「ティファニー」が福岡・岩田屋本店で新作ジュエリー“ティファニー ロック”のポップアップ

 「ティファニー(TIFFANY & CO.)」は、福岡の岩田屋本店(本館1階 KIRAMEKI BOARD)に同ブランド初のジェンダーレスなジュエリーコレクション“ティファニー ロック”のポップアップストアをオープンする。期間は1月18〜24日。

 “ティファニー ロック”コレクションは、「ティファニー」の重要なモチーフであるパドロック(南京錠)に着想を得たデザインが特徴で、絆を表現する。

 同ポップアップでは、イエローゴールド・ローズゴールド・ホワイトゴールド製のバングルをはじめ、ダイヤモンドをあしらったモデルなど、幅広いバリエーションをそろえる。

■“ティファニー ロック”ポップアップストア
日程:1月18〜24日
時間:10:00~20:00
定休日:不定休
場所:岩田屋本店本館1階 KIRAMEKI BOARD
住所:福岡県福岡市中央区天神2-5-35

The post 「ティファニー」が福岡・岩田屋本店で新作ジュエリー“ティファニー ロック”のポップアップ appeared first on WWDJAPAN.

「ステューシー」と「ティンバーランド」がコラボ 「ゴアテックス」仕様のハイキングブーツを発表

 「ステューシー(STUSSY)」と「ティンバーランド(TIMBERLAND)」は、コラボレーションしたハイキングブーツ“ワールド ハイカー(WORLD HIKER)”を発表した。価格は税込4万9500円で、ブラックとウィートの2カラーを用意。1月13日に「ティンバーランド」の一部店舗と両ブランドの公式オンラインストアで先行発売したのち、14日から「ステューシー」の原宿店と渋谷店、「ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)」で取り扱う。

 本作は、アッパー全体に「ゴアテックス(GORE-TEX)」のプレミアムレザーを採用し、アウトソールにはビブラム(Vibram)社製のラバーソールを搭載。そして、シュータンに「ステューシー」のロゴを型押しし、アイレットフックの一部をSSリンクロゴ仕様に仕上げた。

The post 「ステューシー」と「ティンバーランド」がコラボ 「ゴアテックス」仕様のハイキングブーツを発表 appeared first on WWDJAPAN.

「ステューシー」と「ティンバーランド」がコラボ 「ゴアテックス」仕様のハイキングブーツを発表

 「ステューシー(STUSSY)」と「ティンバーランド(TIMBERLAND)」は、コラボレーションしたハイキングブーツ“ワールド ハイカー(WORLD HIKER)”を発表した。価格は税込4万9500円で、ブラックとウィートの2カラーを用意。1月13日に「ティンバーランド」の一部店舗と両ブランドの公式オンラインストアで先行発売したのち、14日から「ステューシー」の原宿店と渋谷店、「ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)」で取り扱う。

 本作は、アッパー全体に「ゴアテックス(GORE-TEX)」のプレミアムレザーを採用し、アウトソールにはビブラム(Vibram)社製のラバーソールを搭載。そして、シュータンに「ステューシー」のロゴを型押しし、アイレットフックの一部をSSリンクロゴ仕様に仕上げた。

The post 「ステューシー」と「ティンバーランド」がコラボ 「ゴアテックス」仕様のハイキングブーツを発表 appeared first on WWDJAPAN.

「ステューシー」と「ティンバーランド」がコラボ 「ゴアテックス」仕様のハイキングブーツを発表

 「ステューシー(STUSSY)」と「ティンバーランド(TIMBERLAND)」は、コラボレーションしたハイキングブーツ“ワールド ハイカー(WORLD HIKER)”を発表した。価格は税込4万9500円で、ブラックとウィートの2カラーを用意。1月13日に「ティンバーランド」の一部店舗と両ブランドの公式オンラインストアで先行発売したのち、14日から「ステューシー」の原宿店と渋谷店、「ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)」で取り扱う。

 本作は、アッパー全体に「ゴアテックス(GORE-TEX)」のプレミアムレザーを採用し、アウトソールにはビブラム(Vibram)社製のラバーソールを搭載。そして、シュータンに「ステューシー」のロゴを型押しし、アイレットフックの一部をSSリンクロゴ仕様に仕上げた。

The post 「ステューシー」と「ティンバーランド」がコラボ 「ゴアテックス」仕様のハイキングブーツを発表 appeared first on WWDJAPAN.

「ボタニスト」から春限定の桜の香りが今年も登場 売り上げの一部をソメイヨシノの保全活動の支援に

 アイエヌイーが展開するボタニカルライフスタイルブランド「ボタニスト(BOTANIST)」は、「ボタニカルスプリングシリーズ」を1月13日に全国のバラエティーショップとドラッグストアで発売する。毎年好評を集めている春限定の桜の香りで、シャンプー・トリートメントやボディーソープ、ヘアミストなどをラインアップする。価格は税込1100〜3080円。なお、日本さくらの会を通じて同シリーズの売り上げの一部を寄付し、ソメイヨシノの保全活動を支援する。

 「ボタニスト」は“植物と共に生きる”というブランドコンセプトに基づき、季節ごとの植物をテーマにした限定品を発売している。「季節を感じながら、植物との暮らしを発信することで、植物について知るきっかけになってほしい」という思いのもと、今春も「ボタニカルスプリングシリーズ」の発売に至った。

 今春の「ボタニカルスプリングシリーズ」のテーマは、“ブルーム ユア メモリー”。共通成分にはソメイヨシノの葉を発酵させて抽出した発酵エキスを配合。世界的にも貴重な国産の桜を守るため、生息しているソメイヨシノから採取するのではなく、街路樹の枝の剪定時に出る葉を有効活用している点がこだわりだ。また、ヘアケア&ボディーケアともに厳選された保湿成分をブレンドした“スプリングバリアコンプレックス”処方で、髪と肌を乾燥から守る。

The post 「ボタニスト」から春限定の桜の香りが今年も登場 売り上げの一部をソメイヨシノの保全活動の支援に appeared first on WWDJAPAN.

東京ブランド「リコール」のアトリエがミッドウエストに移転? 古着カスタムイベントを開催

 ミッドウエスト東京店は1月13〜15日の期間、東京ブランド「リコール(REQUAL≡)」のポップアップイベントを開催する。

 「リコール」のアトリエとスタッフがミッドウエスト東京店に「引っ越し」(同店)するもので、客は同ブランドの所有する古着から2着を選び、「リコール」がその場でカスタムする。価格は、左右非対称で両前身頃で着られるスエットが3万3000円(税込、以下同)、同シャツが3万800円、ロングコートとツイードジャケットを両前身頃にした商品が7万4800円など。カスタム商品購入者には、リメーク時の端材を用いたプルオーバーを先着でプレゼントする。

 また、イベント初日の13日は18〜21時までナイト営業を行う。土居哲也デザイナーが好きなボサノバの生演奏に加えて、来場者には飲食物を提供する。

■「リコール」ポップアップ@ミッドウエスト
日程:1月13〜15日
場所:ミッドウエスト東京店
住所:東京都渋谷区神南1-6-1

The post 東京ブランド「リコール」のアトリエがミッドウエストに移転? 古着カスタムイベントを開催 appeared first on WWDJAPAN.

熊谷隆志がディレクションする「レノマ」のゴルフラインが誕生

 「レノマ(RENOMA)」は、スタイリストの熊谷隆志がディレクションする日本企画のゴルフライン「レノマ ゴルフ(RENOMA GOLF)」を1月19日にローンチする。

 同ラインでは、ベーシックなスタイルとシンプルなデザインが特徴の高機能ウエアと小物を用意。ラウンド時の機能性と街着の延長として楽しめるスタイルを目指す。ディレクションする熊谷自身も、50歳から本格的にゴルフをスタートさせ、昨年にはゴルフブランド「タングラム(TANGRAM)」をスタートしている。2023年春夏コレクションでは、着心地と速乾性に優れたポロシャツや、紫外線防止機能を備えたモックネック、フィラメント系でストレッチ性を兼ね備えたパンツなどをそろえる。小物ではキャップやソックスのほか、ヘッドカバーやキャディバッグを用意する。今後は「レノマ」らしいフレンチカジュアルな小物アイテムを充実させ、ゴルフギアの展開も予定するという。価格帯はポロシャツが1万7600円〜、クルーネック2万5300円〜、フーディー2万7500円〜、モックネック1万9800〜、ジャージ3万800円〜、LGパンツ2万3100円〜、ハーフパンツ1万8700円〜、キャップ6500円〜、ヘッドカバー9000円〜、キャディバック7万9750円〜。

 アイテムは1月19日にオフィシャルオンラインサイトで発売する。また1月25日〜2月7日には、伊勢丹新宿店メンズ館1階でポップアップストアを開催し、アイテムの先行販売も行う。

The post 熊谷隆志がディレクションする「レノマ」のゴルフラインが誕生 appeared first on WWDJAPAN.

ロッテ×「ジラフ」の身に着けるバレンタイン ロングセラー商品“ガーナ”のネクタイを発売

 ネクタイ専業ブランドの「ジラフ(GIRAFFE)」は1月12日、バレンタインに向けて、ロッテとコラボレーションした商品を発売する。

 ロッテのロングセラー商品“ガーナ”をモチーフにした“ガーナ タイ”(1万6500円税込、以下同)は、かわいらしさと見た目のキャッチーさが特徴だ。カカオ豆の皮で染めた絹糸で生地から作る、ちょっと大人な雰囲気の“カカオ タイ”(1万5400円)やタイピン(1万7600円)と共に「ジラフ」全店で扱う。

 「ジラフ」とロッテは2022年に初めて協業した。

The post ロッテ×「ジラフ」の身に着けるバレンタイン ロングセラー商品“ガーナ”のネクタイを発売 appeared first on WWDJAPAN.

「ルイ・ヴィトン」の会長CEOが退任、後任は「ディオール」の会長兼CEO グループ内で人事シャッフル

 ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)は、マイケル・バーク(Michael Burke)会長兼最高経営責任者(CEO)が退任することを発表した。後任には、同じくLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が擁するクリスチャン ディオール クチュール(CHRISTIAN DIOR COUTURE)のピエトロ・ベッカーリ(Pietro Beccari)会長兼CEOが就任する。なお、ベッカーリ会長兼CEOの後任には、ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼CEOの長女であるデルフィーヌ・アルノー(Delphine Arnault)=ルイ・ヴィトン エグゼクティブ・バイス・プレジデントが任命された。いずれも2月1日付で退任および就任する。

 バーク会長兼CEOは、現在66歳。アルノーLVMH会長兼CEOが率いる一族の持株会社グループ アルノー(GROUPE ARNAULT)に入社後、「ディオール(DIOR)」「フェンディ(FENDI)」「ブルガリ(BVLGARI)」とLVMHが擁するブランドの要職を歴任し、2013年に現職に就任。今後は、「アルノーLVMH会長兼CEO直属の要職に就く」という。

 ベッカーリ会長兼CEOは、06年に戦略およびマーケティング・コーディネーション・ディレクターとして「ルイ・ヴィトン」に加わった。12年には、「フェンディ」から「ブルガリ」に移ったバーク会長兼CEOの後任として「フェンディ」のトップに就任。18年2月に現職に就任した。

 デルフィーヌは、01年にクリスチャン・ディオール クチュールのコマーシャル・ディレクターに就任。同ブランドのデピュティ・エグゼクティブ・ディレクターを務めた後、13年にルイ・ヴィトンに移って現職に就任し、ナンバー2としてプロダクト全体を監督してきた。同氏が同年に設立した「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ」は若手デザイナーの登竜門として大きな成功を収めているほか、19年1月にはLVMHの執行委員に任命されている。

The post 「ルイ・ヴィトン」の会長CEOが退任、後任は「ディオール」の会長兼CEO グループ内で人事シャッフル appeared first on WWDJAPAN.

「ルイ・ヴィトン」の会長CEOが退任、後任は「ディオール」の会長兼CEO グループ内で人事シャッフル

 ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)は、マイケル・バーク(Michael Burke)会長兼最高経営責任者(CEO)が退任することを発表した。後任には、同じくLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が擁するクリスチャン ディオール クチュール(CHRISTIAN DIOR COUTURE)のピエトロ・ベッカーリ(Pietro Beccari)会長兼CEOが就任する。なお、ベッカーリ会長兼CEOの後任には、ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼CEOの長女であるデルフィーヌ・アルノー(Delphine Arnault)=ルイ・ヴィトン エグゼクティブ・バイス・プレジデントが任命された。いずれも2月1日付で退任および就任する。

 バーク会長兼CEOは、現在66歳。アルノーLVMH会長兼CEOが率いる一族の持株会社グループ アルノー(GROUPE ARNAULT)に入社後、「ディオール(DIOR)」「フェンディ(FENDI)」「ブルガリ(BVLGARI)」とLVMHが擁するブランドの要職を歴任し、2013年に現職に就任。今後は、「アルノーLVMH会長兼CEO直属の要職に就く」という。

 ベッカーリ会長兼CEOは、06年に戦略およびマーケティング・コーディネーション・ディレクターとして「ルイ・ヴィトン」に加わった。12年には、「フェンディ」から「ブルガリ」に移ったバーク会長兼CEOの後任として「フェンディ」のトップに就任。18年2月に現職に就任した。

 デルフィーヌは、01年にクリスチャン・ディオール クチュールのコマーシャル・ディレクターに就任。同ブランドのデピュティ・エグゼクティブ・ディレクターを務めた後、13年にルイ・ヴィトンに移って現職に就任し、ナンバー2としてプロダクト全体を監督してきた。同氏が同年に設立した「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ」は若手デザイナーの登竜門として大きな成功を収めているほか、19年1月にはLVMHの執行委員に任命されている。

The post 「ルイ・ヴィトン」の会長CEOが退任、後任は「ディオール」の会長兼CEO グループ内で人事シャッフル appeared first on WWDJAPAN.

【2023年バレンタイン】「ラデュレ」がバレンタインコレクションを発表 マカロンや猫の舌をかたどったラングドシャなど5種 アフタヌーンティーも用意

 「ラデュレ(LADUREE)」がバレンタインコレクションを発表した。今年は、フランス語で“愛おしい人”を意味する“モン・シュー”をテーマに、マカロンボックス(2970円〜税込、以下同)やショコラボックス(3132円)、ラングドシャ(3132円)など5種を発売する。バレンタインコレクションは全店舗で取り扱い、発売日はそれぞれ異なる。さらに銀座店と渋谷松濤店、京都 四条店、京都祇園店では、1月15日〜2月28日の期間、アフタヌーンティー“ショコラ”(2人/1万2100円)を用意する。

 マカロンボックスはピンクのパッケージ(6個入り/2970円、9個入り/4320円、1月12日発売)とグリーンのパッケージ(8個入り/3888円、12個入り/5616円、2月上旬発売)の2種類をラインアップする。どちらもパッケージにはブランドを象徴するシュー生地のパティスリー“ルリジューズ”をデザインした。さらに、ペルーやガーナ、エクアドル、サン=ドマング(ハイチ共和国)、ベネズエラなどが産地の6種類のカカオを使用したガナッシュを味わえるマカロンのセット“ショコラ・ピュール・オリジン”(12個入り/5400円、2月上旬発売)も数量限定で用意する。

 ショコラボックスの“ショコラ・マカロン・イスパハン アルモニー”(4個入り/3132円、1月18日発売)は「ラデュレ」を象徴するパティスリーである、ライチやローズ、フランボワーズが香る“イスパハン”と、ピスタチオとイチゴのハーモニーが魅力的な“アルモニー”をショコラで表現したものだ。“イスパハン”はローズのマカロンコックとフランソワーズジャムをローズ風味のチョコレートでコーティングして表現。“アルモニー”は、ピスタチオのマカロンコックとイチゴジャムをピスタチオ風味のチョコレートで包み、ショコラに落とし込んだ。

 猫の舌を象ったラングドシャの“ラング・ド・シャ・デュシェス”(190g/3132円、18日発売)は、ピスタチオとイチゴ、レモンのチョコレートの新作フレーバー3種類を詰め合わせたセットだ。パッケージはパステルグリーンのボックスに、白猫をデザインしたものだ。

 一部店舗で展開するアフタヌーンティー“ショコラ”ではマカロン2種とパティスリー2種、セイボリー4種とドリンクを2人前で用意する。

The post 【2023年バレンタイン】「ラデュレ」がバレンタインコレクションを発表 マカロンや猫の舌をかたどったラングドシャなど5種 アフタヌーンティーも用意 appeared first on WWDJAPAN.

【2023年バレンタイン】「ラデュレ」がバレンタインコレクションを発表 マカロンや猫の舌をかたどったラングドシャなど5種 アフタヌーンティーも用意

 「ラデュレ(LADUREE)」がバレンタインコレクションを発表した。今年は、フランス語で“愛おしい人”を意味する“モン・シュー”をテーマに、マカロンボックス(2970円〜税込、以下同)やショコラボックス(3132円)、ラングドシャ(3132円)など5種を発売する。バレンタインコレクションは全店舗で取り扱い、発売日はそれぞれ異なる。さらに銀座店と渋谷松濤店、京都 四条店、京都祇園店では、1月15日〜2月28日の期間、アフタヌーンティー“ショコラ”(2人/1万2100円)を用意する。

 マカロンボックスはピンクのパッケージ(6個入り/2970円、9個入り/4320円、1月12日発売)とグリーンのパッケージ(8個入り/3888円、12個入り/5616円、2月上旬発売)の2種類をラインアップする。どちらもパッケージにはブランドを象徴するシュー生地のパティスリー“ルリジューズ”をデザインした。さらに、ペルーやガーナ、エクアドル、サン=ドマング(ハイチ共和国)、ベネズエラなどが産地の6種類のカカオを使用したガナッシュを味わえるマカロンのセット“ショコラ・ピュール・オリジン”(12個入り/5400円、2月上旬発売)も数量限定で用意する。

 ショコラボックスの“ショコラ・マカロン・イスパハン アルモニー”(4個入り/3132円、1月18日発売)は「ラデュレ」を象徴するパティスリーである、ライチやローズ、フランボワーズが香る“イスパハン”と、ピスタチオとイチゴのハーモニーが魅力的な“アルモニー”をショコラで表現したものだ。“イスパハン”はローズのマカロンコックとフランソワーズジャムをローズ風味のチョコレートでコーティングして表現。“アルモニー”は、ピスタチオのマカロンコックとイチゴジャムをピスタチオ風味のチョコレートで包み、ショコラに落とし込んだ。

 猫の舌を象ったラングドシャの“ラング・ド・シャ・デュシェス”(190g/3132円、18日発売)は、ピスタチオとイチゴ、レモンのチョコレートの新作フレーバー3種類を詰め合わせたセットだ。パッケージはパステルグリーンのボックスに、白猫をデザインしたものだ。

 一部店舗で展開するアフタヌーンティー“ショコラ”ではマカロン2種とパティスリー2種、セイボリー4種とドリンクを2人前で用意する。

The post 【2023年バレンタイン】「ラデュレ」がバレンタインコレクションを発表 マカロンや猫の舌をかたどったラングドシャなど5種 アフタヌーンティーも用意 appeared first on WWDJAPAN.

ブランド「シセイドウ」のグローバルアンバサダーに森星 誕生から125年の”オイデルミン”を発信

 資生堂は、ブランド「シセイドウ(SHISEIDO)」のグローバルアンバサダーにモデルの森星(もり・ひかり)を起用することを発表した。アンバサダーへの就任を発表した会見では、3月1日発売の“オイデルミン エッセンスローション”の動画を公開。森は会見会場にも動画同様、スパンコールとオーガンジーを重ね合わせた真紅の特注ドレス姿で登場した。動画については「シンプルな中にパワーを込めた表現を心がけた。チーム一丸となって赤の表現を追求した。私自身、眠っていた情熱的な心が燃え上がった」という。また「自己回復」をテーマにしたもう一本の動画では、お香を焚きながら瞑想したり花々や花器を愛でたり、「私なりの循環の形。私も弱くなるときがあるが、(そんな瞬間から回復するための)自分なりの心や肌のケア」を紹介している。また就任記者会見の後半では、「2023年、私の目指す肌」について「めざめる つや肌」の書き初めを披露した。

 森は、「『シセイドウ』ブランドは、美の本質を追求する憧れのブランド。一緒に美を表現するチームの一員になれて、気が引き締まる。内面と外見の美しさに向き合い、いくつになっても磨いていきたい」と意欲を語る。ゲストとして登場したゆりやんレトリィバァは、英語で「ヘルシーなあなたは、まさに『シセイドウ』のグローバルアンバサダーにぴったり」と今後の活躍についてエールを送った。森が登場する動画については、「星ちゃんが使っている化粧品で、こうなりたいと憧れる」という。

 松村美穂「シセイドウ」ブランドマネージャーは、「私たちは日本発のビューティブランドで、洗練された日本らしい独自性を持っている。全ての表現において日本の美に向き合い、固定概念に縛られず、時代ごとにアイデンティティーを再解釈して発信していきたい。“オイデルミン”は126年前、最先端の西洋医学と伝統的な東洋医学を融合して誕生した化粧品の先駆け。ギリシャ語の『EU(良い)』と『DERMA(皮膚)』を掛け合わせた原点を甦らせることで、ブランドが実現する生命力溢れる美しさを一層発信したい。森さんは、世界を舞台に、新しいことにチャレンジし続けることで多くの女性の共感を得ている。まさにブランド『シセイドウ』を体現するアンバサダー。多岐にわたるコラボレーションを考えている」と話した。森は“オイデルミン エッセンスローション”について、「混合肌の私にぴったり。ナチュラルで暮らしにスッと溶け込む魅力がある。朝つけると、肌がパッと目覚めるような感覚」と話す。

 資生堂によると、ブランド「シセイドウ」は現在、国内で50万人の継続ユーザーを抱えている。“オイデルミン エッセンスローション”は、世界初の技術でプラスチックを削減したリフィルも発売。リフィルを購入するとプラスチックを92%削減できるという試算を公表している。

The post ブランド「シセイドウ」のグローバルアンバサダーに森星 誕生から125年の”オイデルミン”を発信 appeared first on WWDJAPAN.

ユナイテッドアローズが世界初の充電不要な活動量計“マザーブレスレット”とコラボ

 ユナイテッドアローズは、メディロム(東京、江口康二社長)が開発した充電不要の活動量計“マザーブレスレット(MOTHER BRACELET)”とコラボした商品を発売する。マットブラック、ベージュ、ユナイテッドアローズを象徴するオレンジの3色展開で、各4万9800円(税込)だ。

 1月20日に両者の公式オンラインストアで予約を開始し、2月22日にユナイテッドアローズ原宿本店や心斎橋店など15店舗で販売する。丸の内店では、2月22日〜3月5日の期間、ポップアップも行う。

 “マザーブレスレット”は、米国・シリコンバレーのスタートアップ企業マトリックスインダストリーズ(MATRIX INDUSTRIES)の特許技術「温度差発電」を搭載した世界初の充電不要な活動量計。歩数、睡眠、心拍数、消費カロリー、体表温などの健康に関するさまざまなデータを24時間365日計測できる。

 今回のコラボレーションは、両者の「ファッションを楽しみながら健康的な生活を送ってほしい」との思いから実現したという。日々の活動記録はエナジーポイントとして蓄積され、貯まったポイントはギフトに交換可能なほか、一般社団法人more trees(モア・トゥリー)に10ポイント=1円として寄付できる。寄付金は、同法人を通じて多様性のある森づくりプロジェクトに活用される。

 ユナイテッドアローズは1月下旬以降、公式ツイッターにおいて、コラボ商品が当たるキャンペーンも実施予定だ。

The post ユナイテッドアローズが世界初の充電不要な活動量計“マザーブレスレット”とコラボ appeared first on WWDJAPAN.

「ラッド ミュージシャン」2023年春夏コレクション

 「ラッド ミュージシャン(LAD MUSICIAN)」が2023年春夏コレクションを発表した。

The post 「ラッド ミュージシャン」2023年春夏コレクション appeared first on WWDJAPAN.

パリコレデザイナー「ロク」が語るモノづくりの変化 メンズウエア挑戦や「コンバース」コラボなど

ロク・ファン/「ロク」デザイナー

PROFILE:韓国・ソウル生まれ、米テキサス・オースティン育ち。ロンドンのセント・マーチン美術大学でメンズウエアとウィメンズウエアを学ぶ。2010年にフィービー・ファイロによる「セリーヌ」で3年間アシスタントデザイナーを経験後、フリーランスデザイナーとして「ルイ・ヴィトン」や「クロエ」のデザインを手掛ける。16年に自身のブランド「ロク」を立ち上げ、18年度の「LVMHプライズ」で特別賞を受賞。19-20年秋冬に初のランウエイショーをパリで発表。19年に「ビジネス・オブ・ファッション(The Business of Fashion)」の“世界を代表するファッション業界人500人”「BoF500」に選ばれる。PHOTO : KO TSUCHIYA

 「ロク(ROKH)」は、ファッション好きに定評のあるブランドだ。エレガントでありながら、エッジの効いたデザインを強みに、BLACKPINK(ブラックピンク)やハリウッドセレブにも愛されている。デザイナーのロク・ファン(Rok Hwang)は、フィービー・ファイロ(Phoebe Philo)が手掛ける「セリーヌ(CELINE)」で経験を積み、2016年に自身のブランドを設立。18年度「LVMHプライズ」特別賞を受賞し、同年からパリ・ファッション・ウイークでコレクションを発表し続けている。

 12月には「コンバース(CONVERSE)」のトップライン“コンバース アディクト(CONVERSE ADDICT)”との初のコラボレーションを発表し、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA以下、DSMG)限定のカプセルコレクションを披露。同コレクションはユニセックスで、メンズウエアをローンチする構想の布石となった。3年ぶりに来日を果たしたロク・ファン(Rok Hwang)が、モノづくりやパリへのアトリエ移転計画などを語った。

「コンバース」は憧れ
1990年代のバッシュにように

――「コンバース」とのコラボレーションについて教えてください。

ロク・ファン(以下、ロク):「コンバース」は子どもの頃から好きなシューズブランドだ。特に“チャックテイラー”はアイコニックなので、「ロク」のモデルで作ってみたいと思っていた。「コンバース」がバスケットボールシューズの製造から始まったという歴史もあり、今回のインスピレーションは、僕が子どものときに触れていた1990年代のバッシュだ。さらにアメリカのビンテージへと着想を広げて、レゴや積み木などアメリカの古き良きおもちゃをイメージし、ダブルソールのデザインにした。

――白を基調とした理由は?

ロク:ビンテージから着想を得ながらも、フレッシュな印象を与えたかったので、アイボリーやベージュ、グレーなどを合わせている。特にベージュは「ロク」で多用している色でもあり、ブランドらしさをこのコラボレーションで表現するのにぴったりでした。

――DSMG限定アイテムとして、ユニセックスのウエアも登場しました。

ロク:ウエアは、「コンバース」コラボレーションで用いた90年代のアメリカンビンテージのアイデアを拡張させた。レトロなグラフィックやパッチを付けて、遊び心を加えている。ユニセックスにしたことで、僕自身も着用できるようになった。90年代にアメリカで過ごした、僕のパーソナルでノスタルジックな記憶に結びついるん。

――過去のインタビューで「メンズウエアにも挑戦したい」と語っていました。実現の予定は?

ロク:今、実現に向けて動いているところ。正確な時期は教えられないが、もうすぐだ。

――コラボレーションの相手を選ぶときの基準は?

ロク:「ロク」は派手ではなく、控えめなブランド。だからその世界観にマッチして、お互いにとって有意義な協業にしたい。過去には「アシックス(ASICS)」ともシューズを作ったし、京都の川島織物セルコンというテキスタイルメーカーとチェアを製作した。今も他社とのコラボレーションを企画中なので、楽しみにしていて。

――「ダブレット(DOUBLET)」ともTシャツを共同制作していましたね。

ロク:そう!「ダブレット」の井野(将之)さんとは、「LVMHプライズ」で出会ってから仲良くしてもらっている。彼はクリエイティブで、職人技を深く理解していて、ユーモアをうまく取り入れたスタイルにいつも刺激を受けている。また面白いことを一緒にできたらうれしい。

“アメリカンビューティ”を象徴
テイラー・ヒルをモデルに起用

――23年春夏コレクションのショーについて教えてください。

ロク:僕はいつも現代女性に向けて、美しくエレガントでありながら、エッジの効いた遊び心のある服を提案したいと思っている。23年春夏は“The Irrational View(不合理な見識)”をテーマに、エレガンスと遊び心の対比を楽しんでもらえるようなコレクションだ。例えば、シルエットはマーメードのように華やかでも、部分的にカットアウトしていたり、破けたようなディテールが施されていたり。ちょっとだけひねりを加えている。

――テイラー・ヒル(Taylor Hill)が登場して驚きました。彼女を起用したのはなぜですか?

ロク:テイラーはアメリカを代表するアイコニックなモデルであり、ナチュラルな美しさを象徴しているから。僕がアメリカ育ちというバックグラウンドもあり、“アメリカンビューティ”を表現できるモデルを起用したかった。

――最近はBLACK PINKをはじめとするK-POPアイドルなどの着用も多いですね。反響は?

ロク:素敵な女性たちが着こなしてくれて本当に幸せ。最近はハリウッドスターの着用も増え、ブランドに新しいストーリーが作られていくような感覚。でも、街で「ロク」を着ている人を見かけたときの感動はとても大きく、アイドルやスターたちの着用と同等にうれしい!

ビジネスは好調
パリへのアトリエ移転計画も

――ファンを世界中に拡大していますね。ビジネスも好調でしょうか。

ロク:ありがたいことに好成長を続けている。強力なファンベースが築けているため、コロナ禍でも卸先は減ることがなく、ビジネスを順調に続けることができている。チームメンバーも20人に増えた。

――どの国での人気が高いのでしょうか?

ロク: 特にイギリス・ロンドンと日本が大きな市場だ。

――現在はロンドンを拠点に置いていますが、今後も変わらずロンドンで制作を続けますか?

ロク:実はパリへ拠点を移そうと準備を進めているところ。19年からパリ・ファッション・ウイークでショーを発表しているので、今後はパリにアトリエを構える方が効率的だと考えている。場所は今探しているところだが、順調に進めば23年中にはパリに移りたい。

――パンデミックを経験して、ブランドに変化はありましたか?

ロク:特に変わったのは、働き方ですね。生産チームがポルトガルにいたり、PRオフィスを韓国にオープンさせたりと、他国からでも一緒に働くメンバーが増え、ビジネス基盤も少しずつ固めている。今までは出張が多かったのに、Zoomミーティングで済ませることも増えた。でも、結局最後は直接会って、現物を見ながら話し合うことが大切だ。

ファッション業界を志す人へ
“我慢強くあること”

――「LVMHプライズ」特別賞を獲得してから4年が経ちましたね。同プライズでは毎年、世界中から新しい才能が発掘されています。若い世代のデザイナーたちやファッション業界を志す学生たちにアドバイスを与えるとしたら、どんなことを伝えたいですか?

ロク:僕はまだアドバイスできるようなポジションにはいないと思うけれど……(笑)。ファッションが好きならば、とことん突き進んでほしい。必要なのは我慢強さ。辛いことがあってもすぐに諦めず、根気強くできることを続けるのが成功の秘訣だ。ファッション業界は常に新さが求められているので、僕自身も次世代の新しいクリエイションを見るのが楽しみ。

――23年の抱負は?

ロク:パリで発表した23年春夏コレクションはとても好評だったので、ブランドの世界観により深みを出していきたい。芯の強さを持つ「ロク」の女性像、そのアティチュードもっと表現できるように努めていく。ビジネスでは、自社ECも強化したいので、コミュニケーションの方法を工夫したい。

――ひさしぶりの来日はいかがですか?

ロク:3年ぶりに戻ってくることができてうれしい。今回は4日間と短い滞在だが、週末には箱根へ行く予定だ。

――最近ハマっていること、関心があることは?

ロク:最近はフランスでアウトドアの楽しさを知ってしまった。ドライブをして、山でキャンプをして、自然の中で過ごすことにハマっています。日本でもキャンプが流行していると聞いたので、いつか日本でも体験したい。

The post パリコレデザイナー「ロク」が語るモノづくりの変化 メンズウエア挑戦や「コンバース」コラボなど appeared first on WWDJAPAN.

「ジバンシイ」の“イレジスティブル”シリーズからローズのフレグランスが登場

 「ジバンシイ(GIVENCHY)」は2月3日、フレグランス“イレジスティブル”シリーズの新作“イレジスティブル オーデパルファム ローズ ベルベット”(35mL、税込1万1660円/ 50mL、同1万4960円/80mL、同1万7820円)を発売する。

 ローズ ウォーターコンセントレイト、ローズ エッセンシャル、ローズアルティメット エクストラクト、ムスクローズと、4種類のバラの香りが織りなすベルベッティ・ローズが特徴。トップノートの甘酸っぱいブラックカラントとミドルノートのベルベッティ・ローズが明るくエレガントな香りを奏でる。ラストノートはミルキーウッド、ホワイトパチョリなどで、パチョリとサンダルウッドのウッディアコードが香りに深みを与えた。

 ボトルは内側にパウダリーピンクでラッカー加工を施しているほか、ベルベット素材のピンクカラーのリボンがエレガントな愛らしさを表現している。

The post 「ジバンシイ」の“イレジスティブル”シリーズからローズのフレグランスが登場 appeared first on WWDJAPAN.

「ラコステ」のクリエイティブ・ディレクターが退任 コレクションへのアプローチを見直しへ

 「ラコステ(LACOSTE)」のルイーズ・トロッター(Louise Trotter)=クリエイティブ・ディレクターが退任した。パリでの小規模なプレゼンテーションで披露された2023年春夏のアイテムが最後に手掛けた仕事になった。同ブランドは今後、クリエイティブなアプローチを見直し、集団的なビジョンにフォーカスしたチーム体制へと移行するという。

 トロッターは18年10月に就任し、19年2月のパリ・ファッション・ウイークでデビュー。ランウエイコレクションだけでなく、より商業的なコレクションも監修してきた。同氏は、「創業者ルネ・ラコステ(Rene Lacoste)のレガシーに関わることができ、この上なく光栄に思っている。私は、彼のスポーツの価値観をこれからも持ち続けるだろう」とコメント。そして、「私を支えてくれたクリエイティブチームには何よりも深く感謝している。彼らなしでは、私は存在しなかった。スタジオは私のクリエイティブなホームになり、みんなの情熱とインスピレーションによって、私たちは大きな夢を見ることができた。今後のさらなる発展を祈っている」とチームへの思いを述べた。同氏の今後については、明らかになっていない。

 「ラコステ」は今年、創業90周年を迎える。最近では、22年12月にインターパルファム(INTERPARFUMS)と15年間の世界的なライセンス契約を締結。既存のコティ(COTY)との契約終了後、24年に新しい香水ラインをローンチする予定だ。

The post 「ラコステ」のクリエイティブ・ディレクターが退任 コレクションへのアプローチを見直しへ appeared first on WWDJAPAN.

「ラコステ」のクリエイティブ・ディレクターが退任 コレクションへのアプローチを見直しへ

 「ラコステ(LACOSTE)」のルイーズ・トロッター(Louise Trotter)=クリエイティブ・ディレクターが退任した。パリでの小規模なプレゼンテーションで披露された2023年春夏のアイテムが最後に手掛けた仕事になった。同ブランドは今後、クリエイティブなアプローチを見直し、集団的なビジョンにフォーカスしたチーム体制へと移行するという。

 トロッターは18年10月に就任し、19年2月のパリ・ファッション・ウイークでデビュー。ランウエイコレクションだけでなく、より商業的なコレクションも監修してきた。同氏は、「創業者ルネ・ラコステ(Rene Lacoste)のレガシーに関わることができ、この上なく光栄に思っている。私は、彼のスポーツの価値観をこれからも持ち続けるだろう」とコメント。そして、「私を支えてくれたクリエイティブチームには何よりも深く感謝している。彼らなしでは、私は存在しなかった。スタジオは私のクリエイティブなホームになり、みんなの情熱とインスピレーションによって、私たちは大きな夢を見ることができた。今後のさらなる発展を祈っている」とチームへの思いを述べた。同氏の今後については、明らかになっていない。

 「ラコステ」は今年、創業90周年を迎える。最近では、22年12月にインターパルファム(INTERPARFUMS)と15年間の世界的なライセンス契約を締結。既存のコティ(COTY)との契約終了後、24年に新しい香水ラインをローンチする予定だ。

The post 「ラコステ」のクリエイティブ・ディレクターが退任 コレクションへのアプローチを見直しへ appeared first on WWDJAPAN.

LVMHジャパンでラグジュアリーに携わる生き生きとした人に刺激を受ける 中高生の「ファッション育」Vol.7

 中高生のためのファッション育プロジェクト「フューチャー・ファッション・インスティテュート(FUTURE FASHION INSTITUTE、以下FFI)」は、「ファッション育」を通じて子どもたちの感性を磨き、未来の業界を担う人材やセンスを生かして働く子どもの育成を応援している。展示会への訪問や業界人へのお仕事インタビューなどを重ねるメンバーは、自らの体験をシェアして友人に刺激を提供。ポジティブなループを通して、子どもたちが「未来の自分」を思い描き、夢に一歩近づくことを願う。今回は LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)ジャパン を訪れた。

 今回中高生を出迎えたのは、LVMHジャパンの山内彩ピープル&カルチャー シニア マネジャー。山内シニアマネージャーが用意したプレインターンシップの目的は3つ、①LVMHについて知ること、②ラグジュアリー・グループの多様な仕事について学ぶこと、そして③さまざまなキャリアや人生について学び、ヒントを得ることだ。

 プレインターンシップは、なんとLVMHジャパンのノルベール・ルレ(Norbert Leuret)社長のビデオメッセージから始まった。ルレ社長は、「日本で暮らすようになってから30年近く。今はラグジュアリー業界で働いているが、それを後悔した日なんて1日もない。素敵な洋服やバッグ、ジュエリー、化粧品は、それぞれのお客さまの人生を明るく、ハッピーにしている。この業界は、モノ作りに携わる職人、それをお客さまに届ける販売スタッフを筆頭に、大勢の素晴らしい人たちの能力のもとに成り立っている。ぜひ今日からラグジュアリー業界の世界、システム、流通を勉強し、この業界に入ってもテクノロジーやノウハウの学びを続けてほしい。この世界は、永遠に勉強できる。退屈な時間、不安な時間なんて全くない。業界として明日の世界、明日の地球にも貢献している。興味があればぜひ挑戦してほしい」との言葉を残した。

 続いては、①LVMHについて知ることの時間だ。最初は山内シニアマネージャーが、「LVMH」とは「LV」と「M」に「H」、つまり「ルイ・ヴィトン」とお酒の「モエ・エ・シャンドン(MOET & CHANDON)」や「ヘネシー」の頭文字を取った名前であることを教えてくれた。グループは現在ワイン&スピリッツ、ビューティ、ファッション&レザーグッズ、ウオッチ&ジュエリー、セレクティブ・リテーリング、アザー・アクティビティーズのセクターのもとに70以上のブランドを有し、日本では38のブランドを手がけている。そんなラグジュアリー・コングロマリットを形成したベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼最高経営責任者はニューヨークを訪れた時、タクシーの運転手から「君がやってきたフランスの大統領の名前は知らないけれど、『ディオール(DIOR)』は知っている」と聞かされ、「世界に輸出できる産業として素晴らしい可能性を秘めているのではないか?」と考え、投資を始めたそうだ。

 その後は、ペアで傘下のブランドを1つ選び、そのブランドについてリサーチした後、周りのメンバーに紹介するというワークショップに挑戦した。くじ引きで選ばれたブランドは、「ロエベ(LOEWE)」や「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」「パルファン・クリスチャン・ディオール(PARFUMS CHRISTIAN DIOR)」など。それぞれはスマホでブランドの歴史や最近のニュースを調べ、作ったメモをもとに、周りの学生にプレゼンした。

 ②ラグジュアリー・グループの多様な仕事について学ぶこと、と③さまざまなキャリアや人生について学び、ヒントを得るためのプログラムは、LVMHジャパンで働くさまざまな職種のスタッフへの突撃インタビューだ。山内シニアマネージャーがプレインターンシップの場に呼んでくれたのは、人事、デジタル、そして法務という、買い物していてもなかなか出会い、知ることができない職種の人たち。中高生はグループに分かれて、スタッフに学生時代からLVMHジャパンに入社したきっかけ、現在の仕事などをキャリアインタビュー。大きな模造紙1枚にまとめて、周りの学生に紹介した。

 プレインターンシップの最後には、山内シニアマネージャーと中村実LVMHジャパン シニア ヴァイス プレジデント ヒューマン リソーシズ(以下、中村SVP)が、自分らしいキャリアの築き方のヒントを教えてくれた。2人は、「キャリアは、働くことだけではなく、生きること。自分を知り、社会のニーズや将来必要な資産と掛け合わせることが必要だ。好きで得意なことだから情熱を傾けたり、得意で稼げそうだから専門性を磨いたり、稼げそうで必要とされそうだから天職に決めたり、必要とされているし好きだから使命感に燃えたり。自分が価値を置くものを明確にして、才能を特定し、情熱にスキルと知識を投資して『強み』に変え、その『強み』を必要とされることに近づけるために発信。そして商品やサービスに変えて、対価にしてほしい」とエールを送った。

参加した学生のレポートから
 「ルイ・ヴィトン」「セリーヌ(CELINE)」「ジバンシィ(GIVENCHY)」など、70を超えるラグジュアリーブランドで構成されているLVMHについて学び、自分の将来について考えられた貴重な3時間だった。どのブランドも長い歴史とアイデンティティーを守りながらも常に新しい挑戦を続ける姿勢が、いつの時代にも求められるブランド像を創り出しているのだと感じた。後半では自分がなりたい姿、やりたいことを掴み取るには、自ら行動して自分の意思で切り拓いていくことが大切だと思った。既に高校生でも選択の連続の中、後悔することもたくさんあるが、自分の選択を正解にできるのは自分しかいないのだと改めて感じた。一度の体験でさまざまな背景を持った大人の方と交流できたことがとても新鮮だった。LVMHに関わる方たちがそれぞれ自分の仕事に誇りを持ち、生き生きしているのを見て、私も好きなことや得意なことを生かした仕事を見つけたいとより強く思えた。ルレ社長から「常に勉強を続けること」とアドバイスを頂けたことが強く心に残っている。興味のある分野だけでなく何かを深掘りする過程で見つけた一見関係のないものからも吸収する姿勢が、自分の人生の可能性を広げるために重要と実感した。何がどう繋がるかは分からなくてもインプットを増やせば、生きた知識として自分の源になり得ると信じている。将来自分のやりたいことが見えてきているところだが、固めすぎずにさまざまなジャンルに触れ、自分の興味の種をたくさん育てていきたい。

 LVMHジャパンで働いている方々の仕事は多岐にわたります。今回お話を聞いたのはデジダルや人事、そして弁護士の方々。仕事内容は違っても、それぞれがファッションのより良い未来のために働いていることがわかりました。ファッション企業と聞くと、真っ先にデザイナーやバイヤーなどが思い浮かびますが、その裏には目立たなくても企業を支ている人達がいることを改めて実感しました。

 今回、私はまず「ディオール」について短い時間ですが調べました。「ディオール」 は1946年にクリスチャン・ディオールが創設したブランドです。戦後、贅沢に飢えている女性たちにコレクションで魅せるととても注目の的となったそうです。人事のお仕事をされている中村SVPは、幼い頃から海外にいる期間が長かったそうで、自分の得意な英語や海外での経験を仕事にどう活かしているかを話してくれました。お客さまに良い商品を届けるには、まずいい会社が必要。いい会社であるためには、働く人たちが良いこと。人事の仕事は、会社や人をどう良くするかを考えることだから「楽しい」と言っていました。

 最初は「ルイ・ヴィトン」や「ディオール」「ティファニー(TIFFANY)」の会社と考え、凄そうだから参加してみました。そしたら案の定すごくて、ものすごくたくさんのブランドをリードしている会社でした。なんとお酒まで。ファッションやお酒などの会社なのに、弁護士がいることに驚きました。商品を売るときは法律に従わなきゃいけないと聞いて、納得しました。 働いている人がみんな生き生きしているのも印象的でした。

 今回のプレ・インターンシップではLVMHジャパンの企業としてのあり方を学びながら、キャリアデザインについて学んだ。 ラグジュアリーブランドの名前は聞いたことがあってもLVMHがどのような企業なのかについて知っている人は少ないのではないだろうか。LVMHはファッションからコスメそしてホテル運営まで行っている。 まず初めに参加者が自己紹介して、好きなことについて重点的に話した。この「好きなこと」がキャリアデザインにおいて重要なことを今回の体験を通じて各々が感じたのではないだろうか。さらに2人1組でLVMHのブランドについて調べて、発表するというアクティブラーニングも行った。発表するにあたり、新たに知ることや何を優先的に伝えるべきなのかを考えてペアワークができたのは、参加者にとって貴重な経験であるように感じた。最後はLVMHで働く方々に直接お話を伺う時間。キャリアデザインの実体験をそれぞれから感じることができた。全体を通じて、「好きなこと」は自分にとって大きな武器になることを感じた。「好きなことだからこそ磨きたいと感じ、磨くことで他との差別化を図ることができ、その違いがお金を産むきっかけにつながる」という流れを、実際に「好きなこと」で仕事をしている方々から感じることができたプレ・インターンシップだった。

 「30年前にファッション業界に入ってから、1日も、後悔は全くありません。」 そう話してくださったのは、ノルベール・ルレ社長。 ファッション業界、ラグジュアリー業界をけん引する大企業の社長が、そう言い切る凄さを感じた。オフィスの社長室に向かう通勤の道すがら、不安を感じたり退屈だと思ったりしたことは一度もないとも仰っていた。化粧品の商品開発に携わっている私の母は、学生時代から大好きで仕方なかった化粧品を開発するという夢ある仕事に就きながらも、部署異動を考えるほど“ままならない”気持ちになることもあるようだ。就職活動で社会人の方と接する中でも、ここまで言い切る方は見たことがない。だからこそ、ルレ社長の言葉に衝撃を受けた。 ファッション業界に入って1日も後悔をしたことがない理由は、「美しく、立派な商品」にあるそうだ。「私たちの商品を使って頂くと、お客さまの人生が少しだけ明るくなるんじゃないかと思います」と語るルレ社長の言葉から、我が子を誇らしく思うような自負を感じた。 メンバーの自己紹介では少し緊張しながらも、「メイクをしない子にメイクをしてあげると喜ばれることが嬉しくて、メイクが好き」「作曲家は何を考えていたのか想像することが面白くて、ピアノを弾くことが好き」など、等身大の自己紹介をしてくれた。趣味を話す機会はあるが理由まで聞かれる機会は少ないからか、多くのメンバーが言葉を選びながら理由を語る様子が印象的だった。絶賛就職活動中で「自分とはどういう人間なのか?」という問いに向き合う必要性を痛感している私にとって、中高生の間に「なぜ自分は、これが好きなのか?」を言語化する価値は非常に大きいと感じた。就職活動では「自己分析」という言葉がついてまわるが、シンプルに考えれば、「なぜ自分はこれが好きなのか?」という問いを若いうちからゆったり考えることが、何よりも将来のヒントになると思った。 ペアワークでブランドを紹介するパートやインタビューでは、人によって「面白い」と思う情報が異なる点が如実に現れた。ブランド紹介で話したい情報、インタビューしたい質問、プレゼンの内容など、いろいろな部分に個性が出る(とはいえ気づきを共有する時間に、「マーク・ジェイコブスがイケメンだった」と答えた子がいたが、これは年代問わず全員が共感したのではないだろうか)。年齢も育った環境も異なるため、人によって視点が異なるのは当たり前だが、高校生と大学生が一緒にワークをする機会は意外とないため興味深く、楽しめた。中学生、高校生、大学生、さまざまな職種の社会人の方がお互いのモノの見方・考え方を共有できる点は、FFiの大きな魅力だと思う。 今回のプログラムでは、ブランドを調べる時間、商品が発売されるまでに携わっているお仕事の紹介、職業インタビュー等、仕事のミクロとマクロの両方を知ることができる濃密な体験だった。その上で私が最も素敵だと感じた点は、熱量を持って仕事に打ち込む社会人の方々が建前を使わず、飾らずに話をしてくださる点だった。就職活動は建前だらけの飾られた質疑応答で溢れているように感じてしまう私にとって、これは非常に貴重な機会だと感じた。 休憩時間にイマドキの若者の服の買い方を貪欲に聞いて回り、最後はメモまで取ってらっしゃったデジタル・ディレクターのように、生き生きと熱量を持って仕事に取り組み、道を切り開いていく大人になりたいと思った。

The post LVMHジャパンでラグジュアリーに携わる生き生きとした人に刺激を受ける 中高生の「ファッション育」Vol.7 appeared first on WWDJAPAN.

LVMHジャパンでラグジュアリーに携わる生き生きとした人に刺激を受ける 中高生の「ファッション育」Vol.7

 中高生のためのファッション育プロジェクト「フューチャー・ファッション・インスティテュート(FUTURE FASHION INSTITUTE、以下FFI)」は、「ファッション育」を通じて子どもたちの感性を磨き、未来の業界を担う人材やセンスを生かして働く子どもの育成を応援している。展示会への訪問や業界人へのお仕事インタビューなどを重ねるメンバーは、自らの体験をシェアして友人に刺激を提供。ポジティブなループを通して、子どもたちが「未来の自分」を思い描き、夢に一歩近づくことを願う。今回は LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)ジャパン を訪れた。

 今回中高生を出迎えたのは、LVMHジャパンの山内彩ピープル&カルチャー シニア マネジャー。山内シニアマネージャーが用意したプレインターンシップの目的は3つ、①LVMHについて知ること、②ラグジュアリー・グループの多様な仕事について学ぶこと、そして③さまざまなキャリアや人生について学び、ヒントを得ることだ。

 プレインターンシップは、なんとLVMHジャパンのノルベール・ルレ(Norbert Leuret)社長のビデオメッセージから始まった。ルレ社長は、「日本で暮らすようになってから30年近く。今はラグジュアリー業界で働いているが、それを後悔した日なんて1日もない。素敵な洋服やバッグ、ジュエリー、化粧品は、それぞれのお客さまの人生を明るく、ハッピーにしている。この業界は、モノ作りに携わる職人、それをお客さまに届ける販売スタッフを筆頭に、大勢の素晴らしい人たちの能力のもとに成り立っている。ぜひ今日からラグジュアリー業界の世界、システム、流通を勉強し、この業界に入ってもテクノロジーやノウハウの学びを続けてほしい。この世界は、永遠に勉強できる。退屈な時間、不安な時間なんて全くない。業界として明日の世界、明日の地球にも貢献している。興味があればぜひ挑戦してほしい」との言葉を残した。

 続いては、①LVMHについて知ることの時間だ。最初は山内シニアマネージャーが、「LVMH」とは「LV」と「M」に「H」、つまり「ルイ・ヴィトン」とお酒の「モエ・エ・シャンドン(MOET & CHANDON)」や「ヘネシー」の頭文字を取った名前であることを教えてくれた。グループは現在ワイン&スピリッツ、ビューティ、ファッション&レザーグッズ、ウオッチ&ジュエリー、セレクティブ・リテーリング、アザー・アクティビティーズのセクターのもとに70以上のブランドを有し、日本では38のブランドを手がけている。そんなラグジュアリー・コングロマリットを形成したベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼最高経営責任者はニューヨークを訪れた時、タクシーの運転手から「君がやってきたフランスの大統領の名前は知らないけれど、『ディオール(DIOR)』は知っている」と聞かされ、「世界に輸出できる産業として素晴らしい可能性を秘めているのではないか?」と考え、投資を始めたそうだ。

 その後は、ペアで傘下のブランドを1つ選び、そのブランドについてリサーチした後、周りのメンバーに紹介するというワークショップに挑戦した。くじ引きで選ばれたブランドは、「ロエベ(LOEWE)」や「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」「パルファン・クリスチャン・ディオール(PARFUMS CHRISTIAN DIOR)」など。それぞれはスマホでブランドの歴史や最近のニュースを調べ、作ったメモをもとに、周りの学生にプレゼンした。

 ②ラグジュアリー・グループの多様な仕事について学ぶこと、と③さまざまなキャリアや人生について学び、ヒントを得るためのプログラムは、LVMHジャパンで働くさまざまな職種のスタッフへの突撃インタビューだ。山内シニアマネージャーがプレインターンシップの場に呼んでくれたのは、人事、デジタル、そして法務という、買い物していてもなかなか出会い、知ることができない職種の人たち。中高生はグループに分かれて、スタッフに学生時代からLVMHジャパンに入社したきっかけ、現在の仕事などをキャリアインタビュー。大きな模造紙1枚にまとめて、周りの学生に紹介した。

 プレインターンシップの最後には、山内シニアマネージャーと中村実LVMHジャパン シニア ヴァイス プレジデント ヒューマン リソーシズ(以下、中村SVP)が、自分らしいキャリアの築き方のヒントを教えてくれた。2人は、「キャリアは、働くことだけではなく、生きること。自分を知り、社会のニーズや将来必要な資産と掛け合わせることが必要だ。好きで得意なことだから情熱を傾けたり、得意で稼げそうだから専門性を磨いたり、稼げそうで必要とされそうだから天職に決めたり、必要とされているし好きだから使命感に燃えたり。自分が価値を置くものを明確にして、才能を特定し、情熱にスキルと知識を投資して『強み』に変え、その『強み』を必要とされることに近づけるために発信。そして商品やサービスに変えて、対価にしてほしい」とエールを送った。

参加した学生のレポートから
 「ルイ・ヴィトン」「セリーヌ(CELINE)」「ジバンシィ(GIVENCHY)」など、70を超えるラグジュアリーブランドで構成されているLVMHについて学び、自分の将来について考えられた貴重な3時間だった。どのブランドも長い歴史とアイデンティティーを守りながらも常に新しい挑戦を続ける姿勢が、いつの時代にも求められるブランド像を創り出しているのだと感じた。後半では自分がなりたい姿、やりたいことを掴み取るには、自ら行動して自分の意思で切り拓いていくことが大切だと思った。既に高校生でも選択の連続の中、後悔することもたくさんあるが、自分の選択を正解にできるのは自分しかいないのだと改めて感じた。一度の体験でさまざまな背景を持った大人の方と交流できたことがとても新鮮だった。LVMHに関わる方たちがそれぞれ自分の仕事に誇りを持ち、生き生きしているのを見て、私も好きなことや得意なことを生かした仕事を見つけたいとより強く思えた。ルレ社長から「常に勉強を続けること」とアドバイスを頂けたことが強く心に残っている。興味のある分野だけでなく何かを深掘りする過程で見つけた一見関係のないものからも吸収する姿勢が、自分の人生の可能性を広げるために重要と実感した。何がどう繋がるかは分からなくてもインプットを増やせば、生きた知識として自分の源になり得ると信じている。将来自分のやりたいことが見えてきているところだが、固めすぎずにさまざまなジャンルに触れ、自分の興味の種をたくさん育てていきたい。

 LVMHジャパンで働いている方々の仕事は多岐にわたります。今回お話を聞いたのはデジダルや人事、そして弁護士の方々。仕事内容は違っても、それぞれがファッションのより良い未来のために働いていることがわかりました。ファッション企業と聞くと、真っ先にデザイナーやバイヤーなどが思い浮かびますが、その裏には目立たなくても企業を支ている人達がいることを改めて実感しました。

 今回、私はまず「ディオール」について短い時間ですが調べました。「ディオール」 は1946年にクリスチャン・ディオールが創設したブランドです。戦後、贅沢に飢えている女性たちにコレクションで魅せるととても注目の的となったそうです。人事のお仕事をされている中村SVPは、幼い頃から海外にいる期間が長かったそうで、自分の得意な英語や海外での経験を仕事にどう活かしているかを話してくれました。お客さまに良い商品を届けるには、まずいい会社が必要。いい会社であるためには、働く人たちが良いこと。人事の仕事は、会社や人をどう良くするかを考えることだから「楽しい」と言っていました。

 最初は「ルイ・ヴィトン」や「ディオール」「ティファニー(TIFFANY)」の会社と考え、凄そうだから参加してみました。そしたら案の定すごくて、ものすごくたくさんのブランドをリードしている会社でした。なんとお酒まで。ファッションやお酒などの会社なのに、弁護士がいることに驚きました。商品を売るときは法律に従わなきゃいけないと聞いて、納得しました。 働いている人がみんな生き生きしているのも印象的でした。

 今回のプレ・インターンシップではLVMHジャパンの企業としてのあり方を学びながら、キャリアデザインについて学んだ。 ラグジュアリーブランドの名前は聞いたことがあってもLVMHがどのような企業なのかについて知っている人は少ないのではないだろうか。LVMHはファッションからコスメそしてホテル運営まで行っている。 まず初めに参加者が自己紹介して、好きなことについて重点的に話した。この「好きなこと」がキャリアデザインにおいて重要なことを今回の体験を通じて各々が感じたのではないだろうか。さらに2人1組でLVMHのブランドについて調べて、発表するというアクティブラーニングも行った。発表するにあたり、新たに知ることや何を優先的に伝えるべきなのかを考えてペアワークができたのは、参加者にとって貴重な経験であるように感じた。最後はLVMHで働く方々に直接お話を伺う時間。キャリアデザインの実体験をそれぞれから感じることができた。全体を通じて、「好きなこと」は自分にとって大きな武器になることを感じた。「好きなことだからこそ磨きたいと感じ、磨くことで他との差別化を図ることができ、その違いがお金を産むきっかけにつながる」という流れを、実際に「好きなこと」で仕事をしている方々から感じることができたプレ・インターンシップだった。

 「30年前にファッション業界に入ってから、1日も、後悔は全くありません。」 そう話してくださったのは、ノルベール・ルレ社長。 ファッション業界、ラグジュアリー業界をけん引する大企業の社長が、そう言い切る凄さを感じた。オフィスの社長室に向かう通勤の道すがら、不安を感じたり退屈だと思ったりしたことは一度もないとも仰っていた。化粧品の商品開発に携わっている私の母は、学生時代から大好きで仕方なかった化粧品を開発するという夢ある仕事に就きながらも、部署異動を考えるほど“ままならない”気持ちになることもあるようだ。就職活動で社会人の方と接する中でも、ここまで言い切る方は見たことがない。だからこそ、ルレ社長の言葉に衝撃を受けた。 ファッション業界に入って1日も後悔をしたことがない理由は、「美しく、立派な商品」にあるそうだ。「私たちの商品を使って頂くと、お客さまの人生が少しだけ明るくなるんじゃないかと思います」と語るルレ社長の言葉から、我が子を誇らしく思うような自負を感じた。 メンバーの自己紹介では少し緊張しながらも、「メイクをしない子にメイクをしてあげると喜ばれることが嬉しくて、メイクが好き」「作曲家は何を考えていたのか想像することが面白くて、ピアノを弾くことが好き」など、等身大の自己紹介をしてくれた。趣味を話す機会はあるが理由まで聞かれる機会は少ないからか、多くのメンバーが言葉を選びながら理由を語る様子が印象的だった。絶賛就職活動中で「自分とはどういう人間なのか?」という問いに向き合う必要性を痛感している私にとって、中高生の間に「なぜ自分は、これが好きなのか?」を言語化する価値は非常に大きいと感じた。就職活動では「自己分析」という言葉がついてまわるが、シンプルに考えれば、「なぜ自分はこれが好きなのか?」という問いを若いうちからゆったり考えることが、何よりも将来のヒントになると思った。 ペアワークでブランドを紹介するパートやインタビューでは、人によって「面白い」と思う情報が異なる点が如実に現れた。ブランド紹介で話したい情報、インタビューしたい質問、プレゼンの内容など、いろいろな部分に個性が出る(とはいえ気づきを共有する時間に、「マーク・ジェイコブスがイケメンだった」と答えた子がいたが、これは年代問わず全員が共感したのではないだろうか)。年齢も育った環境も異なるため、人によって視点が異なるのは当たり前だが、高校生と大学生が一緒にワークをする機会は意外とないため興味深く、楽しめた。中学生、高校生、大学生、さまざまな職種の社会人の方がお互いのモノの見方・考え方を共有できる点は、FFiの大きな魅力だと思う。 今回のプログラムでは、ブランドを調べる時間、商品が発売されるまでに携わっているお仕事の紹介、職業インタビュー等、仕事のミクロとマクロの両方を知ることができる濃密な体験だった。その上で私が最も素敵だと感じた点は、熱量を持って仕事に打ち込む社会人の方々が建前を使わず、飾らずに話をしてくださる点だった。就職活動は建前だらけの飾られた質疑応答で溢れているように感じてしまう私にとって、これは非常に貴重な機会だと感じた。 休憩時間にイマドキの若者の服の買い方を貪欲に聞いて回り、最後はメモまで取ってらっしゃったデジタル・ディレクターのように、生き生きと熱量を持って仕事に取り組み、道を切り開いていく大人になりたいと思った。

The post LVMHジャパンでラグジュアリーに携わる生き生きとした人に刺激を受ける 中高生の「ファッション育」Vol.7 appeared first on WWDJAPAN.

責任者が語るRTFKT​​のコミュニティー構築とクリエイター、Web3.0

 近未来のテクノロジーとファッションを掛け合わせ、瞬く間に世界を席巻した新進気鋭のベンチャー企業、RTFKT(アーティファクト)。一昨年ナイキによる買収を受け、その勢いはさらに増している。

 2022年12月20日に、RTFKTのプロジェクト「クローン X(CLONE X)」のホルダー向けイベントについての記事を公開した。ツイッターの「クローン X」コミュニティーからは想像以上の反響が見られ、驚くことにRTFKTのコミュニティー責任者、YC(ワイシー)とつながり、直接話を聞くことができた。多くの人がまだ知らないRTFKTやNFTの魅力、そして親会社であるナイキとの関係性について話を聞いた。

■NFTの概念について

WWD:NFTの魅力について、どのように考えますか?

YC:まだまだ初期段階ですが、私たちがWeb3.0を信じる大きな理由の一つはデジタルアセットの所有権という考え方があるからです。Web2.0では、私たちはデータや資産を所有せず、所有権はすべて中央集権的な企業のサーバーに置かれています。インターネット上のソーシャルメディアであなたがすることは、すべて誰かのもので、自分でコントロールすることはできません。

 ブロックチェーンを使えば、インターネット上で所有しているものを調べ、伝達することができます。例えば私が「クローン X」を持っていて、ブロックチェーンが私が所有していることを示せば、誰も異論することはありません。平たく言えば、現実の世界で家を所有するとき、その家を所有していることを示す紙の証明書があるのと同じ考え方です。これらの証明書が、Web3.0ではブロックチェーン上にあります。このように、デジタル資産をオンラインで所有することが、Web3.0の大きなビジョンであり、コンセプトです。

 では、このデジタル資産とはどのようなものなのか、というのが問題です。デジタル資産には、現実世界と同じようにさまざまな種類があります。現実の世界と同じで、お金を持っている人が集めることができるという点や、人によっては投資を目的に所有する人もいるでしょう。

 でも、NFTは“実用性”“経験”のために所有する側面もあります。「クローン X」の場合は“デジタル・アイデンティティー““経験”のほか、“コミュニティーへの入り口”と考えていたり、“グローバル・ネットワーク・コミュニティーの構築”を目的にする人もいます。

WWD:NFT所有者が得られる具体的な経験について教えてください

YC:NFTを購入したり、所有したりすることで、私が強調したい経験は3つあります。1つ目は「フォージング(Forging)」。この言葉はゲームからインスピレーションを受けており、RTFKTに関しては、NFTのオーナーがデジタルアイテムをフィジカルアイテムに変換し、両方のバージョンを持つことを意味します。例えば、“RTFKT x ナイキ スペースドリップ エア フォース 1”では、NFT所有者がフィジカルなシューズを手に入れました。

 これらはいわゆる“ワールド・マージング NFC”で、フィジカルスニーカーにもNFC(=Near Field Communication)タグが搭載されているため、アイテムを受け取った後、フィジカルとデジタルの世界をつなげることができます。NFCタグとは、アプリの起動やWebページのURLなどの情報を登録しておくことで、スマートフォンをかざすだけで通信や動作を実行できます。

 そして、私たちが常に心がけているのが「AR体験」です。これは、私たちの「ARパーカ」のフィジカルで示されています。パーカの表と裏の両方にARコードがあり、誰かがスナップチャットでコードをスキャンすると、ARの羽が出現する仕組みです。

 最後に挙げられる例として「3Dファイルの所有」があります。「クローン X」のNFTを所有することで、完全な3Dファイルをダウンロードすることができます。そして、それをスナップチャットにインポートしたり、ブレンダーなどの3Dソフトウェアで使用して、独自の画像やアニメーションを作成することができます。

WWD:NFT超初心者の私におすすめするNFTは?

YC:Web3.0やNFTの世界には、「NFA=Not Financial Advice」という言葉があります。いち従業員として人々の経済的な生活に影響を与えることはできないため、金銭的な意味でのアドバイスはできません。ただ経済的な側面以外で楽しむことを考えるなら「クローンX」の NFTはおすすめです。最もユニークかつRTFKTへの入り口でもあり、コミュニティーの中であなたのデジタル・アイデンティティーを形成できると思います。私たちのコミュニティーでは、誰もが自分のクローンでお互いを認識し、自分のブランドやコンテンツを構築するようになりました。

WWD:先日開催した「クローン X トーキョー(Clone X Tokyo)」の盛り上がりをどう受け止めていますか?

YC:とても刺激だったと思う。この数ヶ月で知り合った日本のコミュニティーに感謝しています。まずクリエイターとして、彼らは非常に芸術的で、美意識が高い作品を制作しています。またコレクターとしては、長期的に作品を所有し、さまざまな方法でプロジェクトをサポートすることに非常に熱心です。そういった理由から、日本のコミュニティーは素晴らしいと心から感じています。

 実は、多くのアーティストがNFTの世界に参入している点で、日本は他の多くの国よりもかなり進んでいます。日本のアーティストたちはプロジェクトに文化をもたらしてくれるのです。だから、RTFKTの創業者たちは早い段階で村上隆とコラボしました。彼らにとって、日本のアーティストとコラボして、日本のアートや文化の大きな部分をPFPコレクション(Profile Picture=SNSのアイコンなどに使われるNFTアート)に取り入れることはとても重要なことなのです。技術やIT系の仕事をする人は「アバター」という言葉を知っていると思いますが、最近はほぼPFPに追い越される形で使用されています。

■RTFKTの取り組みや所有者の特徴

WWD:RTFKTがこれほどまでに大きな存在に成長している理由とは?

YC:さまざまな理由で人気があるのだと思います。一つは、多くの人が芸術を好きだから。2Dのプロジェクトが多い中、RTFKTは数少ない3DネイティブのPFPプロジェクトです。2Dももちろん素晴らしいですが、3次元ではより多角的なアイデアを実現してくれるため、アート好きの人々の注目を集めているのでしょう。そしてさまざまな特徴を持つコレクションがあるのも彼らにとって魅力なのだと思います。

WWD:RTFKTとして、これまでに最も成功した取り組みは何だと思いますか?

YC:創業者たちは違う視点を持っているかもしれないですが、もし私が選ぶとしたら、私たちがナイキに買収されたのと同じ時期に生まれた「クローン X」ですね。私たちが行った唯一のPFPコレクションで、最も成功したものであり、PFPコレクションの原型とも言えるでしょう。

 「クローン X」がパワフルである理由は2つあると思います。第一に、2万体もののコレクションを持っていて、1万人のホルダーがいます。それらのホルダーがコミュニティーを形成するのはとても強力で、継続力があります。

 2つ目は、デジタルアイデンティティーの表現です。「クローン X」のNFTを所有すると、3Dファイルをダウンロードすることができ、3Dファイルをダウンロードして3Dのスキルを学び、自分自身のブランドを構築することができます。

WWD:「クローン X」の始まりについて教えてください。どのように配布されたのでしょうか?

YC:2021年11月時点でのRTFKT保有者に向け、優先的に「ミントバイアル(Mintvial)」を低価格で配布し、一部は一般販売も行いました。それぞれの「ミントバイアル」はその後、ランダム化されたクローンとして生まれます。その後、ホルダーには3Dファイルやクローンの使い方をまとめたユーティリティーも納品しています。

 村上隆をはじめとするアーティストとのコラボレーションもあり、「クローン X」に素晴らしいアートとカルチャーを吹き込んでくれました。3Dアートのクオリティーの高さと、3Dアバターの可能性に感動していただけたようで、とても好評でした。

WWD:国籍、世代など、RTFKTのNFTホルダーの特徴は?

YC:アメリカではロサンゼルスやニューヨーク、そのほかドイツやフランス、イギリスのほか、日本、中国、韓国、台湾、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランドなどの国や都市は、強力なホルダーやコミュニティーが存在する主要都市です。共通するのは、経済先進国であるということ。察する通り、NFTは安い買い物ではないので、金銭的に余裕があり、経済システムに参加できるのは、概して先進国の人たちになってしまいます。

 パーソナリティーとしては、テクノロジーに熱心な人たちが多いですが、音楽を好む人やファッションに情熱を傾ける人などさまざまで、10代から定年退職した人まで年齢層は幅広いです。

■RTFKTの人員構成について

WWD:RTFKTにおけるあなたの役割とは?

YC:私は、コミュニケーション&エクスペリエンスの責任者として、3つのことを担当しています。1つ目は「コミュニケーション」。Web3.0は、多くの人にとってまだ少し分かりにくいところがあり、簡単に理解できることではありません。私は創業者たちと一緒に、人々が知るべきことを確実に伝えます。

 2つ目は「コミュニティーの活性化」。私は「クローン X トーキョー」のオーガナイザーではありませんが、コミュニティーのオーガナイザーとして、資金やコンテンツなど、彼らが必要とするものを全て提供し、サポートしました。ツイッターでバーチャル・コミュニティーを運営したりなど、オンライン上でコミュニティーを形成することも可能ですが、デジタルな関係だけでなく、フィジカルな関係も必要だと私たちは考えています。バーチャルとフィジカルが組み合わさることで、より強力な結束が生まれるのです。それぞれの地域文化、コミュニティーのリーダーやオーガナイザーによって、多様な取り組みが行われています。

 最後に「コレクターズ・エクスペリエンス」と言われる、私たちの経験を集約した戦略についての役割があります。「クローン X」だけでなく、RTFKTにはさまざまなNFTプロジェクトがあり、参加している人は誰でもコレクターとみなされます。その上で、私の仕事は「ホルダーの経験とは何か」を考えるサポートをすることです。つまり「クローン X」を所有していることで、単に所有するだけではなくどんな実体験ができるのか、ということです。バーチャルなデジタル体験だけではなく、フィジカルにおける体験でもあります。

WWD:RTFKTのチームはどのような人員構成になっているのでしょうか?

YC:私たちはみんな、Web3.0の精神を強く持っているので、フリーランスや契約人材が多くを占めます。おそらく正社員は35〜40人程度になるでしょう。嘘っぽく聞こえるかもしれませんが、チーム全員が非常に活躍していると思います。皆さんが魅力を感じるようなビジュアルやコンテンツ制作、クリエイティブディレクションを管理しているのはRTFKTの創業者たちです。

 私たちの活動はテクノロジー、ファッション、そしてアートの組み合わせなので、それぞれのエキスパートが必要です。そして当然ながら、NFTのデジタル資産はブロックチェーンに大きく依存しているので、技術チームも非常に重要。また、デザインチーム、ビジュアルデザイナー、コンテンツチームと呼ばれる人たちもいます。彼らはビジュアルデザインから、3D、アニメーション、そしてコンテンツに関わるものまで、すべての制作を担います。ファッションを担当するチームは素材やデザイン、制作、配送のことを考えなければなりません。また、Web3.0ではコミュニティー形成が非常に大切なポイントとなるので、私が属するコミュニティーチームも重要だと思いたいですね。

WWD:さまざまなクリエイターが所属したり、コラボしたりしていますが、どのように彼らを選抜しているのでしょうか?

YC:私たちのクリエイティブ・チームはクレイジーなほど、才能に溢れています。その多くは創業メンバーたちが見つけた才能で、非常に厳選されていると思います。そして私たちが人材を見つける方法は手作業で選ぶことが多く、履歴書をチェックすることはあまりありません。

 私たちスタッフの何人かは、元々はNFTコミュニティーのメンバーとして活動していました。時間が経つにつれて、私たちがコミュニティーのために多くのことを行っていることをRTFKTチームが知り、採用に至ったケースもあります。面白いことをやっている人、チームのビジョンに合っている人など、ほとんどは創業者によって、過去の関係やこれまでの実績に基づいて選ばれていると思われます。

 さまざまなコレクションを作るのは、創業者が選んだ19人のアーティストです。有名なアーティストばかりではありませんが、信じられないほどの才能があふれています。中には16歳や18歳の若者もおり、その若さですでに「ナイキ(NIKE)」の“エア フォース 1”をデザインしています。NFTにはロイヤリティーという概念があるので、アーティストと印税を共有しています。だからこそまだ若い彼らも収入を獲得することができるのです。若くて有望なアーティストに力を与え、才能を発揮してもらいたいという私たちRTFKTの信念と情熱を示す、良い例と言えるでしょう。

■ナイキとの関わりについて

WWD:ナイキによる買収を受け入れた理由とは?

YC:具体的な理由は創業者たちにしかわかり得ませんが、少なくとも私が言えることは、ナイキとRTFKTのパートナーシップはWin-Winの関係で、とても健康的であるということです。私たちにとって、ナイキのブランド力を活用できるのは明らかです。例えばスニーカーにおいて、彼らの象徴的なアイコンスニーカーである“エア フォース 1”を一緒に作ることができるし、製造や生産から配送までの大きなサプライチェーンも活用できる。これらはナイキが得意とする分野で、彼らが何十年も構築してきた財産です。

 逆に私たちがナイキにもたらすものは、Web3.0での概念や具体的なやり方です。RTFKTは、Web3.0を通じたクリエイターコミュニティの運営や構築の手本となることができます。

 また、RTFKTにとって本当にありがたい部分は、ナイキがWeb3.0の空間そのものが全く新しいものであることを理解し、RTFKTに多くの自主性を与えてくれたということ。私たちが効率的に動き結果を出すには、活動するための余白が必要です。タッグを組むことで、彼らは自分たちの目標を実現すると同時に、私たちの活動を支援し、スペースを提供してくれます。

■RTFKTの今後について

WWD:RTFKTの今後のビジョンについて教えてください

YC:今年は“ストーリーテリング”に焦点を当て、ホルダーの経験を強化したいと思っています。コミュニティーのために、私たちが行うすべてにおいてストーリーを構築することで、デジタルでもフィジカルでも最高の体験を提供したいです。人々は製品をただ買うだけではなく、製品に付随する経験を得たいと思うようになってきたように感じます。“ストーリーテリング”における例として、「リモワ(RIMOWA)」とのコラボレーションが挙げられます。ブランドの象徴的なスーツケースを作るまでの仮想ストーリーと冒険が、まるで映画のようにダイナミックな動画作品で公開されています。人々が背景を知ることで、自分もそのストーリーの一部であると実感できるのです。

 そしてクリエイターを目指す人たちを一層支援し、彼らの作品にスポットライトを当て続けたいと考えています。正直なところ、この2つに尽きます。

 来年以降に関しては、正直予測がつきません。なぜならWeb3.0はとても新しい空間で、未来にどのような技術やアイデア、コンセプトが生まれるかを予測することは不可能なんです。来年度の計画を持ちながら広い視野で動いていきたいと考えていますが、長期にわたる厳格な計画を持つことは、イノベーションを止めてしまう可能性があるので避けています。この分野はとても新しいので、常にオープンである必要があると考えています。

WWD:RTFKTの次なる注目ニュースは?

YC:最近公開したものであれば、「アニマスエッグ(ANIMUS EGG)」と呼ばれる新たなNFTで、「クローン X」のクローン保有者に1つずつ与えられるエアドロップ(無料の配布)です。

 卵の中に何が入っているのかはもうすぐ知ることになりますが、実は卵の中に何が入っているのか、すでにビジュアル上でヒントを出しているんです。クローンが2万体あるので、2万個の卵を用意しています。すべてのクローンがアニマスと呼ばれる小さなペットを飼っているとします。サトシとピカチュウのように、クローンはアニマスと一緒にさまざまな冒険に行き、クエストに参加することができるのです。それぞれが保有しているクローンがどこから来たのか、そしてどんな生活をしているのかをホルダーが実際に体験し、知ることができます。つまりこれらは、私たちが掲げる2023年の目標“ストーリーテリング”の模範的な例になると言えるでしょう。
 

The post 責任者が語るRTFKT​​のコミュニティー構築とクリエイター、Web3.0 appeared first on WWDJAPAN.

責任者が語るRTFKT​​のコミュニティー構築とクリエイター、Web3.0

 近未来のテクノロジーとファッションを掛け合わせ、瞬く間に世界を席巻した新進気鋭のベンチャー企業、RTFKT(アーティファクト)。一昨年ナイキによる買収を受け、その勢いはさらに増している。

 2022年12月20日に、RTFKTのプロジェクト「クローン X(CLONE X)」のホルダー向けイベントについての記事を公開した。ツイッターの「クローン X」コミュニティーからは想像以上の反響が見られ、驚くことにRTFKTのコミュニティー責任者、YC(ワイシー)とつながり、直接話を聞くことができた。多くの人がまだ知らないRTFKTやNFTの魅力、そして親会社であるナイキとの関係性について話を聞いた。

■NFTの概念について

WWD:NFTの魅力について、どのように考えますか?

YC:まだまだ初期段階ですが、私たちがWeb3.0を信じる大きな理由の一つはデジタルアセットの所有権という考え方があるからです。Web2.0では、私たちはデータや資産を所有せず、所有権はすべて中央集権的な企業のサーバーに置かれています。インターネット上のソーシャルメディアであなたがすることは、すべて誰かのもので、自分でコントロールすることはできません。

 ブロックチェーンを使えば、インターネット上で所有しているものを調べ、伝達することができます。例えば私が「クローン X」を持っていて、ブロックチェーンが私が所有していることを示せば、誰も異論することはありません。平たく言えば、現実の世界で家を所有するとき、その家を所有していることを示す紙の証明書があるのと同じ考え方です。これらの証明書が、Web3.0ではブロックチェーン上にあります。このように、デジタル資産をオンラインで所有することが、Web3.0の大きなビジョンであり、コンセプトです。

 では、このデジタル資産とはどのようなものなのか、というのが問題です。デジタル資産には、現実世界と同じようにさまざまな種類があります。現実の世界と同じで、お金を持っている人が集めることができるという点や、人によっては投資を目的に所有する人もいるでしょう。

 でも、NFTは“実用性”“経験”のために所有する側面もあります。「クローン X」の場合は“デジタル・アイデンティティー““経験”のほか、“コミュニティーへの入り口”と考えていたり、“グローバル・ネットワーク・コミュニティーの構築”を目的にする人もいます。

WWD:NFT所有者が得られる具体的な経験について教えてください

YC:NFTを購入したり、所有したりすることで、私が強調したい経験は3つあります。1つ目は「フォージング(Forging)」。この言葉はゲームからインスピレーションを受けており、RTFKTに関しては、NFTのオーナーがデジタルアイテムをフィジカルアイテムに変換し、両方のバージョンを持つことを意味します。例えば、“RTFKT x ナイキ スペースドリップ エア フォース 1”では、NFT所有者がフィジカルなシューズを手に入れました。

 これらはいわゆる“ワールド・マージング NFC”で、フィジカルスニーカーにもNFC(=Near Field Communication)タグが搭載されているため、アイテムを受け取った後、フィジカルとデジタルの世界をつなげることができます。NFCタグとは、アプリの起動やWebページのURLなどの情報を登録しておくことで、スマートフォンをかざすだけで通信や動作を実行できます。

 そして、私たちが常に心がけているのが「AR体験」です。これは、私たちの「ARパーカ」のフィジカルで示されています。パーカの表と裏の両方にARコードがあり、誰かがスナップチャットでコードをスキャンすると、ARの羽が出現する仕組みです。

 最後に挙げられる例として「3Dファイルの所有」があります。「クローン X」のNFTを所有することで、完全な3Dファイルをダウンロードすることができます。そして、それをスナップチャットにインポートしたり、ブレンダーなどの3Dソフトウェアで使用して、独自の画像やアニメーションを作成することができます。

WWD:NFT超初心者の私におすすめするNFTは?

YC:Web3.0やNFTの世界には、「NFA=Not Financial Advice」という言葉があります。いち従業員として人々の経済的な生活に影響を与えることはできないため、金銭的な意味でのアドバイスはできません。ただ経済的な側面以外で楽しむことを考えるなら「クローンX」の NFTはおすすめです。最もユニークかつRTFKTへの入り口でもあり、コミュニティーの中であなたのデジタル・アイデンティティーを形成できると思います。私たちのコミュニティーでは、誰もが自分のクローンでお互いを認識し、自分のブランドやコンテンツを構築するようになりました。

WWD:先日開催した「クローン X トーキョー(Clone X Tokyo)」の盛り上がりをどう受け止めていますか?

YC:とても刺激だったと思う。この数ヶ月で知り合った日本のコミュニティーに感謝しています。まずクリエイターとして、彼らは非常に芸術的で、美意識が高い作品を制作しています。またコレクターとしては、長期的に作品を所有し、さまざまな方法でプロジェクトをサポートすることに非常に熱心です。そういった理由から、日本のコミュニティーは素晴らしいと心から感じています。

 実は、多くのアーティストがNFTの世界に参入している点で、日本は他の多くの国よりもかなり進んでいます。日本のアーティストたちはプロジェクトに文化をもたらしてくれるのです。だから、RTFKTの創業者たちは早い段階で村上隆とコラボしました。彼らにとって、日本のアーティストとコラボして、日本のアートや文化の大きな部分をPFPコレクション(Profile Picture=SNSのアイコンなどに使われるNFTアート)に取り入れることはとても重要なことなのです。技術やIT系の仕事をする人は「アバター」という言葉を知っていると思いますが、最近はほぼPFPに追い越される形で使用されています。

■RTFKTの取り組みや所有者の特徴

WWD:RTFKTがこれほどまでに大きな存在に成長している理由とは?

YC:さまざまな理由で人気があるのだと思います。一つは、多くの人が芸術を好きだから。2Dのプロジェクトが多い中、RTFKTは数少ない3DネイティブのPFPプロジェクトです。2Dももちろん素晴らしいですが、3次元ではより多角的なアイデアを実現してくれるため、アート好きの人々の注目を集めているのでしょう。そしてさまざまな特徴を持つコレクションがあるのも彼らにとって魅力なのだと思います。

WWD:RTFKTとして、これまでに最も成功した取り組みは何だと思いますか?

YC:創業者たちは違う視点を持っているかもしれないですが、もし私が選ぶとしたら、私たちがナイキに買収されたのと同じ時期に生まれた「クローン X」ですね。私たちが行った唯一のPFPコレクションで、最も成功したものであり、PFPコレクションの原型とも言えるでしょう。

 「クローン X」がパワフルである理由は2つあると思います。第一に、2万体もののコレクションを持っていて、1万人のホルダーがいます。それらのホルダーがコミュニティーを形成するのはとても強力で、継続力があります。

 2つ目は、デジタルアイデンティティーの表現です。「クローン X」のNFTを所有すると、3Dファイルをダウンロードすることができ、3Dファイルをダウンロードして3Dのスキルを学び、自分自身のブランドを構築することができます。

WWD:「クローン X」の始まりについて教えてください。どのように配布されたのでしょうか?

YC:2021年11月時点でのRTFKT保有者に向け、優先的に「ミントバイアル(Mintvial)」を低価格で配布し、一部は一般販売も行いました。それぞれの「ミントバイアル」はその後、ランダム化されたクローンとして生まれます。その後、ホルダーには3Dファイルやクローンの使い方をまとめたユーティリティーも納品しています。

 村上隆をはじめとするアーティストとのコラボレーションもあり、「クローン X」に素晴らしいアートとカルチャーを吹き込んでくれました。3Dアートのクオリティーの高さと、3Dアバターの可能性に感動していただけたようで、とても好評でした。

WWD:国籍、世代など、RTFKTのNFTホルダーの特徴は?

YC:アメリカではロサンゼルスやニューヨーク、そのほかドイツやフランス、イギリスのほか、日本、中国、韓国、台湾、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランドなどの国や都市は、強力なホルダーやコミュニティーが存在する主要都市です。共通するのは、経済先進国であるということ。察する通り、NFTは安い買い物ではないので、金銭的に余裕があり、経済システムに参加できるのは、概して先進国の人たちになってしまいます。

 パーソナリティーとしては、テクノロジーに熱心な人たちが多いですが、音楽を好む人やファッションに情熱を傾ける人などさまざまで、10代から定年退職した人まで年齢層は幅広いです。

■RTFKTの人員構成について

WWD:RTFKTにおけるあなたの役割とは?

YC:私は、コミュニケーション&エクスペリエンスの責任者として、3つのことを担当しています。1つ目は「コミュニケーション」。Web3.0は、多くの人にとってまだ少し分かりにくいところがあり、簡単に理解できることではありません。私は創業者たちと一緒に、人々が知るべきことを確実に伝えます。

 2つ目は「コミュニティーの活性化」。私は「クローン X トーキョー」のオーガナイザーではありませんが、コミュニティーのオーガナイザーとして、資金やコンテンツなど、彼らが必要とするものを全て提供し、サポートしました。ツイッターでバーチャル・コミュニティーを運営したりなど、オンライン上でコミュニティーを形成することも可能ですが、デジタルな関係だけでなく、フィジカルな関係も必要だと私たちは考えています。バーチャルとフィジカルが組み合わさることで、より強力な結束が生まれるのです。それぞれの地域文化、コミュニティーのリーダーやオーガナイザーによって、多様な取り組みが行われています。

 最後に「コレクターズ・エクスペリエンス」と言われる、私たちの経験を集約した戦略についての役割があります。「クローン X」だけでなく、RTFKTにはさまざまなNFTプロジェクトがあり、参加している人は誰でもコレクターとみなされます。その上で、私の仕事は「ホルダーの経験とは何か」を考えるサポートをすることです。つまり「クローン X」を所有していることで、単に所有するだけではなくどんな実体験ができるのか、ということです。バーチャルなデジタル体験だけではなく、フィジカルにおける体験でもあります。

WWD:RTFKTのチームはどのような人員構成になっているのでしょうか?

YC:私たちはみんな、Web3.0の精神を強く持っているので、フリーランスや契約人材が多くを占めます。おそらく正社員は35〜40人程度になるでしょう。嘘っぽく聞こえるかもしれませんが、チーム全員が非常に活躍していると思います。皆さんが魅力を感じるようなビジュアルやコンテンツ制作、クリエイティブディレクションを管理しているのはRTFKTの創業者たちです。

 私たちの活動はテクノロジー、ファッション、そしてアートの組み合わせなので、それぞれのエキスパートが必要です。そして当然ながら、NFTのデジタル資産はブロックチェーンに大きく依存しているので、技術チームも非常に重要。また、デザインチーム、ビジュアルデザイナー、コンテンツチームと呼ばれる人たちもいます。彼らはビジュアルデザインから、3D、アニメーション、そしてコンテンツに関わるものまで、すべての制作を担います。ファッションを担当するチームは素材やデザイン、制作、配送のことを考えなければなりません。また、Web3.0ではコミュニティー形成が非常に大切なポイントとなるので、私が属するコミュニティーチームも重要だと思いたいですね。

WWD:さまざまなクリエイターが所属したり、コラボしたりしていますが、どのように彼らを選抜しているのでしょうか?

YC:私たちのクリエイティブ・チームはクレイジーなほど、才能に溢れています。その多くは創業メンバーたちが見つけた才能で、非常に厳選されていると思います。そして私たちが人材を見つける方法は手作業で選ぶことが多く、履歴書をチェックすることはあまりありません。

 私たちスタッフの何人かは、元々はNFTコミュニティーのメンバーとして活動していました。時間が経つにつれて、私たちがコミュニティーのために多くのことを行っていることをRTFKTチームが知り、採用に至ったケースもあります。面白いことをやっている人、チームのビジョンに合っている人など、ほとんどは創業者によって、過去の関係やこれまでの実績に基づいて選ばれていると思われます。

 さまざまなコレクションを作るのは、創業者が選んだ19人のアーティストです。有名なアーティストばかりではありませんが、信じられないほどの才能があふれています。中には16歳や18歳の若者もおり、その若さですでに「ナイキ(NIKE)」の“エア フォース 1”をデザインしています。NFTにはロイヤリティーという概念があるので、アーティストと印税を共有しています。だからこそまだ若い彼らも収入を獲得することができるのです。若くて有望なアーティストに力を与え、才能を発揮してもらいたいという私たちRTFKTの信念と情熱を示す、良い例と言えるでしょう。

■ナイキとの関わりについて

WWD:ナイキによる買収を受け入れた理由とは?

YC:具体的な理由は創業者たちにしかわかり得ませんが、少なくとも私が言えることは、ナイキとRTFKTのパートナーシップはWin-Winの関係で、とても健康的であるということです。私たちにとって、ナイキのブランド力を活用できるのは明らかです。例えばスニーカーにおいて、彼らの象徴的なアイコンスニーカーである“エア フォース 1”を一緒に作ることができるし、製造や生産から配送までの大きなサプライチェーンも活用できる。これらはナイキが得意とする分野で、彼らが何十年も構築してきた財産です。

 逆に私たちがナイキにもたらすものは、Web3.0での概念や具体的なやり方です。RTFKTは、Web3.0を通じたクリエイターコミュニティの運営や構築の手本となることができます。

 また、RTFKTにとって本当にありがたい部分は、ナイキがWeb3.0の空間そのものが全く新しいものであることを理解し、RTFKTに多くの自主性を与えてくれたということ。私たちが効率的に動き結果を出すには、活動するための余白が必要です。タッグを組むことで、彼らは自分たちの目標を実現すると同時に、私たちの活動を支援し、スペースを提供してくれます。

■RTFKTの今後について

WWD:RTFKTの今後のビジョンについて教えてください

YC:今年は“ストーリーテリング”に焦点を当て、ホルダーの経験を強化したいと思っています。コミュニティーのために、私たちが行うすべてにおいてストーリーを構築することで、デジタルでもフィジカルでも最高の体験を提供したいです。人々は製品をただ買うだけではなく、製品に付随する経験を得たいと思うようになってきたように感じます。“ストーリーテリング”における例として、「リモワ(RIMOWA)」とのコラボレーションが挙げられます。ブランドの象徴的なスーツケースを作るまでの仮想ストーリーと冒険が、まるで映画のようにダイナミックな動画作品で公開されています。人々が背景を知ることで、自分もそのストーリーの一部であると実感できるのです。

 そしてクリエイターを目指す人たちを一層支援し、彼らの作品にスポットライトを当て続けたいと考えています。正直なところ、この2つに尽きます。

 来年以降に関しては、正直予測がつきません。なぜならWeb3.0はとても新しい空間で、未来にどのような技術やアイデア、コンセプトが生まれるかを予測することは不可能なんです。来年度の計画を持ちながら広い視野で動いていきたいと考えていますが、長期にわたる厳格な計画を持つことは、イノベーションを止めてしまう可能性があるので避けています。この分野はとても新しいので、常にオープンである必要があると考えています。

WWD:RTFKTの次なる注目ニュースは?

YC:最近公開したものであれば、「アニマスエッグ(ANIMUS EGG)」と呼ばれる新たなNFTで、「クローン X」のクローン保有者に1つずつ与えられるエアドロップ(無料の配布)です。

 卵の中に何が入っているのかはもうすぐ知ることになりますが、実は卵の中に何が入っているのか、すでにビジュアル上でヒントを出しているんです。クローンが2万体あるので、2万個の卵を用意しています。すべてのクローンがアニマスと呼ばれる小さなペットを飼っているとします。サトシとピカチュウのように、クローンはアニマスと一緒にさまざまな冒険に行き、クエストに参加することができるのです。それぞれが保有しているクローンがどこから来たのか、そしてどんな生活をしているのかをホルダーが実際に体験し、知ることができます。つまりこれらは、私たちが掲げる2023年の目標“ストーリーテリング”の模範的な例になると言えるでしょう。
 

The post 責任者が語るRTFKT​​のコミュニティー構築とクリエイター、Web3.0 appeared first on WWDJAPAN.

「ジルスチュアート ビューティ」がラテの香り漂うコレクションを発売 抹茶やキャラメルなど3種類

 「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は1月27日、ラテの香りが楽しめる「ラテコレクション」を限定発売する。1月13日から予約を受け付ける。アイテムはボディーミルク、ハンドクリーム、リップバームの3種類で、それぞれストロベリーショコララテ、キャラメルラテ、抹茶ラテの香りが楽しめる。

 甘酸っぱいストロベリーに、甘みとまろやかさを加えた“ジルスチュアート ボディミルク ストロベリー ショコララテ”(250mL、税込3300円、以下同)は、ホワイトストロベリーエキスやヴァージンココナッツオイル、カカオバターなどの保湿成分を配合。なめらかに伸びるミルクが肌に素早く馴染み、肌を健やかに導く。

 “ジルスチュアート ハンドクリーム”(全3種、30g、各1650円)はストロベリーショコララテのほかにビターで落ち着きのあるキャラメルラテ、茶葉の香りが広がるマッチャクリームラテの香りも用意。体温付近で溶け始めるオイルを配合しており、コクのあるクリームが手肌に優しく馴染む。

 同じく3つの香りをラインアップする“ジルスチュアート リップバーム”(全3種、g7各1980円)は、中央にハート型をあしらったデザインと、それぞれの香りをイメージした2層のカラーがポイント。濃密なうるおいで、やわらかな唇をかなえる。

The post 「ジルスチュアート ビューティ」がラテの香り漂うコレクションを発売 抹茶やキャラメルなど3種類 appeared first on WWDJAPAN.

「ジルスチュアート ビューティ」がラテの香り漂うコレクションを発売 抹茶やキャラメルなど3種類

 「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」は1月27日、ラテの香りが楽しめる「ラテコレクション」を限定発売する。1月13日から予約を受け付ける。アイテムはボディーミルク、ハンドクリーム、リップバームの3種類で、それぞれストロベリーショコララテ、キャラメルラテ、抹茶ラテの香りが楽しめる。

 甘酸っぱいストロベリーに、甘みとまろやかさを加えた“ジルスチュアート ボディミルク ストロベリー ショコララテ”(250mL、税込3300円、以下同)は、ホワイトストロベリーエキスやヴァージンココナッツオイル、カカオバターなどの保湿成分を配合。なめらかに伸びるミルクが肌に素早く馴染み、肌を健やかに導く。

 “ジルスチュアート ハンドクリーム”(全3種、30g、各1650円)はストロベリーショコララテのほかにビターで落ち着きのあるキャラメルラテ、茶葉の香りが広がるマッチャクリームラテの香りも用意。体温付近で溶け始めるオイルを配合しており、コクのあるクリームが手肌に優しく馴染む。

 同じく3つの香りをラインアップする“ジルスチュアート リップバーム”(全3種、g7各1980円)は、中央にハート型をあしらったデザインと、それぞれの香りをイメージした2層のカラーがポイント。濃密なうるおいで、やわらかな唇をかなえる。

The post 「ジルスチュアート ビューティ」がラテの香り漂うコレクションを発売 抹茶やキャラメルなど3種類 appeared first on WWDJAPAN.

「ヴィヴィアン・ウエストウッド」×「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」 バレンタイン向けチョコレートを発売

 「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」は、2023年のバレンタインデーを祝して「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ(PATISSERIE SADAHARU AOKI PARIS)」とコラボレーションしたチョコレート“ショコラ カレ 4P”を販売する。ヴィヴィアン・ウエストウッド 阪急うめだ店で1月31日に先行発売し、各直営店などで2月3日に発売する。価格は税込3780円。

 チョコレートは、フランスでもっとも権威あるショコラ愛好会、クラブ・デ・クロクール・ドゥ・ショコラ(C.C.C.)で最高位の評価を得た濃厚な“スル デル ラゴ”、プラリネとピスタチオの“プラリネ ピスタッシュ”を各1個、“フランボワーズ”を2個入れた4個セットだ。ボックスに「ヴィヴィアン・ウエストウッド」を象徴するタータンチェックと両者のロゴをプリントし、ギフトに最適な専用のショッピングバッグを付属する。

The post 「ヴィヴィアン・ウエストウッド」×「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」 バレンタイン向けチョコレートを発売 appeared first on WWDJAPAN.

バッグブランドのエースが需要の高まる特大容量のスーツケース発売 抗ウイルス生地を採用

 バッグメーカーのエースは、日本製トラベルバッグブランド「プロテカ(PROTECA)」のスーツケース“コーリー”の特大容量111リットルサイズを直営店とオンラインストア、全国主要百貨店・専門店で1月中旬に発売する。価格は、税込8万1400円。

 “コーリー”は、抗ウイルス・抗菌・防臭加工を施した内装生地を使ったニューノーマル時代に最適なスーツケース。新作の111リットルサイズには、シリーズで初めてマチ幅を拡張できるエキスパンド機能を搭載した。シェルデザインは、日本の伝統的な柳行李に見られる“三軸織模様”をモチーフに採用し、耐衝撃性に優れたポリカーボネートとABSのハイブリット樹脂を使用した。カラーはブラックとブルーグレーの2色。

 同社によると、コロナ禍におけるスーツケース売上額は、コロナ禍以前の2019年比で約3割程度まで落ち込んだという。入国上限者数撤廃や全国旅行支援などの影響で、2022年10月以降は同月比で約100%まで急回復し、中でも大型サイズの需要が大幅に伸びていることから、今特大容量の販売に至ったという。

The post バッグブランドのエースが需要の高まる特大容量のスーツケース発売 抗ウイルス生地を採用 appeared first on WWDJAPAN.

ナノ・ユニバース×「ディッキーズ」 きれいめセットアップと古着ライクなワークパンツを発売

 ナノ・ユニバースは、ワークウエアブランドの「ディッキーズ(DICKIES)」とコラボしたコレクションを発売した。

 同コレクションは、セットアップで着られるジャケット(2万2000円税込、以下同)&パンツ(1万6500円)と、“ストア系ブランド”の古着に着想したシンチバックパンツ(1万6280円)の3商品からなる。ジャケット&パンツは、いずれもスリムシルエットでストレッチ素材を用いる。シンチバックパンツは「ディッキーズ」の定番素材“T/Cツイル”にストーンウオッシュ加工を施し、経年変化感を出した。

 シンチバックパンツは店舗でも販売するが、ジャケット&パンツはECのみの扱いだ。

The post ナノ・ユニバース×「ディッキーズ」 きれいめセットアップと古着ライクなワークパンツを発売 appeared first on WWDJAPAN.

ファストリ、国内社員の年収を最大40%引き上げ 初任給30万円へ

 「ユニクロ(UNIQLO)」「ジーユー(GU)」などを運営するファーストリテイリングは3月、「企業としての世界水準での競争力と成長力強化」を目指し、日本の従業員の報酬を最大で約40%引き上げる。新入社員の初任給は現行の25万5000円から30万円(年収換算で約18%の引き上げ)となり、入社1〜2年目に相当する新人店長は月給29万円から39万円(同約36%の引き上げ)となる。

 報酬改定は世界各地で進めているというが、「今回は特に、海外に比べて報酬水準が低位にとどまっている日本において、報酬テーブルを大幅にアップする」もの。具体的には、各従業員に付与している“グレード”ごとの報酬水準をグローバル共通となるように数%〜約40%引き上げ、従来の役職手当などは廃止する。同時に、組織の働き方も見直す。全社視点で問題を発見し、部署に関わりなく課題を提起し合うフラットで機動性が高い組織作りを進める。

 社員の報酬改定に先駆けて、国内のパート、アルバイト(準社員)の時給は2022年9月時点で10〜30%引き上げている。

The post ファストリ、国内社員の年収を最大40%引き上げ 初任給30万円へ appeared first on WWDJAPAN.

2022年は新旧交代の年 理想的だったのは? 「今週の特集お届け隊」2023年1月2・9日合併号

 毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2023年1月2・9日合併号からの抜粋です)

村上:2022年を振り返りつつ、23年の展望を国内外のニュースや次世代富裕層、メタバースなどの切り口でまとめました。若い記者が点と点をつないで物事を見る視点を養う機会にもなればいいな。ニュースを時系列でまとめたページも作りましたが、年末のヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)を含めて、訃報が多い年でしたね。

井口:私はデザイナー周り以外の“海外ニュース”を振り返りましたが、CEOの交代もすごく多かったです。業績を回復できなかった引責退任が多いのですが、「オファーを受けていない」と言っていたプーマ(PUMA)のCEOが、その10日後にアディダス(ADIDAS)新CEOに指名されたのにはびっくりしました。

村上:ギャップ(GAP)やアンダーアーマー(UNDER ARMOUR)など、カジュアルやスポーツ企業でのCEO交代が多かったですね。二極化が進んでいて、やはり“中間”が厳しそう。「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」のようにセカンドラインがあるブランドにも、改めてファーストラインに注力する動きがあります。

井口:ラグジュアリーは、コロナ禍でも戦争が起こっても強いというのがはっきりしましたね。私がCEO交代で理想的だと思ったのは、リーバイス(LEVI’S)です。引き継ぎ期間を1年半設け、しかも後任は女性。チップ・バーグ(Chip Berg)CEOは11年間リーバイスを率いて、再上場も果たしましたが、退任も上手だなと感心しました。村上さんはいかがでしたか?

村上:僕はミラノのブランドが、若いデザイナーを起用して刷新を図っていたのが印象的でした。「フェラガモ(FERRAGAMO)」も「エトロ(ETRO)」もマネジメントやファミリーが結束して、新たに迎え入れた若いデザイナーを盛り上げようとしているムードを感じて、好感を持ちました。22年は世代交代、リニューアルが進んだ年で、資生堂、ポーラ・オルビス、カネボウ化粧品と、国内ビューティ企業のトップ交代も続きました。23年もまだまだこうした新陳代謝がありそうですね。

井口:そうですね。翻訳チームとしては、今年はよりタイムリーに記事を出していきたいです。シリアスなビジネス関連だけでなく、セレブなどのエンタメ性の高いネタも大事。うまくバランスをとっていきたいです。

The post 2022年は新旧交代の年 理想的だったのは? 「今週の特集お届け隊」2023年1月2・9日合併号 appeared first on WWDJAPAN.

イッセイ ミヤケが2月3日、銀座に新店舗 2拠点体制に

 イッセイ ミヤケは2月3日、東京・銀座に新たな店舗「イッセイ ミヤケ ギンザ / 442(ISSEY MIYAKE GINZA / 442)以下、442」をオープンする。

 442は4フロア構造で、面積は約450m²。なお、店名は住所にちなんだものだ。空間デザインは、三宅一生のもとでデザインを学んだデザイナー兼アーティストの吉岡徳仁が担当する。吉岡は、「空間を突き抜けるアルミニウムウオールに注目してほしい。環境に配慮したリサイクルアルミニウムと特殊な技術によって生み出される未来的店舗は、イッセイ ミヤケのフィロソフィーを映し出す」と話す。

 既存の銀座店は、「イッセイ ミヤケ ギンザ / 445(ISSEY MIYAKE GINZA / 445)以下、445」となる。こちらの空間デザインはグラフィックデザイナーの佐藤卓(たく)が手掛け、「白を基調としたミニマルな店舗になる」(イッセイ ミヤケ)という。また、445には展示空間「キューブ(CUBE)」を新設する。「デザインやアート、工芸にまつわる展示やイベントを行う」と言い、442のオープンに合わせてグラフィックデザイナー田中一光による「IKKO TANAKA ISSEY MIYAKE NO.6」を企画する。

 ブランドのすみ分けは、442が「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」「アイム メン(IM MEN)」「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ(PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE)」「オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISSE ISSEY MIYAKE)」「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ(A-POC ABLE ISSEY MIYAKE)」「バオ バオ イッセイ ミヤケ(BAO BAO ISSEY MIYAKE)」「グッド グッズ イッセイ ミヤケ(GOOD GOODS ISSEY MIYAKE)」「イッセイ ミヤケ パルファム(ISSEY MIYAKE PERFUMS)」「イッセイ ミヤケ ウオッチ(ISSEY MIYAKE WATCH)」「イッセイ ミヤケ アイズ(ISSEY MIYAKE EYES)」を、445が「132 5. イッセイ ミヤケ(132 5. ISSEY MIYAKE)」「ミー イッセイ ミヤケ(ME ISSEY MIYAKE)」「ハート(HAAT)」を扱う。

■イッセイ ミヤケ ギンザ / 442
オープン日:2月3日
時間:11:00〜20:00
住所:東京都中央区銀座4-4-2

■イッセイ ミヤケ ギンザ / 445
オープン日:2月3日
時間:11:00〜20:00
住所:東京都中央区銀座4-4-5

The post イッセイ ミヤケが2月3日、銀座に新店舗 2拠点体制に appeared first on WWDJAPAN.

オーガニックCBD配合のスキンケア「ニー」がデビュー ローションとオールインワンジェルを発売

 “ゆるめる、しずめる、ととのう”をコンセプトに掲げ、オーガニックCBDを配合するスキンケアブランド「ニー(NII)」が1月11日にデビューした。

 第1弾は、肌を柔らかくし有効成分の浸透を促すブースターローション“ニー スキンケア01”(50mL、税込6600円)と、長時間の保湿をかなえるオールインワンジェル“ニー スキンケア02”(100mL、税込8800円)を発売する。ともにシミを予防する成分に加え、保水力が高いヒアルロン酸や毛穴を引き締める植物エキスを配合。さらに独自処方で水溶化したオーガニックCBDを配合したことで、疲労感や心の不調、ホルモンの乱れ、不眠などへのアプローチが期待できる。

 予約販売は1月11日から、一般販売は1月23日から、ともにオンラインストアで購入可能だ。

The post オーガニックCBD配合のスキンケア「ニー」がデビュー ローションとオールインワンジェルを発売 appeared first on WWDJAPAN.