ キャンドル セット”は、“レイジーサンデー モーニング”“バイ ザ ファイヤープレイス”“バブル バス”の3種の香りを集めた、冬のリラックスタイムを華やかに彩るキャンドルのセットだ。

The post 「メゾン マルジェラ」の“レプリカ”からホリデー限定アイテムが登場 ハンドクリームやキャンドルを含むセット appeared first on WWDJAPAN.

世界的調香師ジャン=クロード・エレナが語る、香水市場(前編)「コピーはすぐに消えてしまう」 【香水ジャーナリスト連載 Vol.4】

 「エルメス (HERMES)」の初代専属調香師として知られるジャン=クロード・エレナ(Jean-Claude Ellena)は現在、ビーガンフレグランスブランド「ル クヴォン メゾン ド パルファム(LE COUVENT MAISON DE PARFUMERIE 以下、ル クヴォン)」でオルファクティブディレクターを努める。若手調香師を監修する傍ら、2021年には自らが調香を手掛ける“シグネチャーコレクション”を発表し、売れ行きは好調だという。長年第一線で活躍し数々のブランドから名香を世に送り出してきたエレナ氏に、若手調香師たちとの仕事と、新作フレグランス “シグネチャー ベチバー”(100mL、税込2万3760円)に込めた思いについて聞いた。

――「ル クヴォン」では若手調香師を監修する立場でフレグランスの創作に携わっている。その思いは?

ジャン=クロード・エレナ調香師(以下、エレナ):若い調香師には開かれた未来があるにも関わらず、ブランドからのリクエストを厳守し、ビジネス的な条件を多く課され、マーケティングに基づいた香水を作る癖がついている。彼らと関わってそのことを強く感じ非常に悔しく思った。もっと自由にクリエーションしてほしい。大きな香水メーカーが発表するような類似性のある香水にはクリエーションを感じない。彼らには「僕と一緒に仕事をするときは自由だ。自由に創作して驚かせてほしい。僕の仕事は、君たちが自由に創作できるよう解放してあげることなんだから」と伝えている。

――メゾンやニッチブランドが増えて、自由なクリエーションがしやすくなったのでは?

エレナ:先日、フィレンツェで行われたニッチフレグランスの展示会に参加したが、創造的な香りはとても少なかった。約50%はどこかのブランドを想起するものだった。オリジナリティーが少ない香りを販売すれば、自分で自分の首を絞めることになる。そうしたブランドは大抵、2~3年で消えてしまう。そしてまた、同じような安易な考えで新たなブランドが作られているのが現状だ。

――これまで「ル クヴォン」では若手調香師を監修していたが、“シグネチャー コレクション”は自ら調香を手掛けた。どのような経緯と思いがあるか?

エレナ:「ル クヴォン」というメゾンは、香水に対して非常に情熱があり、香りに恋している人たちだ。彼らに「さらにクオリティーの高いものを作りなさい。そうすればファンはついてくる」と言ったら、「好きなようにやっていいからクオリティーの高いものをあなたが作ってくれませんか?」と言ってもらえたので、自分で作ることにした。「ル クヴォン」はすでにラグジュアリーなメゾンといえるが、香りにこだわることでもう1段階良いブランドにブラッシュアップできると思った。

「単一の香りの香水を初めてつくった」

――“シグネチャー コレクション”では昨年、“シグネチャー チュベローザ”、”シグネチャー ミモザ”、”シグネチャー アンブラ”を発売し、今年は“シグネチャー ベチバー”が加わった。テーマはどのように選んだ?

エレナ:現在の香水市場で「ル クヴォン」は、初めて単一の香りの香水“チュベローザ”や“ミモザ”をつくったブランドだ。香水の本来の姿、原点に戻ることで新しい出発をしようと考えて創作した。“ミモザ”は、私の住む家の前にある丘から、開花の頃のミモザが風に乗って香りを届けてくれた美しい光景を香りにした。“チュベローザ”は、私が自宅の庭に植えたのだが、8月の開花のときの午後8時から午前1時までの芳香の変化を表現している。“アンブラ”は、樹木の香りと不死の花といわれるイモーテルの香りを組み合わせた香水をつくりたいという思いから生まれた。私は常に香りの詩的な世界を表現している。自然の香りを再現しようとしたら、使う香料も自然のものがいいに決まっている。

――以前のインタビューで、若手調香師たちに「その香りで伝えたいことは何か」を質問すると言っていたが、“シグネチャー ベチバー”で伝えたいことは?

エレナ:私が香水をつくるときにいつも考えているのは、この香りがどんなストーリーを伝えているのか、香った人がすぐ分かるように明確に、シンプルであること。ストーリーが分かりにくい、ごちゃごちゃしているものはダメだ。“ベチバー”は、ブルターニュで三ツ星レストランのシェフをしている友人が、木の船に乗せてくれたときに、海の香りと木や縄の香りが女性向けベチバーに感じられたのがきっかけで生まれた。ベチバーという香料は男性向けのイメージがあるが、私は香水に関してジェンダーの差はないと思っている。マリ共和国の女性たちは、愛を交わす前にベチバーの根を煎じて飲む。すると汗からベチバーの香りが放たれるため、媚薬とされているという話もあるくらいだ。

――香料としてのベチバーはジャワ産やマダガスカル産などもあるが、ハイチ産にこだわりが?

エレナ:ジャワ産ベチバーは、レンズ豆のスープのような香りがするから使えない。マダガスカル産は、濡れた土の匂いがする。インド洋のレユニオン島でもベチバーが少し採れ、バラの香りがして良いものだが、少量しか採れず香料としては使いにくい。それに比べ、ハイチ産ベチバーはとてもウッディーで、自分の子供の頃を思い出す。マッチ棒の軸の匂いがするからだ。私はマッチをすったときの硫黄の香りが好きだった。特別にオーダーして作ってもらったバージョンの香料でハイチ産のベチバーを起用した。ベチバーから最初に香るトップノートは土の香りがするのでそれを10%削り、ウッディーな香りが残る香料にしてもらった。試作で5%、10%、15%と削ったものを作成してもらい、最も過不足ない数値を起用することにした。もしも男性向けの香水ならばこのように取り除くべきところはなかっただろう。


YUKIRIN
美容・香水ジャーナリスト
香水・香り関連商品と、ナチュラル&オーガニック美容分野に特化した記事を執筆。女性誌などのメディアで発信する。化粧品や香り製品のコンサルティングやイベントプロデュースなど幅広く活躍。「日本フレグランス大賞」エキスパート審査員、「イセタン フレグランス アワード2019」審査員などを務める

The post 世界的調香師ジャン=クロード・エレナが語る、香水市場(前編)「コピーはすぐに消えてしまう」 【香水ジャーナリスト連載 Vol.4】 appeared first on WWDJAPAN.

俳優ケイト・ハドソンが「ヴェルサーチェ」のパープルドレスをヘルシーかつ艶っぽく着用

 俳優のケイト・ハドソン(Kate Hudson)が、ロンドンで行われたネットフリックス(NETFLIX)作品「Glass Onion : A Knives Out Mystery(原題)」のプロモーションにおいて「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のドレスを着用した。

 2023年春夏コレクションの新作で、鮮やかなパープルとウエストから裾に向かって広がるシルエットおよびプリーツワークが特徴だ。素材はニットジャージーでフィット感があり、ハドソンは透け感をヘルシーかつ艶っぽく見せた。

The post 俳優ケイト・ハドソンが「ヴェルサーチェ」のパープルドレスをヘルシーかつ艶っぽく着用 appeared first on WWDJAPAN.

「ディーゼル」がジェイ・パークとのコラボコレクションを発売

 「ディーゼル(DIESEL)」は、アジアパシフィック地域のブランドアンバサダーを務める歌手のジェイ・パーク(Jay Park)とコラボレーションしたコレクションを発表した。公式オンラインストアでは取り扱わず、12月1〜4日に大阪店で、7〜11日に銀座店で、16〜18日に愛知のクレアーレ店で、21〜25日に高島屋京都店のポップアップストアで、22〜25日に福岡店で販売する。

 コラボコレクションは、グレン・マーティンス(Glenn Martens)クリエイティブ・ディレクターがデザインした2022-23年秋冬コレクションに着想。フィルムコーティングや生地の一部が剥がれ落ちたような“ピールオフ”加工を施したデニムジャケットやデニムパンツ、Tシャツを中心に、MA-1、デニム生地を使用したフーディー、半袖シャツなどをそろえる。

 ジェイ・パークは2008年から10年2月まで、韓国のアイドルグループ2PMのリーダーとして活躍。脱退した後、同年7月にソロで活動再開した。アジア系アメリカ人アーティストとして初めて、JAY-Zのレーベル「Roc Nation」と契約し、グローバルに活躍の場を広げている。

The post 「ディーゼル」がジェイ・パークとのコラボコレクションを発売 appeared first on WWDJAPAN.

馬場ふみかや江野沢愛美も愛用 20代デュオによるアクセサリーブランド「クリティカルラボ」 Youth in focus Vol.10

 U30の若者たちにフォーカスした連載「ユース イン フォーカス(Youth in focus)」10回目は、アクセサリーブランド「クリティカルラボ(CLITICAL:LAB)」にフォーカスする。

 「クリティカルラボ(CLITICAL:LAB)」は、とがった形状や複数のパールなど、近未来的な雰囲気を備えたイヤーアクセサリーを主軸とするブランドだ。2019年のブランド設立以降、年に1回のペースでコレクションをリリースし、自社ECや百貨店などでのポップアップで販売している。中心価格は1万〜2万5000円で、ポップアップには2日で300人以上が来場することもあり、過去のコレクション全てを購入する熱狂的なファンもいる。さらに、「ヴォーグ ジャパン(VOGUE JAPAN)」「シュプール(SPUR)」「エル・ジャポン(ELLE JAPON)」といった媒体でも掲載され、若年層のファッションアイコンである馬場ふみかや江野沢愛美らもプライベートで愛用する。

 ブランドを手掛けるのは、1998年生まれの森りこデザイナーと、97年生まれの坂本悠生ディレクターだ。森デザイナーはもともとコレクションブランドで服作りを学んでおり、「アクセサリーに関しては全くの素人だった」という。そんな彼女たちがなぜアクセサリーブランドを始め、どのように支持を広げていったのか。東京・中野のアトリエで話を聞いた。

WWDJAPAN(以下、WWD):まずはブランドを始めた経緯を教えてください。

森りこ(以下、森):2018年、高校卒業のタイミングで、コレクションブランド設立を目標に上京してきました。最初は「アキコアオキ(AKIKOAOKI)」「アンダーカバー(UNDERCOVER)」でインターンとして、服作りとブランド運営を勉強していました。すごくタメになる一方で、自分のアウトプットができていないなと坂本に相談してみたら、「何か作っちゃえばいいじゃん」とアドバイスをくれて。そこで思いついたのがアクセサリーブランドだったんです。

坂本悠生(以下、坂本):僕らはバンタンデザイン研究所大阪校で出会いました。僕は当時専門学校生で、森は高校生。彼女は学校全体のコンテストで最優秀賞を獲得するなど、校内では知られた存在でした。学校にこもってずっと作り続けていたタイプだったから、インターンをやりながらも手は動かし続けた方がいいなと思いました。

森:服作りのリファレンスとしてアクセサリーの素材は集めていて、尖った形状の近未来的なアクセサリーが好きでした。とはいえ、アクセサリー自体は作ったことがなく、完全に独学でのスタート。材料屋を調べて浅草橋に行って、気になるパーツを買い込んで、ユーチューブでパーツのつなぎ方を真似しながら作っていく、みたいな(笑)。どんどん好きなイメージを具現化していったら、「あ、やっぱりかわいい」って手応えを感じて。そこで、ファーストコレクションとして全16型を、BASEで販売し始めました。

坂本:18年の秋口にサイトを開設しました。大阪時代からかわいがってもらっていたスタイリストやフォトグラファーの先輩、同世代の友達が面白がってくれて、初月から売れました。当時はアイテムの単価が低かったし、利益は月5万円程度なんですけど。それでも、自分たちでものを作って、それが売れるのは、とてもうれしかったです。

WWD:当時は完全にハンドメードだった?

森:そうです。在庫はもたず、オーダーが入ったら材料を買って、自宅で黙々と生産する毎日。最初はインターンとブランドを掛け持ちながら、徐々に売り上げが安定して、ブランドで食べていけるようになったので、「クリティカルラボ」のみににシフトしました。

坂本:ハンドメードから量産に切り替えたのは20年から。手作りだと、どうしても品質がばらつくし、生産の数も限られる。ブランドの成長を見越して、思い切って工場と契約しました。

WWD:工場との契約は成長のきっかけになっている?

森:量産を外注したおかげで品質が安定し、まとまった売り上げも入るようになりました。その予算で、シルバー925で重厚感あるアイテムをはじめ、単価が高めのアイテムにも挑戦できるようになったのも良かった。洗練されたアイテムが増えたからか、当初は10〜20代のファンがメインでしたが、今では30〜40代、50代の女性まで広まりつつあります。

坂本:実はコロナも追い風になりました。イヤーカフって10代には認知されていたけど、30代以上には浸透していないアイテムだった。でも、コロナでマスクを着けるようになると、ピアスやイアリングはひもに引っ掛かるから、新しい選択としてイヤーカフに注目が集まるようになりました。

WWD:ブランディングで意識していることは?

森:SNS運用をかなり重視しています。一つ一つの投稿やストーリーズはもちろん、文章の一言一句まで2人で相談して作っています。最近はアートディレクターにも入ってもらって、ブランドの世界観を統一するよう最大限の投資をしています。

坂本:今、ブランド認知のきっかけはほとんどがSNSだと思う。それぞれがファッションアイコンをフォローして、その人の投稿で新しいブランドを見つけたり、好きなブランドに近いブランドをSNSで探したり。実際「クリティカルラボ」も、感度の高いユーザーが見つけてくれて、ポップアップの様子や着用画像を発信してくれるおかげで、広告費をかけなくてもオーガニックなファンを獲得できています。

WWD:コレクションは年に1回。物作りに集中できる一方で、お客さんに新鮮な情報を届けられないというデメリットはない?

森:コレクションとしてのリリースは年に1度ですが、不定期で新作を小出ししています。ストーリーズを使って数時間限定で販売したり、ポップアップで数量限定で扱ったり。

坂本:ストーリーズを使った販売って、インフルエンサーブランドではよくある手法で、顧客との距離も近く感じるいいアイデア。デザイナーズブランドではあまりやらないし、インフルエンサーブランドと同じやり方をしたくない人もいるけど、どちらも同じビジネスなので、参考になる点はある。僕は個人でキャスティングの仕事もしていて、インフルエンサーとの付き合いがあるから、そこで吸収したものを「クリティカルラボ」に還元しています。

WWD:ファッション媒体でも目にするようになった。

森:ブランド設立当初からファッションアイテムとして提案しているので、シューティングで使ってもらうのはすごくうれしいです。本来であればより多くの媒体で発信してほしいところですが、ブランドイメージもあるので、掲載先はかなり厳選しています。

坂本:モデルをこちらから指定する場合もあります。マスでの人気よりも、ファッションとして認知されているかどうかや、本人の感度の高さが大事。生意気かもしれないけど、それだけ影響力も大きいから、僕たちも妥協したくなくて。

森:卸先も厳選しているよね。通販のほかに卸もやっていて、新規の問い合わせを多くいただくのですが、売り上げがとれそうでも、ブランドの世界観が崩れそうなお店はお断りします。他ブランドのラインアップに共感できたり、店舗空間まで洗練されていたりして、親和性を感じるお店に絞っています。現在6アカウントで取り扱っています。

WWD:今後、アパレルも手掛けていく?

森:徐々に準備を進めています。やっぱりファッションに憧れて業界に入ってきたので、服は1つのゴールです。ただ、「クリティカルラボ」というブランドとは別のやり方を考えています。私自身の名前を公表するかも未定です。でも、絶対に服は届けたい。ゆくゆくは海外にも挑戦したいです。

坂本:きっと面白いブランドになるし、その実力もある。気長に待ってもらえるとうれしいです。

The post 馬場ふみかや江野沢愛美も愛用 20代デュオによるアクセサリーブランド「クリティカルラボ」 Youth in focus Vol.10 appeared first on WWDJAPAN.

小嶋陽菜の「ハー リップ トゥ ビューティ」が阪急うめだ本店でディケアやフレグランスのポップアップ開催

 ハートリレーションは、小嶋陽菜が手掛ける「ハー リップ トゥ ビューティ(HER LIP TO BEAUTY)」のポップアップショップを12月7日から阪急うめだ本店2階 きれいきれいスタジオで開催する。

 ポップアップでは、ブランドのホリデーの世界観を体験できる空間を用意し、アイテムのテクスチャーや香りを試せるテスターも取りそろえる。取り扱うアイテムはボディクリーム(4070円税込、以下同)やボディバーム(5610円)、美容セラム(3960円)、ルームディフューザー(9460円)、キャンドル(7150円〜)、パフュームオイル(6380円)、ロールオンパフュームオイル(3960円)、ネイルポリッシュ(2178円)などの予定で、新製品の先行販売も行う。また、会場内で一定金額以上の商品を購入した人には、スペシャルノベルティーも用意する。

■Her lip to BEAUTY ポップアップショップ
会期:12月7〜13日
場所:阪急うめだ本店2F きれいきれいスタジオ
住所:大阪市北区角田町8番7号

The post 小嶋陽菜の「ハー リップ トゥ ビューティ」が阪急うめだ本店でディケアやフレグランスのポップアップ開催 appeared first on WWDJAPAN.

伊スパークリングワイン、フランチャコルタが3年ぶりにイベントを開催 協会副会長に聞くその希少性

 イタリア発スパークリングワインのフランチャコルタ(FRANCIACORTA)は11月14日、3年ぶりに、「アンダーズ東京(ANDAZ TOKYO)」でイベントを開催した。“フランチャコルタ”とは、イタリアのコモ湖とガルダ湖の間の地域で生産される発泡ワインのこと。フランチャコルタ協会は、それら生産者による認知度アップ・販売促進目的の協会だ。同イベントを機に来日した、フランチャコルタ協会マウリツィオ・ザネッラ(Maurizio Zanella)=フランチャコルタ協会副会長兼「カ・デル・ボスコ(CA’ DEL BOSCO)」会長へ話を聞いた。

WWD:今回の来日の目的は?

マウリツィオ・ザネッラ=フランチャコルタ協会副会長兼「カ・デル・ボスコ」会長:以下、ザネッラ):日本におけるフランチャコルタのさらなる発展のために開催されるイベントに参加するためだ。

WWD:イベント開催の目的は?

ザネッラ:3年ぶりのリアルイベント開催だ。日本では、フランチャコタは約35年前から販促をしているが、協会では10年前に販促をスタートした。日本市場における、さらなるフランチャコルタの認知度アップが目的だ。

WWD:フランチャコルタの定義は?

ザネッラ:イタリア語で男性形の“イル・フランチャコルタ”はワインのこと、女性形の“ラ・フランチャコルタ”は、イタリアの地域のことを指す。コモ湖とガルダ湖の間の地域が“フランチャコルタ”でそこで生産されたブドウから作られる発泡酒がフランチャコルタだ。

WWD:シャンパーニュとの違いは?

ザネッラ:まず、ブドウの産地が異なる。使用するブドウの種類は似ていて、製法も瓶内の二次発酵で同じ。だが、ブドウが育つ緯度が、フランチャコルタとシャンパーニュでは違う。フランチャコルタは、シャンパーニュが製造されるランスよりもずっと南に位置している。だから、ブドウのポリフェノールをはじめとするフェノール類が成熟しており、よりボディーがありふくよかなワインができるし、シャンパーニュよりもシャープな味わいも期待できる。

WWD :フランチャコルタ協会の会員になるためにするべきことは?

ザネッラ:フランチャコルタという地域の名称は、行政のものではなく、明確な定義はない。その地域内でブドウを栽培する畑を持ち、ワイナリーがあることを申請すること。フランチャコルタという地域自体がシャンパーニュのランスの11分の1と小さい。当然、フランチャコルタの希少性はシャンパーニュより高い。生産量のほとんどが、イタリア国内で消費されるので、国外へ輸出できるのは15%以下と少ない。

WWD:現在、フランチャコルタの生産社数は?

ザネッラ:121社だ。日本に輸入されているのは約40社。今回のイベントには3社が参加している。

WWD:フランチャコルタのトップ市場は?

ザネッラ:1位は本国のイタリア。2位はスイス。イタリアに近いということもあり、フランチャコルタはよく知られており、シャンパーニュの代わりに飲まれる。イタリア国内でほぼ消費され、輸出量ナンバーワンはスイス、2位がアメリカ、3位が日本だ。日本市場でワイン消費量が少なかった約40年前にシャンパーニュと同時に販売され始めた。“食”と“酒”への要求が高い市場だから支持されているのだと思う。

WWD:今後の戦略は?

ザネッラ:フランチャコルタの品質をさらに高めること。そして、高いポジショニングをキープすることだ。ワイン作りは伝統、そして経験が大切。ワイン作りのための醸造所は買えるが、伝統は買えない。もともと、イタリアにおけるワインの製造は自家需要のためだった。瓶詰めされて販売されるようになったのは最近のことなんだ。

WWD:フランチャコルタとスプマンテやプロセッコの違いは?

ザネッラ:スプマンテはイタリアにおける発泡ワインの総称だが、フランチャコルタはそれには入らない。プロセッコは、ベローナ以外のベネト州などで広い産地で生産され、タンク内で2次発酵を行う発泡酒だ。

WWD:フランチャコルタにおけるサステナビリティの取り組みは?

ザネッラ:現在、畑の62%で有機栽培されている。二酸化炭素排出量の減少をフランチャコルタ協会主導で行っているが、特に目標は定めていない。プラスチックの使用に関しても、より持続可能なパッケージへの変更などについて各社が取り組んでいる。

The post 伊スパークリングワイン、フランチャコルタが3年ぶりにイベントを開催 協会副会長に聞くその希少性 appeared first on WWDJAPAN.

スパイバーが最先端素材入りの「キッズT」、ふるさと納税5万円分の返礼品に

 山形県鶴岡市に拠点を置くスパイバーは、地元鶴岡のふるさと納税の返礼品として、人工タンパク質素材「ブリュード プロテイン」を使った「キッズTシャツ」を提供する。寄附金額は5万円。Tシャツはスパイバーが開発した「ブリュード プロテイン」を10%、オーガニックコットン90%を使っており、同じく山形県出身で著名な絵本作家である荒井良二のイラストが入っている。29日13時から1000着限定で申し込みを受け付けており、返礼品の発送は来春の予定だ。

 Tシャツは、縫製や仕上げなどの工程も鶴岡市の繊維関連企業が行うなど、地元企業が一丸となって生産に協力している。スパイバーは本社及び本社工場の隣接した立地に、「やまのこ保育園」も運営しており、関山和秀社長を筆頭に社員の家族に加え、地元の子どもなども通っている。

The post スパイバーが最先端素材入りの「キッズT」、ふるさと納税5万円分の返礼品に appeared first on WWDJAPAN.

「サカイ」が世界を巡るストアツアー「ハロー サカイ」を東京で開催 青山店は改装につき一時閉店

 「サカイ(SACAI)」は、12月10日から「ハロー サカイ(Hello sacai)」を東京・渋谷区神宮前で開催する。「ハロー サカイ」は、2018年にパリでスタートした世界の主要都市を巡回するストアツアー。第3弾となる今回は、2年ぶりに東京で開催する。

 今回は2023年の春夏コレクションに加え、アップサイクルをコンセプトにした商品もそろえる。また、改装に伴って11月30日に一時閉店するサカイ 青山店で使用していた、ゲルチョップ(Gelchop)による什器を彼らが一つひとつカスタマイズし生まれ変わった家具や、原宿の老舗ビンテージショップ「ベルベルジン(BERBERJIN)」のビンテージアイテムを再構築したものも登場する。そのほか「シティーカントリーシティー(CITY COUNTRY CITY)」のグラフィックを採用したアパレルやAirpodsケース、「ニューエラ(NEW ERA®)」とのコラボアイテムもラインアップする。8日には「ナイキ」とコラボレーションしたシューズ“ナイキ×サカイ コルテッツ グレー(Nike x sacai Cortez Grey)”を、13日には「ナイキ×サカイ(NIKE×SACAI)」のアパレルを発売する。

 オープン初日の10日には、2023年の春夏コレクションでコラボレーションしたエリック・ヘイズ(Eric Haze)のライブペインティングパフォーマンスを実施する。そのほか、「ハロー サカイ」では先行販売アイテムやさまざまなアーティストとコラボした限定アイテムの発売を予定している。イベント、商品情報は公式インスタグラムで随時発表する。サカイ 青山店は、3月頭にリニューアルオープン予定だ。

■ハロー サカイ
会期:12月10日〜2月末
住所:東京都渋谷区神宮前5-10-9

The post 「サカイ」が世界を巡るストアツアー「ハロー サカイ」を東京で開催 青山店は改装につき一時閉店 appeared first on WWDJAPAN.

花王からZ世代の男性向けコスメ メンズメイクを当たり前に 

 花王は、Z世代(10代〜20代前半)の男性に向けた化粧品ブランド「アンリクス(UNLICS)」をスタートする。ラインアップはスキンケアとベースメイクの計5製品。12月1日に化粧水とメイクアップベースを、来年1月12日に美容液とタオルマスクを発売する。若い男性の「水分が少なく蒸散しやすい」「肌色が赤暗く見える」といった特有の性質や悩みにアプローチする処方を施した。ブランド公式EC、楽天市場、アマゾンで取り扱う。

 化粧水の“アクアハグウオーター”(180mL、税込3080円)は、保湿成分のヒアルロン酸Na、豆乳発酵液、ビターオレンジピール、クレソンエキスが、ごわつきがちな男性の肌に潤いと透明感を与える。乳液兼美容液の“セラム ミー”(40mL、各税込3850円)は、ニキビやシミ・ソバカスなど肌悩みに合わせて5種をラインアップ。油分と水溶性成分をバランスよく配合し、ベタつくことなく肌を滑らかに整える。あらかじめ蒸気で肌をほぐし、スキンケアのなじみをよくするタオルマスク“ホグフォグマスク”(税込2750円)も用意する。

 メイクアップベースの“インプレス カラーウェア”(全4色、各22g、税込各3080円)はブルー、ベージュ、グリーン、オレンジを扱う。均一に伸び広がり、メイクに不慣れな男性でもムラなくカバーできるほか、顔のパーツごとに違う色を使い分けることで立体的な印象を作り出す。

 デジタルコミュニケーションを軸とした発信にも注力する。車谷セナ、USUKE、翔貴の男性インフルエンサー3人をブランドパートナーとして起用し、SNSでの発信やライブイベントなどを通じて認知・共感を広げる。併せて開発したウェブツール「ビューティ ディグショナリー」では、20種類のルックからなりたい顔を選び、それに至るまでのメイクの手法を学ぶことができる。

社員の声を聞き、ブランドの個性を磨く

 化粧品事業の再構築を進める同社は、昨年1月にはカネボウ化粧品と化粧品事業を統合。グローバル重点11ブランド、国内重点8ブランドに集約した。「それぞれの個性を磨き、パーパスドリブンなブランドの集合体としての化粧品事業作りを進めていく」と村上由泰・常務執行役員 化粧品事業部門長。

 個性あるブランドを作る上では、社員一人一人の意思を尊重することもカギになる。「アンリクス」の立ち上げも「なぜ男子が堂々と化粧をしてはいけないのか」という男性新入社員の声がきっかけだった。ブランド運営においても、製品開発やマーケティング、PRなどそれぞれのセクションで20代の若手男性社員がリードする。

 今後はアジアを中心に海外展開を視野に入れ、ブランド単体で年商50億円を見据える。

The post 花王からZ世代の男性向けコスメ メンズメイクを当たり前に  appeared first on WWDJAPAN.

ユニクロのチャリティーTシャツ企画に映画界の巨匠、ヴィム・ヴェンダースとカウズが参加

 ユニクロは12月16日、平和を願うチャリティーTシャツプロジェクトとして6月に立ち上げた「ピース・フォー・オール(PEACE FOR ALL)」の新作をグローバルで発売する。「ベルリン・天使の歌」「パリ、テキサス」などで知られるドイツの映画監督ヴィム・ヴェンダース(Wim Wenders)やアーティストのカウズ(KAWS)、陶芸家のリサ・ラーソン(Lisa Larson)など、5組がTシャツ(各1500円)のデザインに参加した。

 前述の3人に加え、ユニクロのデザインTシャツ「UT」でも取り組みの深いアーティストの故キース・ヘリング(Keith Haring)、コミックの「ピーナッツ(PEANUTS)」のグラフィックを使用したTシャツを販売する。これにより、6月にスタートした「ピース・フォー・オール」の参加アーティストや著名人は計20人となる。16日の新作発売に合わせ、店頭とECで2枚以上購入した客にはノベルティーとしてトートバッグをプレゼントする。

 「ピース・フォー・オール」には、これまで建築家の安藤忠雄や作家の村上春樹、プロスノーボーダーでユニクロのグローバルブランドアンバサダーである平野歩夢、ユニクロとも協業するファッションデザイナー、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)らが参加している。利益の全額にあたる売り上げの20%を国連難民高等弁務官事務所、セーブ・ザ・チルドレン、プラン・インターナショナルの3団体に寄付するもので、9月時点の売上枚数は48万4381枚、同時点で収益金1億4531万4300円を寄付した。

The post ユニクロのチャリティーTシャツ企画に映画界の巨匠、ヴィム・ヴェンダースとカウズが参加 appeared first on WWDJAPAN.

ユニクロのチャリティーTシャツ企画に映画界の巨匠、ヴィム・ヴェンダースとカウズが参加

 ユニクロは12月16日、平和を願うチャリティーTシャツプロジェクトとして6月に立ち上げた「ピース・フォー・オール(PEACE FOR ALL)」の新作をグローバルで発売する。「ベルリン・天使の歌」「パリ、テキサス」などで知られるドイツの映画監督ヴィム・ヴェンダース(Wim Wenders)やアーティストのカウズ(KAWS)、陶芸家のリサ・ラーソン(Lisa Larson)など、5組がTシャツ(各1500円)のデザインに参加した。

 前述の3人に加え、ユニクロのデザインTシャツ「UT」でも取り組みの深いアーティストの故キース・ヘリング(Keith Haring)、コミックの「ピーナッツ(PEANUTS)」のグラフィックを使用したTシャツを販売する。これにより、6月にスタートした「ピース・フォー・オール」の参加アーティストや著名人は計20人となる。16日の新作発売に合わせ、店頭とECで2枚以上購入した客にはノベルティーとしてトートバッグをプレゼントする。

 「ピース・フォー・オール」には、これまで建築家の安藤忠雄や作家の村上春樹、プロスノーボーダーでユニクロのグローバルブランドアンバサダーである平野歩夢、ユニクロとも協業するファッションデザイナー、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)らが参加している。利益の全額にあたる売り上げの20%を国連難民高等弁務官事務所、セーブ・ザ・チルドレン、プラン・インターナショナルの3団体に寄付するもので、9月時点の売上枚数は48万4381枚、同時点で収益金1億4531万4300円を寄付した。

The post ユニクロのチャリティーTシャツ企画に映画界の巨匠、ヴィム・ヴェンダースとカウズが参加 appeared first on WWDJAPAN.

「ラルフ ローレン ホーム」で暮らしに彩りを ファッションからインテリアまでライフスタイル全体を提案した”ラルフズ ミラン”

 2022年「ミラノ サローネ」の期間中にイタリア・ミラノの街に現れた“ラルフズミラン”は、来場者を「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」が描く映画のような世界へと導いた。まるで、ラルフ・ローレン自身の邸宅のような空間には、アメリカン・トラディショナルをベースに、クラシック、エレガントなどの要素を融合させ、熟練のクラフツマンシップで仕上げられた唯一無二の世界が広がっていた。

 「ラルフ ローレン」は1967年に、アメリカ・ニューヨーク出身のラルフ・ローレンが、ハンドメイドで仕立てられた斬新な幅広のネクタイを発表して脚光を浴びたのが始まりだ。以降、メンズ、ウィメンズ、チルドレンとコレクションを広げ、83年には、ファッションデザイナーが手掛ける初のフルラインのホームコレクションである「ラルフ ローレン ホーム(RALPH LAUREN HOME)」が登場。同ブランドの家具や照明、クリスタル、シルバーウエア、ファブリック、ベッドリネンなどにはアメリカ西部の魅力やハリウッドの華やかさ、そして、英国風邸宅の壮麗さが息づいている。今でこそ、さまざまなブランドが“ライフスタイル”の提案に力を入れているが、そのパイオニアが「ラルフ ローレン」といっても過言ではない。ファッションとインテリアの双方に共通するアメリカン・トラディショナルは、ブランドの誕生から半世紀を超えた現在も世界中で高い支持を得ている。

映画のような世界に誘う“ラルフズ ミラン”

 「ラルフ ローレン」の世界観を体感できるイべントが6月のミラノデザインウイークで開催された。アメリカンライフスタイルと時代を超越したデザインを祝う場所として、1週間「ラルフ ローレン」 のミラノ本社である“パラッツォ ラルフ ローレン”が“ラルフズミラン”へと姿を変えたのだ。それについて、創業者 ラルフ・ローレンは、「私は、世界中の人々が夢を実現する姿にインスパイアされてきた。とりわけミラノの街の洗練された美しさと歴史が私の琴線に触れた。ミラノの中心部で、華麗なパラッツォに住むという私の個人的なビジョンを、来場者と共有できることに興奮している」とコメント。

 1999年から「ラルフ ローレン」のミラノ本社として使用されている“パラッツォ ラルフ ローレン”はミラノの街の喧騒から離れ、壮麗さを備えると同時にプライバシーも併せ持つ場所だ。 “ラルフズミラン”に一歩足 を踏み入れると、「ラルフ ローレン」の神髄であるアメリカンスタイルの感性が至る所に反映されている。それぞれの家具は、時代や国境を越えて愛されるクラシックに敬意を表しつつ、マホガニー材や 真ちゅう、バーニッシュレザーなどの高級感のある素材をベースに、タータン、ペイズリー、ゼブラプリントを上品にミックスさせて、全体的にエレガントにまとめている。ロマンチックなフラワーアレンジメントがくつろぎともてなしの空間を演出し、アートやアンティークが重厚感をプラスしている。ローレン自身の先駆的なライフスタイルのアプローチや、イマジネーションが集約された空間だ。

日本でも展開しているベディング

 “ラルフズミラン”では、「ラルフ ローレン」のシグニチャーがちりばめられたインテリアと共に、2022年秋のホームコレクション“パラッツォ コレクション”の発表が行われた。日本でもおなじみのベディングにも新作“ベッドフォード”シリーズが登場。「ラルフ ローレン」ならでは、コンフォーターカバーからピローシャム、各種ピローまでトータルでコーディネートできるのが魅力だ。12月中旬には、東京・表参道でも、「ラルフ ローレン ホーム」のショールームが完全予約制でオープン予定だ。優れたクラフツマンシップと、「ラルフ ローレン ホーム」の時代を超えた世界観に触れられる場所になっている。

ライフスタイルを彩る
アイテムの数々

 「ラルフ ローレン ホーム」では、ギフトに最適なホリデーコレクションや“おうち時間”を充実させるインテリアアイテムが豊富にそろう。「ラルフ ローレン」のシグニチャーのタータンチェックのボックスに入ったホリデーキャンドルは、常緑樹、レッドカランと、ジュニパーベリーの華やかな香りが特徴だ。冬に重宝するスロー ブランケットはネイビーとキャメルの2色。ウォルナット材とカーボンファイバーレザーを使用したチェスセットなどのゲームアイテムも豊富。

問い合わせ先
ラルフ ローレン
0120-3274-20

The post 「ラルフ ローレン ホーム」で暮らしに彩りを ファッションからインテリアまでライフスタイル全体を提案した”ラルフズ ミラン” appeared first on WWDJAPAN.

「ラルフ ローレン ホーム」で暮らしに彩りを ファッションからインテリアまでライフスタイル全体を提案した”ラルフズ ミラン”

 2022年「ミラノ サローネ」の期間中にイタリア・ミラノの街に現れた“ラルフズミラン”は、来場者を「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」が描く映画のような世界へと導いた。まるで、ラルフ・ローレン自身の邸宅のような空間には、アメリカン・トラディショナルをベースに、クラシック、エレガントなどの要素を融合させ、熟練のクラフツマンシップで仕上げられた唯一無二の世界が広がっていた。

 「ラルフ ローレン」は1967年に、アメリカ・ニューヨーク出身のラルフ・ローレンが、ハンドメイドで仕立てられた斬新な幅広のネクタイを発表して脚光を浴びたのが始まりだ。以降、メンズ、ウィメンズ、チルドレンとコレクションを広げ、83年には、ファッションデザイナーが手掛ける初のフルラインのホームコレクションである「ラルフ ローレン ホーム(RALPH LAUREN HOME)」が登場。同ブランドの家具や照明、クリスタル、シルバーウエア、ファブリック、ベッドリネンなどにはアメリカ西部の魅力やハリウッドの華やかさ、そして、英国風邸宅の壮麗さが息づいている。今でこそ、さまざまなブランドが“ライフスタイル”の提案に力を入れているが、そのパイオニアが「ラルフ ローレン」といっても過言ではない。ファッションとインテリアの双方に共通するアメリカン・トラディショナルは、ブランドの誕生から半世紀を超えた現在も世界中で高い支持を得ている。

映画のような世界に誘う“ラルフズ ミラン”

 「ラルフ ローレン」の世界観を体感できるイべントが6月のミラノデザインウイークで開催された。アメリカンライフスタイルと時代を超越したデザインを祝う場所として、1週間「ラルフ ローレン」 のミラノ本社である“パラッツォ ラルフ ローレン”が“ラルフズミラン”へと姿を変えたのだ。それについて、創業者 ラルフ・ローレンは、「私は、世界中の人々が夢を実現する姿にインスパイアされてきた。とりわけミラノの街の洗練された美しさと歴史が私の琴線に触れた。ミラノの中心部で、華麗なパラッツォに住むという私の個人的なビジョンを、来場者と共有できることに興奮している」とコメント。

 1999年から「ラルフ ローレン」のミラノ本社として使用されている“パラッツォ ラルフ ローレン”はミラノの街の喧騒から離れ、壮麗さを備えると同時にプライバシーも併せ持つ場所だ。 “ラルフズミラン”に一歩足 を踏み入れると、「ラルフ ローレン」の神髄であるアメリカンスタイルの感性が至る所に反映されている。それぞれの家具は、時代や国境を越えて愛されるクラシックに敬意を表しつつ、マホガニー材や 真ちゅう、バーニッシュレザーなどの高級感のある素材をベースに、タータン、ペイズリー、ゼブラプリントを上品にミックスさせて、全体的にエレガントにまとめている。ロマンチックなフラワーアレンジメントがくつろぎともてなしの空間を演出し、アートやアンティークが重厚感をプラスしている。ローレン自身の先駆的なライフスタイルのアプローチや、イマジネーションが集約された空間だ。

日本でも展開しているベディング

 “ラルフズミラン”では、「ラルフ ローレン」のシグニチャーがちりばめられたインテリアと共に、2022年秋のホームコレクション“パラッツォ コレクション”の発表が行われた。日本でもおなじみのベディングにも新作“ベッドフォード”シリーズが登場。「ラルフ ローレン」ならでは、コンフォーターカバーからピローシャム、各種ピローまでトータルでコーディネートできるのが魅力だ。12月中旬には、東京・表参道でも、「ラルフ ローレン ホーム」のショールームが完全予約制でオープン予定だ。優れたクラフツマンシップと、「ラルフ ローレン ホーム」の時代を超えた世界観に触れられる場所になっている。

ライフスタイルを彩る
アイテムの数々

 「ラルフ ローレン ホーム」では、ギフトに最適なホリデーコレクションや“おうち時間”を充実させるインテリアアイテムが豊富にそろう。「ラルフ ローレン」のシグニチャーのタータンチェックのボックスに入ったホリデーキャンドルは、常緑樹、レッドカランと、ジュニパーベリーの華やかな香りが特徴だ。冬に重宝するスロー ブランケットはネイビーとキャメルの2色。ウォルナット材とカーボンファイバーレザーを使用したチェスセットなどのゲームアイテムも豊富。

問い合わせ先
ラルフ ローレン
0120-3274-20

The post 「ラルフ ローレン ホーム」で暮らしに彩りを ファッションからインテリアまでライフスタイル全体を提案した”ラルフズ ミラン” appeared first on WWDJAPAN.

「コスメデコルテ」が242万人愛用の美白美容液“ホワイトロジスト”を刷新

 コーセーは2023年1月16日、ハイプレステージブランド「コスメデコルテ」のロングセラー美白美容液“ホワイトロジスト”を刷新し、7代目となる“ホワイトロジスト ネオジェネシス ブライトニング コンセントレイト”[医薬部外品](40mL、税込1万6500円/レフィル税込1万5900円)を発売する。美白有効成分のコウジ酸を軸に、医薬部外品では初配合となるナツシロギクエキスを新たに採用。点と面でアプローチする全顔美白美容液として、シミ対策しながら明るいブライトニング効果を発揮する。

 同ブランドは、通常の肌とメラニン生成が過剰な肌では、増殖能力を持つケラチノサイト(表皮細胞)の“分裂様式”に違いがあることを発見。メラニンの過剰生成が起きている肌には“横方向“に分裂するケラチノサイトが多数存在しており、それらが濃いシミや肌全体のトーンダウンの原因であると判明した。

 そこで、ケラチノサイトの分裂様式をコントロールしながらメラニンを排出しやすい健常な分布に戻すべく、ナツシロギクエキスをキー成分にした独自のコンプレックス成分を開発。新“ホワイトロジスト”で採用し、シミや乾燥くすみといった肌悩みの根本から解決する。さらに、2種の自然由来保湿成分を新たに配合し、保湿効果をさらに高めた。

 美白美容液“ホワイトロジスト”は、シミ・ソバカスの原因となるメラニンの生成をコントロールし、 白さの根源へとせまる「ロジカルホワイトニング」をコンセプトに04年に誕生した。これまで延べ242万人が使用し、「コスメデコルテ」の美白スキンケアシリーズの中で人気No.1(21年の売上総数比較)を誇る。

The post 「コスメデコルテ」が242万人愛用の美白美容液“ホワイトロジスト”を刷新 appeared first on WWDJAPAN.

「ランバン」が銀座に再出店 ディーン・フジオカも祝福

 「ランバン(LANVIN)」は、東京・銀座に新たな旗艦店、ランバン銀座店(LANVIN GINZA STORE)を11月26日にオープンした。オープン前日には、俳優でアーティストのディーン・フジオカがスペシャルゲストとして来場。グレース・チャオ(Grace Zhao)=ランバン ジャパンCEOらとテープカットを行った。

 新店舗は、地下1階がメンズ、1階がシューズ&バッグ、2階がウィメンズ、3階がVIPルームの4フロア構成。「ランバン」の創業者ジャンヌ・ランバン(Jeanne Lanvin)の家のリビングルームや日本家屋、ブランドを代表する香水“アルページュ(Arpege)”の香水瓶などをインスピレーション源として、フランスと日本を融合させた空間に仕上げた。

 店内の壁には、日本の書道家であるhiro(河内裕実)による作品や、パリの画家ポーリン・レイラヴォー(Pauline Leyravaud)の絵を描いたほか、彫刻家のフレデリック・ウィットル(Frederique Whittle)とロヴ・ウィットル(Rob Whittle)による、鳥がモチーフの彫刻を設置した。

 またオープンを記念して、コラージュアーティストの河村康輔によるアート展“REMIX the TIME EXHIBITION by Kosuke Kawamura”を地下1階で12月4日まで実施している。同氏を代表するシュレッダーコラージュを用いて、ジャンヌ・ランバンによるアーカイブと、現在のクリエイティブ・ディレクターであるブルーノ・シアレッリ(Bruno Sialelli)の最新コレクションを題材に、作品を制作した。

 「ランバン」は以前も銀座に旗艦店を構えていたものの、本国出資100%だった旧体制のランバン ジャパンの解散によって2019年7月に閉店していた。

■LANVIN GINZA STORE
住所:東京都中央区銀座5-4-7
営業時間:11:00〜20:00

The post 「ランバン」が銀座に再出店 ディーン・フジオカも祝福 appeared first on WWDJAPAN.

「ア ベイシング エイプ®」×英セレクトショップEND.のコラボコレクション “ボウリング”をテーマに

 「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」は12月3日、英国のセレクトショップ、エンド(END.)とのコラボカプセルコレクションを発売する。ベイプエクスクルーシブ青山店とドーバー ストリート マーケット ギンザ、「ア ベイシング エイプ®」の公式オンラインストアで扱う。

 同コレクションは“BOWLING”と題され、その名の通りボウリングとそれにまつわるファッション、カルチャーにフォーカスする。例えばスニーカーの“ベイプスタ”(2万9700円税込、以下同)もバーガンディーとダークグリーンのスプリットカラーとし、ボウリングシューズをイメージ。さらに、クロームコーティングを施したシューレースステーとインソールに“END.”の文字をあしらう。ほかにもボウリングシャツ(2万4200円)やスタジャン(9万2840円)をラインアップする。

The post 「ア ベイシング エイプ®」×英セレクトショップEND.のコラボコレクション “ボウリング”をテーマに appeared first on WWDJAPAN.

「トミー ヒルフィガー」が新ライン「THモノグラム」始動 “ニュープレッピー”で、ブランドの新章へ

 「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」は、2022-23年秋冬シーズンに、ブランドのシグネチャーを再解釈した新ライン「THモノグラム」を発売した。DNAのプレッピースタイルに、エレガンスやストリートなどのエッセンスを加えたコレクションは、「T」と「H」で構成したタイムレスなグラフィックが特徴だ。さらにスリム&フィットなシルエット、素材使いの進化で、“クラシカルで新しい”真の「トミー ヒルフィガー」らしさを提案する。

グラフィック界の鬼才と生み出した
普遍的なグラフィック

 「THモノグラム」のグラフィックは、イギリス・ロンドンを拠点に、多くのファッションブランドやグローバルブランドとコラボレーションするグラフィック界の鬼才ファーガス・パーセル(Fergus Purcell)がデザインした。

 同氏は、今回のコラボレーションについて「ブランドの魅力は、インパクトがあり、とてもカラフルで、自信と期待に満ちていることだ。これらのインスピレーション源が、私のデザインの原動力となり、新しくアイコニックでありながら、今までも存在していたかのようなものを作りたいと思わせてくれた」とコメント。ストリートカルチャーへの深い造詣とユニークなアプローチにより、膨大なアーカイブから見つけ出した「TH」のモチーフが、時を越えて大胆に生まれ変わった。

日本の人気インフルエンサーが
私物ミックスでセルフスタイリング!

 コレクションの発売に合わせて、日本では次世代の人気インフルエンサーが、私物ミックスのセルフスタイリングを披露。フリースタイルフットボーラーのカザネ(Kazane)、モデルののせりん、ミュージシャンのジン・カワグチやメイリン(Meirin)、ユーチューバーの中町綾、ラッパーのトヨミ(Toyomi)の個性豊かな6人が、思い思いのリアルクローズへと落とし込んだ。

レイヤードで楽しむ
洗練された素材使い

 ブランドのシグネチャーカラーであるバーガンディ、ネイビー、スノーホワイトを基調にしたコレクションは、洗練された素材使いも魅力だ。プレミアムウールやリサイクルポリエステル糸、リサイクルダウンなどを用いることで、環境に配慮しながら上質さを追求。刺しゅうや格子プリント、編地など、さまざまなテクニックでモノグラムが発展する、こだわりのカジュアルウエアは、性別もジャンルも問わないレイヤードスタイルを完成させてくれる。

TEXT ANRI MURAKAMI
問い合わせ先
トミー ヒルフィガー カスタマーサービス
0120-266-484

The post 「トミー ヒルフィガー」が新ライン「THモノグラム」始動 “ニュープレッピー”で、ブランドの新章へ appeared first on WWDJAPAN.

WE RECOMMEND: BLACK LEATHER ITEMS

ホリデーシーズンを前に、バーニーズ ニューヨークではさまざまなレザーアイテムを豊富に取り揃えています。

1 WE RECOMMEND: BLACK LEATHER ITEMS

今回はその中でもバーニーズ ニューヨークのコーポレートカラーでもある”ブラック”をキーカラーとして、おすすめの商品をご紹介します。

 

まずは英国王室御用達の証であるロイヤルワラントを擁する<スマイソン>のレザーアイテム。

2 WE RECOMMEND: BLACK LEATHER ITEMS

SMYTHSON

ロングウォレット 品番:2180320 ¥55,000(税込)

二つ折りウォレット 品番:2180316 ¥50,600(税込)

カードケース 品番:2180318 ¥28,600(税込)

ペンケース 品番:2180319 ¥35,200(税込)

ノートブック 品番:2180317 ¥19,800(税込)

 

3 WE RECOMMEND: BLACK LEATHER ITEMS

クロコ型押しのカーフレザー”マラ”シリーズに、これまで存在しなかったブラックがバーニーズ ニューヨークのエクスクルーシヴカラーとして誕生しました。

内側のレザーをブラックで統一し、シルバーのロゴスタンプと金具を組み合わせた、スタイリッシュな仕上がりです。

 

中でもおすすめはこちらのペンケースとノートブックです。

4 WE RECOMMEND: BLACK LEATHER ITEMS

ノートブックは書き心地のよいペールブルーのフェザーウェイト紙で、ページのエッジ部分もシルバーに統一しています。

5 WE RECOMMEND: BLACK LEATHER ITEMS

上質なビジネスシーンを演出するステーショナリーアイテムは、特別な相手への贈り物にもおすすめです。

 

今シーズン<バーニーズ ニューヨーク>オリジナルコレクションでは、素材と作りにこだわったハイクオリティシリーズを提案しています。

こちらは、飛騨牛レザーを贅沢に使い、国内有数の鞄工房で丹念に作り上げた純国産のバッグ。

6 WE RECOMMEND: BLACK LEATHER ITEMS

BARNEYS NEW YORK

クラッチバッグ 品番:2188599 ¥35,200(税込)

フラップ付きブリーフケース 品番:2188597 ¥79,200(税込)

バックパック 品番:2188598 ¥82,500(税込)

 

7 WE RECOMMEND: BLACK LEATHER ITEMS

食肉用黒毛和牛の副産物を国内タンナーでなめしたレザーは、育ちのよさを感じさせる上品なシボの入った表情が特徴。

柔らかく、もっちりとした質感に加えて軽さもあり、手に取った際にほかのレザーとの感触の違いが感じられます。

8 WE RECOMMEND: BLACK LEATHER ITEMS

その中でも、ぜひご紹介したいのがこちらのフラップ付きブリーフケース。

角がラウンドしたフラップがアクセントの、レザーの質感や作りの良さが際立つシンプルなデザインです。

9 WE RECOMMEND: BLACK LEATHER ITEMS

内側はディア調のスエード生地を採用し、荷物を出し入れする際にも上質さを感じられる仕様に。

一見マチが薄くコンパクトに見えますが、サイドスナップを開くと十分な容量があります。

各種ポケットやペン差し、鍵などを取り付けるためのレザーコードも備えています。

10 WE RECOMMEND: BLACK LEATHER ITEMS

外側の背面にあるスリットポケットにはスマホなどすぐに出し入れするものを収納できます。

11 WE RECOMMEND: BLACK LEATHER ITEMS

また、床置きも想定して底鋲も取り付けています。

さまざまな機能を盛り込みながらも、ビジネスシーンでスマートにお持ちいただける洗練された表情に仕上がったバランスのよい一品です。

 

つづいては、フランスの名門タンナー デュプイ社のレザーを使用したレザーアイテム。

12 WE RECOMMEND: BLACK LEATHER ITEMS

BARNEYS NEW YORK

ロングウォレット 品番:2188600 ¥66,000(税込)

カードケース 品番:2188603 ¥25,300(税込)

コインポケット付きカードケース 品番:2188602 ¥28,600(税込)

キーポーチ 品番:2188604 ¥25,300(税込)

二つ折りウォレット 品番:2188601 ¥49,500(税込)

 

13 WE RECOMMEND: BLACK LEATHER ITEMS

本シリーズに採用した素材はマット加工をほどこしたシュリンクレザーの“バブルカーフ”。

手に吸い付くようなキメの細かさがあり、ソフトでもっちりとした質感が特徴です。

14 WE RECOMMEND: BLACK LEATHER ITEMS

今回は内側にも同じレザーを贅沢に使用することで、日々上質さを感じられるようなハイエンドなシリーズを目指しました。

 

15 WE RECOMMEND: BLACK LEATHER ITEMS

中でも一際目を引くのがこちらのキーポーチ。

特徴的な丸みのあるフォルムで、大ぶりなスマートキーもゆったり収納することができます。

17 WE RECOMMEND: BLACK LEATHER ITEMS

内側にはキーリングを備えており、本体から鍵だけを出して使用することも可能です。

16 WE RECOMMEND: BLACK LEATHER ITEMS

底板のかわりとなるレザーの下にはカードキーを収納可能で、鍵回りをこちら一つでスマートに持ち運ぶことが可能。

ほかにもコインケースや目薬・リップなどの小物を収納するポーチとしてなど、さまざまなご用途でお使いいただけます。

18 WE RECOMMEND: BLACK LEATHER ITEMS

思わずさわっていたくなるような質感のよさも特徴です。

使い勝手に優れながら少し新しさも感じられる、ギフトにもおすすめの一品です。

 

各アイテムはオンラインストアでもご確認いただけます。

店頭には今回ご紹介しきれなかったアイテムもたくさんご用意しています。

ご来店を心よりお待ちしております。

スマホケース「ケースティファイ」が米国に初出店 25年までにグローバルで100店新規出店

 ECを主販路にする香港発のテックアクセサリーブランド「ケースティファイ(CASETIFY)」は11月、米カリフォルニアのシリコンバレーの都市サンタクララの商業施設に、米国1号店をオープンした。出店に合わせて、売上高が2020年時点で1億2500万ドル(約172億5000万円)を超えており、過去5年間の平均成長率が70%増、22年の売上高は3億ドル(約414億円)超の見込みであると公表した。11年の設立以来、売上高を公表したのは初めて。

 「ケースティファイ」はカスタマイズできるスマホケースが主力商品で、人気ブランドやアニメなどのコンテンツとのコラボレーション企画も盛ん。ECがメインだが、実店舗を20年に香港で初めてオープンし、現在アジア太平洋地域と米国にポップアップ1店を含め21店を構える。うち、日本は渋谷パルコや新宿マルイなどに5店がある。「今後豪シドニー、上海、ソウルなどでも出店を計画している」(発表資料から)と言い、「最も売り上げシェアが高い米国では25年までに20店のオープンを計画、グローバルでは25年までに100店規模の新規出店をする」。

 日本でも2〜3年のうちに20店規模まで拡大する考え。実店舗の出店加速とオムニチャネル強化により、「25年までに売上高30億ドル(約4140億円)」という大きな目標を掲げている。

The post スマホケース「ケースティファイ」が米国に初出店 25年までにグローバルで100店新規出店 appeared first on WWDJAPAN.

スマホケース「ケースティファイ」が米国に初出店 25年までにグローバルで100店新規出店

 ECを主販路にする香港発のテックアクセサリーブランド「ケースティファイ(CASETIFY)」は11月、米カリフォルニアのシリコンバレーの都市サンタクララの商業施設に、米国1号店をオープンした。出店に合わせて、売上高が2020年時点で1億2500万ドル(約172億5000万円)を超えており、過去5年間の平均成長率が70%増、22年の売上高は3億ドル(約414億円)超の見込みであると公表した。11年の設立以来、売上高を公表したのは初めて。

 「ケースティファイ」はカスタマイズできるスマホケースが主力商品で、人気ブランドやアニメなどのコンテンツとのコラボレーション企画も盛ん。ECがメインだが、実店舗を20年に香港で初めてオープンし、現在アジア太平洋地域と米国にポップアップ1店を含め21店を構える。うち、日本は渋谷パルコや新宿マルイなどに5店がある。「今後豪シドニー、上海、ソウルなどでも出店を計画している」(発表資料から)と言い、「最も売り上げシェアが高い米国では25年までに20店のオープンを計画、グローバルでは25年までに100店規模の新規出店をする」。

 日本でも2〜3年のうちに20店規模まで拡大する考え。実店舗の出店加速とオムニチャネル強化により、「25年までに売上高30億ドル(約4140億円)」という大きな目標を掲げている。

The post スマホケース「ケースティファイ」が米国に初出店 25年までにグローバルで100店新規出店 appeared first on WWDJAPAN.

「ナイキ」から「ゴアテックス」の“エア ジョーダン 5”が登場

 「ナイキ(NIKE)」は、防水透湿性素材「ゴアテックス(GORE-TEX)」を用いたスニーカー“エア ジョーダン 5(AIR JORDAN 5)”を12月1日に「ナイキ」の公式アプリ「SNKRS」などで発売する。価格は2万6400円(税込)。

 スニーカー全体は、1990年に発表したオリジナルカラー“メタリック(METALLIC)”を彷ふつとさせるブラックが基調で、アッパーの表地には主にヌバックを、裏地には「ゴアテックス」を、シュータンにはリフレクティブ素材を採用した。左右のヒール横に刺しゅうした“23”と“GORE-TEX”の文字をはじめ、シュータンとヒールのジャンプマンロゴ、ミッドソールのサメの歯形のようなデザインなどにレッドカラーを取り入れている。

The post 「ナイキ」から「ゴアテックス」の“エア ジョーダン 5”が登場 appeared first on WWDJAPAN.

「無印良品」 アヒージョやピザを通じた“地域土着化”

 「無印良品」を運営する良品計画は、食品の地産地消に本腰を入れる。出店するエリアで名産品だけでなく、十分に良さが広まってない農産物や海産物などを使った新商品を開発。地域内での“ローカルサプライチェーン”の構築を目指す。世界中に供給網を広げることで大量生産と低価格を実現してきた「無印良品」にとって新機軸になる。

 関西限定で11月11日に発売された加工食品は、「無印良品」のローカルサプライチェーンを象徴するものだ。「街かどあぐりにしなり よろしい茸工房」(大阪市西成区)のきのこを使ったアヒージョ、スープ、醤油糀だれ、きのこごはん。よろしい茸工房は、高齢者の健康や障害者の就労訓練、雇用の場として農業と福祉の連携プロジェクトを推進する福祉農園である。地元の食品加工業の幸南食糧(大阪府松原市)と、糀製造販売の糀屋雨風(大阪市堺市)との協業で商品化にこぎつけた。

 地域開発商品担当マネージャーの藤林亮氏は、よろしい茸工房で最初に目にした光景が忘れられない。「コロナ禍で食材の大量廃棄が問題になっていた頃。在庫の山となっていたしいたけを目の当たりにし、なんとかしないといけないと使命感にかられた。まずは当社が運営するレストラン『カフェ&ミールMUJI』の食材として仕入れ、2年がかりで加工食品にすることができた」

地域の課題解決に貢献する

 良品計画は、2024年8月期を最終年度とした中期経営計画のなかで「無印良品の生活圏構想」を掲げる。日常生活の基本を支える存在となり、地域課題の解決や町づくりに貢献することで「地域への土着化」を2030年に実現するというものだ。

 そのために地域と連携して生活圏への出店を加速し、店舗をコミュニティセンターと位置付ける地域密着型事業モデルの構築に取り組んでいる。その役割を担うのが、21年9月に開設された「地域事業部」だ。

 現在、北海道、信越、群馬、茨城、千葉、北陸、横浜南、岐阜、近畿、広島の国内10地域に地域事業部を設置。自ら手を上げて名乗り出た人が各事業部の責任者となり、出店計画から限定・独自商品の開発までを行う。食の専門売り場を備える大型店1号で、18年の開業当時、世界最大だったイオンモール堺北花田店(大阪府堺市)は近畿事業部が担当する。近畿事業部は京都、滋賀、奈良、南大阪、和歌山に現在34店舗を展開する。今後は地元で信頼されている食品スーパーの横など生活圏に600坪超で出店し、2年後50店舗をめざす。

 近畿事業部長で執行役員の松枝展弘氏が、堺北花田店の開業当時を振り返る。

 「当時、すでに従来型の都市型ライフスタイルに少し違和感を感じていた。人と人の関係が分断され、距離感が難しくなってきているのではと。そこで、地域と一体となった『無印良品』のモデル店舗を堺北花田に出店した。狙いはあたり、毎年成長を続けている」

 人と人をつなぐことをめざした堺北花田店では、地元の生産者と生活者をつなぎ、顔の見える関係づくりに尽力してきた。マルシェ型イベント「つながる市」を開くだけでなく、店舗スタッフ自ら産地を訪ね、ストーリーをまとめた取材レポートを発行。生産者と生活者が一緒に考えたり、試食しておいしさを共有したりするイベントも行なっている。

 「地域とつながるには、食が一番大事になってくる。食の周りには着るものも暮らしもあり、そのなかから『無印良品』が今後考えるべきテーマが見えてくるはず」と、松枝氏は話す。

 堺北花田店と京都山科店では、地域の老舗や事業者と協業し、店舗内テナントの開発にも挑戦した。さらに昨今は、生産者とともに農業や漁業、林業など一次産業の課題に取り組み、商品化に注力してきた。近畿事業部では、南大阪と京都を中心に地域と共同開発した35アイテムを既に販売。2年後には100アイテムまで増やす考えだ。

生産量が減っていた特産ネギを使う

 2年前に発売してヒットしたのは、難波ネギを使ったアヒージョだった。なにわの伝統野菜である難波ネギは独特の強いぬめりがあり、加工用機械を通らないため、近年生産量が減少していた。流通量を増やしてほしいという難波ネギ普及委員会からの依頼を受け、食品加工業の幸南食糧と共同開発した。また近畿事業部で一番人気の共同開発商品は、京都府京田辺市の杉田農園で栽培されたトマトを使ったピッツァマルゲリータ。1枚850円で、月間約1800枚も売れるという。

 地域事業部が最終的にめざすのは、地域内でローカルサプライチェーンを構築することだ。グローバルサプライチェーンとして店舗拡大する「無印良品」だが、今後の日本社会を考えると、食だけでなくあらゆるものが分散型にならざるを得ないという。

 松枝氏は「本部の支援を受けながら地域で商品開発できる態勢を作っていく。ようやくその一歩を踏み出せた」は言う。事業部でローカルサプライチェーンを組み立てるなかで、いずれは生産にも関わりたいという個人的な夢も抱いている。

The post 「無印良品」 アヒージョやピザを通じた“地域土着化” appeared first on WWDJAPAN.

同じ年齢でも老化スピードが異なる⁉ その鍵を握る成分「プロテオグリカン」ってなに?

 同じ年齢でも、若々しく見える人もいれば年齢より上に見える人もいる。それは、老化の速度「ペース・オブ・エイジング(以下、POA)」が異なるから。このPOAがゆっくりの人は体も見た目も若さを維持でき、速い人は老化の進行が速い。ニュージランドの同じ町で生まれた同じ年齢の住民約1000人を26〜45歳まで追求してPOAを算出※1した研究※2によると、同じ1年でも速い人は2.44年分も老化が進み、遅い人は0.4年分しか老化が進んでいないことが判明。さらに、POAには遺伝要因が2〜3割、環境要因が7〜8割ほど関わっているという。つまり環境を整えることでいつまでも若く見える状態をつくることができるということ。POAがスローな人の大きな特徴に、見た目の若々しさや滑らかで弾力のある“艶肌”があるが、この“艶肌”づくりに注目したいのが「プロテオグリカン」という成分だ。

※1 : 免疫系、代謝系、歯科系など19種類の生体データを収集し、POAを算出
※2 : Maxwell L. Elliott et al., Nat Aging. 2021

美容成分を生み出す
線維芽細胞の数を維持することが
“艶肌”に重要

  “艶肌”は、表皮とその内側に存在する真皮がともに健康な状態であることで初めてかなう。表皮はキメを細かく整えることで肌を滑らかに見せる一方、真皮は肌にハリを生み出すからだ。真皮は、線維芽細胞とそこから生み出される美肌に欠かせないコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチン、「プロテオグカン」などの成分から成り立っており、“艶肌”のベースとなる弾力やハリをつくる土台となっている。ただ、いずれの成分も加齢によって減少し、弾力やハリが失われていく。その根本的な対策が4つの美肌成分を生み出している線維芽細胞の数を維持して美肌成分を産出し続けること。それが外見の若々しさにもつながる。

ヒアルロン酸に匹敵する
保水能力を有する
「プロテオグリカン」

 その線維芽細胞から生み出される美容成分の中でも、美肌につながる成分として期待されているのが「プロテオグリカン」だ。「プロテオグリカン」は人間を含む全ての動物の体内に広く存在しており、細胞の増殖や軟骨再生の促進、保湿や抗炎症に作用する。皮膚においては弾力や潤いを生み出し、関節の軟骨ではクッションのような働きをする。その「プロテオグリカン」の注目すべき機能の一つが保水効果だ。「プロテオグリカン」の特徴的な構造が、スポンジのように水分を抱えるため、保水性に非常に優れており、その能力はヒアルロン酸に匹敵するほど。その肌への保水性・弾力性・潤滑性の高さを活かし、化粧品などへの「プロテオグリカン」応用が進んでおり、細胞の増殖や分化、免疫機構の調整にも深く関わっていることから、健康食品や医療分野などへの応用も進行している。

「プロテオグリカン」が、
“艶肌”の要である線維芽細胞の
増殖を促進

 線維芽細胞が美容成分を生み出していることは先に述べたが、「プロテオグリカン」は、線維芽細胞そのものの増加を促進する働きがあることが細胞試験によって認められている。細胞試験では、ヒトの正常な真皮線維芽細胞に、濃度50・100 μg/mLの「プロテオグリカン」を添加したところ、非添加の細胞に比べて、線維芽細胞の数が有意に増加した。「プロテオグリカン」が線維芽細胞に働きかけ増殖させたことで、コラーゲンとヒアルロン酸の産出も促進され、皮膚の潤い向上や弾力低下に効果的だと考えられる。

 体の内側から真皮に働きかけて、“艶肌”へと導く「プロテオグリカン」は多くの化粧品に活用されているが、より手軽に取り入れられる食品も続々と開発。青森では鮭頭部の鼻軟骨から「プロテオグリカン」の量産化を実現するなど、安定供給の体制も確立した。インナーケアでの「プロテオグリカン」を毎日の美容習慣にする動きが本格化している。

奈部川貴子美容アナリストに
聞く、
「プロテオグリカン」の活用法 

WWDJAPAN(以下、WWD):美容アナリストから見て、「プロテオグリカン」の魅力とは?

奈部川貴子美容アナリスト(以下、奈部川):「プロテオグリカン」は縁の下の力持ち的存在。美容成分としてのコラーゲンの役割は広く知られていると思うが、「プロテオグリカン」はその活躍を陰で支える敏腕マネージャーといったところ。実は以前から化粧品には多く採用されているが、細分化された名称が使われていることもあり、実力はしっかりあるのに存在が地味で脚光を浴びることがなかった。昨今はインナーケア商品も数多く開発されていることから、今後はネクストコラーゲンとして、その分野で注目されるのではないだろうか。

WWD:「プロテオグリカン」をインナーケアで取り入れることのメリットとは?

奈部川:肌のハリやたるみのケアに化粧品を用いるわけだが、基本、化粧品が働きかけるのは表皮のみ。真皮にまでアプローチするために、インナーケアで取り入れるのは賢い方法だと思う。今、美容医療ではハリやたるみの改善にフィラーを行うが、美容医療までは踏み込めない、でも化粧品のスキンケアだけでは不安という人がとても多い。プロテオグリカンをインナーケアで取り入れることで“飲むフィラー”になると思う。実際、私の施術サロン「KAOYOMIサロン」にも3年くらい愛飲されているお客様がいらして、施術していても確かなハリを感じる。

WWD:今後、「プロテオグリカン」に期待することは?

奈部川:さらに気軽にインナーケアに活用するために、サプリというよりグミやビーンズになっていたり、チョコレートに含まれていたりなどフードライクなものが登場するといい。最近は、 “スキンテレクチャルズ” “成分党”などと呼ばれている成分に強い関心を持つ若い世代が増えている。そういう人達にもヒットすることを期待したい。

TEXT:YOSHIE KAWAHARA

問い合わせ先
一丸ファルコス
contact@ichimaru.co.jp

The post 同じ年齢でも老化スピードが異なる⁉ その鍵を握る成分「プロテオグリカン」ってなに? appeared first on WWDJAPAN.

同じ年齢でも老化スピードが異なる⁉ その鍵を握る成分「プロテオグリカン」ってなに?

 同じ年齢でも、若々しく見える人もいれば年齢より上に見える人もいる。それは、老化の速度「ペース・オブ・エイジング(以下、POA)」が異なるから。このPOAがゆっくりの人は体も見た目も若さを維持でき、速い人は老化の進行が速い。ニュージランドの同じ町で生まれた同じ年齢の住民約1000人を26〜45歳まで追求してPOAを算出※1した研究※2によると、同じ1年でも速い人は2.44年分も老化が進み、遅い人は0.4年分しか老化が進んでいないことが判明。さらに、POAには遺伝要因が2〜3割、環境要因が7〜8割ほど関わっているという。つまり環境を整えることでいつまでも若く見える状態をつくることができるということ。POAがスローな人の大きな特徴に、見た目の若々しさや滑らかで弾力のある“艶肌”があるが、この“艶肌”づくりに注目したいのが「プロテオグリカン」という成分だ。

※1 : 免疫系、代謝系、歯科系など19種類の生体データを収集し、POAを算出
※2 : Maxwell L. Elliott et al., Nat Aging. 2021

美容成分を生み出す
線維芽細胞の数を維持することが
“艶肌”に重要

  “艶肌”は、表皮とその内側に存在する真皮がともに健康な状態であることで初めてかなう。表皮はキメを細かく整えることで肌を滑らかに見せる一方、真皮は肌にハリを生み出すからだ。真皮は、線維芽細胞とそこから生み出される美肌に欠かせないコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチン、「プロテオグカン」などの成分から成り立っており、“艶肌”のベースとなる弾力やハリをつくる土台となっている。ただ、いずれの成分も加齢によって減少し、弾力やハリが失われていく。その根本的な対策が4つの美肌成分を生み出している線維芽細胞の数を維持して美肌成分を産出し続けること。それが外見の若々しさにもつながる。

ヒアルロン酸に匹敵する
保水能力を有する
「プロテオグリカン」

 その線維芽細胞から生み出される美容成分の中でも、美肌につながる成分として期待されているのが「プロテオグリカン」だ。「プロテオグリカン」は人間を含む全ての動物の体内に広く存在しており、細胞の増殖や軟骨再生の促進、保湿や抗炎症に作用する。皮膚においては弾力や潤いを生み出し、関節の軟骨ではクッションのような働きをする。その「プロテオグリカン」の注目すべき機能の一つが保水効果だ。「プロテオグリカン」の特徴的な構造が、スポンジのように水分を抱えるため、保水性に非常に優れており、その能力はヒアルロン酸に匹敵するほど。その肌への保水性・弾力性・潤滑性の高さを活かし、化粧品などへの「プロテオグリカン」応用が進んでおり、細胞の増殖や分化、免疫機構の調整にも深く関わっていることから、健康食品や医療分野などへの応用も進行している。

「プロテオグリカン」が、
“艶肌”の要である線維芽細胞の
増殖を促進

 線維芽細胞が美容成分を生み出していることは先に述べたが、「プロテオグリカン」は、線維芽細胞そのものの増加を促進する働きがあることが細胞試験によって認められている。細胞試験では、ヒトの正常な真皮線維芽細胞に、濃度50・100 μg/mLの「プロテオグリカン」を添加したところ、非添加の細胞に比べて、線維芽細胞の数が有意に増加した。「プロテオグリカン」が線維芽細胞に働きかけ増殖させたことで、コラーゲンとヒアルロン酸の産出も促進され、皮膚の潤い向上や弾力低下に効果的だと考えられる。

 体の内側から真皮に働きかけて、“艶肌”へと導く「プロテオグリカン」は多くの化粧品に活用されているが、より手軽に取り入れられる食品も続々と開発。青森では鮭頭部の鼻軟骨から「プロテオグリカン」の量産化を実現するなど、安定供給の体制も確立した。インナーケアでの「プロテオグリカン」を毎日の美容習慣にする動きが本格化している。

奈部川貴子美容アナリストに
聞く、
「プロテオグリカン」の活用法 

WWDJAPAN(以下、WWD):美容アナリストから見て、「プロテオグリカン」の魅力とは?

奈部川貴子美容アナリスト(以下、奈部川):「プロテオグリカン」は縁の下の力持ち的存在。美容成分としてのコラーゲンの役割は広く知られていると思うが、「プロテオグリカン」はその活躍を陰で支える敏腕マネージャーといったところ。実は以前から化粧品には多く採用されているが、細分化された名称が使われていることもあり、実力はしっかりあるのに存在が地味で脚光を浴びることがなかった。昨今はインナーケア商品も数多く開発されていることから、今後はネクストコラーゲンとして、その分野で注目されるのではないだろうか。

WWD:「プロテオグリカン」をインナーケアで取り入れることのメリットとは?

奈部川:肌のハリやたるみのケアに化粧品を用いるわけだが、基本、化粧品が働きかけるのは表皮のみ。真皮にまでアプローチするために、インナーケアで取り入れるのは賢い方法だと思う。今、美容医療ではハリやたるみの改善にフィラーを行うが、美容医療までは踏み込めない、でも化粧品のスキンケアだけでは不安という人がとても多い。プロテオグリカンをインナーケアで取り入れることで“飲むフィラー”になると思う。実際、私の施術サロン「KAOYOMIサロン」にも3年くらい愛飲されているお客様がいらして、施術していても確かなハリを感じる。

WWD:今後、「プロテオグリカン」に期待することは?

奈部川:さらに気軽にインナーケアに活用するために、サプリというよりグミやビーンズになっていたり、チョコレートに含まれていたりなどフードライクなものが登場するといい。最近は、 “スキンテレクチャルズ” “成分党”などと呼ばれている成分に強い関心を持つ若い世代が増えている。そういう人達にもヒットすることを期待したい。

TEXT:YOSHIE KAWAHARA

問い合わせ先
一丸ファルコス
contact@ichimaru.co.jp

The post 同じ年齢でも老化スピードが異なる⁉ その鍵を握る成分「プロテオグリカン」ってなに? appeared first on WWDJAPAN.

LVMH、伊ジュエリーメーカーを買収 取引額は非公開

 LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は11月25日、イタリアのジュエリーメーカー、ペデモンテ・グループ(PEDEMONTE GROUP)を買収した。取引額は明らかにされていない。

 ペデモンテ・グループは、2020年に投資会社エキノックス・インベストメント(EQUINOX INVESTMENTS)のファンドが設立。ジュエリーの大規模生産を得意とするヴィラ・ペデモンテ・アトリエ(VILLA PEDEMONTE ATELIER)や、金細工を専門とするヴェンドラファ・ロンバルディ(VENDORAFA LOMBARDI)などを保有している。拠点はイタリア北部に2カ所、パリに1カ所あり、従業員は職人を含めおよそ350人。なお、ヴィラ・ペデモンテ・アトリエは以前からさまざまなラグジュアリーブランドと協業しており、LVMH傘下のブランドとも提携している。

 LVMHのトニ・ベローニ(Toni Belloni)=デピュティー・マネジング・ディレクターは、「今回の戦略的な買収は、当社の傘下メゾンのさらなる成長に寄与し、ジュエリー分野におけるリーダーシップをいっそう強化してくれるだろう」とコメントし、ジュエリーの生産能力の拡大が狙いであることを示した。

 同社のウオッチ&ジュエリー部門は、20年12月に総額158億ドル(約2兆1804億円)で買収した「ティファニー(TIFFANY & CO.)」のほか、「ブルガリ(BVLGARI)」「ショーメ(CHAUMET)」「フレッド(FRED)」「ウブロ(HUBLOT)」「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」などを擁している。また、「ルイ・ヴィトン」や「ディオール(DIOR)」などのブランドもそれぞれハイジュエリーを展開している。

The post LVMH、伊ジュエリーメーカーを買収 取引額は非公開 appeared first on WWDJAPAN.

LVMH、伊ジュエリーメーカーを買収 取引額は非公開

 LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は11月25日、イタリアのジュエリーメーカー、ペデモンテ・グループ(PEDEMONTE GROUP)を買収した。取引額は明らかにされていない。

 ペデモンテ・グループは、2020年に投資会社エキノックス・インベストメント(EQUINOX INVESTMENTS)のファンドが設立。ジュエリーの大規模生産を得意とするヴィラ・ペデモンテ・アトリエ(VILLA PEDEMONTE ATELIER)や、金細工を専門とするヴェンドラファ・ロンバルディ(VENDORAFA LOMBARDI)などを保有している。拠点はイタリア北部に2カ所、パリに1カ所あり、従業員は職人を含めおよそ350人。なお、ヴィラ・ペデモンテ・アトリエは以前からさまざまなラグジュアリーブランドと協業しており、LVMH傘下のブランドとも提携している。

 LVMHのトニ・ベローニ(Toni Belloni)=デピュティー・マネジング・ディレクターは、「今回の戦略的な買収は、当社の傘下メゾンのさらなる成長に寄与し、ジュエリー分野におけるリーダーシップをいっそう強化してくれるだろう」とコメントし、ジュエリーの生産能力の拡大が狙いであることを示した。

 同社のウオッチ&ジュエリー部門は、20年12月に総額158億ドル(約2兆1804億円)で買収した「ティファニー(TIFFANY & CO.)」のほか、「ブルガリ(BVLGARI)」「ショーメ(CHAUMET)」「フレッド(FRED)」「ウブロ(HUBLOT)」「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」などを擁している。また、「ルイ・ヴィトン」や「ディオール(DIOR)」などのブランドもそれぞれハイジュエリーを展開している。

The post LVMH、伊ジュエリーメーカーを買収 取引額は非公開 appeared first on WWDJAPAN.

「ポータークラシック」が銀座店をオープン 内装は“帆船”をテーマに映画界のキーマンが担当

 ポータークラシック(東京、吉田玲雄社長)は12月6日、「ポータークラシック(PORTER CLASSIC)」銀座をオープンする。面積は約100㎡で、内装は“旅する帆船”をテーマに映画美術監督の種田陽平と東宝映像美術が手掛ける。

 吉田克幸ポータークラシック会長を船長に見立てた仕事部屋や、“お針子”たちのアトリエ、クルーのためのプライベートシアターなどを構える。ポータークラシックは、「『ポータークラシック』のモノ作り、およびその世界観を体感できる空間で、買い物も楽しんでいただける」と話す。

 「ポータークラシック」は同店のオープンを記念して、ブランドを象徴する一点物の“古生地ジャケット”や刺子シリーズの新作、吉田会長のビンテージコレクションや銀座店限定商品をラインアップする。

 種田は、クエンティン・タランティーノ(Quentin Tarantino)監督の映画「キル・ビル」やスタジオジブリ作品の「思い出のマーニー」を手掛け、東京2020オリンピック・パラリンピックの開閉会式では舞台美術を担当。

 東宝映像美術は1970年に創業。映画やテレビ、CMの美術に携わる。近年は、その技術を生かして全国のテーマパークや商業施設、イベント分野にも活動の場を広げる。

■「ポータークラシック」銀座
オープン日:12月6日
時間:12:00〜20:00
定休日:無休
住所:東京都中央区銀座5-1 銀座ファイブ2階

The post 「ポータークラシック」が銀座店をオープン 内装は“帆船”をテーマに映画界のキーマンが担当 appeared first on WWDJAPAN.

神宮前交差点で建設中の商業施設、開業は24年春 東急不動産が発表

 東急不動産、神六再開発は29日、東京・原宿で建設する「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業」の商業施設を2024年春に開業すると発表した。表参道と明治通りの交差点にあった旧オリンピアアネックスビルなどの跡地に、地上9階・地下3階で構成する延べ床面積約1万9940平方メートルのビルを建築し、商業施設、公共公益施設、鉄道用変電施設、駐車場などを入れる。建物は23年8月に竣工する予定。

 商業施設の概要は明らかになっていない。東急不動産は交差点を挟んで斜向かいにある東急プラザ表参道・原宿も運営している。

The post 神宮前交差点で建設中の商業施設、開業は24年春 東急不動産が発表 appeared first on WWDJAPAN.

ナノ・ユニバースのゴルフ「ビーツ・パー・ミニット」がモデル月本えりとコラボ ニットとスカートを発売

 ナノ・ユニバースのゴルフウエアブランド「ビーツ・パー・ミニット(BEATS PER MINUTE)」は、モデルの月本えりとコラボした2つの商品を発売した。

 “バンカーシリーズ”と題して、ベージュ系の落ち着いたトーンで提案する。アーガイル柄のモヘアニットが1万7600円(税込、以下同)、切り替えデザインの台形型スカートが1万3750円だ。

 「ビーツ・パー・ミニット」は、「女性らしいシルエットと、ゴルフ場の緑に映えるカラーが特徴」と話す。

 月本は1984年3月3日生まれ、神奈川県出身。「セブンティーン(SEVENTEEN)」(集英社)などでモデルを務め、近年はゴルフに傾倒。インスタグラム(@erinkogolf)などを通じて情報を発信している。

The post ナノ・ユニバースのゴルフ「ビーツ・パー・ミニット」がモデル月本えりとコラボ ニットとスカートを発売 appeared first on WWDJAPAN.

ウィメンズを復活 進化する創業150周年のフレンチラグジュアリー「エス・テー・デュポン」

 創業150周年を迎えた「エス・テー・デュポン(S.T. DUPONT)」は、今でこそライターやペンを扱うラグジュアリーブランドとして名をはせているが、その原点はトランクやバッグなどのレザーアイテムだった。ナポレオン3世に始まりジャクリーン・ケネディやレオナルド・ディカプリオなどそうそうたるセレブリティーに愛されてきた「エス・テー・デュポン」は、その長い歴史からヒントを得て、さらに進化する。

「誰でも手に入れられるようでは
ラグジュアリーとは言えない」

WWD:創業者のシモン・ティソ・デュポンは、ナポレオン3世のカメラマンから転身して「エス・テー・デュポン」を立ち上げた。創業当初はレザーグッズブランドだったが、どういった経緯で現在の主力アイテムであるライターやペンを扱うようになったのか。

アラン・クルヴェ=エス・テー・デュポン社長(Alain Crevet以下、クルヴェ):シモンは、1870年に勃発した普仏戦争でスタジオが燃え、仕事を失うも、村でレザーを生産していたことからレザーケースやトランクをデザインするようになった。彼のトランクは、皇帝や皇后をはじめとする上流階級に気に入られて成功した。ライターを取り扱うようになったのは、1941年にパリを訪れたパティアラのマハラジャから、100人の妻のために100個のクラッチバッグと、バッグに合うゴールド製のライター100個の製作を依頼されたことがきっかけだった。また、73年には、ジャクリーン・ケネディからの依頼で彼女が愛用している特注ライターに合うペンを製作した。ライターもペンもそれまで扱ったことはなかったが、顧客の要望に応えた結果、現在の主力アイテムが生まれ、ビジネスが拡大した。

WWD:「エス・テー・デュポン」が大切にしていることは。

クルヴェ:皇帝や皇后のためにレザーグッズを作り始めたのがこのブランドの原点であり、その後もオードリー・ヘップバーンやパブロ・ピカソ、アンディ・ウォーホル、レオナルド・ディカプリオなど、特別な才能とチャレンジングな精神を持つ多くのセレブリティーの期待に応えてきた。だからこそ、“特別な人のために特別なものを”というのがわが社のモットーだ。

WWD:クルヴェ社長の考える“ラグジュアリー”とは。

クルヴェ:1シーズンで消費してしまうようなものは真のラグジュアリーではないと考えている。私にとってのラグジュアリーとは、“永続性”であり、“万人が手にできないもの”だ。例えば「エス・テー・デュポン」のペンは、金やプラチナなどの貴金属を使用し、ラッカー塗装を施している。60時間かけて全て手作業で作っているこのペンは、少々火であぶっても燃えないし、少しの高さから落としても壊れず、50年100年と使い続けることができる。「エス・テー・デュポン」こそ、真のラグジュアリーだ。

WWD:昨今は“インクルーシブ”であることがブランドに求められがちだが、“エクスクルーシブ”であることがラグジュアリーの条件だと考える?

クルヴェ:私は人が好きだし、インクルーシブという考え方も重要だと思う。しかし、ラグジュアリーとは、他人とは異なるものを求める人のためにある。ラグジュアリーブランドがインクルーシブであるかのように振る舞うのは必ずしも正解ではないし、高級ライターは万人のためのものではないと恐れずに言うべきだ。

原点からヒントを得た
「ウィメンズの復活」

 
WWD:150周年を迎えて、記念アイテムやイベントが目白押しだ。

クルヴェ:創業150周年を記念したアイテムは、喜びにあふれた150年の歴史をその色や形で表現している。「エス・テー・デュポン」のライターの特徴である点火するときの“クリングサウンド”も、幸せや喜びを体現する音色だ。アニバーサリーイヤーの締めくくりとして、フランスの工房に眠っていたアーカイブの展示と販売を行う。東京では2023年2月に同イベントを開催する予定だ。展示・販売するビンテージライターの中には80年以上昔に作られたものもあるが、その全てが今でも使用できる状態のものだ。

WWD:今後の戦略や目標は。

クルヴェ:これまでの歴史に立ち返り、ヘリテージを守っていくことも大切だが、未来について考えることも重要だ。これらを両立すべく、ウィメンズカテゴリーの復活と新規出店を行う。さらに、売上高を5年以内に倍増させるつもりだ。

WWD:ウィメンズカテゴリーの復活とは。

クルヴェ:皇后のトランクを作ったのがブランドの原点であり、1950年代にはオードリー・ヘプバーン、70年代にはジャクリーン・ケネディが顧客だったように、かつての「エス・テー・デュポン」には女性の顧客が多くいたが、現在のメインの顧客層は男性だ。今後は原点に立ち返り、ウィメンズカテゴリーを復活させ、女性が欲しいと思うアイテムも展開していく。ヒントはアーカイブに残されているから、そのエッセンスを入れながらも新しい「エス・テー・デュポン」のウィメンズを作りたい。ウィメンズカテゴリーは女性だけのものではなく、男性も使えるようにユニセックスなデザインを目指している。23年秋にはお披露目したい。

WWD:誰がデザインを担当している?

クルヴェ:少人数の特別チームを作り、女性が使用することを念頭に置いてレザーグッズやクラッチバッグのデザインを練っているところだ。チームのメンバーはほぼ全員が女性で、インハウスの若いデザイナーに加え、外部からもデザイナーを招聘した。中には複数のラグジュアリーブランドで経験を積んだ者もいる。

WWD:ウィメンズの展開に合わせて新規出店を行う?

クルヴェ:現在は男性の顧客が多いため、必然的にメンズセクションに出店しているが、このプロジェクトを効果的に展開できるよう、女性客が多く集まる場所にも出店したいと考えている。「エス・テー・デュポン」にとって、日本はフランスに次いで2番目に大きいマーケット。メンズもウィメンズも展開できる規模の店舗を出店することを目指し、日本への投資を継続する。

HOTEL PARTICULIER Collection

 創業150周年を記念し、パリの本店をモチーフにしたボールペンとライターのコレクション“ホテル パルティキュリエ”を発売する。かつては皮革から貴金属、エナメル、彫刻まで、18種類もの職人がここで商品を作っていた。ライターはおよそ70個ものパーツで構成し、600におよぶ工程を経て製作。美しいクリング音が特徴の“ライン2 クリング”タイプ。プラチナとゴールドプレートシルバー製。ライターは税込58万4100円。万年筆・ボールペンセットは税込44万9900円。

MONTECRISTO Collection

 創業150周年記念の“モンテクリスト”コレクションは、ハバナ・シガーの有名ブランド「モンテクリスト」とのコラボーションだ。「モンテクリスト」のロゴが描かれたライターとシガーカッター、万年筆をそろえる。夕焼け空を思わせるグラデーションラッカーは、アレクサンドル・デュマ作「モンテ・クリスト伯」がインスピレーション源。ライターは税込21万2300円、シガーカッターは税込3万800円、万年筆は税込23万3200円。

TEXT : YU HIRAKAWA
問い合わせ先
エス・テー・デュポン ジャポン
03-5549-7420

The post ウィメンズを復活 進化する創業150周年のフレンチラグジュアリー「エス・テー・デュポン」 appeared first on WWDJAPAN.

多ジャンルのカルチャー好きが集う「キス」 トップ販売員の接客の極意とは?

 ニューヨーク発のライフスタイルブランド「キス(KITH)」は、2020年に東京・渋谷のミヤシタパークに日本初となる旗艦店キス トウキョウをオープンした。現代アーティストのダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)率いるクリエイティブチーム、スナーキテクチャー(SNARKITECTURE)が内装を手掛けた同店は、一歩足を踏み入れた瞬間にその世界観に引き込まれる。エッジィでありながらもアットホームな店の雰囲気を作り上げているのは、吉田恭平キス トウキョウ ストアマネジャー率いるスタッフたち。吉田マネージャーに、接客の極意を聞いた。

 吉田マネージャーは、上陸前からブランドの大ファンだったという。「10年ほど前、『キス』がジョガーパンツを流行らせた時期がありました。メンズの商材なのに、広告に起用するモデルは全て女性。そのアプローチが斬新で、このブランドは何かが違うなと衝撃を受けました。当時は日本では買えなかったので、ニューヨークに行く知り合いに頼んで買ってきてもらったりしてなんとか商品を手に入れていました」と振り返る。そんなブランドへの愛が俣野純也キス トウキョウ ディレクターに伝わり、日本上陸のタイミングで大手アパレル企業から転職した。

 現在は本国チームと連携しながら店頭ではトップ顧客の接客を担当する。吉田マネージャーのように上陸前からのファンの顧客も多いなか、ブランドへの圧倒的な知識量が信頼関係につながっている。テクニックは、ワードローブを意識した提案だという。「ストリートスタイルで来店するお客さまもいれば、スーツで来店するお客さまもいます。その日着ている服で決めずに、ワードローブをヒアリングしながら『キス』のプロとしての提案を心がけています」。

 「キス」といえば、話題性のあるコラボ企画だ。「スパイダーマン」や「BMW」までジャンルは幅広い。毎週月曜日にコラボ商品や新作がドロップされる「マンデープログラム(Monday Program)」には、さまざまなジャンルのファンが早朝から行列をなす。NBAのバスケットボールチーム「ニューヨーク・ニックス」とのコラボには2000人が並んだという。吉田マネジャーは、「現場は殺伐としていて、接客するのも一苦労でしたね」と振り返るが、「どんなコラボであってもファンの熱量に負けないようにパッションを持って接客するよう心がけています」と話す。毎週新作発売の度にオープン前から並ぶ顧客も多い。「熱い想いを持って店に通い続けるお客さまに接客する時間にやりがいを感じます」。

 限定品を目掛けてきた客を1度きりの来店で終わらせず、「キス」のコミュニティーに巻き込むことも吉田マネジャーが心がけていることの1つ。「本国と近いポジションを生かして、ブランドの思いを伝えることに徹します。『キス』の由来は、スコットランドの古い言葉で家族や友人を表す“KITH and KIN”という言葉から来ています。サブテーマは、仲間内を表現する“Just us”。仲間を大切にするブランドフィロソフィーを伝えると同時に、店に入った瞬間から『キス』チームの一員になったような感覚を味わってほしい。買って終わりではなくて、買った商品を着てまた気軽に店に遊びに来られるような空間づくりを心がけています」。

 店頭には20代の若手スタッフも多いが、商品のバックグラウンドを丁寧に伝える吉田マネージャーの教育で、アイコン的若手スタッフも育ってきているという。「情報共有は徹底しながらも、ブランドを好きな理由はあまり絞りたくないんです。スタッフそれぞれの好きを尊重することで、個性的な店舗が作れると思います」と吉田マネージャー。「店はまだスタートしたばかりで伸び代は大きい。スタッフ全員で勉強を続け、ワクワクを提供し続けたいです」。

The post 多ジャンルのカルチャー好きが集う「キス」 トップ販売員の接客の極意とは? appeared first on WWDJAPAN.

この10年でファッションの何が変わったのか:記者談話室vol.56

 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。

 第56回は「この10年でファッションの何が変わったのか」です。2015年に出版された「ファッションは更新できるのか?会議」と、22年に出版された「サステナブル・ファッション: ありうるかもしれない未来」の2冊を題材にしながら、ファッションの変化を振り返るとともに、その未来を考えます。

この配信は以下のアプリでもご利用いただけます。
Apple Podcast
Spotify

The post この10年でファッションの何が変わったのか:記者談話室vol.56 appeared first on WWDJAPAN.