【2023年春コスメ】「ジルスチュアート」のおすすめ春コスメを紹介 シャボン玉のような透明感をまとえる限定7商品 ※随時更新

【2023年春コスメ】「ジルスチュアート」のおすすめ春コスメを紹介 ※随時更新

 本格的な冬の訪れを実感する今日この頃。しかし、ビューティの世界ではすでに春の新作コスメの情報が飛び交っている。この記事では、「ジルスチュアート ビューティ(JILLSTUART BEAUTY)」の春コスメを紹介する。今シーズンの「ジルスチュアート ビューティ」は、シャボン玉をイメージした“タイムレスグロウ”をテーマに新製品や限定品をラインアップする。春が待ち遠しくなるコレクションから、気になる商品を探してみては。

2023年「ジルスチュアート(JILL STUART)」の春コスメ

ステラーチャーム リップオイル

 毎月発売している守護星をイメージした“お守り”リップ“ステラーチャーム リップオイル”から、2023年1月6日に「みずがめ座×天王星」の“01 ingenious Uranus”が、2月3日には「うお座×海王星」の“02 endearing Neptune”が限定で登場する。01はグリーンやブルーのラメが輝く独創的なブルーで、02はピンクとブルー、シルバーのパールが幻想的な存在感を放つパープル。クリスタルフローラルブーケの香りが気分を盛り上げる。

詳しくはこちら▼
【2023年春コスメ】「ジルスチュアート」からシャボン玉をイメージした春コレクションが登場 “お守り”リップの新作も

発売日:2023年1月6日
価格:3520円(税込、以下同)


クリスタルブルーム リップブーケセラム

「ジルスチュアート(JILL STUART)」“クリスタルブルーム リップブーケセラム”

 “クリスタルブルーム”シリーズの世界観を表現したリップ美容液“クリスタルブルーム リップブーケセラム”(全8色・うち限定1色)。花束にインスピレーションを受けた華やかなカラーをそろえ、受験や卒業、転職、母の日などのギフトアイテムにもぴったりな花言葉をイメージしたネーミングが特徴だ。張りのあるふっくらとした唇を演出するプランプ効果をそなえた同アイテムは、高い保湿効果をかなえる5つの植物由来成分やメルティングフィットオイルを配合。花蜜のような濃密なテクスチャーで、クリスタルコーティング成分が艶感を与えつつ唇を保護する。香りは人気フレグランス“クリスタルブルーム オードパルファン”の華やかな香りを唇で表現できるよう、香料にも工夫を凝らした。

発売日:2月3日
予約受付開始:1月20日
価格:各3740円

詳しくはこちら▼
「ジルスチュアート」が濃密リッププランパー発売 花束をイメージした華やかな8色


タイムレスグロウ ルージュティント

 シャボン玉のような透明感あふれる発色と艶が続くティントルージュ“タイムレスグロウ ルージュティント”(全8色うち限定2色)が登場する。ブランド初となる、水分を多く含んだオイルと水のハイブリッドなリキッドルージュだ。みずみずしいタッチでのび広がり、唇をうるおいのヴェールをまとったようなピュアな印象に仕上げる。また、二次付着しにくいため、マスクを着用するシーンでも活躍する。

発売日:1月6日
価格:各3300円


ブルームクチュール アイズ タイムレスグロウ

「ジルスチュアート(JILL STUART)」“ブルームクチュール アイズ タイムレスグロウ”

 まぶたに柔らかな光と艶を与える限定品のアイカラーパレット“ブルームクチュール アイズ タイムレスグロウ”が登場。パレットは、まぶたが光をまとったようにトーンアップさせるシマーブライトカラー1色と、透明感と奥行きを与えるペタルカラー4色がセットになっている。カラーはピンクコーラル系の“15 daisy candle”とパープルライラック系の16 lilac afterglow”の2色を用意する。パッケージはハイジュエリーをイメージしたデザインで、花をかたどった蓋がキラキラと輝く。

発売日:1月6日
価格:各6380円


ニュアンスブロウパレット

「ジルスチュアート(JILL STUART)」ニュアンスブロウパレット”

“ニュアンスブロウパレット”(限定1色)

 3色で眉を優しく演出する“ニュアンスブロウパレット”(限定1色)が登場。柔らかな質感の眉をかなえる同シリーズのフェミニンなピンクを含んだ“02”は21年下半期、数々のベストコスメを受賞した。今回登場するのは、ライラックカラーを含む限定色で、色を混ぜて使うことで眉にニュアンスをプラスしてロージーに仕上げることができる。汗や皮脂に強く、長時間美しい発色が持続する。

発売日:1月6日
価格:3520円


ムースブロウマスカラ

 軽やかなムースタッチで自然な眉色に仕上げる“ジルスチュアート ムースブロウマスカラ”から限定カラー“11 soft lilac”が登場する。カラーはライラックの花をイメージした柔らかなパープルピンクで、眉に春らしい華やかさを加える。汗や皮脂、こすれに強く化粧持ちに優れている一方で、40°C前後のお湯で柔らかくなるため、簡単にオフできる。地肌につきにくく、細かな部分も塗りやすいミニブラシを採用している。

発売日:1月6日
価格:2420円


グロウブラッシュ バームティント

 ベタつかず艶感を演出するバーム状のティントチーク(全3色)が限定で登場する。カラーは儚げなペールラベンダー“01 lavender bubble”と透明感のあるベビーピンク“02 sweet glow”、パールのきらめきをプラスする“03 aurora harmony”の3色。薄膜でフィットして、素肌が自然に染まったような血色感を演出する。パッケージデザインには、淡いライラックカラーを採用し、スティックのトップにはシャボン玉をイメージしたクリスタルをあしらった。

発売日:1月6日
価格:各3520円


フレグラント ネイルラッカー

 ぷっくりとした艶と上質な発色でネイルを彩る、速乾性に優れたネイルカラー“ジルスチュアート フレグラント ネイルラッカー”から限定2色が登場する。ラインアップするのはミルキーなストロベリーを思わせるホワイトピンク“24 milky strawberry”と、ペールライラック“25 dearest love”の2色で、どちらも春らしいピンクカラーだ。乾いた後もしばらく続くクリスタルフローラルブーケの香りが、セルフネイルの時間を彩る。

発売日:1月6日
価格:各2200円


「ジルスチュアート)」とは

 「ジルスチュアート」は米・ニューヨーク出身のデザイナー、ジル・スチュアート(Jill Stuart)が創業したファッションブランドで、ビューティラインは「ジルスチュアート ビューティ」。セカンドラインに「ジルバイジルスチュアート(JILL BY JILLSTUART)」や子供服ラインの「ジル スチュアート ニューヨーク(JILLSTUART NEW YORK)」などがある。


「ジルスチュアート」の歴史

 「ジルスチュアート」は1993年にニューヨークコレクションでデビューした。ジルはウィメンズ向けのウエアメーカーを営む両親のもとで育った。幼い頃からデザインに傾倒し、15歳でジュエリーやバッグのコレクションを発売した。日本ではサンエーインターナショナルが96年にライセンスを取得した。05年にビューティライン「ジルスチュアート ビューティ」がデビューすると、コーセーがコスメや香水に関するライセンスを買収した。


「ジルスチュアート」の特徴や魅力

 「ジルスチュアート ビューティ」は、ビンテージジュエリーをイメージしたパッケージデザインと幸福感で満たすアイテムを提案することを目指してデビュー。以来、メイクアップアイテムを中心に、スキンケアやフレグランス、ボディーケア、ヘアケアなど幅広く製品を展開してきた。可愛らしくロマンティックな世界観は多くのファンを魅了しており、クリスマスコフレなどのシーズンごとに発売する限定アイテムは注目を浴びる。


まとめ

 「ジルスチュアート ビューティ」は今季、リップやアイシャドウをくすみのあるピンクカラーでラインアップする。見た目にも華やかなコスメたちは春の訪れを待ち遠しくさせる。お気に入りのアイテムが見つかった方は、ぜひ早めにアクションを起こしてみてほしい。

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1位は、「ナイキ」の“エア ジョーダン 2 シカゴ”が復刻 12年ぶり4度目| 週間アクセスランキング TOP10(12月15〜21日)

1位は、「ナイキ」の“エア ジョーダン 2 シカゴ”が復刻 12年ぶり4度目| 週間アクセスランキング TOP10(12月15〜21日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

 1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
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- 1位 -
「ナイキ」の“エア ジョーダン 2 シカゴ”が復刻 12年ぶり4度目

12月21日公開 / 文・WWD STAFF

 「ナイキ(NIKE)」は、1986年に発表したスニーカー“エア ジョーダン 2(AIR JORDAN 2)”のOGカラー“シカゴ(CHICAGO)”を復刻し、12月30日に「ナイキ」の公式アプリ「SNKRS」などで発売する。

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- 2位 -
「ステューシー」と「ナイキ」がコラボ“エア ペニー 2”を発表 イメージビジュアルには元NBA選手“ペニー”が登場

12月15日公開 / 文・WWD STAFF

 「ステューシー(STUSSY)」は、「ナイキ(NIKE)」とコラボレーションしたスニーカー“エア ペニー 2(AIR PENNY 2)”を12月17日に発売する。価格は税込2万3100円で、オールブラックとビビッドグリーン&ブラックの2カラーを用意。「ステューシー」の公式オンラインストアや一部直営店などで取り扱う。

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- 3位 -
渋谷109が大胆予測「2023年にZ世代で流行るモノ」 最注目アイテムは「萌えT」

12月21日公開 / 文・横山 泰明

 渋谷109の若者マーケティング研究機関の「シブヤ109ラボ(SHIBUYA109LAB.)」はこのほど、「トレンド予測2023」を発表した。カフェ・グルメ部門、モノ・コト部門、ファッション・コスメ部門、アーティスト部門の4部門に関して、2023年に流行しそうな人、モノ、コトを選出している。年明け前で少々気は早いが、来年は一体何が流行るのか。長田麻衣所長に聞いた。

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- 4位 -
「ルイ・ヴィトン」×草間彌生のアイテム111点一挙公開 多彩な水玉がウエアやアクセサリーを彩る

12月18日公開 / 文・WWD STAFF

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、アーティストの草間彌生とのコラボレーション第1弾を2023年1月1日に発売する。直営各店と公式サイトで取り扱うほか、コラボレーションにフォーカスしたポップアップストアもオープン予定だ。なお、第2弾は3月31日に発売する。

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- 5位 -
W杯優勝のメッシ トロフィーを掲げた際に黒いローブを羽織っていたのはなぜ?

 2022年FIFAワールドカップ・カタール大会の決勝戦が12月18日(現地時間)に行われ、アルゼンチンがPK戦の末にフランスを下し、1986年以来36年ぶり3回目の優勝を果たした。表彰式では、主将リオネル・メッシ(Lionel Messi)が優勝トロフィーを掲げたのだが、この時ユニホームの上から羽織っていた黒いローブのようなものに注目が集まっている。

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- 6位 -
「マインデニム」が「ヒステリックグラマー」と6年ぶりにコラボ 深黒加工のデニムの上下を発売

12月19日公開 / 文・三澤 和也

 スタイリスト野口強が手掛ける「マインデニム(MINEDENIM)」は12月24日、「ヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)」とコラボした商品を発売する。両者のタッグは2017年1月以来、約6年ぶり。

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- 7位 -
レトロスポーツな「JWアンダーソン」コラボに注目 「ユニクロ ユー」もきれい色 【2023年春夏展示会から 後編】

12月16日公開 / 文・五十君 花実

 「ユニクロ(UNIQLO)」2023年春夏物は、外部デザイナーやディレクターとの協業ラインでもきれいな色の打ち出しがカギになっている。英国のジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)との協業ライン「ユニクロ アンド ジェイ ダブリュー アンダーソン(UNIQLO AND JW ANDERSON)」は、レトロプレッピーなスポーツスタイルと色の提案を掛け合わせた。

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- 8位 -
「WWDBEAUTY 2022 下半期ベストコスメ」 乳液・クリーム部門1位は 「コスメデコルテ」「エリクシール」「メラノCC」

12月20日公開 / 文・五十君 花実

 「WWDBEAUTY 2022下半期ベストコスメ」を発表! 「WWDBEAUTY」は、百貨店・セミセルフショップ、バラエティー・ドラッグストア、ECで2022年下半期(5~10月)に売れた製品を調査。この期間に発売された新製品(NEW PRODUCT)のベスト3と、新製品だけでなく既存品を含めた総合(HERO PRODUCT)のベスト3を紹介する。

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- 9位 -
銀座に「ムーミンショップ」1号店 松屋が運営

12月15日公開 / 文・林 芳樹

 松屋は、フィンランドの人気キャラクター「ムーミン(MOOMIN)」の商品を扱う「ムーミンショップ」の1号店を東京・銀座に16日開く。松屋の子会社、東栄商会が日本におけるライセンス管理を行うライツ・アンド・ブランズと小売店舗契約を結んだ。首都圏を中心に今後5年で10店舗の展開を目指す。1号店は銀座の外堀通りに面した銀座イングス1の1階に売り場面積69.3平方メートルで出店する。

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- 10位 -
WWDBEAUTY 2022 下半期ベストコスメ  化粧水部門1位は「アルビオン」「エリクシール」「VT コスメティックス」など

12月19日公開 / 文・林 芳樹

 「WWDBEAUTY 2022下半期ベストコスメ」を発表! 「WWDBEAUTY」は、百貨店・セミセルフショップ、バラエティー・ドラッグストア、ECで2022年下半期(5~10月)に売れた製品を調査。この期間に発売された新製品(NEW PRODUCT)のベスト3と、新製品だけでなく既存品を含めた総合(HERO PRODUCT)のベスト3を紹介する。

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「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

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「ナイキ」の“エア ジョーダン 2 シカゴ”が復刻 12年ぶり4度目

12月21日公開 / 文・WWD STAFF

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- 2位 -
「ステューシー」と「ナイキ」がコラボ“エア ペニー 2”を発表 イメージビジュアルには元NBA選手“ペニー”が登場

12月15日公開 / 文・WWD STAFF

 「ステューシー(STUSSY)」は、「ナイキ(NIKE)」とコラボレーションしたスニーカー“エア ペニー 2(AIR PENNY 2)”を12月17日に発売する。価格は税込2万3100円で、オールブラックとビビッドグリーン&ブラックの2カラーを用意。「ステューシー」の公式オンラインストアや一部直営店などで取り扱う。

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- 3位 -
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- 4位 -
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- 5位 -
W杯優勝のメッシ トロフィーを掲げた際に黒いローブを羽織っていたのはなぜ?

 2022年FIFAワールドカップ・カタール大会の決勝戦が12月18日(現地時間)に行われ、アルゼンチンがPK戦の末にフランスを下し、1986年以来36年ぶり3回目の優勝を果たした。表彰式では、主将リオネル・メッシ(Lionel Messi)が優勝トロフィーを掲げたのだが、この時ユニホームの上から羽織っていた黒いローブのようなものに注目が集まっている。

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- 6位 -
「マインデニム」が「ヒステリックグラマー」と6年ぶりにコラボ 深黒加工のデニムの上下を発売

12月19日公開 / 文・三澤 和也

 スタイリスト野口強が手掛ける「マインデニム(MINEDENIM)」は12月24日、「ヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)」とコラボした商品を発売する。両者のタッグは2017年1月以来、約6年ぶり。

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- 7位 -
レトロスポーツな「JWアンダーソン」コラボに注目 「ユニクロ ユー」もきれい色 【2023年春夏展示会から 後編】

12月16日公開 / 文・五十君 花実

 「ユニクロ(UNIQLO)」2023年春夏物は、外部デザイナーやディレクターとの協業ラインでもきれいな色の打ち出しがカギになっている。英国のジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)との協業ライン「ユニクロ アンド ジェイ ダブリュー アンダーソン(UNIQLO AND JW ANDERSON)」は、レトロプレッピーなスポーツスタイルと色の提案を掛け合わせた。

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- 8位 -
「WWDBEAUTY 2022 下半期ベストコスメ」 乳液・クリーム部門1位は 「コスメデコルテ」「エリクシール」「メラノCC」

12月20日公開 / 文・五十君 花実

 「WWDBEAUTY 2022下半期ベストコスメ」を発表! 「WWDBEAUTY」は、百貨店・セミセルフショップ、バラエティー・ドラッグストア、ECで2022年下半期(5~10月)に売れた製品を調査。この期間に発売された新製品(NEW PRODUCT)のベスト3と、新製品だけでなく既存品を含めた総合(HERO PRODUCT)のベスト3を紹介する。

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- 9位 -
銀座に「ムーミンショップ」1号店 松屋が運営

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- 10位 -
WWDBEAUTY 2022 下半期ベストコスメ  化粧水部門1位は「アルビオン」「エリクシール」「VT コスメティックス」など

12月19日公開 / 文・林 芳樹

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キャサリン妃の巧みな色使い シーン別ホリデーコーデ5選

 英国王室のキャサリン皇太子妃(Princess of Wales以下、キャサリン妃)は、クリスマスから新年にかけてのホリデーファッションでも、世界中の女性たちのお手本になっています。キャサリン妃の着こなしの評価が高い理由は、華やぎと品格が求められる場面で、自分らしさを織り込んだスタイリングを披露しているから。アレンジのコツは、マフラーやコートといった冬のアイテムを活用しつつ、赤や緑など、ホリデーシーズンにふさわしい色を巧みに取り入れているところです。キャサリン妃流のスタイリングのポイントを、さまざまなシーン別におさらいしていきましょう。

赤×黒の絶好コントラスト 情熱を示すレッドの装い

 キャサリン妃のスタイリングが魅力的なのは、自分が身を置く“場”への配慮が行き届いているところです。つまり、服にメッセージが込められているということ。コロナ禍が深刻だった時期に、英国内の高齢者施設を訪れ、エッセンシャルワーカーをねぎらった際の装いも高く評価されました。

 感謝を伝えるツアーでキーアイテムに選んだのは、「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER MCQUEEN)」の真っ赤なロングコート。燃えるようなレッドに、献身的に働く関係者を励まそうという強い情熱がうかがえます。コートの隙間からのぞくチェック柄のスカートには、英国伝統のモチーフを通して、国民的な共感が込められているかのようです。また、インナーとグローブの黒を差し色としてミックスすることでモダンに仕上げています。赤と黒を基調に、パッションとシックなムードを同居させて、ロイヤルな品格を保っているのも彼女ならでは。ホリデーシーズンは大切な人と会う機会が増えるので、再会を喜ぶ気持ちを表す赤を装いに取り入れてみましょう。

優しげなベージュで穏やかなキャラクターを演出

 キャサリン妃の好感度は、彼女のファッションセンスの高さにも支えられています。誰からも好かれる理由は、ベーシックな色を巧みに取り入れて、気品ある雰囲気に整えるのが上手だからです。ベージュ使いは日本でも人気なので、キャサリン妃の着こなしは絶好のお手本になるでしょう。ベージュ系でまとめたワントーンコーデは、ホリデーシーズンに親しい知人や友人と集う際にもふさわしく、穏やかなキャラクターを演出しやすいスタイリングです。

 この日キャサリン妃が身にまとったのは、「マックスアンドコー(MAX&CO)」の定番コート“ラナウェイ(RUNAWAY)”のロングタイプ。Aラインのシルエットがモダンな印象です。さらりと羽織れるボタンレスのコートは、いかにもロイヤルで優美なたたずまい。同系色のワンピースに重ねて、ベージュのワントーンにまとめ、さらに優しげな雰囲気にしています。バッグや靴などの小物まで丁寧にそろえたベージュ系カラーの調和は、穏やかな人柄まで醸し出してくれそうです。

冬のブルーで気品とクール感 セレモニーの席で重宝

 英国王室の象徴カラーは“ロイヤルブルー”が有名です。もともと高貴なイメージを帯びた色だけに、キャサリン妃が好んで着る色でもあります。ブルー系は理知的で冷静な印象を呼び込めるから、大事なシーンにも向く色。過剰な華やぎは遠ざけつつも、節度を保ったクールビューティを印象つけやすいため、ホリデーシーズンに多くなるかしこまった席にも重宝します。

 ブルーには濃淡のバリエーションが多く、さまざまなムードで使い分けが利きます。この日のキャサリン妃は、隣のウィリアム皇太子(William, Prince of Wales)が着たネイビーよりずっと明るいトーンをチョイス。カップルでブルー系のリンクコーデに整えました。近い色調のマスクを皇太子が着けるという凝ったコンビネーションもポイントです。キャサリン妃のコートはウエストシェイプが程よく利いていて、しなやかでエレガント。コートをドレスライクにまとう着こなしの理想型です。レザーのグローブでつやめきを添え、ロングブーツでレッグラインをシャープに見せています。

あでやかな装いでホームパーティーに華やぎを

 ホリデーシーズンにはホームパーティーに招かれる機会も増えてきそうです。これまで約3年間は手控える傾向が続いてきましたが、徐々に少人数の集まりが多くなるでしょう。くつろいだ雰囲気がありつつも、にぎやかな空気の場になるから、装いにも相応の華やぎが期待されます。お呼ばれの多いキャサリン妃の装いは、その点でも絶好のロールモデル。彼女が得意とするあでやかな装いは、パーティーに華を添えてくれます。

 キャサリン妃は、赤のワンピースでパーティーに参加。全体に散った小ぶりのモチーフがかしこまりすぎない印象を生んで、いかにもホームパーティーらしいたたずまいです。エレガントな表情を添えているのは、大きめのボウタイ。ややクラシックなシルエットのワンピースは愛らしさも宿しています。パーティーを盛り上げるという、来場者の役割をしっかり果たしているところにも、キャサリン妃流の“場”を重んじる“着こなしポリシー”を感じます。

レッド×グリーンの王道クリスマスカラーでハッピー気分に

 シーンにふさわしい色選びは、周りの人たちの気持ちも弾ませてくれます。キャサリン妃はカジュアル寄りの席でも、カラーコーデに手を抜きません。ホリデーシーズンの定番色といえば、赤と緑のコンビネーション。自然と気持ちが浮き立つカラーリングです。ポジティブ感の高い組み合わせは、おしゃれを楽しみたい気持ちが上向いてきた今の空気感にもなじみます。

 子どもたちと過ごすキャサリン妃は、ハッピー感の高いイベントにふさわしく、クリスマスカラーをまといました。グリーンのニットトップスに、真っ赤なダウンジャケットを着用。動きやすいスキニージーンズを選んで、元気な子どもたちに寄り添う気持ちをアクティブな装いに込めました。光の3原色をパーツごとに取り入れたカラーブロッキングの着こなしは、ホリデーシーズンを全身で楽しむかのよう。周りの人たちの気持ちまで盛り上げてくれるポジティブなルックです。

 これらのように、ワントーンの装いやコートのドレス使い、クリスマスカラーの配色など、キャサリン妃の着こなしはホリデーシーズンの参考に役立つものばかりです。共通しているのは、自分の居場所への共感と、集う人たちへの思いやり。ロイヤルレディーならではのおしゃれ心こそが“キャサリン妃流”の秘訣と言えるかもしれません。大技・小技を見習って、自分らしいホリデーシーズンの装いに取り入れてみませんか。

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「スック」20周年記念のスペシャルキット登場 定番の顔筋マッサージクリームに限定の香り

 「スック(SUQQU)」は2023年1月2日、ブランド誕生20周年を記念した限定キット“SUQQU デザイニング マッサージ クリーム 純白花香 キット”(税込1万5400円)を発売する。

 同キットのメインアイテムはブランド誕生当初から発売され続けている顔筋マッサージ専用クリーム“デザイニング マッサージ クリーム”で、今回のみのスペシャルな香りを用意。爽やかなリーフグリーンや優雅なローズ、やわらかなサンダルウッドやアンバーなどが複雑に絡み合うオーセンティックフローラルの香りで、フェイスケアの時間を彩る。ブランドが歩んできた20年を八重咲香に重ね合わせたパッケージデザインも特徴だ。

 そのほか、拭き取り化粧水のミニサイズ“クラリファイング トナー”(30mL)、シートマスク“モイスチャー リッチ マスク”、有効成分のナイアシンアミドがシワや乾燥によるくすみをケアする“ヴィアルム ザ スムージング クリーム”のミニサイズ(4g)もセットになっている。

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「YSL」がバレンタインコレクション発売 人気クッションファンデがゴールドレザーの限定デザインで登場

 「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」は2023年2月1日、バレンタインコレクションとしてブランドで人気のファンデーションやリップを、ゴールドとブラックのラグジュアリーな限定デザインで登場させる。ブランドの“LOVE”が詰まったアイコニックなアイテムは、表参道のフラッグシップブティックと公式オンラインブティックで数量限定発売する。

 バレンタインコレクションで登場するのは、ブランドNo. 1のクッションファンデーション“アンクル ド ポー クッションN コレクター”(SPF50+・PA+++、全2色、税込各9790円)。皮脂や汗、乾燥から肌を守り、つけたての美しさが長時間持続。ゴールドレザーとブラックのカサンドラロゴの限定ケースで販売する。また、スフレマットの仕上がりがかなうリップ“ルージュ ピュールクチュール ザ スリム ベルベットラディカル コレクター”(全2色、税込各6050円)から人気のブラウンカラー2色を限定パッケージで発売。ローズウッドブラウンの“ブラウンノーウェイバック”と、スモーキーブラウンの“リミレットレス シナバー”をそろえ、ふっくらと立体感のある唇に導く。

 そのほか、3種のギフトコレクションも用意。ブランドのリップから好きなカラーをセレクトとしてフレグランス“モン パリ”のミニサイズをセットした“リップセット”(税込4950〜6050円)、フレグランス“リブレ オーデパルファム”と日本未発売のボディーライン“シャワージェル”のミニサイズ2本がセットになった“リブレ セット”(税込5500円)、フレグランス“モン パリ オーデパルファム”と、ボディーローションのミニサイズ3点をセットにした“モン パリ セット”(税込5500円)を発売する。“リップセット”と“モン パリ セット”は全国のブランド店舗で、“リブレ セット”は表参道のフラッグシップブティックと公式オンラインブティック、LINEギフトで数量限定で発売する。

 オンラインブティックや表参道フラッグシップブティック、渋谷PARCOデア トゥ ステージ、ルミネ新宿デア トゥ ステージでは、バレンタイン限定ギフトセット以外にも、好きなアイテムのギフトラッピングや刻印サービス(無料)も可能。ギフトラッピングはボックスのサイズにより価格が異なり、税込550~770円で用意している。

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「ミハラヤスヒロ」がメディコム・トイと協業し、オリジナルキャラ“靴紐結べな君”のフィギュアを発売

 「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」は、オリジナルキャラクター“靴紐結べな君”のフィギュアをメディコム・トイとの協業により製作、12⽉24⽇に販売する。「メゾン ミハラヤスヒロ」の直営店および公式オンラインストアで扱う。

 フィギュアはソフトビニール製で、全⾼約22.5cm。グレー、モノトーンの2⾊展開で、価格は各1万9800円(税込)だ。

 「メゾン ミハラヤスヒロ」は、「デジタル3Dキャドではなく、原型師による⼿作業での原型成形にこだわった。そのためどこか懐かしく、優しさを感じられる⾵合いに仕上がった」と話す。同ブランドは、往年のおもちゃのCM風のショートムービーも作成した。

 “靴紐結べな君”は、三原康裕デザイナーの落書きから誕生した。⾃分の靴ひもが結べない謎のキャラクターであり、同時に三原デザイナーの分⾝の位置付けだ。ときどき暴⾛し、答えのない⾏動をとることも。1972年生まれの福岡出⾝で、東京・原宿近辺に⽣息する。

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故ダイアナ妃愛用の十字架ジュエリーがオークションに 合計5.25カラットのダイヤモンドが輝く逸品

 競売会社「サザビーズ(SOTHEBY'S)」は1月6〜18日に開催する“ロイヤル&ノーブル(Royal and Noble)”オークションに、故ダイアナ・フランセス(Diana Frances)元英国皇太子妃(以下、ダイアナ妃)が着用したダイヤモンドの十字架を出品する。落札価格は8〜12万ポンド(約1320〜1980万円)になると見られている。

 この十字架のペンダントは、英国王室御用達のジュエリー兼ライフスタイルブランド「アスプレイ&ガラード(ASPREY & GARRARD)」の元最高経営責任者で、同アイテムを所有していた故ネイム・アッタラー(Naim Attallah)氏にちなんで“ザ アッタラー クロス(The Attallah cross)”と呼ばれている。花をあしらったデザインが特徴で、「アスプレイ」と合併する前の「ガラード(GARRAD)」が1920年代に手掛けたもの。合計で約5.25カラットのダイヤモンドで装飾されている。

 なお、ペンダントはその後同氏の娘のラムジー(Ramsay)に受け継がれており、ラムジーは「父とダイアナ妃は友達で、父のオフィスがある『ガラード』店によく会いに来ていたのを覚えている。十字架のペンダントをよく借りに来ていた。本当に好きだったのだと思う」と語った。

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「ベドウィン」とコラボも ロサンゼルス発のサステナブルスニーカー「クレイ」のこだわりのモノづくり

 ロサンゼルス発のシューズブランド「クレイ(CLAE)」は、快適な履き心地と洗練されたビジュアルで認知を拡大中だ。リサイクル素材やビーガンレザーを使用し、再生可能エネルギーのみで工場を操業するなど、サステナビリティへの配慮が前提となったものづくりを実施する。その取り組みが共感を呼び、フランスのジュエリーブランドが販売員のユニフォームとして「クレイ」のシューズ採用したケースも。日本では2022現在、百貨店やオンラインなどで約30店舗を展開する。「コロナ禍以前から業績の年間成長率は20〜30%を維持している」と語る「クレイ」を率いるジェローム・トゥイリエ(Jerome Thuillier)=ブランド・グローバル・ディレクターにブランドが伝えたいメッセージやものづくりのこだわりなどを聞いた。

ブランドのコアバリューの
更なる強化を進める

WWD:ブランドのDNAは?

ジェローム・トゥイリエ=ブランド・グローバル・ディレクター(以下、トゥイリエ):「クレイ」は2001年にロサンゼルスで生まれたブランド。履き心地が良く、清潔感があり、洗練された素材を使ったスニーカーが、クラシックシューズとスポーツスニーカーの中間的ポジションとして人気を集めた。特にスケーター界隈では、スケート後にそのまま出かけられる、“アフタースケート”のシューズとして注目を浴びた。色使いや形、ロゴの使い方などがシンプルな見た目で、スニーカーとしては挑戦的なデザインだったと思うが、そのミニマルなところが愛される一因だろう。良い“テイスト”を持ったお客さまに支持されてここまできた。

WWD:ブランド・グローバル・ディレクターとしてどこまでブランドを統括する?

トゥイリエ:スケート業界に何年もいたので、「クレイ」というブランド自体は、ユーザーとして初期のころから気になっていた。正式に現職に就いたのは15年だが、数年前からコンタクトは取っていた。ヨーロッパに拠点を設け、マーケティングを担当するオフィスを作るというアイデアを掲げてディレクターに。フランスとロサンゼルスをつなげながら、デザインなども見ている。「DCシューズ(DC SHOES)」や「ヴェジャ(VEJA)」で得た経験は市場の理解に役立ち、今日に生きているだろう。最高の“カクテル”を作るためのレシピを作っている気分だ。

生産エネルギーや使用素材にこだわり
環境問題に対する確かな理念

WWD:「クレイ」のサステナビリティへの取り組みはどのようなものがある?

トゥイリエ:立ち上げ当初はオーガニック・コットンなどの素材を取り入れつつ、常にビーガン素材を使ったスニーカーをそろえていた。15年に入社したとき、製品の素材調達から改善したいと考えた。まずはビーガン素材の取り入れを増やし、そのほかの合成樹脂(プラスチックやポリ塩化ビニール)で作られていたパーツは全て、プラスチックごみのリサイクル素材などに変更している。これまでリサイクル素材で作られていなかったシューズの設計を見直している。メイン商材のレザーシューズはレザー・ワーキング・グループ認証のレザーを使用。ベトナムに拠点を置くパートナーは再生可能エネルギーのみで運転しながらレザーを生産している。太陽光や風力発電で生まれたエネルギーを使用し、生産に使用する水は工場内で循環させる。時間をかけて改善してきたところだ。早い段階からさまざまな素材の仕様に乗り出していたので、多くの試行錯誤がある。われわれがまずは道をかき分け、多くの人がその道に続くよう整えるのが使命だと思っている。

WWD:スニーカーはどのくらいの割合でリサイクル素材を使用している?

トゥイリエ:スニーカー単位では、完成品の数値を示すのは難しい。インソールは100%リサイクル素材を使用しているが、他の部分は22年現在、50〜70%となっている。ほぼ全ての製品に異なる割合でリサイクル素材を用いている。動物性レザーの丈夫さも理解して使用しているが、ビーガンレザーを使ったスニーカーは10%程度だったものが22年現在は50%を超えている。

WWD:ビーガンレザーへの完璧な置き換えを目指す?

トゥイリエ:動物性レザーは耐久性に優れていることは間違いない。ただそこだけにフォーカスすると動物の福祉などが考慮されなくなってしまう。現段階では、バランスを見つけることが鍵だと思う「クレイ」は動物性レザーの代替となる植物由来の素材を積極的に取り入れており、レザーの質感や見た目の美しさには自信がある。

WWD:サステナビリティのゴールは?

トゥイリエ:5年前、私の目標は現在とは大きく異なっていた。今までやってきたことをすごく誇りに思っている。これからの目標は、100%リサイクル素材を使ったスニーカーを、生産コストを抑えて作ること。材料がリサイクルされていたとしても生産にエネルギーを使うので、完璧とは言えない。いつか、中古でシューズが出回る代わりに、スニーカーを庭に植えるとそこから植物が生えるようになるかもしれない。そんな未来を信じている。

「クレイ」のストーリーを
日本のフットウエアファンに

WWD:ブランドのメイン市場は?

トゥイリエ:フランスやイギリス、ドイツを中心とする西ヨーロッパ。“ロサンゼルスらしさ”がヨーロッパやアジアで良い反応を生んでいると実感する。ロサンゼルスといえばサーフィンや西海岸の雰囲気をイメージする人が多いと思うが、実際はかなり複雑な都市だ。海岸を外れると、周りはより広い自然に囲まれていて、砂漠もある。セレブリティーも多く暮らし、多くの産業が生まれている。とてもユニークなエリアだ。

WWD:日本ではリーガルコーポレーションが販売しているが、日本市場は今どのフェーズにあると思う?

トゥイリエ:まだまだ初期段階だ。シンプルなもの作りというのは、実際すごく難しいことで、最高の品質と快適さを追求しなければ成立しない。だから、時間をかけて、そのストーリーを伝えていきたいと思っている。だからこそ「ベドウィン & ザ ハートブレイカーズ(BEDWIN & THE HEARTBREAKERS)」(以下、ベドウィン)とコラボレーションもした。

コラボを通して
多面的な魅力を創造

WWD:これまで「アニエスベー(AGNES B.)」などともコラボをしてきた。11月19日に発売した「ベドウィン」とのコラボレーションアイテムのこだわりは?

トゥイリエ:コラボレーションをしたアイテムは一生残るので、コラボ相手はブランドや調達方法、パッションなど、細かいところまで見て決定している。「ベドウィン」を立ち上げ、ディレクションする渡辺真史とはコラボについてだけでなく、スケートボードや旅行、ロサンゼルスについてなど、同じバックボーンを共有するから生まれるニッチな対話ができた。話すうちに、どのように「ベドウィン」のビジョンと、「クレイ」の環境問題への理念を融合できるかを考えていった。コラボスニーカーには「ベドウィン」のアパレル製作時の残布を使って、パッチワーク風にアレンジしている。

WWD:フランスではポップアップも開催している。日本での出店計画は?

トゥイリエ:フランスの百貨店ル・ボン・マルシェ(LE BON MARCHE)でのポップアップは売れ行きも良く、好調だ。ブランドのストーリーや背景をじっくりお客さまとコミュニケーションできる良い機会となった。来店して初めてブランドについて知った人、ロサンゼルスから観光で来ていたフランスで「クレイ」に出合った人など、さまざまな来店客とつながれた。日本でももっとブランドについて伝えていきたい。

問い合わせ先
リーガルコーポレーション
047-304-7261

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「ギャツビー ザ デザイナー」のヘアバームが「柔らかな質感なのにキープ力がある」と話題

 マンダムが今秋、メンズコスメライン「ギャツビー ザ デザイナー(GATSBY THE DESIGNER)」のスタイリングシリーズから発売した“ヘアバーム”(40g、税込1980円)が「柔らかなバームなのにキープ力がある」などと話題になっている。

 同製品は、自然な艶感を演出するヘアバーム。繊細な束感やまとまりだけでなく、前髪の分け目や根元の立ち上がりまでしっかりキープできる。お湯だけで洗い落としやすいイージーウォッシュ処方や、こだわりの天然香料を用いたシャボンフゼアの香りも特徴だ。

 人気ヘアサロン「シン(syn)」の齋藤正太代表が共同開発していることや、齋藤代表やモデルのkeiさん、パン講師でタレントの休井美郷さんらが登壇したローンチイベントなども話題性を後押しした。

 なお齋藤代表は同製品について、「セットしやすく、洗い落ちもよいのが特徴。量感のコントロールで、ナチュラルスタイルから動きのあるスタイルまで自在にメイク。持っているだけで気分が上がるデザイン性もいい。そんなこだわりのバームに仕上がった」とコメントしている。

 ヘアバームは、長さや重さのあるヘアスタイルのアレンジに適していて、ナチュラルで作り込まないスタイルをしたい男性に支持されている。しかし一方で、「剤が固く中身が取りづらい」「洗い落ちが悪い」といった使いやすさに対する不満も存在していた。

 そこで、毛流れや立ち上げをキープできる整髪力と洗い落ちのよさ、伸びのよさ、ベタつきの抑制力などを併せ持ったバームを目指して開発されたのが同製品。そのコンセプトが製品を通してユーザーに伝わり、話題となっている。

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フランス発フレグランス「メゾン クリヴェリ」 創始者が自らワークショップで伝える誰も体験したことのない香り

 フランス発フレグランス「メゾン クリヴェリ(MAISON CRIVELLI以下、クリヴェリ)」は、12月28日〜2023年1月31日、伊勢丹新宿本店2階でポップアップイベントを開催する。同ブランドは、創始者のティボー・クリヴェリ(Thibaut Crivelli)の実体験を投影した香水を提供。香りをはじめ、色、テクスチャーを織り交ぜて共鳴させることで、コントラストの効いたフレグランスを生み出している。体験したことのない香を届けるのが「クリヴェリ」だ。イベント会場でフレグランスを税込3万4650円以上購入するとブランドのアイコニックな香り“イビスキュス マハジャ エキストレ ド パルファム”のミニサイズ(5mL)のプレゼントがある(数量限定)。また、“イビスキュス マハラジャ エキスト レ ド パルファム”(50mL)、または、各オードパルファム(100mL)を購入した先着10人に、クリヴェリのサイン入りグリーティングカードが提供される。

 「クリヴェリ」は10月、伊勢丹新宿本店で開催された香水の祭典「サロン ド パルファン」で日本に初上陸した。「サロン ド パルファン」のイベント期間中には完売品が出るほど反響があったという。イベントのために来日したクリヴェリ創業者にメゾンの哲学や香りについて聞いた。

WWD:来日の目的は?

ティボー・クリヴェリ=メゾン クリヴェリ創始者(以下、クリヴェリ):個人的に日本は大好きだ。イベントのための来日だが、友人にも会えてよかった。

WWD:フレグランスブランドを立ち上げようと思ったきっかけは?

クリヴェリ:温泉で有名なフランスのラ・ロッシュ=ポゼはコスメ産業が盛んで、薬学を学んだ父親がコスメの会社を立ち上げた。その影響もあるし、自然に香りとの出合いと結びついている。

WWD:ブランド哲学は?

クリヴェリ:一度も体験したことのない香りを届けること。私の個人的な体験を生かした香水を作りたいと思った。原材料との出合いをはじめ、驚いたことや意外な体験、冒険など。調香師には、それらの体験を独創的でコントラストを浮き上がらせるような香りになるように説明し、五感を研ぎ澄ませた体験を香りで表現している。ボトルは、ピュアでシンプル、香水自体も無色透明だ。

WWD:他のニッチフレグランスとの違いは?

クリヴェリ:1つ1つ個性的な香りで似たようなものはない。クリエイションプロセスが違う。われわれの出発点は五感や驚きだ。それを調香師にムードボードや写真、音などを交えて体感してもらい、抽象的ではなく、衝撃の瞬間を分かち合えるような香りを制作。私が実際体験したことに独自の解釈を加えて表現している。

WWD:調香と生産はどこで行っているか?

クリヴェリ:原料はグラースから調達、調香はパリで調香師と2人三脚で行う。パリの北の工場で生産する。

WWD:現在何カ国で販売しているか?トップ3の市場は?

クリヴェリ:37カ国のエクスクルーシブなチャネルで販売している。国によっては1店舗だけで販売している所も。好調な市場は、フランス、イギリス、アメリカ、中東など。日本も好調な市場になってほしいと期待している。

WWD :「メゾン クリヴェリ」を消費者に手に取ってもらうためには?

クリヴェリ:まず、他のフレグランスと違うということが大切。また、消費者と近い関係を築けるかが重要だ。だから、店頭の販売スタッフは大切。ブランドの哲学などを伝える役目があるから。SNSも活用している。大変だが、消費者と近い関係を築くために、自分で返答するなど、直接交流することを心がけている。先週、3年前のワークショップに参加した顧客からメールがあった。複数購入したいというものだったが、ワークショップを豊かな体験として覚えていてくれたからだと思う。

 そのような顧客との誠実な関係性が重要だ。

WWD:日本における戦略は?

クリヴェリ:「サロン ド パルファム」では好評だった。ブルーベル・ジャパンというすばらしいパートナーと出合えたので、少しずつ焦らずに、適切なルートで販売していくつもりだ。

WWD:フレグランス業界におけるサステナビリティの現状は?

クリヴェリ:われわれは着色料を使わないし、ヴィーガンの原料を使用したフレグランスもある。また、3点香水が売れるたびに自然保護団体へ寄付している。それらはパチュリの農家をはじめ、香料の農家の支援に使われている。

WWD:あなたにとって香りとは?

クリヴェリ:香り=喜びの瞬間。自分の内面やスタイル、個性のシグニチャーでもある。私が調香師と話すときに、いつも言うのが、“香りが微笑みを与えるものであってほしい”ということ。大きな感動や体験を思い出したり、心地よい気分になったりするものであってほしい。コロナ禍では、香りがより大切なものになっている。日々の生活の中でリラックスしたり、セラピー効果を持つものだと思う。

【メゾン クリヴェリ ポップアップイベント】

会期:2022年12月28日(水)〜23年1月31日(火)
会場:伊勢丹新宿本店2階プロモーション
※フレグランスを税込3万4650円以上購入すると “イビスキュス マハジャ エキストレ ド パルファム”のミニサイズ(5mL)のプレゼントがある(数量限定)。また、“イビスキュス マハラジャ エキスト レ ド パルファム”(50mL)、または、各オードパルファム(100mL)を購入した先着10人に、ティボー・クリヴェリのサイン入りグリーティングカードを提供

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「ヴァレンティノ ビューティ」がヌードピンクの限定コレクション発売 ヌードカラーを独自に解釈

 「ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)」は2023年1月1日、ヌードピンクのパッケージが特徴的な新コレクション「ヌードエディション」を限定発売する。12月26日からは表参道ストアで予約受付を行う。

 常識や固定観念にとらわれず「多様性を称える独創的な表現への扉を開ける」ことをテーマにした新コレクションのラインアップはフェイスパウダーやリップスティックなど全6種類。ヌードカラーを独自に解釈し、奥行きのある豊かなカラーをそろえた。

 クリーミーで微細なフェイスパウダーとリップスティックをセットにした“GO クラッチ ヌードエディション 01 & ミニロッソ マット 111A”(税込2万7500円、以下同)は、フェイスパウダーは透明感があり自然な血色を感じさせる01 ライト、リップの“ミニロッソ”は人気色のマット111Aを組み合わせた。

 マットな質感のリップスティック“ロッソ ヴァレンティノ マット ヌードエディション”(限定3色、6820円)は美しい発色のヌードブラウン、モーヴヌード、ブリックブラウンを用意。みずみずしい艶感を表現する“ロッソ ヴァレンティノ サテン ヌードエディション” (限定2色、6820円)は唇にやさしくなじむペールヌードとセンシュアルなピンキッシュヌードをラインアップする。

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「タトラス」がペインターのbaanaiとコラボ リバーシブルダウンやスエットなど

 「タトラス(TATRAS)」は、神奈川県藤沢市を拠点に活動するペインターのbaanaiとのコラボレーションコレクションを12月23日に発売した。タトラス コンセプトストアやオンラインストアなどで取り扱っている。

 コラボでは、ダウンジャケット2型とスエット、フルジップパーカーを用意。baanaiを象徴する“ARIGATOUGOZAIMASU”の言葉で埋め尽くされたアートをデザインに取り入れた。2型のダウンはリバーシブル仕様で、表面はインクジェットプリントの上からシルクプリントを重ねることで、作品を忠実に再現したという。裏面は、リサイクルナイロンを使い、都会的なブラックのカラーを採用した。日比谷店では、baanaiの原画展示も行う。

 baanaiは1977年神奈川県藤沢市鵠沼生まれ。現在も藤沢市鵠沼を拠点に活動している。2015年に「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」の川久保玲デザイナーにポートフォリオを送り、作品が採用されたことで注目を集める。

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「ブルネロ クチネリ」2023年春夏のテーマは“冒険のためのテーラリング” 女性探検家がインスピレーション

 「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」2023年春夏ウィメンズコレクションのテーマは、 “TAILORED TO EXPLORE(冒険のためのテーラリング)”だ。 「女性探検家」をイメージし、航海士のユニフォームや探検家のウエアから着想を得たディテールや機能性にフォーカス。フォーマルにもカジュアルにもなじむ“フルイド(流れるような)テーラリング”という独自の考えを元に、手仕事を感じるボヘミアンなムードとテーラリングの要素を融合し、クラフツマンシップと革新性を探求した。

 実際のコレクションでは、航海の世界をイメージしたストライプやロープディテール、往年の探検家をイメージしたユーティリティーポケットや植物繊維を用いたアイテムがバリエーション豊かに登場。特にブランドの核となるニットウエアには、レースやネット編みのテクニックを用いたシアーな透け感、素朴さと華やかさを感じるきらびやかな枝葉模様や海洋植物モチーフの刺しゅうなど、立体的なテクニックを凝縮した。上質な素材と職人技から生み出されるニットの柔らかで有機的なニュアンスは、男性的なテーラリングのムードをやわらげる効果も生み出している。

 また今季は、新たなカテゴリーとしてブランド独自の“ツインウエア”を提案。フェミニンで洗練されたセットアップに、コットンオーガンザやポプリン、リネンそしてニットやスエードなどの素材を用いることで、既成概念にとらわれない自由なスタイルを打ち出していく。

 コレクションのテーマをより鮮明にするキーカラーには、「ブルネロ クチネリ」の伝統的なベージュをセレクトした。温かみのある色味から、わずかにグレーがかったものまでベージュのグラデーションを、さまざまな質感のブラックで強調。ラベンダーやセージ、ローズなどのパステルカラーをアクセントに添えることで「旅の途中で出合う印象的なシーン」を描き出したという。

問い合わせ先
ブルネロ クチネリ ジャパン
03-5276-8300

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ロンハーマンがワイキキに新店 ストーリーが生まれる“ライフスタイルショップ”を世界へ

 ロンハーマンは来春、ハワイ州オアフ島のワイキキビーチ沿いに新店舗を開く。アメリカ本国ではメルローズ本店、ブレントウッド、マリブの3店舗を運営するが、サザビーリーグが商標・事業を譲受してからは初の海外出店となる。

 同店はワイキキのメインストリートであるカラカウア通りに面したワイキキ最古のホテル「モアナ サーフライダー ウェスティン リゾート&スパ」の敷地内に位置し、店舗面積は約297平方メートル。店内は白を基調とした開放的な空間で、メンズとウィメンズのアパレルやファインジュエリー、雑貨などを取り扱う。海をキーワードに、サーフボードの廃材や海岸沿いで拾った貝などを用いたグリーンアートも配置し、ブランドの世界観を演出する。サザビーリーグの三根弘毅取締役上級執行役員兼リトルリーグカンパニー•プレジデントに出店の狙いや実店舗の意義を聞いた。

WWD:出店の狙いは?

三根弘毅サザビーリーグ取締役上級執行役員兼リトルリーグカンパニー・プレジデント(以下、三根):いつも自分が出張に行きたいところや“気”のいいところに出店している。もともとハワイは、2015年頃から物件を探していたが、家賃が高くて手が出せなかった。カラカウア通りは、パリのシャンゼリゼ通りよりも人通りが多く、カップルから子ども連れの家族までが集まり朝から夜遅くまで賑わっているような場所だ。僕自身もよくサーフィンをしに行ったり、子どもと旅行したりする。こんなところに店を構えられたらいいなとずっと思っていた。海から100メートルもないような場所で、デザイナーズのウエアやアクセサリーに出合える意外性も面白い。家族がディナーをした後の帰りに寄って、ワンピースを買ってくれるような店になったらうれしい。気持ちの良い場所に出したかったというのが大きな理由だが、戦略的な部分では、世界中の人々が集まるこの場所に店を構えることで、ロンハーマンの知名度向上にもつなげたい。

WWD:今の時代における実店舗の役割をどう考える?

三根:僕たちは、服やアクセサリーを売っているだけではなく、体験を提供している。ストーリーが生まれる場であることが店舗の意義だと思う。ロンハーマンとしては今後よほど面白い場所がない限り、出店しない。例えば船でしか行けない場所とか干潮の時にしか行けない場所とか。とにかく、不便なところがいい。今の時代モノが欲しければECでクリックすれば次の日には手に入る。でもそれはロマンチックではない。僕は昔おもちゃ屋に行って、たくさんの商品の中から何日もかけて悩んで選んだ記憶がある。そういうストーリーがあると、モノを大事にする。ハワイの店も「2人で飛行機で行ったね。ロンハーマンでジュエリー買った日から10年だね」みたいなストーリーが生まれる場所。儲かることだけを狙って出店しても、目指す方向性から離れてしまう。自分たちが行きたい土地や僕たちのビジネスが求められているかどうかで出店場所は選んでいく。

ロンハーマン的“ライフスタイルショップ”とは?

WWD:業績はコロナ禍でも好調と聞く。

三根:絶好調だ。むしろコロナの最中が、1番業績が良かったくらい。SDGsの観点から売り上げを伸ばすよりも絶対に在庫を廃棄しないと考え方を変えたことで、利益が前より残るようになった。すごくいい勉強になったと思う。今も売り上げをどう取るかよりも、何をどう売るか、ロンハーマンがどうあるべきかをみんなで考え動いている。

WWD:ロンハーマンは国内アパレルのなかでも、いち早くサステナビリティに取り組んだ企業だった。

三根:究極はビジネスをやめた方が、地球のためになる。でも、僕たちがやめても洋服屋は残る。であれば、自分たちがアクションを起こすことで業界に少しでも刺激を与えたいと思った。事業を始めた当初から「一生着られる服を提供しよう」と言い続けてきたが、利益を出すために作り過ぎてしまうこともあったので、そこを見直した。加えて「強く、優しくあること」は以前からずっとテーマだった。僕は採用面接で「電車でちゃんと席譲っていますか?」と聞く。社会や身の回りに感謝し配慮できる心根の良い人たちにチームに入ってほしいから。結果的に今一人一人が、サステナビリティを当たり前のこととして捉え、新しい取り組みを自発的に考えてくれている。

WWD:ロンハーマンは“ライフスタイルショップ”の先駆けだが、これからの時代もその提案は顧客に響く?

三根:“ライフスタイルショップ”の定義は、単純に洋服と雑貨とアクセサリーを一緒に売る店ではない。店に足を踏み入れてから退店するまでに「明日も頑張ろうかな」と気持ちが変わるきっかけをくれるのが、“ライフスタイルショップ”だと僕は思う。お客さんをそう言う気持ちにさせたかどうかだから、それに飽きはこないだろう。ロンハーマンカフェのスタッフは、僕が驚くぐらいお客さんをもてなす。この前もお客さんが足をひきずっていることに気付いたスタッフが、絆創膏を差し出して感謝状をいただいた。しかも、スタッフは何人にも同じようにおもてなしをしているから、感謝状が届いてもどの人からかわからないくらいだ。お客さんからは、スタッフの接客がいいから過ごし易いと言ってもらえる。ハワイもそう言う店になってほしい。親が試着している間に、子どもはスタッフと自由に遊んでいるような空間を目指したい。

■ロンハーマンワイキキ店
オープン日:来春予定
時間:8:30〜22:00
定休日:無休
住所:Moana Surfrider Hotel, A Westin Resort & Spa, Waikiki Beach 2365 Kalakaua Ave.Tower Wing Shop #1 Honolulu, HI 96815

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百貨店最大手メイシーズ、生き残りをかけた大転換【鈴木敏仁USリポート】

 アメリカ在住30年の鈴木敏仁氏が、現地のファッション&ビューティの最新ニュースを詳しく解説する連載。アメリカで最大規模の百貨店であるメイシーズが生き残りをかけた変革を図ろうとしている。メイシーズの大転換は他の大型小売業にとっても他人事ではない。

 アメリカの大型モールが、好調な上位少数と業績不振なその他多数に二極化して久しい。

 エンクローズドモールと呼ばれるインドア型が生まれたのは1950年代だ。半日近くをのんびり過ごすことが目的でモールに行くような、ショッピング自体がレジャーだった時代がしばらく続き、全米にモールは大量に建設されていった。

 供給過剰と言われ始めたのが90年代からである。ショッピングがレジャーだった時代が終わったからなのだが、優秀なディスカウント(DS)型のチェーンストアが60~70年代から続々と生まれて、モール外の利便性の高い地域に出店していったこともその背景の一つだった。消費者は足を伸ばしてモールに行かなくても近隣の店舗で買い物済ますことができるようになり、余暇をショッピング以外の別の何かで楽しむようになっていった。

 軌を一にしてモールの核店舗として集客力を誇ったデパートメントストア(百貨店)が弱体化していったのだが、これもDSチェーンが売り上げを奪っていったからである。デパートメントストアとはもともと様々なカテゴリーを集めて部門として区切って売り場を作ったことから付けられた名称だが、例えば玩具はトイザらス(TOYS"R"US)、文具はステープルズ(STAPLES)といったようにカテゴリーごとにDSに売り上げを奪われて、売り場を閉鎖し、最終的には衣料やホームファッションを扱う大型店舗へと変質していった。

 デパートメントストアという業態名はもはやその本質を表しておらず、私はファッション大店と呼んでいる。

インストアショップへの転換

 デパートメントストア業界の最大手はメイシーズ(MACY'S)だ。年商は242億ドルで、2位ノードストロム(NORDSTROM)の137億ドルの2倍弱という規模だが、もちろん成長企業ではもはやなくて、どう変革するかを長く模索してきている。2020年初頭に23年までに全体のおよそ5分の1にあたる125店舗の閉鎖を発表、縮小均衡へと向かっているのである。

 もちろん現在の課題はEコマースだ。アパレル、ホームファッション、ビューティと取り扱っているカテゴリーの多くがECにシフトしており、売り場をどうするかは喫緊の問題である。つまり不採算店舗を閉鎖しながら残る店舗も変革しなければならないのである。

 1つめの戦略として打ち出したのがインストアショップだ。昨年8月にトイザらスとの提携を発表して400店舗への導入を開始、今年に入ってから10月半ばまでの全店舗展開を決めている。売り場面積は93~930平方メートルで、最大売り場は大型のフラッグシップ店舗10カ所にオープンさせるとした。

 これは過去を知っているわれわれにとっては実に感慨深い取り組みである。トイザらスは全盛期に100億ドル以上を売り上げて、玩具シェア25%と言われた最強の玩具DSだった。デパートメントストアから玩具売り場が消えた理由はトイザらスなのである。このトイザらスがデパートメントストアのインストアショップとして復活したのだから、面白みを感じない人はいないのではないか。

 トイザらスの知名度やブランド力は極めて高い。清算などせずに黒字店舗を残して再建することは十分に可能だったと思っている。投資企業による思惑が大きかったようだ。

 もう一つ、ティーン向けアクセサリーを売るクレアーズ(CLAIRE'S)とも提携し、実験として21店舗に導入すると発表している。トイザらスがもたらす客層は小さな子供を持つ世帯、クレアーズはティーンで、どちらも若年層がターゲットだ。デパートメントストアの支持層は高齢化しており、若い世代にアピールする目的もある。

 ちなみにクレアーズは2018年にいったん破綻していて再建の途上である。ウォルマート(WALMART)とも提携し1200店舗に専用の売り場を展開していて、他の小売企業との提携を新しい戦略の一つとしている。

EC用のマイクロ・フルフィルメントセンターへの転換

 2つめの戦略がEC用のマイクロ・フルフィルメントセンター(MFC)への転換だ。35店舗にオートメーション技術を取り入れたMFCを導入するとしている。公表ではトータル9万3000平方メートルで、単純計算すると1店舗あたり2650平方メートルとなって、おそらくワンフロアをすべてMFCに転換するのだろうと推測している。

 モール内への出店戦略を取る店舗の取り扱いカテゴリーのほとんどはECと相性が良い。リースが埋まらない空き物件を小さなフルフィルメントスペースとして、出店している多数の専門店のEC用に使うモールも出てきているし、デパートメントストア撤退後のスペースすべてをフルフィルメントセンターとする事例もある。

 メイシーズのMFC戦略はもはや時代の趨勢なのである。

 売り場貸しやMFC転換を戦略として取る企業はメイシーズだけではない。店舗の変革はすべての小売企業にとっての取り組み課題なのである。

 モールも例外ではなく、次回に取り上げたいと思っている。


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