オンワード商事がヘインズブランズ ジャパンと協業 「チャンピオン」のメディアルウエアを共同開発

 オンワード商事は、「チャンピオン(CHAMPION)」を手掛けるヘインズブランズ ジャパンとパートナーシップを組み、法人向けユニホームの共同開発を開始する。第1弾として、「チャンピオン」として初のメディカルウエアの販売を来春に開始し、初年度の2023年度は1万枚の販売を予定する。

 共同開発は、オンワード商事の法人向けオリジナルユニホームの企画・生産・販売に関するノウハウと、ヘインズブランズ ジャパンのブランド力と商品力を融合し、商品の差別化を図ることで、より多くの人にユニホームを提供し、両社の事業拡大を目的とする。

 第1弾のメディカルウエアは、“笑顔が似合う軽快さ”をコンセプトに、年齢や性別を問わず着用できるスクラブとパンツを製作した。チームスポーツのように“チーム医療”を演出したデザインに仕上げたという。植物由来の原料を含んだポリエステル素材を使い、梱包にも植物由来原料を含む資材を採用した。

 ヘインズブランズ ジャパンの及川洋一社長は、「長い歴史と多くの実績を持つオンワード商事の事業者様向け商品に関する知見と、当社が培ってきた商品の製造能力を融合させ、多機能で高品質なユニホームをより多くの事業者様へ提供したいと考えている。まずは、両社の特徴を活かし医療従事者の方々へ向けたメディカルウエアの開発に取り組んだが、今後も新たな価値を提供する事業パートナーとして、多くの事業者様が快適で働きやすいユニホームを提供できるよう、オンワード商事と共に事業を推進していきたい」とコメント。

 オンワード商事の村上哲社長は、「ヘインズブランズ ジャパンとの法人向けユニホームの共同開発により、両社それぞれの特徴を活かした高品質・多機能かつサステナブルなモノづくりを実現し、長い歴史の中で、多くの世代に愛されているスポーツアパレルブランド『チャンピオン』と新たな価値共創を目指す。今後、当社のユニホーム事業において多面的に協働していく。まずはメディカルウエアにおいて、より多くの医療従事者の方々へ高品質・多機能な商品をお届けできるよう努める」と話した。

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ユニクロがリセールサービス立ち上げへ 「サプライチェーンの全工程を管理・把握するシステム」も稼働

 ファーストリテイリングは11月16日、昨年12月に続いて2回目となる、サステナビリティ方針説明会を開いた。その中で、トレーサビリティー追求のためにサプライチェーンの全段階を管理・把握するためのシステムを導入したことや、リセールサービスの立ち上げを考えていると発表した。「(ユニクロがコンセプトとして掲げる)“LifeWear”=サステナビリティ。われわれは服を作って売ることはもちろん、作って売った後もコミットしていく」と、柳井康治取締役グループ上席執行役員は話す。

 トレーサビリティーについて、同社は公式ホームページ上で、全縫製工場、全素材工場、縫製工場が委託している先の一部工場を従来から公表している。今後は紡績工場にも公表の範囲を広げる。また、第三者機関の監査を受けると共に、グローバルで100人規模の社内プロジェクトチーム担当者が「サプライチェーンの最上流までさかのぼって透明性をチェックする」と昨年の会見で表明していた。

 サプライチェーンの透明性のさらなる担保のため、この1年の間に「1つ1つの商品につき、その計画時点からサプライチェーンのどの段階でどこの工場で作るかを管理するシステムを作成し、実際にその計画に沿って作られたかも管理できるプログラム」を導入した。それを生かし、「2023年中に一部商品で、ECサイト上で縫製した国を公表し、素材生産国の公表する準備も進める」と新田幸弘グループ執行役員。

 その上で、25年中に「ほぼ全ての商品で、お客さまが正しく選択できるための情報を開示する」ことを計画中だ。「われわれは全ての工程を把握できている。ただ、情報は膨大なので、お客さまが買い物・選択をする際に本当に必要な情報が何なのかを、(同社のカスタマーセンターやECレビューなどに集まる客の声である)ボイス・オブ・カスタマーなどを参照に判断していく」という。

 リセールサービスについては「具体的にいつ始めるかといったことは未定だが、社内で検討を始めた」と柳井取締役。「(一部店舗でスタートしている)長く着続けるためのリペアサービスや、リセールによって新品を買う機会はもしかしたら減るかもしれないが、服を買わなくなるわけではない。『どうせ買うならリペアやリセールができるユニクロで買おう』と思ってもらえれば、新たなビジネスチャンスを生む」と続ける。競合の「H&M」は19年にリセールのスタートアップ企業を買収してリセールに参入しており、「ザラ(ZARA)」は11月に、英国でリペアやリセールのプログラムを試験スタートしている。

 素材面では、「30年度までにリサイクル素材・CO2排出量の非常に少ない素材の使用割合を全商品の50%にまで高める」ことを目標としている中で、22年度は約5%であったことを発表。ユニクロの主要素材であり、最もリサイクル素材の使用が進んでいるポリエステルでは約16%だった。「計画通りの進捗」(柳井取締役)だった。 

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“ワイルドサイド ヨウジヤマモト”が「ヒステリックグラマー」「ルームナンバーシックス」とのコラボを発表 フーディーや一点モノのバッグなど

 ヨウジヤマモトの新コンセプチュアルプロジェクト“ワイルドサイド ヨウジヤマモト(WILDSIDE YOHJI YAMAMOTO)”は、第12弾コラボコレクションを発売した。現在、公式サイト限定で取り扱っている。

 第12弾では、「ヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)」と、1940〜80年代の米軍アイテムを解体・再構築してバッグや小物を制作する「ルームナンバーシックス(ROOM NO.6)」の2ブランドとコラボ。「ヒステリックグラマー」とは、「ヨウジヤマモト プールオム(YOHJI YAMAMOTO POUR HOMME)」で人気モチーフの牡丹の花にフィーチャーしたジャケットとフーディー、Tシャツを用意し、「ルームナンバーシックス」とはヨウジヤマモト社のアーカイブ生地やビンテージ生地を組み合わせた一点モノのハンドメイドバッグを制作した。また、コラボアイテムとあわせてト“ワイルドサイド ヨウジヤマモト”のオリジナルアイテムである新作のトレンチコートも展開する。それぞれの価格は、「ヒステリックグラマー」とのアイテムが税込1万8700~11万円、「ルームナンバーシックス」とのバッグが同30万8000円、トレンチコートが同8万3600円だ。

 “ワイルドサイド ヨウジヤマモト”は、ヨウジヤマモトを象徴する黒をコンセプトカラーに掲げ、ファッションだけでなくアートやインテリア、ライフスタイルなど、幅広いジャンルと協業したアイテムを展開するプロジェクト。

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「F.C.R.B.」×「G-SHOCK」4年に一度のコラボに新作 サッカーの祭典を祝して

 架空のサッカーチームを想定したブランド「エフシーレアルブリストル(F.C. REAL BRISTOL以下、F.C.R.B.)」は、カシオ計算機「G-SHOCK」とコラボレーションした新作を11月19日にソフ ショップ(SOPH. shop)で、同日正午にソフ オンラインストアで発売する。価格は2万900円(税込)。

 コラボはサッカーの祭典の開催を祝福するもので、新作を4年に一度発売している。今回は、初期の丸型ベーシックモデル“DW-5700”シリーズの復刻モデル“DW-5750”をベースにカスタマイズ。文字盤には「F.C.R.B.」のロゴとともに“FOOTBALL IS BEATIFUL”の文字を入れたほか、裏蓋にはエンブレムと“2022”の年号を載せ、バックライトを発光するとエンブレムが浮かび上がる仕様だ。

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TOKYO BASE、今期は赤字転落へ 苦戦の中国で一部店舗の撤退

 セレクトショップの「ステュディオス(STUDIOUS)」や「ユナイテッドトウキョウ(UNITED TOKYO)」を手掛けるTOKYO BASEは16日、2023年1月期の通期連結業績予想を下方修正した。修正後は、売上高が189億円(修正前は210億円)、営業損益が1億円の赤字(同12億円の黒字)、純損益が7億円の赤字(同8億4000万円の黒字)と予想する。厳しいゼロコロナ政策が続く中国市場での業績が低迷し、先行きが不透明な状況から、一部地域および商業施設において業績回復が困難な店舗を撤退する方針を固めた。これに伴い、減損損失など3億9400万円の特別損失を計上する見通しになった。

 同社は19年8月に「ステュディオス」上海店を出店し、現在までに中国に24店舗を運営する。22年6月の上海地区などのロックダウンが解除されて以降は、顧客販売の強化や中国現地向けの商品開発に注力し回復を目指していたが、引き続きゼロコロナ政策が緩和されず、一部の撤退を決めた。撤退する店舗数は非公表。

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ナイキがWeb3.0プラットフォームをローンチ バーチャルコミュニティー形成を狙う

 ナイキ(NIKE)はWeb3.0プラットフォーム「.SWOOSH(ドットスウッシュ)」を立ち上げた。新しいデジタルコミュニティーと体験を提供し、ナイキのバーチャルクリエーションの拠点となる。

 メンバーはバーチャルシューズやジャージーなどの3Dアイテムクリエイションについて学び、収集したり、自分でコレクションを制作して売買したり、ゲーム等に持ち込んで活用できるようになる。

 また、特別なコンテンツや先行発売へのアクセス、ナイキのバーチャルクリエイションへの参加、コミュニティーや、アスリートと交流できるバーチャルイベントなどにも参加できる。

 現在ベータ版が立ち上がっており、18日から登録を受け付ける。12月に教育と「コミュニティーチャレンジ」を行い、23年に初のデジタルコレクションを発表予定だ。

 ナイキは、オンラインゲームプラットフォームのロブロックス(ROBLOX)に「ナイキランド」を構えてミニゲームができるメタバースを提供しているほか、NFTスタジオのRTFKT(アーティファクト)を傘下に抱えており、メタバースやWeb3.0領域に積極的に参入している。

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スニーカーコレクターKING-MASAのブランドがハワイ発「レインスプーナー」と初コラボ

 スニーカーコレクターのKING-MASA(キングマサ)が手掛けるブランド「オールウェイズ アウト オブ ストック(ALWAYS OUT OF STOCK)」は、ハワイアンシャツブランドの「レインスプーナー(REYN SPOONER)」とコラボした商品を発売する。両者の協業は初。

 「オールウェイズ アウト オブ ストック」のオリジナル生地に、1956年創業の「レインスプーナー」のアーカイブパターンを載せたダウンジャケット(16万5000円税込、以下同)やニット(5万2800円)、カーゴパンツ(5万5000円)など全6型を用意する。「オールウェイズ アウト オブ ストック」らしい異素材の切り替えデザインや大きめのポケットが特徴だ。

 KING-MASAは、「夏のイメージが強い『レインスプーナー』を、あえて秋冬アイテムで展開する。『オールウェイズ アウト オブ ストック』の2022-23年秋冬のテーマである“クラシックアメリカン”を表現した」と話す。

 コラボ商品は11月19日に「オールウェイズ アウト オブ ストック」の取り扱い店舗で発売し、23日21時からは同ブランドの公式オンラインストアでも扱う。また19、20日は東京・中目黒にある同ブランドのショールーム(東京都目黒区上目黒2-43-18 K-95)でも販売する。両日ともKING-MASAが店頭に立ち、接客やスタイリングアドバイスを行うという。

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「プーマ」×SnowManキャンペーン第2弾 9人の個性が光るビジュアルとムービー公開

 「プーマ(PUMA)」は、アイドルグループのスノーマン(Snow Man)を起用したキャンペーンの第2弾「9 ピープル,9 カラーズ.(9 PEOPLE,9 COLORS.)」を11月17日に開始した。同キャンペーンで登場するコート系スニーカー“スウェード ライト”と“バスケット ライト”などは、「プーマ」公式オンラインストアと、エービーシー・マート(ABCマート)の店舗および公式オンラインストアで取り扱う。

 キャンペーンは、メンバー9人がスニーカーをそれぞれの個性に合わせたスタイリングで履きこなし、ビジュアルとムービーに登場する。特設サイトで公開したムービーでは、スノーマンが“スウェード ライト”(全3色、税込9790円、以下同)と“バスケット ライト”(全2色、9790円)を着用し、楽曲「BOOM BOOM LIGHT」に合わせてダンスを披露している。

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レストランを“メディア”に地方の魅力を伝える 新しい町おこし「ユージアム サガ」体験記

 いきなりですが皆さま、佐賀県といえば何を思い浮かべますか?佐賀牛や呼子のイカ、吉野ヶ里遺跡、もしくは、はなわさんの歌「佐賀県」などでしょうか。たくさんの特産品や名所がある中でも、創業400年以上を誇る有田焼は特に有名ですよね。そしてもう一つ、今後の佐賀の名物として注目したいのが、佐賀県が主催する、器のプロモーションを兼ねた期間限定レストラン「ユージアム サガ(USEUM SAGA)」です。

 同イベントは、佐賀県内の料理人が佐賀の食材と器への理解をより深め、自身の技術や感性などを表現・発信することを目的に、2021年に始動。「ユージアム サガ」のネーミングは、“美術館(MUSEUM)に飾るような日本国宝などの器を使い(USE)、佐賀の美食を楽しむ”というコンセプトに由来します。21年7月に有田市で、22年4月に唐津市で開催し、佐賀のエスプリを存分に味わえるイベントとして県内外から注目を集めています。第3弾の今回は、嬉野市が舞台。嬉野は日本三大美肌の湯として1200年の歴史を持つ温泉街で、嬉野茶の生産地としても栄えてきました。果たして、どのような器や食との出合いが待っているのでしょうか。人生初佐賀の私がレポートします。

レストランという“メディア”を
通じて発信する佐賀の魅力

 実は、佐賀県をあげた“ユージアム”の取り組みは、有田焼誕生400周年の16年に開催した「ユージアム アリタ(USEUM ARITA)」までさかのぼります。佐賀県流通・貿易課の安冨喬博主任主査は、「有田焼の売り上げは、最盛期に比べて7〜8分の1まで落ちています。佐賀を代表するこの産業をどう再興し、次世代につないで守っていくか。有田焼は、細かく華やかな絵付けの和食器のイメージが強いけれど、洋食器としての可能性もあるのではと考え、新しい販路を探るべく立ち上げたのが、“ユージアム”プロジェクトです」と熱く語ります。

 そして、「佐賀の器をせっかく使うなら食材も」となり、料理人と佐賀中を探し回ってみると、外海と内海に接し、中央には山、そのふもとに平野が広がる佐賀は、想像以上に食材が豊富であることや、さまざまな食文化が根付いていることに気付いたそう。「身近すぎて見えていなかった佐賀の魅力に、地元のシェフや私たち佐賀県の職員も再発見するきっかけになりました」。その魅力を県外の人にどう伝えるか。たどりついた答えが、地元の飲食店が佐賀の食材や器に今一度意識を向け、理解を深め、レストランという“メディア”を通じて伝えること。これが「ユージアム サガ」です。

“食材 × 器 × 料理人”による
マリアージュが目指す先

 第3弾の「ユージアム サガ」は2部構成で、私が参加したのは佐賀・有田「シンゾウ・アンド・アリタハウス(SHINZO & arita huis)」の池田孝志シェフと、東京・銀座「ファロ(FARO)」の加藤峰子シェフパティシエがコラボレーションした「2 Senses Fusion」の回。二人が佐賀の文化や伝統、自然などに触れて感じたことを表現した10品のスペシャルメニューを、アルコールまたはノンアルコールのフルペアリングで堪能できるコースです。

 今回のコラボレーションテーマは“森”。冒頭で池田シェフは、「佐賀県産の食材を使いながら、なぜこんな味わいなのか、どんなストーリーが込められているのかと感じる料理を用意しました」とあいさつ。テーマの“森”について加藤シェフ・パティシエは、「イタリアから帰国した際に感じた驚きを表現した」と説明します。「日本は、東北から九州までほぼ同じような景色だったんです。理由の一つは、日本は国土の3分の2が森林だからですが、そこには生態系などのさまざまな問題が潜んでいる。そういったテーマもデザートで表現しました」。生態系の問題を表現したデザート!?と想像力を掻き立てられていると、お品書きにはその言葉通り、“森の出汁”や“エミュー 価値ある放棄地”“佐賀の森 東京の森”といった興味深い名前が並び、期待が膨らみます。

 コースは、陶石やチャノキなどに盛り付けられた一口サイズの前菜からスタート。その他、パリパリとした食感が落ち葉を連想させる、アマランサスの葉を使った一品や、ヒノキやスギなど13種類の植物を使った、甘みと苦味がクセになる“森の出汁”、菩提樹のジュレなど、全10品の創作料理は驚きと発見の連続でした。それらの料理が、日本国宝による器やスギの間伐材などに盛り付けられ、次々とサーブされる——。個人的に印象的だったのは、人間国宝の中島宏氏による器。“中島ブルー”といわれる美しい青磁の青が、シンプルな器にとてもきれいに映えます。伝統的技法を用いた器に、シェフの感性を発揮した料理を融合させる試みは、ファッションでいうクラシックとモードの融合でしょうか。佐賀県を五感で堪能する、ぜいたくな食体験。コース料理が進むほど、自身が森の中を散策しているような不思議な気分になっていく、非日常的であっという間の2時間半でした。

 コース終了後に池田シェフは、「かなり変わった料理も多かったと思います。でも、これが今の僕が思う佐賀の表現。例えば“エミュー 価値ある放棄地”では、耕作放棄地という課題(エミューは高齢化や後継者不足による耕作放棄地を有効利用して飼育されている)をメッセージに込めました。料理を通じて、佐賀をもっと知ってもらいたい」とコメント。加藤シェフ・パティシエは、「赤松を生搾りにしてソースにしたり、いろいろな木の素材をデザートの香り付けに使ったりしました。日本の森林の3分の2は、木材の生産目的のために戦後の政策で植えられたスギやヒノキといった人工林です。しかし、結局は人件費の安い輸入木材に頼った結果、人工林は放置され、森の生態系は崩れてしまった。それらの木を尊厳ある方法でどう使うべきかと考えたとき、食や美容、薬ならかっこいいと思いました。デザートが、そういった気付きにつながれば」と、創作への思いを語ってくれました。

 主催メンバーの安冨主任も、手応えを感じているようでした。「『ユージアム サガ』は回を重ねるごとにリピーターが増え、初めての方からも、『ずっと気になっていたけれど、いつも満席でなかなか参加できなかった』と声をいただくことも多い。開催後は食通や県外からの訪問が増えるなど、イベントの効果を感じています。器の歴史・文化が根付いている佐賀ならではの付加価値を、これからも高めていきたいです」。

 2時間半の体験でしたが、器の美しさや佐賀の食材の豊かさを知れただけでなく、佐賀そのもののアイデンティティーを感じることができた気がします。初めての佐賀は、地方の可能性と魅力が十分に伝わる旅でした。地方を知ることは日本を知ること。食を通じて人々がつながる「ユージアム サガ」が今後どう進化していくのか、注目し続けたいです。

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POP UP STORE: PT TORINO

こんにちは。PRの新井です。

日に日に寒さが増してきていますが、ニットやアウターウェアなど防寒アイテムの新調をお考えの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

店頭にはこれから寒くなる冬に向けた新作アイテムが続々とラインナップしております。

今回はその中でも注目のブランド<PTトリノ>についてご紹介します。

 

ドメニコ・ジャンフラーテ氏がディレクターを務める<PTトリノ>のイベントを11月19日(土)の一日限定で、バーニーズ ニューヨーク銀座本店 B1にて開催します。

パンツはもちろん、ニットやアウターウェアの新作も豊富にラインナップ。

これからの寒くなる時期にむけて防寒アイテムの新調をお考えの方におすすめのアイテムが充実しています。

これまでのクラシックテイストではなく、洗練されたニュースタイルを新たに提案し、アップデートされた同ブランドの世界観をご覧ください。

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<PTトリノ>は、イタリア トリノで50年以上続くパンツ専業メーカーの「コーベル社」が2008年にスタートさせたブランドです。

ブランド名はイタリア語で“トリノのパンツ”を意味する、“パンタローネトリノ”という意味合いを持っています。

その名に相応しい技術力と生地への深い造詣を持った同ブランドは、“メンズクロージングにおいて最も重要なアイテムはパンツ”というコンセプトのもと、長年培ってきたノウハウと革新的なデザイン性の高さで世界中の人々を魅了しています。

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特に自社工場で生産されるパンツは、すべての工程を手掛けているため、ボタンやステッチなど細かなディテールにも手を抜くことはなく、こだわりが詰まっていて、メンズクロージングの新たな可能性を追求し続けています。

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中でも注目は今年よりスタートしたニットやアウターウェアなどのアイテム。

トラウザーズやデニムパンツをベースに、これまでの<PTトリノ>とは一線を画すオールラウンドなラインナップで洗練された新しいスタイルを提案しています。

ドメニコ氏のもと、自由で独立したビジョンに加えて流動的かつ実験的、そして現代的な解釈で時代の流れとともに進化し続けています。

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ニットは太めにとったボーダーやグラデーションなど、鮮やかなカラーリングに温かみのある素材感が特徴。

1プリーツやスリムテーパ―ドのトラウザーズ、デニムなどさまざまなパンツとのコーディネートにマッチします。

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そのほかアウターウェアでは、さらにクラシックテイストを強く打ち出したフライトジャケットもお目見え。

英国調の生地を使用したアウターウェアは、目付の重いメルトン生地やチェック生地を使用することでブリティッシュな雰囲気を演出します。

大きめのポケットと襟が特徴で、ミリタリーのディテールを取り入れながらも高級感のあるスマートなクラシックブルゾンに仕上がっています。

<PTトリノ>の新作アイテムを、メンズチームバイヤーの橋本さんに着てもらいました。

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さらに今回は、世界的なファッショニスタとしても知られているドメニコ・ジャンフラーテ氏がバーニーズ ニューヨーク銀座本店に来店。

今回ドメニコ氏はバーニーズ ニューヨークのための来日を控え、次のように語っています。

「今回の2022年秋冬シーズンコレクションは、”PROGRESSIVE EVOLUTION”がテーマです。これまでのメンズファッションの考え方や視点をアップデートすることで、より新しいメンズウェアコレクションになりました。クラシックな伝統を尊重すると同時に、モダンなトラウザーズとトータルルックで革新的なファッションを提案したいと考えています。」

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今回の期間限定ストアでは、ブランドを象徴するディレクター ドメニコ氏自らが2022年秋冬シーズンの最新コレクションをご紹介、店頭にてみなさまのスタイリングをお手伝いいたします。

世界的に注目されるドメニコ・ジャンフラーテ氏から直接スタイリングアドバイスなどが受けられる貴重な機会。

思い出深い一夜となりそうです!

 

POP UP STORE: PT TORINO

11/19 SAT. 銀座本店B1

 

ドメニコ・ジャンフラーテ氏来店

11/19 SAT. 14:00 – 19:00 銀座本店B1

 

※来店スケジュール・イベント内容は都合により変更となる場合がございます。予めご了承ください。

この冬マストバイは、ジャケットとコートのいいとこ取り“ジャコット”【2022-23年秋冬トレンド】

 “ジャコット”をご存じですか?“ジャケットとコートをいいとこ取りしたアウター”を指す造語ですが、これがかなり重宝できるアイテムと分かり、人気に火が付き始めました。いわゆるショートコートの一種ですが、ジャケット感覚で着られるのに、コートのように暖かいのが持ち味。一般的なコートより着丈が短い分、脱ぎ着もラクで温度調節しやすいので、暖冬といわれる今年も活躍の場は多そう。着心地が軽いのに加え、着ぶくれとは無縁、という点も特徴です。

 「ジル サンダー(JIL SANDER)」の2022-23年秋冬コレクションでは、一般的なジャケットよりもふっくらした素材感で、立体的なシルエットが印象的なアウターが登場。裾に向かってふくらんだヘムのシルエットが、レトロで愛らしい印象です。くるみボタンが上質感を添え、セットアップのミニスカートと合わせてコンパクトにまとめました。今回は、ジャコット風のアウタールックを国内ブランドからまとめてご紹介します。

上下ゆったりシルエットできれいめリラックス

 

 ゆったりしたシルエットの“ジャコット”は、きれいめ、かつリラックスしたテイストを醸し出してくれます。さらりとまとうだけで穏やかな雰囲気を演出でき、気負わない自然体なムードが、のどかな冬らしい景色にもぴったりです。

 「ザ・リラクス(THE RERACS)」のアウターは、ピーコートのようなシルエット。オーバーサイズでありながら、ジャケット風のディテールがきちんと感も演出。スカートのサイドスリットと履き口が広めのブーツで、レッグラインをシャープに見せています。

 程よい絶妙な着丈も“ジャコット”のいいところ。ロング丈のアウターは重く映りがちですが、ヒップにぎりぎり掛かる長さの“ジャコット”ならボトムスを隠しすぎないので、レイヤードスタイルもキマります。

 2枚目の写真「ポステレガント(POSTELEGANT)」は、メンズライクなCPOジャケット風アウターにミニスカートとロングブーツを合わせた、ジェンダーミックスな装い。アウターの前を開けて、ミニ丈ルックを今年らしいムードに見せています。

冬の定番パフィこそジャコット丈で

 ダウンや中綿を詰めて、ふんわりと膨らませたパフィアウターは、暖かさが魅力です。ボリュームが出るだけに着ぶくれが気になりますが、ジャコット丈であれば、過剰な“もこもこ”を避けられます。

 「ローブス アンド コンフェクションズ(ROBES & CONFECTIONS)」のパフィアウターは、不思議とクールに見える上出来アウター。すっきり見える理由は、襟付きだから。さらに、裾まわりのドローストリングで程よい丸みと立体感を演出。ジャコット丈のおかげで、インナーとの縦長のレイヤードも楽しめます。リブニットパンツでさらにスレンダーさを引き立てました。

 キルティングを施したパフィアウターは、軽くて暖かく、冬のお約束ウエア。2枚目の写真「タン(TAN)」は、大きめの四角形のキルティングにあしらった、アートのようなカラーブロックが魅力。ダークカラーにまとまりがちな冬のスタイリングを朗らかに弾ませました。アウターの裾を遊ばせているのも、下半身の細見えに一役買っています。ニットパンツは裾近くをベルトで絞り、スレンダーな見え具合に。ジャケットの着丈がパンツとの絶妙なバランスを生んでくれました。

主役級“ジャコット”は異素材ミックスが決め手に

 “ジャコット”を主役に着こなすなら、存在感のある素材選びが鍵になります。レザーや起毛素材タイプなら、ボトムスとの風合いの違いが際立ち、手軽に格上げがかないます。

 ムートン調のレザーアウターを提案したのは、「ヴァシュモン(VACHEMENT)」。しっかり肉厚の素材で仕立ててあるのに軽やかに見えるのは、ジャコット丈のおかげ。裏から覗くムートンが袖先や裾にもあしらわれ、装いのアクセントに。前を開けたレイヤードも華やかにキマっています。トップスとボトムスの異素材感を引き立たせれば、主役級アウターの出来上がりです。

 真冬の防寒面で頼もしいボア素材のアウター。もともとボリュームが出やすいタイプですが、2枚目の写真「ウル(URU)」のようにスッキリした着丈なら、ボトムスとの好バランスが成立します。ジップやベルトでクールな質感を加えているのも、重たさを感じさせない理由です。異素材のマニッシュなワイドパンツとローファー系シューズを生かした、“はずし技”が冴えています。

 さらっと羽織れてかさばりにくい上に、ボトムスも映えるので、もたつかないスタイリングにまとまる“ジャコット”。トレンドのクロップド丈との好バランスがかなうのも、うれしいメリット。レイヤードのレパートリーが広がるので、この冬のおしゃれに最優先で迎える価値がありそうです。

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この冬マストバイは、ジャケットとコートのいいとこ取り“ジャコット”【2022-23年秋冬トレンド】

 “ジャコット”をご存じですか?“ジャケットとコートをいいとこ取りしたアウター”を指す造語ですが、これがかなり重宝できるアイテムと分かり、人気に火が付き始めました。いわゆるショートコートの一種ですが、ジャケット感覚で着られるのに、コートのように暖かいのが持ち味。一般的なコートより着丈が短い分、脱ぎ着もラクで温度調節しやすいので、暖冬といわれる今年も活躍の場は多そう。着心地が軽いのに加え、着ぶくれとは無縁、という点も特徴です。

 「ジル サンダー(JIL SANDER)」の2022-23年秋冬コレクションでは、一般的なジャケットよりもふっくらした素材感で、立体的なシルエットが印象的なアウターが登場。裾に向かってふくらんだヘムのシルエットが、レトロで愛らしい印象です。くるみボタンが上質感を添え、セットアップのミニスカートと合わせてコンパクトにまとめました。今回は、ジャコット風のアウタールックを国内ブランドからまとめてご紹介します。

上下ゆったりシルエットできれいめリラックス

 

 ゆったりしたシルエットの“ジャコット”は、きれいめ、かつリラックスしたテイストを醸し出してくれます。さらりとまとうだけで穏やかな雰囲気を演出でき、気負わない自然体なムードが、のどかな冬らしい景色にもぴったりです。

 「ザ・リラクス(THE RERACS)」のアウターは、ピーコートのようなシルエット。オーバーサイズでありながら、ジャケット風のディテールがきちんと感も演出。スカートのサイドスリットと履き口が広めのブーツで、レッグラインをシャープに見せています。

 程よい絶妙な着丈も“ジャコット”のいいところ。ロング丈のアウターは重く映りがちですが、ヒップにぎりぎり掛かる長さの“ジャコット”ならボトムスを隠しすぎないので、レイヤードスタイルもキマります。

 2枚目の写真「ポステレガント(POSTELEGANT)」は、メンズライクなCPOジャケット風アウターにミニスカートとロングブーツを合わせた、ジェンダーミックスな装い。アウターの前を開けて、ミニ丈ルックを今年らしいムードに見せています。

冬の定番パフィこそジャコット丈で

 ダウンや中綿を詰めて、ふんわりと膨らませたパフィアウターは、暖かさが魅力です。ボリュームが出るだけに着ぶくれが気になりますが、ジャコット丈であれば、過剰な“もこもこ”を避けられます。

 「ローブス アンド コンフェクションズ(ROBES & CONFECTIONS)」のパフィアウターは、不思議とクールに見える上出来アウター。すっきり見える理由は、襟付きだから。さらに、裾まわりのドローストリングで程よい丸みと立体感を演出。ジャコット丈のおかげで、インナーとの縦長のレイヤードも楽しめます。リブニットパンツでさらにスレンダーさを引き立てました。

 キルティングを施したパフィアウターは、軽くて暖かく、冬のお約束ウエア。2枚目の写真「タン(TAN)」は、大きめの四角形のキルティングにあしらった、アートのようなカラーブロックが魅力。ダークカラーにまとまりがちな冬のスタイリングを朗らかに弾ませました。アウターの裾を遊ばせているのも、下半身の細見えに一役買っています。ニットパンツは裾近くをベルトで絞り、スレンダーな見え具合に。ジャケットの着丈がパンツとの絶妙なバランスを生んでくれました。

主役級“ジャコット”は異素材ミックスが決め手に

 “ジャコット”を主役に着こなすなら、存在感のある素材選びが鍵になります。レザーや起毛素材タイプなら、ボトムスとの風合いの違いが際立ち、手軽に格上げがかないます。

 ムートン調のレザーアウターを提案したのは、「ヴァシュモン(VACHEMENT)」。しっかり肉厚の素材で仕立ててあるのに軽やかに見えるのは、ジャコット丈のおかげ。裏から覗くムートンが袖先や裾にもあしらわれ、装いのアクセントに。前を開けたレイヤードも華やかにキマっています。トップスとボトムスの異素材感を引き立たせれば、主役級アウターの出来上がりです。

 真冬の防寒面で頼もしいボア素材のアウター。もともとボリュームが出やすいタイプですが、2枚目の写真「ウル(URU)」のようにスッキリした着丈なら、ボトムスとの好バランスが成立します。ジップやベルトでクールな質感を加えているのも、重たさを感じさせない理由です。異素材のマニッシュなワイドパンツとローファー系シューズを生かした、“はずし技”が冴えています。

 さらっと羽織れてかさばりにくい上に、ボトムスも映えるので、もたつかないスタイリングにまとまる“ジャコット”。トレンドのクロップド丈との好バランスがかなうのも、うれしいメリット。レイヤードのレパートリーが広がるので、この冬のおしゃれに最優先で迎える価値がありそうです。

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「アトモス」×「アディダス オリジナルス」× 常田大希のトリプルコラボ“スーパースター”が誕生

 スニーカーショップ「アトモス(ATMOS)」は、「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」とKing Gnuやmillennium paradeのメンバーとして活躍する常田大希とトリプルコラボレーションしたスニーカー“スーパースター(SUPERSTAR)”を11月26日に発売する。価格は税込1万4300円で、22日9時から25日8時59分まで「アトモス」の公式オンラインストアでは抽選販売を受け付ける。

 本モデルは、ステッチを含むアッパーからソールまでを薄群⻘色に染め上げ、サイドのスリーストライプスやヒールのトレフォイルロゴにはホワイトを採用。インソールとアウトソールには、常田氏が自ら手がけた手書き風のグラフィックをプリントしている。

 常田大希は、2020年に「アディダス」のブランドアンバサダーに就任して以降、キャンペーンビジュアルのモデルなどに起用されてきた。

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エスティ ローダーが「トム フォード」を買収 取引額は約3920億円

 エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES以下、ELC)は11月15日、トム フォード インターナショナル(TOM FORD INTERNATIONAL以下、TFI)から「トム フォード」とその知的財産を買収することに合意した。取引額は28億ドル(約3920億円)。2005年から「トム フォード」とアイウエアのライセンス契約を結んでいるイタリアの大手眼鏡企業マルコリン(MARCOLIN)が契約を継続し、ELCに2億5000万ドル(約350億円)を支払うため、ELCの負担額はおよそ23億ドル(約3220億円)になると見られている。

 「トム フォード」を運営するTFIは、デザイナーのトム・フォードが05年に創業。同年にELCと提携し、ビューティを扱う「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」を立ち上げた。ELCのトレイシー・トーマス・トラヴィス(Tracey Thomas Travis)最高財務責任者によれば、「トム フォード ビューティ」は特にフレグランスが好調で、今後さらに成長が見込まれるという。現在、TFIの最高経営責任者(CEO)を務めるフォード創業者は、23年末までクリエイティブ・ビジョナリーとしてブランドに携わる。ドメニコ・デ・ソーレ(Domenico De Sole)TFI会長も、同じく23年末までコンサルタントとして同社に残る。

 06年ごろから「トム フォード」とライセンス契約を締結し、メンズウエアを手掛けてきたエルメネジルド ゼニア グループ(ERMENEGILDO ZEGNA GROUP以下、ゼニア)との関係も継続する。今後はメンズに加えて、ライセンス契約の範囲をウィメンズ、アンダーウエア、アクセサリーなどファッション事業全体に拡大する。

 ELCのファブリツィオ・フリーダ(Fabrizio Freda)社長兼CEOは、「『トム フォード ビューティ』がラグジュアリーフレグランスとメイクアップの分野で成功を収め、世界中の見識ある消費者に魅力的で高品質な製品を提供していることを誇らしく思う。今回の戦略的買収は、同ブランドの新たな可能性を引き出し、その成長計画をさらに強化するものだ。また、ラグジュアリービューティ分野における当社の勢いを長期的にサポートし、プレステージビューティのリーディングカンパニーであり続けるという当社のコミットメントをいっそう確かなものにしてくれるだろう」と語った。

 フォード創業者は、「ELCは『トム フォード』にとって理想的な相手であり、今回の買収はこれ以上ないほど喜ばしいことだ。TFIの創業当初から比類のないパートナーだったELCが、次章を迎える『トム フォード』の舵取りをしてくれることを大変うれしく思っている。また、長年の素晴らしいパートナーであるゼニアとマルコリンとの関係が今後も続くことも、とてもうれしく思っている」と述べた。

 今回の買収は、ELCにとって過去最大規模となった。なお、22年7月ごろにはTFIが身売りを検討していると米ブルームバーグ(BLOOMBERG)が報じたほか、8月にはELCが「トム フォード」の買収に向けて交渉していると米「ウォール・ストリート・ジャーナル(THE WALL STREET JOURNAL)」が報じた。また、11月初旬には「グッチ(GUCCI)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」などを擁するケリング(KERING)が買い手候補として準備を進めているとの憶測が広まっていた。

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ユニクロが1500人のスタッフに調査した人気商品ランキングを発表 この冬ヒットするアウターは?

 ユニクロは、全国のスタッフ約1500人が選んだ2022年秋冬の人気商品ランキングを発表した。ランキングではウィメンズ部門とメンズ部門でそれぞれトップ5を決定した。さらに、この冬おすすめのアウターや隠れた名品も調査し、スタッフに支持される商品を公開した。

2022年の秋冬商品の人気総合ランキング
ウィメンズ部門

1位 タックワイドパンツ(3990円)
2位 ウルトラライトダウンロングベスト(6990円)
3位 ローゲージVネックカーディガン(6990円)
4位 バギージーンズ(3990円)
5位 スフレヤーンタートルネックセーター(2990円)

 ウィメンズの2022年秋冬商品の人気総合ランキングは以上のような結果に。SNSでも話題になった1位の“タックワイドパンツ”(3990円税込、以下同)は、「シルエットがとてもきれいでスタイルが良く見える」「1枚でトレンドスタイルがかない、はくだけでオシャレに見える」と、トレンド感のあるシルエットが評価された。

 2位の“ウルトラライトダウンロングベスト”(6990円)は、消費者の声をもとに誕生したロングタイプのダウンベストだ。アウターとしてもインナーダウンとしても取り入れやすく、縦長シルエットにより体型をカバーできる点が好評だ。そのほか、さりげなくトレンドのY2Kを取り入れられる“バギージーンズ”や、秋冬に活躍する“ローゲージVネックカーディガン”、“スフレヤーンタートルネックセーター(スムース・長袖)”などがランクインした。

2022年の秋冬商品の人気総合ランキング
メンズ部門

1位 スフレヤーンハーフジップセーター(3990円)
2位 タックテーパードパンツ(3990円)
3位 スフレヤーンカーディガン(3990円)
4位 ウォッシャブルストレッチミラノリブクルーネックセーター(2990円)
5位 防風アウターフリースジャケット(4990円)

 メンズでは、セーターやカーディガンなどのニットトップスが票を集めた。“スフレヤーンハーフジップセーター”(3990円)は、SNSでも男女問わず支持されている。「ラフなのに一枚でこなれ感が出る」「肌当たりも良いので着ていてチクチクせず、暖かい」との理由で1位にランクインした。2位の“タックテーパード”(3990円)はトレンド感のあるシルエットやカラー展開が評価された。そのほか、“スフレヤーンカーディガン”(3990円)や“ウォッシャブルストレッチミラノリブクルーネックセーター”(2990円)、“防風アウターフリースジャケット(長袖)”(4990円)などが名を連ねた。

アウターランキング
ウィメンズ部門

1位 ウルトラライトダウンロングベスト(6990円)
2位 シームレスダウンパーカー(1万2900円)
3位 ウルトラライトダウンシャイニーボリュームジャケット(8990円)
4位 パウダーフィールダウンショートコート(1万2900円)
5位 ウルトラライトダウンリラックスジャケット(6900円)

 冬本番を前に、スタッフがおすすめしたいアウターランキングはこのような結果に。ウィメンズの1位は、総合ランキングでも2位にランクインした“ウルトラライトダウンロングベスト”(6990円)だった。2位はシームレスで風を通しにくい“シームレスダウンパーカー”(1万2900円)で、機能性の高さとマットな質感、ほどよい丈感が票につながった。3位は光沢感のある素材を使用した“ウルトラライトダウンシャイニーボリュームジャケット”(8990円)がランクインした。

アウターランキング
メンズ部門

1位 防風アウターフリースジャケット(4990円)
2位 スタジアムジャンパー(7900円)
3位 シームレスダウンパーカー(3Dカット)(1万4900円)
4位 ヒートテックウォームパデッドジャケット(5990円)
5位 ハイブリットダウンパーカ(3Dカット)(1万2900円)

 メンズの人気アウター第1位は、総合ランキングで5位だった “防風アウターフリースジャケット(長袖)”(4990円)だ。「防風機能付きで、アウターとして使える」「ジェンダーレスで切られて、年齢も問わないデザイン」「コスパ最強、お手入れが簡単で暖かい。最強アウター」と、価格、機能、デザイン性のバランスの良さが評価された。2位には今季のトレンドアウターの一つである“スタジアムジャンパー"(7900円)がランクイン。「この値段でこのクオリティーは、ただただすごい」「フェイクレザーの質感が良く、シルエットも好み」と、低価格であることを感じさせない完成度の高さが人気の理由だった。

スタッフが愛用する隠れた名品

・ヒートテックシームレスリブタートルネックT(1990円)
・エアリズムボディシェイパーショーツ(スムース・4分丈)(990円)
・ヒートテックニットレッグウォーマー(リブ)(990円)
・ローゲージVネックカーディガン(長袖)(3990円)

 スタッフが愛用する隠れた名品として紹介されたのは、インナーや小物などだった。“ヒートテックシームレスリブタートルネックT”(1990円)は、人気の“ヒートテック”がリブ素材になった新商品。インナーとしてもトップスとしても着られ、カラーバリエーションが豊富で差し色として取り入れやすい点が好評だ。“エアリズムボディシェイパーショーツ(スムース・4分丈)”(990円)は、体のラインを整える補正下着。締め付けすぎず心地よい履き心地が評判だ。そのほか、“ヒートテックニットレッグウォーマー(リブ)”(990円)や、“ローゲージVネックカーディガン(長袖)”(3990円)の名前が挙がった。

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中学生が作った「ア ベイシング エイプ® 」のスニーカー“ベイプスタ”のペーパークラフト600点を展示

 葛西第三中学校(東京都江戸川区)はこのほど、秋の学芸発表会で「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®、以下ベイプ)」の定番スニーカー“ベイプスタ(BAPE STA™️)”のペーパークラフトを用いた生徒の作品を展示発表した。このペーパークラフトは、「ベイプ」がコロナ禍の外出自粛要請を受けた2020年に、公式ホームページ(BAPE.COM)から無料で提供したもの。プリントアウトして図面を切り取り、組み立てると完成する。同校美術科の西部亮先生のアイデアで授業に採用され、2年ぶりに平時での展示に至った。

 学芸発表会では、全校生徒によるオリジナルの“ベイプスタ”約600点を展示。「誰かを傷付けなければ何をやってもいい」という西部先生の教えの下、着色だけでなく、人工芝や切手、フェルトなど異素材を貼り付けるなどした多くの個性的な作品が並んだ。展示会場となった教室には、今回のことを耳にした「ベイプ」が、本物の“ベイプスタ”やオリジナルキャラクター“マイロ像”の展示、教室のプレートなどを制作。いつもの雰囲気と違う教室に「かっこいい!」「すごい」と釘付けになる生徒の姿が見え、着ぐるみ姿の“マイロ”が登場すると「きゃー、かわいいー!」と黄色い声援が挙がった。また、優れた作品には「ベイプ賞」なる特別賞を与えて、展示を盛り上げた。

 西部先生は「“ベイプスタ”のペーパークラフトのことを知って、過去に見たアメリカのラッパーがMVで色鮮やかな“ベイプスタ”を履いている姿が浮かんだ。1年生の最初の授業で色の勉強をするので、これを塗らせたら面白そうだな、と。欲を言うともっと面白い作品が出てきて欲しかったが、実は、“自由にやる”のは中学生が一番苦手なこと。『何をやってもいいよ』と言うと途端にみんな手が止まる。展示を見てもう一度作れば、もっと面白い作品が出てくる。だからこそ、他の生徒の作品を見てもらい、 “やられた!”“こういうアイデアがあったか”と感じてほしい。これが来年、再来年と続けばいい」と話す。

 加えてこの取り組みを振り返り、「中学生にとっては、高くて買えないスニーカーかもしれないが、かっこいいブランドのものを作ったという経験になり、とても良い教材だった。従来、学校はおしゃれを排除しようという傾向があるが、それが良い方向に転じて日本のファッションが育てばとても良いことだと思う。世の中の面白いものが学校教育にどんどん入ってくることで、生徒にとってのいい刺激や経験に繋がってほしい」と続けた。

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「ジミー チュウ」の新作フレグランス登場 大胆でグラマラスな女性をイメージ

 ブルーベル・ジャパンは11月16日、「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」の新作フレグランス“ジミー チュウ アイ・ウォント・チュウ フォーエバー オードパルファム”(60mL、税込1万1990円/100mL、同1万5730円)を発売した。昨年発売した“アイ・ウォント・チュウ”のストーリーを進化させ、ブランドが持つ大胆でグラマラスな世界観を受け継ぎながら、メゾンの洗練された華やかさと遊び心を添えた調香に仕上げている。

 ソニア・コンスタン(Sonia Constant)とイーズ・ターナー(Louise Turner)の両調香師により生み出された香りは、パワフルなローズにスパイシーなピンクペッパーとビターアーモンドオイルを加えたトップノートで大胆な魅力を表現。ミドルノートはブラックチェリーリカー、ジャスミンサンバック、ベチバー、ラストノートはモス、バニラ、トンカビーンを組み合わせている。

 ボトルデザインは女性のシルエットをモチーフにしたフォームに、エレガントなブラックのグラデーションをデザイン。ブランドを象徴する印象的なゴールドのモノグラムとゴールドグリッターをネックにあしらっている。

 新フレグランスの発売を記念し、同ブランドの香水を税込1万5730円以上購入した人を対象にオリジナルのイブニングバッグをプレゼントするキャンペーンを実施している(数量限定)。

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「ボッテガ・ヴェネタ」を着たエイサップ・ロッキー ワイルドとシックの合間を絶妙に突く

 「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」を着用したラッパーのエイサップ・ロッキー(A$AP Rocky)が、恋人で歌手のリアーナ(Rihanna)と共にパパラッチされた。

 ロッキーはカリフォルニア州ウエスト・ハリウッドで、自身のウイスキーブランド「マーサー+プリンス(MERCER+PRINCE)」のパーティーに向かうところをキャッチされた。白のストライプシャツ&ジーンズに、ワイドラペルのレザージャケットを羽織ったスタイルだ。ブーツも黒でまとめ、全身ブラックのリアーナとリンクさせた。サングラスとネックレスで、さりげなくグリーンを効かせたのもポイントだ。

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「ボッテガ・ヴェネタ」を着たエイサップ・ロッキー ワイルドとシックの合間を絶妙に突く

 「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」を着用したラッパーのエイサップ・ロッキー(A$AP Rocky)が、恋人で歌手のリアーナ(Rihanna)と共にパパラッチされた。

 ロッキーはカリフォルニア州ウエスト・ハリウッドで、自身のウイスキーブランド「マーサー+プリンス(MERCER+PRINCE)」のパーティーに向かうところをキャッチされた。白のストライプシャツ&ジーンズに、ワイドラペルのレザージャケットを羽織ったスタイルだ。ブーツも黒でまとめ、全身ブラックのリアーナとリンクさせた。サングラスとネックレスで、さりげなくグリーンを効かせたのもポイントだ。

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「スノーピーク」が米ニューヨークの既存店を移転オープン キャンプギア中心の構成に

 スノーピークは10月、米ニューヨーク・ソーホーにあった既存店を、ニューヨーク・ブルックリンに移転オープンした。新店舗は、開発の進むウィリアムズバーグの一等地に構える。店舗面積は約185平方メートルで、1階とロフトエリアで構成し、高い天井と大きな窓が開放的な内装だ。商品はギアが8割でウエアが2割。ギアの比率を高めて、キャンプブランドとしての強みを打ち出す。

 前身であるソーホー店は、2015年にアパレル中心の店舗としてオープンした。内田ユウイチ=スノーピークUSA チーフ ブランド オフィサーは「ソーホー店は、ブランドを知らない人にとってのいいタッチポイントになった。一方でアパレルを全面に出したため、キャンプブランドとしての認知度が高まらなかった」と振り返る。ブルックリン店では、テントやバーベキュー用のグリルといったギアをディスプレーするほか、空間演出でギアブランドとしての認知向上を図る。

 アメリカは日本よりもキャンプが定着しており、キャンプブランドも多い。その中で同社は、幅広い商品構成に優位性を見出す。「ウエアからギア、小物まで全てのキャンプ用品がそろうキャンプブランドは意外と少ない」と内田氏。ほかにも、新潟・燕三条の金物技術を生かしたプロダクト力も武器になるという。例えば日除けや雨避けに使うタープは、アメリカのキャンプブランドは簡易的なものが多く、「ここまで作り込んだものはなかなかない」。灰が落ちない工夫を施し、グリルとしても使える焚き火台は、「人々が自然と集まる場を作り出せるギアだ」と話す。今後は物販に加えて、キャンプのイベント企画なども行う予定だ。

 同社はニューヨークのほか、オレゴン・ポートランドにも店舗を構えている。

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伊「ヘルノ」がFCバルセロナと3年間のパートナーシップ契約を締結

 イタリアブランドの「ヘルノ(HERNO)」は、スペインリーグに所属するFCバルセロナと公式フォーマルウエアのパートナーシップ契約を締結した。期間は、2023年1月から24-25年シーズンまでの3年間。

 FCバルセロナのサッカー(男女)およびバスケットボールチームの選手とスタッフは、遠征時などに「ヘルノ」がデザインした服を着用する。なお、3チームが同じフォーマルウエアパートナーを有するのは初。

 「ヘルノ」は、1948年にイタリアで創業したアウターウエアブランド。FCバルセロナ(男子サッカー)はUEFAチャンピオンズリーグを5回、FIFAクラブワールドカップを3回制するなど、多数の国際タイトルを持つ世界的人気クラブ。

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「リミ フゥ」20周年コレクション第2弾 秋元梢とエリコ・ナカオが選んだ秋冬アイテムを販売

 「リミ フゥ(LIMI FEU)」は、設立20周年を記念し、秋元梢とエリコ・ナカオ(ERIKO NAKAO)と協業したコレクション第2弾を11月18日に発売する。ブランドの公式オンラインストアや伊勢丹新宿本店、三越銀座店、大丸梅田店などで取り扱う。

 コレクションは、過去20年間にわたって発売した全アーカイブから2人がセレクトしたルックを春夏と秋冬の年2回販売する。第2弾では、2002-03~12-13年の秋冬コレクションの中から8アイテムをラインアップ。チェーンベルト付きコート(税込35万2000円、以下同)、ジャンプスーツ(10万1200円)、エポーレット付ミリタリーシャツ(4万1800円)、シューレース乗馬パンツ(7万400円)、タイガーパターンのジャンプスーツ(25万3000円)、カウレザーのオーバーオール(33万円)、ブラックドレス (5万5000円)、モヘアのリストバンド(3850円)をそろえる。

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マッシュがビューティ事業をテコ入れ 好調なファッションのノウハウを横展開

 マッシュホールディングスは今期(2023年8月期)、業績が足踏みするビューティ事業をテコ入れする。PRや組織体制など、好調なファッション事業の手法を横展開することで復調を目指す。

 子会社マッシュビューティーラボが運営するビューティ事業の22年8月期売上高は、前期比横ばいの164億円だった。近藤広幸社長は「コロナによりメイクアップの市況が厳しいというのはもはや言い訳にならない。トレンドのキャッチアップ力、話題性のある商品やイベントの打ち出しが足りなかった」と反省の弁。期中には、小木充マッシュビューティーラボ元副社長や「セルヴォーク(CELVOKE)」の田上陽子ディレクターらキーパーソンが会社を後にした。

 23年8月期は、ビューティ事業単体で前期比15%増の181.8億円を目指す。具体的なテコ入れ策として、これまでビューティカテゴリーにおいてはそれぞれブランドごとに行っていたPR体制を見直し、ファッションカテゴリーと同様に「PR事業部」を組織。さらにファッションのPR責任者がビューティの責任者を兼務することで、ノウハウを共有する。また、ビューティ事業のブランド横串でそれぞれの成長を促す「ブランド事業部」も立ち上げた。

 今年6月にはマッシュブランドを集めた新ECアプリ「マッシュ ストア」をローンチした。「マッシュ ストア」ではファッションとビューティのトータル提案を強化し、カテゴリーをまたいで利用する客を増やす狙いだ。それに先立ち5月には、ファッションとビューティで別々だった会員サービスの統合を完了した。

 8月末時点で「マッシュ ストア」アプリのダウンロード数は22万。来年春には積極的なプロモーションにより利用者の獲得を加速する。「(同社の)会員512万人がアプリを通じて当社のファッションとビューティの両方を楽しんでいただき、店舗への誘客にもつながれば、シナジーは大きいはずだ」とみる。

メンズファッションとライセンス事業
それぞれ「売上高100億円」を狙う

 メンズファッションやライセンス事業にも成長余地を見出す。メンズファッション事業の22年8月期売上高は前期18%増の41億円で、大部分を「ジェラート ピケ」のメンズライン“ジェラート ピケ オム”が占める。今年春にスタートした「アウール(AOURE)」は3年以内に売上高30億円に育てる計画で、「将来的にはメンズ事業で100億円の売り上げ規模を作っていきたい」とする。

 伊藤忠商事と合弁で新会社バブアー パートナーズジャパンを設立しライセンス展開を始めた「バブアー(BARBOUR)」は、伊勢丹新宿本店メンズ館、大丸東京店、ルクアイーレ大阪に直営店を出した。マッシュの事業ポートフォリオにはないアウトドアのノウハウを学ぶとともに、ここでも「エコストア(ECO STORE)」などと合わせたライセンス事業分野として、売上高100億円の事業規模創出を狙う。

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アモーレパシフィックとBTSが再びコラボ リップマスクの限定セットを発売

 韓国化粧品最大手のアモーレパシフィック(AMOREPACIFIC)は12月14日、BTSとのコラボレーションセット“BTS|AMOREPACIFIC リップスリーピングマスク トリオセット”(3個入り、税込3465円)をアットコスメ、ロフトで発売する。BTSとのコラボは昨年に続き2回目。アモーレパシフィック傘下ブランド「ラネージュ(LANEIGE)」の人気リップマスクから、限定フレーバーを詰め合わせた。

 今回は「Butter」「PermissiontoDance」「Dynamite」などBTSの世界的ヒット曲からインスピレーションを得た「Love Your Lips, Feels Like POP!」がテーマ。ボックスはレコードのターンテーブルをイメージし、BTSの楽曲が名付けられた製品をそろえた。

 フレーバーは、ポップコーンのような香りがする新フレーバー「バター」、リラックスした時間を演出する「ピーチアイスティー」、甘い香りの人気フレーバー「スイートキャンディ」の3種類。睡眠中に唇へ潤いを与え、角質をケアする。

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「N.ハリウッド」と「チャンピオン」がコラボコレクション“ニューウィーブ”の第2弾を発表

 「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」は、「チャンピオン(CHAMPION)」とコラボレーションした全4型のカプセルコレクションを11月23日に発売する。価格は税込2万9700〜3万4100円で、「N.ハリウッド」と「チャンピオン」の公式オンラインストアをはじめ、ミスター ハリウッド(Mister hollywood)やミスターハリウッド オオサカ、「N.ハリウッド」直営店舗、「N.ハリウッド ゾゾヴィラ(N.HOOLYWOOD ZOZOVILLA)」などで取り扱う。

 両者は、2021年にも「チャンピオン」を象徴する“リバースウィーブ”を再構築したコラボカプセルコレクション“ニューウィーブ(NEW WEAVE)”を発売しており、今回は第2弾に当たる。第1弾でもラインアップしていたフーディーとスエットシャツは、1990年代のアメリカ製の「チャンピオン」にみられた二重のリブ襟やエルボーパッチを採用し、どちらもセンターシーム仕様に変更。スエットパンツはフレアシルエットにアップデートし、新作のハイネックスエットシャツのフロントにはシームポケットをあしらっている。価格はフーディーが同3万4100円、スエットシャツとハイネックスエットシャツが3万1900円、スエットパンツが同2万9700円だ。

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115周年を迎える「コンバース」がロゴを一新

 「コンバース(CONVERSE)」は2023年に115周年を迎えるにあたり、ロゴをリニューアルする。

 新ロゴは、「スポーツがファッションの垣根を越えてブランドが成長の幅を広げていった」(「コンバース」)1970~90年代のロゴをベースに、「力強さと洗練性を再構築したデザイン」だという。

 「コンバース」は、アイコンモデル“オールスター”の“アンクルパッチ”にも用いられるトリコロールカラーを使ったビジュアルなども用意する。

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【スナップ】ヨンアや鈴木えみ、YAMATOらが祝福 「タトラス」×アンドレ・サライヴァがポップアップ

 「タトラス(TATRAS)」は、グラフィティアーティストのアンドレ・サライヴァ(Andre Saraiva)とのコラボレーションコレクションを11月19日に発売する。公式オンラインストアでは予約販売を受け付けている。

 コレクションは、「タトラス」のシーズンカラーであるブルーとブラックの2色をキーカラーとし、スタジャンやトラックジャケットなどのほか、ボーリングをモチーフとした雑貨も用意した。

 一般発売に先駆けて、11月12〜16日には東京・原宿のJ6でポップアップストアを開催。ヨンアや鈴木えみ、YAMATO、福士リナ、高橋らら、大平修蔵、松井愛莉、柳俊太郎ら多くのセレブリティが来場して祝福した。

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【スナップ】ヨンアや鈴木えみ、YAMATOらが祝福 「タトラス」×アンドレ・サライヴァがポップアップ

 「タトラス(TATRAS)」は、グラフィティアーティストのアンドレ・サライヴァ(Andre Saraiva)とのコラボレーションコレクションを11月19日に発売する。公式オンラインストアでは予約販売を受け付けている。

 コレクションは、「タトラス」のシーズンカラーであるブルーとブラックの2色をキーカラーとし、スタジャンやトラックジャケットなどのほか、ボーリングをモチーフとした雑貨も用意した。

 一般発売に先駆けて、11月12〜16日には東京・原宿のJ6でポップアップストアを開催。ヨンアや鈴木えみ、YAMATO、福士リナ、高橋らら、大平修蔵、松井愛莉、柳俊太郎ら多くのセレブリティが来場して祝福した。

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「ケイタ マルヤマ」がクリスマスの限定クッキー缶を発売 アーカイブ柄“シャノワール”を採用

 「ケイタ マルヤマ(KEITA MARUYAMA)」は、クリスマスに向けた限定のオリジナルクッキー缶を11月21日から公式オンラインサイトで予約受付開始、12月5日に東京・南青山の丸山邸とメゾン ド マルヤマ神戸別邸で発売する。価格は税込4860円。

 クッキー缶は、「エル・グルメ(ELLE gourmet)」フードクリエイター部の公認料理家・渡辺千尋がレシピを監修した。黒猫やクリスマスオーナメントをかたどった7種のクッキーを詰め込んだ。缶には、草木の中に黒猫の姿が描かれた「ケイタ マルヤマ」のアーカイブ柄“シャノワール(CHAT NOIR)”を採用した。

 丸山敬太デザイナーは「ファッションは洋服のみならず、衣食住すべてが、その人らしさのあらわれであり、ファッションである」と捉え、「クリスマス向けということで、特別感のある缶がいいなと思い、ミステリアスな雰囲気とエレガントなクリスマスカラーで構成されたシャノワール柄をチョイス。大人っぽくシックな印象のクッキー缶に仕上がりました」と語った。

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「コム デ ギャルソン・オム」×「ニューバランス」 競技用バスケットボールシューズを復刻&アレンジ

 「コム デ ギャルソン・オム(COMME DES GARCONS HOMME)」は11月18日、「ニューバランス(NEW BALANCE)」とコラボした“BB550”を発売する。ブラックとホワイトの2色展開で、価格は各2万8600円(税込)。「コム デ ギャルソン・オム」の取り扱い店舗で扱う。

 “BB550”は、1989年に「ニューバランス」が発売した競技用バスケットボールシューズ“プライド550”を復刻したもの。コラボモデルは、かかと部分に“CdGH”のロゴをあしらう。

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「パレス スケートボード」と「アンブロ」がコラボ 1990年代のサッカーアイテムを彷ふつとさせる3型を用意

 「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS以下、パレス)」は、「アンブロ(UMBRO)」とコラボレーションしたアイテムを11月19日に発売する。「パレス スケートボード」の公式オンラインストアと東京店のみで取り扱い、各商品の価格は発売日まで非公開だ。

 「アンブロ」は、2009年に立ち上がった「パレス」が初めてコラボレーションしたブランドで、今回は12年の初コラボから10年目の節目を記念して実現した。アイテムは、アノラックとショーツ、フットボールシャツの3型を用意。1990年代に「アンブロ」がサプライヤーを務めていたサッカー・イングランド代表のアイテムに着想したデザインで、どれも当時の「アンブロ」のロゴをあしらい、胸元や袖などに「パレス」のブランドテープを配している。

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「パレス スケートボード」と「アンブロ」がコラボ 1990年代のサッカーアイテムを彷ふつとさせる3型を用意

 「パレス スケートボード(PALACE SKATEBOARDS以下、パレス)」は、「アンブロ(UMBRO)」とコラボレーションしたアイテムを11月19日に発売する。「パレス スケートボード」の公式オンラインストアと東京店のみで取り扱い、各商品の価格は発売日まで非公開だ。

 「アンブロ」は、2009年に立ち上がった「パレス」が初めてコラボレーションしたブランドで、今回は12年の初コラボから10年目の節目を記念して実現した。アイテムは、アノラックとショーツ、フットボールシャツの3型を用意。1990年代に「アンブロ」がサプライヤーを務めていたサッカー・イングランド代表のアイテムに着想したデザインで、どれも当時の「アンブロ」のロゴをあしらい、胸元や袖などに「パレス」のブランドテープを配している。

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「エミリオ・プッチ」2023年プレ・スプリング・コレクション

 「エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)」が2023年プレ・スプリング・コレクションを発表した。

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「エミリオ・プッチ」2023年プレ・スプリング・コレクション

 「エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)」が2023年プレ・スプリング・コレクションを発表した。

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「エテュセ」がなにわ男子の大西流星とコラボ 第1弾はマスカラ下地を発売

 「エテュセ(ETTUSAIS)」は12月1日、ジャニーズ事務所に所属する7人組グループなにわ男子の大西流星がプロデュースしたコスメを発売する。コラボレーションの第1弾は、“アイエディション(マスカラベース) LE R728 夢中ネイビー”(限定1色、税込1980円)を販売。プラザ、ロフト、アインズ&トルペなどのバラエティ・ドラッグストア、公式オンラインストアで展開する。数量限定品で、なくなり次第終了となる。

  “アイエディション”は、大西の愛用品であることからコラボアイテムの第1弾として選定された。カラークリエーションだけでなく、容器のデザインや“夢中ネイビー”というカラーネームまで、細部にわたり大西がプロデュースした。

 同製品は瞳がきれいに見えるこだわりネイビーの“絶妙なニュアンスカラー”を採用したほか、目もとの透明感をアップさせるブルーパールを配合。容器色はホワイトで、ジェンダーレスでシンプルなデザインに仕上げた。商品号数はR=「RYUSEI」、728=「なにわ」にちなみ「R728」で統一。コラボレーションならではの遊び心を加えた仕様となっている。

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「ディオール」が阪急うめだ本店で2023年クルーズコレクションのポップアップ

 「ディオール(DIOR)」は11月16〜22日の期間、阪急うめだ本店に2023年クルーズコレクションのポップアップストアをオープンする。

 スペイン・アンダルシアに着想し、フラメンコに敬意を表したドレスやスカート、アーティストのピエトロ・ルッフォ(Pietro Ruffo)がデザインしたスカーフ(6万6550円税込、以下同)に加え、“D-バブル”バッグ(49万5000円)も限定販売する。

■「ディオール」クルーズコレクション ポップアップストア
日程:11月16〜22日
時間:10:00〜20:00
場所:阪急うめだ本店1階 コトコトステージ11
住所:大阪府大阪市北区角田町8-7

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「ヴァン クリーフ」が支援するジュエリーと宝飾芸術の学校「レコール」が2023年東京で開催 特別展「極楽鳥」も

 フランス発ジュエラー「ヴァン クリーフ& アーペル(VAN CLEEF & ARPELS以下、ヴァン クリーフ)」が支援する「レコール ジュエリーと宝飾芸術の学校(以下、レコール)」は2023年2月24日〜3月10日、東京の京都芸術大学外苑キャンパスで「レコール日本特別講座」を開催する。日本で「レコール」が開催されるのは、3回目。4つの新しいコースを含む18のコースが、ジュエリーの芸術史、原石の世界、サヴォアフェールの分野で行われる。6〜16歳を対象にしたワークショップ5つやジュエリーに関して語るイブニング カンバセーションズ4回が開催予定だ。新しく加わったコースは、ドローイングに光を当てた“ジュエリーデザインの遥かなる歴史を辿る”、古今東西のジュエリーに用いられる素材、サヴォアフェール、スタイルを学ぶ“ジュエリーで世界一周”、エンゲージメントリングに関する“エンゲージメントリング:愛の物語”、宝石の女王と呼ばれるルビーの特性を探る“ルビー:燃えるように妖艶な石”、ワークショップでは、王冠や剣の歴史を学ぶ“王冠と剣”、ジュエリーをデザインする“貴石を描いてみよう”の2つだ。「レコール」は興味に応じて好きな数、順番で講義を組み合わせて受講が可能。講師陣は、各分野の専門家から構成される。時間は2~4時間で、1つの講義の定員は最大12人。1講義の受講料は税込1万4000円〜2万8000円。申込方法は、23年1月20日公開予定の「レコール」の公式サイトから。

 会場構成は、19年の「レコール」の会場を手掛けた建築家の藤本壮介が担当。住友林業とコラボレーションし、ヒノキを用いたモジュールを組み合わせて機能性のある空間をつくる予定だ。これらはリユースが可能で、伐採した場所には植樹して森林の循環を図るサステナブルな取り組みになっている。

10年間で5万人以上を教えてきた「レコール」

 11月14日に東京・国際文化会館で開催された会見で、「レコール」のアリー・ヴァラネ・デロム学長は、「今年、『レコール』は設立10周年。ジュエリーのあらゆる経験値の人々5万人以上を教えてきた。常設校はパリ、香港、上海にあり、世界中で移動講座を開催している。日本は初めて移動講座を行った場所。3回目を開催できるのを喜ばしく思う」とコメント。「ヴァン クリーフ」は1973年、フランスのジュエラーとして初めて日本上陸したブランドということもあり、深い関係がある。

特別展「極楽鳥」も開催

 また、パリの「レコール」本校で行われたエキシビション「バーズ・イン・パラダイス」を新たな視点でキュレーションした特別展「極楽鳥」が23年1月20日〜5月7日、丸の内の「インターメディアテク」で開催される。同展は、「ヴァン クリーフ」と東京大学総合研究博物館の共催で、19世紀半ばから1960年代のさまざまなメゾンや作家によるジュエリー約100点が来日し、鳥の絵や標本などと展示される。入館無料。

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「東京デザインスタジオ ニューバランス」が人気スニーカー“TDS 574”の第4弾モデルを発売

 「東京デザインスタジオ ニューバランス(TOKYO DESIGN STUDIO NEW BALANCE以下、TDS)」は、人気スニーカー“TDS 574”の第4弾モデルを11月19日に発売する。価格は税込3万800円で、「ニューバランス」の公式オンラインストアや東京・日本橋浜町のティーハウス ニューバランス(T-HOUSE New Balance)など、一部直営店などで取り扱う。

 “TDS 574”は、「ニューバランス」の定番モデル“574”を「TDS」が再解釈した1足で、“N”ロゴをなくしたアッパーやビブラム(Vibram)社製のシャークソールが特徴だ。今回の第4弾モデルは、ホワイトとベージュをメインカラーに、アッパーの素材にはベジタブルタンニンレザーとコットンヘリンボーンを採用することで、経年変化による質感を楽しむことができる1足に仕上げた。

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マッシュがベインキャピタルに2000億円で株式売却 「3〜5年後の上場目指す」

 「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」「スナイデル(SNIDEL)」などを手掛けるマッシュホールディングス(近藤広幸社長、以下マッシュHD)は、株式上場を視野に米投資ファンドのベインキャピタルに株式を譲渡する。近藤社長が保有する全株式を12月末までに2000億円規模で売却し、その後近藤社長が再出資する。「パートナーシップによって海外事業の成長を加速させ、管理部門などのサポートも受ける。3〜5年後に上場を目指す」と近藤社長は話す。

 再出資後の株式保有比率は、ベインキャピタルが約6割、近藤社長が約4割となる。近藤社長や現経営陣は引き続き指揮を執る。

 マッシュHDの2022年8月期売上高は前期比14%増の1023億円、営業利益は98億円だった。売上高が1000億円を超えたのは初めて。「現状は国内と海外の売り上げ比率が9対1。これを上場するタイミングで1対1にまで持っていき、売上高としては3000億円にしたい」。そのための基盤作りとして、ダウンウエアの「カナダグース(CANADA GOOSE)」や韓国の化粧品「カーバー コリア(CARVER KOREA)」などへの投資実績があり、ブランドを成長させているベインキャピタルと組んだ。

 株式譲渡にあたっての近藤社長のインタビューは、この後「WWDJAPAN.com」で公開する。

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「アディダス」と「リモワ」が初タッグ 機能的なバックパックとシューズを発売

 「アディダス オリジナルス(ADIDAS OROGINALS)」は、「リモワ(RIMOWA)」との初めてのコラボコレクションを11月17日に発売する。ラインアップするのはバックパック(26万5000円税込、以下同)とシューズ(3万5200円)の2型。「アディダス」の「CONFIRMEDアプリ」とアディダス オリジナルス フラッグシップ ストア 原宿では一般販売に先駆けて11月14日21時から抽選受付を開始する。

 ともにドイツを代表する両ブランドが手を組んだ今回のコラボレーションでは、旅の充実感にインスピレーションを得ながら、自然とのつながりを求める都市の人々に向けたアイテムを制作した。アイテムは実用性を重視したデザインに仕上げ、カーキと光沢のあるチタンを基調にオレンジのアクセントを加えた。

 バックパックはアウトドアのニーズやショートトリップに向けたもので、「リモワ」ならではのグルーヴ(溝)加工を施したアルミニウムを使用している。カラビナとサムループをつけたパッド入りのショルダーストラップや耐荷重ロープストラップ、グラブハンドルなど、細部には機能的な仕掛けも搭載した。開閉部には取り外し可能なマチを配し、内部には2つのジップポケットと16インチノートPCに対応するポケットをあしらった。

 シューズは、現代のライフスタイルやトレンドに合わせたデザインに仕上げた。プライムニットのアッパーにはチタン風のカラーリングで、しなやかな“BOOSTミッドソール”はクリアで表現し、近未来感を演出した

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インフルエンサーD2C支援のエニーマインドが東証グロースに上場承認

 インフルエンサーマーケティング支援やD2Cブランドを運営するエニーマインドグループ(AnyMind Group)は11月15日、東京証券取引所からグロース市場への上場が承認された。上場予定日は12月15日になる。

 同社はネット広告大手のマイクロアド出身で、現社長CEOの十河宏輔氏が2016年4月にシンガポールで起業。その後タイやベトナム、インドネシアなどに現地法人を設立後に、2017年から日本でも事業をスタートした。現在は「次世代のコマースインフラ」を掲げ、売上高の約半分を、インフルエンサーや企業向けにマーケティングやECシステム、アパレル生産、物流などをそれぞれ、あるいはワンストップで支援するサービスが占めている。支援先は1000ブランド以上、インフルエンサー・クリエイターは1400人以上に達している。

 直近の連結業績(21年12月期、国際会計基準)は売上高が192億円、営業損失が2億1300万円、純損失が8億円。赤字ではあるものの、17年12月期以降は急成長を続けており、21年12月までの年平均成長率は62%。バランスシートは総資産額134億円に対して、純資産は72億円で、自己資本比率は53.8%。従業員数は1052人となっている。シンガポールで起業したこともあり、地域別の売上高は日本が43%、東南アジアが41%、その他が16%と、海外の売上比率の方が高くなっている。

 大株主は十河社長が37.21%、小堤音彦・取締役CCOが9.54%、SMBC信託銀行の運用する未来創生2号ファンドが6.77%、VCのJAFCOアジアテクノロジーファンドが4.81%となっている。

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インフルエンサーD2C支援のエニーマインドが東証グロースに上場承認

 インフルエンサーマーケティング支援やD2Cブランドを運営するエニーマインドグループ(AnyMind Group)は11月15日、東京証券取引所からグロース市場への上場が承認された。上場予定日は12月15日になる。

 同社はネット広告大手のマイクロアド出身で、現社長CEOの十河宏輔氏が2016年4月にシンガポールで起業。その後タイやベトナム、インドネシアなどに現地法人を設立後に、2017年から日本でも事業をスタートした。現在は「次世代のコマースインフラ」を掲げ、売上高の約半分を、インフルエンサーや企業向けにマーケティングやECシステム、アパレル生産、物流などをそれぞれ、あるいはワンストップで支援するサービスが占めている。支援先は1000ブランド以上、インフルエンサー・クリエイターは1400人以上に達している。

 直近の連結業績(21年12月期、国際会計基準)は売上高が192億円、営業損失が2億1300万円、純損失が8億円。赤字ではあるものの、17年12月期以降は急成長を続けており、21年12月までの年平均成長率は62%。バランスシートは総資産額134億円に対して、純資産は72億円で、自己資本比率は53.8%。従業員数は1052人となっている。シンガポールで起業したこともあり、地域別の売上高は日本が43%、東南アジアが41%、その他が16%と、海外の売上比率の方が高くなっている。

 大株主は十河社長が37.21%、小堤音彦・取締役CCOが9.54%、SMBC信託銀行の運用する未来創生2号ファンドが6.77%、VCのJAFCOアジアテクノロジーファンドが4.81%となっている。

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「ルイ・ヴィトン」が11月16、17日の一粒万倍日に向けて日本限定カラーの新作財布を発売

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は11月16、17日の一粒万倍日(“ひと粒の籾[もみ]が万倍にもなって実る”といわれる開運日)に向けて、日本限定カラーの新作財布を発売した。

 柔らかなラムレザーを用いた長財布の“ジッピー・ウォレット”(16万3900円税込、以下同)はローズゴールドとブルーグラシエールを、モノグラム・パターンをパーフォレーション(穴飾り)で表現したコンパクト財布の“ポルトフォイユ・クレア”(12万1000円)はアイスブルー系のカラーを日本限定色として展開する。

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「ルイ・ヴィトン」が11月16、17日の一粒万倍日に向けて日本限定カラーの新作財布を発売

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は11月16、17日の一粒万倍日(“ひと粒の籾[もみ]が万倍にもなって実る”といわれる開運日)に向けて、日本限定カラーの新作財布を発売した。

 柔らかなラムレザーを用いた長財布の“ジッピー・ウォレット”(16万3900円税込、以下同)はローズゴールドとブルーグラシエールを、モノグラム・パターンをパーフォレーション(穴飾り)で表現したコンパクト財布の“ポルトフォイユ・クレア”(12万1000円)はアイスブルー系のカラーを日本限定色として展開する。

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「ナイキ」の“エア ジョーダン 7 カーディナル”が復刻 約11年ぶり3度目

 「ナイキ(NIKE)」は、1992年に発表したスニーカー“エア ジョーダン 7(AIR JORDAN 7)”の人気カラー“カーディナル(CARDINAL)”を復刻し、11月16日に「ナイキ」の公式アプリ「SNKRS」などで発売する。価格は2万2550円(税込)。

 “エア ジョーダン 7 カーディナル”は92年のオリジナルモデル発売以降、2006年と11年に復刻しており、今回が約11年ぶり3度目となる。ホワイトをメインカラーに、足首のジャンプマンロゴやヒールループ、シュータンの内側など、随所にレッドやゴールドをアクセントカラーとして配色。インソールに「ナイキ」のロゴをプリントし、ヒールにはマイケル・ジョーダン(Michael Jordan)の背番号“23”を左右非対称にあしらっている。

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「ナイキ」の“エア ジョーダン 7 カーディナル”が復刻 約11年ぶり3度目

 「ナイキ(NIKE)」は、1992年に発表したスニーカー“エア ジョーダン 7(AIR JORDAN 7)”の人気カラー“カーディナル(CARDINAL)”を復刻し、11月16日に「ナイキ」の公式アプリ「SNKRS」などで発売する。価格は2万2550円(税込)。

 “エア ジョーダン 7 カーディナル”は92年のオリジナルモデル発売以降、2006年と11年に復刻しており、今回が約11年ぶり3度目となる。ホワイトをメインカラーに、足首のジャンプマンロゴやヒールループ、シュータンの内側など、随所にレッドやゴールドをアクセントカラーとして配色。インソールに「ナイキ」のロゴをプリントし、ヒールにはマイケル・ジョーダン(Michael Jordan)の背番号“23”を左右非対称にあしらっている。

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現代アーティスト、ロッカクアヤコのプリント作品を24時間限定販売 全員購入可能で価格は500ユーロ

 現代アートのマーケットプレイス「アバント アルテ(AVANT ARTE)」は11月23日、日本人現代アーティストのロッカクアヤコとコラボレーションし、24時間限定で新作のプリント作品を販売する。全ての人がアートコレクションを始められるよう、希望者は全員購入可能で、価格は500ユーロに設定する。

 同氏は11月23日、プリント作品のベースとなるオリジナル作品を制作し、その全行程を「アバント アルテ」の公式サイトでライブストリーミングする。制作はロンドンのオールド・セッションズ・ハウスで行う。

 同氏は、2006年に村上隆が主催する「Geisai #9 Art Fair」でスカウト賞を受賞し、注目を集める。筆ではなく手を使ったペインティングのパフォーマンスで知られ、2022年5月にはオークションハウスのクリスティーズで絵画が130万ドル(約1億8200万円)で落札され、彼女の作品の新記録を樹立した。コラボにあたって、「このたび、アバント アルテとコラボレーションできることを大変うれしく思います。このような素晴らしい場所でライブペインティングをしながら、世界中の人々と私のプロセスを共有できること、そしてこの新しいプリントエディションを通じて多くの新しい人々との出会いがあることを、とても楽しみにしています!」とコメントした。

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「コスメキッチン」ベストセラーアイテムをそろえた“ラッキーバッグ”が元旦に登場 最大65%オフのビューティアイテムが集結

 マッシュビューティーラボが運営する「コスメキッチン(COSME KITCHEN)」と「コスメキッチン ビューティー(COSME KITCHEN BEAUTY)」は、ベストセラーアイテムを集めた限定キット“2023 ラッキーバッグ”(税込7700円)を2023年1月1日から店舗とオンラインで限定発売する。ウェブストアでは11月15日から先行予約を開始し、12⽉下旬より順次発送を開始する予定だ。

 「コスメキッチン」の“2023 ラッキーバッグ”は、ヘアケアブランド「ジョヴァンニ(GIOVANNI)」の“2chic フリッズビーゴーン”のシャンプーとコンディショナーに加え、「セルヴォーク(CELVOKE)」のテラコッタ―カラーのリップ“リベレイティッド マット リップス 03”、限定商品として「トーン(TO/ONE)」のリップグロス“グロス プランパー EX01” などスキンケア・メイク・ボディーケアをラインアップ。店頭キットは約税込2万2088円相当が65%オフ、ウェブストアのキットは約税込2万1098円相当が64%オフとなっている。

 「コスメキッチン ビューティー」初となる“2023 ラッキーバッグ”は、「エッフェオーガニック(F ORGANICS)」のモイスチャーローションをはじめ、「ガミラシークレット(GAMILA SECRET)」のエキゾチックな香りが特徴のジャスミンの美容ソープ、「アムリターラ(AMRITARA)」のヒマラヤ岩塩バスソルトなどが入り、約税込2万350円相当が62%オフとなっている。いずれも限定エコバッグと店舗で使える1000円オフチケットがセットされている。

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「ギャップ」、中華圏事業を中国のECサービス会社に売却 北米ではアマゾンにストアをオープン

 米「ギャップ(GAP)」は11月7日、中国本土と台湾を含む中華圏事業を中国のECサービス大手、宝尊電商(BAOZUN INC.)に売却すると発表した。取引額は4000万~5000万ドル(約56億〜70億円)で、手続きは2023年上半期に完了する見込み。

 宝尊電商は06年の創業。08年から中華圏における「ギャップ」のECサービスを運営しているほか、「ナイキ(NIKE)」「ザラ(ZARA)」「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」などにも同様のサービスを提供している。同社は今後、フランチャイズ契約に基づき、中華圏における「ギャップ」の店舗やオンラインストアの運営を行う。また、今回の契約には中華圏で「ギャップ」製品をデザイン、製造、広告、販売する権利が含まれている。契約期間は20年となっているが、最初の10年間の後、5年ごとに更新する。

 「ギャップ」は、10年に中国本土に進出。同市場に200店以上を構えているが、近年は現地のアパレルブランドとの競争が激化し、売り上げが減速していた。現地メディアによれば、コロナ禍の影響もあり、今年8月には北京、上海、深圳、杭州など15都市以上で店舗をクローズしたという。なお、「ギャップ」と親会社を同じくする「オールドネイビー(OLD NAVY)」は14年に中国市場に参入したものの、20年に撤退している。

 また、ギャップ社は10日、アマゾン ファッション(AMAZON FASHION)と提携した。米国とカナダのアマゾンに「ギャップ」のストアをオープンし、ウィメンズ、メンズ、キッズ向けのTシャツ、デニム、アンダーウエア、スリープウエアなどベーシックなアイテムの販売を開始した。

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「ギャップ」、中華圏事業を中国のECサービス会社に売却 北米ではアマゾンにストアをオープン

 米「ギャップ(GAP)」は11月7日、中国本土と台湾を含む中華圏事業を中国のECサービス大手、宝尊電商(BAOZUN INC.)に売却すると発表した。取引額は4000万~5000万ドル(約56億〜70億円)で、手続きは2023年上半期に完了する見込み。

 宝尊電商は06年の創業。08年から中華圏における「ギャップ」のECサービスを運営しているほか、「ナイキ(NIKE)」「ザラ(ZARA)」「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」などにも同様のサービスを提供している。同社は今後、フランチャイズ契約に基づき、中華圏における「ギャップ」の店舗やオンラインストアの運営を行う。また、今回の契約には中華圏で「ギャップ」製品をデザイン、製造、広告、販売する権利が含まれている。契約期間は20年となっているが、最初の10年間の後、5年ごとに更新する。

 「ギャップ」は、10年に中国本土に進出。同市場に200店以上を構えているが、近年は現地のアパレルブランドとの競争が激化し、売り上げが減速していた。現地メディアによれば、コロナ禍の影響もあり、今年8月には北京、上海、深圳、杭州など15都市以上で店舗をクローズしたという。なお、「ギャップ」と親会社を同じくする「オールドネイビー(OLD NAVY)」は14年に中国市場に参入したものの、20年に撤退している。

 また、ギャップ社は10日、アマゾン ファッション(AMAZON FASHION)と提携した。米国とカナダのアマゾンに「ギャップ」のストアをオープンし、ウィメンズ、メンズ、キッズ向けのTシャツ、デニム、アンダーウエア、スリープウエアなどベーシックなアイテムの販売を開始した。

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「カルティエ」とスペイン王室、アンバサダーの親密な関係 幹部が語るハイジュエリー戦略

 多くのジュエラーは7月のオートクチュール・コレクション中に新作ハイジュエリーの発表を行うが、「カルティエ(CARTIER)」は、世界各地で6月に新作発表を行っている。今年はスペイン・マドリードでイベントを開催。王のジュエラーと呼ばれる「カルティエ」というだけあり、各国の王室と深いつながりがある。また、最近では積極的にアンバサダーを起用。王室やアンバサダーとの関係や戦略について、アルノー・カレズ(Arnaud Carrez)=カルティエ シニア バイスプレジデント&チーフ マーケティングオフィサーに聞いた。

WWD:ハイジュエリーの発表を例年6月に行う理由は?

アルノー・カレズ=カルティエ シニア バイスプレジデント&チーフ マーケティング オフィサー(以下、カレズ):顧客やパートナー企業、プレスの方々に特別な時間を提供したいと考えて6月の早い時期に、新作コレクションにふさわしい国と都市で発表している。「カルティエ」のクリエイションと共鳴し、特別な体験ができるような美しい場所を選んでいる。また、「カルティエ」とゆかりのある場所というのもポイントだ。

WWD:今年、発表の場をスペイン・マドリードに選んだ理由は?

カレズ:スペイン王室と「カルティエ」は長い友好と忠誠の歴史で結ばれている。1904年に、当時の国王であったアルフォンソ13世(Alfonso XIII)が「カルティエ」を王室御用達ジュエラーにしたのがスペイン王室とわれわれの絆の始まりだ。メゾンのアーカイブには20年に王室のために作られたティアラの写真がある。27年にスペインの宮廷人が購入したミステリークロックは、現在「カルティエ」のコレクションの一つとなっている。それ以来、「カルティエ」はスペイン全土で支持されている。2012年、マドリードのティッセン ボルネミッサ美術館で開催された「アート オブ カルティエ(EL ARTE DE CARTIER)」展では、カルティエ コレクションから400点を超える作品を展示。同年にはマドリードのレティーロ公園にあるカサ・デ・バカスセンターに“パビリオン オブ デザイン”をオープンし、3週間にわたりデザインをテーマとしたポップアップイベントを開催した。このような背景があるので、新作コレクションを発表する場所をマドリードにした。

アンバサダーはキャンペーンの枠を超えた存在

WWD:「カルティエ」はメゾンのアンバサダーではなく、コレクションのアンバサダーを起用しているが、その理由は?

カレズ:アンバサダーやフレンズ オブ メゾンとはメゾンの歴史に寄り添う継続的な関係を築きたい。“サントス ドゥ カルティエ”と米俳優のジェイク・ジレンホール(Jake Gyllenhaal)をはじめ、“パシャ ドゥ カルティエ”のキャンペーンでは、米俳優のラミ・マレック(Rami Malek)やメイジー・ウィリアムズ(Maisie Williams)、香港出身のK POPスターのジャクソン・ワン(Jackson Wang)、豪シンガーソングライターのトロイ・シヴァン(Troye Sivan)、米シンガーのウィロー・スミス(Willow Smith)などが集結。「カルティエ」とこれら、フレンズ オブ メゾンとの関係は、キャンペーンの垣根を超えてさまざまな取り組みにつながっている。ジレンホールとマレックは、「ドバイ エキスポ 2020」とのコラボのプロジェクトにも参加。彼らは、さまざまなプロジェクトを通して、メゾンの革新に携わっている。

WWD:イラン出身女優のゴルシフテ・ファラハニ(Golshifteh Farahani)をハイジュエリーのアンバサダーに起用した理由は?

カレズ:ファラハニは、誰もが認める素晴らしい女優であり、歌手、ミュージシャンだ。アート系の映画からハリウッド映画に出演し、レッドカーペットでは、そのスタイルとエレガンスで注目を集める存在だ。彼女は、既にフレンズ オブ メゾンとして活動しており、昨年もハイジュエリーのアンバサダーを務めた。彼女の多面的な個性は、多様で多文化なヘリテージをインスピレーションにする「カルティエ」のハイジュエリーを完璧に体現している。

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「洋服の青山」が初の受注生産 「アングリッド」元ディレクターを起用し企画

 青山商事が手掛ける「洋服の青山」は、この秋にリブランディングを図ったキャリア向けブランド「アンカーウーマン(ANCHOR WOMAN)」において、受注生産によるEC限定商品を発売する。受注生産による商品の販売は、「洋服の青山」で初めての試みになる。

 商品の企画には、クリエイティブ・ディレクターの高園あずさを起用。高園のアイデアのもと、型紙から作成したというアイテムは、ビジネスからオケージョンまで使えるジャケット(1万6500円税込、以下同)とパンツ(9900円)、ジレ(1万1000円)、スカート(8800円)を用意する。スタイリング提案として、ジャケット×パンツ、ジレ×スカートの2種類のセットアップを訴求する。

 ジャケットは、アームホールと肩幅を広くとったボックスシルエットでゆったりとしたサイズ感。パンツもジャケットのシルエットに合わせたツータック仕様のストレートにした。ジャケットの上衿とパンツのヒップポケットに使ったサテンが上品に仕上げたポイント。また、麻のようなシワになりにくい軽やかな素材を採用したジレとスカートはどちらにもボタンを使わず、シンプルなデザインに。スリットの入れ方やロングの丈感にこだわったスカートは、前後ろの2ウエイで着用できる。全てのアイテムが自宅の洗濯機で洗えるウォッシャブル素材を採用している。受注の予約は、「洋服の青山」公式オンラインストアで11月17日12時〜28日23時59分に受け付ける。23年3月下旬から順次発送する予定だ。

 2013年にスタートした「アンカーウーマン」は、“ビジネスシーンでも自分らしく着用できる幅広い仕事服の提供”を目指し、今秋リブランディングしたばかり。アパレルブランドでの経験が豊富で、20〜30代の中でも子育てする女性に支持を集める高園を起用することで、これまでにない仕事服の提案を掲げたという。なお、高園は商品企画だけでなく、撮影時のスタイリングやEC特設ページのデザイン構成も監修。彼女の公式ユーチューブチャンネルでは、骨格別や体型カバーの着こなしアドバイスや企画の裏側などを紹介する動画の公開を予定している。

 高園は、マークスタイラーが運営する「アングリッド(UNGRID)」のクリエイティブ・ディレクター を約8年間務め、今年からフリーランスとして独立。スキンケアブランド「イロイク(IROIKU)」の公式アンバサダーやビンテージ家具ブランド「アップタウン ファニチャー(UP TOWN FURNITURE」のソファーカバーのプロデュースなどを手掛けている。プライベートでは二児の母として知られる。

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「バレンシアガ」がツイッターの公式アカウントを削除 ヘイトスピーチ増加などを懸念か

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は11月14日、ツイッター(TWITTER)の公式アカウントを削除した。米電気自動車大手テスラ(TESLA)のイーロン・マスク(Elon Musk)共同創業者兼最高経営責任者(CEO)による買収後、大手ファッションブランドでツイッターの使用を中止したのは「バレンシアガ」が初となる。

 買収後、マスクCEOはツイッターのCEOに就任。同氏による“言論の自由”を重視した運営方針により、ツイッター上でヘイトスピーチやフェイクニュースが増加することへの懸念が広がっており、ゼネラル・モーターズ(GENERAL MOTORS)、ファイザー(PFIZER)、ダイソン(DYSON)などの大手企業が広告の出稿を一時停止。また、同氏がツイッターの人権チームを解雇したことを受け、ジジ・ハディッド(Gigi Hadid)らのセレブリティーがアカウントを削除している。

 「バレンシアガ」は、アカウントを削除する以前、ツイッターで約95万のフォロワーを有していた。英ファッションメディア「ビジネス・オブ・ファッション(The Business of Fashion)」による問い合わせに対し、「バレンシアガ」はコメントを差し控えるとしたものの、アカウントを削除したことは認めたという。また、米「フットウエアニュース(Footwear News)」は本件について「バレンシアガ」の親会社であるケリング(KERING)に問い合わせたが、期日内に回答を得られなかった。

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25周年のアーバンリサーチが“スタンスミス コンフォート”をシルバーカラーに別注

 アーバンリサーチは、シルバーカラーに別注した「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」の“スタンスミス コンフォート”を発売する。現在、公式オンランストアで予約を受け付け中で、12月10日に発売する。価格は1万5400円(税込)。

 アーバンリサーチの25周年を記念した企画で、一部にリサイクル素材を使用する。デザイン面では“STAN SMITH”のサイドロゴをなくし、シュータンやヒールロゴは白でプリントする。アーバンリサーチは、「一(いち)から行った“マットシルバー”の色出しにも注目してほしい」と話す。

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「試着室から出てきたお客さまのキラキラの笑顔が最大のやりがい」ソブダブルスタンダードクロージング 藤井麻依

 地方専門店の取材で「この店で人気のあるブランドは?」と尋ねると、必ずと言っていいほど上がってくるのが「ダブルスタンダードクロージング(DOUBLE STANDARD CLOTHING)」だ。デザイナー兼代表取締役の滝野雅久氏が1999年にスタートしたブランドである。黒とゴールドを基調とした空間に赤いマネキンが印象的な、モダンとクラシック、カジュアルとフェミニンなど対になる要素がリミックスされたアイテムを展開している。ファン層も幅広く20代から50、60代の方からも支持されている。そんな「ダブルスタンダードクロージング』の魅力にハマり、現在は六本木店のショップマネージャーを務めている藤井麻依さんにその魅力を語ってもらった。

藤井麻依/ソブ ダブルスタンダードクロージング六本木店ショップマネージャーCCO

PROFILE:(ふじい・まい)1981年生まれ、鹿児島県出身。理美容専門学校を卒業後、2001年に福岡の販売代行会社に入り、販売員としてのキャリアをスタート。幅広いジャンルの店頭に立つ中で『ダブルスタンダードクロ―ジング』期間限定店舗のスタッフとして働く。その後、飲食店勤務を経て、福岡のベンチャー企業が運営するセレクトショップに勤務。再び「ダブルスタンダードクロ―ジング」の販売に携わる。2012年に「ダブルスタンダードクロージング」を運営するフィルムに入社し、現在に至る

―販売員の仕事を始めたきっかけは?

藤井麻依さん(以下、藤井):友人に勧められたからです。美容専門学校に通っていたのですが、あの頃は“カリスマ美容師ブーム”で卒業しても就職できないくらい生徒が溢れていました。結局、卒業しても就職できず半年ほどフリーターをしていたところ、友人の紹介で販売代行会社で働くことになりました。この会社は服だけでなく、いろいろな物を売っていて、いい経験になりました。

―いろんなものとは?

藤井:主に国内の個性派ブランドを販売していましたが、他にもミセス、インポート、時計、水着なども扱っていましたし、水も売っていたこともありました。最初の1年間はミセスブランドにいましたが、その後は「今日はあの店に行って」「明日からはこのブランドを手伝ってきて」という感じで働いていました。

―服だけでなく、水まで売るとは(笑)。ですが、それだけ幅広いジャンルやテイストで販売をしていたら、接客スキルが磨かれそうですね。

藤井:そうかもしれませんね(笑)。

―その中で一番勉強になったことはなんでしょう。

藤井:はじめて働いたミセスブランドです。客層は60、70、80代のマダムな雰囲気の方がいらっしゃるような店でした。それまで販売職をしたことがなかったので、お客さまからいろんなことを教えていただきました。特に店長がカリスマ的な接客力の持ち主で、店長の接客をよく観察し、店長が休憩中に実践しようとすると、そういう時に限って1時間の休憩を45分で切り上げてくるような方なんです。折角の接客チャンスタイムが短くて(笑)。ほかの先輩方もとても接客が上手でしたので真似をして自分に取り込みつつ、自分の強みは何かを模索しながら接客していました。当時、強みになったのは専門学校で学んだ色彩のこと。例えば、接客で「お客様の髪色や肌色でしたら、こんな色が似合いますよ」とお伝えして喜んでもらえることが多々あり、勉強してきたことが強みとして生かせたのは嬉しかったですね。逆に失敗から学ぶことも多くて、例えば丈詰めする際に骨格に合わせたベストな丈をお伝えしようとしても、上手く伝えることができなくて、もっと勉強しなくては……とよく思っていました。

出会ってから10年を経て、念願のブランドの販売員に

―「ダブルスタンダードクロージング』にはどういう経緯で働き始めたのですか?

藤井:その後、マダムからヤングOL向けのブランドの担当になり、その頃から代行会社の営業スタッフが「今度、このブランドを扱うんだ」といって毎日のように「ダブルスタンダードクロージング」のカタログを見せられていました。福岡三越で3か月の期間限定店を出店することになり、会社から「一人で東京の本社に挨拶して来い」とまるで修行のようなことを言いつけられて、デザイナー兼代表取締役だった滝野さんに会いに行きました。そのときは、アパレル経験も少ない小娘にも丁寧に接してくださり、「今シーズン一押しのスタイリングはコレで、店頭に立つ時はこの服を着てね」と説明しながら、服を選んでいただけたことに衝撃を受けました。この時、選んでいただいた服は今でも大切に持っていて、ジャケットはとても綺麗な状態で今でも着ています。今でも展示会ではスタッフたちにシーズン説明してくれるのですが、そういう姿を見て「このブランドをもっと広めたい!」というスイッチが入りました。

―社長でありデザイナーでもある方から直々に説明をしてもらい、しかも服まで選んでもらえたのは貴重な経験でしたね。

藤井:そうなんです。その後も衝撃的なことが続いて、期間限定店の営業が開始すると同業の販売員がたくさん買い物に来ることに驚いたんです。自分の店でも買えるのにどうしてなんだろうと。でも、それだけファッションが好きな人に支持されているブランドなんだ、とあらためて実感しました。ほかにも専門学校時代の友人から地元の女子アナ、美容部員まで買いに来たり、客層も幅広くて若い方からマダムまで来店したり。お客さまがダブスタの服を着ると魔法をかけられたように洗練されていく姿を見ていて、私も楽しくなってどっぷりハマってしまいました。この店の結果次第で今後の福岡出店の可能性があると聞いていたので、福岡出店を信じて待っていました。

―それから入社に至るまでは?

藤井:結局、その代行会社には5年くらい勤め、退社後は飲食業界にも興味があったので個人経営の飲食店で働きました。でも友人から「働いている姿が似合わない」と笑われ、自分でも飲食業は合わないかもと思ったので、再びアパレルに戻りました。福岡にダブスタをメインに扱う店ができるということでフィルムの営業の方から「今、何してるの?」と連絡をもらって、再びダブスタを販売することになりました。その店は東京のベンチャー企業が運営する福岡のセレクトショップで、ITをメイン事業に他には不動産や飲食、ワイン、野球選手のマネジメントなど幅広い事業展開をしていて、その中で私がアパレル担当になったのです。しかも、入社するときに滝野さんの後押しもあり、研修のために都内の直営店で働かせてもらったんです。

―ダブスタを販売するとはいえ、他社の社員に手厚いですね。今まで聞いたことがありません。

藤井:本当に当時のことを思い出すと、よく受け入れてくれたと思います。その会社は風変わりというかトップがファッション好きだったので、そのセレクトショップの他にも東京でメンズのオーダーメイド店も出していたことがありました。最終的には香港出店という話も浮上してきて、私に「香港へ行くか、滝野さんの下で働くか」と選択肢が与えられたのですが、海外移住はしたくなかったので後者を選びました。

―それで、正式にフィルムに入社するんですね!ブランドには長く携わっているのに、入社までは時間がかかりましたね。

藤井:ダブスタと出会って、約10年くらいですね。

「入りにくいお客さま」には、丁寧な接客で対応

―地方専門店で取材をしていると人気の高さを実感するのですが、個人的には店がかっこよすぎて入りにくいと思ってしまうのですが……

藤井:実際、カッコいいが先行して店に入りにくいというお客様は多いですね(笑)。でも、一回着てみたら大丈夫です!

―入りにくいと感じているお客様に対し、どうやって入店を促していますか?

藤井:私が入社した頃にはすでにブランドが確立されていたのですが、立ち上げの頃からいるスタッフから話を聞くと「とにかくブランドを認知させたい」という気持ちを強く持っています。私もそれを第一に考えて、お会いする方にはブランドのことはあまり知らないお客さまだと思いながら、丁寧にブランドを発信するようにしています。入店していただけたら、服のカッコよさとスタッフの接客のギャップに気が付いていただけると思います。

―では、接客で心がけていることは?

藤井:来店したこの時間をこの店に使って良かったと思っていただけるような接客を心がけています。私自身は、お客さまがうれしそうに試着室から出てきて、キラキラしているのを見るのがただ楽しいんです。そういう表情を引き出すのが好きで、例えばその日は朝から気分が乗らなくても、この店に来たことで「今日はすごくいい事があった」と思えるようなことが提供できればと思います。そして、この気持ちはお客さまだけでなく、スタッフに味わってもらいたいんです。私たちもお客様と出会えてよかった、という気持ちで仕事できればいいなと思います。よく「お客さま第一主義」とたとえる店もありますが、それが逆にスタッフの気持ちに重くのしかかって、疲弊しているようにも思うのです。

―それは大いに感じます。スタッフが疲弊していては良い接客もできないと思います。

藤井:お客さまが大切なことは大前提なので今さら言うことではないと思っていて、これからはスタッフ自身の気持ちが楽しい、嬉しい、充実していると感じられるように、メンバーの働き方やチームワークも大切にしています。

―特に今はお客さまが来店しにくいからこそ、余計に販売員のメンタル維持が大変だと思います。これは現場だけでなく、会社も何とかしないといけないですね。そこで最後に今後の目標は?

藤井:これからもダブスタをたくさんの人に伝えていきたいです。ファッションは人を元気にさせるものなので、もっと服を着る楽しみやおしゃれすることを考える時間を増やしていければ、生活も豊かになるのかなと思っています。

―最低限の服でも生活できるけど着飾ることで心が豊かになることってありますね。反対に心を豊かにする方法はいろいろあるけれど、一番手軽にできるのはファッションだと思います。

藤井:ファッションの楽しさって私にとってはなくてはならないものですし、そのことをもっともっと多くの人に知ってほしい。販売員という仕事も、だから成り立っていると思います。以前、滝野さんが「販売は資格がなくても仕事を通じで学べて、スキルを上げていけば一生働ける素晴らしい仕事だよ」と言ってくだって。そんな考えを持ち、素敵な服を作る方の下で働くことができて私も幸せです。

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「ロエベ」のキャンペーンに夏木マリらが出演 伊勢丹新宿などでポップアップ、渋谷パルコではイベントも

 「ロエベ(LOEWE)」は、俳優の夏木マリらが出演する2023年春夏プレコレクションキャンペーンを公開した。映画「千と千尋の神隠し」で湯婆婆を演じた夏木は、現実の“湯屋”たる銭湯で写真に収まる。撮影は、ドイツ人写真家ユルゲン・テラー(Juergen Teller)が担当した。

 同キャンペーンにはほかに、映画「君の名前で僕を呼んで」でメガホンを取り、23年に公開予定の「Challengers(原題)」でジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)とコラボするイタリア人監督のルカ・グァダニーノ(Luca Guadagnino)、英国人衣装デザイナーのサンディ・パウエル(Sandy Powell)、米国人俳優のクロエ・セヴィニー(Chloe Sevigny)、カナダ人俳優のテイラー・ラッセル(Taylor Russell)、中国人俳優のタン・ウェイ(Tang Wei)、米国人アーティストのロニ・ホーン(Roni Horn)、韓国人歌手のイェリ(Yeri)も出演する。

 出演者は2023年春夏プレコレクションの服に身を包み、中国の陶磁器に着想したという“モノクロームコレクション”のバッグを持つ。

 また「ロエベ」は伊勢丹新宿本店などでポップアップを、渋谷パルコでイベント(11月18日18〜21時)を行う。さらに11月18日に松坂屋名古屋店に、12月1日に仙台の藤崎に店舗をオープンする。阪急うめだ本店には11月22日、フレグランスやキャンドルなどを扱う国内初の常設店舗を開店する。

■ホリデーポップアップ
日程:11月16〜22日
時間:10:00〜20:00
場所:伊勢丹新宿本店本館1階 ザ・ステージ

日程:11月23〜29日
時間:10:00〜20:00
場所:阪急うめだ本店1階 コトコトステージ11

日程:11月30日〜12月25日
時間:10:00〜20:00
場所:神戸阪急新館1階

日程:12月14〜27日
時間:10:00〜20:00
場所:三越銀座店本館1階 ザ・ステージ

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【スナップ】CFDA授賞式にキム・カーダシアンら出席 来場者のスナップをお届け!

 アメリカファッション協議会(COUNCIL OF FASHION DESIGNERS OF AMERICA、CFDA)による2022年度「CFDAアワード(CFDA Awards)」が開催され、7日に授賞式が行われた。授賞式にはウィメンズウエア・デザイナー部門に選ばれた「ケイト(KHAITE)」を手掛けるキャサリン・ホルスタイン(Catherine Holstein)といったデザイナー陣はもちろん、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)やケンダル・ジェンナー(Kendal Jenner)らのセレブリティーが出席。来場者のスナップを紹介する。

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「アトモス」×「アディダス オリジナルス」× イラストレーターFACEのトリプルコラボ“サンバ”が誕生

 スニーカーショップ「アトモス(ATMOS)」は、「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」とイラストレーターのFACEとトリプルコラボレーションしたスニーカー“サンバ(SAMBA)”を11月19日に発売する。価格は税込1万3200円で、「アトモス」の公式オンラインストアと一部直営店、東京・原宿のスニーカーショップ「A.T.A.D」で取り扱う。なお18日8時59分まで、「アトモス」の公式オンラインストアでは抽選販売を受け付けている。

 今作は、幼少期のFACEが兄の“サンバ”を勝手に履いていたという思い出から同モデルをベースに採用。普段の作品で頻繁に用いている花のグラフィックを随所に散りばめたほか、サイドのスリーストライプスに“FACE STUDIO”の金文字を並べ、シューレースチャームやヒールにはアイコニックな目や口のイラストを施した。

 また、発売を記念したFACEのポップアップストアを19日から12月4日まで「A.T.A.D」で開催する。コラボ“サンバ”をモチーフとしたフーディーとロングスリーブTシャツの販売や、ビジュアルを撮影したフォトグラファー池野詩織の作品を展示する。

■FACE & Shiori Ikeno POP-UP STUDIO
日程:11月19日〜12月4日
時間:11:00〜19:00
場所:A.T.A.D
住所:東京都渋谷区神宮前3-22-8

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ドレイクと21サヴェージが新アルバム宣伝用の偽「ヴォーグ」製作で訴訟トラブル 裁判所が使用を禁止する仮処分命令

 ドレイク(Drake)と21サヴェージ(21 Savage)が「ヴォーグ(VOGUE)」を模倣した雑誌(以下、偽「ヴォーグ」)を製作し、11月4日に発売した新アルバム“Her Loss”のプロモーションに利用したことが商標権侵害や不当表示などにあたるとして、「ヴォーグ」出版元のコンデナスト(CONDENAST)は7日、ドレイクと21サヴェージおよびドレイクのPRを担当するヒルチック・ストラテジーズ(HILTZIK STRATEGIES)を相手取り、400万ドル(約5億6000万円)の損害賠償や偽「ヴォーグ」を使用した広告宣伝を差し止める旨の仮処分命令などを求めてニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所に提訴した。裁判所はその2日後の9日、ヴォーグの訴えを認め、偽「ヴォーグ」の使用や陳列、配布、流通などの行為を禁止する仮処分命令を下した。これを受けてドレイクらは、偽「ヴォーグ」に関するSNS上の投稿を削除している。

 ドレイクは自身のインスタグラムアカウントに偽「ヴォーグ」の写真を投稿し、「ヴォーグ」の公式アカウントおよび同誌の編集長であるアナ・ウィンター(Anna Wintour)に謝辞を述べた。これに対してコンデナストは「『ヴォーグ』もアナ・ウィンターもアルバムのプロモーションに一切かかわっていない。また、コンデナストは偽『ヴォーグ』を製作し展開することについて承認も支援もしていない」と訴状で述べている。

 また、コンデナストは、この投稿の後、「ヴォーグ」がドレイクおよび21サヴェージとコラボレーションしたという誤報が流れ、その報道を見て事実を誤認したファンがドレイクの投稿に喜びのコメントを投稿していることを挙げ、「世間の混乱は目に余るものがある」と批判している。

 コンデナストは10月31日以降、ドレイクらに侵害行為をやめるよう繰り返し要求してきたが、ドレイクらは何の処置もせず、コンデナストの権利を軽んじ続けたため、法的処置に踏み切ったと主張する。8日時点では依然としてSNSの投稿は掲載されたままだったが、9日に裁判所が偽「ヴォーグ」の使用や流通などを禁止する仮処分命令を下したことを受けて、現在はそれらの投稿を削除している。

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「レブロン」と不二家「ミルキー」がコラボ ミルクの香りがする限定シュガースクラブ発売

 「レブロン(REVLON)」は12月15日、不二家のロングセラーキャンディー「ミルキー」とコラボレーションした“レブロン キス シュガースクラブ”(全4種・うちオンライン限定品2種、税込各814円)を発売する。ミルキーとミルキーミントの香りがするシュガースクラブで、パッケージにはおなじみのキャラクター・ペコちゃんをあしらっている。

 唇の角質をケアし3種類のフルーツオイルで保湿力を高める“キス シュガースクラブ”はこれまでもハローキティやトム&ジェリーなどのキャラクターとコラボレーションを行ってきたが、今回は日本限定企画としてペコちゃんに白羽の矢が立てられた。

 スクラブのカラーバリエーションは「ミルキーの香り」がクリア、「ミルキーミント」がミントカラーになっており、背景に「ミルキー」のロゴがあしらわれた店頭販売版のほか、オンライン限定版も用意している。

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「バオ バオ イッセイ ミヤケ」が新バッグ“ストリーク”発売 陰影ある柄で独特な表情に

 「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」のバッグブランド「バオ バオ イッセイ ミヤケ(BAO BAO ISSEY MIYAKE)」は、ホリデーシーズンの新バッグ“ストリーク(STREAK)”を11月15日に発売した。

 バッグは立体的な造形が作り出す影と、陰影のある柄が重なり合って独特の表情が生まれるデザインが特徴。ハンドルには、プラチナのようなきらびやかな素材を使用した。カラーはチャコール、グレー、クリーム、グリーンの4色で、価格は税込5万7200円。

 また、ショルダーストラップの調整でクロスボディとしてもショルダーバッグとしても使えるバッグ“ループ(LOOP)”を12月1日に発売するほか、色彩の“黒”と玄人の“玄”から名付けられた“クロシリーズ”のバッグを12月15日に発売する。リフレクター素材を使用した“クロシリーズ”は、バックパックをはじめ、さまざまなタイプを用意する。

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マッシュHD22年8月期は売上高1000億円の大台突破 主力ファッションブランドが軒並み2ケタ増収

 マッシュホールディングス(HD)の2022年8月期は、売上高が前期比14%増の1023億円で、同社としては初めて1000億円を突破した。営業利益は98億円だった。売上高の約8割を占めるファッション事業の主力ブランドが軒並み2ケタ増収と好調で、業績を大きくけん引した。

 事業子会社マッシュスタイルラボが運営するファッション事業の売上高は前期比18%増の795億円。基幹ブランドの「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」は同15%増の276億円で、コロナ前の19年8月期との比較でも72%増と伸ばした。コロナ禍でのステイホーム需要が一巡する中でも強さを見せる要因は、「ベーシックな商品における高水準の企画力と、コラボによる話題性を両立できたこと」と近藤広幸マッシュHD社長。当期のコラボ企画数は17を数え、コラボ商品のみで売上高が60億円以上に達した。

 「スナイデル(SNIDEL)」は同38%増の189億円。近藤社長は「何度も反省会を繰り返しながら、愚直に商品をブラッシュアップしてきた。向上心の強いチーム力が生み出した成果だ」と強調する。その他の主なブランドの売上高は「ミラ オーウェン(MILA OWEN)」が同12%増の90億円、「フレイ アイディー(FRAY I.D)」が同19%増の72億円。

 海外では中国での認知拡大に一定の手応えを得た。同国最大級のショッピングイベントである昨年の「独身の日」(11月11日)は、過去最高の8億7000万円を売り上げた。北米事業は「ジェラート ピケ」のEC販売好調により「黒字化は目前」。

 23年8月期は売上高が前期比7.5%増の1100億円を予想する。営業利益に関しては、円安や輸送費高騰の影響により「見通すことは難しい」とする。厳しい商環境が続く中で、「(今期の業績は)決して楽観視できない。商品ごと特性を見極めながらの適正な価格設定と付加価値の提供が必要だ」と話す。

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「RMK」からナポリの情景や琥珀に着想を得たアンバーブラウンきらめく春コレクションが登場

 「RMK」から2023年1月6日、春のメイクコレクションが数量限定で登場する。来春は“インプレッション イン アンバー”をテーマに、イタリア・ナポリの夕暮れの情景とそこに過ごす人々の喧騒から着想を得たファンタジーとリアルのコントラストをコレクションで表現。さらに琥珀の持つ汚れや濁り、美しさ、艶感を感じさせるアンバーブラウンをコレクションのキーカラーに、透明感と奥行きを演出するメイクアイテムを展開する。また、同日にはクリーミーな質感で軽やかなマットリップ“ザ マット リップカラー”(全10色、税込各3850円)も発売する。

 春コレクションでは全9品を発売する。単色アイシャドウ“インフィニット シングル アイズ”(新3色、税込各2750円)の新色としてイエローベースのアンバーブラウン“バロック ブロンズ”、絶妙なニュアンスの“ロウ アンビション”、イエローゴールドのパールを詰め込んだ“スパークリング リモンチェッロ”が登場。いずれもほどよく透け感のある発色で単色でも重ねて使用しても奥行きのある目元を作り出せる。濡れたような質感のリキッドアイシャドウ“リクイドアイズ”(税込3850円)の新カラー“グロウ オブ コンフィデンス”は、夕陽に包まれる地中海をイメージしたアンバーブラウンやイエローニュアンスが溶け込んだカラー。ライン使いや目頭のハイライト、さらに“インフィニット シングル アイズ”と重ねるなど多様な使い方ができる。

 そのほか、“アイディファイニング ペンシル”(税込3300円)の新色“サニー ディジョン”は肌なじみの良いマットなイエロー。描き心地の良いジェルオイル処方で目元に滑らかにフィットする。“ザ マット リップカラー”(税込3850円)の新色“シアー カリズマ”は明度と彩度のバランスにこだわったアンバーカラー。高発色でありながらパウダリーな軽やかさがかなう。パウダーチーク“インジーニアス パウダーチークス N”(税込3300円)の新色“ローズ フレスコ”は、ローズベースのピンクが艶と立体感をプラスする。“ネイルラッカー”(新2色、税込各2200円)の新色はスモーキーなアンバーグリーンの“フォレスト アンバー”とゴールドやレッドのパールがきらめく“エレクトリック アンバー”。上品で滑らかな艶感が指先を彩る。

 春コレクションと同日に発売する“ザ マット リップカラー”は、オイルをバランスよく配合してクリーミーな塗り心地とパウダリーな仕上がりを両立。ひと塗りで鮮やかに発色し、唇が動いてもにじみにくく長時間つけたての美しさをキープする。ヌードベージュやベリーブラウン、モダンローズ、バーガンディなど10色のカラーバリエーションで展開する。

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“ヒットの条件揃いすぎ” 『Play fashion!』×『店づくりは、人づくり。店づくりは、街づくり。』がタッグを組む。ゼットン、第3創業期スタート。

【記事のポイント】 ●ゼットン、アダストリアグループで再スタート ●アダストリア木村社長との出会い ●ゼットン鈴木社長、アダストリア木村社長、お互い創業者からバトンタッチ
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ファッション業界 新語・流行語大賞2022:記者談話室vol.54

 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。

 第54回は「ファッション業界 新語・流行語大賞2022」です。年末が近づき、毎年恒例の「ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネートが発表されました。そこで本家にあやかってファッション業界の新語・流行語を考えてみました。今年のファッション業界で飛び交った言葉はなんでしょうか?

この配信は以下のアプリでもご利用いただけます。
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サッカー好き業界人が大予想! カタールW杯の優勝国と日本の行く末はどうなる!?

 11月20日、2022年FIFAワールドカップ・カタール大会の熱戦の火蓋が切って落とされる。今大会は、1998年フランス大会から続いていた32カ国制で行われる最後の大会で、5度の最多優勝回数を誇るブラジルや、前回大会王者のフランス、1966年の自国開催以来56年ぶりの優勝を狙うイングランドなど、歴戦の“猛国”たちが出場。そして、我らが日本もついに招集選手26人を発表し、4年に一度の世界最大級のスポーツの祭典に臨む。そこで、サッカー好きの業界人の方々に集まってもらい、注目選手と共に優勝国と日本の行く末を予想してもらいました!(この記事は「WWDJAPAN」2022年11月7日号からの抜粋です)

【1人目】
江田龍介/「バル」デザイナー、グラフィック・デザイナー

▼優勝予想国 - 不明
 フランスの連覇、ドイツとクロアチアのリベンジ、王道ブラジル、黄金世代のベルギー、渋いポルトガルなど、本当に見当がつかず......。南米勢の決勝に向けてのコンディション調整やアフリカ勢の決勝Tに進出できる胆力、同時にイタリアが出場しない理由もずっと考えています。ただ、近代サッカーの象徴としてGKの存在が一番鍵になると思います。

▼日本の予想順位 - 予選敗退
 あまりにも厳しすぎるグループ。3CBの戦術オプションなど、全体的な柔軟性のなさが理由ですが、格上でもタスクを絞って徹底して勝つためのサッカーができれば、可能性はあるかもしれません。ぜひ自分の予想を裏切ってほしいです!

▼注目選手 - 日本代表・鎌田大地
 冨安健洋や久保建英、守田英正と共に、所属するクラブと代表チームの連携の違いの中で結果を出せるのか否か注目。クリスティアン・エリクセン(Christian Eriksen)の復帰も本当にうれしい。

【2人目】
福永良輔/オンラインセレクトショップ「カバーコード」ディレクター

▼優勝予想国 - ブラジル
 全ポジションにまんべんなくタレントがそろい、なおかつ最近のネイマール(Neymar)は調子が良さそうで、南米予選の勝ち上がりっぷりを見てもブラジルが強いと感じました。ついに2002年日韓大会以来、20年ぶりの優勝を決めるのではないかと!個人的には、チアゴ・シウバ(Thiago Silva)とマルキーニョス(Marquinhos)のディフェンスに注目しています。

▼日本の予想順位 - ベスト8
 ドイツとスペインのどちらかと引き分け、なんとかグループステージを2位で通過。F組1位で通過してくるであろうベルギーと再戦し、前回大会のリベンジを果たして見事ベスト8という期待です。

▼注目選手 - ベルギー代表ケヴィン・デ・ブライネ(Kevin De Bruyne)
 個人的に大好きな選手。プレミアリーグのマンチェスター・シティで驚愕のプレーを連発しており、W杯でもその勢いを継続し、来年にはバロンドールを獲るのでは?

【3人目】
大江マイケル仁/「コグノーメン」デザイナー

▼優勝予想国 - アルゼンチン
 これまでに欧州諸国以外で開催されたW杯は11回あり、そのうち9回で南米勢が優勝しています。その中でも、今大会が自身のラストW杯と公言し、クラブでも絶好調のリオネル・メッシ(Lionel Messi)を擁するアルゼンチンに勢いを感じます。予想では準々決勝にオランダ、準決勝にブラジルと対戦するので、そこを乗り越えれば彼岸の優勝も見えてくるのでは?

▼日本の予想順位 - ベスト8
 ドイツ戦では、遠藤航が対人で止めるカウンターがハマれば良い結果につながるはず。2位通過の場合は因縁のベルギーとの可能性が高く、2002年日韓大会は引き分け、前回大会では逆転負け、今回こそは勝利です。

▼注目選手 - 日本代表・三笘薫
 DFを置き去りにするスピード感のあるドリブルには昔から憧れがあり、体幹がブレずになかなか倒れないのも武器。W杯で戦う相手にとっては、最も脅威となる選手になるはず。

【4人目】
ASH/ASH DA HERO ヴォーカル

▼優勝予想国 - アルゼンチン
 非常に良いグループに入った印象で、活きの良い若手がそろい、その若手をキャプテンのメッシがPSGでも見られるチャンスメイク特化型のプレーでフックアップし、うまい具合に“脱メッシ”が成功しているように見受けられます。そして、チームの雰囲気が良い印象!総合力では、ブラジルやフランスをしのぐナンバーワンではないでしょうか。

▼日本の予想順位 - ベスト8
 タフなグループリーグを突破すれば、ベスト8に進出できると予想します。そのためには、“厄介な強敵”というメンタルをチーム全体が持ち、対戦国の痛いところで牙を剥く的確な戦略が必要。しびれる闘いに期待します。

▼注目選手 - ウルグアイ代表フェデリコ・バルベルデ(Federico Valverde)
 個人的には、現時点で世界最高のプレイヤーの1人。おそらくGK以外、どのポジションでも高水準で仕事ができるサッカーIQの持ち主。古豪を復活させてほしいです。

【5人目】
大場桃果/フリーランス・エディター兼ライター

▼優勝予想国 - ドイツ
 ブラジルと迷いましたが、11月頭現在、カイ・ハヴァー(Kai Havertz)の調子が良さそうなのでドイツです!23歳のハヴァーツをはじめ、19歳のジャマル・ムシアラ(Jamal Musiala)ら若手に期待しつつ、トーマス・ミュラー(Thomas Muller)やイルカイ・ギュンドアン(İlkay Gundogan)といった実力のある先輩の存在も大きい。前回大会はグループリーグ敗退だったので、リベンジに気合が入っていると思います!

▼日本の予想順位 - ベスト16
 不運なグループですが、前回大会のベルギー戦のように日本には“番狂わせ力”があると思うので、ベスト16進出も可能なはず。プレミアで活躍する冨安健洋と三笘薫、CLで大活躍中の鎌田大地に注目しています。

▼注目選手 - デンマーク代表ピエール・エミール・ホイビュア(Pierre Emile Hojbjerg)
 技術と統率力に優れ、チームの心臓として勝利に導く選手。ユーロ2020で躍進したデンマーク代表は、ムードも監督カスパー・ユールマン(Kasper Hjulmand)の手腕も文句なし。

【6人目】
小川陸/フリーランス・エディター兼ライター

▼優勝予想国 - イングランド
 W杯前の公式戦6試合未勝利という大不調ぶりですが、プレミアリーグ好きとして期待を込めた優勝予想です。ブカヨ・サカ(Bukayo Saka)とハリー・ケイン(Harry Kane)のノースロンドン・コンビをはじめ、前線のタレント陣は豊富ですが、ディフェンス陣の調子が悪い&負傷者続出。監督ガレス・サウスゲート(Gareth Southgate)は“イジる”ことを嫌いますが、世界屈指の選手層なので思い切った決断をしてほしいです!

▼日本の予想順位 - ベスト16
 ドイツのマヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)、スペインのウナイ・シモン(Unai Simon)、コスタリカのケイロル・ナバ(Keylor Navas)という世界屈指のGKが勢揃いなので、3試合0ゴールも頭をよぎりますが、三笘薫ら好調攻撃陣が切り開くと信じています。

▼注目選手 - スイス代表グラニト・ジャカ(Granit Xhaka)
 もともとキャプテン&10番を背負うことで“代表バフ”がかかる選手だが、今シーズンは所属するアーセナルでも同ポジションで目覚ましい結果を残しており、ダークホース枠として期待大。

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「ドクターマーチン」×「アワー レガシー」 米英の名タンナーのデッドストックレザーを再利用したシューズを発売

 「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」は11⽉17⽇、スウェーデン・ストックホルム発のブランド「アワー レガシー(OUR LEGACY)」とコラボした商品を発売する。両者の協業は初めて。

 「ドクターマーチン」のアイコンである“1461 3ホールシューズ”をベースとしたもので、素材には英国・ノーサンプトンシャー州にある「ドクターマーチン」の⼯場に残されたデッドストックレザーの端材を用いる。“端材”といっても、米国・ホーウィン(HORWEEN)と英国・チャールズ・F・ステッド(CHARLES・F・STEAD)、両名タンナーのクロムエクセルレザーとスエードだ。シューレースも、同じくデッドストックを再利用する。また、ヒール部分には「アワー レガシー」のロゴをあしらう。

 価格は各4万700円(税込)。東京・表参道にある「ドクターマーチン」のコンセプトストア、ドクターマーチン ショールーム ティーワイオー(DR.MARTENS SHOWROOM TYO)と同ブランドの公式オンラインストアで販売する。

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「ブシュロン」がホリデーに向けたキャンペーンを開始 ビジュアルにローラ、アレクサ・チャン

 フランス・パリ発ジュエラー「ブシュロン(BOUCHERON)」がホリデーシーズンに向けたキャンペーンを開始した。「ブシュロン ワンダーランド」がテーマのこのキャンペーンでは、幼い頃のノスタルジックなホリデーの思い出を表現した。ビジュアルにはローラ(Rola)やアレクサ・チャン(Alexa Chung)、コ・ユンジョン(Go Youn-Jung)、ミラ・アル・ザハラニ(Mila Al Zahrani)、ハンナ・クィンリヴァン(Hannah Quinlivan)ら5人を世界各国から起用。5人はビジュアルで、ペーパークラフトでできた小さな町に迷い込み、大きくなったアイコンジュエリーの遊具やオブジェに出合う。

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「ニューバランス」と「モワローラ」が初コラボ 反乱とナイトライフに着想した“90/60”を用意

 「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、ナイジェリア出身のモワローラ・オグンレシ(Mowalola Ogunlesi)が手掛ける「モワローラ(MOWALOLA)」と初めてコラボレーションしたスニーカー“90/60”を11月18日に発売する。価格は税込2万2000円で、「ニューバランス」の公式オンラインストアと東京・日本橋浜町のティーハウス ニューバランス(T-HOUSE New Balance)などで取り扱う。

 コラボ“90/60”は、今年1月にパリで行われた「モワローラ」2023年春夏メンズコレクションで披露されていたモデルだ。反乱とナイトライフに着想し、一晩中モッシュやダンスに耐えられる耐久性を備えた1足として、アッパーの素材にレザーとメッシュを採用。ブラックをメインにティールブルーとピンクを随所に配色し、特殊な形状をしたシューレースを3色付属するほか、インソールやヒールには「モワローラ」のロゴを配した。

 なお発売を記念し、コラボ“90/60”を持って逃走する少女と追跡する仮想の“MBI(モワロラ捜査局)”が、危険なハイスピードチェイスを繰り広げるキャンペーンムービーを制作。何かを所有することと盗むことを対比しながら、自己表現の手段として何かを所有することで武装を試みる“盗むこと”の概念を視覚的に表現している。

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「ルイ・ヴィトン」からグラフィティーアートを思わせる新作のバッグ&レザーグッズ

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、スプレーによるグラフィティーアートを思わせるモノグラムの表現が特徴の新作バッグとレザーグッズを発売した。価格は“トリオ・メッセンジャー”が35万3100円(税込、以下同)、“キーポル・バンドリエール 25”が31万1300円、“ポルトフォイユ・ブラザ NM”が10万6700円。

 「ルイ・ヴィトン」は、「シックな装いになる季節に、アクセントとして取り入れてみては?」と話す。

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百貨店売上高3位「西武池袋本店」はヨドバシ主導でどう変わるか

 セブン&アイ・ホールディングスは、子会社のそごう・西武を米投資ファンドの米フォートレス・インベストメント・グループに売却することを正式発表した。フォートレスは百貨店再建のパートナーとして家電量販店のヨドバシホールディングス(HD)と組む。ヨドバシHDはそごう・西武の一部店舗の不動産を取得した上で、ヨドバシカメラを出店する。具体的な再建策は今後明らかになるだろうが、最大の注目は基幹店である西武池袋本店だ。

 西武池袋本店はコロナ下の2022年2月期でも売上高は1540億円。伊勢丹新宿本店、阪急本店(阪急うめだ本店、阪急メンズ大阪)に次ぐ百貨店売上高の日本3位である。旧セゾングループが消費市場を席巻した1980年代には1位だったこともある。現在でも西武池袋本が一番店(全国で最大の売り上げ)というアパレルブランドが少なくない。

 JR、東京メトロ、西武、東武が乗り入れ、1日の乗降客数が260万人という池袋駅に直結する好立地に、7万3000平方メートルの巨大な売り場を構え、その集客力は日本トップクラスといえる。全国に百貨店を10店舗運営し、その他の事業と併せて売上高4469億円(22年2月期)のそごう・西武にとって、その3分の1を占める。だが、近年はそのトラフィック(通行量)を生かしきれていないという指摘も多い。

ヨドバシカメラはどこに入るのか

 同店は今年7月末、約10年ぶりの大型改装を発表した。対象となるのは地下1階~2階の食品、2階のアート雑貨、化粧品、プレステージ雑貨、3階のハンドバッグ、婦人靴売り場の全4フロアで、合わせて2900平方メートルになる。9月上旬から2023年1月中旬にかけて、段階的に改装する。10月28日にもZ世代やミレニアル世代に向けたナチュラルコスメの売り場がオープンしたばかりだった。

 コロナ禍から消費が戻りつつある中、反転攻勢をねらった大型改装が、ヨドバシカメラの入居を前提に計画されていたかは不明だ。セブン&アイは、入札を経て優先交渉権を得たフォートレスと7月以降、具体的な条件面をすり合わせてきた。最も収益のポテンシャルが高い西武池袋本店をどうするかは重要事項だったはずだ。

 ヨドバシカメラが入居することは、ほぼ確実と言われている。読売新聞オンラインは「西武池袋本店は、ヨドバシが建物のほとんどを取得するとみられる。1階などに家電量販店を出店したうえで、百貨店全体をヨドバシが運営する可能性がある」(11月12日付)と、かなり踏み込んだ見方を紹介している。

 「建物のほとんどを取得する」のは“自前主義”を重視し、全国の店舗で不動産を所有してきたヨドバシHDの定石といえる手法だ。気になるのは「1階などに家電量販店を出店」という見通しである。百貨店では上層部の1〜2フロアに家電量販店がテナントとして入ることは、現在では特段珍しいことではない。ただ、家電量販店が百貨店の顔である1階に入るとなると話は別だ。

 西武池袋本店は山手線に沿って長細い形をしているが、1階フロアには「ルイ・ヴィトン」「エルメス」「ロエベ」といったラグジュアリーブランドと化粧品の売り場が入る。長期低迷が続く百貨店において、ラグジュアリーブランドと化粧品は貴重な成長領域であり、特にラグジュアリーブランドは高単価で収益性が高い。1階の一等地を家電専門店に譲ることは、従来の常識では考えにくい。売上高が落ちているにもかかわらず、4フロア前後を占めている衣料品売り場を集約して、ヨドバシカメラを入れるのが妥当だと思われる。

百貨店のブランド力を生かした再建

 大都市の百貨店は、成長領域であるラグジュアリーブランド、時計・宝飾品、アートといった高額品に経営資源を集めている。三越伊勢丹、大丸松坂屋百貨店、高島屋、阪急阪神百貨店も大都市の基幹店は、これまで以上に高額品の拡充に乗り出す。所得の2極化が、コロナを機にさらに顕著になったからだ。「ユニクロ」「ザラ」「無印良品」「ニトリ」「西松屋」といったカテゴリーキラー、あるいはショッピングセンター、ECモールと競合しない高額品こそが百貨店の強みを生かせる分野として認識されるようになった。

 コロナ前からラグジュアリーブランドや時計・宝飾品売り場の増床を進めてきた伊勢丹新宿本店は、22年4〜9月期の売上高が統合後最高を記録した(2008年に三越と伊勢丹が経営統合して以降の最高売上高)。中華圏の訪日客が戻り切っていないにもかからず達成した最高売上高は、国内の富裕層の購買力をあらためて印象付けた。そごう・西武も環境は同じだ。百貨店各社は、富裕層を対象にした外商事業の再強化にしのぎを削っている。

 西武池袋本店も豊島区や西武沿線を中心に、ロイヤリティの高い上顧客をたくさん持っている。ヨドバシ主導の再建イメージが前面に出過ぎると、こうした百貨店ならではの強みが削がれる懸念がある。読売新聞が報じたように「百貨店全体をヨドバシが運営する可能性がある」とすれば、「のれん」のイメージを守れるかが鍵になるだろう。

 ヨドバシHDは11日にリリースを発表した。「不動産、事業再生等に関する豊富な経験を有するフォートレスと協力し、そごう・西武の百貨店と連携した新たな店舗の出店をはじめ、最先端の情報システム活用や、豊富な品揃え等により、お客様のご期待にお応えするよう、より一層、価値ある店づくりに努めてまいります」とコメントしている。ヨドバシといえば、小売業の自社ECとして屈指の成功事例といわれるヨドバシドットコムがある。家電だけでなく食品、書籍などを最短で即日配送する物流システムを持っている。そごう・西武とのECとの連携も注目されるところだ。

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会員制コミュニティースペース「ミュータント スタンド」が渋谷にオープン 世界的NFTをモチーフにしたフーディやキャップなども

 オン(ON)は、NFTプロジェクト「ミュータント エイプ ヨット クラブ(Mutant Ape Yacht Club、以下MAYC)」のアイコンを用いた会員制コミュニティースペース「ミュータント スタンド(MUTANT STAND)」を11月18〜25日に渋谷にプレオープンする。正式オープンは26日を予定していて、日本で同アイコンを利用したのは今回が初めてだ。

 「MAYC」は、スヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)やエミネム(Eminem)、ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)ら著名人が所有するNFTプロジェクト「ボアード エイプ ヨット クラブ(Bored Ape Yacht Club、以下BAYC)」の猿のイラストが、ゾンビのように“突然変異した”というコンセプトで誕生した。「BAYC」や「MAYC」などのジェネレーティブNFT(プログラミング技術によって発行された作品)はすべて一点モノであるため、その希少性が高価格につながり、3月の時点では総取引数量が約30万ETH(約1200億円)まで上昇している。

 「ミュータント スタンド」は、「MAYC」のバイオロジカルなコンセプトに着想を得ていて、ケミカルカラーで表現した空間が特徴。ウェブスリー(WEB3.0)コミュニティーの交流を軸に、さまざまなカルチャーが融合したイベントを行うほか、「MAYC」のアイコンやショップのロゴをあしらったオリジナル商品も販売する。フーディ(税込1万5400円、以下同)やTシャツ(8360円)、キャップ(3960円)、ポーチ(5720円)、CBD20%オイル(10ml、9900円)、ビーカー(3960円)などをそろえる。

■MUTANT STAND
プレオープン:11月19〜25日
正式オープン:11月26日
場所:東京都渋谷区宇田川6-11 原宿パークマンション107
営業日:木〜日
時間:16:00〜24:00

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「モエ・エ・シャンドン」がホリデーイベント “モエ アンペリアル”やフィンガーフードを提供

 シャンパーニュ・メゾン「モエ・エ・シャンドン(MOET ET CHANDON)」は、ホリデーシーズンに向けたイベント「モエ・エ・シャンドン “EFFERVESCENCE – エフェルヴェソンス” シャンパンの魔法と輝きを」を、12月10日に東京タワー地上特設会場で開催する。

 会場では、年末限定商品“モエ アンペリアル エフェルヴェソンス(MOET IMPERIAL Effervescence)”のウエルカムドリンクや、“モエ アンペリアル(MOET IMPERIAL)”のマグナムボトルのサービスを、チーズケーキ専門店「ミスターチーズケーキ(MR.CHEESECAKE)」代表の田村浩二シェフが考案したフィンガーフードとともに提供する。さらに、フランスのジュエリー職人カルル・マズロ(Karl Mazlo)が作製した、世界に3本だけの真ちゅう製ジェロボアム ボトルを展示するほか、音楽とダンスのパフォーマンスも用意する。

 1日限定の同イベントは、全3回に分けて開催。デイパーティー(12:30〜14:00)とアフタヌーンパーティー(15:00〜16:30)は、“モエ アンペリアル”2杯付きで税込6000円、ナイトパーティー(19:00〜22:00)は“モエ アンぺリアル”3杯付きで同1万2000円。どちらも特設サイトから予約が可能だ。

 イベントに先駆け、12月8日には創業年の1743年に合わせて、17時43分に東京タワーがシャンパンゴールド色に輝き、メゾンのシンボルであるクラウンエンブレムが点灯する。イベントは東京のほか、ニューヨーク、パリ、シドニーなど世界各地でも開催予定だ。

■モエ・エ・シャンドン “EFFERVESCENCE – エフェルヴェソンス” シャンパンの魔法と輝きを
会期:12月10日
場所:東京タワー地上特設イベント会場
住所:東京都港区芝公園4丁目2−8
ドレスコード:スマートエレガンス、サムシングゴールド

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ヘア&メイクアップアーティスト三苫愛が「シングス ザット マター」とコラボ パステルカラーのワークアウトウエア

 武笠綾子がクリエイティブ・ディレクターを務める「シングス ザット マター(THINGS THAT MATTER)」はこのほど、ロサンゼルスを拠点に活動するヘア&メイクアップアーティスト三苫愛とのコラボレーションコレクションを公式ECサイトで受注販売中だ。受注は30日まで受け付ける。

 三苫が2021年に同ブランドがデビューした当初から商品を購入していたことから今回のコラボに至った。「ジムでも外出先でも着られるような可愛いワークアウトウエアが欲しい」という三苫の要望をベースに、ブランドが得意とするカットアウトのディテールを随所に施したトレーニングウエア全10型を企画した。シアー感のあるタフタ素材にパステルカラーのカラーパレットを採用したジャージのセットアップ(トップス税込1万8700円、パンツ2万900円)や、機能性と伸縮性に富んだ素材を用いたボディースーツ(2万8600円)、ラッシュガード(1万7600円)、レギンス(1万7600円)やボディーバッグ(2万900円)などをそろえる。

 テキスタイルメーカーのスタイレム瀧定大阪が運営する「シングス ザット マター」は、シーズンレスで商品企画を行い、完全受注生産する。武笠ディレクターが、自らと向き合い内側に目を向ける中で見つけた“大切な何か(THINGS THAT MATTER)”をインスピレーション源に制作する。

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「アディクション」退任から3年半 ネクストステージに向かうAYAKOメイクアップアーティストが考える次世代のカラーコスメとは?

 AYAKOメイクアップアーティストは、「アディクション(ADDICTION)」の前クリエイティブディレクターとして、当時国産メーカーでは類を見なかったモードな世界観をコンセプトにしたメイクアップブランドを生み出し、日本のコスメ業界に革命を起こしてきた。2019年3月末に退任してから早3年半が経過した今もなお、米ニューヨークを拠点にするAYAKO氏はどのような活動をしているのだろうか。マルチな広がりを見せているという現在の活動や心境について聞いた。

WWD: 「アディクション」を離れてからの活動は?

AYAKOメイクアップアーティスト(以下、AYAKO): 「アディクション」時代はブランドのクリエイティブに全力投球していたこともあり、メイクアップアーティストとしての現場仕事からは離れていたのですが、パンデミックが明けてからはアリシア・キーズ(Alicia Keys)やアナスイ(Anna Sui)といった以前からのクライアントや、新たなメイクアップの仕事が多方面で復活しつつあります。アリシアは20年前の彼女のデビュー時に多くの仕事をしていましたが、今年のメットガラでのメイクアップをきっかけに、コンサートやアルバム、MVなども手掛けています。彼女のビューティブランドである「キーズ ソウルケア(KEYS SOULCARE)」のPRにも携わっていますね。

 他にも2020年11月に手掛けた「ヌメロ ヴェントゥーノ(Nº21)」とのコスメコラボレーションライン第2弾の提案など、多種多様なコラボプロジェクトが同時に進行中です。これまでの時代は、集中したら一つのことに深く関わり達成することが常でしたが、今や世の中の働き方が変化しているように、私自身もマルチプルな働き方にシフトしてきています。

WWD:まさにこれまでの集大成となるフェーズに向かっている。

AYAKO:そうです。ただ正直言えば、コスメを「使う側」だった私にとって初めて開発に携わることになった「アディクション」が集大成のつもりでした。結果的には全身全霊をかけて育て上げたブランドを手放すことになり、それはまさに「生み育てた子供をお嫁に出す」感覚に近いものだったと言えます。ですが、自分が本当に届けたいプロダクトを製造・PR・販売するまでの一連の流れを学んだことは今の活動にとても生きているし、これからが本当の集大成、次なるステージにつながっていると感じています。

WWD: 2020年にパンデミックが起こった時、ニューヨークは特に被害が甚大だったが、どのように過ごしていた?

AYAKO:ロックダウンの期間はじっくりと自分と向き合う時間でもありました。美しい夕日が眺められるハドソンリバーに面したマンハッタンのお気に入りのアトリエにこもり、「ヌメロ ヴェントゥーノ」とのコラボ商品を仕上げたり、一人きりで「アディクション」のアーカイブを一つずつ整理する作業をしたりしていました。前年に親友との突然の死別や、急性盲腸炎での緊急入院、その後8年ぶりに犬を飼い始めるといった私にとっての大きな出来事もあり、生きていくことや自分の健康と向き合うことを考えさせられる大切な時期となりましたね。また世の中のソーシャルメディアに改めてきちんと触れて、素早く時代を学ぶこと、また同時に休む時間の大切さなどを感じる良い時間でした。

WWD:また自分のブランドを作ることは考えている?

AYAKO:作りたいと考えています。とはいっても今や、ジェンダーを問わずセレブリティがプロデュースするコスメブランドが続々誕生しているので、ここで別のメイクアップブランドを立ち上げても意味はないのかなと思っています。これだけの選択肢がある中で、自分が本当に共鳴できるものでないと消費者の心も動かない時代。ある程度年を重ねていくにつれて、「何を使ったらいいかわからない」「何色を選べばいいのかわからない」なんて声も聞こえますし、YouTuber が発信するコントゥアーやベーキングメイクに対して、「Should I do that?(これ、本当にやらないといけないの?)」なんて思ってる人も実は多い。だからこそ難しいテクニック要らずで、1つのプロダクトでシンプルにプロが施したかのようなメイクができる、そんなブランド作りを考えています。

WWD:新ブランドはどんなコンセプトになる?

AYAKO:インナーケアをテーマにしたヘルシーなメイクアップブランドになると思います。外側にのせるものだけに頼らず、内側からグロウ(glow)する。本当の美しさって内から滲み出てくるものですよね。今一番注目しているのが、発酵や菌です。実は私は金属アレルギーを持っていて、パール剤を肌にのせるとかゆくなってしまうのですが、皮膚常在菌を育てることでかゆみや不快感を軽減したという研究結果もある。菌の力で肌のバリアを強くしながら、メタリックな加工物を使わずに輝きを与えられるプロダクトがあったらいいですよね。作るのはものすごく大変そうですが(笑)。世の中にはまだ見当たらないので、やってみる価値は大いにあります。

WWD: サステナブルな視点もポイントになってくる?

AYAKO:もちろん環境に配慮することは今の時代は必須。今まで捨てていたものを再利用するということでいえば、例えば豚、羊、馬などの胎盤から抽出されるプラセンタや、ダチョウの卵の抗体エキスなどの自然界にある栄養を再利用したスキンケア製品は多く出ていますが、カラーコスメに活用している製品はまだない。そういったことも取り入れながら、でもサステナブルやビーガンをうたっているからといってなにもかもが良いわけではないとも思っています。例えば化粧品をバクテリアから守ってくれる防腐剤は長期使用の観点では必要な場合もあるし、ミツバチから分泌される蜜蝋もすごく肌にいいのに配合するとそれはビーガンではなくなってしまう。時代にのったそれらしい“言葉”に惑わされず、自分のライフスタイル、信念を持って商品を選ぶことが今の消費者にとっては大切なのかもしれません。そして吟味して良い商品を選び、長く愛用することこそが素晴らしいサステナブル。化粧品は気分を大いに上げてくれる「小さなぜいたく品」ですから。

WWD: 世間の常識や当たり前に捉われず、視点を変えてみることが大事だ。

AYAKO:2009年の「アディクション」立ち上げ当時のエピソードがあるのですが、私が「究極の赤い口紅とネイルポリッシュもラインに加えたい」と伝えたら、企業側からは「今の時代、赤い口紅は日本では売れないし、セルフネイルはもはや古いですよ」と猛反対されたんです(笑)。でもその後レッドリップは大きなトレンドになり、今ではどのブランドでも販売されるほど日本人に浸透しましたよね。そして無理を押して開発したモードなカラーのネイルポリッシュはブランドのアイコンにもなったほどです。自分の信念を貫けばきっとそれは実現するし、世の中にも伝わると思います。時間はかかりますけど自分が納得のいくものを作っていきたいし、今までトライしてこなかったことにもっとチャレンジしていきたいです。

PHOTOS:REIKO YANAGI
撮影協力:Mika Bushwick

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モンゴルカシミアの原価と生産工程を見える化、みん電がブロックチェーン技術で

 アップデーター(UPDATER、2021年にみんな電力から社名変更)はこのほど、カシミア製品の生産工程の全てのコストを1円単位で開示した「タドれるカシミア」を発表し、フーディ(2万3650円)やストール(1万6830円)の販売を開始した。「タドれるカシミア」は、同社の再エネ事業の電力取引証明で使用するブロックチェーン技術「エネクション2.0(ENECTION2.0)」(パブリックチェーン「ステラ(Stellar)」をベースにしている)を応用したもので、カシミア山羊の原毛採取からオンライン販売までの全ての工程における原価を開示するもの。支払い先と金額を改ざんできない状態を証明する。

 事業立ち上げのきっかけは、モンゴル出身の留学生で同社インターンのアマルバヤル・アリウンジャルガルさんの「カシミアが適正な価格で取引されていない」という問題意識だった。世界のカシミア採取量のうち約半分が生産されるモンゴルは、ここ数年で25%の物価高になり、原毛の販売だけではカシミア山羊の数を増やさない限り、生産者の収入向上にはつながらないという。「カシミア山羊は根こそぎ草を食べるため、数の増加はそのまま環境破壊(砂漠化)につながりかねない」ーー環境問題を学ぶアリウンジャルガルさんの視点から始まった。

 現在、遊牧民の4家族で実証実験を行っており、今回は製品のみを販売した。今後、糸売りも視野に入れる。「日本のマーケットに最もフィットするのは糸売りだ。トレーサビリティの重要性を広げるために、今後、いくつかの事業者と糸から協働していきたい」と福留聖樹・新規事業推進部サスティナビリティ領域プロデューサー。

 野澤貴子新事業推進部タドリ(TADORi)チームマネジャーは「適切な購入価格で原毛を仕入れ、モンゴル国内の製毛工場と紡績工場を経て、デザインから製品生産まで一気通貫し、“モンゴル国産”にこだわることでモンゴルのカシミア産業を活性化しようと考えた。遊牧民の3割がこの仕組みを取り入れれば世界は変わるはず。国を巻き込んで拡大していきたい」と意気込む。

 ブロックチェーン技術は、環境や人権に配慮したサプライチェーン構築の証明に有効的で、すでに欧米を中心に有力企業が導入している。福留プロデューサーは、「われわれの持つ技術の強みは(ブロックチェーンを用いた)証明コストと電力消費量を抑えられる点だ。既存システムをベースに構築することでコストも抑えることができる。今後、企業に求められる情報開示にも貢献できると確信しており、成功事例を作っていきたい」と語った。

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モンゴルカシミアの原価と生産工程を見える化、みん電がブロックチェーン技術で

 アップデーター(UPDATER、2021年にみんな電力から社名変更)はこのほど、カシミア製品の生産工程の全てのコストを1円単位で開示した「タドれるカシミア」を発表し、フーディ(2万3650円)やストール(1万6830円)の販売を開始した。「タドれるカシミア」は、同社の再エネ事業の電力取引証明で使用するブロックチェーン技術「エネクション2.0(ENECTION2.0)」(パブリックチェーン「ステラ(Stellar)」をベースにしている)を応用したもので、カシミア山羊の原毛採取からオンライン販売までの全ての工程における原価を開示するもの。支払い先と金額を改ざんできない状態を証明する。

 事業立ち上げのきっかけは、モンゴル出身の留学生で同社インターンのアマルバヤル・アリウンジャルガルさんの「カシミアが適正な価格で取引されていない」という問題意識だった。世界のカシミア採取量のうち約半分が生産されるモンゴルは、ここ数年で25%の物価高になり、原毛の販売だけではカシミア山羊の数を増やさない限り、生産者の収入向上にはつながらないという。「カシミア山羊は根こそぎ草を食べるため、数の増加はそのまま環境破壊(砂漠化)につながりかねない」ーー環境問題を学ぶアリウンジャルガルさんの視点から始まった。

 現在、遊牧民の4家族で実証実験を行っており、今回は製品のみを販売した。今後、糸売りも視野に入れる。「日本のマーケットに最もフィットするのは糸売りだ。トレーサビリティの重要性を広げるために、今後、いくつかの事業者と糸から協働していきたい」と福留聖樹・新規事業推進部サスティナビリティ領域プロデューサー。

 野澤貴子新事業推進部タドリ(TADORi)チームマネジャーは「適切な購入価格で原毛を仕入れ、モンゴル国内の製毛工場と紡績工場を経て、デザインから製品生産まで一気通貫し、“モンゴル国産”にこだわることでモンゴルのカシミア産業を活性化しようと考えた。遊牧民の3割がこの仕組みを取り入れれば世界は変わるはず。国を巻き込んで拡大していきたい」と意気込む。

 ブロックチェーン技術は、環境や人権に配慮したサプライチェーン構築の証明に有効的で、すでに欧米を中心に有力企業が導入している。福留プロデューサーは、「われわれの持つ技術の強みは(ブロックチェーンを用いた)証明コストと電力消費量を抑えられる点だ。既存システムをベースに構築することでコストも抑えることができる。今後、企業に求められる情報開示にも貢献できると確信しており、成功事例を作っていきたい」と語った。

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「ハニーロア」の花びら入り美容液&パックにローズが限定再登場

 スタイリングライフ・ホールディングス BCLカンパニーは11月16日、「ハニーロア(HONEY ROA)」から “フラワーモイスチャーパック ローズ”(75g、税込4400円)を限定発売する。

 “フラワーモイスチャーパック”は花びらが入った洗い流さない美容液&パックで、ローズは今年6月に限定発売したところ完売を記録。多くの再販希望の声に応えて半年経たずに再登場となった。

 製品はブランドの根幹となる保湿成分のハチミツのほか、ダマスクローズの花水やオイルなどを使用。プルプルとしたジェルベースで、イランの山岳地帯で栽培されたダマスクローズの花びらを閉じ込めている。

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韓国メイクブランド「ヒンス」が表参道に旗艦店 日本での出店続く

 韓国発のメイクアップブランド「ヒンス(HINCE)」は11月26日、東京・表参道に日本初の旗艦店「hince AOYAMA」をオープンする。同ブランドは今年11月3日に日本初の直営店をルミネエスト新宿店にオープンしており、日本での出店が続いている。

 旗艦店は表参道駅から徒歩3分ほどの青山の路地裏に位置し、2フロアで展開。店内は神秘的な什器やフラワーアレンジメントでブランドの世界観を表現し、1階はメイクアップアイテムを、2階はフレグランス製品をそろえる。人気のアイシャドウパレットやリップティントのほか、最新フレグランス“オードゥ パルファム”など、発売中の全ての製品をラインアップ。それらを自由に試すことができるほか、パーソナルタッチアップカウンセリングも行い、一人一人に合ったメイクを提案する。

 オープン時には外観デザインのイラストを施したオリジナルのエコバッグを用意するほか、人気製品や限定アイテムを組み合わせた限定セット“ヒンス アオヤマ ベスト キット”(税込9150円)を販売するほか、3000円以上の購入者には5つの香りが試せる“センティドハンドバームトライアルキット”を、6600円以上でエコバックと2mLの“オードゥ パルファム”を先着順でプレゼントする数量限定のイベントも実施する。

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ワコールHD営業利益13%減 4〜9月期、米国や中国が苦戦

 ワコールホールディングス(HD)の2022年4〜9月連結業績(米国会計基準)は、売上高が前年同期比13.0%増の975億円、営業利益は同13.3%減の400億円だった。

 国内ワコールは、ベトナム工場の納期遅れなどで販売の機会損失があったが、既存顧客の売り上げが堅調に推移し、売上高は同13.8%増の488億円、営業利益は同3.0%増の15億円だった。海外ワコールは、売上高は同12.1%の350億円で、営業利益は同31.9%減の15億円だった。行動制限が解除された欧州はスイムウエアやボディーニュートラルを掲げる「エロミ(ELOMI)」の売り上げが伸長。アジア市場も回復基調にあったが、米市場のインフレによる消費者マインドの低下やゼロコロナ政策による中国市場が低迷し策が振るわずEC販売が前年を割り、売上高は同1.4%減の61億円、営業利益は同23.1%の8億3000万円だった。ピーチ・ジョン事業は、マーケティング施策が振るわずEC販売が前年を割り、売上高は同1.4%減の61億円、営業利益は同23.1%の8億3000万円だった。

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ワコールHD営業利益13%減 4〜9月期、米国や中国が苦戦

 ワコールホールディングス(HD)の2022年4〜9月連結業績(米国会計基準)は、売上高が前年同期比13.0%増の975億円、営業利益は同13.3%減の400億円だった。

 国内ワコールは、ベトナム工場の納期遅れなどで販売の機会損失があったが、既存顧客の売り上げが堅調に推移し、売上高は同13.8%増の488億円、営業利益は同3.0%増の15億円だった。海外ワコールは、売上高は同12.1%の350億円で、営業利益は同31.9%減の15億円だった。行動制限が解除された欧州はスイムウエアやボディーニュートラルを掲げる「エロミ(ELOMI)」の売り上げが伸長。アジア市場も回復基調にあったが、米市場のインフレによる消費者マインドの低下やゼロコロナ政策による中国市場が低迷し策が振るわずEC販売が前年を割り、売上高は同1.4%減の61億円、営業利益は同23.1%の8億3000万円だった。ピーチ・ジョン事業は、マーケティング施策が振るわずEC販売が前年を割り、売上高は同1.4%減の61億円、営業利益は同23.1%の8億3000万円だった。

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ワコールが250人の早期退職を募集 伊東社長が引責辞任

 ワコールホールディングス(HD)は11日、国内事業を担う中核会社のワコールの伊東知廉社長が11月30日付けで辞任すると発表した。ワコールHDの安原弘展社長が2023年3月末までワコール社長を兼任する。

 ワコールは、デジタルCX化やエリア販売体制の見直し、マーケティング施策などを行ってきたが、低迷が続いていた。事実上の早期退職制度である“フレックス定年制度”を導入し、約250人の退職を募る。伊東社長は経営責任をとって退く。

 11日の会見で安原社長は、「構造改革のスピードアップを図り、成長軌道の道筋を立てる。来年4月に新体制でスタートできるように組織をスリム化し、若手の後継者を選びたい」と述べた。

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ワコールが250人の早期退職を募集 伊東社長が引責辞任

 ワコールホールディングス(HD)は11日、国内事業を担う中核会社のワコールの伊東知廉社長が11月30日付けで辞任すると発表した。ワコールHDの安原弘展社長が2023年3月末までワコール社長を兼任する。

 ワコールは、デジタルCX化やエリア販売体制の見直し、マーケティング施策などを行ってきたが、低迷が続いていた。事実上の早期退職制度である“フレックス定年制度”を導入し、約250人の退職を募る。伊東社長は経営責任をとって退く。

 11日の会見で安原社長は、「構造改革のスピードアップを図り、成長軌道の道筋を立てる。来年4月に新体制でスタートできるように組織をスリム化し、若手の後継者を選びたい」と述べた。

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アパレル物流トップのセンコーが廃棄ゼロを目指すEC事業を始めるワケ

 センコーグループホールディングス(HD)傘下で、ファッション物流最大手のセンコーが、アパレルの在庫ロス削減と廃棄ゼロを支援する循環型のファッション・サステナブル・プラットフォーム「ゼロブランズ(ZEROBRANs)」を構築する。子会社ゼロブランズを8月に設立し、まずは11月15日に余剰在庫品を中心に新価格で再販する社内向けのクローズドECサイト「ZEROBRANDs」をオープンする。廃棄予定品は買い取ってリメイクしたり、再資源化するなどまとめて効率的にリサイクルさせる。中古品を扱う2次流通が増える中で、物流のノウハウを生かして、余剰在庫品や返品商品などを回収・再販する「1.5次流通」とも呼べる静脈物流を確立。来年には一般向け販売や古着回収も予定する。センコー執行役員ロジスティクス営業本部副本部長であり、ゼロブランズ社長を兼任する小林治彦氏に、新事業に賭ける思いやビジネス構想を聞いた。

WWDJAPAN(以下、WWD):センコーグループHDの概要と、ファッション物流業界トップという根拠を知りたい。

小林治彦ゼロブランズ社長(以下、小林):センコークループHDは東証プライムに上場する総合物流企業だ。年間売上高は6231億円 ( 2022年3月期 )で、中核企業のセンコーに加え、東京納品代行、M&Aによりグループ入りしたアクロストランスポート(元オンワード物流)や江坂運輸(元阪急百貨店系)など、国内外にグループ161社を有している。ファッション物流の年間売上高は495億円で、小売価格換算で約1兆円分の商品を取扱っている。国内アパレルの小売市場規模は7兆5000億円前後と推計されるが、物流費は概ね5%と言われているので、金額ベースで日本のファッション商材の13%ぐらいを扱っている計算になる。

WWD:ファッション系の主な取引先は?

小林:百貨店やショッピングモール、路面店、ECなどの販売網を持つ大手アパレルやセレクトショップ、ラグジュアリーブランド、インポートブランド、そしてスポーツブランドなどを物流面で支えさせていただいている。それらの企業の倉庫や商業施設、店舗に常時配送をしている状態で、帰りの便に載せる静脈物流を活用することや、データ連携をすることで、環境負荷を低減して効率的に循環型事業ができることになる。

WWD:センコーのファッション物流サービスの特徴とは?

小林:ファッションの生産物流から販売物流まで、一貫物流サービスを提供している点だ。「海外生産地からのフォワーディングサービス」「ファッションロジスティクスセンターの運営」「商品の集荷・全国店舗への配送」などを提供している。特に「ファッションロジスティクスセンターの運営」では、商品やハンガーの保管、繊維製品品質管理士(TES)や衣料管理士たちによる商品の検品、補修、洗濯タグの発行・取付、店舗納品のための流通加工、たとえば値札の発行・取付なども行っている。EC出荷の梱包・ささげ・コールセンター等のECフルフィルメントサービスや、「ゼロブランズ」にもつながるが、静脈物流として店舗やECの返品、社員セールや催事への出荷なども手がけている。またWMS(倉庫管理システム)についてパッケージソフトを使うところが多いが、我々はいろいろな経験を生かしてセンコーグループ独自のファッションクラウドWMSを構築して共通利用しているのも特徴だ。

WWD:「ゼロブランズ」では物流×サステナビリティによる新たな循環型事業を展開するというが、センコーではこれまでどのようなサステナブル物流に取り組んできたのか?

小林:3つ挙げるとしたら、1つ目はEVトラック(電子トラック)による配送で、2019年7月に「ルイ・ヴィトン」の都内配送を開始して以来、ラグジュアリーブランドを中心に取り組みが広がっている。2つ目はオンワードHDと三陽商会と共同して、洋服を包装しているビニール袋を回収してプラスチック容器にリサイクルするなど、資源循環を推進している。参画企業が増えつつある。3つ目は循環型経済の構築を支援する静脈物流サービスの提供だ。三菱商事によるレンタル商品・EC商品の返却・返品サービス「スマリ(SMARI)」の物流業務を昨年11月から開始。ローソンへの通常配送車両が「スマリボックス」から回収した返品・返却品を帰りに載せて運んで物流センターに集約し、各EC事業者に配送する。既存物流網を活用することで物流コストの抑制と、低・脱炭素につながるグリーン物流化を図っている。

WWD:新会社ゼロブランズに込めた思いとは?

小林:新会社ゼロブランズの社名の“ゼロ”は、廃棄ゼロの実現、ゼロからのスタート、また循環という意味を持つサーキュラーの輪を表しており、“ブランズ”には信頼ある、価値ある商品・企業という意味を込めた。すでにわれわれは生産地から日本の物流倉庫、さらに店舗網をカバーする輸送網を世界規模、全国規模で構築し、日本国内のファッション物流の約10~15%を担う1次流通の基幹ハブとなっている。これまで培ってきたプラットフォームやネットワーク、人材、財力、中立性、信用力を生かして、主旨に賛同いただいた企業との協働で、商品廃棄ゼロの循環型のファッション・サステナブル・プラットフォームを構築する。「シン物流」とも言える「1.5次流通」を実現し、日本のファッション産業全体のサステナビリティ推進を目指したい。物流会社なのに、なるべく動かさない、Don’t Moveの精神で、服の状態でトコトン売り切り、全量循環させていく。ECサイトに加え、サステナブル関連のニュースなどを集めたオウンドメディアから情報発信も行っていく。

WWD:新たにファッション・サステナブル・プラットフォームを創るというが、そのきっかけと狙いは?

小林:自社の倉庫で大切な商品をお預かりしたり運んだりしたりする中で、たびたび商品が廃棄されるシーンを見て、ずっともったいないという声が挙がっていた。サステナビリティのニーズの高まりはもちろんのこと、コロナ禍や原材料や物流費などのコスト上昇などで、在庫の適正化に取り組む企業も増えているが、セールやアウトレットを行っても残ってしまう商品はどうしても発生する。また、ECが台頭する中で返品が増え、滞留してしまって売り時を逃してしまうものもある。そんな中で、余剰在庫費や不良在庫、返品商品などを集めて新価格で販売するECを作って、極力モノを動かさずにデータをつないでユーザーに販売することができれば、CO2排出も削減でき、取引先の方々の課題解決にもつなげられると考えた。

 洋服として生まれてきた以上はそのまま販売するのが一番のサステナブルだと思っている。なるべくもとの形のまま販売したい。ただし、店頭で販売したり、店舗やECで販売して返品された際に、キズや汚れ、焼けなどが発生して、そのままでは売れない不良品はどうしても発生してしまうもの。それをわれわれが買い取って、回収して、すでに機能を有している品質チェックや修理、リメイク・リフォーメーションを施して、再び販売できる状況に生き返らせることができる。

 どうしても修復不可能なものは、リサイクル会社とネットワークを構築し、まとめてリサイクルしていく。個別ではかさみがちな費用の負担軽減や、量が足りなくてリサイクルできないという状況を解決して、循環型を推進し、CO2削減にも寄与させたい。

WWD:11月15日にスタートするECサイト「ZEROBRANDs」の詳細は?

小林:スタート時には、有名セレクトショップや大手アパレルなど5社・21ブランドに協力いただき、1000~1500アイテムを販売していく。平均の元値は2万円で、質の高さも特徴だ。まずはセンコーグループ161社のグループの社員に向けてクローズドサイトで販売する。これだけで約10万人いるので、廃棄ゼロに向けた購買力にも期待したいし、UI/UXなども検証し改善していきたい。クローズドサイトの中でも、社員だけが限定して買えるものと、パートやアルバイトで働いてくださってる方々まで購入できるものなど、閲覧、購入ができる範囲を各企業と各々設定したり、購入者には登録時に誓約書へのチェックを求め、ネームバリューやブランド価値を守っていく。どれを買っても廃棄から服を救うサステナブルな行動につながるし、今まで定価やセールでも手が出なかったブランドのアイテムを購入して身に着けることで、そのブランドや商品の良さに気付き、ファンになるきっかけにもしていきたい。来年9月には一般向け販売を開始する予定だ。その際にも、クローズドで販売したり、その取引先の社員や関係者に限定したファミリーセールサイト的な販売にするなど、公開範囲(購入可能対象者)を自由に設定できるオプションを設けていく。

WWD:取引先からの調達条件は?

小林:データ連携して委託販売していただくケースや、買い取らせていただくケース、そのままの形状で販売するケースやネームタグを外すケースなどいろいろ選んでいただける。テキスタイルやB品、不良品などについては無料で回収することも。今まで廃棄にかかっていた費用の削減と環境負荷の削減とを。とくに商談を通じてわかったのが、外資系ブランドからもニーズが高いということだ。ラグジュアリーブランドやライセンスブランドなどでは、本国のアプルーバルが必要になるので交渉に時間がかかるが、ブランドを毀損せず、しかも日本のローカル内で消化・解決することが求められる中で、今回の「ZEROBRANDs」のECサイトや循環型モデルなどに高い関心や期待を寄せていただいていると感じている。

WWD:リメイク・リフォーメーションや、リサイクルの部分の構想は?

小林:社内にいる繊維製品品質管理士(TES)の資格保有者や服飾系専門学校卒業生などでリメイク・リフォーメーションを行ったり、クリエイターの方々と協業することも構想中だ。ブランドと協力してテキスタイルなどを専門学校に寄付することも検討していく。リサイクル分野ではBPラボや「パネコ」を手がけるワークスタジオなど外部と連携していく。カシミヤやウールの再生素材化や、什器やボード化などから着手し、再資源化を図り、単純廃棄をゼロにしていく。環境やサステナブルに対して同じ思いや技術を持つ企業と手を組んでいきたい。

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